JP2004362356A - 画像形成装置及びその操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】キーカウンタやキーカードの装着、暗証番号の入力がない場合であっても、一定制限下で印刷可能として、無断印刷の抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立する。
【解決手段】携帯電話から送信されてくるID情報が認証できない場合には(S4でNO)、複合機のスタートキー押下のみに基づいて動作制御を行い(S10でYES,S11)、携帯電話から送信されてくるID情報が認証できた場合は(S4でYES)、スタートキー押下と、携帯電話から受信した印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行う(S5,S6でYES)。これにより、ID番号が認証できない場合には、印刷部数を制限して無断印刷を抑制しつつ、印刷が許可された者は印刷部数の制限を受けることなく自由に多量の印刷をすることができる。
【選択図】 図4
【解決手段】携帯電話から送信されてくるID情報が認証できない場合には(S4でNO)、複合機のスタートキー押下のみに基づいて動作制御を行い(S10でYES,S11)、携帯電話から送信されてくるID情報が認証できた場合は(S4でYES)、スタートキー押下と、携帯電話から受信した印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行う(S5,S6でYES)。これにより、ID番号が認証できない場合には、印刷部数を制限して無断印刷を抑制しつつ、印刷が許可された者は印刷部数の制限を受けることなく自由に多量の印刷をすることができる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器から入力される指示信号によって、コピー機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置を動作制御する操作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置の操作システムとしては、無断印刷を防止するために、画像形成装置に装着すると印刷動作可能となって印刷枚数もカウントするキーカウンタを使用するもの、個人認識用ID番号が記憶されたキーカードが差し込まれた場合に印刷動作が可能となるもの、或いは、操作部のテンキーから入力された個人認識用の暗証番号の認証後に印刷を許可するもの等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−102717号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の画像形成装置の操作システムによれば、無断印刷を防止できるものの、画像形成装置へのキーカウンタやキーカードの装着、暗証番号の入力がない限り1枚も印刷することができず、特に、緊急に印刷が必要な場合における使い勝手が悪いものであった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、キーカウンタやキーカードの装着、暗証番号の入力がない場合であっても、一定制限下で印刷可能とすることにより、無断印刷の抑制と緊急印刷時の使い勝手向上の両方を実現できる画像形成装置の操作システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、外部機器から入力される指示信号に基づいて画像形成装置を動作制御する操作システムであって、
前記外部機器に、ユーザ認証を行うためのID情報が記憶されたID情報記憶手段と、外部操作により印刷部数が入力される印刷部数入力手段と、ID情報記憶手段に記憶されるID情報及び印刷部数入力手段に入力された印刷部数の情報を前記画像形成装置に送信する送信手段とが備えられ、
前記画像形成装置に、前記外部機器からの印刷部数情報及びID情報を受信する情報受信手段と、情報受信手段で受信されたID情報の認証を行うID情報認証手段と、外部操作による印刷開始指示を受け付ける印刷指示受付手段と、ID情報認証手段でID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、情報受信手段で受信された印刷部数情報が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行い、ID情報認証手段でID情報が認証できない場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づく動作制御を行う制御手段とが備えられているものである。
【0007】
また、請求項9に記載の発明は、外部機器から入力される指示信号に基づいて動作制御される画像形成装置であって、
前記外部機器からの印刷部数情報及びID情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段で受信されたID情報の認証を行うID情報認証手段と、
外部操作による印刷開始指示を受け付ける印刷指示受付手段と、
前記ID情報認証手段でID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、情報受信手段で受信された印刷部数情報が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行い、ID情報認証手段でID情報が認証できない場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づく動作制御を行う制御手段と
が備えられているものである。
【0008】
これらの構成によれば、外部機器から送信されてくるID情報が認証できない場合には、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づいて動作制御を行うので、印刷部数を指定してなされる大量印刷を制限しつつ、印刷部数を指定しない1部での少量印刷は許可される。そのため、無断での大量印刷を抑制しながらも、緊急時にはID認証無しで少量の印刷が即座に可能である。また、外部機器から送信されてくるID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、外部機器からの印刷部数信号が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行うので、印刷が許可された者は印刷部数の制限を受けることなく自由に多量の印刷をすることができる。これにより、無断印刷抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置は、カラー画像形成用の画像形成手段を備え、
前記制御手段は、前記ID情報認証手段によるID情報の認証ができない場合には、前記画像形成手段にモノクロ印刷のみの実行を許可するものである。
【0010】
この構成によれば、ID情報を認証できない場合には、モノクロ印刷のみを許可するので、コストの高いカラー印刷を無許可者が無断で行うことを抑制することができ、その一方、ID情報を認証できなくても、緊急時には、コストの安いモノクロ印刷は自由に印刷可能として用を足すことが可能になる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記外部機器の印刷部数入力手段は、外部操作による数値入力を受け付けるテンキーからなるものである。
【0012】
この構成によれば、外部機器の印刷部数入力手段がテンキーなので、例えば、外部機器が携帯電話や電卓等である場合に、これら各装置の基本的機能を実現するために元々備えられているテンキーを用いて、印刷部数を入力することができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、前記ID情報認証手段で認証されたID情報毎に、それぞれのID情報を用いて印刷された印刷枚数を記録する印刷枚数記録手段が備えられているものである。
【0014】
この構成によれば、印刷枚数記録手段が、各ID情報を用いて印刷された場合に、それぞれのID情報毎に印刷枚数が記録されるので、各ID情報が付されたユーザ毎の印刷枚数を管理することが可能になる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、前記印刷枚数記録手段に記憶されている各ID情報毎の印刷枚数の情報を前記外部機器に送信する情報送信手段が備えられ、
前記外部機器には、前記情報送信手段から送信されてくる印刷枚数情報を受信する受信手段と、受信手段で受信された印刷枚数情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている印刷枚数情報を表示する表示手段とが備えられているものである。
【0016】
この構成によれば、画像形成装置から外部機器に受信された印刷枚数情報が、外部機器の記憶手段に記憶されるので、外部機器の所有者であるユーザの印刷枚数情報を当該外部機器自体に保有させることができると共に、この印刷枚数情報が表示手段に表示されるので、外部機器からでもユーザは自分の印刷枚数を把握することができる。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置の情報送信手段は、前記画像形成装置での印刷実行時にユーザによって設定された印刷形式の情報を前記外部機器に送信し、
前記外部機器の受信手段が、前記情報送信手段から印刷形式情報を受信すると、この印刷形式情報が前記記憶手段に記憶され、
前記画像形成装置の制御手段は、前記情報受信手段によって、前記外部機器の送信手段から前記記憶手段に記憶されている印刷形式情報が受信された場合は、この印刷形式情報に基づいた動作制御を行うものである。
【0018】
この構成によれば、ユーザが画像形成装置に印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート等の情報)を設定すると、この印刷形式情報が外部機器に送信されてその記憶手段に記憶され、また、画像形成装置の制御手段は、外部機器から送信されてくる印刷形式情報に基づいて動作制御を行うので、ユーザが、外部機器の記憶手段に記憶されている印刷形式情報で再度印刷を行う場合には、画像形成装置に印刷形式を設定する手間をなくすことができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、原稿上の画像を読み取る原稿読み取り手段が備えられ、この原稿読み取り手段によって読み取られた原稿画像のデータが前記情報送信手段から前記外部機器に送信され、
前記外部機器の受信手段によって、前記情報送信手段から送信されてくる画像データが受信されると、この画像データが前記記憶手段に記憶されるものである。
【0020】
この構成によれば、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データが、画像形成装置から外部機器に送信されて記憶手段に記憶され、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データを外部機器で保有できるので、保有した画像データの有用性を高めることができる。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、前記外部機器を充電する充電手段が備えられ、
前記画像形成装置に前記外部機器を接続したときに、前記充電手段によって前記外部機器が充電されるものである。
【0022】
この構成によれば、画像形成装置にID情報及び印刷部数情報を送信すべく外部機器を画像形成装置に接続すると、外部機器の充電も行われるため、外部機器を充電するための作業を別途行う必要をなくすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及びその操作システムについて図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の操作システムの外観を示す図である。本発明に係る画像形成装置の一例である複合機2は、本発明に係るファイル名称設定装置を備えた画像形成装置であり、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機2と、外部機器の一例である携帯電話3のそれぞれに備えられる機能によって、本発明に係る画像形成装置の操作システム1が構成される。
【0024】
複合機2の上部には、ファクシミリ又は複写機として使用する場合に原稿を連続して読み取るための自動原稿送り装置10が、スキャナ部120(図2)のガラス製の原稿台に対して開閉可能に設けられている。また、複合機2の上部前方には、この複合機2を操作するための各種スイッチが配列された操作部20が設けられている。
【0025】
自動原稿送り装置10の原稿載置部11に原稿を載置し、操作部20のスタートキー(印刷指示受付手段)21をオンすると、自動原稿送り装置10の駆動部12内に設けられたローラ等により、原稿載置部11から原稿が順次自動原稿送り装置10の内部に取り込まれ、スキャナ部の原稿台まで搬送され、CCDなどの撮像素子(ラインセンサ)により、原稿の搬送方向に直交する方向(主走査方向)の1ラインごとに画像データとして読み込まれ、メモリに記憶される。
【0026】
スキャナ部120は、例えば、ミラースキャンタイプの光学系を有しており、自動原稿送り装置10を使用して原稿を読みとる場合は、ミラーを固定して、原稿台上の所定の位置を通過する原稿を読みとる。一方、自動原稿送り装置10を使用せずに、原稿台に直接原稿を載置する場合は、原稿台の下側から主走査方向に直交する副走査方向にミラーを走査させて原稿を読みとる。なお、スキャナ部は、単独でパーソナルコンピュータの周辺機器としてのスキャナとして使用可能であり、読みとった画像データをLAN(local area network)などを介して接続されているパーソナルコンピュータに送信できる。複合機2の本体内部には、例えばレーザビームプリンタ等と同様の構成を有する画像形成部132(図2)が設けられている。
【0027】
複合機2を複写機として印刷する場合、記録部は、スキャナ部により読みとった画像データに基づいて、記録紙上に画像を形成することでコピー出力を実現する。
【0028】
複合機2は、上記のように複数の機能を有するため、操作部20は、上記スタートキー21の他に、ファクシミリ、複写機、プリンタ及びスキャナとしての機能のいずれかを選択するための機能選択キー22、誤入力を取り消すためのリセットキー24、ファクシミリの送信やプリント動作を中止するためのストップキー25、受信したファクスデータや、各種選択可能な機能を表示するための表示装置と機能選択用の入力装置(タッチパネル)を兼ねた液晶ディスプレイ等からなる表示部26、受信したファクシミリに関する情報などを表示部26に一覧表示させるためのJOBリスト表示キー27などを備えている。
【0029】
本発明に係る複合機2には、コピー枚数やFAX番号などを入力するためのテンキーは設けられておらず、その代わりに、外部機器装着部23が設けられている。この外部機器装着部23には、携帯電話3等のテンキーが備えられた外部機器が装着される。この外部機器装着部23は、携帯電話3を包含できる程度の凹部からなり、携帯電話3を装着した状態で、複合機2の前面側に立ったユーザがそのテンキーを押下し易いように、図1における手前側が低く、奥側が高くなるように傾斜が付けられた角度に設定されている。
【0030】
また、外部機器装着部23の内部には、携帯電話3と各種データ送受信を行うためのUSBポート(情報送信手段)231と、携帯電話3の充電用に電力供給を行うための充電用端子232が設けられている。複合機2は外部機器装着部23に装着され、複合機2に内蔵される制御部100(図2)が、USB接続された状態の携帯電話3から送信されてくる印刷部数情報やID情報、更にはファクス番号情報等に基づいて動作制御することによって印刷動作等が行われる。
【0031】
図2は複合機2の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機2には、装置全体の動作制御を司る制御部(制御手段)100が備えられている。制御部100には、露光ランプ121及びCCD122等からなる原稿画像の読み取りが可能なスキャナ部(原稿読み取り手段)120と、用紙搬送部131,画像形成部132,転写部133及び定着部134等からなる記録部(画像形成手段)130とが接続されている。また、制御部100には、スキャナ部120で読み取られた文書データ等が一時的に保存される画像メモリ140と、大量の文書データを保存可能な記憶容量を有する大容量のHDD(記憶装置)150とが接続されている。
【0032】
画像処理部160は、スキャナ部120によって読み取られた画像のデータや、HDD150から読み出した画像データに対して、必要に応じて加工処理等を行うものである。ROM126は複合機2の動作プログラムが記憶され、必要に応じて他の動作制御プログラムが記憶されるものである。RAM127は制御部100の作業領域として使用されるメモリである。
【0033】
また、制御部100は、複合機2が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ101,ファクシミリコントローラ102,プリンタコントローラ103,コピーコントローラ104及びネットワークコントローラ105として機能する。
【0034】
スキャナ部コントローラ101は、スキャナ部動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部170を制御する。ファクシミリ通信部170には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ104は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部(記録部130等)の動作制御を行うものである。
【0035】
ネットワークコントローラ105は、本複合機2とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ105は、ネットワークI/F部210を介して外部とデータを送受信させる。
【0036】
操作部20は、表示部26と、スタートキー21,機能選択キー22,リセットキー24,ストップキー25等からなる操作キー部200と、USBポート231とからなり、USBポート231から入力される携帯電話3からの各種の指示(印刷部数情報、ID番号情報、ファクス番号情報等)は制御部100に送られ、このUSBポート231から入力される各種指示に従って、制御部100が記録部130及びファクシミリ通信部170等の動作を制御する。
【0037】
また、制御部100は、USBポート231を通じて携帯電話3から送信されてくるID番号情報を認証するID情報認証部(ID情報認証手段)106としても機能する。HDD150には、複合機2での印刷が許可される複数のID番号が記憶されており、ID情報認証部106は携帯電話3からID番号の情報を受信すると、このID番号がHDD150に記憶されているID番号と一致するか否かが判断される。制御部100は、ID情報認証部106でのID番号情報の一致又は不一致に応じて、記録部130の動作を制御する(詳細は後述)。なお、制御部100は、携帯電話3との間におけるデータ送受信制御を行う。
【0038】
さらに、制御部100には、充電部(充電手段)190が接続されている。この充電部190は、外部機器装着部23内に設けられている充電用端子232に接続しており、この充電用端子232に携帯電話3側の端子が接続された時に、制御部100による制御でもって、携帯電話3側へ電力を供給するものである。
【0039】
図3は携帯電話3の概略構成を示す機能ブロック図である。携帯電話3は、通信機器として一般的な機能を発揮するために従来から備えられる、テンキーや通話ボタン等からなる操作部(印刷部数入力手段)705、LCD(liquid crystal display)ディスプレイ等からなる表示部(表示手段)706、外部と音声や電子データを通信するための通信部(送信手段、受信手段)707、及び装置各部を動作制御する制御部708を備える他、これらに加えて、ID情報記憶部(ID情報記憶手段)701、データ蓄積部(記憶手段)702及び充電池部703を備える。
【0040】
ID情報記憶部701は、複合機2での印刷(又はファクス機能の使用)が許可されるユーザであるか否かを認証するためのID番号を記憶するものである。
【0041】
データ蓄積部702は、複合機2から送信されてくる、印刷枚数情報や、印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート設定等の情報)、複合機2のスキャナ部120で読み込んだ原稿画像のデータ等が保存されるものである。
【0042】
充電池部703は、複合機2の充電部190から充電用端子232を通して供給される電力が蓄電されるものである。
【0043】
上記表示部706には、制御部708による制御で、複合機2から受信してデータ蓄積部702に保存されている印刷枚数や画像データ、印刷形式の情報が表示されるようになっている。
【0044】
また、制御部708は、ID情報記憶部701に記憶されているID番号と、データ蓄積部702に保存されている印刷形式データとを、通信部707から複合機2に送信させたり、この通信部707によって複合機2から印刷形式データや原稿画像データ等の各種データを受信させる等、複合機2との間におけるデータ送受信制御を行う。
【0045】
次に、本発明に係る画像形成装置の操作システム1によって、携帯電話3から入力される指示信号で複合機2を動作制御する場合の処理について説明する。図4は、携帯電話3から入力される指示信号で複合機を動作制御する場合の処理を示すフローチャート、図5(a)は携帯電話3が装着された状態の操作部20を示す図、(b)は携帯電話3が離脱された状態の操作部20を示す図、図6(a)は電卓が装着された状態の操作部20を示す図、(b)は電卓が離脱された状態の操作部20を示す図である。
【0046】
ユーザによって、操作部20の外部機器装着部23に携帯電話3が填め込まれ(図5(a))、携帯電話3側のUSB端子と複合機2側のUSBポート231が接続し、更に携帯電話3側の充電用端子と複合機2側の充電用端子232が接続したことが制御部100によって確認されると(S1でYES)、制御部100は充電部190に携帯電話3への電力供給を開始させる(S2)。
【0047】
なお、図5(b)に示すように、携帯電話3が外部機器装着部23に装着されていない場合は(S1でNO)、制御部100は、操作部20のスタートキー21がユーザによって押下されたことをもって(S10でYES)、1部のみの印刷が行われるように処理する(S11)。上述したように、複合機2は印刷部数等を入力するためのテンキーが備えられていないので、印刷部数の指示を行うことができないが、スタートキー21が押下された場合には、制御部100は1部のみの印刷を行わせるようになっている。
【0048】
携帯電話3側からは、ID情報記憶部701に記憶されているID番号情報が通信部707から複合機2に送信され(K1)、複合機2で当該ID番号情報が受信されると(S3)、ID情報認証部106によって、受信したID番号と、HDD150に記憶されている複合機2での印刷が許可された複数のID番号とが一致するか否かが判断される(S4)。すなわち、受信したID番号の認証が行われる。
【0049】
ID情報認証部106でID番号の認証ができた場合は(S4でYES)、制御部100は、携帯電話3側から送信されてくる印刷部数情報が受信され(S5,K2)、スタートキー21が押下された場合に(S6でYES)、この受信された印刷部数での印刷を実行させる(S7)。
【0050】
この後、制御部100は、今回の印刷処理における印刷枚数を加算して算出し、今回使用されたID番号による印刷枚数の累計値をHDD150に記憶させる(S8)。この印刷枚数累計値は、制御部100によって、USBポート231から携帯電話3に送信される(S9)。
【0051】
上記印刷枚数累計値が携帯電話3に受信されると(K3)、印刷枚数累計値がデータ蓄積部702に保存されている既存の印刷枚数累計値と置き換えられる(K4)。このように複合機2から受信された印刷枚数情報は、携帯電話3の表示部706に表示される(K5)。
【0052】
このような処理によれば、携帯電話3から送信されてくるID番号が複合機2において認証できない場合、スタートキー21が押下されると、1部のみの印刷が許可されるので、印刷部数を指定してなされる大量印刷を制限しつつも、緊急時に少量の印刷を即座に行うことが可能になる。また、携帯電話3から送信されてくるID番号が複合機2で認証できた場合は、携帯電話3のテンキー(操作部705)から印刷部数を指定して印刷できるので、許可された者は、印刷部数が制限されることなく大量の印刷を自由に行うことができる。これにより、無断印刷抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立することができる。
【0053】
なお、図6(a)(b)に示すように、複合機2に装着される外部機器は、電卓3’であってもよい。この場合、電卓3’のテンキー705’を使用して、印刷部数等の情報が入力される。
【0054】
次に、本発明に係る画像形成装置の操作システム1によって、携帯電話3から入力される指示信号で複合機2を動作制御する処理の他の実施形態について説明する。図7は、携帯電話から入力される指示信号で複合機を動作制御する処理の他の実施形態を示すフローチャートである。なお、図4と同様の処理は説明を省略する。
【0055】
この実施形態に係る処理では、携帯電話3側から受信した印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート設定等の情報)に基づいて、複合機2で印刷形式が設定されて印刷が実行されるようになっている。また、複合機2において、携帯電話3から送信されてくる印刷形式情報が示す印刷形式を、ユーザが別の印刷形式に変更した上で印刷が実行された場合には、変更後の印刷形式情報が携帯電話3に送信され、この新たな印刷形式情報が携帯電話3のデータ蓄積部702に保存される。次回からの印刷には、この新たな印刷形式情報が携帯電話3から複合機2に送信されて印刷形式が設定され、新たな印刷形式で印刷が可能となるように制御される。
【0056】
携帯電話3が複合機2に装着されて(S31でYES)、ID番号が認証されたことが制御部100によって確認された後(S34でYES)、携帯電話3から、印刷部数情報と共に、印刷形式情報が受信される(S35,S36)。この印刷形式情報は、携帯電話3のデータ蓄積部702に記憶されており、制御部708によってデータ蓄積部702に記憶されている印刷形式情報が、通信部707から複合機2に送信されるようになっている。
【0057】
上記携帯電話3からの印刷形式情報の受信後、ユーザによって複合機2の操作部20(表示部26のタッチパネル機能等)で印刷濃度や用紙サイズ等を変更するために新たな印刷形式が入力された場合は(S37でYES)、印刷形式が新たに入力された内容に設定される(S38)。また、制御部100は、ユーザによって印刷形式が変更されなかったと判断した場合は(S37でNO)、S38の処理をスキップして、携帯電話3から受信した印刷形式情報が示す印刷形式がそのまま使用されるようにする。
【0058】
この後、スタートキー21が押下されると(S39でYES)、携帯電話3から受信した印刷部数と、S38で再設定された印刷形式又は携帯電話3から受信した印刷形式のいずれかの印刷形式とによって、印刷が実行される(S40)。
【0059】
印刷後、制御部100は、ユーザによって印刷形式が変更されていた場合は(S43でYES)、複合機2のHDD150に新たな印刷形式の情報を記憶させ(S44)、この新たな印刷形式情報をUSBポート231を通して携帯電話3に送信する(S45)。携帯電話3において、当該新たな印刷形式情報が受信されると(K36)、データ蓄積部702の既存の印刷形式情報が新たな印刷形式情報に書き換えられる(S37)。このように複合機2から受信された印刷形式情報及び印刷枚数情報等の各種情報は、携帯電話3の表示部706に表示される(K38)。
【0060】
上記のように、複合機2が携帯電話3から受信した印刷形式情報に基づいた印刷形式で印刷を行うことで、各ユーザが印刷の度に複合機2に印刷形式を設定する手間を省略することができる。また、印刷時に複合機2でユーザが新たな印刷形式に変更した場合は、新たな印刷形式の情報が複合機2から携帯電話3に送信されて、携帯電話3のデータ蓄積部702に記憶され、以後は当該新たな印刷形式情報を使用して、自動的に複合機2で印刷が実行されるので、ユーザが印刷形式を変更した場合であっても、印刷の度にユーザが印刷形式を設定する手間が省ける。
【0061】
また、本発明に係る画像形成装置の操作システム1では、複合機2のスキャナ部120で読み取られた原稿画像のデータが携帯電話3に送信され、この原稿画像データが、携帯電話3のデータ蓄積部702に保存されるようになっている。図8は、この場合における処理を示すフローチャートである。
【0062】
制御部100が、ユーザによる複合機2の操作部20等によって、スキャナ部120で読み取られた原稿画像のデータを携帯電話3に送信するように設定されたと判断した場合は(S51でYES)、スキャナ部120による原稿画像読み取り後(S52)、原稿画像データを携帯電話3に送信させる(S53)。
【0063】
携帯電話3において、上記原稿画像データが受信されると(K51)、この原稿画像データはデータ蓄積部702に保存される(K52)。この保存された画像データは、表示部708に表示される(K53)。なお、この原稿画像データは、JPEG形式やBMP形式等、他種類の機器で使用可能な汎用の保存形式であることが望ましい。これにより、スキャナ部120で読み取られた原稿画像のデータを、携帯電話3に蓄積して持ち運ぶことが可能になり、また、携帯電話3の待ち受け画面等としたり、電子メールにより他の通信機器に送信する等、原稿画像データの有用性を高めることができる。
【0064】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、複合機2がカラー印刷機能を有する場合は、図4及び図7において、携帯電話3が複合機2に装着されず、スタートキー21のみを使用して印刷部数を設定せずに印刷がされる場合には(図4におけるS1でNO,S10でYES、図7におけるS31でNO,S46でYES)、制御部100によって、カラー印刷が禁止され、モノクロ印刷のみを許可するように制御されるようにしてもよい。これによれば、コストの高いカラー印刷が無断で行われる事態の発生を防止しつつ、緊急時にはコストの安いモノクロ印刷により用を足すことが可能になる。
【0065】
また、上記実施形態では、携帯電話3と複合機2との間でUSBポート231を介してデータ送受信が行われるものとされているが、USBポートは単なる一例であり、IEEE1394やパラレル又は他のシリアルインタフェイス、更にはBluetooth(登録商標)等によって、データ送受信されるようにしてもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、外部機器として、携帯電話3や電卓3’があげられているが、テンキー等の数値入力が可能な手段を有し、ID番号等を記憶できる記憶部を有する機器であれば、他の機器であっても構わない。
【0067】
なお、上記では、画像形成装置の例として、複合機2を上げているが、コピー機能のみを有する機器や、ファクシミリ装置、プリンタ等であっても良いことは勿論であり、本発明は、これらの機器において、外部機器から送信されてくる印刷部数の指示やID番号に基づいて動作制御が行われるものであってもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上のように請求項1及び請求項9に記載の発明によれば、外部機器から送信されてくるID情報が認証できない場合には、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づいて動作制御を行うので、印刷部数を指定してなされる大量印刷を制限しつつ、印刷部数を指定しない1部数での少量印刷は許可される。そのため、無断での大量印刷を抑制しながらも、緊急時にはID認証無しで少量の印刷が即座に可能である。また、外部機器から送信されてくるID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、外部機器からの印刷部数信号が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行うので、印刷が許可された者は印刷部数の制限を受けることなく自由に多量の印刷をすることができる。これにより、無断印刷抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立することができる。
【0069】
また、請求項2に記載の発明によれば、ID情報を認証できない場合には、モノクロ印刷のみを許可するので、コストの高いカラー印刷を無許可者が無断で行うことを抑制することができ、その一方、ID情報を認証できなくても、緊急時には、コストの安いモノクロ印刷は自由に印刷可能として用を足すことが可能になる。
【0070】
また、請求項3に記載の発明によれば、外部機器の印刷部数入力手段がテンキーなので、例えば、外部機器が携帯電話や電卓等である場合に、これら各装置の基本的機能を実現するために元々備えられているテンキーを用いて、印刷部数を入力することができる。
【0071】
また、請求項4に記載の発明によれば、印刷枚数記録手段が、各ID情報を用いて印刷された場合に、それぞれのID情報毎に印刷枚数が記録されるので、各ID情報が付されたユーザ毎の印刷枚数を管理することが可能になる。
【0072】
また、請求項5に記載の発明によれば、画像形成装置から外部機器に受信された印刷枚数情報が、外部機器の記憶手段に記憶されるので、外部機器の所有者であるユーザの印刷枚数情報を当該外部機器自体に保有させることができると共に、この印刷枚数情報が表示手段に表示されるので、外部機器からでもユーザは自分の印刷枚数を把握することができる。
【0073】
また、請求項6に記載の発明によれば、ユーザが画像形成装置に印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート等の情報)を設定すると、この印刷形式情報が外部機器に送信されてその記憶手段に記憶され、また、画像形成装置の制御手段は、外部機器から送信されてくる印刷形式情報に基づいて動作制御を行うので、ユーザが、外部機器の記憶手段に記憶されている印刷形式情報で再度印刷を行う場合には、画像形成装置に印刷形式を設定する手間をなくすことができる。
【0074】
また、請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データが、画像形成装置から外部機器に送信されて記憶手段に記憶され、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データを外部機器で保有できるので、保有した画像データの有用性を高めることができる。
【0075】
また、請求項8に記載の発明によれば、画像形成装置にID情報及び印刷部数情報を送信すべく外部機器を画像形成装置に接続すると、外部機器の充電も行われるため、外部機器を充電するための作業を別途行う必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の操作システムの外観を示す図である。
【図2】複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】携帯電話の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図4】携帯電話から入力される指示信号で複合機を動作制御する場合の処理を示すフローチャートである。
【図5】(a)は携帯電話が装着された状態の操作部を示す図、(b)は携帯電話が離脱された状態の操作部を示す図である。
【図6】(a)は電卓が装着された状態の操作部を示す図、(b)は電卓が離脱された状態の操作部を示す図である。
【図7】携帯電話から入力される指示信号で複合機を動作制御する処理の他の実施形態を示すフローチャートである。
【図8】複合機のスキャナ部で読み取られた原稿画像のデータが携帯電話に送信され、この原稿画像データが、携帯電話のデータ蓄積部に保存される場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置の操作システム
2 複合機
3 携帯電話(外部機器)
3’ 電卓(外部機器)
21 スタートキー(印刷指示受付手段)
23 外部機器装着部
100 制御部(制御手段)
106 ID情報認証部(ID情報認証手段)
120 スキャナ部(原稿読み取り手段)
130 記録部(画像形成手段)
190 充電部(充電手段)
231 USBポート(情報送信手段)
232 充電用端子
701 ID情報記憶部(ID情報記憶手段)
702 データ蓄積部(記憶手段)
703 充電池部
705 操作部(印刷部数入力手段)
706 表示部(表示手段)
707 通信部(送信手段、受信手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器から入力される指示信号によって、コピー機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置を動作制御する操作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置の操作システムとしては、無断印刷を防止するために、画像形成装置に装着すると印刷動作可能となって印刷枚数もカウントするキーカウンタを使用するもの、個人認識用ID番号が記憶されたキーカードが差し込まれた場合に印刷動作が可能となるもの、或いは、操作部のテンキーから入力された個人認識用の暗証番号の認証後に印刷を許可するもの等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−102717号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の画像形成装置の操作システムによれば、無断印刷を防止できるものの、画像形成装置へのキーカウンタやキーカードの装着、暗証番号の入力がない限り1枚も印刷することができず、特に、緊急に印刷が必要な場合における使い勝手が悪いものであった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、キーカウンタやキーカードの装着、暗証番号の入力がない場合であっても、一定制限下で印刷可能とすることにより、無断印刷の抑制と緊急印刷時の使い勝手向上の両方を実現できる画像形成装置の操作システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、外部機器から入力される指示信号に基づいて画像形成装置を動作制御する操作システムであって、
前記外部機器に、ユーザ認証を行うためのID情報が記憶されたID情報記憶手段と、外部操作により印刷部数が入力される印刷部数入力手段と、ID情報記憶手段に記憶されるID情報及び印刷部数入力手段に入力された印刷部数の情報を前記画像形成装置に送信する送信手段とが備えられ、
前記画像形成装置に、前記外部機器からの印刷部数情報及びID情報を受信する情報受信手段と、情報受信手段で受信されたID情報の認証を行うID情報認証手段と、外部操作による印刷開始指示を受け付ける印刷指示受付手段と、ID情報認証手段でID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、情報受信手段で受信された印刷部数情報が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行い、ID情報認証手段でID情報が認証できない場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づく動作制御を行う制御手段とが備えられているものである。
【0007】
また、請求項9に記載の発明は、外部機器から入力される指示信号に基づいて動作制御される画像形成装置であって、
前記外部機器からの印刷部数情報及びID情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段で受信されたID情報の認証を行うID情報認証手段と、
外部操作による印刷開始指示を受け付ける印刷指示受付手段と、
前記ID情報認証手段でID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、情報受信手段で受信された印刷部数情報が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行い、ID情報認証手段でID情報が認証できない場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づく動作制御を行う制御手段と
が備えられているものである。
【0008】
これらの構成によれば、外部機器から送信されてくるID情報が認証できない場合には、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づいて動作制御を行うので、印刷部数を指定してなされる大量印刷を制限しつつ、印刷部数を指定しない1部での少量印刷は許可される。そのため、無断での大量印刷を抑制しながらも、緊急時にはID認証無しで少量の印刷が即座に可能である。また、外部機器から送信されてくるID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、外部機器からの印刷部数信号が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行うので、印刷が許可された者は印刷部数の制限を受けることなく自由に多量の印刷をすることができる。これにより、無断印刷抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置は、カラー画像形成用の画像形成手段を備え、
前記制御手段は、前記ID情報認証手段によるID情報の認証ができない場合には、前記画像形成手段にモノクロ印刷のみの実行を許可するものである。
【0010】
この構成によれば、ID情報を認証できない場合には、モノクロ印刷のみを許可するので、コストの高いカラー印刷を無許可者が無断で行うことを抑制することができ、その一方、ID情報を認証できなくても、緊急時には、コストの安いモノクロ印刷は自由に印刷可能として用を足すことが可能になる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記外部機器の印刷部数入力手段は、外部操作による数値入力を受け付けるテンキーからなるものである。
【0012】
この構成によれば、外部機器の印刷部数入力手段がテンキーなので、例えば、外部機器が携帯電話や電卓等である場合に、これら各装置の基本的機能を実現するために元々備えられているテンキーを用いて、印刷部数を入力することができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、前記ID情報認証手段で認証されたID情報毎に、それぞれのID情報を用いて印刷された印刷枚数を記録する印刷枚数記録手段が備えられているものである。
【0014】
この構成によれば、印刷枚数記録手段が、各ID情報を用いて印刷された場合に、それぞれのID情報毎に印刷枚数が記録されるので、各ID情報が付されたユーザ毎の印刷枚数を管理することが可能になる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、前記印刷枚数記録手段に記憶されている各ID情報毎の印刷枚数の情報を前記外部機器に送信する情報送信手段が備えられ、
前記外部機器には、前記情報送信手段から送信されてくる印刷枚数情報を受信する受信手段と、受信手段で受信された印刷枚数情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている印刷枚数情報を表示する表示手段とが備えられているものである。
【0016】
この構成によれば、画像形成装置から外部機器に受信された印刷枚数情報が、外部機器の記憶手段に記憶されるので、外部機器の所有者であるユーザの印刷枚数情報を当該外部機器自体に保有させることができると共に、この印刷枚数情報が表示手段に表示されるので、外部機器からでもユーザは自分の印刷枚数を把握することができる。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置の情報送信手段は、前記画像形成装置での印刷実行時にユーザによって設定された印刷形式の情報を前記外部機器に送信し、
前記外部機器の受信手段が、前記情報送信手段から印刷形式情報を受信すると、この印刷形式情報が前記記憶手段に記憶され、
前記画像形成装置の制御手段は、前記情報受信手段によって、前記外部機器の送信手段から前記記憶手段に記憶されている印刷形式情報が受信された場合は、この印刷形式情報に基づいた動作制御を行うものである。
【0018】
この構成によれば、ユーザが画像形成装置に印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート等の情報)を設定すると、この印刷形式情報が外部機器に送信されてその記憶手段に記憶され、また、画像形成装置の制御手段は、外部機器から送信されてくる印刷形式情報に基づいて動作制御を行うので、ユーザが、外部機器の記憶手段に記憶されている印刷形式情報で再度印刷を行う場合には、画像形成装置に印刷形式を設定する手間をなくすことができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、原稿上の画像を読み取る原稿読み取り手段が備えられ、この原稿読み取り手段によって読み取られた原稿画像のデータが前記情報送信手段から前記外部機器に送信され、
前記外部機器の受信手段によって、前記情報送信手段から送信されてくる画像データが受信されると、この画像データが前記記憶手段に記憶されるものである。
【0020】
この構成によれば、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データが、画像形成装置から外部機器に送信されて記憶手段に記憶され、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データを外部機器で保有できるので、保有した画像データの有用性を高めることができる。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置の操作システムであって、前記画像形成装置に、前記外部機器を充電する充電手段が備えられ、
前記画像形成装置に前記外部機器を接続したときに、前記充電手段によって前記外部機器が充電されるものである。
【0022】
この構成によれば、画像形成装置にID情報及び印刷部数情報を送信すべく外部機器を画像形成装置に接続すると、外部機器の充電も行われるため、外部機器を充電するための作業を別途行う必要をなくすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及びその操作システムについて図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の操作システムの外観を示す図である。本発明に係る画像形成装置の一例である複合機2は、本発明に係るファイル名称設定装置を備えた画像形成装置であり、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機2と、外部機器の一例である携帯電話3のそれぞれに備えられる機能によって、本発明に係る画像形成装置の操作システム1が構成される。
【0024】
複合機2の上部には、ファクシミリ又は複写機として使用する場合に原稿を連続して読み取るための自動原稿送り装置10が、スキャナ部120(図2)のガラス製の原稿台に対して開閉可能に設けられている。また、複合機2の上部前方には、この複合機2を操作するための各種スイッチが配列された操作部20が設けられている。
【0025】
自動原稿送り装置10の原稿載置部11に原稿を載置し、操作部20のスタートキー(印刷指示受付手段)21をオンすると、自動原稿送り装置10の駆動部12内に設けられたローラ等により、原稿載置部11から原稿が順次自動原稿送り装置10の内部に取り込まれ、スキャナ部の原稿台まで搬送され、CCDなどの撮像素子(ラインセンサ)により、原稿の搬送方向に直交する方向(主走査方向)の1ラインごとに画像データとして読み込まれ、メモリに記憶される。
【0026】
スキャナ部120は、例えば、ミラースキャンタイプの光学系を有しており、自動原稿送り装置10を使用して原稿を読みとる場合は、ミラーを固定して、原稿台上の所定の位置を通過する原稿を読みとる。一方、自動原稿送り装置10を使用せずに、原稿台に直接原稿を載置する場合は、原稿台の下側から主走査方向に直交する副走査方向にミラーを走査させて原稿を読みとる。なお、スキャナ部は、単独でパーソナルコンピュータの周辺機器としてのスキャナとして使用可能であり、読みとった画像データをLAN(local area network)などを介して接続されているパーソナルコンピュータに送信できる。複合機2の本体内部には、例えばレーザビームプリンタ等と同様の構成を有する画像形成部132(図2)が設けられている。
【0027】
複合機2を複写機として印刷する場合、記録部は、スキャナ部により読みとった画像データに基づいて、記録紙上に画像を形成することでコピー出力を実現する。
【0028】
複合機2は、上記のように複数の機能を有するため、操作部20は、上記スタートキー21の他に、ファクシミリ、複写機、プリンタ及びスキャナとしての機能のいずれかを選択するための機能選択キー22、誤入力を取り消すためのリセットキー24、ファクシミリの送信やプリント動作を中止するためのストップキー25、受信したファクスデータや、各種選択可能な機能を表示するための表示装置と機能選択用の入力装置(タッチパネル)を兼ねた液晶ディスプレイ等からなる表示部26、受信したファクシミリに関する情報などを表示部26に一覧表示させるためのJOBリスト表示キー27などを備えている。
【0029】
本発明に係る複合機2には、コピー枚数やFAX番号などを入力するためのテンキーは設けられておらず、その代わりに、外部機器装着部23が設けられている。この外部機器装着部23には、携帯電話3等のテンキーが備えられた外部機器が装着される。この外部機器装着部23は、携帯電話3を包含できる程度の凹部からなり、携帯電話3を装着した状態で、複合機2の前面側に立ったユーザがそのテンキーを押下し易いように、図1における手前側が低く、奥側が高くなるように傾斜が付けられた角度に設定されている。
【0030】
また、外部機器装着部23の内部には、携帯電話3と各種データ送受信を行うためのUSBポート(情報送信手段)231と、携帯電話3の充電用に電力供給を行うための充電用端子232が設けられている。複合機2は外部機器装着部23に装着され、複合機2に内蔵される制御部100(図2)が、USB接続された状態の携帯電話3から送信されてくる印刷部数情報やID情報、更にはファクス番号情報等に基づいて動作制御することによって印刷動作等が行われる。
【0031】
図2は複合機2の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機2には、装置全体の動作制御を司る制御部(制御手段)100が備えられている。制御部100には、露光ランプ121及びCCD122等からなる原稿画像の読み取りが可能なスキャナ部(原稿読み取り手段)120と、用紙搬送部131,画像形成部132,転写部133及び定着部134等からなる記録部(画像形成手段)130とが接続されている。また、制御部100には、スキャナ部120で読み取られた文書データ等が一時的に保存される画像メモリ140と、大量の文書データを保存可能な記憶容量を有する大容量のHDD(記憶装置)150とが接続されている。
【0032】
画像処理部160は、スキャナ部120によって読み取られた画像のデータや、HDD150から読み出した画像データに対して、必要に応じて加工処理等を行うものである。ROM126は複合機2の動作プログラムが記憶され、必要に応じて他の動作制御プログラムが記憶されるものである。RAM127は制御部100の作業領域として使用されるメモリである。
【0033】
また、制御部100は、複合機2が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ101,ファクシミリコントローラ102,プリンタコントローラ103,コピーコントローラ104及びネットワークコントローラ105として機能する。
【0034】
スキャナ部コントローラ101は、スキャナ部動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部170を制御する。ファクシミリ通信部170には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ104は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部(記録部130等)の動作制御を行うものである。
【0035】
ネットワークコントローラ105は、本複合機2とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ105は、ネットワークI/F部210を介して外部とデータを送受信させる。
【0036】
操作部20は、表示部26と、スタートキー21,機能選択キー22,リセットキー24,ストップキー25等からなる操作キー部200と、USBポート231とからなり、USBポート231から入力される携帯電話3からの各種の指示(印刷部数情報、ID番号情報、ファクス番号情報等)は制御部100に送られ、このUSBポート231から入力される各種指示に従って、制御部100が記録部130及びファクシミリ通信部170等の動作を制御する。
【0037】
また、制御部100は、USBポート231を通じて携帯電話3から送信されてくるID番号情報を認証するID情報認証部(ID情報認証手段)106としても機能する。HDD150には、複合機2での印刷が許可される複数のID番号が記憶されており、ID情報認証部106は携帯電話3からID番号の情報を受信すると、このID番号がHDD150に記憶されているID番号と一致するか否かが判断される。制御部100は、ID情報認証部106でのID番号情報の一致又は不一致に応じて、記録部130の動作を制御する(詳細は後述)。なお、制御部100は、携帯電話3との間におけるデータ送受信制御を行う。
【0038】
さらに、制御部100には、充電部(充電手段)190が接続されている。この充電部190は、外部機器装着部23内に設けられている充電用端子232に接続しており、この充電用端子232に携帯電話3側の端子が接続された時に、制御部100による制御でもって、携帯電話3側へ電力を供給するものである。
【0039】
図3は携帯電話3の概略構成を示す機能ブロック図である。携帯電話3は、通信機器として一般的な機能を発揮するために従来から備えられる、テンキーや通話ボタン等からなる操作部(印刷部数入力手段)705、LCD(liquid crystal display)ディスプレイ等からなる表示部(表示手段)706、外部と音声や電子データを通信するための通信部(送信手段、受信手段)707、及び装置各部を動作制御する制御部708を備える他、これらに加えて、ID情報記憶部(ID情報記憶手段)701、データ蓄積部(記憶手段)702及び充電池部703を備える。
【0040】
ID情報記憶部701は、複合機2での印刷(又はファクス機能の使用)が許可されるユーザであるか否かを認証するためのID番号を記憶するものである。
【0041】
データ蓄積部702は、複合機2から送信されてくる、印刷枚数情報や、印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート設定等の情報)、複合機2のスキャナ部120で読み込んだ原稿画像のデータ等が保存されるものである。
【0042】
充電池部703は、複合機2の充電部190から充電用端子232を通して供給される電力が蓄電されるものである。
【0043】
上記表示部706には、制御部708による制御で、複合機2から受信してデータ蓄積部702に保存されている印刷枚数や画像データ、印刷形式の情報が表示されるようになっている。
【0044】
また、制御部708は、ID情報記憶部701に記憶されているID番号と、データ蓄積部702に保存されている印刷形式データとを、通信部707から複合機2に送信させたり、この通信部707によって複合機2から印刷形式データや原稿画像データ等の各種データを受信させる等、複合機2との間におけるデータ送受信制御を行う。
【0045】
次に、本発明に係る画像形成装置の操作システム1によって、携帯電話3から入力される指示信号で複合機2を動作制御する場合の処理について説明する。図4は、携帯電話3から入力される指示信号で複合機を動作制御する場合の処理を示すフローチャート、図5(a)は携帯電話3が装着された状態の操作部20を示す図、(b)は携帯電話3が離脱された状態の操作部20を示す図、図6(a)は電卓が装着された状態の操作部20を示す図、(b)は電卓が離脱された状態の操作部20を示す図である。
【0046】
ユーザによって、操作部20の外部機器装着部23に携帯電話3が填め込まれ(図5(a))、携帯電話3側のUSB端子と複合機2側のUSBポート231が接続し、更に携帯電話3側の充電用端子と複合機2側の充電用端子232が接続したことが制御部100によって確認されると(S1でYES)、制御部100は充電部190に携帯電話3への電力供給を開始させる(S2)。
【0047】
なお、図5(b)に示すように、携帯電話3が外部機器装着部23に装着されていない場合は(S1でNO)、制御部100は、操作部20のスタートキー21がユーザによって押下されたことをもって(S10でYES)、1部のみの印刷が行われるように処理する(S11)。上述したように、複合機2は印刷部数等を入力するためのテンキーが備えられていないので、印刷部数の指示を行うことができないが、スタートキー21が押下された場合には、制御部100は1部のみの印刷を行わせるようになっている。
【0048】
携帯電話3側からは、ID情報記憶部701に記憶されているID番号情報が通信部707から複合機2に送信され(K1)、複合機2で当該ID番号情報が受信されると(S3)、ID情報認証部106によって、受信したID番号と、HDD150に記憶されている複合機2での印刷が許可された複数のID番号とが一致するか否かが判断される(S4)。すなわち、受信したID番号の認証が行われる。
【0049】
ID情報認証部106でID番号の認証ができた場合は(S4でYES)、制御部100は、携帯電話3側から送信されてくる印刷部数情報が受信され(S5,K2)、スタートキー21が押下された場合に(S6でYES)、この受信された印刷部数での印刷を実行させる(S7)。
【0050】
この後、制御部100は、今回の印刷処理における印刷枚数を加算して算出し、今回使用されたID番号による印刷枚数の累計値をHDD150に記憶させる(S8)。この印刷枚数累計値は、制御部100によって、USBポート231から携帯電話3に送信される(S9)。
【0051】
上記印刷枚数累計値が携帯電話3に受信されると(K3)、印刷枚数累計値がデータ蓄積部702に保存されている既存の印刷枚数累計値と置き換えられる(K4)。このように複合機2から受信された印刷枚数情報は、携帯電話3の表示部706に表示される(K5)。
【0052】
このような処理によれば、携帯電話3から送信されてくるID番号が複合機2において認証できない場合、スタートキー21が押下されると、1部のみの印刷が許可されるので、印刷部数を指定してなされる大量印刷を制限しつつも、緊急時に少量の印刷を即座に行うことが可能になる。また、携帯電話3から送信されてくるID番号が複合機2で認証できた場合は、携帯電話3のテンキー(操作部705)から印刷部数を指定して印刷できるので、許可された者は、印刷部数が制限されることなく大量の印刷を自由に行うことができる。これにより、無断印刷抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立することができる。
【0053】
なお、図6(a)(b)に示すように、複合機2に装着される外部機器は、電卓3’であってもよい。この場合、電卓3’のテンキー705’を使用して、印刷部数等の情報が入力される。
【0054】
次に、本発明に係る画像形成装置の操作システム1によって、携帯電話3から入力される指示信号で複合機2を動作制御する処理の他の実施形態について説明する。図7は、携帯電話から入力される指示信号で複合機を動作制御する処理の他の実施形態を示すフローチャートである。なお、図4と同様の処理は説明を省略する。
【0055】
この実施形態に係る処理では、携帯電話3側から受信した印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート設定等の情報)に基づいて、複合機2で印刷形式が設定されて印刷が実行されるようになっている。また、複合機2において、携帯電話3から送信されてくる印刷形式情報が示す印刷形式を、ユーザが別の印刷形式に変更した上で印刷が実行された場合には、変更後の印刷形式情報が携帯電話3に送信され、この新たな印刷形式情報が携帯電話3のデータ蓄積部702に保存される。次回からの印刷には、この新たな印刷形式情報が携帯電話3から複合機2に送信されて印刷形式が設定され、新たな印刷形式で印刷が可能となるように制御される。
【0056】
携帯電話3が複合機2に装着されて(S31でYES)、ID番号が認証されたことが制御部100によって確認された後(S34でYES)、携帯電話3から、印刷部数情報と共に、印刷形式情報が受信される(S35,S36)。この印刷形式情報は、携帯電話3のデータ蓄積部702に記憶されており、制御部708によってデータ蓄積部702に記憶されている印刷形式情報が、通信部707から複合機2に送信されるようになっている。
【0057】
上記携帯電話3からの印刷形式情報の受信後、ユーザによって複合機2の操作部20(表示部26のタッチパネル機能等)で印刷濃度や用紙サイズ等を変更するために新たな印刷形式が入力された場合は(S37でYES)、印刷形式が新たに入力された内容に設定される(S38)。また、制御部100は、ユーザによって印刷形式が変更されなかったと判断した場合は(S37でNO)、S38の処理をスキップして、携帯電話3から受信した印刷形式情報が示す印刷形式がそのまま使用されるようにする。
【0058】
この後、スタートキー21が押下されると(S39でYES)、携帯電話3から受信した印刷部数と、S38で再設定された印刷形式又は携帯電話3から受信した印刷形式のいずれかの印刷形式とによって、印刷が実行される(S40)。
【0059】
印刷後、制御部100は、ユーザによって印刷形式が変更されていた場合は(S43でYES)、複合機2のHDD150に新たな印刷形式の情報を記憶させ(S44)、この新たな印刷形式情報をUSBポート231を通して携帯電話3に送信する(S45)。携帯電話3において、当該新たな印刷形式情報が受信されると(K36)、データ蓄積部702の既存の印刷形式情報が新たな印刷形式情報に書き換えられる(S37)。このように複合機2から受信された印刷形式情報及び印刷枚数情報等の各種情報は、携帯電話3の表示部706に表示される(K38)。
【0060】
上記のように、複合機2が携帯電話3から受信した印刷形式情報に基づいた印刷形式で印刷を行うことで、各ユーザが印刷の度に複合機2に印刷形式を設定する手間を省略することができる。また、印刷時に複合機2でユーザが新たな印刷形式に変更した場合は、新たな印刷形式の情報が複合機2から携帯電話3に送信されて、携帯電話3のデータ蓄積部702に記憶され、以後は当該新たな印刷形式情報を使用して、自動的に複合機2で印刷が実行されるので、ユーザが印刷形式を変更した場合であっても、印刷の度にユーザが印刷形式を設定する手間が省ける。
【0061】
また、本発明に係る画像形成装置の操作システム1では、複合機2のスキャナ部120で読み取られた原稿画像のデータが携帯電話3に送信され、この原稿画像データが、携帯電話3のデータ蓄積部702に保存されるようになっている。図8は、この場合における処理を示すフローチャートである。
【0062】
制御部100が、ユーザによる複合機2の操作部20等によって、スキャナ部120で読み取られた原稿画像のデータを携帯電話3に送信するように設定されたと判断した場合は(S51でYES)、スキャナ部120による原稿画像読み取り後(S52)、原稿画像データを携帯電話3に送信させる(S53)。
【0063】
携帯電話3において、上記原稿画像データが受信されると(K51)、この原稿画像データはデータ蓄積部702に保存される(K52)。この保存された画像データは、表示部708に表示される(K53)。なお、この原稿画像データは、JPEG形式やBMP形式等、他種類の機器で使用可能な汎用の保存形式であることが望ましい。これにより、スキャナ部120で読み取られた原稿画像のデータを、携帯電話3に蓄積して持ち運ぶことが可能になり、また、携帯電話3の待ち受け画面等としたり、電子メールにより他の通信機器に送信する等、原稿画像データの有用性を高めることができる。
【0064】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、複合機2がカラー印刷機能を有する場合は、図4及び図7において、携帯電話3が複合機2に装着されず、スタートキー21のみを使用して印刷部数を設定せずに印刷がされる場合には(図4におけるS1でNO,S10でYES、図7におけるS31でNO,S46でYES)、制御部100によって、カラー印刷が禁止され、モノクロ印刷のみを許可するように制御されるようにしてもよい。これによれば、コストの高いカラー印刷が無断で行われる事態の発生を防止しつつ、緊急時にはコストの安いモノクロ印刷により用を足すことが可能になる。
【0065】
また、上記実施形態では、携帯電話3と複合機2との間でUSBポート231を介してデータ送受信が行われるものとされているが、USBポートは単なる一例であり、IEEE1394やパラレル又は他のシリアルインタフェイス、更にはBluetooth(登録商標)等によって、データ送受信されるようにしてもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、外部機器として、携帯電話3や電卓3’があげられているが、テンキー等の数値入力が可能な手段を有し、ID番号等を記憶できる記憶部を有する機器であれば、他の機器であっても構わない。
【0067】
なお、上記では、画像形成装置の例として、複合機2を上げているが、コピー機能のみを有する機器や、ファクシミリ装置、プリンタ等であっても良いことは勿論であり、本発明は、これらの機器において、外部機器から送信されてくる印刷部数の指示やID番号に基づいて動作制御が行われるものであってもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上のように請求項1及び請求項9に記載の発明によれば、外部機器から送信されてくるID情報が認証できない場合には、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づいて動作制御を行うので、印刷部数を指定してなされる大量印刷を制限しつつ、印刷部数を指定しない1部数での少量印刷は許可される。そのため、無断での大量印刷を抑制しながらも、緊急時にはID認証無しで少量の印刷が即座に可能である。また、外部機器から送信されてくるID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、外部機器からの印刷部数信号が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行うので、印刷が許可された者は印刷部数の制限を受けることなく自由に多量の印刷をすることができる。これにより、無断印刷抑制と緊急印刷時の使い勝手向上を両立することができる。
【0069】
また、請求項2に記載の発明によれば、ID情報を認証できない場合には、モノクロ印刷のみを許可するので、コストの高いカラー印刷を無許可者が無断で行うことを抑制することができ、その一方、ID情報を認証できなくても、緊急時には、コストの安いモノクロ印刷は自由に印刷可能として用を足すことが可能になる。
【0070】
また、請求項3に記載の発明によれば、外部機器の印刷部数入力手段がテンキーなので、例えば、外部機器が携帯電話や電卓等である場合に、これら各装置の基本的機能を実現するために元々備えられているテンキーを用いて、印刷部数を入力することができる。
【0071】
また、請求項4に記載の発明によれば、印刷枚数記録手段が、各ID情報を用いて印刷された場合に、それぞれのID情報毎に印刷枚数が記録されるので、各ID情報が付されたユーザ毎の印刷枚数を管理することが可能になる。
【0072】
また、請求項5に記載の発明によれば、画像形成装置から外部機器に受信された印刷枚数情報が、外部機器の記憶手段に記憶されるので、外部機器の所有者であるユーザの印刷枚数情報を当該外部機器自体に保有させることができると共に、この印刷枚数情報が表示手段に表示されるので、外部機器からでもユーザは自分の印刷枚数を把握することができる。
【0073】
また、請求項6に記載の発明によれば、ユーザが画像形成装置に印刷形式情報(印刷濃度、用紙サイズ、ソート等の情報)を設定すると、この印刷形式情報が外部機器に送信されてその記憶手段に記憶され、また、画像形成装置の制御手段は、外部機器から送信されてくる印刷形式情報に基づいて動作制御を行うので、ユーザが、外部機器の記憶手段に記憶されている印刷形式情報で再度印刷を行う場合には、画像形成装置に印刷形式を設定する手間をなくすことができる。
【0074】
また、請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データが、画像形成装置から外部機器に送信されて記憶手段に記憶され、画像形成装置の原稿読み取り手段で読み取られた画像データを外部機器で保有できるので、保有した画像データの有用性を高めることができる。
【0075】
また、請求項8に記載の発明によれば、画像形成装置にID情報及び印刷部数情報を送信すべく外部機器を画像形成装置に接続すると、外部機器の充電も行われるため、外部機器を充電するための作業を別途行う必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の操作システムの外観を示す図である。
【図2】複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】携帯電話の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図4】携帯電話から入力される指示信号で複合機を動作制御する場合の処理を示すフローチャートである。
【図5】(a)は携帯電話が装着された状態の操作部を示す図、(b)は携帯電話が離脱された状態の操作部を示す図である。
【図6】(a)は電卓が装着された状態の操作部を示す図、(b)は電卓が離脱された状態の操作部を示す図である。
【図7】携帯電話から入力される指示信号で複合機を動作制御する処理の他の実施形態を示すフローチャートである。
【図8】複合機のスキャナ部で読み取られた原稿画像のデータが携帯電話に送信され、この原稿画像データが、携帯電話のデータ蓄積部に保存される場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置の操作システム
2 複合機
3 携帯電話(外部機器)
3’ 電卓(外部機器)
21 スタートキー(印刷指示受付手段)
23 外部機器装着部
100 制御部(制御手段)
106 ID情報認証部(ID情報認証手段)
120 スキャナ部(原稿読み取り手段)
130 記録部(画像形成手段)
190 充電部(充電手段)
231 USBポート(情報送信手段)
232 充電用端子
701 ID情報記憶部(ID情報記憶手段)
702 データ蓄積部(記憶手段)
703 充電池部
705 操作部(印刷部数入力手段)
706 表示部(表示手段)
707 通信部(送信手段、受信手段)
Claims (9)
- 外部機器から入力される指示信号に基づいて画像形成装置を動作制御する操作システムであって、
前記外部機器に、ユーザ認証を行うためのID情報が記憶されたID情報記憶手段と、外部操作により印刷部数が入力される印刷部数入力手段と、ID情報記憶手段に記憶されるID情報及び印刷部数入力手段に入力された印刷部数の情報を前記画像形成装置に送信する送信手段とが備えられ、
前記画像形成装置に、前記外部機器からの印刷部数情報及びID情報を受信する情報受信手段と、情報受信手段で受信されたID情報の認証を行うID情報認証手段と、外部操作による印刷開始指示を受け付ける印刷指示受付手段と、ID情報認証手段でID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、情報受信手段で受信された印刷部数情報が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行い、ID情報認証手段でID情報が認証できない場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づく動作制御を行う制御手段とが備えられていることを特徴とする画像形成装置の操作システム。 - 前記画像形成装置は、カラー画像形成用の画像形成手段を備え、
前記制御手段は、前記ID情報認証手段によるID情報の認証ができない場合には、前記画像形成手段にモノクロ印刷のみの実行を許可することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の操作システム。 - 前記外部機器の印刷部数入力手段は、外部操作による数値入力を受け付けるテンキーからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置の操作システム。
- 前記画像形成装置に、前記ID情報認証手段で認証されたID情報毎に、それぞれのID情報を用いて印刷された印刷枚数を記録する印刷枚数記録手段が備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置の操作システム。
- 前記画像形成装置に、前記印刷枚数記録手段に記憶されている各ID情報毎の印刷枚数の情報を前記外部機器に送信する情報送信手段が備えられ、
前記外部機器には、前記情報送信手段から送信されてくる印刷枚数情報を受信する受信手段と、受信手段で受信された印刷枚数情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている印刷枚数情報を表示する表示手段とが備えられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置の操作システム。 - 前記画像形成装置の情報送信手段は、前記画像形成装置での印刷実行時にユーザによって設定された印刷形式の情報を前記外部機器に送信し、
前記外部機器の受信手段が、前記情報送信手段から印刷形式情報を受信すると、この印刷形式情報が前記記憶手段に記憶され、
前記画像形成装置の制御手段は、前記情報受信手段によって、前記外部機器の送信手段から前記記憶手段に記憶されている印刷形式情報が受信された場合は、この印刷形式情報に基づいた動作制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の操作システム。 - 前記画像形成装置に、原稿上の画像を読み取る原稿読み取り手段が備えられ、この原稿読み取り手段によって読み取られた原稿画像のデータが前記情報送信手段から前記外部機器に送信され、
前記外部機器の受信手段によって、前記情報送信手段から送信されてくる画像データが受信されると、この画像データが前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置の操作システム。 - 前記画像形成装置に、前記外部機器を充電する充電手段が備えられ、
前記画像形成装置に前記外部機器を接続したときに、前記充電手段によって前記外部機器が充電されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置の操作システム。 - 外部機器から入力される指示信号に基づいて動作制御される画像形成装置であって、
前記外部機器からの印刷部数情報及びID情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段で受信されたID情報の認証を行うID情報認証手段と、
外部操作による印刷開始指示を受け付ける印刷指示受付手段と、
前記ID情報認証手段でID情報が認証できた場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示と、情報受信手段で受信された印刷部数情報が示す印刷部数とに基づいて印刷動作制御を行い、ID情報認証手段でID情報が認証できない場合は、印刷指示受付手段で受け付けられた印刷開始指示のみに基づく動作制御を行う制御手段と
が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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- 2003-06-05 JP JP2003161251A patent/JP2004362356A/ja not_active Withdrawn
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