JP5419813B2 - 介護用衣服の編地素材、及び介護用衣服 - Google Patents

介護用衣服の編地素材、及び介護用衣服 Download PDF

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本発明は病院の入院患者や在宅の要介護者等が着用して使用する介護用衣服の編地素材及びこれを用いた介護用衣服に関するものである。
一般に、病院の入院患者や在宅の要介護者等のように身体にハンディキャップを有している要介護者等が着用する介護用衣服としては、介護者等が容易に着脱を容易にするためのものとして特許文献1に示すものが先に提案されている。
この先の提案にかかる介護用衣服は、片袖のみを有する一対の片袖衣服を備え、この一対の片袖衣服重ね着をする要領で着用するもので、片袖衣服は、袖を有するは前身頃と後身頃とが連結されており、袖が無い側は前身頃と後身頃とが脇下の上半身側面部でスナップボタンを介して着脱可能に連結して構成することにより、着衣、脱衣時の介護者及び被介護者の身体に負担の少ない介護用衣服としたものである。
ところがこうしたものでは、先ず、衣服を、装着する身体より大きめに形成されていることから、着用したときに、だぶついてフィットせず、装着感が悪いだけでなく保温性も低いものになってしまうという問題がある。
また、スナップボタンに繊維等が絡みやすく、止め付けに支障をきたし耐久性にも問題がある。
こうした問題は、スナップボタンを面ファスナや貼着式のものにした場合、特に顕著に現れる。
さらに、衣服の縫製のほかにスナップボタンや面ファスナ等を取り付ける手間も要し、高価になるだけでなく生産性の低下してしまうという問題もあった。
特開2010−84296号公報
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、装着性がよく、身体によくフィットし保温性が良く、耐久性に優れるとともに生産性の高い介護用衣服を提供できるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明にかかる介護用衣服の編地素材は、シリンダ針とダイヤル針とを備えた丸編機により、非弾性糸を地糸として筒状に編成するに際し、所定コース置きに弾性糸を挿入して筒状に編成された介護用衣服の編地素材であって、非弾性糸をダイヤル針にタックさせた状態でシリンダ針に編目を形成し、ついで非弾性糸をシリンダ針とダイヤル針とによりフライス編みにし、弾性糸をダイヤル針に給糸して編成したこと最も主要な特徴とするものである。
また、本発明に係る介護衣服は、本発明に係る編地素材の筒状に編成された上部側方にアームホールが形成され、当該筒状の編地素材の前身ごろとなる部分の上部に襟ぐりを開口し、その両側方の開口部分を縫着してなる胴部と、同じく本発明に係る筒状に編成された編地素材をその編成コースがアームスリーブの長手方向に直交するようにカットアンドソーにより形成されたアームスリーブを、編地素材のアームホール部分に縫着して形成したことを特徴とする。そして、本発明にかかる介護用衣服では、地糸が吸湿性を有する素材であり、弾性糸がベア糸を綿糸又はナイロン糸でカバーしたカバーリング糸であることが好ましい。
本発明にかかる介護用衣服は、その編地がフライス編みに加えて弾性糸が挿入されており、編地が縦・横に大きく伸縮するので、筒状に形成された胴部ならびにアームスリーブに開口部を設けなくてもスムーズに装着することができる。
特に、フライス編みでは、その編成コース方向の伸びはウェール方向の伸びに対してよく伸びる性質を有するが、その反面、収縮しにくくなるのを、挿入した弾性糸が編地を強力に収縮する。
これにより、筒状の胴部ならびにアームスリーブの径を簡単に大きくできるので装着性がよく、装着した後は弾性糸によりその径を小径に収縮させるので身体によくフィットし、保温性が良く、耐久性に優れた介護用衣服を提供できる利点がある。
加えて、本発明にかかる介護用衣服では、編成コース方向に大きく伸縮するので、開口部を設けて当該部分にスナップボタンや面ファスナ等を取り付ける手間を無くすことができ、その分、生産性を向上できるとともに安価に製造することができる利点がある。
また、地糸が吸湿性を有する素材であり、弾性糸がベア糸を綿糸又はナイロン糸でカバーしたカバーリング糸で介護用衣服の編地で形成したものでは、地糸の吸湿性により快適な介護用衣服にするとともに、弾性糸が、ベア糸を綿糸又はナイロン糸でカバーしたカバーリング糸により、弾性糸の耐久性が高く、介護用衣服の耐久性を大幅に向上させることができる利点もある。
介護用衣服を形成する編地を、シリンダ針とダイヤル針とを備えた丸編機により、あぜ編み若しくはフライス編みにし、ベア糸もしくはベア糸をナイロン糸でカバーしたカバーリング糸からなる弾性糸をダイヤル針若しくはシリンダ針のいずれか一方の編針に給糸して編成する場合、弾性糸をダイヤル針に給糸するようにしたものでは、弾性糸が表面に表れず、上記効果に加えて見栄えの良い介護用衣服にすることができる。
また、弾性糸をシリンダ針に給糸するようにしたものでは、肌側には地糸で編成された編地部分が位置するので優しく締めつけるようにすることができる利点がある。
は本発明にかかる介護用衣服の斜視図である。 は本発明にかかる介護用衣服を構成するパーツを分解した状態の斜視図である。
以下、本発明にかかる介護用衣服の最も好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、介護用衣服の正面図、介護用衣服を構成するパーツを分解した状態の斜視図であって、図中符号1は介護用衣服を全体的に示す。
この介護用衣服1は、フライス編機により筒状に形成された胴部2と、胴部2の上部の側方部分に形成されたアームホール3に縫着されたアームスリーブ4を備えてなる。
上記胴部2は、グランド地を形成する地糸として、60番手単糸の綿糸(非弾性糸)を編み糸にしてフライス編み、つまり周回編成する編成コースごとに、表編みと裏編みとを交互に繰り返して編成してなるもので、このフライス編み時に40デニールのカバーリング弾性糸(FTY)を所定のテンションをかけた状態で挿入することにより、筒状に編成された編地がその軸心方向に大きく伸縮できるようになっている。
ここで、編機ならびに編成について触れておくと、先ず、編機は、シリンダ針とダイヤ
針とを備えた丸編み機(立て編み機)を使用し、上記綿糸をダイヤル張りにタックさせ
状態でシリンダ編針に編目を形成し、ついでダイヤル針とシリンダ針とに編目を形成する
ように綿糸を給糸して編目を形成してあぜを形成し、ダイヤル針のそれぞれに上記弾性糸
を給糸して編目を形成する片袋編にしたものである。
尚、上記のように、弾性糸はダイヤル針のそれぞれに給糸することなく所定置きの編針
に編目を形成するようにしても良いことは勿論のこと、ダイヤル針に変えてシリンダ針に
弾性糸を供給することもできる。
この場合、弾性糸が表に表れることになるが、逆に、弾性糸が内面に位置する綿糸の編
地が押さえられるので、肌には優しいものとなる。
上記のようにして筒状に形成された胴部2の編地を所定の長さ(衣服の着丈)よりわずかに長く切断し、下端部を内方に折り返し、その端部を内面に縫着して装着口5を形成する。
一方、所定の長さ筒状に形成された胴部2の編地の上部側方部分にはアームホール3を左右に開口させるとともに、このアームホール3の上方で筒状の編地の前側上端部中央をU字形に裁断し、当該U字形に裁断された部分の左右側方の編地部分の前後上端部を縫着して肩部分6を形成するとともに、前記U字形に裁断された端部ならびに当該部分の後ろ身ごろ部分7の端部を内方に折り返してリンキング処理8することにより、襟ぐり9が形成されている。
上記アームホール3に縫着されるアームスリーブ4は、綿糸を編み糸にして周回編成する編成コース毎に、表編みと裏編みとを交互に繰り返えす上記胴部の編地と同様のフライス編み時にカバーリング弾性糸(FTY)を所定のテンションをかけた状態で挿入して形成された編地を、編地に挿入されたカバーリング弾性糸がアームスリーブ4の長手方向に直交するようにパーツ取り(裁断)し、これを筒状に縫製したものである。
上記のようにして形成されたアームスリーブ4は、その一端部を内方に折り返し、内面に縫着して袖口部分10を形成するとともに、他端部をアームホール3に縫着してある。
また、上記のようにして形成された介護用衣服1は、胴部2及び各アームスリーブ4が、その編地に挿入された弾性糸により大きく伸縮するので、従来の介護用衣服のように開口部を設けなくても、要介護者への着脱が簡単にできるものになる。
尚、上記実施例にかかる本発明の介護用衣服1では、地糸が吸湿性を有する綿糸にしてあるが、こうしたものに限られず、ポリエステル繊維やナイロン繊維等の合成繊維で形成することも可能であるが、この場合でも、吸湿性や良好な通気性を有することが望ましい。
また、上記実施例にかかる弾性糸をカバーリング弾性糸(FTY)にしてあるが、これをベア糸にすることができるはもちろんのことである。
1・・・介護用衣服
2・・・胴部
3・・・アームホール
4・・・アームスリーブ
5・・・装着口
6・・・肩部部分
7・・・後身ごろ部分
8・・・輪キング処理
9・・・襟ぐり
10・・・袖口部分

Claims (2)

  1. シリンダ針とダイヤル針とを備えた丸編機により、非弾性糸を地糸として筒状に編成するに際し、所定コース置きに弾性糸を挿入して筒状に編成された介護用衣服の編地素材であって、
    非弾性糸をダイヤル針にタックさせた状態でシリンダ針に編目を形成し、ついで非弾性糸をシリンダ針とダイヤル針とによりフライス編みにし、弾性糸をダイヤル針給糸して編成したことを特徴とする介護用衣服の編地素材。
  2. 請求項1に記載の編地素材の筒状に編成された上部側方にアームホールが形成され、当該筒状の編地素材の前身ごろとなる部分の上部に襟ぐりを開口し、その両側方の開口部分を縫着してなる胴部と、請求項1に記載の筒状に編成された編地素材をその編成コースがアームスリーブの長手方向に直交するようにカットアンドソーにより形成されたアームスリーブを、編地素材のアームホール部分に縫着して形成したことを特徴とする介護用衣服。
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