JP2004360841A - 電動式ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小形且つ高効率で十分な制動力を得られる電動式ブレーキ装置を低コストで実現する。
【解決手段】複数枚の摩擦板44、44を複数枚の被制動板37、37に向け押圧するアクチュエータ23dを、電気エネルギによりエラストマーの形状を変化させる電気活性ポリマーを含んで構成する。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両、特に自動車の制動に利用するブレーキ装置のうち、電圧、電流等の電気エネルギにより制動力を発生させる電動式ブレーキ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の制動を行なう為のブレーキ装置として従来から各種構造のものが開発され、実際に使用されている。特に、自動車の制動を行なうブレーキ装置としては、油圧により制動力を発揮させる油圧式のブレーキ装置が広く使用されている。この様な油圧式のブレーキ装置としては、例えば特許文献1に記載されている様なディスクブレーキ、或は特許文献2に記載されている様なドラムブレーキが広く使用されている。又、特許文献3に記載されている様なドラム型キャリパブレーキも、一部で使用されている。更には、大きな制動力を発生できる構造として、特許文献4に記載されている様な多板式のディスクブレーキ装置も、従来から各種提案されている。
【0003】
又、近年に於ける車両の高度な制御化の流を受けて、電気エネルギにより制動力を発生させる電動式ブレーキ装置に就いても、各種構造が提案されている。電動式ブレーキ装置は、設置スペース及び製造コストが嵩むマスタシリンダやブースタ(倍力装置)、油圧配管等が不要になり、コスト低減と設置の容易化を図れる他、ブレーキペダルを踏み込んでから制動力が発生するまでの時間を短縮できる可能性がある。更には、走行安定性確保の為の細かい制御も容易になる。
【0004】
この様な事情で開発が進められている電動式ブレーキ装置として従来から、例えば特許文献5に記載されている様な直動アクチュエータ型のもの、或は特許文献6に記載されている様な回転モータ型のものが知られている。このうちの直動アクチュエータ型のものとしては、上記特許文献5に記載された圧電セラミックを使用するものの他、リニアモータを使用するものが考えられる。これに対して、上記特許文献6等に記載された回転モータ型のものは、電動モータの回転運動を、送りねじ機構等により直線運動に変換するものが考えられる。
【0005】
一方、電気エネルギにより形状を変化させる電気活性ポリマーに関する発明が、特許文献7、8及び非特許文献1に記載されている。この電気活性ポリマーは、例えば特許文献7の明細書の段落番号[0008]に記載されている様に、板状のエラストマーポリマーEPの両面を一対の電極で挟持して成り、これら両電極同士の間に印加する電圧を調節する事により、上記エラストマーポリマーEPを伸縮させるものである。特許文献7、8には、この様な電気活性ポリマーを、バルブ装置、ポンプ装置、ロボット、人工器官等の被駆動部を駆動する為に利用する事が示唆されている。又、非特許文献1には、エレクトロアクティブ高分子を用いた電気活性ポリマーを人工筋肉と称し、効率が高く、歪みが300%以上、駆動圧力が8MPa、応答時間が0.5ms以下の、優れた性能を得られる事が紹介されている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭55−123029号公報
【特許文献2】
特開平9−100849号公報
【特許文献3】
特開昭59−50234号公報
【特許文献4】
実公平1−44820号公報
【特許文献5】
特開昭60−136629号公報
【特許文献6】
特表平10−504876号公報
【特許文献7】
特開2001−286162号公報
【特許文献8】
特表2003−506858号公報
【非特許文献1】
千葉正毅、MEMSおよびNEMS用誘電エラストマー/EPAM技術と今後の展開、「エレクトロニクス実装技術」Vol8.No.1、株式会社技術調査会2001年12月20日、p.32〜38
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献5に記載されている様な、圧電セラミックをアクチュエータとして使用した電動式ブレーキ装置の場合、このアクチュエータが発生する押圧力を大きくはできるが、押圧方向の変形量を確保する事は難しい。この為、制動時に於ける上記押圧力を確保(大きく)する設定にすると、非制動時に十分に小さく変形せず、回転部材と摩擦部材とが擦れ合ったままとなる、所謂引き摺りを防止しつつ、大きな制動力を得る事は難しい。この引き摺りの発生は、燃費性能、加速性能を中心とする、車両の走行性能を悪化させる為、好ましくない。これに対して、リニアモータを利用したものでは、変形量を確保して引き摺りを防止できるが、押圧力を確保する事はできない。
【0008】
一方、特許文献6に記載されている様な回転モータ型の電動式ブレーキ装置は、押圧力の確保と変形量の確保とを両立させる事ができるが、構成部品が多く、重量並びに容積が嵩む。しかも、制動の為の変位時に摩擦係合したり弾性変形する部分が多い為、効率が悪く、エネルギの有効利用を図りにくい。
【0009】
特許文献7、8及び非特許文献1には、変形量が多く、しかもエネルギの変換効率の良好な電気活性ポリマーの用途に関して各種記載されているが、これは、搬送装置、扉等の開閉装置、ロボットの可動部等の為のアクチュエータであると考えられる(例えば、非特許文献1の第35頁)。
本発明は、上記電気活性ポリマーを利用する事により、小型で効率の良い電動式ブレーキ装置を実現すべく発明したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電動式ブレーキ装置は、車輪と共に回転する制動用回転体と、この制動用回転体に対向して設けられた摩擦材と、この摩擦材をこの制動用回転体の被制動面に押し付ける電動式のアクチュエータとを備える。
特に、本発明の電動式ブレーキ装置に於いては、上記アクチュエータが、電気エネルギによりエラストマーの形状を変化させる電気活性ポリマーを含んで構成されたものである。
【0011】
【作用】
上述の様に構成する本発明の電動式ブレーキ装置は、電気活性ポリマーへの通電状態を制御する事により、電気活性ポリマーを構成するエラストマーの形状を変化させ、アクチュエータが摩擦材を制動用回転体の被制動面に押し付ける力を、増減若しくは解消させる。上記電気活性ポリマーのエネルギの変換効率は高く、この電気活性ポリマーを含んで構成するアクチュエータの構造は簡素であり、小型且つ高効率に構成でき、しかも、電気エネルギの有効利用により、少ない電気エネルギで大きな制動力を得られる。更には、上記電気活性ポリマーの変形量を大きくして、非制動時に摩擦材と制動用回転体の被制動面とが擦れ合う事も十分に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜2は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合には、制動用回転体として、車輪と同心に結合固定された、円板状のロータ1を使用している。本例は、本発明を、フローティングキャリパ型と呼ばれるディスクブレーキに適用したもので、制動時には、車輪(図示せず)と共に回転する上記ロータ1に対しキャリパ2を変位させる。車両への組み付け状態では、このロータ1の一側に隣接させる状態で設けるサポート3を、取付孔4、4を利用して車体(図示しない懸架装置)に固定する。又、このサポート3に上記キャリパ2を、上記ロータ1の軸方向に変位可能に支持している。この為に、上記ロータ1の回転方向に関して上記キャリパ2の両端部に一対の案内ピン5、5を、このロータ1の中心軸と平行に設け、これら両案内ピン5、5を上記サポート3の両端部に設けた案内部6、6に設けた案内孔内に、軸方向の摺動自在に挿入している。
【0013】
又、上記サポート3の両端部で、上記ロータ1の周方向に離隔した位置に、それぞれ回入側、回出側両係合部7、8を設けている。これら各係合部7、8は、上記ロータ1の外周部を図1〜2の上下方向に跨ぐ様に、先端がU字形に屈曲しており、上記両係合部7、8にパッド9a、9bを構成する裏板10、10の両端部を、上記ロータ1軸方向に摺動可能に係合させている。又、上記パッド9a、9bを跨ぐブリッジ部11で連結された、シリンダ部12と爪部13とを有する上記キャリパ2を配置している。このキャリパ2のうちの上記シリンダ部12に、インナ側(車両の幅方向内側で図1の右側)のパッド9aを上記ロータ1に対して押圧するピストン14を、軸方向の移動自在に嵌装している。
【0014】
そして、このピストン14と上記シリンダ部12の奥端面との間に、電気活性ポリマー製のアクチュエータ15を配置している。このアクチュエータ15は、それぞれが板状のエラストマーポリマーEPの両面を一対の電極で挟持して成る複数枚の電気活性ポリマーを、各電気活性ポリマーの伸縮方向を上記ピストン14の軸方向(図1の左右方向)に一致させた状態で重ね合わせて成る。この様なアクチュエータ15を構成する上記各電気活性ポリマーの電極に通電する為に、上記キャリパ2のインナ側端部に形成した通孔16にケーブル17を挿通し、このケーブル17により、上記各電極に通電自在としている。上記アクチュエータ15は、このケーブル17を通じて上記各電極への通電状態を制御して、上記エラストマーポリマーEPを伸縮させる事により、上記ロータ1軸方向の長さ寸法を調節自在である。
【0015】
制動を行なう場合には、上記アクチュエータ15を構成する上記各電気活性ポリマーの電極に通電し、これら各電気活性ポリマーにより構成される上記アクチュエータ15の、上記ロータ1軸方向の長さ寸法を増大させる。この結果、上記ピストン14が、上記シリンダ部12から押し出される方向に変位し、このピストン14がインナ側のパッド9aの摩擦材18を上記ロータ1の内側面に、図1の右から左に押し付ける。すると、この押し付け力の反作用として上記キャリパ2が、前記両案内ピン5、5と前記両案内部6、6に形成した案内孔との摺動に基づいて、図1の右方に変位し、前記爪部13がアウタ側(車両の幅方向外側で図1の左側)のパッド9bの摩擦材18を、上記ロータ1の外側面に押し付ける。この結果、このロータ1が内外両側面側から強く挟持されて、制動が行なわれる。制動力の調節は、上記各電気活性ポリマーの電極への通電量を制御する事により行なう。制動を解除する際には、これら各電気活性ポリマーの電極への通電を停止する。尚、非制動時には、上記シリンダ部12の内周面に係止したシール材の弾性復元力により上記ピストン14をこのシリンダ部12内に引き込み、上記各摩擦材18、18と上記ロータ1の両側面との擦れ合いを防止する。
【0016】
次に、図3は、やはり請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合も、制動用回転体として、車輪と同心に結合固定され円板状のロータ1を使用している。本例は、本発明を、対向ピストン型と呼ばれるディスクブレーキに適用したもので、制動時には、車輪(図示せず)と共に回転する上記ロータ1に対し、このロータ1の両側に互いに対向する状態で設けたピストン14a、14aを前進させる。キャリパ2aが上記ロータ1の軸方向に変位する事はない。この様な本例の場合も、上記各ピストン14a、14aと上記キャリパ2aに設けた各シリンダ部12a、12aの奥端面との間に、電気活性ポリマー製のアクチュエータ15a、15aを配置している。制動時には、これら両アクチュエータ15a、15aを構成する各電気活性ポリマーの電極に通電し、これら両アクチュエータ15a、15aを同期して伸長させる。その他の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様である。
【0017】
次に、図4〜5は、請求項1、3に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、制動用回転体として、車輪と同心に結合固定された有底円筒状(シャーレ状)のドラム19を使用している。本例は、本発明を、リーディングトレーリング型と呼ばれるドラムブレーキに適用したもので、制動時には、車輪(図示せず)と共に回転する上記ドラム19の内周面に、一対のブレーキシュー20、20に設けた円弧状の摩擦材21、21の外周面を押し付ける様に構成している。
【0018】
この為に、車体(図示しない懸架装置)に支持した状態で回転しないバッキングプレート22の前面(自動車の幅方向外側の面)の直径方向反対側位置に、アクチュエータ23とアンカ部材24とを固定している。そして、上記両ブレーキシュー20、20を構成するウェブ25、25の円周方向両端部のうちの一端を上記アクチュエータ23を構成する一対の出力部材26、26に、他端を上記アンカ部材24に、それぞれ突き当てている。上記摩擦材21、21は、上記各ウェブ25、25の外周縁に固定した裏板27、27の外周面に添着している。又、これら両ウェブ25、25同士の間にはリターンスプリング28a、28bを掛け渡して、上記両ブレーキシュー20、20に、上記バッキングプレート22の直径方向内側に向く弾力を付与している。上記ドラム19は、上記両ブレーキシュー20、20に被せる様にして設け、このドラム19の内周面と上記各摩擦材21、21の外周面とを対向させている。
【0019】
本例の場合、上記アクチュエータ23を構成する為に、上記バッキングプレート22の前面外径寄り部分に、円筒状のハウジング29を固定している。そして、このハウジング29の軸方向(図4の左右方向)中間部に設置した電気活性ポリマー30を、一対の出力部材26、26により挟持している。これら両出力部材26、26は上記ハウジング29内に、このハウジング29の軸方向に変位自在に嵌装されている。又、上記電気活性ポリマー30には、ケーブル17aにより通電自在としている。
【0020】
上述の様に構成する本例の場合、非制動時には、上記電気活性ポリマー30に通電せず、この電気活性ポリマー30は、軸方向寸法が縮んでいる。この状態では、上記一対のブレーキシュー20、20が上記リターンスプリング28a、28bの弾力により上記バッキングプレート22の径方向内方に変位し、前記ドラム19の内周面と上記各摩擦材21、21の外周面とは離隔する。又、上記アクチュエータ23を構成する上記一対の出力部材26、26は、上記ハウジング29内に押し込まれて、互いの間隔が狭まった状態となる。
【0021】
これに対して、制動を行なう為に上記電気活性ポリマー30に通電すると、この電気活性ポリマー30の軸方向寸法が拡がり、上記アクチュエータ23を構成する上記一対の出力部材26、26の間隔が拡がる。この結果、上記一対のブレーキシュー20、20が上記リターンスプリング28a、28bの弾力に抗して上記バッキングプレート22の径方向外方に変位し、前記ドラム19の内周面と上記各摩擦材21、21の外周面とが互いに当接する。
【0022】
次に、図6は、やはり請求項1、3に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、1対のブレーキシュー20、20の円周方向端部同士の間に設けるアクチュエータ23aを、電気活性ポリマー30aのみで構成している。言い換えれば、上述した第3例の構造から、ハウジング29と出力部材26、26とを省略している。その他の部分の構成及び作用は、上述した第3例と同様である。
【0023】
次に、図7は、請求項1、4に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、バッキングプレート22の前面の一部で一対のブレーキシュー20、20よりもこのバッキングプレート22の中心寄り部分に、それぞれアンカ壁部31、31を、ボルトの如き結合部材等により、或は溶接等により、上記バッキングプレート22に固定する状態で設けている。図示の例の場合、上記各アンカ壁部31、31は、上記各ブレーキシュー20、20を構成するウェブ25、25の円周方向一端縁から内周縁の円周方向他端寄り部分に亙り設けている。そして、上記各アンカ壁部31、31の外周面と上記各ウェブ25、25の内周縁との間に、電気活性ポリマー製のアクチュエータ23b、23bを配置している。
【0024】
本例の場合、これら両アクチュエータ23b、23bを構成する電気活性ポリマーの伸縮方向を上記バッキングプレート22の径方向(上記ウェブ25、25の円周方向一端縁に対向する部分は周方向)に一致させている。即ち、図示しないケーブルを通じての上記電気活性ポリマーへの通電制御に基づき、上記両アクチュエータ23b、23bの、上記バッキングプレート22の径方向の幅寸法を調節自在としている。その他の部分の構成及び作用は、前述した第3例と同様である。
【0025】
次に、図8は、やはり請求項1、4に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、一対のブレーキシュー20、20の端部を、それぞれ枢軸32、32によりバッキングプレート22に対し、揺動変位自在に支持している。その他の構成及び作用は、上述した第5例の場合と同様である。
尚、本発明をドラムブレーキに適用する場合に、図示の様なリーディングトレーリング型に限らず、ツーリーディング型やデュオサーボ型のものに適用する事もできる。
【0026】
次に、図9〜11は、請求項1、5に対応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合には、摩擦材とシリンダとの組み合わせを複数組設ける事により、電気活性ポリマー製のアクチュエータ23cが発生する押圧力が必ずしも十分に高くない場合でも、大きな制動力を得られる様にしている。又、本例の場合には、制動用回転体が、車輪と同心に結合固定された、有底筒状のドラム19aである。このドラム19aの形状そのものは、一般的なドラムブレーキを構成するものと同様である。特に本例の場合には、上記ドラム19aの径方向内側に複数のシリンダ33、33を、それぞれの中心軸をこのドラム19aの径方向に一致させた状態で、このドラム19aの周方向に関して等間隔に配置して、バランス良く、大きな制動力を得られる様にしている。上記各シリンダ33、33の基端部を結合固定した基板部34は、上記ドラム19aと同心に配置した状態で、車体(図示しない懸架装置)に支持固定する。
【0027】
上記各シリンダ33、33にはそれぞれピストン14b、14bを、これら各シリンダ33、33の軸方向の変位自在に嵌装している。又、これら各ピストン14b、14bの外端部で上記各シリンダ33、33の外端開口部から突出した部分に円弧状の裏板部35、35を設け、これら各裏板部35、35の外周面に、それぞれ円弧状の摩擦材21a、21aを添着している。尚、図示の例では、上記各ピストン14b、14bと上記裏板部35、35とを一体としているが、これらを別体とする事も可能である。そして、上記各摩擦材21a、21aを、上記ドラム19aの内周面に対向させている。更に、上記各シリンダ33、33の奥端面と上記各ピストン14b、14bの内端面との間に、それぞれ電気活性ポリマー製のアクチュエータ23c、23cを配置している。そして、これら各アクチュエータ23c、23cを構成する電気活性ポリマーに、ケーブル17b、17bを通じ通電自在として、これら各アクチュエータ23c、23cの、上記ドラム19aの径方向の厚さ寸法を調節自在としている。
【0028】
上述の様に構成する本例の場合、非制動時には、上記各アクチュエータ23c、23cを構成する電気活性ポリマーに通電せず、これら各アクチュエータ23c、23cの厚さ寸法が縮んでいる。この状態では、上記各ピストン14b、14bが、図示しないリターンスプリングの弾力等により上記ドラム19bの径方向内方に変位し、このドラム19bの内周面と上記各摩擦材21a、21aの外周面とは離隔する。
【0029】
これに対して、制動を行なう為に上記各アクチュエータ23c、23cを構成する電気活性ポリマーに通電すると、これら各アクチュエータ23c、23cの厚さ寸法が同期して拡がる。この結果、上記各摩擦材21a、21aが上記ドラム19aの径方向外方に変位し、このドラム19aの内周面と上記各摩擦材21a、21aの外周面とが互いに当接する。この結果、これら各摩擦材21a、21aと上記ドラム19aの内周面との摩擦に基づき、制動が行なわれる。尚、図示の例では、前記各シリンダ33、33と上記各ピストン14b、14bとの組み合わせを4組設けた場合に就いて示したが、シリンダとピストンとの組み合わせ数は特に限定しない。上記ドラム19aを内外両側から挟持する様に構成すれば、シリンダとピストンとを1組のみ設ける事もできる。但し、制動時のバランスを考慮すれば、複数組を円周方向に関して等間隔に設ける事が好ましい。
【0030】
次に、図12〜15は、請求項1、6に対応する、本発明の実施の形態の第8例を示している。本例の場合も、摩擦材とシリンダとの組み合わせを複数とする事により、電気活性ポリマー製のアクチュエータ23dが発生する押圧力が必ずしも十分に高くない場合でも、大きな制動力を得られる様にしている。即ち、制動用回転体と摩擦材とを、軸方向に関して複数枚ずつ重ね合わせる事により、その摩擦に基づく制動力を向上させている。
【0031】
本例の場合には、車輪と同心に結合固定される被制動回転体36の外周面に、この被制動回転体36と同期した回転及びこの被制動回転体36軸方向に変位自在に支持された複数枚の被制動板37、37を使用している。これら各被制動板37、37は、それぞれ円輪状に形成されたもので、外周縁形状は円形とし、内周縁形状はピッチの粗いスプライン状としている。そして、上記各被制動板37、37の内周縁部を上記被制動回転体36の外周面に形成した凹凸部に、軸方向の変位自在にスプライン係合させている。
【0032】
一方、上記被制動回転体36の周囲で上記被制動板37を軸方向両側から挟む位置に、回転しないハウジング38を配置している。このハウジング38は、円輪状の基板部39の片面(図12、15の左面)外周側端部に、断面L字形の主部40の基端部を、複数本の結合部材41、41により固定して成る。この主部40は、円筒部42と、この円筒部42の先端部から径方向内方に折れ曲がった抑え板部43とから成るもので、車両への設置状態では、車体(図示しない懸架装置)に支持固定された状態で回転しない。又、上記円筒部42の内周面には、ピッチの粗いスプライン状の凹凸を形成している。そして、この凹凸と、複数枚の摩擦板44、44とを、相対回転を阻止し、且つ、軸方向の変位を許容した状態でスプライン係合させている。
【0033】
上記各摩擦板44、44は、摩擦材単体、又は、強度及び剛性を向上させる為の芯材の両側面のうち、上記各被制動板37、37に対向する側面に摩擦材を添設したもので、内周縁形状は円形とし、外周縁形状はピッチの粗いスプライン状としている。この様な上記各摩擦板44、44と上記各被制動板37、37とは、軸方向に関して交互に配置している。図示の例では、3枚の摩擦板44、44と2枚の被制動板37、37とを交互に配置する事で、軸方向両端部に摩擦板44、44を配置している。勿論、この摩擦板44、44の数は、上記被制動板37、37の数と共に増減できる。そして、一方(図12、15の左方)の摩擦板44を上記抑え板部43の内側面に当接させ、他方(図12、15の右方)の摩擦板44を、前記アクチュエータ23dに片面に当接させている。このアクチュエータ23dは、電気活性ポリマーにより円輪状に構成したもので、ケーブル17cを通じての通電に基づき、前記ハウジング38の軸方向(図12、15の左右方向)の厚さ寸法を調節自在である。
【0034】
上述の様に構成する本例の場合、非制動時には、上記各アクチュエータ23dを構成する電気活性ポリマーに通電せず、このアクチュエータ23dの厚さ寸法が縮んでいる。この状態では、図15(A)に示す様に、上記各摩擦板44、44の側面と上記各被制動板37、37の側面との間に隙間が存在し、前記被制動回転体36を結合固定した車輪に制動力が加わる事はない。
【0035】
これに対して、制動を行なう為に上記アクチュエータ23dを構成する電気活性ポリマーに通電すると、このアクチュエータ23dの厚さ寸法が拡がる。この結果、図15(B)に示す様に、上記各摩擦板44、44の側面と上記各被制動板37、37の側面とが互いに当接し、これら両板44、37の側面同士に間に加わる摩擦力に基づき、車輪に制動力が加わる。これら両板44、37はその数を増やす事が可能であり、上記アクチュエータ23dが発生する押圧力が特に大きくなくても、十分に大きな制動力を得られる。
【0036】
尚、各摩擦板44、44と各被制動板37、37との軸方向の変位量を確保する為に、本発明の実施の形態の第9例を示す図16の様に、アクチュエータ23d、23dを、基板部39と一端側の摩擦板44との間に加えて、抑え板部43と他端側の摩擦板44との間に設ける事もできる。更には、図示は省略するが、アクチュエータを、これら抑え板部43と摩擦板との間に代えて、又はこの間に設けると共に、摩擦板同士の間に設ける事もできる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上に述べた通り構成し作用するので、十分な制動力を得ると同時に小型且つ高効率の電動式ブレーキ装置を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】図1の右方から見た図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図4】同第3例を示す部分切断正面図。
【図5】図4のA−A断面図。
【図6】本発明の実施の形態の第4例を示す略正面図。
【図7】同第5例を示す略正面図。
【図8】同第6例を示す略正面図。
【図9】同第7例を示す部分切断正面図。
【図10】図9のB−B断面図。
【図11】摩擦材及びピストンを省略して図9の上方から見た図。
【図12】本発明の実施の形態の第8例を示す断面図。
【図13】図12のC−C断面図。
【図14】図12の右方から見た図。
【図15】非制動状態と制動状態とを示す、図12の上部拡大図。
【図16】本発明の実施の形態の第9例を示す、図15と同様の図。
【符号の説明】
1 ロータ
2、2a キャリパ
3 サポート
4 取付孔
5 案内ピン
6 案内部
7 回入側係合部
8 回出側係合部
9a、9b パッド
10 裏板
11 ブリッジ部
12、12a シリンダ部
13 爪部
14、14a、14b ピストン
15、15a アクチュエータ
16 通孔
17、17a、17b、17c ケーブル
18 摩擦材
19、19a ドラム
20 ブレーキシュー
21、21a 摩擦材
22 バッキングプレート
23、23a、23b、23c、23d アクチュエータ
24 アンカ部材
25 ウェブ
26 出力部材
27 裏板
28a、28b リターンスプリング
29 ハウジング
30、30a 電気活性ポリマー
31 アンカ壁部
32 枢軸
33 シリンダ
34 基板部
35 裏板部
36 被制動回転体
37 被制動板
38 ハウジング
39 基板部
40 主部
41 結合部材
42 円筒部
43 抑え板部
44 摩擦板

Claims (6)

  1. 車輪と共に回転する制動用回転体と、この制動用回転体に対向して設けられた摩擦材と、この摩擦材をこの制動用回転体の被制動面に押し付ける電動式のアクチュエータとを備えた電動式ブレーキ装置に於いて、このアクチュエータが、電気エネルギによりエラストマーの形状を変化させる電気活性ポリマーを含んで構成されたものである事を特徴とする電動式ブレーキ装置。
  2. 上記制動用回転体は円板状のロータであり、このロータの外周縁部を跨いで設けられたサポートに支持された、裏板の片面に摩擦材を添設して成る一対のパッドの摩擦材を上記ロータに対向させており、上記サポートに支持されたキャリパに設けたシリンダにピストンが上記ロータの軸方向に変位自在に嵌装されており、上記電気活性ポリマーは、上記ピストンと上記シリンダの底部との間に配置されている、請求項1に記載した電動式ブレーキ装置。
  3. 上記制動用回転体は有底円筒状のドラムであり、このドラムの開口部側に配置されたバッキングプレートに、摩擦材を備えた一対のブレーキシューが、この摩擦材を上記ドラムの内周面に対向させて配置されると共に、このドラムの径方向に変位自在に支持されており、上記電気活性ポリマーは、上記一対のブレーキシューの円周方向一端部同士の間に配置されている、請求項1に記載した電動式ブレーキ装置。
  4. 上記制動用回転体は有底円筒状のドラムであり、このドラムの開口部側に配置されたバッキングプレートに、摩擦材を備えた一対のブレーキシューが、この摩擦材を上記ドラムの内周面に対向させて、このドラムの径方向に変位自在に支持されており、上記電気活性ポリマーは、上記一対のブレーキシューの内周縁よりも中心寄り部分に設けられた上記バッキングプレートに固定の部分の外周面と、上記一対のブレーキシューの内周縁との間に配置されている、請求項1に記載した電動式ブレーキ装置。
  5. 上記制動用回転体が有底円筒状のドラムであり、このドラムの中心側から内周側に延在する有底のシリンダを配置し、このシリンダに変位自在に嵌装されたピストンの外端部に支持された円弧状の摩擦材が上記ドラムの内周面に対向しており、上記電気活性ポリマーは、上記シリンダの底部と上記ピストンの内端面との間に配置されている、請求項1に記載した電動式ブレーキ装置。
  6. 上記制動用回転体が、被制動回転体の外周面に、この被制動回転体の円周方向に回転不能且つ軸方向に変位自在に支持された複数枚の円輪状の被制動板であり、これら各被制動板の周囲及びこれら各被制動板を軸方向両側から挟む位置に回転しないハウジングが設けられており、このハウジングの内周面に、このハウジングの円周方向に回転不能且つ軸方向に変位自在に支持された、摩擦材により構成した複数枚の円輪状の摩擦板を、上記各被制動板の間に配置しており、上記電気活性ポリマーは、上記ハウジングの軸方向一端側内側面部とこの内側面部に対向する摩擦板との間と、摩擦板同士の間との、少なくとも一方に配置されている、請求項1に記載した電動式ブレーキ装置。
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