JP4460039B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両等に制動力を与えるのに好適に用いられるディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディスクブレーキは、車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材に対してディスクの軸方向に変位可能に配置され該ディスクに摩擦パッドを押圧するキャリパと、前記取付部材とキャリパのうちいずれか一方の部材に設けられ前記ディスクの軸方向に延びたピンガイド穴と、前記取付部材とキャリパのうち他方の部材に設けられ該ピンガイド穴内に挿嵌されて前記キャリパを摺動可能に支持する摺動ピンと、前記ピンガイド穴と摺動ピンとの間の摺動面を保護する筒状の保護ブーツとを備えている。
【0003】
そこで、この種の従来技術によるディスクブレーキを図12ないし図14を参照して説明する。
【0004】
図中、1は車両の非回転部分に一体的に取付けられる取付部材で、該取付部材1は、後述するディスク10の周方向に離間して、ディスク10の外周を跨ぐように軸方向に伸長した一対の腕部1A,1Aを有し、該各腕部1A間で後述の摩擦パッド3をディスク10の軸方向にガイドする構成となっている。
【0005】
2は取付部材1に後述の摺動ピン6を介して摺動可能に支持されたキャリパで、該キャリパ2は、取付部材1の各腕部1A間でディスク10の外周側を跨ぐように延びたブリッジ部2Aと、該ブリッジ部2Aのインナ側に設けられ、内周側がシリンダボア(図示せず)となったインナ脚部2Bと、ブリッジ部2Aのアウタ側に設けられたアウタ脚部2Cとによって構成されている。また、インナ脚部2Bには、摺動ピン6が取付けられるピン取付部2D,2Dが図12中の左,右方向に向けて突設されている。
【0006】
3,3はディスク10の両面側に位置して取付部材1の各腕部1A間に設けられた一対の摩擦パッドで、該各摩擦パッド3は、取付部材1の各腕部1A間でディスク10の軸方向に摺動可能にガイドされ、キャリパ2によりディスク10の両面に押圧されるものである。
【0007】
4,4は取付部材1の各腕部1Aにそれぞれ設けられた一対のピンガイド穴で、該各ピンガイド穴4は、ディスク10の軸方向に沿って延びる有底の円形穴として形成されている。そして、ピンガイド穴4はその内部に摺動ピン6が摺動可能に挿嵌され、該摺動ピン6を軸方向にガイドしている。
【0008】
5は取付部材1の腕部1Aに設けられた第1のブーツ取付溝で、該第1のブーツ取付溝5は、図13に示す如く、ピンガイド穴4を外側から取囲む断面コ字状の全周溝として形成され、その内部には、後述する保護ブーツ9のガイド穴側取付部9Bが嵌合される構成となっている。
【0009】
6,6はキャリパ2を変位可能に支持するためピン取付部2Dに設けられた一対の摺動ピンで、該各摺動ピン6は、ほぼ一定の外径をもつ円柱状に形成されたピン軸部6Aを有し、該ピン軸部6Aは、一端側が取付部材1のピンガイド穴4内に摺動可能に挿嵌されると共に、他端側がピンガイド穴4から突出している。
【0010】
そして、ピン軸部6Aの突出端側には、径方向外向きに突出した環状突起部6Bと、ピン軸部6Aの外周面から該環状突起部6Bの外周面に向けてテーパ状に拡径するように形成され、後述の如く保護ブーツ9のピン側取付部9Dをブーツ取付溝7側に案内するためのガイド面部6Cと、該環状突起部6Bの他端側に六角形状をなして一体形成されたキャリパ固定部6Dとが設けられている。
【0011】
また、ピン軸部6Aの突出端側外周には、環状突起部6Bとキャリパ固定部6Dとの間に位置して第2のブーツ取付溝7が設けられている。そして、各摺動ピン6は、キャリパ固定部6Dがピンボルト8,8によってキャリパ2のピン取付部2Dに固定されている。
【0012】
9,9は例えばゴム等の弾性材料により蛇腹状の筒体として形成された保護ブーツで、該保護ブーツ9は、図13に示す如く、摺動ピン6を外側から取囲むように配置され、取付部材1の各ピンガイド穴4と摺動ピン6との摺動面を外部のゴミ、雨水等から保護するものである。
【0013】
そして、保護ブーツ9は、軸方向に伸縮可能となった筒状の蛇腹部9Aと、該蛇腹部9Aの一端側に設けられ、取付部材1のブーツ取付溝7に嵌合されたガイド穴側取付部9Bと、蛇腹部9Aの他端側に接続部9Cを介して設けられ、摺動ピン6のブーツ取付溝7に締代をもって嵌合されたピン側取付部9Dとを含んで構成されている。
【0014】
また、10は車輪と共に回転するディスクで、該ディスク10は、ディスクブレーキの作動時に各摩擦パッド3から制動力を付加されるものである。
【0015】
このように構成される従来技術によるディスクブレーキでは、キャリパ2のインナ脚部2B(シリンダボア)内に外部からブレーキ液圧が供給されることにより、このシリンダボア内に挿嵌されたピストン(図示せず)が摺動し、インナ側の摩擦パッド3をディスク10に向けて押圧する。
【0016】
このとき、キャリパ2はディスク10のインナ側から離間する方向に反力を受け、摺動ピン6が取付部材1のピンガイド穴4内を摺動することにより、キャリパ2はアウタ側の摩擦パッド3をディスク10に押圧する。この結果、ディスク10は各摩擦パッド3により両面側から制動力を付与される。
【0017】
一方、図14を参照しつつ保護ブーツ9の組付け作業について述べると、まず取付部材1のピンガイド穴4内に摺動ピン6を挿嵌する前に、保護ブーツ9のガイド穴側取付部9Bを取付部材1のブーツ取付溝5内に嵌合し、保護ブーツ9を自由状態で取付部材1の腕部1Aに取付ける。
【0018】
次に、例えば自動組付け装置(図示せず)等を用いて摺動ピン6のピン軸部6Aを保護ブーツ9のピン側取付部9Dからブーツ内に挿入し、このピン軸部6Aを矢示A方向に向けて取付部材1のピンガイド穴4内に徐々に挿嵌していく。
【0019】
この結果、摺動ピン6のガイド面部6Cは、図14に示す如く保護ブーツ9のピン側取付部9Dに摺接するようになる。そして、さらに摺動ピン6をピンガイド穴4内に挿嵌すると、保護ブーツ9の蛇腹部9Aが圧縮変形し、保護ブーツ9と摺動ピン6との間の環状空間S内に封入された空気が圧縮される。これにより、ピン側取付部9Dは、環状空間S内の空気圧等によりガイド面部6C上をブーツ取付溝7に向けて矢示B方向に摺動し、摺動ピン6の環状突起部6Bを乗越えた後に、ブーツ取付溝7内に締代をもって嵌合される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、保護ブーツ11の組付け作業時に、摺動ピン6を図14中の矢示A方向に向けてピンガイド穴4内に挿嵌していくと、保護ブーツ9のピン側取付部9Dが摩擦抵抗によって摺動ピン6のガイド面部6Cに引摺られ、蛇腹部9A内に巻込まれるように矢示B′方向へと倒れ込んでしまうことがある。
【0021】
このため、従来技術では、作業者等が自動組付け装置等の運転を一旦停止し、蛇腹部9A内に巻込まれたピン側取付部9D等を手作業で巻戻して摺動ピン6のブーツ取付溝7に取付け直さなければならず、保護ブーツ9の組付けや交換等の作業に手間がかかるという問題がある。
【0022】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、保護ブーツのピン側取付部を摺動ピンに容易に取付けることができ、その組付け作業を円滑に実行できるようにしたディスクブレーキを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材に対してディスクの軸方向に変位可能に配置され該ディスクに摩擦パッドを押圧するキャリパと、前記取付部材とキャリパのうちいずれか一方の部材に設けられ前記ディスクの軸方向に延びたピンガイド穴と、前記取付部材とキャリパのうち他方の部材に設けられ該ピンガイド穴内に挿嵌されて前記キャリパを摺動可能に支持する摺動ピンと、前記ピンガイド穴と摺動ピンとの間の摺動面を保護する筒状の保護ブーツとを備えてなり、前記摺動ピンの前記ピンガイド穴から突出する部位には、前記保護ブーツが取り付けられるブーツ取付溝と、該ブーツ取付溝に隣接して形成され径方向外向きに突出した環状突起部と、該環状突起部の外周面に向けて拡径するように形成され前記保護ブーツを前記ブーツ取付溝に案内するためのガイド面部とが設けられたディスクブレーキに適用される。
【0024】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、保護ブーツは、前記摺動ピンの軸方向に伸縮可能となった蛇腹部と、前記ピンガイド穴の開口端側に取付けられるガイド穴側取付部と、前記摺動ピンの前記ブーツ取付溝内に締代をもって取付けられるピン側取付部と、該ピン側取付部と前記蛇腹部との間を接続し、撓み変形して前記ピン側取付部を斜めに傾けることが可能な円筒状の接続部とによって構成し、前記円筒状の接続部と前記ピン側取付部との間には、前記円筒状の接続部の内周側に突設され前記ピン側取付部の内側端面に一体化された補強リブを設け、該補強リブは、前記保護ブーツを前記摺動ピンのブーツ取付溝に組付けるときに前記ガイド面部に位置する前記ピン側取付部が当該円筒状の接続部の径方向内側に向けて巻込まれるように倒れ込むのを抑える構成としたことにある。
【0025】
このように構成することにより、保護ブーツの組付け作業時には、そのピン側取付部を摺動ピンの外周側でガイド面部上を摺動させ、例えば摺動ピンの外周側に設けられた凹溝等のブーツ取付溝内に締代をもって取付けることができる。このとき、補強リブは、ピン側取付部が摺動ピンとの摩擦抵抗によって円筒状の接続部の径方向内側へと巻込まれるように倒れ込むのを抑制することができる。
【0026】
また、請求項2の発明によると、保護ブーツのピン側取付部には、前記保護ブーツを摺動ピンの外周側に組付けるときに保護ブーツと摺動ピンとの間に形成される空間内の空気をガイド面部に位置する前記ピン側取付部から外部に逃がすためのエア抜き通路を前記ピン側取付部の端面に径方向に延ばして設ける構成としている。
【0027】
これにより、保護ブーツの組付け作業時には、そのピン側取付部と摺動ピンとの摩擦抵抗によって円筒状の接続部が弾性変形することにより、ピン側取付部は円筒状の接続部を介して径方向内向きに傾くことができる。この結果、エア抜き通路を摺動ピンと保護ブーツとの間の環状空間に開口させることができ、保護ブーツが組付け作業中に圧縮変形するときには、環状空間内の空気をエア抜き通路から外部に逃がすことができる。
【0028】
さらに、請求項3の発明によると、エア抜き通路は周方向に対して前記補強リブと異なる位置に設ける構成としている。
【0029】
この場合、保護ブーツの接続部のうち補強リブを設けていない部位は、柔軟性を有しているから、この部位に対応する周方向の位置にエア抜き通路を配置することができる。これにより、保護ブーツの組付け作業時には、ピン側取付部をエア抜き通路の位置で内周側へと円滑に傾けることができ、エア抜き通路を保護ブーツ内の環状空間に安定的に開口させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態によるディスクブレーキを添付図面に従って詳細に説明する。
【0031】
ここで、図1ないし図5は本発明による第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0032】
11は本実施の形態のディスクブレーキに用いられる保護ブーツで、該保護ブーツ11は、例えばゴム等の弾性材料により蛇腹状の筒体として一体形成され、後述の蛇腹部12、ガイド穴側取付部13、接続部14、ピン側取付部15、補強リブ16,16,…等によって構成されている。そして、保護ブーツ11は摺動ピン6を外側から取囲むように配置され、取付部材1の各ピンガイド穴4と摺動ピン6との摺動面を外部のゴミ、雨水等から保護するものである。
【0033】
12は保護ブーツ11の長さ方向中間部位を構成する筒状の蛇腹部で、該蛇腹部12は、従来技術とほぼ同様に、摺動ピン6を取囲んだ状態で軸方向に伸縮可能となっている。
【0034】
13は蛇腹部12の一端側に設けられたガイド穴側取付部で、該ガイド穴側取付部13は、略四角形状の横断面をもつ厚肉なリングとして形成され、取付部材1のブーツ取付溝5に締代をもって嵌合されている。
【0035】
14は蛇腹部12の他端側に設けられた接続部で、該接続部14は、図2、図3に示す如く、蛇腹部12とピン側取付部15とを接続する薄肉な筒状体として形成され、その他端側とピン側取付部15との間には、各補強リブ16が周方向に間隔をもって設けられている。また、接続部14の全周部位のうち各補強リブ16の間に位置する部位は、補強リブ16を設けた部位よりも柔軟性を有する複数のリブ間周壁部14Aとなっている。
【0036】
そして、保護ブーツ11の組付け作業時には、後述の図5に示す如く、接続部14が軸方向および径方向に撓み変形することにより、ピン側取付部15は軸方向に対して斜めに傾いた状態となり、この状態で摺動ピン6のガイド面部6Cに摺接するものである。
【0037】
15は蛇腹部12の他端側に接続部14を介して設けられたピン側取付部で、該ピン側取付部15は、ガイド穴側取付部13とほぼ同様に略四角形状の横断面をもつ厚肉なリングとして形成され、その内径はブーツ取付溝7の位置における摺動ピン6の外径よりも僅かに小さくなっている。そして、ピン側取付部15はブーツ取付溝7内に締代をもって嵌合されている。
【0038】
16,16,…は保護ブーツ11の接続部14とピン側取付部15との間に設けられた複数の補強リブで、該各補強リブ16は、図2、図3に示す如く略三角形の断面形状を有し、周方向に円弧状をなして延びた突起物として接続部14の内周側に突設されると共に、ピン側取付部15の一側端面に一体化されている。
【0039】
また、各補強リブ16は周方向にほぼ一定の間隔をもって配置され、該各リブ間に位置する接続部14の部位はリブ間周壁部14Aとなっている。この場合、図2に示すように補強リブ16を含めた接続部14の肉厚t1は、例えば1〜2mm程度の大きさに形成され、この肉厚t1はリブ間周壁部14Aの肉厚t2に対して1.2〜3倍程度となっている。
【0040】
そして、補強リブ16は、ピン側取付部15を含めた保護ブーツ11の端部側の剛性を高め、保護ブーツ11の組付け作業時には、ピン側取付部15が摺動ピン6との摩擦抵抗によって接続部14の内周側へと巻込まれるように倒れ込むのを抑えるものである。
【0041】
また、各補強リブ16を周方向に間隔をもって配置することにより、保護ブーツ11の組付け作業時には、接続部14の各リブ間周壁部14Aが補強リブ16間で周方向に弾性変形して接続部14全体が容易に拡径するようになるため、このときの反力(復元力)によりピン側取付部15に加わる弾性的な締付力を軽減でき、この締付力に対応して摺動ピン6とピン側取付部15との間に生じる摩擦抵抗を抑制できるものである。
【0042】
本実施の形態によるディスクブレーキは上述の如き構成を有するもので、その基本的作動については従来技術によるものと格別差異はない。
【0043】
次に、図4および図5を参照しつつ、保護ブーツ11の組付け作業について説明する。
【0044】
まず、図4に示すように、取付部材1のピンガイド穴4内に摺動ピン6を挿嵌する前に、保護ブーツ11のガイド穴側取付部13を取付部材1のブーツ取付溝5内に嵌合する。これにより、保護ブーツ11は筒状に延びた自由状態で取付部材1の腕部1Aに取付けられる。
【0045】
次に、例えば自動組付け装置(図示せず)等を用いて摺動ピン6のピン軸部6Aを保護ブーツ11の内周側に挿入し、このピン軸部6Aを図5中の矢示A方向に向けて取付部材1のピンガイド穴4内に徐々に挿嵌していく。これにより、摺動ピン6のガイド面部6Cが保護ブーツ11のピン側取付部15に摺接すると、保護ブーツ11はピン側取付部15がガイド面部6Cから摩擦抵抗を受け、蛇腹部12が軸方向に圧縮されるようになる。
【0046】
そして、さらに摺動ピン6をピンガイド穴4の奥所側に挿嵌すると、保護ブーツ11は、図5に示す如く接続部14が撓み変形することによってピン側取付部15が斜めに傾いた状態となる。また、ピン側取付部15は、この状態で蛇腹部12の復元力を受けることにより、摺動ピン6のガイド面部6C上を摺動しつつ、ガイド面部6Cに案内されて環状突起部6Bを乗越える。これにより、ピン側取付部15は摺動ピン6のブーツ取付溝7内に締代をもって嵌合され、保護ブーツ11を取付部材1のピンガイド穴4と摺動ピン6との間に組付けることができる。
【0047】
この場合、ピン側取付部15が摺動ピン6のガイド面部6C上を摺動するときには、その近傍部位が各補強リブ16によって適度に高い剛性を与えられているため、ピン側取付部15は、各補強リブ16により全周に亘ってほぼ均等に支持された状態となり、ピン側取付部15がガイド面部6Cとの摩擦抵抗によって内周側に大きく屈曲するのを防止することができる。
【0048】
また、ピン側取付部15がガイド面部6C上をブーツ取付溝7に向けて摺動するときには、保護ブーツ11の他端側が弾性変形して徐々に拡径するが、このとき接続部14の他端側は、各リブ間周壁部14Aが周方向へと容易に伸長することにより全周に亘ってほぼ均等に拡径するため、接続部14からピン側取付部15に加わる弾性的な締付力は軽減されるようになる。
【0049】
この結果、摺動ピン6のガイド面部6Cと保護ブーツ11のピン側取付部15との間に生じる摩擦抵抗を抑制でき、ピン側取付部15は、この摩擦抵抗に抗してガイド面部6C上をブーツ取付溝7に向けて円滑に摺動することができる。
【0050】
かくして、本実施の形態によれば、保護ブーツ11の接続部14には、複数の補強リブ16を周方向に間隔をもって設ける構成としたので、ピン側取付部15の近傍で保護ブーツ11の剛性を高めることができ、その組付け作業時には、ピン側取付部15を各補強リブ16によって支持しつつ、摺動ピン6のガイド面部6Cに沿って安定的に摺動させることができる。
【0051】
これにより、摺動ピン6をピンガイド穴4内に挿嵌するときには、ピン側取付部15がガイド面部6Cとの摩擦抵抗によって内周側に倒れ込むのを確実に抑制でき、ピン側取付部15を摺動ピン6のブーツ取付溝7内に円滑に嵌合させることができる。
【0052】
また、補強リブ16は、接続部14の剛性を周方向の複数箇所で高めることができ、リブ間周壁部14Aには適度な柔軟性を与えることできるから、ピン側取付部15が摺動ピン6のガイド面部6C上を拡径しつつ摺動するときには、接続部14が各リブ間周壁部14Aによって容易に拡径することができる。
【0053】
この結果、例えば各補強リブ16に代えて接続部14の全周に亘って環状の厚肉部等を設ける構成とした場合と比較すると、接続部14からピン側取付部15に加わる弾性的な締付力を軽減できるから、ピン側取付部15を摺動ピン6との摩擦抵抗に抗してブーツ取付溝7へと円滑に嵌合させることができる。
【0054】
従って、本実施の形態によれば、保護ブーツ11のピン側取付部15を摺動ピン6のブーツ取付溝7に効率よく取付けることができ、その組付け作業を円滑に実行することができる。
【0055】
次に、図6ないし図8は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、保護ブーツのピン側取付部にエア抜き通路を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0056】
21は第1の実施の形態の保護ブーツ11に代えて本実施の形態に適用される保護ブーツで、該保護ブーツ21は、第1の実施の形態とほぼ同様に、蛇腹部12、ガイド穴側取付部13、接続部14、ピン側取付部15、各補強リブ16等によって構成されている。しかし、保護ブーツ21のピン側取付部15には、各通気溝22が形成されている。
【0057】
22,22はピン側取付部15の端面に設けられたエア抜き通路としての通気溝で、該各通気溝22は、図6、図7に示す如く、ピン側取付部15の端面を径方向に延びて内周側と外周側とに開口した凹溝として形成され、補強リブ16に対応する周方向の位置に配設されている。
【0058】
そして、保護ブーツ21の組付け作業時には、図8に示す如く、ピン側取付部15が斜めに傾いた状態で摺動ピン6のガイド面部6C上を摺動すると、このとき通気溝22は保護ブーツ21と摺動ピン6との間に形成された環状空間Sと外部とを連通し、環状空間S内の空気を外部に逃がすものである。
【0059】
また、ピン側取付部15が摺動ピン6のブーツ取付溝7に嵌合したときには、通気溝22が環状空間Sと遮断された状態となるため、保護ブーツ21によって摺動ピン6とピンガイド穴4との摺動面を確実にシールすることができる。
【0060】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、保護ブーツ21のピン側取付部15に通気溝22を設ける構成としたので、ブレーキの耐久性や性能を向上させることができる。
【0061】
即ち、従来技術では、保護ブーツ9の組付け後に環状空間S内の空気が圧縮状態で残留し易いため、ブレーキの使用時には、この空気圧がキャリパ2を介して摩擦パッド3に伝わることにより、ディスク10に対する摩擦パッド3の接触圧が増大し、ブレーキ操作の解除時に摩擦パッド3の引摺りが大きくなって摩擦パッド3が早期に摩耗する虞れがある。
【0062】
しかし、単に保護ブーツ9のピン側取付部9Dに通気溝を設ける構成とした場合には、その組付け作業中に環状空間S内の空気圧が通気溝によって減少すると、ピン側取付部9Dが摺動ピン6との摩擦抵抗によって接続部9Cの内周側に倒れ込み易くなるため、組付け時の作業性が低下してしまう。
【0063】
これに対し、本実施の形態では、保護ブーツ21に補強リブ16と通気溝22とを設けているので、その組付け作業時には、環状空間S内で圧縮される空気を通気溝22から外部に逃がすことができ、この空気圧が低下した状態であっても、ピン側取付部15が接続部14の内周側に倒れ込むのを補強リブ16によって抑制することができる。従って、ブーツ組付け時の作業性を高めつつ、摩擦パッド3の引摺りを防止でき、ディスクブレーキを長期間に亘って安定的に作動させることができる。
【0064】
次に、図9および図10は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、エア抜き通路を周方向に対して補強リブと異なる位置に設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0065】
31は第1の実施の形態の保護ブーツ11に代えて本実施の形態に適用される保護ブーツで、該保護ブーツ31は、第2の実施の形態とほぼ同様に、蛇腹部12、ガイド穴側取付部13、接続部14、ピン側取付部15、各補強リブ16等によって構成され、ピン側取付部15の端面には通気溝32,32が形成されている。
【0066】
しかし、各通気溝32は、周方向に対して各補強リブ16と異なる位置に配設され、接続部14のリブ間周壁部14Aに対応する位置に形成されている。
【0067】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、通気溝32を柔軟なリブ間周壁部14Aに対応する位置に配設できるから、保護ブーツ31の組付け作業時には、図10に示す如くピン側取付部15のうち通気溝32を形成した部位をリブ間周壁部14Aによって内周側へと円滑に傾けることができ、通気溝32は環状空間S内の空気をより確実に逃がすことができる。また、例えば図10中の空間S′に滞留した空気を通気溝32に近い位置で摺動ピン6側に導くことができる。
【0068】
次に、図11は本発明による第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、各補強リブの間隔を通気溝の位置で大きく形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0069】
41は第1の実施の形態の保護ブーツ11に代えて本実施の形態に適用される保護ブーツで、該保護ブーツ41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、蛇腹部12、ガイド穴側取付部13、接続部42、ピン側取付部15、各補強リブ16等によって構成されている。
【0070】
しかし、補強リブ16は、例えば周方向の2箇所で大きな間隔をもって配置され、接続部42のうちこれら2箇所の間隔に位置するリブ間周壁部42Aは、他の間隔に位置するリブ間周壁部42Bよりも周方向に対して長尺に形成されている。そして、ピン側取付部15の端面には、周方向に対して各リブ間周壁部42Aに対応する位置に通気溝43,43が設けられている。
【0071】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、接続部42のうち通気溝43に対応する位置に配設されたリブ間周壁部42Aに高い柔軟性を付加でき、通気溝43のエア抜き性能をより高めることができる。
【0072】
なお、前記各実施の形態では、保護ブーツ11,21,31,41の接続部14,42に6個または8個の補強リブ16を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、保護ブーツには任意の個数の補強リブを設けてよいものであり、例えば周方向に略C字状をなして延びる1個の補強リブを設ける構成としてもよい。
【0073】
また、実施の形態では、取付部材1とキャリパ2のうち取付部材1側にピンガイド穴4を設け、キャリパ2側に摺動ピン6を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、取付部材側に摺動ピンを設け、キャリパ側にピンガイド穴を設ける構成としてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、保護ブーツに設けた円筒状の接続部とピン側接続部との間には、前記円筒状の接続部の内周側に突設されピン側取付部の内側端面に一体化された補強リブを設け、該補強リブは、前記保護ブーツを前記摺動ピンのブーツ取付溝に組付けるときに前記ガイド面部に位置する前記ピン側取付部が当該円筒状の接続部の径方向内側に向けて巻込まれるように倒れ込むのを抑える構成としたので、補強リブは、ピン側取付部の近傍で保護ブーツの剛性を高めることができ、その組付け作業時には、ピン側取付部が摺動ピンとの摩擦抵抗によって円筒状の接続部の径方向内側に向けて巻込まれるように倒れ込むのを確実に抑制できると共に、この状態でピン側取付部を摺動ピンの外周側でガイド面部に沿って安定的に摺動させることができる。また、例えば補強リブを円筒状の接続部の周方向に間隔をもって設けることにより、円筒状の接続部のうち補強リブ間に位置する部位には適度な柔軟性を付与できるから、円筒状の接続部に補強リブを設けた状態であっても、接続部からピン側取付部に加わる弾性的な締付力を軽減でき、ピン側取付部を摩擦抵抗に抗して摺動ピン側のブーツ取付に円滑に取付けることができる。従って、保護ブーツの組付け作業を効率よく行うことができる。
【0075】
また、請求項2の発明によれば、保護ブーツのピン側取付部にはエア抜き通路を前記ピン側取付部の端面に径方向に延ばして設ける構成としたので、保護ブーツの組付け作業時には、保護ブーツ内で圧縮される空気をガイド面部に位置する前記ピン側取付部からエア抜き通路を介して外部に逃がすことができる。そして、エア抜き通路により保護ブーツ内の空気圧が低下した状態であっても、そのピン側取付部が円筒状の接続部の内周側に倒れ込むのを補強リブによって抑制でき、組付け作業を円滑に行うことができる。また、ブレーキの使用時には、保護ブーツ内に高い空気圧が残留していないから、この空気圧が摺動ピンに加わることによって生じる摩擦パッドの引摺りを防止でき、ブレーキの耐久性や性能を向上させることができる。
【0076】
さらに、請求項3の発明によれば、エア抜き通路は周方向に対して補強リブと異なる位置に設ける構成としたので、保護ブーツの接続部のうち柔軟性を有する部位に対応してエア抜き通路を配置することができる。これにより、保護ブーツの組付け作業時には、ピン側取付部をエア抜き通路の位置で内周側へと円滑に傾けることができ、保護ブーツ内の空気をより確実に逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるディスクブレーキの摺動ピン、保護ブーツ等を示す拡大断面図である。
【図2】図1中の保護ブーツを自由状態で示す縦断面図である。
【図3】図2中の矢示III − III方向からみた保護ブーツの横断面図である。
【図4】保護ブーツの組付け作業時にブーツのガイド穴側取付部を取付部材のブーツ取付溝に嵌合した状態を示す拡大断面図である。
【図5】保護ブーツのピン側取付部が摺動ピンのガイド面部と摺動する状態を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるディスクブレーキの保護ブーツを示す縦断面図である。
【図7】図6に示す保護ブーツの平面図である。
【図8】保護ブーツの組付け作業時にブーツ内の空気を通気溝から外部に逃がす状態を示す拡大断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるディスクブレーキの保護ブーツを示す平面図である。
【図10】保護ブーツの組付け作業時にブーツ内の空気を通気溝から外部に逃がす状態を示す拡大断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態によるディスクブレーキの保護ブーツを示す平面図である。
【図12】従来技術によるディスクブレーキの正面図である。
【図13】図12中の摺動ピン、保護ブーツ等を示す拡大断面図である。
【図14】保護ブーツの組付け作業時に保護ブーツのピン側取付部が接続部の内周側へと誤って倒れ込む状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 取付部材
2 キャリパ
3 摩擦パッド
4 ピンガイド穴
5,7 ブーツ取付溝
6 摺動ピン
10 ディスク
11,21,31,41 保護ブーツ
12 蛇腹部
13 ガイド穴側取付部
14,42 接続部
14A,42A,42B リブ間周壁部
15 ピン側取付部
16 補強リブ
22,32,43 通気溝(エア抜き通路)

Claims (3)

  1. 車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材に対してディスクの軸方向に変位可能に配置され該ディスクに摩擦パッドを押圧するキャリパと、前記取付部材とキャリパのうちいずれか一方の部材に設けられ前記ディスクの軸方向に延びたピンガイド穴と、前記取付部材とキャリパのうち他方の部材に設けられ該ピンガイド穴内に挿嵌されて前記キャリパを摺動可能に支持する摺動ピンと、前記ピンガイド穴と摺動ピンとの間の摺動面を覆って保護する筒状の保護ブーツとを備えてなり、前記摺動ピンの前記ピンガイド穴から突出する部位には、前記保護ブーツが取り付けられるブーツ取付溝と、該ブーツ取付溝に隣接して形成され径方向外向きに突出した環状突起部と、該環状突起部の外周面に向けて拡径するように形成され前記保護ブーツを前記ブーツ取付溝に案内するためのガイド面部とが設けられたディスクブレーキにおいて、
    前記保護ブーツは、前記摺動ピンの軸方向に伸縮可能となった蛇腹部と、前記ピンガイド穴の開口端側に取付けられるガイド穴側取付部と、前記摺動ピンの前記ブーツ取付溝内に締代をもって取付けられるピン側取付部と、該ピン側取付部と前記蛇腹部との間を接続し、撓み変形して前記ピン側取付部を斜めに傾けることが可能な円筒状の接続部とによって構成し、
    記円筒状の接続部と前記ピン側取付部との間には、前記円筒状の接続部の内周側に突設され前記ピン側取付部の内側端面に一体化された補強リブを設け、
    該補強リブは、前記保護ブーツを前記摺動ピンのブーツ取付溝に組付けるときに前記ガイド面部に位置する前記ピン側取付部が当該円筒状の接続部の径方向内側に向けて巻込まれるように倒れ込むのを抑える構成となっていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記保護ブーツのピン側取付部には、前記保護ブーツを摺動ピンの外周側に組付けるときに保護ブーツと摺動ピンとの間に形成される空間内の空気を前記ガイド面部に位置する前記ピン側取付部から外部に逃がすためのエア抜き通路を前記ピン側取付部の端面に径方向に延ばして設けてなる請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記エア抜き通路は周方向に対して前記補強リブと異なる位置に設けてなる請求項2に記載のディスクブレーキ。
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