JP3245716U - 衣服 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップを抑えるとともに、着心地を損なわないようにして、寸法を調整可能にした衣服を提供する。【解決手段】衣服1は、衣服本体2と、衣服本体2の裏側で、衣服本体2の生地5、6を利用して形成される、衣服本体2の端部2aに向かって延びる細長い襞状部10と、襞状部10の長手方向に並べて形成された複数のボタンホール14と、衣服本体2の裏側であって、ボタンホール14よりも端部2aに近い位置に設けられたボタン15とを備える。襞状部10は、例えば片倒しの縫い代として形成される。【選択図】図4
Description
本考案は、ズボン等の衣服に関する。
特許文献1には、ズボンの股下寸法を調整する技術として、非伸縮加工され、ズボンの裏側の縫い代部上に縫い付けられ、長手方向に沿って切り込まれたボタン穴を有する裾上げゴムテープと、前記縫い代部の延長線上であって、前記ズボンの裏側の裾側近傍に設けられた裾止めボタンと、を備える構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1のように裾上げゴムテープを縫い付ける等、ズボンに股下寸法の調整のための副資材を取り付ける場合、コストがかかるとともに、副資材が肌に触れて着心地が悪くなるおそれがある。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、コストアップを抑えるとともに、着心地を損なわないようにして、寸法を調整可能にした衣服を提供することを目的とする。
本考案の衣服は、衣服本体と、前記衣服本体の裏側で、前記衣服本体の生地を利用して形成される、前記衣服本体の端部に向かって延びる細長い襞状部と、前記襞状部の長手方向に並べて形成された複数のボタンホールと、前記衣服本体の前記裏側であって、前記ボタンホールよりも前記端部に近い位置に設けられたボタンとを備えたことを特徴とする。なお、衣服本体の裏側とは、衣服本体の着用者側や、衣服本体の内側とも言い換えられる。
本考案によれば、コストアップを抑えるとともに、着心地を損なわないようにして、寸法を調整可能にした衣服を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本考案の好適な実施形態について説明する。
実施形態では、本考案をズボン(スラックス)に適用した例を説明する。ズボンとは、股下で二つに分かれ、足を片方ずつ包むようになっている衣服である。
図1は、実施形態に係るズボン1を示す図であり、(a)が正面図、(b)が側面図である。ズボン1は、下腹部3及び股下部4により構成されるズボン本体2を有する。
実施形態では、本考案をズボン(スラックス)に適用した例を説明する。ズボンとは、股下で二つに分かれ、足を片方ずつ包むようになっている衣服である。
図1は、実施形態に係るズボン1を示す図であり、(a)が正面図、(b)が側面図である。ズボン1は、下腹部3及び股下部4により構成されるズボン本体2を有する。
ズボン本体2は、例えば、前身頃の生地5と後身頃の生地6とを、脇縫い及び内股縫いにより連結して構成される。前身頃の生地5及び後身頃の生地6は、裁ち切りにした左右それぞれの生地を尻縫い及び小股縫いにより縫い合わせて形成される。下腹部3には、腰帯7、ポケット8、前立て9等が設けられる。股下部4には、前身頃の生地5と後身頃の生地6を脇縫い及び内股縫いすることにより、両足に対応する2本の筒部4L、4Rが形成される。
図2乃至図4は、実施形態に係るズボン1の要部を説明するための図である。具体的には、図2乃至図4は、ズボン本体2の裾部2a(股下部4を構成する筒部4L、4Rの下端部)の構成を示す模式的に図である。なお、左右の筒部4L、4Rにおいて、また、各筒部4L、4Rの脇縫い側及び内股縫い側において、それぞれ図2乃至図4で説明するのと同様の構成を有しており、以下では、その区別をせずに説明する。
図2に示すように、ズボン本体2の裏側で、前身頃の生地5と後身頃の生地6とを中表に重ね合わせて、重ね合わせた部分は袋縫いによる縫合や、重ね合わせた生地端部にロック始末やバインダー始末を施す(縫い付け部11、始末部12)。このようにズボン本体2の裏側には、片倒しの縫い代として、裾部2aに向かって延びる細長い襞状部10が形成される。なお、細長いとは、裾部2aに向かって延びる方向を長さとして、長さの寸法が幅の寸法に対して大きいことをいうものとする。
ここで、襞状部10は、裾部2aに近い部分10aが、裾部2aから遠い部分10bよりも幅広に形成される。一般的に、片倒しの縫い代の幅は1cm程度である。本実施形態では、片倒しの縫い代として形成される襞状部10のうち、裾部2aから遠い部分10bの幅は1cm程度とするのに対して、裾部2aに近い部分(幅広の部分)10aの幅は2cm程度とする。
図3に示すように、裾部2aには、折り返し部13が形成される。折り返し部13は、襞状部10を片側に倒した状態で、裾部2aの生地を3つ折りで縫い付けることにより形成される。折り返し部13には、図示は省略するが、裾部2aの周方向に延びる帯状の芯地が入れられる。
図4に示すように、襞状部10の幅広の部分10aに、襞状部10の長手方向に並べて複数のボタンホール14が形成される。各ボタンホール14は、襞状部10の長手方向に延びる切り込みにより構成され、その周囲に穴がかりが施される。また、ズボン本体2の裏側には、折り返し部13に、合成樹脂製等のボタン15が縫い付けられる。ボタン15は、ボタンホール14よりも裾部2aに近い位置に設けられることになる。
なお、本実施例では、片倒しの縫い代を形成して、これを襞状部10とする例としたが、割りの縫い代を形成して、その片側を襞状部としてもよい。
なお、本実施例では、片倒しの縫い代を形成して、これを襞状部10とする例としたが、割りの縫い代を形成して、その片側を襞状部としてもよい。
以上のように構成されたズボン1において、裾部2aを各筒部4L、4Rの内側に折り返して引き上げて、ボタン15をいずれか一つのボタンホール14に通して掛けることにより、ズボン1の股下寸法(裾丈寸法)を多段階に調整することができる。ボタンホール14に通したボタン15は、着用者側(足側)から見て、裾部2aの折り返した部分、さらに襞状部10の向こう側に位置するので、着用者の肌に触れず、着心地を損なうこともない。股下寸法を再度調整したい場合は、ボタン15をボタンホール14から外して、上述した手順を再度繰り返せばよい。
また、洗濯の際には、ボタン15をボタンホール14から外して、裾部2aの折り返した部分を元に戻すことにより、ズボン1の全体を略均一に洗濯することが可能になる。
また、洗濯の際には、ボタン15をボタンホール14から外して、裾部2aの折り返した部分を元に戻すことにより、ズボン1の全体を略均一に洗濯することが可能になる。
以上のように、ズボンに股下寸法の調整のための副資材を取り付けるのではなく、ズボン本体2の裏側で、ズボン本体2の生地5、6を利用して、ズボン本体2の裾部2aに向かって延びる細長い襞状部10が形成される。そして、襞状部10の長手方向に並べて形成された複数のボタンホール14と、ズボン本体2の裏側であって、ボタンホール14よりも裾部2aに近い位置に設けられたボタン15とを備える。この構成により、コストアップを抑えるとともに、着心地を損なわないようにして、股寸法を調整可能にしたズボン1を提供することができる。
また、襞状部10は、裾部2aに近い部分10aが、裾部2aから遠い部分10bよりも幅広に形成され、幅広の部分10aにボタンホール14が配置される。襞状部10が幅広になるほど、着用者の肌に触れやすくなり、着心地を損なうおそれがあるが、この構成により、ボタンホール14を形成する領域を確保するとともに、ボタンホール14を配置する領域以外では一般的な縫い代の幅と同程度にして、着心地を損なわないようにすることができる。
実施形態では、本考案をズボンに適用して、股下寸法を調整できるようにした例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本考案を上着に適用して、上着本体の袖部に、袖口に向かって延びる細長い襞状部10を形成し、ボタンホール14及びボタン15を設けて、袖長さ寸法を調整できるようにしてもよい。また、上着本体の胴部に、裾部に向かって延びる細長い襞状部10を形成し、ボタンホール14及びボタン15を設けて、着丈寸法を調整できるようにしてもよい。また、本考案をズボンや上着に限らず、スカート等に適用してもよい。
また、実施形態では、襞状部10は生地5、6同士の縫い代として形成される例を説明したが、これに限定されるものではない。図5は、他の実施形態に係るズボン1の要部を説明するための図である。図5に示すように、ダーツを作るのと同じように、衣服本体16の裏側で、衣服本体16をつまんで、重ね合わせた部分の基端部を縫い付ける(縫い付け部17)ことで、衣服本体16の端部16aに向かって延びる細長い襞状部18が形成されるようにしてもよい。襞状部18に、その長手方向に並べて複数のボタンホール14が形成されること、衣服本体16の裏側であって、ボタンホールよりも端部16aに近い位置にボタン15が設けられることは、上述した実施形態と同様である。
以上、本考案を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本考案を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本考案の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本考案はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1:ズボン、2:ズボン本体、2a:裾部、3:下腹部、4:股下部、4L、4R:筒部、5、6、17:生地、10、18:襞状部、10a:裾部に近い部分(幅広の部分)、10b:裾部から遠い部分、11、17:縫い付け部、12:ロック始末部、14:ボタンホール、15:ボタン、16:衣服本体
Claims (6)
- 衣服本体と、
前記衣服本体の裏側で、前記衣服本体の生地を利用して形成される、前記衣服本体の端部に向かって延びる細長い襞状部と、
前記襞状部の長手方向に並べて形成された複数のボタンホールと、
前記衣服本体の前記裏側であって、前記ボタンホールよりも前記端部に近い位置に設けられたボタンとを備えたことを特徴とする衣服。 - 前記襞状部は、前記端部に近い部分が、前記端部から遠い部分よりも幅広に形成され、
前記幅広の部分に前記ボタンホールが配置されることを特徴とする請求項1に記載の衣服。 - 前記襞状部は、前記衣服本体の裏側で、前記衣服本体を構成する生地同士の縫い代として形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣服。
- 前記縫い代が片倒しであることを特徴とする請求項3に記載の衣服。
- 前記襞状部は、前記衣服本体の裏側で、前記衣服本体をつまんで、重ね合わせた部分の基端部を縫い付けることで形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣服。
- 前記衣服本体は、ズボン本体であり、
前記端部は、前記ズボン本体の裾部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣服。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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2023
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