JP2004518764A - 7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐及び7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体、並びにこれら化合物を含有したケラチン繊維用染色剤 - Google Patents

7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐及び7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体、並びにこれら化合物を含有したケラチン繊維用染色剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2004518764A
JP2004518764A JP2002576221A JP2002576221A JP2004518764A JP 2004518764 A JP2004518764 A JP 2004518764A JP 2002576221 A JP2002576221 A JP 2002576221A JP 2002576221 A JP2002576221 A JP 2002576221A JP 2004518764 A JP2004518764 A JP 2004518764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitro
sodium salt
group
benzoxadiazole
benzthiadiazole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002576221A
Other languages
English (en)
Inventor
ウムブリヒト,ギーゼラ
ブラウン,ハンス‐ユルゲン
オーベルソン,シルビアン
ミューレル,カトリーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Deutschland GmbH
Original Assignee
Wella GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wella GmbH filed Critical Wella GmbH
Publication of JP2004518764A publication Critical patent/JP2004518764A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D285/00Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D275/00 - C07D283/00
    • C07D285/01Five-membered rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D271/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
    • C07D271/12Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Abstract

本発明の対象は、下記の一般式(I)で表される4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐誘導体及び4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体:
【化1】
Figure 2004518764

、並びにこれら化合物を含有したケラチン繊維用の染色剤である。

Description

【0001】
本発明の対象は、新規な7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐又は7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体、及びこれらの化合物を含有したケラチン繊維(特に人間の頭髪)用の染色剤である。
【0002】
ケラチン含有繊維(例えば人間の頭髪、羊毛又は毛皮)の色を変える処理については、一般的に2つの染色方法が用いられている。第1の方法では、いわゆる酸化またはパーマネント染色剤を用いて、種々の顕色剤物質とカップラー物質から成る混合物と酸化剤を使用して色が生じる。必要な場合には、染色結果を完全なものとするために、あるいは特殊な染色効果を生じさせるために、いわゆる直接(非酸化)染料を添加することができる。第2の方法は、もっぱら直接染料を使用するものであり、この染料は、適当なキャリヤー物質の中に入った状態で、上記繊維上に塗布される。このような方法は、簡単に使用され、非常に温和であり、ケラチン繊維の損傷がほとんどない点で優れている。この際に使用される直接染料については、多くの必要条件が定められている。即ち、この染料は、毒物学的にも皮膚化学的にも危険でないものでなければならず、しかも、所望の濃度で発色が起こるものでなければならず、これは、とりわけ、充分な水溶解性であることが推測される。更に、得られる色については、良好な光堅牢度、酸堅牢度及び摩擦堅牢度、並びに洗滌における良好な安定性が必要とされる。
【0003】
ケラチン繊維用の直接(非酸化)染料については、一般に、異なる複数の非酸化染料の組み合わせが必要である。そして、ケラチン繊維用の染色剤中に添加することができる赤色及び青色の染料の選択は制限されているために、このような染料についての必要性が今でもなお存続している。
【0004】
本発明の対象は、下記の一般式(I):
【0005】
【化2】
Figure 2004518764
【0006】
〔上式にて、
Xは酸素又は硫黄であり、
Y1及びY2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに窒素原子又は一酸化窒素基(NO)を示し、
R1及びR2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに水素、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)、(C ‐C )‐アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C ‐C )‐アルキル基、(C ‐C )‐アルコキシ基、ニトロ基又はNR ‐基を示し、この際、前記残基R 及びR は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに水素、(C ‐C )‐アルキル基、必要に応じて置換された芳香族性のカルボ環又は(C ‐C )‐アルカンカルボニル基を示すか、あるいは、R とR が窒素原子と一緒にヘテロ環式の(C ‐C )‐残基(例えば、イミダゾリジノ‐、ピペリジノ‐、ピロリジノ‐、ピラゾリジノ‐、ピペラジノ‐、又はモルホリノ‐基)を形成し、
Vは、水素、脂肪族性残基、芳香族性イソ環状残基、芳香族性ヘテロ環状残基、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R3であり、この際、R3は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示し、
Wは、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R4であり、この際、R4は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示すか、あるいは、VとWが一緒になって脂肪族性又は芳香族性のイソ環状又はヘテロ環状の環システムを形成しても良く、しかも、
Kat は、アルカリカチオン、アルカリ土類カチオン、第4級アンモニウム基、第4級ホスホニウム基又はスルホニウム基に相当する〕
で表される4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズ‐オキサジアゾール‐誘導体及び4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体である。
【0007】
又、前記一般式(I)のこの他のあらゆる互変異性形態も含まれる。
【0008】
前記式(I)の化合物で好ましいものにおいては、
Xが酸素又は硫黄であり、
Y1及びY2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに窒素原子又は一酸化窒素基(NO)を示し、
R1及びR2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに水素、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)、(C ‐C )‐アルキル基又はニトロ基を示し、
Vは、水素、脂肪族性残基、芳香族性イソ環状残基、芳香族性ヘテロ環状残基、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R3であり、この際、R3は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示し、
Wは、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R4であり、この際、R4は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示すか、あるいは、VとWが一緒になって脂肪族性又は芳香族性のイソ環状又はヘテロ環状の環システムを形成しても良く、しかも、
Kat は、アルカリカチオン、アルカリ土類カチオン、第4級アンモニウム基、第4級ホスホニウム基又はスルホニウム基に相当する。
【0009】
前記式(I)の7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール誘導体において特に好ましいものは、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐N‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2,4,6(1H,5H)‐ピリミジントリオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐3,3‐ジメチル‐2‐オキソブチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ビス(メトキシカルボニル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4,5‐ジヒドロ‐3‐メチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐オン‐4‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(シアノ‐(4‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐((アミノカルボニル)‐シアノ‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソ‐エチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐シクロヘキサンジオン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(カルボキシ‐シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐エトキシ‐1‐ニトロ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐((アミノカルボニル)シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2‐チオキソ‐4,6(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐ジオキソ‐インダン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐オキソ‐2,3‐ジヒドロ‐1H‐インドール‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4‐オキソ‐2‐チオキソ‐チアゾリジン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐6‐チオキソ‐2,4(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐オキソ‐2‐フェニルエチル)‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩及び4‐(シアノ‐(2‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩である。
【0010】
前記式(I)の7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体において特に好ましいものは、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(シアノ‐(4‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐N‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2,4,6(1H,5H)‐ピリミジントリオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐3,3‐ジメチル‐2‐オキソブチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ビス(メトキシカルボニル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4,5‐ジヒドロ‐3‐メチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐オン‐4‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐シクロヘキサンジオン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(カルボキシ‐シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐エトキシ‐1‐ニトロ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐((アミノカルボニル)シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2‐チオキソ‐4,6(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐ジオキソ‐インダン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐オキソ‐2,3‐ジヒドロ‐1H‐インドール‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4‐オキソ‐2‐チオキソ‐チアゾリジン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐6‐チオキソ‐2,4(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐オキソ‐2‐フェニルエチル)‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩及び、4‐(シアノ‐(2‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩である。
【0011】
前記式(I)の化合物は、実施例と同様に、下記の図式1に従って、ニトロ置換されたベンゾフラザン類又はそのチア類似体と、CH‐活性化合物との一段階反応により簡単な方法で製造することができる。
図式1:
【0012】
【化3】
Figure 2004518764
【0013】
上式において、R1、R2、X、Y1、Y2、V及びWは、前記式(I)にて前述したものを意味し、かつZは、水素原子、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)又はアルコキシ基(メトキシ、エトキシ)を示す。
【0014】
前記式(I)の新規な染料誘導体は、良好な水溶解性を有しているだけでなく、このような新規な染料誘導体は、均一な被覆挙動と大きな洗滌安定性の点においても非常に優れている。前記の本発明の染料は、やさしく、しかも皮膚に温和であるという条件の下で、ケラチン繊維(特に人間の頭髪)だけでなく、羊毛又は毛皮についても染色が可能である。
【0015】
それゆえ、本発明の更に別の対象は、ケラチン繊維用の染色剤、特に毛髪染色剤中の染料としての、前記式(I)の化合物の使用である。
【0016】
本発明の更に別の対象は、ケラチン繊維、特に人間の頭髪を染色するための薬剤であり、この薬剤は、適当な化粧品基礎原料中に、前記一般式(I)の化合物の少なくとも1種を含有する。
【0017】
前記式(I)の化合物の添加量は、本発明の染色剤中に約0.01〜10重量%であることが好ましく、この場合において、約0.1〜8重量%の添加量が特に好ましい。
【0018】
前記の染色剤は、それが特に毛髪染色剤である場合には、水性又は水‐アルコール性の溶液、クリーム、ゲル、エマルジョン又はエーロゾル泡の形態であって良く、その際、この毛髪染色剤は一成分調合物の形態でも多成分調合物の形態(例えば二成分調合物の形態)でも調製することができ、二成分調合物の場合には、前記式(I)の染料誘導体は残りの成分とは隔離されて分離包装され、使用の準備ができた毛髪染色剤の製造は、使用する直前に両方の成分を混合することによって行われる。
【0019】
前記の染色剤は、水の他に、例えば脂肪族又は芳香族のアルコール類などの有機溶剤も含有しても良く、例えばエタノール、イソプロパノール、1,2‐プロパンジオール、1‐メトキシプロパン‐2‐オール、1‐エトキシ‐プロパン‐2‐オール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル又はジエチレングリコールモノ‐エチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ‐エチルエーテル、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、桂皮アルコール及びグリコールエーテルなど、特にエタノール、イソプロパノール又はベンジルアルコールであり、この際、水の含有量が一般的に約25〜95重量%、好ましくは約30〜85重量%である一方、前記有機溶剤又は溶剤混合物の含有量は約5〜30重量%である。
【0020】
更に、本発明の染色剤は、このような調合物において公知で一般的な添加物、例えば香油、錯体形成剤、ワックス、保存剤、粘稠剤、アルギン酸塩、グアーガム、理髪性物質(例えばラノリン誘導体)、又はアニオン性、非イオン性又は両性の界面活性物質を含有することができる。好ましいのは、両性又は非イオン性の界面活性物質であり、例えばベタイン界面活性剤、プロピオネート及びグリシネート(例えばココアンフォグリシネート又はココアンフォジグリシネートなど)、1〜1000個のエチレンオキシド単位、好ましくは1〜300個のエチレンオキシド単位を有するエトキシル化された界面活性剤、例えばグリセリドアルコキシレート、例えば25個のエチレンオキシド単位を有するエトキシル化されたヒマシ油、ポリグリコールアミド、エトキシル化されたアルコール類及びエトキシル化された脂肪族アルコール類(脂肪族アルコールアルコキシレート)及びエトキシル化された脂肪酸糖エステル、特にエトキシル化されたソルビタン脂肪酸エステルなどを添加することができる。上記の成分は、このような目的において一般的な量で使用され、例えば界面活性物質は0.1〜30重量%の濃度で、理髪物質は0.1〜5重量%の量にて使用される。
【0021】
前記の染色剤は、要望される染色色調に応じて、前記式(I)の染料の他に、必要により、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は両性の染料、ニトロ染料、アゾ染料、アントラキノン染料及び分散染料から成るグループからの、更に別の公知の直接染料を追加して含有することができ、この際、これらの染料は単独で添加されても、あるいは互いの混合物にて添加されても良い。
【0022】
上記の追加される直接染料は、約0.01〜4重量%の総量で含有させることができ、この際、本発明の染色剤中の染料の総含有量は、好ましくは約0.01〜10重量%、特に0.1〜5重量%である。
【0023】
前記の染色剤は、約3〜10のpH値、好ましくは約4〜10のpH値を有する。上記のpH値に調整するには、要望されるpH値に応じて、有機又は無機の酸を使用するか、有機又は無機の塩基を使用するかのいずれかである。
【0024】
適した酸としては、特に以下の酸が挙げられる。α‐ヒドロキシカルボン酸、例えばグリコール酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、グルコン酸‐ラクトン、酢酸、塩酸又はリン酸、並びにこれらの酸の混合物。
【0025】
適した塩基としては、特に炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、リン酸ナトリウム、硼砂(Na ×10H O)、リン酸水素二ナトリウム、アルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン又はトリエタノールアミン)、アンモニア、アミノメチルプロパノール及び水酸化ナトリウム、並びにこれらの塩基の混合物が挙げられる。
【0026】
更に、前記の染色剤は、化粧剤において通常の天然又は合成のポリマー及び変性ポリマー天然由来物を含有しても良く、これによって、毛髪の染色と固定化が同時に達成される。このような薬剤は、一般的に色調固定剤(Toenungsfestiger)又は着色固定剤(Farbfestiger)と呼ばれている。
【0027】
化粧品において、このような目的のために知られている合成ポリマーに関しては、例えばポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール又はポリアクリル化合物(ポリアクリル酸又はポリメタクリル酸など)、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸とアミノアルコール類のエステルである塩基性重合体、例えばその塩又は第4級化物、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート並びに、このような化合物から成る共重合体類、例えばポリビニルピロリドン‐ビニルアセテートなどが挙げられる。一方、天然ポリマー又は変性天然ポリマーとしては、例えばキトサン(脱アセチル化キチン)又はキトサン誘導体を添加することができる。
【0028】
上述のポリマー類は、前記の染色剤中に、このような薬剤において通常の量、特に約1〜5重量%の量にて含有することができる。本発明の色調固定剤又は着色固定剤のpH値は、約6〜9であることが好ましい。
【0029】
前記の染色剤の使用は、一般的には、毛髪を染色するのに充分な量(毛髪の長さに応じて約30〜120g)の毛髪染色剤を毛髪上に塗布し、この毛髪染色剤を約15〜45℃で約1〜60分間、好ましくは5〜30分間作用させ、引き続き、この毛髪を水で充分に濯ぎ、場合によってはシャンプーを用いて洗浄し、続いて乾燥させることにより行う。
【0030】
更に追加した固定化を伴う上記染色剤の使用は、これまでに知られている通常の方法にて、毛髪を固定化剤で濡らし、調髪のために毛髪を固定(セット)し、引き続いて乾燥させることにより行う。
【0031】
前記一般式(I)で表される4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール誘導体又は4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体を含有した染色剤は、優しく、かつ皮膚に温和な条件下において、非常に優れ、一様であり、色が濃く、シャンプーや光や汗に対して非常に耐久性のあるケラチン繊維(特に人間の頭髪)の着色を達成する。
【0032】
以下の実施例は、本発明の対象を詳細に説明するためのものであって、本発明はこれに限定されるものではない。
【0033】
【実施例】
実施例1:4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩の合成
0.5g(2.5ミリモル)の4‐クロロ‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾールを、13mlのエタノール中に懸濁させる。この際、0.265g(2.5ミリモル)の炭酸ナトリウムを添加する。この反応混合物を室温(20‐25℃)にて0.165g(2.5ミリモル)のマロン酸ジニトリルと混合する。50℃にて3時間加熱した後、この反応混合物をロータリーエバポレータにより濃縮し、アセトンを混合して濾過する。この濾過物を真空下でロータリーエバポレータにて精製し、この際、目的とする生成物を、1モルの水を用いて水和物として沈澱させる。
この収率は、理論値の95%である。
融点: >300℃
ESI(neg.)‐質量スペクトル:M ‐Na:228(100%相対強度)
H‐NMR(DMSO‐D6,500MHz):δ=8.18ppm(d;J=9.1Hz;1H;H‐C(6));6.48ppm(d;J=9.1Hz;1H;H‐C(5))
13C‐NMR(DMSO‐D6,75.4MHz):δ=146.3ppm(C(2));144.2ppm(C(3));142.1ppm(C(4));133.8ppm(C(6));118.3ppm(CN);118.1ppm(CN);108.1ppm(C(5));50.7ppm(C(7))
UV‐可視スペクトル(EtOH):λmax =570nm(42647);382nm(8300);254nm(8763)
元素分析: C *Na*H O(269.16)
・ %C %H %N
・ 計算値: 40.16 1.50 26.02
・ 測定値: 40.16 1.76 25.19
【0034】
実施例2:4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩の合成
1.0g(5ミリモル)の4‐クロロ‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾールを、25mlのエタノール中に懸濁させる。この際、0.53g(5ミリモル)の炭酸ナトリウムを添加する。この反応混合物を室温(20‐25℃)にて0.57g(5ミリモル)のシアン酢酸エチルエステルと混合する。50℃にて6時間加熱した後、この反応混合物をロータリーエバポレータにより濃縮し、アセトンを混合して濾過する。引き続いて、この濾過物を真空下でロータリーエバポレータにて精製する。
この収率は、理論値の98%である。
融点: 260℃(dc)
ESI(neg.)‐質量スペクトル:M ‐Na:275(100%相対強度)
H‐NMR(DMSO‐D6,500MHz):δ=8.11ppm(d;J=9.3Hz;1H;H‐C(6));7.89ppm(d;J=9.3Hz;1H;H‐C(5));4.15ppm(q;J=7.0Hz;2H;CH );1.24ppm(t;J=7.0Hz;3H;CH
UV‐可視スペクトル(EtOH):λmax =575nm(38755);389nm(6539);226nm(8526)
元素分析: C11 *Na(298.19)
・ %C %H %N
・ 計算値: 44.31 2.37 18.79
・ 測定値: 44.17 2.81 18.02
【0035】
実施例3:4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐N‐オキシド‐ナトリウム塩の合成
0.91g(5ミリモル)の4‐ニトロベンゾフラザン‐3‐オキシドを、15mlのエタノール中に懸濁させる。この際、1.06g(10ミリモル)の炭酸ナトリウムを添加する。この反応混合物を室温(20‐25℃)にて0.33g(5ミリモル)のマロン酸ジニトリルと混合する。50℃にて3時間加熱した後、この反応混合物をロータリーエバポレータにより濃縮し、アセトンを混合して濾過する。その後、この濾過物を真空下でロータリーエバポレータにて精製する。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチルエステル/メタノール9:1)の後に、目的とする生成物が、濃い紫色の粉末の形態で0.41g得られる。
この収量は、理論値の31%である。
融点: >250℃
ESI(neg.)‐質量スペクトル:M ‐Na:228(100%相対強度)
H‐NMR(DMSO‐D6,500MHz):δ=8.21ppm(d;J=8.8Hz;1H;H‐C(6));6.51ppm(d;J=8.8Hz;1H;H‐C(5))
UV‐可視スペクトル(EtOH):λmax =574nm(34163);384nm(7485);250nm(9425)
【0036】
実施例4:4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩の合成
0.91g(5ミリモル)の4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾチアジアゾールを、15mlのエタノール中に溶解させる。この際、0.53g(5ミリモル)の炭酸ナトリウムを添加する。この反応混合物を室温(20‐25℃)にて0.33g(5ミリモル)のマロン酸ジニトリルと混合する。50℃にて7時間加熱した後、この反応混合物をロータリーエバポレータにより濃縮し、メタノールを混合して濾過する。引き続いて、この濾過物を真空下でロータリーエバポレータにて精製する。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチルエステル)の後に、濃い紫色の生成物が0.4g得られる。
この収率は、理論値の33%である。
融点: 230℃
ESI(neg.)‐質量スペクトル:M ‐Na:244(100%相対強度)
H‐NMR(DMSO‐D6,500MHz):δ=8.33ppm(d;J=9.1Hz;1H;H‐C(6));6.71ppm(d;J=9.1Hz;1H;H‐C(5))
UV‐可視スペクトル(EtOH):λmax =574nm(24028);404nm(7400);312nm(5040)
【0037】
実施例5〜13:7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐又は7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体の合成
一般的な合成手法
前記式(I)の7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール又は7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体と、CH‐活性化合物とから成る等モル混合物を、エタノール中に懸濁させ、1〜2当量の炭酸ナトリウムを添加する。50℃にて3時間加熱した後、この反応混合物をロータリーエバポレータにより濃縮し、アセトンを混合して濾過し、この濾過物を真空下でロータリーエバポレータにて精製する。この際、目的とする生成物が沈澱する。シリカゲル上でのクロマトグラフィーによる、あるいは再結晶による精製を行った後には、目的とする生成物が結晶の形態で単離される。
【0038】
以下の表1には、対応するデータが要約されている。
【0039】
【表1】
Figure 2004518764
【0040】
【表2】
Figure 2004518764
【0041】
【表3】
Figure 2004518764
【0042】
【表4】
Figure 2004518764
【0043】
【表5】
Figure 2004518764
【0044】
実施例14〜28:毛髪染色剤
表2に記載される前記式(I)の染料 2.5ミリモル
エタノール 5.0g
デシルポリグルコシド(プランタレン(登録商標)
2000 UP NP) 2.0g
エチレンジアミノテトラ酢酸‐二ナトリウム塩‐水和物 0.2g
添加して100.0gとなる水、充分に脱塩したもの
【0045】
上記の染色溶液を、アンモニア又はクエン酸を添加することによって表2に記載されたpH値に調整する。
【0046】
毛髪染色は、毛髪を染色するのに充分な量の上記染色剤を毛髪上に塗布することによって行う。40℃にて30分間の作用時間の後、この毛髪を生ぬるい水で洗い流し、乾燥させる。
【0047】
この染色結果が以下の表2に要約されている。
【0048】
上記の実施例において測定されたL ‐色測定値は、ミノルタ社の色測定装置、タイプクロマメーターIIを用いて測定した。この場合において、L‐値は、明るさであり(即ち、L‐値が小さいほど色濃度が大きくなり)、一方、a‐値は、赤成分についての尺度である(即ち、a‐値が大きいほど赤成分が大きくなる)。b‐値は、色の青成分についての尺度であり、この際、青成分が大きいほどb‐値は負となる。
【0049】
【表6】
Figure 2004518764
【0050】
【表7】
Figure 2004518764
【0051】
【表8】
Figure 2004518764
【0052】
本願明細書中において示されている百分率はいずれも、特に述べられていない限り、重量パーセントを意味する。

Claims (10)

  1. 下記の一般式(I):
    Figure 2004518764
    〔上式にて、
    Xは酸素又は硫黄であり、
    Y1及びY2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに窒素原子又は一酸化窒素基(NO)を示し、
    R1及びR2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに水素、ハロゲン原子、(C ‐C )‐アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C ‐C )‐アルキル基、(C ‐C )‐アルコキシ基、ニトロ基又はNR ‐基を示し、この際、前記残基R 及びR は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに水素、(C ‐C )‐アルキル基、必要に応じて置換された芳香族性のカルボ環又は(C ‐C )‐アルカンカルボニル基を示すか、あるいは、R とR が窒素原子と一緒にヘテロ環式の(C ‐C )‐残基を形成し、
    Vは、水素、脂肪族性残基、芳香族性イソ環状残基、芳香族性ヘテロ環状残基、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R3であり、この際、R3は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示し、
    Wは、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R4であり、この際、R4は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示すか、あるいは、VとWが一緒になって脂肪族性又は芳香族性のイソ環状又はヘテロ環状の環システムを形成しても良く、しかも、
    Kat は、アルカリカチオン、アルカリ土類カチオン、第4級アンモニウム基、第4級ホスホニウム基又はスルホニウム基に相当する〕
    で表される4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズ‐オキサジアゾール‐誘導体及び4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体。
  2. Xが酸素又は硫黄であり、
    Y1及びY2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに窒素原子又は一酸化窒素基(NO)を示し、
    R1及びR2は同じものであっても異なるものであっても良く、独立して互いに水素、ハロゲン原子、(C ‐C )‐アルキル基又はニトロ基を示し、
    Vは、水素、脂肪族性残基、芳香族性イソ環状残基、芳香族性ヘテロ環状残基、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R3であり、この際、R3は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示し、
    Wは、シアノ基又はカルボニル官能性(CO)‐R4であり、この際、R4は水素、ヒドロキシ基、(C ‐C )‐アルコキシ基、アミノ基、(C ‐C )‐アルキルアミノ基、(C ‐C )‐アルキル基又はアリール基を示すか、あるいは、VとWが一緒になって脂肪族性又は芳香族性のイソ環状又はヘテロ環状の環システムを形成しても良く、しかも、
    Kat が、アルカリカチオン、アルカリ土類カチオン、第4級アンモニウム基、第4級ホスホニウム基又はスルホニウム基に相当するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. 前記式(I)の7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール誘導体が、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐N‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2,4,6(1H,5H)‐ピリミジントリオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐3,3‐ジメチル‐2‐オキソブチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ビス(メトキシカルボニル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4,5‐ジヒドロ‐3‐メチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐オン‐4‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(シアノ‐(4‐ニトロ‐フェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐((アミノ‐カルボニル)‐シアノ‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソ‐エチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐シクロヘキサンジオン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(カルボキシ‐シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐エトキシ‐1‐ニトロ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐((アミノカルボニル)シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2‐チオキソ‐4,6(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐ジオキソ‐インダン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐オキソ‐2,3‐ジヒドロ‐1H‐インドール‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4‐オキソ‐2‐チオキソ‐チアゾリジン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐6‐チオキソ‐2,4(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐オキソ‐2‐フェニルエチル)‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩及び、4‐(シアノ‐(2‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐ナトリウム塩から選ばれたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 前記式(I)の7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体が、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐エトキシ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(シアノ‐(4‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジシアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐N‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2,4,6(1H,5H)‐ピリミジントリオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐3,3‐ジメチル‐2‐オキソブチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ビス(メトキシ‐カルボニル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4,5‐ジヒドロ‐3‐メチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐オン‐4‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐シクロヘキサンジオン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(カルボキシ‐シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐エトキシ‐1‐ニトロ‐2‐オキソエチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐((アミノカルボニル)シアノメチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐2‐チオキソ‐4,6(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐1‐オキシド‐ナトリウム塩、4‐(1,3‐ジオキソ‐インダン‐2‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(2‐オキソ‐2,3‐ジヒドロ‐1H‐インドール‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(4‐オキソ‐2‐チオキソ‐チアゾリジン‐5‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(ジヒドロ‐6‐チオキソ‐2,4(1H,5H)‐ピリミジンジオン‐3‐イル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩、4‐(1‐シアノ‐2‐オキソ‐2‐フェニルエチル)‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩及び、4‐(シアノ‐(2‐ニトロフェニル)‐メチル)‐7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール‐ナトリウム塩から選ばれたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記一般式(I)の4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール誘導体及び/又は4‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体の少なくとも1種を含有することを特徴とする、ケラチン繊維を染色するための薬剤。
  6. 前記式(I)の化合物が、0.01〜10重量%の量にて含有されていることを特徴とする請求項5に記載の薬剤。
  7. 前記薬剤が、前記式(I)の化合物の他に、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は両性の染料、ニトロ染料、アゾ染料、アントラキノン染料及び分散染料から成るグループからの直接染料の少なくとも1種を更に含有することを特徴とする請求項5又は6に記載の薬剤。
  8. 前記薬剤が、天然又は合成ポリマー類と、変性されたポリマー天然由来物とから成るグループからの、化粧品において一般的なポリマーの少なくとも1種を含有し、しかも、色調固定剤又は着色固定剤の形態であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の薬剤。
  9. 前記薬剤が毛髪染色剤であることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の薬剤。
  10. ケラチン繊維用の染色剤中の染料としての、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記一般式(I)の7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール誘導体及び/又は7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体の使用。
JP2002576221A 2001-03-21 2001-11-06 7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐及び7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体、並びにこれら化合物を含有したケラチン繊維用染色剤 Withdrawn JP2004518764A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10113699A DE10113699A1 (de) 2001-03-21 2001-03-21 7-Nitro-2,1,3-benzoxadiazol-und 7-Nitro-2,1,3-benzthiadiazol Derivate sowie diese Verbindungen enthaltende Färbemittel für Keratinfasern
PCT/EP2001/012806 WO2002076961A1 (de) 2001-03-21 2001-11-06 7-nitro-2,1,3-benzoxadiazol-und 7-nitro-2,1,3-benzthiadiazol derivate sowie diese verbindungen enthaltende färbemittel für keratinfasern

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004518764A true JP2004518764A (ja) 2004-06-24

Family

ID=7678355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002576221A Withdrawn JP2004518764A (ja) 2001-03-21 2001-11-06 7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐及び7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体、並びにこれら化合物を含有したケラチン繊維用染色剤

Country Status (7)

Country Link
US (3) US6726730B2 (ja)
EP (1) EP1261591B1 (ja)
JP (1) JP2004518764A (ja)
AT (1) ATE319692T1 (ja)
BR (1) BR0110959A (ja)
DE (2) DE10113699A1 (ja)
WO (1) WO2002076961A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7511006B2 (en) * 2000-12-14 2009-03-31 The Clorox Company Low residue cleaning solution comprising a C8 to C10 alkylpolyglucoside and glycerol
US7717853B2 (en) * 2005-06-24 2010-05-18 Henry Nita Methods and apparatus for intracranial ultrasound delivery
US20110160621A1 (en) * 2005-06-24 2011-06-30 Henry Nita Methods and apparatus for dissolving intracranial blood clots
GB0717982D0 (en) * 2007-09-14 2007-10-24 Univ Durham Method and means relating to multiple herbicide resistance in plants
CN105524055B (zh) * 2016-01-15 2018-03-30 中南大学 一种能够区分半胱氨酸/同型半胱氨酸和谷胱甘肽荧光探针的制备与应用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL6910583A (ja) * 1969-07-10 1971-01-12
US5705649A (en) 1992-07-20 1998-01-06 Promega Corporation Protein staining compositions and methods
FR2760012B1 (fr) * 1997-02-26 2000-08-18 Oreal Compositions pour la teinture des fibres keratiniques contenant des para-aminophenols, procede de teinture, nouveaux para-aminophenols et leur procede de prepraration
US6869454B2 (en) * 2001-03-21 2005-03-22 Wella Aktiengesellschaft 7-Nitro-2,1,3-benzoxadiazole and 7-nitro-2,1,3-benzthiadiazole derivatives, as well dyeing agents for keratin fibers containing these compounds

Also Published As

Publication number Publication date
US20040139562A1 (en) 2004-07-22
EP1261591B1 (de) 2006-03-08
US7083656B2 (en) 2006-08-01
DE10113699A1 (de) 2002-09-26
DE50109151D1 (de) 2006-05-04
US6726730B2 (en) 2004-04-27
BR0110959A (pt) 2003-04-15
EP1261591A1 (de) 2002-12-04
ATE319692T1 (de) 2006-03-15
US6908492B2 (en) 2005-06-21
US20030171594A1 (en) 2003-09-11
US20040139563A1 (en) 2004-07-22
WO2002076961A1 (de) 2002-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2197948C2 (ru) Применение катионных фенилазобензольных соединений для окраски кератиновых волокон, красящие композиции и способы окраски
EP2516555B1 (en) Coloring agents and methods of use thereof
CN101384303B (zh) 用于角蛋白纤维的着色剂
NZ336320A (en) Composition for dyeing keratin fibres and dyeing method using same
WO1987003475A2 (en) Oxidizing hair dyer based on 4-amino-2-aminomethylphenols
JP2008115390A (ja) アゾ又はトリ(ヘテロ)アリールメタン型の少なくとも1つの発色団をベースとした混合染料を含有する組成物、染色方法及び混合染料
KR100947753B1 (ko) 양이온성 아조 화합물의 제조방법
CN101111287B (zh) 用于染色角蛋白纤维的试剂
JP2004518764A (ja) 7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンゾキサジアゾール‐及び7‐ニトロ‐2,1,3‐ベンズチアジアゾール誘導体、並びにこれら化合物を含有したケラチン繊維用染色剤
US6749645B2 (en) Use of 4-nitro-2,1,3,-benzoxadiazole derivatives as dyes in coloring agents for keratin fibres
JP5059866B2 (ja) 暗色のアゾ染料
GB2099838A (en) Chlorine-substituted nitro-para-phenylene-diamines a process for their preparation and their use in dyeing keratin fibres
JP2004522787A (ja) 多孔質材料を着色する方法
JPH083121A (ja) 毛髪酸化染色用薬剤及び新規な2−アルキルアミノ−4−アミノ−1−アルキルベンゼン類
JPH0469604B2 (ja)
US6869454B2 (en) 7-Nitro-2,1,3-benzoxadiazole and 7-nitro-2,1,3-benzthiadiazole derivatives, as well dyeing agents for keratin fibers containing these compounds
CN101384302A (zh) 用于着色角蛋白纤维的试剂
JP4046189B2 (ja) ケラチン繊維を染色するための薬剤及び方法
CN101426471A (zh) 含两性离子偶氮甲碱染料的用于着色角蛋白纤维的试剂
JPH05503091A (ja) ベンゾキサジン染料
JPH09268170A (ja) 2,5−ジアミノベンゾニトリル類を含有する酸化染毛剤並びに新規な2,5−ジアミノベンゾニトリル類
JP2515366B2 (ja) ニトロジフェニルアミン誘導体系直接染料含有染髪製剤
US4832697A (en) Hair dye preparations containing substantive nitrodiphenylamine derivatives
CA2598130A1 (en) Agent and method for colouring keratin fibres
JPS62103009A (ja) ニトロジフエニルアミン誘導体を含有する染髪製剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040728

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080208