JP2004503042A - 高速低電力半導体メモリアーキテクチャ - Google Patents
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Abstract
アレイブロックは、少なくとも二つの下位アレイブロックおよび第一の相互接続ルーティングチャネルを有する。この相互接続ルーティングチャネルを通って、局所的な相互接続ラインの第一のグループが延長する。二つの下位アレイブロックの各々は、少なくとも二つのより低レベル下位アレイブロックおよび第二の相互接続ルーティングチャネルを含む。この第二の相互接続ルーティングチャネルを通って、局所的な相互接続ラインの第二のグループが延長する。局所的な相互接続ラインの第一のグループは、データを格納するか、または、データを取り出すメモリの位置にアクセスするために入力情報を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの第二のグループは、入力情報の下位集合を伝送するように構成されている。
【選択図】図4
【選択図】図4
Description
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2000年7月5日に出願された米国仮出願第60/215,781号の利益を主張する。この出願の開示(その添付の書類を含む)は、本明細書でその全体が全目的のために参考として援用される。
【0002】
(発明の背景)
図1Aは、揮発性メモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))、不揮発性メモリ(例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能プログラムROM(EEPROM)、フラッシュEPROM))等の異なる種類のメモリの実施に一般に用いられている従来の半導体メモリアーキテクチャ10のブロック図を示している。このようなメモリは、図1Aに示されるように、通常、2N行のセル×2M列のセルのアレイ12を含み、NおよびMは、それぞれ、行および列アドレスの数を表す。セルは、行デコーダ14および列デコーダ16を介してアレイ12から選択される。行デコーダ14は、2N行の一つを選択するために行アドレスA0〜ANを受け取り、同時に、列デコーダ16は、2M列の一つを選択するために列アドレスAN+1〜AN+Mを受け取る。選択されたセルは、選択された行(ワードライン)および列(ビットライン)の交差点に配置される。
【0003】
読み出し動作において、格納されたデータを表す信号は、選択されたセルからブロック18内のセンスアンプに列デコーダ16を介して移動される。センスアンプは、セル信号を増幅し、それを出力バッファ(図示せず)に移す。出力バッファは、次には、それを外部の使用のためにIOパッド19に移す。書き込み動作において、プログラミングデータが外部からIOパッド19上に提供され、次いで、選択されたセルにブロック18内のデータIO回路および列デコーダ16を介して移される。ブロック12、16、18およびIOパッド19は、所望のIOデータ構成(例えば、16のデータごとまたは32のデータごと)に依存して複数回繰り返され得る。
【0004】
読み出し動作におけるアドレスアクセルタイム(およびSRAM(複数)およびDRAM(複数)のための読み出し動作)は、通常、アドレスバッファ(図示せず)、行デコーダ14、メモリアレイ12、列デコーダ16、センスアンプ18、および出力バッファ(図示せず)を通り過ぎる時間遅れからなる。これらの遅れのうち、メモリ密度に依存して、メモリアレイを通り過ぎる遅れは、長いワードラインに関連するRC時間定数および長いビットラインに関連する高いキャパシタンスのため、通常、全時間遅れのうち最も大きい部分を表す。このため、所与のプロセス技術(例えば、0.13μm)において、高速度を達成するために、アレイ12は、通常、二つ以上のサブアレイに分割され、これにより、ワードラインおよび/またはビットラインの長さを低減している。このようなメモリ構成の例が図1Bに示されている。
【0005】
図1Bにおいて、メモリアレイは、4つのサブアレイ12−1、12−2、12−3、および12−4に分割され、これにより、4つの要素により各ワードラインの長さを低減している。しかしながら、このようなアレイの分割は、アレイとインターフェースで連結する回路ブロックの一部の重複を必要とする。例えば、4セットの行デコーダ14−1、14−2、14−3が示されるように必要とされる。ビットラインの長さを半分に低減するために、各サブアレイ12−1〜12−4は、列デコーダブロック16およびブロック18(センスアンプおよびデータI/O回路を含む)が重複された状態で、二つに分割される必要がある。このような重複があると、正確に実行されない場合に不必要にダイのサイズが増大するという結果になり得る。さらに、相当な高性能(例えば、高速度、低電力)、高密度であって、大多数のアレイ分割が速度目的を達成するために用いられるメモリのために、一定数のアレイ分割の後に速度についての収益が減少し得、アレイ分割のあらゆるレベルに関連する電力の損益が間違いなく大きくなる。これは、速度感応性回路パスでの高容量性ノードに導くアレイ−インターフェース回路構成の大量の重複に起因する。このような高容量性のノードを迅速に切り換えるために、かなり動的な電力を消費する大型のドライバが要求される。これは、費用に対して効果の高い、携帯デバイスのような人気のあるメモリアプリケーションのための高速、低電力、高密度メモリの開発を相当妨げる。
図1Aおよび1Bの従来のメモリ構成は、複数の他の不利益をこうむる。まず、アドレスアクセス時間が、アクセスパス(すなわち、行または列)およびアレイ内のセルの物理的な位置の両方に依存してアレイにわたって非均一である。通常、行アクセスパスは、行アクセスパスにおけるワードラインのRC遅れの存在のため、列アクセスパスより短い。また、行アクセスパス内で、セルは、行に沿って選択されたセルの位置に依存する異なるアクセス時間を有している。例えば、ワードラインドライバに最も接近して配置されたセルは、から最も離れて配置されたセルよりはやいアクセス時間を有している。アドレスアクセス時間におけるこれらの非均一性により、メモリの使用およびそれらの設計の両方が複雑になる。
【0006】
別の不利益は、冗長性の無効率の使用である。一般に、セルの行および/または列の冗長なブロックが、欠陥のあるセルを冗長セルと置き換えることができるように、アレイに加えられる。しかしながら、しばしば、設計上の制約に起因して、行または列の冗長ブロックが、一つまたは少数の欠陥セルを有する行または列を置き換えるために用いられ、このため、利用可能な冗長セルの使用が不十分になるという結果になる。
【0007】
このため、高速および低電力をもたらし、冗長性をより十分に使用することになり、全てのメモリセルに対して比較的均一なアドレスアクセス時間を享受し、より高いメモリ密度に対して最小の速度および電力損失でより容易に拡張が可能になり、メモリのタイプが独立している、メモリ構成が望ましい。
【0008】
(発明の簡単な要旨)
本発明の一つの実施形態によると、半導体メモリは、少なくとも二つのサブアレイブロックを有する第一アレイブロックと、ローカル相互連結ラインの第一の群が延びる第一の相互連結ルーティングチャネルとを含む。二つのサブアレイブロックのそれぞれは、少なくとも二つの下流レベルサブアレイブロックと、ローカル相互連結ラインの第二の群が延びる第二相互連結ルーティングチャネルとを含む。ローカル相互連結ラインの第一の群は、データを格納するまたはデータを検索するメモリの位置にアクセスするための入力情報を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第二の群は、入力情報のサブセットを運ぶように形成される。
【0009】
別の実施形態では、半導体メモリは、少なくとも上記第一のアレイブロックを含む第一の上流レベルのアレイブロックと、第二の実質的に同様のアレイブロックと、ローカル相互連結ラインの第三の群が延びる第三の相互連結ルーティングチャネルをさらに含む。ローカル相互連結ラインの第三の群は、入力情報のスーパーセットを運ぶように形成される。
【0010】
別の実施形態では、ローカル相互連結ラインの第一の群は、ローカル相互連結ラインの第二の群に直交して延びる。
【0011】
別の実施形態では、第一の相互連結ルーティングチャネルは、第二の相互連結ルーティングチャネルより長い距離を延びる。
【0012】
別の実施形態では、第一の相互連結ルーティングチャネルは、二つのサブアレイブロックの間に配置され、二つのサブアレイブロックのそれぞれにおける第二の相互連結ルーティングチャネルは、対応する二つの下流レベルサブアレイブロックの間に配置される。
【0013】
別の実施形態では、各下流レベルサブアレイブロックは、それぞれがあらかじま指定された数の行および列に沿って配置された複数のメモリセルを有する複数のメモリセルアレイブロックを含む。各下流レベルサブアレイブロックにおける第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックは、データを第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックの一方または両方における複数のメモリセルの選択された一つにまたはその選択された一つから選択的に転送するように構成されたデータ転送ブロックに結合される。
【0014】
別の実施形態では、各下流レベルサブアレイブロックは、対応するメモリセルアレイブロックを超えて(over)延びる複数のデータラインをさらに含み、このデータラインは、メモリアクセス動作において、データがデータラインと第一および第二のメモリセルアレイブロックの一方または両方との間にデータ転送ブロックを介して転送されるようにデータ転送ブロックに結合される。
【0015】
別の実施形態では、データ転送ブロックは、複数のセンスアンプと、第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックの一方または両方における複数のメモリセルのうちから選択された一つからのデータを複数のセンスアンプに選択的に転送するように形成された列マルチプレクサを含む。上記複数のセンスアンプは、列マルチプレクサとデータラインとの間に結合される。
【0016】
本発明の別の実施形態では、複数のメモリセルを有する半導体メモリを形成する方法は、以下の工程(act)を包含する。第一のアレイブロックが形成される。このアレイブロックは、ローカル相互連結ラインの第一の群が延びる第一の相互連結ルーティングチャネルによって分離された少なくとも二つの第一下流レベル(1LL)ブロックを含む。少なくとも二つの第二下流レベル(2LL)ブロックが上記少なくとも二つの1LLブロックのそれぞれにおいて形成される。二つの2LLブロックは、ローカル相互連結ラインの第二の群が相互連結ラインの上記第一の群に直交して延びる第二の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。少なくとも二つの第三の下流レベル(3LL)ブロックが少なくとも二つの2LLブロックのそれぞれ内に形成される。上記二つの3LLブロックは、ローカル相互連結ラインの第三の群が相互連結ラインの上記第二の群に直交して延びる第三の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。ローカル相互連結ラインの上記第一の群は、複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第二の群は、入力情報のサブセットS1を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第三の群は、入力情報のサブセットS1のサブセットS2を運ぶように形成される。
【0017】
別の実施形態では、上記方法は、第一の上流レベルアレイブロックを形成する工程をさらに包含する。上記第一の上流レベルブロックは、少なくとも上記第一のアレイブロックと、第二のアレイブロックとを含む。第二のアレイブロックは、上記第一のアレイブロックと実質的に同様である。上記第一および第二のアレイブロックは、ローカル相互連結ラインの第四の群がローカル相互連結ラインの第三の群に直交して延びる第四の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。ローカル相互連結ラインの第四の群は、上記入力情報のスーパーセットを運ぶように形成される。
【0018】
別の実施形態では、上記方法は、複数のメモリセルブロックを上記少なくとも二つの3LLブロックのそれぞれに形成する工程をさらに包含する。各メモリセルアレイブロックは、予め指定された数の行および列に沿って配置された複数のメモリセルを有する。少なくとも二つの3LLブロックのそれぞれにおける第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックは、データを第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックの一方または両方における複数のメモリセルのうちの選択された一つにまたはその選択された一つから選択的に転送するように形成されたデータ転送ブロックに結合される。
【0019】
本発明のさらに別の実施形態によると、半導体メモリセルを形成する方法は、以下の工程(act)を包含する。それぞれが予め指定された数の行および列に沿って配置された複数のメモリセルを有する複数のメモリセルアレイブロックを有する第一のアレイブロックが形成される。第一の上流レベル1(HL1)ブロックが形成される。第一のHL1ブロックは、少なくとも上記第一のアレイブロックと、第二のアレイブロックとを含む。第一および第二のアレイブロックは、実質的に同様である。第一および第二のアレイブロックは、ローカル相互連結ラインの第一の群が延びる第一の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。第一の上流レベル2(HL2)ブロックが形成される。上記第一のHL2は、少なくとも上記第一のHL1ブロックと、第二のHL2ブロックとを含む。上記第二のHL2ブロックは、第一のHL1ブロックと実質的に同様である。第一および第二のHL1ブロックは、ローカル相互連結ラインの第二の群がローカル相互連結ラインの上記第一の群に直交して延びる第二の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。第一の上流レベル3(HL3)ブロックが形成される。第一のHL3は、少なくとも上記HL2ブロックと、第二のHL2ブロックとを含む。上記第二のHL2は、上記第一のHL2ブロックと実質的に同様である。上記第一および第二HL2ブロックは、ローカル相互連結ラインの第三の群がローカル相互連結ラインの上記第二の群に直交して延びる第三の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。ローカル相互連結ラインの上記第三の群は、上記複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第二の群は、入力情報のサブセットS1を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの上記第一の群は、上記入力情報のサブセットS1のサブセットS2を運ぶように形成される。
【0020】
本発明のさらなる特徴および利点が、以下の本発明の詳細な説明、上掲の特許請求の範囲、および添付の図面からより十分に明らかになる。
【0021】
(発明の詳細な説明)
図2Aは、特に、本発明の実施形態に用いられる階層性のデコーディングを示すツリーとして概略的に図示されたメモリ20を示している。この特定の例において、ツリーは、16のメモリユニット(葉)をブロック22内に有し、四つのレベルの枝分かれ(復号)を通して、ルートノード25(4)および三つの付加的レベルの枝ノード25(3)、25(2)および25(1)からアクセスされる。ブロック22内のメモリユニットは、それぞれが一つ以上のメモリセルを含む、最も小さいアドレス可能なメモリブロックである。ルートノードが階層内で最も高い番号が付けられたレベルであると考え、より低いレベルは、連続的により低い番号を有し、最も低い枝分かれレベルでのノードは、レベル1と考えられることは都合が良い。しかしながら、逆の番号付けシステムも用いられ得、なんらかの目的のためにより自然であると思われ得る。
【0022】
枝分かれは、各ノードにおいて2方向である。メモリアクセスの観点から、各ノードは、2方向の選択、すなわち、4ビットの入力アドレスのうちの単一のビットの分離を表す。このため、ノードは、アドレスデコーディングを表し、デコーダとして同程度によく参照され得る。ルートノード25(4)で、第一のアドレスビットの分離は、ツリーの上半分または下半分にアクセスするかを決定する。同様に、第一のアドレスビットが分離されると、第二のアドレスビット(第二のレベルでの)の分離は、ツリーの選択された半分の4分の1の頂部または4分の1の底部にアクセスするかを決定する。同様に、第三のレベルでの第三のアドレスビットの分離は、ツリーの選択された4分の1の8分の1の頂部または8分の1の底部にアクセスするかを決定する。第四のレベルでの第四のアドレスビットの分離は、ツリーの選択された8分の1の頂部のメモリユニットまたは底部のメモリユニットにアクセスするかを決定する。
【0023】
図2Bは、より接近して(しかしそれでも概略的に)、本発明の実施形態による設計を表すように図示されたメモリ20を示している。同一の参照符号は、以下に記載される以外は図2Aにおけるのと同様に用いられる。見られ得るように、ブロック22のメモリユニットは、Hツリー内に設計され、メモリユニットに散在されたノード25(1)、25(2)、25(3)、および25(4)(デコーダ)を有している。図は、さらに、アドレスバスの分配を示している。特に、4ビットのアドレスバスは、ノード25(4)にルーティングされ、3ビットのアドレスバスは、ノード25(4)からノード25(3)のそれぞれにルーティングされ、2ビットのアドレスバスは、ノード25(3)のそれぞれから各対のノード25(2)にルーティングされ、1ビットのアドレスバスは、ノード25(2)のそれぞれから各対のノード25(1)にルーティングされている。これは、概念上は、各ノードはそれに到達するアドレスビットの一つを用い、残りのアドレスビットをツリーの下方の次のレベルでのノードに通すと考えられ得る。ノード25(1)は、選択信号をブロック22のメモリユニットに提供する。
【0024】
図2Bは、さらに、特定のメモリユニットの選択を示しており、22*が指定され、内側の第二の四角形によって示されている。この選択は、ノード25(4)による連続するデコーディング、ノード25(3)、25(2)、および25(1)の特定の一つ(25(3)*、25(2)*、および25(1)*が指定され、内側の第二の円により示されている)による続くデコーディングの結果として発生する。図2Bは、本発明の特徴を示しており、すなわち、全てのセルユニット22は、実質的に同一の距離だけルートから離れており、このため、均一なメモリアクセス時間が、全てのセルユニットに対して達成される。
【0025】
図3Aおよび3Bは、それぞれ、メモリ40のツリーおよび設計表示を示している。このメモリは、64のメモリユニットが、3レベルの枝分かれ(デコーディング)を通して、ルートノード55(3)および二つの付加レベルの枝ノード55(2)および55(1)からアクセスされたブロック50内にある点、および各ノードでの枝分かれが2方向ではなく4方向である点で、メモリ10と異なっている。このため、各ノードは、4方向の選択、すなわち、6ビットの入力アドレスのうちの2ビットの分離を表している。
【0026】
簡単のため、参照符号は、図3Bのノードに対して用いられていないが、ルートノード55(3)は、符号“3”を内側に有する円で表示され、四つの第二のレベルのノード55(2)は、符号“2”を内側に有する円で表示され、いくつかの第一のレベルのノード55(1)は、符号“1”を内側に有する円で表示されている。6ビットのアドレスバスが、ルートレベルノード(符号“3”で表示されている)にルーティングされている。二つのビットが、四つの四半分(破線の四角形によって表示されている)60のうちどれが選択されることになるかを決定するために表示され、残りの四つのビットを含む4ビットのアドレスバスが、四つの第二のレベルのノード(各四半分の一つ)のそれぞれにルーティングされる。二つのビットが、各四半分内の四つのサブ四半分(上方右側の四半分内の破線の四角形によって表示されている)65のうちのどれが選択されることになるかを決定するために表示され、2ビットのアドレスバスは、第一のレベルのノードのそれぞれにルーティングされている。第一のレベルのノードは、最後の二つのビットを四つのメモリユニットのうちのどれが選択されることになるかを決定するために表示する。
【0027】
サブ四半分65のそれぞれは、第一のレベルのノード(デコーダ)および結合された四つのメモリユニットを含み、メモリ40が構築される基本ブロックと考えられ得る。この場合、四つのこのようなブロックは、四半分の一つを構成し、四つの四半分は、全体のアレイを構成する。このアーキテクチャは拡張縮小可能であると理解される。このため、全体のメモリとして示されるものは、他のこのようなメモリと結合されて、大きなメモリを構成し得る。逆に、ブロック50において単一のメモリユニットとして示されるものは、それ自体、基本ブロック、四半分、または示されるような全体のアレイであり得る。
【0028】
図2Aおよび2Bに、および図3Aおよび3Bに示される例は、簡単な例であることが理解される。実際の実施は、有意により大きいメモリユニットを含む。これは、ツリーをより深くするか、または、各レベルでの枝分かれを増大するかによって、またはその両方によって達成され得る。このようなメモリの例が、に図3C示されている。図3Cは、4方向の枝分かれを有するHツリーを用いるメモリ70の構造を示している。基本メモリユニットは、参照符号72によって示されている。ブロック74は、四つの基本メモリユニットを含み、ブロック76は、16の基本メモリユニットを含み、ブロック78は、256の基本メモリユニットを含み、ブロック79は、65,536の基本メモリユニットを示している。基本メモリユニットが構成されると、全体のメモリがHツリーまたは同様のツリー構成を用いて系統的に構成され得ることが理解され得る。
【0029】
図2A、2B、3A、3B、および3Cは、各レベルでの同一方向の枝分かれを示しているが、枝分かれは、各レベルで同じである必要はない。実際、要求されるアドレスビットの数に依存して、各レベルで同じ程度の枝分かれを有することは不可能であり得る。
【0030】
より一般的に、ツリーは、Mレベルの枝分かれ(デコーディング)を有し、ルートがM番目のレベルであると考えられ得る。所与のレベルiは、m(i)方向の枝分かれを有すると考えられ得る。このため、メモリの基本ブロック(レベル1ブロック)は、m(1)のメモリユニットを有し、レベル2のブロックは、m(2)レベル1のブロックを含む。最も高いレベルでは、アレイは、m(M)レベル(M−1)ブロックを含む。
【0031】
図4は、本発明の一実施形態にしたがうメモリ80に関する簡略化されたブロック図を示している。メモリ80は、複数の実質的に同様のサブブロック(例えば、サブブロックA、B)を系統立った仕方で配置し相互連結することによって構成される。サブブロックAは、メモリセルの予め設計された数の行および列を含む。サブブロックAは、予め設計された数のメモリセルを選択するためのローカルバス82−3からのデコーディングされたアドレス信号を受け取るために結合される。データの対応する数のビットがサブブロックA内の選択されたメモリセルに(書き込み動作で)、またはそのメモリセルから(読み出し動作で)データバス82−1を介して転送される。
【0032】
ローカルバス82−3は、二つのサブブロックA、B間の相互連結ルーティングチャネル82−4を通って垂直に延びるように示されている。ローカルバス82−3は、バス82−3の方向を同じように残しつつ、サブブロックA、Bいずれかまたは両方の外部上に形成された相互連結チャネルを通って二者択一的にルーティングされ得る。しかしながら、ある実施形態では、ルーティングチャネルをサブブロックA、B間に配置することにより、より最適な設計およびより良好なメモリ性能が得られることになる。サブブロックBは、サブブロックAの鏡像(垂直軸について)であり、復号されたアドレス信号をローカルバス82−3から受け取り、データバス82−2を介して、データ信号を提供し(読み込み動作で)、データ信号を受け取る(書き込み動作で)。代替として、サブブロックBは、サブブロックAの鏡像でなく、むしろサブブロックAと同じ方向および同じ設計を有するサブブロックAの複製である場合もある。しかしながら、ある実施形態では、サブブロックBをサブブロックAの鏡像として配置することにより、より最適な設計およびより良好なメモリ性能が得られ得る。
【0033】
データバス82−1および82−2のビット長は、メモリ80のIOバスおよび他の要素の要求されるビット長に依存する。例えば、メモリIOバスが32ビット幅である(例えば、メモリ80が32ビットのプロセッサと通信する)場合、サブブロックAは、サブブロックA、Bのうちの一つのみが各メモリアクセスで選択されると仮定して、32ビットのデータをデータバス82−1上に提供する。代替として、サブブロックAおよびBのそれぞれは、データの32ビットのうちの16ビットを、両方のサブブロックがメモリアクセス内で選択されるように提供された場合に、それぞれのデータバス上に提供し得る。サブブロックAおよびBの構造および動作およびそれらの異なる実施形態のいくつかが、図5を参照して以下により詳細に記載される。
【0034】
図4では、サブブロックAおよびBおよびローカルバス82−3は、第一のレベルのブロック83−1を形成する。より大きい第二のレベルのブロック85−1が、第一のレベルのブロック83−1を複製してブロック83−2を形成することによって形成される。複製ブロック83−2は、第一のレベルのブロック83−2の(水平軸についての)鏡像である。示されるように、複製ブロック83−2および第一のレベルのブロック83−1は分離されて、それらの間に相互連結ルーティングチャネル84−4を形成する。ローカルバス84−3は、ルーティングチャネル84−4を通って水平方向の寸法に沿って延びるように示される。ローカルバス84−3は、ブロック83−1および83−2に提供され、ブロック83−1および83−2から受信されるように、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶ。ルーティングチャネル84−4は、さらに、ブロック83−1および83−2のうちの一つを選択するために十分な数のアドレスビットを分離するデコーディング回路(図示しない)を含む。このため、第一レベルのブロック83−1内のローカルバス82−3は、ローカルバス84−3が運ぶアドレスビットのサブセットを運び、ローカルバス84−3に対して垂直である。
【0035】
より大きい第三のレベルのブロック87−1は、第二のレベルのブロック85−1を複製して複製ブロック85−2を形成することによって形成される。複製ブロック85−2は、第二のレベルのブロック85−1の(垂直軸についての)鏡像である。示されるように、複製ブロック85−2および第二のレベルのブロック85−1は分離されて、それらの間に相互連結ルーティングチャネル86−4を形成する。ローカルバス86−3は、ルーティングチャネル86−4を通って垂直方向の寸法に沿って延びるように示される。ローカルバス86−3は、ブロック85−1および85−2に提供され、またはブロック85−1および85−2から受け取られるように、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶ。ルーティングチャネル86−4は、さらに、ブロック85−1および85−2のうちの一つを選択するために十分な数のアドレスビット分離するデコーディング回路(図示せず)を含む。このため、ローカルバス84−3は、ローカルバス86−3が運ぶアドレスビットのサブセットを運び、ローカルバス86−3に対して垂直である。
【0036】
さらに大きい第四のレベルのブロック89−1は、以前のブロックと同様の方法で、すなわち、第三のレベルのブロック87−1複製してその鏡像複製ブロックを形成し、それらを分離してそれらの間に相互連結ルーティングチャネル88−4を形成することによって形成される。このブロックは、先のブロック、すなわち、相互連結チャネル88−4を通って水平に延び、データ信号、デコーディングされたアドレス信号、およびローカルバス86−3によって運ばれるアドレスビットのスーパーセットを形成するアドレスビットを運ぶローカルバス88−3の全ての特性を有する。相互連結チャネル88−4は、さらに、ブロック87−1および87−2のうちの一つを選択するデコーディング回路(図示せず)を含む。
【0037】
上記説明から見られ得るように、系統的なアプローチがメモリ80を構成する際に用いられている。所与のサイズのサブブロックAに対して、上記のようなブロック複製技術は、望みのメモリ密度を取得するために必要である時間が多いほど実行され得る。望みの密度およびメモリ性能(例えば、速度およびパワー)に基づき、メモリIOバスのビット長、および他の要素、特定のサイズのサブブロックAが形成される。例えば、高密度メモリの場合、サブブロックAは、レベルブロックの数を最小化するために、大きくされ得、このため、ルーティングオーバーヘッドを最小化する。また、緩衝技術が、レベルブロックを通ってより長い距離を移動する信号を緩衝するために用いられ得る。一実施形態において、アドレスデコーディング回路部が、必要に応じて相互接続ルーティングチャネルに沿って配置され、信号緩衝も提供し、これにより、速度およびダイのサイズを向上する。
【0038】
この発明の別の特徴は、各レベルブロックは、各レベルで望みのアドレスデコーディング(例えば、4方向、16方向等)に適応するより大きい数のサブブロックを含むように拡大され得る。例えば、第二レベルのブロック85−1は、4方向デコーディングから8方向デコーディングに、そのサブブロック83−1および83−2のそれぞれを一度に複製することによって拡大され得る。適切なアドレスデコーディングは、拡張を適応させるために適切なレベルブロックに提供される必要がある。各レベルブロックは、他のレベルブロックと独立して拡張され得る。しかしながら、拡張に関する制限は、各レベルブロックがそのローカルバスに平行な寸法に沿ってのみ拡張され得ることである。第二レベルのブロック85−1を拡張する上記例において、サブブロック83−1、83−2の複製は、ローカルバス84−3に平行な水平寸法に沿って配置される。16方向デコーディングの例が図5に示され、以下に詳細に記載される。
【0039】
図2Bおよび3Bに類似する図4において、ローカルバスは、より大きい数で、かつ、より広い相互接続ラインを根元、または、頂部レベルブロック(例えば、図4におけるローカルバス90−3)を含み、デコード信号が落ち、アドレス信号がそれぞれのより低いレベルブロックに分解されるにしたがって数および幅を低減する。根元レベルでのより広い相互接続ラインが、より長い距離を延びる配線の抵抗を最小化するために、好ましい。より長いレベルブロックでは、より小さい距離に起因して、配線の幅が低減され得、このため、より精密にスペースをルーティングし、空間を節約する結果になる。
【0040】
上記のように、メモリ80は、最小のメモリブロックで開始して拡張するように、すなわち、それぞれのより高いレベルのブロックで複数のブロックを系統的に構築することによって構成され得る。代替として、メモリ80は、トップレベルのブロックで開始してそれぞれのより低いレベルのブロックでの複数のサブブロックに分裂するように構成され得る。
【0041】
図5は、より現実的なメモリ160の構造上の詳細、並びにメモリ160が構成される方法を示している。しかしながら、メモリ160は、この発明にしたがってメモリを構成する多くの可能な方法の一つの単なる例である。メモリ160は、各レベルで16方向の分岐を有する4つのレベルのデコーディングを用いて構成される。すなわち、アドレスのビット長は、16ビットであり、各レベルは、アドレスビットのうちの4つを分解する。16のアドレスビットによりアドレス可能な最小量のメモリは、32のセル(データビット)を含むブロック120として示されるメモリユニットである。このため、メモリ160の構成は、32ビットごとに64Kである。本発明は、32ビットのアドレス可能なメモリユニットに制限されない。最小のアドレスユニットは、32ビットのブロック120よりも小さく、例えば、16ビットであってもよく、または、32ビットのブロック120より大きく、例えば、64ビットであってもよい。
【0042】
図5において、各レベルのブロックにおいて繰り返されるサブブロックは、そのサブブロックおよび他の詳細を示すために拡大されている。メモリ160のサブブロックGは、ブロック150として拡大され、ブロック150のサブブロックEは、ブロック140として拡大され、ブロック140のサブブロックAは、ブロック130として拡大され、ブロック130のアドレス可能なユニットは、行ブロック120として拡大され、行ブロック120におけるメモリセルの一つは、セルブロック110として拡大される。メモリ160の構成および動作は、セルブロック110で開始して記載される。
【0043】
セルブロック110は、行ブロック120における全セルによって共用されるワードラインWLに結合された端末111を有するように概略的に示される単一のメモリセルである。セルブロック110は、ブロック130におけるセルの列に沿って延びるビットライン対Bitおよび/Bitのそれぞれに各々結合される二つのさらなる端末113および115を有する。セルブロック110は、揮発性メモリ(例えば、SRAMセル、DRAMセル)または不揮発性メモリ(例えば、ROMセル、EPROMセル、EEPROMセル、フラッシュEPROMセル)等の任意の種類の半導体メモリセルを含み得る。セルブロック110は、いくつかの上記に識別されたメモリセルタイプにおいて(例えば、DRAMおよびSRAMにおいて)共通して用いられる特定数の端末を有するように示されるが、そのように制限されることは意図されない。例えば、当業者は、端末113および端末113が結合されるビットライン/Bitを除去するようにセルブロック110を変更し得、および列に沿って延びる消去ラインELまたはフラッシュEPROMメモリセルを実行するためのワードラインへの接続用の端末に追加し得る。他の種類のメモリセルおよび構成が、当業者によって実行され得る。
【0044】
行ブロック120は、32のセルブロック110を有し、ブロック130のアレイセクション133における16行の一つを形成する。ブロック130は、さらに、データ転送セクション131を含む。一実施形態において、セルの各列に対して一対となるように、32対のパストランジスタ(図示せず)がセクション131内にある。パストランジスタの各対は、32ビットライン対Bitおよび/Bitおよびデータバス135の一つの間のスイッチとして機能する。パストランジスタ対のゲートは、アレイセクション133における選択された行およびデータバス135間の32ビットのデータの転送を制御するための制御ライン(図示せず)を形成するように共に接続され得る。代替として、パストランジスタ対のゲートは、アレイセクション133およびデータバス135間の32より少ないビットのデータを転送するために、複数の制御ラインを形成するようにグループ化(すなわち、デコーディング)され得る。その場合、バス135は、図5に示される32より少ないビット幅を有する。図5において、ビットラインは、垂直寸法に沿って延び、ワードラインおよびパストランジスタ制御ラインは、水平寸法に沿って延びる。
【0045】
別の実施形態において、セクション131は、それぞれが一対のBitおよび/Bitラインを受け取るように接続され、データバス135の32のデータラインの一つを提供する32のセンスアンプを含む。この実施形態において、ビットラインの事前選択は発生しない。別の実施形態において、セクション131は、列の選択およびセンシングを行うためにセンスアンプに結合された列マルチプレクサを含む。この実施形態において、選択された行における32より少ないセルが、メモリアクセス動作において選択され得る。例えば、データバス135のビット長が16ビットである場合、32対のパストランジスタは、32対のBitおよび/Bitラインの16を16のセンスアンプの入力に選択的に結合する。このため、32対のパストランジスタは、選択された行に沿うデータビットの半分のみが16のセンスアンプに転送されるように、2から1への選択を行う。データの望みのビット長に依存して、メモリ密度、性能基準、および他の要素、および他の列の最大化およびセンシング構成が、当業者によって実行され得る。
【0046】
次のレベルアップにおいて、ブロック140は、16のサブブロックを含む。一実施形態において、16のサブブロックのそれぞれは、ブロック13に類似した構造を有する。サブブロックは、8のサブブロックそれぞれの2列に配置され、相互接続ルーティングチャネル143が二列のサブブロック間に形成される。「A」とラベル付けされたサブブロックは、上記のブロック130に対応する。サブブロックBは、サブブロックAの(垂直軸についての)鏡像であり、サブブロックC、Dは、サブブロックA、Bそれぞれの(水平軸についての)鏡像である。サブブロックAおよびBまたはCおよびDは、互いの鏡像である必要がなく、同様に配向され得る。しかしながら、それらを鏡像構成に配置することによって、センスアンプ等のある種の回路は、それぞれに対して複製されるよりもむしろ、二つの隣接するサブブロックによって共用され得、これにより、サイズおよびパワー消費を低減する。
【0047】
ルーティングチャネル143は、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、制御信号を運ぶためのローカルバス141、および16のサブブロックの一つ以上を選択するために十分な数のアドレスビット解読するためのデコーディング回路ブロック142を含む。デコーディング回路ブロック142の物理的な配置およびサイズは、図5に示されるものに制限されない。レイアウト、性能、および他の事由に依存して、デコーディング回路ブロック142は、ルーティングチャネル143の全体にわたって広げられ得る。16のサブブロックにおける列マルチプレクサおよびワードラインに結合された制御ラインは、ブロック140の中央すなわち、ルーティングチャネル領域143から駆動される。32ビットのデータバス145は、サブブロックの右の列を超えて延び、一以上の選択されたサブブロックにおける一つ以上の選択されたビットラインに電気的に結合され得る。別の32ビットのデータバス146は、サブブロックの左の列を超えて延び、一つ以上の選択されたサブブロックにおける一つ以上の選択されたビットラインに電気的に結合され得る。
【0048】
ブロック140のレイアウトの実行は、用いられるセル技術、特定のメモリ構成、設計目的および他の要素に依存して、複数のメタル層を要求する。以下は従来の複数層プロセスによって提供される異なる金属層(例えば、アルミニウムまたは銅)がブロック140の実行にいかに用いられ得るかの単なる例であり、本発明を制限することは意図されない。この例において、4層の金属層が用いられる。用いられるセル技術の要求に依存して、要求される電気的接続を形成するために第一の金属層が各メモリセル内に用いられ得る。第二の金属層は、各サブブロックにわたって垂直に延びるビットラインを形成するために用いられ得る。第三の金属層は、ワードラインを結びつけるために用いられ得る。すなわち、第三の金属層は、ワードラインドライバから最も離れた各ワードラインの少なくとも端部に電気的に接触させる。第四の金属層は、サブブロックの対応する列を超えて延びるデータバス145および146を形成するために用いられ得る。
【0049】
随意の第五の金属層は、相互接続バス141がサブブロックの二つの列の部分を超えて拡張されることを許容するために用いられ得る。これは、ルーティングチャネル143の幅を低減することを助け、このため、ダイのサイズが倹約する結果となる。この技術(セルルーティングを超える)は、さらに、なんらさらなる金属層を要求することなく、対応するルーティングチャネルの幅を低減するために、一つ以上のより高いレベルのブロック150および160に用いられ得る。
【0050】
ブロック140の動作が次に記載される。ブロック140における一つ以上のサブブロックは、各サブブロックの列マルチプレクサを駆動するデコーディングされた制御ラインを介して選択される。選択された一つ以上のサブブロック内で、15の行の一つが、行デコーダ(図示せず)によって発生された行選択デコーディング信号を介して選択される。一つ以上の選択されたサブブロックのそれぞれにおいて選択された行に沿う32のセルは、このため、対応するデータバス145および/または146に結合される。デコーディングされた制御ラインを発生する行デコーダおよびデコーディング回路は、ルーティングチャネル143またはより高いレベルのブロック150に配置され得る。
【0051】
行デコーディングおよび制御ラインデコーディング間の多くのデコーディングの組み合わせが、望みの数のデータビットをブロック140から選択する際に可能である。例えば、ブロック140が64データビットを提供する場合、サブブロックのそれぞれにおける一つの行が選択される行デコーディングは、16のサブブロック(サブブロックの各列からのもの)の二つが選択される制御ラインデコーディングと組み合わせれ得る。代替として、ブロック140によって提供される64ビットのうち、より少ないデータビット(例えば、32ビット)がブロック150において、アドレス信号を正しくデコーディングすることよって、選択され得る。
【0052】
以下は、いかにブロック140が望みのメモリ構成を取得するように構成され得るかの少ない例である。これら構成の実行に要求される、ワードラインおよび制御ラインのデコーディング回路は、上記説明における当業者に明白であり、このため、説明されない。
【0053】
一例において、メモリ160は、64ビットのIOバスを有し、このため、8方向のデコーディングがブロック140のために適切であり、その結果、ブロック140は、64ビットのデータをデータバス145および147上に提供する。32ビットのメモリIOバスの場合において、8方向のデコーディングが実行され得るが、さらなるデコーディング(例えば、より高いレベルのブロック150で実行される)がバス145および147上の64ビットのデータの32を選択するために要求される。代替として、32ビットのメモリIOバスの場合、二つのデータバス145および146における対応するデータラインは、単一の32ビットのデータバスを形成するために共に接続され得、16方向のデコーディングが16のサブブロックの一つのみがブロック140から選択されて実行され得る。32ビット未満を有するメモリIOバス場合、各サブブロックの列マックス(mux)を駆動する制御ラインのデコーディングは、初期に記載されたように、IOバスのビット幅と対応して32未満のセルを選択するために実行され得る。代替として、サブブロックは、各行がIOバスのビット幅に対応して32未満のセルを含むように再構成され得る。16ビットのデータがデータバス145、146のそれぞれを介して送信されることになる実施形態において、選択されたサブブロック(例えば、サブブロックA)以内の選択された行上のすべての他のセルが、選択され得る。行における全ての他のセルのこのような選択は、結合効果および隣接するセルおよびビットライン間のクロストークを最小にする。
【0054】
一実施形態において、全ての二つの垂直方向に隣接するサブブロックは、センスアンプの行を共用する。これは、ブロック140の一部がより詳細に示される図6においてより明瞭に示される。サブブロックAおよびCは、センスアンプ147の行を共用し、各センスアンプは、サブブロックAにおける一対のBitおよび/Bitラインに列マックス148を介して、およびサブブロックCにおける一対のBitおよび/Bitラインに列マックス149を介して接続可能である。各センスアンプの出力は、データバス146のデータラインの一つに結合される。読み出し動作において、列マックス148および149は、二つのサブブロックA、Cのうちの一つにおけるビットラインをセクション147におけるセンスアンプの入力に選択的に結合するように機能する。
【0055】
他の実施形態において、図5のブロック140は、サブブロックAおよびBのみを含み、その結果、ブロック140全体が一つのみの行のデータ転送ブロック131を有する。これは、データ転送ブロックの複数の行を削除することによって、ダイのサイズを向上させる。この実施形態において、セルのより大きい数の行および列が、各サブブロックにおいて用いられ得る。
【0056】
ブロック140(Eともラベル付けされる)は、次のより高いレベルのブロックを構成する際にサブブロックとして用いられる。16のこのようなサブブロックが二つの行に沿って配置され、その結果、相互接続ルーティングチャネル153が二つの行の間に形成される。トップの行(例えば、サブブロックF)におけるサブブロックのそれぞれは、底の行(例えば、サブブロックE)における対応するサブブロックの鏡像である。ローカルバス151は、水平方向の寸法に沿うルーティングチャネル153を介して延びるように示される。ローカルバス151は、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶための相互接続ラインを含む。ルーティングチャネル153は、さらに、16のサブブロックの一つ以上を選択するために十分な数のアドレスビットを分解するデコーディングチャネル(図示せず)を含む。このため、ローカルバス151は、サブブロックのそれぞれにおけるローカルバス141が運ぶアドレスビットのスーパーセットを運ぶ。また、ローカルバス151は、示されるように、ローカルバス141に直交して延びる。
【0057】
センスアンプがブロック140における二つの垂直方向に隣接するサブブロックによって共用される実施形態(例えば、図6のように)において、ブロック150における16のサブブロックのそれぞれのデータバス145、146のそれぞれにおける対応するデータラインは、ルーティングチャネル153を通じて延びる64ビット幅のデータバスをこれにより形成するように共に接続される。この実施形態において、読み出し動作において、データバス145、146の16セットの一つのみが(例えば、対応するセンスアンプまたは他のドライバー回路によって)駆動され、データバス145、146の他の15セットは、駆動されないままである(例えば、センスアンプまたは対応するデータバスを駆動する他の回路は、三重状態(tristate)のままである。一つ以上のアドレスビットは、64ビット幅のデータバスを、望みのメモリデータI/Oビット長に依存して32ビット、16ビット、またはそれ未満より下にデコーディングするために用いられ得る。64ビット幅のデータバスをデコーディングするためのデコーダ回路が、ルーティングチャネル153またはより高いレベルのブロック160のルーティングチャネル163に部分的または全体的に配置され得る。
【0058】
センスアンプがブロック140において用いられない一実施形態において、セルデータを、各サブブロックのデータバス145および146を介して受け取るために結合されるセンスアンプ(図示せず)のセットは、ルーティングチャネル153に配置される。各センスアンプは、ビットラインBitおよび/Bit上の信号に対応する一対の信号を受け取り、増幅されたデータ信号を提供する。センスアンプまたはそれらの出力は、メモリ構成および設計目的に依存する任意の数の方法でデコーディングされ得る。データ・イン緩衝回路のセットが、メモリセルへのプログらミングデータの転送に適応するセンスアンプに対して類似の方法でルーティングチャネル153に組み込まれ得る。
【0059】
ブロック150(Gともラベル付けされる)は、次のより高いレベルのブロック(全メモリ)160を構成する際にサブブロックとして用いられる。16のこのようなサブブロックは、互接続ルーティングチャネル163が二つの列の間に形成されるように、二つの列に沿って配置される。ローカルバス161は、ルーティングチャネル161を通じて垂直方向の寸法に沿って延びるように示される。左の列におけるサブブロック(例えば、サブブロックH)のそれぞれは、右の列における対応するサブブロック(例えば、サブブロックG)の鏡像である。ローカルバス161は、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶための相互接続ラインを含む。相互接続チャネル163は、さらに、16のサブブロックの一つ以上を選択するために十分な数のアドレスビットを分解するためのデコーディング回路(図示せず)を含む。このため、ローカルバス161は、サブブロックアレイにおける各ローカルバス151が運ぶアドレスビットのスーパーセットを運ぶ。また、ローカルバス161は、示されるように、ローカルバス151に対して垂直に延びる。
【0060】
見られ得るように、ブロック150および160を対応するサブブロックから構成することは、図4に示される異なるレベルのブロックを構成することに実質的に類似する。
【0061】
ブロック160、150、および140のそれぞれは、16のサブブロックを有するように示されているが、各ブロックレベルでのアドレスデコーディングは、異なり得ることに留意のこと。例えば、ブロックレベル140で8方向のアドレスデコーディング行い、ブロックレベル150で16方向のデコーディングを行うことは、利点であり得る。また、異なるブロックレベルは、異なる数のサブブロックおよびこれにより異なるアドレスでコーディングを含み得る。さらに、3種類の信号、すなわち、アドレス信号、データ・イン信号、およびデータ・アウト信号は、互いに別々にデコーディングされ得る。例えば、アドレス信号の16方向のデコーディングは、最低レベルのブロックにおける一つ以上のサブブロックを選択する際に各ブロックレベルで実行され得る:8方向および16方向のデコーディングの組み合わせが、データアウト信号を、最低レベルのブロックにおけるサブブロックの選択された一つ以上からブロックレベル160に上方に操縦する際に各ブロックのレベルで実行され得る。8方向および16方向のデコーディングの別の組み合わせが、データ・イン信号を、最低レベルのブロックにおけるサブブロックの選択された一つ以上に下方に操縦する際に各ブロックのレベルで実行され得る。
【0062】
アドレス、データ、および制御パッドは、メモリ160の周りに配置され、バス161における対応する相互接続ラインにルーティングチャンネル163の上部または底部を通じて接続され得る。独立型のメモリデバイスがこれにより構成される。代替として、メモリ160は、より大きいシステムにおいて具体化され、システム内の他のブロックと通信するためにルーティングチャネル163を介して相互接続され得る。
【0063】
本発明のより高度に分割されたアレイ構成のため、全メモリセルアレイブロック(例えば、図5のブロック130)におけるビットラインおよびワードラインは、従来のアプローチを用いる場合よりもずっと短い長さを有することに留意のこと。これは、従来の高速度メモリデバイスよりも実質的に早い読み出しおよび書き込みアクセスタイムを達成することを助ける。また、任意のメモリアクセスにおいて、ブロック130に類似する一つのみ(またはごく少数)のメモリセルアレイブロック(単数または複数)が活性化されるので、実質的な電力節減が達成される。さらに、各ブロック130の実質的に小さいアレイサイズため、実質的に小さいドライバが、速度を妥協することなく、読み出しおよび書き込みパスに用いられ得、これにより、全体の電力消費をさらに低減する。
【0064】
本発明のメモリ構成の重要な特徴は、例えば図5において、トップレベルのブロック160にあるすべてのセルアレイブロック130が、ルーティングチャネル163の中心から物理的にほぼ同じ距離だけ(ルーティングという観点では)離れていることである。これにより、選択されたセルアレイブロックの位置にかかわらず実質的に均一なアクセス時間となる。このことは、いずれの密度のメモリにもあてはまる。
【0065】
本発明の別の実施形態において、メモリ160は、メモリアクセスにおいて、同じ選択されたブロック140から一つ以上の下位ブロック130を選択するよりもむしろ、一つ以上の下位ブロック130が、二つ以上の選択された下位ブロック140から選択されるように、構成される。ブロック160にある16個の下位ブロックが、四分割される(すなわち、右上部、左上部、右下部、および、左下部)一実施形態において、アドレス復号化は、一つの下位ブロック130が、ブロック160の四つの四半部分のうちの各々から選択されるように各ブロックレベルにおいて実施される。従って、メモリ動作において、全てのデータビットが同じ下位ブロック130から取り出されるか、または、同じ下位ブロック130へ転送される代わりに、データビットの四分の一が、四つのサブブロック130の各々から、または、四つのサブブロック130の各々へ転送される。このように実施することにより、データパスがより短くなり、かつ、レイアウトがより簡単に解決される。従って、メモリアクセス時間がより速くなる。このように実施することにより、大きなI/Oデータビット長さ(例えば、256ビット)を必要とするメモリアプリケーションにおいて特に有利である。
【0066】
図5において、各レベルにおいて特定の復号化配置となるので(すなわち、16通りの復号化)、トップレベルブロックからより低いレベルブロックへは、ルーティングチャネルの長さが減少することに留意されたい。例えば、ブロック160にあるルーティングチャネル163の長さは、ブロック150にあるルーティングチャネル153の長さよりも明らかに長い。これは、より高いレベルブロックでは正しくあり得るが、より低いレベルブロックではその反対が正しくなり得る。例えば、一実施形態において、ブロック140を同じままにして、ブロック150を下位ブロックBおよびEのみからなるように構築することが望ましくあり得る(すなわち、二つの方法の復号化が、ブロック150において実施される)。この構成では、より低いレベルブロック140のルーティングチャネル143が、より高いレベルブロック150のルーティングチャネル153よりも長くなる。
【0067】
基礎メモリセルアレイブロック(例えば、下位ブロックA)のサイズが小さく、このような下位ブロックが体系的にグループ化されるので、高効率の冗長性スキームが実施され得る。第一のアプローチでは、冗長性は、所与のブロックに単に一つ以上の冗長なサブブロックを含むことによって、ブロックレベルの一つ以上で実施される。冗長なサブブロックは、ブロックレベルにおいて、他のいずれのサブブロックとも同一である。サブブロック(例えば、ブロック140のサブブロックA)において一つ以上の欠陥セルを識別すると、冗長な下位ブロックが、下位ブロックを欠陥セルと置き換えるために用いられ得る。あるいは、冗長な下位ブロックの行および/または列は、一つ以上の行または列が、冗長な下位ブロックから選択され、欠陥セルを有する対応の一つ以上の行および/または列と置き換え得るように復号化され得る。
【0068】
第二のアプローチでは、セルの冗長な行および/または列は、ブロック140にある下位ブロック(例えば、下位ブロックA)の一つに含まれ得る。その結果、ブロック140のいずれの欠陥セルも局所的に冗長な行および/または列で置き換えられ得る。あるいは、セルの冗長な行および/または列は、ブロック140の各下位ブロックに含まれ得る。その結果、下位ブロックの欠陥行および/または列は、同じ下位ブロックからの冗長な行および/または列で置き換えられ得る。
【0069】
第一の冗長性アプローチによると、第二のアプローチよりもダイの大きさについては不利益がより小さいが、欠陥セルと置き換える際に無駄になる可能性がある冗長なセルの数という点では第二のアプローチよりも非効率となる。どちらのアプローチにおいても、従来のメモリに比べて、無駄になる冗長なセルがはるかに少ない。冗長性を実施するために必要な回路は、異なるブロックレベル中のルーティングチャネルに配置され得る。
【0070】
別の実施形態において、冗長性は、より高いレベルブロック(例えば、ブロック160)で実施され得る。タイプ130または140(図5)のいくつかのブロックが、冗長なブロックとして用いられ得、かつ、対応するルーティングチャネル(例えば、ルーティングチャネル163)内または対応するブロックの境界上でより高いレベル(例えば、レベル160)に位置され得る。このような冗長なブロックは、冗長なブロックに対してデータの書き込みおよび読み出しができるように、さらなる論理回路(例えば、欠陥のブロックのアドレスを格納するアドレスマッチングレジスタ)を必要とし得る。この技術の有利な点は、第一のおよび第二の剰余のアプローチで説明されたような、冗長なブロックの重複に関連するダイの大きさについての不利益がなくなることである。さらに、剰余のメモリブロック(例えば、ブロック130)の大きさが小さいために、より多くの数(例えば、16、32、またはこれより大きい)のこのような剰余のブロックが用いられ得る。従って、多くの数の欠陥セルをカバーする冗長性を提供すると同時にダイ面積の消費量が少ない。一実施形態において、冗長なブロックは、センス増幅器およびマルチプレクサ回路を含む。従って、欠陥セルに加えて、欠陥のあるセンス増幅器および列マルチプレクサを置き換えることが可能である。
【0071】
結論として、本発明のメモリ構成によって、メモリアレイを多くの小さなメモリアレイに効率的かつ体系的に分割可能である。これにより、ワードラインおよびビットライン長を実質的に減少するのに役立つ。このことは、従って、より小さなドライバが必要である。小さなワードライン/ビットライン長さ、および、小さなドライバの組み合わせは、本発明の他の特徴と同様に、高スピードおよび低パワーを達成するのに役立つ。予め定義されたツリー構成(例えば、Hツリー)を用いることによって、すべての基本的なメモリアレイブロックがルート(例えば、メモリの中央)から同じ距離だけ離れて配置される。従って、メモリ全体で比較的均一なアドレスアクセス時間が達成される。より大きな数のメモリアレイに区分けすることにより、より効率的に冗長性を実施することが可能となる。予め定義されたツリー配置(例えば、Hツリー)を用いてメモリを体系的に構築することによって、比較的最低限のスピードおよび電力低下で、メモリをより高密度またはより低密度にスケーリングすることが可能である。本発明のメモリ構成は、メモリのタイプに依存せず、いずれのタイプの半導体メモリを実施するために改変され得る。
【0072】
上記の記述は、例示的であり、限定的ではない。例えば、本発明は、IOピンを有するメモリ構成に限定されず、当該分野で周知である、別々のデータ−インおよびデータ−アウト、ならびに、対応する回路を有するように改変され得る。従って、本発明の範囲は、上記を参照して決定されるのではなく、その代りに添付の特許請求の範囲およびその均等物の全範囲を参照して決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
図1Aは、従来のメモリ構成を示している。
【図1B】
図1Bは、従来のメモリ構成を示している。
【図2A】
図2Aは、本発明の一実施形態による2方向の枝分かれ(復号)を有するツリーとして概略的に図示された例示のメモリアレイを示している。
【図2B】
図2Bは、本発明の一実施形態による図2Aのツリーの簡略化された設計図を示している。
【図3A】
図3Aは、本発明の別の実施形態による4方向の枝分かれ(復号)ツリーとして概略的に図示された例示のメモリアレイを示している。
【図3B】
図3Bは、本発明の一実施形態による図3Aのツリーの簡略化された設計図を示している。
【図3C】
図3Cは、4方向の枝分かれ(復号)を有するHツリーを用いたより大きいメモリの例示の設計図を示している。
【図4】
図4は、本発明の一実施形態によるメモリための簡略化された平面図のブロック図を示している。
【図5】
図5は、本発明の一実施形態により、メモリの構造上の詳細およびメモリが構成される方法を示している。
【図6】
図6は、本発明の一実施形態による図5のブロック140の部分の詳細を示している。
(関連出願への相互参照)
本出願は、2000年7月5日に出願された米国仮出願第60/215,781号の利益を主張する。この出願の開示(その添付の書類を含む)は、本明細書でその全体が全目的のために参考として援用される。
【0002】
(発明の背景)
図1Aは、揮発性メモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))、不揮発性メモリ(例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能プログラムROM(EEPROM)、フラッシュEPROM))等の異なる種類のメモリの実施に一般に用いられている従来の半導体メモリアーキテクチャ10のブロック図を示している。このようなメモリは、図1Aに示されるように、通常、2N行のセル×2M列のセルのアレイ12を含み、NおよびMは、それぞれ、行および列アドレスの数を表す。セルは、行デコーダ14および列デコーダ16を介してアレイ12から選択される。行デコーダ14は、2N行の一つを選択するために行アドレスA0〜ANを受け取り、同時に、列デコーダ16は、2M列の一つを選択するために列アドレスAN+1〜AN+Mを受け取る。選択されたセルは、選択された行(ワードライン)および列(ビットライン)の交差点に配置される。
【0003】
読み出し動作において、格納されたデータを表す信号は、選択されたセルからブロック18内のセンスアンプに列デコーダ16を介して移動される。センスアンプは、セル信号を増幅し、それを出力バッファ(図示せず)に移す。出力バッファは、次には、それを外部の使用のためにIOパッド19に移す。書き込み動作において、プログラミングデータが外部からIOパッド19上に提供され、次いで、選択されたセルにブロック18内のデータIO回路および列デコーダ16を介して移される。ブロック12、16、18およびIOパッド19は、所望のIOデータ構成(例えば、16のデータごとまたは32のデータごと)に依存して複数回繰り返され得る。
【0004】
読み出し動作におけるアドレスアクセルタイム(およびSRAM(複数)およびDRAM(複数)のための読み出し動作)は、通常、アドレスバッファ(図示せず)、行デコーダ14、メモリアレイ12、列デコーダ16、センスアンプ18、および出力バッファ(図示せず)を通り過ぎる時間遅れからなる。これらの遅れのうち、メモリ密度に依存して、メモリアレイを通り過ぎる遅れは、長いワードラインに関連するRC時間定数および長いビットラインに関連する高いキャパシタンスのため、通常、全時間遅れのうち最も大きい部分を表す。このため、所与のプロセス技術(例えば、0.13μm)において、高速度を達成するために、アレイ12は、通常、二つ以上のサブアレイに分割され、これにより、ワードラインおよび/またはビットラインの長さを低減している。このようなメモリ構成の例が図1Bに示されている。
【0005】
図1Bにおいて、メモリアレイは、4つのサブアレイ12−1、12−2、12−3、および12−4に分割され、これにより、4つの要素により各ワードラインの長さを低減している。しかしながら、このようなアレイの分割は、アレイとインターフェースで連結する回路ブロックの一部の重複を必要とする。例えば、4セットの行デコーダ14−1、14−2、14−3が示されるように必要とされる。ビットラインの長さを半分に低減するために、各サブアレイ12−1〜12−4は、列デコーダブロック16およびブロック18(センスアンプおよびデータI/O回路を含む)が重複された状態で、二つに分割される必要がある。このような重複があると、正確に実行されない場合に不必要にダイのサイズが増大するという結果になり得る。さらに、相当な高性能(例えば、高速度、低電力)、高密度であって、大多数のアレイ分割が速度目的を達成するために用いられるメモリのために、一定数のアレイ分割の後に速度についての収益が減少し得、アレイ分割のあらゆるレベルに関連する電力の損益が間違いなく大きくなる。これは、速度感応性回路パスでの高容量性ノードに導くアレイ−インターフェース回路構成の大量の重複に起因する。このような高容量性のノードを迅速に切り換えるために、かなり動的な電力を消費する大型のドライバが要求される。これは、費用に対して効果の高い、携帯デバイスのような人気のあるメモリアプリケーションのための高速、低電力、高密度メモリの開発を相当妨げる。
図1Aおよび1Bの従来のメモリ構成は、複数の他の不利益をこうむる。まず、アドレスアクセス時間が、アクセスパス(すなわち、行または列)およびアレイ内のセルの物理的な位置の両方に依存してアレイにわたって非均一である。通常、行アクセスパスは、行アクセスパスにおけるワードラインのRC遅れの存在のため、列アクセスパスより短い。また、行アクセスパス内で、セルは、行に沿って選択されたセルの位置に依存する異なるアクセス時間を有している。例えば、ワードラインドライバに最も接近して配置されたセルは、から最も離れて配置されたセルよりはやいアクセス時間を有している。アドレスアクセス時間におけるこれらの非均一性により、メモリの使用およびそれらの設計の両方が複雑になる。
【0006】
別の不利益は、冗長性の無効率の使用である。一般に、セルの行および/または列の冗長なブロックが、欠陥のあるセルを冗長セルと置き換えることができるように、アレイに加えられる。しかしながら、しばしば、設計上の制約に起因して、行または列の冗長ブロックが、一つまたは少数の欠陥セルを有する行または列を置き換えるために用いられ、このため、利用可能な冗長セルの使用が不十分になるという結果になる。
【0007】
このため、高速および低電力をもたらし、冗長性をより十分に使用することになり、全てのメモリセルに対して比較的均一なアドレスアクセス時間を享受し、より高いメモリ密度に対して最小の速度および電力損失でより容易に拡張が可能になり、メモリのタイプが独立している、メモリ構成が望ましい。
【0008】
(発明の簡単な要旨)
本発明の一つの実施形態によると、半導体メモリは、少なくとも二つのサブアレイブロックを有する第一アレイブロックと、ローカル相互連結ラインの第一の群が延びる第一の相互連結ルーティングチャネルとを含む。二つのサブアレイブロックのそれぞれは、少なくとも二つの下流レベルサブアレイブロックと、ローカル相互連結ラインの第二の群が延びる第二相互連結ルーティングチャネルとを含む。ローカル相互連結ラインの第一の群は、データを格納するまたはデータを検索するメモリの位置にアクセスするための入力情報を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第二の群は、入力情報のサブセットを運ぶように形成される。
【0009】
別の実施形態では、半導体メモリは、少なくとも上記第一のアレイブロックを含む第一の上流レベルのアレイブロックと、第二の実質的に同様のアレイブロックと、ローカル相互連結ラインの第三の群が延びる第三の相互連結ルーティングチャネルをさらに含む。ローカル相互連結ラインの第三の群は、入力情報のスーパーセットを運ぶように形成される。
【0010】
別の実施形態では、ローカル相互連結ラインの第一の群は、ローカル相互連結ラインの第二の群に直交して延びる。
【0011】
別の実施形態では、第一の相互連結ルーティングチャネルは、第二の相互連結ルーティングチャネルより長い距離を延びる。
【0012】
別の実施形態では、第一の相互連結ルーティングチャネルは、二つのサブアレイブロックの間に配置され、二つのサブアレイブロックのそれぞれにおける第二の相互連結ルーティングチャネルは、対応する二つの下流レベルサブアレイブロックの間に配置される。
【0013】
別の実施形態では、各下流レベルサブアレイブロックは、それぞれがあらかじま指定された数の行および列に沿って配置された複数のメモリセルを有する複数のメモリセルアレイブロックを含む。各下流レベルサブアレイブロックにおける第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックは、データを第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックの一方または両方における複数のメモリセルの選択された一つにまたはその選択された一つから選択的に転送するように構成されたデータ転送ブロックに結合される。
【0014】
別の実施形態では、各下流レベルサブアレイブロックは、対応するメモリセルアレイブロックを超えて(over)延びる複数のデータラインをさらに含み、このデータラインは、メモリアクセス動作において、データがデータラインと第一および第二のメモリセルアレイブロックの一方または両方との間にデータ転送ブロックを介して転送されるようにデータ転送ブロックに結合される。
【0015】
別の実施形態では、データ転送ブロックは、複数のセンスアンプと、第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックの一方または両方における複数のメモリセルのうちから選択された一つからのデータを複数のセンスアンプに選択的に転送するように形成された列マルチプレクサを含む。上記複数のセンスアンプは、列マルチプレクサとデータラインとの間に結合される。
【0016】
本発明の別の実施形態では、複数のメモリセルを有する半導体メモリを形成する方法は、以下の工程(act)を包含する。第一のアレイブロックが形成される。このアレイブロックは、ローカル相互連結ラインの第一の群が延びる第一の相互連結ルーティングチャネルによって分離された少なくとも二つの第一下流レベル(1LL)ブロックを含む。少なくとも二つの第二下流レベル(2LL)ブロックが上記少なくとも二つの1LLブロックのそれぞれにおいて形成される。二つの2LLブロックは、ローカル相互連結ラインの第二の群が相互連結ラインの上記第一の群に直交して延びる第二の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。少なくとも二つの第三の下流レベル(3LL)ブロックが少なくとも二つの2LLブロックのそれぞれ内に形成される。上記二つの3LLブロックは、ローカル相互連結ラインの第三の群が相互連結ラインの上記第二の群に直交して延びる第三の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。ローカル相互連結ラインの上記第一の群は、複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第二の群は、入力情報のサブセットS1を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第三の群は、入力情報のサブセットS1のサブセットS2を運ぶように形成される。
【0017】
別の実施形態では、上記方法は、第一の上流レベルアレイブロックを形成する工程をさらに包含する。上記第一の上流レベルブロックは、少なくとも上記第一のアレイブロックと、第二のアレイブロックとを含む。第二のアレイブロックは、上記第一のアレイブロックと実質的に同様である。上記第一および第二のアレイブロックは、ローカル相互連結ラインの第四の群がローカル相互連結ラインの第三の群に直交して延びる第四の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。ローカル相互連結ラインの第四の群は、上記入力情報のスーパーセットを運ぶように形成される。
【0018】
別の実施形態では、上記方法は、複数のメモリセルブロックを上記少なくとも二つの3LLブロックのそれぞれに形成する工程をさらに包含する。各メモリセルアレイブロックは、予め指定された数の行および列に沿って配置された複数のメモリセルを有する。少なくとも二つの3LLブロックのそれぞれにおける第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックは、データを第一および第二の隣接するメモリセルアレイブロックの一方または両方における複数のメモリセルのうちの選択された一つにまたはその選択された一つから選択的に転送するように形成されたデータ転送ブロックに結合される。
【0019】
本発明のさらに別の実施形態によると、半導体メモリセルを形成する方法は、以下の工程(act)を包含する。それぞれが予め指定された数の行および列に沿って配置された複数のメモリセルを有する複数のメモリセルアレイブロックを有する第一のアレイブロックが形成される。第一の上流レベル1(HL1)ブロックが形成される。第一のHL1ブロックは、少なくとも上記第一のアレイブロックと、第二のアレイブロックとを含む。第一および第二のアレイブロックは、実質的に同様である。第一および第二のアレイブロックは、ローカル相互連結ラインの第一の群が延びる第一の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。第一の上流レベル2(HL2)ブロックが形成される。上記第一のHL2は、少なくとも上記第一のHL1ブロックと、第二のHL2ブロックとを含む。上記第二のHL2ブロックは、第一のHL1ブロックと実質的に同様である。第一および第二のHL1ブロックは、ローカル相互連結ラインの第二の群がローカル相互連結ラインの上記第一の群に直交して延びる第二の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。第一の上流レベル3(HL3)ブロックが形成される。第一のHL3は、少なくとも上記HL2ブロックと、第二のHL2ブロックとを含む。上記第二のHL2は、上記第一のHL2ブロックと実質的に同様である。上記第一および第二HL2ブロックは、ローカル相互連結ラインの第三の群がローカル相互連結ラインの上記第二の群に直交して延びる第三の相互連結ルーティングチャネルによって分離される。ローカル相互連結ラインの上記第三の群は、上記複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの第二の群は、入力情報のサブセットS1を運ぶように形成される。ローカル相互連結ラインの上記第一の群は、上記入力情報のサブセットS1のサブセットS2を運ぶように形成される。
【0020】
本発明のさらなる特徴および利点が、以下の本発明の詳細な説明、上掲の特許請求の範囲、および添付の図面からより十分に明らかになる。
【0021】
(発明の詳細な説明)
図2Aは、特に、本発明の実施形態に用いられる階層性のデコーディングを示すツリーとして概略的に図示されたメモリ20を示している。この特定の例において、ツリーは、16のメモリユニット(葉)をブロック22内に有し、四つのレベルの枝分かれ(復号)を通して、ルートノード25(4)および三つの付加的レベルの枝ノード25(3)、25(2)および25(1)からアクセスされる。ブロック22内のメモリユニットは、それぞれが一つ以上のメモリセルを含む、最も小さいアドレス可能なメモリブロックである。ルートノードが階層内で最も高い番号が付けられたレベルであると考え、より低いレベルは、連続的により低い番号を有し、最も低い枝分かれレベルでのノードは、レベル1と考えられることは都合が良い。しかしながら、逆の番号付けシステムも用いられ得、なんらかの目的のためにより自然であると思われ得る。
【0022】
枝分かれは、各ノードにおいて2方向である。メモリアクセスの観点から、各ノードは、2方向の選択、すなわち、4ビットの入力アドレスのうちの単一のビットの分離を表す。このため、ノードは、アドレスデコーディングを表し、デコーダとして同程度によく参照され得る。ルートノード25(4)で、第一のアドレスビットの分離は、ツリーの上半分または下半分にアクセスするかを決定する。同様に、第一のアドレスビットが分離されると、第二のアドレスビット(第二のレベルでの)の分離は、ツリーの選択された半分の4分の1の頂部または4分の1の底部にアクセスするかを決定する。同様に、第三のレベルでの第三のアドレスビットの分離は、ツリーの選択された4分の1の8分の1の頂部または8分の1の底部にアクセスするかを決定する。第四のレベルでの第四のアドレスビットの分離は、ツリーの選択された8分の1の頂部のメモリユニットまたは底部のメモリユニットにアクセスするかを決定する。
【0023】
図2Bは、より接近して(しかしそれでも概略的に)、本発明の実施形態による設計を表すように図示されたメモリ20を示している。同一の参照符号は、以下に記載される以外は図2Aにおけるのと同様に用いられる。見られ得るように、ブロック22のメモリユニットは、Hツリー内に設計され、メモリユニットに散在されたノード25(1)、25(2)、25(3)、および25(4)(デコーダ)を有している。図は、さらに、アドレスバスの分配を示している。特に、4ビットのアドレスバスは、ノード25(4)にルーティングされ、3ビットのアドレスバスは、ノード25(4)からノード25(3)のそれぞれにルーティングされ、2ビットのアドレスバスは、ノード25(3)のそれぞれから各対のノード25(2)にルーティングされ、1ビットのアドレスバスは、ノード25(2)のそれぞれから各対のノード25(1)にルーティングされている。これは、概念上は、各ノードはそれに到達するアドレスビットの一つを用い、残りのアドレスビットをツリーの下方の次のレベルでのノードに通すと考えられ得る。ノード25(1)は、選択信号をブロック22のメモリユニットに提供する。
【0024】
図2Bは、さらに、特定のメモリユニットの選択を示しており、22*が指定され、内側の第二の四角形によって示されている。この選択は、ノード25(4)による連続するデコーディング、ノード25(3)、25(2)、および25(1)の特定の一つ(25(3)*、25(2)*、および25(1)*が指定され、内側の第二の円により示されている)による続くデコーディングの結果として発生する。図2Bは、本発明の特徴を示しており、すなわち、全てのセルユニット22は、実質的に同一の距離だけルートから離れており、このため、均一なメモリアクセス時間が、全てのセルユニットに対して達成される。
【0025】
図3Aおよび3Bは、それぞれ、メモリ40のツリーおよび設計表示を示している。このメモリは、64のメモリユニットが、3レベルの枝分かれ(デコーディング)を通して、ルートノード55(3)および二つの付加レベルの枝ノード55(2)および55(1)からアクセスされたブロック50内にある点、および各ノードでの枝分かれが2方向ではなく4方向である点で、メモリ10と異なっている。このため、各ノードは、4方向の選択、すなわち、6ビットの入力アドレスのうちの2ビットの分離を表している。
【0026】
簡単のため、参照符号は、図3Bのノードに対して用いられていないが、ルートノード55(3)は、符号“3”を内側に有する円で表示され、四つの第二のレベルのノード55(2)は、符号“2”を内側に有する円で表示され、いくつかの第一のレベルのノード55(1)は、符号“1”を内側に有する円で表示されている。6ビットのアドレスバスが、ルートレベルノード(符号“3”で表示されている)にルーティングされている。二つのビットが、四つの四半分(破線の四角形によって表示されている)60のうちどれが選択されることになるかを決定するために表示され、残りの四つのビットを含む4ビットのアドレスバスが、四つの第二のレベルのノード(各四半分の一つ)のそれぞれにルーティングされる。二つのビットが、各四半分内の四つのサブ四半分(上方右側の四半分内の破線の四角形によって表示されている)65のうちのどれが選択されることになるかを決定するために表示され、2ビットのアドレスバスは、第一のレベルのノードのそれぞれにルーティングされている。第一のレベルのノードは、最後の二つのビットを四つのメモリユニットのうちのどれが選択されることになるかを決定するために表示する。
【0027】
サブ四半分65のそれぞれは、第一のレベルのノード(デコーダ)および結合された四つのメモリユニットを含み、メモリ40が構築される基本ブロックと考えられ得る。この場合、四つのこのようなブロックは、四半分の一つを構成し、四つの四半分は、全体のアレイを構成する。このアーキテクチャは拡張縮小可能であると理解される。このため、全体のメモリとして示されるものは、他のこのようなメモリと結合されて、大きなメモリを構成し得る。逆に、ブロック50において単一のメモリユニットとして示されるものは、それ自体、基本ブロック、四半分、または示されるような全体のアレイであり得る。
【0028】
図2Aおよび2Bに、および図3Aおよび3Bに示される例は、簡単な例であることが理解される。実際の実施は、有意により大きいメモリユニットを含む。これは、ツリーをより深くするか、または、各レベルでの枝分かれを増大するかによって、またはその両方によって達成され得る。このようなメモリの例が、に図3C示されている。図3Cは、4方向の枝分かれを有するHツリーを用いるメモリ70の構造を示している。基本メモリユニットは、参照符号72によって示されている。ブロック74は、四つの基本メモリユニットを含み、ブロック76は、16の基本メモリユニットを含み、ブロック78は、256の基本メモリユニットを含み、ブロック79は、65,536の基本メモリユニットを示している。基本メモリユニットが構成されると、全体のメモリがHツリーまたは同様のツリー構成を用いて系統的に構成され得ることが理解され得る。
【0029】
図2A、2B、3A、3B、および3Cは、各レベルでの同一方向の枝分かれを示しているが、枝分かれは、各レベルで同じである必要はない。実際、要求されるアドレスビットの数に依存して、各レベルで同じ程度の枝分かれを有することは不可能であり得る。
【0030】
より一般的に、ツリーは、Mレベルの枝分かれ(デコーディング)を有し、ルートがM番目のレベルであると考えられ得る。所与のレベルiは、m(i)方向の枝分かれを有すると考えられ得る。このため、メモリの基本ブロック(レベル1ブロック)は、m(1)のメモリユニットを有し、レベル2のブロックは、m(2)レベル1のブロックを含む。最も高いレベルでは、アレイは、m(M)レベル(M−1)ブロックを含む。
【0031】
図4は、本発明の一実施形態にしたがうメモリ80に関する簡略化されたブロック図を示している。メモリ80は、複数の実質的に同様のサブブロック(例えば、サブブロックA、B)を系統立った仕方で配置し相互連結することによって構成される。サブブロックAは、メモリセルの予め設計された数の行および列を含む。サブブロックAは、予め設計された数のメモリセルを選択するためのローカルバス82−3からのデコーディングされたアドレス信号を受け取るために結合される。データの対応する数のビットがサブブロックA内の選択されたメモリセルに(書き込み動作で)、またはそのメモリセルから(読み出し動作で)データバス82−1を介して転送される。
【0032】
ローカルバス82−3は、二つのサブブロックA、B間の相互連結ルーティングチャネル82−4を通って垂直に延びるように示されている。ローカルバス82−3は、バス82−3の方向を同じように残しつつ、サブブロックA、Bいずれかまたは両方の外部上に形成された相互連結チャネルを通って二者択一的にルーティングされ得る。しかしながら、ある実施形態では、ルーティングチャネルをサブブロックA、B間に配置することにより、より最適な設計およびより良好なメモリ性能が得られることになる。サブブロックBは、サブブロックAの鏡像(垂直軸について)であり、復号されたアドレス信号をローカルバス82−3から受け取り、データバス82−2を介して、データ信号を提供し(読み込み動作で)、データ信号を受け取る(書き込み動作で)。代替として、サブブロックBは、サブブロックAの鏡像でなく、むしろサブブロックAと同じ方向および同じ設計を有するサブブロックAの複製である場合もある。しかしながら、ある実施形態では、サブブロックBをサブブロックAの鏡像として配置することにより、より最適な設計およびより良好なメモリ性能が得られ得る。
【0033】
データバス82−1および82−2のビット長は、メモリ80のIOバスおよび他の要素の要求されるビット長に依存する。例えば、メモリIOバスが32ビット幅である(例えば、メモリ80が32ビットのプロセッサと通信する)場合、サブブロックAは、サブブロックA、Bのうちの一つのみが各メモリアクセスで選択されると仮定して、32ビットのデータをデータバス82−1上に提供する。代替として、サブブロックAおよびBのそれぞれは、データの32ビットのうちの16ビットを、両方のサブブロックがメモリアクセス内で選択されるように提供された場合に、それぞれのデータバス上に提供し得る。サブブロックAおよびBの構造および動作およびそれらの異なる実施形態のいくつかが、図5を参照して以下により詳細に記載される。
【0034】
図4では、サブブロックAおよびBおよびローカルバス82−3は、第一のレベルのブロック83−1を形成する。より大きい第二のレベルのブロック85−1が、第一のレベルのブロック83−1を複製してブロック83−2を形成することによって形成される。複製ブロック83−2は、第一のレベルのブロック83−2の(水平軸についての)鏡像である。示されるように、複製ブロック83−2および第一のレベルのブロック83−1は分離されて、それらの間に相互連結ルーティングチャネル84−4を形成する。ローカルバス84−3は、ルーティングチャネル84−4を通って水平方向の寸法に沿って延びるように示される。ローカルバス84−3は、ブロック83−1および83−2に提供され、ブロック83−1および83−2から受信されるように、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶ。ルーティングチャネル84−4は、さらに、ブロック83−1および83−2のうちの一つを選択するために十分な数のアドレスビットを分離するデコーディング回路(図示しない)を含む。このため、第一レベルのブロック83−1内のローカルバス82−3は、ローカルバス84−3が運ぶアドレスビットのサブセットを運び、ローカルバス84−3に対して垂直である。
【0035】
より大きい第三のレベルのブロック87−1は、第二のレベルのブロック85−1を複製して複製ブロック85−2を形成することによって形成される。複製ブロック85−2は、第二のレベルのブロック85−1の(垂直軸についての)鏡像である。示されるように、複製ブロック85−2および第二のレベルのブロック85−1は分離されて、それらの間に相互連結ルーティングチャネル86−4を形成する。ローカルバス86−3は、ルーティングチャネル86−4を通って垂直方向の寸法に沿って延びるように示される。ローカルバス86−3は、ブロック85−1および85−2に提供され、またはブロック85−1および85−2から受け取られるように、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶ。ルーティングチャネル86−4は、さらに、ブロック85−1および85−2のうちの一つを選択するために十分な数のアドレスビット分離するデコーディング回路(図示せず)を含む。このため、ローカルバス84−3は、ローカルバス86−3が運ぶアドレスビットのサブセットを運び、ローカルバス86−3に対して垂直である。
【0036】
さらに大きい第四のレベルのブロック89−1は、以前のブロックと同様の方法で、すなわち、第三のレベルのブロック87−1複製してその鏡像複製ブロックを形成し、それらを分離してそれらの間に相互連結ルーティングチャネル88−4を形成することによって形成される。このブロックは、先のブロック、すなわち、相互連結チャネル88−4を通って水平に延び、データ信号、デコーディングされたアドレス信号、およびローカルバス86−3によって運ばれるアドレスビットのスーパーセットを形成するアドレスビットを運ぶローカルバス88−3の全ての特性を有する。相互連結チャネル88−4は、さらに、ブロック87−1および87−2のうちの一つを選択するデコーディング回路(図示せず)を含む。
【0037】
上記説明から見られ得るように、系統的なアプローチがメモリ80を構成する際に用いられている。所与のサイズのサブブロックAに対して、上記のようなブロック複製技術は、望みのメモリ密度を取得するために必要である時間が多いほど実行され得る。望みの密度およびメモリ性能(例えば、速度およびパワー)に基づき、メモリIOバスのビット長、および他の要素、特定のサイズのサブブロックAが形成される。例えば、高密度メモリの場合、サブブロックAは、レベルブロックの数を最小化するために、大きくされ得、このため、ルーティングオーバーヘッドを最小化する。また、緩衝技術が、レベルブロックを通ってより長い距離を移動する信号を緩衝するために用いられ得る。一実施形態において、アドレスデコーディング回路部が、必要に応じて相互接続ルーティングチャネルに沿って配置され、信号緩衝も提供し、これにより、速度およびダイのサイズを向上する。
【0038】
この発明の別の特徴は、各レベルブロックは、各レベルで望みのアドレスデコーディング(例えば、4方向、16方向等)に適応するより大きい数のサブブロックを含むように拡大され得る。例えば、第二レベルのブロック85−1は、4方向デコーディングから8方向デコーディングに、そのサブブロック83−1および83−2のそれぞれを一度に複製することによって拡大され得る。適切なアドレスデコーディングは、拡張を適応させるために適切なレベルブロックに提供される必要がある。各レベルブロックは、他のレベルブロックと独立して拡張され得る。しかしながら、拡張に関する制限は、各レベルブロックがそのローカルバスに平行な寸法に沿ってのみ拡張され得ることである。第二レベルのブロック85−1を拡張する上記例において、サブブロック83−1、83−2の複製は、ローカルバス84−3に平行な水平寸法に沿って配置される。16方向デコーディングの例が図5に示され、以下に詳細に記載される。
【0039】
図2Bおよび3Bに類似する図4において、ローカルバスは、より大きい数で、かつ、より広い相互接続ラインを根元、または、頂部レベルブロック(例えば、図4におけるローカルバス90−3)を含み、デコード信号が落ち、アドレス信号がそれぞれのより低いレベルブロックに分解されるにしたがって数および幅を低減する。根元レベルでのより広い相互接続ラインが、より長い距離を延びる配線の抵抗を最小化するために、好ましい。より長いレベルブロックでは、より小さい距離に起因して、配線の幅が低減され得、このため、より精密にスペースをルーティングし、空間を節約する結果になる。
【0040】
上記のように、メモリ80は、最小のメモリブロックで開始して拡張するように、すなわち、それぞれのより高いレベルのブロックで複数のブロックを系統的に構築することによって構成され得る。代替として、メモリ80は、トップレベルのブロックで開始してそれぞれのより低いレベルのブロックでの複数のサブブロックに分裂するように構成され得る。
【0041】
図5は、より現実的なメモリ160の構造上の詳細、並びにメモリ160が構成される方法を示している。しかしながら、メモリ160は、この発明にしたがってメモリを構成する多くの可能な方法の一つの単なる例である。メモリ160は、各レベルで16方向の分岐を有する4つのレベルのデコーディングを用いて構成される。すなわち、アドレスのビット長は、16ビットであり、各レベルは、アドレスビットのうちの4つを分解する。16のアドレスビットによりアドレス可能な最小量のメモリは、32のセル(データビット)を含むブロック120として示されるメモリユニットである。このため、メモリ160の構成は、32ビットごとに64Kである。本発明は、32ビットのアドレス可能なメモリユニットに制限されない。最小のアドレスユニットは、32ビットのブロック120よりも小さく、例えば、16ビットであってもよく、または、32ビットのブロック120より大きく、例えば、64ビットであってもよい。
【0042】
図5において、各レベルのブロックにおいて繰り返されるサブブロックは、そのサブブロックおよび他の詳細を示すために拡大されている。メモリ160のサブブロックGは、ブロック150として拡大され、ブロック150のサブブロックEは、ブロック140として拡大され、ブロック140のサブブロックAは、ブロック130として拡大され、ブロック130のアドレス可能なユニットは、行ブロック120として拡大され、行ブロック120におけるメモリセルの一つは、セルブロック110として拡大される。メモリ160の構成および動作は、セルブロック110で開始して記載される。
【0043】
セルブロック110は、行ブロック120における全セルによって共用されるワードラインWLに結合された端末111を有するように概略的に示される単一のメモリセルである。セルブロック110は、ブロック130におけるセルの列に沿って延びるビットライン対Bitおよび/Bitのそれぞれに各々結合される二つのさらなる端末113および115を有する。セルブロック110は、揮発性メモリ(例えば、SRAMセル、DRAMセル)または不揮発性メモリ(例えば、ROMセル、EPROMセル、EEPROMセル、フラッシュEPROMセル)等の任意の種類の半導体メモリセルを含み得る。セルブロック110は、いくつかの上記に識別されたメモリセルタイプにおいて(例えば、DRAMおよびSRAMにおいて)共通して用いられる特定数の端末を有するように示されるが、そのように制限されることは意図されない。例えば、当業者は、端末113および端末113が結合されるビットライン/Bitを除去するようにセルブロック110を変更し得、および列に沿って延びる消去ラインELまたはフラッシュEPROMメモリセルを実行するためのワードラインへの接続用の端末に追加し得る。他の種類のメモリセルおよび構成が、当業者によって実行され得る。
【0044】
行ブロック120は、32のセルブロック110を有し、ブロック130のアレイセクション133における16行の一つを形成する。ブロック130は、さらに、データ転送セクション131を含む。一実施形態において、セルの各列に対して一対となるように、32対のパストランジスタ(図示せず)がセクション131内にある。パストランジスタの各対は、32ビットライン対Bitおよび/Bitおよびデータバス135の一つの間のスイッチとして機能する。パストランジスタ対のゲートは、アレイセクション133における選択された行およびデータバス135間の32ビットのデータの転送を制御するための制御ライン(図示せず)を形成するように共に接続され得る。代替として、パストランジスタ対のゲートは、アレイセクション133およびデータバス135間の32より少ないビットのデータを転送するために、複数の制御ラインを形成するようにグループ化(すなわち、デコーディング)され得る。その場合、バス135は、図5に示される32より少ないビット幅を有する。図5において、ビットラインは、垂直寸法に沿って延び、ワードラインおよびパストランジスタ制御ラインは、水平寸法に沿って延びる。
【0045】
別の実施形態において、セクション131は、それぞれが一対のBitおよび/Bitラインを受け取るように接続され、データバス135の32のデータラインの一つを提供する32のセンスアンプを含む。この実施形態において、ビットラインの事前選択は発生しない。別の実施形態において、セクション131は、列の選択およびセンシングを行うためにセンスアンプに結合された列マルチプレクサを含む。この実施形態において、選択された行における32より少ないセルが、メモリアクセス動作において選択され得る。例えば、データバス135のビット長が16ビットである場合、32対のパストランジスタは、32対のBitおよび/Bitラインの16を16のセンスアンプの入力に選択的に結合する。このため、32対のパストランジスタは、選択された行に沿うデータビットの半分のみが16のセンスアンプに転送されるように、2から1への選択を行う。データの望みのビット長に依存して、メモリ密度、性能基準、および他の要素、および他の列の最大化およびセンシング構成が、当業者によって実行され得る。
【0046】
次のレベルアップにおいて、ブロック140は、16のサブブロックを含む。一実施形態において、16のサブブロックのそれぞれは、ブロック13に類似した構造を有する。サブブロックは、8のサブブロックそれぞれの2列に配置され、相互接続ルーティングチャネル143が二列のサブブロック間に形成される。「A」とラベル付けされたサブブロックは、上記のブロック130に対応する。サブブロックBは、サブブロックAの(垂直軸についての)鏡像であり、サブブロックC、Dは、サブブロックA、Bそれぞれの(水平軸についての)鏡像である。サブブロックAおよびBまたはCおよびDは、互いの鏡像である必要がなく、同様に配向され得る。しかしながら、それらを鏡像構成に配置することによって、センスアンプ等のある種の回路は、それぞれに対して複製されるよりもむしろ、二つの隣接するサブブロックによって共用され得、これにより、サイズおよびパワー消費を低減する。
【0047】
ルーティングチャネル143は、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、制御信号を運ぶためのローカルバス141、および16のサブブロックの一つ以上を選択するために十分な数のアドレスビット解読するためのデコーディング回路ブロック142を含む。デコーディング回路ブロック142の物理的な配置およびサイズは、図5に示されるものに制限されない。レイアウト、性能、および他の事由に依存して、デコーディング回路ブロック142は、ルーティングチャネル143の全体にわたって広げられ得る。16のサブブロックにおける列マルチプレクサおよびワードラインに結合された制御ラインは、ブロック140の中央すなわち、ルーティングチャネル領域143から駆動される。32ビットのデータバス145は、サブブロックの右の列を超えて延び、一以上の選択されたサブブロックにおける一つ以上の選択されたビットラインに電気的に結合され得る。別の32ビットのデータバス146は、サブブロックの左の列を超えて延び、一つ以上の選択されたサブブロックにおける一つ以上の選択されたビットラインに電気的に結合され得る。
【0048】
ブロック140のレイアウトの実行は、用いられるセル技術、特定のメモリ構成、設計目的および他の要素に依存して、複数のメタル層を要求する。以下は従来の複数層プロセスによって提供される異なる金属層(例えば、アルミニウムまたは銅)がブロック140の実行にいかに用いられ得るかの単なる例であり、本発明を制限することは意図されない。この例において、4層の金属層が用いられる。用いられるセル技術の要求に依存して、要求される電気的接続を形成するために第一の金属層が各メモリセル内に用いられ得る。第二の金属層は、各サブブロックにわたって垂直に延びるビットラインを形成するために用いられ得る。第三の金属層は、ワードラインを結びつけるために用いられ得る。すなわち、第三の金属層は、ワードラインドライバから最も離れた各ワードラインの少なくとも端部に電気的に接触させる。第四の金属層は、サブブロックの対応する列を超えて延びるデータバス145および146を形成するために用いられ得る。
【0049】
随意の第五の金属層は、相互接続バス141がサブブロックの二つの列の部分を超えて拡張されることを許容するために用いられ得る。これは、ルーティングチャネル143の幅を低減することを助け、このため、ダイのサイズが倹約する結果となる。この技術(セルルーティングを超える)は、さらに、なんらさらなる金属層を要求することなく、対応するルーティングチャネルの幅を低減するために、一つ以上のより高いレベルのブロック150および160に用いられ得る。
【0050】
ブロック140の動作が次に記載される。ブロック140における一つ以上のサブブロックは、各サブブロックの列マルチプレクサを駆動するデコーディングされた制御ラインを介して選択される。選択された一つ以上のサブブロック内で、15の行の一つが、行デコーダ(図示せず)によって発生された行選択デコーディング信号を介して選択される。一つ以上の選択されたサブブロックのそれぞれにおいて選択された行に沿う32のセルは、このため、対応するデータバス145および/または146に結合される。デコーディングされた制御ラインを発生する行デコーダおよびデコーディング回路は、ルーティングチャネル143またはより高いレベルのブロック150に配置され得る。
【0051】
行デコーディングおよび制御ラインデコーディング間の多くのデコーディングの組み合わせが、望みの数のデータビットをブロック140から選択する際に可能である。例えば、ブロック140が64データビットを提供する場合、サブブロックのそれぞれにおける一つの行が選択される行デコーディングは、16のサブブロック(サブブロックの各列からのもの)の二つが選択される制御ラインデコーディングと組み合わせれ得る。代替として、ブロック140によって提供される64ビットのうち、より少ないデータビット(例えば、32ビット)がブロック150において、アドレス信号を正しくデコーディングすることよって、選択され得る。
【0052】
以下は、いかにブロック140が望みのメモリ構成を取得するように構成され得るかの少ない例である。これら構成の実行に要求される、ワードラインおよび制御ラインのデコーディング回路は、上記説明における当業者に明白であり、このため、説明されない。
【0053】
一例において、メモリ160は、64ビットのIOバスを有し、このため、8方向のデコーディングがブロック140のために適切であり、その結果、ブロック140は、64ビットのデータをデータバス145および147上に提供する。32ビットのメモリIOバスの場合において、8方向のデコーディングが実行され得るが、さらなるデコーディング(例えば、より高いレベルのブロック150で実行される)がバス145および147上の64ビットのデータの32を選択するために要求される。代替として、32ビットのメモリIOバスの場合、二つのデータバス145および146における対応するデータラインは、単一の32ビットのデータバスを形成するために共に接続され得、16方向のデコーディングが16のサブブロックの一つのみがブロック140から選択されて実行され得る。32ビット未満を有するメモリIOバス場合、各サブブロックの列マックス(mux)を駆動する制御ラインのデコーディングは、初期に記載されたように、IOバスのビット幅と対応して32未満のセルを選択するために実行され得る。代替として、サブブロックは、各行がIOバスのビット幅に対応して32未満のセルを含むように再構成され得る。16ビットのデータがデータバス145、146のそれぞれを介して送信されることになる実施形態において、選択されたサブブロック(例えば、サブブロックA)以内の選択された行上のすべての他のセルが、選択され得る。行における全ての他のセルのこのような選択は、結合効果および隣接するセルおよびビットライン間のクロストークを最小にする。
【0054】
一実施形態において、全ての二つの垂直方向に隣接するサブブロックは、センスアンプの行を共用する。これは、ブロック140の一部がより詳細に示される図6においてより明瞭に示される。サブブロックAおよびCは、センスアンプ147の行を共用し、各センスアンプは、サブブロックAにおける一対のBitおよび/Bitラインに列マックス148を介して、およびサブブロックCにおける一対のBitおよび/Bitラインに列マックス149を介して接続可能である。各センスアンプの出力は、データバス146のデータラインの一つに結合される。読み出し動作において、列マックス148および149は、二つのサブブロックA、Cのうちの一つにおけるビットラインをセクション147におけるセンスアンプの入力に選択的に結合するように機能する。
【0055】
他の実施形態において、図5のブロック140は、サブブロックAおよびBのみを含み、その結果、ブロック140全体が一つのみの行のデータ転送ブロック131を有する。これは、データ転送ブロックの複数の行を削除することによって、ダイのサイズを向上させる。この実施形態において、セルのより大きい数の行および列が、各サブブロックにおいて用いられ得る。
【0056】
ブロック140(Eともラベル付けされる)は、次のより高いレベルのブロックを構成する際にサブブロックとして用いられる。16のこのようなサブブロックが二つの行に沿って配置され、その結果、相互接続ルーティングチャネル153が二つの行の間に形成される。トップの行(例えば、サブブロックF)におけるサブブロックのそれぞれは、底の行(例えば、サブブロックE)における対応するサブブロックの鏡像である。ローカルバス151は、水平方向の寸法に沿うルーティングチャネル153を介して延びるように示される。ローカルバス151は、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶための相互接続ラインを含む。ルーティングチャネル153は、さらに、16のサブブロックの一つ以上を選択するために十分な数のアドレスビットを分解するデコーディングチャネル(図示せず)を含む。このため、ローカルバス151は、サブブロックのそれぞれにおけるローカルバス141が運ぶアドレスビットのスーパーセットを運ぶ。また、ローカルバス151は、示されるように、ローカルバス141に直交して延びる。
【0057】
センスアンプがブロック140における二つの垂直方向に隣接するサブブロックによって共用される実施形態(例えば、図6のように)において、ブロック150における16のサブブロックのそれぞれのデータバス145、146のそれぞれにおける対応するデータラインは、ルーティングチャネル153を通じて延びる64ビット幅のデータバスをこれにより形成するように共に接続される。この実施形態において、読み出し動作において、データバス145、146の16セットの一つのみが(例えば、対応するセンスアンプまたは他のドライバー回路によって)駆動され、データバス145、146の他の15セットは、駆動されないままである(例えば、センスアンプまたは対応するデータバスを駆動する他の回路は、三重状態(tristate)のままである。一つ以上のアドレスビットは、64ビット幅のデータバスを、望みのメモリデータI/Oビット長に依存して32ビット、16ビット、またはそれ未満より下にデコーディングするために用いられ得る。64ビット幅のデータバスをデコーディングするためのデコーダ回路が、ルーティングチャネル153またはより高いレベルのブロック160のルーティングチャネル163に部分的または全体的に配置され得る。
【0058】
センスアンプがブロック140において用いられない一実施形態において、セルデータを、各サブブロックのデータバス145および146を介して受け取るために結合されるセンスアンプ(図示せず)のセットは、ルーティングチャネル153に配置される。各センスアンプは、ビットラインBitおよび/Bit上の信号に対応する一対の信号を受け取り、増幅されたデータ信号を提供する。センスアンプまたはそれらの出力は、メモリ構成および設計目的に依存する任意の数の方法でデコーディングされ得る。データ・イン緩衝回路のセットが、メモリセルへのプログらミングデータの転送に適応するセンスアンプに対して類似の方法でルーティングチャネル153に組み込まれ得る。
【0059】
ブロック150(Gともラベル付けされる)は、次のより高いレベルのブロック(全メモリ)160を構成する際にサブブロックとして用いられる。16のこのようなサブブロックは、互接続ルーティングチャネル163が二つの列の間に形成されるように、二つの列に沿って配置される。ローカルバス161は、ルーティングチャネル161を通じて垂直方向の寸法に沿って延びるように示される。左の列におけるサブブロック(例えば、サブブロックH)のそれぞれは、右の列における対応するサブブロック(例えば、サブブロックG)の鏡像である。ローカルバス161は、アドレス信号、デコーディングされたアドレス信号、およびデータ信号を運ぶための相互接続ラインを含む。相互接続チャネル163は、さらに、16のサブブロックの一つ以上を選択するために十分な数のアドレスビットを分解するためのデコーディング回路(図示せず)を含む。このため、ローカルバス161は、サブブロックアレイにおける各ローカルバス151が運ぶアドレスビットのスーパーセットを運ぶ。また、ローカルバス161は、示されるように、ローカルバス151に対して垂直に延びる。
【0060】
見られ得るように、ブロック150および160を対応するサブブロックから構成することは、図4に示される異なるレベルのブロックを構成することに実質的に類似する。
【0061】
ブロック160、150、および140のそれぞれは、16のサブブロックを有するように示されているが、各ブロックレベルでのアドレスデコーディングは、異なり得ることに留意のこと。例えば、ブロックレベル140で8方向のアドレスデコーディング行い、ブロックレベル150で16方向のデコーディングを行うことは、利点であり得る。また、異なるブロックレベルは、異なる数のサブブロックおよびこれにより異なるアドレスでコーディングを含み得る。さらに、3種類の信号、すなわち、アドレス信号、データ・イン信号、およびデータ・アウト信号は、互いに別々にデコーディングされ得る。例えば、アドレス信号の16方向のデコーディングは、最低レベルのブロックにおける一つ以上のサブブロックを選択する際に各ブロックレベルで実行され得る:8方向および16方向のデコーディングの組み合わせが、データアウト信号を、最低レベルのブロックにおけるサブブロックの選択された一つ以上からブロックレベル160に上方に操縦する際に各ブロックのレベルで実行され得る。8方向および16方向のデコーディングの別の組み合わせが、データ・イン信号を、最低レベルのブロックにおけるサブブロックの選択された一つ以上に下方に操縦する際に各ブロックのレベルで実行され得る。
【0062】
アドレス、データ、および制御パッドは、メモリ160の周りに配置され、バス161における対応する相互接続ラインにルーティングチャンネル163の上部または底部を通じて接続され得る。独立型のメモリデバイスがこれにより構成される。代替として、メモリ160は、より大きいシステムにおいて具体化され、システム内の他のブロックと通信するためにルーティングチャネル163を介して相互接続され得る。
【0063】
本発明のより高度に分割されたアレイ構成のため、全メモリセルアレイブロック(例えば、図5のブロック130)におけるビットラインおよびワードラインは、従来のアプローチを用いる場合よりもずっと短い長さを有することに留意のこと。これは、従来の高速度メモリデバイスよりも実質的に早い読み出しおよび書き込みアクセスタイムを達成することを助ける。また、任意のメモリアクセスにおいて、ブロック130に類似する一つのみ(またはごく少数)のメモリセルアレイブロック(単数または複数)が活性化されるので、実質的な電力節減が達成される。さらに、各ブロック130の実質的に小さいアレイサイズため、実質的に小さいドライバが、速度を妥協することなく、読み出しおよび書き込みパスに用いられ得、これにより、全体の電力消費をさらに低減する。
【0064】
本発明のメモリ構成の重要な特徴は、例えば図5において、トップレベルのブロック160にあるすべてのセルアレイブロック130が、ルーティングチャネル163の中心から物理的にほぼ同じ距離だけ(ルーティングという観点では)離れていることである。これにより、選択されたセルアレイブロックの位置にかかわらず実質的に均一なアクセス時間となる。このことは、いずれの密度のメモリにもあてはまる。
【0065】
本発明の別の実施形態において、メモリ160は、メモリアクセスにおいて、同じ選択されたブロック140から一つ以上の下位ブロック130を選択するよりもむしろ、一つ以上の下位ブロック130が、二つ以上の選択された下位ブロック140から選択されるように、構成される。ブロック160にある16個の下位ブロックが、四分割される(すなわち、右上部、左上部、右下部、および、左下部)一実施形態において、アドレス復号化は、一つの下位ブロック130が、ブロック160の四つの四半部分のうちの各々から選択されるように各ブロックレベルにおいて実施される。従って、メモリ動作において、全てのデータビットが同じ下位ブロック130から取り出されるか、または、同じ下位ブロック130へ転送される代わりに、データビットの四分の一が、四つのサブブロック130の各々から、または、四つのサブブロック130の各々へ転送される。このように実施することにより、データパスがより短くなり、かつ、レイアウトがより簡単に解決される。従って、メモリアクセス時間がより速くなる。このように実施することにより、大きなI/Oデータビット長さ(例えば、256ビット)を必要とするメモリアプリケーションにおいて特に有利である。
【0066】
図5において、各レベルにおいて特定の復号化配置となるので(すなわち、16通りの復号化)、トップレベルブロックからより低いレベルブロックへは、ルーティングチャネルの長さが減少することに留意されたい。例えば、ブロック160にあるルーティングチャネル163の長さは、ブロック150にあるルーティングチャネル153の長さよりも明らかに長い。これは、より高いレベルブロックでは正しくあり得るが、より低いレベルブロックではその反対が正しくなり得る。例えば、一実施形態において、ブロック140を同じままにして、ブロック150を下位ブロックBおよびEのみからなるように構築することが望ましくあり得る(すなわち、二つの方法の復号化が、ブロック150において実施される)。この構成では、より低いレベルブロック140のルーティングチャネル143が、より高いレベルブロック150のルーティングチャネル153よりも長くなる。
【0067】
基礎メモリセルアレイブロック(例えば、下位ブロックA)のサイズが小さく、このような下位ブロックが体系的にグループ化されるので、高効率の冗長性スキームが実施され得る。第一のアプローチでは、冗長性は、所与のブロックに単に一つ以上の冗長なサブブロックを含むことによって、ブロックレベルの一つ以上で実施される。冗長なサブブロックは、ブロックレベルにおいて、他のいずれのサブブロックとも同一である。サブブロック(例えば、ブロック140のサブブロックA)において一つ以上の欠陥セルを識別すると、冗長な下位ブロックが、下位ブロックを欠陥セルと置き換えるために用いられ得る。あるいは、冗長な下位ブロックの行および/または列は、一つ以上の行または列が、冗長な下位ブロックから選択され、欠陥セルを有する対応の一つ以上の行および/または列と置き換え得るように復号化され得る。
【0068】
第二のアプローチでは、セルの冗長な行および/または列は、ブロック140にある下位ブロック(例えば、下位ブロックA)の一つに含まれ得る。その結果、ブロック140のいずれの欠陥セルも局所的に冗長な行および/または列で置き換えられ得る。あるいは、セルの冗長な行および/または列は、ブロック140の各下位ブロックに含まれ得る。その結果、下位ブロックの欠陥行および/または列は、同じ下位ブロックからの冗長な行および/または列で置き換えられ得る。
【0069】
第一の冗長性アプローチによると、第二のアプローチよりもダイの大きさについては不利益がより小さいが、欠陥セルと置き換える際に無駄になる可能性がある冗長なセルの数という点では第二のアプローチよりも非効率となる。どちらのアプローチにおいても、従来のメモリに比べて、無駄になる冗長なセルがはるかに少ない。冗長性を実施するために必要な回路は、異なるブロックレベル中のルーティングチャネルに配置され得る。
【0070】
別の実施形態において、冗長性は、より高いレベルブロック(例えば、ブロック160)で実施され得る。タイプ130または140(図5)のいくつかのブロックが、冗長なブロックとして用いられ得、かつ、対応するルーティングチャネル(例えば、ルーティングチャネル163)内または対応するブロックの境界上でより高いレベル(例えば、レベル160)に位置され得る。このような冗長なブロックは、冗長なブロックに対してデータの書き込みおよび読み出しができるように、さらなる論理回路(例えば、欠陥のブロックのアドレスを格納するアドレスマッチングレジスタ)を必要とし得る。この技術の有利な点は、第一のおよび第二の剰余のアプローチで説明されたような、冗長なブロックの重複に関連するダイの大きさについての不利益がなくなることである。さらに、剰余のメモリブロック(例えば、ブロック130)の大きさが小さいために、より多くの数(例えば、16、32、またはこれより大きい)のこのような剰余のブロックが用いられ得る。従って、多くの数の欠陥セルをカバーする冗長性を提供すると同時にダイ面積の消費量が少ない。一実施形態において、冗長なブロックは、センス増幅器およびマルチプレクサ回路を含む。従って、欠陥セルに加えて、欠陥のあるセンス増幅器および列マルチプレクサを置き換えることが可能である。
【0071】
結論として、本発明のメモリ構成によって、メモリアレイを多くの小さなメモリアレイに効率的かつ体系的に分割可能である。これにより、ワードラインおよびビットライン長を実質的に減少するのに役立つ。このことは、従って、より小さなドライバが必要である。小さなワードライン/ビットライン長さ、および、小さなドライバの組み合わせは、本発明の他の特徴と同様に、高スピードおよび低パワーを達成するのに役立つ。予め定義されたツリー構成(例えば、Hツリー)を用いることによって、すべての基本的なメモリアレイブロックがルート(例えば、メモリの中央)から同じ距離だけ離れて配置される。従って、メモリ全体で比較的均一なアドレスアクセス時間が達成される。より大きな数のメモリアレイに区分けすることにより、より効率的に冗長性を実施することが可能となる。予め定義されたツリー配置(例えば、Hツリー)を用いてメモリを体系的に構築することによって、比較的最低限のスピードおよび電力低下で、メモリをより高密度またはより低密度にスケーリングすることが可能である。本発明のメモリ構成は、メモリのタイプに依存せず、いずれのタイプの半導体メモリを実施するために改変され得る。
【0072】
上記の記述は、例示的であり、限定的ではない。例えば、本発明は、IOピンを有するメモリ構成に限定されず、当該分野で周知である、別々のデータ−インおよびデータ−アウト、ならびに、対応する回路を有するように改変され得る。従って、本発明の範囲は、上記を参照して決定されるのではなく、その代りに添付の特許請求の範囲およびその均等物の全範囲を参照して決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
図1Aは、従来のメモリ構成を示している。
【図1B】
図1Bは、従来のメモリ構成を示している。
【図2A】
図2Aは、本発明の一実施形態による2方向の枝分かれ(復号)を有するツリーとして概略的に図示された例示のメモリアレイを示している。
【図2B】
図2Bは、本発明の一実施形態による図2Aのツリーの簡略化された設計図を示している。
【図3A】
図3Aは、本発明の別の実施形態による4方向の枝分かれ(復号)ツリーとして概略的に図示された例示のメモリアレイを示している。
【図3B】
図3Bは、本発明の一実施形態による図3Aのツリーの簡略化された設計図を示している。
【図3C】
図3Cは、4方向の枝分かれ(復号)を有するHツリーを用いたより大きいメモリの例示の設計図を示している。
【図4】
図4は、本発明の一実施形態によるメモリための簡略化された平面図のブロック図を示している。
【図5】
図5は、本発明の一実施形態により、メモリの構造上の詳細およびメモリが構成される方法を示している。
【図6】
図6は、本発明の一実施形態による図5のブロック140の部分の詳細を示している。
Claims (62)
- 少なくとも二つの下位アレイブロックおよび第一の相互接続ルーティングチャネルを有する第一のアレイブロックであって、局所的な相互接続ラインの第一のグループが該第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長し、該二つの下位アレイブロックの各々は、少なくとも二つのより低レベル下位アレイブロックおよび第二の相互接続ルーティングチャネルを含み、局所的な相互接続ラインの第二のグループが該第二の相互接続ルーティングチャネルを通って延長し、該局所的な相互接続ラインの第一のグループは、データを格納するか、または、データを取り出すメモリの位置にアクセスするために入力情報を伝送するように構成され、該局所的な相互接続ラインの該第二のグループは、該入力情報の下位集合を伝送するように構成されている、第一のアレイブロックを含む半導体メモリ。
- 第一のより高いレベルアレイブロックをさらに含み、該第一のより高いレベルアレイブロックは、
少なくとも第二のアレイブロックおよび前記第一のアレイブロックであって、該第二のアレイブロックは、該第一のアレイブロックに実質的に類似する、少なくとも第二のアレイブロックおよび該第一のアレイブロックと、
第三の相互接続ルーティングチャネルであって、局所的な相互接続ラインの第三のグループが、該第三の相互接続ルーティングチャネルを通って延長し、該局所的な相互接続ラインの第三のグループは、前記入力情報の上位集合を伝送するように構成されている、第三の相互接続ルーティングチャネルと
をさらに含む、請求項1に記載のメモリ。 - 前記局所的な相互接続ラインの第一のグループは、前記局所的な相互接続ラインの第二のグループと直交して延長する、請求項1に記載のメモリ。
- 前記第一の相互接続ルーティングチャネルは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルよりも長い距離を延長する、請求項1に記載のメモリ。
- 前記少なくとも二つの下位アレイブロックのうち一つを選択するために十分なアドレスビットを決定するように構成された第一の復号化回路と、該少なくとも二つの下位アレイブロックからの該選択された一つにある前記少なくとも二つのより低いレベル下位アレイブロックの一つを選択するために十分な該アドレスビットに残存する下位集合を決定するように構成された第二の復号化回路とをさらに含み、該少なくとも二つのより低いレベル下位アレイブロックの該選択された一つは、該アドレスビットに対応するメモリ位置を含む、請求項1に記載のメモリ。
- 局所的な相互接続ラインの前記第一のグループは、少なくとも前記アドレスビットを伝送するように構成され、かつ、局所的な相互接続ラインの前記第二のグループは、少なくとも前記アドレスビットに残存する下位集合および前記第一の復号化回路によって提供される一つ以上の復号化された信号を伝送するように構成された、請求項5に記載のメモリ。
- 前記第一の相互接続ルーティングチャネルは、前記第一の復号化回路を含み、
前記二つの下位アレイブロックの各々にある前記第二の相互接続ルーティングチャネルは、前記対応する第二の復号化回路を含む、請求項5に記載のメモリ。 - 前記第一の相互接続ルーティングチャネルは、前記二つの下位アレイブロックの各々に対する前記第一の復号化回路および前記第二の復号化回路の一部または全てを含む、請求項5に記載のメモリ。
- 前記第一の相互接続ルーティングチャネルは、前記二つの下位アレイブロックの間に位置され、
該二つの下位アレイブロックの各々にある前記第二の相互接続ルーティングチャネルは、前記対応する二つのより低いレベル下位アレイブロックの間に位置される、請求項1に記載のメモリ。 - 局所的な相互接続ラインの前記第一のグループは、局所的な相互接続ラインの該第一のグループにある多くの該相互接続ラインが、前記二つの下位アレイブロックの各々の一部の上をルーティングされるように金属層からなる、請求項9に記載のメモリ。
- 前記二つの下位アレイブロックの各々にある局所的な相互接続ラインの前記第二のグループは、局所的な相互接続ラインの該第二のグループのうちの多くの該相互接続ラインが、前記対応する二つのより低いレベル下位アレイブロックの各々の一部を通ってルーティングされるような金属層に基づく、請求項9に記載のメモリ。
- 各より低いレベル下位アレイブロックは、複数のメモリセルアレイブロックを含み、各メモリセルアレイブロックは、予め指定された数の行および列に沿って配列された複数のメモリセルを有し、
第一および第二の隣接したメモリセルアレイブロックは、該第一および第二の隣接したメモリセルアレイブロックの一つまたは両方にある該複数のメモリセルのうち選択されたメモリセルへ、または、選択されたメモリセルから選択的に転送するように構成されたデータ転送ブロックに結合された、請求項1に記載のメモリ。 - 各より低いレベル下位アレイブロックは、前記対応するメモリセルアレイブロックの上で延長する複数のデータラインをさらに含み、該データラインは、メモリアクセス動作において、データが、該データ伝達ブロックを介して該データラインと該第一および第二のメモリセルアレイブロックの一つまたは両方との間を転送されるように該データ転送ブロックに結合されている、請求項12に記載のメモリ。
- 前記データ転送ブロックは、
複数のセンス増幅器と、
前記第一および第二の隣接したメモリセルアレイブロックの一つまたは両方にある前記複数のメモリセルから選択されたメモリセルからのデータを該複数のセンス増幅器へ選択的に伝達するように構成された列マルチプレクサと
を含み、該複数のセンス増幅器は、該列マルチプレクサと該データラインとの間に結合された、請求項13に記載のメモリ。 - 各より低いレベル下位アレイブロックにあるどの二つの隣接したメモリセルアレイブロックも、鏡像の様態で構成される、請求項12に記載のメモリ。
- 各より低いレベル下位アレイブロックは、少なくとも一つの冗長なメモリセルアレイブロックを含む、請求項12に記載のメモリ。
- 前記少なくとも一つの冗長なメモリセルアレイブロックは、一つ以上の欠陥セルを有するより低いレベル下位アレイブロックのメモリセルアレイブロックが、該対応する冗長なメモリセルアレイブロックで置き換えられ得るように構成される、請求項16に記載のメモリ。
- 前記少なくとも一つの冗長なメモリセルアレイブロックは、より低いレベル下位アレイブロックのメモリセルアレイブロックにある欠陥の行および列が、前記対応する冗長なセルアレイブロックの行または列で置き換えられ得るように構成される、請求項16に記載のメモリ。
- 各前記より低いレベル下位アレイブロックにある前記メモリセルアレイブロックの少なくとも一つは、セルの一つ以上の冗長な行および/または列を含む、請求項12に記載のメモリ。
- 前記メモリセルアレイブロックの前記少なくとも一つにある前記セルの一つ以上の冗長な行および/または列は、より低いレベル下位アレイブロックの該メモリセルアレイブロックのうちいずれか一つにあるセルの欠陥の行または列が、該メモリセルアレイブロックの該対応する少なくとも一つの冗長な行または列で置き換えられ得るように構成される、請求項19に記載のメモリ。
- 前記より低いレベル下位アレイブロックの各々にある前記メモリセルアレイブロックの各々は、セルの一つ以上の冗長な行および/または列を含み、
各メモリセルアレイブロックにある該セルの一つ以上の冗長な行および/または列は、より低いレベル下位アレイブロックの第一のメモリセルアレイブロックにあるセルの欠陥の行または列が、該第一のメモリセルアレイブロックの冗長な行または列で置き換えられ得るように構成され得る、請求項12に記載のメモリ。 - 前記第一の相互接続ルーティングチャネル、または、前記第二の相互接続ルーティングチャネルの各々は、メモリセルの少なくとも一つの冗長なブロックを含み、
メモリセルの各冗長なブロックは、前記複数のメモリセルアレイブロックのいずれかにある一つ以上の欠陥のメモリセルが、メモリセルの該少なくとも一つの冗長なブロックにある一つ以上のメモリセルで置き換えられ得るように構成される、請求項12に記載のメモリ。 - 各より低いレベル下位アレイブロックは、予め指定された数の行および列に沿って配列された複数のメモリセルを含み、
各行に沿う各セルは、共に結合された一つ以上の端子を有して、セルの該対応する行に沿って延長するワードラインを形成し、
各列に沿う各セルは、セルの該対応する列に沿って延長する一つ以上のビットラインに結合された一つ以上の他の端子を有する、請求項1に記載のメモリ。 - 各より低いレベル下位アレイブロックは、前記複数のメモリセルから選択されたメモリセルと複数のデータラインとの間でデータを選択的に伝達するように構成されたデータ伝達ブロックを含む、請求項23に記載のメモリ。
- 各データ伝達ブロックは、前記対応するより低いレベル下位ブロックにある前記複数のメモリセルと前記複数のデータラインとの間に結合された複数のセンス増幅器を含み、該センス増幅器は、該複数のメモリセルのうち前記選択されたメモリセルから受信された信号を増幅し、そして、該データライン上の該増幅された信号を提供する、請求項24に記載のメモリ。
- 各データ伝送ブロックは、前記対応するより低いレベル下位ブロックにあるセルの前記複数の列を前記対応する複数のセンス増幅器に選択的に結合するように構成された列マルチプレクサをさらに含む、請求項25に記載のメモリ。
- 前記複数のメモリセルは、揮発性または不揮発性メモリセルである、請求項23に記載のメモリ。
- 前記少なくとも二つの下位アレイブロックは、実質的に互いに類似し、かつ、前記少なくとも二つのより低いレベル下位アレイブロックは、実質的に互いに類似している、請求項1に記載のメモリ。
- 前記入力情報は、前記半導体メモリにあるメモリ位置にアクセスするためのアドレスビット情報を含む、請求項1に記載のメモリ。
- 各より低いレベル下位アレイブロックは、局所的な相互接続ラインの前記第二のグループに並行して延長する第一のサイド、および、局所的な相互接続ラインの前記第一のグループに並行して延長する第二のサイドを有し、
各より低いレベル下位アレイブロックは、該第一のサイドに沿って復号化されたアドレス信号を受信し、かつ、該第二のサイドに沿ってデータを受信または送信するように結合された、請求項1に記載のメモリ。 - 前記二つの下位アレイブロックは、鏡像の様態で構築され、前記各下位アレイブロックにある二つのより低いレベル下位アレイブロックは、鏡像の様態で構築された、請求項1に記載のメモリ。
- メモリアクセス中に、前記少なくとも二つの下位アレイブロックから選択された下位アレイブロックにある前記少なくとも二つのより低いレベル下位アレイブロックから選択されたより低いレベル下位アレイブロックが、データを送信または受信するように構成された、請求項1に記載のメモリ。
- 局所的な相互接続ラインの各前記第一および第二のグループは、少なくともアドレス信号、復号化されたアドレス信号、および、データ信号を伝送するように構成された、請求項1に記載のメモリ。
- 前記二つの下位アレイブロックの各々において局所的な相互接続ラインの前記第一のグループは、局所的な相互接続ラインの前記第二のグループより多くの相互接続ラインを含む、請求項1に記載のメモリ。
- 前記第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインよりも広い幅を有する、請求項1に記載のメモリ。
- 複数のメモリセルを有する半導体メモリであって、該メモリは、
第一の相互接続ルーティングチャネルによって分離された少なくとも二つの第一のより低いレベル(1LL)ブロックを有する第一のアレイブロックであって、局所的な相互接続ラインの第一のグループが、該第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長し、該少なくとも二つの1LLブロックの各々が、第二の相互接続ルーティングチャネルによって分離された少なくとも二つの第二のより低いレベル(2LL)ブロックを含み、局所的な相互接続ラインの第二のグループが、該第二の相互接続ルーティングチャネルを通って局所的な相互接続ラインの該第一のグループに直交して延長し、該少なくとも二つの2LLブロックの各々が、第三の相互接続ルーティングチャネルによって分離された少なくとも2つの第三のより低いレベル(3LL)ブロックを含み、局所的な相互接続ラインの第三のグループが、該第三の相互接続ルーティングチャネルを通って、局所的な相互接続ラインの該第二のグループに直交して延長する、第一のアレイブロックを含み、
局所的な相互接続ラインの該第一のグループは、該複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの該第二のグループは、該入力情報の下位集合S1を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの該第三のグループは、該入力情報の該下位集合S1の下位集合S2を伝送するように構成された、半導体メモリ。 - 第一のより高いレベルアレイブロックをさらに含み、該第一のより高いレベルアレイブロックは、
少なくとも第二のアレイブロックおよび前記第一のアレイブロックであって、該第二のアレイブロックは、実質的に該第一のアレイブロックに類似する、少なくとも第二のアレイブロックおよび該第一のアレイブロックと、
該第一のアレイブロックと該第二のアレイブロックとの間の第四の相互接続ルーティングチャネルと、
局所的な相互接続ラインの前記第三のグループに直交する前記第四の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する局所的な相互接続ラインの第四のグループであって、前記入力情報の下位集合を伝送するように構成される、局所的な相互接続ラインの第四のグループと
を含む、請求項36に記載のメモリ。 - 前記第一の相互接続ルーティングチャネルは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルより長い距離を延長し、該第二の相互接続ルーティングチャネルは、前記第三の相互接続ルーティングチャネルより長い距離を延長する、請求項36に記載のメモリ。
- 前記少なくとも二つの3LLブロックの各々は、複数のメモリセルアレイブロックを含み、
各メモリセルアレイブロックは、予め指定された行および列の数に沿って配列された複数のメモリセルを有し、
該少なくとも二つの3LLブロックの各々にある第一および第二の隣接メモリセルアレイブロックは、該第一および第二の隣接したメモリセルアレイブロックの一つまたは両方にある該複数のメモリセルから選択されたメモリセルへまたは選択されたメモリセルからデータを選択的に伝達するように構成されたデータ伝達ブロックに結合される、請求項36に記載のメモリ。 - 前記少なくとも二つの3LLブロックの各々は、前記対応する複数のメモリセルアレイブロックの上で延長する複数のデータラインをさらに含み、
該少なくとも二つの3LLブロックの各々にある該複数のデータラインは、メモリアクセス動作中に、データが該データ伝達ブロックを介して該データラインと該第一および該第二のメモリセルアレイブロックの一つまたは両方の間を伝達されるように該対応するデータ伝達ブロックに結合される、請求項39に記載のメモリ。 - 各データ伝達ブロックは、
複数のセンス増幅器と、
前記第一のメモリセルアレイブロックおよび前記第二のメモリセルアレイブロックのうち一つまたは両方にある前記複数のメモリセルのうち選択されたメモリセルからのデータを選択的に伝達するように構成された列マルチプレクサとを含み、
該複数のセンス増幅器は、該列マルチプレクサと該データラインとの間に結合される、請求項40に記載のメモリ。 - 前記少なくとも二つの3LLブロックの各々にあるどの二つ隣接したメモリセルアレイブロックも、それぞれ鏡像の様態で構築される、請求項39に記載のメモリ。
- 前記少なくとも二つの1LLブロックの一つを選択するために十分なアドレスビットを決定するように構成された第一の復号化回路と、
該少なくとも二つの1LLブロックのうち前記選択された一つにある前記少なくとも二つの2LLブロックのうち一つを選択するために十分な、該アドレスビットに残存する下位集合SS1を決定するように構成された第二の復号化回路と、
該少なくとも二つの2LLブロックのうちの該選択された一つにある該少なくとも二つの3LLブロックのうちの一つを選択するために十分な、該アドレスビットに前記残存する下位集合SS1のうち残存する下位集合SS2を決定するように構成された第三の復号化回路と
をさらに含む、請求項36に記載のメモリ。 - 局所的な相互接続ラインの前記第一のグループは、少なくとも前記アドレスビットを伝送するように構成され、
局所的な相互接続ラインの前記第二のグループは、該アドレスビットの少なくとも前記残存する下位集合SS1および前記第一の復号化回路によって提供された復号化信号を伝送するように構成され、
局所的な相互接続ラインの前記第三のグループは、該アドレスビットの少なくとも前記残存する下位集合SS2および前記第二の復号化回路によって提供された復号化信号を伝送するように構成される、請求項43に記載のメモリ。 - 前記複数のメモリセルは、揮発性、または、不揮発性メモリセルである、請求項36に記載のメモリ。
- 前記少なくとも二つの1LLブロックは、実質的に互いに類似し、
前記少なくとも二つの2LLブロックは、実質的に互いに類似し、
前記少なくとも二つの3LLブロックは、実質的に互いに類似する、請求項36に記載のメモリ。 - 前記少なくとも二つの3LLブロックの各々は、局所的な相互接続ラインの前記第三のグループに並行して延長する第一のサイド、および、局所的な相互接続ラインの前記第二のグループに並行して延長する第二のサイドを有し、
該少なくとも二つの3LLブロックの各々は、該第一のサイドに沿って復号化されたアドレス信号を受信するように、および、該第二のサイドに沿ってデータを受信し、かつ、送信するように結合された、請求項36に記載のメモリ。 - メモリアクセスにおいて、前記少なくとも二つの1LLブロックの各々からの前記少なくとも二つの2LLブロックのうち選択された一つにある前記少なくとも二つの3LLブロックのうち少なくとも一つは、データを同時に送信または受信するように選択される、請求項36に記載のメモリ。
- メモリアクセスにおいて、前記少なくとも二つの1LLブロックの各々から前記少なくとも二つの2LLのうち選択された一つにある前記少なくとも二つの3LLブロックのうち少なくとも一つは、データを同時に送信または受信するために選択される、請求項36に記載のメモリ。
- 前記第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインよりも広い幅を有し、
前記第二の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインは、前記第三の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインよりも広い幅を有する、請求項36に記載のメモリ。 - 複数のメモリセルを有する半導体メモリを形成する方法であって、
第一の相互接続ルーティングチャネルによって分離された少なくとも二つの第一のより低いレベル(1LL)ブロックを有する第一のアレイブロックを形成する工程であって、局所的な相互接続ラインの第一のグループが、該第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する、工程と、
該少なくとも二つの1LLブロックの各々にある少なくとも二つの第二のより低いレベル(2LL)ブロックを形成する工程であって、該二つの2LLブロックは、第二の相互接続ルーティングチャネルによって分離され、局所的な相互接続ラインの第二のグループが、該相互接続ルーティングチャネルを通って相互接続ラインの該第一のグループに直交して延長する、工程と、
該少なくとも二つの2LLブロックの各々にある少なくとも二つの第三のより低いレベル(3LL)ブロックを形成する工程であって、該二つの3LLブロックは、第三の相互接続ルーティングチャネルによって分離され、局所的な相互接続ラインの第三のグループが、該第三の相互接続ルーティングチャネルを通って相互接続ラインの該第二のグループに直交して延長する、工程とを包含し、
局所的な相互接続ラインの該第一のグループは、該複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの該第二のグループは、該入力情報の下位集合S1を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの該第三のグループは、該入力情報の該下位集合S1の下位集合S2を伝送するように構成される、半導体メモリを形成する方法。 - 第四の相互接続ルーティングチャネルによって分離された前記第一のアレイブロック、および、第二の実質的に類似したアレイブロックを少なくとも含む第一のより高いレベルアレイブロックを形成する工程であって、該局所的な相互接続ラインの第四のグループは、該第四の相互接続ルーティングチャネルを通って局所的な該相互接続ラインの第三のグループに直交して延長し、該局所的な相互接続ラインの第四のグループは、該入力情報の上位集合を伝送するように構成される、工程をさらに包含する、請求項51に記載の方法。
- 前記少なくとも二つの3LLブロックの各々にある複数のメモリセルアレイブロックを形成する工程であって、各メモリセルアレイブロックは、予め指定された数の行および列に沿って配列された複数のメモリセルを有する、工程と、
該少なくとも二つの3LLブロックの各々にある第一および第二の隣接したメモリセルアレイブロックを、該第一および該第二メモリセルアレイブロックの一つまたは両方にある該複数のメモリセルのうち選択されたメモリセルへまたは選択されたメモリセルからデータを選択的に伝達するように構成されたデータ伝達ブロックに結合する工程と
をさらに包含する、請求項51に記載の方法。 - 前記データ伝達ブロック中に複数のセンス増幅器を配置する工程と、
該データ伝達ブロックにある列マルチプレクサを配置する工程であって、該列マルチプレクサは、前記第一のおよび第二のメモリセルアレイブロックのうち一つまたは両方にある該複数のメモリセルのうち選択されたメモリセルへまたは選択されたメモリセルから選択的に伝達するように構成され、該複数のセンス増幅器は、該列マルチプレクサと該データラインとの間に結合された工程をさらに含む、請求項53に記載の方法。 - 前記第一の相互接続ルーティングチャネル中に第一の復号化回路を配置する工程であって、該第一の復号化回路は、前記少なくとも二つの1LLブロックの一つを選択するために十分なアドレスビットを決定するように構成された、工程と、
前記第二の相互接続ルーティングチャネル中に第二の復号化回路を配置する工程であって、該第二の復号化回路は、該少なくとも二つの1LLブロックのうち該選択された一つにある該少なくとも二つの2LLブロックの一つを選択するために十分な、該アドレスビットの残存する下位集合SS2を決定するように構成される、工程と、
前記第三の相互接続ルーティングチャネル中に第三の復号化回路を配置する工程であって、該第三の復号化回路は、該少なくとも二つの2LLブロックのうち該選択された2LLにある該少なくとも二つの3LLブロックのうち一つを選択するために十分な、該アドレスビットの該残存する下位集合SS1の残存する下位集合SS2を決定するように構成され、該少なくとも二つの3LLブロックのうち該選択された一つは、該アドレスビットに対応するメモリセルを含む、工程と
を包含する、請求項51に記載の方法。 - 前記少なくとも二つの1LLブロックは、実質的に互いに類似し、
前記少なくとも二つの2LLブロックは、実質的に互いに類似し、
前記少なくとも二つの3LLブロックは、実質的に互いに類似する、請求項51に記載の方法。 - 前記第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインより広い幅を有し、
第二の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインは、前記第三の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する予め指定された数の相互接続ラインより広い幅を有する、請求項51に記載の方法。 - 前記第一の相互接続ルーティングチャネルは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルより長い距離延長し、該第二の相互接続ルーティングチャネルは、前記第三の相互接続ルーティングチャネルより長い距離延長する、請求項51に記載の方法。
- 前記複数のメモリセルは、揮発性または不揮発性メモリセルである、請求項51に記載の方法。
- 半導体メモリを形成する方法であって、
複数のメモリセルアレイブロックを有する第一のアレイブロックを形成する工程であって、各メモリセルアレイブロックは、予め指定された数の行および列に沿って複数のメモリセルを有する、工程と、
第一のより高いレベル1(HL1)ブロックを形成する工程であって、該第一のHL1ブロックは、該第一のアレイブロックおよび第二のアレイブロックを少なくとも含み、該第一のおよび該第二のアレイブロックは、第一の相互接続ルーティングチャネルによって分離され、局所的な相互接続ラインの第一のグループが、該第一の相互接続ルーティングチャネルを通って延長する、工程と、
第一のより高いレベル2(HL2)ブロックを形成する工程であって、該HL2ブロックは、該第一のHL1ブロックおよび第二のHL1ブロックを少なくとも含み、該第二のHL1ブロックは、実質的に該第一のHL1ブロックに類似し、該第一のおよび該第二のHL1ブロックは、第二の相互接続ルーティングチャネルによって分離され、局所的な相互接続ラインの第二のグループが該第二の相互接続ルーティングチャネルを通って局所的な相互接続ラインの該第一のグループに対して直交して延長する、工程と、
第一のより高いレベル3ブロックを形成する工程であって、該HL3ブロックは、該第一のHL2ブロックおよび第二のHL2ブロックを少なくとも含み、該第二のHL2ブロックは、実質的に該第一のHL2ブロックに類似し、該第一のおよび該第二のHL2ブロックは、第三の相互接続ルーティングチャネルによって分離され、局所的な相互接続ラインの第三のグループが、該相互接続ルーティングチャネルを通って局所的な相互接続ラインの該第二のグループに直交して延長する、工程とを包含し、局所的な相互接続ラインの該第三のグループは、該複数のメモリセルの一つ以上にアクセスするための入力情報を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの該第二のグループは、該入力情報の下位集合S1を伝送するように構成され、局所的な相互接続ラインの該第一のグループは、該入力情報の該下位集合S1の下位集合S2を伝送するように構成される、半導体メモリを形成する方法。 - 前記第三の相互接続ルーティングチャネルは、前記第二の相互接続ルーティングチャネルよりも長い距離延長し、該第二の相互接続ルーティングチャネルは、前記第一のルーティングチャネルよりも長い距離延長している、請求項60に記載の方法。
- 第一のおよび第二のHL1ブロックのそれぞれにある第一のおよび第二の隣接メモリセルアレイブロックは、該第一のおよび第二の隣接メモリセルアレイブロックのうち一つまたは両方にある前記複数のメモリセルのうち選択されたメモリセルへまたは選択されたメモリセルから選択的に伝達するように構成されたデータ伝達ブロックに結合される、請求項60に記載の方法。
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