JP4961313B2 - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ Download PDF

Info

Publication number
JP4961313B2
JP4961313B2 JP2007252109A JP2007252109A JP4961313B2 JP 4961313 B2 JP4961313 B2 JP 4961313B2 JP 2007252109 A JP2007252109 A JP 2007252109A JP 2007252109 A JP2007252109 A JP 2007252109A JP 4961313 B2 JP4961313 B2 JP 4961313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
friction member
base
elastic body
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007252109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009030585A (ja
Inventor
智和 石田
力 萱室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP2007252109A priority Critical patent/JP4961313B2/ja
Publication of JP2009030585A publication Critical patent/JP2009030585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4961313B2 publication Critical patent/JP4961313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ベルトの張力を適度に保つオートテンショナに関する。
特許文献1には、ハブと収容ケーシングとの間にねじりコイルばね、ばねストリップ及び減衰スリーブが設けられたベルト引張装置について記載されている。このベルト引張装置においては、ねじりコイルばねの一端が収容ケーシングに当接し、他端がばねストリップの一端と当接している。ばねストリップの他端はハブと堅固に結合された蓋に形成された固定部分と当接しており、ばねストリップと収容ケーシングとの間に減衰スリーブが配置されている。ねじりコイルばねには、半径方向に拡張するプレロードがかけられており、これによるばねストリップの半径方向への拡張によって、減衰スリーブが収容ケーシングの内側に対して押圧されている。そして、この減衰スリーブに対する押圧力をさらに増加させることで、ブレーキ力が生じる。
特開2006−97898号公報(図1及び図2)
しかしながら、上述した特許文献1に記載のベルト引張装置においては、減衰スリーブがプレロードによるばねストリップの半径方向への拡張によって、ばねストリップと収容ケーシングとの間で単に挟まれているだけ(減衰スリーブがばねストリップに嵌め込んだ状態)なので、常時、プレロードによる押圧力が減衰スリーブに作用していないと、減衰スリーブに周方向の力が作用したときに、ばねストリップの外周面上において減衰スリーブが滑る。また、減衰スリーブに対する押圧力がプレロードによって適正に調整されていても、長期間の使用によって押圧力が低下していくことがある。このように、減衰スリーブに対する押圧力が低下すると、減衰スリーブが、周方向に関して、滑りやすくなってブレーキ力が大きく低下する。
そこで、本発明の目的は、ブレーキ力の低下を抑制するオートテンショナを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のオートテンショナは、固定されたベースと、前記ベースに対して回動自在に支持された回動部材と、前記回動部材に回転自在に設けられるとともに、ベルトに接触可能なプーリと、前記ベースと前記回動部材との間において、前記ベースから前記回動部材に向かう方向に平行に延在した、前記ベース及び前記回動部材の少なくともいずれか一方に形成された円筒部材と、前記円筒部材内に配置され、前記円筒部材の軸方向に圧縮された状態で一方の端部が前記回動部材又は前記ベースと係止されたコイルばねと、一端が前記ベース又は前記回動部材と係止され、他端が前記コイルばねの他方の端部と係止され前記円筒部材の内周面に沿って延在する円弧状の弾性体とを備えている。そして、前記弾性体には、その延在方向に関して、前記弾性体から移動不可能に結合された摩擦部材が形成されている。前記摩擦部材は、前記円筒部材の軸方向に延在し、前記弾性体に結合された第1延在部と、前記第1延在部と直交して延在した第2延在部とを有する断面L字形状になっている。前記第2延在部は、前記コイルばねの対向する面に当接可能なように、前記コイルばねに沿ってその高さが高くなっている。前記コイルばねは、その圧縮による反発力によって前記摩擦部材の第2延在部を前記ベース又は前記回動部材に当接するように押し付けているとともに、前記回動部材の回動によって、前記摩擦部材の第1延在部の外周面を前記内周面と当接する方向に前記弾性体を広げる。
なお、ここでいう係止とは、互いに当接して止められているもの、引っ掛けて止められているもの、及び、当接した状態で接着剤や溶接などで固定されているものなどを含む。
これによると、摩擦部材を円筒部材の内周面と当接させるように常時付勢していなくても、円筒部材の内周面との摩擦によって摩擦部材に周方向の力が作用したときに、摩擦部材が弾性体に対して滑りにくくなる。そのため、ブレーキ力の低下を抑制することができる。また、コイルばねの反発力によって摩擦部材がベース(又は回動部材)に押し付けられているので、摩擦部材が形成された弾性体の円筒部材の内周に沿った配設状態が安定する。そのため、摩擦部材の外周面が円筒部材の内周面と確実に面接触するようになって、偏摩耗が抑制される。
また、本発明において、前記摩擦部材は、断面がL字形状を有している。これにより、摩擦部材が形成された弾性体の円筒部材の内周面に沿った配設状態がより安定する。また、ベース(又は回動部材)及び円筒部材と、摩擦部材との接触面積を大きくすることができ、ブレーキ効果も増大する。
本発明において、前記摩擦部材は、前記弾性体の延在方向に沿って互いに離隔して複数設けられていることが好ましい。これにより、回動部材の回動によって弾性体が広がったときに、弾性体と摩擦部材との引っ張り弾性率の差から摩擦部材が破損するのを抑制することができる。
また、本発明において、前記弾性体と前記摩擦部材との結合が、互いに形成された凹凸の噛み合わせであることが好ましい。
また、本発明において、前記弾性体と前記摩擦部材との結合が、接着剤による接着及びロウ付けのいずれかであることが好ましい。
また、本発明において、前記摩擦部材が合成樹脂からなり、前記摩擦部材と前記弾性体とが一体成形されてなることが好ましい。
これにより、摩擦部材に周方向の力が作用しても摩擦部材が弾性体に対して周方向にほとんど滑らなくなる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
ここでは、本発明に係るオートテンショナが自動車のエンジンブロックに設置され、エンジンの補機を駆動する伝動ベルトの張力を一定に保つ実施形態に関して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるオートテンショナの全体構成を示す縦断面図である。図2は、図1に示すオートテンショナの円筒部材及びその内部のII-II線に沿う断面図である。
図1に示すように、オートテンショナ1は、図示しない固定手段によってエンジンブロック100の固定面100aに固定されたベース2と、固定面100aと直交する方向に延びるボルト70によって、ベース2に対して回動自在に支持された回動部材21と、ベース2の底壁3と回動部材21との間において、ボルト70の軸方向に沿って圧縮された状態で配置されたコイルばね4とを有している。なお、以下の説明においては、ボルト70の伸延方向を上下方向と規定する。
ベース2は、円形平面形状を有しておりエンジンブロック100の固定面100aに当接する底壁3と、底壁3の周縁部から上方に向かって突出した環状突起11と、底壁3の中央に形成された円形の貫通孔3aの周縁部から上方に向かって延在した円筒部材15とを有している。なお、環状突起11及び円筒部材15は底壁3と一体的に形成されている。底壁3における環状突起11の近傍には環状の凹溝3bが形成されている。円筒部材15の内径と貫通孔3aの直径は同じになっており、ボルト70が挿入されたスペーサ71が挿通可能になっている。そして、円筒部材15及び貫通孔3aに挿通されたボルト70の端部がエンジンブロック100にねじ込まれている。
回動部材21は、ボルト70及びスペーサ71が挿通されるボス部22を有している。ボス部22とスペーサ71との間にはブッシュ24が設けられている。これにより、スペーサ71と回動部材21との摩擦抵抗が安定し、回動部材21がボルト70の軸周り方向にスムーズに回動できる。また、回動部材21には、ベース2の底壁3に形成された凹溝3bに向かって下方に延びる円筒部材5が形成されている。円筒部材5の先端は、凹溝3b内にあって凹溝3bの表面と離隔している。また、円筒部材5の先端近傍は、ベース2における環状突起11の内周面と僅かな隙間を有しつつオーバーラップしている。これにより、円筒部材5内に外部からの異物が侵入しにくくなる。
回動部材21は、ボス部22から図1中右方に延在したアーム26を有している。アーム26の中央部には、ボルト27によって回転可能に支持されたプーリ28が設けられている。プーリ28の外周面には、ベルト(図示せず)が当接している。このベルトは、エンジンのクランクシャフト及び他のベルトプーリ(ともに図示せず)にも巻き掛けられており、クランクシャフトの動力を他のベルトプーリに伝達している。
コイルばね4は、回動部材21に形成された円筒部材5内において円筒部材5の軸方向に圧縮された状態で配置されている。具体的には、図1に示すように、コイルばね4が収容された回動部材21及ベース2にボルト70及びスペーサ71を挿通させた状態で、ボルト70をエンジンブロック100に所定量ねじ込むことで、回動部材21がベース2に近づき、コイルばね4が圧縮状態にされている。また、円筒部材5内には、図1及び図2に示すように、円筒部材5の内周面5aに沿って延在する円弧状の補強部材(弾性体)31が配置されている。補強部材31は、金属からなり弾性を有している。
コイルばね4の一方の端部(図1中上端部)4aは、ボス部22に当接して固定されており、他方の端部(図1中下端部)4bは、補強部材31の端部(他端)31bと当接している。この構成により、コイルばね4は、回動部材21が図2中反時計回り方向に回動したときに、同方向の力Pを補強部材31に伝達する。
補強部材31の端部31bは、図2に示すように、円筒部材5の内側に折れ曲がっており、コイルばね4の端部4bとの当接面積が大きくなっている。そのため、回動部材21が図2中時計回り方向に回動したときに、コイルばね4の端部4bと補強部材31の端部31bとの当接が解除されても、再度、回動部材21が図2中反時計回り方向に回動したときに、これら端部同士が外れずに確実に当接する。
一方、補強部材31の端部(一端)31aは、図2に示すように、ベース2における底壁3に形成された突起13に当接して固定されている。このため、回動部材21が図2中反時計回り方向に回動したときに、コイルばね4から伝わった力によって、補強部材31の外周面32が円筒部材5の内周面5aに近づく方向に広がろうとする。そして、この状態から回動部材21が図2中時計回り方向に回動したときは、コイルばね4から伝わる力が減少し、補強部材31が元の状態に戻る。
補強部材31には、7つの摩擦部材35が一体成形によって補強部材31の延在方向(周方向であってボルト70の軸周り方向)に移動不可能に固定されている。具体的には、補強部材31の外周面32側には、外側に向かって開口した7つの凹部33が形成されている。そして、摩擦部材35が、外周面32から突出した状態で凹部33及びその背後に入り込んで形成されている。
本実施形態において、摩擦部材35は、主成分がナイロン樹脂からなる合成樹脂からなるが、主成分がポリアセタール樹脂及びポリアリレート樹脂のいずれかからなっていてもよく、補強部材31と一体成形が可能であればよい。このように、補強部材31に摩擦部材35を一体成形することで、摩擦部材35の周方向に関する移動を不可能にすることができる。さらに、摩擦部材35は、補強部材31に形成された凹部33に配置されているので、摩擦部材35の周方向への移動がより一層不可能にされている。
また、7つの摩擦部材35が、補強部材31とは材質が異なった別部材から形成され且つ1つの補強部材31に形成されているので、摩擦部材と補強部材とが一体化したような1の材質からなる部材と比して、その耐久性などの性能を向上させることが可能になる。つまり、摩擦部材35は摩擦部材として性能がすぐれた材質から形成することが可能になり、補強部材31は補強部材としての性能がすぐれた材質から形成することが可能になり、これらが合わさった摩擦部材35が形成された補強部材31は、摩擦部材と補強部材とが一体化したような1の材質からなる部材よりも、摩擦部材としての機能及び補強部材としての機能の両方を向上させることができる。
7つの摩擦部材35は、図2に示すように、周方向に関して、互いに等間隔に離隔して配置されている。このように、複数の摩擦部材35が互いに離隔して配置されているので、回動部材21の回動によって補強部材31が広がったときに、補強部材31と摩擦部材35との引っ張り弾性率の差から摩擦部材35が破損するのを抑制することができる。仮に、補強部材31の延在方向に沿ってほぼ外周面全体に亘って形成された1つの摩擦部材では、補強部材31と摩擦部材との界面で周方向の内部歪みが生じやすくなり、この内部歪みの発生が繰り返し行われると界面で剥離、割れが生じやすくなるが、本実施形態のように、摩擦部材を複数に分割し、且つ、摩擦部材35同士を互いに離隔していることで、補強部材31と摩擦部材35との界面での周方向の内部歪みが生じても、その歪みは摩擦部材35間の隙間で吸収される。そのため、内部歪みが緩和され、ひいては補強部材31の延在方向に沿ってほぼ外周面全体に亘って形成された1つの摩擦部材に比して摩擦部材の割れを軽減することができ耐久性が向上する。
摩擦部材35は、図1に示すように、上下方向に延在した第1延在部35aと、第1延在部35aと直交して延在した第2延在部35bとを有しており、その断面形状がL字形状となっている。第1延在部35aは、補強部材31に力が加えられていない際には、円筒部材5の内周面5aと僅かな隙間(図示せず)を隔てて対向しており、補強部材31に対して内周面5aに近づく方向に広がるような力が加えられた際には、内周面5aと当接する。第2延在部35bは、圧縮されたコイルばね4の反発力によって、ベース2の底壁3に当接するように押し付けられている。このように、摩擦部材35がL字形状の断面を有していることで、ベース2と当接する摩擦部材35の底面積を大きくすることが可能になって、補強部材31及び摩擦部材35の円筒部材5の内周面5aに沿った配設状態をより安定させることができる。また、ベース2と当接する摩擦部材35の底面積を大きくすることで、コイルばね4によって押される補強部材31と共に周方向に回転しようとする摩擦部材35に対する摩擦力が増大する。したがって、補強部材31及びコイルばね4を介して回動部材21に伝わるブレーキ力を増大させることができる。
各摩擦部材35の第1延在部35aはすべて同じ形状を有しているが、第2延在部35bは摩擦部材35毎にその高さが異なっている。摩擦部材35の第2延在部35bは、隣接するコイルばね4の対向する下面部分と当接可能なように、突起13近傍の摩擦部材35から図2中時計回り方向に沿って順にその高さが高くなっている。このように第2延在部35bが摩擦部材35毎に高くなってコイルばね4の対向する下面部分と当接可能になっていることで、すべての摩擦部材35における第2延在部35bの下面を底壁3に均等な力で押し付けることが可能となる。そのため、各摩擦部材35の外周面と円筒部材5の内周面5aとを確実に面接触させることが可能となり、偏摩耗が抑制される。
次に、本実施形態におけるオートテンショナ1の動作について説明する。オートテンショナ1は、プーリ28の伝動力によって、回動部材21が、コイルばね4を押し広げる方向(図2中反時計回り方向)に回動したときに、このコイルばね4の端部4bと当接している補強部材31に同方向の力Pが作用する。このとき、補強部材31の端部31aは突起13に当接してその動きが拘束されているので、補強部材31は、補強部材31が円筒部材5に近づく方向の力、すなわち、各摩擦部材35が円筒部材5の内周面5aと当接するような、内周面5aに対して垂直な力NFで押し広げようとする。これによって、回動部材21にはブレーキ力が付勢される。このように、回動部材21が回動することによって連動して発生するコイルばね4のねじり力によって、回動部材21へのブレーキ力が発生し、減衰効果が得られる。すなわち、コイルばね4からのねじり力が大きくなるほど回動部材21に作用するブレーキ力が大きくなり、高い減衰効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態のよるオートテンショナ1は、摩擦部材35が一体成形によって補強部材31と結合しているので、摩擦部材35を内周面5aと当接するように常時付勢していなくても、回動部材21が図2中反時計回り方向に回動して摩擦部材35が内周面5aと接触することで生じる摩擦部材35の周方向の力が作用しても摩擦部材35が補強部材31に対してほとんど滑らなくなる。そのため、ブレーキ力の低下を抑制することができる。また、コイルばね4の反発力によって、摩擦部材35の底面が底壁3に押し付けられているので、摩擦部材35が形成された補強部材31の円筒部材5の内周に沿った配設状態が安定する。そのため、摩擦部材35の外周面が内周面5aと確実に面接触するようになって、偏摩耗が抑制される。
また、本実施の形態においては、摩擦部材35と補強部材31とが一体成形されているが、摩擦部材35が、上述の合成樹脂、真鍮、メッキ処理された真鍮、青銅及びメッキ処理された青銅のいずれかからなる場合は、両者を接着剤で固定していてもよい。この場合、接着剤は、摩擦部材35と補強部材31との接着性の相性が良いものを適宜選択することが好ましい。さらに、摩擦部材35が真鍮、メッキ処理された真鍮、青銅及びメッキ処理された青銅のいずれかからなる場合は、両者をロウ付けで固定していてもよい。これらの場合でも、上述のように、摩擦部材35に周方向の力が作用しても摩擦部材35が補強部材31に対して周方向にほとんど滑らなくなる。
続いて、本発明の第2実施形態によるオートテンショナについて図3を参照しつつ以下に説明する。図3は、本発明の第2実施形態によるオートテンショナの要部断面図である。
本実施形態におけるオートテンショナ201は、補強部材231と摩擦部材235との結合状態が第1実施形態と異なるだけでそれ以外はほぼ同様である。なお、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し詳細の説明を省略する。
補強部材231は、第1実施形態の補強部材31とほぼ同様であるが、凹部33の部分に貫通部233が形成されている。補強部材231には、7つの摩擦部材235が補強部材231の外周面232から突出した状態で貫通部233に嵌め込まれて結合されている。つまり、補強部材231及び摩擦部材235の凹凸の噛み合わせで結合されている。本実施形態においては、補強部材231が金属からなり弾性を有しており、摩擦部材235は青銅からなるが、摩擦部材235は、主成分がナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアリレート樹脂のいずれかからなる合成樹脂、真鍮、メッキ処理された真鍮、メッキ処理された青銅のいずれかからなっていてもよい。
なお、摩擦部材235も第1実施形態の第1及び第2延在部35a,35bと同様な第1及び第2延在部235a,235bを有しており、第1延在部235aに凸部236が形成され、この凸部236が貫通部233に嵌め込まれている。これにより、摩擦部材235が補強部材231の延在方向に移動不可能に固定されている。なお、第2延在部235bも、圧縮されたコイルばね4の下面部分と当接しており、コイルばね4の反発力によって摩擦部材235が底壁3に当接するように押し付けられている。
この構成において、回動部材21が図3中反時計回り方向に回動したときに、摩擦部材235が補強部材231と凹凸の噛み合わせによって結合しているので、摩擦部材235が内周面5aと接触することで生じる摩擦部材235の周方向の力が作用しても摩擦部材235が補強部材231に対してほとんど滑らなくなる。そのため、第1実施形態と同様な動作及び効果を得ることができる。
なお、本実施形態においては、補強部材231と摩擦部材235の噛み合わせとしては、図4に示す噛み合わせであってもよい。この変形例において、第2実施形態と同様なものは同符号で示し説明を省略する。本変形例におけるオートテンショナ301は、図4に示すように、補強部材331には、第2実施形態の貫通部233に替えてギザギザ形状の凹凸部333が形成されており、この凹凸部333に対応した凹凸部336が摩擦部材335に形成されている。そして、これら凹凸部333,336が噛み合うことで補強部材331と摩擦部材335とが結合している。この場合においても、第2実施形態と同様な動作及び効果を得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態によるオートテンショナについて図5〜図7を参照しつつ以下に説明する。図5は、本発明の第3実施形態によるオートテンショナの全体構成を示す縦断面図である。図6、7は、いずれも図5に示すオートテンショナの円筒部材及びその内部の断面図であり、図6はVI−VI線に沿うものであり、図7はVII−VII線に沿うものである。
第1実施形態のオートテンショナ1と本実施形態のオートテンショナ401との主な相違点は、第1実施形態では、その内部にコイルばね4が配置される円筒部材5が回動部材21に形成されているが、本実施形態では、ベース402に形成された円筒部材405の内部にコイルばね4が配置される点である。なお、以下の説明においては、第1実施形態とほぼ同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態のベース402は、第1実施形態と同様に、円形平面形状を有する底壁3と、底壁3に形成された貫通孔3aの周縁部から上方に向かって延在する円筒部材15とを有しており、図示しないエンジンブロックに固定されている。さらに、ベース402は、その周縁部から上方に向かって延在する円筒部材405を有している。円筒部材405の外周面には、ベース402をエンジンブロックに取り付けるための取付部406が突設されている。取付部406には、図示しないボルトが挿入される貫通孔406aが形成されている。
回動部材421は、第1実施形態と同様にボス部22と、プーリ28が設けられるアーム426とを有している。また、回動部材421は、下方に向かって突出する環状突起425を有している。回動部材421における環状突起425の内側には環状突起425に近接した環状の凹溝423が形成されている。そして、ベース402に形成された円筒部材405の先端は、凹溝423内に位置しており、凹溝423の表面と離隔している。環状突起425は、円筒部材405の先端近傍における外周面と僅かな隙間を有しつつオーバーラップしている。これにより、円筒部材405内に外部からの異物が侵入しにくくなる。
ベース402に形成された円筒部材405内には、図7に示すように、第1実施形態と同様に、円筒部材405の内周面405aに沿って延在する円弧状の部材であり、その端部(他端)31bが折れ曲がった補強部材(弾性体)431が配置されている。補強部材431の端部(一端)31aは、図6、7に示すように、回動部材421に形成された突起413に当接して固定されている。そして、円筒部材405内において圧縮状態で配置されたコイルばね4の一方の端部(図5中下端部)4aは、ベース402の底壁3に当接して固定されており、他方の端部(図5中上端部)4bは、補強部材431の端部31bと当接している。
補強部材431には、第1実施形態と同様に、合成樹脂からなる摩擦部材435が、一体成形により補強部材431の延在方向に移動不可能に固定されている。本実施形態の摩擦部材435は、補強部材431の一方の端部31a近傍から他方の端部31b近傍まで延びる円弧状の部材である。図7に示すように、補強部材431の内周面側には、内側に向かって突出する5つの突起433が形成されている。そして、摩擦部材435は、内周面に形成された突起433に係合しつつ外周面432まで回り込んで形成されている。これにより、摩擦部材435は、補強部材431に確実に固定されている。
なお、第1実施形態では、補強部材31に複数の摩擦部材35が移動不可能に結合されているが、上述のように、本実施形態の補強部材431には、1つの摩擦部材435が移動不可能に結合されている。したがって、本実施形態においては、補強部材431と摩擦部材435との材質の引っ張り弾性率が近い方が好ましい。こうすれば、摩擦部材435が補強部材431との引っ張り弾性率の差から破損するのを防ぐことができる。
摩擦部材435は、第1実施形態と同様に、第1延在部435aと、第2延在部435bとを有しており、L字形状の断面形状を有している。また、第1延在部435aは、第1実施形態と同様に、円筒部材405の内周面405aと僅かな隙間を隔てて対向している状態と当接する状態とを取り得る。本実施形態では、第2延在部435bは、回動部材421に当接する。そして、第2延在部435bは、隣接するコイルばね4の対向する上面部分と当接可能なように、突起413近傍から図7中時計反回り方向に沿って順にその高さが高くなっている。
上述のような構成により、回動部材421が図6中時計回り方向(図7中反時計回り方向)に回動すると、回動部材421に形成された突起413に当接している補強部材431に対して、同方向の力が作用する。ここで、その他方の端部4bが補強部材431の端部31bに当接しているコイルばね4の一方の端部4aは、ベース402に当接して拘束されている。したがって、第1実施形態と同様に、コイルばね4から伝わった力によって、補強部材431は、その外周面432が円筒部材405の内周面405aに近づく方向、すなわち、摩擦部材435が内周面405aと当接するような方向に広がろうとする。こうして、回動部材421にブレーキ力が作用する。
以上のように、本実施形態のオートテンショナ401は、第1実施形態のオートテンショナ1と同様に、ブレーキ力の低下を抑制することができる。また、コイルばね4の反発力によって、摩擦部材435の上面が回動部材421に押し付けられているので、摩擦部材435が形成された補強部材431の円筒部材405の内周面405aに沿った配設状態が安定し、偏摩耗が抑制される。
次に、参考例によるオートテンショナについて図8及び図9を参照しつつ以下に説明する。図8、9は、いずれも本参考例にかかるオートテンショナの円筒部材及びその内部の断面図であり、図8は第3実施形態の図7に相当する図であり、図9は第3実施形態の図6に相当する図である。
参考例は、第3実施形態のオートテンショナ401の補強部材431及び摩擦部材435の構成を変更したものであり、その他の構成は第3実施形態とほぼ同様である。以下の説明においては、第3実施形態とほぼ同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
図8、9に示すように、本参考例のオートテンショナ501では、円筒部材405の内周面405aに沿って延在する円弧状の補強部材(弾性体)531は、内周面405aに沿って配置された2つのブロック体532、533によって構成されている。補強部材531を構成するブロック体532の一方の端部は、回動部材421に形成された突起413に当接する端部31aとなっている。また、ブロック体533の一方の端部は、コイルばね4の端部4bとに当接する端部31bとなっている。
そして、ブロック体532の一方の端部31aとは反対側の端部532aと、ブロック体533の一方の端部31bとは反対側の端部533aとは、ピボット係合している。すなわち、ブロック体532の端部532aとブロック体533の端部533aとの当接個所は、ブロック体532、533の幅方向(円弧状の補助部材531の径方向)に移動可能である。ブロック体532の端部532aとブロック体533の端部533aとの当接個所が移動することによって、ブロック体532とブロック体533との位置関係が変化する。
また、本参考例の摩擦部材535は、補強部材531を構成するブロック体532及びブロック体533のそれぞれに移動不可能に固定されている。ブロック体532に固定されている摩擦部材535は、ブロック体532の一方の端部31a近傍から他方の端部532a近傍まで延びる円弧状である。さらに、ブロック体533に固定されている摩擦部材535は、ブロック体533の一方の端部533a近傍から他方の端部31b近傍まで延びる円弧状である。
上述のような構成により、回動部材421が図8中反時計回り方向(図9中時計回り方向)に回動すると、回動部材421に形成された突起413に当接しているブロック体532、及びブロック体532にピボット係合しているブロック体533に対して、同方向の力がそれぞれ作用する。このとき、その一方の端部4aがベース部材402に拘束されているコイルばね4から伝わった力によって、補強部材531を構成するブロック体532及びブロック体533は、円筒部材405の内周面405aに近づく方向、すなわち、摩擦部材535が内周面405aと当接するような方向に広がろうとする。こうして、回動部材421にブレーキ力が作用する。
以上のように、本参考例のオートテンショナ501は、第3実施形態のオートテンショナ401と同様に、ブレーキ力の低下及び偏摩耗を抑制することができる。
また、本参考例のオートテンショナ501では、補強部材531が互いにピボット係合された2つのブロック体532、533によって構成されている。したがって、ブロック体532、533は、該ブロック体532、533に固定された摩擦部材535が円筒部材405の内周面405aに均一に当接するように、互いに位置関係を変化させることができる。その結果、偏摩耗を確実に抑制し、長時間に亘って周方向に均一に応力を分散させることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、第1及び第2実施形態においては、補強部材に対して7つの摩擦部材が結合されている場合について説明し、第3実施形態においては、補強部材431に対して1つの摩擦部材435が結合されている場合について、参考例においては、補強部材531を構成する2つのブロック体532、533に対してそれぞれ1つの摩擦部材535が結合されている場合について説明したが、補強部材に結合される摩擦部材の個数はこれらには限定されない。また、摩擦部材の断面がL字形状を有していなくてもよい。
また、上述の各実施形態においては、コイルばね4の一方の端部4aは、ボス部22(又は底壁3)に当接することで係止されているが、ボス部22(又は底壁3)に穴を形成し、端部4aを折り曲げてその穴に入り込ませ引っ掛けることで、コイルばね4と回動部材21(又はベース402)とを係止させていてもよい。さらに、回動部材21(又はベース402)とコイルばね4とが接触した状態で接着剤や溶接で固定していてもよい。また、コイルばね4の一方の端部4aのみならず、他方の端部4bと補強部材の端部31b、及び、補強部材の端部31aとベース2(又は回動部材421)に形成された突起13(又は413)においても上述のように係止されておればよいし、互いに接触した状態で固定されていてもよい。つまり、コイルばね、補強部材、回動部材及びベースが互いにかかわり合って止められておればよい。
さらに、上述の参考例では、補強部材531が2つのブロック体532、533によって構成されている場合について説明したが、補強部材531は3つ以上のブロック体によって構成されていてもよい。
本発明の第1実施形態によるオートテンショナの全体構成を示す縦断面図である。 図1に示すオートテンショナの要部のII-II線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態によるオートテンショナの要部断面図である。 本発明の第2実施形態によるオートテンショナの変形例の要部断面図である。 本発明の第3実施形態によるオートテンショナの全体構成を示す縦断面図である。 図5に示すオートテンショナにおける要部のVI-VI線に沿う断面図である。 図5に示すオートテンショナにおける要部のVII-VII線に沿う断面図である。 参考例によるオートテンショナの断面図であり、図7に相当する図である。 図8に示すオートテンショナの別の断面図であり、図6に相当する図である。
符号の説明
1,201,301,401,501 オートテンショナ
2,402 ベース
4 コイルばね
4a 端部(一方の端部)
4b 端部(他方の端部)
5,405 円筒部材
5a,405a 内周面
21,421 回動部材
28 プーリ
31、231,331,431,531 補強部材(弾性体)
31a 端部(一端)
31b 端部(他端)
35,235,335,435,535 摩擦部材
532,533 ブロック体

Claims (5)

  1. 固定されたベースと、
    前記ベースに対して回動自在に支持された回動部材と、
    前記回動部材に回転自在に設けられるとともに、ベルトに接触可能なプーリと、
    前記ベースと前記回動部材との間において、前記ベースから前記回動部材に向かう方向
    に平行に延在した、前記ベース及び前記回動部材の少なくともいずれか一方に形成された
    円筒部材と、
    前記円筒部材内に配置され、前記円筒部材の軸方向に圧縮された状態で一方の端部が前
    記回動部材又は前記ベースと係止されたコイルばねと、
    一端が前記ベース又は前記回動部材と係止され、他端が前記コイルばねの他方の端部と
    係止され前記円筒部材の内周面に沿って延在する円弧状の弾性体とを備えており、
    前記弾性体には、その延在方向に関して、前記弾性体から移動不可能に結合された摩擦
    部材が形成されており、
    前記摩擦部材は、前記円筒部材の軸方向に延在し、前記弾性体に結合された第1延在部と、前記第1延在部と直交して延在した第2延在部とを有する断面L字形状になっており、
    前記第2延在部は、前記コイルばねの対向する面に当接可能なように、前記コイルばねに沿ってその高さが高くなっており、
    前記コイルばねは、その圧縮による反発力によって前記摩擦部材の第2延在部を前記ベース又は前記回動部材に当接するように押し付けているとともに、前記回動部材の回動によって、前記摩擦部材の第1延在部の外周面を前記内周面と当接する方向に前記弾性体を広げることを特徴とするオートテンショナ。
  2. 前記摩擦部材は、前記弾性体の延在方向に沿って互いに離隔して複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオートテンショナ。
  3. 前記弾性体と前記摩擦部材との結合が、互いに形成された凹凸の噛み合わせであることを特徴とする請求項1または2記載のオートテンショナ。
  4. 前記弾性体と前記摩擦部材との結合が、接着剤による接着及びロウ付けのいずれかであることを特徴とする請求項1または2記載のオートテンショナ。
  5. 前記摩擦部材が合成樹脂からなり、前記摩擦部材と前記弾性体とが一体成形されてなることを特徴とする請求項1または2記載のオートテンショナ。
JP2007252109A 2007-04-13 2007-09-27 オートテンショナ Active JP4961313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252109A JP4961313B2 (ja) 2007-04-13 2007-09-27 オートテンショナ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007106140 2007-04-13
JP2007106140 2007-04-13
JP2007165260 2007-06-22
JP2007165260 2007-06-22
JP2007252109A JP4961313B2 (ja) 2007-04-13 2007-09-27 オートテンショナ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012069475A Division JP5521203B2 (ja) 2007-04-13 2012-03-26 オートテンショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009030585A JP2009030585A (ja) 2009-02-12
JP4961313B2 true JP4961313B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=40401347

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007252109A Active JP4961313B2 (ja) 2007-04-13 2007-09-27 オートテンショナ
JP2012069475A Active JP5521203B2 (ja) 2007-04-13 2012-03-26 オートテンショナ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012069475A Active JP5521203B2 (ja) 2007-04-13 2012-03-26 オートテンショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP4961313B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105864378B (zh) * 2016-04-07 2018-02-23 宁波丰茂远东橡胶有限公司 混合动力汽车皮带张紧设备
KR102118474B1 (ko) * 2018-10-30 2020-06-03 지엠비코리아(주) 차량용 오토텐셔너

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03282026A (ja) * 1990-03-29 1991-12-12 Hino Motors Ltd ドラム式ブレーキ
JPH0559023U (ja) * 1992-01-27 1993-08-03 光洋精工株式会社 オートテンショナ
JP3393540B2 (ja) * 1994-07-07 2003-04-07 バンドー化学株式会社 オートテンショナ
JPH08270742A (ja) * 1995-03-28 1996-10-15 Unitta Co Ltd ベルトテンショナー
CZ20022396A3 (en) * 2000-01-12 2004-04-14 The Gates Corporation Tensioner comprising a damping mechanism
US6609988B1 (en) * 2001-05-24 2003-08-26 The Gates Corporation Asymmetric damping tensioner belt drive system
JP3732446B2 (ja) * 2002-01-30 2006-01-05 三ツ星ベルト株式会社 オートテンショナ
JP3916973B2 (ja) * 2002-02-28 2007-05-23 三ツ星ベルト株式会社 オートテンショナ
JP4139128B2 (ja) * 2002-04-26 2008-08-27 三ツ星ベルト株式会社 オートテンショナ及びそれを備えたエンジン
DE102004047422A1 (de) * 2004-09-28 2006-04-13 Muhr Und Bender Kg Riemenspannvorrichtung mit hoher Dämpfung
JP2006118668A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Mitsuboshi Belting Ltd オートテンショナ
US8075433B2 (en) * 2005-06-28 2011-12-13 Dayco Products, Llc Belt tensioner with damping member

Also Published As

Publication number Publication date
JP5521203B2 (ja) 2014-06-11
JP2012132467A (ja) 2012-07-12
JP2009030585A (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5276520B2 (ja) オートテンショナ
JP2010112549A5 (ja)
JP5646319B2 (ja) 摩耗補償テンショナ
AU631336B2 (en) Belt tensioner
US8460140B2 (en) Belt tensioner utilizing asymmetric motion control
US8439781B2 (en) Radial damping mechanism and use for belt tensioning
JP2007113634A (ja) プーリ構造体
US8025037B2 (en) Valve gear and rocker ARM unit
US9829081B2 (en) Tensioner for engine with large and stable damping and minimum deflection o f shaft
EP2603717A1 (en) Blade tensioner with spring retaining features
JP6162162B2 (ja) オートテンショナ
JP3916973B2 (ja) オートテンショナ
JP4961313B2 (ja) オートテンショナ
US9982760B2 (en) Tensioner for engine with large and stable damping and minimum deflection of shaft
JP4088118B2 (ja) オートテンショナ
JP2017122470A (ja) オートテンショナ
JP5865789B2 (ja) オートテンショナ
JP5941858B2 (ja) オートテンショナ
US6076421A (en) Shift-lever devices with support for plate spring
JP4981567B2 (ja) オートテンショナ
JP5918043B2 (ja) オートテンショナ
JP3009811B2 (ja) オートテンショナ
JP2013015166A (ja) オートテンショナ
JP4950776B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2009185984A (ja) オートテンショナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120326

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4961313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250