JP2004356060A - 発光管及び低圧水銀ランプ - Google Patents

発光管及び低圧水銀ランプ Download PDF

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Abstract

【課題】管径の小さなガラス管を用いた発光管本体の端部に電極を容易に封着できる発光管を提供する。
【解決手段】発光管110は、ガラス管120の中央部に折り返し部を有すると共に、前記折り返し部からガラス管120の端部までが旋回軸の廻りを旋回する螺旋形状に形成された発光管本体115と、発光管本体115の端部124,125に封着された電極130,130とを備える。発光管110の内部には、水銀が略単体形態で封入されている。電極130、130は、素線を複次巻きにしてなるフィラメントコイル131を有し、このフィラメントコイル131の最終次の旋回数が略1回となっている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィラメントコイルを有する電極が発光管本体の端部に封着されてなる発光管及び低圧水銀ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
省エネルギー時代を迎え、蛍光ランプのような低圧水銀ランプの開発が進められている。中でも、白熱電球を代替する光源として電球形蛍光ランプが注目されている。この電球形蛍光ランプには、例えば、U字状に湾曲させたガラス管を3本結合して発光管本体を形成した、所謂、3Uタイプの発光管を備えたものがある。(特許文献1)
この3Uタイプの発光管では、発光管本体の端部に電極が封着されている。この電極は、素線を複次、例えば、2次巻きし、さらに旋回数が複数回のコイル状の旋回部を有するフィラメントコイルと、このフィラメントコイルの両端を架持する一対のリード線とからなる。発光管本体の端部への電極の封着は、フィラメントコイルを発光管本体の端部から所定位置まで挿入し、発光管本体の端部をピンチ(圧潰)することで行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−231825号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年、低圧水銀ランプのコンパクト化の要請が強く、電球形蛍光ランプにおいても、白熱電球と同等或いはそれ以下の大きさのものが求められている。つまり、発光管本体を構成するガラス管の管径を細くして発光管本体、延いては発光管全体を小型化する傾向にある。
【0005】
そこで、発光管の小型化を図るために、例えば、管内径が9mm以下のガラス管を用いて発光管本体を構成した場合、その内部に従来の電極を挿入しようとしても、フィラメントコイルの幅(コイル軸方向の寸法)が大きいために、挿入できないという問題が生じる。
フィラメントコイルの最終次のピッチを、例えば、小さくすれば、フィラメントコイルの幅が小さくなり、電極を発光管本体の端部に封着できる。しかし、この場合、フィラメントコイルにおける隣接し合うコイル間隔が狭くなり、例えば、電極の挿入時にフィラメントコイルが発光管本体の内周面に接触したり、封着あるいは搬送時に電極が振動したりして、隣接するコイル同士が接触(コイルタッチ)する。
【0006】
上記コイルタッチが生じると、通電時にフィラメントコイルの温度が所望温度まで上昇せず、フィラメントコイルに充填されている電子放射物質が未分解のまま残存し、延いては、ランプの短寿命や不点を招く。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、管径の小さなガラス管を用いた発光管本体の端部に電極を容易に封着できる発光管及び低圧水銀ランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る発光管は、素線を複次巻きにしてなるフィラメントコイルを有する電極が、ガラス管からなる発光管本体の端部に封着されている発光管であって、前記ガラス管の内径が、5mm以上9mm以下の範囲にあると共に、前記フィラメントコイルの最終次の旋回数が略1回であることを特徴としている。
【0008】
このため、電極の幅方向の寸法を小さくできると共に、従来のような旋回数が複数回であるコイル状のときに生じていた隣接するコイル同士の接触(コイルタッチ)を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る発光管を電球形蛍光ランプに用いた場合における実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、ここで説明する電球形蛍光ランプは、一般電球60W相当に対応する12W品種である。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態に係る電球形蛍光ランプを図1から図3を用いて説明する。
【0010】
1.構成について
(a)電球形蛍光ランプの構成について
電球形蛍光ランプ100は、図1に示すように、2重螺旋形状の発光管110と、発光管110を保持する保持体200と、保持体200内に収納されると共に発光管110を点灯させるための電子安定器300と、発光管110を覆うグローブ400とを備える。
【0011】
保持体200は、端壁に発光管110の端部を内部に受け入れるための受入口が形成された筒状の保持部材210と、この保持部材210の周壁220に被嵌するコーン状のケース250とからなる。ケース250における小径側の筒部(図1において下端部)には、ねじ込み型の口金380、例えば、E17型が被着されている。
【0012】
電子安定器300は、コンデンサー310,330,340、チョークコイル320等の複数の電気部品から構成されたシリーズインバータ方式であって、これらの電気部品を実装する基板360が保持部材210に取着されている。なお、この電子安定器300は、始動時に発光管110の始動電圧(780V)に対し十分な始動電圧が印加でき、また点灯時のランプ電流が140mAになるように構成されている。
【0013】
グローブ400は、白熱電球と同様に、装飾性に優れたガラス材からなり、その形状がなす状、所謂A形をしている。ここでは、グローブ400の形状としてA形を使用しているが、この形状に限定するものではない。また、グローブを備えていなくても良い。
このグローブ400は、保持部材210の周壁220と、これを被嵌するケース250の周壁との間に、グローブ400の開口側の端部405が挿入されて固着されている。なお、グローブ400の固着は、保持部材210とケース250との間に充填されている接着剤420を利用して行われる。
【0014】
グローブ400の頂部406(図1において上端部)の内周面は、発光管110の頂部(図1において上端部)に形成された凸部126に、熱伝導性媒体410、具体的には、シリコン樹脂を介して熱的に結合されている。
このように、発光管110とグローブ400とを、熱伝導性媒体410を介して結合する理由は、電球形蛍光ランプ100の点灯時の発光管110の温度を、ランプ100が略最大となる光束を発することができる温度(60℃〜65℃)と略同じに調整するためである。
【0015】
つまり、電球形蛍光ランプ100の点灯時に、発光管110から発生する熱を、熱伝導性媒体410を介してグローブ400から放熱させることにより、発光管110の温度を最適な温度にまで下げているのである。なお、この結合により、ランプ光率が70lm/Wという高い性能が得られるようになった。
(b)発光管
発光管110は、図2の(a)及び(b)に示すように、ガラス管120湾曲させてなる発光管本体115と、この発光管本体115の端部124,125に封着された電極130,130とを備える。
【0016】
発光管本体115は、旋回軸Aを中心としてその廻りを旋回する2重の旋回部122,123と、これらを連結する連結部121とからなる。つまり、発光管本体115を構成するガラス管120は、その略中央で折り返えされ(発光管本体115の連結部121に相当する)、この折り返した部分からガラス管120の端部までが旋回軸Aの廻りをB方向に旋回している(発光管本体115の旋回部122,123に相当する)。なお、旋回軸Aと平行な方向を、以下、単に、「旋回軸方向」という。
【0017】
連結部121から各端部124,125までの範囲に相当するガラス管120の軸心(図2の(a)においてB1,B2で示す)は、図2の(a)及び(b)に示すように、旋回軸Aの廻りを旋回半径R1で旋回している。なお、発光管本体115は、連結部121から各端部124,125までの旋回軸A廻りの旋回数を合わせると、約4.5周となる。
【0018】
本実施の形態では、ガラス管120の軸心が旋回する旋回半径R1は、例えば、略13.75mmであり、2重螺旋形状の発光管110の環外径Dは、例えば、略36.5mmである。この環外径Dは、30mm以上40mm以下の範囲が好ましい。これは、環外径Dがその範囲にあると、この発光管110を用いた電球形蛍光ランプ100を一般電球の大きさ(外径)と同等或いは同等以下にできるからである。
【0019】
ガラス管120の管内径φは、例えば、7.4mmであり、また管外径φoが、例えば、9.0mmである。このガラス管120の管内径φは、5mm以上9mm以下の範囲が好ましい。
これは、管内径φが5mmより小さいと、2重螺旋形状に形成し難いからである。一方、管内径φが9mmより大きいと、一般電球と同等の発光光束を得るには、電極間距離を長くする必要があり、一般電球と同等の大きさ(長さ)にできないからである。なお、ガラス管120には、例えば、ストロンチウム・バリウムシリケイトガラスからなる軟質ガラスが用いられ、その断面形状は、例えば、略円形状をしている。
【0020】
発光管本体115は、端部124,125に近い部分を除いて、旋回軸方向に隣合う旋回部122,123の隙間が略1mmとなっている。この隣接する旋回部122,123の間隔は、1mm以上3mm以下が好ましい。これは、発光管110の全長が長くなるのを防止し、且つ輝度ムラを生じさせないためである。
一方、発光管本体115の端部124,125に近い部分は、旋回軸方向に隣合う旋回部との隙間が広くなるように、例えば、この隙間が略5mm程度になるように、旋回軸Aに対して角度α、例えば、略70度傾斜して旋回軸Aの廻りを旋回している。これは、電極130を封着する際の作業空間確保するためである。
【0021】
この発光管本体115の内周面には希土類の蛍光体140が塗布されている。この蛍光体140は、例えば、赤(Y:Eu)、緑(LaPO:Ce、Tb)及び青(BaMgAl1627:Eu、Mn)発光の3種類を用いている。
発光管110の内部には、水銀が、例えば約5mgが封入されている。この水銀は、発光管110の点灯時における水銀の蒸気圧が、略水銀単体で使用した場合の水銀の蒸気圧と略同じになるような形態で封入されてれば良く、例えば、錫水銀、亜鉛水銀等のアマルガム形態で封入されていても良い。
【0022】
また、発光管110の内部には、緩衝ガスとしてアルゴンが例えば400Paで封入されている。なお、緩衝ガスは、アルゴンとネオンとの混合ガスであっても良い。
図3は、発光管本体115の端部124,125に封着される前の電極130を示しており、(a)は電極130を正面から見た図であり、(b)は電極130を側面から見た図である。
【0023】
電極130は、図2の(a)、(b)及び図3の(a)、(b)に示すように、タングステン製のフィラメントコイル131と、このフィラメントコイル131を架持(架設した状態で保持する)する一対のリード線132,133とからなり、一対のリード線132、133がビーズ134により保持(ビーズマウント方式)されている。
【0024】
フィラメントコイル131は、後述するが、素線を複次巻きにしたものからなり、最終次巻きの旋回数が略1回となっている。つまり、フィラメントコイル131は、旋回数が略1回の旋回部131aと、この旋回部131aの両端(巻き始め部分と巻き終わり部分)から、旋回部131aが旋回している旋回軸(図3の(a)において左右方向)上を互いに反対方向に延伸する延伸部131b,131bとからなる。
【0025】
なお、旋回部131aの旋回数を1回とすると、フィラメントコイル131の両方の延伸部131bが略1直線となり、フィラメントコイルが安定した状態で一対のリード線により架持される。
また、旋回部131aは、延伸部131b,131b同士を結ぶ線分の一方側(図3の(a)及び(b)では、上側)で旋回している。つまり、旋回部131aはフィラメントコイル131の略最下位に位置する。
【0026】
これにより、フィラメントコイル131に電子放射物質を充填する際に、電子放射物質を含んだ懸濁液にフィラメントコイル131の旋回部131aだけを漬ければ良く、延伸部131b,131bの不要部分に懸濁液が着くのを防止できる。
フィラメントコイル131には、例えば、BaO−SrO−CaO−Zr系の電子放射物質が充填されている。また、フィラメントコイル131の旋回部131aについては、後述する。
【0027】
一対のリード線132,133は、ビーズ134からフィラメントコイル131側に延出している部分の略中央で、フィラメントコイル131の延伸部131b,131bを挟むように折り返されている。これによりフィラメントコイル131がリード線132,133に架持されることになる。
一対のリード線132、133は、図3の(a)及び(b)に示すように、互いに略平行に配されており、中心軸Cに対して左右に略対称となっている。また、旋回部131aが旋回するその旋回軸は中心軸Cと略直交している。
【0028】
電極130は、一対のリード線132,133のうち、ビーズ134からフィラメントコイル131と反対側に延出する一部分が発光管本体115の端部124,125に、例えば、ピンチ方式で封止(圧潰封止)されることにより、電極130が封着され、また、発光管本体115の端部124を気密封止できる。
なお、発光管本体115の端部124,125を封止することで、その内部に放電空間が形成され、この放電空間における両フィラメントコイル131,131間の距離(この間隔を「電極間距離」ともいう。)は、例えば400mmであり、また、リード線132,133には、例えば、鉄、ニッケル、クロムの合金を用いている。
【0029】
発光管110内に配されているフィラメントコイル131の位置は、図2の(a)及び(b)に示すように、フィラメントコイル131の挿入先端と発光管本体115の端部124,125の端面(細管135を除く)との最小距離Lが発光管110の環外径Dの曲率半径R2(R2=D/2)の0.6倍となる位置、つまり、発光管本体115の端部124,125の端面から略11mm離れた位置である。
【0030】
なお、発光管本体115の端部124には、発光管本体115内を真空にしたり、水銀、緩衝ガス等を封入したりする際に使用する細管135が電極130と共に封着される。この細管135は、発光管本体115内を排気し、さらに水銀、緩衝ガスを封入した後に、例えば、チップオフ方式で封止される。
(c)フィラメントコイル
フィラメントコイル131は、上述したタングステン製の素線を複次(本実施の形態では3次巻であり、最終次は3である。)巻きにして形成されている。
【0031】
ここで簡単にフィラメントコイル131の製造方法について説明する。
先ず、素線(直径36μm)を一定の第1のピッチで所定外径の第1の芯材に巻き付けてコイル状(この状態を、「1次コイル」という。)にし、この1次コイルを使って、さらに所定外径の第2の芯材に一定の第2のピッチで巻き付けてコイル状(この状態を、「2次コイル」という。)にしている。
【0032】
最後に、この2次コイルを使って、一定のピッチ(1.2mm)で旋回数が略1回となるように所定外径の第3の芯材に巻き付けて、3次巻きのフィラメントコイル131が得られる。このようにして得られるフィラメントコイル131は、電極としたときに、冷間抵抗が9Ωになるように構成されている。
フィラメントコイル131の旋回部131aは、図3に示すように、その外径φは、略2.2mmとしている。この外径φは、フィラメントコイル131の旋回部131aと発光管本体115を構成するガラス管110の内周面との間隔が、0.5mm以上確保できれば良く、上述の2.2mmに限定されるものではない。これは、上記の間隔が0.5mmより小になると、ランプ寿命末期時にコイル温度が異常に上昇するためである。
【0033】
また、フィラメントコイル131の全幅Lは、略5.2mmとなっている。この全幅Lは、発光管本体115の端部124,125、つまり、電極130,130が挿入される部分のガラス管110の管内径φよりも、2mm以上小であることが好ましい。これは、電極130,130を発光管本体115の端部124,125に挿入する際に、挿入しやすくするためである。
【0034】
2.電極の封着について
上記構成の電極130,130を発光管本体115の端部124,125に封着する場合について説明する。なお、ここでの電極の封着の説明は、電極130を発光管本体115の一方の端部124に封着する場合について行うが、他方の端部125に対しても同様に行われる。
【0035】
先ず、2重螺旋形状の発光管本体115と、フィラメントコイル131がリード線132,133により架持された電極130を準備する。なお、発光管本体115は、それを構成するガラス管の端部寄りの余剰部分が切断されていると共に、発光管本体115の内周面に蛍光体140が塗布されている。
そして、発光管本体115の端部125から電極130を、フィラメントコイル131の挿入先端と発光管本体115の端部125の端面との距離Lが略11mmになるまで挿入する。
【0036】
次に、発光管本体115の端部124を、例えば、ガスバーナで加熱して、ピンチブロックを用いて発光管本体115の端部124を圧潰させる。これにより、電極130のリード線132,133の中間部分が発光管本体115の端部124に溶着される。
このとき、フィラメントコイル131の全幅Lが、ガラス管120の管内径φに対して2mm程度小になっているため、電極130を発光管本体115の端部124に内挿し易い。また、電極130の発光管本体115内への挿入は、フィラメントコイル131の挿入先端と発光管本体115の端部124の端面との距離が11mmとなるように行っているので、フィラメントコイル131の挿入先端と発光管本体115の内周面とが接触することもない。
【0037】
仮に、電極130を発光管本体115の端部124に挿入する際に、フィラメントコイル131が発光管本体115の内周面等に接触することがあっても、フィラメントコイル131の旋回部131aの旋回数が略1回であるため、フィラメントコイル131が変形して旋回部131a同士が接触することはない。
なお、フィラメントコイル131が発光管本体115の内周面に接触すると、ランプ寿命末期時にコイル温度が異常に上昇する。
【0038】
3.ランプの性能について
上記の構成の電球形蛍光ランプ100の性能試験を行った。試験は、電球形蛍光ランプ100を下記の条件で点灯させて、発光光束及び定格寿命の性能を測定した。
印加電圧 ・・・ 交流100V(周波数:60Hz)
点灯時の温度 ・・・ 25°C
点灯条件 ・・・ 口金上点灯
ランプ入力 ・・・ 12W
上記の試験により、本電球形蛍光ランプ100は、発光光束が820lmであると共に、6000時間以上の定格寿命を達成する性能を有している。これらの性能は、従来の3Uタイプの電球形蛍光ランプと同様レベルにある。
【0039】
ここで、定格寿命時間は、ランプを2.75時間点灯し0.25時間消灯する連続繰り返し試験において、ランプが点灯しなくなるまでの点灯時間である。また、本発明に係るスパイラル状の発光管及びこの発光管を用いた電球形蛍光ランプを、従来の3Uタイプのものと区別するために、スパイラルタイプという。
また、3Uタイプの電球形蛍光ランプは、その全長が122mmで、発光管本体を構成するガラス管は、管内径が9.15mm、管外径が10.75mmである。
【0040】
(1)発光光束について
3Uタイプの発光管内に封入されている水銀は、点灯時の発光管110の水銀蒸気圧を調整するためにアマルガム形態で封入されている。なお、ここでいう「アマルガム形態」は、ランプ効率が略最大となる温度が、水銀を単体形態で用いた場合におけるランプ効率が略最大となる温度よりも高いものを指し、上述した錫水銀、亜鉛水銀等のアマルガム形態とは異なる。
【0041】
一方、スパイラルタイプの発光管110の内部には、水銀が単体形態で封入されている。しかし、スパイラルタイプの電球形蛍光ランプは、3Uタイプの電球形蛍光ランプと略同じ光束を発する。
この理由は、スパイラルタイプの発光管110は、それを構成するガラス管120の管内径φを7.5mmとすることで、点灯時の発光管110の温度(水銀蒸気圧)が、ちょうど発光管110の発光光束が最大となる温度(水銀蒸気圧)に一致し、その結果、高い発光光束が得られたと考えられる。
【0042】
(2)定格寿命時間について
定格寿命時間は、スパイラルタイプの発光管110に用いられているフィラメントコイル131の大きさは、例えば、白熱電球60W相当品である3Uタイプの電球形蛍光ランプに使用されるフィラメントコイルよりも小型化されているにもかかわらず、3Uタイプと同等の定格寿命時間が得られている。
【0043】
この理由を説明する。先ず、発明者らの検討により、スパイラル状の発光管の始動電圧(750V)を従来の3Uタイプの発光管の始動電圧(1050V)よりも小さく設定(この理由は後述する)することができた。この始動電圧の低下は、フィラメントコイル131を構成する素線の受けるスパッタの影響を小さくし、また、電子放射物質の消耗を防ぐことにつながる。
【0044】
これにより、フィラメントコイル131の素線を細くすることができる。素線を細くすることにより、例えば、素線長を短くしても所望の抵抗値を得ることができる。なお、フィラメントコイルの素線を短くすると、フィラメントコイルに充填する電子放射物質の量も少なくなるが、始動時の電子放射物質の消耗が遅くなった分、寿命を延ばすことができ、目標の6000時間を達成できたと考えられる。
【0045】
(3)始動電圧の低下について
先ず、従来の3Uタイプの電球形蛍光ランプは、点灯時のランプ効率及び発光光束を高めるために、アマルガム形態の水銀が発光管内に封入されている。一方、スパイラルタイプの電球形蛍光ランプは、発光管本体内に水銀が単体形態で封入されている。これにより、消灯時の発光管内の水銀蒸気圧が、スパイラルタイプの方が3Uタイプよりも高くなり、スパイラルタイプの発光管の始動電圧が3Uタイプに対して低くなったものと考える。
【0046】
上記以外に、始動電圧が低下した原因として、発光管の形状、すなわち、2重螺旋形状にすることにより、発光管内の熱電子の移動がスムーズになったためと考えられる。これに対し、3Uタイプの発光管では、U字状のガラス管の連結部が、連結部周辺のガラス管に対して直交すると共に、連結部の径がU字部のガラス管に比べて細くなっているため、発光管内の熱電子が移動し難くなっていると考えられる。
【0047】
<第2の実施の形態>
上記の第1の実施の形態では、管径の細いガラス管120を用いて発光管本体115を形成すると共に、発光管本体115に水銀を単体形態で封入することで、電球形蛍光ランプ100の始動電圧を3Uタイプよりも低く設定でき、フィラメントコイル131を小型化できるようになった。その結果、3Uタイプの電球形蛍光ランプのランプ寿命、発光光束等の性能を維持しつつ、発光管本体の端部に電極を封着できるようになった。
【0048】
第2の実施の形態で説明する電極は、第1の実施の形態で説明した電極130を、2重螺旋状の発光管本体115の端部124,125に容易に封着できるようにしたものである。
つまり、第1の実施の形態で説明した電極130は、図3に示すように、3次の旋回数が1のフィラメントコイル131と、このフィラメントコイル131の両端を架持する1対のリード線132,133と、これら一対のリード線132,133を固定するためのビーズ134とを備え、ビーズ134に固定されている一対のリード線132,133のうち、ビーズ134よりもフィラメントコイル131側の部分132a,133aが略直線的であった。
【0049】
これに対して、電極130,130が封着される発光管本体115の端部124,125は螺旋状になっており、上述のリード線132,133が略直線状である電極130を挿入すると、例えば、フィラメントコイル131が発光管本体115の端部124の内周面に接触することがある。
それでは、螺旋状に湾曲する発光管本体の端部内へと電極を挿入する際に、発光管本体の内周面に接触しにくい電極の構成について説明する。
【0050】
1.電極の構成について
本実施の形態に係る電極530,630,730は、第1の実施の形態で説明した電極130を利用しており、螺旋状に湾曲する発光管本体115の端部124,125の形状に沿って、第1の実施の形態における一対のリード線132,133を変形(湾曲・屈曲)させている。
【0051】
ここで、電極130,130は、図2の(b)に示すように、発光管本体115の端部124,125において、発光管本体115の径方向(内外方向)の両側からピンチされている。ここで、発光管本体115の端部124,125が内外からピンチされる方向(径方向)と直交する面を、「ピンチ面」とする。
(a)例1
図4の(a)、(b)は、本実施の形態の例1に係る電極530を発光管本体115の端部124,125に封着した状態を示す図であり、電極530の様子が分かるように発光管本体115の端部124の一部を切り欠いている。
【0052】
電極530は、図4の(a)に示すように、ピンチ面(このピンチ面は紙面と平行となる)と直交する方向から見た場合、一対のリード線532,533のうち、ビーズ534により固定されている位置から、フィラメントコイル531を架持している位置までの部分532a,533aが、螺旋状に湾曲する発光管本体115の端部124,125に沿って屈曲(傾斜)している。
【0053】
具体的には、リード線532,533のうち、ビーズ534により固定されている位置から、フィラメントコイル531を加持している位置までの部分522a,523aが、電極530の中心軸(図3の中心軸Cに相当する)と平行な方向(この方向を線分Eで表す。)に対して角度β、例えば、13°旋回軸Aの内方に傾斜している。
【0054】
この角度βは、発光管本体115の端部124が旋回軸Aの廻りを旋回する角度α、さらには、フィラメントコイル531の発光管本体115内への挿入量によって規定されるものであるが、概ね、0°<β<30°程度が好ましい。
なお、リード線532,533の挿入先端側を、電極530の中心軸(C)と平行な方向に対してβの角度傾斜させるには、例えば、第1の実施の形態に係る電極130のビーズ134を保持して、このビーズ134から延出するリード線532,533の付け根を屈曲させれば良い。
【0055】
一方、この電極530は、図4の(b)に示すように、旋回軸方向から見た場合、一対のリード線532,533のうち、発光管110内に配される部分が、螺旋状に湾曲する発光管本体115の端部124に沿って湾曲している。
具体的には、発光管本体115内に挿入される部分に相当するリード線532,533が、発光管本体115を構成するガラス管120の軸心が所定の旋回半径R1で旋回する軌道に沿って湾曲している。なお、電極530のリード線532,533を、上述のように湾曲させるには、例えば、所望の曲率半径の外周面を有する型を用いて、その外周面にリード線532,533を沿わせて変形させれば良い。
【0056】
(b)例2
図5の(a)は、それぞれは、本例2に係る電極630,730を発光管本体115の端部124,125に封着した状態を旋回軸方向から見た図であり、(b)は、電極630、730の様子が分かるように発光管本体115の端部124の一部を切り欠いている。
【0057】
この電極630,730は、同図に示すように、旋回軸方向から発光管110を見た場合、一対のリード線632,633,732,733のうち、発光管110の放電空間内に配されている部分の少なくとも1箇所で633a,733が、ピンチ面(図5の(a)、(b)において紙面に直交する)に対して所定の角度γ1、γ2で傾斜するように屈曲している。なお、前記屈曲している箇所を屈曲箇所633a,733aとする。
【0058】
具体的には、図5の(a)に示すように、発光管110の封止部において放電空間側の端(この端を、以下、「封止部端」という。)から屈曲箇所633aまでの距離が、封止部端からフィラメントコイル631先端までの距離Dcの0.5未満の場合は、ピンチ面に対して屈曲角度γ1が、0°<γ1<60°になっている。
【0059】
具体的には、リード線632,633における封止部端に相当する位置(フィラメントコイル631の先端からビーズ634側に距離Dc戻った位置)から、例えば1mmフィラメントコイル631側に離れた位置に屈曲箇所633aがあり、その屈曲角度γ1を20°としている。
逆に、封止部端から屈曲箇所733aまでの距離が、封止部端からフィラメントコイル731先端までの距離Dcの0.5以上であっても良い。この場合は、図5の(b)に示すように、ピンチ面に対する屈曲角度γ2は、30°<γ2<90°であるのが好ましい。
【0060】
リード線632,633,732,733を、図5の(a)又は(b)に示すように、屈曲箇所633a,733aで屈曲させるには、例えば、上述のように型を利用することにより実施できる。
(c)発光管本体へのフィラメントコイルの挿入について
第2の実施の形態での電極530,630,730は、一対のリード線532,533,632,633,732,733の内、発光管110内に配される部分が発光管本体115の端部124,125の形状に沿って変形している。このため、発光管本体115の端部124,125に電極530,630,730を直線的に挿入しようとすると、フィラメントコイル531,631,731が発光管本体115の内周面に接触してしまう。
【0061】
これを回避するには、挿入する際の電極530,630,730のフィラメントコイル531,631,731の軌道が、発光管本体115を構成するガラス管120の軸心が旋回する軌道(旋回軸Aの廻りを旋回半径R1で旋回している)と一致するようにすれば良い。
このようにするには、先ず、例えば、図6の(a)に示すように、電極530のうち、発光管本体115内に挿入される部分が、旋回軸Aの廻りを所定の旋回半径R1で旋回するガラス管120の軌道G上となるように、電極530を位置決め配置する。
【0062】
次に、図6の(b)に示すように、発光管本体115を、旋回軸Aをその回転中心としてH方向に回転させる。これにより、発光管本体115の端部124に電極530をスムーズに挿入することができる。
なお、ここでは、電極530を固定して、発光管本体115を回転させていたが、発光管本体を固定して電極を発光管本体の旋回軸廻りに回転させながら、発光管本体の端部に挿入するようにしても良いし、発光管本体及び電極の両者を互いに回転させて挿入しても良い。
【0063】
(d)その他
上記の第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、電極130,530,630,730の封着は、ピンチ面が発光管本体115の径方向と直交する方向で行われているが、ピンチ面が他の方向になるようにしても良い。
このような例としては、図7に示すように、電極封着時に発光管本体115の端部124,125をピンチする方向(図中矢印で示す)が、発光管本体115の端部124,125が旋回軸Aに対して傾斜する角度αと同じ角度で傾斜しているような場合がある。
【0064】
この場合も、本実施で説明したように、リード線532,533,632,633,732,733を屈曲又は湾曲させた電極530,630,730を利用しても、同じ効果が得られる。
なお、上述した例1及び例2を組合わせた形状に、電極を構成しても良い。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の内容が、上記の実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
【0065】
1.始動電圧について
上記実施の形態では、本発明に係る発光管をスパイラルタイプの発光管に適用させ、従来の3Uタイプの発光管との比較を行ったが、3Uタイプの発光管であっても、本発明を適用できる。つまり、本発明者らは、発光管本体内に封入する水銀を単体形態(水銀単体における水銀の蒸気圧と同じ特性を有するアマルガム形態も含む)とすることで、始動電圧が下がり、フィラメントコイルの素線及び電子放射物質の消耗を小さくできることを見出した。
【0066】
従って、上述の試験結果から、従来の3Uタイプの発光管も、その水銀の封入形態を3Uタイプで用いられているアマルガム形態から単体形態に変更することで、始動電圧が下がるものと考えられ、実施の形態と同様に、最終次の旋回数が1回のフィラメントコイルを用いることができると考えられる。このように考えると、発光管の形状は、スパイラル或いは3U等に限定するものではなく、例えば、直管状、環状等の発光管にも、最終次の旋回数が1回のフィラメントコイルを用いることができると考えられる。
【0067】
但し、3Uタイプの方が、スパイラルタイプよりも、熱電子が発光管内の放電空間を移動し難いと考えられため、上記実施の形態で説明した効果が若干得難いと考えられる。
2.電球形蛍光ランプについて
本実施の形態で説明した電球形蛍光ランプは、白熱電球60W相当品について説明したが、当然白熱電球40W相当品あるいは100W相当品にも適用できる。但し、この場合は、発光管の全長、つまり、ガラス管の旋回数が変更される。
【0068】
3.水銀低圧ランプについて
上記の実施の形態では、本発明を電球形蛍光ランプに適用した場合について説明したが、例えば、蛍光ランプのような他の低圧水銀ランプに適用させても良い。以下、蛍光ランプについて説明する。
図8は、本発明に係る低圧水銀ランプの一種である蛍光ランプ800を示す図である。
【0069】
この蛍光ランプ800は、同図に示すように、ガラス管820の端部まで螺旋状に旋回する2重螺旋形状の発光管810と、この発光管810(ガラス管820の両端部)を保持する有底円筒状の保持部材830と、この保持部材830の周壁に被嵌するケース840と、発光管810を覆うグローブ850と、灯具のソケットに嵌合して電力の供給を受ける片口金860(例えば、GX10q型)とを備える。
【0070】
上記、電球形蛍光ランプ100とは、保持部材130とケース140との内部に電子安定器を収納していない点、口金160の形状が一般電球にも使用されているねじ込み口金でない点で異なる。
なお、ここでは、グローブ有りのコンパクト形蛍光ランプについて説明したが、実施の形態における電球形蛍光ランプ100と同じように、グローブを備えていなくても良い。
【0071】
あるいは、本発明に係る低圧水銀ランプは、電球形蛍光ランプ、蛍光ランプ以外、例えば、直管状の発光管、あるいは環状の発光管を用いた蛍光ランプであっても良い。
4.フィラメントコイルについて
上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態の電極において、そのフィラメントコイルの旋回部の旋回数が略1回となっている。しかしながら、フィラメントコイルは、フィラメントコイルの2次コイルの外径をφ(mm)した時に、旋回部の旋回ピッチが、φ+0.2mm以上で、前記ガラス管の管内径φとした時に、フィラメントコイルの旋回部が旋回しているコイル中心軸方向の寸法がφ−1.6mm以下であれば、旋回部の旋回数は、1回に限定するものではない。
【0072】
これは、最終次の旋回部の旋回ピッチが、φ+0.2mm以上であれば、電極を発光管本体の端部に挿入する際に、仮にフィラメントコイルが発光管本体の内周面に接触することがあっても、フィラメントコイルが変形して旋回部同士あるいは旋回部を構成している1次コイル、2次コイル同士が接触することを少なくできる。
【0073】
また、フィラメントコイルの旋回部が旋回しているコイル中心軸方向の寸法がφ−1.6mm以下であれば、電極を発光管本体の端部に挿入しやすいからである。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る発光管は、素線を複次巻きにしてなるフィラメントコイルを有する電極が、ガラス管からなる発光管本体の端部に封着されている発光管であって、前記ガラス管の内径が、5mm以上9mm以下の範囲にあると共に、前記フィラメントコイルの最終次の旋回数が略1回である。
【0075】
このため、電極を小型化でき、例えば、電極の挿入時にフィラメントコイルがガラス管の内周面に接触したり、封着時に電極が振動したりしても、従来のような最終次巻の隣接するコイル同士が接触(コイルタッチ)することも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における電球形蛍光ランプの一部を切り欠いた正面図である。
【図2】(a)は第1の実施の形態における発光管の一部を切り欠いた正面図であり、(b)は発光管の一部を切り欠いた底面図である。
【図3】(a)は第1の実施の形態における電極の正面図であり、(b)は電極の側面図である。
【図4】(a)は第2の実施の形態における発光管本体の端部の一部を切り欠いた正面拡大図であり、(b)はガラス管の端部の一部を切り欠いた底面図拡大図である。
【図5】第2の実施の形態における電極の例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態における電極の発光管本体の端部への挿入を説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態における電極を封着する際のピンチ方向を示す図である。
【図8】本発明を蛍光ランプに適用した場合における蛍光ランプの一部を切り欠いた正面図である。
【符号の説明】
100 電球形蛍光ランプ
110 発光管
115 発光管本体
120 ガラス管
130 電極
131 フィラメントコイル
131a 旋回部
131b 延伸部
132,133 リード線
380 口金(E17)
400 グローブ
530 電極
531 フィラメントコイル
532,533 リード線
630,730 電極
631,731 フィラメントコイル
632,633,732,733 リード線
800 蛍光ランプ
810 発光管
820 ガラス管
860 口金(GX24q)

Claims (8)

  1. 素線を複次巻きにしてなるフィラメントコイルを有する電極が、ガラス管からなる発光管本体の端部に封着されている発光管であって、
    前記ガラス管の内径が、5mm以上9mm以下の範囲にあると共に、前記フィラメントコイルの最終次の旋回数が略1回であることを特徴とする発光管。
  2. 前記フィラメントコイルは、3次巻であると共に、ビーズマウントされた一対のリード線により架持されていることを特徴とする請求項1に記載の発光管。
  3. 前記発光管本体の内部には、水銀が略単体形態で封入されていると共に、始動電圧が900V以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光管。
  4. 前記フィラメントコイルの全幅をL(mm)、前記ガラス管の内径をφ(mm)とすると、前記フィラメントコイルの全幅Lは、φ―1.6(mm)以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光管。
  5. 前記発光管本体は、ガラス管の中央部に折り返し部を有すると共に、前記折り返し部からガラス管の両端部までが旋回軸の廻りを旋回する2重螺旋形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光管。
  6. 2重螺旋形状の前記発光管本体の環外径が、30mm以上40mm以下の範囲であることを特徴とする請求項5に記載の発光管。
  7. 前記一対のリード線のうち、前記発光管本体内に配される部分の少なくとも1部が螺旋状に湾曲する前記発光管本体の端部に沿って湾曲していることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光管。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光管を備えることを特徴とする低圧水銀ランプ。
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