JP2004520321A - 安定な酵素による創傷清拭剤 - Google Patents

安定な酵素による創傷清拭剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2004520321A
JP2004520321A JP2002552578A JP2002552578A JP2004520321A JP 2004520321 A JP2004520321 A JP 2004520321A JP 2002552578 A JP2002552578 A JP 2002552578A JP 2002552578 A JP2002552578 A JP 2002552578A JP 2004520321 A JP2004520321 A JP 2004520321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
usp units
papain
proteolytic enzyme
activity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002552578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4071628B2 (ja
Inventor
ホブソン,デーヴィッド,ダブリュ.
ジョーンズ,デーヴィッド,ピー.
コスター,カタルジナ
デュクエ,ピラー,ピー.
Original Assignee
ヘルスポイント,リミティッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘルスポイント,リミティッド filed Critical ヘルスポイント,リミティッド
Publication of JP2004520321A publication Critical patent/JP2004520321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071628B2 publication Critical patent/JP4071628B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0014Skin, i.e. galenical aspects of topical compositions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/46Hydrolases (3)
    • A61K38/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • A61K38/4873Cysteine endopeptidases (3.4.22), e.g. stem bromelain, papain, ficin, cathepsin H
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/08Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
    • A61K47/10Alcohols; Phenols; Salts thereof, e.g. glycerol; Polyethylene glycols [PEG]; Poloxamers; PEG/POE alkyl ethers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/02Drugs for dermatological disorders for treating wounds, ulcers, burns, scars, keloids, or the like

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

【課題】室温で安定であり棚持ちの優れた酵素による創傷清拭剤を開発する。
【解決手段】タンパク質分解酵素と無水の親水性ポロクサマー担体を組み合わせて使用する酵素による無水の親水性創傷清拭剤を提供する。上記ポロクサマーは、HO(C2 4 O)x (C3 6 O)y (C2 4 O)x Hの構造を有し、xは2から150までであり、yは15から70までであり、好ましくはxが12から141までであり、yが20から56までである。上記タンパク質分解酵素は500USP単位/mgから3000USP単位/mgまでの活性を持つ量で使用される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は,急性及び慢性創傷における、酵素による壊死組織の清拭及び膿の液化のための組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
酵素による創傷の清拭は過去において知られてきた。しかしながら、それは実質的有効性に問題がある。とりわけ、先行技術の創傷清拭組成物は通常安定に貯蔵するためには冷蔵を必要とし、そしてそれは通常かなりの量の水を含むので棚持ち安定性の問題を生ずる。水は酵素を溶解させるので必要であると考えられてきたが、今度は酵素が効果的な創傷清拭を行なうために必要であると考えられた。
【0003】
熱感受性のタンパク質分解酵素と水系の担体の実質的量の組み合わせが、低い貯蔵温度、通常は冷蔵温度で、及び使用前の棚持ちの短縮の両方を要求するという最終的効果を招いた。その結果、このような組成物は殆ど用いられず、理想的な市場の満足を得るには程遠かった。
【特許文献1】記載なし。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、通常の室温で使用でき、臭気が少なく、効果的なプロテイナーゼによる創傷清拭剤であって、清拭剤のプロテイナーゼの有効性を損なうことなく室温で良好な棚持ち安定性を有する創傷清拭剤に対する変わらぬ需要がある。本発明は上記の需要を満たすことを第一の目的とする。
【0005】
本発明の別の一目的は、壊死しておりそして滲出液の出ている創傷に創傷清拭剤を留まらせる粘稠さ若しくは粘度を持つ室温で安定な酵素的創傷清拭剤を提供することである。
【0006】
本発明の別の一目的は、効果的に包装でき且つチューブから排出できる上記目的を満たすタイプの酵素による創傷清拭剤を提供することである。
【0007】
本発明の別の一目的は、一般的にはプロテイナーゼの、特にパパインの室温安定性を高めさせるために、無水の親水性成分と活性な酵素による清拭剤の両者を他の活性成分と共に独特の半固体軟膏医薬材料中に組み込みことができる上記タイプの組成物を提供することである。
【0008】
上記目的及びその他の目的のそれぞれを達成する方法は本明細書の以下に述べる詳細な説明から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の概要
室温安定性を有するように且つタンパク質酵素の有効性を維持するように設計された壊死性創傷用の半固体親水性の無水の軟膏の酵素による清拭組成物が開示される。最も広い意味で、この組成物は、少量であるが清拭剤として有効量の一以上のタンパク質分解酵素、好ましくはパパインと組み合わせた、無水の親水性ポロクサマー(poloxamer)担体の酵素による創傷清拭剤である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明のベース若しくは担体部分は一般に無水のポロクサマー担体として記述できる。このポロクサマーは下記構造
HO(C2 4 O)x (C3 6 O)y (C2 4 O)x
のエチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロック共重合体である。上の式でxは2から150までであり、yは15から70までである。xは12から141まで、yは20から56までであることが好ましい。一般的に言うと、上記に合致するエチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロック共重合体は商標 "Pluronic and Lutrol F Block Copolymers" の下で販売されBASFから入手できる。このようなポリマーの特性の詳細については、BASF社のテクニカル・データ・シーツ・オン・プルロニック・ポリオールズ,著作権 1992 を参照せよ。その開示は参照により本明細書にインコーポレートされる。
【0011】
これらは一般に1000〜16000の範囲の分子量を有するブロック共重合体を包含する。本発明では、これらは水溶性であり、クリーム状若しくは軟膏状で存在し、長期間の間無水の状態で貯蔵できることが重要である。
【0012】
本明細書で一般的に言うエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの有用なブロック共重合体は、8から30まで、好ましくは12から25までの範囲内の親水性−親油性バランス(HLB)値を有する。BASFのポロクサマー・コーディング・ラベルを用いると、本発明で使用するのに適したポロクサマーには、下記のものが含まれるが、これらに限定されない。
プルロニック/ルトロールF44(ポロクサマー124)
プルロニック/ルトロールF68(ポロクサマー188)
プルロニック/ルトロールF87(ポロクサマー237)
プルロニック/ルトロールF108(ポロクサマー338)
プルロニック/ルトロールF127(ポロクサマー407)
【0013】
次に、少量であるが清拭に有効な量のタンパク質分解酵素に移る。当業者らは知っているように、タンパク質分解酵素は部分的に又は全体としてぺプチドのアミド結合を加水分解する能力を有する。このような酵素はタンパク質分解活性と関連してある固有の脂質分解活性及び/又はデンプン分解活性をも有する。好ましいタンパク質分解酵素はパパインである。他の適当なタンパク質分解酵素には、トリプシン、キモトリプシン、ストレプトキナーゼ、ストレプトドルマーゼ(streptodormase) 、フィシン、ペプシン、カルボキシペプチダーゼ、アミノペプチダーゼ、キモパパイン、ブロメライン及び他のタンパク質分解酵素が含まれる。
【0014】
パパインは熱帯性ポーポー又はメロントリー(カーリカ・パパヤ)(Carica papaya)の天然の熟れていない果実に由来する酵素であり、その果実の清澄な水性液体を集め、乾燥し、粉末とし、篩にかけてパパインが生産される。それはペプシンに類似の酵素であるが、酸性、アルカリ性又は中性溶液中で作用する。それは白色から灰色の粉末であり、中程度に吸湿性である。それはその重量の約200倍の凝固した卵アルブミンをアルカリ溶液中で約5時間で溶解する。それは水及びグリセリンに極めてよく溶解するが、アルコールには殆ど溶解しない。エンザイム・ディベロップメント社から市場で入手可能な「高活性の精製パパイン(ベルギー)」は50000USP単位/mgの効力を持つ高度に精製されたパパインである。この物質は低臭気の白色又は黄褐色の粉末として供給される。
【0015】
Prolase300(登録商標)プロテアーゼは市販されており、熱帯植物カーリカ・パパヤに由来する活性化され精製されたタンパク質分解酵素を含む。Prolase300(登録商標)は均一な効力を持つ淡黄褐色の粉末として供給される。Prolase300(登録商標)は、1g毎に、ミルク凝固検定法又はカゼイン消化法のいずれかにより測定されるとき、300ヴァラーシュタイン・パパイン活性単位を含む。
【0016】
適当なタンパク質分解酵素の別の1群には、スルフィドリル(sulfidryl)基又はジスルフィド結合を実質的に含まない酵素が含まれ、そしてセリンプロテアーゼ、とりわけバチルスやストレプトミアシス(Streptomiasis)細菌及びアスペルギルス黴に由来するものが含まれる。
【0017】
この後者のグループ内では、より好ましい酵素は、一般名としてズブチリシン酵素と呼ばれるバチルスに由来するアルカリプロテアーゼである。デアリル,L.、モーゼル,P.W.及びウィルディ、B.S.「バチルス属のプロテアーゼ類 II アルカリプロテアーゼ類」Biotechnology and Bioengineering, Vol. XII, pp. 213-249 (1970)、及びキーアイ, L.及びモーゼル,P.W.「バチルス種由来のアルカリプロテアーゼ類の識別」Biochemical and Biophysical Research Comm., Vol. 34, No. 5, pp. 600-604 (1969)を参照せよ。
【0018】
ズブチリシン酵素はズブチリシンAとズブチリシンBの二つのサブクラスに分けられる。ズブチリシンAグループには、B.ズブチリス、B.リケニフォルミス、及びB.プミリスなどの種に由来する酵素が含まれる。このサブクラスの生物は中性のプロテアーゼやアミラーゼを殆ど又は全く生産しない。
【0019】
さらに、他の適当な酵素は、例えば、パンクレアチン、トリプシン、コラゲナーゼ、ケラチナーゼ、カルボキシラーゼ、アミノペプチダーゼ、エラスターゼ、及びアスペルジロ−ペプチダーゼA及びB、プロナーゼE(S.グリセウス由来)及びディスパーゼ(バチルス・ポリミキサ由来)である。
【0020】
この酵素の有効量が本発明の実施において使用されるべきである。このような量は、急性又は慢性の創傷における壊死組織を効果的に清拭しそして膿を液化する量である。このような量は、このような物質の実質的に全てが、妥当な時間(例えば、7日の期間)内に除去される量でもある。任意の特定の使用に用いられる正確な量は、使用する酵素の固有の活性、該創傷に対し意図される適用回数などを含む幾つかの因子に依存する。基本的な判断基準として、この作用するゲルは約500USP単位/mgから3000USP単位/mgまでの間の、好ましくは800USP単位/mgから2200USP単位/mgまでの間の活性を供給する。しかしながら、それよりも低い量を使用してもよい。重量/容量で表せば、酵素調製品は純粋であることは滅多になく、酵素供給源は総ゲル処方の重量の1%から15%までの量で使用されるものと予想される。正確な量は該酵素の純度に応じて変化する。
【0021】
本発明の組み合わせが何故先行技術よりも良好であるかは正確には分からないが、無水の軟膏ベースとタンパク質分解酵素の間で起こっている相乗効果を説明する次の機序が起こっていると考えられる。ベースは無水であるから、それは酵素の安定性を増強する一方、この酵素はベースと混合され、如何なる水とも接触しない。この混合物が創傷と接触すると、該創傷は水性物質を含んでおり、従って無水の親水性ベース物質はこの酵素物質を放出し清拭すべき創傷中に局在する水性物質と接触させる。次いで該酵素は該創傷のタンパク質物質を攻撃し、アミノ酸末端を切り取り、該タンパク質をより小さな単位に分解し、次いで容易に洗い流すことができる。これはすべて無水の親水性ベース中に湿気として拡散し、酵素を溶解する。
【0022】
水系の材料又は無水の不溶性材料のいずれかを用いる先行技術のシステムとは対照的に、該酵素は、一方では、水系の材料の場合のように早期に放出されず、また他方では、酵素は該創傷と接触して清拭を実行しない程に強くベース中に保持されていることもない。その結果、本発明の処方は先行技術の酵素的清拭剤が一般的に効果を持たない場合に有効である。
【0023】
当業者は知っているように、本発明の組成物は、酵素活性化剤、創傷治癒剤、構造形成成分、抗微生物薬、抗生物質、及び/又は麻酔薬(これらは全て一般にGRAS安全リストから選択される)などの少量成分と呼ばれる他の成分を含んでもよい。これらの量は0.01%から25%まで変化するのが一般的である。
【0024】
下記のイン・ビトロ酵素活性研究は実験室評価の目的で行なわれたものであるが、生産物の市場での挙動の予測となるであろう。下記の組成物が作成された。
【実施例1】
【0025】
Figure 2004520321
【実施例2】
【0026】
Figure 2004520321
【実施例3】
【0027】
Figure 2004520321
【0028】
室温のパパイン安定性研究を行い、図1に示すような結果を得た。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1はパパインの室温安定性に関する研究を示すグラフである。

Claims (14)

  1. 無水の親水性ポロクサマー担体及び少量であるが清拭に有効な量の一以上のタンパク質分解酵素を含む、酵素による創傷清拭剤。
  2. ポロクサマー担体が下記の構造のエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロック共重合体であり、
    HO(C2 4 O)x (C3 6 O)y (C2 4 O)x
    上式中、xが2から150までであり、yが15から70までである、請求項1記載の酵素による創傷清拭剤。
  3. xが12から141までであり、yが20から56までである、請求項2記載の酵素による創傷清拭剤。
  4. タンパク質分解酵素が500USP単位/mgから3000USP単位/mgまでの活性を持つのに十分な量で使用されるものである、請求項1記載の酵素による創傷清拭剤。
  5. 該酵素の活性が800USP単位/mgから2200USP単位/mgまでである、請求項4記載の酵素による創傷清拭剤。
  6. 該タンパク質分解酵素がパパイン、トリプシン、キモトリプシン、ストレプトキナーゼ、ストレプトドルナーゼ、フィシン、ペプシン、カルボキシペプチダーゼ、アミノペプチダーゼ、キモパパイン、ブロメライン、及びスルフィジル(sulfidyl) 基又はジスルフィド結合を実質的に持たないタンパク質分解酵素からなる群より選択されるものである、請求項1記載の酵素による創傷清拭組成物。
  7. 該タンパク質分解酵素がパパインである、請求項6記載の酵素による創傷組成物。
  8. 無水の親水性ポロクサマーゲル及び少量であるが清拭に有効な量の一以上のタンパク質分解酵素の組み合わせを、清拭を必要とする創傷に適用する工程を含む、酵素により創傷を清拭する方法。
  9. 該ポロクサマー担体が下記の構造のエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロック共重合体であり、
    HO(C2 4 O)x (C3 6 O)y (C2 4 O)x
    上式中、xが2から150までであり、yが15から70までである、請求項8記載の方法。
  10. xが12から141までであり、yが20から56までである、請求項9記載の方法。
  11. 該タンパク質分解酵素が500USP単位/mgから3000USP単位/mgまでの活性を持つのに十分な量で使用されるものである、請求項10記載の方法。
  12. 該酵素活性が800USP単位/mgから2200USP単位/mgまでである、請求項11記載の方法。
  13. 該タンパク質分解酵素がパパイン、トリプシン、キモトリプシン、ストレプトキナーゼ、ストレプトドルナーゼ、フィシン、ペプシン、カルボキシペプチダーゼ、アミノペプチダーゼ、キモパパイン、ブロメライン、及びスルフィジル (sulfidyl) 基又はジスルフィド結合を実質的に持たないタンパク質分解酵素からなる群より選択されるものである、請求項8記載の方法。
  14. 該タンパク質分解酵素がパパインである、請求項13記載の方法。
JP2002552578A 2000-12-27 2001-08-06 安定な酵素による創傷清拭剤 Expired - Fee Related JP4071628B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/749,217 US6548556B2 (en) 2000-12-27 2000-12-27 Stable enzymatic wound debrider
PCT/US2001/041558 WO2002051436A2 (en) 2000-12-27 2001-08-06 Stable enzymatic wound debrider

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004520321A true JP2004520321A (ja) 2004-07-08
JP4071628B2 JP4071628B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=25012779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002552578A Expired - Fee Related JP4071628B2 (ja) 2000-12-27 2001-08-06 安定な酵素による創傷清拭剤

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6548556B2 (ja)
EP (1) EP1345620B1 (ja)
JP (1) JP4071628B2 (ja)
CN (1) CN1230200C (ja)
AT (1) ATE381941T1 (ja)
AU (1) AU2001283537B2 (ja)
CA (1) CA2433080C (ja)
DE (1) DE60132113T2 (ja)
DK (1) DK1345620T3 (ja)
ES (1) ES2296788T3 (ja)
HK (1) HK1056834A1 (ja)
MX (1) MXPA03005851A (ja)
PT (1) PT1345620E (ja)
WO (1) WO2002051436A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015057420A (ja) * 2009-12-08 2015-03-26 スミス アンド ネフュー オーソペディックス アーゲーSmith & Nephew Orthopaedics AG 増幅された酵素活性の酵素創傷壊死組織除去組成物

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632429B1 (en) 1999-12-17 2003-10-14 Joan M. Fallon Methods for treating pervasive development disorders
US8030002B2 (en) 2000-11-16 2011-10-04 Curemark Llc Methods for diagnosing pervasive development disorders, dysautonomia and other neurological conditions
US20030099693A1 (en) * 2001-11-02 2003-05-29 Auffret Anthony David Wafer
US20030198631A1 (en) * 2002-04-18 2003-10-23 Healthpoint, Ltd. Thermolysin enzymatic wound debrider
US7785584B2 (en) * 2003-08-13 2010-08-31 Healthpoint, Ltd. Ointment wound spray
US7368128B2 (en) 2003-10-10 2008-05-06 Coloplast A/S Controlled release dressing for enzymatic debridement of necrotic and non-viable tissue in a wound
US20050079147A1 (en) * 2003-10-14 2005-04-14 Bernard Delaey Wound healing compositions and uses
US20060182705A1 (en) * 2005-02-11 2006-08-17 Cruse Maria K Composition for reduction and prevention of wrinkles on the skin
US20080058282A1 (en) 2005-08-30 2008-03-06 Fallon Joan M Use of lactulose in the treatment of autism
FR2892949B1 (fr) * 2005-11-08 2008-05-16 Maco Pharma Sa Unite de filtration des leucocytes a adhesion des plaquettes reduites
US20070212342A1 (en) * 2005-12-20 2007-09-13 Swiss-American Products, Inc. Protease compositions for the treatment of damaged tissue
GB0606921D0 (en) * 2006-04-06 2006-05-17 Insense Ltd Skin dressing
US8754045B2 (en) * 2006-05-12 2014-06-17 James A. Livingston Enzymatic debridement therapy for abnormal cell proliferation
US8658163B2 (en) 2008-03-13 2014-02-25 Curemark Llc Compositions and use thereof for treating symptoms of preeclampsia
US8084025B2 (en) 2008-04-18 2011-12-27 Curemark Llc Method for the treatment of the symptoms of drug and alcohol addiction
US9320780B2 (en) 2008-06-26 2016-04-26 Curemark Llc Methods and compositions for the treatment of symptoms of Williams Syndrome
PL2318035T3 (pl) 2008-07-01 2019-10-31 Curemark Llc Sposoby i kompozycje do leczenia objawów zaburzeń neurologicznych i zaburzeń zdrowia psychicznego
US10776453B2 (en) 2008-08-04 2020-09-15 Galenagen, Llc Systems and methods employing remote data gathering and monitoring for diagnosing, staging, and treatment of Parkinsons disease, movement and neurological disorders, and chronic pain
US20100092447A1 (en) 2008-10-03 2010-04-15 Fallon Joan M Methods and compositions for the treatment of symptoms of prion diseases
EP2373693A4 (en) 2009-01-06 2012-04-25 Curelon Llc COMPOSITIONS AND METHODS FOR THE TREATMENT OR PREVENTION OF ORAL INFECTIONS BY E. COLI
BRPI1007378A2 (pt) 2009-01-06 2020-08-18 Curemark Llc composições e métodos para o tratamento ou prevenção de infecções por staphylococcus aureus e para a erradicação ou redução de staphylococcus aureus sobre superfícies.
EP2226382A1 (en) 2009-03-03 2010-09-08 B.R.A.I.N. Biotechnology Research and Information Network AG Protease for wound conditioning and skin care
US9056050B2 (en) 2009-04-13 2015-06-16 Curemark Llc Enzyme delivery systems and methods of preparation and use
US9511125B2 (en) 2009-10-21 2016-12-06 Curemark Llc Methods and compositions for the treatment of influenza
MX2012013931A (es) 2010-06-08 2013-01-24 Buckman Labor Inc Metodos para degradar fango de la fabricacion de pulpa y papel.
BR112013027034A8 (pt) 2011-04-21 2018-01-02 Curemark Llc "compostos para o tratamento de transtornos neuropsiquiátricos."
EP2707019B1 (en) 2011-05-12 2016-06-29 Smith & Nephew Orthopaedics AG Wound debridement compositions containing seaprose and methods of wound treatment using same
US20130202581A1 (en) * 2012-02-02 2013-08-08 Curelon Llc Enzyme compositions and use thereof for wound healing
JP2015523330A (ja) 2012-05-11 2015-08-13 スミス アンド ネフュー インコーポレイテッド 細菌性バイオフィルムを除去するためのセアプローゼの使用
US10350278B2 (en) 2012-05-30 2019-07-16 Curemark, Llc Methods of treating Celiac disease
CA2890757C (en) 2012-11-14 2021-10-26 Smith & Nephew, Inc. Stable thermolysin hydrogel
CA2902181A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Smith & Nephew, Inc. Dissolvable gel-forming film for delivery of active agents
EP3656388A1 (en) 2013-11-25 2020-05-27 D.T.R. Dermal Therapy Research Inc. Composition, system and method for treating skin
US9592280B2 (en) 2014-10-10 2017-03-14 Rochal Industries Llc Compositions and kits for enzymatic debridement and methods of using the same
US20160101166A1 (en) 2014-10-10 2016-04-14 Rochal Industries, Llp Compositions and kits for treating pruritus and methods of using the same
US10238719B2 (en) 2014-10-10 2019-03-26 Rochal Industries, Llc Compositions and kits for enzymatic debridement and methods of using the same
WO2016094675A1 (en) 2014-12-12 2016-06-16 Smith & Nephew, Inc. Use of clostridium histolyticum protease mixture in promoting wound healing
CN105255825B (zh) * 2015-11-16 2019-07-19 广州赛莱拉干细胞科技股份有限公司 一种跟腱来源肌腱干细胞原代分离消化液及分离方法
KR102376345B1 (ko) 2016-01-31 2022-03-18 메디운드 리미티드 상처 치료용 괴사조직제거 조성물
CN109475608A (zh) 2016-04-18 2019-03-15 麦迪伍德有限公司 慢性伤口清创的方法
US11628207B2 (en) 2016-07-27 2023-04-18 Smith & Nephew, Inc. Use of thermolysin to reduce or eliminate bacterial biofilms from surfaces
EP3573622B1 (en) 2017-01-30 2023-10-18 Smith & Nephew, Inc. Synergistic combination of thermolysin and an antibacterial agent to reduce or eliminate bacterial biofilms from surfaces
CN106902075A (zh) * 2017-02-23 2017-06-30 任君刚 一种基于无水技术的水敏感粘附性软膏及其制备方法
CN110180019A (zh) * 2019-07-11 2019-08-30 周玉芳 一种提高皮肤修复功能的复合酶及其制备方法
US11541009B2 (en) 2020-09-10 2023-01-03 Curemark, Llc Methods of prophylaxis of coronavirus infection and treatment of coronaviruses

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2917433A (en) 1956-04-02 1959-12-15 Rystan Company Stable aqueous papain topical compositions
US2995493A (en) 1957-04-17 1961-08-08 Johnson & Johnson Ficus enzyme and hydrophilic carrier composition
US3019171A (en) 1957-11-25 1962-01-30 Ethicon Inc Activated enzyme compositions
US3003917A (en) 1959-01-14 1961-10-10 Nat Drug Co Wound healing composition
US3409719A (en) 1967-05-23 1968-11-05 Baxter Laboratories Inc Debridement agent
US3860702A (en) 1972-07-11 1975-01-14 Schuyler Dev Corp Anti-inflammatory compositions
US3983209A (en) 1975-01-28 1976-09-28 Alza Corporation Method for treating burns
GB1594389A (en) 1977-06-03 1981-07-30 Max Planck Gesellschaft Dressing material for wounds
US4250167A (en) 1978-09-19 1981-02-10 Davis Elgan A Methods for reducing calcium deposits
SE8302268L (sv) 1983-04-22 1984-10-23 Lars G I Hellgren Ny kombination av proteolytiska och lipolytiska enzymer lemplig som tvettkomposition
JPS59501908A (ja) 1982-10-25 1984-11-15 ヘルグレン・ラルス・グスタ−ヴ・インゲ クリーニング用酵素組成物
US4668228A (en) * 1985-03-12 1987-05-26 Johnson & Johnson Products, Inc. Debriding tape
GB8724728D0 (en) 1987-10-22 1987-11-25 Genzyme Corp Cysteine proteinase
US5206026A (en) 1988-05-24 1993-04-27 Sharik Clyde L Instantaneous delivery film
US5296222A (en) 1989-02-23 1994-03-22 University Of Utah Percutaneous drug delivery system
US5130131A (en) 1989-08-18 1992-07-14 University Of Florida Methods for the control of fungi and bacteria
EP0498532A1 (en) 1991-01-10 1992-08-12 E.R. SQUIBB & SONS, INC. Necrotic tissue debridement powder composition containing a proteolytic enzyme
EP0648113A4 (en) 1992-04-23 1996-12-04 Berlex Lab BIOADHAESIVE FIXED MINERAL OIL EMULSION.
US6030612A (en) 1994-11-22 2000-02-29 Phairson Medical Inc. Antimicrobial uses of multifunctional enzyme
IL105699A0 (en) 1992-06-26 1993-09-22 Genzyme Corp Hydrophilic creams for delivery of therapeutic agents
AU1939895A (en) 1994-03-01 1995-09-18 E.R. Squibb & Sons, Inc. Enzymatic debridement compositions and methods
US5387517A (en) 1994-03-23 1995-02-07 Ethicon, Inc. Thiol activated protease from stem bromelain for treating devitalized tissue
US5505958A (en) 1994-10-31 1996-04-09 Algos Pharmaceutical Corporation Transdermal drug delivery device and method for its manufacture
US5494896A (en) 1995-03-31 1996-02-27 Xoma Corporation Method of treating conditions associated with burn injuries
US5747005A (en) * 1995-08-02 1998-05-05 Barels; Ronald R. Oil-based, anti-plaque dentifrice composition
CA2231769A1 (en) 1995-09-14 1997-03-20 James L. Sorenson Composition and method for treating diseased nails
US6017531A (en) 1997-06-02 2000-01-25 W. R. Grace & Co. Hydrophilic composition containing protease produced by Vibrio
EP0993311B1 (en) 1997-06-18 2012-11-14 Angiotech Pharmaceuticals (US), Inc. Compositions containing thrombin and microfibrillar collagen, and methods for preparation and use thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015057420A (ja) * 2009-12-08 2015-03-26 スミス アンド ネフュー オーソペディックス アーゲーSmith & Nephew Orthopaedics AG 増幅された酵素活性の酵素創傷壊死組織除去組成物
JP2016185994A (ja) * 2009-12-08 2016-10-27 スミス アンド ネフュー オーソペディックス アーゲーSmith & Nephew Orthopaedics AG 増幅された酵素活性の酵素創傷壊死組織除去組成物

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002051436A2 (en) 2002-07-04
ES2296788T3 (es) 2008-05-01
CN1230200C (zh) 2005-12-07
CA2433080C (en) 2004-07-06
MXPA03005851A (es) 2004-05-04
DE60132113T2 (de) 2008-12-18
ATE381941T1 (de) 2008-01-15
PT1345620E (pt) 2008-01-10
DK1345620T3 (da) 2008-05-13
HK1056834A1 (en) 2004-03-05
JP4071628B2 (ja) 2008-04-02
CA2433080A1 (en) 2002-07-04
AU2001283537B2 (en) 2005-04-14
US6548556B2 (en) 2003-04-15
WO2002051436A3 (en) 2002-10-03
US20020114798A1 (en) 2002-08-22
EP1345620A2 (en) 2003-09-24
DE60132113D1 (de) 2008-02-07
EP1345620B1 (en) 2007-12-26
CN1494431A (zh) 2004-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4071628B2 (ja) 安定な酵素による創傷清拭剤
AU2001283537A1 (en) Stable enzymatic wound debrider
US10556037B2 (en) Enzymatic wound debriding compositions with enhanced enzymatic activity
US4670178A (en) Method for the simultaneous cleaning and disinfecting of contact lenses
AU704499B2 (en) Enzymes with low isoelectric points for use in contact lens cleaning
AU2003240667C1 (en) Enzyme containing composition, process of producing said composition and its use
JP4993184B2 (ja) 親水性担体及びシリコーンマトリックスを含む局所用製剤
US5605661A (en) Methods of using liquid enzyme compositions containing mixed polyols
JPH09506136A (ja) 糖を含有するコンタクトレンズ洗浄組成物
US20030198631A1 (en) Thermolysin enzymatic wound debrider
US5672213A (en) Liquid enzyme compositions containing aromatic acid derivatives
ES2328039T3 (es) Inhibicion del crecimiento del pelo.
US20060142394A1 (en) Use of proteases for decomposing allergens
JPH0657151B2 (ja) 酵素の安定化法
JPH11116991A (ja) コンタクトレンズ用一液型液剤組成物
NZ230910A (en) Composition and method for cleaning contact lenses using solution of peroxide and proteolytic enzyme

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060421

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061130

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees