JP2004509344A - 重心調整可能側部支持体 - Google Patents
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Abstract
本装置は、試験ヘッドがクレイドル内で軸揺動可能に、取り付けユニットと試験ヘッドを連結する。ベースは、試験ヘッドに取付可能である。延長部材は試験ヘッドから延びている。スライダは試験ヘッドの重心から離れる方向および向かう方向へ摺動する。上記スライダは、取り付けユニットに取付可能である。調整部材は延長部材から延びており、スライダのベースに対する位置を修正する。
Description
【0001】
(背景技術)
集積回路(IC)および他の電子デバイスの自動試験において、デバイスに適切な温度状態をもたらし、そして、デバイスを所定の被験位置に設置することが望まれる。これらの工程を実施するため、デバイスハンドラと呼ばれる装置が使用される。デバイスハンドラは、被験デバイスを保持可能なウェハプローバ、または、他の装置を備える。電子試験それ自体は大規模かつ高価な自動化された試験システムが行い、前記システムはデバイスハンドラと接続し、また、ドッキングすることを要する試験ヘッドを備える。このような試験システムにおいては、試験ヘッドは一般に、非常に重く、40kgないし1000kg(以上)のオーダである。このような重量になるその理由は、正確に高速な試験を行うために電子回路を密に試験ヘッドに詰め込んでいるからである。
【0002】
試験ヘッド位置設定システム(test head positioner system)は、試験ヘッドのデバイスハンドラに対する位置を定めるのに用いられている。試験ヘッドがデバイスハンドラに対して正確に所定の位置にあれば、試験ヘッドおよびデバイスハンドラは位置調整されている(align)と言われている。試験ヘッドおよびデバイスハンドラが位置調整されれば、壊れやすい試験ヘッドおよびデバイスハンドラの電気コネクタを接触させることが可能(換言すれば、ドッキング可能)で、試験ヘッドとデバイスハンドラとの間の試験信号の伝送を可能にしている。従って、接触が行われる前に、壊れやすい試験ヘッドおよびデバイスハンドラの電気コネクタは正確に位置を合わせて、壊れやすい電気コネクタの損傷を防がなければならない。
【0003】
試験ヘッド位置設定器には、幾つかの構成が設計されており、各構成体はそれぞれ特定の目的に好ましい。多くの位置設定器は、試験ヘッドの「取り付けユニット(mounting unit)」を備えている。取り付けユニットは試験ヘッドを支持し、試験ヘッドに1つ以上の運動軸を与えている。試験ヘッド取り付けユニットは、「揺動クレイドル(pivot cradle)」、「並進クレイドル(translation cradle)」、「ヨーク(yoke)」、または、他の装置を備えている。一般に、揺動クレイドル、並進クレイドル、および、ヨークはすべて、2つの並列構造を有し、試験ヘッドの向かい合った2つの側部に隣接し、試験ヘッドはそこに連結されている。揺動クレイドルとともに、試験ヘッドは軸揺動可能に取り付けられ、これは一般に上記2つの並列構造と直交している。並進クレイドルをともなって試験ヘッドは引き出し、引き入れが可能に、あるいは揺動も可能に取り付けられる。ヨークとともに、試験ヘッドは上記2つの並列構造にしっかりと連結される。別の構造の例は後に説明する。下文においては、用語「クレイドル」は揺動クレイドル、並進クレイドル、または、ヨークを意味するものとして使用する。
【0004】
タンブルモード位置設定器においては、例えば、取り付けユニットは揺動クレイドルであり、試験ヘッドは揺動クレイドル内に向かい合って配されている2つの揺動軸周りで揺動(または転回(tumble))する。これによりユーザは、試験ヘッドを揺動クレイドル内において、デバイスハンドラのインターフェースボードが上にある(下からの水平面ハンドラへのインターフェースのための)位置から、180度またはそれ以上を経て、デバイスハンドラのインターフェースボードが下にある(上からの水平面ハンドラへのインターフェースのための)位置まで転回させることが可能である。タンブルモード位置設定器の例は、スミスによる先の特許(米国特許第4、705、447号)において開示されており、ここでは引用により開示する。
【0005】
ケーブルピボットモード位置設定器においては、試験ヘッドは試験ヘッドケーブルの軸上で揺動する。タンブルモード位置設定器との比較において、ケーブルピボットモード位置設定器は、ケーブル長を短縮して使用可能である。多くのケーブルピボット位置設定器においては、試験ヘッドはしっかりとヨークに連結される。ヨークおよび試験ヘッドの結合体は、先述の目的のために、試験ヘッドケーブルの軸周りに180度またはそれ以上回転可能に、位置設定器に連結されている。例えば、米国特許第5、900、737号、第5、608、334号、第5、450、766号、第5、241、870号、第5、030、869号、および、第4、893、074号に開示されているように、ケーブルピボット位置設定器を実施する方法は幾つか存在する。
【0006】
また、タンブルモードおよびケーブルピボット位置設定器の両方においては、標準として、試験ヘッドが、デバイスハンドラのインターフェースと平行で、180度の回転を可能にしている軸と直交する軸周りに少なくとも数度の揺動を可能にしている。このようにして、試験ヘッド取り付けユニットは試験ヘッドのピッチ運動(pitch motion)およびロール運動(roll motion)の両方を可能にしている。
【0007】
さらに別の位置設定器では、並進クレイドル取り付けユニットを内蔵し、それによって1軸またはそれよりも多くの軸周りの揺動運動に加え、並進的な入−出運動を可能にしている。先述の米国特許第5、241、870号および第5、450、766号はそのようなユニットの例を示している。これらの例において、試験ヘッドは、試験ヘッドの2つの向かい合った側部に隣接して配されている2つの並列構造に沿って摺動して出入りする摺動ユニットに連結されている。一般に、試験ヘッドは摺動ユニットに連結されており、連結している2点により規定される軸周りに揺動するようにされている。
【0008】
さらに別の位置設定器においてはクレイドルを用いない。その一例においては、試験ヘッド取り付けユニットはジンバル状の機構を試験ヘッド内部に備え、試験ヘッドに回転の自由度を与えている。第1のケーブル揺動軸がジンバルユニットを支持する。ジンバルユニットは第2の軸を支持し、この第2軸は第1ケーブル揺動軸と直交し、また、試験インターフェースボードと平行であって、直接的に試験ヘッドを支持している。試験ヘッドは第2軸周りに揺動可能である。
【0009】
試験ヘッドをデバイスハンドラとドッキングさせた後で、試験ヘッドはその揺動軸に対してロックを解除した状態に保持できる。これにより、デバイスハンドラから位置設定器システムに振動が伝わるようになり、そうすることで有害な(destructive)振動を壊れやすい電気コネクタが全て吸収することがなくなる。換言すれば、揺動軸をロックしないことで、試験ヘッドは「浮動(floating)」状態にあって、振動の力は位置設定器において消散する。
【0010】
試験ヘッドが位置設定器に位置する場合、望ましくは試験ヘッドは、取り付けユニット内で、試験ヘッドの重心周りに揺動する。取り付けユニットの与えている揺動軸に対する「試験ヘッドの重心」とは、試験ヘッドと共に揺動する取り付けユニットの部分、ならびに、取り付けユニット内において試験ヘッドの平衡に影響を及ぼすケーブル、もしくは、他の装置と、一体とした試験ヘッドの重心を意味している。通常の連結では、試験ヘッドは、その重心で取り付けユニットに連結されるのだが、試験ヘッドの重心は変化することがある。例えば、試験ヘッドに回路基盤を連結したり(または、取り外したり)すると重心が変化する。また、試験ヘッドの重心は試験ヘッド内に延びたケーブルによって影響を被ることがある。ケーブルが、ケーブルと試験ヘッドを合わせた総重量の30%にまで及ぶことは周知である。
【0011】
取り付けユニットの構成要素が、試験ヘッドと共に、1つまたはそれよりも多くの軸で揺動してもよい。例えば、米国特許第4、705、447号に開示されているようなタンブルモードシステムにおいては、試験ヘッドは揺動クレイドルに対して第1軸周りに揺動し、試験ヘッドおよび揺動クレイドルの全体は直交軸周りに揺動する。別の例として、米国特許第5、450、766号の図7に示されるケーブルピボット位置設定器においては、試験ヘッドおよびヨークは一体化したユニットとして第1軸周りを揺動し、その試験ヘッド、ヨークおよび他の装置は1つのユニットとして第2直交軸周りを揺動する。各揺動軸がそれぞれの重心を通ることが、極めて望ましい。これらの例においては、試験ヘッドと共に揺動する取り付けユニットの部分は、試験ヘッドと共に揺動する限り、事実上の試験ヘッド「部」をなす。
【0012】
しかし、試験ヘッドが、その重心周りに揺動するように位置していなければ、平衡が崩れ、重力が平衡状態に戻そうとする。これによって、信号を受信し、かつ、デバイスハンドラに伝送する試験ヘッドピンに著しいストレスが加わる。試験ヘッドは1000キログラムの(または、それよりも大きい)重量を有することもあるので、(例えば)重心が1/8インチずれれば、この非平衡のために作用する横方向の力は無視できないものとなる。極めて小さく、壊れやすいピンにそのような力が作用することで、ピンは磨耗または損傷する。代わりに、試験ヘッドの重量およびその非平衡性を他の構造体(すなわち、カムおよびガイドピン)が支持するなら、これらの他の構造体は、非平衡性によって磨耗または損傷する。従って、試験ヘッドの揺動軸がその重心からずれていることは極めて望ましくない。
【0013】
従来、取り付けユニットにおける試験ヘッドの位置は異なる長さの支持体を(試験ヘッドがその重心周りに揺動するまで)交換、または、複数の揺動軸を有する揺動クレイドルを用いて試験ヘッドを連結する揺動軸を変更することで調整してきた。さらに、重心の位置を調整するための別の手法として、おもりまたはバラストを試験ヘッドに加えたり、外したりしている。このような技術は全て煩わしく、また、調整するために装備を取り外す必要がある。
【0014】
(発明の概要)
装置を用いて、試験ヘッドが揺動する取り付け装置と試験ヘッドをつなぐ。ベースは試験ヘッドに取りつけ可能である。試験ヘッドから延長部材が延びている。スライダは試験ヘッドの重心から遠ざかるように、または、重心に向かって摺動する。スライダは取り付けユニットに連結可能である。調整部材は延長部材から延び、ベースに対するスライダの位置を修正(fix)する。
【0015】
(発明の詳細な説明)
取り付けユニットにおける試験ヘッドの位置は変更可能であることが望ましく、それによって試験ヘッドはその重心周りに揺動を行う。取り付けユニット内の試験ヘッドの位置を変更するために、連結ユニット100を使用する。図1、図2、および、図3は連結ユニット100の斜視図である。連結ユニット100は本体110、スライダ120、および、調整部材142を有する。別個の構成要素個々について順に説明する。
【0016】
本体110は開口部140a、140b、140cを有し、これらは連結ユニット100を試験ヘッドに連結するのに有用である。従って、例えば、ボルトを開口部140a、140b、140cに通し、本体110を試験ヘッドに連結するために試験ヘッドを固定する。図示されているように、本体110の試験ヘッドに面する側部、開口部140a、140b、140cの周りに高くなった部分141a、141b、141cが存在する。高くなった部分141a、141b、141cは、本体110を試験ヘッドによりしっかりと連結することを可能にすると同時に本体110に構造上の完全性を付与している。
【0017】
図1ないし図3に示されているように、本体110は延長部材112を有する。延長部材112は本体110から延びている。延長部材112の目的は、調整部材142を収容することである。従い、延長部材112は、望ましくは調整部材142を挿入するための開口部を備えている。図1に示す実施形態においては、延長部材112は試験ヘッドとは反対方向に延びている。しかし、別の実施形態においては、延長部材112は本体110から試験ヘッドに向かって延びている。
【0018】
本体110はまた、チャネル114を備えている。チャネル114は本体110の一部であって、スライダ120を収容する。従い、スライダ120はチャネル114に挿入される。スライダ120はチャネル114内を、調整部材112に向かう方向および遠ざかる方向に摺動する。
【0019】
次に、スライダ120について説明する。スライダ120は複数の開口部130a、130bを備えている。これら開口部は、それぞれ、例えば、スライダ120を取り付けユニットに連結するために、取り付けユニットに向かってまたは取り付けユニットから離れる方向に延びるボルトを収容することに用いられる。例えば、取り付けユニットが揺動クレイドルを備えているならば、開口部の1つ(例えば130a)を用いて(少なくとも取り付けユニットの部分である)揺動クレイドルに対するスライダ120の揺動軸としている。他の開口部(例えば130b)はスライダ120の揺動クレイドルに対する揺動を制御する目的で使用される。従い、例えば、開口部130bを通っているボルトを緩めることで、スライダ120は連結されている揺動クレイドルに対して揺動可能になる。第2の例として、取り付けユニットがヨークを備えていれば、開口部130aおよび130bは、ボルトを用いてスライダ120をヨークにしっかりと連結することに用いられる。図示されているように、スライダ120と連結されているクレイドルとの間の連結の強度を増すために、付加的な物体を開口部130a、130bの周囲に配してもよい。本技術分野の通常の技能を有する者であれば、付加的な開口部を、必要に応じてスライダ120に配してもよいことは理解するところである。また、当業者にとっては、上記開口部が、事実上のあらゆる形式の取り付けユニットを固定可能に適化されていることは理解できるものである。
【0020】
図に示されているように、調整部材142は延長部材112を貫通し、スライダ120に固定されている。調整部材142は、例えば、ネジ山を切ったシャフトであって、スライダ120のネジ切りされた開口部と係合する。従い、調整部材142を回転することで、スライダ120は延長部材112に向かう方向または離れる方向に移動する。例えば、図2を参照すれば、調整部材142をある方向に回転させることで、スライダ120は延長部材112に向かって移動する。逆に、もう一方に調整部材142を回転させることで、スライダ120は延長部材112から離れる方向に移動する。
【0021】
図4は連結ユニット100の分解組立図であって、この図はどのようにして連結ユニット100を構成する異なる部分が組み合わされているかを理解する上で有益である。図4にさらに明瞭に示されているように、スライダ120は、蟻ほぞを形成することでチャネル114内に保持される。従い、チャネル114の側壁119a、119bに角度を付けること、および、側壁119a、119bと一致するようにスライダ120の端部124a、124bに角度を付けることで、スライダ120をチャネル114内に保つ上で役に立つ蟻ほぞが形成されている。また図2および図3に示されているように、この蟻ほぞは、スライダ120が容易にチャネル114内を移動することを可能にしている。
【0022】
図4にはプレート160が示されている。プレート160は開口部161a、161bを貫通するネジ162a、162bを用いて本体110に連結されている。そして、ネジ162a、162bは図2および図3に示されているネジ切りされた開口部171a、171bと係合する。プレート160の目的は、スライダ120が、チャネル114から「外れる」ほどに延長部材112から十分に離れないようにしている。このような「外れ」が、試験ヘッドのクレイドルからの分離を起こす。これは極めて好ましくない事象である。
【0023】
図4にも示されているように、スライダ120は最上部127を備えている。最上部127は複数の開口部128a、128bを備えている。本体110も開口部117a、117b、117cを備えている。図4に示されている開口部117a、117b、117cは三角形の構成を有する。この三角形の構成によって、開口部間に、割れを生じさせない程度に十分な部材を配することを確実にしている。しかし、開口部117a、117b、117cが線形に定位する構成も検討されている。
【0024】
ネジ部材122は開口部128aか開口部128bのどちらかに挿入される。開口部117a、117b、117cは望ましくはネジ切りされた開口部であって、ネジ部材122と係合する。従い、スライダ120がチャネル114内を摺動するにつれ、開口部117a、117b、117cのうちの1つが開口部128aまたは開口部128bのどちらかを通して見えるようになる。ネジ部材122を適当な開口部(つまりは開口部128aまたは開口部128bのいずれか)に通し、見えている本体110の開口部(つまりは開口部117a、117b、117c)と係合することで、スライダ120の位置は本体110に対してより確実に固定される。
【0025】
図5Aは、どのようにして連結ユニット100が試験ヘッドを(少なくとも取り付けユニットの部分である)揺動クレイドルに連結しているのかを示す。図5Aに示されているように、試験ヘッドが連結位置202a、202b、202cと共に示されている。連結位置202a、202b、202cとは、例えば、ネジ切りされた開口部である。揺動クレイドル300も図示されている。揺動クレイドル300は、連結位置304を備えており、ここでクレイドルは連結ユニット100に連結される。揺動クレイドル位置304(たいてい、例えば、湾曲したスロットである)もまた、試験ヘッド200の揺動位置を揺動クレイドル300に対して固定するために供されている。従い、例えば、適当なネジ切りされた部材を、開口部130aと係合するように、連結位置302に通すことで、試験ヘッド200は連結位置302周りを揺動する。もう一つの連結部材(つまりはボルト)は、開口部130bと係合するように揺動クレイドル位置304を通っている。試験ヘッド200が連結位置302周りを揺動すると、ボルトは揺動クレイドル位置304に沿って円弧を描いて移動する。揺動クレイドル位置304内でボルトを緊締することで、試験ヘッド200の揺動クレイドル300に対する揺動は止まる。
【0026】
当然のことながら、図5Aにおいて、連結ユニット100は試験ヘッド200を揺動クレイドル300内で揺動可能にする機構の一部である。当業者ならば、連結ユニット100は開口部130a、130bによって、取り付けユニットとみなされる広範多岐にわたる別の構造または機構に容易に連結されることは理解できる。従い、連結ユニットはしっかりとヨークに連結される。別の例として、連結ユニットは、低摩擦での揺動を容易にするために取り付けユニットにも連結されるベアリング機構にしっかりと連結される。これにより、試験ヘッド200を並進クレイドルまたはジンバル機構に連結するために連結ユニット100を使用することが容易になる。
【0027】
実際には、さらなる回路基板が試験ヘッド200に連結される。あるいは、回路基板が試験ヘッド200から取り除かれる。これら追加または除去により試験ヘッド200の重心が変化する。本発明は、揺動クレイドル300のような取り付けユニット内の試験ヘッドの位置を、変化した重心に適応させるために、変化させることを可能にしている。従い、試験ヘッド200の重心が変化すれば、ネジ部材122は穴部128aまたは128bから取り外され、調整部材142を揺動させて本体110のスライダ120に対する位置を変更する。図示されている典型的実施形態においては、調整部材142はスライダ120のネジ切りされた開口部126と係合するネジ切りされた部材である。調整部材142を揺動することにより、スライダ120は延長部材112に向かって、または、離れる方向に摺動する。適切な穴部にネジ部材122を挿入して緊締することにより、スライダ120の本体110に対する位置は、なおさらに固定される。試験ヘッド200の重心が試験ヘッド200の前方に(つまりは面部200aに向かう方向に)移動すれば、試験ヘッド200は、調整部材142を回転させ、スライダ120が図2に示されている位置になるように後方へ移動させられる。あるいは、試験ヘッド200の重心が試験ヘッド200の後方に(つまりは面部200aから遠ざかる方向に)移動すれば、試験ヘッド200は、調整部材142を回転させ、スライダ120が図3に示されている位置に(必ずしもその位置とは限らないが、)近づけられる。ネジ部材122は、必要に応じて摺動および所定の位置に固定されるように、緩められ、また、緊締される。
【0028】
当業者にとっては当然のことではあるが、試験ヘッド200の各側部に1つずつ、2つの連結ユニット100を使用することが好ましい。
【0029】
図5Aにおいては、揺動クレイドル300はスライダ120に連結され、試験ヘッド200はベース110に連結される。しかし、当然のことながら、連結ユニット100を用いて揺動クレイドルのような取り付けユニットと試験ヘッド200を結合する別の方法が存在する。例えば、図5Bに示されているように、連結ユニット100は、図5Aに示されている方向とは逆向きで使用されている。従い、図5Bに示されている方向においては、延長部材112は試験ヘッドに向かって延びている。図5Bに示されるように、スライダ120は、開口部130a、130x、130b、および、それぞれの連結位置202c、202b、202aによって試験ヘッド200に連結される。さらに、本体110は、開口部140a、140b、および、それぞれが揺動クレイドル位置304、連結位置302によって揺動クレイドル300に連結されている。従い、スライダ120は試験ヘッド200と共に、試験ヘッド200が回転する軸に対する試験ヘッド200の重心の位置を変更するために移動する。本技術分野において通常の技能を有する者であれば、連結ユニット100は、開口部140a、140b、140cによって、広範な代替構造または機構に連結されることは理解できる。従い、連結ユニットはしっかりとヨークに連結される。別の例として、連結ユニットは、取り付けユニットにも連結されて、低摩擦の揺動を容易にしているベアリング機構にしっかりと連結される。これにより試験ヘッド200を並進クレイドルまたはジンバル機構に連結するために連結ユニット100を使用することが容易になっている。当然のことだが、連結ユニット100は、所定の軸周りに試験ヘッドと共に揺動するあらゆる装置と試験ヘッドとを統合した重心の位置を調整することに役立つ。従い、例えば、連結ユニット100は、ケーブルピボットシステムのピッチ軸に対する、ヨークと統合された重心の位置を調整することに役立つ。
【0030】
本発明の別の典型的な実施形態が図6ないし図8Bに示されている。図6ないし図8Bに示されている実施形態と図1ないし図5Bに示されている実施形態との相違は、図1ないし図5に示されている実施形態においては、調整は1つの運動の自由度でなされる。図6および図7において示されている実施形態においては、調整は2つの自由度でなされる。従って、第2の実施形態は、連結ユニット201を用いてクレイドル内の試験ヘッドの位置を第1の方向および第1の方向と直交する第2の方向に修正することが可能である。
【0031】
図6および図7に示されているように、第2の実施形態は、第1の実施形態との幾つかの類似点を共有する。例えば、本体110を備えている。延長部材112は本体110から延びている。調整部材142は延長部材112に収まっている。調整部材142は延長部材112を通り、スライダ120に固定されている。図8Aは、揺動クレイドルを構成する取り付けユニットと共に用いられる連結ユニット201を示している。ここでは、適当なネジ切りされた部材が揺動クレイドルを貫通して開口部130aと係合し、試験ヘッド200は開口部302周りで揺動する。別の連結部材が、開口部130bと係合するように連結位置304を貫通する。先述の連結ユニット100場合と同様に、連結ユニット201は容易にあらゆるタイプの取り付けユニットに連結される。
【0032】
第2の典型的実施形態においては、蟻ほぞ形状を形成するように傾斜が付けられた側壁224aおよび224bを有する舌状部材(tongue portion)224が本体110の底部から延びている点で、第2の典型的実施形態は第1の典型的実施形態と異なる。側壁224aおよび224bの有する機能については後述する。
【0033】
図6および図7に示されているように、第2本体210が備えられている。第2本体210は第2延長部材212を有する。第2延長部材212は第2本体210から延びている。第2延長部材212の目的は、第2調整部材242を収めることである。従い、第2延長部材212は望ましくは第2調整部材を挿入する開口部を備えている。
【0034】
第2本体210もまた、舌状部材224と断面が一致する傾斜した側部を備えた第2チャネル214を備えている。第2チャネル214は、本体110を収める第2本体の部分である。従い、舌状部材224は第2チャネル214に挿入される。本体110の舌状部材224は、第2チャネル内を第2延長部材212に向かう方向に、および、遠ざかる方向に、摺動する。
【0035】
図6ないし図8Bに示すように、調整部材242は第2延長部材212を貫通し、本体110の、例えば、ネジ切りされた開口部によって固定される。第2調整部材242は、例えば、ネジ切りされたシャフトを備えており、これが本体110のネジ切りされた開口部(図示せず)と係合する。第2調整部材242を回転させることで、本体110は第2延長部材212に向かって、および、遠ざかる方向に移動する。従い、第2調整部材242をある方向に回転させることで、本体110は第2延長部材212に向かって移動する。逆に、第2調整部材242をもう一方の方向に回転させることで、本体110は第2延長部材212から遠ざかる方向に移動する。
【0036】
図7は連結ユニット201の分解組立図であり、この図は如何にして連結ユニット201を構成する異なる部分が組み合わせられているかを説明するために有益な図である。図7にさらにはっきりと示されているとおり、随意的な「蟻ほぞ」構造が形成された結果、本体110は第2チャネル214内に保持されている。従い、チャネル214の側壁部219a、219bに傾斜を付けること、および、側壁部219a、219bの傾斜と一致するように本体110の底部から延びる端部224a、224bに傾斜を付けることで、本体110をチャネル214に保持することに役に立つ蟻ほぞを形成する。この蟻ほぞは本体110をチャネル214内で容易に摺動可能にもしている。プレート260が備えられている。プレート260は開口部261a、261bを通されているネジ262a、262bを用いて第2本体210に連結されている。そして、ネジ262a、262bは、図7に示されているネジ切りされた開口部217a、217bと係合している。第2プレートの目的は、本体110が摺動して第2チャネル214から「外れる」ほどに、延長部材212から十分に離れてしまうことを確実に防止することである。かさねて、このような「外れ」によって、試験ヘッドがクレイドルから外れることになる。これは極めて望ましくない出来事である。
【0037】
上記記述は蟻ほぞと言われている。当然のことながら、別の構成(例えば、「T」スロット)を使用してもよい。
【0038】
第2本体210は開口部240a、240b、240cを備えており、これらは連結ユニット200を試験ヘッドに連結するのに役立つ。例えば、図8Aに示すように、ボルトは開口部240a、240b、240cを通り、第2本体210を試験ヘッドに連結するために試験ヘッドに締めつけられる。高くなっている部分(内、部分241aのみが図示されている。)が、第2本体210の試験ヘッドと面する側部の開口部240a、240b、240cの周りに存在する。これら高くなっている部分が、第2本体210と試験ヘッドとの連結をより確かなものとし、同時に、第2本体210に構造上の完全性を付与している。
【0039】
実際には、連結ユニット201が、取り付けユニットに対する試験ヘッドの位置を2つの自由度で調整可能にしている。従って、取り付けユニットの揺動軸に対する試験ヘッドの位置は、重心の変化に適するように変更される。試験ヘッド200の重心が、ある軸に沿って変化すれば、調整部材142は回転されて、本体110に対するスライダ120の位置を変更し、そうすることで試験ヘッドはその重心周りに揺動可能となる。さらに、試験ヘッド200の重心が第1の軸と直交する第2軸にそって変化すれば、第2調整部材242が回転され、本体110に対する第2本体210の位置を変更する。従い、例えば、試験ヘッド200の重心が試験ヘッドの前部に向かって(つまりは、面200aに向かって)移動すれば、試験ヘッド200は調整部材142を回転させて試験ヘッド200を後方に移動させる。代わりに、試験ヘッド200の重心が試験ヘッドの後部に向かって(つまりは、面200aから遠ざかる方向に)移動すれば、調整部材142が先と反対方向に回転され、試験ヘッドは前方に移動される。試験ヘッド200の重心が試験ヘッド200の上端に向かって(つまりは、上端部200bに向かって)移動すれば、第2調整部材242を試験ヘッド200が下に動くように回転させ、試験ヘッド200は下方に移動する。代わりに、試験ヘッド200の重心が試験ヘッドの下端に向かって(つまりは、上端面200bから遠ざかるように)移動すれば、第2調整部材242は試験ヘッド200が上方へ移動するように回転される。
【0040】
先に、図5Aおよび5Bに示されている実施形態に関して議論したように、ネジ部材122は、必要に応じてスライダ120が摺動および所定の位置に固定されるように、緩和、および、緊締される。ネジ部材222は、本体110が必要に応じて摺動および所定の位置に固定されるように、緩和、および、緊締される。ネジ部材222は本体110を通り、第2本体210に形成されている開口部216a、216b、216cの1つと係合する。従い、ネジ部材222が第2本体210の開口部216a、216b、216cの1つと契合すれば、本体110は第2本体210に対して、所定の位置に固定される。
【0041】
従い、図8Aに示されるように、スライダ120は揺動クレイドル300と結合し、第2本体210は試験ヘッド200と結合する。しかし、当然のことながら、連結ユニット201を用いて試験ヘッド200および揺動クレイドル300を結合する別の方法が存在する。例えば、図8Bに示されるように、連結ユニット201の方向を効果的に回転させてもよい。従い、図8Bに示されるように、試験ヘッド200は、連結位置202a、202b、202cおよびそれぞれに対する開口部130b、130x、130aによって、スライダ120と結合される。さらには、第2本体210は、開口部240a、240c、ならびに、それぞれに対する揺動クレイドル位置304および連結位置302によって揺動クレイドル300と結合されてもよい。従い、本体110またはスライダ120が移動するに従って、試験ヘッド200は本体110および/またはスライダ120に従って移動する。しかし、当然のことながら、連結ユニット201は試験ヘッドを幾多の種類および仕様のある取り付けユニットに連結するために、2つの基本的な方法の1つで、容易に使用することができる。第1には、第2本体210は試験ヘッドに連結され、スライダ120は取り付けユニットに連結される。第2には、スライダ120が試験ヘッドに連結され、第2本体210は取り付けユニットに連結される。取り付けユニットがヨークを備えているのならば、ヨークに対してしっかりとした連結がなされる。取り付けユニットが並進クレイドルまたはジンバル機構を備えているのならば、試験ヘッドの揺動を円滑にするためにベアリングユニットによって、連結される。揺動クレイドルへの連結もまた、要望があれば、ベアリングユニットによってなされる。
【0042】
また、当然のことながら、連結ユニット210は、試験ヘッドおよび試験ヘッドと共に当該軸周りに揺動するあらゆる装置との全体の重心の位置を調整するのに役立つ。従い、例えば、連結ユニット100はケーブルピボットシステムのピッチ軸に対する、ヨークを合わせた重心の調整に役立つ。
【0043】
図8Bにおいては、本体110は鉛直方向に摺動し、一方ではスライダ120は水平に移動するように図示されている。しかし、当然のことながら、当該技術分野の通常の技能を有するものであれば、本体110が、(図示されているように)第2本体210に対して水平に移動し、スライダ120が、(図示されているように)本体110に対して鉛直に移動するように、設計変更可能であることは容易に理解できる。
【0044】
本明細書にて本発明の好ましい実施形態を図示および説明したが、これら実施形態は例示に過ぎないと解されるべきである。本発明の思想から逸脱することなしに、当業者らは幾多の変形、変更、および、代用を想起するであろう。従い、従属クレームは、それら全ての変形例を本発明の思想および範囲に含めることを目的としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の典型的実施形態による、試験ヘッドをクレイドルに連結するための装置の斜視図である。
【図2】特定の試験ヘッドの重心に調整してある、本発明の第1の典型的実施形態による図1の装置のもう一つの斜視図である。
【図3】図2において調整されている重心とは異なる、試験ヘッドの重心に調整してある図2の連結ユニットの図である。
【図4】図1ないし図3で示した装置の分解組立斜視図である。
【図5A】第1の実施形態がどのようにして試験ヘッドおよび(少なくとも取り付けユニットの一部である)揺動クレイドルと用いられているかを示すのに有意義な斜視図である。
【図5B】第1の実施形態を試験ヘッドおよび揺動クレイドルと共に使用する別の方法を示すのに有意義な斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図7】図6に示す装置の分解組立斜視図である。
【図8A】第2の実施形態がどのようにして試験ヘッドおよび揺動クレイドルと用いられているかを示すのに有意義な斜視図である。
【図8B】第2の実施形態を試験ヘッドおよび揺動クレイドルと共に使用する別の方法を示すのに有意義な斜視図である。
【符号の説明】
100 ・・・ 連結ユニット
110 ・・・ 本体
112 ・・・ 延長部材
120 ・・・ スライダ
140 ・・・ 開口部
142 ・・・ 調整部材
(背景技術)
集積回路(IC)および他の電子デバイスの自動試験において、デバイスに適切な温度状態をもたらし、そして、デバイスを所定の被験位置に設置することが望まれる。これらの工程を実施するため、デバイスハンドラと呼ばれる装置が使用される。デバイスハンドラは、被験デバイスを保持可能なウェハプローバ、または、他の装置を備える。電子試験それ自体は大規模かつ高価な自動化された試験システムが行い、前記システムはデバイスハンドラと接続し、また、ドッキングすることを要する試験ヘッドを備える。このような試験システムにおいては、試験ヘッドは一般に、非常に重く、40kgないし1000kg(以上)のオーダである。このような重量になるその理由は、正確に高速な試験を行うために電子回路を密に試験ヘッドに詰め込んでいるからである。
【0002】
試験ヘッド位置設定システム(test head positioner system)は、試験ヘッドのデバイスハンドラに対する位置を定めるのに用いられている。試験ヘッドがデバイスハンドラに対して正確に所定の位置にあれば、試験ヘッドおよびデバイスハンドラは位置調整されている(align)と言われている。試験ヘッドおよびデバイスハンドラが位置調整されれば、壊れやすい試験ヘッドおよびデバイスハンドラの電気コネクタを接触させることが可能(換言すれば、ドッキング可能)で、試験ヘッドとデバイスハンドラとの間の試験信号の伝送を可能にしている。従って、接触が行われる前に、壊れやすい試験ヘッドおよびデバイスハンドラの電気コネクタは正確に位置を合わせて、壊れやすい電気コネクタの損傷を防がなければならない。
【0003】
試験ヘッド位置設定器には、幾つかの構成が設計されており、各構成体はそれぞれ特定の目的に好ましい。多くの位置設定器は、試験ヘッドの「取り付けユニット(mounting unit)」を備えている。取り付けユニットは試験ヘッドを支持し、試験ヘッドに1つ以上の運動軸を与えている。試験ヘッド取り付けユニットは、「揺動クレイドル(pivot cradle)」、「並進クレイドル(translation cradle)」、「ヨーク(yoke)」、または、他の装置を備えている。一般に、揺動クレイドル、並進クレイドル、および、ヨークはすべて、2つの並列構造を有し、試験ヘッドの向かい合った2つの側部に隣接し、試験ヘッドはそこに連結されている。揺動クレイドルとともに、試験ヘッドは軸揺動可能に取り付けられ、これは一般に上記2つの並列構造と直交している。並進クレイドルをともなって試験ヘッドは引き出し、引き入れが可能に、あるいは揺動も可能に取り付けられる。ヨークとともに、試験ヘッドは上記2つの並列構造にしっかりと連結される。別の構造の例は後に説明する。下文においては、用語「クレイドル」は揺動クレイドル、並進クレイドル、または、ヨークを意味するものとして使用する。
【0004】
タンブルモード位置設定器においては、例えば、取り付けユニットは揺動クレイドルであり、試験ヘッドは揺動クレイドル内に向かい合って配されている2つの揺動軸周りで揺動(または転回(tumble))する。これによりユーザは、試験ヘッドを揺動クレイドル内において、デバイスハンドラのインターフェースボードが上にある(下からの水平面ハンドラへのインターフェースのための)位置から、180度またはそれ以上を経て、デバイスハンドラのインターフェースボードが下にある(上からの水平面ハンドラへのインターフェースのための)位置まで転回させることが可能である。タンブルモード位置設定器の例は、スミスによる先の特許(米国特許第4、705、447号)において開示されており、ここでは引用により開示する。
【0005】
ケーブルピボットモード位置設定器においては、試験ヘッドは試験ヘッドケーブルの軸上で揺動する。タンブルモード位置設定器との比較において、ケーブルピボットモード位置設定器は、ケーブル長を短縮して使用可能である。多くのケーブルピボット位置設定器においては、試験ヘッドはしっかりとヨークに連結される。ヨークおよび試験ヘッドの結合体は、先述の目的のために、試験ヘッドケーブルの軸周りに180度またはそれ以上回転可能に、位置設定器に連結されている。例えば、米国特許第5、900、737号、第5、608、334号、第5、450、766号、第5、241、870号、第5、030、869号、および、第4、893、074号に開示されているように、ケーブルピボット位置設定器を実施する方法は幾つか存在する。
【0006】
また、タンブルモードおよびケーブルピボット位置設定器の両方においては、標準として、試験ヘッドが、デバイスハンドラのインターフェースと平行で、180度の回転を可能にしている軸と直交する軸周りに少なくとも数度の揺動を可能にしている。このようにして、試験ヘッド取り付けユニットは試験ヘッドのピッチ運動(pitch motion)およびロール運動(roll motion)の両方を可能にしている。
【0007】
さらに別の位置設定器では、並進クレイドル取り付けユニットを内蔵し、それによって1軸またはそれよりも多くの軸周りの揺動運動に加え、並進的な入−出運動を可能にしている。先述の米国特許第5、241、870号および第5、450、766号はそのようなユニットの例を示している。これらの例において、試験ヘッドは、試験ヘッドの2つの向かい合った側部に隣接して配されている2つの並列構造に沿って摺動して出入りする摺動ユニットに連結されている。一般に、試験ヘッドは摺動ユニットに連結されており、連結している2点により規定される軸周りに揺動するようにされている。
【0008】
さらに別の位置設定器においてはクレイドルを用いない。その一例においては、試験ヘッド取り付けユニットはジンバル状の機構を試験ヘッド内部に備え、試験ヘッドに回転の自由度を与えている。第1のケーブル揺動軸がジンバルユニットを支持する。ジンバルユニットは第2の軸を支持し、この第2軸は第1ケーブル揺動軸と直交し、また、試験インターフェースボードと平行であって、直接的に試験ヘッドを支持している。試験ヘッドは第2軸周りに揺動可能である。
【0009】
試験ヘッドをデバイスハンドラとドッキングさせた後で、試験ヘッドはその揺動軸に対してロックを解除した状態に保持できる。これにより、デバイスハンドラから位置設定器システムに振動が伝わるようになり、そうすることで有害な(destructive)振動を壊れやすい電気コネクタが全て吸収することがなくなる。換言すれば、揺動軸をロックしないことで、試験ヘッドは「浮動(floating)」状態にあって、振動の力は位置設定器において消散する。
【0010】
試験ヘッドが位置設定器に位置する場合、望ましくは試験ヘッドは、取り付けユニット内で、試験ヘッドの重心周りに揺動する。取り付けユニットの与えている揺動軸に対する「試験ヘッドの重心」とは、試験ヘッドと共に揺動する取り付けユニットの部分、ならびに、取り付けユニット内において試験ヘッドの平衡に影響を及ぼすケーブル、もしくは、他の装置と、一体とした試験ヘッドの重心を意味している。通常の連結では、試験ヘッドは、その重心で取り付けユニットに連結されるのだが、試験ヘッドの重心は変化することがある。例えば、試験ヘッドに回路基盤を連結したり(または、取り外したり)すると重心が変化する。また、試験ヘッドの重心は試験ヘッド内に延びたケーブルによって影響を被ることがある。ケーブルが、ケーブルと試験ヘッドを合わせた総重量の30%にまで及ぶことは周知である。
【0011】
取り付けユニットの構成要素が、試験ヘッドと共に、1つまたはそれよりも多くの軸で揺動してもよい。例えば、米国特許第4、705、447号に開示されているようなタンブルモードシステムにおいては、試験ヘッドは揺動クレイドルに対して第1軸周りに揺動し、試験ヘッドおよび揺動クレイドルの全体は直交軸周りに揺動する。別の例として、米国特許第5、450、766号の図7に示されるケーブルピボット位置設定器においては、試験ヘッドおよびヨークは一体化したユニットとして第1軸周りを揺動し、その試験ヘッド、ヨークおよび他の装置は1つのユニットとして第2直交軸周りを揺動する。各揺動軸がそれぞれの重心を通ることが、極めて望ましい。これらの例においては、試験ヘッドと共に揺動する取り付けユニットの部分は、試験ヘッドと共に揺動する限り、事実上の試験ヘッド「部」をなす。
【0012】
しかし、試験ヘッドが、その重心周りに揺動するように位置していなければ、平衡が崩れ、重力が平衡状態に戻そうとする。これによって、信号を受信し、かつ、デバイスハンドラに伝送する試験ヘッドピンに著しいストレスが加わる。試験ヘッドは1000キログラムの(または、それよりも大きい)重量を有することもあるので、(例えば)重心が1/8インチずれれば、この非平衡のために作用する横方向の力は無視できないものとなる。極めて小さく、壊れやすいピンにそのような力が作用することで、ピンは磨耗または損傷する。代わりに、試験ヘッドの重量およびその非平衡性を他の構造体(すなわち、カムおよびガイドピン)が支持するなら、これらの他の構造体は、非平衡性によって磨耗または損傷する。従って、試験ヘッドの揺動軸がその重心からずれていることは極めて望ましくない。
【0013】
従来、取り付けユニットにおける試験ヘッドの位置は異なる長さの支持体を(試験ヘッドがその重心周りに揺動するまで)交換、または、複数の揺動軸を有する揺動クレイドルを用いて試験ヘッドを連結する揺動軸を変更することで調整してきた。さらに、重心の位置を調整するための別の手法として、おもりまたはバラストを試験ヘッドに加えたり、外したりしている。このような技術は全て煩わしく、また、調整するために装備を取り外す必要がある。
【0014】
(発明の概要)
装置を用いて、試験ヘッドが揺動する取り付け装置と試験ヘッドをつなぐ。ベースは試験ヘッドに取りつけ可能である。試験ヘッドから延長部材が延びている。スライダは試験ヘッドの重心から遠ざかるように、または、重心に向かって摺動する。スライダは取り付けユニットに連結可能である。調整部材は延長部材から延び、ベースに対するスライダの位置を修正(fix)する。
【0015】
(発明の詳細な説明)
取り付けユニットにおける試験ヘッドの位置は変更可能であることが望ましく、それによって試験ヘッドはその重心周りに揺動を行う。取り付けユニット内の試験ヘッドの位置を変更するために、連結ユニット100を使用する。図1、図2、および、図3は連結ユニット100の斜視図である。連結ユニット100は本体110、スライダ120、および、調整部材142を有する。別個の構成要素個々について順に説明する。
【0016】
本体110は開口部140a、140b、140cを有し、これらは連結ユニット100を試験ヘッドに連結するのに有用である。従って、例えば、ボルトを開口部140a、140b、140cに通し、本体110を試験ヘッドに連結するために試験ヘッドを固定する。図示されているように、本体110の試験ヘッドに面する側部、開口部140a、140b、140cの周りに高くなった部分141a、141b、141cが存在する。高くなった部分141a、141b、141cは、本体110を試験ヘッドによりしっかりと連結することを可能にすると同時に本体110に構造上の完全性を付与している。
【0017】
図1ないし図3に示されているように、本体110は延長部材112を有する。延長部材112は本体110から延びている。延長部材112の目的は、調整部材142を収容することである。従い、延長部材112は、望ましくは調整部材142を挿入するための開口部を備えている。図1に示す実施形態においては、延長部材112は試験ヘッドとは反対方向に延びている。しかし、別の実施形態においては、延長部材112は本体110から試験ヘッドに向かって延びている。
【0018】
本体110はまた、チャネル114を備えている。チャネル114は本体110の一部であって、スライダ120を収容する。従い、スライダ120はチャネル114に挿入される。スライダ120はチャネル114内を、調整部材112に向かう方向および遠ざかる方向に摺動する。
【0019】
次に、スライダ120について説明する。スライダ120は複数の開口部130a、130bを備えている。これら開口部は、それぞれ、例えば、スライダ120を取り付けユニットに連結するために、取り付けユニットに向かってまたは取り付けユニットから離れる方向に延びるボルトを収容することに用いられる。例えば、取り付けユニットが揺動クレイドルを備えているならば、開口部の1つ(例えば130a)を用いて(少なくとも取り付けユニットの部分である)揺動クレイドルに対するスライダ120の揺動軸としている。他の開口部(例えば130b)はスライダ120の揺動クレイドルに対する揺動を制御する目的で使用される。従い、例えば、開口部130bを通っているボルトを緩めることで、スライダ120は連結されている揺動クレイドルに対して揺動可能になる。第2の例として、取り付けユニットがヨークを備えていれば、開口部130aおよび130bは、ボルトを用いてスライダ120をヨークにしっかりと連結することに用いられる。図示されているように、スライダ120と連結されているクレイドルとの間の連結の強度を増すために、付加的な物体を開口部130a、130bの周囲に配してもよい。本技術分野の通常の技能を有する者であれば、付加的な開口部を、必要に応じてスライダ120に配してもよいことは理解するところである。また、当業者にとっては、上記開口部が、事実上のあらゆる形式の取り付けユニットを固定可能に適化されていることは理解できるものである。
【0020】
図に示されているように、調整部材142は延長部材112を貫通し、スライダ120に固定されている。調整部材142は、例えば、ネジ山を切ったシャフトであって、スライダ120のネジ切りされた開口部と係合する。従い、調整部材142を回転することで、スライダ120は延長部材112に向かう方向または離れる方向に移動する。例えば、図2を参照すれば、調整部材142をある方向に回転させることで、スライダ120は延長部材112に向かって移動する。逆に、もう一方に調整部材142を回転させることで、スライダ120は延長部材112から離れる方向に移動する。
【0021】
図4は連結ユニット100の分解組立図であって、この図はどのようにして連結ユニット100を構成する異なる部分が組み合わされているかを理解する上で有益である。図4にさらに明瞭に示されているように、スライダ120は、蟻ほぞを形成することでチャネル114内に保持される。従い、チャネル114の側壁119a、119bに角度を付けること、および、側壁119a、119bと一致するようにスライダ120の端部124a、124bに角度を付けることで、スライダ120をチャネル114内に保つ上で役に立つ蟻ほぞが形成されている。また図2および図3に示されているように、この蟻ほぞは、スライダ120が容易にチャネル114内を移動することを可能にしている。
【0022】
図4にはプレート160が示されている。プレート160は開口部161a、161bを貫通するネジ162a、162bを用いて本体110に連結されている。そして、ネジ162a、162bは図2および図3に示されているネジ切りされた開口部171a、171bと係合する。プレート160の目的は、スライダ120が、チャネル114から「外れる」ほどに延長部材112から十分に離れないようにしている。このような「外れ」が、試験ヘッドのクレイドルからの分離を起こす。これは極めて好ましくない事象である。
【0023】
図4にも示されているように、スライダ120は最上部127を備えている。最上部127は複数の開口部128a、128bを備えている。本体110も開口部117a、117b、117cを備えている。図4に示されている開口部117a、117b、117cは三角形の構成を有する。この三角形の構成によって、開口部間に、割れを生じさせない程度に十分な部材を配することを確実にしている。しかし、開口部117a、117b、117cが線形に定位する構成も検討されている。
【0024】
ネジ部材122は開口部128aか開口部128bのどちらかに挿入される。開口部117a、117b、117cは望ましくはネジ切りされた開口部であって、ネジ部材122と係合する。従い、スライダ120がチャネル114内を摺動するにつれ、開口部117a、117b、117cのうちの1つが開口部128aまたは開口部128bのどちらかを通して見えるようになる。ネジ部材122を適当な開口部(つまりは開口部128aまたは開口部128bのいずれか)に通し、見えている本体110の開口部(つまりは開口部117a、117b、117c)と係合することで、スライダ120の位置は本体110に対してより確実に固定される。
【0025】
図5Aは、どのようにして連結ユニット100が試験ヘッドを(少なくとも取り付けユニットの部分である)揺動クレイドルに連結しているのかを示す。図5Aに示されているように、試験ヘッドが連結位置202a、202b、202cと共に示されている。連結位置202a、202b、202cとは、例えば、ネジ切りされた開口部である。揺動クレイドル300も図示されている。揺動クレイドル300は、連結位置304を備えており、ここでクレイドルは連結ユニット100に連結される。揺動クレイドル位置304(たいてい、例えば、湾曲したスロットである)もまた、試験ヘッド200の揺動位置を揺動クレイドル300に対して固定するために供されている。従い、例えば、適当なネジ切りされた部材を、開口部130aと係合するように、連結位置302に通すことで、試験ヘッド200は連結位置302周りを揺動する。もう一つの連結部材(つまりはボルト)は、開口部130bと係合するように揺動クレイドル位置304を通っている。試験ヘッド200が連結位置302周りを揺動すると、ボルトは揺動クレイドル位置304に沿って円弧を描いて移動する。揺動クレイドル位置304内でボルトを緊締することで、試験ヘッド200の揺動クレイドル300に対する揺動は止まる。
【0026】
当然のことながら、図5Aにおいて、連結ユニット100は試験ヘッド200を揺動クレイドル300内で揺動可能にする機構の一部である。当業者ならば、連結ユニット100は開口部130a、130bによって、取り付けユニットとみなされる広範多岐にわたる別の構造または機構に容易に連結されることは理解できる。従い、連結ユニットはしっかりとヨークに連結される。別の例として、連結ユニットは、低摩擦での揺動を容易にするために取り付けユニットにも連結されるベアリング機構にしっかりと連結される。これにより、試験ヘッド200を並進クレイドルまたはジンバル機構に連結するために連結ユニット100を使用することが容易になる。
【0027】
実際には、さらなる回路基板が試験ヘッド200に連結される。あるいは、回路基板が試験ヘッド200から取り除かれる。これら追加または除去により試験ヘッド200の重心が変化する。本発明は、揺動クレイドル300のような取り付けユニット内の試験ヘッドの位置を、変化した重心に適応させるために、変化させることを可能にしている。従い、試験ヘッド200の重心が変化すれば、ネジ部材122は穴部128aまたは128bから取り外され、調整部材142を揺動させて本体110のスライダ120に対する位置を変更する。図示されている典型的実施形態においては、調整部材142はスライダ120のネジ切りされた開口部126と係合するネジ切りされた部材である。調整部材142を揺動することにより、スライダ120は延長部材112に向かって、または、離れる方向に摺動する。適切な穴部にネジ部材122を挿入して緊締することにより、スライダ120の本体110に対する位置は、なおさらに固定される。試験ヘッド200の重心が試験ヘッド200の前方に(つまりは面部200aに向かう方向に)移動すれば、試験ヘッド200は、調整部材142を回転させ、スライダ120が図2に示されている位置になるように後方へ移動させられる。あるいは、試験ヘッド200の重心が試験ヘッド200の後方に(つまりは面部200aから遠ざかる方向に)移動すれば、試験ヘッド200は、調整部材142を回転させ、スライダ120が図3に示されている位置に(必ずしもその位置とは限らないが、)近づけられる。ネジ部材122は、必要に応じて摺動および所定の位置に固定されるように、緩められ、また、緊締される。
【0028】
当業者にとっては当然のことではあるが、試験ヘッド200の各側部に1つずつ、2つの連結ユニット100を使用することが好ましい。
【0029】
図5Aにおいては、揺動クレイドル300はスライダ120に連結され、試験ヘッド200はベース110に連結される。しかし、当然のことながら、連結ユニット100を用いて揺動クレイドルのような取り付けユニットと試験ヘッド200を結合する別の方法が存在する。例えば、図5Bに示されているように、連結ユニット100は、図5Aに示されている方向とは逆向きで使用されている。従い、図5Bに示されている方向においては、延長部材112は試験ヘッドに向かって延びている。図5Bに示されるように、スライダ120は、開口部130a、130x、130b、および、それぞれの連結位置202c、202b、202aによって試験ヘッド200に連結される。さらに、本体110は、開口部140a、140b、および、それぞれが揺動クレイドル位置304、連結位置302によって揺動クレイドル300に連結されている。従い、スライダ120は試験ヘッド200と共に、試験ヘッド200が回転する軸に対する試験ヘッド200の重心の位置を変更するために移動する。本技術分野において通常の技能を有する者であれば、連結ユニット100は、開口部140a、140b、140cによって、広範な代替構造または機構に連結されることは理解できる。従い、連結ユニットはしっかりとヨークに連結される。別の例として、連結ユニットは、取り付けユニットにも連結されて、低摩擦の揺動を容易にしているベアリング機構にしっかりと連結される。これにより試験ヘッド200を並進クレイドルまたはジンバル機構に連結するために連結ユニット100を使用することが容易になっている。当然のことだが、連結ユニット100は、所定の軸周りに試験ヘッドと共に揺動するあらゆる装置と試験ヘッドとを統合した重心の位置を調整することに役立つ。従い、例えば、連結ユニット100は、ケーブルピボットシステムのピッチ軸に対する、ヨークと統合された重心の位置を調整することに役立つ。
【0030】
本発明の別の典型的な実施形態が図6ないし図8Bに示されている。図6ないし図8Bに示されている実施形態と図1ないし図5Bに示されている実施形態との相違は、図1ないし図5に示されている実施形態においては、調整は1つの運動の自由度でなされる。図6および図7において示されている実施形態においては、調整は2つの自由度でなされる。従って、第2の実施形態は、連結ユニット201を用いてクレイドル内の試験ヘッドの位置を第1の方向および第1の方向と直交する第2の方向に修正することが可能である。
【0031】
図6および図7に示されているように、第2の実施形態は、第1の実施形態との幾つかの類似点を共有する。例えば、本体110を備えている。延長部材112は本体110から延びている。調整部材142は延長部材112に収まっている。調整部材142は延長部材112を通り、スライダ120に固定されている。図8Aは、揺動クレイドルを構成する取り付けユニットと共に用いられる連結ユニット201を示している。ここでは、適当なネジ切りされた部材が揺動クレイドルを貫通して開口部130aと係合し、試験ヘッド200は開口部302周りで揺動する。別の連結部材が、開口部130bと係合するように連結位置304を貫通する。先述の連結ユニット100場合と同様に、連結ユニット201は容易にあらゆるタイプの取り付けユニットに連結される。
【0032】
第2の典型的実施形態においては、蟻ほぞ形状を形成するように傾斜が付けられた側壁224aおよび224bを有する舌状部材(tongue portion)224が本体110の底部から延びている点で、第2の典型的実施形態は第1の典型的実施形態と異なる。側壁224aおよび224bの有する機能については後述する。
【0033】
図6および図7に示されているように、第2本体210が備えられている。第2本体210は第2延長部材212を有する。第2延長部材212は第2本体210から延びている。第2延長部材212の目的は、第2調整部材242を収めることである。従い、第2延長部材212は望ましくは第2調整部材を挿入する開口部を備えている。
【0034】
第2本体210もまた、舌状部材224と断面が一致する傾斜した側部を備えた第2チャネル214を備えている。第2チャネル214は、本体110を収める第2本体の部分である。従い、舌状部材224は第2チャネル214に挿入される。本体110の舌状部材224は、第2チャネル内を第2延長部材212に向かう方向に、および、遠ざかる方向に、摺動する。
【0035】
図6ないし図8Bに示すように、調整部材242は第2延長部材212を貫通し、本体110の、例えば、ネジ切りされた開口部によって固定される。第2調整部材242は、例えば、ネジ切りされたシャフトを備えており、これが本体110のネジ切りされた開口部(図示せず)と係合する。第2調整部材242を回転させることで、本体110は第2延長部材212に向かって、および、遠ざかる方向に移動する。従い、第2調整部材242をある方向に回転させることで、本体110は第2延長部材212に向かって移動する。逆に、第2調整部材242をもう一方の方向に回転させることで、本体110は第2延長部材212から遠ざかる方向に移動する。
【0036】
図7は連結ユニット201の分解組立図であり、この図は如何にして連結ユニット201を構成する異なる部分が組み合わせられているかを説明するために有益な図である。図7にさらにはっきりと示されているとおり、随意的な「蟻ほぞ」構造が形成された結果、本体110は第2チャネル214内に保持されている。従い、チャネル214の側壁部219a、219bに傾斜を付けること、および、側壁部219a、219bの傾斜と一致するように本体110の底部から延びる端部224a、224bに傾斜を付けることで、本体110をチャネル214に保持することに役に立つ蟻ほぞを形成する。この蟻ほぞは本体110をチャネル214内で容易に摺動可能にもしている。プレート260が備えられている。プレート260は開口部261a、261bを通されているネジ262a、262bを用いて第2本体210に連結されている。そして、ネジ262a、262bは、図7に示されているネジ切りされた開口部217a、217bと係合している。第2プレートの目的は、本体110が摺動して第2チャネル214から「外れる」ほどに、延長部材212から十分に離れてしまうことを確実に防止することである。かさねて、このような「外れ」によって、試験ヘッドがクレイドルから外れることになる。これは極めて望ましくない出来事である。
【0037】
上記記述は蟻ほぞと言われている。当然のことながら、別の構成(例えば、「T」スロット)を使用してもよい。
【0038】
第2本体210は開口部240a、240b、240cを備えており、これらは連結ユニット200を試験ヘッドに連結するのに役立つ。例えば、図8Aに示すように、ボルトは開口部240a、240b、240cを通り、第2本体210を試験ヘッドに連結するために試験ヘッドに締めつけられる。高くなっている部分(内、部分241aのみが図示されている。)が、第2本体210の試験ヘッドと面する側部の開口部240a、240b、240cの周りに存在する。これら高くなっている部分が、第2本体210と試験ヘッドとの連結をより確かなものとし、同時に、第2本体210に構造上の完全性を付与している。
【0039】
実際には、連結ユニット201が、取り付けユニットに対する試験ヘッドの位置を2つの自由度で調整可能にしている。従って、取り付けユニットの揺動軸に対する試験ヘッドの位置は、重心の変化に適するように変更される。試験ヘッド200の重心が、ある軸に沿って変化すれば、調整部材142は回転されて、本体110に対するスライダ120の位置を変更し、そうすることで試験ヘッドはその重心周りに揺動可能となる。さらに、試験ヘッド200の重心が第1の軸と直交する第2軸にそって変化すれば、第2調整部材242が回転され、本体110に対する第2本体210の位置を変更する。従い、例えば、試験ヘッド200の重心が試験ヘッドの前部に向かって(つまりは、面200aに向かって)移動すれば、試験ヘッド200は調整部材142を回転させて試験ヘッド200を後方に移動させる。代わりに、試験ヘッド200の重心が試験ヘッドの後部に向かって(つまりは、面200aから遠ざかる方向に)移動すれば、調整部材142が先と反対方向に回転され、試験ヘッドは前方に移動される。試験ヘッド200の重心が試験ヘッド200の上端に向かって(つまりは、上端部200bに向かって)移動すれば、第2調整部材242を試験ヘッド200が下に動くように回転させ、試験ヘッド200は下方に移動する。代わりに、試験ヘッド200の重心が試験ヘッドの下端に向かって(つまりは、上端面200bから遠ざかるように)移動すれば、第2調整部材242は試験ヘッド200が上方へ移動するように回転される。
【0040】
先に、図5Aおよび5Bに示されている実施形態に関して議論したように、ネジ部材122は、必要に応じてスライダ120が摺動および所定の位置に固定されるように、緩和、および、緊締される。ネジ部材222は、本体110が必要に応じて摺動および所定の位置に固定されるように、緩和、および、緊締される。ネジ部材222は本体110を通り、第2本体210に形成されている開口部216a、216b、216cの1つと係合する。従い、ネジ部材222が第2本体210の開口部216a、216b、216cの1つと契合すれば、本体110は第2本体210に対して、所定の位置に固定される。
【0041】
従い、図8Aに示されるように、スライダ120は揺動クレイドル300と結合し、第2本体210は試験ヘッド200と結合する。しかし、当然のことながら、連結ユニット201を用いて試験ヘッド200および揺動クレイドル300を結合する別の方法が存在する。例えば、図8Bに示されるように、連結ユニット201の方向を効果的に回転させてもよい。従い、図8Bに示されるように、試験ヘッド200は、連結位置202a、202b、202cおよびそれぞれに対する開口部130b、130x、130aによって、スライダ120と結合される。さらには、第2本体210は、開口部240a、240c、ならびに、それぞれに対する揺動クレイドル位置304および連結位置302によって揺動クレイドル300と結合されてもよい。従い、本体110またはスライダ120が移動するに従って、試験ヘッド200は本体110および/またはスライダ120に従って移動する。しかし、当然のことながら、連結ユニット201は試験ヘッドを幾多の種類および仕様のある取り付けユニットに連結するために、2つの基本的な方法の1つで、容易に使用することができる。第1には、第2本体210は試験ヘッドに連結され、スライダ120は取り付けユニットに連結される。第2には、スライダ120が試験ヘッドに連結され、第2本体210は取り付けユニットに連結される。取り付けユニットがヨークを備えているのならば、ヨークに対してしっかりとした連結がなされる。取り付けユニットが並進クレイドルまたはジンバル機構を備えているのならば、試験ヘッドの揺動を円滑にするためにベアリングユニットによって、連結される。揺動クレイドルへの連結もまた、要望があれば、ベアリングユニットによってなされる。
【0042】
また、当然のことながら、連結ユニット210は、試験ヘッドおよび試験ヘッドと共に当該軸周りに揺動するあらゆる装置との全体の重心の位置を調整するのに役立つ。従い、例えば、連結ユニット100はケーブルピボットシステムのピッチ軸に対する、ヨークを合わせた重心の調整に役立つ。
【0043】
図8Bにおいては、本体110は鉛直方向に摺動し、一方ではスライダ120は水平に移動するように図示されている。しかし、当然のことながら、当該技術分野の通常の技能を有するものであれば、本体110が、(図示されているように)第2本体210に対して水平に移動し、スライダ120が、(図示されているように)本体110に対して鉛直に移動するように、設計変更可能であることは容易に理解できる。
【0044】
本明細書にて本発明の好ましい実施形態を図示および説明したが、これら実施形態は例示に過ぎないと解されるべきである。本発明の思想から逸脱することなしに、当業者らは幾多の変形、変更、および、代用を想起するであろう。従い、従属クレームは、それら全ての変形例を本発明の思想および範囲に含めることを目的としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の典型的実施形態による、試験ヘッドをクレイドルに連結するための装置の斜視図である。
【図2】特定の試験ヘッドの重心に調整してある、本発明の第1の典型的実施形態による図1の装置のもう一つの斜視図である。
【図3】図2において調整されている重心とは異なる、試験ヘッドの重心に調整してある図2の連結ユニットの図である。
【図4】図1ないし図3で示した装置の分解組立斜視図である。
【図5A】第1の実施形態がどのようにして試験ヘッドおよび(少なくとも取り付けユニットの一部である)揺動クレイドルと用いられているかを示すのに有意義な斜視図である。
【図5B】第1の実施形態を試験ヘッドおよび揺動クレイドルと共に使用する別の方法を示すのに有意義な斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図7】図6に示す装置の分解組立斜視図である。
【図8A】第2の実施形態がどのようにして試験ヘッドおよび揺動クレイドルと用いられているかを示すのに有意義な斜視図である。
【図8B】第2の実施形態を試験ヘッドおよび揺動クレイドルと共に使用する別の方法を示すのに有意義な斜視図である。
【符号の説明】
100 ・・・ 連結ユニット
110 ・・・ 本体
112 ・・・ 延長部材
120 ・・・ スライダ
140 ・・・ 開口部
142 ・・・ 調整部材
Claims (22)
- 試験ヘッドが揺動する取り付けユニットと試験ヘッドとを結合させるための装置であって、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの一方が連結される、複数のベース連結位置を備えたベース、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの他方が連結される、スライダ連結位置を少なくとも1つ備え、上記試験ヘッドの重心から遠ざかる方向および重心に向かう方向に摺動するスライダ、および、
上記ベースに対する上記スライダの位置を変更するための調整部材を備えた装置。 - 試験ヘッドが揺動する取り付けユニットと試験ヘッドを結合するための装置であって、
ベースに対して摺動する摺動部材を備えたベース、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの一方を上記ベースに連結するための、上記ベースの第1位置、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの他方を上記スライダに連結するための、上記ベースの第2位置、および、
上記ベースに対する上記スライダの摺動を抑えるための締結装置を備えた装置。 - 上記ベースが、上記試験ヘッドから遠ざかる方向に延びる延長部材を備え、かつ、上記調整部材が、ベースに対するスライダの位置を修正するために上記延長部材から延びている、請求項1に記載の装置。
- 上記ベースが、上記試験ヘッドから遠ざかる方向に延びる延長部材を備え、かつ、上記調整部材が、ベースに対するスライダの位置を修正するために上記延長部材から延びている、請求項2に記載の装置。
- 上記ベースが、上記試験ヘッドに向かう方向に延びる延長部材を備え、かつ、上記調整部材が、ベースに対するスライダの位置を修正するために上記延長部材から延びている、請求項1に記載の装置。
- 上記ベースが、上記試験ヘッドに向かう方向に延びる延長部材を備え、かつ、上記調整部材が、ベースに対するスライダの位置を修正するために上記延長部材から延びている、請求項2に記載の装置。
- 上記摺動部材が、上記ベースに形成されたチャネル内を摺動する、請求項1に記載の装置。
- 上記摺動部材が、上記ベースに形成されたチャネル内を摺動する、請求項2に記載の装置。
- 試験ヘッドが揺動する取り付けユニットと試験ヘッドを結合させるための装置であって、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの一方が連結される、ベース手段、
上記試験ヘッドの重心から遠ざかる方向および重心に向かう方向に摺動する摺動手段、および、
上記スライダに対する上記ベースの位置を変更するための調整手段を備えた装置。 - さらに、上記スライダが摺動する方向に対し直交する成分を有する方向で、上記試験ヘッドの上記重心から遠ざかる方向および上記重心に向かう方向に摺動する第2スライダを備えた請求項1に記載の装置。
- 上記第2スライダが、上記スライダと上記ベースとの間に位置する、請求項10に記載の装置。
- さらに、上記ベースに対する上記第2スライダの位置をさらに変更するための、第2の調整部材を備えた、請求項10に記載の装置。
- 試験ヘッドが揺動する取り付けユニットと試験ヘッドを結合させるための装置であって、
第1のベース、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの一方に連結するための第1位置を備えた第2ベース、
上記第2ベースが、上記試験ヘッドの重心から遠ざかる方向におよび重心に向かう方向に摺動して上記第2ベースの上記ベースに対する位置を変更するための第1の調整部材、
上記試験ヘッドおよび上記取り付けユニットの他方に連結するための第2位置を備えたスライダ、および、
上記第2ベースが摺動する方向に対し直交する成分を有する方向に、上記第2ベースに対する上記スライダの位置をさらに変更するための第2の調整部材を備えた装置。 - 上記スライダが、上記第1ベースに形成されたチャネル内を摺動する、請求項13に記載の装置。
- 上記第2ベースが、上記第1ベースに形成されたさらなるチャネル内を摺動する、請求項13に記載の取り付けユニットと試験ヘッドを結合させる装置。
- 上記第1ベースが、上記試験ヘッドから遠ざかる方向に延びた延長部材を備え、かつ、上記第1調整部材が、スライダのベースに対する位置を修正するための上記延長部材から延びている、請求項13に記載の装置。
- 上記第1ベースが、上記取り付けユニットから遠ざかる方向に延びた延長部材を備え、かつ、上記第1調整部材が、スライダのベースに対する位置を修正するための延長部材から延びている、請求項13に記載の装置。
- a)上記スライダの第2ベースに対する運動を抑えるため、および、
b)上記第2ベースの第1ベースに対する運動を抑えるため、のうち少なくとも一方のための締結装置をさらに備えた、請求項13に記載の装置。 - 試験ヘッドの平衡を保つ方法であって、
上記試験ヘッドが、上記試験ヘッドの重心を通っていない軸周りに揺動していると判断するステップ、および、
上記軸が上記重心に向かう方向に移動するように、上記試験ヘッドを線部に沿って移動させるステップを有する方法。 - 上記線部が直線である、請求項19に記載の方法。
- 上記線部が曲線である、請求項19に記載の方法。
- 上記試験ヘッドが上記線部に沿って摺動する、請求項19に記載の方法。
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