JPS63277560A - ZrO↓2−MgO−Y↓2O↓3系セラミックスとその製造方法 - Google Patents

ZrO↓2−MgO−Y↓2O↓3系セラミックスとその製造方法

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Publication number
JPS63277560A
JPS63277560A JP62112470A JP11247087A JPS63277560A JP S63277560 A JPS63277560 A JP S63277560A JP 62112470 A JP62112470 A JP 62112470A JP 11247087 A JP11247087 A JP 11247087A JP S63277560 A JPS63277560 A JP S63277560A
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JP
Japan
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mgo
crystals
cubic
zro2
monoclinic
Prior art date
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Pending
Application number
JP62112470A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyokazu Matsuyama
豊和 松山
Tokuo Fuseki
布施木 得雄
Yukio Fukawa
府川 幸夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP62112470A priority Critical patent/JPS63277560A/ja
Publication of JPS63277560A publication Critical patent/JPS63277560A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の この発明はZr 02−MQ 0−Y203系セラミッ
クスとその製造方法にかんするものである。
に迷JUb 特公昭57−50749号公報には、7−r02−Y2
03−MiJ O系組成より成り、Y2O3が2〜8モ
ル%、MaOが5〜15モ/L/%、Y203 トM(
J 017)総量が7〜20モル%、残りがZrOzで
、立方晶系のマトリックス中に単斜晶系ジルコニアを1
5〜60%析出させてなる部分安定化ジルコニア磁器固
体電解質が開示されている。また、Y2O3が2〜8モ
ル%、MgOが5〜15%、Y2O3とMgOの総量が
7〜20モル%、残りがZrO2からなるジルコニア磁
器形成体を1750℃以上の温度で焼成した後、110
0〜1400℃の温度で10時間以上熱処理して、立方
晶系のマトリックス中に単斜晶系ジルコニアを15〜6
0%析出させることを特徴とする部分安定化ジルコニア
磁器固体電解質の製造法が開示されている。前記公報に
よれば、このような組成のジルコニア磁器成形体は、1
750℃以上の温度で焼成すると、完全な立方晶系とな
り、この焼成物を1100〜1400℃の温度で10時
間以上熱処理すると、結晶粒界に岨虫状の結晶が析出し
、さらに立方晶系のマトリックス中に微小な単斜晶系結
晶が析出する。
が ゛しようとするp ・ 前述のようなジルコニア磁器は、1750℃以上の温度
で焼成して完全な立方晶系にしたあと、1100〜14
00℃の温度で熱処理をして立方晶系のマトリックスの
中に単斜晶系結晶を析出させているため、立方晶と単斜
晶から成り、しかも焼成温度が高いため、焼成体の結晶
粒が大きくなるので、とくに高温状態で使用するとき、
強度と靭性が不十分であった。それゆえ、たとえば、高
温用構造材料としては使用しがたかった。
Wとlj− この発明の目的は高温でも長時間の使用に耐えうる安定
した高強度と高靭性を有する2r 02−MQ 0−Y
203系セラミックスを提供することである。
11匹11 第1発明の要旨は特許請求の範囲第1項に記載したMt
J 0−Y203−Zr 02系セラミックスにある。
第2発明の要旨は特許請求の範囲第4項に記載したMi
lI 0−Y2O3−Zr’02系セラミックスの製造
方法にある。
を       た  の 高温で長時間の使用に耐えうる安定した高強度と高靭性
を維持できる材料にするために、特定(7)Zr 02
−MIJ 0−Y203系組成ノ成形体を1550〜1
730’Cの低い温度で焼成し、かつY203の添加量
を比較的少なく設定している。それにより、立方晶と正
方晶と単斜晶との三相から成る構造にするとともに、結
晶粒径を小さくしている。しかも、1100〜1350
℃の温度で熱処理をして立方晶の結晶粒内に正方晶と単
斜晶を微細に析出させる。
焼成温度を1550〜1730’Cと低くすると、均一
で微細な粒径の焼成体が得られる。
1730℃よりも高いと、前述のように粒径が大きくな
りすぎて三相になりがたく強度も不安定となる。逆に1
550℃よりも低いと、焼結が不十分なため十分な強度
が得られない。
高強度かつ高靭性とするためには、焼成体の平均結晶粒
径を40μm以下と小さくするのが最善である。そのた
めには原料粉の平均粒径を2μm以下にするのが望まし
い。
焼成後の熱処理は、主として立方晶の結晶粒内に微細な
正方晶を析出させ、強度と靭性を高めるために行うので
あるが、熱処理温度が1350℃よりも高いと、立方晶
から単斜晶とMqOの分解反応が速く進むため強度が低
下する。逆に熱処理温度が1100℃よりも低いと、正
方品の析出が遅いため、長時間の熱処理が必要となり、
実際的でなくなる。
組成について述べると、Y203は主として立方晶の高
温下での熱的安定性を高めるものであるが、Y2O3が
0.2モル%よりも少ないと、立方晶の高温下での安定
性が不十分となり、3モル%よりも多いと、焼成時の粒
子成長が促進されて粗粒化が生じ、強度や靭性が低下す
る。また、立方晶の比率が高くなり、強度が低下する傾
向もみられる。
M(JOは立方晶中に微細な正方晶を析出させた組織に
するものであるが、MgOが5モル%よりも少ないと、
立方晶の高温下での安定性が不十分となり、粗大な単斜
晶が多くなり、立方晶粒内の微細な正方晶の析出が減少
する。逆にM(JOが10モル%よりも多くなると、立
方晶の比率が高くなり、強度の低Fを招く。また立方晶
が粗粒化して、強度が低下する。
他方、最適の組織は、立方晶結晶粒内に熱処理による微
細な正方品の析出物が均一に分布し、一部の正方晶の析
出物が熱処理により単斜晶に変態したものである。強度
と靭性を増加させるためには、とくに正方晶を5%以上
とし、高温下での安定性を高めるためには、とくに立方
晶を60%以上にする。立方晶が60%よりも少ないと
、単斜晶の粗大粒が析出しやすくなり、強度の増加を望
みがたくなる。
なお、不純物について付言しておくと、Si 02が0
.5重量%よりも多くなると、結晶粒界にガラス相が形
成されて強度が低下する。AQ 203が1.5重量%
よりも多くなると、それがMgOと反応して、化合物相
が析出し、立方晶の安定性が低下する。そのため、高温
で長時間使用すると強度が低下してしまう。
叉JJL 表1に示すように、Zr 02 、Y203およびM(
l O(あるいは焼成によってこれらの酸化物となる塩
化物、硫化物、硝酸塩、炭酸塩の粉末または共沈粉)を
所定の組成に配合・混合し、必要に応じて焙焼する。適
当なバインダーとしてワックス等を加えて混合・解砕し
た後、スプレードライ法で造粒する。用途によっては凍
結乾燥、スリップキャスト等を行うことも可能である。
適当な成形法(金型プレス、冷間静水圧成形、スリップ
キャスト、ドクターブレード、射出成形等)で成形し、
焼成する。焼成温度は1550〜1730℃(望ましく
は1600〜1700℃)で、1〜5時間保持する。次
に、1100〜1350℃で3〜1000時間にわたっ
て時効を行う。たとえば、1200℃で500時間の時
効を行った結果、室温での強度と靭性が向上した。
本発明のものは室温で曲げ強度が安定して420MPa
以上、破壊靭性値が6 M N / m3/2であるも
のが得られる。
表1の中で、この本発明の実施例はNO12〜5であり
、N011とNo、6〜8は比較例である。N011は
Y203の濃度が低すぎる例で、N016はY203の
濃度が高すぎる例で、No、7はAQ 203の濃度が
高すぎる例で、N018は5iOzの濃度が高すぎる例
である。
N014の一変化例として1200℃での1000時間
の時効後の場合、室温で曲げ強さが430MPaで、破
壊靭性値が6 M N / n+32であり、単斜晶相
の量は22%であった代  理  人  弁理士  1
) 辺[表1 ] Zr 02−MQ O−’Y203
系セラミックスノ特性*時効は1200℃で500@間
維持する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ZrO_2−MgO−Y_2O_3系組成より成
    り、Y_2O_3が0.2〜3モル%、MgOが5〜1
    0モル%、残部がZrO_2であり、不純物としてSi
    O_2が0.5重量%以下、Al_2O_3が1.5重
    量%以下であり、立方晶結晶粒内に微細な正方晶と単斜
    晶とが分布していることを特徴とするZrO_2−Mg
    O−Y_2O_3系セラミックス。
  2. (2)立方晶が60〜90%、正方晶が 5〜20%、単斜晶が5〜40%である特許請求の範囲
    第1項に記載のZrO_2−MgO−Y_2O_3系セ
    ラミックス。
  3. (3)焼成体の平均結晶粒径が40μm 以下である特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のZ
    rO_2−MgO−Y_2O_3系セラミックス。
  4. (4)Y_2O_3が0.2〜3モル%、MgOが5〜
    10モル%、残部がZrO_2であって、不純物として
    SiO_2が0.5重量%以下、Al_2O_3が1.
    5重量%以下含まれているセラミック成形体を1550
    〜1730℃の温度で1〜5時間焼成し、その後、11
    00〜1350℃の温度で3〜1000時間熱処理して
    立方晶結晶粒内に微細な正方晶と単斜晶を析出させるこ
    とを特徴とするZrO_2−MgO−Y_2O_3系セ
    ラミックスの製造方法。
JP62112470A 1987-05-11 1987-05-11 ZrO↓2−MgO−Y↓2O↓3系セラミックスとその製造方法 Pending JPS63277560A (ja)

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