JP2004359534A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】
HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合し、その混合物の融点以上とし溶融状態を経させたジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体。
【請求項2】
HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2をその融点以上とし溶融状態を経させたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合したジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体。
【請求項1】
HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合し、その混合物の融点以上とし溶融状態を経させたジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体。
【請求項2】
HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2をその融点以上とし溶融状態を経させたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合したジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成するため鋭意研究した結果、高純度化処理されたZrO2又はZrO2と安定化剤との混合物を、融点以上で溶融状態とすることにより、バデライト鉱石が地球上で形成された同じ状態を経させたジルコニア原料とし、このジルコニア原料を特定の条件下で焼結することにより、接触する物質への不純物元素汚染がなく、耐熱衝撃性(本発明では、特に1800℃までの耐急速加熱衝撃性をいう)に優れ、高い機械的強度を有するジルコニア質焼結体が得られることを見出した。
この知見に基づき、本発明は、
(1)HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合し、その混合物の融点以上とし溶融状態を経させたジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体、
(2)HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2をその融点以上とし溶融状態を経させたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合したジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体、
を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成するため鋭意研究した結果、高純度化処理されたZrO2又はZrO2と安定化剤との混合物を、融点以上で溶融状態とすることにより、バデライト鉱石が地球上で形成された同じ状態を経させたジルコニア原料とし、このジルコニア原料を特定の条件下で焼結することにより、接触する物質への不純物元素汚染がなく、耐熱衝撃性(本発明では、特に1800℃までの耐急速加熱衝撃性をいう)に優れ、高い機械的強度を有するジルコニア質焼結体が得られることを見出した。
この知見に基づき、本発明は、
(1)HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合し、その混合物の融点以上とし溶融状態を経させたジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体、
(2)HfO2を除く不可避不純物総量が0.3wt%以下の高純度化処理されたZrO2をその融点以上とし溶融状態を経させたZrO2とZrO2高温結晶相の安定化剤としての希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)及び/又はアルカリ土類金属酸化物から選ばれる1種又は2種以上とを混合したジルコニア原料を、1450〜1850℃で焼結したジルコニア質焼結体において、上記希土類金属酸化物(但し、Laの酸化物及びPrの酸化物を除く)とZrO2とのモル比が1/99〜5/95及び/又は上記アルカリ土類金属酸化物とZrO2とのモル比が4/96〜12/88であり、かつ、該焼結体の気孔率が20%以下であることを特徴とするジルコニア質焼結体、
を提供するものである。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003193209A JP2004359534A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | ジルコニア質焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003193209A JP2004359534A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | ジルコニア質焼結体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004359534A JP2004359534A (ja) | 2004-12-24 |
JP2004359534A5 true JP2004359534A5 (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=34055608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003193209A Pending JP2004359534A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | ジルコニア質焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004359534A (ja) |
Families Citing this family (4)
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JP5539755B2 (ja) * | 2010-03-02 | 2014-07-02 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 重質炭化水素油の分解方法 |
JP6041719B2 (ja) * | 2013-03-18 | 2016-12-14 | 株式会社ニッカトー | ジルコニア質焼結体からなる熱処理用部材 |
CN109592981B (zh) * | 2017-09-30 | 2021-06-15 | 中国科学院上海硅酸盐研究所 | 一种多孔稀土钛酸盐隔热材料及其制备方法和应用 |
WO2023171542A1 (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-14 | 第一稀元素化学工業株式会社 | ジルコニア焼結体、ジルコニア粉末、及び、ジルコニア焼結体の製造方法 |
-
2003
- 2003-06-02 JP JP2003193209A patent/JP2004359534A/ja active Pending
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