JP2004512415A - モノアゾキノロン顔料、その製造方法及びその使用 - Google Patents

モノアゾキノロン顔料、その製造方法及びその使用 Download PDF

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Abstract

その互変異性型の一方が、式(1)[式中、Arは、式(2a)、(2b)、(2c)、(2d)、(2e)又は(2f)(ここで、Rは、C−Cアルキルであり、R及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態であり、R及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態であり、Arは、アリール基であり、pは、0、1又は2の数であり、そしてrは、0、1又は2の数であり、ここで、式(2f)中の(Rは、r個の同一又は異なる基Rを意味する)で示される基である]に対応する、モノアゾキノロン顔料は、高分子量材料の着色に適しており、そして得られる着色の良好な堅牢性を特徴とする。

Description

【0001】
本発明は、新規なモノアゾキノロン顔料、その製造方法、及び着色料としてのその使用、特に、高分子量材料を着色するためのその使用に関する。
【0002】
モノアゾキノロン顔料は、既に知られている。例えば、US−A−3,119,808は、カップリング成分にスルホン酸基もカルボン酸基も含まない、モノアゾキノロン顔料を開示している。
【0003】
着色の品質、例えば堅牢性、又は応用関連の性質、例えば移染挙動若しくは上塗り性からなる、ますます高まる要求によって、特に堅牢性に関して、改善された性質を示す新しい顔料に対するニーズがなおも存在している。
【0004】
したがって、本発明の根底にある目的は、特に表面コーティング、印刷インキ及びカラーフィルターの製造のための、又はプラスチックの着色のための、新規で改善されたモノアゾキノロン顔料を見出すことであり、この顔料は、上記で特性づけられる品質を高度に有している。新規な顔料により、高純度の色調、高い着色力、並びに上塗り及び移染に対する良好な堅牢度を有する着色が得られるであろう。生じる着色は、特に良好な耐熱、耐光及び耐候堅牢度を示すであろう。
【0005】
この規定された目的は、本明細書に後述される新規なモノアゾキノロン顔料により充分に達成されることが見出された。
【0006】
したがって、本発明は、その互変異性型の一方が、式(1):
【0007】
【化7】
Figure 2004512415
【0008】
[式中、
Arは、式(2a)、(2b)、(2c)、(2d)、(2e)又は(2f):
【0009】
【化8】
Figure 2004512415
【0010】
(式中、
は、C−Cアルキルであり、
及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態であり、
及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態であり、
Arは、アリール基であり、
pは、0、1又は2の数であり、そして
rは、0、1又は2の数である、
ここで、式(2f)中の(Rは、r個の同一又は異なる基Rを意味する)で示される基である]に対応する、モノアゾキノロン顔料に関する。
【0011】
、R、R、R及びRのC−Cアルキルとして、それぞれ他と独立に、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル又はイソブチルが、好ましくはメチル又はエチルが、そして特にメチルが考慮される。
【0012】
及びRのC−Cアルコキシとして、それぞれ他と独立に、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ又はブトキシが考慮される。
【0013】
、R、R及びRのハロゲンとして、それぞれ他と独立に、例えば、フッ素、塩素又は臭素が、好ましくは塩素又は臭素が、そして特に塩素が考慮される。
【0014】
、R、R及びRのC−Cアルカノイルアミノとして、それぞれ他と独立に、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ又はプロピオニルアミノが、特にアセチルアミノが考慮される。
【0015】
、R、R及びRは、ベンゾイルアミノとしてそれぞれ他と独立に、非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン(例えば、塩素又は臭素、好ましくは塩素);ニトロ;C−Cアルキル(例えば、メチル、エチル、n−又はイソ−プロピル、n−、sec−、tert−又はイソ−ブチル、好ましくはメチル又はエチル、そして特にメチル);若しくはC−Cアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ又はイソブトキシ、好ましくはメトキシ又はエトキシ、そして特にメトキシ)により置換されている。
【0016】
、R、R及びRのC−Cアルコキシカルボニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、メトキシ−、エトキシ−、n−プロポキシ−、イソプロポキシ−又はn−ブトキシ−カルボニルが、好ましくはメトキシ−又はエトキシ−カルボニルが、そして特にメトキシカルボニルが考慮される。
【0017】
、R、R及びRのC−Cアルキルカルボニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチロイル又はバレロイルが、好ましくはアセチル又はプロピオニルが、そして特にアセチルが考慮される。
【0018】
、R、R及びRのN−C−Cアルキルアミノカルボニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、N−メチル−、N−エチル−、N−プロピル−、N−イソプロピル−、N−ブチル−、N−sec−ブチル−又はN−イソブチル−アミノカルボニルが、好ましくはN−メチル−又はN−エチル−アミノカルボニルが、そして特にN−メチルアミノカルボニルが考慮される。
【0019】
、R、R及びRのN−アリールアミノカルボニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、N−フェニル−又はN−ナフチル−アミノカルボニルが、好ましくはN−フェニルアミノカルボニルが考慮される。上述の基は、非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン(例えば、塩素又は臭素、好ましくは塩素);ニトロ;C−Cアルキル(例えば、メチル、エチル、n−又はイソ−プロピル、n−、sec−、tert−又はイソ−ブチル、好ましくはメチル又はエチル、そして特にメチル);若しくはC−Cアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ又はイソブトキシ、好ましくはメトキシ又はエトキシ、そして特にメトキシ)により置換されている。
【0020】
、R、R及びRのN,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、N,N−ジ−メチル−、N,N−ジ−エチル−、N−メチル−N−エチル−、N,N−ジ−プロピル−、N,N−ジ−イソプロピル−、N,N−ジ−ブチル−、N,N−ジ−sec−ブチル−、N−メチル−N−sec−ブチル−又はN,N−ジ−イソブチル−アミノカルボニルが、好ましくはN,N−ジ−メチル−又はN,N−ジ−エチル−アミノカルボニルが、そして特にN,N−ジ−メチルアミノカルボニルが考慮される。
【0021】
、R、R及びRのC−Cアルコキシスルホニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、メトキシ−、エトキシ−、n−プロポキシ−、イソプロポキシ−又はn−ブトキシ−スルホニルが、好ましくはメトキシ−又はエトキシ−スルホニルが、そして特にメトキシスルホニルが考慮される。
【0022】
、R、R及びRのC−Cアルキルスルホニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、メチル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、n−ブチル−、sec−ブチル−、tert−ブチル−又はイソブチル−スルホニルが、好ましくはメチル−又はエチル−スルホニルが、そして特にメチルスルホニルが考慮される。
【0023】
、R、R及びRのN−C−Cアルキルアミノスルホニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、N−メチル−、N−エチル−、N−プロピル−、N−イソプロピル−、N−ブチル−、N−sec−ブチル−、N−tert−ブチル−又はN−イソブチル−アミノスルホニルが、好ましくはN−メチル−又はN−エチル−アミノスルホニルが、そして特にN−メチルアミノスルホニルが考慮される。
【0024】
、R、R及びRのN−アリールアミノスルホニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、N−フェニル−又はN−ナフチル−アミノスルホニルが、好ましくはN−フェニルアミノスルホニルが考慮される。上述の基は、非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン(例えば、塩素又は臭素、好ましくは塩素);ニトロ;C−Cアルキル(例えば、メチル、エチル、n−又はイソ−プロピル、n−、sec−、tert−又はイソ−ブチル、好ましくはメチル又はエチル、そして特にメチル);若しくはC−Cアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ又はイソブトキシ、好ましくはメトキシ又はエトキシ、そして特にメトキシ)により置換されている。
【0025】
、R、R及びRのN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルとして、それぞれ他と独立に、例えば、N,N−ジ−メチル−、N,N−ジ−エチル−、N−メチル−N−エチル−、N,N−ジ−プロピル−、N,N−ジ−イソプロピル−、N,N−ジ−ブチル−、N,N−ジ−sec−ブチル−、N−メチル−N−sec−ブチル−又はN,N−ジ−イソブチル−アミノスルホニルが、好ましくはN,N−ジ−メチル−又はN,N−ジ−エチル−アミノスルホニルが、そして特にN,N−ジ−メチルアミノスルホニルが考慮される。
【0026】
Arは、アリール基として好ましくはフェニル又はナフチル基であり、そしてこの基は、非置換であるか、又は1つ以上の置換基Rにより置換されている。
【0027】
式(2a)及び(2b)の基中のカルボキシ及びスルホ基は、2位、3位又は4位で、好ましくは4位で結合している。
【0028】
式(2a)及び(2b)の基中の、並びにR、R、R及びRのカルボキシ及びスルホとして、遊離酸とその塩の両方が、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属若しくはアンモニウム塩、有機アミンの塩、又はその混合物が考慮される。
【0029】
したがって本発明はまた、カルボキシ基及びスルホ基が、塩の形態である、式(1)の顔料に関する。
【0030】
挙げることができる適切なアルカリ金属の塩、アルカリ土類金属の塩又は遷移金属塩の例は、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩、バリウム塩、銅(I)塩、銅(II)塩、亜鉛(II)塩、マンガン(II)塩又はアルミニウム(III)塩、好ましくはナトリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩又はバリウム塩である。
【0031】
有機アミンの適切な塩又は適切なアンモニウム塩は、例えば、下記式:
【0032】
【化9】
Figure 2004512415
【0033】
[式中、R、R、R及びRは、それぞれ他と独立に、水素、C−Cアルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル又はn−ペンチル)、又はフェニル若しくはベンジル(これらはそれぞれ、非置換であるか、又はフェニル環において、C−Cアルキル(例えば、メチル又はエチル)、C−Cアルコキシ(例えば、メトキシ又はエトキシ)、ハロゲン(例えば、塩素又は臭素)、ニトロ、アミノ、N−C−Cアルキルアミノ(例えば、N−メチルアミノ又はN−エチルアミノ)、若しくはN,N−ジ−C−Cアルキルアミノ(例えば、N,N−ジ−メチルアミノ又はN,N−ジ−エチルアミノ)により置換されている)である]で示されるカチオンを含む。
【0034】
本発明の顔料のアルカリ金属の塩、アルカリ土類金属の塩又は遷移金属塩は、例えば、式(1)(ここで、基Arは、カルボキシ及び/又はスルホを遊離酸の形態で含む)の顔料と、有機又は無機酸(例えば、酢酸、炭酸、塩酸、硝酸又は硫酸)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は遷移金属塩との従来法での反応によって得られる。
【0035】
本発明の顔料のアンモニウム塩又は有機アミンの塩は、例えば、本発明の式(1)(ここで、基Arは、カルボキシ及び/又はスルホを遊離酸の形態で含む)の顔料と、対応するアミンとの従来法での反応によって得られる。
【0036】
式(2a)の基中の、並びにR及びRのカルボキシは、好ましくは遊離酸の形態である。
【0037】
式(2b)の基中の、並びにR及びRのスルホは、好ましくはナトリウム塩、バリウム塩又はカルシウム塩、特にカルシウム塩の形態である。
【0038】
は、好ましくはメチル又はエチル、特にメチルである。
【0039】
は、好ましくは、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルである。
【0040】
は、特に好ましくは、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)であり、特に水素である。
【0041】
は、好ましくは、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルである。
【0042】
は、特に好ましくは、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル又はカルバモイルである。
【0043】
は、最も好ましくは、水素、塩素、メチル、カルボキシ、スルホ、メトキシカルボニル又はカルバモイル、好ましくはカルボキシ、スルホ又はカルバモイルであり、そして特にカルボキシである。
【0044】
本発明のモノアゾキノロン顔料の好ましい実施態様において、
は、メチルであり、そして
は、水素、塩素、メチル、カルボキシ、スルホ又はメトキシカルボニル、好ましくはカルボキシ、スルホ又はカルバモイルであり、そして特にカルボキシである。
【0045】
Arは、好ましくは、式(2a)、(2b)、(2c)又は(2d)の基である。Arは、特に好ましくは、式(2a)、(2b)又は(2d)、好ましくは式(2a)又は(2d)、そして特に式(2d)の基である。
【0046】
本発明はまた、式(1)のモノアゾキノロン顔料の製造方法に関するものであって、式(3):
【0047】
【化10】
Figure 2004512415
【0048】
で示される化合物をジアゾ化すること、そしてそれを式(4):
【0049】
【化11】
Figure 2004512415
【0050】
[式中、Arは、上記の定義及び好ましい意味を有する]で示される化合物にカップリングすることを特徴とする方法に関する。
【0051】
式(3)の化合物のジアゾ化は、例えば、亜硝酸塩を用いて、例えば、亜硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜硝酸塩を用いて、鉱酸媒体中、例えば、塩酸媒体中で、例えば、−5〜40℃、そして好ましくは−5〜10℃の温度で行われる。
【0052】
式(4)のカップリング成分へのカップリングは、それ自体既知の方法で、酸性、中性から弱アルカリ性までのpH値で(例えば、1〜10のpH値で)、そして例えば、−5〜40℃、好ましくは0〜30℃の温度で行われる。
【0053】
本発明のプロセスは、有利には、式(3)のジアゾ化化合物の新たに調製した溶液又は懸濁液を、式(4)のアセトアセトアニリドカップリング成分の弱酸性から中性の溶液又は懸濁液に徐々に加えることにより行われるが、ここでpHは、アルカリ水酸化物水溶液、例えば水酸化ナトリウム溶液の添加により、中性範囲、例えばpH4.5〜8に維持され、続いて得られる顔料懸濁液を、反応が終了するまで撹拌して、濾過により生成物を単離する。
【0054】
式(3)の化合物は、既知であり、例えば、US−A−3,119,808に記載される方法により入手することができる。式(4)の化合物は、既知であるか、又はそれ自体既知の方法により入手することができる。
【0055】
本発明の式(1)のモノアゾキノロン顔料は、高分子量材料の着色用の着色料として適している。
【0056】
高分子量材料は、有機又は無機であってよく、そして合成及び/又は天然材料であってよい。これは、例えば、天然樹脂又は乾性油、ゴム又はカゼイン、あるいは塩素化ゴム、油変性アルキド樹脂、ビスコース、セルロースエーテル類又はエステル類(エチルセルロース、酢酸、プロピオン酸若しくは酪酸セルロース、アセト酪酸セルロース、更にはニトロセルロースなど)のような改質天然材料であってよいが、特に、重合により(例えば、重縮合又は重付加により)入手することができるような、全合成有機ポリマー(熱硬化性プラスチック及び熱可塑性材料)であってよい。ポリマー分類は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレンのようなポリオレフィン、更には、塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルなどのモノマーの重合生成物のような置換ポリオレフィン;フルオロポリマー、例えば、ポリフルオロエチレン、ポリトリフルオロクロロエチレン又はテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン混合ポリマー;更には前述のモノマーのコポリマー、特にABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン)又はEVA(エチレン/酢酸ビニル)を含む。重付加及び重縮合樹脂の群からは、例えば、ホルムアルデヒドとフェノールとの縮合生成物、いわゆるフェノプラスト、及びホルムアルデヒドと尿素又はチオ尿素との縮合生成物、更にはメラミン、いわゆるアミノプラスト、また、アルキド樹脂のような飽和か、又はマレイン酸樹脂のような不飽和のいずれかの、表面コーティング樹脂として使用されるポリエステル、更に直鎖状ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド又はシリコーン、及びシリコーン樹脂を使用することができる。
【0057】
前述した高分子量化合物は、個々に、又は混合物として、プラスチック組成物又は溶融物の形で存在してよく、そしてこれらは、場合により紡糸して繊維を生成させてもよい。
【0058】
これらはまた、そのモノマーの形態で、又は溶解型の重合状態で、煮アマニ油、ニトロセルロース、アルキド樹脂、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂又はアクリル樹脂のような、表面コーティング、ペンキ又は印刷インキ用の、塗膜形成剤又は結合剤として存在してもよい。
【0059】
本発明のモノアゾキノロン顔料による高分子量有機材料の着色は、例えば、このような顔料を(場合によりマスターバッチの形で)、練りロール機、混合又は粉砕装置を用いて基体に加えることにより行われる。着色された材料は、次に一般的には、カレンダー加工、圧縮成形、押出成形、塗布、鋳込み又は射出成形のような、それ自体既知の方法により所望の最終形状にされる。非剛性の成形品を製造するため、又はその脆性を低下させるために、造形の前に、高分子量化合物にいわゆる可塑剤を組み込むことがしばしば望まれる。可塑剤としては、例えば、リン酸、フタル酸又はセバシン酸のエステル類を使用することができる。可塑剤は、顔料着色料のポリマーへの組み込みの前又は後に、本発明のプロセスに組み込まれる。また、色の異なる色調を達成するために、高分子量有機材料に、式(1)のモノアゾキノロン顔料のほかに、フィラー又は他の色を付与する成分(白色、色付き又は黒色顔料、更には特殊効果顔料など)を、各場合に所望の量で加えることもできる。
【0060】
表面コーティング及び印刷インキの着色のために、高分子量有機材料及び式(1)のモノアゾキノロン顔料は、場合により、フィラー、他の顔料(例えばTiO)、乾燥剤又は可塑剤のような添加剤と一緒に、有機及び/又は水性溶媒あるいは溶媒混合物に、一般には微細分散又は溶解させる。この手順は、個々の成分を別々に分散又は溶解させるか、あるいは幾つかを一緒に分散又は溶解させ、そうして初めて全ての成分を合わせて行われる。
【0061】
着色すべき高分子量材料に基づいて、本発明のモノアゾキノロン顔料は、0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%の量で使用することができる。
【0062】
したがって、本発明はまた、高分子量材料、特に有機高分子量材料の着色における、本発明の式(1)のモノアゾキノロン顔料の使用に関するものであり、これは、任意の形状(例えば、繊維の形状)のプラスチック、表面コーティング又は印刷インキ用の着色料としての使用を含む。
【0063】
本発明の式(1)のモノアゾキノロン顔料は、全体として、ポリ塩化ビニル、並びに特に、ポリエチレン及びポリプロピレンのようなポリオレフィン、更には水性及び/又は溶媒性ラッカー(例えば、自動車用ラッカー)、また粉体塗装、印刷インキ及びペンキの着色に特に適している。
【0064】
得られる着色料は、例えば、プラスチック、繊維、表面コーティング又は印刷において、高純度の色調、高い着色力、上塗り及び移染に対する良好な堅牢度、並びに特に、例えば、原色又は白色適用による退色における、良好な耐熱、耐光及び耐候堅牢度を特徴とする。
【0065】
本発明の式(1)のモノアゾキノロン顔料は、更に、良好な分散性、良好な流動学的挙動及びこれにより得られる着色料の高い光沢性を特徴とする。本発明の顔料の有利な性質は、フェニル基Arの置換基及び置換パターンの特定の選択に起因すると考えられる。
【0066】
本発明の式(1)のモノアゾキノロン顔料はまた、特に、400〜700nmの範囲の可視光用、液晶ディスプレイ(LCD)用又は電荷結合素子(CCD)用の、カラーフィルターの製造用の着色料としても適している。式(1)のモノアゾキノロン顔料は、単独で、又は適切な赤色、青色及び/又は緑色顔料と組合せて使用することができる。
【0067】
適切な基体、例えば、無定形シリコンへの赤色、青色及び緑色顔料の順次塗布によるカラーフィルターの製造は、GB−A 2,182,165に記載されている。カラーフィルターは、例えば、本発明のモノアゾキノロン顔料を含む、インキ、特に印刷インキを用いて、又は例えば、本発明のモノアゾキノロン顔料を化学的、熱的若しくは光分解的に構造化可能な高分子量材料と混合することにより、コーティングすることができる。更に別の製造法は、例えば、EP−A 654,711と同様に、LCDのような基体に適用し、続いて光構造化して、発色させることによって実施することができる。カラーフィルターの製造を記述している更に別の文書には、US−A−5,624,467がある。
【0068】
液晶ディスプレイ(LCD)用の本発明の顔料により製造されるカラーフィルターは、これまで知られているカラーフィルターと比較して、500〜600nmの間の改善された透過窓(transmission window)を示し、よってこれらは、緑色点の高い透過度を特徴とする。本発明の顔料により製造されるカラーフィルターは、これまで知られているカラーフィルターと比較して、400nmの吸光度が上昇しており、そしてこのため、有利にも更に帯黄緑色が得られる。
【0069】
以下の実施例は、本発明を詳細に説明するものである。
【0070】
実施例1: 37%塩酸28mlは、撹拌しながら5℃で、氷酢酸120ml、水200ml及び7−アミノ−6−クロロ−4−メチルキノリン−2−オン16.68g(80mmol)の懸濁液に滴下により加えた。次に4N亜硝酸ナトリウム水溶液20ml(80mmol)をこの温度で、この帯緑白色の懸濁液に滴下により加え、90分間撹拌を行ったが、この間、懸濁液は鮮黄色の溶液へとゆっくり変化した。この冷溶液は、ガラスフリットでの濾過により清澄にし、残渣は、水2×30mlで洗浄して、回収した濾液は、氷100gを含む滴下ロートに移した。
【0071】
アセトアセト−2−アニシジド16.56g(80mmol)は、30%水酸化ナトリウム水溶液10ml(100mmol)を加えた水200mlに溶解した。この無色の溶液は、濾過により清澄にして、次にこのアニシジドを、激しく撹拌しながら30%酢酸水溶液により新たに沈殿させ、生じた白色の懸濁液をpH4.5に調整した。ジアゾニウム塩の氷冷した鮮黄色の溶液を、激しく撹拌しながら、5〜10℃の温度に調整したアセトアセト−2−アニシジドの懸濁液に30分かけて滴下により加えた。pHのつり合いは、30%水酸化ナトリウム水溶液の同時添加によって行った。この鮮黄色の顔料懸濁液を最初に5〜10℃で30分間撹拌し、次に90℃に加熱し、そして熱いうちに黄色の顔料を濾過し、中性かつ塩を含まなくなるまで大量の水で洗浄し、そして110℃で実験室真空下で20時間乾燥した。式(101):
【0072】
【化12】
Figure 2004512415
【0073】
で示される顔料31.5g(73.8mmol)を得たが、これは、高分子量有機材料中で非常に良好な耐候堅牢度を有する帯緑黄色の着色を与えた。
【0074】
実施例2〜12: 実施例1に記載された手順と同様に、アセトアセト−2−アニシジド16.56g(80mmol)の代わりに、等量の表1に示されるアセトアセトアニリドの1つを使用するならば、下記式:
【0075】
【化13】
Figure 2004512415
【0076】
[式中、Arは、表1に示される意味である]で示される顔料を得ることができる。これらの顔料は、高分子量有機材料で、各場合に示される色調で、かつ非常に良好な耐候堅牢度を有する着色を与えた。
【0077】
【表1】
Figure 2004512415
Figure 2004512415
Figure 2004512415
Figure 2004512415
【0078】
応用実施例1: 全体としてプラスチックの着色における使用
実施例1により得られた顔料0.6gは、ポリ塩化ビニル67g、フタル酸ジオクチル33g、ジラウリン酸ジブチルスズ2g及び二酸化チタン2gと混合して、160℃で15分間ローラー装置上で薄膜に加工した。こうして得られた黄色のPVC膜は、着色力が強く、耐光性であった。
【0079】
応用実施例2: アルキド−メラミン焼付ラッカーにおける使用
直径8mmのステアタイト球460g;キシレン中60%のアルキド樹脂のAlkydal(登録商標)F310(バイエル社)58.7g、キシレン中60%のアルキド樹脂のAlkydal(登録商標)F32(バイエル社)58.7g、キシレン中1%のSilikonoelA(バイエル社)2.0g、n−ブタノール4.0g、Dowanol4.0g、キシレン15g、分散剤のDisperbykD−160(BYK−Chemie)5.6gよりなるアルキドラッカー;及び更に実施例1により調製した顔料28.0gとの混合物を、タンブラーで72時間、ねじ切りキャップ付きのガラス瓶中に分散させた。
【0080】
キシレン中90%のメラミン成分のCymel(登録商標)327(Cyanamid)24.0gの添加後、タンブラーで更に1時間分散を続けた。次にステアタイト球を分離した。得られたカラーレーキペーストをMilar(登録商標)透明フィルムに塗布し、次に130℃で30分間焼き付けた(ラッカー層厚50μm)。優れた彩色と流動学的性質を有する着色が得られた。
【0081】
応用実施例3: 凹版/フレキソ印刷インキの調製
・実施例1からの顔料 15g
・クリアラッカー(以下のものからなる) 20g
ニトロセルロースA型 20g
フタル酸ジオクチル 4g
エタノール 50g 及び
酢酸エチル 20g 並びに
・エタノール 25g
を高速撹拌器(15m/sの溶解機)により30分間分散させた。次に上述のクリアラッカー40gをこのバッチに加え、溶解機で更に5分間分散を行った。粗い濾過機構つきのポンプによりビーズミルに粉砕用装填材料を導入して、ここで微細分散させた。凹版/フレキソ印刷及びオフセット印刷の両方で、この印刷インキにより顕著な透明性/光沢性が得られた。
【0082】
応用実施例4: 液晶ディスプレイ(LCD)用カラーフィルターの製造
ジルコンセラミック球83.3g、実施例1の生成物2.8g、Solsperse(登録商標)5000 0.28g、Disperbyk(登録商標)161(分散剤:酢酸n−ブチル/酢酸1−メトキシ−2−プロピル(1:6)中の、顔料に対して親和性を有する基を含む、高分子量ブロックコポリマーの30%溶液、BYK Chemie)4.10g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(MPA、CAS登録番号108−65−6)14.62gを含む100mlガラス容器を、ディスパーマット(Dispermat)により1000回転/分で10分間、そして3000回転/分で180分間23℃で撹拌した。アクリル酸ポリマーバインダー(MPA中35%溶液)4.01gの添加後、室温で3000回転/分で30分間撹拌を行った。球の分離後、分散液をMPA等重量で希釈した。
【0083】
ガラス基体(コーニング型1737−F)は、遠心分離ラッカーコーティング装置でこの分散液をコーティングして、1000回転/分で30秒間遠心分離した。この層の乾燥は、ホットプレートで100℃で2分間、及び200℃で5分間行った。達成した層厚は、0.4μmである。
【0084】
応用実施例5: 実施例1で調製した顔料1.0g、市販の酸化防止剤Irganox(登録商標)1010、Ciba Specialty Chemicals AG)1.0g及びポリエチレンHD顆粒(Vestolen(登録商標)60−16、Huels)1000gの混合物を、ローラーベンチ上のガラス瓶に入れて前もって15分間混合した。次にこの混合物を一軸スクリュー押出機で2パスで押出して、こうして得られた顆粒を、200℃で5分間、240℃で5分間、260℃で5分間、280℃で5分間及び300℃で5分間、射出成形機(Ferromatik Aarburg200)でシートに圧縮した。このシートは、良好な耐性を持つ着色力の強い黄色の色調を示した。
【0085】
応用実施例6: 式(102):
【0086】
【化14】
Figure 2004512415
【0087】
で示される顔料1000g及び粉砕塩化ナトリウム4000gをヘンシェルミキサーで3200rpmで1時間混合した。
【0088】
応用実施例7: 式(103):
【0089】
【化15】
Figure 2004512415
【0090】
で示される顔料1000g及び粉砕塩化ナトリウム4000gをヘンシェルミキサーで3200rpmで1時間混合した。
【0091】
応用実施例8: 容量1リットルの実験室ニーダーに、式(103)の顔料42.0g、応用実施例6の混合物90.0g、塩化ナトリウム1.168g及びジアセトンアルコール70.0mlを装填して、回転速度を100rpmに設定した。塊体中の温度が40〜45℃を超えないように、ニーダーの壁を30℃に冷却した。8時間後、脱イオン水150mlをゆっくり加え、生じた混合物をブフナーロートに排出して、ロート中の物質を、洗浄水が塩を含まなくなるまで水で洗浄した。生成物を80℃/3.10Paで15時間乾燥し、次に0.4mmのメッシュサイズの篩で篩った。
【0092】
応用実施例9: 式(103)の顔料42.0gの代わりに、応用実施例7の混合物210.0gを使用するほかは、応用実施例8に示した手順を繰り返した。
【0093】
応用実施例10: ジルコンセラミックビーズ78.3g、応用実施例8の生成物2.52g、Solsperse(登録商標)22’000(Avecia)0.28g、Solsperse(登録商標)24’000(Avecia)0.56g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(MPA)12.65gを含む100mlガラス容器中で、これらの成分を20℃でディスパーマットにより1000rpmで10分間、そして3000rpmで180分間撹拌した。室温でアクリル酸ポリマーバインダー(MPA中35重量%溶液)5.45gの添加後、3000rpmで30分間撹拌を続けた。ビーズを分離後、分散液をMPA等量で希釈した。ガラス基体(コーニング型1737−F)は、スピンコーティング装置でこの分散液をコーティングして、1000rpmで30秒間回転させた。このコートの乾燥は、ホットプレートで100℃で2分間、及び200℃で5分間行った。達成したコート厚は、0.284μmである。
【0094】
応用実施例11: 応用実施例8の生成物2.52gの代わりに、応用実施例9の生成物同量を使用するほかは、応用実施例10に示した手順を繰り返した。
【0095】
応用実施例12: 式(104):
【0096】
【化16】
Figure 2004512415
【0097】
で示される顔料1000g及び粉砕塩化ナトリウム4000gをヘンシェルミキサーで3200rpmで1時間混合した。
【0098】
応用実施例13: 容量1リットルの実験室ニーダーに、式(104)の顔料42.0g、応用実施例6の混合物90.0g、塩化ナトリウム1.168g及びジアセトンアルコール70.0mlを装填して、回転速度を100rpmに設定した。塊体中の温度が40〜45℃を超えないように、ニーダーの壁を30℃に冷却した。8時間後、脱イオン水150mlをゆっくり加え、生じた混合物をブフナーロートに排出して、ロート中の物質を、洗浄水が塩を含まなくなるまで水で洗浄した。生成物を80℃/3.10Paで15時間乾燥し、次に0.4mmのメッシュサイズの篩で篩った。
【0099】
応用実施例14: 式(104)の顔料42.0gの代わりに、応用実施例12の混合物210.0gを使用するほかは、応用実施例13に示した手順を繰り返した。
【0100】
応用実施例15: ジルコンセラミックビーズ78.3g、応用実施例13の生成物2.52g、Solsperse(登録商標)22’000(Avecia)0.28g、Solsperse(登録商標)24’000(Avecia)0.56g及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(MPA)12.65gを含む100mlガラス容器中で、これらの成分を20℃でディスパーマットにより1000rpmで10分間、そして3000rpmで180分間撹拌した。室温でアクリル酸ポリマーバインダー(MPA中35重量%溶液)5.45gの添加後、3000rpmで30分間撹拌を続けた。ビーズを分離後、分散液をMPA等量で希釈した。ガラス基体(コーニング型1737−F)は、スピンコーティング装置でこの分散液をコーティングして、1000rpmで30秒間回転させた。このコートの乾燥は、ホットプレートで100℃で2分間、及び200℃で5分間行った。達成したコート厚は、0.284μmである。
【0101】
応用実施例16: 応用実施例13の生成物2.52gの代わりに、応用実施例14の生成物同量を使用するほかは、応用実施例15に示した手順を繰り返した。
【0102】
【化17】
Figure 2004512415

Claims (14)

  1. その互変異性型の一方が、式(1):
    Figure 2004512415
    [式中、
    Arは、式(2a)、(2b)、(2c)、(2d)、(2e)又は(2f):
    Figure 2004512415
    (式中、
    は、C−Cアルキルであり、
    及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態であり、
    及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態であり、
    Arは、アリール基であり、
    pは、0、1又は2の数であり、そして
    rは、0、1又は2の数である
    ここで、式(2f)中の(Rは、r個の同一又は異なる基Rを意味する)で示される基である]に対応する、モノアゾキノロン顔料。
  2. その互変異性型の一方が、式(1):
    Figure 2004512415
    [式中、
    Arは、式(2a)、(2b)、(2c)又は(2d):
    Figure 2004512415
    (式中、
    は、C−Cアルキルであり、
    及びRは、それぞれ他と独立に、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、カルバモイル、N−C−Cアルキルアミノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、N,N−ジ−C−Cアルキルアミノカルボニル、C−Cアルコキシスルホニル、C−Cアルキルスルホニル、スルファモイル、N−C−Cアルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル(非置換であるか、又はアリール残基でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)、又はN,N−ジ−C−Cアルキルアミノスルホニルであり、ここで、カルボキシ及びスルホは、遊離酸の形態又は塩の形態である)で示される基である]に対応する、請求項1記載のモノアゾキノロン顔料。
  3. が、メチル又はエチルである、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のモノアゾキノロン顔料。
  4. が、メチルである、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のモノアゾキノロン顔料。
  5. が、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(非置換であるか、又はフェニル環でハロゲン、ニトロ、C−Cアルキル若しくはC−Cアルコキシにより置換されている)である、請求項1〜4のいずれか1項記載のモノアゾキノロン顔料。
  6. が、水素である、請求項1〜5のいずれか1項記載のモノアゾキノロン顔料。
  7. が、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、カルボキシ、スルホ、シアノ、C−Cアルコキシカルボニル又はカルバモイルである、請求項1〜6のいずれか1項記載のモノアゾキノロン顔料。
  8. が、水素、塩素、メチル、カルボキシ、スルホ、メトキシカルボニル又はカルバモイルである、請求項1〜7のいずれか1項記載のモノアゾキノロン顔料。
  9. が、カルボキシ、スルホ又はカルバモイルである、請求項1〜8のいずれか1項記載のモノアゾキノロン顔料。
  10. が、メチルであり、そしてRが、水素、塩素、メチル、カルボキシ、スルホ又はメトキシカルボニル、特にカルボキシ、スルホ又はカルバモイルである、請求項1〜9のいずれか1項記載のモノアゾキノロン顔料。
  11. 請求項1記載の式(1)のモノアゾキノロン顔料の製造方法であって、式(3):
    Figure 2004512415
    で示される化合物をジアゾ化すること、そしてそれを式(4):
    Figure 2004512415
    [式中、Arは、請求項1と同義である]で示される化合物にカップリングすることを特徴とする、方法。
  12. 高分子量材料の着色における、請求項1記載のモノアゾキノロン顔料の使用。
  13. プラスチック、表面コーティング又は印刷インキ用の着色料としての、請求項12記載のモノアゾキノロン顔料の使用。
  14. カラーフィルターの製造用の着色料としての、請求項1記載のモノアゾキノロン顔料の使用。
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