JP2004354421A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドラム表面の埃、ゴミなどの付着が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止でき、しかもドラム表面の清掃も不要となり、大幅なメンテ性の向上が図れる。
【解決手段】記録材料Pを搬送する搬送手段Aと、搬送手段Aによって搬送された記録材料Pを保持する回転ドラム31を備えた画像記録装置1において、回転ドラム31のドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有する。
【選択図】図4
【解決手段】記録材料Pを搬送する搬送手段Aと、搬送手段Aによって搬送された記録材料Pを保持する回転ドラム31を備えた画像記録装置1において、回転ドラム31のドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有する。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転ドラムのドラム表面に記録材料を保持し、回転ドラムを回転させながら画像を記録する画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、色分解網原稿フィルムを、切り貼りなどしたフィルムからではなく、DTPと呼ばれる装置で、色分解された文字網原稿画像データや写真網原稿画像データやベタ画像網原稿画像データなどの画像データから、画像データ上で切り貼りなどして、色分解網原稿画像データを作成し、イメージセッタと呼ばれる装置で、この色分解網原稿画像データから色分解網原稿フィルムを作成したり、CTPと呼ばれる装置で、直接、印刷版を作成することが行われている。
【0003】
このようなDTPを用いたシステムで行う校正作業としては、色分解網原稿画像データから色分解網原稿フィルムを作成し、色分解網原稿フィルムからカラープルーフを作成する方法だけでなく、色分解網原稿画像データから直接、カラープルーフを作成するDCPが、最近行われている。
【0004】
このDCPには、色分解網原稿画像データに基づいて、ハロゲン化銀カラー写真感光材料をLEDやレーザ光などによって露光することで、カラープルーフを作成するものなどがある。また、同様の書き込み系を用いたインクジェットプリンターなどによって、カラープルーフを作成することもある。
【0005】
このような記録材料に画像を書き込む画像記録装置には、記録材料を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送された記録材料を保持する回転ドラムを備え、回転ドラムに巻付けられた記録材料に書き込む光学ユニットと、この光学ユニットをドラム軸方向に移動する移動手段とを有し、回転ドラムを回転させるとともに、光学ユニットをドラム軸方向に移動して記録材料に画像を書き込むものがある(例えば、特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−215624号公報(第1〜第5頁、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような画像記録装置では、ドラム外周近傍に配置された駆動ローラをドラムに圧着し駆動することで、回転ドラムを回転しながら記録材料を回転ドラムに巻き付けている。回転ドラムは中空体であり、その表面に吸着孔が形成され、吸引ブロアを駆動することで、回転ドラムの内部を減圧し、記録材料をドラム表面に吸着保持する。回転ドラムは記録材料を保持した状態で回転すると同時に、光学ユニットをドラム軸方向ヘ平行移動することで画像の記録を行うが、記録材料を回転ドラムに巻き付けるとき、ドラム表面の吸着孔から空気が吸引され、また記録材料が巻き付き完了した時でも特にサイズの小さい記録材料を回転ドラムに保持する場合、大サイズ用の吸着孔は開放された状態のため、その吸着孔から空気が吸引される。
【0008】
このため、経時によりドラム表面に装置外部からの繊細な埃、ゴミなどが蓄積しやすくなる。また、記録材料の裏面がドラム表面と接触することで、記録材料の裏面のコーティング剤がドラム表面に付着する。また、記録材料端面は装置内でカットされるため、カット時に紙粉が発生し、それがドラム表面に付着することがある。
【0009】
このように、埃、ゴミなどがドラム表面に付着した場合、その上に記録材料を巻き付けると、本来ドラム表面に密着した状態に保持される記録材料が、部分的に回転ドラムから離れた状態になり、露光時にピントがずれて画像不良が発生する。このため、ドラム表面は定期的に清掃をする必要があるが、回転ドラム周りには搬送ガイド、光学ユニットが配置され、またカバー類で覆われているため、その清掃作業には工数がかかる等の問題がある。
【0010】
この発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、ドラム表面の埃、ゴミなどの付着が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止でき、しかもドラム表面の清掃も不要となり、大幅なメンテナンス性の向上が図れる画像記録装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0012】
請求項1に記載の発明は、記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された前記記録材料を保持する回転ドラムを備えた画像記録装置において、
前記回転ドラムのドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有することを特徴とする画像記録装置である。
【0013】
この請求項1に記載の発明によれば、回転ドラムのドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有し、給排紙時に粘着性ローラがドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが粘着性ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された前記記録材料を保持する回転ドラムと、前記回転ドラムに記録材料を装填する際に前記回転ドラムを駆動する駆動ローラを備えた画像記録装置において、
前記駆動ローラが粘着性を有することを特徴とする画像記録装置である。
【0015】
この請求項2に記載の発明によれば、駆動ローラが粘着性を有し、給排紙時に駆動ローラがドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記駆動ローラは、前記回転ドラムに対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置である。
【0017】
この請求項3に記載の発明によれば、駆動ローラは、回転ドラムに対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができ、給排紙時に駆動ローラがドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、前記駆動ローラに、前記駆動ローラよりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像記録装置である。
【0019】
この請求項4に記載の発明によれば、駆動ローラに、駆動ローラよりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことで、粘着性の高いローラの汚れを定期的にふき取ることで済むため、従来と比べて大幅なメンテナンス性の向上が図れる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、前記ローラを装置から脱着可能としたことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置である。
【0021】
この請求項5に記載の発明によれば、ローラを装置から脱着可能としたから、ローラの清掃が簡便になり、メンテナンスの作業性が良くなる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、前記記録材料が感光性材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像記録装置である。
【0023】
この請求項6に記載の発明によれば、記録材料が感光性材料であり、例えばLEDやレーザ光などによって露光することで、カラープルーフを作成するものなどに使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の画像記録装置の実施の形態について説明するが、この発明は、実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語は、これに限定されない。
【0025】
この発明の画像記録装置を適用したカラープルーフ作成装置は、図1乃至図4に示すように構成される。図1はカラープルーフ作成装置の概略構成図、図2は露光装置の概略構成を示す正面図、図3は露光装置の概略構成を示す平面図、図4は回転ドラムのクリーニング機構を示す図である。
【0026】
カラープルーフ作成装置1の装置本体2には、露光ユニット3及び現像処理ユニット4が備えられている。露光ユニット3の上部には、現像部側にセット部7が配置される。セット部7には、記録材料遮光用カバー9が開閉可能に設けられ、記録材料遮光用カバー9によりロール状の感光材料またはペーパー等の記録材料を収納した一対の記録材料装填用マガジン10がセット可能である。
【0027】
現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設けられ、処理された記録材料が排紙部15に排出される。
【0028】
露光ユニット3には、給紙部20、主走査部30、副走査部40及びアキュームレータ部60が備えられている。給紙部20には、搬送ローラ対21、カッター部22及び回転ローラ23が記録材料装填用マガジン10に対応して配置されている。記録材料装填用マガジン10に対応して配置された搬送ローラ対21により記録材料を引き出して、カッター部22で所定の長さに切断し、回転ローラ23、エンコーダローラ90、スクイズローラ25を介して主走査部30へ送るようになっている。
【0029】
主走査部30及び副走査部40が記録材料に画像を記録する露光部500を構成し、主走査部30には、円筒を構成する回転ドラム31が回転可能に設けられ、記録材料が回転ドラム31の外表面に吸着されて一体に回転する。回転ドラム31に対向して光学ユニット32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によりドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニット32は、デジタル画像信号を受けて回転ドラム31に吸着された記録材料にレーザービームで露光して画像の書き込みを行なう。
【0030】
アキュームレータ部60は、露光部500から露光された記録材料を現像処理する現像処理ユニット4に備えられるプロセッサ部600へ受け渡すために、記録材料を一時停留させる。このアキュームレータ部60は、書き込みが終了した記録材料を回転ドラム31から剥離してプロセッサ部600へ送り込む。このとき、プロセッサ部600の搬送速度の方が露光部500の排紙速度より遅い場合は、排紙速度が高速のままアキュームレータ部60に送り込み、記録材料をアキュームレータ部60に垂れ下がるようにしてアキュームさせ、プロセッサ部600との搬送タイミングを合わせ、露光部500の処理能力を落とさないようにしている。
【0031】
現像処理ユニット4のプロセッサ部600には、第2露光部41(以下、反転露光ダイレクトポジ感材の例で記載する)、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部45が備えられている。第2露光部41により露光部500で露光されなかった部分の記録材料が疑似画像を形成し、第2露光された記録材料は、現像部42、定着部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処理された記録材料は乾燥部45で乾燥して排紙部15へ送出される。
【0032】
次に、露光装置の構成を、図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。
【0033】
セット部7には、記録材料装填用マガジン10が記録材料Pの先端を所定長さ引き出した状態で、給紙部20の搬送ローラ対21のローラ21a,21bの間の位置にセットする。いずれかの記録材料装填用マガジン10から記録材料Pが供給される搬送中は、ローラ21bを搬送位置に移動させて記録材料Pを対向するローラ21a,21bとの間で圧着する。それぞれのカッター部22とエンコーダローラ90との間には、基準センサS1、回転ローラ23及びガイド26がそれぞれ設けられている。
【0034】
エンコーダローラ90は、基準センサS1が記録材料の先端部を検出し、この先端部の検出から記録材料の搬送により回転して記録材料の送り量を検出し、所定の長さでカッター部22を作動して記録材料を切断する。カッター部22の後段には、シャッター27が配置され、記録材料の搬送路の遮光とゴミ等の進入を防止する。ローラ21a,21bの前段には、記録材料の終端部を検出する後端検出センサS2が配置されている。記録材料装填用マガジン10に対応して配置された搬送ローラ対21により記録材料を引き出して、カッター部22で所定の長さに切断し、回転ローラ23を介して主走査部30へ送るようになっており、この搬送ローラ対21、カッター部22及び回転ローラ23が記録材料装填用マガジン10から記録材料を供給する搬送手段Aを構成する。
【0035】
主走査部30の回転ドラム31の両端の軸部31a,31bは、軸受33a,33bを介して支持台34a,34bに回転可能に軸支されている。回転ドラム31の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム回転モータM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム回転モータM6の駆動により回転ドラム31が回転する。また、回転ドラム31の一方の軸部31bには、ロータリーエンコーダ37が設けられ、回転パルスを出力してドラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0036】
回転ドラム31の一方の軸部31aは、空気吸引手段200を構成する吸引ブロアに連結されている。回転ドラム31は中空体で形成され、表面には貫通孔3lcが形成され、空気吸引手段200の駆動により回転ドラム31の内部が減圧されて記録材料が回転ドラム31の表面に吸着される。
【0037】
光学ユニット32には、LDまたはLED等の光源が、各波長相当に対応して複数あり、例えば回転ドラム31上の記録材料に画像を露光する。
【0038】
光学ユニット32は、移動手段700によりドラム軸方向に移動可能になっている。移動手段700は、光学ユニット32の移動をガイドするガイド部材341,342と、光学ユニット32を移動する回転可能なボールネジ340とを有し、このボールネジ340は駆動モータM7により回転される。駆動モータM7はモータ軸343を有し、モータ軸出力側にカップリング344を介してボールネジ340の一端部が設けられ、駆動モータM7のモータ軸非出力側に重り345が設けられている。
【0039】
この重り345は、円筒状に形成されているが、これに限定されず、三角筒状、四角筒状などであってもよく、駆動モータM7のロータ慣性モーメントを擬似的に増加させており、振動に影響がある共振周波数fを変化することができ、簡単な構造で、ボールネジ340の振動を抑えることが可能である。
【0040】
駆動モータM7の駆動により、カップリング344を介してボールネジ340が正回転、または逆回転して光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0041】
この露光部500からプロセッサ部600へ受け渡すために、記録材料を一時停留させるアキュームレータ部60は、回転ドラム31に吸引された記録材料を剥離する剥離ガイド61、搬送ガイド62、アキュームレータ部60におけるプロセッサ部600のシート入口側に配された排出ローラ64とを有し、回転ドラム31に巻かれた記録材料を剥離してプロセッサ部600へ送る。
【0042】
この実施の形態には、回転ドラム31に記録材料を装填する際に回転ドラム31を駆動する駆動ローラ229が備えられている。この駆動ローラ229は中間部がピン229aにより回転可能に支持されたレバー229bの一方の端部側に回転可能に取り付けられている。駆動モータM4の動力がベルト240によって駆動ローラ229に伝達されて回転する。
【0043】
更に、レバー229bの他方の端部側には、駆動ローラ圧着解除モータM5が設けられ、この駆動ローラ圧着解除モータM5によって、先端部にピン229cが設けられたレバー229dが回転されるようになっている。そして、レバー229bは、その他方の端部側がレバー229dのピン229cに当接する方向にばね229eによって付勢されている。
【0044】
駆動ローラ圧着解除モータM5を回転駆動することにより、レバー229bがピン229aを中心に回転し、駆動ローラ229が回転ドラム31に対して当接(圧着)/離反(非圧着)するようになっている。
【0045】
また、レバー229bの他方の端部側には、圧着センサS7、解除センサS8が設けられ、駆動ローラ229の状態が検出されるようになっている。また、駆動ローラ229が圧着状態にあるとき、駆動ローラ229は回転ドラム31に当接するのみならず、ローラ229fに当接するようになっている。
【0046】
スクイズローラ25及び駆動ローラ229は回転ドラム31を回転させ、同時にスクイズローラ25は感光材料Pにヨレが生じないようにスクイズする。また回転ドラム31に巻き付けられた感光材料Pが駆動ローラ229を通過する際は、駆動ローラ229を非圧着状態としてスクイズローラ25で回転ドラム31を駆動してもよい。スクイズローラ25及び駆動ローラ229はリンク機構(図示していない)により回転ドラム31に圧着するする際は、1つの駆動モータにて圧着動作を行なってもよい。
【0047】
この実施の形態では、駆動ローラ229が粘着性を有し、給排紙時に駆動ローラ229がドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラ229へ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0048】
駆動ローラ229は、例えば粘着性を有するゴムローラで構成され、硬度が8〜60度であるものが好ましく用いられるが、これに限定されない。
【0049】
駆動ローラ229は、回転ドラム31に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができ、給排紙時に駆動ローラ229がドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。このため、回転ドラム31から記録材料が部分的に離れた状態が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止できる。また、例えば数ヶ月に1回程度必要であったドラム表面の清掃も不要となる。
【0050】
ローラ229fは、駆動ローラ229よりも更に粘着性の高いローラで構成され、駆動ローラ229に、駆動ローラ229よりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことで、駆動ローラ229に付着する埃、ゴミなどがローラ229fに移る。この粘着性の高いローラ229fの汚れを定期的にふき取ることで済むため、従来と比べて大幅なメンテナンス性の向上が図れる。
【0051】
このローラ229fは、画像記録装置から脱着可能であり、ローラ229fを画像記録装置から脱して清掃することができる。このようにローラ229fを脱着可能としたから、ローラの清掃が簡便になり、メンテナンスの作業性が良くなる。
【0052】
この実施の形態では、駆動ローラ229を例えば粘着性を有するゴムローラで構成しているが、スクイズローラ25を駆動ローラ229と同様に例えば粘着性を有するゴムローラで構成してもよく、スクイズローラ25を回転ドラム31のドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替える。
【0053】
また、駆動ローラ229またはスクイズローラ25とは別に、図5に示すように、回転ドラム31のドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラ230を設けることができる。
【0054】
この粘着性ローラ230は、回転ドラム31を駆動することはできないローラであるが、給排紙時に粘着性ローラ230がドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが粘着性ローラ230へ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1乃至請求項6に記載の発明では、給排紙時に粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラが回転ドラムのドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなるため、回転ドラムから記録材料が部分的に離れた状態が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止できる。
【0056】
また、例えば数ヶ月に1回程度必要であったドラム表面の清掃も不要となり、粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラの汚れを定期的にふき取ることで済むため、従来と比べて大幅なメンテナンス性の向上が図れる。
【0057】
さらに、粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラに付着した埃、ゴミを取るために、着脱式とすることで清掃が簡便になり、メンテナンスの作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラープルーフ作成装置の概略構成図である。
【図2】露光装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】露光装置の概略構成を示す平面図である。
【図4】回転ドラムのクリーニング機構を示す図である。
【図5】回転ドラムの他の実施の形態のクリーニング機構を示す図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置
2 装置本体
3 露光ユニット
4 現像処理ユニット
10 記録材料装填用マガジン
31 回転ドラム
200 空気吸引手段
700 移動手段
A 搬送手段
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転ドラムのドラム表面に記録材料を保持し、回転ドラムを回転させながら画像を記録する画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、色分解網原稿フィルムを、切り貼りなどしたフィルムからではなく、DTPと呼ばれる装置で、色分解された文字網原稿画像データや写真網原稿画像データやベタ画像網原稿画像データなどの画像データから、画像データ上で切り貼りなどして、色分解網原稿画像データを作成し、イメージセッタと呼ばれる装置で、この色分解網原稿画像データから色分解網原稿フィルムを作成したり、CTPと呼ばれる装置で、直接、印刷版を作成することが行われている。
【0003】
このようなDTPを用いたシステムで行う校正作業としては、色分解網原稿画像データから色分解網原稿フィルムを作成し、色分解網原稿フィルムからカラープルーフを作成する方法だけでなく、色分解網原稿画像データから直接、カラープルーフを作成するDCPが、最近行われている。
【0004】
このDCPには、色分解網原稿画像データに基づいて、ハロゲン化銀カラー写真感光材料をLEDやレーザ光などによって露光することで、カラープルーフを作成するものなどがある。また、同様の書き込み系を用いたインクジェットプリンターなどによって、カラープルーフを作成することもある。
【0005】
このような記録材料に画像を書き込む画像記録装置には、記録材料を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送された記録材料を保持する回転ドラムを備え、回転ドラムに巻付けられた記録材料に書き込む光学ユニットと、この光学ユニットをドラム軸方向に移動する移動手段とを有し、回転ドラムを回転させるとともに、光学ユニットをドラム軸方向に移動して記録材料に画像を書き込むものがある(例えば、特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−215624号公報(第1〜第5頁、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような画像記録装置では、ドラム外周近傍に配置された駆動ローラをドラムに圧着し駆動することで、回転ドラムを回転しながら記録材料を回転ドラムに巻き付けている。回転ドラムは中空体であり、その表面に吸着孔が形成され、吸引ブロアを駆動することで、回転ドラムの内部を減圧し、記録材料をドラム表面に吸着保持する。回転ドラムは記録材料を保持した状態で回転すると同時に、光学ユニットをドラム軸方向ヘ平行移動することで画像の記録を行うが、記録材料を回転ドラムに巻き付けるとき、ドラム表面の吸着孔から空気が吸引され、また記録材料が巻き付き完了した時でも特にサイズの小さい記録材料を回転ドラムに保持する場合、大サイズ用の吸着孔は開放された状態のため、その吸着孔から空気が吸引される。
【0008】
このため、経時によりドラム表面に装置外部からの繊細な埃、ゴミなどが蓄積しやすくなる。また、記録材料の裏面がドラム表面と接触することで、記録材料の裏面のコーティング剤がドラム表面に付着する。また、記録材料端面は装置内でカットされるため、カット時に紙粉が発生し、それがドラム表面に付着することがある。
【0009】
このように、埃、ゴミなどがドラム表面に付着した場合、その上に記録材料を巻き付けると、本来ドラム表面に密着した状態に保持される記録材料が、部分的に回転ドラムから離れた状態になり、露光時にピントがずれて画像不良が発生する。このため、ドラム表面は定期的に清掃をする必要があるが、回転ドラム周りには搬送ガイド、光学ユニットが配置され、またカバー類で覆われているため、その清掃作業には工数がかかる等の問題がある。
【0010】
この発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、ドラム表面の埃、ゴミなどの付着が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止でき、しかもドラム表面の清掃も不要となり、大幅なメンテナンス性の向上が図れる画像記録装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0012】
請求項1に記載の発明は、記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された前記記録材料を保持する回転ドラムを備えた画像記録装置において、
前記回転ドラムのドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有することを特徴とする画像記録装置である。
【0013】
この請求項1に記載の発明によれば、回転ドラムのドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有し、給排紙時に粘着性ローラがドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが粘着性ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された前記記録材料を保持する回転ドラムと、前記回転ドラムに記録材料を装填する際に前記回転ドラムを駆動する駆動ローラを備えた画像記録装置において、
前記駆動ローラが粘着性を有することを特徴とする画像記録装置である。
【0015】
この請求項2に記載の発明によれば、駆動ローラが粘着性を有し、給排紙時に駆動ローラがドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記駆動ローラは、前記回転ドラムに対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置である。
【0017】
この請求項3に記載の発明によれば、駆動ローラは、回転ドラムに対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができ、給排紙時に駆動ローラがドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、前記駆動ローラに、前記駆動ローラよりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像記録装置である。
【0019】
この請求項4に記載の発明によれば、駆動ローラに、駆動ローラよりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことで、粘着性の高いローラの汚れを定期的にふき取ることで済むため、従来と比べて大幅なメンテナンス性の向上が図れる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、前記ローラを装置から脱着可能としたことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置である。
【0021】
この請求項5に記載の発明によれば、ローラを装置から脱着可能としたから、ローラの清掃が簡便になり、メンテナンスの作業性が良くなる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、前記記録材料が感光性材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像記録装置である。
【0023】
この請求項6に記載の発明によれば、記録材料が感光性材料であり、例えばLEDやレーザ光などによって露光することで、カラープルーフを作成するものなどに使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の画像記録装置の実施の形態について説明するが、この発明は、実施の形態に限定されるものではない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語は、これに限定されない。
【0025】
この発明の画像記録装置を適用したカラープルーフ作成装置は、図1乃至図4に示すように構成される。図1はカラープルーフ作成装置の概略構成図、図2は露光装置の概略構成を示す正面図、図3は露光装置の概略構成を示す平面図、図4は回転ドラムのクリーニング機構を示す図である。
【0026】
カラープルーフ作成装置1の装置本体2には、露光ユニット3及び現像処理ユニット4が備えられている。露光ユニット3の上部には、現像部側にセット部7が配置される。セット部7には、記録材料遮光用カバー9が開閉可能に設けられ、記録材料遮光用カバー9によりロール状の感光材料またはペーパー等の記録材料を収納した一対の記録材料装填用マガジン10がセット可能である。
【0027】
現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設けられ、処理された記録材料が排紙部15に排出される。
【0028】
露光ユニット3には、給紙部20、主走査部30、副走査部40及びアキュームレータ部60が備えられている。給紙部20には、搬送ローラ対21、カッター部22及び回転ローラ23が記録材料装填用マガジン10に対応して配置されている。記録材料装填用マガジン10に対応して配置された搬送ローラ対21により記録材料を引き出して、カッター部22で所定の長さに切断し、回転ローラ23、エンコーダローラ90、スクイズローラ25を介して主走査部30へ送るようになっている。
【0029】
主走査部30及び副走査部40が記録材料に画像を記録する露光部500を構成し、主走査部30には、円筒を構成する回転ドラム31が回転可能に設けられ、記録材料が回転ドラム31の外表面に吸着されて一体に回転する。回転ドラム31に対向して光学ユニット32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によりドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニット32は、デジタル画像信号を受けて回転ドラム31に吸着された記録材料にレーザービームで露光して画像の書き込みを行なう。
【0030】
アキュームレータ部60は、露光部500から露光された記録材料を現像処理する現像処理ユニット4に備えられるプロセッサ部600へ受け渡すために、記録材料を一時停留させる。このアキュームレータ部60は、書き込みが終了した記録材料を回転ドラム31から剥離してプロセッサ部600へ送り込む。このとき、プロセッサ部600の搬送速度の方が露光部500の排紙速度より遅い場合は、排紙速度が高速のままアキュームレータ部60に送り込み、記録材料をアキュームレータ部60に垂れ下がるようにしてアキュームさせ、プロセッサ部600との搬送タイミングを合わせ、露光部500の処理能力を落とさないようにしている。
【0031】
現像処理ユニット4のプロセッサ部600には、第2露光部41(以下、反転露光ダイレクトポジ感材の例で記載する)、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部45が備えられている。第2露光部41により露光部500で露光されなかった部分の記録材料が疑似画像を形成し、第2露光された記録材料は、現像部42、定着部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処理された記録材料は乾燥部45で乾燥して排紙部15へ送出される。
【0032】
次に、露光装置の構成を、図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。
【0033】
セット部7には、記録材料装填用マガジン10が記録材料Pの先端を所定長さ引き出した状態で、給紙部20の搬送ローラ対21のローラ21a,21bの間の位置にセットする。いずれかの記録材料装填用マガジン10から記録材料Pが供給される搬送中は、ローラ21bを搬送位置に移動させて記録材料Pを対向するローラ21a,21bとの間で圧着する。それぞれのカッター部22とエンコーダローラ90との間には、基準センサS1、回転ローラ23及びガイド26がそれぞれ設けられている。
【0034】
エンコーダローラ90は、基準センサS1が記録材料の先端部を検出し、この先端部の検出から記録材料の搬送により回転して記録材料の送り量を検出し、所定の長さでカッター部22を作動して記録材料を切断する。カッター部22の後段には、シャッター27が配置され、記録材料の搬送路の遮光とゴミ等の進入を防止する。ローラ21a,21bの前段には、記録材料の終端部を検出する後端検出センサS2が配置されている。記録材料装填用マガジン10に対応して配置された搬送ローラ対21により記録材料を引き出して、カッター部22で所定の長さに切断し、回転ローラ23を介して主走査部30へ送るようになっており、この搬送ローラ対21、カッター部22及び回転ローラ23が記録材料装填用マガジン10から記録材料を供給する搬送手段Aを構成する。
【0035】
主走査部30の回転ドラム31の両端の軸部31a,31bは、軸受33a,33bを介して支持台34a,34bに回転可能に軸支されている。回転ドラム31の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム回転モータM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム回転モータM6の駆動により回転ドラム31が回転する。また、回転ドラム31の一方の軸部31bには、ロータリーエンコーダ37が設けられ、回転パルスを出力してドラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0036】
回転ドラム31の一方の軸部31aは、空気吸引手段200を構成する吸引ブロアに連結されている。回転ドラム31は中空体で形成され、表面には貫通孔3lcが形成され、空気吸引手段200の駆動により回転ドラム31の内部が減圧されて記録材料が回転ドラム31の表面に吸着される。
【0037】
光学ユニット32には、LDまたはLED等の光源が、各波長相当に対応して複数あり、例えば回転ドラム31上の記録材料に画像を露光する。
【0038】
光学ユニット32は、移動手段700によりドラム軸方向に移動可能になっている。移動手段700は、光学ユニット32の移動をガイドするガイド部材341,342と、光学ユニット32を移動する回転可能なボールネジ340とを有し、このボールネジ340は駆動モータM7により回転される。駆動モータM7はモータ軸343を有し、モータ軸出力側にカップリング344を介してボールネジ340の一端部が設けられ、駆動モータM7のモータ軸非出力側に重り345が設けられている。
【0039】
この重り345は、円筒状に形成されているが、これに限定されず、三角筒状、四角筒状などであってもよく、駆動モータM7のロータ慣性モーメントを擬似的に増加させており、振動に影響がある共振周波数fを変化することができ、簡単な構造で、ボールネジ340の振動を抑えることが可能である。
【0040】
駆動モータM7の駆動により、カップリング344を介してボールネジ340が正回転、または逆回転して光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0041】
この露光部500からプロセッサ部600へ受け渡すために、記録材料を一時停留させるアキュームレータ部60は、回転ドラム31に吸引された記録材料を剥離する剥離ガイド61、搬送ガイド62、アキュームレータ部60におけるプロセッサ部600のシート入口側に配された排出ローラ64とを有し、回転ドラム31に巻かれた記録材料を剥離してプロセッサ部600へ送る。
【0042】
この実施の形態には、回転ドラム31に記録材料を装填する際に回転ドラム31を駆動する駆動ローラ229が備えられている。この駆動ローラ229は中間部がピン229aにより回転可能に支持されたレバー229bの一方の端部側に回転可能に取り付けられている。駆動モータM4の動力がベルト240によって駆動ローラ229に伝達されて回転する。
【0043】
更に、レバー229bの他方の端部側には、駆動ローラ圧着解除モータM5が設けられ、この駆動ローラ圧着解除モータM5によって、先端部にピン229cが設けられたレバー229dが回転されるようになっている。そして、レバー229bは、その他方の端部側がレバー229dのピン229cに当接する方向にばね229eによって付勢されている。
【0044】
駆動ローラ圧着解除モータM5を回転駆動することにより、レバー229bがピン229aを中心に回転し、駆動ローラ229が回転ドラム31に対して当接(圧着)/離反(非圧着)するようになっている。
【0045】
また、レバー229bの他方の端部側には、圧着センサS7、解除センサS8が設けられ、駆動ローラ229の状態が検出されるようになっている。また、駆動ローラ229が圧着状態にあるとき、駆動ローラ229は回転ドラム31に当接するのみならず、ローラ229fに当接するようになっている。
【0046】
スクイズローラ25及び駆動ローラ229は回転ドラム31を回転させ、同時にスクイズローラ25は感光材料Pにヨレが生じないようにスクイズする。また回転ドラム31に巻き付けられた感光材料Pが駆動ローラ229を通過する際は、駆動ローラ229を非圧着状態としてスクイズローラ25で回転ドラム31を駆動してもよい。スクイズローラ25及び駆動ローラ229はリンク機構(図示していない)により回転ドラム31に圧着するする際は、1つの駆動モータにて圧着動作を行なってもよい。
【0047】
この実施の形態では、駆動ローラ229が粘着性を有し、給排紙時に駆動ローラ229がドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラ229へ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0048】
駆動ローラ229は、例えば粘着性を有するゴムローラで構成され、硬度が8〜60度であるものが好ましく用いられるが、これに限定されない。
【0049】
駆動ローラ229は、回転ドラム31に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができ、給排紙時に駆動ローラ229がドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが駆動ローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。このため、回転ドラム31から記録材料が部分的に離れた状態が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止できる。また、例えば数ヶ月に1回程度必要であったドラム表面の清掃も不要となる。
【0050】
ローラ229fは、駆動ローラ229よりも更に粘着性の高いローラで構成され、駆動ローラ229に、駆動ローラ229よりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことで、駆動ローラ229に付着する埃、ゴミなどがローラ229fに移る。この粘着性の高いローラ229fの汚れを定期的にふき取ることで済むため、従来と比べて大幅なメンテナンス性の向上が図れる。
【0051】
このローラ229fは、画像記録装置から脱着可能であり、ローラ229fを画像記録装置から脱して清掃することができる。このようにローラ229fを脱着可能としたから、ローラの清掃が簡便になり、メンテナンスの作業性が良くなる。
【0052】
この実施の形態では、駆動ローラ229を例えば粘着性を有するゴムローラで構成しているが、スクイズローラ25を駆動ローラ229と同様に例えば粘着性を有するゴムローラで構成してもよく、スクイズローラ25を回転ドラム31のドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替える。
【0053】
また、駆動ローラ229またはスクイズローラ25とは別に、図5に示すように、回転ドラム31のドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラ230を設けることができる。
【0054】
この粘着性ローラ230は、回転ドラム31を駆動することはできないローラであるが、給排紙時に粘着性ローラ230がドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが粘着性ローラ230へ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1乃至請求項6に記載の発明では、給排紙時に粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラが回転ドラムのドラム表面と圧着された状態で回転するため、ドラム表面に付着している埃、ゴミなどが粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラへ付着し、ドラム表面は埃、ゴミなどの付着が無くなるため、回転ドラムから記録材料が部分的に離れた状態が無くなり、巻き付け不良、画像不良を防止できる。
【0056】
また、例えば数ヶ月に1回程度必要であったドラム表面の清掃も不要となり、粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラの汚れを定期的にふき取ることで済むため、従来と比べて大幅なメンテナンス性の向上が図れる。
【0057】
さらに、粘着性ローラ、あるいは粘着性を有するローラに付着した埃、ゴミを取るために、着脱式とすることで清掃が簡便になり、メンテナンスの作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラープルーフ作成装置の概略構成図である。
【図2】露光装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】露光装置の概略構成を示す平面図である。
【図4】回転ドラムのクリーニング機構を示す図である。
【図5】回転ドラムの他の実施の形態のクリーニング機構を示す図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置
2 装置本体
3 露光ユニット
4 現像処理ユニット
10 記録材料装填用マガジン
31 回転ドラム
200 空気吸引手段
700 移動手段
A 搬送手段
Claims (6)
- 記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された前記記録材料を保持する回転ドラムを備えた画像記録装置において、
前記回転ドラムのドラム表面に対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができる粘着性ローラを有することを特徴とする画像記録装置。 - 記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された前記記録材料を保持する回転ドラムと、前記回転ドラムに記録材料を装填する際に前記回転ドラムを駆動する駆動ローラを備えた画像記録装置において、
前記駆動ローラが粘着性を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記駆動ローラは、前記回転ドラムに対し圧着と非圧着の状態を切り替えることができることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記駆動ローラに、前記駆動ローラよりも更に粘着性の高いローラを圧着させたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像記録装置。
- 前記ローラを装置から脱着可能としたことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
- 前記記録材料が感光性材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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