JP2004345239A - シート・フィルム成形用ロール装置 - Google Patents
シート・フィルム成形用ロール装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004345239A JP2004345239A JP2003145145A JP2003145145A JP2004345239A JP 2004345239 A JP2004345239 A JP 2004345239A JP 2003145145 A JP2003145145 A JP 2003145145A JP 2003145145 A JP2003145145 A JP 2003145145A JP 2004345239 A JP2004345239 A JP 2004345239A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- sheet
- bearing case
- film forming
- driving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 27
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 27
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 29
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 32
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/90—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling with calibration or sizing, i.e. combined with fixing or setting of the final dimensions of the extruded article
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/911—Cooling
- B29C48/9135—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
- B29C48/914—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means cooling drums
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/90—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling with calibration or sizing, i.e. combined with fixing or setting of the final dimensions of the extruded article
- B29C48/906—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling with calibration or sizing, i.e. combined with fixing or setting of the final dimensions of the extruded article using roller calibration
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】駆動装置27をベアリングケース25とは別置きし、カップリング26によって冷却ロール21の一端に連結する。ベアリングケース25のロール径方向移動を案内するリニアガイドレール23とは別に、駆動装置27のロール径方向移動を案内するリニアガイドレール31を設け、駆動装置27をベアリングケース25と共にロール径方向に移動可能な構造にする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シート・フィルム成形用ロール装置に関し、特に、押出成形によってシート・フィルム成形を行う冷却ロール装置等のシート・フィルム成形用ロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
押出成形によるシート・フィルム成形では、生産開始時には複数の冷却ロールの隙間(ロール間すきま)を広くして樹脂を冷却ロール間に通し、その後、冷却ロールをロール径方向に移動させてロール隙間を所定の隙間まで狭くし、シート・フィルムを成形している。
【0003】
冷却ロールのロール径方向移動(ロールの開閉)は、冷却ロールの両端を支持するベアリングケースを、油圧(あるいは空気圧)シリンダ装置、電動送りねじ等によってロール径方向に移動させることにより行っている。
【0004】
従来は、冷却ロールを回転駆動する電動モータ、減速機は、成形機のフレームに固定され、ロール開閉時には、冷却ロールとベアリングケースだけをロール径方向移動している。このため、ロール開閉に伴って冷却ロールの中心軸線と減速機の出力軸の中心軸線とが偏倚する。冷却ロールと減速機とは、この偏倚を許す自在継手によって連結されている(たとえば、非特許文献1)。
【0005】
光学用途などのシート・フィルムでは製品の表面を平滑にするため、冷却ロールの回転変動を極力小さくする必要がある。このため、減速機と冷却ロールとは、シュミットカップリング(商品名)等の高精度な等速型の自在継手を使用している。シュミットカップリングを使用している理由は、冷却ロールを開閉させるだけでなく、ロール径に対して減速機が大きいため、減速機の配置をロール間隔より広く設置するためにも必要であった。
【0006】
また、減速機と電動モータとはベルトとプーリを使用した伝動機構によって駆動連結されている。減速機にはウォーム減速機を使用している。
【0007】
【非特許文献1】
東芝機械(株)ホームページ“縦延伸機”[平成15年5月22日検索]インタネット<URL:http://www.toshiba−machine.co.jp/kouji/prod/se/lsm.htm>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では下記の問題がある。
(1)ロール開閉に伴って冷却ロールの中心軸線と減速機の出力軸の中心軸線とが偏倚し、この偏倚を許すシュミットカップリングのような自在継手が必要であること。
【0009】
このことに対して、電動モータ、減速機をベアリングケースに直結するタイプのものもあるが、ロール交換時には、電動モータ、減速機をベアリングケースより取り外さなくてはならないなど、ロール交換作業が煩雑なものになる。また、電動モータ、減速機の運転振動がベアリングケースに直接伝わり、製品が振動の影響を受ける。
【00010】
(2)シュミットカップリング部分で回転変動が生じ、シート・フィルムに横すじが入ってしまう。ロール開閉移動量にも制約がある。
【0011】
(3)ロール本数が増えると、移動量が大きく必要なため、ロール本数は4本程度が限界で、それ以上、ロール本数を増やすことが難しい。
【0012】
(4)ウォーム減速機で回転変動が生じ、シート・フィルムに横すじが入ってしまう。
【0013】
(5)ベルトとプーリの部分で回転変動が生じ、シート・フィルムに横すじが入ってしまう。
【0014】
(6)ベルトからの発塵により、シート・フィルムの表面に傷がついてしまう。
【0015】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、シュミットカップリング等の自在継手を必要とせず、構造が簡単で、ロール回転変動が少なく、高精度な表面性(平滑性)を有するシート・フィルムを製造することができ、また、ロール交換などの保守作業を容易にするシート・フィルム成形用ロール装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置は、両端をベアリングケースによって支持され、前記ベアリングケースと共にロール径方向に移動可能なロールを有し、前記ロールの一端側に当該ロールを回転駆動する駆動装置が有するシート・フィルム成形用ロール装置において、前記駆動装置は、前記ベアリングケースとは別置きされてカップリングによって前記ロールの一端に連結され、前記ベアリングケースのロール径方向移動を案内するベアリングケース用直線ガイド部とは別に、前記駆動装置のロール径方向移動を案内する駆動装置用ガイド部が設けられ、前記駆動装置が前記駆動装置用ガイド部に案内されて前記ベアリングケースと共にロール径方向に移動になっている。
【0017】
この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置によれば、駆動装置もベアリングケースと共にロール径方向に移動するので、ロール開閉に伴ってロール中心軸線と駆動装置の出力軸中心軸線とが偏倚することがなく、自在継手を必要としない。
【0018】
この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置では、前記カップリングを同軸接続用のフレキシブルカップリングによって構成することができる。
【0019】
この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置は、前記駆動装置を任意のロール径方向移動位置において固定側のフレームにクランプ固定するクランプ手段を有する
【0020】
また、この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置は、前記駆動装置の前記ベアリングケースに分離可能に連結されている。
【0021】
また、この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置は、前記駆動装置が、前記ロールの水平な回転軸線に直交する垂直配置の電動モータと、ヘリカルベベルギヤによる減速機とを有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1はこの発明によるシート・フィルム成形用ロール装置の一つの実施形態の概要を示している。
【0023】
シート・フィルム成形用ロール装置は、固定配置の冷却ロール11と、開閉可能、すなわちロール径方向に移動可能な冷却ロール21とをフレーム40上に有する。
【0024】
固定配置の冷却ロール11は、フレーム40上に固定されたベアリングケース12、13によって両端を回転自在に支持され、自身の中心軸線周り(水平軸線周り)に回転可能になっている。
【0025】
冷却ロール11は、一端を同軸接続用の直結型のフレキシブルカップリング14によって駆動装置15の出力軸16に実質的に同一軸線上で駆動連結されている。駆動装置15は、電動モータ17と、減速装置18とを含み、フレーム40上に固定されている。
【0026】
開閉可能な冷却ロール21は、フレーム40上に設けられた直線ガイド部であるリニアガイドレール22、23に案内されてロール径方向に移動可能なベアリングケース24、25によって両端を回転自在に支持され、自身の中心軸線周り(水平軸線周り)に回転可能になっている。
【0027】
このベアリングケース24、25のロール径方向移動を案内する直線ガイド部は、循環ボール式のリニアガイドレールに限られることはなく、ニードルベアリング式、静圧軸受式、摺動式等、種々の直線ガイド部材によって構成することが可能である。
【0028】
冷却ロール21は、一端を同軸接続用の直結型のフレキシブルカップリング26によって駆動装置27の出力軸28に実質的に同一軸線上で駆動連結されている。駆動装置27は、電動モータ29と減速装置30とを含み、フレーム40上に設けられたリニアガイドレール31に案内されてロール径方向に移動可能になっている。
【0029】
駆動装置27のロール径方向移動を案内するガイド部も、循環ボール式のリニアガイドレールに限られることはなく、ニードルベアリング式、静圧軸受式、摺動式等、種々の直線ガイド部材によって構成することが可能である。駆動装置27のロール径方向移動を案内するガイド部は、直線ガイドに関して、ベアリングケース24、25のロール径方向移動を案内する直線ガイド部よりラフなものであってもよく、駆動装置27のロール径方向移動を許すものであればよい。
【0030】
駆動装置27はベース部材32によってベアリングケース25に連結されている。ベアリングケース24、25には各々ベアリングケース24、25をロール径方向に移動させる油圧シリンダ装置36、37が接続されている。
【0031】
減速装置18、30を含む駆動装置27は、そのロール径方向の幅がロール径より小さいものを選定する。
【0032】
つぎに、図2〜図5を参照して一実施形態のシート・フィルム成形用ロール装置の詳細構造について説明する。
【0033】
固定配置の冷却ロール11の駆動装置15は減速装置(ギアボックス)18を台部材151によってフレーム40上に固定されている。電動モータ17は、冷却ロール11の水平な回転軸線に直交する垂直配置で、減速装置18上に搭載されている。
【0034】
減速装置18は、互いに噛合したヘリカル平歯車181、182と、互いに噛合したヘリカルベベルギア183、184を有し、ヘリカル平歯車181が電動モータ17の出力軸171に連結されている。電動モータ17の回転は、出力軸171→ヘリカル平歯車181→ヘリカル平歯車182→ヘリカル平歯車182と同軸のヘリカルベベルギア183→ヘリカルベベルギア184→減速装置18の出力軸16に減速伝達される。
【0035】
フレキシブルカップリング14は、減速装置18の出力軸16にキー接続されたハブ部材141と、中間スペーサ142と、冷却ロール11の軸端部111とキー接続されたハブ部材143とを実質的に同一軸線上に有する直結型のものであり、ハブ部材141と中間スペーサ142の一端部とが積層フレキシブルエレメント144により連結され、中間スペーサ142の他端部とハブ部材143とが積層フレキシブルエレメント145によって連結されている。
【0036】
積層フレキシブルエレメント144、145は、ステンレス鋼等の薄板を積層したもので、互いに異なる位置で、ハブ部材141あるいは143と中間スペーサ142にボルト締めされている。
【0037】
上述の構造のフレキシブルカップリング14は、積層フレキシブルエレメント144、145を介して同一軸線でトルク伝達を行うものであり、芯ずれの許容量は10mm以下で、実際には1〜2mm程度のごく少ない芯ずれ許容状態で使用される。
【0038】
開閉可能な冷却ロール21の駆動装置27の減速装置(ギアボックス)30は板状のベース部材32上に固定され、ベース部材32は下底面に装着されたリニアガイド部材321によってリニアガイドレール31に摺動可能に係合している。電動モータ29は、冷却ロール21の水平な回転軸線に直交する垂直配置で、減速装置30上に搭載されている。
【0039】
減速装置30は、減速装置18と同様のものであり、互いに噛合したヘリカル平歯車301、302と、互いに噛合したヘリカルベベルギア303、304を有し、ヘリカル平歯車301が電動モータ29の出力軸291に連結されている。電動モータ29の回転は、出力軸291→ヘリカル平歯車301→ヘリカル平歯車302→ヘリカル平歯車302と同軸のヘリカルベベルギア303→ヘリカルベベルギア304→減速装置30の出力軸28に減速伝達される。
【0040】
フレキシブルカップリング26は、フレキシブルカップリング14と同様のものであり、減速装置30の出力軸28にキー接続されたハブ部材261と、中間スペーサ262と、冷却ロール21の軸端部211とキー接続されたハブ部材261とを実質的に同一軸線上に有する直結型のものであり、ハブ部材261と中間スペーサ262の一端部とが積層フレキシブルエレメント264により連結され、中間スペーサ262の他端部とハブ部材263とが積層フレキシブルエレメント265によって連結されている。
【0041】
積層フレキシブルエレメント264、265も、ステンレス鋼等の薄板を積層したもので、互いに異なる位置で、ハブ部材261あるいは263と中間スペーサ262にボルト締めされている。
【0042】
上述の構造のフレキシブルカップリング26も、積層フレキシブルエレメント264、265を介して同一軸線でトルク伝達を行うものであり、芯ずれの許容量は10mm以下で、実際には1〜2mm程度のごく少ない芯ずれ許容状態で使用される。
【0043】
ベアリングケース25はベース部材251上に取り付けられている。ベース部材251は下底面に装着されたリニアガイド部材252によってリニアガイドレール23に摺動可能に係合している。なお、このリニアガイド係合は、図示していないが、ベアリングケース24についても同じ構造である。
【0044】
駆動装置27のベース部材32はベアリングケース25の側に延長された延長部322を有する。この延長部322は先端にて係脱可能な係合ピン323によってベアリングケース25のベース部材251に切り離し可能に連結されている。
【0045】
駆動装置27のベース部材32の真下位置にはクランプ手段33が設けられている。クランプ手段33は、フレーム40の下底面に取り付けられた流体圧シリンダ装置331によって駆動されるフランジ付きクランプ部材332と、ベース部材32の下底面に固定装着されてクランプ部材332が係合するロック部材333とを有する。クランプ部材332がロック部材333を貫通する貫通孔334はロール径方向(ガイドレール方向)に長い長孔になっている。
【0046】
これにより、流体圧シリンダ装置331によるフランジ付きクランプ部材332の降下移動によってロック部材333が下方に引っ張られ、任意のロール径方向位置で駆動装置27が固定側のフレーム40にクランプ固定される。
【0047】
上述の構成によるシート・フィルム成形用ロール装置では、クランプ手段33を弛めた状態(アンクランプ状態)で、油圧シリンダ装置36、37によってベアリングケース24、25をロール径方向に移動させてロール開閉を行う。ベアリングケース24、25のロール径方向移動は、リニアガイドレール22、23に案内されて平行移動状態で行われる。
【0048】
このロール開閉の際には、ベアリングケース24、25のロール径方向移動に伴って駆動装置27がリニアガイドレール31に案内されてロール径方向に移動する。これにより、ロール開閉に伴ってロール中心軸線と駆動装置27の出力軸中心軸線とが偏倚することがなく、冷却ロール21と駆動装置27の出力軸28との連結は、直結型のフレキシブルカップリング26によって行うことができ、シュミットカップリングのような複雑な自在継手を必要としない。
【0049】
上述の構成によるシート・フィルム成形用ロール装置は、下記の効果を奏する。
(1)電動モータ29と減速機30を直結するため回転変動が生じることがない。
(2)シュミットカップリングが無いので、その部分での回転変動も生じない。
(3)減速機30に、ヘリカルベベルギア303、304を使っているので、この部分での回転変動がウォーム式のものに比して小さい。
(4)フレキシブルカップリング26を使用しているので、冷却ロール21の左右のベアリングケース24、25の移動位置がわずかに異なって平行でなくなっても、減速機30とベアリングを壊すことがない。芯ずれの吸収は数mm程度と、小さいがロール移動中以外は冷却ロール21と減速機30の芯が合うように調整されているので、回転変動は生じない。
(5)クランプ手段33があるので、減速機30の振動がシート・フィルムの成形に影響することがない。
(6)冷却ロール21が開いたときの隙間を広くすることができるので、シートを通す作業が楽になり、安全性も増す。
(7)ロール本数を5本以上に増やすことが可能になる。
(8)ロール交換時にフレキシブルカップリング26だけ外せば、減速機30を外す必要がない。
(9)さらに、係合ピン323を取り外すことによって、ベアリングケース25と減速機30の接続を切り離し、ベアリングケース25と減速機30をリニアガイドレール23、31上に乗せたまま、レール方向に個々に容易に移動できるので、保守スペースを確保することができる。
【0050】
なお、上述した実施形態では、説明の簡素化のために、ロール本数を2本としてるが、ロール本数は、3本、4本、それ以上の複数個に設定できることは云うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置によれば、シュミットカップリング等の自在継手を必要とせず、構造が簡単で、ロール回転変動が少なく、高精度な表面性を有するシート・フィルムを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるシート・フィルム成形用ロール装置の一つの実施形態の概要を示す平面図である。
【図2】一つの実施形態によるシート・フィルム成形用ロール装置の詳細を示す要部の平面図である。
【図3】一つの実施形態によるシート・フィルム成形用ロール装置の詳細を示す要部の立面図である。
【図4】図2の線VI−VIに沿った断面図である。
【図5】図2の線V−Vに沿った断面図である。
【符号の説明】
11 冷却ロール
12、13 ベアリングケース
14 フレキシブルカップリング
15 駆動装置
16 出力軸
17 電動モータ
18 減速装置
21 冷却ロール
22、23 リニアガイドレール
24、25 ベアリングケース
26 フレキシブルカップリング
27 駆動装置
28 出力軸
29 電動モータ
30 減速装置
31 リニアガイドレール
Claims (5)
- 両端をベアリングケースによって支持され、前記ベアリングケースと共にロール径方向に移動可能なロールを有し、前記ロールの一端側に当該ロールを回転駆動する駆動装置が有するシート・フィルム成形用ロール装置において、
前記駆動装置は、前記ベアリングケースとは別置きされてカップリングによって前記ロールの一端に連結され、
前記ベアリングケースのロール径方向移動を案内するベアリングケース用直線ガイド部とは別に、前記駆動装置のロール径方向移動を案内する駆動装置用ガイド部が設けられ、前記駆動装置が前記駆動装置用ガイド部に案内されて前記ベアリングケースと共にロール径方向に移動になっているシート・フィルム成形用ロール装置。 - 前記カップリングは、同軸接続用のフレキシブルカップリングである請求項1記載のシート・フィルム成形用ロール装置。
- 前記駆動装置を任意のロール径方向移動位置において固定側のフレームにクランプ固定するクランプ手段を有する請求項1又は2記載のシート・フィルム成形用ロール装置。
- 前記駆動装置の前記ベアリングケースに分離可能に連結されている請求項1〜3の何れか1項記載のシート・フィルム成形用ロール装置。
- 前記駆動装置は、前記ロールの水平な回転軸線に直交する垂直配置の電動モータと、ヘリカルベベルギヤによる減速機とを有する請求項1〜4の何れか1項記載のシート・フィルム成形用ロール装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145145A JP3929932B2 (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | シート・フィルム成形用ロール装置 |
KR1020040036519A KR100550894B1 (ko) | 2003-05-22 | 2004-05-21 | 필름 성형용 롤 장치 |
CNB2004100454000A CN100349714C (zh) | 2003-05-22 | 2004-05-21 | 薄膜成形用滚筒装置 |
TW093114498A TWI247658B (en) | 2003-05-22 | 2004-05-21 | Roller device for film forming |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145145A JP3929932B2 (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | シート・フィルム成形用ロール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004345239A true JP2004345239A (ja) | 2004-12-09 |
JP3929932B2 JP3929932B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=33532402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003145145A Expired - Lifetime JP3929932B2 (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | シート・フィルム成形用ロール装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3929932B2 (ja) |
KR (1) | KR100550894B1 (ja) |
CN (1) | CN100349714C (ja) |
TW (1) | TWI247658B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106626624A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-10 | 旭东机械(昆山)有限公司 | 贴膜机 |
JP6174775B1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-08-02 | 東芝機械株式会社 | シート・フィルム成形ロール装置、シート・フィルム成形方法 |
CN110253860A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-09-20 | 昆山科信橡塑机械有限公司 | 冷喂料挤出机 |
US11312063B2 (en) | 2017-07-20 | 2022-04-26 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Double-sided transcription type sheet/film forming roll apparatus and double-sided transcription type sheet/film forming method |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR112014016753B1 (pt) | 2012-01-11 | 2020-11-17 | Zuiko Corporation | aparato de moldagem de material em folha para formar formatos tridimensionais predeterminados em um material de folha |
CN111559035A (zh) * | 2018-04-01 | 2020-08-21 | 杨康君 | 一种基于pvc膜高效冷却的加工系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5973920A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シ−ト冷却装置 |
JP2584482Y2 (ja) * | 1992-02-24 | 1998-11-05 | 石川島播磨重工業株式会社 | ロールとスピンドルの着脱装置 |
ATE264174T1 (de) * | 1997-02-28 | 2004-04-15 | Chiba Machine Industry Corp | Verfahren und vorrichtung zum formen von folienprodukten |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003145145A patent/JP3929932B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2004
- 2004-05-21 TW TW093114498A patent/TWI247658B/zh active
- 2004-05-21 KR KR1020040036519A patent/KR100550894B1/ko active IP Right Grant
- 2004-05-21 CN CNB2004100454000A patent/CN100349714C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6174775B1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-08-02 | 東芝機械株式会社 | シート・フィルム成形ロール装置、シート・フィルム成形方法 |
JP2018043512A (ja) * | 2016-03-31 | 2018-03-22 | 東芝機械株式会社 | シート・フィルム成形ロール装置、シート・フィルム成形方法 |
CN106626624A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-10 | 旭东机械(昆山)有限公司 | 贴膜机 |
CN106626624B (zh) * | 2016-12-26 | 2018-06-29 | 旭东机械(昆山)有限公司 | 贴膜机 |
US11312063B2 (en) | 2017-07-20 | 2022-04-26 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Double-sided transcription type sheet/film forming roll apparatus and double-sided transcription type sheet/film forming method |
US11731340B2 (en) | 2017-07-20 | 2023-08-22 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Double-sided transcription type sheet/film forming roll apparatus and double-sided transcription type sheet/film forming method |
CN110253860A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-09-20 | 昆山科信橡塑机械有限公司 | 冷喂料挤出机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100550894B1 (ko) | 2006-02-10 |
JP3929932B2 (ja) | 2007-06-13 |
KR20040101083A (ko) | 2004-12-02 |
CN1572457A (zh) | 2005-02-02 |
TW200523092A (en) | 2005-07-16 |
CN100349714C (zh) | 2007-11-21 |
TWI247658B (en) | 2006-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100807148B1 (ko) | 코일스프링 제조장치 | |
JP2012228740A (ja) | 工作機械のテーブルユニット | |
JP5856462B2 (ja) | ねじり試験機 | |
JP2016523220A (ja) | ガラス形成装置およびガラスリボンを形成する方法 | |
JP2004345239A (ja) | シート・フィルム成形用ロール装置 | |
KR101951154B1 (ko) | 레이저 가공기 지지플레이트의 슬래그 제거장치 | |
JP5559137B2 (ja) | 合成材料のフィルムを横方向に延伸させるシステム用の駆動装置 | |
CN114034773B (zh) | 一种可智能追溯数据的工件探伤装置及其探伤方法 | |
JP4567662B2 (ja) | 繊維強化樹脂ストランド製造装置 | |
US10035234B2 (en) | Machine tool | |
CN116329742A (zh) | 多角度全能型激光切割设备 | |
JP2013226561A (ja) | タイミングベルト式冷間ロール成形機及び冷間ロール造管機 | |
CN216178065U (zh) | 一种套筒补偿器加工用焊接装置 | |
CN116079911A (zh) | 一种超长石墨原材料钻孔设备及加工方法 | |
US4412443A (en) | Roller forming machine with lengthwise adjustable heads | |
KR20100053234A (ko) | 소형 강관의 고속 3차원 밴딩 머신 | |
EP2801660A1 (de) | Antrieb und System mit zumindest einer angetriebenen Walze oder Extruderschnecke | |
CN209717939U (zh) | 一种圆刀模切机 | |
JPH1052709A (ja) | 圧延機におけるガイド | |
TWI620647B (zh) | 用於處理板材特別是用於使薄層及薄板平滑之輥軋裝置、平滑裝置及用於製造特別是薄層及薄板之板材的方法 | |
KR20060038964A (ko) | 노-리프트(No lifter)와 노-백레쉬(No-backlash)인 고정도인덱스의 제작 방법 | |
CN110802325A (zh) | 一种金属表面进行激光熔凝处理的装置 | |
CN219310354U (zh) | 一种激光打标装置 | |
CN218983345U (zh) | 分切装置和电池制造设备 | |
KR101620733B1 (ko) | 동력전달장치 및 이를 포함하는 절단기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3929932 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |