JPH1052709A - 圧延機におけるガイド - Google Patents

圧延機におけるガイド

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JPH1052709A
JPH1052709A JP22458096A JP22458096A JPH1052709A JP H1052709 A JPH1052709 A JP H1052709A JP 22458096 A JP22458096 A JP 22458096A JP 22458096 A JP22458096 A JP 22458096A JP H1052709 A JPH1052709 A JP H1052709A
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隆裕 河村
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秀雄 國奥
Kenji Shibuya
謙司 渋谷
Sadao Yoshizawa
貞夫 吉沢
Dan Nakamura
團 中村
Kunimaru Yamamoto
国丸 山本
Hideki Suetsugu
秀樹 末次
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Kotobuki Sangyo KK
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Kotobuki Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド本体をレストバーへ着脱する際、油圧
配管や電気配線をカプラー部分を設けて着脱することな
くガイド本体の交換を行えるようにする。 【解決手段】 シフトボックス2をその下部のシフトブ
ラケットとシフトブラケットが噛合しているシフト調整
用ギアボックス8のシフトシャフト12とによりレスト
バー1に圧延ロールの軸方向に移動可能に設け、このシ
フトボックスに着脱可能に2台一組のガイド本体4,5
を設け、シフトボックス2にガイド体の間隔を調整する
ための間隔駆動機27を備えた間隔調整用ギアボックス
29を設け、この間隔調整用ギアボックスに各組のガイ
ド本体のガイド体に対応して配置してある出力軸30,
31と、各出力軸を上下に移動可能にしてある各クラッ
チ32,33とを設け、各クラッチを介して上記出力軸
と連動して各ガイド本体のガイド体の間隔が調整可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイド本体を圧延
機のレストバーに圧延ロールの孔形の位置に合わせてカ
リバーシフト可能にする技術と、圧延サイズ変更を上ロ
ールの隙調整で行う際に発生するパスラインの移動に対
応してガイド本体の位置をパスラインに調整可能にする
技術とを含む圧延機におけるガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−57325号公報には、油圧
力を利用して、圧延スケジュールに合わせてガイド本体
であるローラガイドを圧延ロールの所要のカリバーに自
動的にカリバーシフトすると共にこのローラガイドに設
けてあるガイドローラーの間隔も自動的に調整して圧延
サイズ変更に伴うガイドのカリバーシフトを効率よく行
う技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例によれば、ロー
ラガイドのカリバーシフトとカリバーシフトに伴うガイ
ドローラーの間隔の調整を圧延スケジュールに合わせて
自動調整することができる特徴があるものの次の問題点
があった。すなわち、第一に、ローラーガイドのガイド
ローラー間隔を調整するための油圧モータとパルス発信
器がローラーガイド本体に搭載されているので、ローラ
ーガイドをレストバーに着脱するには、常に油圧配管と
電気配線をカプラー部分から着脱する必要があり、ロー
ラーガイドの着脱作業が煩雑であった。また着脱作業に
伴って油圧配管や電気配線のカプラーを接続・開放する
際に、カプラー内部にスケールが詰まって油圧回路の接
続不良や電気回路の接触不良が起きるためにガイドロー
ラーの間隔の調整が動作不良になる問題点があった。第
二に、カリバーシフトに伴い圧延機の上ロールでロール
隙を変更する時にはパスラインが移動するので、ローラ
ーガイドをパスラインに合わせて位置調整をする必要が
あるものの、従来例ではローラガイドをパスラインの移
動に合わせて位置調整する手段がなく、この問題点の解
決が望まれていた。以上から、本発明の目的は次のとお
りである。第一に、ガイド本体をレストバーへ着脱する
際、駆動源の油圧配管や電気配線をカプラー部分を設け
て着脱することなくガイド本体の交換を行える装置を開
発することである。第二に、圧延ロールの隙調整を上ロ
ールで行う圧延機用に対応した、パスライン調整とカリ
バーシフトの両方が可能なガイド本体の調整機構を開発
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延機のレス
トバーに圧延ロールの孔形の位置に合わせてカリバーシ
フト可能に設けてあるガイド本体を上記レストバーに短
時間で着脱可能にするものである。そのために、本発明
は、圧延機に取付けてあるレストバーと、このレストバ
ーに設けてあって圧延ロールの軸方向に移動可能に設け
てあるシフトボックスと、このシフトボックスを位置調
整するための位置調整装置と、上記シフトボックスに設
けてある2台一組のガイド本体と、ガイド体の間隔調整
装置とを具備している。上記位置調整装置は、シフト駆
動機とこのシフト駆動機の回転量を計測するためのシフ
ト量検出器とを備えているシフト調整用ギアボックス
と、上記シフトボックスの下部に設けてあって上記シフ
ト調整用ギアボックスの出力軸であるシフトシャフトの
雄ねじに雌ねじで噛合するシフトブラケットと、上記シ
フトボックスの上側で上記レストバーに取付けてあって
シフトボックスをレストバーに固定するためのシフトク
ランプとを備えている。上記2台一組のガイド本体は、
共通架台上に固定されていると共に、共通架台に1ユニ
ットとして上記スライドボックスに着脱可能に配設され
ており、双方のガイド本体がそれぞれガイド体を設けて
いる。上記ガイド体の間隔調整装置は、上記シフトボッ
クスに設けてあってガイド体の間隔を調整するための間
隔駆動機とこの間隔駆動機の回転量を測定するための間
隔量検出器とを備えた間隔調整用ギアボックスと、この
間隔調整用ギアボックスに各組のガイド本体のガイド体
に対応して配置してある出力軸と、各出力軸を上下に移
動可能にしてある各クラッチと、ぞれぞれのクラッチを
介して上記出力軸と連断可能の各ガイド体間隔調整機構
とを備えており、上記出力軸は、上記ガイド体間隔調整
機構と連動可能に設けられている。また本発明は、圧延
サイズ変更を上ロールの隙調整で行う際に発生するパス
ラインの上下移動に対応してレストバーを上下すること
によりガイドのパスライン調整を行得るようにするもの
である。そのために、本発明において、レストバーを圧
延機に上下動可能に取付けると共に、ガイド本体のパス
ライン調整装置を設けている。このガイド本体のパスラ
イン調整装置は、上記圧延機の左右に設けてある左右一
対のリフトブラケットと、左右のリフトブラケットの上
部にそれぞれ設けてあるパスライン調整用ギアボックス
及びシフト調整用ギアボックスと、左右のリフトブラケ
ットの雌ねじにそれぞれ雄ねじで噛合しているギアボッ
クスの出力軸であるリフトスクリューと、上記パスライ
ン調整用ギアボックスに設けてあるリフト駆動機とリフ
ト駆動機の回転量を測定するためのリフト量検出器と、
上記リフト駆動機を設けている上記パスライン調整用ギ
アボックスの出力をパスライン調整用ギアボックスのリ
フトスクリューに伝達するための結合軸と、上記レスト
バーを圧延機に固定するためのレストバークランプとを
備えているものである。本発明において、例えば一方の
ガイド本体は、ガイドボックスに回転可能に軸支してあ
る一対の支持軸と、各支持軸の偏心軸部に回転自在に軸
支してあるガイド体であるガイドローラーと、上記ガイ
ドボックス内に設けてあるエントリーとを備えているロ
ーラーガイドとし、他方のガイド本体は、エントリーを
兼用するガイドボックスに支点ピンで開閉可能に軸支し
てある上下各一対のガイドホルダと、各ガイドホルダに
取付けてありガイドホルダと一体に開閉可能なガイド体
であるフリクションガイドと、上記上側ガイドホルダに
設けてある一対のプレッシャーピンとを設けている。こ
のようなガイド本体において、一方のガイド本体におけ
るガイド体間隔調整機構は、第1乃至第3の間隔調整機
構を備えており、上記第1の間隔調整機構は、上記ガイ
ドボックスに設けてあるギアケースと、このギアケース
に回転可能に設け、一端側に間隔調整用ギアボックスに
設けてある一方の出力軸と嵌合可能の嵌合部を設け、他
端部側に出力ギアを設けてある入力シャフトとを備えて
おり、上記第2の間隔調整機構は、上記ガイドボックス
に回転可能に設けてある調整シャフトと、この調整シャ
フトの一端部側に設け上記入力シャフトの出力ギアと噛
合する第1の中間ギアと、上記調整シャフトの他端部側
に設けている第2の中間ギアとを備えており、上記第3
の間隔調整機構は、上記各支持軸の頂部に設けてある互
いに逆ネジのウォームホイルと、ウォームシャフトと、
このウォームシャフトに設け上記各ウォームホイルに噛
合する互いに逆ネジのウォームと、上記ウォームシャフ
トに設け上記第2の中間ギアと噛合し、上記各ウォーム
を回転させるための入力ギアとを備えている。そして上
記他方のガイド本体におけるガイド体間隔調整機構は、
第1乃至第2の間隔調整機構を備えており、第1間隔調
整機構は、上記ガイドボックスに設けてあり、上記間隔
調整用ギアボックスの他方の出力軸と嵌合可能の嵌合部
を設けてある入力シャフトと、この入力シャフトの他端
部側に設けてある出力ギアとを備えてり、上記第2間隔
調整機構は、上記入力シャフトの出力ギアに噛合する中
間ギアを備えていると共に互いに逆ネジの一対のスクリ
ュスピンドルと、このスクリュスピンドルに上記プレッ
シャーピンを常に当接させるための引張バネとを備えて
いる。
【0005】
【作用】本発明では、圧延ロール換えに伴ってガイド本
体の交換を行う場合に、ガイド体の間隔調整用の間隔駆
動機やガイド本体のカリバーシフト用のシフト駆動機の
油圧配管や駆動機の回転量検出器の電気配線が着脱を必
要としないようにレストバーやシフトボックスに設けて
あるので、これら油圧配管や電気配線を着脱することな
くガイド本体をレストバーに着脱することができる。圧
延サイズ変更に伴って圧延機の上ロールで隙間調整を行
った場合には、リストクランプを開にしてからリフト駆
動機を所要の回転方向に回転させればよく、回転方向に
応じてリフトブラケットの雌ねじに噛合しているギアボ
ックスのリフトスクリュが回転して、レストバー全体を
上方または下方に移動して新たなパスラインにガイド本
体のパスラインを位置合わせすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すガイドは、圧
延機に上下動可能に取付けてあるレストバー1と、この
レストバーに圧延ロールRの軸方向(図1左右方向)に
移動可能に設けてあるシフトボックス2と、このシフト
ボックスを位置調整するための位置調整装置3と、上記
シフトボックスに設けてある2台一組のガイド本体4,
5と、ガイド体の間隔調整装置6と、ガイド本体のパス
ライン調整装置7とを具備しているものである。
【0007】シフトボックス2の位置調整装置3につい
て説明すると、これは、図1及び図3に示すようにシフ
ト調整用ギアボックス8を備えている。このシフト調整
用ギアボックスは、図1ではその圧延機の左右に設けて
ある後述する一対のリフトブラケット54うち、右側の
リフトブラケットの上部に配置されている。シフト調整
用ギアボックス8は、シフト用駆動機9と、このシフト
用駆動機の回転量を計測するシフト量検出器10とを設
けている。シフト用駆動機9の回転量は、図6に示すよ
うに歯車(図示の例では平歯車)9a,10aを通じて
シフト量検出器10に伝えられる。シフト用駆動機9の
駆動力は、図6乃至図9に示すように伝達機構11を介
して出力軸であるシフトスクリュ12に伝えられる。伝
達機構11は、シフト用駆動機9の駆動軸9bに設けて
あるウォーム13と、このウォームと噛合しているウォ
ームホイル14と、このウォームホイルを一端側で取付
けている共に、後述する結合軸58に遊嵌しているシフ
トシャフト15と、このシフトシャフトの他端に取付け
ている伝達歯車16aと、この伝達歯車と噛合してい中
間伝達歯車16b(図8)と、シフトスクリュ12の一
端に取付けている伝達歯車16cとからなる。シフトス
クリュ12は、シフトボックス2の下方に配置されてお
り、シフトスクリュの雄ねじがシフトボックスの下部に
設けてあるシフトブラケット17の雌ねじに噛合してい
る(図1及び図9参照)。伝達歯車16aには中間伝達
歯車16bが、この中間伝達歯車には伝達歯車16cが
それぞれ噛合している。このため、シフトボックス2
は、シフト用駆動機9の駆動によって伝達機構11を介
してシフトスクリュ12が回転し、その回転量と回転方
向とによってシフトブラケット17の移動距離と移動方
向(図9左方向又は右方向)とが決定され、その結果と
して圧延ロールRの軸方向(図1左右方向)に所定距離
移動し、その位置が調整されるのである。このようにシ
フトボックス2は移動可能であるが、これをレストバー
1に固定するための固定手段として図2に示すようにシ
フトクランプ18が用いられており、このシフトクラン
プはレストバー上部に取付けられている。シフトボック
ス2の固定方法は、シフトクランプ18のガイドクラン
プ18aでガイド本体4,5のガイドボックス4a,5
aの上部を押圧することによりシフトボックスを固定す
るものである。シフトクランプ18は、図2に示す例で
は複数の油圧シリンダからなり、しかもそれらのロッド
先端に取付けているガイドクランプ18aでガイドボッ
クス4a,5aの上部に設けてあるクランプ溝4a1,
5a1の内底部を押圧可能としている。
【0008】2台一組のガイド本体4,5について説明
すると、図1及び図2に示すように一方のガイド本体4
と他方のガイド本体5とは、いずれも共通架台19にボ
ルト(図示せず。)により固定されている。共通架台1
9は、シフトボックス2にクランプ20でシフト可能に
係止されている。一方のガイド本体4は、図1,図2及
び図5に示すようにガイドボックス4aに回転可能に軸
支してある一対の支持軸21と、各支持軸の偏心軸部2
1bに回転自在に軸支しているガイド体であるガイドロ
ーラー22と、ガイドボックス4a内に設けてあるエン
トリー4bとを設けているローラガイドである。他方の
ガイド5は、エントリーを兼用するガイドボックス5a
に支点ピン23で開閉可能に軸支してある上下各一対の
ガイドホルダ24と、ガイドホルダの一端側に取付けて
あってガイドホルダと一体に開閉可能であるガイド体で
あるフリクションガイド25と、上側のガイドホルダ他
端側に取付けてある一対のプレッシャーピン26とを設
けている。
【0009】ガイド体の間隔調整装置6は、シフトボッ
クス2に設けてあってガイド体22,25の間隔を調整
するための間隔駆動機27とこの間隔駆動機の回転量を
測定するための間隔量検出器28とを備えている間隔調
整用ギアボックス29(図1、図2及び図4)と、この
間隔調整用ギアボックスに各組のガイド本体4,5のガ
イド体22,25に対応して配置してある出力軸30,
31と、各出力軸を上下に移動可能にしている各クラッ
チ32,33と、ぞれぞれのクラッチを介して上記出力
軸と連断可能であるガイド体間隔調整機構34,35
(図5)とを備えているものである。図10に示す形態
において、間隔調整用ギアボックス29における間隔駆
動機27の回転量は、歯車(図示の例では平歯車)27
a,28aを通じて間隔量検出器28に伝えられる。間
隔駆動機27の駆動軸には、ギア36が取付けられ、こ
のギアは入力シャフト37に取付けてあるギア37aと
噛合し、入力シャフトの両端にウォーム38を設けてあ
る。各ウォーム38には出力軸30,31のウォームホ
イル39が噛合している。このため、間隔駆動機27の
駆動力は、ギア36,37a、ウォーム38及びウォー
ムホイル39を経て出力軸30,31にそれぞれ伝達さ
れ、さらにガイド体間隔調整機構34,35に及ぶ。出
力軸30,31は、ガイド本体と、図5に示す例ではガ
イド体間隔調整機構34,35と嵌合可能に設けられて
いる。一方のガイド本体4におけるガイド体間隔調整機
構34は、第1乃至第3の間隔調整機構に大別できる。
図5及び図11に示す形態において、第1の間隔調整機
構では、ガイドボックス4aに設けてある芯間調整用の
ギアケース40と、このギアケースに回転可能に設けて
ある入力シャフト41とからなる。入力シャフト41
は、一端側(上端側)に間隔駆動機27のクラッチ32
を介して出力軸30と嵌合可能の嵌合部41aを設け、
他端部側に出力ギア41bを設けている。嵌合部41a
内に出力軸30が嵌合(挿入)された状態で、出力軸が
回転することにより、入力シャフト41を通じて出力ギ
ア41bが回転する。第2の間隔調整機構では、ガイド
ボックス4aに回転可能に設けてある調整シャフト42
と、この調整シャフトの一端部側に設け入力シャフト4
1の出力ギア41bと噛合する第1の中間ギア43と、
調整シャフトの他端部側に設けている第2の中間ギア4
4とを設けている。第3の間隔調整機構は、各支持軸2
1の頂部に設けてある互いに逆ネジのウォームホイル2
1aと、ウォームシャフト45と、このウォームシャフ
トに設け上記各ウォームホイルに噛合する互いに逆ネジ
のウォーム46,47と、ウォームシャフトに設け第2
の中間ギア44と噛合し、各ウォームを回転させるため
の入力ギア48とを備えている。このため、出力軸30
からの出力は、出力ギア41b及び第1の中間ギア43
を通じて調整シャフト42、第2の中間ギア44、入力
ギア48、ウォームシャフト45、ウォーム46,47
及びウォームホイル21aを経て支持軸21に回転力と
して伝えられて、ガイド体であるガイドローラー22,
22の間隔が調整される。他方のガイド本体5における
ガイド体間隔調整機構35は、第1乃至第2の間隔調整
機構に大別できる。図5及び図12に示す形態におい
て、第1の間隔調整機構では、ガイドボックス5aに設
けてあるギアケース49と、このギアケースに回転可能
に設けてある入力シャフト50とからなる。入力シャフ
ト50は、一端側(上端側)に間隔駆動機27のクラッ
チ33を介して出力軸31と嵌合可能の嵌合部50aを
設け、他端部側に出力ギア50bを設けている。嵌合部
50a内に出力軸31が嵌合(挿入)された状態で、出
力軸が回転することにより、入力シャフト50を通じて
出力ギア50bが回転する。第2の間隔調整機構では、
中央部に出力ギア50bと噛合している入力ギア51c
を設け、両側に互いに逆ネジ51a,51a1を設けて
あるスクリュスピンドル51と、逆ネジに噛合している
押圧体51b,51b1と、スクリュスピンドルの押圧
体51b,51b1にプレッシャーピン26を常に当接
させるための引張バネ52とを備えている。53は調整
シャフトであり、この調整シャフトの先端のギア53a
が入力ギア51cと噛合している。このため、出力軸3
1からの出力は、出力ギア50b及び入力ギア51cを
通じてスクリュスピンドル51に回転力として伝えら
れ、押圧体51b,51b1がプレッシャーピン26を
押圧してガイド体であるフリクションガイド25の間隔
が調整される。
【0010】ガイド本体4,5のパスライン調整装置7
について説明する。パスライン調整装置7は、レストバ
ー1をパスラインPLに合わせて位置合わせするための
ものである。図1及び図3に示す形態のパスライン調整
装置7において、圧延機のハウジング(図示せず。)の
左右には左右一対のリフトブラケット54を設けてあ
る。各リフトブラケット54の上部に配置してあるギア
ボックス8,55の出力軸であるリフトスクリュ8a,
55aが雄ねじで、リフトブラケットの雌ねじに噛合し
ている。図1では左側のパスライン調整用のギアボック
ス55にはリフト駆動機56とリフト駆動機の回転量を
計測するためのリフト量検出器57(図13)を設けて
ある。図13に示す形態において、ギアボックス55に
おけるリフト駆動機56の回転量は、歯車(図示の例で
は平歯車)56a,57aを通じて間隔量検出器57に
伝えられる。図1の左側のパスライン調整用ギアボック
ス55と右側のシフト調整用ギアボックス8とは結合軸
58で連結されており、この結合軸は、伝達機構59の
一部を構成すると共に一方のギアボックス55における
リフト駆動機56の出力を他方のシフト調整用ギアボッ
クス8へ伝える役割をしている。結合軸58を含む伝達
機構59を主に図6,7,13を参照して説明する。伝
達機構59は、リフト駆動機56の駆動軸56bに設け
てあるウォーム60と、このウォームと噛合しているウ
ォームホイル61と、このウォームホイルを一端側で取
付けている結合軸58と、結合軸の両先端側に取付けて
いるウォーム62,62と、各ウォームと噛合しかつリ
フトスクリュ8a,55aに取付けてあるウォームホイ
ル63,63とからなる。このため、レストバー1は、
リフト駆動機56の駆動によって伝達機構59を介して
リフトスクリュ8a,55aが同時に回転し、その回転
量と回転方向とによって、レストバー1はパスラインP
Lに合わせるために所定距離移動し、レストバーの位置
が調整されるのである。通常、レストバー1は、図1及
び図3に示すように圧延機の保持部65にリフトクラン
プ64で固定されている。
【0011】つぎに、ガイド本体4,5を交換する作業
について説明する。レストバー1に搭載してある2台一
組のガイド本体4,5を交換する際、予め図1及び図2
に示すクランプ20を取外して、共通架台19と一体に
固定してあるガイド本体4,5をシフトボックス2から
離脱可能の状態にしておく。そこでまず、例えば図14
に示すようなガイド交換機Cを用いて、レストバー1か
ら共通架台19と共に2台一組のガイド本体4,5を取
外してから、新たな圧延サイズに合わせて調整してある
2台一組のガイド本体をガイド交換機でシフトボックス
2に挿入する(図15)。この時、シフトボックス2の
上部に設けてあるガイド体の間隔駆動機27と連動して
同時に回転する2本の出力軸30,31のクラッチ3
2,33を脱の位置(図10右側の出力軸31のように
脱の位置。)に切り換えて出力軸30,31を上方に移
動させ、ガイド本体4,5をシフトボックス2内に挿脱
する際に、ガイド本体が出力軸30,31に衝突しない
ようにして、ガイド本体をシフトボックス2に着脱する
作業の妨げにならないようにしておく。図14及び図1
5に示されているように、着脱時、ガイド本体4,5と
シフトボックス2の動力の接続は、クラッチ32,33
により出力軸30,31を上下に移動させることにより
行われるので、間隔駆動機27への油圧配管と駆動機の
回転量を測定する間隔検出器28への電気配線は、着脱
不要となる。このため、回転駆動機27と間隔検出器2
8には固定配管と固定配線が施されている。つぎに、ガ
イド本体4,5のカリバーシフトを行うには、制御装置
でシフトボックス2に嵌合してある2台一組のガイド本
体4,5のいずれか一方を選択して圧延ロールRの所要
のカリバーにカリバーシフトするために、シフト駆動機
9を駆動してレストバー1の下部に設けてあるシフトブ
ラケット17の雌ねじに雄ねじで噛合しているシフトス
クリュ12を回転させ、シフトボックス2を所要量移動
させることにより、シフトボックス内に嵌合してある一
方のガイド本体4(又は5)を所要のカリバーにカリバ
ーシフトする。シフト位置は、シフト駆動機9の回転量
をシフト検出器10で検出して制御する。図1に示す一
方のガイド本体4は、クラッチ32で出力軸30を下方
に移動させてガイド本体の芯間調整用のギアケース40
に出力軸30を嵌合させてから間隔駆動機27でガイド
体(ガイドローラー)22の間隔調整を行う。この調整
操作を説明すると、図5に示すように、出力軸30が下
動して嵌合部41aに嵌合し、駆動機27を駆動させる
と、出力軸の回転に伴って出力ギア41bと中間ギア4
3,44を介して偏心軸21bの頂部に設けてあるウォ
ーム21aが回転するので、偏心軸部21bに軸支して
ある一対のガイドローラー22の間隔が調整される。な
お、ガイド本体4と出力軸30の嵌合を解除するには、
出力軸30をクラッチ32で上方に移動させればよい。
図1に示す他方のガイド本体5のガイド体25の間隔
は、クラッチ33を下側に移動させて出力軸31をギア
ケース49に嵌合させてシフトボックス2の上部に設け
てある間隔駆動機27でガイド体25の間隔調整を行
う。すなわち図5及び図12に示すようにギアケース4
9の嵌合部50aが回転すると、タンバックル状のスク
リュースピンドル51が回転され逆ネジの雄ねじ51
a,51a1に雌ねじで噛合している互いに逆ネジの押
圧体51b,51b1が中心振り分けで間隔調整される
から、この押圧体と当接しているプレッシャーピン26
を介して支点ピン23でガイドボックス5aに開閉可能
に軸支してあるフリクションガイド25の間隔が中心振
分に調整される。ガイド本体4,5のカリバーシフトを
行う前にシフトクランプ18のガイドクランプ18aを
上方(図2上方)に移動させてガイド本体4,5のシフ
トボックス2への固定を解除し、カリバーシフトが完了
した後は、ガイドクランプ18aを下方に移動してガイ
ド本体をシフトボックスに再び固定する。
【0012】本発明の場合、カリバーシフトに伴う圧延
ロール隙の調整は上ロールを移動して隙間調整を行うの
で、隙間調整を行うと、パスラインPLが上下に移動す
ることになるので、ガイド本体4,5を移動したパスラ
インに合わせて位置調整する必要がある。そこで、ガイ
ド本体4,5をパスラインに合わせて位置調整するに
は、リフトクランプ64を開にしてレストバー1の圧延
機への固定を解除し、レストバーを圧延機に対して上下
方向(図1の上下方向)に移動可能にしてから、パスラ
イン調整用ギアボックス55に設けてあるリフト駆動機
56を回転させる。駆動機56が回転すると、ギアボッ
クス55と、シフト調整用ギアボックス8は結合軸58
で連結されているから、左右のリフトブラケット54の
雌ねじに雄ねじで噛合しているギアボックス8,55の
出力軸であるリフトスクリュ8a,55aが同時に回転
される。リフトスクリュ8a,55aが回転すると、そ
の回転方向に応じてレストバー1が上方もしくは下方に
移動するから、リフト量検出器57でリフト量を計測し
て所要の位置でレストバーの移動を停止させることによ
り、ガイド本体4、5のパスラインの位置合わせをする
ことができる。
【0013】2台一組のガイド本体4,5は、図示する
実施の形態では、互いにその構造を異にしているが、同
一であっても良い。そしてガイド体間隔調整機構34,
35も図示するものに限定されない。
【0014】
【実施例】本発明のガイドは、ガイド本体を圧延ロール
Rのカリバーにカリバーシフトすると共に、シフト先の
カリバーに合わせてガイド体22,25の間隔を調整す
る機能と、レストバー1をパスラインの上下移動に合わ
せて上方又は下方に移動させて、ガイド本体4、5をパ
スラインPLに位置合わせするリフト機能とを備えてい
る。レストバー1のリフト機能は、図2において圧延ロ
ールRの上ロール隙が0〜30mmの範囲で調整されるよ
うに、レストバーのリフト量は0〜20mm移動可能に設
けてある。もし上ロールが上方向に30mm移動すると、
パスラインPLはこの上ロールの移動量の半分である1
5mm分上方向に移動するので、ガイド本体4、5を支持
しているレストバー1を15mm上方向に移動させれば、
圧延ロールとガイド本体のパスラインPLを一致させる
ことができる。リフトブラケット54に噛合している図
1の左右のギアボックス8,55のリストスクリュ8
a,55aのネジピッチは10mmで左右のギアボックス
とリフト駆動機56の出力軸との減速比は100分の1
としてあるので、リフト駆動機1回転当たりのレストバ
ー1の上下移動量は0.1mmである。このリフト駆動機
には油圧モータを使用しており、出力軸の軸トルクは8
Kgf・m である。レストバー1のリフトを行う前には、リ
フトクランプ64を開にして圧延機へのレストバーの固
定を開放してリフト動作を可能にしてからリフトを行
い、リフト量の調整が完了すればリフトクランプを閉に
してレストバーを圧延機に固定する。リフトクランプ6
4は図1では合計2個の油圧シリンダーで構成されてあ
り、合計クランプ力は約54トンである。ガイド本体
4,5をカリバーシフトするためのシフトボックス2の
圧延ロールRの軸方向への移動量は、0〜550mm、シ
フト用駆動機11の出力軸トルクは8Kgf・m 、シフト用
駆動機を設けている図1右側のシフト調整用ギアボック
ス8の減速比は10分の1、シフトスクリュ8aのネジ
のピッチは10mmであり、図2に示すようにシフトボッ
クス2をレストバー1に固定するために設けてある5個
のシフトクランプ18のクランプ力の合計は35トンで
ある。ガイド本体4,5の間隔調整用の間隔駆動機27
は出力トルクが8Kgf・m で、2台のガイド本体を同時に
駆動して間隔調整を行うことも可能である。図5左側に
示すローラーガイド4のガイドローラー22の間隔調整
範囲は250〜400mm、図5に示すフリクションガイ
ド25の間隔調整範囲は170〜300mmの範囲であ
る。また、上記シフト駆動機9、間隔駆動機27、リフ
ト駆動機56と、これらの駆動機の回転量検出器は全て
同一機種を使用しており、回転量検出器は200パルス
/回転のエンコーダーを使用している。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、圧延ロール交換等に伴
ってガイド本体を交換する場合に、ガイド体の間隔を調
整するための動力源の油圧配管や間隔制御のための電気
配線を着脱することなくガイド本体交換が可能であるか
ら 着脱作業が容易になるばかりでなく、油圧配管や電
気配線の接続不良に伴う圧延停止や圧延スケジュールの
遅れを防止することができる。本発明によれば、パスラ
イン調整装置を設けているので、圧延サイズを圧延機の
上ロールだけの隙調整で行う場合などパスラインが上下
する場合であっても、ガイド本体を正確にパスラインに
位置合わせすることができ、常に高精度の圧延を行うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態を縮小して示し
た一部切欠正面図である。
【図2】図2は、正面図に示すローラガイドの中央部を
縦断した状態を右側から見た断面図である。
【図3】図3は、一部切欠右側面図である。
【図4】図4は、一部切欠平面図である。
【図5】図5は、2台一組のガイド本体を示す平面図で
ある。
【図6】図6は、シフトボックスの位置調整装置におけ
るシフト調整用ギアボックスを示す一部切欠拡大側面図
である。
【図7】図7は、シフト調整用ギアボックスとパスライ
ン調整用ギアボックスとの関係を示す拡大断面平面図で
ある。
【図8】図8は、シフトスクリュと結合軸と伝達歯車と
の相互関係を示す拡大断面平面図である。
【図9】図9は、シフトスクリュの取付け状態を示す拡
大断面図である。
【図10】図10は、ガイド体の間隔調整装置の主要部
を示す一部切欠拡大正面図である。
【図11】図11は、一方のガイド本体であるローラー
ガイドにおけるガイド体間隔調整機構の主要部を示す一
部切欠拡大正面図である。
【図12】図12は、他方のガイド本体のガイド体間隔
調整機構を拡大して示す図であって、図(a)は一部切
欠平面図であり、図(b)は一部切欠側面図である。
【図13】図13は、パスライン調整用ギアボックスを
示す一部切欠拡大側面図である
【図14】図14は、レストバーから交換機によってガ
イド本体を取出した状態又はガイド本体をレストバーに
挿入する過程を示す作業工程説明図である。
【図15】図15は、レストバーへ交換機によってガイ
ド本体を装着した状態を示す作業工程説明図である。
【符号の説明】
1 レストバー 2 シフトボックス 3 位置調整装置 4 ガイド本体 4a ガイドボックス 4b エントリー 5 ガイド本体 5a ガイドボックス 6 ガイド体の間隔調整装置 7 パスライン調整装置 8 シフト調整用ギアボックス 8a リフトスクリュ 9 シフト用駆動機 10 シフト量検出器 11 伝達機構 12 シフトスクリュ 13 ウォーム 14 ウォームホイル 15 シフトシャフト 17 シフトブラケット 18 シフトクランプ 19 共通架台 20 クランプ 21 支持軸 21a ウォームホイル 21b 偏心軸部 22 ガイド体(ガイドローラー) 23 支点ピン 24 ガイドホルダ 25 フリクションガイド 25 ガイド体 26 プレッシャーピン 27 間隔駆動機 28 間隔量検出器 29 間隔調整用ギアボックス 30 出力軸 31 出力軸 32 クラッチ 33 クラッチ 34 ガイド体間隔調整機構 35 ガイド体間隔調整機構 36 ギア 37 入力シャフト 37a ギア 38 ウォーム 39 ウォームホイル 40 ギアケース 41 入力シャフト 41a 嵌合部 41b 出力ギア 42 調整シャフト 43 第1の中間ギア 44 第2の中間ギア 45 ウォームシャフト 46 ウォーム 47 ウォーム 48 入力ギア 49 ギアケース 50 入力シャフト 50a 嵌合部 50b 出力ギア 51 スクリュスピンドル 52 引張バネ 54 リフトブラケット 55 パスライン調整用ギアボックス 55a リフトスクリュ 56 リフト駆動機 57 リフト量検出器 58 結合軸 59 伝達機構 60 ウォーム 61 ウォームホイル 62 ウォーム 63 ウォームホイル 64 リフトクランプ PL パスライン R 圧延ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國奥 秀雄 北海道札幌市西区発寒13条12丁目2番13号 寿産業株式会社発寒工場内 (72)発明者 渋谷 謙司 北海道札幌市西区発寒13条12丁目2番13号 寿産業株式会社発寒工場内 (72)発明者 吉沢 貞夫 北海道札幌市西区発寒13条12丁目2番13号 寿産業株式会社発寒工場内 (72)発明者 中村 團 北海道札幌市西区発寒13条12丁目2番13号 寿産業株式会社発寒工場内 (72)発明者 山本 国丸 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住 友金属工業株式会社小倉製鉄所内 (72)発明者 末次 秀樹 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住 友金属工業株式会社小倉製鉄所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機に取付けてあるレストバーと、こ
    のレストバーに設けてあって圧延ロールの軸方向に移動
    可能に設けてあるシフトボックスと、このシフトボック
    スを位置調整するための位置調整装置と、上記シフトボ
    ックスに設けてある2台一組のガイド本体と、ガイド体
    の間隔調整装置とを具備しており、 上記位置調整装置は、シフト駆動機とこのシフト駆動機
    の回転量を計測するためのシフト量検出器とを備えてい
    るシフト調整用ギアボックスと、上記シフトボックスの
    下部に設けてあって上記シフト調整用ギアボックスの出
    力軸であるシフトシャフトの雄ねじに雌ねじで噛合する
    シフトブラケットと、上記シフトボックスの上側で上記
    レストバーに取付けてあってシフトボックスをレストバ
    ーに固定するためのシフトクランプとを備えており、 上記2台一組のガイド本体は、共通架台上に固定されて
    いると共に、共通架台に1ユニットとして上記シフトボ
    ックスに着脱可能に配設されており、双方のガイド本体
    がそれぞれガイド体を設けており、 上記ガイド体の間隔調整装置は、上記シフトボックスに
    設けてあってガイド体の間隔を調整するための間隔駆動
    機とこの間隔駆動機の回転量を測定するための間隔量検
    出器とを備えた間隔調整用ギアボックスと、この間隔調
    整用ギアボックスに各組のガイド本体のガイド体に対応
    して配置してある出力軸と、各出力軸を上下に移動可能
    にしてある各クラッチと、ぞれぞれのクラッチを介して
    上記出力軸と連断可能の各ガイド体間隔調整機構とを備
    えており、 上記出力軸は、上記ガイド体間隔調整機構と連動可能に
    設けられていることを特徴とする圧延機におけるガイ
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ガイド本体のパスラ
    イン調整装置を具備しており、 レストバーは、圧延機に上下動可能に取付けられてお
    り、 上記ガイド本体のパスライン調整装置は、上記圧延機の
    左右に設けてある左右一対のリフトブラケットと、左右
    のリフトブラケットの上部にそれぞれ設けてあるパスラ
    イン調整用ギアボックス及びシフト調整用ギアボックス
    と、左右のリフトブラケットの雌ねじにそれぞれ雄ねじ
    で噛合しているパスライン調整用ギアボックス及びシフ
    ト調整用ギアボックスのそれぞれの出力軸であるリフト
    スクリューと、上記パスライン調整用ギアボックスに設
    けてあるリフト駆動機とリフト駆動機の回転量を測定す
    るためのリフト量検出器と、上記リフト駆動機を設けて
    いる上記パスライン調整用ギアボックスの出力をシフト
    調整用ギアボックスのリフトスクリューに伝達するため
    の結合軸と、上記レストバーを圧延機に固定するための
    レストバークランプとを備えていることを特徴とする圧
    延機におけるガイド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、一方のガイ
    ド本体は、ガイドボックスに回転可能に軸支してある一
    対の支持軸と、各支持軸の偏心軸部に回転自在に軸支し
    てあるガイド体であるガイドローラーと、上記ガイドボ
    ックス内に設けてあるエントリーとを備えているローラ
    ーガイドであり、 上記一方のガイド体におけるガイド体間隔調整機構は、
    第1乃至第3の間隔調整機構を備えており、上記第1の
    間隔調整機構は、上記ガイドボックスに設けてあるギア
    ケースと、このギアケースに回転可能に設け、一端側に
    間隔調整用ギアボックスに設けてある一方の出力軸と嵌
    合可能の嵌合部を設け、他端部側に出力ギアを設けてあ
    る入力シャフトとを備えており、上記第2の間隔調整機
    構は、上記ガイドボックスに回転可能に設けてある調整
    シャフトと、この調整シャフトの一端部側に設け上記入
    力シャフトの出力ギアと噛合する第1の中間ギアと、上
    記調整シャフトの他端部側に設けている第2の中間ギア
    とを備えており、上記第3の間隔調整機構は、上記各支
    持軸の頂部に設けてある互いに逆ネジのウォームホイル
    と、ウォームシャフトと、このウォームシャフトに設け
    上記各ウォームホイルに噛合する互いに逆ネジのウォー
    ムと、上記ウォームシャフトに設け上記第2の中間ギア
    と噛合し、上記各ウォームを回転させるための入力ギア
    とを備えており、 他方のガイド本体は、エントリーを兼用するガイドボッ
    クスに支点ピンで開閉可能に軸支してある上下各一対の
    ガイドホルダと、各ガイドホルダに取付けてありガイド
    ホルダと一体に開閉可能なガイド体であるフリクション
    ガイドと、上記上側ガイドホルダに設けてある一対のプ
    レッシャーピンとを設けてあり、 上記他方のガイド本体におけるガイド体間隔調整機構
    は、第1乃至第2の間隔調整機構を備えており、第1間
    隔調整機構は、上記ガイドボックスに設けてあり、上記
    間隔調整用ギアボックスの他方の出力軸と嵌合可能の嵌
    合部を設けている入力シャフトと、この入力シャフトの
    他端部側に設けてある出力ギアとを備えており、上記第
    2間隔調整機構は、上記入力シャフトの出力ギアに噛合
    する中間ギアを備えていると共に互いに逆ネジの一対の
    スクリュスピンドルと、このスクリュスピンドルに上記
    プレッシャーピンを常に当接させるための引張バネとを
    備えている ことを特徴とする圧延機におけるガイド。
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