JPH0828614A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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- JPH0828614A JPH0828614A JP6188800A JP18880094A JPH0828614A JP H0828614 A JPH0828614 A JP H0828614A JP 6188800 A JP6188800 A JP 6188800A JP 18880094 A JP18880094 A JP 18880094A JP H0828614 A JPH0828614 A JP H0828614A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J3/00—Diaphragms; Bellows; Bellows pistons
- F16J3/04—Bellows
- F16J3/041—Non-metallic bellows
- F16J3/046—Lubrication or venting arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
- F16D55/224—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
- F16D55/225—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads
- F16D55/226—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes
- F16D55/2265—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes the axial movement being guided by one or more pins engaging bores in the brake support or the brake housing
- F16D55/227—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes the axial movement being guided by one or more pins engaging bores in the brake support or the brake housing by two or more pins
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/02—Fluid-pressure mechanisms
- F16D2125/06—Pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2250/00—Manufacturing; Assembly
- F16D2250/0084—Assembly or disassembly
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 ディスクブレーキ装置の組立性が向上すると
共に、シール部材の損傷を防止する、ディスクブレーキ
装置を提供すること。 【構成】 ピストン５のブーツ溝５ａに連続してピスト
ン底部方向に少なくとも１個の通気溝５ｂを形成し、軸
方向長であって、前記通気溝５ｂの長さに対してピスト
ン５に嵌着するダストブーツ９の一方の脚部９ａの長さ
を短くすると共に、ピストン５の底面から通気溝５ｂの
後端までの長さより、シリンダ穴２ｅの底面からシール
溝２ｆの前端までの長さを短く構成した。
共に、シール部材の損傷を防止する、ディスクブレーキ
装置を提供すること。 【構成】 ピストン５のブーツ溝５ａに連続してピスト
ン底部方向に少なくとも１個の通気溝５ｂを形成し、軸
方向長であって、前記通気溝５ｂの長さに対してピスト
ン５に嵌着するダストブーツ９の一方の脚部９ａの長さ
を短くすると共に、ピストン５の底面から通気溝５ｂの
後端までの長さより、シリンダ穴２ｅの底面からシール
溝２ｆの前端までの長さを短く構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はディスクブレーキ装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のディスクブレーキ装置として
は、実公昭６２−３８０３２号公報等が挙げられる。
は、実公昭６２−３８０３２号公報等が挙げられる。
【０００３】上記ディスクブレーキ装置は、ローター縁
部に固設されたサポート、及びローター縁部を跨ぐよう
に配設され、かつ対向一対の摩擦パッドをローターに挟
圧せしめるキャリパのいずれか一方に片持ち様に固着さ
れたスライドピンと、前記サポート又はキャリパのいず
れか他方に形成された開口との滑合によりキャリパをロ
ーター軸方向摺動可能に支承し、前記開口縁部にはスラ
イドピンの外周と気密係合するシール部材を設けたピン
タイプディスクブレーキにおいて、前記開口の縁部から
スライドピンに設けた周溝の間に架設されて、滑合部を
外気から封止するブーツを設けると共に、前記スライド
ピンには、前記周溝に開口されていてかつスライドピン
の自由端側に向って伸びる凹溝を形成し、その凹溝のス
ライドピン軸方向の長さは前記周溝の幅寸法と略等しく
かつ前記シール部材の軸方向寸法よりも若干長く設けて
構成されている。
部に固設されたサポート、及びローター縁部を跨ぐよう
に配設され、かつ対向一対の摩擦パッドをローターに挟
圧せしめるキャリパのいずれか一方に片持ち様に固着さ
れたスライドピンと、前記サポート又はキャリパのいず
れか他方に形成された開口との滑合によりキャリパをロ
ーター軸方向摺動可能に支承し、前記開口縁部にはスラ
イドピンの外周と気密係合するシール部材を設けたピン
タイプディスクブレーキにおいて、前記開口の縁部から
スライドピンに設けた周溝の間に架設されて、滑合部を
外気から封止するブーツを設けると共に、前記スライド
ピンには、前記周溝に開口されていてかつスライドピン
の自由端側に向って伸びる凹溝を形成し、その凹溝のス
ライドピン軸方向の長さは前記周溝の幅寸法と略等しく
かつ前記シール部材の軸方向寸法よりも若干長く設けて
構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする問題点】前記したディスクブ
レーキ装置には次のような問題点がある。
レーキ装置には次のような問題点がある。
【０００５】＜イ＞ 後方側が閉塞された袋形状のキャ
リパボス部に、開口側をシール部材で密封された状態で
スライドピンを挿入するため、凹溝がシール部材を通過
する位置に挿入するまではキャリパボス内の空気は圧縮
されるため、スライドピンの組付けが困難である。
リパボス部に、開口側をシール部材で密封された状態で
スライドピンを挿入するため、凹溝がシール部材を通過
する位置に挿入するまではキャリパボス内の空気は圧縮
されるため、スライドピンの組付けが困難である。
【０００６】＜ロ＞ また、凹溝がシール部材を通過し
て圧縮された空気を排出するように構成するため、シー
ル部材が凹溝のエッジで損傷し、シール部材のシール性
及び耐久性が著しく低下する。
て圧縮された空気を排出するように構成するため、シー
ル部材が凹溝のエッジで損傷し、シール部材のシール性
及び耐久性が著しく低下する。
【０００７】＜ハ＞ 通常ブーツの膨端部は、ガイドピ
ンの周溝に締め代をもって弾着されるので、ガイドピン
周溝の幅寸法よりブーツ膨端部の幅寸法（軸方向の寸
法）の方が大きく設定される。しかも周溝の幅寸法は凹
溝の軸方向長さと等しく設定されるので、ブーツ膨端部
の幅寸法は凹溝の軸方向の長さより長くなることにな
る。このためブーツ膨端部が凹溝を被い、ブーツ内の空
気が外部へ排出されにくいので、凹溝が有する頭書の目
的を達成しない。
ンの周溝に締め代をもって弾着されるので、ガイドピン
周溝の幅寸法よりブーツ膨端部の幅寸法（軸方向の寸
法）の方が大きく設定される。しかも周溝の幅寸法は凹
溝の軸方向長さと等しく設定されるので、ブーツ膨端部
の幅寸法は凹溝の軸方向の長さより長くなることにな
る。このためブーツ膨端部が凹溝を被い、ブーツ内の空
気が外部へ排出されにくいので、凹溝が有する頭書の目
的を達成しない。
【０００８】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、ディスク
ブレーキ装置の組付け性向上と、シール部材の損傷防止
が図れる、ディスクブレーキ装置を提供することにあ
る。
になされたもので、その目的とするところは、ディスク
ブレーキ装置の組付け性向上と、シール部材の損傷防止
が図れる、ディスクブレーキ装置を提供することにあ
る。
【０００９】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車輪と一体
に回転するロータを挟圧して摩擦係合する一対の摩擦パ
ッドと、前記ロータの一部外周及び前記摩擦パッドを跨
いで配置したキャリパと、該キャリパに穿設したシリン
ダ穴に摺動自在に収納され前記摩擦パッドをロータに押
圧させる少なくとも１個のピストンと、前記シリンダ穴
の内面に設けられた環状のシール溝に嵌着してピストン
との間の液密を保持するシール部材と、前記シリンダ穴
の開口側とピストン外周面の環状のブーツ溝との間に架
設されて摺動面を封止するダストブーツとを備えたディ
スクブレーキ装置において、前記ピストンのブーツ溝に
連続してピストン底部方向に形成した少なくとも１個の
通気溝と、前記ピストンの軸方向長さであって、前記通
気溝の長さに対してピストンに嵌着する一方の脚部の長
さを短くするダストブーツと、前記ピストン底面から通
気溝後端までの長さより、シリンダ穴底面からシール溝
前端までの長さを短く構成したことを特徴とする、ディ
スクブレーキ装置である。
に回転するロータを挟圧して摩擦係合する一対の摩擦パ
ッドと、前記ロータの一部外周及び前記摩擦パッドを跨
いで配置したキャリパと、該キャリパに穿設したシリン
ダ穴に摺動自在に収納され前記摩擦パッドをロータに押
圧させる少なくとも１個のピストンと、前記シリンダ穴
の内面に設けられた環状のシール溝に嵌着してピストン
との間の液密を保持するシール部材と、前記シリンダ穴
の開口側とピストン外周面の環状のブーツ溝との間に架
設されて摺動面を封止するダストブーツとを備えたディ
スクブレーキ装置において、前記ピストンのブーツ溝に
連続してピストン底部方向に形成した少なくとも１個の
通気溝と、前記ピストンの軸方向長さであって、前記通
気溝の長さに対してピストンに嵌着する一方の脚部の長
さを短くするダストブーツと、前記ピストン底面から通
気溝後端までの長さより、シリンダ穴底面からシール溝
前端までの長さを短く構成したことを特徴とする、ディ
スクブレーキ装置である。
【００１０】
【実施例１】以下図を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００１１】＜イ＞ディスクブレーキ装置の概要（図
１，２，３） ディスクブレーキ装置は、車体に固定したキャリア１に
対し、キャリパ２を水平方向へ移動自在に配設して構成
される。キャリア１の腕部１ａ，１ｂにガイドピン３
ａ，３ｂの一端を固定し、そのガイドピン３ａ，３ｂの
他端をキャリパ２の翼部２ａ，２ｂ内に挿通して、キャ
リア１に対してキャリパ２が移動自在となっている。こ
のキャリパ２は翼部２ａ，２ｂの間のシリンダ部２ｃか
らロータ４を跨いで反力部２ｄが形成されており、キャ
リパ２内の反力部２ｄ側に開口してシリンダ穴２ｅが開
設されている。このシリンダ穴２ｅには、ピストン５が
反力部２ｄに向けて液圧制御により摺動自在に配設され
ている。また、ロータ４を挟んでシリンダ部２ｃ側及び
反力部２ｄ側には、対向する一対の摩擦パッド４ａ，４
ａが、ライナを兼用したパッドスプリング４ｂ，４ｂを
介してキャリア１の腕部１ａ，１ｂに亘って摺動自在に
組付けてある。
１，２，３） ディスクブレーキ装置は、車体に固定したキャリア１に
対し、キャリパ２を水平方向へ移動自在に配設して構成
される。キャリア１の腕部１ａ，１ｂにガイドピン３
ａ，３ｂの一端を固定し、そのガイドピン３ａ，３ｂの
他端をキャリパ２の翼部２ａ，２ｂ内に挿通して、キャ
リア１に対してキャリパ２が移動自在となっている。こ
のキャリパ２は翼部２ａ，２ｂの間のシリンダ部２ｃか
らロータ４を跨いで反力部２ｄが形成されており、キャ
リパ２内の反力部２ｄ側に開口してシリンダ穴２ｅが開
設されている。このシリンダ穴２ｅには、ピストン５が
反力部２ｄに向けて液圧制御により摺動自在に配設され
ている。また、ロータ４を挟んでシリンダ部２ｃ側及び
反力部２ｄ側には、対向する一対の摩擦パッド４ａ，４
ａが、ライナを兼用したパッドスプリング４ｂ，４ｂを
介してキャリア１の腕部１ａ，１ｂに亘って摺動自在に
組付けてある。
【００１２】＜ロ＞キャリパ（図１、２、３） キャリパ２は、ロータ４を跨いで一方にシリンダ穴２ｅ
を形成するシリンダ部２ｃを有する。前記シリンダ穴２
ｅの内面には環状のシール溝２ｆと、更にその開口側に
環状のブーツ溝２ｇを形成する。また、シリンダ部２ｃ
の底部側には、流体を導入する流入口６を形成すると共
に、流体を排出するエアブリーダ７を螺着する。
を形成するシリンダ部２ｃを有する。前記シリンダ穴２
ｅの内面には環状のシール溝２ｆと、更にその開口側に
環状のブーツ溝２ｇを形成する。また、シリンダ部２ｃ
の底部側には、流体を導入する流入口６を形成すると共
に、流体を排出するエアブリーダ７を螺着する。
【００１３】＜ハ＞ピストン（図１、４、５、６） ピストン５は、前記シリンダ穴２ｅに摺動自在に収納さ
れ、コップ状を呈し、開口側の外周面にブーツ溝５ａを
形成する。このブーツ溝５ａに連続してピストン５の底
部方向に少なくとも１条の通気溝５ｂを形成する。
れ、コップ状を呈し、開口側の外周面にブーツ溝５ａを
形成する。このブーツ溝５ａに連続してピストン５の底
部方向に少なくとも１条の通気溝５ｂを形成する。
【００１４】＜ニ＞シール部材（図１、６） シール部材８は、前記シリンダ穴２ｅの内面に形成され
た環状のシール溝２ｆに嵌着され、ピストン５との間の
液密を保持する。また、ピストン５が前進するとシール
溝２ｆ内においてシール部材８が弾性変形して、ピスト
ン５の引き戻し力を発生させる。
た環状のシール溝２ｆに嵌着され、ピストン５との間の
液密を保持する。また、ピストン５が前進するとシール
溝２ｆ内においてシール部材８が弾性変形して、ピスト
ン５の引き戻し力を発生させる。
【００１５】＜ホ＞ダストブーツ（図６） ダストブーツ９は、一方の脚部９ａをピストン５の外周
面に形成された環状のブーツ溝５ａに適度な締付力をも
って嵌着すると共に、他方の脚部９ｂをシリンダ穴２ｅ
の内面に形成された環状のブーツ溝２ｇに嵌着して、ピ
ストン５とシリンダ穴２ｅの摺動面を封止して、防塵、
防水作用を果たす。また、ピストン５の出入に対応でき
るよう中間部は、蛇腹状に形成してある。尚、シール部
材８及びダストブーツ９は、ゴム、合成樹脂等の可撓性
を有する公知材料から成る。
面に形成された環状のブーツ溝５ａに適度な締付力をも
って嵌着すると共に、他方の脚部９ｂをシリンダ穴２ｅ
の内面に形成された環状のブーツ溝２ｇに嵌着して、ピ
ストン５とシリンダ穴２ｅの摺動面を封止して、防塵、
防水作用を果たす。また、ピストン５の出入に対応でき
るよう中間部は、蛇腹状に形成してある。尚、シール部
材８及びダストブーツ９は、ゴム、合成樹脂等の可撓性
を有する公知材料から成る。
【００１６】＜ヘ＞各部の寸法及びその関係 ピストン５の外周に形成した通気溝５ｂの軸方向の長さ
Ａは、ダストブーツ９のピストン５に嵌着する脚部９ａ
の軸方向の長さＢより長くなけらばならない。これはダ
ストブーツ９内に溜まった圧縮空気を、ピストン５の外
周に形成した通気溝５ｂを通じて排出し、ダストブーツ
９内を減圧しピストン５の組付けを良好にするためであ
る。これ以下であると、ダストブーツ９内の圧縮空気が
うまく排出されず、この圧力によりピストン５の組付け
が困難となる不都合が生じる。
Ａは、ダストブーツ９のピストン５に嵌着する脚部９ａ
の軸方向の長さＢより長くなけらばならない。これはダ
ストブーツ９内に溜まった圧縮空気を、ピストン５の外
周に形成した通気溝５ｂを通じて排出し、ダストブーツ
９内を減圧しピストン５の組付けを良好にするためであ
る。これ以下であると、ダストブーツ９内の圧縮空気が
うまく排出されず、この圧力によりピストン５の組付け
が困難となる不都合が生じる。
【００１７】ピストン５底面から通気溝５ｂの後端まで
の長さＣは、シリンダ穴２ｅの底面からシール溝２ｆの
前端までの長さＤより長くなければならない。これはシ
ール部材８により、シリンダ穴２ｅとピストン５との間
の液密を保持するためである。これ以下であると、ピス
トン５をシリンダ穴２ｅの底まで押し込んだ場合、シリ
ンダ穴２ｅのシール部材８がピストン５の通気溝５ｂま
で到達してしまうため液密を保持できない不都合が生じ
る。
の長さＣは、シリンダ穴２ｅの底面からシール溝２ｆの
前端までの長さＤより長くなければならない。これはシ
ール部材８により、シリンダ穴２ｅとピストン５との間
の液密を保持するためである。これ以下であると、ピス
トン５をシリンダ穴２ｅの底まで押し込んだ場合、シリ
ンダ穴２ｅのシール部材８がピストン５の通気溝５ｂま
で到達してしまうため液密を保持できない不都合が生じ
る。
【００１８】
【作用】以下図１及び６を参照にディスクブレーキ装置
の組付けについて説明する。
の組付けについて説明する。
【００１９】＜イ＞シール部材の取付け ディスクブレーキ装置のキャリパ２のシリンダ穴２ｅの
内面に形成した環状のシール溝２ｆにシール部材８を嵌
着する。シリンダ穴２ｅの内面に環状のシール部材８を
嵌着することにより、ピストン５との間の液密を保持す
ることができる。
内面に形成した環状のシール溝２ｆにシール部材８を嵌
着する。シリンダ穴２ｅの内面に環状のシール部材８を
嵌着することにより、ピストン５との間の液密を保持す
ることができる。
【００２０】＜ロ＞ダストブーツの取付け キャリパ２のシリンダ穴２ｅの開口側に形成したブーツ
溝２ｇに、ダストブーツ９の脚部９ｂを嵌着する。
溝２ｇに、ダストブーツ９の脚部９ｂを嵌着する。
【００２１】＜ハ＞圧縮空気の送り込み ダストブーツ９を嵌着したキャリパ２のシリンダ穴２ｅ
の開口側に、ピストン５の底部を接近させながら、シリ
ンダ部２ｃの底部に設けた流入口６より圧縮空気（例え
ば１．５〜３．０ｋｇ／ｃｍ２ 程度）をシリンダ穴２
ｅ内へ導入する。 これにより、ダストブーツ９が膨ら
み、開放されていた一方の脚部９ａがピストン５の外周
に弾着する。
の開口側に、ピストン５の底部を接近させながら、シリ
ンダ部２ｃの底部に設けた流入口６より圧縮空気（例え
ば１．５〜３．０ｋｇ／ｃｍ２ 程度）をシリンダ穴２
ｅ内へ導入する。 これにより、ダストブーツ９が膨ら
み、開放されていた一方の脚部９ａがピストン５の外周
に弾着する。
【００２２】＜ニ＞ピストン挿入 キャリパ２のシリンダ穴２ｅにピストン５を挿入する。
ピストン５の底部がシリンダ穴２ｅに嵌着したシール部
材８を通過した時点で、流入口６からシリンダ部２ｃ内
への圧縮空気の供給を中止しても良い。
ピストン５の底部がシリンダ穴２ｅに嵌着したシール部
材８を通過した時点で、流入口６からシリンダ部２ｃ内
への圧縮空気の供給を中止しても良い。
【００２３】＜ホ＞空気抜き ダストブーツ９内に溜まった圧縮空気は、ピストン５の
外周に少なくとも１個形成した通気溝５ｂより排出す
る。即ち、流入口６より供給した圧縮空気により、膨ら
んだままのダストブーツ９は、ピストン５をシリンダ穴
２ｅに更に挿入することにより、ピストン５に形成した
通気溝５ｂがダストブーツ９の脚部９ａを通過すると、
圧縮空気は通気溝５ｂより排出される。よって、ダスト
ブーツ９は通常状態に戻る。
外周に少なくとも１個形成した通気溝５ｂより排出す
る。即ち、流入口６より供給した圧縮空気により、膨ら
んだままのダストブーツ９は、ピストン５をシリンダ穴
２ｅに更に挿入することにより、ピストン５に形成した
通気溝５ｂがダストブーツ９の脚部９ａを通過すると、
圧縮空気は通気溝５ｂより排出される。よって、ダスト
ブーツ９は通常状態に戻る。
【００２４】＜ヘ＞組付け時における効果 上記したディスクブレーキ装置の組付けにより、ピスト
ン５をシリンダ穴２ｅの底部付近まで挿入すると、ダス
トブーツ９の脚部９ａがピストン５の外周に形成した通
気溝５ｂよりブーツ溝５ａへ滑らかに嵌入されるため、
ダストブーツ９の脚部９ａの損傷を防止できる。
ン５をシリンダ穴２ｅの底部付近まで挿入すると、ダス
トブーツ９の脚部９ａがピストン５の外周に形成した通
気溝５ｂよりブーツ溝５ａへ滑らかに嵌入されるため、
ダストブーツ９の脚部９ａの損傷を防止できる。
【００２５】
【実施例２】実施例１は、フィスト型ピンスライド式の
ディスクブレーキ装置に本発明を適用した一例について
説明してきたが、ディスクブレーキ装置はこの型式に限
らず、対向ピストン型、スイングキャリパ型、オープン
トップ型等、種々の型式のディスクブレーキ装置に適用
することが可能である。
ディスクブレーキ装置に本発明を適用した一例について
説明してきたが、ディスクブレーキ装置はこの型式に限
らず、対向ピストン型、スイングキャリパ型、オープン
トップ型等、種々の型式のディスクブレーキ装置に適用
することが可能である。
【００２６】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
のような効果を得ることができる。
【００２７】＜イ＞ ディスクブレーキ装置の組立時に
流入口より導入し、ダストブーツ内に溜まった圧縮空気
を、ピストンの外周に形成した通気溝を通じて排出でき
るため、ディスクブレーキ装置の組立てが非常に容易と
なった。
流入口より導入し、ダストブーツ内に溜まった圧縮空気
を、ピストンの外周に形成した通気溝を通じて排出でき
るため、ディスクブレーキ装置の組立てが非常に容易と
なった。
【００２８】＜ロ＞ 通気溝の軸方向の長さより、ダス
トブーツの脚部の軸方向の長さを短く設定したため、ダ
ストブーツの脚部が通気溝を被うことがなく、ダストブ
ーツ内の圧縮空気を通気溝を通して確実に排出すること
ができるため、ディスクブレーキ装置の組付けが非常に
容易となった。
トブーツの脚部の軸方向の長さを短く設定したため、ダ
ストブーツの脚部が通気溝を被うことがなく、ダストブ
ーツ内の圧縮空気を通気溝を通して確実に排出すること
ができるため、ディスクブレーキ装置の組付けが非常に
容易となった。
【００２９】＜ハ＞ ピストンの底面から通気溝の後端
までの長さより、シリンダ穴の底面からシール溝前端ま
での長さを短く設定したため、ピストン組付け時にピス
トンをシリンダ穴の底面まで押し込んだ場合にも、シー
ル部材に通気溝が掛かることはなく、シール部材の損傷
を防止できるため耐久性が向上できる。
までの長さより、シリンダ穴の底面からシール溝前端ま
での長さを短く設定したため、ピストン組付け時にピス
トンをシリンダ穴の底面まで押し込んだ場合にも、シー
ル部材に通気溝が掛かることはなく、シール部材の損傷
を防止できるため耐久性が向上できる。
【図１】 実施例１に係る内拡式ドラムブレーキ装置の
断面図
断面図
【図２】 実施例１に係るドラムブレーキ装置の正面図
【図３】 実施例１に係るドラムブレーキ装置の平面図
【図４】 ピストン側に形成したブーツ溝及び通気溝の
説明図
説明図
【図５】 図４のＶ−Ｖの断面図
【図６】 本発明の内拡式ドラムブレーキ組付け時の説
明図
明図
１…キャリア １ａ，１ｂ…キャリア腕部 ２…キャリパ ２ａ，２ｂ…キャリパ翼部 ２ｃ…シリンダ部 ２ｄ…反力部 ２ｅ…シリンダ穴 ２ｆ…シール溝 ２ｇ…ブーツ溝 ３ａ，３ｂ…ガイドピン ４…ロータ ４ａ…摩擦パッド ４ｂ…パッドスプリング ５…ピストン ５ａ…ブーツ溝 ５ｂ…通気溝 ６…流入口 ７…エアーブリーダ ８…シール部材 ９…ダストブーツ ９ａ，９ｂ…脚部
Claims (1)
- 【請求項１】 車輪と一体に回転するロータを挟圧し
て摩擦係合する一対の摩擦パッドと、前記ロータの一部
外周及び前記摩擦パッドを跨いで配置したキャリパと、
該キャリパに穿設したシリンダ穴に摺動自在に収納され
前記摩擦パッドをロータに押圧させる少なくとも１個の
ピストンと、前記シリンダ穴の内面に設けられた環状の
シール溝に嵌着してピストンとの間の液密を保持するシ
ール部材と、前記シリンダ穴の開口側とピストン外周面
の環状のブーツ溝との間に架設されて摺動面を封止する
ダストブーツとを備えたディスクブレーキ装置におい
て、 前記ピストンのブーツ溝に連続してピストン底部
方向に少なくとも１個の通気溝を形成し、 前記ピストンの軸方向長さであって、前記通気溝の長さ
に対してピストンに嵌着する前記ダストブーツの一方の
脚部の長さを短くすると共に、 前記ピストン底面から通気溝後端までの長さより、シリ
ンダ穴底面からシール溝前端までの長さを短く構成した
ことを特徴とする、 ディスクブレーキ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6188800A JPH0828614A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | ディスクブレーキ装置 |
| DE69509595T DE69509595T2 (de) | 1994-07-19 | 1995-07-19 | Entlüftete Dichtungsmanschette für Scheibenbremsen |
| EP95111358A EP0693634B1 (en) | 1994-07-19 | 1995-07-19 | Vented sealing boot for disc brakes |
| US08/504,757 US5499701A (en) | 1994-07-19 | 1995-07-19 | Disk brake device having a piston with an air vent groove |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6188800A JPH0828614A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0828614A true JPH0828614A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16230029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6188800A Pending JPH0828614A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5499701A (ja) |
| EP (1) | EP0693634B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0828614A (ja) |
| DE (1) | DE69509595T2 (ja) |
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-
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- 1994-07-19 JP JP6188800A patent/JPH0828614A/ja active Pending
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- 1995-07-19 DE DE69509595T patent/DE69509595T2/de not_active Expired - Fee Related
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| DE69509595D1 (de) | 1999-06-17 |
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