JP2008040963A - 画像処理システムおよび画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
不特定多数の者が利用する画像処理装置を用いてサービス会社が提供する各種サービスを利用する際のセキュリティや利便性を高めるようにした画像処理システムおよび画像処理装置を提供する。
【解決手段】
複合機10は、携帯電話機30からのVPNリモードアクセス要求を受けると、公衆回線網41を介して接続されたノード(サービス会社20)とのセキュアな通信トンネルを確立する。この通信トンネルの確立には、携帯電話機30で管理されるVPN接続情報(VPN接続情報テーブル62a)を用いる。この結果、例えば、ディレクトリ参照サービス(サービス会社(C社)23)との間の通信トンネルが確立すると、複合機10は、ディレクトリ参照サービス(サービス会社(C社)23)から電子データを取得してそれを印刷することになる。
【選択図】 図1
不特定多数の者が利用する画像処理装置を用いてサービス会社が提供する各種サービスを利用する際のセキュリティや利便性を高めるようにした画像処理システムおよび画像処理装置を提供する。
【解決手段】
複合機10は、携帯電話機30からのVPNリモードアクセス要求を受けると、公衆回線網41を介して接続されたノード(サービス会社20)とのセキュアな通信トンネルを確立する。この通信トンネルの確立には、携帯電話機30で管理されるVPN接続情報(VPN接続情報テーブル62a)を用いる。この結果、例えば、ディレクトリ参照サービス(サービス会社(C社)23)との間の通信トンネルが確立すると、複合機10は、ディレクトリ参照サービス(サービス会社(C社)23)から電子データを取得してそれを印刷することになる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理システムおよび画像処理装置に関する。
社外で紙媒体の文書を電子化してプライベートネットワーク(企業サイト等)内のディレクトリサービス等へセキュアに送信し保存する際には、画像処理装置で電子化し、そのデータを一旦、情報処理装置等に移した後、VPN(公衆回線網を専用回線であるかのように利用できるサービス:Virtual Private Network)等を利用して送信していた。また、社内の電子データを社外で印刷する際にも、電子データを一旦、情報処理装置等に移した後、そのデータを画像処理装置から印刷するという手順が採られていた。
このように社外から社内に電子データを送る場合や、社内の電子データを社外で印刷する場合には、一旦、情報処理装置に電子データを移す必要があったので手間がかかるのに加えて、電子データを一時的に保存できるハードウェアリソースを持つ情報処理装置が必要となっていた。そのため、サイズが大きい電子データを扱う場合には、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯性に優れた情報処理装置では対応できない場合が多々あった。
このような技術に関連して、例えば、特許文献1には、公共性のない装置群(複写機、スキャナ、プリンタ、パーソナルコンピュータ等)から保管サイトへの電子データの送受信や、データの保管参照を実現する技術が開示される。
特開2001−357039号
社外から社内に電子データを送る場合や、社内の電子データを社外で印刷する場合には、サービス会社が提供するディレクトリサービスや、プリントサービス等を利用する方法がある。例えば、社外から紙媒体を電子化して送る必要がある場合、出先の会社やスポットオフィス、SOHO(Small Office Home Office)、あるいはコンビニエンスストア等にある不特定多数の者が利用する画像処理装置を用いて電子化してこれらサービスを利用することになる。
このとき、画像処理装置とディレクリサービス等を提供するサービス会社との間は、専用回線で繋がれているわけでなく一般の公衆回線網を利用することになるので、通信経路上で電子データが改竄、盗聴、なりすまし等の被害に合う可能性がある。
本発明は、不特定多数の者が利用する画像処理装置を用いてサービス会社が提供する各種サービスを利用する際のセキュリティや利便性を高めるようにした画像処理システムおよび画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の画像処理システムの発明は、携帯端末と、画像処理装置と、前記画像処理装置と公衆回線網を介して接続され、該画像処理装置からの要求に応じて各種サービスを提供する1または複数のサービス提供サーバとを具備し、前記携帯端末は、前記画像処理装置による前記サービス提供サーバへの接続に際して必要な接続情報を管理する接続情報管理手段と、前記画像処理装置と通信を行うための携帯端末通信手段とを具備し、前記画像処理装置は、前記携帯端末通信手段と通信を行うための画像処理装置通信手段と、前記画像処理装置通信手段を介して前記接続情報管理手段で管理された接続情報を受信する受信処理手段と、前記受信処理手段で受信した接続情報を用いて前記サービス提供サーバとの間の通信を確立する接続確立手段と、前記接続確立手段により前記サービス提供サーバとの間の通信が確立された後、該通信を介して前記サービス提供サーバが提供する各種サービスを利用するための制御を行う制御手段とを具備する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記接続確立手段は、前記サービス提供サーバとの間の通信を仮想私設通信網によって確立する。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記接続情報管理手段は、前記仮想私設通信網への通信を確立するための接続に関する設定情報、ユーザ認証のための認証情報を含む接続情報を管理する。
また、請求項4の発明は、請求項1から3の発明において、前記1または複数のサービス提供サーバは、ディレクトリ格納サービス、ディレクトリ参照サービス、プリントサービス等のいずれかのサービスを前記画像処理装置からの要求に応じて提供する。
また、請求項5の画像処理装置の発明は、前記携帯端末と通信を行う通信手段と、前記通信手段を介して該携帯端末で管理された接続情報を受信する受信処理手段と、前記受信処理手段で受信した前記接続情報を用いて公衆回線網を介して接続されたサービス提供サーバとの間の通信を確立する接続確立手段と、前記接続確立手段により前記サービス提供サーバとの間の通信が確立された後、該通信を介して前記サービス提供サーバが提供する各種サービスを利用するための制御を行う制御手段とを具備する。
本発明によれば、不特定多数の者が利用する画像処理装置を用いて、公衆回線網を介して接続されたサービス提供サーバにより提供されるディレクトリサービス等を利用する際に、画像処理装置とサービス提供サーバとの間の通信を、携帯端末で管理された接続情報により確立する。
これにより、画像処理装置とサービス提供サーバとの間の通信がセキュアに行えることになり、また、画像処理装置内に接続情報等の機密性の高い情報が漏洩することもなく、セキュリティを向上させることができる。
また、本発明によれば、ハードウェアリソースの少ない携帯端末を用いて、このハードウェアリソースを超える大きさの電子データを扱ったディレクトリサービス等の利用が可能となるため利便性が高まる。
以下、本発明に係わる画像処理システムおよび画像処理装置の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる画像処理装置を配して構成した画像処理システムの全体構成の一例を示す図である。なお、本実施例においては、本発明に係わる画像処理装置を複合機10に適用した場合を例に挙げて説明する。
この画像処理システムは、複合機10と、サービス会社20と、携帯電話機30とを具備して構成され、サービス会社20と複合機10との間は、公衆回線網41を介して接続され、携帯電話機30と複合機10との間は、有線等によりローカルに接続される。なお、複合機10と公衆回線網41との間には、ファイアウォール42が設けられる。
複合機10は、コンビニエンスストア等に配設され、不特定多数の者に利用される。複合機10では、公衆回線網41を介して接続されたサービス会社20との間でデータの授受を行うことで、サービス会社20により提供される各種サービスを利用することができる。ここで、この複合機10とサービス会社20との間の通信は、公衆回線網41を利用して行われることになるのでセキュリティの面で問題がある。そのため、本実施例においては、この両者の間の通信にVPN(仮想私設通信網)を用いる。
サービス会社20は、複合機10からの要求に応じて各種サービスを提供する事業者である。サービス会社20には、各種サービスを提供するためのサービス提供サーバが各々設けられており、このサーバが動作することによりサービス会社20による各種サービスが提供されることになる。ここで、サービス会社20により提供される各種サービスについて説明する。まず、サービス会社(A社)21によるプリントサービスによれば、電子データを印刷して配送するサービスが提供されるため、例えば、社外で入手した紙媒体の文書を関連会社のある部門のプリンタで印刷する必要がある場合などに、このサービスが利用されることになる。また、サービス会社(B社)22によるディレクトリ格納サービスによれば、電子データを蓄積して管理するサービスが提供されるため、例えば、社外で入手した紙媒体の文書を電子化して本社のファイルサーバに保存しておきたい場合などに、このサービスが利用されることになる。また、サービス会社(C社)23によるディレクトリ参照サービスによれば、利用者からの要求に応じてディレクトリに格納されたファイル(電子データ)を参照させるサービスが提供されるため、例えば、社外で本社のファイルサーバにある電子データを印刷したい場合などに、このサービスが利用されることになる。
携帯電話機30は、携帯電話網を利用した通話機能の他、アプリケーションソフトの実行等の様々な機能を備えた携帯端末である。携帯電話機30は、有線により複合機10とローカル接続されることにより、複合機20との間で各種データの授受を行う。なお、本実施例においては、携帯電話機30と複合機10との間を有線により接続する場合を説明するが、セキュリティを確保できるのであれば、この間の通信を、赤外線やBluetooth、無線LAN(Local Area Network)等を利用して無線で行うようにしてもよい。
ここで、サービス会社(A社)21が提供するプリントサービスを利用する際の画像処理システムにおける処理の流れについて簡単に説明する。
このプリントサービスの利用に際しユーザはまず、携帯電話機30と複合機10とをローカルに接続する。接続が済むとユーザは、プリントサービスを利用するために携帯電話機30から所定の操作を行う。すると、携帯電話機30から複合機10にVPNリモートアクセス要求が送られる。
この要求を受けた複合機10では、公衆回線網41を介して接続されたノード(サービス会社(A社)21)との間でセキュアな通信トンネルを確立する。この通信トンネルの確立には、携帯電話機30で管理されるVPN接続情報テーブル62aに設定されたVPN接続情報が用いられる。複合機10では、このVPN接続情報を用いてVPNへの接続・認証を行う。
この結果、サービス会社(A社)21との間の通信トンネルが確立すると、複合機10は、スキャン処理の開始をユーザに促すことになる。ユーザがプラテンガラス上に原稿をセットすると、複合機10はその原稿に対するスキャン処理を開始し、そのスキャンした電子データをVPNを利用してプリントサービス(サービス会社(A社)21)に送信する。これにより、サービス会社(A社)21により提供されるプリントサービスが利用されることになる。
ここで、図2を用いて、図1に示す複合機10の概略構成の一部について説明する。
複合機10は、その機能構成として、液晶ディスプレイ等から構成され、各種情報の表示を行う表示部11と、タッチパネルやボタン等から構成され、ユーザからの入力操作を受け付ける操作部12と、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等から構成され、複合機10を統括制御する複合機主制御部13と、LANボードや電話線モジュラージャック等で構成され、公衆回線網41との通信を実現する公衆回線通信部14と、USB(Universal Serial Bus)等で構成され、携帯電話機30とのローカル通信を実現するローカル通信部(複合機)15と、照明ランプ、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等から構成され、原稿から電子データを読み取る画像読取部16と、感光ドラム、転写ベルト、定着器等から構成され、用紙等の記録媒体上に画像を形成する画像形成部17とを具備して構成される。
以上が、複合機10を構成する各種処理機能の説明である。なお、図2においては、説明を分かり易くするために、各処理機能を具体的に実現する構成を例示しているが、これはあくまで一例であり、これ以外の構成により各処理機能が実現されてもよい。
次に、上述した複合機主制御部13の機能的な構成の一部について説明する。
複合機主制御部13は、各種処理機能部として、UI(User Interface)制御部(複合機)51と、処理動作管理部52と、リモートアクセス制御部(複合機)53とを具備して構成される。
UI制御部51は、表示部11や操作部12などのユーザインターフェースを制御する機能を果たす。具体的には、各種画面を表示部11に表示したり、操作部12で受け付けたユーザからの入力操作に対応する制御信号を生成したりする制御を行う。
処理動作管理部52は、複合機10に備わる各種デバイスを管理する機能を果たす。具体的には、画像読取部16や画像形成部17の動作を制御するなどしてデバイスの管理を行う。
リモートアクセス制御部(複合機)53は、サービス会社20が提供する各種サービスを利用する際の、複合機10における処理を統括制御する機能を果たす。複合機主制御部13上に構成される各種処理機能は、このリモートアクセス制御部(複合機)53からの指示に従って動作する。なお、このリモートアクセス制御部(複合機)53では、各処理機能間で発生するデータの入出力も制御する。
また、リモートアクセス制御部(複合機)53はその内部に、携帯電話機30からローカル通信部(複合機)15を介してVPN接続情報を受信する機能を果たす接続情報受信処理部53aと、受信したVPN接続情報を用いてサービス会社20との通信トンネルを確立する機能を果たすVPN接続確立部53bと、確立された通信トンネルを利用してサービス会社20へ各種要求を送信するなどしてサービス会社20により提供される各種サービスを利用するための制御を行う機能を果たすサービス利用処理制御部53cとを具備して構成される。
以上が、複合機主制御部13を構成する各種処理機能についての説明である。続いて、図3を用いて、図1に示す携帯電話機30の概略構成の一部について説明する。
携帯電話機30は、その機能構成として、アンテナ等から構成され、携帯電話網との間で電波の送受信を行う携帯電話網通信部31と、液晶ディスプレイ等から構成され、各種情報の表示を行う表示部32と、十字キーやテンキー等から構成され、ユーザからの入力操作を受け付ける操作部33と、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等から構成され、携帯電話機30を統括制御する携帯電話機主制御部34と、マイクやスピーカー等から構成され、音声の入出力を行う音声入出力部35と、携帯電話機特有の通信インターフェース等で構成され、複合機10とのローカル通信を実現するローカル通信部(携帯電話機)36とを具備して構成される。
以上が、携帯電話機30を構成する各種処理機能の説明である。なお、図3においては、説明を分かり易くするために、各処理機能を具体的に実現する構成を例示しているが、これはあくまで一例であり、これ以外の構成により各処理機能が実現されてもよい。
次に、上述した携帯電話機主制御部34の機能的な構成の一部について説明する。
携帯電話機主制御部34は、各種処理機能部として、UI(User Interface)制御部(携帯電話機)61と、接続情報管理部62と、リモートアクセス制御部(携帯電話機)63とを具備して構成される。
UI制御部61は、表示部32や操作部33などのユーザインターフェースを制御する機能を果たす。具体的には、各種画面を表示部32に表示したり、操作部33で受け付けたユーザからの入力操作に対応する制御信号を生成したりする制御を行う。
接続情報管理部62は、複合機10によるサービス会社20への接続に際して用いられるVPN接続情報テーブル62aを管理する機能を果たす。図4に示すように、VPN接続情報テーブル62aには、VPN接続サービス名と、VPN接続サービスそれぞれのサービスに関するセキュリティポリシー等の端末設定情報と、接続時の認証等に利用されるセキュリティ情報とが各々関連付けられて設定されており、接続情報管理部62では、このVPN接続情報テーブル62aへのVPN接続情報の登録や参照等の処理を司り、VPN接続情報テーブル62aの管理を行うことになる。なお、このVPN接続情報テーブル62aへの各種情報の登録は、携帯電話機30の表示部32や操作部33から行ってもよいし、また、携帯電話機30にパーソナルコンピュータ等を接続してパーソナルコンピュータから行ってもよく、特に、その方法は問わない。
リモートアクセス制御部(携帯電話機)63は、サービス会社20が提供する各種サービスを利用する際の、携帯電話機30における処理を統括制御する機能を果たす。携帯電話機主制御部34上に構成される各種処理機能は、このリモートアクセス制御部(携帯電話機)63からの指示に従って動作する。なお、このリモートアクセス制御部(携帯電話機)63では、各処理機能間で発生するデータの入出力も制御する。
また、リモートアクセス制御部(携帯電話機)63はその内部に、ローカル通信部(携帯電話機)36を介して複合機10へVPN接続情報を送信する接続情報送信処理部63aを具備して構成される。以上が、携帯電話機主制御部34を構成する各種処理機能についての説明である。
ここで、図5から図7を用いて、携帯電話機30を用いてサービス会社20が提供する各種サービスを利用する場合の処理の流れについて説明する。なお、図5には、接続フェーズにおける処理の流れが示され、図6および図7には、メイン処理フェーズにおける処理の流れが示される。
まず、図5を用いて、接続フェーズにおける処理の流れについて説明する。なお、ここでは、サービス会社(C社)23が提供するディレクトリ参照サービスを利用する場合の処理の流れについて説明する。
サービス会社(C社)23が提供するディレクトリ参照サービスの利用に際して、ユーザはまず、複合機10とサービス会社(C社)23との間でVPN接続を行うために必要なVPN接続情報(VPN接続情報テーブル62a)を携帯電話機30へ登録しておく(ステップS101)。また、サービス会社(C社)23へも携帯電話機30のサービスへの追加を依頼しておく(ステップS102)。
この準備処理が終了するとユーザは続いて、携帯電話機30と複合機10とがローカル接続された状態で、携帯電話機30のUI上(表示部32、操作部33)からVPN接続先の選択を行う。すなわち、ステップS101で登録したVPN接続情報テーブル62aから接続先を選択することになる。なお、ここでは、ディレクトリ参照サービスを利用するため、サービス会社(C社)23が選択されることになる。
ユーザが操作部33から選択操作を行うと、この選択操作を受けたUI制御部61は、リモートアクセス制御部(携帯電話機)63に対してVPNリモートアクセスを依頼する。すると、この依頼を受けたリモートアクセス制御部(携帯電話機)63は、ローカル通信部(携帯電話機)36およびローカル通信部(複合機)15を介してリモートアクセス制御部(複合機)53との通信を開始する。すなわち、携帯電話機30と複合機10との間のローカル通信が確立されることになる(ステップS104)。
このローカル通信の確立とともに、リモートサクセス制御部(携帯電話機)63は、リモートアクセス制御部(複合機)53へリモートアクセス要求を発行するとともに、ステップS103でユーザに選択された接続先のVPN接続情報をVPN接続情報テーブル62aから取得し、これを接続情報送信処理部63aによりローカル通信部(携帯電話機)36を介して複合機10へと送信する(ステップS105)。
複合機10では、このVPN接続情報をローカル通信部(複合機)15を介して接続情報受信処理部53aで受信する。すると、VPN接続確立部53bが、公衆回線通信部14を介してサービス会社(C社)23への接続を行う。このサービス会社(C社)23への接続は、携帯電話機30から送られてきたVPN接続情報に基づき行われる(ステップS106)。
複合機10からサービス会社(C社)23への接続が行われると、サービス会社(C社)23では、複合機10からのサービス要求に対してユーザ認証を要求する(ステップS107)。この要求を受けたVPN接続確立部53bでは、携帯電話機30からのVPN接続情報に含まれる認証情報をサービス会社(C社)23へ送ることでユーザ認証を済ます(ステップS107)。なお、このVPN接続の確立に際しては、VPN接続確立部53bの制御により、複合機10とサービス会社(C社)23との間で一般的なVPN接続ネゴシエーションシーケンスが実行され、通信トンネルが確立されることになる(ステップS108)。
次に、図6を用いて、メイン処理フェーズの動作の流れについて説明する。この図6に示すメイン処理フェーズは、図5で説明した接続フェーズが行われた後に実行される処理である。なお、ここでは、サービス会社(C社)23が提供するディレクトリ参照サービスに蓄積されたファイルを印刷する場合の処理の流れについて説明する。
複合機10とサービス会社(C社)23との間で通信トンネルが確立されると、サービス利用制御部53cは、ディレクトリ参照サービスに蓄積されたファイルリストの取得を要求する(ステップS201)。すると、この要求に伴ってディレクトリ参照サービスから蓄積ファイルリスト情報が複合機10へと送られ(ステップS202)、複合機10ではこれを受信する。
複合機10において、蓄積ファイルリスト情報の受信が済むと、サービス利用制御部53cは、これをローカル通信部(複合機)15およびローカル通信部(携帯電話機)36を介して携帯電話機30のリモートアクセス制御部(携帯電話機)63へ転送する(ステップS203)。この転送を受けたリモートアクセス制御部(携帯電話機)63は、蓄積ファイルリスト情報をUI制御部61へと渡し、UI制御部61が、この情報を表示部32へ表示制御する(ステップS204)。
ユーザは、この表示を参照して操作部33から印刷を所望するファイルを選択する。すると、ユーザにより選択されたファイルを指し示す情報が、UI制御部61からリモートアクセス制御部(携帯電話機)63に伝えられ、さらにローカル通信部(携帯電話機)36およびローカル通信部(複合機)15を介して複合機10のリモートアクセス制御部(複合機)53へと送られる。これを受けたリモートアクセス制御部(複合機)53のサービス利用制御部53cは、ディレクトリ参照サービスに対し当該ファイルの取得要求を送信する(ステップS206)。すると、この要求に伴ってディレクトリ参照サービスから該当のファイルが複合機10へと送られ(ステップS207)、複合機10ではこれを受信する。
この取得したファイルは、サービス利用制御部53cから処理動作管理部62へと送られ、その結果、画像形成部17により当該ファイルに基づいた画像が用紙に形成され、ユーザに選択されたファイルの印刷が行われる(ステップS208)。この印刷が完了すると、処理動作管理部62からリモートアクセス制御部(複合機)53に処理完了通知が行われる。この処理が完了した旨の情報は、リモートアクセス制御部(複合機)53からローカル通信部(複合機)15およびローカル通信部(携帯電話機)36を介して携帯電話機30のリモートアクセス制御部(携帯電話機)63に対して送信され、携帯電話機30においても、印刷の終了を認識することになる。
次に、図7を用いて、サービス会社(A社)21が提供するプリントサービスを利用する場合の処理の流れについて説明する。この図7に示すメイン処理フェーズは、図5で説明した接続フェーズと略同様の処理をサービス会社(A社)21に対して行った後に実行される処理である。
上記図5で説明した接続フェーズ処理と略同様の処理がサービス会社(A社)21に対して行われ、複合機10とサービス会社(A社)21との間で通信トンネルが確立されると、サービス利用制御部53cは、スキャン処理の準備を処理動作管理部62に指示する。すると、処理動作管理部62では、スキャン処理に関する諸設定を行うなどしてスキャン処理の準備を行う(ステップS301)。
準備が完了すると、処理動作管理部62からリモートアクセス制御部(複合機)53へ準備の完了を示す通知が行われる。これを受けたリモートアクセス制御部(複合機)53のサービス利用制御部53cは、ユーザに原稿のセットを促すなどしてスキャン処理の開始を通知する(ステップS302)。このユーザへの通知は、UI制御部(複合機)51の制御による複合機10の表示部11への表示により行ってもよいし、また、UI制御部(携帯電話機)61の制御による携帯電話機30の表示部32への表示により行ってもよい。
この表示を参照したユーザが、プラテンガラス上に原稿をセットして、その読み取りを指示すると、スキャン処理が開始され、画像読取部16における原稿の読み取りが開始される(ステップS303)。
ここで、処理動作管理部62が、画像読取部16による原稿の読み取りを検知すると、その旨がリモートアクセス制御部(複合機)53に伝えられる。すると、リモートアクセス制御部(複合機)53のサービス利用制御部53cでは、原稿から読み取られた電子データを、公衆回線通信部14を介して接続されたサービス会社(A社)21の提供するプリントサービスへと送信する(ステップS302)。これにより、プリントサービスによってこの電子データに基づいた印刷処理が行われる(ステップS303)。
なお、上記図6および図7を用いて、サービス会社(C社)23が提供するディレクトリ参照サービス21と、サービス会社(A社)21が提供するプリントサービスを利用する場合の処理の流れについて説明したが、サービス会社(B社)22が提供するディレクトリ格納サービスを利用する場合には、図7で説明したステップS303の印刷処理の代わりに、複合機10から送られてきた電子データの格納処理を行うようにすれば、その他の処理は上記同様の処理の流れとなる。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記および図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記実施例においては、携帯電話機30を用いる場合を例に挙げて説明したが、携帯電話機30に限られず、携帯性に優れた携帯端末であれば代用できる。例えば、携帯電話機30の代わりにPDA等を用いてもよい。
また、上記実施例において説明した処理を、コンピュータにインストールされた制御プログラムにより実施するように構成してもよい。なお、この制御プログラムは、ネットワーク等の通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
本発明の画像処理システムおよび画像処理装置は、ファックス、スキャナ、プリンタ、複写機、複合機等の画像処理装置や、この画像処理装置を配する画像処理システム全般に適用可能である。
10 複合機
11 表示部
12 操作部
13 複合機主制御部
14 公衆回線通信部
15 ローカル通信部(複合機)
16 画像読取部
17 画像形成部
21 サービス会社(A社)
22 サービス会社(B社)
23 サービス会社(C社)
30 携帯電話機
31 携帯電話網通信部
32 表示部
33 操作部
34 携帯電話機主制御部
35 音声入出力部
36 ローカル通信部(携帯電話機)
41 公衆回線網
42 ファイアウォール
51 UI制御部(複合機)
52 処理動作管理部
53 リモートアクセス制御部(複合機)
53a 接続情報受信処理部
53b VPN接続確立部
53c サービス利用処理制御部
61 UI制御部(携帯電話機)
62 接続情報管理部
62a 設定・認証情報テーブル
63 リモートアクセス制御部(携帯電話機)
63a 接続情報送信処理部
11 表示部
12 操作部
13 複合機主制御部
14 公衆回線通信部
15 ローカル通信部(複合機)
16 画像読取部
17 画像形成部
21 サービス会社(A社)
22 サービス会社(B社)
23 サービス会社(C社)
30 携帯電話機
31 携帯電話網通信部
32 表示部
33 操作部
34 携帯電話機主制御部
35 音声入出力部
36 ローカル通信部(携帯電話機)
41 公衆回線網
42 ファイアウォール
51 UI制御部(複合機)
52 処理動作管理部
53 リモートアクセス制御部(複合機)
53a 接続情報受信処理部
53b VPN接続確立部
53c サービス利用処理制御部
61 UI制御部(携帯電話機)
62 接続情報管理部
62a 設定・認証情報テーブル
63 リモートアクセス制御部(携帯電話機)
63a 接続情報送信処理部
Claims (5)
- 携帯端末と、
画像処理装置と、
前記画像処理装置と公衆回線網を介して接続され、該画像処理装置からの要求に応じて各種サービスを提供する1または複数のサービス提供サーバと
を具備し、
前記携帯端末は、
前記画像処理装置による前記サービス提供サーバへの接続に際して必要な接続情報を管理する接続情報管理手段と、
前記画像処理装置と通信を行うための携帯端末通信手段と
を具備し、
前記画像処理装置は、
前記携帯端末通信手段と通信を行うための画像処理装置通信手段と、
前記画像処理装置通信手段を介して前記接続情報管理手段で管理された接続情報を受信する受信処理手段と、
前記受信処理手段で受信した接続情報を用いて前記サービス提供サーバとの間の通信を確立する接続確立手段と、
前記接続確立手段により前記サービス提供サーバとの間の通信が確立された後、該通信を介して前記サービス提供サーバが提供する各種サービスを利用するための制御を行う制御手段と
を具備する画像処理システム。 - 前記接続確立手段は、
前記サービス提供サーバとの間の通信を仮想私設通信網によって確立する
請求項1記載の画像処理システム。 - 前記接続情報管理手段は、
前記仮想私設通信網への通信を確立するための接続に関する設定情報、ユーザ認証のための認証情報を含む接続情報を管理する
請求項2記載の画像処理システム。 - 前記1または複数のサービス提供サーバは、
ディレクトリ格納サービス、ディレクトリ参照サービス、プリントサービス等のいずれかのサービスを前記画像処理装置からの要求に応じて提供する
請求項1から3いずれかに記載の画像処理システム。 - 前記携帯端末と通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介して該携帯端末で管理された接続情報を受信する受信処理手段と、
前記受信処理手段で受信した前記接続情報を用いて公衆回線網を介して接続されたサービス提供サーバとの間の通信を確立する接続確立手段と、
前記接続確立手段により前記サービス提供サーバとの間の通信が確立された後、該通信を介して前記サービス提供サーバが提供する各種サービスを利用するための制御を行う制御手段と
を具備する画像処理装置。
Priority Applications (1)
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- 2006-08-09 JP JP2006216997A patent/JP2008040963A/ja active Pending
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