JP4409735B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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JP4409735B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両等に制動力を与えるのに好適に用いられるディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディスクブレーキは、車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材に対してディスクの軸方向に変位可能に配置され該ディスクに摩擦パッドを押圧するキャリパと、前記取付部材とキャリパのうちいずれか一方の部材に設けられ前記ディスクの軸方向に延びたガイド穴と、前記取付部材とキャリパのうち他方の部材に設けられ該ガイド穴内に挿嵌されて前記キャリパを摺動可能に支持する摺動ピンと、前記ガイド穴と摺動ピンとの間の摺動面を保護する筒状の保護ブーツとを備えている(例えば特開平10−331879号、特開平11−108089号公報等)。
【0003】
そこで、この種の従来技術によるディスクブレーキを図7ないし図9を参照して説明する。図において、1は車両の非回転部分に一体的に取付けられる取付部材で、該取付部材1は、後述するディスク16の周方向に離間して、ディスク16の外周を跨ぐように軸方向に伸長した一対の腕部1A,1Aを有し、該各腕部1A間で後述の摩擦パッド3をディスク16の軸方向にガイドする構成となっている。
【0004】
2は取付部材1に後述の摺動ピン7を介して摺動可能に支持されたキャリパで、該キャリパ2は、取付部材1の各腕部1A間でディスク16の外周側を跨ぐように延びたブリッジ部2Aと、該ブリッジ部2Aのインナ側に設けられ、内周側がシリンダボア(図示せず)となったインナ脚部2Bと、ブリッジ部2Aのアウタ側に設けられたアウタ脚部2Cとによって構成されている。また、インナ脚部2Bには、摺動ピン7が取付けられるピン取付部2D,2Dが図7中の左,右方向に向けて突設されている。
【0005】
3,3はディスク16の両面側に位置して取付部材1の各腕部1A間に設けられた一対の摩擦パッドで、該各摩擦パッド3は、取付部材1の各腕部1A間でディスク16の軸方向に摺動可能にガイドされ、キャリパ2によりディスク16の両面に押圧されるものである。
【0006】
4,4は取付部材1の各腕部1Aにそれぞれ設けられた一対のガイド穴で、該各ガイド穴4は、ディスク16の軸方向に沿って延びる有底の円形穴として形成されている。そして、ガイド穴4はその内部に摺動ピン7が摺動可能に挿嵌され、該摺動ピン7を軸方向にガイドしている。
【0007】
5はガイド穴4の径方向外側に位置して取付部材1の腕部1Aに突設された筒状突部で、該筒状突部5の外周側には、図8に示す如く第1のブーツ取付溝6が形成され、該ブーツ取付溝6は側面6A,6Bを有する全周溝となっている。
【0008】
7,7はキャリパ2のピン取付部2Dに設けられた一対の摺動ピンで、該各摺動ピン7は、ほぼ一定の外径を有する円柱状に形成されたピン軸部7Aを有し、該ピン軸部7Aは、一端側が取付部材1のガイド穴4内に摺動可能に挿嵌されると共に、他端側がガイド穴4から突出している。そして、ピン軸部7Aの突出端側には、径方向外向きに突出した環状突起部7Bと、該環状突起部7Bの他端側に六角形状をなして一体形成されたキャリパ固定部7Cとが設けられている。
【0009】
また、ピン軸部7Aの突出端側外周には、環状突起部7Bとキャリパ固定部7Cとの間に位置して側面8A,8Bを有する第2のブーツ取付溝8と、ピン軸部7Aの外周面から環状突起部7Bの外周面に向けてテーパ状に拡径するように形成され、後述の如く保護ブーツ11のピン側取付部15をブーツ取付溝8側に案内するガイド面部9とが設けられている。また、各摺動ピン7は、キャリパ固定部7Cがピンボルト10,10によってキャリパ2のピン取付部2Dに固定されている。
【0010】
11,11は取付部材1の各ガイド穴4と摺動ピン7との間の摺動面を保護する保護ブーツで、該保護ブーツ11は、図8に示す如く、例えばゴム等の弾性材料により蛇腹状の筒体として形成され、摺動ピン7を外側から取囲むように配置されている。
【0011】
また、保護ブーツ11は、摺動ピンを外側から覆う筒状に形成され軸方向に伸縮可能となった蛇腹部12と、該蛇腹部12の一端側に設けられ、取付部材1のブーツ取付溝6に締代をもって嵌合されたガイド穴側取付部13と、蛇腹部12の他端側に接続部14を介して設けられ、摺動ピン7のブーツ取付溝8に締代をもって嵌合されたピン側取付部15とを含んで構成されている。そして、保護ブーツ11は、ガイド穴4と摺動ピン7との摺動面をシールし、両者の摺動面間に外部からゴミ、雨水等の異物が侵入するのを防止している。
【0012】
また、16は車輪と共に回転するディスクで、該ディスク16は、ディスクブレーキの作動時に各摩擦パッド3から製動力を付加されるものである。
【0013】
このように構成される従来技術によるディスクブレーキでは、キャリパ2のインナ脚部2B(シリンダボア)内に外部からブレーキ液圧が供給されることにより、このシリンダボア内に挿嵌されたピストン(図示せず)が摺動し、インナ側の摩擦パッド3をディスク16に向けて押圧する。
【0014】
そして、このときにキャリパ2はディスク16のインナ側から離間する方向に反力を受け、この方向に向けてキャリパ2と一体となった摺動ピン7が取付部材1のガイド穴4内を摺動することにより、キャリパ2はアウタ側の摩擦パッド3をディスク16に押圧する。この結果、ディスク16は各摩擦パッド3により両面側から制動力を付与される。
【0015】
一方、図9を参照しつつ保護ブーツ11の組付け作業について述べると、まず取付部材1のガイド穴4内に摺動ピン7を挿嵌する前に、保護ブーツ11のガイド穴側取付部13を取付部材1のブーツ取付溝6内に嵌合し、保護ブーツ11を自由状態で取付部材1の腕部1Aに取付ける。
【0016】
次に、例えば自動組付け装置(図示せず)等を用いて摺動ピン7のピン軸部7Aを保護ブーツ11のピン側取付部15からブーツ内に挿入し、このピン軸部7Aを矢示A方向に向けて取付部材1のガイド穴4内に徐々に挿嵌していく。
【0017】
この結果、摺動ピン7のガイド面部9は、図9に示す如く保護ブーツ11のピン側取付部15に摺接するようになる。そして、さらに摺動ピン7をガイド穴4内に挿嵌すると、保護ブーツ11の蛇腹部12が圧縮変形し、保護ブーツ11と摺動ピン7との間の環状空間S内に封入された空気が圧縮される。このとき、ピン側取付部15は、ガイド面部9上をブーツ取付溝8に向けて矢示B方向に摺動し、摺動ピン7の環状突起部7Bを乗越えた後に、ブーツ取付溝8内に締代をもって嵌合される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、保護ブーツ11の組付け時に、摺動ピン7をガイド穴4内に挿入すると、保護ブーツ11のピン側取付部15が環状空間S内の空気圧により押動されて摺動ピン7の環状突起部7Bを乗越え、ブーツ取付溝8内に締代をもって嵌合される構成となっている。
【0019】
しかし、保護ブーツ11はゴム等の摩擦抵抗が大きい材料によって形成されているから、摺動ピン7を図9中の矢示A方向に向けてガイド穴4内に挿嵌するときには、保護ブーツ11のピン側取付部15が摩擦抵抗によって摺動ピン7のガイド面部9に引摺られ、蛇腹部12内に巻込まれるように矢示B′方向へと屈曲してしまうことがある。
【0020】
このため、従来技術では、作業者等が自動組付け装置等の運転を一旦停止し、蛇腹部12内に巻込まれたピン側取付部15等を手作業で巻戻して摺動ピン7のブーツ取付溝8に取付け直さなければならず、保護ブーツ11の組付けや交換等の作業に手間がかかるという問題がある。
【0021】
また、環状空間S内に封入された空気の圧力は、保護ブーツ11を介して摺動ピン7をガイド穴4から引抜く方向に加わるため、保護ブーツ11の装着後には、摺動ピン7を押さえておかないと、摺動ピン7が環状空間S内の空気圧によって取付部材1から浮上がるように突出した状態となり易く、その後に行われるキャリパ2の組付け作業等に支障をきたすという問題もある。
【0022】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、保護ブーツのピン側取付部を摺動ピンに容易に取付けることができ、その組付け作業を円滑に実行できるようにしたディスクブレーキを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材に対してディスクの軸方向に変位可能に配置され該ディスクに摩擦パッドを押圧するキャリパと、前記取付部材とキャリパのうちいずれか一方の部材に設けられ前記ディスクの軸方向に延びたガイド穴と、前記取付部材とキャリパのうち他方の部材に設けられ該ガイド穴内に挿嵌されて前記キャリパを摺動可能に支持する摺動ピンと、前記ガイド穴と摺動ピンとの間の摺動面を保護する筒状の保護ブーツとを備えてなるディスクブレーキに適用される。
【0024】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、保護ブーツは、前記摺動ピンを外側から覆う筒状に形成され該摺動ピンの軸方向に伸縮可能となった蛇腹部と、該蛇腹部の一端側に設けられ前記ガイド穴の開口端側に取付けられるガイド穴側取付部と、前記蛇腹部の他端側に設けられ前記保護ブーツの剛性を高めるために前記蛇腹部よりも厚肉に形成された厚肉部と、該厚肉部の他端側に一端側が位置して該厚肉部よりも薄肉に形成され軸方向および径方向に撓み変形可能となった薄肉部と、該薄肉部の他端側に一端側が設けられ前記摺動ピンの外周側の一のブーツ取付溝に締代をもって取付けられるピン側取付部と、該ピン取付部の軸方向端面側径方向へ延びて設けられ前記保護ブーツを摺動ピンの外周側に組付けるときに保護ブーツと摺動ピンとの間に形成される空間を外部に連通させ、前記組付け後に前記ピン側取付部が前記一のブーツ取付溝に締代をもって取付けられたときには前記連通が断たれる連通路とによって構成したことにある。
【0025】
このように構成することにより、保護ブーツの組付け時には、保護ブーツのピン側取付部が摺動ピンの外周側に摺接すると、このピン側取付部が摺動ピンとの摩擦抵抗により薄肉部を介して径方向内向きに傾斜し、ピン側取付部の連通路が摺動ピンと保護ブーツとの間の環状空間に開口する。この結果、摺動ピンの挿嵌時に環状空間で圧縮される空気を連通路から外部に逃がすことができる。また、ピン側取付部に加わる摩擦抵抗によって保護ブーツの端部側が径方向内向きに巻込まれるように屈曲しようとするときには、剛性の高い厚肉部が薄肉部を介してピン側取付部に当接することにより、ピン側取付部がこれ以上大きく屈曲するのを抑えることができる。
【0026】
また、請求項2の発明によると、前記ピン側取付部の内周面前記軸方向端面との間には前記内周面から前記軸方向端面に向けて拡径した傾斜面が設けられ、前記連通路は該傾斜面に一端が開口する構成としている。
【0028】
また、請求項3の発明によると、ガイド穴の外周側には前記保護ブーツのガイド穴側取付部が嵌合されるのブーツ取付溝を設け、前記保護ブーツの蛇腹部を軸方向に大きく圧縮変形したときの前記ガイド穴側取付部とピン側取付部との間の長さ寸法(L1)は、前記摺動ピンをガイド穴の最も奥所側まで挿嵌したときの前記一及び他のブーツ取付溝間の長さ寸法(L2)よりも大なる寸法に形成する構成としている。
【0029】
これにより、摺動ピンをガイド穴の最も奥所側まで挿嵌したときには、前記一及び他のブーツ取付溝間の長さ寸法(L2)よりも保護ブーツを大きく圧縮変形したときの各取付部間の長さ寸法(L1)の方が大きくなるので、ピン側取付部を前記一のブーツ取付溝内に確実に嵌合させることができる。
【0030】
さらに、請求項4の発明によると、摺動ピンの外周側には前記保護ブーツのピン側取付部を前記ガイド穴側から前記一のブーツ取付溝内に案内するブーツガイド部を設ける構成としている。
【0031】
これにより、摺動ピンをガイド穴に挿嵌していくときには、保護ブーツのピン側取付部をブーツガイド部に沿って摺動させつつ、前記一のブーツ取付溝内に案内することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態によるディスクブレーキを添付図面に従って詳細に説明する。なお、本実施の形態では、従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0033】
21は本実施の形態によるディスクブレーキの摺動ピンで、該摺動ピン21は、従来技術の摺動ピン7とほぼ同様に円柱状のピン軸部21Aを有し、該ピン軸部21Aは、一端側が取付部材1のガイド穴4内に摺動可能に挿嵌され、他端側がガイド穴4から突出している。そして、ピン軸部21Aの突出端側には、径方向外向きに突出した環状突起部21Bと、該環状突起部21Bの他端側に六角形状をなして一体形成され、ピンボルト10によってキャリパ2のピン取付部2Dに固定されるキャリパ固定部21Cとが設けられている。
【0034】
また、ピン軸部21Aの突出端側外周には、環状突起部21Bとキャリパ固定部21Cとの間に位置して側面22A,22Bを有する一のブーツ取付溝としての第2のブーツ取付溝22と、後述のブーツガイド部23とが設けられている。
【0035】
23は摺動ピン21のピン軸部21Aに階段状に拡径して形成されたブーツガイド部で、該ブーツガイド部23は、ピン軸部21Aの外周面から他端側に向けてテーパ状に拡径した第1のガイド面部23Aと、該第1のガイド面部23Aの他端側に設けられ、ピン軸部21Aの外周面とほぼ平行となった円筒状の平坦面部23Bと、該平坦面部23Bから環状突起部21Bの外周面に向けてテーパ状に拡径した第2のガイド面部23Cとによって構成されている。そして、ブーツガイド部23は、後述する保護ブーツ24のピン側取付部30を2段階で拡径させつつ、ブーツ取付溝22側に案内するものである。
【0036】
24は例えばゴム等の弾性材料により蛇腹状の筒体として形成された保護ブーツで、該保護ブーツ24は、図1ないし図3に示す如く、後述の蛇腹部25、円筒部26、ガイド穴側取付部27、厚肉部28、薄肉部29、ピン側取付部30を含んで構成され、摺動ピン21を外側から取囲むように配置されている。
【0037】
25は保護ブーツ24の中間部位を構成する蛇腹部で、該蛇腹部25は、径方向の厚さt1を有する筒状体によって形成され、図2に示す自由状態と図3に示す如くほぼ最大に圧縮変形した状態との間で軸方向に伸縮可能となっている。
【0038】
26は蛇腹部25の一端側に設けられた円筒部で、該円筒部26は、図2に示す如く軸方向に延設され、後述の厚肉部28とほぼ等しい一定の径方向寸法rを有している。
【0039】
27は円筒部26の一端側に設けられたガイド穴側取付部で、該ガイド穴側取付部27は、略四角形状の横断面をもつ厚肉なリングとして形成され、取付部材1の他のブーツ取付溝としてのブーツ取付溝6に締代をもって嵌合されている。
【0040】
28は蛇腹部25の他端側に設けられた厚肉部で、該厚肉部28は、図2、図3に示す如く、軸方向の長さhと径方向の厚さt2とを有する厚肉な円筒体として形成されている。また、厚肉部28の厚さt2は蛇腹部25の厚さt1よりも大きく形成され(t2>t1)、この厚さt2と長さhとの寸法比率(t2/h)は、厚肉部28に十分な剛性を与えるために例えば0.3以上となるように予め設定されている。
【0041】
そして、厚肉部28は、ピン側取付部30を含めた保護ブーツ24の端部側を補強し、この部位の剛性を高めると共に、後述する保護ブーツ24の組付け作業時には、厚肉部28がピン側取付部30に当接することにより、ピン側取付部30が径方向内向きに大きく巻込まれるように屈曲するのを抑制するものである。
【0042】
また、厚肉部28は、円筒部26とほぼ等しい一定の径方向寸法rを有し、円筒部26、厚肉部28等を含めた保護ブーツ24全体は、摺動ピン21の軸線O−Oを中心とした円筒面Cに沿って形成されている。そして、円筒部26と厚肉部28とは、蛇腹部25が圧縮変形した状態でも、この円筒面Cに沿って直列に並んだ状態を保持するものである。
【0043】
29は厚肉部28の他端側に位置して一端側が設けられた薄肉部で、該薄肉部29は、図2に示す如く、径方向の厚さt3が厚肉部28の厚さt2と後述するピン側取付部30の厚さt4よりも小さく形成されている(t3<t2<t4)。また、薄肉部29の径方向寸法は、上記厚肉部28の径方向寸法rよりも大きくなっており、厚肉部28から薄肉部29へ移行する部位は湾曲して形成されている。そして、保護ブーツ24の組付け作業時には、後述の図5に示す如く、薄肉部29が軸方向および径方向に撓み変形することにより、ピン側取付部30が斜めに傾斜した状態で摺動ピン21のブーツガイド部23に摺接するものである。
【0044】
30は薄肉部29の他端側に位置して一端側が設けられたピン側取付部で、該ピン側取付部30は、ガイド穴側取付部27とほぼ同様に略四角形状の横断面をもつ厚肉なリングとして形成され、径方向の厚さt4を有している。そして、ピン側取付部30は、その内径がブーツ取付溝22の位置での摺動ピン21の外径よりも小さく形成され、ブーツ取付溝22内に締代をもって嵌合されている。
【0045】
また、ピン側取付部30の内周面30Aと端面30Bとの間には、内周面30Aから端面30Bに向けて斜めに拡径した環状の傾斜面30Cが設けられ、該傾斜面30Cと端面30Bとの間には環状の角隅部30Dが形成されている。
【0046】
また、蛇腹部25が最大に近い位置まで圧縮変形した状態では、図3、図6に示す如く、ガイド穴側取付部27の一側面(端面)とピン側取付部30の一側面との間隔は、軸方向に対して長さ寸法L1となり、この長さ寸法L1は、後述の如く摺動ピン21をガイド穴4の最も奥所側まで挿嵌したときにブーツ取付溝6,22の側面6A,22A間の軸方向の長さ寸法L2よりも大きい寸法に設定されている(L1>L2)。
【0047】
31はピン側取付部30の端面30B側に設けられた連通路としての通気溝で、該通気溝31は、図2、図5に示す如く、端面30Bを径方向に延びた凹溝として形成され、径方向の内側部位が傾斜面30Cの位置でピン側取付部30の内周側に開口し、径方向の外側部位がピン取付部30の外周面に開口している。
【0048】
そして、保護ブーツ24の組付け作業時には、ピン側取付部30が斜めに傾斜した状態で摺動ピン21のブーツガイド部23に沿って摺動すると、このとき通気溝31は、ピン側取付部30の内周側と外周側とを連通し、摺動ピン21と保護ブーツ24との間の環状空間Sに存在する空気を外部に逃がすものである。
【0049】
本実施の形態によるディスクブレーキは上述の如き構成を有するもので、その基本的作動については従来技術によるものと格別差異はない。
【0050】
次に、図4ないし図6を参照しつつ、保護ブーツ24の組付け作業について説明する。
【0051】
まず、取付部材1のガイド穴4内に摺動ピン21を挿嵌する前に、保護ブーツ24のガイド穴側取付部27を取付部材1のブーツ取付溝6内に嵌合する。これにより、保護ブーツ24は、図4に示す如く、筒状に延びた自由状態で取付部材1の腕部1Aに取付けられる。
【0052】
次に、例えば自動組付け装置(図示せず)等を用いて摺動ピン21のピン軸部21Aを保護ブーツ24の内周側に挿入し、このピン軸部21Aを矢示A方向に向けて取付部材1のガイド穴4内に徐々に挿嵌していく。そして、摺動ピン21のブーツガイド部23は、図5に示す如く保護ブーツ24のピン側取付部30に摺接するようになると、ピン側取付部30に摩擦抵抗を与える。
【0053】
この結果、保護ブーツ24は、薄肉部29が撓み変形することにより、ピン側取付部30が軸方向に対して斜めに傾斜し、通気溝31が環状空間Sに開口した状態となるため、環状空間S内の空気圧は矢示aの如く通気溝31から外部に排出される。
【0054】
また、厚肉部28は、斜めに傾斜したピン側取付部30に当接することにより、ピン側取付部30が径方向内側へと必要以上に大きく屈曲するのを抑制する。この場合、円筒部26と厚肉部28とは、自由状態での円筒面C(図2参照)にほぼ対応する円筒面C′に沿って軸方向に並んだ状態を保持するため、蛇腹部25の復元力Fは、厚肉部28等を介してピン側取付部30へと軸方向に加わり、ピン側取付部30はブーツ取付溝22に向けて押動される。
【0055】
そして、さらに摺動ピン21をガイド穴4内に挿嵌すると、ピン側取付部30は、ブーツガイド部23のガイド面部23A,23Cに沿って案内されることにより環状突起部21Bを乗越え、ブーツ取付溝22内に締代をもって嵌合される。
【0056】
この場合、図6に示すように、摺動ピン21のブーツガイド部23(ガイド面部23A)をガイド穴4の開口端側に突当てることにより、摺動ピン21をガイド穴4の最も奥所側まで挿嵌すると、このときのブーツ取付溝6,22間の長さ寸法L2よりも保護ブーツ24を最大に近い位置まで圧縮変形したときの取付部27,30間の長さ寸法L1の方が大きく形成されているため、ピン側取付部30をブーツ取付溝22に対応した軸方向の位置まで摺動させることができ、ピン側取付部30をブーツ取付溝22内へと確実に嵌合させることができる。
【0057】
そして、ピン側取付部30がブーツ取付溝22に嵌合したときには、その内周面30Aがブーツ取付溝22内に当接し、通気溝31は環状空間Sの外部に配置されて連通が断たれた状態となるので、保護ブーツ24によって摺動ピン21とガイド穴4との摺動面を確実にシールすることができる。
【0058】
かくして、本実施の形態によれば、保護ブーツ24を、蛇腹部25、円筒部26、ガイド穴側取付部27、厚肉部28、薄肉部29およびピン側取付部30によって構成し、ピン側取付部30には通気溝31を設ける構成としたので、保護ブーツの組付け作業時には、ピン側取付部30が摺動ピン21のブーツガイド部23と摺動するときに薄肉部29を撓み変形させることができ、この撓み変形によって傾斜したピン側取付部30の通気溝31から環状空間S内の空気を外部に排出できると共に、これによって摺動ピン21の挿嵌作業を円滑に実行することができる。
【0059】
また、このとき厚肉部28は、保護ブーツ24の端部側が径方向へと巻込まれるように必要以上に屈曲するのを確実に抑制でき、ピン側取付部30を摺動ピン21のブーツ取付溝22に向けて円滑に摺動させることができる。
【0060】
そして、保護ブーツ24の組付け後には、通気溝31が傾斜面30Cに形成されていることによって環状空間Sを密閉でき、保護ブーツ24によって摺動ピン21とガイド穴4との摺動面を確実にシールすることができる。また、この状態で環状空間S内の空気圧は通気溝31によって排出されているから、この空気圧によって摺動ピン21がガイド穴4から突出するのを防止でき、その後にキャリパ2の組付け作業等を容易に行うことができる。
【0061】
従って、本実施の形態によれば、保護ブーツ24のピン側取付部30を摺動ピン21のブーツ取付溝22内に容易に嵌合でき、保護ブーツ24の組付け作業を円滑に行うことができる。
【0062】
この場合、保護ブーツ24の円筒部26、厚肉部28等は、互いにほぼ等しい径方向寸法rをもって形成したので、円筒部26と厚肉部28とは、蛇腹部25の伸縮時に円筒面Cに沿って並んだ状態を保持でき、蛇腹部25が圧縮変形したときに径方向へと座屈するのを抑制できると共に、蛇腹部25を円筒面Cに沿って滑らかに伸縮させることができる。これにより、蛇腹部25の復元力Fを厚肉部28等を介してピン側取付部30へと安定的に付加でき、ピン側取付部30をブーツ取付溝22に向けて確実に押動することができる。
【0063】
また、摺動ピン21の外周側には、テーパ状のガイド面部23A,23Cを有するブーツガイド部23を設けたので、摺動ピン21をガイド穴4に挿嵌していくときには、保護ブーツ24のピン側取付部30をブーツガイド部23に沿って摺動させつつ、ブーツ取付溝22内へと円滑に案内することができる。
【0064】
なお、実施の形態では、取付部材1とキャリパ2のうち取付部材1側にガイド穴4を設け、キャリパ2側に摺動ピン21を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、取付部材側に摺動ピンを設け、キャリパ側にガイド穴を設ける構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、保護ブーツを、蛇腹部、ガイド穴側取付部、厚肉部、薄肉部、ピン側取付部および連通路によって構成したので、保護ブーツの組付け作業時には、ピン側取付部が摺動ピンと摺動するときに薄肉部を撓み変形させることができ、この撓み変形によって傾斜したピン側取付部の連通路から保護ブーツ内の空気圧を外部に排出することができる。これにより、摺動ピンの挿嵌作業を円滑に実行でき、その後にキャリパの組付け作業等を容易に行うことができる。また、厚肉部は、保護ブーツの端部側が径方向に巻込まれるように必要以上に屈曲するのを抑制でき、ピン側取付部を摺動ピンの外周側で安定的に摺動させることができる。従って、保護ブーツの組付け作業を円滑に行うことができ、その組付け後には、保護ブーツによって摺動ピンとガイド穴との摺動面を確実にシールすることができる。
【0066】
また、請求項2の発明によれば、ピン側取付部には、その内周面軸方向端面との間に位置し前記内周面から前記軸方向端面に向けて拡径した傾斜面を設けることにより、保護ブーツと摺動ピンとの間に形成される空間を外部に連通させる連通路は、前記傾斜面に一端を開口させることができる。
【0067】
また、請求項3の発明によれば、保護ブーツの蛇腹部を軸方向に大きく圧縮変形したときの各取付部間の長さ寸法(L1)を、摺動ピンをガイド穴の最も奥所側まで挿嵌したときの各ブーツ取付溝間の長さ寸法(L2)よりも大なる寸法に形成する構成としたので、摺動ピンをガイド穴の最も奥所側まで挿嵌したときには、ピン側取付部をのブーツ取付溝に対応した軸方向の位置まで摺動させることができ、ピン側取付部を一のブーツ取付溝内に確実に嵌合させることができる。
【0068】
さらに、請求項4の発明によれば、摺動ピンの外周側にはブーツガイド部を設ける構成としたので、摺動ピンをガイド穴に挿嵌していくときには、保護ブーツのピン側取付部をブーツガイド部に沿って摺動させつつ、のブーツ取付溝内に案内でき、保護ブーツの組付け作業をより円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるディスクブレーキの摺動ピン、保護ブーツ等を示す拡大断面図である。
【図2】図1中の保護ブーツを自由状態で示す断面図である。
【図3】保護ブーツの蛇腹部がほぼ最大位置まで圧縮変形した状態を示す断面図である。
【図4】保護ブーツの組付け作業時にブーツのガイド穴側取付部を取付部材のブーツ取付溝に嵌合した状態を示す拡大断面図である。
【図5】保護ブーツのピン側取付部が摺動ピンのブーツガイド部と摺動する状態を示す拡大断面図である。
【図6】保護ブーツのピン側取付部が摺動ピンのブーツ取付溝に嵌合された状態を示す拡大断面図である。
【図7】従来技術によるディスクブレーキの正面図である。
【図8】図7中の摺動ピン、保護ブーツ等を示す拡大断面図である。
【図9】保護ブーツの組付け作業時に保護ブーツの端部側が誤って屈曲した状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 取付部材
1A 腕部
2 キャリパ
3 摩擦パッド
4 ガイド穴
6,22 ブーツ取付溝
6A,6B,22A,22B 側面
10 ピンボルト
16 ディスク
21 摺動ピン
21A ピン軸部
21B 環状突起部
21C キャリパ固定部
23 ブーツガイド部
24 保護ブーツ
25 蛇腹部
26 円筒部
27 ガイド穴側取付部
28 厚肉部
29 薄肉部
30 ピン側取付部
30A 内周面
30B 端面
30C 傾斜面
30D 角隅部
31 通気溝(連通路)

Claims (4)

  1. 車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材に対してディスクの軸方向に変位可能に配置され該ディスクに摩擦パッドを押圧するキャリパと、前記取付部材とキャリパのうちいずれか一方の部材に設けられ前記ディスクの軸方向に延びたガイド穴と、前記取付部材とキャリパのうち他方の部材に設けられ該ガイド穴内に挿嵌されて前記キャリパを摺動可能に支持する摺動ピンと、前記ガイド穴と摺動ピンとの間の摺動面を保護する筒状の保護ブーツとを備えてなるディスクブレーキにおいて、
    前記保護ブーツは、
    前記摺動ピンを外側から覆う筒状に形成され該摺動ピンの軸方向に伸縮可能となった蛇腹部と、
    該蛇腹部の一端側に設けられ前記ガイド穴の開口端側に取付けられるガイド穴側取付部と、
    前記蛇腹部の他端側に設けられ前記保護ブーツの剛性を高めるために前記蛇腹部よりも厚肉に形成された厚肉部と、
    該厚肉部の他端側に一端側が位置して該厚肉部よりも薄肉に形成され軸方向および径方向に撓み変形可能となった薄肉部と、
    該薄肉部の他端側に一端側が設けられ前記摺動ピンの外周側の一のブーツ取付溝に締代をもって取付けられるピン側取付部と、
    該ピン取付部の軸方向端面側径方向へ延びて設けられ前記保護ブーツを摺動ピンの外周側に組付けるときに保護ブーツと摺動ピンとの間に形成される空間を外部に連通させ、前記組付け後に前記ピン側取付部が前記一のブーツ取付溝に締代をもって取付けられたときには前記連通が断たれる連通路とによって構成したことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記ピン側取付部の内周面前記軸方向端面との間には前記内周面から前記軸方向端面に向けて拡径した傾斜面が設けられ、前記連通路は該傾斜面に一端が開口する構成としてなる請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記ガイド穴の外周側には前記保護ブーツのガイド穴側取付部が嵌合されるのブーツ取付溝を設け、前記保護ブーツの蛇腹部を軸方向に大きく圧縮変形したときの前記ガイド穴側取付部とピン側取付部との間の長さ寸法(L1)は、前記摺動ピンをガイド穴の最も奥所側まで挿嵌したときの前記一及び他のブーツ取付溝間の長さ寸法(L2)よりも大なる寸法に形成してなる請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
  4. 前記摺動ピンの外周側には前記保護ブーツのピン側取付部を前記ガイド穴側から前記一のブーツ取付溝内に案内するブーツガイド部を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載のディスクブレーキ。
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