JP2002236342A - 画像記録装置におけるプリンターギアの位置決め方法 - Google Patents

画像記録装置におけるプリンターギアの位置決め方法

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JP2002236342A
JP2002236342A JP2001032343A JP2001032343A JP2002236342A JP 2002236342 A JP2002236342 A JP 2002236342A JP 2001032343 A JP2001032343 A JP 2001032343A JP 2001032343 A JP2001032343 A JP 2001032343A JP 2002236342 A JP2002236342 A JP 2002236342A
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gear
printer
processor
photosensitive material
unit
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JP2001032343A
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Naohito Yamada
尚人 山田
Kosuke Ohata
浩介 大畠
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサーギアとプリンターギアとの噛合
を一旦解除し、再び噛合させる作業をする際、常に両ギ
アのバックラッシュを確保でき、歯面が傷む等の不具合
を解消できる画像記録装置におけるプリンターギアの位
置決め方法の提供を課題とする。 【解決手段】 感光材料を露光して画像を形成する画像
記録装置において、感光材料を現像部へ供給する搬送ロ
ーラーを回転駆動させるプリンターギアの軸と、プリン
ターギアに噛合してそれを回転駆動させる現像部側のプ
ロセッサーギアの軸との間に位置決め冶具を架設し、プ
ロセッサーギアに対するプリンターギアの位置を決め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネガフィルムなど
の画像をロール状感光材料に記録する画像記録装置に関
し、更に詳しくは、画像記録装置を構成するプリンター
部とプロセッサー部において、そのプロセッサー部側の
プロセッサーギアに対するプリンター部側のプリンター
ギアの位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル露光を利用する画像記録
装置、即ちフィルムに記録された画像を光電的に読み取
り、その読み取った画像をデジタル信号とした後、種々
の画像処理を施して記録用の画像データ(露光条件)と
し、この画像データ(露光条件)に応じて変調した記録
光により感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録
し、現像処理を施してプリント(写真)として出力する
デジタルフォトプリンターが実用化されている。
【0003】このデジタルフォトプリンター(画像記録
装置)にあっては、デジタル画像処理によって露光条件
(画像記録条件)が決定されるため、複数画像の合成や
画像分割等のプリント画像の編集、あるいは、色/濃度
調整、輪郭強調等の各種画像処理を自由に行うことがで
き、用途に応じて自由に処理したプリントを出力するこ
とができる。したがって、従来の直接露光によるプリン
トに比べて分解能、色/濃度再現性に優れ、画質のより
良好なものを出力することができる。また、プリント画
像の画像データをコンピューター等に供給することがで
き、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に保
存しておくこともできる。
【0004】このようなデジタルフォトプリンターは、
画像の記録・焼付処理等を行うプリンター部と、現像・
乾燥・排出処理等を行うプロセッサー部とで構成されて
おり、プリンター部からプロセッサー部へ露光済の感光
材料を供給する際の最終搬送ローラーは、プロセッサー
部内の処理速度にプリンター部からの感光材料の供給速
度を合わせられるように、プロセッサー部から回転駆動
力を得るようにしている。
【0005】すなわち、プロセッサー部内に配設されて
いる感光材料搬送用の駆動軸から動力を得るプロセッサ
ーギアと、プリンター部における最終搬送ローラーの回
転軸に動力を伝達するプリンターギアとを噛合させるこ
とにより、プロセッサーギアの回転駆動力がプリンター
ギアを介して搬送ローラーに伝達されるように構成し、
搬送ローラーの回転速度がプロセッサー部内における感
光材料の搬送速度に適合するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタルフォトプリンターにあっては、設置場所の変更
等により、それを移動させるときにはプリンター部とプ
ロセッサー部を分離して移動させるようになっており、
また、そのプロセッサー部を交換することがある。この
ような場合、プリンターギアとプロセッサーギアとの噛
合を一旦解除し、再度その両ギアを噛合させる作業をし
なければならないが、プロセッサーギアとプリンターギ
アとを噛合させる位置が適切でないと、両ギアのバック
ラッシュが確保できず、歯面の傷みや負荷の増大等の不
具合を招く結果となる。
【0007】そこで、本発明は、プロセッサー部側のプ
ロセッサーギアとプリンター部側のプリンターギアとの
噛合を一旦解除し、再び噛合させる作業をする際、常に
両ギアのバックラッシュを確保でき、歯面が傷んだり、
負荷が増大する等の不具合を解消できる画像記録装置に
おけるプリンターギアの位置決め方法を得ることを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明になる画像記録装置におけるプリン
ターギアの位置決め方法の請求項1に記載の発明は、感
光材料を露光して画像を形成する画像記録装置におい
て、前記感光材料を現像部へ供給する搬送ローラーを回
転駆動させるプリンターギアの軸と、前記プリンターギ
アに噛合してそれを回転駆動させる現像部側のプロセッ
サーギアの軸との間に位置決め冶具を架設し、前記プロ
セッサーギアに対する前記プリンターギアの相対位置を
決めることを特徴としている。これにより、プロセッサ
ーギアとプリンターギアとの間のバックラッシュが好適
に確保でき、従来のような歯面の傷み、負荷の増大とい
った不具合が解消される。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、前記プリ
ンターギアは、プリンター本体に揺動可能に支持された
ブラケットに軸支され、そのブラケットに穿設され、プ
リンター本体に設けられた取付ネジに挿通された長孔に
沿って移動することを特徴としている。これによれば、
プリンターギアの位置決め作業が容易にでき、作業者の
労力を軽減することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、前記位置
決め冶具が、プロセッサーギアの軸又はプリンターギア
の軸に回転自在に設けられていることを特徴としてい
る。このようにすれば、位置決め冶具の紛失を防止する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は画像記録装
置としてのデジタルフォトプリンター10を示す概略模
式図であり、上記したように、プリンター部12とプロ
セッサー部14とで構成されている。図2はそのプリン
ター部12の概略模式図である。
【0012】プリンター部12には、ロール状に巻回さ
れた感光材料Aが収容されているマガジン16と、その
マガジン16が上部に着脱自在に装填されるとともに、
マガジン16内から感光材料Aを引き出し、所定の経路
で搬送しながら画像位置情報の記録、画像露光(焼付処
理)、バックプリント等を行い、次工程となるプロセッ
サー部14の現像部78に搬送する搬送手段を備えた搬
送部18と、フィルムに撮影された画像の投影光をCC
Dセンサー等のイメージセンサーで光電的に読み取り、
その読み取ったフィルムのアナログ画像データをデジタ
ル画像データに変換するとともに、その変換されたデジ
タル画像データに階調補正等の所定の画像処理を施し
て、画像記録用の出力画像データ(露光条件)を導出す
る画像処理部20と、各部を制御する制御基板や電源部
等が収容されている電装部22と、露光済の感光材料A
を一時的に収容するリザーバー24とが配設されてい
る。
【0013】ロール状に巻回された感光材料Aが収容さ
れているマガジン16は、遮光性の筐体であり、搬送部
18への感光材料Aの供給口となる引出口の略中央に
は、平面視略コ字状の切欠部(図示しない)が形成され
ている。また、搬送部18の内部で、マガジン16の引
出口と対向する位置には、ソレノイド等の駆動装置によ
って互いに接離自在となっている引出ローラー対26が
配設されており、この引出ローラー対26がマガジン1
6の引出口の切欠部から露出する感光材料Aの始端部を
挟持して引き出し、搬送部18内の所定経路に感光材料
Aを供給するようになっている。
【0014】引出ローラー対26の下流側には、感光材
料Aの幅方向を規制する幅ガイド部材28が配設されて
いる。この幅ガイド部材28は、図示しないガイド幅調
整機構により、感光材料Aの幅に応じて、そのガイド幅
を調整するように構成されている。なお、引出ローラー
対26及び幅ガイド部材28が感光材料Aを解放するの
は、マガジン16の交換等、装置の中断時や停止時であ
って、感光材料Aの通紙あるいは搬送部18内に残った
感光材料Aをマガジン16内へ巻き取るときである。
【0015】幅ガイド部材28の下流側には、側面視略
U字状となる第1ループ(弛み)30が形成され、更に
この第1ループ30の下流側には、感光材料Aにパンチ
孔を穿設するパンチ32が配設されている。第1ループ
30は、その下流側に配設されるパンチ32の動作時に
おける感光材料Aの間欠的な搬送・停止を吸収するため
のものであり、パンチ孔は、後述する排出部82におい
て行われる感光材料Aの切断、あるいは、露光走査やバ
ックプリント、及び、プリント1枚ごとの位置情報やフ
ィルム1本分の適宜設定された単位枚数ごとの位置情報
のために、感光材料Aに穿設されるものである。
【0016】パンチ32の下流側には、感光材料Aの搬
送方向を略90°方向転換する搬送ローラー34と、そ
の搬送ローラー34に対向するように、3つの案内ロー
ラー36に巻回された無端ベルト38が配置され、更に
その下流側には、側面視略U字状となる第2ループ40
が形成されている。そして、この第2ループ40の下流
側には、露光部42が配設され、更にこの露光部42の
下流側には、側面視略U字状となる第3ループ50が形
成されている。
【0017】露光部42では、パンチ32によって付与
されたパンチ孔を検出して画像露光開始位置を決定し、
副走査方向(図2の右から左方向)に搬送される感光材
料Aを副走査方向と直交する主走査方向(図2の紙面に
垂直な方向)に偏向される光ビームで2次元的に走査露
光するようになっており、副走査搬送装置44と光ビー
ム走査装置46とを備えている。
【0018】副走査搬送装置44は、感光材料Aを露光
位置に案内する2組のレジストローラー対52と幅ガイ
ド部材54とを備え、更にその下流側に2組の搬送ロー
ラー対56を備えており、感光材料Aを精度よく光ビー
ム走査装置46の露光位置に搬送できるように構成され
ている。
【0019】光ビーム走査装置46は、画像処理部20
によって導出された出力画像データ(露光条件)に応じ
て変調されるとともに主走査方向に偏向される光ビーム
を用い、副走査搬送装置44によって精度よく搬送され
てきた感光材料Aに対し、2次元的に走査露光して、そ
の感光材料Aに潜像を形成するものである。
【0020】なお、第2ループ40と第3ループ50
は、副走査搬送装置44における感光材料Aの搬送に対
して、上流及び下流に配置されている搬送手段(搬送ロ
ーラー等)が与える不具合、いわゆるバックテンション
や引っ張り等を吸収するために設けられているものであ
って、これにより、感光材料Aの高精度な搬送が実現で
きる。
【0021】第3ループ50の下流側には、感光材料A
の搬送方向を略90°方向転換させる搬送ローラー48
が配置されており、その下流側には、バックプリント部
58が配設されている。バックプリント部58では印字
装置62によって原稿フィルムの撮影日や感光材料Aへ
の記録日等の各種データがプリント(感光材料)の裏面
に記録される。
【0022】バックプリント部58の下流側には、感光
材料Aの搬送方向を略90°方向転換させる搬送ローラ
ー64が配置されており、その下流側には、第1カッタ
ー66が配置されている。そして、この第1カッター6
6の下流側に、リザーバー24に収容される側面視略U
字状の第4ループ60が形成されている。
【0023】第1カッター66は通常の作動状態では使
用されないカッターであり、例えば露光走査を終了した
後に、リザーバー24に収容される露光済の感光材料A
をすべて排出する場合等において、その感光材料Aを切
断するものである。なお、リザーバー24に収容される
第4ループ60はプリンター部12とプロセッサー部1
4との処理速度の差を吸収して、効率のよいプリント作
成を行うために設けられているものである。
【0024】第4ループ60の下流側には、搬送ローラ
ー68が配置され、更にその下流側には、第2カッター
72が配置されている。第2カッター72は、トラブル
等が発生した際に感光材料Aを切断するためのカッター
であり、例えばリザーバー24に収容される感光材料A
の量が所定量以下になったときや、プロセッサー部14
等でトラブルが発生したときに、この第2カッター72
で感光材料Aを切断することにより、リザーバー24に
収容される感光材料Aへの不具合を解消したり、プロセ
ッサー部14内に感光材料Aが不必要に引っ張られて、
搬送部18における各搬送手段が損傷するのを防止して
いる。
【0025】第2カッター72の下流側には、側面視略
U字状となる第5ループ70が形成されている。この第
5ループ70は、搬送部18内における処理速度とプロ
セッサー部14内における処理速度の差、及び搬送部1
8内の各搬送手段による感光材料Aの搬送・停止を最終
的に吸収し、プロセッサー部14内の搬送手段によって
感光材料Aが不必要に引っ張られて損傷するのを防止す
るためのものである。
【0026】第5ループ70の下流側には、プロセッサ
ー部14への供給用となる最終の搬送ローラー74と、
それに対向してニップローラー76が2個、所定間隔を
隔てて配置されており、これによってプロセッサー部1
4の現像部78へ露光済の感光材料Aが送り込まれるよ
うになっている。
【0027】プロセッサー部14には、潜像が形成され
た露光済の感光材料Aを現像・定着・水洗処理する現像
部78と、それに続いて乾燥処理する乾燥部80と、長
尺な感光材料Aを画像コマごとの所定長さに切断分離す
る第3カッター84を備えた排出部82と、こうしてで
きた仕上がりプリントを収納しておくソータ部86とが
配設されており、プリンター部12から送り込まれた露
光済の感光材料Aは、プロセッサー部14内に設けられ
ている搬送手段(搬送ローラー等)によって各部を経由
しながら搬送されていく。
【0028】現像部78は、現像槽88と定着槽90と
水洗槽92とを備えており、露光済の感光材料Aは各槽
内において、側面視略U字状のループになって搬送され
る。また、乾燥部80内でも、水洗処理後の感光材料A
が側面視略U字状のループになって収容され、次工程の
排出部82へ搬送されていく。
【0029】以上のような構成のデジタルフォトプリン
ター(画像記録装置)10において、本発明を更に詳細
に説明する。現像部78へ露光済の感光材料Aを送り込
むための供給用となる最終の搬送ローラー74は、プロ
セッサー部14内の処理速度にプリンター部12からの
感光材料Aの供給速度を合わせられるように、プロセッ
サー部14内に設けた搬送手段から回転駆動力を得るよ
うにしている。
【0030】すなわち、図3乃至図6で示すように、プ
ロセッサー部14内に設けた感光材料搬送用の駆動軸
(図示しない)から、図示しないスプロケット及びチェ
ーン等を介してスプロケット94に回転駆動力が伝達さ
れるようになっており、そのスプロケット94はブラケ
ット98に回転自在に軸支されている回転軸96の一端
に固設されている。そして、回転軸96の他端には、プ
ロセッサーギア100が固設されている。
【0031】一方、搬送ローラー74は、プリンター部
12のユニット側板102に軸支された回転軸104に
嵌装されており、この回転軸104の一端にはブラケッ
ト106を介してギア108が固設されている。したが
って、ブラケット106は、回転軸104を回動支点と
してユニット側板102に揺動可能に吊下されており、
その下端部に穿設した略円弧状の細長い長孔106Aを
挿通している取付ネジ122に規制されながら、回転軸
104を中心として図示の矢印方向に回動可能になって
いる。そして、その取付ネジ122を締緩することによ
って、ユニット側板102に対し、長孔106Aの範囲
内において位置調整自在に固定できるようになってい
る。
【0032】また、このブラケット106には、ギア1
08と噛合するギア110と、このギア110と噛合す
るギア112が回転自在に軸支されており、このギア1
12と噛合するギア114がブラケット106に回転自
在に軸支された回転軸116の一端に固設されている。
そして、その回転軸116の他端には、プリンターギア
118が固設されている。
【0033】したがって、回転軸104を中心として、
取付ネジ122が挿通されている長孔106Aに沿って
ブラケット106をプロセッサーギア100側へ回動さ
せることにより、プリンターギア118をプロセッサー
ギア100側に移動させて噛合させることができ、プロ
セッサーギア100からの回転駆動力をプリンターギア
118、回転軸116、ギア114、ギア112、ギア
110、ギア108を介して回転軸104に伝達するこ
とができ、回転軸104に嵌装されている搬送ローラー
74を回転駆動することができる。
【0034】このように、プリンターギア118をプロ
セッサーギア100に噛合させることによって搬送ロー
ラー74を回転させるが、プリンターギア118とプロ
セッサーギア100の噛合位置の調整は、プリンターギ
ア118を支持しているブラケット106が、回転軸1
04を中心として、取付ネジ122で規制された長孔1
06Aに沿って振子のように回動することによる。した
がって、プリンターギア118をプロセッサーギア10
0に接近移動させる作業は容易にできるが、その位置調
整を精確に行わないと、プリンターギア118とプロセ
ッサーギア100とのバックラッシュが確保できず、歯
面が傷んだり、負荷が増大する等の不具合が発生する。
【0035】そこで、本発明は、プリンターギア118
の回転軸116とプロセッサーギア100の回転軸96
との間に位置決め冶具120を架設し、プロセッサーギ
ア100に対するプリンターギア118の位置を精確に
決められるようにした。すなわち、この位置決め冶具1
20は、プリンターギア118の回転軸116とプロセ
ッサーギア100の回転軸96との距離を、両ギア10
0、118のバックラッシュが適度に確保できる程度の
距離とする、所定長さに形成された細長い略平板状の冶
具であり、その一端部はプロセッサーギア100の延長
された回転軸96の先端に回転自在に取り付けられ、他
端部にはプリンターギア118の延長された回転軸11
6に嵌合可能な略半円弧状の切欠部120Aが形成され
ている。
【0036】したがって、ブラケット106を、回転軸
104を中心にプリンターギア100側へ向けて回動さ
せ、この位置決め冶具120の切欠部120Aを回転軸
116に嵌合することにより、ブラケット106の最適
位置を決定することができ、取付ネジ122を締め付け
る際にも、その位置がずれることはなく、ユニット側板
102に対して精確にブラケット106を位置決め固定
することができる。なお、ブラケット106を固定した
後は、位置決め冶具120を回転軸116から取り外す
が、すでにブラケット106はユニット側板102に固
定されているため、両ギア100、118の相対位置が
狂うことはない。
【0037】このような構成によれば、プロセッサーギ
ア100に対するプリンターギア118の位置が常に一
定に決められ、好適なバックラッシュが得られるように
なり、歯面の傷みや負荷の増大等の不具合が発生するの
を防止することができる。なお、位置決め冶具120の
上縁部等に、手指での操作がしやすいようにフランジ1
20Bを形成してもよく、位置決め冶具120をプロセ
ッサーギア100の回転軸96に回転自在に取り付ける
のではなく、切欠部120Aを両端部に設けて、回転軸
96、116にそれぞれ嵌合するように構成してもよ
い。
【0038】また、この位置決め冶具120をプリンタ
ーギア118の回転軸116に回転自在に取り付けて、
プロセッサーギア100の回転軸96に切欠部120A
を嵌合するように構成してもよいが、図示のように、プ
ロセッサーギア100の回転軸96に取り付けた方が、
搬送ローラー74が取り付けられているユニット全体を
脱着する際に邪魔にならないので好ましい。
【0039】何れにしても、このような位置決め冶具1
20をプロセッサーギア100の回転軸96、あるい
は、プリンターギア118の回転軸116に回転自在に
取り付けておく構成にすると、位置決め冶具120を紛
失するおそれがなくて好ましい。また、位置決め冶具1
20を両方の回転軸96、116から取り外すように構
成した場合は、図示しないが、ユニット側板102等に
フックなどの保持手段を設けて、不使用時にはそこに保
持させておくようにした方が、位置決め冶具120を紛
失するおそれがなくて好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上、本発明によれば、感光材料を現像
部へ供給する搬送ローラーを回転駆動させるプリンター
ギアの軸と、プリンターギアに噛合してそれを回転駆動
させる現像部側のプロセッサーギアの軸との間に位置決
め冶具を架設し、プロセッサーギアに対するプリンター
ギアの位置を決めるようにしたので、プロセッサーギア
とプリンターギアとの間のバックラッシュが好適に確保
でき、従来のような歯面の傷み、負荷の増大といった不
具合が解消される。
【0041】また、プリンターギアは、プリンター本体
に揺動可能に支持されたブラケットに軸支され、そのブ
ラケットに穿設され、プリンター本体に設けられた取付
ネジに挿通された長孔に沿って移動するようにしたの
で、プリンターギアの位置決め作業が容易にでき、作業
者の労力を軽減することができる。また、位置決め冶具
を、プロセッサーギアの軸又はプリンターギアの軸に回
転自在に設けるようにしたので、位置決め冶具の紛失を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルフォトプリンター(画像記録装置)を
示す概略模式図
【図2】プリンター部の概略模式図
【図3】位置決め冶具をセットする前のプリンターギア
とプロセッサーギアを示す概略側面図
【図4】位置決め冶具をセットした後のプリンターギア
とプロセッサーギアを示す概略側面図
【図5】同上の概略平面図
【図6】同上の概略正面図
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンター(画像記録装置) 12 プリンター部 14 プロセッサー部 18 搬送部 74 搬送ローラー 76 ニップローラー 78 現像部 94 スプロケット 96 回転軸 98 ブラケット 100 プロセッサーギア 102 ユニット側板 104 回転軸 106 ブラケット 108〜114 ギア 116 回転軸 118 プリンターギア 120 位置決め冶具 122 取付ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を露光して画像を形成する画像
    記録装置において、前記感光材料を現像部へ供給する搬
    送ローラーを回転駆動させるプリンターギアの軸と、前
    記プリンターギアに噛合してそれを回転駆動させる現像
    部側のプロセッサーギアの軸との間に位置決め冶具を架
    設し、前記プロセッサーギアに対する前記プリンターギ
    アの位置を決めることを特徴とする画像記録装置におけ
    るプリンターギアの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記プリンターギアは、プリンター本体
    に揺動可能に支持されたブラケットに軸支され、そのブ
    ラケットに穿設され、プリンター本体に設けられた取付
    ネジに挿通された長孔に沿って移動することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像記録装置におけるプリンターギ
    アの位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記位置決め冶具は、プロセッサーギア
    の軸又はプリンターギアの軸に回転自在に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装
    置におけるプリンターギアの位置決め方法。
JP2001032343A 2001-02-08 2001-02-08 画像記録装置におけるプリンターギアの位置決め方法 Pending JP2002236342A (ja)

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