JP2004347893A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shigeru Shimizu
茂 清水
Masafumi Nakahara
雅文 中原
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Abstract

【課題】本発明は外部刺激により破壊可能なマイクロカプセルを用いた画像形成装置に係り、特に本発明はマイクロカプセルに効率のよい超音波振動を生じさせる為の材料成分の特定を行い、更に中空マイクロカプセルの内部圧力の測定を可能とする測定装置を提案するものである。
【解決手段】本発明はマイクロカプセルの内外に互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質を分散させ、色成分情報に対応した所定の超音波刺激を付与することでマイクロカプセルのうちの所定のカプセル壁を破壊し、所定の反応性物質が互いに拡散混合して発色反応を起こし、印刷処理を行う画像形成装置であり、上記マイクロカプセルの内包液体にオイル物質を含ませ、更に外側の支持材にオイル物質を含ませ、粘度を1〜40センチポアズに設定し、効率良くマイクロカプセルを振動させ、破壊する構成である。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に係り、特に外部刺激により破壊可能なマイクロカプセルを用いた画像形成装置、及び該画像形成装置に使用されるマイクロカプセルの測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラープリントと言えば銀塩写真が挙げられるほど、その技術は長い間主流であった。しかし、今日パーソナルコンピュータを中心としたコンピュータの普及に伴って、周辺機器としてのプリンタ装置も普及し、各種方式のカラープリンタが提案されている。特に、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式の各方式のプリンタ装置は、著しい進歩を遂げ、解像度の点でも銀塩写真に匹敵し、これにとって代わる勢いである。さらに、今日上記以外の方式のプリンタ装置(画像形成装置)も要望されている。
【0003】
そこで、超音波振動の刺激により破壊可能なカプセル壁で囲繞されたマイクロカプセルを用い、このマイクロカプセルの内外に互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質を分散させ、色成分情報に対応した所定の超音波刺激を付与することでマイクロカプセルのうちの所定のカプセル壁を破壊し、所定の反応性物質が互いに拡散混合して発色反応を起こし、印刷処理を行うカラー画像形成装置が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに着色した互いに共振周波数の異なる4種の着色中空粒子を、回転する担持体の表面に均一に塗布するとともに帯電させ、超音波振動エネルギーを用いて所定の着色中空粒子を振動させて発色させると同時に普通紙上に転写して画像形成する方法が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−58833号公報(段落[0022]〜[0048]、図1〜9)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記方式において、マイクロカプセルの破壊は各色(例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(B))毎に特定周波数の超音波振動を与え、破壊処理を行うが、充分な振動が付与できない場合もある。実際、画像形成装置において破壊するマイクロカプセルは1個ではなく、多数のマイクロカプセルに超音波振動を与える為、より振動効率のよいマイクロカプセルの構造や材料成分が望まれる。
【0007】
一方、マイクロカプセル内に多数の小径マイクロカプセルを収納した場合の気泡を含む中空マイクロカプセルの振動特性の研究も行われている。この場合、カプセル内部の気体圧力を測定することが必要であるが、その測定は困難である。
そこで、本発明はマイクロカプセルに効率のよい超音波振動を生じさせる為の材料成分の特定を行い、更に中空マイクロカプセルの内部圧力の測定を可能とする測定装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1に記載した発明によれば、所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを用いる画像形成装置であって、前記小径マイクロカプセル内側に内包される発色反応をおこす反応物質は発色剤とオイル物質、乃至は分散剤との溶液であり、該内包溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定する画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0009】
このように構成することにより、発色剤とオイル物質等で構成される内包溶液の粘度を上記1〜40センチポアズに設定し、超音波振動が付与された際、最大の共振振動を生じさせ、小径マイクロカプセルのカプセル壁を効率よく破壊させる構成である。
【0010】
上記課題は、請求項2に記載した発明によれば、所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを用いる画像形成装置であって、前記小径マイクロカプセルを分散内包する支持材は前記発色反応をおこす反応物質の他方となる顕色剤をオイル物質、乃至は分散剤中に溶解した溶液であり、該支持材溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定する画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0011】
本発明は、小径マイクロカプセルの外周の支持材の構成であり、顕色剤とオイル物質等で構成される内包液体の粘度を上記と同様1〜40センチポアズに設定し、超音波振動が付与された際、最大の共振振動を生じさせ、小径マイクロカプセルのカプセル壁を効率よく破壊する構成である。
【0012】
上記課題は、請求項3に記載した発明によれば、所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを用いる画像形成装置であって、前記小径マイクロカプセル内側に内包される発色反応をおこす反応物質は発色剤とオイル物質、乃至は分散剤との溶液であり、該内包溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定し、前記小径マイクロカプセルを分散内包する支持材は前記発色反応をおこす反応物質の他方となる顕色剤をオイル物質、乃至は分散材中に溶解した溶液であり、該支持材溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定する画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0013】
本発明は、小径マイクロカプセルの内包溶液、及び外周の支持材溶液の両方の構成を含むものであり、このように構成することによっても、超音波振動が付与された際、最大の共振振動を生じさせ、小径マイクロカプセルのカプセル壁を更に効率よく破壊することができる。
【0014】
上記課題は、請求項4に記載した発明によれば、所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の中空マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の中空マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の中空マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを収納する試料ステージと、該試料ステージ内の気圧を可変する気圧可変手段と、該気圧可変手段によって可変された気圧状態で前記中空マイクロカプセルの粒径を測定し、前記試料ステージの気圧の情報から中空マイクロカプセルの内部圧力を測定する測定手段とを有するマイクロカプセルの測定装置を提供することによって達成できる。
【0015】
本発明は、中空マイクロカプセルの内部気体圧力を測定する測定装置を提供するものであり、このように構成することにより、通常測定が困難であるカプセル壁の内部気圧を知ることができ、更にマイクロカプセルの弾性パラメータを知ることもできる。
【0016】
請求項5の記載は、請求項4に記載した発明について、前記中空マイクロカプセルの内部気圧に基づいて、該中空マイクロカプセルのカプセル壁の弾性パラメータを計算する構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態の画像形成装置の全体構成図である。尚、本実施形態の説明に使用する画像形成装置は、例えばピアtoピアでホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)に接続されたプリンタ装置であり、またLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されたプリンタ装置であってもよい。
【0018】
本例の画像形成装置は画像形成部11、給紙部12、用紙搬送部13、電源及び制御部14で構成されている。画像形成部11は感光体ドラム15、光書込ヘッド16、カプセルトナーホッパ17、超音波ラインヘッド18等で構成されている。
【0019】
給紙部12は、給紙カセット12a及び給紙コロ12bで構成され、給紙カセット12aに収納された記録紙Pは、給紙コロ12bの回転(1回転)に従って給紙カセット12aから搬出され、用紙搬送部13に送られる。用紙搬送部13は給紙カセット12aから搬出された記録紙Pをガイド板に沿って搬送し、後述する転写部20においてトナー画像が転写され、定着器21でトナー画像が記録紙Pに熱定着され、排紙ロール33によって用紙スタッカ22上に排出される。
【0020】
また、電源及び制御部14は上記画像形成部11等に電源を供給する電源部14a、及び上記光書込ヘッド16に供給する光書込データを生成し、超音波ラインヘッド18に供給する画像データを生成する制御部(制御回路)14bで構成されている。尚、制御部(制御回路)14bの具体的な回路構成については後述する。
【0021】
図2は上記画像形成部11の拡大図である。画像形成部11は上記のように、感光体ドラム15、光書込ヘッド16、カプセルトナーホッパ17、超音波ラインヘッド18を要部として構成されている。感光体ドラム15の近傍には、帯電ローラ24、前述の光書込ヘッド16、カプセルトナー現像ローラ25、転写ローラ26、クリーナ27が配設されている。
【0022】
光書込ヘッド16には前述の制御部(制御回路)14bから光書込みデータが供給され、感光体ドラム15の感光面に光書込みを行う。感光体ドラム15の感光面には予め帯電ローラ24によって一様な電荷が付与され、光書込ヘッド16からの光書込みによって静電潜像が形成される。この静電潜像はカプセルトナー現像ローラ25によって現像され、静電潜像に後述するカプセルトナーTを静電付着させ、転写ローラ26直上の位置に運ぶ。
【0023】
感光体ドラム15と転写ローラ26間には、中間転写ベルト28が位置し、中間転写ベルト28は感光体ドラム15と転写ローラ26間を挟持搬送される。感光体ドラム15に静電付着したカプセルトナーTは、転写ローラ26との間で作用する電界によって中間転写ベルト28側に吸着される。尚、中間転写ベルト28は矢印方向に回転移動し、中間転写ベルト28に吸着したカプセルトナーTは、中間転写ベルト28の移動に伴って超音波ラインヘッド18の直下に達する。
【0024】
超音波ラインヘッド18には制御部(制御回路)14bから画像データが供給され、超音波ラインヘッド18を収容する収容ローラ30と対抗ローラ31間を移動するカプセルトナーTに超音波照射を行う。この時、中間転写ベルト28に吸着したカプセルトナーTのカプセル壁が破壊され、内部の反応性物質によって発色反応が起こり、発色する。尚、35は中間転写ベルトクリーナであり、中間転写ベルト28に残留する残留トナーを除去する。
【0025】
上記のようにして発色した発色済みトナーは、転写部20において転写ローラ32により記録紙Pに転写される。また、記録紙Pに転写された発色済みトナーは前述のように定着器21において熱定着処理が施され、排紙ローラ33によって排紙スタッカ22上に排出される。
【0026】
上記構成において、図2に示すカプセルトナーホッパ17内にはカプセルトナーTが収納されている。また、カプセルトナーホッパ17内に回動可能に設置された攪拌部材34は、マイクロカプセルトナーT(以下、単にカプセルトナーTで示す)を攪拌し、摩擦帯電によってマイナス(−)の電荷をカプセルトナーTに付与する。また、このカプセルトナーホッパ17に収納されたカプセルトナーTは前述のカプセルトナー現像ローラ25によって静電潜像の現像に使用される。尚、カプセルトナー現像ローラ25による現像処理については図面を用いて後述する。
【0027】
図3は上記カプセルトナーTの構造を示す図である。同図に示すように、カプセルトナーTは大径マイクロカプセル40内にマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kを内包した構成であり、各小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kには小径カプセル壁43が形成されている。また、上記小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kは、大径マイクロカプセル40内に封入されたジェル状の支持材42中にランダムに分散している。尚、同図に示す47は発色した小径カプセルを示す。さらに、図4は上記小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの構造を説明する図である。小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kは、小径カプセル壁43で覆われ、発色剤44aを内包し、小径カプセル壁43の外側を顕色剤45aが覆っている。
【0028】
また、小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41K内には上記発色剤44aの他にオイル物質44bも内包され、後述する粘度の内包液体を構成している。一方、小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの外周(支持材42部分)においても、上記顕色剤45aと共に後述する粘度を付与する為のオイル物質45bが分散されている。このように小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの内側と外側にオイル物質44b、45bを含ませることによって、小径マイクロカプセルを振動させる際に一定の粘度を持たせ、前述の超音波振動を効率よく生成する構成である。
【0029】
一方、図5は前述の電源及び制御部14の回路ブロック図であり、特に制御部(制御回路)14bの回路構成を説明する図である。制御部(制御回路)14bはインターフェース(I/F)51、印字制御部52、CPU53、RAM54、ROM55で構成され、インターフェース(I/F)51にはRGB(R(赤)、G(緑)、B(青))入力56からビデオデータが供給され、CPU53には操作パネル57から操作信号が入力する。
【0030】
インターフェース(I/F)51は、例えばホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)から供給されるビデオデータ(RGB信号)をCMYK値に変換する多値化処理を行う。この場合、インターフェース(I/F)51は予めデバイスに対応する色変換テーブルを登録しており、この色変換テーブルを参照しながらRGB信号をCMYK値に変換する。CPU53はROM55に記憶するプログラムに基づいて処理を行い、操作パネル57から入力する操作信号に従って印刷処理を実行する。
【0031】
尚、RAM54はCPU53による制御処理の際、ワークエリアとして使用され、複数のレジスタで構成されている。
CPU53は上記インターフェース(I/F)51、及び印字制御部52内のプリンタコントローラに制御信号を送り、印刷データの作成処理を行う。また、印字制御部52はプリンタコントローラ58及び印字部59で構成されている。
【0032】
図6は上記印字制御部52の具体的な回路ブロック図を示す。同図において、プリンタコントローラ58は主走査/副走査制御回路60、論理和回路61、発振回路62、マゼンダ発色制御回路63M、シアン発色制御回路63C、イエロー発色制御回路63Y、ブラック発色制御回路63Kで構成されている。一方、印字部59は前述の光書込ヘッド16及び超音波ラインヘッド18で構成されている。
【0033】
前述のように、インターフェース(I/F)51によってCMYK値に変換された画像データは、更にインターフェース(I/F)51からマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画素データとして論理和回路61に出力される。ここで、論理和回路61はCMYKの論理和を計算し、光書込ヘッド16に出力する。
【0034】
すなわち、CMYKの全ての画素データを含む論理和のデータを光書込ヘッド16に出力し、前述の感光体ドラム15に光書込みを行う。したがって、前述の感光体ドラム15の周面にはCMYKの全ての画素データを含む論理和データに基づく静電潜像が形成される。尚、主走査/副走査制御回路60から論理和回路61に主走査制御信号、及び副走査制御信号が供給され、光書込ヘッド16に論理和データを供給する際、主走査方向制御及び副走査方向制御に使用される。
【0035】
また、CMYKの画素データは対応するマゼンダ発色制御回路63M〜ブラック発色制御回路63Kにも供給され、発振回路62から出力される発振信号fm、fc、fy、fkに同期して超音波ラインヘッド18に出力される。すなわち、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のそれぞれに対応する発色データが超音波ラインヘッド18に供給され、前述の中間転写ベルト28上に吸着するカプセルトナーTに対応する周波数(後述する共振周波数)の超音波が照射される。したがって、照射される超音波に共振する波動を受けたカプセルトナーT内の小径マイクロカプセルは破壊され、発色する。この場合、マゼンダ発色制御回路63Mから出力される発色信号の周波数fが異なる為、超音波を受けたカプセルトナーTは、対応する色の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの小径カプセル壁43のみが破壊される。このメカニズムは、小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの外殻径がそれぞれ異なり、破壊する共振周波数が小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kによって異なる為である。
【0036】
例えば、マゼンダ発色制御回路63Mから出力された発色信号fmはカプセルトナーT内の小径マイクロカプセル41Mの小径カプセル壁43のみを破壊し、マゼンダ(M)色の発色を行う。また、シアン発色制御回路63Cから出力された発色信号fcは小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43のみを破壊し、シアン(C)色の発色を行う。さらに、イエロー(Y)及びブラック(K)についても同様であり、イエロー発色制御回路63Y、ブラック発色制御回路63Kから出力される発色信号fy、fkは、小径カプセル41Y又は41Kの小径カプセル壁43のみを破壊し、イエロー(Y)、又はブラック(K)の発色を行う。
以上の構成において、以下に本例の処理動作を説明する。
【0037】
先ず、カプセルトナーホッパ17内にカプセルトナーTが収納された状態において、感光体ドラム15が回転し、前述の制御部(制御回路)14bから光書込み信号が光書込ヘッド16に供給されると、感光体ドラム15に対して前述の論理和データに基づく光書込みが行われる。感光体ドラム15の感光面には帯電ローラ24によって予め一様な電荷が付与され、光書込みが行われた感光面には静電潜像が形成されている。この静電潜像は前述のように論理和データに基づく、M、C、Y、K全ての画像データをオア加算したものであり、この静電潜像はカプセルトナー現像ローラ25によって現像される。
【0038】
図7はこの現像処理、及び以後の処理を模式的に示す図である。カプセルトナーホッパ17に収納されたカプセルトナーTは、前述の攪拌部材34によって攪拌され、前述のように摩擦帯電によりマイナス(−)の電荷が付与されている。また、カプセルトナー現像ローラ25には所定のバイアス電圧が印加され、カプセルトナーTはカプセルトナー現像ローラ25の周面に薄く静電付着している。この状態において、感光体ドラム15とカプセルトナー現像ローラ25は互いに摺擦し、カプセルトナー現像ローラ25に付着していたカプセルトナーTは静電潜像が形成されていた感光面に静電付着する。
【0039】
このようにして感光面に静電付着したカプセルトナーTは、感光体ドラム15の回転に従って転写部に運ばれ、転写ローラ26によって中間転写ベルト28に転写される。この場合、転写ローラ26に+(プラス)のバイアス電圧を印加することによって、マイナス(−)のカプセルトナーTは中間転写ベルト28に電界付着する。
【0040】
その後、中間転写ベルト28に付着したカプセルトナーTは超音波ラインヘッド18によって超音波放射を受け、選択的に発色する。図8(a)はこの発色部においてカプセルトナーTが超音波放射を受けている状態を示す。ここで、DはカプセルトナーTの層厚を示し、Sは超音波(収束超音波)を示し、dは超音波の収束解像度(例えば、1画素)を示す。
【0041】
前述のように、カプセルトナーTは大径カプセル40内にマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kが内包されており、共振周波数の超音波を受けた小径マイクロカプセルの小径カプセル壁43が破壊され、内部の発色剤44が顕色剤45と混じり反応して発色する。
【0042】
例えば、同図(b)は超音波ラインヘッド18から単一の共振周波数の超音波SがカプセルトナーTに照射されている状態を示し、この共振周波数で振動する小径マイクロカプセルのみを破壊し、発色する。また、同図(c)は超音波ラインヘッド18から2つの共振周波数の超音波S1、S2がカプセルトナーTに照射され、この共振周波数S1、又はS2で振動する小径カプセルを破壊して発色する。
【0043】
例えば、小径マイクロカプセル41Mの小径カプセル壁43のみが破壊すると、マゼンダ(M)色の発色を行う。また、小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43のみが破壊するとシアン(C)色の発色を行う。また、小径マイクロカプセル41Mの小径カプセル壁43と小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43が破壊すると、赤色の発色を行い、小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43と小径マイクロカプセル41Yの小径カプセル壁43が破壊すると、青色の発色を行う。
【0044】
次に、前述の小径カプセル壁43を破壊する為に使用する超音波について説明する。
前述のようにカプセルトナーTを発色させる際、小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41K内の小径カプセル壁43を破壊する。この場合、特定の共振周波数の超音波を照射し、小径カプセル壁43を伸張、膨張を複数回繰り返すことによって亀裂を生じさせ、最終的に破壊に導くものである。
【0045】
先ず、液体中の含気カプセルには以下の特徴がある。すなわち、含気カプセルを特定条件におくことによって、非常に大きな振動を起こす。今、含気カプセルの初期半径をRo、液体の密度をρ、平衡時の液体圧力をPo 、超音波による圧力をPa、カプセルのシェルパラメータをSp、カプセル内気圧をPw、更に液体の粘度をηとした時、そのカプセルの半径(Rt)の運動状態は、以下の式(1)、(2)で表現される。
【0046】
【数1】
Figure 2004347893
【0047】
上記式(1)、(2)、及び各種実験により、選択的に共振する周波数を3種、又は4種選択することによって本実施形態を実現する。
また、共振周波数は以下の式によって計算される。
Figure 2004347893
図9は気泡半径別振幅と周波数依存性を示す図であり、上記式(1)において、小径マイクロカプセル41M、41C、41Yのカプセル半径の変化率をカプセル毎に異ならせた時の共振周波数を表したものである。例えば、マゼンダ(M)の小径マイクロカプセル41Mの初期半径をRyとし、シアン(C)の初期半径をRcとし、イエロー(Y)の小径マイクロカプセル41Yの初期半径をRyとした時、それぞれのカプセルの周波数依存性を示す。尚、同図の縦軸はカプセルの振幅(△R/Ro)を示す。
【0048】
上記設定による実験を多数回繰り返すことによって、最大振幅が50%以上膨張すると小径カプセル壁43に亀裂が生じることが確認された。したがって、同図に示すように、膨張率が60%を超える周波数(共振周波数)を持つ超音波を照射することによって小径カプセル壁43を破壊し、発色剤44と顕色剤45を混合反応させて、発色させることができる。
【0049】
尚、図9では小径マイクロカプセル41Mに照射する共振周波数を41f−mで示し、小径マイクロカプセル41Cに照射する共振周波数を41f−cで示し、小径マイクロカプセル41Yに照射する共振周波数を41f−yで示す。
一方、図10は小径マイクロカプセル41M、41C、41Yに、更にブラック(K)の小径マイクロカプセル41Kを含む場合の特性を示す。この場合、同図から分かるように、上記3種の共振周波数と異なる共振周波数41f−kの設定を行い、ブラック(K)を加えた4種の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kを選択的に破壊することができる。
【0050】
また、図11は上記超音波照射によって小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kが振動する状態を示す図であり、横軸は時間軸を示す。入力した超音波は前述の式(1)に示すように、振動する粗密波として小径カプセル壁43に出力され、その周期に対応して小径カプセル壁43の外径が変動する。
【0051】
同図に示すように、入力する超音波の影響は順次大きくなり、第1波より直ちに最大振幅になるのではなく、数波の入力によって最大振幅に達する。したがって、最適かつ効果的な振動を得る為、各小径カプセル壁43には少なくとも数波が必要であり、多くの実験から4〜6波の照射によって最大振幅に達することが分かった。そこで、本実施形態では各小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kに対する超音波照射は少なくとも上記波数分供給される。
【0052】
さらに、図11からも分かるように、共振周波数Rt−1の場合と、非共振周波数Rt−2では振動レベルが極端に異なる。したがって、各小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kに対応する共振周波数を照射することによる、他の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kに与える影響は極めて小さく、ターゲットとなる小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kに短時間共振周波数を与えることによって、選択的に効率よくターゲットとなる小径カプセルを破壊することができる。
【0053】
尚、図12は超音波照射の為の出力パルスを示す図であり、上記説明の如く単発の出力ではなく、効果的に小径カプセル壁43を破壊する為、例えば画素単位当たり数波(同図の例では4波)の超音波照射を行う。
次に、上記計算式に基づいて、更に種々の実験から超音波の共振周波数条件を検討し、より選択的な材料構成、発色プロセスを実現する。
【0054】
図13は上記式(4)を使用して、小径カプセル壁43を破壊する際の他の条件を示すものである。本例ではカプセル半径(Ro)の他、シェルパラメータ(Sp)の条件を加えた。また、同図に示す具体的な数値から、同図の最下欄に示す最大振幅周波数fを得ることができる。例えば、マゼンダ(M)の小径カプセル41Mの場合、小径マイクロカプセル41Mのカプセル半径(Ro)を1.0μmとし、小径カプセル壁43の弾性パラメータ(シェルパラメータ(Sp))を0.5とした場合、振動の変化は図14の特性41f−mとなり、この場合の最大振幅周波数fは7.0MHzとなる。
【0055】
同様に、シアン(C)の小径カプセル41Cの場合、小径カプセル41Cのカプセル半径(Ro)を1.0μmとし、小径カプセル壁43の弾性パラメータ(シェルパラメータ(Sp))を2とした場合、振動の変化は図14の特性41f−cとなり、この場合の最大振幅周波数fは11.0MHzとなる。
【0056】
尚、イエロー(Y)の小径カプセル41Yについても同様であり、図13に示す条件に基づいて、最大共振周波数(4.0MHz)を得ることができる。尚、図15はこの場合の特性(シェルパラメータの依存性)を示す。
一方、図16は、更にブラック(K)を加えた場合の例であり、図17の周波数特性となる。また、カプセルのシェルパラメータ(Sp)を条件に加えた場合も、図18から分かるように、共振周波数Rt−1の場合と、非共振周波数Rt−2では振動レベルが極端に異なり、他の小径マイクロカプセルに影響を与えることなく、選択的に効率よくターゲットとなる小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kを破壊することができる。
【0057】
また、図19に示すように、本例においても単発の出力ではなく、効果的に小径カプセル壁43を破壊する為、画素単位当たり数波(同図の例では4波)の超音波照射を行う。
次に、小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの内包液体の粘度、及び外周に位置する支持材の粘度がカプセル壁の破壊にどの様な影響を与えるか検討する。
【0058】
図20は周波数を可変して前述の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kに超音波振動を付与した場合のカプセル振動の特性を示す。具体的には、各種周波数に対するカプセル壁の膨張率(Rmax(膨張時の小径マイクロカプセルの粒径)/Ro(小径マイクロカプセルの粒径)を示し、粘度を異ならせた場合の膨張率を示す。尚、同図において、内外粘度1、10、20、30、40、50(cp(センチポアズ))は、小径マイクロカプセルの内包液体の粘度、及び外周の支持材の粘度を示す。尚、同図に示すAの特性は、150KPa(キロパスカル)の音圧を与えた場合であり、Bの特性は、50KPa(キロパスカル)の音圧を与えた場合である。
【0059】
同図から、何れの場合もピークを呈するのは、粘度が1〜40(cp)の場合であり、100KHz近傍に最大膨張率が発生する。これは、上記(4)式で示す共振周波数近辺であり、この共振周波数を最大限利用してカプセル壁の破壊を行うことが最も効果的である。
【0060】
したがって、本例においては粘度が1〜40(cp)の設定を行う。特に、好ましくは1〜20(cp)の粘度設定を行う。具体的には、小径マイクロカプセルの内部に使用する内包液体の粘度を上記設定値にする。この為、前述のオイル物質44bの選択を行う。また、発色剤44aとオイル物質44bの比率の調整等も行う。一方、小径マイクロカプセルの外周に使用する支持材の粘度を上記設定値にする。この為、オイル物質45bの選択を行う。
【0061】
以上のように構成することにより、小径マイクロカプセルのカプセル壁に超音波振動を与え、カプセル壁を効率よく破壊することができる。
尚、上記実施形態の説明では、小径マイクロカプセルの内包液体のオイル物質44bを含めたが、適切な分散材を含める構成としてもよい。また、小径マイクロカプセルの外側の支持材についても、適切な分散材を含める構成としてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0062】
本例は、従来困難であった中空マイクロカプセルの内部気体圧力を測定する測定装置を提供するものである。以下、具体的に説明する。
一般的に、カプセル壁の運動に対して、壁面に作用する単位面積当たりの力Pは以下の計算式で表すことができる。
【0063】
【数2】
Figure 2004347893
【0064】
また、カプセル壁が静止状態の場合(粒径に時間的変化がない場合)、粒径を表すRの時間積分項は0となり、カプセル壁に作用する力も平衡し(0となり)、上記(6)式は以下のようになる。
【0065】
【数3】
Figure 2004347893
【0066】
また、充分な時間をかけて減圧、及び昇圧を行うと、周囲媒質との摩擦も無くなり次式を得る。
【0067】
【数4】
Figure 2004347893
【0068】
さらに、空気中か否かによって表面張力σも0となる。尚、何らかの値を持っていても実質的には変わらない。このことを踏まえて上記式を簡略化すると、以下の式を得る。
【0069】
【数5】
Figure 2004347893
【0070】
小径カプセル壁43の弾性パラメータ(シェルパラメータ(Sp))が一定となる領域で圧力変化に対する粒径変化量を複数組取ることにより、弾性パラメータ(シェルパラメータ(Sp))を除いた関係式を得ることができる。周囲圧力Pαに対する粒径をαRoとし、周囲圧力Pβに対する粒径をβRoとすると、次式が成り立つ。
【0071】
【数6】
Figure 2004347893
【0072】
上記式から未知数はPgoのみとなり、内部気圧Pgoを求めることができる。
【0073】
【数7】
Figure 2004347893
【0074】
このように、上記内部気圧Pgoが求まると、この内部気圧Pgoを上記(9)式に代入し、カプセル壁の弾性パラメータ(シェルパラメータ(Sp))を求めることができる。
したがって、本例では上記計算式によって実証された内部気圧Pgoを測定装置によって求める構成である。
【0075】
図21は本例の測定装置の構成を示す。同図に示すように、測定装置70は、顕微鏡71、測定対象となるカプセルトナーが収納された試料を試料ステージ72に収納し、ポンプ73によって減圧及び加圧を行い、内部気圧を設定する。この内部気圧は、カプセルトナーの周囲環境であり、圧力計74を確認することによって知ることができる。
【0076】
上記測定装置70を使用し、得られた内部気圧のデータを使って小径マイクロカプセルの周囲の圧力変化に対する粒径を測定する。例えば、上記顕微鏡71の接眼レンズ71aに目をやり、実際に減圧前の粒径と減圧後の粒径を計測し、減圧に対する粒径の膨張率を測定する。また、実際に加圧前の粒径と加圧後の粒径を計測し、加圧に対する粒径の収縮率を測定する。
【0077】
上記のように処理することによって、通常測定が困難であるカプセル壁の内部気圧Pgoを知ることができる。また、上記結果を前述の(4)式に代入し、更に弾性パラメータ(シェルパラメータ(Sp))を知ることもできる。
尚、本発明は上記測定装置に限る訳ではなく、顕微鏡71や試料ステージ72、ポンプ73の配設構成も自由に設定可能である。
【0078】
また、圧力媒質に水、又は顕色剤を分散させたオイル等を使用し、場合によっては界面活性剤を使用することによって、更にカプセル壁と液体の境界面における表面張力を測定することができる。上記実施形態から空気の場合の小径カプセル壁の弾性パラメータ(Sp)と内部気圧Pgoが分かっており、これらのデータは周囲媒質が何であろうと変わらない。これに対し、圧力媒質を液体とした場合、周囲圧力Poと粒径εRoを(3)式に代入すれば、表面張力係数σを求める式が得られる。
【0079】
【数8】
Figure 2004347893
【0080】
マイクロカプセルを液中で取り扱う場合、カプセル壁と液体の界面の表面張力が気泡振動に及ぼす影響を知ることは困難である。しかし、上記場合、空気とターゲットになる圧力媒質の両方を測定することによってカプセル壁界面でのターゲット液体の表面の表面張力を知ることができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればマイクロカプセルに効率のよい超音波振動を生じさせる為の材料成分の特定を行い、更に中空マイクロカプセルの内部圧力の測定を可能とする測定装置を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカラー画像形成装置の全体構成図である。
【図2】画像形成部の拡大図である。
【図3】カプセルトナーの構造を示す図である。
【図4】小径カプセルの構造を説明する図である。
【図5】電源及び制御部の回路ブロック図であり、特に制御部(制御回路)の回路構成を説明する図である。
【図6】印字制御部の具体的な回路ブロック図を示す。
【図7】現像処理、及び以後の処理を模式的に示す図である。
【図8】(a)は発色部においてカプセルトナーTが超音波照射を受けている状態を示す図であり、(b)は超音波ラインヘッドから単一の共振周波数の超音波SがカプセルトナーTに放射されている状態を示す図であり、(c)は超音波ラインヘッドから2つの共振周波数の超音波S1、S2がカプセルトナーTに照射される状態を示す図である。
【図9】気泡半径別振幅と周波数依存性を示す図である。
【図10】小径カプセルに、更にブラック(K)の小径カプセルを含む場合の特性を示す図である。
【図11】超音波照射を受けた場合の波形図である。
【図12】超音波照射の為の出力パルスを示す図である。
【図13】最大振幅の共振周波数の条件を設定する図である。
【図14】周波数特性を示し、シェルパラメータ(Sp)の依存性を示す図である。
【図15】周波数特性を示し、シェルパラメータ(Sp)の依存性を示す図である。
【図16】最大振幅の共振周波数の条件を設定する図である。
【図17】周波数特性を示し、シェルパラメータ(Sp)の依存性を示す図である。
【図18】最大振幅の共振周波数の条件を設定する図である。
【図19】超音波照射の為の出力パルスを示す図である。
【図20】周波数に対する小径マイクロカプセルの振動特性を示す図である。
【図21】測定装置の構成図であり、測定装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
11 画像形成部
12 給紙部
12a 給紙カセット
12b 給紙コロ
13 用紙搬送部
14 電源及び制御部
15 感光体ドラム
16 光書込ヘッド
17 カプセルトナーホッパ
18 超音波ラインヘッド
21 定着器
24 帯電ローラ
25 カプセルトナー現像ローラ
26 転写ローラ
27 クリーナ
28 中間転写ベルト
29 駆動ローラ
30 収容ローラ
31 対抗ローラ
33 排紙ローラ
34 攪拌部材
40 大径カプセル
41M、41C、41Y、41K 小径カプセル
42 小径カプセル
43 小径カプセル壁
44 発色剤
45 顕色剤
51 インターフェース(I/F)
52 印字制御部
53 CPU
54 RAM
55 ROM
56 入力
58 プリンタコントローラ
59 印字部
60 主走査/副走査制御回路
61 論理和回路
62 発振回路
63M マゼンダ発色制御回路
63C シアン発色制御回路
63Y イエロー発色制御回路
63K ブラック発色制御回路
70 測定装置
71 顕微鏡
72 試料ステージ
73 ポンプ
74 圧力計

Claims (5)

  1. 所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを用いる画像形成装置であって、
    前記小径マイクロカプセル内側に内包される発色反応をおこす反応物質は発色剤とオイル物質、乃至は分散剤との溶液であり、該内包溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを用いる画像形成装置であって、
    前記小径マイクロカプセルを分散内包する支持材は前記発色反応をおこす反応物質の他方となる顕色剤をオイル物質、乃至は分散材中に溶解した溶液であり、該支持材溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の小径マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを用いる画像形成装置であって、
    前記小径マイクロカプセル内側に内包される発色反応をおこす反応物質は発色剤とオイル物質、乃至は分散剤との溶液であり、該内包溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定し、
    前記小径マイクロカプセルを分散内包する支持材は前記発色反応をおこす反応物質の他方となる顕色剤をオイル物質、乃至は分散材中に溶解した溶液であり、該支持材溶液の粘度を1〜40センチポアズ、望ましくは1〜20センチポアズに設定する画像形成装置。
  4. 所定の刺激によって破壊可能なカプセル壁で囲繞された複数種の中空マイクロカプセルを支持材中に分散内包する大径マイクロカプセルから成り、互いに混合されて発色反応を起こす反応性物質の一方を前記各々の小径マイクロカプセル壁内側に分散し、前記反応性物質の他方を前記各々の小径マイクロカプセル壁外側に分散したマイクロカプセルトナーを収納する試料ステージと、
    該試料ステージ内の気圧を可変する気圧可変手段と、
    該気圧可変手段によって可変された気圧状態で前記中空マイクロカプセルの粒径を測定し、該測定結果と前記試料ステージの気圧情報から前記中空マイクロカプセルの内部気圧を測定する測定手段と、
    を有することを特徴とする測定装置。
  5. 前記中空マイクロカプセルの内部気圧に基づいて、該中空マイクロカプセルのカプセル壁の弾性パラメータを計算することを特徴とする請求項4記載の測定装置。
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