JP2004526078A - パイプの内張り方法 - Google Patents

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ジョン フェリス バード
ロジャー フィリップ アッシュウォース
スチーブン ロバート デラフォース
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ラティス インテレクチュアル プロパティー リミテッド
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/16Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders
    • F16L55/179Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders specially adapted for bends, branch units, branching pipes or the like

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Abstract

本管及び本管から延びる引込管を内張りする方法を提供する。本管をプラスチック材料のライナーで内張りし、プラスチック材料のライナーを本管から遠い方の引込管の端から挿入し、本管ライナーの壁部を貫通して、本管を引込管と流体連通させる。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を本管の内部に提供し、引込管が本管から分岐する位置を探し出し、そのピッグ等を使用して本管ライナーを貫通する。さらなるライニング部分を本管ライナーと引込管ライナーとの間の一部分に設けても良い。本管ライナーと引込管ライナーとの間にシール材又はグラウトを挿入し、固まったシール材又はグラウトに孔あけ又は切り抜きを施しても良い。さらなるライニング部分を本管ライナーの一部分を引込管又は継手内に押し出すことによって設けても良い。所謂「T継手」のような接合部が、本管と引込管との間に設けられる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、本管及び本管から延びる引込管の内張り方法に関する。そのようなパイプは、ガス又は水のような有用品を需要者に供給するのに使用される。
【背景技術】
【0002】
例えば、道路に沿って延びる本管は、多数の利用者の家屋敷に供給するために、分岐している数本の引込管を有する。本管及び引込管は、一般的に鋼鉄のような金属から作られ、腐食や漏れのリスクを減らすために、金属パイプを内張りすることがしばしば望まれる。これは、一般的には、当該技術で良く知られている任意の方法により、最初に本管をプラスチック材料のライナーで内張りすることによって行われる。登録商標「SWAGELINING」によって知られている、パイプを内張りする有利な方法は、本管の間隔を隔てた都合の良い部分に掘削穴を掘り、プラスチック材料のライナーをダイを通して引いて、その直径を一時的に減少させ、ライナーを一方の掘削穴から他方の掘削穴まで本管を通して引き、ライナーをその以前の直径まで拡張させて、好ましくは、本管を厳密に内張りする、ことを含む。次いで、本管と引込管との間の接合部に穴を掘り、プラスチック材料のライナーを、掘られた接合部から引込管内に挿入する。しかしながら、各引込管を内張りするために掘削穴を掘ることは、時間を浪費し、破壊的な、費用のかかる仕事である。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の第1の側面によれば、本管及び本管から延びる1又はそれ以上の引込管を内張りする方法であって、本管をプラスチック材料のライナーで内張りし、プラスチック材料のライナーを本管から遠い方の引込管の端から引込管内に挿入し、本管ライナーの壁部を貫通して、本管を引込管と流体連通させる方法を提供する。
ライナーを本管から遠い方の引込管の端から引込管内に挿入することによって、本管と引込管との間の接合部に掘削穴を掘る必要がなく、かくして、崩壊、設置時間及び設置コストを減少させる。
【0004】
本管ライナーの壁部は、好ましくは、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を内張りされた本管の内部に提供し、引込管が本管から分岐する位置を探し出し、本管ライナーの壁部を貫通するピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を使用することによって貫通される。引込管が本管から分岐する位置は、引込管に沿って又は引込管内から伝達される信号を検出する本管内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置によって探し出される。信号は電磁信号であるのが良いが、好ましくは、より廉価な装置を使用して発生され又検出される音響信号である。その上、音響信号を、引込管を導波管として使用して、引込管に差し向けることが出来る。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、好ましくは、本管ライナーの壁部を切り抜き又はこれに孔をあけるが、本管ライナーの壁部を突き通し、溶かし又は押し進めても良い。
【0005】
本管と引込管との間の接合部は、好ましくは、本管からの分岐部を実質的に本管の頂から、実質的に利用者の家屋敷に向って水平に具合良く延ばすことを可能にする、所謂「T継手」によって行われる。。
所望なら、T継手まで掘り下げ、好ましくは、比較的狭い掘削穴を提供するいわゆるキーホール出入口を作り、T継手から本管ライナーの壁部に孔をあけることによって、本管ライナーの壁部を貫通させても良い。
【0006】
好ましくは、本管のライナーと引込管内に挿入されたライナーとの間の距離の少なくとも一部分に沿ってさらなるライニング部分を設ける。このさらなるライニング部分を、好ましくは、本管内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置から挿入する。変形例として、さらなるライニング部分を、引込管内に挿入されたライナーの端部に設けても良い。変形例として、本管ライナーと引込管内に挿入されたライナーとの間にシール材又はグラウトを挿入し、シール材又はグラウトに孔あけ又は切り抜きを施して、さらなるライニング部分を形成することによって、さらなるライニング部分を設けても良い。所望ならば、プラスチックのさらなるライニング部分を本管から挿入し、本管ライナーと引込管ライナーとの間にシール材又はグラウトを挿入し、必要なら、固まったシール材又はグラウトに孔あけ又は切り抜きを施しても良い。変形例として、さらなるライニング部分を、本管ライナーの一部分を引込管又は継手内に外方に押し出すことによって設けても良い。
【0007】
本管又は引込管から挿入されたさらなるライナー部分を、本管の内側に、好ましくは、溶融接合によって本管の内側のポリマーのライナーに固定しても良い。引込管に挿入されたライナーを、引込管が利用者の家屋敷に達するところから、例えば、引込管がメーターに接合されるところから挿入しても良い。
引込管の両端から挿入される引込管ライナー部分と任意のさらなるライニング部分を、例えば、一方を他方の内側に嵌めることによって、又は、溶融接合によって、互いに接合しても良い。引込管ライナーと任意の更なるライニング部分を、隣接した部分をグラウトで取り囲むことによって互いに隣接して保持しても良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を実施する方法の例示を、以下に、添付図面を参照して説明する。
図1は、本管20と利用者の家屋敷30との間に連結された多数の引込管10を示す。この例では、各引込管10は、利用者の家屋敷30にメータ31を介して連結されている。
本管20は、一般的に、金属、この場合は鋳鉄で作られる。この場合におけるように金属の本管は、一般的に、修繕の目的のために、ポリエチレンのようなポリマーのライナー21で内張りされている。本管20は、しばしば、接合する引込管10が内張りされる直前に内張りされる。本管20は、一般的に、従来技術でよく知られているように、適当な長さの本管20の両端に掘削穴を掘り、その穴の中を適当な長さのポリマーのライナー21を引くことによって内張りされる。
【0009】
次いで、ピッグ、ロボット又は、図2に示すように車輪23又は軌道付きの他の遠隔操作式装置22が、内張りされた本管20内に入り、内張りされるべき引込管10が本管20に接合する位置を探し出す。内張りされるべき引込管20が本管に接合する位置は、多くの方法で探し出すことが出来る。例えば、送信機24を、引込管10の開口端、例えば、メータ31から外された引込管の端部から、送信機24が本管20のライナー21の外側に達するまで通すのが良い。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、引込管10から送信された信号を検出するセンサー25を備える。電磁送信機24及び電磁センサ25が知られているが、引込管内の、或いは、引込管に沿って音響信号を差し向けるスピーカーのような音響送信機24、及び、マイクロフォンのような音響センサ25の使用は、新規と考えられ、そして本発明のさらなる側面と考えられる。
【0010】
一旦、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置22が、引込管10が本管20に接合する位置を検出すると、前記装置はカッター又はドリル(図示せず)を作動して、本管20が引込管10と流体連通するように、適当な接合部でライナーパイプ21を切り抜く。変形例として、狭い掘削穴即ちいわゆる「キーホール」掘削穴を、本管と引込管との間の接合部まで掘り下げ、ドリルを「キーホール」掘削穴に挿入して本管ライナーの壁部に孔をあけても良い。
本管のライナーを貫通する前又は後に、ライナー部分を引込管10の開口端から挿入しても良い。さらなるライニング部分を、以下の例で説明するように、本管のライナーと引込管内に挿入されたライナーとの間の任意の距離の少なくとも一部分に沿って設けても良い。
【0011】
本管及び引込管を内張りする第1の例を図3に示す。最初に、鋳鉄の本管20をポリエチレンのライナー21で内張りする。ライナー部分11を、引込管10の開口端から挿入する。このライナー部分11は、挿入の前にライナー部分11に溶融溶接されたテーパー付き前端部分12を備える。ライナー部分11を、テーパー付き前端部分12が、本管20から挿入されるべき他のライナー部分13との取付けに適した位置に達するまで、引込管10に沿って挿入する。この例では、引込管10は、引込管10を本管20に取付けるためのT継手(Tee Joint)10Aを備える。ピッグ、ロボット又は遠隔操作式装置が、引込管がどこで本管20から分岐するかを確認し、この確認した位置で、本管20のライナー21をこの場合はドリルを使用して貫通した後、第2のライナー部分13を、ピッグ、ロボット又は遠隔操作式装置を使用して本管20から挿入する。第2のライナー部分13を、ポリマーのライナーパイプ21に溶融溶接し、この場合は、ポリマーのブラケット14を、ライナー部分13とポリマーのライナーパイプ21との間の接合部の周りに溶融溶接して、接合部の強度を増大させる。第2のライナー部分13及びブラケット14を、単一要素として設けても良い。挿入したライナー部分13は、その前端15をテーパー付き前端部分12の前端16の周りに位置させる。次いで、2つのライナー部分15、16を互いに電気溶融溶接し、流体は、本管20から引込管10まで両方のライナー部分に沿って通過することができる。
【0012】
図4は、本発明の第1の側面による本管及び引込管を内張りする第2の例を示す。この例では、鋳鉄の本管20をポリエチレンのライナー21で内張りした後、予め連結された前端部分102を有するライナー部分101を、このライナー部分101が、引込管10を本管20に連結するT継手(Tee Joint)103に達するまで、引込管10の開口端に挿入する。一定量のグラウト104を、ライナー部分101の前端部分102を取り囲むT継手103の内側に挿入する。グラウト104を、任意の都合の良い方法、例えば、本管20内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置から、又は、ライナー部分101に沿って通される挿入チューブから挿入する。グラウトが固まったとき、本管20内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置(図示せず)が、ライナー部分101の前端部分102までグラウトに孔をあけ、従って、ライナー部分101は本管20と流体連通する。所望なら、この場合は、抜き差し式である第2のライナー部分105を、本管20内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置から挿入して、本管20から前端部分102までグラウト104にあけられた流路を内張りしても良い。第2のライナー部分105は、カラー106をその下端に有し、カラー106は、本管20を内張りしているポリマーのパイプ21に溶融接合される。所望ならば、グラウト104が引込管10に沿ってどこまでも又は本管20の中へどこまでも延びるのを防止するために、環状シール107を設けても良い。
【0013】
図5は本発明の第3の例を示す。本管20を、ポリエチレンのライナー21で内張りし、鋼鉄の引込管10を、T継手202までポリエチレンのライナー201で内張りする。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を、内張りされた本管内に挿入し、引込管10又はT継手202が本管から分岐する箇所を探しだし、その箇所で、本管20のライナー21に孔をあける。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、インサート203を、メインライナー21のあけた孔からT継手202内に導入する。インサート203は、引込管ライナー201までは達していない。任意の適当な手段によって、例えば、インサートのフランジ204を本管ライナー21に接着又は溶接することによって、インサート203を本管ライナー21に取付ける。これは、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置によって行われる。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、グラウト又はシール材205を引込管ライナー201とインサート203との間のT継手202の領域内に挿入する。グラウト又はシール材205が固まった後、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、本管20から、インサート203、固まったグラウト又はシール材205及び引込管ライナー201の壁部に孔をあけて、内張りされた本管20から、インサート203及びグラウトで固められた経路205を経て引込管10のライナー201まで流路を作る。
【0014】
図6は本発明の第4の例を示す。この例は、T継手303が使用可能な状態にあり、且つ、引込管が修繕又は内張りを必要としないときに適用できる。この例では、本管20をポリエチレンのライナー21で内張りする。鋼鉄の引込管10をプラスチックのライナー301で内張りしても良いが、これは、必須ではない。この例では、プラスチックのライナー301を、これがT継手301の内面に押しつけられることによって塞がれないように挿入する。これは、引込管ライナー301の端部をT継手301の内面から或る距離を隔てるようにすることによって、及び/又は、引込管ライナー301の端面302が引込管ライナー301の軸線の垂線と或る角度を成しているので、引込管ライナー301の端面302がT継手303の内面に対してシールすることが出来ないように引込管ライナー301の端面302を切断することによって成し遂げられる。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、内張りされた本管内に挿入され、引込管10又はT継手303が本管20から分岐する箇所を探し出す。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、その位置でライナー21の一部分を加熱し、加熱されたライナー21のその部分をT継手303のボアの中へ押し出す。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、ライナー21の押し出された部分の壁部に突き通して孔をあけ、拡張用テーパー付きマンドレル304をライナー21の突き通された壁部に通す。次いで、マンドレルを拡張させT継手303から本管20まで引き下げて、ライナー21の押し出された部分をT継手303の内壁に押し付ける。変形例として、マンドレル304を、その拡張状態で本管20からT継手303内に挿入して、ライナー21の押し出された部分をT継手303の内壁に押し付けても良く、次いで、マンドレルを収縮させ、次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置に引っ込める。
【0015】
図7は本発明の第5の例を示す。上述した例におけるように、本管20をポリエチレンのライナー21で内張りする。引込管10を、この例ではserviflexとして知られるさらなるライナー材料402の可撓性部分を本管20に最も近い端部に有するライナー401で内張りする。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、内張りされた本管内に挿入され、引込管10又はT継手403が本管20から分岐する箇所を探し出す。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、その箇所で本管ライナーに孔を切り抜き又は孔あけし、さらなるライナー材料402の可撓性部分を、本管20内に送る。さらなるライナー材料402の可撓性部分を、任意の都合の良い方法、例えば、引込管10に通すべき挿入チューブによって、供給されたグラウト404によって適所にグラウトで固める。
【0016】
図8は本発明の第6の例を示す。本管20をポリエチレンのライナー21で内張りし、引込管10をライナー501で内張りする。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、内張りされた本管内に挿入され、引込管10又はT継手502が本管から分岐する箇所を探し出し、その箇所で、本管20のライナー21に孔をあける。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、インサート503を、ライナー21の孔あけされた孔を通してT継手502内に導入する。任意の適当な手段によって、例えば、インサート503のフランジ504を本管ライナー21に接着又は溶接することによって、インサート503を本管ライナー21に取付ける。これは、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置によって行われる。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、拡張用マンドレル505をインサート503内に導入し、マンドレル505を拡張させて、インサートをT継手502の内壁に対してシールする。マンドレル505はそのままにされ、且つ、使用時にガスが流通するための開口部を有する。引込管ライナー501は、流体がT継手502から引込管内へ流通することができる孔506を備えている。孔506は、サービスライナー501を引込管10内に挿入する前に設けられても良いし、或いは、孔をあける前にシール材又はグラウトを挿入することが出来る本管20内のピッグ又はロボットで孔あけされても良い。変形例として、引込管ライナーへの入口を、T継手502からの流体の流入を可能にするように、T継手の内面から離しても良い。
【0017】
図9は本発明の第7の例を示す。本管20をポリエチレンのライナー21で内張りし、引込管10をライナー601で内張りする。狭い掘削穴即ちいわゆる「キーホール」掘削穴を、本管20と引込管10との間の接合部即ちT継手602の上方に掘る。当該技術で良く知られているように適当なキーホールアクセスツールを使用して、T継手602の頂部に孔をあけて、シール材又はグラウト603をT継手602に注入する装置の出入り口を作る。シール材又はグラウト603を硬化させ、次いで、再び適当なキーホールツールを使用して、引込管ライナー601と本管ライナー21との間に上から孔をあけて流路604を設ける。次いで、T継手602をキャップ605でシールする。
【0018】
図10は本発明の第8の例を示す。本管20をポリエチレンのライナー21で内張りし、引込管10をポリエチレンのライナー701で内張りする。ポリエチレンのライナー701の端部は、流体がT継手702から引込管ライナー701に流入することが出来るように、T継手702の内面から隔てられている。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は内張りされた本管内に挿入され、引込管10又はT継手702が本管20から分岐する箇所を探し出し、その箇所で、本管ライナー21に孔をあける。次いで、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置はインサート703をT継手702内に導入する。インサート703は、使用中、内張りされた本管20からT継手702までその長さに沿って延びる内部流路704を有し、接着剤付きの圧縮材料705を支持する。次いで、ピッグ、ロボット又は遠隔操作式装置は、インサート703の端部にナット706をねじ込んで、圧縮材料705を、ナットの作用で本管ライナー21の内面に向って圧縮させる。圧縮材料705は、外方に拡張してT継手702の内面と係合し、圧縮から特に剥離された接着剤によって所定位置に固定される。
【0019】
一旦、本管20及びライナーパイプ10が内張りされると、図11に示すように圧力検査を行って漏れが無いかどうかをチェックする。引込管10又はT継手を、適当な箇所で塞さぎ801、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置802を、引込管10が本管20に接合しているところまで本管20内に挿入する。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置802は、この場合は、本管内で2つの膨張可能シール803、804を使用して、本管20と引込管10との間の接合部の周りにシールを形成する。ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、801と、シール803、804との間の容積内の圧力を所定の値まで増大させ、容積内の圧力の減少割合を監視することによって、漏れがあるか否かを判定する。所望なら、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置802は、機械装置を本管20内のその位置から引込管10に挿入し、引込管10の内側を揺り動かして、機械的に揺り動かされたときでも、内張りにいかなる漏れもないようにするのが良い。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】利用者の家屋敷と本管との間に連結された多数の引込管を示す図である。
【図2】内張りされた本管の内側のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を示す図である。
【図3】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図4】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図5】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図6】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図7】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図8】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図9】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図10】本管及び引込管を内張りする例を示す図である。
【図11】引込管と本管との間の内張りされた接合部の圧力検査装置を示す図である。

Claims (24)

  1. 本管及び本管から延びる1又はそれ以上の引込管を内張りする方法であって、
    本管をプラスチック材料のライナーで内張りするステップと、
    プラスチック材料のライナーを、本管から遠い方の引込管の端部から引込管内に挿入するステップと、
    本管ライナーの壁部を貫通して、本管を引込管と流体連通させるステップと、
    を有する方法。
  2. 内張りされた本管内にピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を提供するステップ、引込管が本管に接合されている位置を探し出すステップ、及び、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置を使用して、その位置で本管ライナーを貫通するステップによって本管ライナーの壁部を貫通する、請求項1記載の方法。
  3. 引込管が本管に接合されている位置は、引込管から又は引込管に沿って伝達される信号を検出する本管内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置によって探し出される、請求項2記載の方法。
  4. 本管内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置による検出のため、引込管から又は引込管に沿って伝達される信号は音響信号である、請求項3記載の方法。
  5. ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は本管ライナーに切り抜きを施す、請求項2乃至4いずれか1項記載の方法。
  6. ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は本管ライナーに孔をあける、請求項2乃至4いずれか1項記載の方法。
  7. ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は本管ライナーを突き通して孔をあける、請求項2乃至4いずれか1項記載の方法。
  8. さらなるライニング部分を、本管と、引込管内に挿入されたライナーとの間の距離の少なくとも一部分に沿って設ける、請求項1乃至7いずれか1項記載の方法。
  9. ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置は、本管ライナーを加熱し、加熱部分を突き通す前に加熱された部分を外方に押し出す、請求項8記載の方法。
  10. さらなるライニング部分を本管内のピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置から挿入する、請求項8記載の方法。
  11. さらなるライニング部分はプラスチック材料で作られ、さらなるライニング部分を本管ライナーに電気溶融溶接する、請求項10記載の方法。
  12. さらなるライニング部分の端部が引込管ライナーと連結する、請求項10又は請求項11記載の方法。
  13. さらなるライニング部分及び引込管ライナーの連結用端部を互いに電気溶融溶接する、請求項12記載の方法。
  14. 互いに近接したさらなるライニング部分及び引込管ライナーの端部分の周りにシール材を設ける、請求項10乃至13いずれか1項記載の方法。
  15. シール材が固まった後、ピッグ、ロボット又は他の遠隔操作式装置が、固まったシール材を貫通して、本管ライナーを、さらなるライニング部分及び、引込管ライナーとさらなるライニング部分との間のシール材を介して、引込管ライナーと流体連通させる、請求項14記載の方法。
  16. 拡張マンドレルをライニング部分に設けて、さらなるライニング部分をこれを取り囲む壁部に向って圧縮させ、、拡張させたマンドレルは、流体がさらなるライニング部分の中を流れることができるように構成されている、請求項8乃至11いずれか1項記載の方法。
  17. さらなるライニング部分は、作動されたとき外方に拡張して周囲の壁部と係合する圧縮材料を備える、請求項8乃至11いずれか1項記載の方法。
  18. さらなるライニング部分は可撓性であり、さらなるライニング部分を引込管ライナーに取付け、且つ引込管ライナーと共に引込管内に挿入し、挿入されたとき、さらなるライニング部分は、シール材で取り囲まれることによって、引込管ライナーと本管との間の適所に保持される、請求項8記載の方法。
  19. さらなるライニング部分は、引込管ライナーと本管ライナーとの間に設けられたシール材によって作られ、固まったシール材に孔をあけ又は切り抜きを施して引込管ライナーと本管ライナーとの間に流路を形成する、請求項8又は請求項10記載の方法。
  20. キーホール掘削穴を地面の上から堀り、シール材をその穴を通して引込管ライナーと本管ライナーとの間に供給する、請求項19記載の方法。
  21. 継手を、本管と引込管との間に設ける、請求項1乃至20いずれか1項記載の方法。
  22. 継手はT継手である、請求項21記載の方法。
  23. 漏れが無いことを保証するために、本管及び引込管の内張りを検査する、請求項1乃至22いずれか1項記載の方法。
  24. 請求項1乃至22いずれか1項記載の方法によって内張りされた本管及び引込管。
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