JP2004202763A - 印刷装置 - Google Patents

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吉幸 松岡
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Abstract

【課題】本発明は超音波により破壊可能なマイクロカプセルを用いた印刷装置に関し、特に解像度の改善を図る印刷装置に関する。
【解決手段】本発明はライン状に配設された超音波素子を駆動する際、画素間隔dに対して1/nの間隔で、直上の焦点位置に複数の超音波素子から出力された超音波を照射し、当該位置にある例えばマイクロカプセルを破壊して発色し、所望の色の印刷を行う印刷装置であり、このような印刷装置において、例えば1/n波長の位相差で各超音波素子を駆動することによって、高解像度の印字処理を行うことができ、印刷品質を向上することができる。
【選択図】 図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波により破壊可能なマイクロカプセルを用いた印刷装置に関し、特に解像度の改善を図る印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラープリントと言えば銀塩写真が挙げられるほど、その技術は長い間主流であった。しかし、今日パーソナルコンピュータを中心としたコンピュータの普及に伴って、周辺機器としてのプリンタ装置も普及し、各種方式のカラープリンタが提案されている。特に、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式の各方式のプリンタ装置は、著しい進歩を遂げ、解像度の点でも銀塩写真に匹敵し、これにとって代わる勢いである。
【0003】
例えば、インクジェット方式の記録装置として、特許文献1がある。この特許文献1は複数の圧電素子を所定間隔で配列して圧電素子アレイを構成し、液体インクの液面上に集束し、かつ液面に沿って移動する超音波ビームを放射し、この超音波ビームの圧力により液体インクの液面からインク滴を吐出させて飛翔させることにより画像を記録する記録装置である。ここで、超音波ビームの中心位置が上記圧電素子の中心位置となるように同時駆動する時、圧電素子アレイのうち偶数個からなる圧電素子群駆動モードと、奇数個からなる圧電素子群駆動モードを有することにより、圧電アレイ素子群の2倍の解像度で動作させる。
【0004】
【特許公報1】特開平8−238764号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方式では、以下の問題がある。すなわち、従来の圧電素子アレイによる超音波の集束方法ではターゲットとなる焦点位置以外に高いレベルの超音波の集束位置が発生し、解像度が2倍以上になると所謂超音波のS/N比が悪化する。
【0006】
そこで、本発明は超音波素子等の圧電素子を使用し、S/N比を悪化させることなく、4倍以上の高解像度の印刷装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1に記載した発明によれば、複数の圧電素子がライン状に配設されたラインヘッドを有する印刷装置において、隣り合う前記圧電素子の素子間隔の1/nの位置の直上に、前記圧電素子から出力される振動を集束させる前記複数の圧電素子の位相差を演算する演算手段と、該演算手段による演算結果に基づいて前記圧電素子を駆動する駆動手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
【0008】
ここで、上記演算手段は、ライン状に配設された圧電素子の素子間隔の1/nの位置の直上に、複数の圧電素子から出力された振動が集束するように、圧電素子に供給する駆動信号の出力タイミングを演算するものであり、各圧電素子の位相差として演算する。
【0009】
駆動手段は、上記演算結果に基づいて圧電素子を順次駆動し、圧電素子の素子間隔の1/nの位置の直上に複数の圧電素子から出力された振動を集束させ、例えばこの位置にあるマイクロカプセルを破壊して発色させる。このように構成することにより、高解像度の印刷装置を得ることができる。
【0010】
請求項2の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記圧電素子は超音波素子である。
このように構成することにより、例えば発色剤と顕色剤が内蔵されたマイクロカプセルを破壊して高解像度の印刷を行うことができ、更に上記構成のマイクロカプセルがコーティングされた記録媒体に上記超音波を照射して発色させることもできる。
【0011】
請求項3の記載は、前記請求項1、又は2の記載において、前記圧電素子の素子間隔の1/nは、例えば1/4である。
また、請求項4の記載は、前記請求項1、2、又は3の記載において、前記演算結果は記憶手段に記憶され、前記駆動手段は前記記憶手段に記憶された演算結果を読み出し、印字処理を行う構成である。
【0012】
ここで、上記記憶手段は、例えば上記演算結果を記録したテーブルであり、このテーブルから前述の演算結果を読み出して記憶手段を駆動する。
このように構成することにより、より容易に本発明の実施を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態の印刷装置の全体構成図である。尚、本実施形態の説明に使用する印刷装置(カラーの印刷装置)は、例えばピアtoピアでホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)に接続されたプリンタ装置であり、またLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されたプリンタ装置であってもよい。
【0014】
同図に示すように本例の印刷装置は、画像形成部11、給紙部12、用紙搬送部13、電源及び制御部14で構成されている。画像形成部11は感光体ドラム15、光書込ヘッド16、カプセルトナーホッパ17、超音波ラインヘッド18等で構成されている。
【0015】
給紙部12は、給紙カセット12a及び給紙コロ12bで構成され、給紙カセット12aに収納された記録紙Pは、給紙コロ12bの回転(1回転)に従って給紙カセット12aから搬出され、用紙搬送部13に送られる。用紙搬送部13は給紙カセット12aから搬出された記録紙Pをガイド板に沿って搬送し、後述する転写部20においてトナー画像が転写され、定着器21でトナー画像が記録紙Pに熱定着され、排紙ロール33によって用紙スタッカ22上に排出される。
【0016】
また、電源及び制御部14は上記画像形成部11等に電源を供給する電源部14a、及び上記光書込ヘッド16に供給する光書込データを生成し、超音波ラインヘッド18に供給する画像データを生成する制御部(制御回路)14bで構成されている。尚、制御部(制御回路)14bの具体的な回路構成については後述する。
【0017】
図2は上記画像形成部11の拡大図である。画像形成部11は上記のように、感光体ドラム15、光書込ヘッド16、カプセルトナーホッパ17、超音波ラインヘッド18を要部として構成されている。感光体ドラム15の近傍には、帯電ローラ24、前述の光書込ヘッド16、カプセルトナー現像ローラ25、転写ローラ26、クリーナ27が配設されている。
【0018】
光書込ヘッド16には前述の制御部(制御回路)14bから光書込みデータが供給され、感光体ドラム15の感光面に光書込みを行う。感光体ドラム15の感光面には予め帯電ローラ24によって一様な電荷が付与され、光書込ヘッド16からの光書込みによって静電潜像が形成される。この静電潜像はカプセルトナー現像ローラ25によって現像され、静電潜像に後述するカプセルトナーTを静電付着させ、転写ローラ26直上の位置に運ぶ。
【0019】
感光体ドラム15と転写ローラ26間には、中間転写ベルト28が位置し、中間転写ベルト28は感光体ドラム15と転写ローラ26間を挟持搬送される。感光体ドラム15に静電付着したカプセルトナーTは、転写ローラ26との間で作用する電界によって中間転写ベルト28側に吸着される。尚、中間転写ベルト28は矢印方向に回転移動し、中間転写ベルト28に吸着したカプセルトナーTは、中間転写ベルト28の移動に伴って超音波ラインヘッド18の直下に達する。
【0020】
超音波ラインヘッド18には制御部(制御回路)14bから画像データが供給され、超音波ラインヘッド18を収容する収容ローラ30と対抗ローラ31間を移動するカプセルトナーTに超音波照射を行う。この時、中間転写ベルト28に吸着したカプセルトナーTのカプセル壁が破壊され、内部の反応性物質によって発色反応が起こり、発色する。尚、35は中間転写ベルトクリーナであり、中間転写ベルト28に残留するトナーを除去する。
【0021】
上記のようにして発色した発色済みトナーは、転写部20において転写ローラ32により記録紙Pに転写される。また、記録紙Pに転写された発色済みトナーは前述のように定着器21において熱定着処理が施され、排紙ローラ33によって排紙スタッカ22上に排出される。
【0022】
上記構成において、図2に示すカプセルトナーホッパ17内にはカプセルトナーTが収納されている。また、カプセルトナーホッパ17内に回動可能に設置された攪拌部材34は、マイクロカプセルトナーT(以下、単にカプセルトナーTで示す)を攪拌し、摩擦帯電によってマイナス(−)の電荷をカプセルトナーTに付与する。また、このカプセルトナーホッパ17に収納されたカプセルトナーTは前述のカプセルトナー現像ローラ25によって静電潜像の現像に使用される。
【0023】
図3は上記カプセルトナーTの構造を示す図である。同図に示すように、カプセルトナーTは大径マイクロカプセル40内にマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kを内包した構成であり、各小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kには小径カプセル壁43が形成されている。また、上記小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kは、大径マイクロカプセル40内に封入されたジェル状の保持層42中にランダムに分散している。尚、同図に示す47は発色した小径カプセルを示す。
【0024】
さらに、図4は上記小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの構造を説明する図である。小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kは、小径カプセル壁43で覆われ、発色剤44を内包し、小径カプセル壁43の外側を顕色剤45が覆っている。
【0025】
一方、図5は前述の電源及び制御部14の回路ブロック図であり、特に制御部(制御回路)14bの回路構成を説明する図である。制御部(制御回路)14bはインターフェース(I/F)51、印字制御部52、CPU53、RAM54、ROM55で構成され、インターフェース(I/F)51にはRGB(R(赤)、G(緑)、B(青))入力56からビデオデータが供給され、CPU53には操作パネル57から操作信号が入力する。
【0026】
インターフェース(I/F)51は、例えばホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)から供給されるビデオデータ(RGB信号)をCMYK値に変換する多値化処理を行う。この場合、インターフェース(I/F)51は予めデバイスに対応する色変換テーブルを登録しており、この色変換テーブルを参照しながらRGB信号をCMYK値に変換する。CPU53はROM55に記憶するプログラムに基づいて処理を行い、操作パネル57から入力する操作信号に従って印刷処理を実行する。
【0027】
尚、RAM54はCPU53による制御処理の際、ワークエリアとして使用され、複数のレジスタで構成されている。
CPU53は上記インターフェース(I/F)51、及び印字制御部52内のプリンタコントローラに制御信号を送り、印刷データの作成処理を行う。また、印字制御部52はプリンタコントローラ58及び印字部59で構成されている。
【0028】
図6は上記印字制御部52の具体的な回路ブロック図を示す。同図において、プリンタコントローラ58は主走査/副走査制御回路60、論理和回路61、発振回路62、マゼンダ発色制御回路63M、シアン発色制御回路63C、イエロー発色制御回路63Y、ブラック発色制御回路63Kで構成されている。一方、印字部59は前述の光書込ヘッド16及び超音波ラインヘッド18で構成されている。
【0029】
前述のように、インターフェース(I/F)51によってCMYK値に変換された画像データは、更にインターフェース(I/F)51からマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画素データとして論理和回路61に出力される。ここで、論理和回路61はCMYKの論理和を計算し、光書込ヘッド16に出力する。
【0030】
すなわち、CMYKの全ての画素データを含む論理和のデータを光書込ヘッド16に出力し、前述の感光体ドラム15に光書込みを行う。したがって、前述の感光体ドラム15の周面にはCMYKの全ての画素データを含む論理和データに基づく静電潜像が形成される。尚、主走査/副走査制御回路60から論理和回路61に主走査制御信号、及び副走査制御信号が供給され、光書込ヘッド16に論理和データを供給する際、主走査方向制御及び副走査方向制御に使用される。
【0031】
また、CMYKの画素データは対応するマゼンダ発色制御回路63M〜ブラック発色制御回路63Kにも供給され、発振回路62から出力される発振信号fm、fc、fy、fkに同期して超音波ラインヘッド18に出力される。すなわち、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のそれぞれに対応する発色データが超音波ラインヘッド18に供給され、前述の中間転写ベルト28上に吸着するカプセルトナーTに対応する周波数(後述する共振周波数)の超音波が照射される。したがって、照射される超音波に共振する波動を受けたカプセルトナーT内の小径マイクロカプセルは破壊され、発色する。この場合、マゼンダ発色制御回路63Mから出力される発色信号の周波数fが異なる為、超音波を受けたカプセルトナーTは、対応する色の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの小径カプセル壁43のみが破壊される。このメカニズムは、小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの外殻径がそれぞれ異なり、破壊する共振周波数が小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kによって異なる為である。
【0032】
例えば、マゼンダ発色制御回路63Mから出力された発色信号fmはカプセルトナーT内の小径マイクロカプセル41Mの小径カプセル壁43のみを破壊し、マゼンダ(M)色の発色を行う。また、シアン発色制御回路63Cから出力された発色信号fcは小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43のみを破壊し、シアン(C)色の発色を行う。さらに、イエロー(Y)及びブラック(K)についても同様であり、イエロー発色制御回路63Y、ブラック発色制御回路63Kから出力される発色信号fy、fkは、小径カプセル41Y又は41Kの小径カプセル壁43のみを破壊し、イエロー(Y)、又はブラック(K)の発色を行う。
【0033】
以上の構成において、先ず基本的な印刷処理動作を説明する。
先ず、カプセルトナーホッパ17内にカプセルトナーTが収納された状態において、感光体ドラム15が回転し、前述の制御部(制御回路)14bから光書込み信号が光書込ヘッド16に供給されると、感光体ドラム15に対して前述の論理和データに基づく光書込みが行われる。感光体ドラム15の感光面には帯電ローラ24によって予め一様な電荷が付与され、光書込みが行われた感光面には静電潜像が形成されている。この静電潜像は前述のように論理和データに基づく、M、C、Y、K全ての画像データをオア加算したものであり、この静電潜像はカプセルトナー現像ローラ25によって現像される。
【0034】
図7はこの現像処理、及び以後の処理を模式的に示す図である。カプセルトナーホッパ17に収納されたカプセルトナーTは、前述の攪拌部材34によって攪拌され、前述のように摩擦帯電によりマイナス(−)の電荷が付与されている。また、カプセルトナー現像ローラ25には所定のバイアス電圧が印加され、カプセルトナーTはカプセルトナー現像ローラ25の周面に薄く静電付着している。この状態において、感光体ドラム15とカプセルトナー現像ローラ25は互いに摺擦し、カプセルトナー現像ローラ25に付着していたカプセルトナーTは静電潜像が形成されていた感光面に静電付着する。
【0035】
このようにして感光面に静電付着したカプセルトナーTは、感光体ドラム15の回転に従って転写部に運ばれ、転写ローラ26によって中間転写ベルト28に転写される。この場合、転写ローラ26に+(プラス)のバイアス電圧を印加することによって、マイナス(−)のカプセルトナーTは中間転写ベルト28に電界付着する。
【0036】
その後、中間転写ベルト28に付着したカプセルトナーTは超音波ラインヘッド18によって超音波放射を受け、選択的に発色する。図8(a)はこの発色部においてカプセルトナーTが超音波放射を受けている状態を示す。ここで、DはカプセルトナーTの層厚を示し、Sは超音波(収束超音波)を示し、dは超音波の収束解像度(例えば、1画素)を示す。
【0037】
前述のように、カプセルトナーTは大径カプセル40内にマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kが内包されており、共振周波数の超音波を受けた小径マイクロカプセルの小径カプセル壁43が破壊され、内部の発色剤44が顕色剤45と混じり反応して発色する。
【0038】
例えば、同図(b)は超音波ラインヘッド18から単一の共振周波数の超音波SがカプセルトナーTに照射されている状態を示し、この共振周波数で振動する小径マイクロカプセルのみを破壊し、発色する。また、同図(c)は超音波ラインヘッド18から2つの共振周波数の超音波S1、S2がカプセルトナーTに照射され、この共振周波数S1、又はS2で振動する小径カプセルを破壊して発色する。
【0039】
例えば、小径マイクロカプセル41Mの小径カプセル壁43のみが破壊すると、マゼンダ(M)色の発色を行う。また、小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43のみが破壊するとシアン(C)色の発色を行う。また、小径マイクロカプセル41Mの小径カプセル壁43と小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43が破壊すると、赤色の発色を行い、小径マイクロカプセル41Cの小径カプセル壁43と小径マイクロカプセル41Yの小径カプセル壁43が破壊すると、青色の発色を行う。
【0040】
尚、図9は超音波ラインヘッド18によって超音波発振が行われる際のタイムチャートを示す。先ず、前述の主走査/副走査制御回路60から主走査同期信号が出力されると(図9に示す▲1▼のタイミング)、最初のストローブ信号(図9に示す(1))が供給され、この時超音波ラインヘッド18に供給されている画像データ(1)に従った超音波出力が行われる。最初は階調1のマゼンダ(M)の画像データに従った超音波出力が行われる(同図に示す▲2▼のタイミング)。次に、同様にして、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)についても階調1の画像データに従った超音波出力が行われる(同図に示す▲3▼〜▲5▼のタイミング)。
【0041】
次に、階調2の画像データに従った超音波出力が行われ、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画像データに従った超音波放射が前述のカプセルトナーTに対して行われる(同図に示す▲6▼〜▲9▼のタイミング)。以下、同様にして階調3、階調4についても、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画像データに従った超音波出力がカプセルトナーTに対して行われる。
【0042】
このようにして超音波ラインヘッド18からの超音波放射を受け、印刷データに従って発色したカプセルトナーTは記録紙Pに吸着されながら前述の転写部20(転写ローラ32)の位置まで移動し、記録紙Pに転写される。
その後、発色済みトナーは前述のように定着器21に送られ、熱定着処理が行われる。尚、定着器21は熱ロール21aと圧接ロール21bで構成され、記録紙Pが定着器21を挟持搬送される間、熱と圧力で発色済みトナーを溶融し、記録紙Pに熱定着する。
【0043】
以上のように、本実施形態によれば大径マイクロカプセル40内にマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4種類の小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kが内包されたカプセルトナーTを現像剤として使用し、印刷データに基づいて超音波ラインヘッド18から超音波を照射し、選択的に小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kの小径カプセル壁43を破壊し、内部の発色剤44と顕色剤45を反応させて発色し、記録紙Pにカラー画像を印刷することができる。
【0044】
また、超音波ラインヘッド18を中間転写ベルト28を挟んでカプセルトナーTの付着面に対して反対面側に設置したが、図10に示すように超音波ラインヘッド18をカプセルトナーTの付着面側に配置する構成としてもよい。図11は超音波ラインヘッド18をカプセルトナーTの付着面側に設置した場合の超音波Sの放射状態を示す。尚、前述と同様、DはカプセルトナーTの層厚を示し、Sは超音波(収束超音波)を示し、dは超音波の収束解像度を示す。この場合、中間転写ベルト28を介在することなく、カプセルトナーTは直接超音波照射を受けるのでより効率よく小径マイクロカプセルを破壊することができる。
【0045】
また、中間転写ベルト28に発色前のカプセルトナーTを転写したが、図12に示すように超音波ラインヘッド18を感光体ドラム15の感光面近傍に設け、カプセルトナーTが感光面に静電付着する状態で超音波照射を行うように構成してもよい。この場合、超音波ラインヘッド18と感光面上に付着したカプセルトナーTのトナー層が密着するように構成する。このように構成することにより、音響インピーダンスが通気層によって悪影響を受けることを防止できる。
【0046】
尚、この場合、感光面上で小径マイクロカプセル41M、41C、41Y、41Kは破壊され発色し、発色済みトナーが転写ロール26によって中間転写ベルト28に転写されることになる。
また、図13に示すように感光体ドラム15の内周に接する位置に超音波ラインヘッド18を設ける構成としてもよい。この場合も、カプセルトナーTが感光面に付着する状態で、感光体ドラム15の内側から超音波放射を行い、カプセルトナーTを発色させる。このように構成することにより、音響インピーダンスが空気層によって悪影響を受けることがない。
【0047】
さらに、上記実施形態の説明では中間転写ベルト28を使用したが、直接記録紙Pに発色前のカプセルトナーT、又は発色後のカプセルトナーTを転写するように構成してもよい。図14はこの場合の例を示す図であり、発色後の発色済みトナーを記録紙Pに転写する構成である。この場合、超音波ラインヘッド18を感光体ドラム15の感光面近傍に設け、カプセルトナーTが感光面に静電付着する状態で発色を行い、その発色済みトナーを転写ロール26によって直接記録紙Pに転写する。
【0048】
このように構成することにより、中間転写ベルト28の配設を省略することができる。また、この場合も超音波ラインヘッド18を感光体ドラム15の内壁に接して配設し、超音波照射を行う構成としてもよい。
以上のように、超音波による音圧を付与して圧力をマイクロカプセルトナーに与え、発色を行う画像形成装置において、以下に超音波ラインヘッド18の構成を説明する。
【0049】
図15はその外観構成を示す。尚、同図に示す超音波ラインヘッド18の長手方向が主走査方向であり、短手方向が副走査方向であり、主走査方向に後述する超音波素子が形成されている。以下、具体的に説明する。
先ず、図16(a)は超音波ラインヘッド18の上面図であり、同図(b)は後述する個別印加電極の上面図である。また、同図(c)は超音波ラインヘッド18の断面正面図であり、同図(d)は超音波ラインヘッド18の断面側面図である。本例で使用する超音波ラインヘッド18は、同図(c)、(d)に示すように、担持体90内に5層の部材を積層して構成され、最下層(第5層)には共通電極層(アース層)90−5が配設され、第4層には圧電素子である超音波素子90−4が配設され、第3層には主走査方向に短冊状に並んだ個別印加電極層90−3が配設され、第2層には超音波素子90−4と超音波伝搬媒体との音響インピーダンスの差を軽減する為の音響インピーダンス整合層90−2が配設され、更に第1層には音響レンズ90−1が配設されている。
【0050】
超音波素子90−4には個別印加電極90−3と共通電極(アース)90−5が接続され、前述の超音波出力信号が供給される。超音波素子90−4は上記信号が印加されると歪みを生じ、所定の周波数で超音波振動が励起される。
超音波素子90−4で励起された超音波振動は音響インピーダンス整合層90−2を通して音響レンズ90−1で屈折され、指定位置(指定距離)に集束する。尚、音響インピーダンス整合層90−2は上記のように、超音波素子90−4と超音波伝搬媒体との音響インピーダンスの差を軽減する機能を有する。
【0051】
ここで、上記指定位置に画素サイズの超音波ビームを集束させる為には、主走査方向及び副走査方向に複数からなる超音波素子90−4の超音波ビームを集束させる必要がある。この理由は微細なサイズに超音波素子90−4を加工することは困難であり、かつ前述の小径カプセル壁43を破壊する為に必要な音圧を1個の超音波素子90−4で得ることは困難であるからである。
【0052】
そこで、上記のように超音波ラインヘッド18を構成し、後述するように小径カプセル壁43の破壊に必要な音圧を得る。図17は主走査方向(X方向)に配設された超音波素子90−4と、超音波素子90−4から出力される超音波の集束位置の関係を示す図である。尚、同図において説明上、超音波素子90−4には紙面の左側から素子番号1、2、3、・・・が付与されている。また、上記集束位置は、例えば前述の中間転写ベルト28上の位置であり、カプセルトナーTが静電付着する位置である。また、この位置はカプセルトナーTが静電付着した記録紙P上の位置の場合もある。
【0053】
図18は上記超音波素子90−4の配設構成の一部を拡大して示す図であり、例えば超音波素子「1」〜「6」までを拡大して示す。互いに隣り合う超音波素子90−4は間隔dを有して配設されており、同時にm個(例えば6個)の超音波素子90−4を時間遅延させながら駆動する。例えば、同図に示すA点について考えると、同時にm個(例えば6個)の超音波素子90−4を時間遅延させて6個の超音波素子90−4の中心(A点)に強力な超音波をあてる。例えば、「1」の超音波素子90−4とA点の距離、「2」の超音波素子90−4とA点の距離、「3」の超音波素子90−4とA点の距離は少しづつ異なり、この距離差と超音波の伝搬速度から各超音波素子90−4の出力タイミングをずらし、所定のタイミングで超音波出力を行う。このように制御することにより、同時にA点に強力な超音波を照射することができる。
【0054】
また、上記A点に限らず超音波素子90−4からの超音波出力のタイミングを調整することによって、超音波素子90−4の配設ピッチより狭い位置(例えば、1/2dの位置、B点)に複数の超音波素子90−4から出力された超音波ビームを集束させることもできる。したがって、例えば1画素間隔で(ピッチdで)超音波ビームの集束位置を主走査方向にずらして制御することによって、1画素間隔で前述のカプセルトナーTに対して強力な超音波ビームを集束することができ、小径カプセル壁43を破壊して希望する色の発色を1画素間隔で行うことができる。
【0055】
また、副走査方向については、上記音響レンズ90−1の屈折を利用して超音波ビームの集束サイズを小さくすることができる。したがって、副走査方向に集束画素サイズを小さく構成することによって、より解像度の高い画像を形成することが可能となる。例えば、画素サイズを1/4とすることによって、超音波ビームを1画素に対して4回供給することができ、4階調の色制御が可能となる。
【0056】
上記構成において、図19は本例の構成を具体的に説明する図である。前述のように各画素間隔はdであり、例えばm個(mは偶数)の超音波素子を位相制御して焦点位置(D)に同時に超音波を照射する。ここで、同図に示す焦点距離Fの面上に上記画素間隔dより狭いA、B、Cの各位置に超音波を照射する場合を考える。すなわち、画素間隔dより狭いピッチで超音波を照射し、マイクロカプセルを破壊し、高解像度の発色を行うものである。
【0057】
図20は、この場合の処理を説明する図である。同図に示す超音波ビームの焦点面は、超音波素子アレイに配設された超音波素子からの振動が集束する位置であり、各超音波素子への駆動信号は制御部から出力される。また、データ入力部71には、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の色毎に異なる周波数fm、fc、fy、fkの信号が供給され、位相差出力部72から、後述する0波長、1/4波長、2/4波長、3/4波長の位相差に基づいて駆動信号が出力され、タイミング制御部70から出力されるタイミング信号に同期して各超音波素子は超音波出力を行う。
【0058】
例えば、図21は焦点位置Dに複数の超音波素子から出力した超音波が集束するような位相差を有する信号を、超音波素子「0」〜「14」にそれぞれ与えるものである。この位相差は、例えば超音波素子「7」が焦点位置Dに最も距離が近く、以下焦点位置Dに対して超音波素子「6」、「5」、「4」、・・・、及び「8」、「9」、「10」、・・・と順次遠くなる場合に対応する。
【0059】
そこで、先ず焦点位置Dにおいて最も音圧が高くなるように位相差を設定する場合、以下の式により各超音波素子と焦点位置Dとの距離の差bnを0波長、1/4波長、2/4波長、3/4波長に近似する。
尚、以下の式に示すcは媒質音速を示し、fは発振周波数を示し、mは同時駆動する超音波素子数を示し、nは超音波素子の番号を示し、aは焦点距離を示し、dは前述のように画素間隔を示す。
【0060】
【数1】
Figure 2004202763
【0061】
例えば、図22は上記(1)式において、周波数f=30MHz、水中音速c=1500m/s、m=15素子の条件で計算した場合である。また、図23は上記図22に示すデータに基づいて、超音波素子を駆動した場合の音圧分布を示す。
【0062】
同図に示すように、超音波素子「7」の直上に位置する焦点位置Dでは、超音波素子「7」から照射された超音波振動を最も強く受けるが、同時に超音波素子「6」や「8」等からも音波が照射され、同図に示す相対音波の分布となる。上記音波が照射されることによって、焦点位置Dに位置するマイクロカプセルが破壊され、他の位置に位置するマイクロカプセルに影響はない。
【0063】
但し、同図に示す位置E、E’についても音圧が高い箇所がある。しかし、本例においては、画素間隔dの1/4で近似した為、上記位置に比較的音圧の大きな箇所が発生するが、照射する超音波の波数を限定することによってマイクロカプセルを破損しない制御は容易であり、特に本発明を実施する際問題にはならない。
【0064】
次に、図24に示す焦点位置Bに超音波を照射する場合について説明する。この場合、焦点位置Bは同図に示す超音波素子「7」と「8」の間の中心線上である。したがって、各超音波素子との距離の差bnは以下の式で表される。
【0065】
【数2】
Figure 2004202763
【0066】
また、図25はこの時の音圧分布、及び最大音圧波数を示す。同図に示すように、この時焦点位置Bに位置するマイクロカプセルに最大音圧がかかり、破壊され、他の位置に位置するマイクロカプセルに影響はない。したがって、画素間隔dの1/2の位置に正確に超音波を集束し、発色することができる。
【0067】
次に、図26は焦点位置A、又はCに超音波を照射する場合について説明する図である。この場合、焦点位置Aは同図に示す超音波素子「7」と「8」間のd/4の位置の直上であり、焦点位置Cは超音波素子「7」と「8」間の3d/4の位置の直上である。この場合、各超音波素子との距離の差bnは以下の式で表される。
【0068】
【数3】
Figure 2004202763
【0069】
ここで、図27は焦点位置がAの場合の音圧分布、及び最大音圧波数を示す。この場合、焦点位置Aに位置するマイクロカプセルに最大音圧がかかり、破壊され、画素間隔d/4の位置に正確に超音波を集束し、発色することができる。一方、図28は焦点位置がCの場合の音圧分布、及び最大音圧波数を示し、この場合焦点位置Cに位置するマイクロカプセルに最大音圧がかかり、画素間隔3d/4の位置に正確に超音波を集束し、発色することができる。
【0070】
以上のように、本例によれば焦点位置Dとの距離の差bnを0波長、1/4波長、2/4波長、3/4波長に近似することによって、画素間隔dの1/4、2/4、3/4の位置に超音波を正確に集束し、マイクロカプセルを破壊することができ、階調制御を確実に行って、印字品質の優れた印刷を行うことができる。
【0071】
尚、上記実施形態では、画素間隔dの1/4、2/4、3/4の位置に超音波を集束する構成としたが、画素間隔dの1/8、2/8、3/8、・・・の位置に超音波を集束する構成としてもよく、更に高解像度の印刷処理を行うことができる。
【0072】
また、図29に示すように左右対称に配設された超音波素子のなかの一部を非駆動とする制御を行う構成としてもよい。この場合、超音波素子「1」と「13」を非駆動とし、焦点位置Dに超音波を集束させた例である。尚、図30はこの時の音圧分布、及び最大音圧波数を示し、前述の図22と比較すると、音圧のみが低下し、焦点位置Dにおける超音波の集束径は低下しない。したがって、同時に駆動する超音波素子の数が多いほど音圧変化が細分化され、分解能も向上し、S/N比を悪化させることもない。
【0073】
また、上記実施形態の説明では圧電素子として超音波素子を用いたが、超音波素子に限るわけではない。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば画素間隔の1/nの間隔で焦点位置を設定し印刷を行うことができ、高解像度の印刷処理を行うことができる。
また、S/N比を悪化させることなく、印字品質の優れた印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の印刷装置の全体構成図である。
【図2】画像形成部の拡大図である。
【図3】カプセルトナーの構造を示す図である。
【図4】小径カプセルの構造を説明する図である。
【図5】電源及び制御部の回路ブロック図であり、特に制御部(制御回路)の回路構成を説明する図である。
【図6】印字制御部の回路ブロック図を示す。
【図7】現像処理、及び以後の処理を模式的に示す図である。
【図8】(a)は発色部においてカプセルトナーTが超音波照射を受けている状態を示す図であり、(b)は超音波ラインヘッドから単一の共振周波数の超音波SがカプセルトナーTに放射されている状態を示す図であり、(c)は超音波ラインヘッドから2つの共振周波数の超音波S1、S2がカプセルトナーTに照射される状態を示す図である。
【図9】超音波ラインヘッドによって超音波発振が行われる際のタイムチャートである。
【図10】超音波ラインヘッドをカプセルトナーTの付着面側に配置することを示す図である。
【図11】超音波ラインヘッドをカプセルトナーTの付着面側に設置した場合の超音波の放射状態を示す図である。
【図12】超音波ラインヘッドを感光体ドラム15の感光面近傍に設けた構成を示す図である。
【図13】感光体ドラムの内周に接する位置に超音波ラインヘッドを設ける構成を示す図である。
【図14】本例で使用する印刷装置の構成を示す図である。
【図15】超音波ラインヘッドの外観構成を示す図である。
【図16】(a)は超音波ラインヘッドの上面図であり、(b)は個別印加電極の上面図であり、(c)は超音波ラインヘッドの断面正面図であり、(d)は超音波ラインヘッドの断面側面図である。
【図17】主走査方向(X方向)に配設された超音波素子と、超音波素子から出力される超音波の集束位置の関係を示す図である。
【図18】超音波素子の配設構成の一部を拡大して示す図である。
【図19】焦点面上のA、B、C、Dの各位置に超音波を照射する例を説明するものである。
【図20】本例の処理を具体的に示す模式図である。
【図21】焦点位置Dに複数の超音波素子から出力した超音波が集束する例である。
【図22】位相差データの例である。
【図23】超音波素子を駆動した場合の音圧分布を示す図である。
【図24】焦点位置Bに複数の超音波素子から出力した超音波が集束する例である。
【図25】図24の場合における超音波素子を駆動した場合の音圧分布を示す図である。
【図26】焦点位置A、及びCに複数の超音波素子から出力した超音波が集束する例である。
【図27】図26の場合における超音波素子を駆動した場合の音圧分布を示す図である。
【図28】図26の場合における超音波素子を駆動した場合の音圧分布を示す図である。
【図29】焦点位置Dに複数の超音波素子から出力した超音波が集束する変形例を示す図である。
【図30】焦点位置がDの場合の音圧分布、及び最大音圧波数の変形例を示す図である。
【符号の説明】
11 画像形成部
12 給紙部
12a 給紙カセット
12b 給紙コロ
13 用紙搬送部
14 電源及び制御部
15 感光体ドラム
16 光書込ヘッド
17 カプセルトナーホッパ
18 超音波ラインヘッド
21 定着器
24 帯電ローラ
25 カプセルトナー現像ローラ
26 転写ローラ
27 クリーナ
28 中間転写ベルト
29 駆動ローラ
30 収容ローラ
31 対抗ローラ
33 排紙ローラ
34 攪拌部材
40 大径カプセル
41M、41C、41Y、41K 小径カプセル
42 小径カプセル
43 小径カプセル壁
44 発色剤
45 顕色剤
51 インターフェース(I/F)
52 印字制御部
53 CPU
54 RAM
55 ROM
56 入力
58 プリンタコントローラ
59 印字部
60 主走査/副走査制御回路
61 論理和回路
62 発振回路
63M マゼンダ発色制御回路
63C シアン発色制御回路
63Y イエロー発色制御回路
63K ブラック発色制御回路
70 タイミング制御部
71 データ入力部
72 位相差出力部
90−5 共通電極層(アース層)
90−4 超音波素子
90−3 個別印加電極層
90−2 伝搬媒体
90−1 音響レンズ

Claims (4)

  1. 複数の圧電素子がライン状に配設されたラインヘッドを有する印刷装置において、
    隣り合う前記圧電素子の素子間隔の1/nの位置の直上に、前記複数の圧電素子から出力される振動を集束させる前記圧電素子間の位相差を演算する演算手段と、
    該演算結果に基づいて前記圧電素子を駆動する駆動手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記圧電素子は超音波素子であることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記圧電素子の素子間隔1/nは、1/4であることを特徴とする請求項1、又は2記載の印刷装置。
  4. 前記演算結果は記憶手段に記憶され、前記駆動手段は前記記憶手段に記憶された演算結果を読み出し、印字処理を行うことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の印刷装置。
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