JP2005000647A - ペプタイザを含むゴルフボールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最上の性能および耐久性を有し、同時に製造が容易な、コア、中間層およびカバー層を含むゴルフボール、並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】不飽和重合体、架橋剤、および有機硫黄化合物の非金属塩であるペプタイザを含む組成物から成るゴルフボールは、許容できる圧縮値および反発係数を有し、そしてそれに関連して優れたゴルフボール性能を示す。このゴルフボールはそのコア、中間層およびカバー層に上記成分を組み込んでそれぞれの組成物を調製し、それをゴルフボール形状に成形し、そして圧縮成形、および熱エネルギーの適用または放射線照射により架橋を誘発させることによって容易に製造することができる。
【選択図】なし

Description

2003年6月9日にHyun Jim Kim、Hong Guk JeonおよびKelvin Tsugio Okamotoによって出願され、ここで言及することにより含められる、「ペプタイザを含むゴルフボール」と題される米国仮特許出願第60/476,985号に対して35 U.S.C. §119(e)の下で優先権が主張される。
本発明は、一般に、ペプタイザを含むゴルフボールに関する。特に、本発明は、コア、中間層およびカバーの中にペプタイザを含むゴルフボールに関する。本発明は、また、これらのゴルフボールを製造する方法にも関する。
ゴルフボールは、一般に、コアおよびそのコアを取り巻く少なくとも1つのカバー層を含む。ゴルフボールは2個構成ボール、多層ボールまたは巻回ボール(wound balls)と分類することができる。2個構成ボールは球形の内側コアおよび外側カバー層を含む。多層ボールはコア、カバー層および1つまたは2つ以上の中間(またはマントル)層を含む。中間層として多重層を挙げることができる。巻回ボールはコア、そのコアの周りに所望とされる直径になるまで張力下で巻かれたゴム糸、および典型的にはバラタ材料のカバー層を含む。
ゴルフボール層で使用される組成物の材料特性は、この用具の耐久性および性能を決定付ける際に重要である。例えば、ゴルフボールカバー層の組成は、ゴルフボールの耐久性、耐擦り傷性、スピード、剪断抵抗性、スピン速度、打球感(feel)および「クリック」(ゴルフクラブヘッドがボールを打ったときに生ずる音)を決定付ける際に重要である。可能な最も望ましい性能を有するボールを生み出すカバー層を作るために、異なる物理的性質を有する色々な材料が使用される。
例えば、多くの最新のカバー層は、軟質または硬質イオノマー樹脂、エラストマー樹脂またはこれら樹脂のブレンドを用いて作られる。ゴルフボールコアは、一般に、若干の既知金属の1種によって触媒されるポリブタジエンゴムを含む。ゴルフボールカバーで使用されるエラストマー樹脂には、利用できる多種多様な熱可塑性または熱硬化性エラストマーがある。バラタ、ポリウレタン(キャスト、熱硬化性および熱可塑性)およびイオノマーが、このカテゴリーで最も一般的に使用される3種の材料である。
カバー層以外の層もボールの性能に影響を有意に及ぼす。中間層の組成は、ボールのスピン速度、スピードおよび耐久性を決定付ける際に重要である。コアの組成およびその結果として得られる機械的性質は、ボールの反発係数(coefficient of restitution:C.O.R.)、即ちゴールのポストインパクト(post-impact)スピード対プレインパクト(pre-impact)スピードの比を決定付ける際に重要であって、それは打ったときのボールスピードと飛距離、並びにコアの圧縮(即ち、標準の力が加えられたときのボールの表面における変形の1つの尺度)に影響を及ぼす。上記で議論した性能因子に加えて、ゴルフボール組成物についてその処方を選ぶときは加工性も考慮される。耐久性および製造容易性に関してのこれらの同じ考慮点が、広範囲のスポーツ用具について当てはまる。
可能な最も望ましい性能を有するスポーツ用具を製造するために、異なる物理的性質を有する色々な材料が使用される。一般に、1種の材料で、ある1つの特定の成形加工用具品に重要な性質の全てを最上なものにすることはできない。ゴルフボールにとっては、打球感、スピード、スピン速度、レジリエンスおよび耐久性のような性質全てが重要であるが、ある特定の材料の使用によるこれら性質の1つについての改善は、しばしば、もう1つの性質を悪化に至らしめることがあり得るのである。例えば、ゴルフボールカバーは、理想的には、ボールスピード、飛距離または耐久性を犠牲にすることなく良好な打球感と制御性を有すべきである。ゴルフボールにおける共重合体イオノマーの広範な使用にもかかわらず、例えばボールカバーにおけるそれらの単独使用は不満足である可能性がある。良好な耐久性、制御性および打球感を与えるカバーは、高曲げモジュラスを有する共重合体イオノマー樹脂を用いるだけでは作ることが難しいだろう;得られるカバーが、同時に良好な飛距離および耐久性を有しながらも、ボールの低い制御性に通じる貧弱な打球感と低いスピン速度も有するからである。また、特定のエラストマー樹脂の単独使用は、貧弱な耐久性および低いボールスピードのような不満足な性質を有する組成物をもたらす可能性がある。ゴルフボールコアに関しては、これらのコアは、それらの圧縮にもかかわらず、打ったときにボール飛距離を最大にする可能な最高のC.O.R.を与えるように処方される。低い圧縮を示すコアはボール打球感を改善する手段となるものであるが、低いC.O.R.を示す傾向もある。
ゴルフボールコアは、一般に、硫黄化合物によって、またはペルオキシドと酸化亜鉛およびZDAまたはZDMAのようなアクリレートの金属塩との併用によって架橋されるポリブタジエンゴムを含む。これらの組成物はその性質を改善する手段となるものであるが、しかし諸材料をブレンドすることによってもゴルフボールに理想的な性質は達成されなかった。例えば、高C.O.R.は、それが前記のようにボール飛距離をより大きくする手段となるので好ましい。コア組成物に使用される硫黄化合物、ペルオキシドまたはアクリレート金属塩の装填レベルを上げると、C.O.R.が高くなることが知られている。しかし、これは、増加したコア圧縮にも至らしめるもので、結果としてさらに貧弱なボール打球感をもたらす。C.O.R.と圧縮との間のこの関係は、既知の活性化剤、架橋剤および補助架橋剤を用いては、限られた程度までしか調整することができない。
ゴルフボールを製造するに際しては、充填材および加工助剤のような色々な他の材料が使用されてきた。例えば、少量の化学的ペプタイザがゴルフボールコア中に組み込まれた。これらのペプタイザは、一般的には、ポリブタジエンゴムの軟化を機械的力、熱またはこれらの組み合わせの影響下で促進するために少量で使用される。これらペプタイザの使用は、それらの不存在下におけるよりも広い一連の活性な化学的成分および充填材の組成物中への配合を可能にする。これらのペプタイザは、また、これら組成物の加工処理をより容易にし、そしてまた加工処理温度をより低くする手段となる。
上記のことから見て、最上の性能および耐久性を与え、同時に製造の容易さを証明する改良されたゴルフボールのコア、中間層およびカバー層、並びにこれらのコア、中間層およびカバー層を製造する方法が必要とされていることは明らかである。本発明はこの必要を実現し、そして関連するさらなる利点を提供するものである。
本発明を体現する典型的なゴルフボールは、不飽和重合体、架橋剤およびペプタイザを有する組成物を含むもので、この場合そのペプタイザは有機硫黄化合物の非金属塩である。この組成物はゴルフボールのコア、中間層およびカバー層に組み込むことができ、そして最上の性能および耐久性を与えることができる。
本発明の他のさらに詳細な特長において、上記組成物は不飽和重合体100重量部につき約0.1重量部超、さらに好ましくは約0.2重量部超、最も好ましくは約0.5重量部超のペプタイザを含む。また、ペプタイザはペンタクロロチオフェノールの非金属塩である。加えて、ペプタイザはペンタクロロチオフェノールのアミン塩およびペンタクロロチオフェノールのアンモニウム塩より成る群から選ばれる。
本発明の他のさらに詳細な特長において、上記組成物は促進剤をさらに含む。この組成物は不飽和重合体100重量部につき約0.1〜約10重量部、さらに好ましくは約0.2〜約5重量部、最も好ましくは約0.5〜約1.5重量部の促進剤を含む。また、促進剤は2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2−メルカプトベンゾチアゾールの塩より成る群から選ばれる。加えて、この組成物は不飽和重合体100重量部につき約0.05〜約5重量部、さらに好ましくは約0.2〜約3重量部、最も好ましくは約0.5〜約1.5重量部の架橋剤を含む。
本発明の他のさらに詳細な特長において、上記不飽和重合体は、1,2−ポリブタジエン、シス−1,4−ポリブタジエン、トランス−1,4−ポリブタジエン、シス−ポリイソプレン、トランス−ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリブチレン、スチレン−ブタジエンゴム、スチレンとブタジエンとのブロック共重合体、スチレンとイソプレンとのブロック共重合体、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンおよびそれらの混合物より成る群から選ばれる。また、上記組成物はUV安定剤、光安定剤、酸化防止剤、着色剤、分散剤、離型剤、加工助剤および充填材より成る群から選ばれる成分をさらに含む。その成分が充填材である場合、その充填材は組成物の密度を調整する。また、充填材は酸化亜鉛、タングステンおよび硫酸バリウムより成る群から選ばれる。加えて、この組成物は不飽和重合体100重量部につき約10〜約80重量部の充填材を含む。さらに、この組成物は不飽和カルボン酸、その不飽和カルボン酸の金属塩およびそれらの混合物より成る群から選ばれる化合物を含む。この組成物は不飽和重合体100重量部につき約20〜約60重量部の上記化合物を含む。
本発明の他のさらに詳細な特長において、ゴルフボールは、コアおよびそのコアを覆うカバー層をさらに含み、ここで上記のコアおよびカバー層の少なくとも1つは前記組成物を含む。コアは内側コアおよびその内側コアを包んでいる外側コアを含む。このコアは液体形態の材料を含む。ゴルフボールの諸態様は、また、コアとカバー層との間に配置されたゴム糸の層を含む。ゴルフボールの追加の諸態様は、また、コア、そのコアを覆う少なくとも1つの中間層および最外中間層を覆うカバー層を含む。上記コア、上記の少なくとも1つの中間層および上記カバー層の内の少なくとも1つは前記組成物を含む。
本発明を体現するもう1つの典型的なゴルフボールは、不飽和重合体、架橋剤およびペプタイザを含む組成物を含み、この場合そのペプタイザは有機硫黄化合物の非金属塩である。この組成物は不飽和重合体100重量部につき約0.2〜約3重量部の架橋剤を含む。この組成物は不飽和重合体100重量部につき約0.1重量部超のペプタイザも含む。
本発明による1つの典型的な方法はゴルフボールを製造する方法である。この方法は、不飽和重合体、架橋剤、有機硫黄化合物の非金属塩であるペプタイザから組成物を調製し;そしてその組成物をゴルフボールに成形することを含む。この発明の他のさらに詳細な特長において、上記方法は上記組成物を圧縮成形して不飽和重合体の架橋を誘発し、および/または上記組成物に熱エネルギーを適用して架橋を誘発することを含む。この組成物は半殻(half shells)に成形され、そして上記方法はそれら半殻を圧縮成形することをさらに含む。
上記発明の他のさらに詳細な特長において、上記組成物を調製する工程は、組成物をタンブルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダーおよび2本ロール機より成る群から選ばれる装置を用いて乾式ブレンドすることを含む。また、この組成物を調製する工程は、組成物をロール機、密閉式ミキサー、押出機およびそれらの組み合わせより成る群から選ばれる装置を用いて混合することを含む。
本発明のその他の特長および利点は、好ましい態様に関する次の詳細な説明から明らかになるだろう。
(好ましい態様の詳細な説明)
本発明は、不飽和重合体、架橋剤、および有機硫黄化合物の非金属塩であるペプタイザを含む組成物を含んでいるゴルフボールにおいて具体化される。上記の不飽和重合体とペプタイザとの組み合わせは、ゴルフボールの反発係数(C.O.R.)および圧縮を高める手段となる。この不飽和重合体およびペプタイザはゴルフボールのカバー、中間層および/またはコアの中に存在することができる。本発明は、また、これら組成物を含むスポーツ用具、例えばゴルフボールを製造する方法にも存する。これらのゴルフボールは製造が容易であり、しかもそれらは広範囲の仕様および好ましい性能を満足するように要求通りに製造することができる。
本発明は、不飽和重合体、およびこの不飽和重合体100重量部につき約0.1〜約5重量部のペプタイザを含む組成物を含んでいるゴルフボールのコア、中間層およびカバー層(ひとまとめにしてボール層)を包含する。さらに好ましくは、ボール組成物は不飽和重合体100重量部につき約0.2〜約4重量部、最も好ましくは約0.5〜約3重量部のペプタイザを含む。
ペプタイザは、不飽和重合体の加工処理中における架橋を抑制する化学薬品と定義することができる。ペプタイザは、さらに、架橋が始まるときに不飽和重合体の架橋に関与することができる。ペプタイザは有機硫黄化合物の非金属塩から成る。有機硫黄化合物の例に次のものがある:ペンタクロロチオフェノール、4−ブチル−o−チオクレゾール、4−t−ブチル−p−チオクレゾールおよび2−ベンズアミドチオフェノールのようなチオフェノール、およびチオ安息香酸のようなチオカルボン酸、並びに4,4’−ジチオジモルホリン。有機硫黄化合物の非金属塩の例に、上記のチオフェノールおよびチオカルボン酸のアミン塩またはアンモニウム塩がある。アミン塩のアミン部分は既知のどんなアミンであってもよい。さらに明確に述べると、アミンは、他の官能基を含んでいてもよいアルキル、アリールまたはアラルキル置換基を有するモノアミン、ジアミンまたはポリアミンであることができる。さらに、アミンは第一、第二または第三アミンであることができる。第二または第三アミンは2個以上の同一置換基を有していてもよいし、或いは置換基の各々が異なっていてもよい。上記非金属塩は不飽和重合体への添加に先立って製造することもできるし、或いはゴムのブレンド中にその場で生成させることもできる。好ましいペプタイザにペンタクロロチオフェノールのアンモニウム塩がある。非金属塩ペプタイザは単独でも、或いは2種以上のペプタイザの混合物としても使用可能である。
本発明のゴルフボール組成物は、1つまたは2つ以上の種類の内の1種または2種以上の促進剤を含んでいることが可能である。不飽和重合体に加えられる促進剤は、加硫速度を高め、および/または不飽和重合体の加硫温度を下げる。促進剤は、メルカプト−、スルフェンアミド−、チウラム、ジチオカルバメート、ジチオカルバミルスルフェンアミド、ザンテート、グアニジン、アミン、チオ尿素およびジチオホスフェート促進剤を含めて、ゴムの加工処理のために知られている任意の種類のものであることができる。特定の商業的促進剤を挙げると、ドイツ、LeverkusenのBayer AGが市販するVulkacit Mercapto C、Mercapto MGC、Mercapto ZM-5および同ZM、日本、東京都のOuchisinko Chemical Industrial Company, Ltd.が市販するNoceler M、Noceler MZおよびNoceler M-60、並びにオハイオ州、AkronのAkrochem Corporationが市販するMBTおよびZMBTのような2−メルカプトベンゾチアゾールおよびその金属塩または非金属塩がある。商業的に入手できるさらに完全なリストは、The Vanderbilt Rubber Handbook、第13版(R. T. Vanderbilt Co.、1990年)、第296−330頁、Encyclopedia of Polymer Science and Technology、第12巻(John Wiley & Sons社、1970年)、第258−259頁、およびRubber Technology Handbook(Hanser/Gardner Publications社、1980年)、第234−236頁に与えられている。好ましい促進剤に2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)およびその塩がある。上記ボール組成物は、不飽和重合体100重量部につき約0.1〜約10重量部の促進剤をさらに含むことができる。さらに好ましくは、このボール組成物は、不飽和重合体100重量部につき約0.2〜約5重量部、最も好ましくは約0.5〜約1.5重量部の促進剤をさらに含むことができる。
本発明のゴルフボールにおける使用に適した不飽和重合体として、不飽和を有する、炭化水素か非炭化水素のいずれかの、熱的に、化学的に、放射線で、またはこれら方法の組み合わせで開始される架橋反応に関与することが可能な任意の高分子材料が挙げられる。適した不飽和重合体の非限定例を挙げると、1,2−ポリブタジエン、シス−1,4−ポリブタジエン、トランス−1,4−ポリブタジエン、シス−ポリイソプレン、トランス−ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリブチレン、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ニトリルゴム、シリコーンゴムおよびポリウレタン、並びにこれらの混合物がある。
基材ゴムは、従来の1個構成ゴルフボール、および多層ゴルフボールのコアで一般に用いられる任意のゴムであることができる。ポリブタジエンゴム、特に少なくとも40モル%、さらに好ましくは80〜100モル%のシス−1,4−結合を含んでいるポリ(1,4−ブタジエン)ゴムが、それらの高い反発レジリエンス、押出成形性および高い加硫後強度の故に好ましい。これらのポリ(1,4−ブタジエン)ゴムは、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴムまたはそれらに類するゴムとブレンドすることができる。基材ゴム中には少なくとも80重量%のポリ(1,4−ブタジエン)ゴムが存在すべきである;それより少ないポリ(1,4−ブタジエン)ゴムを含む基材ゴムは、ポリブタジエンゴムの反発レジリエンスを利用できないことが多いからである。
色々なタクチシティ、結晶化度および分子量の結果として大幅に変わる物理的性質を有する多くの異なるタイプの1,2−ポリブタジエンが存在する。色々なタクチシティを有する1,2−ポリブタジエン―その全てが不飽和重合体として本発明での使用に適している―の例は、アタクチック1,2−ポリブタジエン、アイソタクチック1,2−ポリブタジエンおよびシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンである。シンジオタクチック重合体は互いの鏡像異性体である交互基本単位を含む。これらの1,2−ポリブタジエンは、また、結晶性を本質的に欠く非晶質の1,2−ポリブタジエンから、構造中に異なる結晶化度を有する半結晶性の1,2−ポリブタジエンまでの範囲に及ぶそれらの結晶化度によって区別される。これらの1,2−ポリブタジエンの分子量は大幅に変わることができる。タクチシティ、結晶化度および分子量の色々な組み合わせは、非常に異なる加工性、並びに他の化学的、熱的、機械的およびレオロジー的性質を有する多くの異なるタイプの1,2−ポリブタジエンに備えてのものである。
本発明の範囲内の組成物において、不飽和重合体として使用するのに適した結晶化度を有するシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンは、ブタジエンの1,2−付加により重合される。本発明の範囲内のゴルフボールは、結晶性、および約70%超の1,2−結合、さらに好ましくは約80%超の1,2−結合、最も好ましくは約90%超の1,2−結合を有するシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを含む。また、本発明の範囲内のゴルフボールは、約5〜約50%、さらに好ましくは約10〜約40%、最も好ましくは約15〜約30%の結晶化度を有するシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを含む。加えて、本発明の範囲内のゴルフボールは、結晶性、および約10,000〜約350,000、さらに好ましくは約50,000〜約300,000、それよりさらに好ましくは約80,000〜約200,000、最も好ましくは約10,000〜約150,000の平均分子量を有するシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを含む。本発明の範囲内のゴルフボールにおいて使用するための結晶化度を有する適したシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンの例は、日本、東京都のJSR Corporationによって商標名RB810、RB820およびRB830で販売されるものである。これらは90%超の1,2−結合、およそ120,000の平均分子量および約15〜約30%の結晶化度を有する。
不飽和カルボン酸の金属塩が補助架橋剤としてゴムとブレンドされる。これら金属塩の例に、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸およびフマル酸のような3〜8個の炭素原子を有する不飽和脂肪酸の亜鉛およびマグネシウム塩があり、アクリル酸およびメタクリル酸の亜鉛塩が最も好ましい。この不飽和カルボン酸金属塩は、前もって形成した金属塩としてか、またはα,β−不飽和カルボン酸と金属酸化物または同水酸化物をゴム組成物中に導入し、そしてそれらをそのゴム組成物中で反応させて金属塩を形成することによるかのいずれかでゴム中にブレンドすることができる。不飽和カルボン酸金属塩は所望とされる任意の量で、好ましくは不飽和重合体100重量部につき約20〜約60重量部の不飽和カルボン酸量でブレンドすることができる。
本発明のゴルフボールにおける使用に適した架橋剤に、任意の硫黄化合物、ペルオキシドまたは他の既知の化学的架橋剤、並びにこれらの混合物がある。適した架橋剤の非限定例に、第一、第二または第三脂肪族または芳香族ペルオキシドがある。2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンおよび1,4−ジ(2−t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼンのような2個以上のペルオキシ基を含むペルオキシドが使用できる。対称および非対称の両ペルオキシド、例えばt−ブチルペルベンゾエートおよびt−ブチルクミルペルオキシドが使用できる。カルボキシル基を含むペルオキシドも適している。本発明で架橋剤として使用されるペルオキシドの分解は、熱エネルギー、剪断、放射線照射、他の化学薬品との反応またはこれらの任意の組み合わせによって引き起こすことができる。本発明では均一(homolytically)または不均一分解性(heterolytically decomposed)の両ペルオキシドが使用できる。適したペルオキシドの非限定例に次のものがある:ジアセチルペルオキシド;ジ−t−ブチルペルオキシド;ジベンゾイルペルオキシド;ジクミルペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン;1,4−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン;t−ブチルペルオキシベンゾエート;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3;コネチカット州、NorwalkのR. T. Vanderbilt Co. Inc.によって市販されるVarox 231-XLのような1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;およびジ(2,4−ジクロロベンゾイル)ペルオキシド。架橋剤は、不飽和重合体100重量部につき約0.05〜約5重量部、さらに好ましくは約0.2〜約3重量部、最も好ましくは約0.5〜約1.5重量部の架橋剤量でブレンドすることができる。
化学的架橋剤の使用の外に、本発明の組成物の放射線に対する曝露も架橋手段としての役に立ち得る。放射線は、マイクロ波若しくはガンマー線装置または電子線装置を用いることを含めて任意の既知の方法によって、不飽和重合体とペプタイザとの混合物に適用することができる。
本発明の組成物は、また、充填材も含むことができる。充填材の好ましい例に酸化亜鉛および酸化マグネシウムのような金属酸化物がある。充填材は基材ゴム100重量部につき約10〜約80重量部の量でブレンドすることができる。所望とされるならば、このゴム組成物は、さらに、可塑剤、酸化防止剤、および1個構成ボール、または多層ボールのコアの製造において一般に用いられる任意の添加剤を含むことができる。これら材料についての適切な量は、過度の実験なしに容易に決めることができる。
本発明の範囲内のゴルフボールは、上記で調合されたゴム組成物を所望の大きさの球体--即ち、1個構成ボールの場合はボールまたは多層ボールの場合はコア--に成形し、そしてそのゴムを加熱により加硫することによって製造することができる。これら球体の製造は通常の方法および製造条件に一致している。
上記で議論した材料に加えて、本発明の範囲内の組成物は1種または2種以上の重合体を含むことができる。本発明における使用に適した追加重合体の例を挙げると、限定されるものではないが、次のものがある:熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー、合成ゴム、熱可塑性加硫物、共重合体イオノマー、三元共重合体イオノマー、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリアミド、共重合体ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルアルコール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアリーレート、ポリアクリレート、ポリフェニレンエーテル、耐衝撃性改良ポリフェニレンエーテル、高耐衝撃性ポリスチレン、ジアリルフタレート重合体、メタロセン触媒重合体、スチレン−アクリロニトリル(SAN)共重合体(オレフィン変性SAN共重合体およびアクリロニトリル−スチレン−アクリロニトリル共重合体を含む)、スチレン−無水マレイン酸(S/MA)共重合体、スチレン系共重合体、官能化スチレン系共重合体、官能化スチレン系三元共重合体、スチレン系三元共重合体、セルロース重合体、液晶重合体(LCP)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ尿素およびポリシロキサン、またはこれら種のメタロセン触媒重合体。本発明の範囲内の組成物において追加材料として使用するのに適したポリアミドには、また、(1)(a)シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸または1,4−シクロヘキサンジカルボン酸のようなジカルボン酸と、(b)エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン若しくはデカメチレンジアミン、1,4−シクロヘキシルジアミンまたはm−キシリレンジアミンのようなジアミンとの重縮合;(2)ε−カプロラクタムまたはω−ラウロラクタムのような環状ラクタムの開環重合;(3)6−アミノカプロン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸または12−アミノドデカン酸のようなアミノカルボン酸の重縮合;または(4)環状ラクタムとジカルボン酸およびジアミンとの共重合によって得られる樹脂もある。適したポリアミドの特定の例に、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、共重合ナイロン、ナイロンMXD6およびナイロン46がある。
本発明の範囲内の組成物において追加材料として使用するのに適した他の好ましい材料に、韓国のSK Chemicals社によって商標名SKYPELで販売されるポリエステルエラストマー、または日本、倉敷市のクラレ株式会社によって商標名SEPTONで、および英国、ChesterのKraton Polymers Group of Companiesによって商標名KRATONで販売されるジブロック若しくはトリブロック共重合体がある。上に挙げた材料は、全て、本発明の範囲内で製造されるボール層に特定の強化を与える手段となり得るものである。
イオノマーも本発明の範囲内の組成物へのブレンドによく合っている。適したイオノマー重合体(即ち、共重合体タイプまたは三元共重合体タイプのイオノマー)に、α−オレフィン/不飽和カルボン酸共重合体タイプのイオノマー樹脂または同三元共重合体タイプのイオノマー樹脂がある。共重合体イオノマーは、α−オレフィンと3〜8個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部分を金属イオンで中和することによって得られる。適したα−オレフィンの例としてエチレン、プロピレン、1−ブテンおよび1−ヘキセンが挙げられる。適した不飽和カルボン酸の例を挙げると、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α−クロロアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸およびイタコン酸がある。共重合体イオノマーには、上記で議論した一価または二価カチオンにより中和された、色々な酸含有量および酸中和度を有するイオノマーがある。
三元共重合体イオノマーは、α−オレフィンと3〜8個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボン酸と、2〜22個の炭素原子を有するα,β−カルボキシレートとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部分を金属イオンで中和することによって得られる。適したα−オレフィンの例としてエチレン、プロピレン、1−ブテンおよび1−ヘキセンが挙げられる。適した不飽和カルボン酸の例を挙げると、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α−クロロアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸およびイタコン酸がある。三元共重合体イオノマーには、上記で議論した一価または二価カチオンにより中和された、色々な酸含有量および酸中和度を有するイオノマーがある。適したイオノマー樹脂の例を挙げると、デラウエア州、WilmingtonのE. I. du Pont de Nemours & Company製の商標名SURLYN、およびテキサス州、IrvingのExxon Mobile Corporation製の商標名IOTEXで販売されるものがある。
シリコーン材料も本発明の範囲内の組成物へのブレンドによく合っている。これらは、追加の強化用充填材を有しまたは有しない単量体、オリゴマー、プレポリマーまたはポリマーであることができる。適している1つのタイプのシリコーン材料は少なくとも1個のアルケニル基を含んでいることができ、その少なくとも1個のアルケニル基はそれらの分子中に少なくとも2個の炭素原子を有する。これらのアルケニル基の例に、限定されるものではないが、ビニル、アリル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニルおよびデセニルがある。このアルケニル官能基は、シリコーン構造の一方の末端または両末端を含めてその構造の任意の場所にあることができる。この成分中の残り(即ち、非アルケニル)のケイ素結合有機基は、脂肪族不飽和を含んでいない炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基から独立に選ばれる。これらの非限定例に次のものがある:メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルのようなアルキル基;シクロヘキシルおよびシクロヘプチルのようなシクロアルキル基;フェニル、トリルおよびキシリルのようなアリール基;ベンジルおよびフェネチルのようなアラルキル基;並びに3,3,3−トリフルオロプロピルおよびクロロメチルのようなハロゲン化アルキル基。本発明における使用に適したもう1つのタイプのシリコーン材料は、脂肪族不飽和を欠く炭化水素基を有するものである。本発明の組成物を製造する際に使用するのに適したシリコーンの特定の例に次のものがある:トリメチルシロキシ−末端封鎖ジメチルシロキサン−メチルヘキセニルシロキサン共重合体;ジメチルヘキセニルシロキシ−末端封鎖ジメチルシロキサン−メチルヘキセニルシロキサン共重合体;トリメチルシロキシ−末端封鎖ジメチルシロキサン−メチルビニルシロキサン共重合体;トリメチルシロキシ−末端封鎖メチルフェニルシロキサン−ジメチルシロキサン−ジメチルビニルシロキサン共重合体;ジメチルビニルシロキシ−末端封鎖ジメチルポリシロキサン;ジメチルビニルシロキシ−末端封鎖ジメチルシロキサン−メチルビニルシロキサン共重合体;ジメチルビニルシロキシ−末端封鎖メチルフェニルポリシロキサン;ジメチルビニルシロキシ−末端封鎖メチルフェニルシロキサン−ジメチルシロキサン−メチルビニルシロキサン共重合体;および少なくとも1つの末端基がジメチルヒドロキシシロキシである上に挙げた共重合体。本発明の範囲内の組成物における使用に適した商業的に入手できるシリコーンを挙げると、ミシガン州、MidlandのDow Corning Corp.によるSilastic、ニューヨーク州、WaterfordのGE Silicones社によるBlensil、およびミシガン州、AdrianのWacker Silicones社によるElastosilがある。
他のタイプの共重合体も本発明の範囲内の組成物に加えることができる。エポキシ単量体を含む、本発明の範囲内での使用に適している共重合体の例に、ポリブタジエンブロックがエポキシ基を含んでいるスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、およびポリイソプレンブロックがエポキシを含んでいるスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体がある。これらのエポキシ官能性共重合体の商業的に入手できる例を挙げると、日本、大阪府のダイセル化学工業株式会社によって販売されるESBS A1005、ESBS A1010、ESBS A1020、ESBS AT018およびESBS AT019がある。
本発明の範囲内のゴルフボールは、また、ゴルフボール組成物において一般に用いられる1種または2種以上の追加の成分を適切な量で含むことができる。添加剤および安定剤のような特定の機能を達成するために与えられる薬剤が存在することができる。適した成分を挙げると、着色剤、UV安定剤、光安定剤、酸化防止剤、分散剤、離型剤、加工助剤および充填材がある。本発明の組成物は、例えば二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫化亜鉛または酸化亜鉛のような無機充填材を含むことができる。追加の充填材、例えば酸化亜鉛、硫酸バリウム、タングステン、または基材重合体樹脂よりも高い密度を有する他の任意の金属粉末は、組成物に追加の密度を付与するように選ぶことができる。連続か、または不連続のいずれかの、任意の有機または無機繊維も組成物中に存在することができる。これらの1例はシリカ含有充填材であって、それは少なくとも約10m/グラムの比表面積を有する煙霧および沈降形態のシリカ、シリカエーロゾルおよび二酸化チタンのような微細な熱安定性のある鉱物から選ばれるのが好ましい。
前記の不飽和重合体、ペプタイザ、促進剤、および架橋剤を含めて他の添加剤は、適切と思うならば、それらを溶融しまたは溶融することなく一緒に混合して本発明のゴルフボールを形成することができる。この組成物を混合するのに、タンブルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダーまたは2本ロール機のような乾式ブレンド装置が用い得る。不飽和重合体、ペプタイザおよび促進剤を架橋剤と一緒に混合することもできるし、或いは混練不飽和重合体に各添加剤を適切な順序で、例えばペプタイザ、次いで促進剤、その次に架橋剤という順序で加えることもできる。本発明のゴルフボール組成物は、ロール機、密閉式ミキサー、押出機またはこれらの組み合わせを用いて、溶融を引き起こすために熱エネルギーを適用しまたは適用せずに混合することができる。これらの組成物を製造するもう1つの方法においては、ペプタイザおよび/または架橋剤を、乾式ブレンド法、ロール練り法または溶融混合法を用いて、不飽和重合体にコンセントレートの一部として加えることができる。放射線が架橋手段であるとき、不飽和重合体およびペプタイザを含む混合物には、混合に続いて、ボールのコアのような成形品に形成している間または形成後に放射線照射することができる。
本発明の範囲内のゴルフボールを製造する1つの好ましい方法は、前記組成物のコア、中間層またはカバーを、常温成形用金型に、不飽和重合体の多量の架橋を誘発させることなく射出成形することを含む。このプロセスからの生成物は、次いで、熱エネルギーの使用により不飽和重合体の部分的または完全な架橋を誘発させるために圧縮成形される。もう1つの好ましい方法では、前記組成物を金型中に配置されているコアの周りに注入するために射出成形法が用いられ、そしてその組成物中に熱エネルギーが架橋を誘発させるために適用される。さらにもう1つの好ましい方法において、不飽和重合体、ペプタイザおよび架橋剤の中間層およびカバーは、その混合物を半殻として射出成形することによって製造することができる。それら半殻は、次に、コアの周りに配置され、そして圧縮成形される。熱と圧力がまずその組成物を溶融させてそれら2つの半殻を一緒にシールし、完全な層を形成する。追加の熱エネルギーがその不飽和重合体の架橋を誘発する。もう1つの好ましい方法では、不飽和重合体とペプタイザとの半殻が製造される。これら半殻を架橋剤で被覆し、そしてそれらをコアの周囲に圧縮成形して層を形成し、かつ架橋を誘発させる。もう1つの好ましい方法において、不飽和重合体およびペプタイザを含む層がコアの周りに配置されて層を形成する。次いで、この層を架橋剤で被覆し、そしてそれを圧縮成形して架橋を誘発させる。カバー層を形成するためにこの方法を用いるとき、この方法の1つの好ましい態様は、射出成形法を用いてカバー層を作り、そしてそのカバー層の表面にディンプルを形成し、同時に、射出成形中にその層の完全または部分的架橋を誘発させることを含む。別法として、ディンプルのないカバー層を射出成形法を用いて形成することができ、その後にそのカバー層を圧縮成形してディンプルを形成し、また完全または部分的架橋を誘発させる。
実施例1
本発明の範囲内のゴルフボールにおける使用に適する、直径1.58インチの一連のボールコアを作成した。これらのコアは各々500gの主としてシス−1,4−ポリブタジエンゴムを含んでいた。さらに、これらのコアは86.25gの酸化亜鉛、175gの亜鉛ジアクリレート、および選択された量のVarox 231XLを含んでいた。最後に、一部のコアはペンタクロロチオフェノール(PCTP)、またはPCTPと炭酸アンモニウムとの反応によって生成せしめられたPCTPのアンモニウム塩を選択された量で含んでいた。これらコアの詳細な組成情報は以下の表1に与えられている。これらコアを180℃において7分間圧縮成形した。次いで、それらの試料を1日後にC.O.R.および圧縮について試験した。
Figure 2005000647
最上の結果は、40〜80の範囲のAtti圧縮値と共に、C.O.R.値ができるだけ高いことを必要とする。上記試験の結果は、ペプタイズ化(peptized)組成物に対する有機硫黄化合物のアミン塩の添加は上記のC.O.R.値を保持しつつ圧縮値を所望範囲まで低下させることを示している。例えば、PCTPのアンモニウム塩を含んでいるコア2は56のコア圧縮値を有していたが、これは参照コア1の88という圧縮値からの圧縮値の劇的低下である。
実施例2
本発明の範囲内のゴルフボールにおける使用に適する、直径1.58インチの一連のボールコアを作成した。これらのコアは各々500gの主としてシス−1,4−ポリブタジエンゴムおよび5.25gのをVarox 231XL架橋剤を含んでいた。さらに、これらのコアは86.25gの酸化亜鉛および175gの亜鉛ジアクリレートを含んでいた。最後に、これらコアの一部はペンタクロロチオフェノール(PCTP)、またはPCTPと炭酸アンモニウムまたは酢酸アンモニウムとの反応によって生成せしめられたPCTPのアンモニウム塩を選択された量で含んでいた。これらコアの詳細な組成情報は以下の表2に与えられている。これらコアを180℃において7分間圧縮成形した。次いで、それらの試料を1日後にC.O.R.および圧縮について試験した。

Figure 2005000647
前記のように、最上の結果は、40〜80の範囲のAtti圧縮値と共に、C.O.R.値ができるだけ高いことを必要とする。上記試験の結果は、PCTPのアミン塩は圧縮値を所望範囲内に保持しつつC.O.R.値を高めることを示している。例えば、PCTPのアンモニウム塩を含んでいるコア2および3はそれぞれ0.802および0.800のC.O.R.値を有していたが、この2つの値は参照コア1の0.793というC.O.R.値より高かった。
実施例3
本発明の範囲内のゴルフボールにおける使用に適する、直径1.58インチの一連のボールコアを作成した。これらのコアは各々500gの主としてシス−1,4−ポリブタジエンゴムを含んでいた。これらコアの全ては、また、選択された量の酸化亜鉛、亜鉛ジアクリレートおよびVarox 231XLも含んでいた。最後に、これらコアの一部はペンタクロロチオフェノール(PCTP)、またはPCTPと炭酸アンモニウムとの反応によって生成せしめられたPCTPのアンモニウム塩、およびNocceler M60促進剤を選択された量で含んでいた。これらコアの詳細な組成情報は以下の表3に与えられている。これらコアを180℃において5分間圧縮成形した。次いで、それらの試料を1日後にC.O.R.および圧縮について試験した。
Figure 2005000647
もう一度、最上の結果は、40〜80の範囲のAtti圧縮値と共に、C.O.R.値ができるだけ高いことを必要とする。上記試験の結果は、ペプタイズ化組成物に対する促進剤の添加は圧縮値を高め、かつ圧縮値を所望範囲内に調整可能にすることを示している。例えば、Nocceler M60を含んでいるコア3および5はそれぞれ44および71のコア圧縮値を有していたが、これはコア2および4のそれぞれ35および63という圧縮値からの圧縮値の劇的増加を示す。コア2のコア1に対する比較は、また、PCTPのアミン塩は対PCTPでC.O.R.値および圧縮値を高めたことを示している。
上記のデータは、(圧縮値の調整による)打球感の改善が飛距離を改善(C.O.R.値を保持)しつつ達成され得ることを示している。従来、卓越したC.O.R.値を許容できないほど高い圧縮値と共に与えたコア組成物が、今や、有機硫黄化合物の非金属塩であるペプタイザを恐らくは促進剤と共に含むように調合することができ、その結果許容できるC.O.R.値に加えて許容できる圧縮値を有する組成物がもたらされるので、上記のことはゴルフボールの製造においてすばらしい順応性を可能にするものである。さらに、従来許容できるC.O.R.値を与えたが、圧縮値が低かったコア組成物は、今や、促進剤を含むように調合することができ、そのため得られる組成物は許容できるC.O.R.値に加えて許容できる圧縮値を有する。
本発明の上記の詳細な説明は例示の目的から与えられるものであって、本発明を余すところなく示そうとするものでも、或いは本発明を開示された特定の態様に限定しようとするものでもない。これらの態様は、本発明の鍵となる特長を満足させるために用いられる構成に応じて異なる能力および利益を与えることができる。従って、本発明の範囲は添付特許請求の範囲によってのみ定義される。

Claims (50)

  1. 次の:
    不飽和重合体;
    架橋剤;および
    有機硫黄化合物の非金属塩であるペプタイザ
    を含む組成物を含んでいるゴルフボール。
  2. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.1重量部より多いペプタイザを含む、請求項1記載のゴルフボール。
  3. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.2重量部より多いペプタイザを含む、請求項1記載のゴルフボール。
  4. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.5重量部より多いペプタイザを含む、請求項1記載のゴルフボール。
  5. ペプタイザがペンタクロロチオフェノールの非金属塩である、請求項1記載のゴルフボール。
  6. ペプタイザがペンタクロロチオフェノールのアミン塩およびペンタクロロチオフェノールのアンモニウム塩より成る群から選ばれる、請求項1記載のゴルフボール。
  7. 組成物が促進剤をさらに含む、請求項1記載のゴルフボール。
  8. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.1〜約10重量部の促進剤を含む、請求項7記載のゴルフボール。
  9. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.2〜約5重量部の促進剤を含む、請求項7記載のゴルフボール。
  10. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.5〜約1.5重量部の促進剤を含む、請求項7記載のゴルフボール。
  11. 促進剤が2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2−メルカプトベンゾチアゾールの塩より成る群から選ばれる、請求項7記載のゴルフボール。
  12. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.05〜約5重量部の架橋剤を含む、請求項1記載のゴルフボール。
  13. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.2〜約3重量部の架橋剤を含む、請求項1記載のゴルフボール。
  14. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.5〜約1.5重量部の架橋剤を含む、請求項1記載のゴルフボール。
  15. 不飽和重合体が、1,2−ポリブタジエン、シス−1,4−ポリブタジエン、トランス−1,4−ポリブタジエン、シス−ポリイソプレン、トランス−ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリブチレン、スチレン−ブタジエンゴム、スチレンとブタジエンとのブロック共重合体、スチレンとイソプレンとのブロック共重合体、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンおよびそれらの混合物より成る群から選ばれる、請求項1記載のゴルフボール。
  16. 組成物がUV安定剤、光安定剤、酸化防止剤、着色剤、分散剤、離型剤、加工助剤および充填材より成る群から選ばれる成分をさらに含む、請求項1記載のゴルフボール。
  17. 成分が組成物の密度を調整する充填材である、請求項16記載のゴルフボール。
  18. 成分が酸化亜鉛、タングステンおよび硫酸バリウムより成る群から選ばれる充填材である、請求項16記載のゴルフボール。
  19. 成分が充填材であり、そして組成物が不飽和重合体100重量部につき約10〜約80重量部の充填材を含む、請求項16記載のゴルフボール。
  20. 組成物が不飽和カルボン酸、その不飽和カルボン酸の金属塩およびそれらの混合物より成る群から選ばれる化合物をさらに含む、請求項1記載のゴルフボール。
  21. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約20〜約60重量部の化合物を含む、請求項20記載のゴルフボール。
  22. 次の:
    コア;および
    上記コアを覆うカバー層
    をさらに含み、ここで上記のコアおよびカバー層の少なくとも1つは前記組成物を含む、請求項1記載のゴルフボール。
  23. コアが:
    内側コア;および
    上記内側コアを包んでいる外側コア
    を含む、請求項22記載のゴルフボール。
  24. コアが液体形態の材料を含む、請求項22記載のゴルフボール。
  25. コアとカバー層との間に配置されたゴム糸の層をさらに含む、請求項22記載のゴルフボール。
  26. 次の:
    コア;
    上記コアを覆う少なくとも1つの中間層;および
    最外中間層を覆うカバー層
    をさらに含み、ここで上記コア、上記の少なくとも1つの中間層および上記カバー層の内の少なくとも1つは前記組成物を含む、請求項1記載のゴルフボール。
  27. 次の:
    不飽和重合体;
    架橋剤;および
    ペプタイザ
    を含む組成物を含んでいるゴルフボールであって、
    上記ペプタイザが有機硫黄化合物の非金属塩であり、
    上記組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.2〜約3重量部の架橋剤を含み、そして
    上記組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.1重量部より多いペプタイザを含む
    上記のゴルフボール。
  28. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約0.5重量部より多いペプタイザを含む、請求項27記載のゴルフボール。
  29. ペプタイザがペンタクロロチオフェノールの非金属塩である、請求項27記載のゴルフボール。
  30. ペプタイザがペンタクロロチオフェノールのアミン塩およびペンタクロロチオフェノールのアンモニウム塩より成る群から選ばれる、請求項27記載のゴルフボール。
  31. 2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2−メルカプトベンゾチアゾールの塩より成る群から選ばれる促進剤をさらに含む、請求項27記載のゴルフボール。
  32. 不飽和重合体が、1,2−ポリブタジエン、シス−1,4−ポリブタジエン、トランス−1,4−ポリブタジエン、シス−ポリイソプレン、トランス−ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリブチレン、スチレン−ブタジエンゴム、スチレンとブタジエンとのブロック共重合体、スチレンとイソプレンとのブロック共重合体、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンおよびそれらの混合物より成る群から選ばれる、請求項27記載のゴルフボール。
  33. 組成物がUV安定剤、光安定剤、酸化防止剤、着色剤、分散剤、離型剤、加工助剤および充填材より成る群から選ばれる成分をさらに含む、請求項27記載のゴルフボール。
  34. 成分が組成物の密度を調整する充填材である、請求項33記載のゴルフボール。
  35. 成分が酸化亜鉛、タングステンおよび硫酸バリウムより成る群から選ばれる充填材である、請求項33記載のゴルフボール。
  36. 成分が充填材であり、そして組成物が不飽和重合体100重量部につき約10〜約80重量部の充填材を含む、請求項33記載のゴルフボール。
  37. 組成物が不飽和カルボン酸、その不飽和カルボン酸の金属塩およびそれらの混合物より成る群から選ばれる化合物をさらに含む、請求項27記載のゴルフボール。
  38. 組成物が不飽和重合体100重量部につき約20〜約60重量部の化合物を含む、請求項37記載のゴルフボール。
  39. 次の:
    コア;および
    上記コアを覆うカバー層
    をさらに含み、ここで上記のコアおよびカバー層の少なくとも1つは前記組成物を含む、請求項27記載のゴルフボール。
  40. コアが:
    内側コア;および
    上記内側コアを包んでいる外側コア
    を含む、請求項39記載のゴルフボール。
  41. コアが液体形態の材料を含む、請求項39記載のゴルフボール。
  42. コアとカバー層との間に配置されたゴム糸の層をさらに含む、請求項39記載のゴルフボール。
  43. 次の:
    コア;
    上記コアを覆う少なくとも1つの中間層;および
    最外中間層を覆うカバー層
    をさらに含み、ここで上記コア、上記の少なくとも1つの中間層および上記カバー層の内の少なくとも1つは前記組成物を含む、請求項27記載のゴルフボール。
  44. ゴルフボールを製造する方法であって、次の:
    不飽和重合体;
    架橋剤;および
    有機硫黄化合物の非金属塩であるペプタイザ
    を用意し:
    上記の不飽和重合体、架橋剤およびペプタイザから組成物を調製し;そして
    上記組成物をゴルフボールに成形する
    ことを含む上記の方法。
  45. 組成物を圧縮成形して不飽和重合体の架橋を誘発することをさらに含む、請求項44記載の方法。
  46. 組成物に熱エネルギーを適用して架橋を誘発することをさらに含む、請求項44記載の方法。
  47. 組成物を半殻に成形する、請求項44記載の方法。
  48. 半殻を圧縮成形することをさらに含む、請求項47記載の方法。
  49. 組成物を調製する工程が、その組成物をタンブルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダーおよび2本ロール機より成る群から選ばれる装置を用いて乾式ブレンドすることを含む、請求項44記載の方法。
  50. 組成物を調製する工程が、その組成物をロール機、密閉式ミキサー、押出機およびそれらの組み合わせより成る群から選ばれる装置を用いて混合することを含む、請求項44記載の方法。
JP2004141885A 2003-06-09 2004-05-12 ペプタイザを含むゴルフボールおよびその製造方法 Pending JP2005000647A (ja)

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