JP2004536259A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 原動プーリと、
   少なくとも１つの従動プーリと、
   前記原動プーリを前記従動プーリに連結するベルトと、
   ベルト荷重を支持するとともにベースに回転自在に取り付けられたアームと、前記アームに枢着され前記伝動ベルトに係合するプーリと、前記ベースに係合するバイアス部材と、前記ベースに係合する摩擦面を有するダンピング部材とを具備する前記ベルトの張力を維持するためのテンショナとを備え、
   前記ダンピング部材が、ピボット点において前記アームに係合し、
   前記ベルト荷重により垂直力が前記摩擦面に押圧されるように、前記バイアス部材が第１接点と第２接点において前記ダンピング部材に係合し、
   荷重方向へのダンピング力が不荷重方向へのダンピング力よりも大きい非対称なダンピング力を生じることにより、前記ダンピング部材が前記アームの運動を減衰し、
   前記不荷重方向のダンピング力に対する前記荷重方向への前記ダンピング力の比率が、１．５から５の範囲にある
   ことを特徴とする補機駆動装置。
2. 前記バイアス部材が捩りスプリングであることを特徴とする請求項１に記載の補機駆動システム。
3. 前記テンショナが、前記システムにおいて、ベルト方向への運動で最大有効慣性モーメントを持つ回転部の前に配置されることを特徴とする請求項１に記載の補機駆動システム。
4. 原動プーリと、
   少なくとも１つの従動プーリと、
   前記原動プーリを前記従動プーリに連結するベルトと、
   ハブ荷重と、前記ベルトの張力を維持するために前記ベルトと係合するテンショナアームとを具備するとともに、荷重方向へのダンピング力が不荷重方向へのダンピング力よりも大きい非対称ダンピング率を具備するテンショナとを備え、
   従動プーリの滑りが原動プーリの回転の２％未満である
   ことを特徴とする補機駆動装置。
5. 前記従動プーリが、０．００４ｋｇ・ｍ²よりも大きい有効慣性モーメントを持ち、前記原動プーリが回転速度を持ち、テンショナアームの振動が原動プーリの減速率が６０００ＲＰＭ／ｓｅｃよりも大きいときに最小となることを特徴とする請求項４に記載の駆動システム。
6. 前記テンショナが、前記システムにおいて、ベルト方向への運動で最大有効慣性モーメントを持つ回転部の直前に配置されることを特徴とする請求項４に記載の駆動システム。
7. ハブ荷重が、原動プーリの減速時に０．１５秒よりも短い間に安定状態の値から最大値に増大することを特徴とする請求項６に記載の駆動システム。
8. 原動プーリの減速が、前記テンショナに荷重方向への力を与えることを特徴とする請求項７に記載の駆動システム。
9. ベルト荷重を受けるとともにベースに回転自在に取り付けられたアームと、
   前記アームに枢着され伝動ベルトに係合するプーリと、
   前記ベース、及び前記ベースに係合する摩擦面を有するダンピング部材に係合するバイアス部材を備え、
   前記ダンピング部材がピボット点において前記アームに係合し、前記ピボット点がアームの回転中心（Ｏ）から径方向に距離（Ａ）離れて配置され、
   前記バイアス部材がダンピング部材に第１接点及び第２接点において係合することにより、垂直力が前記ベルト荷重により前記摩擦面に加えられ、
   前記ダンピング部材が、荷重方向におけるダンピング力が不荷重方向におけるダンピング力よりも大きい非対称なダンピング力をもつことにより前記アームの運動を減衰し、
   前記不荷重方向の前記ダンピング力に対する前記荷重方向への前記ダンピング力の比率が、１．５から５の範囲にある
   ことを特徴とするテンショナ。
10. 前記バイアス部材が捩りスプリングを含むことを特徴とする請求項９に記載のテンショナ。
11. 捩りスプリングの端部を受容するための溝を備え、
    前記溝が弧状摩擦面を有し、前記弧状摩擦面がテンショナベースと協働的に係合可能であり、
    前記溝が第１捩りスプリング接点及び第２捩りスプリング接点を有し、
    前記溝に対するスプリングトルクの作用において、垂直力が前記弧状摩擦面に作用するように、前記第１捩りスプリング接点及び前記第２捩りスプリング接点が協働的に配置され、
    第２弧状摩擦面が前記テンショナベースと係合可能であり、前記第２弧状摩擦面が前記溝に枢軸的に係合し、これにより前記第２弧状摩擦面が、前記溝に対するスプリングトルクの作用において前記溝に対して径方向に回転自在である
    ことを特徴とするテンショナ用ダンピング機構。
12. 前記弧状摩擦面が、アームの回転中心（Ｏ）に対して前記溝から径方向に外側に配置されることを特徴とする請求項１１に記載のダンピング機構。
13. 更に、テンショナピボットアームに係合するためのランプ面を備え、前記ランプ面がアームの回転中心（Ｏ）から径方向に外側に配置されることを特徴とする請求項１１に記載のダンピング機構。
14. ベルトと、
    前記ベルトに係合されるとともに、システムの構成要素に各々連結される少なくとも２つのプーリと、
    前記ベルトに係合されるテンショナプーリを有するテンショナとを備え、
    前記テンショナがベルト荷重を受けるとともにベースに回転自在に取り付けられたアームを備え、バイアス部材が前記ベース及び前記ベースに係合する摩擦面を有するダンピング部材に係合され、
    前記ダンピング部材が前記アームにピボット点において係合され、前記ピボット点がアームの回転中心（Ｏ）から径方向に距離（Ａ）離れて配置され、
    前記バイアス部材が前記ダンピング部材に第１接点及び第２接点において係合され、これにより垂直力が前記ベルトにより前記摩擦面に作用し、
    前記ダンピング部材が、荷重方向におけるダンピング力が不荷重方向におけるダンピング力よりも大きい非対称なダンピング力をもつことにより前記アームの運動を減衰し、
    前記不荷重方向の前記ダンピング力に対する前記荷重方向への前記ダンピング力の比率が、１．５から５の範囲にある
    ことを特徴とするベルト伝動システム。
15. 更に、前記構成要素の１つが、０．００４ｋｇ・ｍ ² 以上の有効慣性モーメントを有し、
    前記テンショナが、ベルトの駆動方向において、前記構成要素の前に配置されている
    ことを特徴とする請求項１４に記載のベルト伝動システム。
16. 前記構成要素がオルタネータであることを特徴とする請求項１５に記載のベルト伝動システム。
17. 前記構成要素がカムシャフトであることを特徴とする請求項１５に記載のベルト伝動システム。
18. 更に、前記ダンピング部材に枢軸的に係合する第２ダンピング部材を備え、
    前記第２ダンピング部材が、前記ベースに係合する摩擦面を備える
    ことを特徴とする請求項１４に記載のベルト伝動システム。
19. 前記ベルト伝動システムの減速率が、６０００ｒｐｍ／ｓｅｃを越える範囲にあることを特徴とする請求項１４に記載のベルト伝動システム。
20. 前記プーリにおけるベルトの滑りが約１．４％であることを特徴とする請求項１６に記載のベルト伝動システム。