JP2004501117A - ガスパージ支援によるアンヒドロ糖アルコールの製造方法 - Google Patents
ガスパージ支援によるアンヒドロ糖アルコールの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004501117A JP2004501117A JP2002500879A JP2002500879A JP2004501117A JP 2004501117 A JP2004501117 A JP 2004501117A JP 2002500879 A JP2002500879 A JP 2002500879A JP 2002500879 A JP2002500879 A JP 2002500879A JP 2004501117 A JP2004501117 A JP 2004501117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zeolite
- dehydration catalyst
- reaction
- inert gas
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D493/00—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
- C07D493/02—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D493/04—Ortho-condensed systems
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
Description
発明の分野
本発明は、脱水触媒の存在下で且つ不活性ガススパージの支援で糖アルコール(アルジトール)を脱水することによりアンヒドロ−およびジアンヒドロ−ヘキシトール、ペンチトール、およびテトリトールを製造する方法に関する。
【0002】
発明の技術的背景
アンヒドロ糖アルコール、特に、マンニトール、イジトール、およびソルビトールの誘導体は、それらの治療的使用および食品での使用が知られている。これらのうち少なくとも1つ、すなわち、イソソルバイド(1,4:3,6−ジアンヒドロソルビトール)は、ポリマーおよびコポリマー、特に、ポリエステルポリマーおよびコポリマーの製造に有用なモノマーである。イソソルバイドは、ソルビトールの誘導体であり、種々の天然資源から誘導することができる。ソルビトールは、ポリマー製造用の再生可能な天然資源であると考えられる。
【0003】
アンヒドロ糖アルコールは、種々の脱水触媒、典型的には強酸の作用で対応する糖アルコール(またはモノアンヒドロ糖アルコール)を脱水することにより生成されることが知られている。これらの触媒の例としては、スルホン化ポリスチレン(H+形)(ドイツ特許DE3041673C2号;カナダ特許公開CA1178288A1号);ならびに種々の鉱酸、たとえば、HCl(米国特許第4,169,152号;ドイツ特許公開DE3233086A1号)、H3PO4(東ドイツ特許公開DD132266号;Can.J.Chem.,52(19)3362−72(1974))、HF(国際特許公開WO89/00162A号;Carbohydr.Res.205(1990)191−202)およびH2SO4(ドイツ特許公開DE3521809A1号およびDE3229412A1号)が挙げられる。
【0004】
これらの方法は、しばしば溶媒の存在下で行われる。溶媒としては、水(CA1178288A1号;欧州特許公開EP0052295B1号)およびトルエンやキシレンのような有機溶媒(Przem.Chem.48(11)665−8(1969))が知られている。
【0005】
酸脱水によりジアンヒドロ糖アルコールを製造するためのバッチ法については、多数の特許および論文、たとえば、米国特許第3,454,603号;同第4,564,692号;および同第4,506,086号;カナダ特許第1178288号;ならびに論文J.Am.Chem.Soc.,68(5)pp.939−941(1946);J.Chem.Soc.,pp.433−436(1947);Przem.Chem.48(11)pp.665−668(1969);およびPr.Nauk.Inst.Technol.Org.Tworzyw Sztucznych Politech.Wroclaw.No3.,p.3−14(1971)に記載されている。
【0006】
特に、ジアンヒドロ糖アルコールであるイソソルバイドを形成するためのバッチ法については、酸触媒による脱水−環化において、ソルビトールからソルビタン(1,4−モノアンヒドロソルビトール)への分子内脱水と、ソルビタンからイソソルバイド(1,4:3,6−ジアンヒドロソルビトール)へのさらなる反応とを含む2工程法として文献に記載されている。この方法では、ソルビトールの水溶液がバッチ反応器に仕込まれる。水を除去するために真空(35mmHg)下で温度を130℃〜135℃まで上昇させる。ソルビトール溶融体が水を含まないときに、触媒、通常、硫酸を添加して、温度および真空のレベルを保持する。反応の操作可能な温度範囲は非常に狭い。温度が高くなると最終生成物の分解および炭化が起こり、一方、温度が低くなると反応水の除去が困難になるため反応速度が抑制される。この反応ではイソソルバイドとより高分子量の副生物とが生成される。副生物は、おそらく部分的には2個以上のソルビトール分子間の水脱離により生成されるが、その正確な性質は明らかにされていない。Starch/Starke(1986),38(c),26−30およびRoland Beck,Pharm.Mfg Inc.(1996),97−100を参照されたい。他のモノアンヒドロ副生物(2,5−アンヒドロ−L−イジトールおよび2,5−アンヒドロ−D−マンニトール)もいくつかの反応条件下で生成することが知られている。(Acta.Chem.Scand.B35,441−449(1981))。
【0007】
国際特許出願WO00/14081号には、少なくとも1種の糖アルコールまたはモノアンヒドロ糖アルコールを反応容器に導入する工程と;酸触媒および有機溶媒の存在下で糖アルコールまたはモノアンヒドロ糖アルコールを脱水して少なくとも部分的に有機溶媒に可溶である反応生成物を形成する工程と;反応容器から水を除去する工程と;溶解された反応生成物を含む有機溶媒を反応容器から取り出す工程と;取り出された有機溶媒から反応生成物を分離する工程と;有機溶媒を反応容器中に再循環させる工程と含む、アンヒドロ糖アルコール、特にイソソルバイドの連続的製造法が記載されている。
【0008】
本発明の目的は、酸触媒による糖アルコールの脱水によってアンヒドロ糖アルコール、特にイソソルバイドを製造するための改良された方法であって、真空を用いない大規模な経済的製造を容易にする上記方法を提供することである。本発明の顕著な特徴の1つは、反応混合物から水を除去する不活性ガスパージの使用により反応速度を高めることである。
【0009】
発明の概要
a)少なくとも1種の糖アルコールまたはモノアンヒドロ糖アルコールと、場合により水と、場合により脱水触媒の仕込物を、単一の容器に導入する工程と、
b)該仕込物を高められた温度で不活性ガスの流れに接触させて、存在するいかなる水の大部分を除去し、脱水されたプロセス仕込物を生成せしめる工程と、
c)該脱水されたプロセス仕込物を、形成される反応水が除去されるように不活性ガスの流れの存在下において高められた温度で脱水触媒に接触させる工程とを含むジアンヒドロ糖アルコールの製造方法が開示されている。。
【0010】
該方法を実施するための装置が開示されている。この装置は、プロセス条件下で窒素をソルビトールに通して流動させることのできる管を収容した容器を備えている。窒素の流れにより搬送される揮発したイソソルバイドを捕捉するために、トラップが設けられている。
【0011】
発明の詳細な説明
本開示には、アンヒドロおよびジアンヒドロ糖アルコールの製造方法、最も好ましくはイソソルバイド(1,4:3,6−ジアンヒドロソルビトール)の製造方法が記載されている。
【0012】
この方法は、アンヒドロ−およびジアンヒドロ−糖アルコールの製造を目的とするものであり、一般的には、少なくとも1種の糖アルコールまたはモノアンヒドロ糖アルコールを通常は水溶液の形態で不活性ガスの流れの存在下で反応容器に導入する工程と;蒸発により該水溶液からほとんどの水を除去する工程と;触媒の存在下で糖アルコールまたはモノアンヒドロ糖アルコールを脱水してアンヒドロ−またはジアンヒドロ−糖アルコールと水とを含む反応生成物を形成する工程と;不活性ガスの流れの存在下で蒸発により該反応生成物から反応水を除去する工程と;次いで後続の使用または精製のために反応器から反応生成物を取り出す工程とを含む。
【0013】
場合により、この方法は、追加の精製工程をさらに含んでいてもよい。
【0014】
典型的な糖アルコール、特に、テトリトール、ペンチトールおよびヘキシトールは、この方法で出発物質として使用するのに好適である。出発物質は、糖アルコール、モノアンヒドロ糖アルコール、またはそれらの混合物であってもよい。特に、好ましい出発物質としては、エリトリトール、トレイトール、キシリトール、アラビニトール、リビトール、グルシトール(D−ソルビトールまたはソルビトールとしても知られる)、マンニトール、ガラクチトール、およびイジトールが挙げられる。当業者には公知のように、ソルビトールは容易に利用でき、水素によるグルコースの還元により大工業規模で取得することができるので、ソルビトールの使用が最も好ましく、得られる生成物イソソルバイドは、ポリエステルポリマーおよびコポリマーの製造に使用するうえで特に価値がある。ソルビトールの好ましい形態は、その水溶液として水中に存在するものであり、Roquette Ferres(Lestram,France)、Archer Daniels Midland(Minneapolis,MN)、SPI Polyols,Cerestarから70%ソルビトールの商品として、またはAldrich(Milwaukee,WI)のような化学薬品供給業者から実験量で、入手可能である。
【0015】
脱水反応を促進すべく使用される触媒は、典型的には強酸触媒である。いくつかのタイプの酸触媒を使用することが可能であり、それぞれ特定の利点および欠点を有する。使用しうる酸触媒の1クラスとしては、可溶性の酸が挙げられる。そのような酸触媒としては、たとえば、硫酸、リン酸、p−トルエンスルフォン酸、メタンスルホン酸などが挙げられる。硫酸は、このクラスに属する好ましい触媒である。
【0016】
このほか、酸性陰イオン交換樹脂、たとえば、BioRad製のAG50W−X12などのスルホン化ポリスチレンやE.I.du Pont de Nemours and Company(Wilmington,DE)から入手可能なNafion(登録商標)などの過フッ素化イオン交換ポリマーを使用してもよい。酸性ゼオライトや硫酸化金属酸化物触媒などの無機のイオン交換物質を使用してもよい。
【0017】
好ましい酸性ゼオライトは、6.0オングストロームよりも大きいかまたはそれに等しい最小細孔寸法(ゼオライト内の原子のイオン半径に基づく)と、2.8対1よりも大きいかまたはそれに等しく且つ75:1よりも小さいかまたはそれに等しいSi:Al比とを有するものである。好ましい酸性ゼオライトとしては、H−ベータゼオライト、DA−Yゼオライト、H−Yゼオライト、H−モルデナイトゼオライトおよびH−ZSM−5ゼオライトが挙げられる。
【0018】
硫酸化金属酸化物触媒とは、強酸性表面を生成するように硫酸化することのできる単一の金属イオンまたは金属イオンの混合物を含むものである。これらの組成物は、M1M2M3…Ox(H2SO4)タイプである。式中、M1M2M3…Oxは、担持された硫酸を有する1元、2元、3元(またはそれ以上)の金属酸化物触媒である。好ましい硫酸化金属酸化物触媒は、硫酸化ジルコニアである。
【0019】
本発明の方法に関しては、可溶性触媒を使用することが好ましく、最も好ましいのは硫酸の使用である。この最も好ましい態様では、糖アルコールまたはアンヒドロ糖アルコールの0.1〜5.0重量%を占める量で硫酸が使用される。硫酸は、1〜97%の範囲の硫酸水溶液として反応器に供給される。酸の最も濃厚な溶液が導入箇所で有害な副生物を形成せず、且つ反応系にかかる全体的な水除去の負荷を低減させるように、酸強度が最適化される。
【0020】
脱水は、80と180℃との間の高められた温度、好ましくは110と160℃との間の温度、最も好ましくは120と145℃との間の温度で行われる。
【0021】
脱水は、非反応性ガス、好ましくは窒素のストリームに反応塊を十分に接触させることにより行われる。脱水は、好ましくは、ほぼ大気圧で行われるが、時間や温度のような他のプロセスパラメーターに微調整を加えて高圧または減圧を使用することもできる。脱水触媒(酸)の添加は、最初に必要量で触媒を添加して所要によりさらなる触媒を添加するという形で行うことができる。しかしながら、脱水反応中に連続的に触媒を添加することも可能である。
【0022】
出発物質の脱水が終了した後、酸触媒を不活性化させてもよいおよび/または反応生成物(好ましくは反応容器から取り出されたもの)から取り出してもよい。可溶性酸触媒の場合、不活性化は、不溶性の塩を形成する金属酸化物または金属水酸化物塩基を添加するなどの当技術分野で公知の任意の方法によって達成しうる。濾過により高分子イオン交換樹脂または固体無機物質を回収してもよい。
【0023】
粗反応生成物の精製は、蒸留、再結晶、溶融再結晶またはそれらの組み合わせにより行いうる。反応生成物の純度を最大化しつつ精製工程の数を最小限に抑えるべく、蒸留と、メタノールまたはエタノールのような脂肪族アルコールからの再結晶とを組み合わせて利用してもよい。こうした反応生成物の精製は、脱水プロセスに連結された追加の工程として行ってもよいし、個別の工程で行ってもよい。いずれの場合においても、得られるアンヒドロ糖アルコールの純度は、少なくとも99.0%、好ましくは少なくとも99.5%、最も好ましくは少なくとも99.8%になるはずであり、好ましくはポリマー製造に用いられる純度要件を満足する。
【0024】
次に、図1に関連させて、本発明の好ましい方法について説明する。
【0025】
図1に示されているように、脱水は、糖アルコール溶液(2)、酸触媒(3)を有する水溶液の入った反応容器(1)中で行われる。容器(1)は、管(4)から送出される窒素の流れを有する。この管は、容器密閉栓(5)を貫通して溶液のレベルよりも下に反応容器(1)の底部まで延在する。不活性ガスは、供給ライン(6)から管(4)に供給され、反応液は、所望の温度に調節することのできる再循環油浴(7)のような熱源中まで管を押し下げることにより加熱される。窒素用の出口管(8)が配設され、水トラップ容器(10)に入る管(9)に接続されている。管(9)は、トラップ(10)に閉じ込められた水(11)中に入れられ、そしてガスの流れを測定および調節するためのガス流量計(13)に至る排出管(12)が配設されている。
【0026】
管(4)から反応器(1)に入る窒素の流れは、反応塊に通してバブリングされ、水トラップ(10)に捕捉される水およびなんらかの連行生成物または有機物の蒸発を支援する。窒素の流れは、反応混合物中に生成される水の除去を助長することにより、糖アルコールの脱水速度を加速する。
【0027】
実施例
実施例1
イソソルバイドの製造
秤量済みの70%ソルビトール水溶液を12個の別々のガラス反応管に添加した。これらの反応管のそれぞれを水トラップに接続し、図1の線図に従って設置した。水トラップには、25mLの水が入っていた。それぞれの反応管に、0.1075gの濃硫酸を含有する水溶液483μLを注入した。それぞれの管中への窒素パージは150cm3/分になるように調節した。すべての反応管を同時に180℃の油浴中に押し下げた。表1に列挙されている異なる時間でそれぞれの管を油浴から引き上げ、反応液を冷却して反応を停止させた。それぞれの管中に残存する粗製物の質量を測定した。それぞれの個別の反応管から粗物質の少量サンプル(150mg程度)を秤取して、秤量済みの1,9−ノナンジオール(外部標準)を含有する約10mLの無水ジメチルアセトアミドで希釈した。ガスクロマトグラフィー分析によりそれぞれの反応管中の成分を測定および定量するために、これらの溶液のそれぞれの約1mLをgcバイアルに移して0.150mlのシレート化剤(silating agent)トリメチルシリルイミダゾールで処理した。これらの実験の結果を表1に提示する。
【0028】
【表1】
【0029】
反応の温度および時間が実施例1と異なっている実施例2〜10を、上記の実施例1のときと同一の手順に従って行った。利用した条件および得られた結果を表2にまとめる。
【0030】
異なる固体酸触媒の使用を示す実施例11〜17および比較例18〜22を同様に行った。結果を表3に示す。
【0031】
実験1.硫酸化ジルコニアの合成
500mLの水に27.5gの硫酸アンモニウムを溶解させた溶液に、500gの水酸化ジルコニウム(Atomergic Chemetals Corp,Farmingdale NY)を攪拌しながら添加した。スラリーを15分間攪拌してからロートベイプ(rotovap)を用いて蒸発乾固させた。得られた粉末を725℃の流動空気(100mL/分)中で1時間焼成し、次いで、さらに3時間かけて500℃まで冷却した。焼成された白色固体を乾燥窒素でフラッシングし、次に、窒素の充填されたグローブボックス中に移した。このグローブボックスで、試験のための取出および保存を行った。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の好ましい実施形態において利用される実験室規模の脱水装置の概略図である。
Claims (14)
- a)少なくとも1種の糖アルコールまたはモノアンヒドロ糖アルコールと、場合により水と、場合により脱水触媒の仕込物を、単一の容器に導入する工程と、
b)該仕込物を高められた温度で不活性ガスの流れに接触させて、存在するいかなる水の大部分を除去し、脱水されたプロセス仕込物を生成せしめる工程と、
c)該脱水されたプロセス仕込物を、形成される反応水が除去されるように不活性ガスの流れの存在下において高められた温度で脱水触媒に接触させる工程と、
を含むことを特徴とするジアンヒドロ糖アルコールの製造方法。 - 前記少なくとも1種の糖アルコールがソルビトールであり、および生成物がイソソルバイド(isosorbide)である請求項1に記載の方法。
- 前記脱水触媒が硫酸である請求項1に記載の方法。
- 前記硫酸の濃度が反応塊の0.25〜5.0重量%である請求項3に記載の方法。
- 前記硫酸の濃度が反応塊の0.5〜1.5重量%である請求項4に記載の方法。
- 前記脱水触媒が、酸性ゼオライトまたは硫酸化金属酸化物触媒からなる群より選択される無機のイオン交換物質である請求項1に記載の方法。
- 前記脱水触媒が、6.0オングストロームよりも大きいかまたはそれに等しい最小細孔寸法(ゼオライト内の原子のイオン半径に基づく)と、2.8対1よりも大きいかまたはそれに等しく且つ75:1よりも小さいかまたはそれに等しいSi:Al比とを有する酸性ゼオライトである請求項6に記載の方法。
- 前記脱水触媒が、H−ベータゼオライト、DA−Yゼオライト、H−Yゼオライト、H−モルデナイトゼオライトおよびH−ZSM−5ゼオライトからなる群より選択される酸性ゼオライトである請求項7に記載の方法。
- 前記脱水触媒が硫酸化ジルコニアである請求項6に記載の方法。
- 100〜180℃の温度で行われる請求項1に記載の方法。
- 115〜160℃の温度で行われる請求項10に記載の方法。
- 115〜145℃の温度で行われる請求項11に記載の方法。
- 前記不活性ガスが窒素または二酸化炭素である請求項1に記載の方法。
- 前記不活性ガスが窒素である請求項13に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US20771500P | 2000-05-26 | 2000-05-26 | |
PCT/US2001/016571 WO2001092266A2 (en) | 2000-05-26 | 2001-05-22 | Process for the manufacture of anhydro sugar alcohols |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004501117A true JP2004501117A (ja) | 2004-01-15 |
JP2004501117A5 JP2004501117A5 (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=22771700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002500879A Abandoned JP2004501117A (ja) | 2000-05-26 | 2001-05-22 | ガスパージ支援によるアンヒドロ糖アルコールの製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6689892B2 (ja) |
EP (1) | EP1283840B1 (ja) |
JP (1) | JP2004501117A (ja) |
CN (1) | CN1446221A (ja) |
AU (1) | AU2001264807A1 (ja) |
WO (1) | WO2001092266A2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011516574A (ja) * | 2008-04-10 | 2011-05-26 | アイオワ・コーン・プロモーション・ボード | 二無水糖の製造方法 |
WO2016009607A1 (ja) * | 2014-07-16 | 2016-01-21 | 国立大学法人北海道大学 | 糖アルコールの脱水用固体触媒、およびその触媒を使用する二無水糖アルコールの製造方法。 |
JP2017141171A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 三菱ケミカル株式会社 | アンヒドロ糖アルコールの製造方法 |
WO2018042932A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 国立大学法人北海道大学 | マンニトールの脱水用固体触媒、およびこの触媒を使用する2,5-ソルビタン及び/又はイソマンニドの製造方法 |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8479251B2 (en) * | 1999-03-31 | 2013-07-02 | Microsoft Corporation | System and method for synchronizing streaming content with enhancing content using pre-announced triggers |
US7129052B1 (en) * | 2000-07-12 | 2006-10-31 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Peptides and their utility in modulation of behavior of cells expressing α3β1 integrins |
US20050247807A1 (en) * | 2004-03-15 | 2005-11-10 | Wen-Ben Liu | System for automatically recycling flat glass from workpiece and method of the same |
CN1993365A (zh) * | 2004-06-30 | 2007-07-04 | 纳幕尔杜邦公司 | 利用共沸蒸馏进行的醛糖内酯、醛糖二酸内酯和醛糖二酸双内酯的合成 |
JP2008515769A (ja) * | 2004-06-30 | 2008-05-15 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 共沸蒸留を用いた、アルドノラクトン、アルダロラクトン、およびアルダロジラクトンの合成 |
US7728156B2 (en) * | 2006-01-26 | 2010-06-01 | Battelle Memorial Institute | Method of performing sugar dehydration and catalyst treatment |
US7615652B2 (en) * | 2006-01-26 | 2009-11-10 | Battelle Memorial Institute | Two-stage dehydration of sugars |
US7772412B2 (en) * | 2006-01-26 | 2010-08-10 | Battelle Memorial Institute | Methods for dehydration of sugars and sugar alcohols |
US7649099B2 (en) * | 2006-01-26 | 2010-01-19 | Battelle Memorial Institute | Method of forming a dianhydrosugar alcohol |
WO2008124458A1 (en) * | 2007-04-06 | 2008-10-16 | Sud-Chemie, Inc. | Sorbitol conversion process |
EP2100972A1 (en) * | 2008-03-13 | 2009-09-16 | BIOeCON International Holding N.V. | Process for converting polysaccharides in a molten salt hydrate |
US9765084B2 (en) * | 2008-04-10 | 2017-09-19 | Iowa Corn Promotion Board | Recovery and refining of dianhydrosugars |
WO2010106052A1 (en) | 2009-03-17 | 2010-09-23 | Bioecon International Holding N.V. | Process for converting polysaccharides in an inorganic molten salt hydrate |
BRPI1009270A2 (pt) | 2009-03-17 | 2016-05-03 | Bioecon Int Holding Nv | processo para converter um material contendo polissacarídeo a um aditivo de combustível ou a um material substituto de combustível, e, uso de açúcares dianidro derivados |
EP2408782A1 (en) | 2009-03-17 | 2012-01-25 | BIOeCON International Holding N.V. | Process for converting polysaccharides in an inorganic molten salt hydrate |
WO2010106055A1 (en) | 2009-03-17 | 2010-09-23 | Bioecon International Holding N.V. | Process for converting polysaccharides in an inorganic molten salt hydrate |
US9266898B2 (en) | 2010-12-17 | 2016-02-23 | Cargill, Incorporated | Reaction product from the co-dehydration of a sugar alcohol and a polyol |
WO2012083149A1 (en) * | 2010-12-17 | 2012-06-21 | Cargill, Incorporated | Reaction product from the dehydration of sorbitol |
CN102603760A (zh) * | 2011-01-24 | 2012-07-25 | 华东理工大学 | 一种抗心绞痛药物单硝酸异山梨醇酯的合成方法 |
US9315515B2 (en) * | 2012-10-31 | 2016-04-19 | Archer Daniels Midland Company | Method of making internal dehydration products of sugar alcohols |
CN105026542A (zh) * | 2013-03-05 | 2015-11-04 | 阿彻丹尼尔斯米德兰德公司 | 用于糖醇的酸脱水的方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3229412A1 (de) * | 1982-08-06 | 1984-02-09 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von dianhydrohexitol-gemischen aus hexitolen, dianhydro-idit enthaltende dianhydro-hexitol-gemischen und ihre verwendung zur herstellung von polymeren |
DE3703257A1 (de) * | 1987-02-04 | 1988-08-18 | Huels Chemische Werke Ag | Gezielt eingestellte polyolgemische auf basis von sorbit, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung von sorbitanestern |
DE19841032A1 (de) * | 1998-09-09 | 2000-03-16 | Aventis Res & Tech Gmbh & Co | Verfahren zur Herstellung von Anhydrozuckeralkoholen |
-
2001
- 2001-05-22 AU AU2001264807A patent/AU2001264807A1/en not_active Abandoned
- 2001-05-22 CN CN01810093A patent/CN1446221A/zh active Pending
- 2001-05-22 JP JP2002500879A patent/JP2004501117A/ja not_active Abandoned
- 2001-05-22 WO PCT/US2001/016571 patent/WO2001092266A2/en active IP Right Grant
- 2001-05-22 EP EP01939271A patent/EP1283840B1/en not_active Revoked
- 2001-05-24 US US09/864,465 patent/US6689892B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011516574A (ja) * | 2008-04-10 | 2011-05-26 | アイオワ・コーン・プロモーション・ボード | 二無水糖の製造方法 |
WO2016009607A1 (ja) * | 2014-07-16 | 2016-01-21 | 国立大学法人北海道大学 | 糖アルコールの脱水用固体触媒、およびその触媒を使用する二無水糖アルコールの製造方法。 |
JP2016022400A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 国立大学法人北海道大学 | 糖アルコールの脱水用固体触媒、およびその触媒を使用する二無水糖アルコールの製造方法。 |
JP2017141171A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 三菱ケミカル株式会社 | アンヒドロ糖アルコールの製造方法 |
WO2018042932A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 国立大学法人北海道大学 | マンニトールの脱水用固体触媒、およびこの触媒を使用する2,5-ソルビタン及び/又はイソマンニドの製造方法 |
CN109475851A (zh) * | 2016-08-29 | 2019-03-15 | 国立大学法人北海道大学 | 甘露糖醇的脱水用固体催化剂及使用此催化剂的2,5-脱水山梨醇和/或去水甘露糖醇的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1446221A (zh) | 2003-10-01 |
EP1283840A2 (en) | 2003-02-19 |
EP1283840B1 (en) | 2005-02-09 |
US20020028959A1 (en) | 2002-03-07 |
WO2001092266A2 (en) | 2001-12-06 |
AU2001264807A1 (en) | 2001-12-11 |
WO2001092266A3 (en) | 2002-04-25 |
US6689892B2 (en) | 2004-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004501117A (ja) | ガスパージ支援によるアンヒドロ糖アルコールの製造方法 | |
EP2271636B1 (en) | Dianhydrosugar production process | |
US6407266B2 (en) | Continuous process for the manufacture of anhydro sugar alcohols and reactor useful therefor | |
EP1999134B1 (en) | Process for the production of anhydrosugar alcohols | |
JP2005523325A (ja) | ジアンヒドロ糖アルコールを製造するための同時反応分離方法 | |
JPH11209361A (ja) | 5員環式又は6員環式エーテルの製法及びアンヒドロヘキシトール混合物 | |
EP2933256A1 (en) | Method for preparing an anhydrosugar alcohol using hydrol | |
EP2714696B1 (en) | A method for preparation of anhydrosugar alcohols | |
KR101970853B1 (ko) | 헥소스 용액으로부터 스팀의 존재 하에 5-히드록시메틸푸르푸랄 (hmf)을 제조하는 방법 | |
JPH0841022A (ja) | 粗製カプロラクタムの精製方法 | |
EP3841094A1 (en) | Method for producing sclareolide | |
WO1992003439A1 (en) | Method of producing acetals | |
JP6298816B2 (ja) | 不均一触媒反応による、水素化糖の少なくとも1種の分子内脱水生成物を含む組成物の合成方法 | |
KR20180127342A (ko) | 박막 증발기 상에서의 증류 단계에 의해 디안하이드로헥시톨을 생산하기 위한 방법 | |
JP2021127343A (ja) | アンヒドロ糖アルコールの製造方法 | |
JP2000198787A (ja) | ジアセタ―ル類の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080520 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080520 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20081127 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081127 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090221 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20110218 |