JPH08103515A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JPH08103515A
JPH08103515A JP6270465A JP27046594A JPH08103515A JP H08103515 A JPH08103515 A JP H08103515A JP 6270465 A JP6270465 A JP 6270465A JP 27046594 A JP27046594 A JP 27046594A JP H08103515 A JPH08103515 A JP H08103515A
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JP
Japan
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trans
maleic anhydride
cover
golf ball
polybutadiene
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Pending
Application number
JP6270465A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Hamada
明彦 浜田
Yoshikazu Yabuki
芳計 矢吹
Yoshinori Sano
善則 佐野
Toshiaki Tanaka
聡明 田中
Kohei Takemura
光平 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた打球感とコントロール性を有し、高反
撥性能で、飛距離が大きく、しかも耐カット性が優れた
ゴルフボールを提供する。 【構成】 コアと該コアを被覆するカバーを有するゴル
フボールにおいて、上記カバーの基材ポリマーの主成分
を、無水マレイン酸をグラフトし、その無水マレイン酸
の一部または全部を金属イオンで中和したトランスポリ
ブタジエンまたはトランスポリイソプレンまたはトラン
スポリオクテネマーまたはそれらの混合物で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールに関し、
さらに詳しくは、優れた打球感とコントロール性を有
し、かつ高反撥性能で、飛距離が大きく、しかも耐カッ
ト性が優れたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】バラタ(トランスポリイソプレン)をカ
バー材の主成分とする糸巻きゴルフボールは、打球感と
コントロール性(スピンの安定性、スピンのかけやす
さ)が優れていることから、特に上級者やプロゴルファ
ーといった層に好まれている。
【0003】このバラタは、結晶性とゴム弾性の両方の
特性を持つポリマーであり、この性質から、ゴルフボー
ルのカバー材として最も好ましい適度な硬さと弾性が付
与され、その結果、上記のような優れた打球感とコント
ロール性が得られる反面、以下に述べるような多くの欠
点を有している。
【0004】 反撥性能が劣り、飛距離が充分でな
い。これは特にツーピースボールなどのソリッドボール
のカバーに使用した場合に顕著であり、そのため、一般
にはソリッドゴルフボールのカバーには使用されない。
【0005】 強度が不足しているため、アイアンで
のトップ打ちによる損傷が大きい。すなわち、耐カット
性が悪い。
【0006】 製造に要する工程数が多く、製造に長
時間かかるため、生産性が悪い。たとえば、バラタカバ
ーでは、強度、反撥性能、耐熱性などの物性を実用レベ
ルにするため、硫黄で加硫するが、カバーとしての物性
を保持しようとすると、結晶性を損なわずに加硫しなけ
ればならないので、結晶の融点(約60℃)以下の低温
で加硫しなければならず、そのため、加硫に長時間を要
し、生産性を低下させる原因になっている。
【0007】一方、上記バラタ以外に、近年はエチレン
−不飽和カルボン酸共重合体の金属イオン中和物である
アイオノマー樹脂が、ゴルフボールのカバー材として広
範囲に使用されている(特公昭49−27093号公
報)。特にソリッドコアを用いたツーピースソリッドゴ
ルフボールのカバーは、ほとんどこのアイオノマー樹脂
である。
【0008】このようなアイオノマー樹脂からなるカバ
ー材は、反撥性能や飛距離、耐カット性などの強度特性
や加工性が優れ、上記のバラタカバーの欠点がほぼ解消
されているが、このアイオノマー樹脂は、かなり高い硬
度と剛性を有するので、バラタカバーに比べて打球感が
硬すぎ、また打球時にクラブフェース面でスリップしや
すいため、スピンのバラツキが大きく、コントロール性
が劣るという、バラタカバーとは逆の問題点を抱えてい
る。そのため、アイオノマー樹脂カバーはバラタカバー
に完全に置き換えて使用されるまでには至っていない。
【0009】そこで、このアイオノマー樹脂を、種々の
手段、たとえば特開平1−308577号公報にみられ
るように、エチレンとアクリル酸エステルとメタクリル
酸との三元共重合体の金属イオン中和物からなる低剛性
アイオノマー樹脂を上記高剛性のアイオノマー樹脂に混
合(ブレンド)することによって、高剛性のアイオノマ
ー樹脂を軟質化し、打球感やコントロール性を改良する
ことが試みられているが、打球感においてバラタカバー
に匹敵する性能が得られず、また上記の軟質化により反
撥性能の低下を招き、満足すべき特性は得られていな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
でのゴルフボールのカバーの問題点は、打球感やコント
ロール性と、反撥性能や耐カット性などとをバランス良
く両立し得る素材が得られていないことである。
【0011】したがって、本発明は、バラタカバーの有
する優れた打球感とコントロール性を保持し、かつ反撥
性能、耐カット性、加工性などを向上させたカバー素材
を開発し、それによって、優れた打球感とコントロール
を有し、高反撥性能で、飛距離が大きく、しかも耐カッ
ト性が優れたゴルフボールを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、カバーの基材
ポリマーの主成分として、バラタ(トランスポリイソプ
レン)またはバラタと同様の特性、すなわち、結晶性と
ゴム弾性とを兼ね備えた素材であるトランスポリブタジ
エンまたはトランスポリオクテネマーをポリマー主鎖と
し、これに無水マレイン酸をグラフトし、その無水マレ
イン酸の一部または全部を金属イオンで中和することに
よって、イオン架橋性を付与したポリマー材料を用いる
ときは、バラタカバーと同等の優れた打球感とコントロ
ール性を有し、しかもアイオノマー樹脂カバーに近い良
好な反撥性能、耐カット性、加工性などを有するカバー
を備えたゴルフボールが得られることを見出し、本発明
を完成するにいたった。
【0013】すなわち、本発明は、コアと該コアを被覆
するカバーを有するゴルフボールにおいて、上記カバー
の基材ポリマーの主成分が、無水マレイン酸をグラフト
し、その無水マレイン酸の一部または全部を金属イオン
で中和したトランスポリブタジエンまたはトランスポリ
イソプレンまたはトランスポリオクテネマーまたはそれ
らの混合物で構成されていることを特徴とするゴルフボ
ールに関するものである。
【0014】本発明では、カバーの基材ポリマーの主成
分のポリマー主鎖が、トランスポリイソプレンまたはそ
の類似ポリマーであることから、打球感とコントロール
性に関しては、通常のバラタカバーボールと同等の優れ
た特性が達成され、しかも、このポリマー主鎖に金属イ
オンで中和された無水マレイン酸を付加することによっ
て、ポリマー主鎖にイオン架橋構造を付与しているの
で、そのイオン架橋構造に基づき、反撥性能、耐カット
性などが向上し、かつイオン架橋構造による熱可塑的性
質によって加工性においても満足すべき向上が得られる
のである。
【0015】以下、本発明の特徴を詳しく説明する。ま
ず、本発明のカバーの基材ポリマーの主成分は、ポリマ
ー主鎖中に二重結合を主としてトランス1,4−結合の
形態で有し、常温において良好なゴム弾性と結晶性を備
えた樹脂に、無水マレイン酸をグラフトし、さらにその
無水マレイン酸の一部または全部を金属イオンで中和し
たものである。
【0016】上記無水マレイン化ポリマーのポリマー主
鎖となる樹脂は、トランスポリブタジエン、トランスポ
リイソプレンまたはトランスポリオクテネマーであり、
それぞれ次の化学式で示される。
【0017】トランスポリブタジエン:
【0018】
【化1】
【0019】トランスポリイソプレン:
【0020】
【化2】
【0021】トランスポリオクテネマー:
【0022】
【化3】
【0023】これらの樹脂は、その二重結合の60%以
上、特に70%以上がトランス1,4−結合であること
が、結晶性とゴム弾性が優れていることから好ましい。
また、これらの樹脂はいずれも市販品があり、たとえ
ば、トランスポリブタジエンは旭化成工業(株)からT
P049の商品名、トランスポリイソプレンは(株)ク
ラレからTP301の商品名、トランスポリオクテネマ
ーはヒュルス社からベステネマー8012の商品名で市
販されており、これらは本発明において好適に使用され
る。これらの樹脂の代表特性値を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1中の分子量に関するGPCはゲル
パーミエイションクロマトグラフの略号であり、TP3
01(商品名)に関しては分子量が公表されておらず、
ムーニー粘度で示されているので、それを表1中に表示
した。
【0026】上記表1に示すように、これらの樹脂は、
いずれも、高い二重結合のトランス分率を有するので、
低いガラス転移温度と結晶性を有している。
【0027】本発明においては、上記の樹脂に無水マレ
イン酸をグラフトし、その無水マレイン酸の一部または
全部を金属イオンで中和して、いわゆるアイオノマー化
してからカバーの基材ポリマーの主成分として用いる。
【0028】トランスポリブタジエン、トランスポリイ
ソプレンまたはトランスポリオクテネマーへの無水マレ
イン酸のグラフト付加は、公知の技術で行うことができ
る。たとえば、特公平6−4751号公報に記載のよう
に、有機溶媒に上記樹脂を溶解し、これに所定量の無水
マレイン酸を加え、有機過酸化物、重合禁止剤の存在下
で加熱反応させる溶液法、あるいは押出機、インターナ
ルミキサー中で直接反応させるバルク法などで行うこと
ができる。
【0029】そして、このグラフト付加した無水マレイ
ン酸の金属イオンによる中和も、公知の技術、たとえ
ば、特公昭42−15769号公報、特公昭53−41
173号公報に記載の方法、すなわち、押出機、インタ
ーナルミキサーなどで、上記の無水マレイン酸がグラフ
ト付加した樹脂と金属イオン生成剤としての金属の水酸
化物、塩基性炭酸塩、酸化物、酢酸塩などとを、必要に
応じて微量の水分の存在下で、混合、加熱する方法によ
って行うことができる。
【0030】上記のように、トランスポリブタジエン、
トランスポリイソプレンまたはトランスポリオクテネマ
ーを無水マレイン化し、金属イオンで中和したポリマー
において、無水マレイン酸のグラフト率、すなわち、無
水マレイン酸の含有量は、ポリマー主鎖の二重結合1モ
ル当り、すなわち、モノマー単位1モル当り、0.00
3〜0.1モル、特に0.005〜0.05モルである
ことが好ましい。無水マレイン酸の含有量が上記範囲よ
り少ない場合は、改質が不充分で、反撥性能や耐カット
性が充分に向上せず、一方、無水マレイン酸の含有量が
上記範囲より多くなると、ポリマー主鎖のゴム弾性が損
なわれ、良好な反撥性能が得られなくなるおそれがあ
る。
【0031】上記無水マレイン酸の中和金属イオン種と
しては、たとえば、リチウム、ナトリウム、カリウムな
どのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのア
ルカリ土類金属、亜鉛またはコバルト、銅、ニッケルな
どの遷移金属など、種々の金属のイオンが挙げられる。
これら金属イオンのうち、特にアルカリ金属イオン、マ
グネシウムイオン、亜鉛イオンが、強度の向上効果が優
れていることから、好ましい。
【0032】これらの金属イオンによる無水マレイン酸
の中和度は10〜100%であることが好ましい。金属
イオンによる中和度が10%より少ない場合は、金属イ
オンによるイオン架橋の形成が不充分で、反撥性能や加
工性などが充分に向上しなくなるおそれがある。
【0033】本発明のゴルフボールにおけるカバーは、
上記の金属イオンで中和された無水マレイン酸が付加し
たトランスポリイソプレン、トランスポリブタジエン、
トランスポリオクテネマーなどの樹脂を単独または混合
したものを基材ポリマーの主成分とし、これに必要に応
じて、前記以外の樹脂またはゴム、各種添加剤を加え、
バンバリー、ニーダーなどのインターナルミキサー、ミ
キシングロール、押出機などで混合して調製し、たとえ
ば、ペレット状またはシート状に成形したカバー用組成
物を用いて形成される。
【0034】カバーの基材ポリマーとして、上記金属イ
オンで中和された無水マレイン酸が付加したトランスポ
リブタジエン、トランスポリイソプレン、トランスポリ
オクテネマーまたはそれらの混合物に、他の樹脂または
ゴムを添加して用いるときは、その主成分となる金属イ
オンで中和された無水マレイン酸が付加したトランスポ
リブタジエン、トランスポリイソプレン、トランスポリ
オクテネマーまたはそれらの混合物が、基材ポリマー中
の50重量%以上、特に70重量%以上であることが好
ましい。
【0035】上記のように他の樹脂またはゴムを添加す
る場合において、それらの樹脂またはゴムとしては、た
とえば、日本ゼオン(株)製のニポール2007J(商
品名)などのハイスチレン樹脂、三井デュポンポリケミ
カル(株)製のハイミラン(商品名)などのエチレン−
不飽和カルボン酸系アイオノマー樹脂、三井デュポンポ
リケミカル(株)製のニュクレル(商品名)などのエチ
レン−アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸共重合樹
脂、無水マレイン酸変性エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂、無水マレイン酸変性スチレン−水添ブタジ
エン−スチレン熱可塑性エラストマー、天然ゴム、ブタ
ジエンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EP
DM)などが挙げられる。
【0036】また、各種の添加剤としては、たとえば、
二酸化チタンなどの顔料、分散剤、ステアリン酸亜鉛な
どの溶融粘度調節剤、硫酸バリウム、酸化亜鉛などの無
機質フィラー、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤な
どが挙げられる。
【0037】本発明のゴルフボールにおけるカバーは、
ソリッドゴルフボール用コア(ソリッドコア)および糸
巻きゴルフボール用コア(糸巻きコア)のいずれの被覆
にも適用することができる。
【0038】ソリッドコアとしては、1層構造のコアは
もとより、2層以上の多層構造のコアであってもよく、
たとえば、ツーピースボール用コアとしては、ブタジエ
ンゴム100重量部に対して、アクリル酸、メタクリル
酸などのα,β−不飽和カルボン酸またはその金属塩
や、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどの
官能性モノマーなどの加硫剤(架橋剤)を単独または合
計で10〜60重量部、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの
充填剤を10〜30重量部、ジクミルパーオキサイドな
どの過酸化物を0.5〜5重量部配合し、要すれば、さ
らに老化防止剤を0.1〜1重量部配合したゴム組成物
をプレス加硫(架橋)により、たとえば140〜170
℃の温度で10〜40分間加熱圧縮して、球状加硫物に
成形することによって得られたものを用いることができ
る。
【0039】糸巻きコアは、センターとそれに巻きつけ
た糸ゴムとからなり、センターとして液系、ゴム系のい
ずれも用いることができる。ゴム系のセンターとして
は、たとえば、前記ソリッドコアと同様のゴム組成物を
加硫することによって得られたものを用いることができ
る。
【0040】糸ゴムは、従来から使用されているものを
用いることができ、たとえば、天然ゴムまたは天然ゴム
と合成イソプレンゴムとの混合物に老化防止剤、加硫促
進剤、イオウなどを配合したゴム組成物を加硫すること
によって得られたものを用いることができる。ただし、
これらのソリッドコア、糸巻きコアは単なる例示であっ
て、これら例示のもののみに限定されることはない。
【0041】コアにカバーを被覆する方法は、特に限定
されるものではなく、通常の方法で行うことができる。
たとえば、前記のように金属イオンで中和された無水マ
レイン酸を付加したトランスポリブタジエン、トランス
ポリイソプレン、トランスポリオクテネマーまたはそれ
らの混合物を基材ポリマーの主成分とし、他の必要な添
加剤を適宜配合したカバー用組成物をあらかじめ半球殻
状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包
み、130〜170℃で1〜15分間加圧成形するか、
またはカバー用組成物を直接コアの周囲に射出成形して
コアを包み込む方法などが採用される。カバーの厚みは
通常1〜4mm程度である。そして、カバー成形時、必
要に応じて、ボール表面にディンプルの形成が行われ、
また、ペイント仕上、スタンプなども必要に応じて施さ
れる。
【0042】つぎに、本発明のゴルフボールの構造を図
面を参照しつつ説明する。図1は本発明のゴルフボール
の一例を模式的に示す断面図である。この図1に示すゴ
ルフボールは糸巻きゴルフボールであり、図中、1はセ
ンター1aと糸ゴム1bとからなるコアであり、2はカ
バーで、2aはディンプルである。
【0043】上記センター1aや糸ゴム1bは、特に特
定のものに限られることなく、従来同様のものも用いる
ことができ、このセンター1aとしては、液系、ゴム系
のいずれであってもよく、糸ゴム1bは上記センター1
aの周囲に延伸状態で巻き付けられ、それによって糸巻
きコアと呼ばれるコア1が形成されている。カバー2は
上記コア1を被覆するものであり、このカバー2は前記
のように金属イオンで中和された無水マレイン酸を付加
したトランスポリブタジエン、トランスポリイソプレ
ン、トランスポリオクテネマーまたはそれらの混合物を
基材ポリマーの主成分とするカバー用組成物から形成さ
れたものである。
【0044】上記図1に示すゴルフボールは、糸巻きコ
アを用いた糸巻きゴルフボールであるが、本発明のゴル
フボールは、上記糸巻きコアに代えて、ソリッドコアを
用いたソリッドゴルフボールであってもよい。上記ソリ
ッドコアは、たとえば前記のようなブタジエンゴムを主
材とするゴム組成物の加硫成形体で形成した1層構造の
コアでもよいし、また、たとえばブタジエンゴムを主材
とするゴム組成物の加硫成形体からなる内部コアの周囲
にさらにブタジエンゴムを主材とするゴム組成物の加硫
成形体からなる外部コアを形成した2層構造のソリッド
コアであってもよい。
【0045】上記ディンプル2aは、必要に応じ、ある
いは所望とする特性が得られるように、適した個数、態
様でゴルフボールのカバー2に設けられるものであり、
また、これらのゴルフボールには、必要に応じ、ボール
表面にペイントやマーキングが施される。
【0046】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0047】実施例1〜7および比較例1〜6 つぎの〜に示す工程を経て、実施例1〜7および比
較例1〜6の糸巻きゴルフボールを作製した。
【0048】コアの作製:硫酸バリウムを水に分散さ
せたペーストと該ペーストを包被する厚さ1.7mmの
加硫天然ゴムのカバーゴムからなる外径28.1mmの
液系センターに、基材ゴムが天然ゴム/低シスイソプレ
ンゴム〔シェルIR−309(商品名)、シェル化学社
製〕=50/50(重量比)のブレンドゴム製の糸ゴム
を巻き付け、外径39.5mmの糸巻きコアを作製し
た。
【0049】カバー用組成物の調製:表2および表3
に示す組成の配合材料をニーダーとミキシングロールに
より混練りすることによってカバー用組成物を調製し、
それをカレンダーロールでシート状に成形して、シート
状のカバー用組成物を得た。なお、表2に実施例1〜7
のゴルフボールに用いる調製例1〜7のカバー用組成物
の組成を示し、表3に比較例1〜6のゴルフボールに用
いる比較調製例1〜6のカバー用組成物の組成を示す。
【0050】ここで、比較例のゴルフボールのカバーに
用いる比較調製例のカバー用組成物のうち、特に比較の
基準となる比較例1〜2のカバー用組成物について説明
すると、比較調製例1は通常のバラタカバー用の組成物
で、比較調製例2は通常の硬質アイオノマー樹脂を用い
たカバー用組成物であり、それぞれ比較の基準となるも
のである。
【0051】ゴルフボールの作製:前記のカバー用
組成物から半球殻状のハーフシェルを成形し、それを2
枚用いて前記のコアを包み、ゴルフボール用の金型内
でプレス成形した後、表面にペイントを塗装することに
よって、外径42.7mmの糸巻きゴルフボールを作製
した。なお、実施例1〜7および比較例2のゴルフボー
ルはプレス成形を150℃で5分間行い、比較例1およ
び比較例3〜6のゴルフボールは90℃で10分間プレ
ス成形した後、加硫促進剤ノクセラーPPD〔商品名、
大内新興化学工業(株)製、ペンタメチレン・ジチオカ
ルバミン酸ピペリジン〕の5重量%水分散液中に35℃
で1日間浸漬して加硫した。
【0052】得られたゴルフボールの重量、コンプレッ
ション、反撥係数および飛距離を測定し、かつ耐カット
性と打球感およびコントロール性について調べた。コン
プレッションの測定はPGA方式によるものである。反
撥係数はR&A初速測定機により、ボールに198.4
gの金属円筒物を45m/sの速度で衝突させたときの
ボール速度を測定し、そのボール速度より算出したもの
であり、そのボール速度の測定時の温度は23℃であ
る。飛距離はツルーテンパー社製スイングロボットにウ
ッド1番クラブを取り付け、ボールを45m/sのヘッ
ドスピードで打撃することによって測定したものであ
る。そして、耐カット性はツルーテンパー社製スイング
ロボットにピッチングウェッジを取り付け、ボールを3
0m/sの速度でトップ打ちし、カット傷の発生状態を
調べたものであり、その評価結果は、通常のバラタカバ
ーを用いた比較例1のゴルフボールのカット傷の発生状
態を100とした時の指数で示している。したがって、
この指数が小さいほど、傷がつきにくく、耐カット性が
優れている。
【0053】また、打球感とコントロール性は、トップ
プロ10人によるウッド1番クラブでの実打テストによ
り評価し、結果を次の2種類に分類した。評価結果の表
中への表示にあたっても、同様の記号で表示するが、そ
れは10人のうち8人以上が同じ評価を下したことを示
している。
【0054】評価基準: ○ : バラタカバーと同等の打球感とコントロール性
があり、良い。 × : 打球感が硬すぎて悪く、コントロール性も不充
分である。特にアプローチショットでの止まり具合いが
悪く、バラツキも大きい。
【0055】表4および表5にそれぞれ実施例1〜7お
よび比較例1〜6のゴルフボールの重量、コンプレッシ
ョン、反撥係数、飛距離の測定結果、耐カット性、打球
感およびコントロール性の評価結果ならびに製造にあた
って使用したカバー用組成物の種類を示す。ただし、カ
バー用組成物は、それぞれの調製例番号、比較調製例番
号で示す。
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】※1:亜鉛中和無水マレイン酸付加トラン
スポリブタジエン 下記の製法により市販のトランスポリブタジエンである
TP049〔商品名、旭化成工業(株)製〕に無水マレ
イン酸をグラフトし、その無水マレイン酸を亜鉛イオン
で約30%中和した無水マレイン酸の含有量がポリマー
主鎖の二重結合1モル当り約0.02モルのトランスポ
リブタジエンのアイオノマー化変性品。表2では、スペ
ース上の関係で、このアイオノマー化変性品を上記のよ
うに亜鉛中和無水マレイン酸付加トランスポリブタジエ
ンと表示した。
【0059】製 法:TP−049(商品名)をキシレ
ンに溶解し、窒素気流中で、無水マレイン酸とメチルハ
イドロキノンを重量比でTP049(商品名)/無水マ
レイン酸/メチルハイドロキノン=100/7.2/2
の割合で添加し、かつベンゾイルパーオキサイドをTP
049(商品名)の0.5重量%添加し、120℃で2
時間攪拌反応させる。この反応液を大量のアセトンに投
入し、沈殿物を濾過、乾燥する。ここで、付加した無水
マレイン酸をナトリウムメチラートによる中和で定量し
た結果、反応率は約50%であった。このようにして得
られたトランスポリブタジエンの無水マレイン酸グラフ
ト物と塩基性炭酸亜鉛〔2ZnCO3 ・3Zn(OH)
2 2 O〕とを重量比100/1.3の割合で、ブラベ
ンダー型プラストミル中に入れ、さらに老化防止剤イル
ガノックス1010(商品名、チバガイギー社製)を
0.5重量%添加して、220℃、10分間、ローター
回転速度70rpmで混合、反応させ、亜鉛イオンで中
和する。
【0060】※2:亜鉛中和無水マレイン酸付加トラン
スポリブタジエン トランスポリブタジエンに無水マレイン酸をグラフト
し、その無水マレイン酸を亜鉛イオンで約40%中和し
た無水マレイン酸の含有量がポリマー主鎖の二重結合1
モル当り約0.01モルのトランスポリブタジエンのア
イオノマー化変性品。表2では、このアイオノマー化変
性品を上記のように亜鉛中和無水マレイン酸付加トラン
スポリブタジエンと表示した。
【0061】製法は、上記※1の場合と同じトランスポ
リブタジエン〔旭化成工業(株)製のTP049(商品
名)〕を用い、同様の方法によるものである。ただし、
無水マレイン酸の含有量と中和度が異なる関係で、反応
成分の割合を次のように変更した。
【0062】無水マレイン化反応で、TP049(商品
名)/無水マレイン酸/メチルハイドロキノン=100
/3.6/2(重量比)、亜鉛イオン中和反応で、無水
マレイン酸グラフト物/塩基性炭酸亜鉛=100/0.
8(重量比)。なお、上記※1の場合と同様の方法で無
水マレイン酸のグラフト反応率を測定したところ、約5
0%であった。
【0063】※3:亜鉛中和無水マレイン酸付加トラン
スポリイソプレン 市販のトランスポリイソプレンであるTP301〔商品
名、(株)クラレ製〕に無水マレイン酸をグラフトし、
その無水マレイン酸を亜鉛イオンで約30%中和した無
水マレイン酸の含有量がポリマー主鎖の二重結合1モル
当り0.02モルのトランスポリイソプレンのアイオノ
マー化変性品。表2では、このアイオノマー化変性品を
上記のように亜鉛中和無水マレイン酸付加トランスポリ
イソプレンと表示した。
【0064】製法は、上記※1の場合と同様の方法であ
る。ただし、トランスポリブタジエンに代えてトランス
ポリイソプレンを用い、また各反応成分の割合を次の通
りにした。
【0065】無水マレイン化反応で、TP301(商品
名)/無水マレイン酸/メチルハイドロキノン=100
/5.8/2(重量比)、亜鉛イオン中和反応で、無水
マレイン酸グラフト物/塩基性炭酸亜鉛=100/1
(重量比)。上記※1の場合と同様の方法で無水マレイ
ン酸のグラフト反応率を測定したところ、約50%であ
った。
【0066】※4:亜鉛中和無水マレイン酸付加トラン
スポリオクテネマー 市販のトランスポリオクテネマーであるベステネマー8
012〔商品名、ヒュルス社製〕に無水マレイン酸をグ
ラフトし、その無水マレイン酸を亜鉛イオンで約30%
中和した無水マレイン酸の含有量がポリマー主鎖の二重
結合1モル当り0.03モルのトランスポリオクテネマ
ーのアイオノマー化変性品。表2では、このアイオノマ
ー化変性品を上記のように亜鉛中和無水マレイン酸付加
トランスポリオクテネマーと表示した。
【0067】製法は、上記※1の場合と同様の方法であ
る。ただし、トランスポリブタジエンに代えてトランス
ポリオクテネマーを用い、各反応成分の割合を次の通り
にした。またベンゾイルパーオキサイドの添加量をベス
テネマー8012(商品名)の1重量%に変更した。
【0068】無水マレイン化反応で、ベステネマー80
12(商品名)/無水マレイン酸/メチルハイドロキノ
ン=100/6.8/2(重量比)。亜鉛イオン中和反
応で、無水マレイン酸グラフト物/塩基性炭酸亜鉛=1
00/0.9(重量比)。なお、上記※1の場合と同様
の方法で無水マレイン酸のグラフト反応率を測定したと
ころ、約40%であった。
【0069】※5:TP301 商品名、(株)クラレ製、トランスポリイソプレン、特
性値は表1に記載
【0070】※6:TP049 商品名、旭化成工業(株)製、トランスポリブタジエ
ン、特性値は表1に記載
【0071】※7:ベステネマー8012 商品名、ヒュルス社製、トランスポリオクテネマー、特
性値は表1に記載
【0072】※8:ニポール2007J 商品名、日本ゼオン(株)製、ハイスチレン樹脂(スチ
レン85重量%、ブタジエン15重量%
【0073】※9:ハイミラン♯1605 商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製、ナトリウ
ムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合系アイオノ
マー樹脂、MI(メルトインデックス)=2.8
【0074】※10:ハイミラン♯1706 商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製、亜鉛イオ
ン中和エチレン−メタクリル酸共重合系アイオノマー樹
脂、MI=0.8
【0075】
【表4】
【0076】
【表5】
【0077】表4および表5に示す結果から明らかなよ
うに、実施例1〜7のゴルフボールは、バラタカバーを
用いた比較例1と同等の優れた打球感およびコントロー
ル性を保持し、かつ反撥性能、飛距離および耐カット性
が硬質アイオノマー樹脂カバーを用いた比較例2のゴル
フボールとほぼ同等の性能にまで向上していた。
【0078】このように、本発明のゴルフボールは、従
来のカバーの問題点、すなわち、バラタカバーボールの
欠点である反撥性能、飛距離の低さや耐カット性の悪さ
と硬質アイオノマー樹脂カバーボールの欠点である打球
感とコントロール性の悪さを同時に解決した、ほぼ理想
に近いカバーを備えたゴルフボールであるといえる。
【0079】これに対して、比較例2のゴルフボール
は、打球感とコントロール性が悪く、また比較例1およ
び比較例3〜6のゴルフボールは、打球感とコントロー
ル性は良いが、反撥係数や飛距離が小さく、耐カット性
が悪かった。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バラタカバーと同等の優れた打球感とコントロール性を
有し、かつ高反撥性能で、飛距離が大きく、しかも耐カ
ット性が優れたゴルフボールが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフボールの一例を模式的に示
す断面図である。
【符号の説明】
1 コア 1a センター 1b 糸ゴム 2 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 聡明 兵庫県神戸市西区池上1−12−1 ウエス トヒル神戸B702 (72)発明者 竹村 光平 奈良県奈良市北之庄町398番地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと該コアを被覆するカバーを有する
    ゴルフボールにおいて、上記カバーの基材ポリマーの主
    成分が、無水マレイン酸をグラフトし、その無水マレイ
    ン酸の一部または全部を金属イオンで中和したトランス
    ポリブタジエンまたはトランスポリイソプレンまたはト
    ランスポリオクテネマーまたはそれらの混合物で構成さ
    れていることを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 グラフトした無水マレイン酸の含有量が
    トランスポリブタジエンまたはトランスポリイソプレン
    またはトランスポリオクテネマーの二重結合1モル当り
    0.003〜0.1モルであり、金属イオンによる中和
    度が10〜100%である請求項1記載のゴルフボー
    ル。
  3. 【請求項3】 トランスポリブタジエンまたはトランス
    ポリイソプレンまたはトランスポリオクテネマーのトラ
    ンス1,4−結合含有率が60%以上である請求項1ま
    たは2記載のゴルフボール。
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