JPH0932050A - 分岐用止水栓の取付方法 - Google Patents

分岐用止水栓の取付方法

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JPH0932050A
JPH0932050A JP17908395A JP17908395A JPH0932050A JP H0932050 A JPH0932050 A JP H0932050A JP 17908395 A JP17908395 A JP 17908395A JP 17908395 A JP17908395 A JP 17908395A JP H0932050 A JPH0932050 A JP H0932050A
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JP
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branch
water
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wire
screw
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JP17908395A
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English (en)
Inventor
Norio Douman
則雄 道満
Shoichi Hirata
祥一 平田
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本管の管底まで掘削しなくとも止水栓の取付
けが可能で、現場の分岐工事において穿孔機を使用しな
くともよく、その施工が簡単で短時間にできる分岐用止
水栓の取付方法を提供すること。 【解決手段】 地中埋設管路を形成する流体管等の本管
の掘削により表出した部分に分岐用止水栓を取り付け
る。地上から検知可能な被検知部材70を有する分岐用金
具3を、内部に止水部材を装着して予め地中に埋設前の
本管1に取付け、該分岐用金具を取り付けた本管を地中
に埋設して管路を形成しておき、本管1からの分岐に必
要を生じた際に、地上から被検知部材70を検知すること
により分岐用金具3のある位置を確認してその周りだけ
本管1の管天が表出するまで小掘削し、分岐用金具に止
水栓を取り付けた後、同金具内の止水部材を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中埋設管路を
形成する水道管など大径の流体管等の本管の掘削により
表出した部分に迅速かつ容易に耐震性に優れた止水栓を
取り付ける分岐用止水栓の取付方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の分岐用止水栓の取付方法とし
て、例えば実開昭54−173320号公報に記載され
たものがある。このサドル型分岐栓はその明細書の第6
頁第7行から第7頁第1行に施工例が記載されているよ
うに「予めブッシュを内装した分岐栓本体及び弁箱を水
道本管に取付け、弁体を開放して通水路を通り水道本管
に穿孔を行う。この後、コレット等の工具にテーパリン
グを取り付けた防錆コアーを支持させ、この防錆コアー
を弁体の透孔を通ってブッシュ中に押し進める。…中略
…防錆コアーの先端が水道本管の穿孔に完全に挿入され
ると、テーパリングが復元し、このテーパリングの上端
面と肩面の係合により防錆コアーの抜け出しは阻止され
る。」ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このサドル
型分岐栓においては、その取付けに際し、分岐栓本体を
サドル・バンドで水道本管に取付けなければならないの
で、本管の管底まで掘削しないと取付けができない。ま
た、現場の分岐工事において本管に穿孔(分岐口)を明
ける穿孔機がないと作業ができないし、しかもこの場
合、施工中にサドル型分岐栓、穿孔機の止水部分から漏
水がおこったり、穿孔機の故障等によるトラブルがある
と、工事遅れが生じる等の問題点があった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、本管の管底まで掘削しなくとも止水栓の
取付けが可能で、現場の分岐工事において穿孔機を使用
しなくともよく、その施工が簡単で短時間にできる分岐
用止水栓の取付方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明の分岐用止水栓の取付方法は、地上
から検知可能な被検知部材を有する分岐用金具を、内部
に止水部材を装着して予め地中に埋設前の本管に取付
け、該分岐用金具を取り付けた本管を地中に埋設して管
路を形成しておき、本管からの分岐に必要を生じた際
に、地上から被検知部材を検知することにより分岐用金
具のある位置を確認してその周りだけ本管の管天が表出
するまで小掘削し、分岐用金具に止水栓を取り付けた
後、同金具内の止水部材を取り除くことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の分岐用止水栓の取付方法
は、請求項1において、分岐用金具を本管に取り付ける
に際し、本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪ととも
に取り付けた袋ナット内に仕切り板を装着して分岐口を
閉塞するとともに、該仕切り板の上面に止水部材を形成
するゴム材を所定量載せ、このゴム材を袋ナットに螺合
して取り付けた加圧部材により上方から加圧・加熱して
所定厚さのゴム膜に形成した後、加圧部材を取り外すと
ともに、仕切り板の中央部にワイヤの一端を取り付け、
該ワイヤを覆うように保護ボルトを袋ナットに螺合して
取り付け、この保護ボルトの上に被検知部材を取り付け
る。また分岐用金具に止水栓を取り付けるに際し、被検
知部材と保護ボルトを取外した後、ワイヤの他端を止水
栓の上方から引き出し可能に貫通させ、そのうえで止水
栓を袋ナットに螺合して取り付け、この止水栓の下端に
形成した切断刃でゴム膜の周縁部を切断し、この切断し
たゴム膜を仕切り板とともにワイヤの引き出しによって
止水栓の弁の上方まで引き上げる。
【0007】請求項3の発明の分岐用止水栓の取付方法
は、請求項1において、分岐用金具を本管に取り付ける
に際し、上下端開口の筒状取付ねじ金具に受軸を下端開
口部からその中間位置まで嵌挿するとともに、該受軸の
上面に止水部材を形成するゴム材を所定量載置し、この
ゴム材を取付ねじ金具に螺合して取り付けた加圧部材に
より上方から加圧・加熱して所定厚さのゴム膜に形成し
た後、受軸を抜いたうえ、加圧部材を取り外すととも
に、ゴム膜の中央部にワイヤの一端を取り付け、取付ね
じ金具に保護ボルトを螺合して取り付けるとともに、該
取付ねじ金具を本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪
とともに取り付けた袋ナットに螺合して取り付け、この
保護ボルトの上に被検知部材を取り付ける。また分岐用
金具に止水栓を取り付けるに際し、被検知部材と保護ボ
ルトを取外した後、ワイヤの他端を止水栓の上方から引
き出し可能に貫通させ、そのうえで止水栓を袋ナットに
螺合して取り付け、この止水栓の下端に形成した切断刃
でゴム膜の周縁部を切断し、この切断したゴム膜をワイ
ヤの引き出しによって止水栓の弁の上方まで引き上げ
る。
【0008】請求項4の発明の分岐用止水栓の取付方法
は、請求項1において、分岐用金具を本管に取り付ける
に際し、本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪ととも
に取り付けた袋ナット内の内向き環状フランジ部上に環
状パッキンを装着するとともに、該パッキンの上方から
有底の筒状ねじ膜体を袋ナットに螺合して締め付け治具
で締め付けながら押圧し、該ねじ膜体の中央部にワイヤ
の一端を取り付け、袋ナットに保護ボルトを螺合して取
り付け、この保護ボルトの上に被検知部材を取り付け
る。また分岐用金具に止水栓を取り付けるに際し、被検
知部材と保護ボルトを取外した後、ワイヤの他端を止水
栓の上方から引き出し可能に貫通させ、そのうえで止水
栓を袋ナットに螺合して取り付け、この止水栓の下端に
形成した切断刃でねじ膜体の周縁部を切断し、この切断
したねじ膜体をワイヤの引き出しによって止水栓の弁の
上方まで引き上げる。
【0009】請求項5の発明の分岐用止水栓の取付方法
は、請求項1において、分岐用金具を本管に取り付ける
に際し、本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪ととも
に取り付けた袋ナット内の内向き環状フランジ部上に円
板状パッキンを装着するとともに、該パッキンの上方か
ら上下端開口の押え部材を袋ナットに螺合して締め付け
治具で締め付けながら押圧し、該パッキンの中央部にワ
イヤの一端を取り付け、袋ナットに保護ボルトを螺合し
て取り付け、この保護ボルトの上に被検知部材を取り付
ける。また分岐用金具に止水栓を取り付けるに際し、被
検知部材と保護ボルトを取外した後、ワイヤの他端を止
水栓の上方から引き出し可能に貫通させ、そのうえで止
水栓を袋ナットに螺合して取り付け、この止水栓の下端
に形成した切断刃でパッキンの周縁部を切断し、この切
断したパッキンをワイヤの引き出しによって止水栓の弁
の上方まで引き上げる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図14はこの発明の第1
の実施の形態であり、この実施の形態により流体管等の
本管1に分岐用止水栓2が分岐用金具3を介して取り付
けられた状態が図1に示されている。分岐用止水栓2は
栓本体4内にボール弁5を有し、該弁で横枝管取付部6
の通水路を開閉できるようになっている。8はボール弁
5を操作するためのハンドル取付部である。
【0011】以下に分岐用止水栓2の取付け手順を図面
を参照して説明する。まず、上端部にテーパ部10と水平
の環状フランジ部11を有するスリーブ12を袋ナット13内
に取り付け、このスリーブ付きナット13とゴム輪14を本
管1の管天に穿孔した分岐口15に押し込んだ後、スリー
ブ12の下端部を図示しない拡径治具により拡径させ、分
岐口周辺をスリーブ12の上下端部でしっかりと挾持した
形に水密的に支持して取り付ける(図2)。この取付け
方法は先に提案した特願平6−252024号に記載し
たものとほぼ同様であるので詳しい説明は省略する。こ
のように取り付けられたものを先願では分水栓と称して
いる。取付け前のスリーブ12は図3のようになってい
る。次に、このスリーブ12のテーパ部10に外周縁に形成
したテーパ部16を合わせて仕切り板17を取り付け、分岐
口15を塞ぐ(図4)。18は仕切り板17の上面中央部に設
けられたワイヤ取付け部である。
【0012】次に、上方大径筒部21と下方小径筒部22か
らなり、大径筒部21の内周面にめねじ23が形成され、か
つ小径筒部22の外周面におねじ24が形成された上下端開
口の中空筒状壁材25のおねじ24をナット13のめねじ26に
螺合して取付け、該壁材の下端でスリーブ12のフランジ
部11をナット13の内向き環状フランジ部27に向けて押圧
固定する。固定後、壁材25の内周面の下方部に図示しな
い離形剤を塗布したうえ、仕切り板17の上面にゴム材28
を所定量載せる(図5)。しかる後に、上方大径筒部31
と下方小径筒部32からなり、大径筒部31の外周面におね
じ33が形成され、かつ小径筒部32の外周面が壁材25の小
径筒部22の内周面に密接して嵌合する上端開口の有底筒
部本体35を有する加圧部材36のおねじ33を壁材25のめね
じ26に螺合して取付ける(図6)。加圧部材36のゴム材
28に接する下端面にも前記と同様な離形剤を塗布してお
く。
【0013】加圧部材36の筒部本体35の底面には中心部
に加圧に際しワイヤ取付け部18が嵌まる大きさの凹部38
が形成されているとともに、外周側にゴム材28に環状溝
40(図9)を形成するための小突起41が設けられ、かつ
その外側の筒部本体35には図7にも示すように小径の空
気抜き孔42が上下端面まで貫通して設けられている。環
状溝40は水圧に耐え、後記する分岐用止水栓2の栓本体
4下端面に突出した切断刃43で簡単に押し切れる程度に
形成される。45は空気抜き孔42に通じて筒部本体35の上
端面に設けられたボルト孔である。筒部本体35の下端部
には温度センサ46が埋め込まれている。47は温度センサ
46に接続された引き出し線で、筒部本体35の上端面から
外部に引き出されている。筒部本体35の中空内部には発
熱体固定部材49が嵌合され、かつその上端部外周面に形
成したおねじ50を筒部本体35の上端部内周面に形成した
めねじ51に螺合されている。発熱体固定部材49の下端部
外周面には環状段部52が形成され、該段部には発熱体53
が絶縁物54を介して固定されている。55は発熱体53に接
続された引き出し線で、空気抜き孔42aを通って発熱体
固定部材49の上端面から外部に引き出されている。56は
空気抜き孔42,42aと同様な空気抜き孔、57は空気抜き
孔56に通じて発熱体固定部材49の上端面に設けられたボ
ルト孔、また59は発熱体固定部材49の上端面に設けられ
た該固定部材を筒部本体35内に嵌合して取り付けるため
のハンドル取付け孔である。
【0014】しかして、図6のように螺合して取り付け
た加圧部材36の螺合をさらに進めて、加圧部材36の下端
面がワイヤ取付け部18より下方位置となるようにゴム材
28を加圧するとともに、加圧部材36と壁材25間の内部の
空気が空気抜き孔42,56から完全に抜けるまで締める。
空気が抜けるとボルト孔45,57にボルト61,62を取り付
けて空気抜き孔42,56を閉じる。そしてさらに加硫に必
要な規定圧まで加圧部材36を締め付ける(図8)。次
に、引き出し線55を介して発熱体53に通電し、扁平状に
されたゴム材28の温度を加硫接着に必要な温度に維持す
ると、ゴム材28の仕切り板17上およびスリーブ12のフラ
ンジ部11上面への接着が終わる。この接着が終わった
後、加圧部材36と壁材25をナット13から取り外すと、ゴ
ム材28はゴム膜64となって仕切り板17への取付けは完了
するので、仕切り板17のゴム膜64の中心から上方に突出
するワイヤ取付け部18に所定長さのワイヤ65を取り付け
る(図9)。ワイヤ65の取付け後、このワイヤ65を収容
可能な大きさの凹所66を有する保護ボルト67を、該凹所
にワイヤ65を収容してナット13に螺合して取り付け、そ
の先端面でゴム膜64の上面を押圧するようにする(図1
0)。これで分岐用金具3が取り付けられた状態とな
る。68は検知板取付用の孔であり、めねじが切ってあ
る。
【0015】図10のように分岐用金具3が取り付けられ
た状態で本管1を分岐工事現場に搬送し、地中を掘削し
て所定の地中埋設管路を形成するべく本管1の接合作業
を行う。この作業に際し、分岐用金具3の保護ボルト67
が上向きとなるようにし、保護ボルト67のめねじ孔68に
被検知板70を上端に有する支持杆71の下端おねじを螺合
して取り付ける。取付後にその上から掘削した土砂を埋
め戻す(図11,12)。被検知板70を支持杆71で支持して
同時に埋設するのは、埋設した後の本管1の分岐用金具
3の位置が不明な場合が予想されるからであり、これを
地上から金属探知機等で容易に確認できるようにするた
めである。また支持杆71で支持したのは被検知板70をな
るべく地表近くに位置させ、分岐用金具3の位置検知が
容易にできるようにするためである。
【0016】本管1からの分岐に必要を生じて分岐工事
を行うときは、地上から図示しない金属探知機等で被検
知板70の位置を検知する。検知後、該被検知板が取り付
けられた埋設管路の本管1の分岐用金具3を確認してそ
の周りだけ本管1の管天が表出するように管路の上半分
まで小掘削し、被検知板70及び保護ボルト67を取り外
す。この取り外しにより分岐用金具3は図9のようにな
るので、取り付けるべき分岐用止水栓2の上方キャップ
73に装着されたシールゴム74の孔にワイヤ65を通したう
え、分岐用止水栓2の栓本体4下部をナット13に螺合し
締め付けながらワイヤ65を引き上げる。栓本体4の下端
面におけるゴム膜64の環状溝40に嵌まり込む内側位置に
は前記した切断刃43が一体に形成されており、この切断
刃43が前記締め付けにより止水部材であるゴム膜64に接
した後もなおも締め付けを続けるとゴム膜64が環状溝40
に沿って切断される(図13→14)。切断後、ワイヤ65を
引いて切断されたゴム膜64を分岐用止水栓2のボール弁
5より上に引き上げてボール弁5を閉める。ボール弁5
を閉めた後、キャップ73とゴム膜64を取外し、外した後
の取付部に横枝管取付け部6のキャップ75を外して取り
付ける。これにより図1の状態となり、あとは横枝管取
付部6に図示しない横枝管を取り付けると分岐工事は完
了する。
【0017】図15ないし図21は第2の実施の形態であ
り、以下にこの実施の形態の分岐用止水栓2の取付け手
順を図面を参照して説明する。尚、第1の実施の形態と
共通するところは図面とともに説明を省略する。上方大
径筒部78と下方小径筒部79からなり、大径筒部78の内周
面にめねじ80が形成され、かつ小径筒部79の外周面にお
ねじ81が形成された上下端開口の筒状取付ねじ金具82を
具え、この取付ねじ金具82の小径筒部79の下端開口部か
ら受軸83をその中間位置まで入れ、その上面がゴム膜接
着面と面一となった位置で固定する(図15)。85はゴム
材28の流入を防ぐためのテーパ部、86は受軸83の上面中
央部に形成されたワイヤ固定部(例えば結び目)の固定
用凹部である。
【0018】次に、取付ねじ金具82の大径筒部78のめね
じ80に壁材87のおねじ88を螺合して取り付けたうえ、受
軸83の上端面と壁材87の内周面の下方部に離形材を塗布
する。塗布後、図16のようにワイヤ65を一端部に固定部
89を形成して凹部86に入れるとともに、ゴム材28をこれ
に被せるようにして入れ、ワイヤ65の他端を加圧部材90
の中心部に形成した通し孔91に通す。しかる後、加圧部
材90を壁材87内に嵌合して図17に示す可動部材92で加圧
すると、空気抜き孔42より空気が抜ける。加圧部材90の
ゴム材28に接する下端面にも前記と同様な離形剤を塗布
しておく。空気が抜けると空気抜き孔42と通し孔91をボ
ルト孔45,93にボルト61,94をパッキン61a,94aを介
在させて取り付けてゴム材28が出ないようにする。加圧
部材90をなおも必要な圧力まで加圧し、温度圧力を一定
の時間保と加硫接着が完了する(図17)。加熱、保温は
図示しない外部装置によって行われる。加硫接着が完了
した後、ボルト61、受軸83、加圧部材90、壁材87を取り
外すと図18のようなゴム膜64が形成される。このゴム膜
64は後に第1の実施の形態と同様な方法で切断する。図
18の取付ねじ金具82のめねじ80に保護ボルト67を螺合す
ると、図19のようになり、この取付ねじ金具82のおねじ
81をさらにパッキン95を介してナット13のめねじ26に螺
合して取り付けると、図20のようになる。この図20の状
態は図10に相当する。この後の手順は第1の実施の形態
の図11以降の手順に準ずる。
【0019】図21は取付ねじ金具82に分岐用止水栓2を
取り付けた第2の実施の形態の変形を示し、第1の実施
の形態の図13に相当するが、取付ねじ金具82の小径筒部
79が下方にすぼまった形状に形成されて直接、T字管96
の上方分岐口部97に螺合して取り付けられ、T字管96の
両端開口部に接続される本管1の材質が鋼管からなって
おり、およびスリーブ12を使用していない点でこの実施
の形態と異なる。
【0020】図22ないし図26は第3の実施の形態であ
り、以下にこの実施の形態の分岐用止水栓の取付け手順
を図面を参照して説明する。尚、この実施の形態の場合
も第1、第2の実施の形態と共通するところは図面とと
もに説明を省略する。図22に示すように第1の実施の形
態の図2とほぼ同様に本管1に取り付けられたナット13
内のスリーブ12の環状フランジ部上にパッキンリング98
を装着するとともに、外周面にナット13のめねじ26に螺
合するおねじ99が形成された有底の筒状ねじ膜体100を
具え、このねじ膜体100のおねじ99をナット13のめねじ2
6に螺合して締め付け治具103で締め付けると図23のよう
に取り付けられる。ねじ膜体100は例えば合成樹脂等の
剛性ある材質からなっている。101は膜体100の内周面に
形成のスプライン、102はワイヤ取付部である。締め付
け治具103は図24のようになっており、下端部の大径部1
04の外周面に膜体100のスプライン101と噛み合うスプラ
イン105が設けられている。106はワイヤ通し孔で
ある。この図25の状態は図10に相し、その後の手順は第
1の実施の形態の図11以降の手順に準ずる。図26は図1
に比して左方横枝管部が無い分岐用止水栓である。図26
は止水部材であるねじ膜体100を分岐用止水栓2の切断
刃43で押し切ったところの図面である。
【0021】図27ないし図30は第4の実施の形態であ
り、以下にこの実施の形態の分岐用止水栓の取付け手順
を図面を参照して説明する。尚、この実施の形態の場合
も第1、第2、第3の実施の形態と共通するところは図
面とともに説明を省略する。図27に示すように第1の実
施の形態の図2とほぼ同様に本管1に取り付けられたナ
ット13内のスリーブ12の環状フランジ部上に円板状パッ
キン110を装着するとともに、外周面におねじ111が形成
された上下端開口の筒状の押え部材112を具え、この押
え部材112のおねじ111をナット13のめねじ26に螺合して
締め付け治具103で締め付けると図28のように取り付け
られる。押え部材112はねじ膜体100と同様な材質からな
っている。113は押え部材112の内周面に形成のスプライ
ン、115は押え部材112の底面に設けられた環状凸部であ
り、また116,117はパッキン110に形成された環状溝と
ワイヤ取付部である。この図29は図10に相当し、その後
の手順は第1の実施の形態の図11以降の手順に準ずる。
図30は図1に比して左方横枝管部が無い分岐用止水栓で
ある。図30は止水部材である円板状パッキン110を分岐
用止水栓2の切断刃43で押し切ったところの図面であ
る。
【0022】前記のように最も好ましい第1の実施の形
態から順次、第4の実施の形態まで説明したが、これら
の実施の形態は好ましい一例を挙げたにすぎず、この発
明はこれら実施の形態に限るものではなく、請求項1に
記載した事項の範囲の取付方法にまで技術的範囲が及ぶ
ことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のようであって、
地上から検知可能な被検知部材を有する分岐用金具を、
内部に止水部材を装着して予め地中に埋設前の本管に取
付け、該分岐用金具を取り付けた本管を地中に埋設して
管路を形成しておき、本管からの分岐に必要を生じた際
に、地上から被検知部材を検知することにより分岐用金
具のある位置を確認してその周りだけ本管の管天が表出
するまで小掘削し、分岐用金具に止水栓を取り付けた
後、同金具内の止水部材を取り除くので、現場での分岐
工事の際、本管の穿孔、分岐用金具を取り付ける必要が
なく、したがって施工が簡単で短時間にでき、分岐工事
期間の短縮化、工事費用の安価を図ることができるとい
う優れた効果がある。
【0024】請求項2ないし5の発明にあってはその実
施の形態段階にまで具体化したことにより、前記の効果
に加えて分岐用金具の取り付けに際して止水部材の形成
を同時並行して行ったり、あるいは別途に形成した止水
部材を装着することにより行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す分岐用止水
栓が流体管等の本管に分岐用金具を介して取り付けられ
た状態の縦断正面図である。
【図2】分岐用金具が本管に取り付けられた状態を示す
縦断正面図である。
【図3】スリーブの取付前の状態を示す縦断正面図であ
る。
【図4】図2の分岐用金具に仕切り板を装着した状態を
示す縦断正面図である。
【図5】図4の分岐用金具に壁材を装着した状態を示す
縦断正面図である。
【図6】図5の壁材に加圧部材を装着した状態を示す縦
断正面図である。
【図7】図6の線A−Aに沿う平面図である。
【図8】加圧部材でゴム材を締め付けて膜状にした状態
を示す縦断正面図である。
【図9】図8から壁材と加圧部材を取り外した状態を示
す縦断正面図である。
【図10】図9のナットに保護ボルトを取り付けた状態
を示す縦断正面図である。
【図11】被検知板の取り付け状態を示す縦断正面図で
ある。
【図12】被検知板を取り付けた本管を接続して埋設し
た状態を示す縦断正面図である。
【図13】分岐用金具のある部分を掘削してナットに分
岐用止水栓を取り付けた状態を示す縦断正面図である。
【図14】分岐用止水栓の切断刃でゴム膜を切断して該
ゴム膜を上方に引き上げた状態を示す縦断正面図であ
る。
【図15】第2の実施の形態を示す取付ねじ金具と受軸
の取り付け状態の縦断正面図である。
【図16】図15の取付ねじ金具に壁材と加圧部材を装着
した状態を示す縦断正面図である。
【図17】図16の加圧部材を可動部材で押圧してゴム材
を締め付けて膜状にした状態を示す縦断正面図である。
【図18】図8から可動部材と壁材と加圧部材を取り外
した状態を示す縦断正面図である。
【図19】図18の取付ねじ金具に保護ボルトを取り付け
た状態を示す縦断正面図である。
【図20】図19の取付ねじ金具を本管のナットに取り付
けた状態を示す縦断正面図である。
【図21】第2の実施の形態の変形を示す縦断正面図で
ある。
【図22】第3の実施の形態を示す本管のナットにパッ
キンとねじ膜体を取り付ける前の状態の縦断正面図であ
る。
【図23】本管のナットにパッキンとねじ膜体を取り付
けた状態の縦断正面図である。
【図24】締め付け治具の一部を省略した一部破断の正
面図である。
【図25】図23のナットに保護ボルトを取り付けた状
態を示す縦断正面図である。
【図26】保護ボルトを取外し、ナットに分岐用止水栓
を取り付けた状態を示す縦断正面図である。
【図27】第4の実施の形態を示す本管のナットにパッ
キンとねじ膜体を取り付ける前の状態の縦断正面図であ
る。
【図28】本管のナットにパッキンとねじ膜体を取り付
けた状態の縦断正面図である。
【図29】図28のナットに保護ボルトを取り付けた状
態を示す縦断正面図である。
【図30】保護ボルトを取外し、ナットに分岐用止水栓
を取り付けた状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】 1 本管 2 分岐用止水栓 3 分岐用金具 5 ボール弁 12 スリーブ 13 袋ナット 14 ゴム輪 15 分岐口 17 仕切り板 18 ワイヤ取付部 25 壁材 28 ゴム材 35 筒部本体 36 加圧部材 43 切断刃 46 温度センサ 49 発熱体固定部材 53 発熱体 64 ゴム膜 67 保護ボルト 70 被検知板 71 支持杆 82 取付ねじ金具 83 受軸 87 壁材 90 加圧部材 92 可動部材 98 パッキンリン
グ 100 ねじ膜体 103 締め付け治具 110 円板状パッキン 112 押え部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋設管路を形成する流体管等の本管
    の掘削により表出した部分に分岐用止水栓を取り付ける
    ものであって、地上から検知可能な被検知部材を有する
    分岐用金具を、内部に止水部材を装着して予め地中に埋
    設前の本管に取付け、該分岐用金具を取り付けた本管を
    地中に埋設して管路を形成しておき、本管からの分岐に
    必要を生じた際に、地上から被検知部材を検知すること
    により分岐用金具のある位置を確認してその周りだけ本
    管の管天が表出するまで小掘削し、前記分岐用金具に止
    水栓を取り付けた後、同金具内の止水部材を取り除くこ
    とを特徴とする分岐用止水栓の取付方法。
  2. 【請求項2】 分岐用金具を本管に取り付けるに際し、
    本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪とともに取り付
    けた袋ナット内に仕切り板を装着して分岐口を閉塞する
    とともに、該仕切り板の上面に止水部材を形成するゴム
    材を所定量載せ、このゴム材を袋ナットに螺合して取り
    付けた加圧部材により上方から加圧・加熱して所定厚さ
    のゴム膜に形成した後、加圧部材を取り外すとともに、
    仕切り板の中央部にワイヤの一端を取り付け、該ワイヤ
    を覆うように保護ボルトを袋ナットに螺合して取り付
    け、この保護ボルトの上に被検知部材を取り付け、また
    分岐用金具に止水栓を取り付けるに際し、被検知部材と
    保護ボルトを取外した後、ワイヤの他端を止水栓の上方
    から引き出し可能に貫通させ、そのうえで止水栓を袋ナ
    ットに螺合して取り付け、この止水栓の下端に形成した
    切断刃でゴム膜の周縁部を切断し、この切断したゴム膜
    を仕切り板とともにワイヤの引き出しによって止水栓の
    弁の上方まで引き上げる請求項1記載の分岐用止水栓の
    取付方法。
  3. 【請求項3】 分岐用金具を本管に取り付けるに際し、
    上下端開口の筒状取付ねじ金具に受軸を下端開口部から
    その中間位置まで嵌挿するとともに、該受軸の上面に止
    水部材を形成するゴム材を所定量載置し、このゴム材を
    取付ねじ金具に螺合して取り付けた加圧部材により上方
    から加圧・加熱して所定厚さのゴム膜に形成した後、受
    軸を抜いたうえ、加圧部材を取り外すとともに、ゴム膜
    の中央部にワイヤの一端を取り付け、取付ねじ金具に保
    護ボルトを螺合して取り付けるとともに、該取付ねじ金
    具を本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪とともに取
    り付けた袋ナットに螺合して取り付け、この保護ボルト
    の上に被検知部材を取り付け、また分岐用金具に止水栓
    を取り付けるに際し、被検知部材と保護ボルトを取外し
    た後、ワイヤの他端を止水栓の上方から引き出し可能に
    貫通させ、そのうえで止水栓を袋ナットに螺合して取り
    付け、この止水栓の下端に形成した切断刃でゴム膜の周
    縁部を切断し、この切断したゴム膜をワイヤの引き出し
    によって止水栓の弁の上方まで引き上げる請求項1記載
    の分岐用止水栓の取付方法。
  4. 【請求項4】 分岐用金具を本管に取り付けるに際し、
    本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪とともに取り付
    けた袋ナット内の内向き環状フランジ部上に環状パッキ
    ンを装着するとともに、該パッキンの上方から有底の筒
    状ねじ膜体を袋ナットに螺合して締め付け治具で締め付
    けながら押圧し、該ねじ膜体の中央部にワイヤの一端を
    取り付け、袋ナットに保護ボルトを螺合して取り付け、
    この保護ボルトの上に被検知部材を取り付け、また分岐
    用金具に止水栓を取り付けるに際し、被検知部材と保護
    ボルトを取外した後、ワイヤの他端を止水栓の上方から
    引き出し可能に貫通させ、そのうえで止水栓を袋ナット
    に螺合して取り付け、この止水栓の下端に形成した切断
    刃でねじ膜体の周縁部を切断し、この切断したねじ膜体
    をワイヤの引き出しによって止水栓の弁の上方まで引き
    上げる請求項1記載の分岐用止水栓の取付方法。
  5. 【請求項5】 分岐用金具を本管に取り付けるに際し、
    本管の分岐口にスリーブを介してゴム輪とともに取り付
    けた袋ナット内の内向き環状フランジ部上に円板状パッ
    キンを装着するとともに、該パッキンの上方から上下端
    開口の押え部材を袋ナットに螺合して締め付け治具で締
    め付けながら押圧し、該パッキンの中央部にワイヤの一
    端を取り付け、袋ナットに保護ボルトを螺合して取り付
    け、この保護ボルトの上に被検知部材を取り付け、また
    分岐用金具に止水栓を取り付けるに際し、被検知部材と
    保護ボルトを取外した後、ワイヤの他端を止水栓の上方
    から引き出し可能に貫通させ、そのうえで止水栓を袋ナ
    ットに螺合して取り付け、この止水栓の下端に形成した
    切断刃でパッキンの周縁部を切断し、この切断したパッ
    キンをワイヤの引き出しによって止水栓の弁の上方まで
    引き上げる請求項1記載の分岐用止水栓の取付方法。
JP17908395A 1995-07-14 1995-07-14 分岐用止水栓の取付方法 Pending JPH0932050A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005030503A (ja) * 2003-07-04 2005-02-03 Yorozuya Kiko:Kk 分水栓
JP2020067090A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 ヨネ株式会社 シールパイプ及びそれを用いた分岐構造

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