JP2004501570A - Cpfsk信号の線形近似を利用したcpfsk変調信号用復調器 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
多数のデジタル変調方法が知られており、それらの方法では、振幅切り替え変調(ASK:振幅シフトキーイング)、周波数偏移変調(FSK:周波数シフトキーイング)方法、または位相変位変調(PSK:位相シフトキーイング)、ならびに、これらを組み合わせた方式が基本となっている。デジタル通信システムにおいては、周波数節約の理由から、連続相を有するいわゆるCPM変調方法(CPM:連続位相変調)が頻繁に用いられる。連続相を有するFSKは、CPFSK(連続相FSK)とも呼ばれる。その一例は、汎欧州GMS(汎欧州デジタルセルラーシステム)移動式無線規格において使用されているガウスの最小シフトキーイング(GMSK)である。
【0002】
CPFSK信号の復調のために、コヒーレントな、またはインコヒーレントな方法が使用される。インコヒーレントな復調は、アナログFM復調器を用いて行われるか、あるいは差分復調器(differentiellen Demodulator)によってデジタル的に行われる。不利な点は、インコヒーレントな復調の場合、3dBの領域に比較的高い損失が生じることである。さらに、記号間干渉(ISI)を考慮できないため、電力降下が生じる。
【0003】
本来は非線形であるCPFSK変調を、ほぼ線形変調として説明する。この特性に基づく線形近似は、文献「振幅変調パルス(AMP)の重ね合わせによるデジタル位相変調の正確かつ近似の構成」(”Exact and Approximate Construction of Digital Phase Modulations by Superposition of Amplitude Modulated Pulses(AMP)” 著Pierre A. Laurent, IEEE Trans. Commun., COM−34巻(1986年), 150−160頁)に記載されている。このCPFSK変調信号の特性により、コヒーレントな復調が可能となる。
【0004】
最も近い従来技術を記載した”Nachrichtenuebertragung”「情報伝送」という本( 著K.D.Kammeyer, B.G.Teubner 出版, Stuttgart 1996年, 12.1.5章, 422,423頁)には、0.5または0.5の倍数である変調指数ηを有するCPFSK信号用のコヒーレントな復調器が記載されている。受信信号の同相分岐および直角位相分岐(Inphasal− und Quadraturzweige)は、(これら分岐間の位相が90°ずれているため)交互にサンプルされ、得られたサンプル値は、送信側で使用される入力データ記号用の(線形近似に基づく)CPFSK代用記号についての対応する複素数値の表示と比較される。とり得る入力データ記号のうち、複素数値の代用記号が2つの測定されたサンプル値(実数および虚数部)に最も近づくような入力データ記号が、実際に送信される入力データ記号として決められる。
【0005】
このCPFSK信号用のコヒーレントな復調方法は、有理数の変調指標η=M/N(ただし、MとNとは整数である)に普遍化される。有理数の変調指標の場合、有限数の代用記号の状態が常に存在する。その結果、復調は、更に引き続き、サンプル値を代用記号の有限の変調アルファベットと比較することのみによって行うことができる。
【0006】
変調指数ηが無理数である場合には、代用記号の有限の変調アルファベットはもはや存在しない。この結果、コヒーレントなCPFSK復調に用いられる従来の方法は、これらの場合にはもはや使用できない。
【0007】
本発明の課題は、CPFSK受信信号の復調方法および装置を提供する(schaffen)ことである。本方法および本装置は、良好な受信を実現し、特に、変調指標が有理数でない場合にも、CPFSK受信信号の復調を可能にする。
【0008】
上記課題(Aufgabestellung)の解決策として、独立請求項の特徴が備えられている。
【0009】
本発明では、復調(すなわち、CPFSK変調に基づくn番目の入力データ記号の決定)は、CPFSKの線形近似で生じるn−1番目の代用記号の推定に基づいている。従って、復調は、常に、受信器において推定された代用記号を基本に行われる。つまり、既知である受信器での確定した変調アルファベットは不要であり、その代わりに、受信器は、送信器の状態を推定により「追求する」。
【0010】
チャンネル等化しない復調の場合には、n番目の入力データ記号dnは、n−1番目の時間工程(Zeitschritt)で推定された代用記号a’n−1の位相角に関連した、現在得られるn番目の複素数値のサンプル記号ynの位相角に基づいて簡単に決定される。
【0011】
他の方法では、n番目の入力データ記号dnを決定するために、等化器、特にビタビ型等化器が使用される。この場合、有益な方法処置(Verfahrensmassnahme)は、等化が、トレリス状態図表に基づいていることを特徴としている。トレリス状態図表では、時間工程nのときのi番目のチャネル状態は、L組のZi n=(zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) n)によって示されている。ただし、変数zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) nは、入力データ記号dnのとり得る値とそれぞれ考えることができる(Lは、チャンネルメモリを示す)。
【0012】
以下に、図を参照しながら、本発明を、実施例とその実施例の変形例とを用いて、以下に説明する。
【0013】
図1は、デジタル伝送システムの基本的な構成を説明するためのブロック図である。
【0014】
図2は、従来技術の双方向CPFSK変調器の操作方法を説明するためのブロック図である。
【0015】
図3aは、従来技術のコヒーレントなCPFSK復調器の構造を説明するためのブロック図である。
【0016】
図3bは、本発明の実施例のコヒーレントなCPFSK復調器の構造を説明するためのブロック図である。
【0017】
図4aは、変調指数η=0.5を有するCPFSKの場合における、とり得る代用記号のベクトル表示または信号範囲表示を示す図である。
【0018】
図4bは、無理数の変調指数ηを有するCPFSKの場合における、とり得る代用記号のベクトル表示または信号範囲表示を示す図である。
【0019】
図5は、図3bに示す実施例の変形例に基づいた適応可能な等化器のブロック図である。
【0020】
図6は、ビタビ型等化器を説明するのためのトレリス図表の一部を示す図である。
【0021】
図1は、例えば移動式無線に使用される、よく知られたデジタル伝送システムの基本設計を示す図である。
【0022】
送信装置SEは、(例えば、マイクロフォンが生成する)アナログソース信号(Quellensignal)Qを受信し、この信号を、符号器CODへと送る。符号器CODは、ソース信号Qをデジタル化するためのアナログ/デジタル変換器を(図示しない仕方で)備え、更に、ソース記号化器、チャネル記号化器、インターリーバーおよびブロック構成器(Blockbildner)を備えていてもよい。これらは、デジタル化されたソース信号Qを、適切な方法で圧縮し、エラー保護記号化し、インターリーブし、そして、データブロックに分割する。
【0023】
符号器CODは、デジタルデータ信号を出力する。このデジタルデータ信号は、例えば、値{−1,1}の範囲(Wertevorrat)を基にした、データ記号d0, d1, ・・・の記号列{dn}から構成される。記号列{dn}は、変調器装置MODへと送られる。この変調器装置MODは、記号列{dn}の作用に応じて、無線周波数キャリアを変調する。この際生成される、変調された、時間に応じた実数送信信号s(t)は、伝送チャンネルへと入力される。つまり、この送信信号s(t)は、例えば、送信アンテナSAを介して無線信号として放射される。
【0024】
データ記号d0, d1, ・・・を、以下では、(変調器装置用の)入力データ記号として示す。
【0025】
送信信号s(t)を、伝送チャネルを介して伝送する際に、信号の歪みと信号の乱れとが生じる。これらはどちらも伝送チャンネルの特質(Art)によって決まる。
【0026】
伝送チャンネルの歪み影響を、チャンネルインパルス応答h(τ,t)によって示す。歪められた信号に重なり合っている、付加的な妨害部分を、関数n(t)によって示す。従って、受信器EMにおいて受信される時間の連続的な(zeitkontinuierliches)受信信号z(t)は、
【0027】
【数2】
【0028】
によって算出される。受信器EMは、伝送チャンネルの出力部に存在する(場合によっては、歪められ妨害された)実数の受信信号z(t)を、例えば、受信アンテナEAを介して受信する。受信信号z(t)は、復調器DMODへと送られる。この復調器DMODは、受信信号z(t)を復調する。記号列{d’n}は、復調器DMODの出力部で生成される。この記号化列の要素d’nは、対応する入力データ記号dnの推定値である。
【0029】
CPFSK変調を説明するために、図2では、従来のCPFSK変調器装置MODの構造を示すために、ブロック図を用いている。この際、図2における実数値の変数を識別すために、一重の矢印が用いられ、また、複素数値の変数を識別するために、二重の矢印が用いられている。
【0030】
CPFSK変調器MODは、信号経路中に、フィルターF、位相蓄積器P、複素数の包絡線(Einhuellende)e(t)を生成するための装置KE、混合段MIおよび流入してくる信号の実数部分を構成するための装置Reを備えている。最後に述べた装置Reの出力部には、(実数の)変調された信号s(t)が準備されている。
【0031】
フィルターFは、実数のインパルス応答g(t)を有しているものとする。インパルス応答g(t)を、以下において、ベース帯域インパルスと称する。インパルス形状およびベース帯域インパルスg(t)の(時間的な)長さにより、CPFSKの変調の型(Modulationsart)が決められる。
【0032】
知られているように、様々なインパルス形状、例えば、方形波インパルス(Rechteckimpulse)、cos2インパルスまたはガウスインパルスを使用することができる。
【0033】
ベース帯域インパルスg(t)のインパルス長さ(つまり、ベース帯域インパルスg(t)が、ゼロ以外の値を備えている時間の長さ)TKは、K=1,2,3,・・・の記号時間帯Tにわたる。K=1の場合、全応答変調の型が用いられている。ベース帯域パルスg(t)が、複数の記号時間帯(つまり、K=2,3, ・・・)にわたる場合、いわゆる部分応答変調の型が生成される。
【0034】
フィルターFの出力部に生じる、実数のパルス振幅変調された周波数信号f(t)は、t>0のとき、入力データ記号列{dn}の記号dnによって重み付けされたg(t)の時間をずらした(zeitverschobener)変化形の線形重ね合せとなる。
【0035】
【数3】
【0036】
位相蓄積器Pでは、位相信号Φ(t)を形成するために、パルス振幅変調された周波数信号f(t)が統合される。装置KEでは、複素数の包絡線e(t)を生成するために、これは、等式
【0037】
【数4】
【0038】
を用いて、位相信号Φ(t)から計算される。この際、jは、虚数のユニット、Φ0は、積分定数を示す。従って、複素数の包絡線e(t)が
【0039】
【数5】
【0040】
となる。この際、ΔFは、変調の際に用いられる周波数シフト(Frequenzhub)を示す。変調指数ηは、通常、η=2ΔFTで定義される。
【0041】
従って、複素数の包絡線e(t)は、混合段MIにおいて、無線周波数搬送波、および周波数f0によって多重化される。増幅混合された(heraufgemischten)信号の実数部分(Re)は、変調された送信信号s(t)である。
【0042】
既述のP.A.Laurentの文献によると、最初の非線形のCPFSK変調は、
【0043】
【数6】
【0044】
の形で、入力データ記号dnの代わりに代用記号anを使用する線形変調として、おおよそ表すことができる。
【0045】
いわゆる基本インパルスC0(t)と、ベース帯域インパルスg(t)との間には、知られた関数関係がある。この関数関係により、対応する基本インパルスC0(t)が、所定のCPFSK変調の型(つまり、所定のベース帯域インパルスg(t))を決定できる。これに関しては、既述のP.A.Laurentの文献が参照されうる。
【0046】
代用記号anと入力データ記号dnとの間には、以下の関係
【0047】
【数7】
【0048】
がある。従って、各代用記号は、結果として、蓄積された入力データ記号から算出される。
【0049】
等式(6)は、変調指数ηが有理数の場合にのみ、有限数の代用記号が存在することを示す。等式(6)から、更に以下の関係
an=an−1exp{jπηdn} (7)
が得られる。
【0050】
図4aは、変調指数η=0.5を有するCPFSKの場合に、とり得る代用記号anのベクトル表示または信号範囲表示を示す。x軸上に実数部分が、y軸上に虚数部分が示されている。η=0.5の場合における4つの状態の存在、つまりdn=1または−1の場合の代用記号an(初期位相が0の場合)は、4つの値1,j,−1,−jのみと考えられることが明らかに分かる。anのこれら4つの値は、変調アルファベットと称される。
【0051】
例えば、an−1=1であるとする。入力データ記号dn=1によって、破線の矢印で示すように、an=jへの状態遷移がなされる。
【0052】
以下に、メモリを有さず、かつ、付加的なノイズのない伝送チャンネル用の、周知のCPFSK信号の復調を説明する。復調器は、受信信号z(t)から入力データ記号列{dn}を決定することを目的としている。従来技術に基づき、この目的に適した復調器DMOD′を図3aに示す。複素数値の変数は、同じく二重の矢印によって示す。
【0053】
復調器DMOD′は、混合段MIを備えている。この混合段MIは、周波数f0で作動しており、ベース帯域へと受信信号z(t)を減衰混合(Heruntermischen)するために使用される。しかし、適切に選択された中間周波数を用いて、受信信号z(t)を帯域パス領域(Bandpassbereich)において処理することも可能である。
【0054】
帯域幅を制限するために、ローパスフィルターTFが使用される。フィルタリング処理(Filterung)の後、アナログデジタル変換器ADCを用いて、減衰混合され、かつ、フィルタリングされた受信信号z(t)のサンプリングが行われる。サンプリング処理は、少なくとも記号クロック速度1/Tで行われる。
【0055】
複素数値のサンプル値ynから構成される列{yn}が、ADCの出力部で生じる。
【0056】
複素数値のサンプル値の列{yn}は、決断器(Entscheider)ENT’へ送られる。決断器ENT’は、複素数値のサンプル値1nおよび決断器ENT’に識別される有限の変調アルファベットから、推定された入力データ記号列{d’n}
を決定する。
【0057】
ローパスフィルターTFに、基本インパルスC0(t)に対応する照合フィルターインパルス応答が備えられている場合、複素数値のサンプル値ynの復調は、サンプル値ynと変調アルファベットとを比較することにより簡単に行われる。図4aで説明されるように、4要素の変調アルファベットの場合に必要なことは、ynの実数および虚数部分の数学の記号を決定することである。この際に得られ、a’nによって示されるanの受信側での決定、および、先行する時間工程において得られ、a’n−1によって示されるan−1の決定により、等式(7)に示した関係から、入力データ記号dnの推定、すなわちd’nのための推定が直接的に行われる。
【0058】
図3bは、本発明の復調器DMODの実施例をブロック図の形状で示したものである。比較可能な部分は、図3aに示すのと同じ参照記号で示す。
【0059】
この場合も、復調器DMODは、決断器ENTを備え、複素数値のサンプル値の列{yn}は、この決断器ENTへと送られる。更に、代用記号推定装置ESEが備えられている。この代用記号推定装置ESEは、n番目の入力データ記号dnを決定するために、n−1番目の代用記号an−1の推定a’n−1を決断器ENTへ供給する。
【0060】
本発明の決断器ENTが実施される形態は、該当する伝送チャンネルの特質に基づいている。まず第1に、歪みと乱れの少ない伝送チャンネルが考えられる。このようなチャンネルでは、等化をせずに復調を行うことができる。
【0061】
決断器ENTでのd’nの決定は、以下の関係に基づいている。
【0062】
【数8】
【0063】
この場合、arg(・)は、括弧書き(Klammerausdruck)で示す複素数の偏角を弧度で示す。本発明に基づいてd’nを決定する場合に、決定は、先行する時間工程のときに推定された代用記号a’n−1の位相角に関連した現在のサンプル記号ynの位相角に基づいて行われる。
【0064】
d’nに関して行われた決定は、次の工程において、代用記号anの状態を推定するために使用される。最も簡単な場合として、これは、以下の関係を利用してなされる。
a’n=a’n−1exp{jπηd’n} (9)
従って、推定された代用記号a’nは、等式(8)に基づく次の時間工程のための入力データ記号d’n+1を決定するための基礎として用いられる。
【0065】
本発明の方法では、任意の変調指標に対してCPFSK変調信号のコヒーレントな復調が可能である。この実情を図4bを参照して説明する。
【0066】
図4bは、図4aと同様に、CPFSKの代用記号のベクトル表示または信号範囲表示を示しているが、無理数の変調指数ηを基礎としたものである。変調指数ηが無理数であるので、an用に、限りなく多数の値(状態)、すなわち、無限大の変調アルファベットが存在する。dn=1によって生じる状態遷移によって生成される、最初の13個の代用記号a1,a2, ・・・,a13を、図4bに示す。
【0067】
従来の方法の場合とは異なり、復調は、サンプル記号と所定の変調アルファベットとの比較に基づいてではなく、サンプル記号と予め推定された(所定ではない)変調状態との間の相対的な位相各の決定に基づいて行われるので、等式(8)における場合の区別に関連した決定、すなわちCPFSK信号の復調が可能である。
【0068】
時間工程nにおいて、CPFSK信号の復調のために推定された変調状態a’n−1を用いるため、本発明の方法は、「送信器状態追跡方法」(「トランスミッター状態トラッキング」)と明からに称される。
【0069】
伝送チャンネル(例えは、移動式無線チャンネル)が時間で変化し、歪められ、乱されることを想定すると、決断器ENTは、適応できる等化器としても構成できる。決断器ENTの適切な構造を図5に示す。
【0070】
この場合、決断器ENTは、チャンネル推定器KSおよび等化器EZを備えている。等化器EZにも、チャンネル推定器KSにも、複素数値のサンプル記号ynが与えられている。
【0071】
基本的には、任意の等化器EZを使用することができる。以下に、本発明の原理をビタビ型等化器の例を用いて説明する。
【0072】
ビタビ等化の基礎となる、等価な時間別のモデルチャンネルのチャンネルメモリは、既に示したとおり、Lで示す。チャンネル推定器KSは、L+1回推定されたチャンネルインパルス応答h1、1=0, 1,・・・,Lの総数を連続して決定し続ける。サンプル値{yn}の列と、L+1回推定されたチャンネルインパルス応答h1と、代用記号推定装置ESEにより作成された推定値とによって、ビタビ型等化器EZは、データ記号列{d’n}を決定する。
【0073】
サンプル値ynは、
【0074】
【数9】
【0075】
を用いて、送信された代用記号列{an}を、L+1個のチャンネルインパルス応答h0, h1, .., hLに時間別に重畳させたものに、付加的な外乱n(t)を示すとともに、外乱記号nnからなる外乱記号列{nn}を加えたものとして示される。
【0076】
まず、CPFSK復調に用いるビタビ型等化器の従来の操作方法を短くまとめる。
【0077】
ビタビ型等化器は、MLSE(最尤シーケンス推定)連続推定器である。p+1要素(pは、正の整数である)によって構成され、推定される代用記号列{an}を考える。MLSEに基づき、予測上送信される列として、とり得るp+1要素の代用記号列{an}の代用記号列{a’n}が決定される。この代用記号列{a’n}の記号は、推定されたチャンネルインパルス応答h’0,h’1, .., h’Lによって重畳され、測定されたサンプル値ynの列に対して最も短いユークリッド距離を有している。探されるp+1要素の代用記号列{a’n}の条件は、
【0078】
【数10】
【0079】
である。ビタビアルゴリズム(VA)を用いて、状態方程式(11)が再帰的に解かれる。
【0080】
このため、時間別のモデルチャンネルは、有限の、クロックのとられた(getakteter)自動器として示される。CPFSK信号用の従来のVA復調処理における時間工程nのときの(受信器では知られていない)チャンネルの状態Anは、送信側に最後に入力されたL個の代用記号an−L, .., an−2,an−1の状態、および、蓄積された位相
【0081】
【数11】
【0082】
、つまりL+1組のAn=(φn−L−1;an−L,..,an−2,an−1)によって一義的に記述される。
【0083】
この実際のチャンネル状態Anは、受信器では当然知られていない。
【0084】
一般的に、チャンネル状態は、L+1組のZn=(φn−L−1;zL−1 n,..,z1 n,z0 n)によって示される。変数zL−1 n,..,z1 n,z0 nのそれぞれは、変調アルファベット(すなわち、従来技術の代用記号)の値と考えられる。
【0085】
送信された列{an}は、グラフ上に時間工程nにわたって示された、とり得るチャンネル状態Znによって、経路を決定する。このグラフをトレリス図表(または、単に「トレリス」)と称する。送信された列{an}の推定のために、VAは、トレリス図表による状態列{An}を決定する。列{An}によって決定されたトレリス図表を通る経路は、トレリス図表を通る「最も短い」経路としても示されている。
【0086】
図6は、M段のデータ信号と、有理数の変調指数(本図では、図4aに相当してM=4が選択されている)とを例に、2つの時間工程nおよびn+1用のトレリス図表の一部を示す。各円は、一つのとり得るチャンネル状態を示している。時間工程nのときのとり得るチャンネル状態は、Z1 n,Z2 n, ..,、一般にZi nによって示される。相当する表記が、時間工程n+1のときのとり得るチャンネル状態に用いられる。
【0087】
時間工程n+1のときの各状態は、時間工程nのときのM個の異なる先行の状態から始まるM回の遷移によって達成される。この際、決定され、指数qによって特徴付けられる、時間工程n+1のときの状態Zq n+1に繋がる、時間工程nのときのM個のとり得る先行状態が考えられる。図6では太字で示されている(すなわち、図6では、i1=1,i2=3,i3=4およびiM=i4=6)である。)時間工程nのときのこれらM個のとり得る先行状態Zi1 n,Zi2 n,...,ZiM nのために、この状態に繋がる最も短い経路Pi1,Pi2,Pi3もしくはPiMが、前の再帰(Rekursion)にて既に決定されている。問題は、経路が時間工程n+1において考えられる状態Zq n+1に続けられる場合、とり得る先行状態Zi1 n,Zi2 n,..,ZiM nに繋がるこれらM経路のどれが、この状態Zq n+1への最も短い経路を形成する経路であるかということである。
【0088】
この問題に答えるため、VAの場合、(とり得る先行状態Zi1 n,Zi2 n,...,ZiM nの1つと、考えられる目的状態Zq n+1との間の)考えられる遷移のそれぞれのために、メトリック増加(Metrikinkrement)I(Zi1 n,yn)、I(Zi2 n,yn)、...I(ZiM n,yn)が、
【0089】
【数12】
【0090】
i=i1、i2、・・・、1M、に基づいて計算される。ただし、既に行われた表示に基づき、M先行状態は、それぞれ、L+1組のZi n=(φ(i) n−L−1;zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) n),i=i1,i2,..,iMによって示される。
【0091】
再帰的な計算方法が理由で、時間工程nのときのM個のとり得る先行状態Zi1 n,Zi2 n,...,ZiM nのそれぞれに対する、最小のメトリックMe(Zi1 n),Me(Zi2 n),...,Me(ZiM n)が既に計算されている。とり得る先行状態に対する既知のM最小メトリックMe(Zi1 n),Me(Zi2 n),...,Me(ZiM n)と、それぞれの遷移に対して計算されたMメトリック上昇I(Zi n,yn)とを基礎に、時間工程nのための経路決定処理が行われる。この処理は、3つの工程を含んでいる。
【0092】
加算工程(「ADD」)では、mei(Zq n+1)によって示される、考えられる目的状態Zq n+1の最小メトリック用のM個の候補が、先行状態の1つの各最小メトリックと、対応するメトリック上昇との合計として、
mei(Zq n+1)=Me(Zi n)+I(Zi n,yn), i=i1、i2、・・・、1M (13)
によって計算される。
【0093】
比較工程(「COMPARE」)では、M個の計算されたメトリックmei(Zq n+1)のうち最も小さな値を有するメトリックが決定される。このメトリックは、考えられる状態の最小のメトリックMe(Zq n+1)になる。
【0094】
選択工程(「SELECT」)では、M個のとり得る先行状態Zi1 n,Zi2 n,...,ZiM nのうちから先行状態が選択される。この先行状態は、最小メトリックMe(Zq n+1)を備える状態Zq n+1への遷移の始点である。すなわち、mei(Zq n+1)=Me(q n+1)となる指数iが決定される。これにより、正しい先行状態が決定される。他の先行状態へと繋がる経路は、この際もはや追跡される必要はない。
【0095】
これら3つの工程は、ACS(加算−比較−選択)操作として知られている。そして、推定された入力データ記号d’nは、見出された経路に関する蓄積された位相を用いることによって計算される。
【0096】
CPFSK信号の復調の際におけるVAの周知の使用法は、本発明の際には修正される。なぜなら、非有理数の変調指数では、限りなく多くの状態が生じるので、トレリスを実現することもしくは実施することはできないためである。
【0097】
本発明によれば、送信された代用記号anでなく、時間工程nのときに入力データ記号dnが直接推定されるため、一方で、蓄積された位相が状態にもはや含まれていない場合においても、他方で、変調指数ηが有理数でないときでも、有限多数の状態のみが生じる場合においてもトレリスを示すことが可能である。存在するISIを基づいて最後のL個の入力データ記号のみが考慮されるように、状態が指定されている。さらに、一般的には、時間工程nのときのトレリスのi番目の状態は、L組のZi n=(zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) n)によって示され、その場合には、変数zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) nは、入力データ記号dnのとり得る値、つまり{1、−1}と考えられる。
【0098】
従って、受信器では知られていない、時間工程nのときの実際のチャンネル状態は、L組Dn=(dn−L,...,dn−2,dn−1)によって示される。
【0099】
以下にL=2である例を示す。
【0100】
r’(i) nによって示され、かつ、時間工程nのとき状態iであり、乱れていない再構成された信号は、等式(11)に基づいて、
【0101】
【数13】
【0102】
と決定される。ここで、乱れていない再構成された信号は、遷移メトリックを計算するために、(乱れている)受信信号ynとともに、等式(12)に基づいて使用される。
【0103】
【数14】
【0104】
遷移メトリックの計算の際に、推定され、追跡された送信状態a’(i) n−1が、a(i) n−1のために用いられる。推定処理は、同じく等式(9)を利用して、先に行われた変調工程、すなわち、
a’(i) n−1=a’(i) n−2exp{jπηd’n−1} (16)において得られた変調結果を基に行われる。
【0105】
従って、考えられる遷移に対するACS操作は、既述の方法によって実施できる。
【0106】
方程式(14)は、L=2を有するCPFSK信号の復調のための本発明に基づくVAを使用する場合に、蓄積された位相を考慮する必要はなく、2つの入力データ記号によって構成される状態dn、dn−1のうち1つだけを考慮する必要があるということを示している。
【0107】
上記で説明した2つの適用例(等化なしの場合、および、VA等化の場合のコヒーレントな受信)の他に、本発明の原理は、他の等化器、例えば、量子化された(quantisierter)フィードバックを伴う等化器、いわゆるDF(決定フィードバック)等化器にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、デジタル伝送システムの基本的な構成を説明するためのブロック図である。
【図2】
図2は、従来技術の双方向CPFSK変調器の操作方法を説明するためのブロック図である。
【図3a】
図3aは、従来技術のコヒーレントなCPFSK復調器の構造を説明するためのブロック図である。
【図3b】
図3bは、本発明の実施例のコヒーレントなCPFSK復調器の構造を説明するためのブロック図である。
【図4a】
図4aは、変調指数η=0.5を有するCPFSKの場合におけるとり得る代用記号のベクトル表示または信号範囲表示を示す説明図である。
【図4b】
図4bは、無理数の変調指数ηを有するCPFSKの場合におけるとり得代用記号のベクトル表示または信号範囲表示を示す説明図である。
【図5】
図5は、図3bに示す実施例の変形例に基づいた適応可能な等化器のブロック図である。
【図6】
図6は、ビタビ型等化器を説明するのためのトレリス図表の一部を示す説明図である。
Claims (10)
- CPFSK変調に基づくn番目の入力データ記号(dn)の決定が、CPFSKの線形近似で生じるn−1番目の代用記号(an−1)に基づいて行われ、n−1番目の代用記号(an−1)の推定が、事前に決定されたn−1番目の入力データ記号(d’n−1)に応じて行われることを特徴とするCPFSK変調された信号の復調方法。
- 上記n−1番目の代用記号の決定が、等式a’n−1=a’n−2exp{jπηd’n−1}によって行われ、a’n−1およびa’n−2は、n−1番目およびn−2番目の代用記号の推定結果であり、d’n−1は、決定されたn−1番目の入力データ記号であり、ηは、変調指数を示していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 上記n番目の入力データ記号dnの決定が、n−1番目の時間工程のときに推定される代用記号a’n−1の位相角に関連した、実際に得られるn番目の複素数値のサンプル記号ynの位相角に基づいて行われることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 上記n番目の入力データ記号dnを決定するために、等化器、特にビタビ型等化器が使用されることを特徴とする上記請求項のいずれかに記載の方法。
- 上記等化が、時間工程nのときのi番目のチャンネル状態を、L組のZi n=(zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) n)によって示しているトレリス状態図表に基づいており、変数zL−1,(i) n,..,z1,(i) n,z0,(i) nが、それぞれに、入力データ記号dnのとり得る値と考えられ、Lがチャンネルメモリを示していることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- CPFSK変調に基づくn番目の入力データ記号(dn)の決定用の入力データ記号決定装置(ENT)を備えている、CPFSK変調された信号の復調装置であって、
変調装置(DMOD)が、CPFSKの線形近似で生じるn−1番目の代用記号(an−1)の推定を、事前に決定されたn−1番目の入力データ記号(d’n−1)に応じて行なう代用記号推定装置(ESE)を備え、
n番目の入力データ記号(dn)を決定するために、入力データ記号決定装置(ENT)が、推定されたn−1番目の代用記号(a’n−1)を利用することを特徴とする装置。 - 上記代用記号推定装置(ESE)が、n−1番目の代用記号(an−1)の推定を等式a’n−1=a’n−2exp{jπηd’n−1}によって行い、a’n−1もしくはa’n−2は、n−1番目もしくはn−2番目の代用記号の推定結果であり、d’n−1は、決定されたn−1番目の入力データ記号であり、ηは、変調指数を示していることを特徴とする請求項7に記載の装置。
- 上記入力データ記号決定装置(ENT)が、n−1番目の時間工程のときに推定される代用記号a’n−1の位相角に関連した、実際に得られるn番目の複素数値のサンプル記号ynの位相角に基づいて、n番目の入力データ記号dnを決定することを特徴とする請求項7または8に記載の装置。
- 上記入力データ記号決定装置(ENT)が、等化器、特にビタビ型等化器であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の装置。
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