JP2004353145A - 衣服の部分固定構造 - Google Patents

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Tadahiro Yoshida
忠寛 吉田
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Abstract

【課題】少ない部品点数と縫着工程とによって、良好な外観と着心地を実現することができるファスナなどの固定構造並びにこの固定構造に適するニット製付属品の提供を図る。
【解決手段】ファスナ2等を、衿部材等の衣服の編地部分1に取り付けるニットへのファスナ2の固定構造であって、上記の編地部分1が、1枚の本体部11と、この本体部11の先端側に本体部11と連続して編成された2枚の挟持部12、12とを備え、これらの2枚の挟持部12、12の間に上記のファスナ2のテープ21を挟んで縫着で固定する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、衣服の部分固定構造、特に、ニットへのファスナの固定構造並びにこの固定構造に適するニット製付属品に関するもである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポロシャツ等においては、衿部材、裾部材、袖部材等のニット製付属品に、スライドファスナを取り付けて、これを身頃に縫着して衿周りを完成させている。また同様な処理は、裾部材、袖部材についても行われる場合があり、さらに、このような付属品を介することなく、直接身頃にファスナを縫着する場合もある。このように、スライドファスナは、特許文献1及び2を示すまでもなく、古くからの周知の技術であるが、その取り付け構造、特に、ニットへの取り付け構造に関しては、充分な改良がなされているとは言い難い現状にある。
具体的には、ニット製品、特に、衿部材、裾部材、袖部材等のニット製付属品にスライドファスナを取り付ける場合には、直接、ファスナの布テープ部分をニット製品の編地に縫着するか、別部材を用いてファスナの布テープ部分を挟み、この別部材とファスナの布テープとを縫着すると共に、別部材とニット製品とについても、別途縫着するということが行われていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−41409号公報
【特許文献2】
実開平06−25302号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、直接、ファスナの布テープ部分をニット製品の編地に縫着した場合には、布テープの裏面が見える状態となってしまい、外観の良好さを求められる製品については、適するものではない。また、別部材を用いた場合には、2箇所の縫製が必要となり、部品点数と縫着工程とが増加すると言った課題を有する。
しかも、縫製には、ミシンの操作者の熟練度等による製品のバラツキを避けることが困難であった。そこで、本願発明は、少ない部品点数と縫着工程とによって、良好な外観を呈することができる固定構造並びにこの固定構造に適するニット製付属品を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本願の請求項1の発明は、ファスナ2を、衣服の編地部分1に取り付けるニットへのファスナ2の固定構造において、上記の編地部分1が、1枚の本体部11と、この本体部11の先端側に本体部11と連続して編成された2枚の挟持部12とを備え、2枚の挟持部12の間に上記のファスナ2の一部を挟んで固定したものであることを特徴とするニットへのファスナの固定構造を提供するものである。
本願の請求項2に係る発明は、衣服を構成する一部分1、41を、衣服の他の部分2、43に接続して固定する衣服の部分固定構造において、上記の一部分が、1枚の本体部11、41と、この本体部11、41の先端側に本体部11、41と連続して編成された2枚の挟持部12、42とを備えた編地により構成され、2枚の挟持部12、42の間に上記の衣服の他の部分43を挟んで縫着したものであることを特徴とする衣服の部分固定構造を提供する。なおここで、衣服を構成する一部分1、41と衣服の他の部分2、43とは、請求項1のように同一若しくは一体の部品でなくともよく、あるいは、一つの部品、例えば(袖口)の両端であってもよい。
本願の請求項3に係る発明は、テープの長手方向に多数の係合歯22が設けられたファスナ2を取付可能とした、衿部材、裾部材、袖部材等の衣服のニット製付属品において、上記のニット製付属品は、1枚の本体部11と、この本体部11の先端側に本体部11と連続して編成された2枚の挟持部12とを備え、これらの2枚の挟持部12は、上記のファスナ2の一部21を挟んで縫製することができる幅を有するものであり、且つ、これらの2枚の挟持部12は、目移しにより2枚に編成されたものであることを特徴とする衣服のニット製付属品を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1は本願発明の実施の形態に係るファスナの固定構造を用いた衣服の斜視図であり、図2の(A)(B)はそれぞれファスナの固定構造の斜視図である。図3は同固定構造の編地の説明図である。
【0007】
図1に示す衣服は、衿にスライドファスナ2を設けたポロシャツなどのシャツであり、身頃を構成する身頃地3と、付属品1であるニット製の衿部品1とを主要部材として備える。身頃地3は、通常はニット製であるが、織物地として実施することもできる。
【0008】
スライドファスナ2は、布製等の柔軟で縫製可能なテープ21の長手方向に多数の係合歯22が設けられたもので、図2では省略しているがスライダ23により対向する係合歯22同士が係脱して、開閉するものである。
【0009】
図2の各図に示すように、付属品1は、1枚の本体部11(図1の例では衿本体11)と、この本体部11の先端側に設けられた2枚の挟持部12、12とを備える(衿の場合には、左右の両端に、それぞれ1対の挟持部を備える)。これらの挟持部12、12は、本体部11の表裏(表即ち前をAとし、裏即ち後をBとする)に2枚が重なるように延設されたもので、いずれもが本体部11と連続して編成されている。
【0010】
これらの挟持部12、12は、ファスナのテープ21を挟んで縫製することができる幅を有する。この幅は、通常5〜15mm程度とすればよいが、この数値に限定されるものではない。縫製に際しては、ファスナのテープ21を両挟持部12、12の先端13、13から差し込んで、両挟持部12、12間に挟んで、ミシン等で3者を縫着するだけで足りる。なお、各挟持部12の先端13は編成した状態のままで縫着すれば足りるが、折り返して縫着するようにしてもよい。図1の例では、ファスナが、身頃から衿にかけて取り付けられているものであり、身頃については定法に従い縫着され、衿については、上記のようにして縫着される。
これらの挟持部12、12は、図2の(A)に示すように、両側部14、14が開放されているものであってもよく、(B)に示すように、一方の側部14aが閉じて連続しており、他方の側部14bが開放されているものであってもよく、ファスナ2の表裏を挟むことができるように、先端13、13が開放されて、2枚に分離されているものであれば足りる。
【0011】
編成については、横編機で横編の編地を編成するに際して、その端部について袋状に編成するものであり、例えば、図3に示すように、本体部11を4本の糸a、b、c、dで編成し、その先端の挟持部12、12の編成においては、他の給糸口から他の糸e、fを新たに給糸し、a、b、cの糸で前Aの挟持部12を編成し、d、e、fで後Bの挟持部12を編成する。その際、本体部を編成していた4本の糸のうち1本の糸cについては、図中の矢印の目について、後から前に目移しし、他の1本の糸dについては、前から後に目移しすることによって、前後(表裏)に2枚の挟持部12、12を同時に本体部11に連続して編成し得る。なお、この6本の糸による編成は、同じ順序で繰り返し行われる。
【0012】
また、図4に示すように、本体部11を6本の糸a、b、c、d、e、fで編成し、その先端の挟持部12、12の編成においては、新たな糸を給糸することなくa、b、cの糸で後Bの挟持部12を編成し、d、e、fで前Aの挟持部12を編成する。その際、1本の糸cについては、図中の矢印の目について、前から後に目移しし、他の1本の糸fについては、後から前に目移しすることによって、前後(表裏)に2枚の挟持部12、12を同時に本体部11に連続して編成し得る。なお、この6本の糸による編成は、同じ順序で繰り返し行われる。
【0013】
この挟持部は、スライドファスナのテープ部を挟持して縫製する他、面ファスナを挟持して縫着してもよく、さらに、図5に示すように、編地を挟持して縫着してもよい。この例は、袖口のニット部品4を示すもので、袖口を構成する編地の一端と他端とを縫製して、筒状の袖口を形成するものである。そのために、袖口の本体部41の一端側に本体部41と連続する2枚の挟持部42、42を編成する。そして、本体部41の他端部43を、2枚の挟持部42、42の間に挟んで縫着するものであり、挟持部の具体的な構造は、前述の実施の形態と同じものとすることができるものである。従来の袖口は、両端をオーバーロックミシンで縫い合わせていたため、縫着部分にごろつき感があったが、本願の構造の採用によって、スッキリとした接合固定状態を得る事かできたものである。なお、以上の説明では、衣服のニット製付属品を中心に説明したが、身頃などの構成する編地の端部に上記の構造を採用することもできるものである。
【0014】
【発明の効果】
以上、本願発明にあっては、ファスナ等の別部材や編地自体を、ニット製品に固定するに際して、部品点数と縫着工程とを少なくすることができ、操作者の熟練度等による製品のバラツキが生ずるミシンによる縫着箇所を少なくできるものであり、少ない部品点数と縫着工程とによって、良好な外観と着心地を実現することができる固定構造並びにこの固定構造に適するニット製付属品を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るファスナの固定構造を用いた衣服の斜視図である。
【図2】(A)(B)はそれぞれファスナの固定構造の斜視図である。
【図3】同固定構造の編地の一例を示す説明図である。
【図4】同固定構造の編地の他の例を示す説明図である。
【図5】本願発明の他の実施の形態に係る固定構造の斜視図である。
【符号の説明】
1 編地部分
11 本体部
12 挟持部
2 ファスナ
21 テープ
22 係合歯
3 身頃
4 袖口のニット部品
41 本体部
42 挟持部
43 先端部

Claims (3)

  1. ファスナを、衣服の編地部分に取り付けるニットへのファスナの固定構造において、
    上記の編地部分が、1枚の本体部と、この本体部の先端側に本体部と連続して編成された2枚の挟持部とを備え、2枚の挟持部の間に上記のファスナの一部を挟んで固定したものであることを特徴とするニットへのファスナの固定構造。
  2. 衣服を構成する一部分を、衣服の他の部分に接続して固定する衣服の部分固定構造において、
    上記の一部分が、1枚の本体部と、この本体部の先端側に本体部と連続して編成された2枚の挟持部とを備えた編地により構成され、2枚の挟持部の間に上記の衣服の他の部分を挟んで縫着したものであることを特徴とする衣服の部分固定構造。
  3. テープの長手方向に多数の係合歯が設けられたファスナを取付可能とした、衿部材、裾部材、袖部材等の衣服のニット製付属品において、
    上記のニット製付属品は、1枚の本体部と、この本体部の先端側に本体部と連続して編成された2枚の挟持部とを備え、
    これらの2枚の挟持部は、上記のファスナの一部を挟んで縫製することができる幅を有するものであり、且つ、これらの2枚の挟持部は、目移しにより2枚に編成されたものであることを特徴とする衣服のニット製付属品。
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KR101512365B1 (ko) 2012-09-05 2015-04-29 이수은 지퍼와 원단을 봉제하는 봉제프레임 및 지퍼와 원단을 봉제하는 봉제방법

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