JPH09123402A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH09123402A
JPH09123402A JP7283894A JP28389495A JPH09123402A JP H09123402 A JPH09123402 A JP H09123402A JP 7283894 A JP7283894 A JP 7283894A JP 28389495 A JP28389495 A JP 28389495A JP H09123402 A JPH09123402 A JP H09123402A
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JP
Japan
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plate
cylinder
impression cylinder
peripheral surface
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Pending
Application number
JP7283894A
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English (en)
Inventor
Takumi Yoshida
巧 吉田
Takashi Yagi
隆 八木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/739,866 priority patent/US5842414A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1台のレーザー製版装置により実現されたデジ
タル印刷機を提供すること。 【解決手段】圧胴11を、製版工程では、4枚の印刷版
を保持する印刷版保持体として用いる。そして圧胴11
に保持された4枚の印刷版に対し、圧胴11の周面近傍
に設けられた1つのレーザー製版装置13により画像を
形成する。製版された印刷版は、圧胴11から版胴17
へ搬送される。そして印刷版が版胴17に保持された
後、圧胴11に給紙部25からロード装置26を介して
印刷用紙が供給される。一方、印刷版が保持された各版
胴17には、湿し水供給措置18およびインキ供給装置
19から湿し水および各色のインキが供給される。イン
キは版胴17からブランケット胴16に移され、ブラン
ケット胴16から圧胴11上の印刷用紙に転写される。 【効果】1つのレーザー製版装置を用いた製版および印
刷が1台の装置で行えるデジタル印刷機を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製版機構および
印刷機構とが一体化された印刷装置に関する。かかる印
刷装置は、一般に、デジタル印刷機と称されており、製
版と印刷とが同じ機械にて行えるものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル印刷機が登場する前の印刷技術
では、製版装置と印刷装置とはそれぞれ別の装置であっ
た。たとえば、旧来のものでは、製版は、画像の入った
フィルム(白黒2値)と印刷版とを密着させて露光する
方式が採用されていた。これにより、フィルムの透明部
分を透過した光が印刷版の感光層を化学変化させて画像
が記録される。この方式は密着露光方式と呼ばれてい
る。また、製版された上記の印刷版を人手で印刷機にセ
ットし、印刷が行なわれていた。
【0003】それが最近では、製版は、レーザー等で印
刷版を走査露光して画像を形成するようになった。つま
り、デジタルデータによる印刷版の作成が可能になっ
た。この方式は、「コンピュータTOプレート」方式と
通常称されている。また、製版された印刷版を印刷機に
自動的にセットし、印刷を行えるようになった。そし
て、最も新しい技術として、製版装置と印刷装置とを統
合した装置、すなわちデジタル印刷機が実現され、製版
と印刷とが同じ機械にて行われるようになった。
【0004】デジタル印刷機では、一般に、DTP等で
作成された画像データ(デジタルデータ)をもとに、レ
ーザー走査露光等を用いて直ちに印刷版が作成され、こ
れをもとにして印刷が行なわれる。したがって、前述の
ように、製版(印刷版の作成)の機械と印刷の機械とが
個別に別れてはいない。なお、印刷版の種類や印刷方式
(インキ、トナーの違い等)等には種々のものが考えら
れる。
【0005】デジタル印刷機の先行技術の1つに、ハイ
デルベルグPMT株式会社のクイックマスターDI46
−4がある。このデジタル印刷機は、ポリエステルベー
スの水なし平版印刷版を用い、インキを用いて印刷を行
う。図1に、先行技術にかかるデジタル印刷機の機構図
を示す。この装置には、圧胴1を中心にして、ブランケ
ット胴2と版胴3とインキ供給装置4とレーザー製版装
置5とが、サテライト状に、それぞれ4組ずつ備えられ
ている。この装置の概略の動きは次のとおりである。
【0006】まず、各版胴3内にロール状に備えられた
版材(未露光の印刷版)を版胴3の周面に巻き出す。こ
れにレーザー製版装置5から出力されるレーザー光で画
像を形成し、印刷版を作成する(製版工程)。次に、こ
の印刷版上に、インキ供給装置4からインキを供給す
る。供給されたインキは形成画像に対応して印刷版に載
る。そして、印刷版上のインキはブランケット胴2に転
写される。一方、給紙装置6から供給される印刷用紙が
圧胴1に保持される。そして圧胴1上の印刷用紙は、圧
胴1の周囲にサテライト状に配置された各ブランケット
胴2に接触して、各ブランケット胴2のインキが転写さ
れる(印刷工程)。
【0007】なお、通常のオフセット印刷では、印刷版
上にはまず湿し水が供給され、次いでインキが供給され
るのであるが、この装置では、湿し水が不要な水なし平
版を用いているので、インキのみが供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデジタ
ル印刷機は、版材が個々の版胴3上で製版される構造で
ある。それゆえ、各版胴3の近傍に、それぞれレーザー
製版装置5を配置しなければならない。また、各版胴3
内に版材を収容する版材カセットを設けなければならな
い。
【0009】このため、レーザー製版ユニット5および
版材カセットが、それぞれ4つ必要であり、部品点数が
多いという問題がある。特に、レーザー製版装置5は高
価であり、装置全体の価格が高くなる。そこでこの発明
の主たる目的は、構成部品が少なく、構造の簡単なデジ
タル印刷機を提供することである。
【0010】この発明の他の目的は、1台のレーザー製
版装置により実現されたデジタル印刷機を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、ある局面か
ら見ると、製版機構および印刷機構が一体化された印刷
装置であって、供給される複数のシート体を周面上に保
持可能であり、製版工程における印刷版の保持および印
刷工程における印刷用紙の保持に共用される円筒状回転
体、前記円筒状回転体の周面に関連して設けられた印刷
手段、前記円筒状回転体の周面に関連して設けられた1
つの製版手段、製版工程を行うために、前記円筒状回転
体に対して未記録のシート状印刷版を供給し、前記円筒
状回転体に保持された未記録のシート状印刷版に前記1
つの製版手段によって画像を記録させる製版工程実行手
段、および製版工程から印刷工程に移るために、前記円
筒状回転体に保持された画像が記録された印刷版を、前
記印刷手段へ搬送して印刷手段にセットする版渡し手
段、を含むことを特徴とするものである。
【0012】この発明は、他の局面から見ると、請求項
1記載の印刷装置において、さらに、印刷工程を行うた
めに、前記円筒状回転体に対して順次印刷用紙を供給
し、前記印刷版がセットされた印刷手段により、円筒状
回転体上に保持された印刷用紙に対して印刷を行わせる
印刷工程実行手段、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0013】この発明は、さらに他の局面から見ると、
製版機構および印刷機構が一体化された印刷装置であっ
て、供給される複数のシート体を周面上に保持可能であ
り、製版工程における印刷版の保持および印刷工程にお
ける印刷用紙の保持に共用される円筒状回転体、前記円
筒状回転体に対して未記録のシート状印刷版を供給する
手段、前記円筒状回転体の周面に関連して設けられ、該
回転体に保持された未記録のシート状印刷版に対して、
画像を記録する1つの製版手段、前記製版手段により画
像が記録された印刷版を円筒状回転体から搬送する搬送
手段、前記円筒状回転体の周面に関連して設けられ、前
記搬送手段により搬送される印刷版を受け取って、該受
け取った印刷版を用いて前記円筒状回転体に保持される
印刷用紙に対して印刷を行うための印刷手段、を含むこ
とを特徴とするものである。
【0014】上述の構成によれば、円筒状回転体を、製
版工程時には印刷版を保持する保持体として用いること
ができ、また、印刷工程時には、印刷用紙を保持する保
持体として用いることができる。特に、製版工程におい
ては、円筒状回転体に印刷版が保持されるから、この円
筒状回転体に関連して設けられた1つの製版手段によ
り、円筒状回転体に保持された印刷版に対して製版を行
うことができる。このように1つの製版手段によって製
版を行えるようにできる。
【0015】この発明は、他の局面から見ると、請求項
1ないし3のいずれかに記載の印刷装置において、前記
円筒状回転体の周面は、円周方向に長さの等しい、少な
くとも4つの周面領域に区画されており、各周面領域上
にシート体を保持可能であることを特徴とするものであ
る。上述の構成によれば、円筒状回転体の周面に少なく
とも4枚の印刷版を保持できる。よって、黒,シアン,
マゼンタおよびイエローの4色に対応した印刷版を円筒
状回転体上で作成できる。
【0016】この発明は、別の局面から見ると、請求項
4記載の印刷装置において、前記区画された各周面領域
には、保持するシート体の先端を挟持するための挟持手
段が備えられていることを特徴とするものである。円筒
状回転体周面におけるシート体の保持のために挟持手段
を設けると、シート状回転体が確実に保持できる。
【0017】この発明は、さらに別の局面から見ると、
請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷装置におい
て、前記製版手段は、円筒状回転体の周面に保持された
未記録のシート状印刷版に対して、画像データに対応し
たレーザー光を出力して露光するレーザー製版装置を含
むことを特徴とするものである。上述の構成によれば、
製版手段として比較的高価なレーザー製版装置を用いて
も、レーザー製版装置は1つだけでよいから、装置全体
を安価に構成できる。
【0018】この発明は、さらに別の局面から見ると、
画像データに基づいて印刷版上に画像を形成し、次にこ
の印刷版を用いて印刷用紙上に印刷を施す印刷装置であ
り、複数枚の印刷用紙をその周面上に保持可能な円筒状
の圧胴と、前記圧胴に対し接して回転する複数の円筒状
のブランケット胴と、異なる印刷色に対応する印刷版を
それぞれ保持し、前記各ブランケット胴に対し接して回
転する複数の円筒状の版胴と、前記各版胴上の印刷版に
対し対応する印刷色のインキを供給する複数のインキ供
給手段とを有する印刷装置であって、前記圧胴の周面上
に、印刷色分の未記録のシート状印刷版が保持されるよ
うに、未記録の印刷版を圧胴に供給する印刷版供給手段
と、前記圧胴の周面上に保持された印刷版に対し、圧胴
の回転に伴って順次印刷色に対応した画像の記録を行う
1つの製版手段と、前記製版手段により画像が記録され
た印刷版を、前記圧胴から版胴に対し搬送する版渡し手
段と、を含むことを特徴とするものである。
【0019】またこの発明は、他の局面から見ると、請
求項7記載の印刷装置において、前記版渡し手段は、前
記圧胴からブランケット胴を経由して版胴に印刷版を搬
送することを特徴とするものである。上述の構成によれ
ば、圧胴上に未記録の複数の印刷版を保持し、1つの製
版手段により印刷版に画像を記録した後、その画像を圧
胴から版胴に搬送できる。それゆえ製版手段を1つだけ
にすることができ、1つの製版手段により印刷版を作っ
た後、その印刷版をそれぞれ圧胴から版胴に搬送でき
る。そしてその後印刷が行える。
【0020】圧胴から版胴への印刷版の搬送は、圧胴か
らブランケット胴を経由して行ってもよいし、圧胴から
直接版胴に搬送することも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、この
発明の実施例について詳細に説明をする。平版印刷(オ
フセット印刷)では、平らな版面上に、印刷すべき画線
部に対応した親油性部分と、非画線部に対応した親水性
部分とを形成する。そして親水性の非画線部を湿し水で
濡らし、画線部に対応した親油性部分にインキが盛られ
る。このときインキと湿し水とは、水と油の反発作用で
混じることはなく、インキは非画線部分には付着しな
い。平版上に載せられたインキは、表面がゴム等で形成
されたブランケット胴に移され、ブランケット胴から紙
へと転移されて、印刷が行われる。
【0022】平版は、たとえば銀塩等の感光層の表面に
印刷する画線に対応した光を当てたのち、感光層の表面
を現像・定着することにより作成する。かかる製版の工
程と、印刷の工程とが、この実施形態にかかるデジタル
印刷機において行われる。図2は、この発明の一実施形
態にかかるデジタル印刷機10の概要図である。デジタ
ル印刷機10には、圧胴11が備えられている。圧胴1
1は、紙面に垂直方向に長手の円筒状をしている。そし
てその周面は、円周方向にたとえば5つに区画されてお
り、各周面領域においてそれぞれ印刷版または印刷用紙
が保持され得る。そのために、圧胴11の5つの区画さ
れた周面領域には、それぞれ、後述するくわえ爪が備え
られている。
【0023】圧胴11の下側には、圧胴11の周面に対
向するように、版材カセット12、レーザー製版装置1
3、現像装置14および定着装置15が配置されてい
る。現像装置14および定着装置15は、後述する製版
時には圧胴11の周面に接する位置にされ、印刷時には
圧胴11の周面に接しない位置に移動するようにされて
いる。
【0024】圧胴11のほぼ上半分側の周囲には、ブラ
ンケット胴16、版胴17、湿し水供給装置18および
インキ供給装置19を有する4組の印刷用ユニットが配
置されている。4組の印刷用ユニットは、それぞれ、圧
胴11の回転方向(矢印20で示す方向)に沿って、黒
(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー
(Y)の色の印刷に使用される。
【0025】各ブランケット胴16および版胴17は、
紙面に垂直方向に長手の円筒状をしている。各ブランケ
ット胴16は、圧胴11の周面に接するように配置され
ている。各版胴17は、対応するブランケット胴16の
周面に接するように、かつ圧胴11の周面に近接する位
置に配置されている。湿し水供給装置18は、水容器2
1および水容器21の水を版胴17に供給する多数の水
ローラー22を備える。インキ供給装置19は、インキ
壺装置23およびインキ壺装置23のインキを版胴17
へ導く多数のインキローラー24を備える。水ローラー
22およびインキローラー24も、紙面に垂直方向に長
手の円筒状または円柱状である。インキ壺装置23のイ
ンキは、多数のインキローラー24によって、1つの経
路ではなく、複数の経路から版胴17へ供給される。こ
のように多数のインキローラー24によって複数の経路
からインキを供給することにより、連続印刷時に、版胴
17の軸方向(紙面に垂直方向)にむらなくかつ途切れ
ることなくインキを供給できる。
【0026】なお、版胴17の回転方向に対して、水ロ
ーラー22は相対的に上流側、インキローラー24は相
対的に下流側に接している。したがって、版胴17に保
持された版は、まず、湿し水で非画線部が湿らされ、そ
の後画線部にインキが供給される。デジタル印刷機10
には、さらに、印刷用紙が収容される給紙部25、給紙
部25から送り出される用紙を圧胴11へ搬送するため
のロード装置26、圧胴11により送られてくる刷版ま
たは印刷済用紙を搬送するためのアンロード装置27、
アンロード装置27から刷版を受け取る排版部28およ
びアンロード装置27から印刷済用紙を受け取る排紙部
29が備えられている。
【0027】図3は、圧胴11に備えられているくわえ
爪31の構成例を示す図解図である。図3においては、
圧胴11の直径に対してくわえ爪31に関する構成が拡
大して示されている。また、圧胴11には、実際には区
画された5つの領域に対応して5つのくわえ爪31が備
えられているが、図3では、1つだけが示されている。
【0028】圧胴11の周面には、圧胴11の軸線方向
に延びる凹溝32が形成されている。凹溝32内には、
支軸33を中心に揺動自在にくわえ爪31が設けられて
いる。くわえ爪31は、図3(A)に示す閉状態と、図
3(B)に示す開状態とに変位する。そして開状態のと
き、印刷用紙等の先端が開いたくわえ爪31と圧胴11
の周面との間に挿入される。そしてくわえ爪31が閉状
態では、くわえ爪31の爪先31aと圧胴11の周面と
の間で、印刷用紙等が挟持される。つまり、くわえ爪3
1は、圧胴11上の印刷版の挟持および印刷用紙の挟持
に兼用される。
【0029】くわえ爪31は、たとえば圧胴11内に備
えられたソレノイド34によって揺動される。たとえば
ソレノイド34がオフ状態では、図示しないばねにより
くわえ爪31は閉状態にされる。そしてソレノイド34
がオンすると、くわえ爪31は開状態にされる。くわえ
爪31を開閉する機構は、ソレノイド34に代えて、カ
ム,モーター等の他の部材で行うこともできる。
【0030】図3(C)は、圧胴11の軸長方向に直交
方向から見たくわえ爪31の概要図である。くわえ爪3
1は、(C)に示すように、長さ方向に所定間隔で切欠
35が形成されている。切欠35の形成されていない部
分がくわえ爪31の爪先31aとなっている。切欠35
は、くわえ爪31が挟持している印刷版や印刷用紙の先
端を版胴17やアンロード装置27に受け渡す際に、受
け渡し側に設けられた爪等がぶつからないようにするた
めのものである。
【0031】図4は、製版時における圧胴11、版材カ
セット12、レーザー製版装置13、現像装置14およ
び定着装置15の動作および機能を説明するための図で
ある。版材カセット12内には、ロール状に巻かれた版
材(未記録印刷版)36が収容されている。この実施形
態では、版材36は、銀塩感光層を備えた樹脂シートに
よって形成されている。版材カセット12に収容された
版材36は、版材カセット12に備えられた複数個のロ
ーラー37により引き出される。そして版材36の先端
は圧胴11に設けられたくわえ爪31で挟持される。そ
してそのまま圧胴11が矢印20方向に回転されると、
版材36は圧胴11の周面に沿って巻かれる。版材36
の繰り出し長さが所定の長さになると、版材カセット1
2に備えられたカッター38が作動されて、版材36が
切断されて印刷版30となる。印刷版30の後端側は圧
胴11に備えられた図示しない吸着機構により吸着保持
される。
【0032】以上の動作が4回繰返されて、圧胴11の
周面には、4色分、すなわち4枚の印刷版30が保持さ
れる(図4(A)参照)。4枚の印刷版30が圧胴11
の周面にセットされるのに合わせて、現像装置14およ
び定着装置15が圧胴11の周面に接する位置に移動さ
れる。より具体的には、圧胴11における区画された5
つの周面領域のうち、圧胴11が矢印20方向に回転し
て、最初の印刷版30を保持している周面領域の前方側
に隣接した周面領域が対向したとき、現像装置14およ
び定着装置15が圧胴11の周面に接するように移動さ
れる(図4(B)参照)。
【0033】そして圧胴11が矢印20方向にさらに回
転し、その周面に保持された4枚の印刷版30に対し
て、レーザー製版装置13により画像が記録される。そ
して画像が記録された印刷版30は、現像装置14によ
って現像され、また、定着装置15によって形成された
画像が定着される。現像装置14および定着装置15
は、たとえば図4(C)に示すように、タンク39内の
現像液または定着液がローラー40により汲み上げられ
て版材36に塗布される。これにより、現像または定着
が行われる。なお、現像液または定着液の供給,排出,
補充,温度調整等については、この発明の特徴ではな
く、また公知技術であるから、その説明については省略
する。
【0034】以上のようにして印刷版30に画像が記録
されて製版工程が終了する。製版工程が終わった印刷版
30は、後述するように圧胴11から版胴17へ搬送さ
れる。なお、すべての製版が終了した時点で、現像装置
14および定着装置15は、圧胴11の周面に接しない
位置に移動される。
【0035】図5は、製版時に印刷版30を露光するレ
ーザー製版装置13の構成例を示す図である。この実施
形態で用いられているレーザー製版装置13は、レーザ
ー光を主走査方向に走査することにより印刷版30に画
像を形成するものである。図5を参照して説明すると、
レーザー製版装置13には、半導体レーザー41と、半
導体レーザー41から照射される光を誘導し所定の状態
に集束させるためのレンズ群42と、レンズ群42を通
して与えられる光を主走査方向に1ラインずつ走査する
ためのポリゴンミラー43とが備えられている。ポリゴ
ンミラー43は、回転軸44を中心に一定速度で回転さ
れる正多面体で、その側面が鏡面となっている。そして
各側面で反射される光は、画像の1ラインを形成する走
査光となる。ポリゴンミラー43で反射される走査光は
レンズ群45を介して圧胴11周面に保持された印刷版
(図示せず)を露光する。
【0036】このようなレーザー製版装置13の構成
は、既に公知であり、詳細な説明については省略する。
図6は、圧胴11に保持された状態で製版がされた印刷
版30を、圧胴11から版胴17へ搬送する手順を示す
図解的な図である。圧胴11上の印刷板30は、ブラン
ケット胴16を経由して版胴17へ搬送され、版胴17
周面に巻き付けられて保持される(図6(A)参照)。
【0037】圧胴11の周囲長は、ブランケット胴16
の周囲長の5倍の長さに設定されている。そして圧胴1
1に備えられた1つのくわえ爪31が所定のブランケッ
ト胴16に対向するとき、ブランケット胴16の吸着部
51がくわえ爪31に対向するように位置決めされてい
る。また、ブランケット胴16と版胴17とは、その周
囲長が等しくされており、ブランケット胴16が回転し
て、その吸着部51が版胴17に対向したとき、版胴1
7に備えられた後述するくわえ装置52が吸着部51に
対向するように位置決めされている。
【0038】ブランケット胴16に備えられた吸着部5
1は、図6(B)に示すように、ブランケット胴16の
外形の切れ目の部分に設けられている。より具体的に
は、図6(B)および(C)に示すように、ブランケッ
ト胴16には、その軸長方向に延びる継ぎ目部54が備
えられている。継ぎ目部54は、ブランケット胴16の
周面から凹んだ、軸長に平行な窪み溝になっている。こ
の継ぎ目部54内に、軸長方向に、一定間隔をあけて、
複数個の吸着部51が配置されている。各吸着部51
は、その表面55がブランケット胴16の周面とほぼ面
一にされている。そして表面55には多数の吸引孔56
が形成されている。各吸引孔56には、ブランケット胴
16内に備えた配管を通して図示しない真空ポンプ等が
接続されている。よって、吸着部51の表面55に対向
したシート材は、吸引孔56で引きつけられ、表面55
に吸着される。
【0039】継ぎ目部54の吸着部51が配置されてい
ない部分は、凹部57になっている。そして各凹部57
には、圧胴11に備えられたくわえ爪31の爪先31a
が対向するようにされている。逆に、吸着部51はくわ
え爪31の切欠35に対向するようにされている。よっ
てくわえ爪31の爪先31aは継ぎ目部54の凹部57
へ進入可能であり、くわえ爪31が開状態にされると
き、その爪先31aが吸着部51等にぶつからずに開く
ことができる(図6(D)参照)。
【0040】そして、印刷版30の先端を挟持したくわ
え爪31が吸着部51に対向したとき、吸着部51によ
り吸着を行い、かつ、くわえ爪31を開状態にすること
により、印刷版30の先端は圧胴11からブランケット
胴16へ受け渡される(図6(D)参照)。そしてさら
に圧胴11およびブランケット胴16が回転されると、
印刷版30の先端はブランケット胴16に受け渡されて
いるので、印刷版30の後方部はブランケット胴16の
周面に沿って搬送される(図6(E)参照)。
【0041】図7は、版胴17に備えられているくわえ
装置52の構成例を示す図解的な図である。くわえ装置
52は、図7(A)および(B)に示すように、版胴1
7にスプリングボルト61で揺動自在に保持されたクラ
ンプ62と、クランプ62を操作するためのカム63と
を備えている。カム63が図7(A)に示す状態では、
クランプ62が開き、印刷版30の先端を受け入れるこ
とができる。図7(B)に示すようにカム63が回動す
ると、クランプ62が閉じて、印刷版30の先端は強固
に挟持される。
【0042】さらに、くわえ部52の配置位置近傍の版
胴17周面には、周面の曲率よりも曲率の小さな凸湾曲
部64が形成されている。凸湾曲部64を形成すると、
印刷版30をより安定して版胴17に挟持することがで
きる。くわえ装置52は、また、図7(C)に示すよう
な構成としてもよい。図7(C)に示すくわえ装置52
は、版胴17の周囲に比べて、クランプ62が挟持する
位置が段差がつけられて低くされている。このように段
差65を形成することにより、クランプ62で挟持され
た印刷版30の先端がより強固に保持されるという利点
がある。
【0043】図8は、圧胴18からブランケット胴16
への印刷版30の受け渡しの仕方およびブランケット胴
16から版胴17への印刷版30の受け渡しの仕方、な
らびに圧胴11,ブランケット胴16および版胴17に
おける印刷版30等の保持構造をより具体的に示す図で
ある。圧胴11には、印刷版30の先端を挟持するため
のクランプ71が備えられている。クランプ71は、実
線で示す閉状態と2点鎖線で示す開状態とに開閉可能で
ある。クランプ71は、閉状態では、圧胴11の周面か
ら突出しないように配置されている。
【0044】ブランケット胴16には、その円周方向の
所定の位置に窪み72が形成されている。窪み72は、
ブランケット胴16の軸方向に延びる窪みになってい
る。この窪み72内に、吸引パイプ73が備えられてい
る。吸引パイプ73の先端の吸引口74は、ブランケッ
ト胴16の周面と面一にされている。また、吸引パイプ
73には、ブランケット胴16内の配管を通して図示し
ない真空ポンプ装置等が接続されている。
【0045】図8(A)に示すように、圧胴11に備え
られたクランプ71とブランケット胴16に形成された
窪み72とが対向した状態で、圧胴11およびブランケ
ット胴16の回転が一旦停止され、吸引パイプ73によ
る吸引が行われる。これにより圧胴11周面に保持され
た印刷版30は吸引口74で吸着される。その後(ある
いは吸引とほぼ同時に動作されてもよいが)、クランプ
71が実線の閉状態から2点鎖線の開状態にされる。こ
れにより、圧胴11で保持されていた印刷版30の先端
は、ブランケット胴16に受け渡される。
【0046】その状態でブランケット胴16が時計回り
に回転され、ブランケット胴16の窪み72が版胴17
に対向する。図8(B)に示すように、版胴17にも、
クランプ75が備えられている。クランプ75も開閉可
能に設けられており、閉状態では版胴17の周面から突
出しないようにされている。ブランケット胴16の窪み
72が版胴17と対向したとき、版胴17に備えられた
クランプ75が窪み72に対向するようにされている。
そしてこのとき、クランプ75はまず、開状態にされて
いる。よってブランケット胴16の吸引口74で吸引さ
れて搬送される印刷版30の先端は、版胴17に備えら
れたクランプ75の下方へ進入する。次いで、クランプ
75が閉じられ、印刷版30の先端はクランプ75で挟
持される。その後、あるいはそれとほぼ同時に、吸引パ
イプ73による印刷版30の吸引が解除される。そして
ブランケット胴16は時計方向に回転され、版胴17は
反時計方向に回転される。そして版胴17が1回転する
ことにより、版胴17の周面に印刷版30が巻き付けら
れて版胴17に保持される。
【0047】なお、図示しないが、版胴17の周面に巻
き付けられた印刷版30の少なくとも後方部は、版胴1
7に備えられた図示しない吸引装置により吸引されて保
持される。図9は、圧胴11に保持された印刷版30を
版胴17に搬送するための他の搬送方法および機構を表
わす図である。図9に示す搬送方法および搬送機構は、
圧胴11から直接版胴17に印刷版30を搬送する方法
および機構となっている。すなわち、圧胴11に保持さ
れた印刷版30を、ブランケット胴16を経由せずに、
直接版胴17に搬送するようにしていることが、図9に
示す構成の特徴である。
【0048】図9(A)を参照して、圧胴11にはクラ
ンプ81が備えられている。クランプ81は開閉可能に
設けられており、閉状態では、圧胴11の周面から突出
しないように配置されている。印刷版30の先端が圧胴
11のクランプ81によって挟持される際、印刷版30
の先端は、たとえば180度反転されるように屈曲され
て挟持される。あるいは、その先端がクランプ81の根
元部分まで十分に挿入されて挟持される。この理由は、
次に述べる吸引パイプ82が吸引する位置が印刷版30
の先端より少し内側になるようにするためである。
【0049】圧胴11には、吸引パイプ82が備えられ
ている。吸引パイプ82は、クランプ81により挟持さ
れた状態の印刷版30に対し、その内表面と対向するよ
うに、圧胴11内に埋設した状態で配置されている。一
方、版胴17にも、窪み83が形成され、その中には開
閉可能なクランプ84が備えられている。圧胴11に備
えられたクランプ81と版胴17に備えられたクランプ
84とが所定の位置関係に対向したとき、圧胴11およ
び版胴17の回転が一旦停止され、吸引パイプ82によ
り印刷版30はその内表面側が吸着される。次いで、ク
ランプ81が開かれる。
【0050】次にその状態で、図9(B)に示すよう
に、吸引パイプ82が、圧胴11内から周面と交差方向
に外側へ延び出す。そして版胴17に形成された窪み8
3内に進入する。そして吸引パイプ82の先端に備えら
れた吸引口部85が突出方向と逆方向に屈曲される。こ
れにより、吸引口部85で吸引保持された印刷版30の
先端は、版胴17に備えられたクランプ84の下方へ挿
入される。そしてクランプ84が閉じられる。これによ
り、印刷版30の先端はクランプ84により挟持され
る。
【0051】次いで吸引口部85による印刷版30の吸
引が解除され、吸引パイプ82は図9(A)に示す状態
に収容される。また、クランプ81が閉じられる。そし
て、版胴17は反時計方向に回転され、これによって版
胴17周面に印刷版30が巻き付けられる。上述の構成
において、吸引パイプ82の先端の吸引口部85を突出
方向と逆方向に折り曲げ動作させるのは、版胴17に印
刷版30が巻き付けられたとき、画像形成面が外側に現
れるようにするためである。
【0052】以上のような構成を採用することにより、
圧胴11に保持された印刷版30を、ブランケット胴1
6を経由せず、直接版胴17に搬送することができる。
なお、圧胴11における上述のクランプ71および81
も、印刷版30の先端挟持だけでなく、後述する印刷工
程時に、印刷用紙の先端を挟持する際にも用いられる。
【0053】上述の説明においては、圧胴11からブラ
ンケット胴16への印刷版30の受け渡し時、すなわち
圧胴11のクランプ71とブランケット胴16の窪み7
2とが対向した状態で、両者の回転が一旦停止されて、
印刷版30の受け渡しが行われる。同様に、ブランケッ
ト胴16から版胴17に印刷版30が受け渡される際に
も、両者の回転が一旦停止されて受け渡しが行われ、そ
の後両者が回転されるものとした。
【0054】このように、圧胴11からブランケット胴
16への印刷版30の受け渡し時、および、ブランケッ
ト胴16から版胴17への印刷版30の受け渡し時に、
各回転体の回転を一旦停止させることにより、受け渡し
をより確実に行える。しかし、受け渡し時における回転
停止は必ず必要というわけではなく、クランプや吸引パ
イプ等の構成を工夫することにより、回転を停止させる
ことなく受け渡しを行わせるようにすることも可能であ
る。
【0055】次に、この実施形態にかかるデジタル印刷
機10における印刷工程の動作について説明をする。図
10は、印刷工程の動作を説明するための概要図であ
る。印刷工程が始まる際には、4つの版胴17(図2参
照)には、それぞれ印刷版が巻かれて保持されている。
また、湿し水供給装置18およびインキ供給装置19か
ら、それぞれ湿し水および所定の色のインキが供給され
ている。具体的には、図2において、矢印20で示す圧
胴11の回転方向の順に配置された印刷用ユニットに対
して、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)および
イエロー(Y)のインキが供給される。
【0056】次に、図10を参照して説明すると、給紙
部25に収容された印刷用紙は、繰り出しローラー9
1,捌きローラー92とを含む給紙機構により1枚ずつ
順次繰り出され、ロード装置26に送られる。ロード装
置26は印刷用紙を1枚ずつ圧胴11へ搬送する。ロー
ド装置26の搬送方向下流端には、圧胴11へ印刷用紙
を与えるタイミングを調整するためのタイミングローラ
ー93が備えられている。圧胴11のくわえ爪31が印
刷用紙の先端を加えることのできる位置に来たとき、タ
イミングローラー93により印刷用紙は圧胴11へ与え
られ、用紙の先端はくわえ爪31によって挟持される。
【0057】圧胴11は、印刷用紙の先端をくわえ爪3
1で挟持し、印刷用紙を圧胴11の周面に沿って保持し
た状態で回転する。これにより、圧胴11に保持された
印刷用紙は、順に、4つのブランケット胴16と接触す
る。一方、版胴17には、湿し水供給措置18から湿し
水が、インキ供給装置19からインキが供給され、版胴
17の周面に保持された印刷版の画像に対応して、イン
キが載せられる。このインキは版胴17からブランケッ
ト胴16に移される。そしてブランケット胴16周面に
移されたインキは、圧胴11に保持された印刷用紙に転
写される。
【0058】そして圧胴11が回転し、印刷用紙が4つ
のブランケット胴16に接することにより、黒、シア
ン、マゼンタおよびイエローのインキが印刷用紙上に重
ねて転写されて、カラー印刷が行われる。圧胴11が約
3分の2回転することにより、圧胴11に保持された印
刷用紙には、4色のインキが転写されて、印刷が終了す
る。印刷が終了された用紙は、アンロード装置27に対
向する位置に来たとき、アンロード装置27に備えられ
たグリッパー94で、その先端が挟持され、圧胴11の
くわえ爪31は開かれる。これにより印刷がされた用紙
は圧胴11からアンロード装置27へと渡される。アン
ロード装置27のグリッパー94は、印刷用紙の先端を
保持したまま用紙を搬送する。そして用紙が排紙部29
に来たときに、グリッパー94は開き、用紙は排紙部2
9に収容される。図11は、アンロード装置27に備え
られているグリッパー94の開閉動作機構を説明するた
めの図である。
【0059】図11(A)に示すように、アンロード装
置27には、回転軸95を中心に回転するチェーンギヤ
96が備えられている。チェーンギヤ96にはチェーン
97が掛け渡されている。チェーン97の所定の位置に
は、前述したグリッパー94が備えられている。具体的
には、グリッパー94は、チェーン97に固着されたグ
リッパー回転軸98に取り付けられている。グリッパー
94にはカムフォロアー99が結合されている。グリッ
パー94およびカムフォロアー99は、グリッパー回転
軸98を中心に回動可能にされている。
【0060】さらに、グリッパー94の近傍には、グリ
ッパーベース100が備えられている。グリッパーベー
ス100は、グリッパー94が反時計方向に回動すると
き、グリッパー94を受け止めて、グリッパー94を閉
状態にする。なお、グリッパー94には、グリッパー9
4が常時は閉状態になるように、図示しないばねで反時
計方向に付勢力が与えられている。
【0061】アンロード装置27には、さらに、カム板
101が備えられている。カム板101は、チェーン9
7が移動されてカムフォロアー99が回転軸95を中心
に回転されるときに、カムフォロアー99に接して、カ
ムフォロアー99を操作するためのものである。具体的
には、図11(B)に示すように、グリッパー94が圧
胴11の周面に近接した対向位置になった状態では、カ
ムフォロアー99を押し上げて、グリッパー94を時計
方向に回動させ、グリッパー94を開状態にする。そし
てその位置が通過すると、カムフォロアー99の押し下
げを解除する。これによりグリッパー94は前述したば
ねの付勢力により、閉状態に戻る(図11(C)参
照)。
【0062】このように、カムフォロアー99がカム板
101に沿って上下動し、これによりグリッパー94が
グリッパー回転軸98を中心に開閉する。図12は、圧
胴11のくわえ爪31により挟持された印刷用紙が、ア
ンロード装置27のグリッパー94へ受け渡される際
の、くわえ爪31とグリッパー94との位置関係および
動作関係を表わす図である。
【0063】図12(A)に示すように、圧胴11のく
わえ爪31がアンロード装置27に対向した位置になっ
たとき、アンロード装置27のチェーン97に備えられ
たグリッパー94が圧胴11に対向する位置、すなわち
くわえ爪31と交差する位置になるようにタイミングが
合わされている。そして圧胴11のくわえ爪31とアン
ロード装置27のグリッパー94とは、開閉動作が同期
するように駆動され、印刷用紙の先端を受け渡す。より
具体的には、くわえ爪31とグリッパー94が交差した
状態において、くわえ爪31は閉じた状態、グリッパー
94は開いた状態である(図12(A)参照)。次い
で、くわえ爪31が開き、グリッパー94が閉じる(図
12(B)参照)。そして回転が進むと、圧胴11上の
印刷用紙は、アンロード装置27側へ受け渡される。
【0064】図12(C)は、圧胴11の軸線に直交方
向からくわえ爪31およびグリッパー94を見た図解図
である。図12(C)に示すように、くわえ爪31の切
欠35に対応してグリッパー94が配置されている。よ
ってくわえ爪31とグリッパー94とは、軸線方向に見
たときに交差関係にあっても、両者がぶつかり合うこと
はない。
【0065】なお、グリッパー94は、チェーン97に
より移動し、挟持している印刷用紙が前述したように排
紙部27(図2参照)に達したとき、図示しないカム板
によりカムフォロアー99が操作されて、グリッパー9
4は開き、用紙は排紙部27へ収容される。図13は、
図2に示すデジタル印刷機の制御回路の構成例を示すブ
ロック図である。
【0066】このデジタル印刷機10には、制御中枢と
してのCPU110が備えられている。CPU110に
は予め設定されたデジタル印刷機10の制御に必要な動
作プログラムが格納されたROM111および制御時に
データ等が一時ストアされるRAM112が接続されて
いる。RAM112内には、後述する制御動作時に計数
動作をするのに必要なカウンタ113のための領域が含
まれている。
【0067】CPU110は、メインモーター駆動回路
114およびクラッチ切替回路115を制御する。メイ
ンモーター駆動回路114およびクラッチ切替回路11
5により、圧胴11、ブランケット胴16、版胴17お
よびアンロード装置27が動作される。また、版胴17
の動作に関連して、湿し水供給装置18およびインキ供
給装置19も動作される。
【0068】CPU110には、また、レーザー製版装
置13、版材カセット12から版材36を繰り出すため
のローラー37を駆動させるローラー駆動回路116、
カッター38を駆動させるカッター駆動回路117、圧
胴17の5つに区画された各周面領域に備えられた5つ
のくわえ爪31をそれぞれ制御するための5つのソレノ
イド34が接続されている。
【0069】CPU110には、さらに、現像装置14
および定着装置15を圧胴11に接する位置と接しない
位置とに移動させるための現像・定着装置移動回路11
8が接続されている。CPU110には、さらに、ブラ
ンケット胴16に備えられた吸着部51(具体的には吸
着部51を動作させる真空ポンプ用の駆動回路等)およ
び版胴17に備えられたくわえ装置52が接続されてい
る。さらに、CPU110には、給紙部25の給紙機構
115、ロード装置26、タイミングローラー93を切
替えるためのクラッチ切替回路120が接続されてい
る。
【0070】なお、図示しないが、CPU110には、
デジタル印刷機10に備えられたたとえば印刷用紙の搬
送検出センサ等の種々のセンサからの信号が与えられ
る。そしてCPU110は、これらセンサの信号を制御
に活用する。図13に示す制御回路ブロック図は、一例
であって、このブロック図以外の回路により制御回路を
構成することもできる。要は、CPU110により、デ
ジタル印刷機10における各動作部材が制御されるよう
にされていればよい。
【0071】図14は、図13に示すCPU110によ
り実行されるデジタル印刷機10における全体的な制御
動作を示すフローチャートである。図14の流れに従っ
て、デジタル印刷機10における全体動作についてまず
説明する。制御動作が開始されると、まず、初期設定等
がなされる(ステップS1)。初期設定とは、たとえば
圧胴11,ブランケット胴16,版胴17等の回転角度
位置を初期位置に設定したり、RAM112のワークレ
ジスタ等を初期状態にクリアしたりする動作である。
【0072】初期設定等が行われた後、まず、製版工程
が実行される(ステップS2)。この製版工程の内容に
ついては、後に示す詳細なフローチャートを参照して詳
しく説明する。製版工程終了後、圧胴11上に保持され
た印刷版が版胴17へセットされる(ステップS3)。
そしてその後印刷工程が行われる(ステップS4)。
【0073】印刷工程が終了すると、版胴17にセット
されている印刷版が圧胴11を介してアンロード装置2
7へ搬送され、排版部28(図2参照)へ排出される
(ステップS5)。印刷版の搬送の仕方は、前述した印
刷用紙の搬送の仕方と同じである。次いで、次の作業が
あるか否かの判別がされる(ステップS6)。すなわち
引き続いて製版および印刷を行うべきか否かの判別がさ
れる。その結果、次の作業がある場合には、ブランケッ
ト胴16の洗浄等が行われる(ステップS8)。ブラン
ケット胴16の洗浄とは、たとえばブランケット胴16
の周面にクリーニング液が塗布され、それがペーパー等
で拭き取られる作業である。この作業は、自動処理され
る場合には、ブランケット胴16の周面に関連して設け
られたクリーニング装置(図示せず)等により行われ
る。なお、自動処理でなければ、ブランケット胴16を
洗浄すべき旨をたとえば表示器に表示してもよい。この
表示に基づき、マニュアル操作によりブランケット胴が
洗浄される。
【0074】ステップS6において、次の作業がなけれ
ば、上述したブランケット胴16の洗浄に加えて、イン
キ洗浄も行われる(ステップS7)。インキ洗浄とは、
インキローラー24にクリーニング液をかけて、ブレー
ド等で掻き取る洗浄作業である。この洗浄作業は、専用
のクリーニング装置を設けておき、自動で行ってもよい
し、あるいは、インキ洗浄作業を行うべき旨を表示器等
で表示し、マニュアル操作により行われるようにしても
よい。
【0075】図15は、図14のステップS2に示した
製版工程における制御動作の内容を具体的に示すフロー
チャートである。図15に示すフローチャートでは、版
材36(図4(A)参照)として、銀塩感光層が形成さ
れた樹脂製のシート材を用いる場合の制御動作が示され
ている。製版工程では、ローラー駆動回路116により
ローラー37が駆動されて(図4参照)、版材36が所
定長引き出される(ステップS10)。この所定長は、
ローラー37の駆動時間により制御することもできる
し、あるいは、ローラー37の回転に連動して回転され
るパルス板等を設けておき、該パルス板の出力により版
材36の引き出し長さを検出することもできる。
【0076】版材36が所定長さ引き出されたとき、カ
ッター駆動回路117によりカッター38が動作され
て、版材36が切断され、印刷版30が作成される(ス
テップS11)。また、版材カセット12から引き出さ
れる版材36の先端が、圧胴11のくわえ爪31に到達
したタイミングでソレノイド34が作動され、版材36
の先端がくわえ爪31により挟持される。そしてその状
態で圧胴11が矢印20方向に回転され、圧胴11の周
面に版材が装着される(ステップS12)。
【0077】そして1枚の版材の装着が終わると、RA
M112のカウンタ113を+1する。そして該カウン
タ113の値が所定数、具体的には「4」になったか否
かの判別がされる(ステップS13)。そしてカウンタ
113の値が「4」になるまで、ステップS10〜S1
3の処理が繰返される。
【0078】カウンタ113の値が「4」になると、圧
胴11には4枚の印刷版30が保持されている。そこ
で、圧胴11の回転角度が所定の位置になったとき、現
像・定着装置移動回路118へ制御信号が与えられ、現
像装置14および定着装置15が圧胴11の周面に接触
される。前述したように、現像装置14および定着装置
15を圧胴11の周面に接触させる際には、現像装置4
および定着装置15に対向する位置には、印刷版30が
保持されていない位置になるように、圧胴11の回転が
制御され、また現像装置14および定着装置15の移動
が制御される。
【0079】次いで、圧胴11が回転されて、レーザー
製版装置13が駆動される。その結果、圧胴11の周面
に保持された4枚の印刷版30にレーザー製版装置13
でそれぞれ黒,シアン,マゼンタおよびイエローに対応
した画像が書込まれ(画像に対応した光が当てられて印
刷版30の表面が露光され)、各印刷版30は現像装置
14および定着装置15でそれぞれ現像および露光がさ
れて、印刷版30ができあがる(ステップS15)。
【0080】印刷版30の作成は、1枚ずつ順次行われ
るので、ステップS16において、4枚の処理が行われ
たか否かが判別される。そして4枚の印刷版30が作成
された後、現像装置14および定着装置15は、移動回
路118により駆動されて、圧胴11の周面から離され
る(ステップS17)。これにより製版工程が終了す
る。
【0081】以上詳しく説明したように、この実施形態
にかかるデジタル印刷機10によれば、圧胴11に印刷
版30が巻き付けられて製版が行われる。そして圧胴1
1上で作成された印刷版30は、圧胴11の周囲に配置
された版胴17へ搬送される。このように、圧胴11上
において製版を行うようにすると、製版に必要なレーザ
ー製版装置13を、圧胴11の周囲に関連して1台だけ
設けることにより装置を実現できる。
【0082】また、圧胴11には、印刷用紙の挟持機
構、具体的にはくわえ爪31が備えられている。この印
刷用紙のためのくわえ爪31を製版時における印刷版3
0の挟持装置として利用できる。よってレーザー製版装
置13を1台にできるだけでなく、圧胴11上における
印刷版30および印刷用紙の挟持機構を兼用することに
より、圧胴11の構成が複雑にならないという利点もあ
る。
【0083】図16は、この発明の他の実施形態にかか
るデジタル印刷機121の構成の概要を示す図である。
図16に示すデジタル印刷機121の特徴は、レーザー
製版装置に、いわゆるハイパワーレーザー出力装置12
2が備えられていることである。ハイパワーレーザー出
力装置122は、圧胴11の軸方向、すなわち紙面に垂
直方向に複数のレーザー光学系を有している。そして図
5に示すようにポリゴンミラー43によりレーザー光を
走査するのではなく、複数のレーザー光学系から出力さ
れるレーザー光により、主走査方向の画像露光が一時に
行われる。かかるハイパワーレーザー出力装置122を
採用すると、製版のための露光速度を速くでき、製版工
程を短時間で行える。なおこの実施形態では、先行技術
で説明したように現像・定着の不要な版材を用いてい
る。
【0084】このデジタル印刷機121におけるその他
の構成については、図2で説明したデジタル印刷機10
と同様であるから、同一または対応する部分には同一の
番号を付して、詳しい説明については省略する。この発
明は、以上説明した各実施形態の内容に限定されるもの
ではない。この発明の範囲は、特許請求の範囲に記載の
通りであり、特許請求の範囲記載の構成要件を備えた種
々の変形例も、この発明の範囲に属するものであること
を念の為に申し添える。
【0085】例えば、上述した実施形態では、感材とし
て銀塩感材を用い、インキを使用して印刷を行っている
が、他の感材、例えば電子写真方式の感材やトナー等を
用いて印刷を行うようにしてもよい。また、上述した実
施形態では、4色印刷機について説明したが、この発明
は2色機や4色以上の多色機にも適用可能である。
【0086】
【発明の効果】この発明によれば、円筒状回転体、より
具体的には圧胴を、製版工程においては印刷版の保持手
段として活用し、印刷工程においては印刷用紙の保持手
段として活用する。それゆえ圧胴の周囲に関連して、1
つの製版手段を配置することにより、圧胴に保持された
複数の印刷版に対して製版を行うことができる。
【0087】それゆえ製版手段を、たとえばレーザー製
版装置とした場合であっても、印刷装置を安価に構成で
きる。また、圧胴上で製版された印刷版は、圧胴から版
胴へと搬送される。そして印刷版が版胴にセットされた
後、印刷工程が行われる。したがって製版機構および印
刷機構が一体化された、いわゆるデジタル印刷機とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術にかかるデジタル印刷機の構成図であ
る。
【図2】この発明の一実施形態にかかるデジタル印刷機
の概要図である。
【図3】圧胴に備えられているくわえ爪の構成例を示す
図解図である。
【図4】製版時における圧胴、版材カセット、レーザー
製版装置、現像装置および定着装置の動作および機能を
説明するための図である。
【図5】製版時に印刷版を露光するレーザー製版装置の
構成例を示す図である。
【図6】圧胴に保持された状態で製版がされた印刷版
を、圧胴から版胴へ搬送する手順を示す図解的な図であ
る。
【図7】版胴に備えられているくわえ装置の構成例を示
す図解的な図である。
【図8】圧胴からブランケット胴への印刷版の受け渡し
の仕方およびブランケット胴から版胴への印刷版の受け
渡しの仕方、ならびに圧胴,ブランケット胴および版胴
における印刷版等の保持構造を示す図である。
【図9】圧胴に保持された印刷版を版胴に搬送するため
の他の搬送方法および機構を表わす図である。
【図10】印刷工程の動作を説明するための概要図であ
る。
【図11】アンロード装置に備えられているグリッパー
の開閉動作機構を説明するための図である。
【図12】圧胴のくわえ爪により挟持された印刷用紙
が、アンロード装置のグリッパーへ受け渡される際の、
くわえ爪とグリッパーとの位置関係および動作関係を表
わす図である。
【図13】この実施形態にかかるデジタル印刷機の制御
回路の構成例を示すブロック図である。
【図14】この実施形態にかかるデジタル印刷機におけ
る全体的な制御動作を示すフローチャートである。
【図15】製版工程における制御動作の内容を具体的に
示すフローチャートである。
【図16】この発明の他の実施形態にかかるデジタル印
刷機の構成の概要を示す図である。
【符号の説明】
10,121 デジタル印刷機 11 圧胴(円筒状回転体) 12 版材カセット 13,122 レーザー製版装置 14 現像装置 15 定着装置 16 ブランケット胴 17 版胴 19 インキ供給装置 31 くわえ爪 51 吸着部 52 くわえ装置 71,75,81,84 クランプ 73,82 吸引パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41L 13/04 B41L 13/04 D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製版機構および印刷機構が一体化された印
    刷装置であって、 供給される複数のシート体を周面上に保持可能であり、
    製版工程における印刷版の保持および印刷工程における
    印刷用紙の保持に共用される円筒状回転体、 前記円筒状回転体の周面に関連して設けられた印刷手
    段、 前記円筒状回転体の周面に関連して設けられた1つの製
    版手段、 製版工程を行うために、前記円筒状回転体に対して未記
    録のシート状印刷版を供給し、前記円筒状回転体に保持
    された未記録のシート状印刷版に前記1つの製版手段に
    よって画像を記録させる製版工程実行手段、および製版
    工程から印刷工程に移るために、前記円筒状回転体に保
    持された画像が記録された印刷版を、前記印刷手段へ搬
    送して印刷手段にセットする版渡し手段、を含むことを
    特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、さら
    に、 印刷工程を行うために、前記円筒状回転体に対して順次
    印刷用紙を供給し、前記印刷版がセットされた印刷手段
    により、円筒状回転体上に保持された印刷用紙に対して
    印刷を行わせる印刷工程実行手段、を含むことを特徴と
    する印刷装置。
  3. 【請求項3】製版機構および印刷機構が一体化された印
    刷装置であって、 供給される複数のシート体を周面上に保持可能であり、
    製版工程における印刷版の保持および印刷工程における
    印刷用紙の保持に共用される円筒状回転体、 前記円筒状回転体に対して未記録のシート状印刷版を供
    給する手段、 前記円筒状回転体の周面に関連して設けられ、該回転体
    に保持された未記録のシート状印刷版に対して、画像を
    記録する1つの製版手段、 前記製版手段により画像が記録された印刷版を円筒状回
    転体から搬送する搬送手段、 前記円筒状回転体の周面に関連して設けられ、前記搬送
    手段により搬送される印刷版を受け取って、該受け取っ
    た印刷版を用いて前記円筒状回転体に保持される印刷用
    紙に対して印刷を行うための印刷手段、を含むことを特
    徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷
    装置において、 前記円筒状回転体の周面は、円周方向に長さの等しい、
    少なくとも4つの周面領域に区画されており、各周面領
    域上にシート体を保持可能であることを特徴とする印刷
    装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の印刷装置において、 前記区画された各周面領域には、保持するシート体の先
    端を挟持するための挟持手段が備えられていることを特
    徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷
    装置において、 前記製版手段は、円筒状回転体の周面に保持された未記
    録のシート状印刷版に対して、画像データに対応したレ
    ーザー光を出力して露光するレーザー製版装置を含むこ
    とを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】画像データに基づいて印刷版上に画像を形
    成し、次にこの印刷版を用いて印刷用紙上に印刷を施す
    印刷装置であり、複数枚の印刷用紙をその周面上に保持
    可能な円筒状の圧胴と、前記圧胴に対し接して回転する
    複数の円筒状のブランケット胴と、異なる印刷色に対応
    する印刷版をそれぞれ保持し、前記各ブランケット胴に
    対し接して回転する複数の円筒状の版胴と、前記各版胴
    上の印刷版に対し対応する印刷色のインキを供給する複
    数のインキ供給手段とを有する印刷装置であって、 前記圧胴の周面上に、印刷色分の未記録のシート状印刷
    版が保持されるように、未記録の印刷版を圧胴に供給す
    る印刷版供給手段と、 前記圧胴の周面上に保持された印刷版に対し、圧胴の回
    転に伴って順次印刷色に対応した画像の記録を行う1つ
    の製版手段と、 前記製版手段により画像が記録された印刷版を、前記圧
    胴から版胴に対し搬送する版渡し手段と、を含むことを
    特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の印刷装置において、 前記版渡し手段は、前記圧胴からブランケット胴を経由
    して版胴に印刷版を搬送することを特徴とする印刷装
    置。
JP7283894A 1995-10-31 1995-10-31 印刷装置 Pending JPH09123402A (ja)

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JP7283894A JPH09123402A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 印刷装置
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US08/739,866 US5842414A (en) 1995-10-31 1996-10-31 Digital printer

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6138566A (en) * 1997-09-30 2000-10-31 Dainippon Screen Meg Co., Ltd Method and apparatus for developing printing plates in press

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6138566A (en) * 1997-09-30 2000-10-31 Dainippon Screen Meg Co., Ltd Method and apparatus for developing printing plates in press

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