JP2004341983A - 住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラム - Google Patents
住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】自動販売機を利用したバイタルデータの測定により、生活習慣病の管理や進行予防,改善を手軽に行える住民サービスの実現。
【解決手段】自動販売機10で測定された住民のバイタルデータを自治体健康管理サーバ20に送信する手段と、自治体健康管理サーバ20が前記住民の罹りつけ医療機関の医療機関サーバ30にバイタルデータを送信する手段と、自治体健康管理サーバ20がバイタルデータを基に自動販売機10で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して自動販売機10に送信する手段と、自動販売機10が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】自動販売機10で測定された住民のバイタルデータを自治体健康管理サーバ20に送信する手段と、自治体健康管理サーバ20が前記住民の罹りつけ医療機関の医療機関サーバ30にバイタルデータを送信する手段と、自治体健康管理サーバ20がバイタルデータを基に自動販売機10で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して自動販売機10に送信する手段と、自動販売機10が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラムに関し、特にバイタルセンサを備えた自動販売機を利用した住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機と個人の健康管理を結びつけた例としては、例えば、特開平9−326066号公報(特許文献1)で開示された自動販売機がある。
【0003】
この特許文献1においては、病気の種類と販売商品の適否を対応付けた適否対応テーブルを自動販売機に備え、自動販売機に挿入されたICカードから個人の医療情報に含まれる病気の種類を読み取り、適否対応テーブルと照合することにより商品の適否を判定し、不適切な商品の販売を停止したり、その商品が不適切である旨の表示を行うことが記載されている。
【0004】
一方、個人の日常の健康管理の例としては、例えば、特開2002−259570(特許文献2)で開示された健康管理システムおよび情報端末装置がある。
【0005】
この特許文献2においては、利用者が自宅の血圧計等で計測したデータを情報端末装置からインターネットを介してセンターサーバに送り、医師により診察された診断情報をセンターサーバから情報端末装置に送信することが記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−326066号公報(段落[0005]、図1、図2)
【特許文献2】
特開2002−259570号公報(段落[0024]〜[0028]、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に記載の自動販売機においては、ICカードに記録された病気に対して不適切な商品の販売を停止するということは行われているが、ICカードに記録されない程度の症状に対しては何ら考慮されていない。例えば、サイレントキラーと呼ばれる高血圧等の生活習慣病は徐々に進行し自覚することが難しいため、重度の生活習慣病になる前の予備軍(例えば、正常値を超えてはいるが深刻な異常値になる前の境界値)のときに進行しないよう予防,改善することが望ましい。しかし、特許文献1に記載の発明においては、既に罹っている病気に対しての不適切商品の販売停止に留まっており、予備軍のときに改善したり進行しないような商品を推奨して販売するというようなことは行われていない。
【0008】
また、特許文献2に記載の発明においては、日常の健康管理のために高価なバイタルセンサや情報端末装置を自宅に設置しなければならないという問題があり、対象者が限定されてしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、以上の問題を解決する住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の住民の健康管理システムは、バイタルセンサが備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機で測定された住民のバイタルデータを住民識別情報とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバが前記住民の罹りつけ医療機関を検索,取得して該当医療機関サーバにバイタルデータを送信する手段と、前記自治体健康管理サーバがバイタルデータを基に前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、前記自動販売機が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【0011】
本発明の第2の住民の健康管理システムは、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機は、バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有し、
前記自治体健康管理サーバは、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得する手段と、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得する手段と、前記罹りつけ医療機関にバイタルデータと住民カード番号を送信する手段とを有し、
前記医療機関サーバは、前記自治体健康管理サーバから送信されたバイタルデータを住民カード番号毎に内部データベースに登録する手段を有する。
【0012】
本発明の第3の住民の健康管理システムは、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機は、バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカと、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、第1レベルの異常値の場合に、前記医療機関サーバに接続し診療予約を行う手段と、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有し、
前記自治体健康管理サーバは、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得する手段と、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得する手段と、前記罹りつけ医療機関にバイタルデータと住民カード番号を送信する手段とを有し、
前記医療機関サーバは、前記自動販売機からの診療予約を受け付け登録する手段と、前記自治体健康管理サーバから送信されたバイタルデータを住民カード番号毎に内部データベースに登録する手段とを有し、
前記緊急時対応端末は、前記自動販売機との間で遠隔診療を行う手段を有する。
【0013】
本発明の第4の住民の健康管理システムは、本発明の第2または第3の住民の健康管理システムにおいて、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入によることを特徴とする。
【0014】
本発明の第5の住民の健康管理システムは、本発明の第2または第3の住民の健康管理システムにおいて、前記住民カードに金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入による支払いか、金融機関口座引き落としによる支払いかを住民に選択させることを特徴とする。
【0015】
本発明の第6の住民の健康管理システムは、本発明の第2,第3,第4または第5の住民の健康管理システムにおいて、前記自治体健康管理サーバにおいて検索,取得する該当住民の医療情報には持病,アレルギーの情報を含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1の自動販売機は、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける自動販売機であって、
バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【0017】
本発明の第2の自動販売機は、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける自動販売機であって、
バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカと、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、第1レベルの異常値の場合に、前記医療機関サーバに接続し診療予約を行う手段と、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【0018】
本発明の第3の自動販売機は、本発明の第1または第2の自動販売機において、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入によることを特徴とする。
【0019】
本発明の第4の自動販売機は、本発明の第1または第2の自動販売機において、前記住民カードに金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入による支払いか、金融機関口座引き落としによる支払いかを住民に選択させることを特徴とする。
【0020】
本発明の第1の住民の健康管理方法は、バイタルセンサが備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機で測定された住民のバイタルデータを住民識別情報とともに前記自治体健康管理サーバに送信し、前記自治体健康管理サーバが前記住民の罹りつけ医療機関を検索,取得して該当医療機関サーバにバイタルデータを送信するとともに、バイタルデータを基に前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信し、前記自動販売機が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うことを特徴とする。
【0021】
本発明の第2の住民の健康管理方法は、バイタルセンサとカード読取部が備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機が、挿入された住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を表示して請求するステップと、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にするステップと、測定されたバイタルデータが正常値かを前記自動販売機が判定するステップと、前記自動販売機がバイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得するステップと、バイタルデータと住民カード番号を前記罹りつけ医療機関に送信,蓄積するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信するステップと、前記自動販売機が前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うステップとを有する。
【0022】
本発明の第3の住民の健康管理方法は、バイタルセンサとカード読取部が備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機が、挿入された住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を表示して請求するステップと、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にするステップと、測定されたバイタルデータが正常値かを前記自動販売機が判定するステップと、第1レベルの異常値の場合に、前記自動販売機が前記医療機関サーバに接続し診療予約を行うステップと、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記自動販売機が前記緊急時対応端末に接続し遠隔診療を受診するステップと、前記自動販売機がバイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得するステップと、バイタルデータと住民カード番号を前記罹りつけ医療機関に送信,蓄積するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信するステップと、前記自動販売機が前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うステップとを有する。
【0023】
本発明の第1のプログラムは、バイタルセンサと、カード読取部と、表示部とを備えた自動販売機に適用されるプログラムであって、カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する機能、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする機能、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する機能、バイタルデータ,判定結果をカード番号とともに外部サーバに送信する機能、前記外部サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う機能、をコンピュータに実現させる。
【0024】
本発明の第2のプログラムは、バイタルセンサと、カード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカとを備えた自動販売機に適用されるプログラムであって、カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する機能、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする機能、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する機能、第1レベルの異常値の場合に、外部医療機関サーバに接続し診療予約を行う機能、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、外部緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する機能、バイタルデータ,判定結果をカード番号とともに外部自治体健康管理サーバに送信する機能、前記外部自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う機能、をコンピュータに実現させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、自動販売機10と、自治体健康管理サーバ20と、医療機関サーバ30と、緊急時対応端末40と、これらを相互に接続するインターネットや公衆回線等のネットワーク100とを備えている。
【0027】
自動販売機10は、自治体内の各地域の街頭や施設等の健康管理センターに設置され、健康維持や改善に有効な健康飲食物を販売する販売機であり、主制御部11と、販売制御手段12と、通信インターフェース部13と、バイタルセンサ制御手段14と、バイタルセンサ141と、入出力制御手段15と、カード読取部151と、表示部152と、キーボード153と、カメラ/マイク/スピーカ154と、記憶部16とを備えている。なお、健康維持や改善に有効な健康飲食物とは、例えば血圧が高めの人に対して推奨する血圧抑制効果のある保健用飲料,保健用食品や、ビタミン剤等の栄養補助剤等を意味している。
【0028】
主制御部11は、自動販売機10の全体の制御を行うCPU等の制御部であり、プログラムによりその動作を制御される。販売制御手段12は、投入された料金の判定機能、釣り銭の制御機能や健康飲食物の販売機能を備え、通信インターフェース部13は、インターネットや公衆回線等のネットワーク100との接続制御機能を備えている。バイタルセンサ制御手段14は、血圧、脈拍、体脂肪率、体温等のバイタルデータを測定する各バイタルセンサ141の電源制御機能や、測定されたバイタルデータを主制御部11に送信する機能を備えている。入出力制御手段15は、カード読取部151や表示部152、キーボード153、カメラ/マイク/スピーカ154の各入出力装置の制御を行う機能を備えている。カード読取部151は、ユーザが挿入したICカードからカード番号や生年月日情報等を読み取る機能を備えている。表示部152は、測定されたバイタルデータや、自治体健康管理サーバ20から受信するコメント,推奨飲食物等の情報、医療機関予約時の予約画面、遠隔検診時の映像等を表示する機能を備えている。キーボード153は、医療機関予約時の予約画面上で必要事項を入力する機能を備えている。カメラ/マイク/スピーカ154は遠隔検診時に用いられ、それぞれ映像の撮影、音声受信、音声出力の機能を備えている。
【0029】
記憶部16には、バイタルデータ判定テーブル161と、自治体健康管理サーバテーブル162と、医療機関予約サイトテーブル163と、緊急時対応端末テーブル164とが記憶されている。バイタルデータ判定テーブル161には、血圧等の各バイタルデータの正常値,異常値および緊急異常値のそれぞれの範囲が予め格納されている。ここで、緊急異常値とは異常値よりもさらに正常値から外れた値を意味しており、異常値に比べ診療の緊急性が高いものである。自治体健康管理サーバテーブル162には、自治体健康管理サーバ20にバイタルデータを送信するときの送信先アドレスが格納されている。医療機関予約サイトテーブル163には、診療予約可能な自治体地域内の医療機関のインターネット上の予約サイトのURLや、各医療機関の名称,住所,診療日時等が格納されている。緊急時対応端末テーブル164には、測定データが緊急異常値であったときに遠隔検診を担当する緊急時対応端末40の電話番号やアドレス等の連絡先情報が格納されている。
【0030】
自治体健康管理サーバ20は、市町村や都道府県等の自治体に設置されるサーバ・ワークステーション等の情報処理装置であり、制御部21と、住民健康管理データベース22と、健康飲食物データベース23と、医療機関データベース24とを備えている。
【0031】
制御部21は、例えばCPU等の制御部であり、プログラムによりその動作を制御される。住民健康管理データベース22には、自治体からICカード(住民カード)を発行された住民の健康管理に関する情報が登録されている。登録される内容は、ICカード発行時に予め登録される氏名,住所,性別,生年月日,電話番号,血液型,持病,アレルギーの種類,罹りつけの医療機関等や、住民が自動販売機10でバイタルセンサ141による測定を行う度に送られてくるバイタルデータであり、これらの情報がICカードのカード番号に対応して登録される。健康飲食物データベース23には、自動販売機10に収納,販売される各健康飲食物と各病気との適否が対応付けられて予め登録されている。医療機関データベース24には、住民健康管理データベース22に登録されている住民の罹りつけの医療機関毎に、医療機関サーバ30のアドレスが予め登録されている。
【0032】
医療機関サーバ30は、病院等の医療機関に設置されたサーバ・ワークステーション等の情報処理装置であり、自治体健康管理サーバ20から送られる患者のバイタルデータを患者毎に蓄積し、図示しない医師端末等からの要求によりバイタルデータを提供する機能を備えている。また、ネットワーク100を介した診療予約を受け付ける機能も備えている。
【0033】
緊急時対応端末40は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、カメラ,マイク,スピーカを備え遠隔診療を行う機能を有している。この緊急時対応端末40は遠隔診療を行う医師により使用される端末であり、自治体や医療機関等に設置される。
【0034】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図1および図2を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0035】
最初に、健康管理対象の住民が保有するICカード(住民カード)について説明する。自治体は、住民が一定年齢(例えば40歳)に達すると、ICカードを住民に配布する。このとき、住民から氏名,住所,性別,生年月日,電話番号,血液型,持病,アレルギー,罹りつけの医療機関等の情報を提供してもらい、これらの情報を自治体健康管理サーバ20の住民健康管理データベース22にICカード番号に対応付けて登録しておく。また、ICカードにもICカード番号とこれらの情報を記録して住民に配布する。なお、一定年齢に達しない住民については、申請により有料にてICカードを発行する。
【0036】
次に、図2を参照すると、住民は自由な日時に最寄りの健康管理ステーションに設置されている自動販売機10に立ち寄り、自動販売機10にICカードを挿入する。自動販売機10のカード読取部151はICカードの記録内容を読み取り(ステップA1)、主制御部11はカード読取部151が読み取った生年月日情報から現在の年齢を算出し、住民が無料検診対象者かどうか(例えば40歳以上かどうか)を判断する。無料検診対象者であった場合は、主制御部11はバイタルセンサ制御手段14に全てのバイタルセンサ141への電源供給を開始するよう指示し、表示部152に測定可能状態になったことを表示する(ステップA2)。
【0037】
無料検診対象者でなかった場合は、主制御部11は検診料金を投入するよう表示部152に表示させ、住民が一定料金を投入したことを販売制御手段12が確認すると、主制御部11はバイタルセンサ制御手段14にバイタルセンサ141の電源をONにするよう指示し、表示部152に測定可能状態になったことと備えられているバイタルセンサの種類とを表示する(ステップA3)。
【0038】
住民は、使用するバイタルセンサを表示部152の画面上で例えばタッチすることにより選択する。この場合、複数種類のバイタルセンサを指定してもよい。次に住民は、血圧、脈拍、体脂肪率、体温等のバイタルデータを測定する各バイタルセンサ141により測定を行う(ステップA4)。バイタルセンサ141によるバイタルデータの測定が終了すると、バイタルセンサ制御手段14から主制御部11にその旨通知される。主制御部11は、ステップA4で住民から指定された全てのバイタルセンサによる測定が終了したことを確認すると、バイタルデータ判定テーブル161を参照し、測定されたそれぞれのバイタルデータの値が正常値の範囲内にあるかを判断する(ステップA5)。
【0039】
ステップA5において正常値でないバイタルデータがあった場合は、緊急異常値であるかをバイタルデータ判定テーブル161を参照して判断する(ステップA6)。緊急異常値であった場合は、主制御部11は緊急時対応端末テーブル164から緊急時対応端末40の連絡先情報を読み出してネットワーク100を介してアクセスし、自動販売機10の住民と緊急時対応端末40の医師との間でカメラ/マイク/スピーカ154を用いた遠隔診療を行う。このとき、主制御部11は測定された住民のバイタルデータとICカードから読み取った情報を緊急時対応端末40に送信する。なお、遠隔診療については公知であり、またその詳細を説明することが本発明の主旨でもないためこれ以上の説明は省略する(ステップA7,A8)。緊急時対応端末40で住民に対応する医師は、バイタルデータやICカードからの情報と映像,音声による面談や問診結果とから緊急性を判断し、必要に応じ救急車の手配等の緊急処置を行う(ステップA9)。
【0040】
ステップA6において緊急異常値のバイタルデータが無かった場合は、主制御部11は異常値と判断し、医療機関の診療予約のステップに進む。主制御部11は、医療機関予約サイトテーブル163を参照し、診療予約可能な自治体地域内の医療機関の名称,住所,休診日,診療時間帯等を表示部152に一覧表示し、住民に対して測定値が異常値であるため診療予約するように勧める表示を併せて行う。住民が表示部152の画面上の診療予約不要ボタンを押すと、主制御部11は診療予約不要と判断してステップA12に進む。住民が診療予約を希望する医療機関を表示部152の画面上で選択すると、主制御部11は医療機関予約サイトテーブル163から該当医療機関のインターネット上の予約サイトのURLを取得し、ネットワーク100を介してアクセスする。予約サイトをネットワーク100上に開設している医療機関サーバ30は、予約の受付画面情報を自動販売機10に送信し、自動販売機10においては通信インターフェース部13を介して表示部152に表示する。住民は予約画面上で必要事項をキーボード153から入力し、入力終了後に画面上の送信ボタンを押下することにより、主制御部11は医療機関サーバ30に対して入力された予約画面情報を送信する(ステップA10)。医療機関サーバ30は予約画面情報を受信し、予約が可能であれば自サーバに登録するとともに、予約可能通知を自動販売機10に送信し、住民は表示部152に表示された予約済み情報を、自動販売機10に備えられた図示しないプリンタによりプリントアウトする。また、予約が不可である場合は、医療機関サーバ30はその旨通知し、再入力を要求する。なお、このネットワーク100を介した診療予約については公知であり、また予約の詳細な方法を説明することが本発明の主旨でもないためこれ以上の説明は省略する(ステップA11)。
【0041】
ステップA5,A7またはA10に引き続き、自動販売機10の主制御部11は、測定されたバイタルデータとバイタルデータが正常値と比べてどうなのか(正常値の範囲内、正常値より高い、正常値より低い、等)の情報とを、住民のICカード番号(住民識別情報)とともに自治体健康管理サーバ20に送信する。自治体健康管理サーバ20のアドレスは自治体健康管理サーバテーブル162から取得する。なお、主制御部11は、測定したバイタルデータの値と、正常値か,正常値より高いか,正常値より低いかの判定内容とを、表示部152に表示する(ステップA12)。
【0042】
ICカード番号とバイタルデータを受信した自治体健康管理サーバ20においては、制御部21が住民健康管理データベース22の該当ICカード番号(住民識別情報)に対応付けてバイタルデータを登録する。このとき、バイタルデータを受信した日時情報も併せて登録する。これらの蓄積されたバイタルデータは、例えば、住民がネットワーク100を介して閲覧したり、自治体の統計データとして利用される(ステップA13)。また、制御部21は、該当ICカード番号に対応して住民健康管理データベース22に登録されている罹りつけの医療機関を取得し、この医療機関の医療機関サーバ30のアドレスを医療機関データベース24から取得して、受信したバイタルデータをICカード番号や住民の氏名等の住民識別情報とともに罹りつけの医療機関サーバ30に送信する(ステップA14)。医療機関サーバ30は、受信したバイタルデータをICカード番号や住民の氏名等の住民識別情報に対応付けて受信日時とともに蓄積する。これらの蓄積されたバイタルデータは、例えば、医療機関での診察時に経過データとして利用される(ステップA15)。
【0043】
次に、自治体健康管理サーバ20の制御部21は、受信したバイタルデータが正常値に比べてどうなのか(正常値の範囲内、正常値より高い、正常値より低い、等)の情報により、推奨する飲食物の情報や禁止する飲食物の情報を健康飲食物データベース23から検索する。このとき制御部21は、該当住民の持病やアレルギーの種類を住民健康管理データベース22から取得し、飲食物の情報を健康飲食物データベース23から検索する場合に、バイタルデータの情報に持病やアレルギーの情報を加味して検索することが望ましい。例えば、血圧のバイタルデータが正常値より高く、持病として糖尿病が登録されていたような場合は、まず高血圧の抑制に適した飲食物を検索し、その中から糖尿病に適さないものを検索して除外し、残りを推奨飲食物とする。また、高血圧または糖尿病に適さない飲食物を検索し、それらを禁止飲食物とする。これらの検索が終了すると、制御部21は、推奨飲食物情報と禁止飲食物情報とを自動販売機10に送信する。なお、バイタルデータが正常値であり、持病やアレルギー等も無いような場合は、推奨飲食物も禁止飲食物も無いため、その旨通知する(ステップA16)。
【0044】
自治体健康管理サーバ20から推奨飲食物情報と禁止飲食物情報とを受信した自動販売機10においては、表示部152にそれらの情報を表示するとともに、禁止飲食物以外の飲食物または推奨飲食物に対応する自動販売機上の購入ボタンのみを点灯させ、他の購入ボタンは無効にするよう、主制御部11から販売制御手段12に指示し、販売制御手段12は指示に応じて販売制御を行う。なお、この販売制御については公知であり、この詳細を述べることが本発明の主旨ではないため、これ以上の説明は省略する。また、自治体健康管理サーバ20から推奨飲食物も禁止飲食物も無い旨の通知を受けた場合は、その旨を表示部152に表示するとともに、主制御部11から販売制御手段12への販売制御指示も行わず、処理を終了する。最後に、主制御部11はバイタルセンサ制御手段14を介して全てのバイタルセンサ141への電源供給を停止する(ステップA17)。
【0045】
次に、本発明の他の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0046】
図3は、本発明の他の実施の形態の構成を示す図であり、図1の一実施の形態の構成に比べ、自動販売機10におけるキーボード153と、カメラ/マイク/スピーカ154と、医療機関予約サイトテーブル163と、緊急時対応端末テーブル164と、緊急時対応端末40とが削除されている点が異なっている。
【0047】
また、図4は、本発明の他の実施の形態の動作を示すフローチャートであり、図2の一実施の形態のフローチャートから、ステップA6〜ステップA11を削除したものである。従って、図4のステップB1〜B5は図2のステップA1〜A5に、また、図4のステップB6〜B11は図2のステップA12〜A17に同じである。
【0048】
本実施の形態においては、測定したバイタルデータが正常値でなかった場合に、一実施の形態において行っていた遠隔診療や診療予約の処理を実施せず、自動販売機10で測定したバイタルデータの自治体健康管理サーバ20,医療機関サーバ30への送信,蓄積や、自治体健康管理サーバ20からの推奨飲食物情報,禁止飲食物情報の受信による自動販売機10での販売制御処理を行うものである。
【0049】
以上、本発明の一実施の形態および他の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の形態や応用が可能である。
【0050】
例えば、住民に配布されるICカードの代わりに、例えばブルートゥース(Blue Tooth)通信機能を備えた携帯電話機等の携帯端末を用いるようにしてもよい。この場合、自治体健康管理サーバ20から住民健康管理データベース22に登録された情報を携帯端末にダウンロードして格納し、自動販売機10の通信インターフェース部13にブルートゥース(Blue Tooth)通信機能を設け、携帯端末からブルートゥース通信により住民情報(ICカードの記録内容に相当する情報)を受信することになる。
【0051】
また、本発明の一実施の形態における図2のステップA3、他の実施の形態における図4のステップB3においては、検診料金を自動販売機10への現金の投入により支払っているが、現金支払いか金融機関口座引き落としかを選択させるようにしてもよい。この場合、ICカードまたは携帯端末には金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、自動販売機10の主制御部11はネットワーク100を介して図示しない金融機関サーバに引き落とし要求を行う。
【0052】
また、本発明の一実施の形態においては、測定されたバイタルデータが正常値,異常値,緊急異常値のいずれであるのかを判定し、それぞれの場合の処理を行うようにしたが、正常値か正常値でないかを判定し、それぞれの場合の処理を行うようにしてもよい。例えば、正常値でない場合の処理としては、医療機関の予約または遠隔診療のいずれかを固定して行うようにしてもよいし、住民にいずれかを選択させるようにしてもよいし、両方を行うようにしてもよい。
【0053】
また、自動販売機10には健康維持に有効な健康飲食物だけを収納,販売してもよいし、コーヒー,ジュース等の一般飲料等と一緒に収納,販売するようにしてもよい。
【0054】
また、本発明の一実施の形態および他の実施の形態においては、自動販売機10で販売される健康飲食物は全ての自動販売機10で同じであるものとして説明したが、自動販売機10により異なっていてもよい。この場合には、自動販売機識別番号毎の販売健康飲食物情報を自治体健康管理サーバ20の健康飲食物データベース23に登録しておき、自動販売機10から自治体健康管理サーバ20にバイタルデータを送信するときに自動販売機識別番号を併せて送信することになる。
【0055】
また、本発明の一実施の形態における図2のステップA17、他の実施の形態における図4のステップB11において、自治体健康管理サーバ20から推奨飲食物情報と禁止飲食物情報とを受信した自動販売機10が表示部152にそれらの情報を表示するだけに留め、販売制御を行わないようにしてもよい。または、表示部152への表示を行うことなく販売制御を行うようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明は、自動販売機において測定したバイタルデータに基いて健康維持に有効な健康飲食物をその場で推奨販売するようにしたため、重度の生活習慣病になる前の予備軍のときに進行しないよう予防,改善することができるという効果があるとともに、生活習慣病の発見が促進され住民の病気に対する意識が向上するという効果がある。
【0057】
また、本発明は、自治体内の各地域の街頭や施設等の健康管理センターに設置された自動販売機にバイタルセンサを備えたため、日常の健康管理のために高価なバイタルセンサや情報端末装置を自宅に設置しなくてもよくなるという効果がある。
【0058】
また、本発明は、自動販売機で測定したバイタルデータを自治体健康管理サーバや罹りつけの医療機関に蓄積するようにしたため、住民にとっては通院の必要無しに手軽に健康管理データを蓄積して閲覧でき、また、医療機関においても時系列的に蓄積された健康管理データを診療の参考にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態の構成を示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 自動販売機
11 主制御部
12 販売制御手段
13 通信インターフェース部
14 バイタルセンサ制御手段
141 バイタルセンサ
15 入出力制御手段
151 カード読取部
152 表示部
153 キーボード
154 カメラ/マイク/スピーカ
16 記憶部
161 バイタルデータ判定テーブル
162 自治体健康管理サーバテーブル
163 医療機関予約サイトテーブル
164 緊急時対応端末テーブル
20 自治体健康管理サーバ
21 制御部
22 住民健康管理データベース
23 健康飲食物データベース
24 医療機関データベース
30 医療機関サーバ
40 緊急時対応端末
100 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラムに関し、特にバイタルセンサを備えた自動販売機を利用した住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機と個人の健康管理を結びつけた例としては、例えば、特開平9−326066号公報(特許文献1)で開示された自動販売機がある。
【0003】
この特許文献1においては、病気の種類と販売商品の適否を対応付けた適否対応テーブルを自動販売機に備え、自動販売機に挿入されたICカードから個人の医療情報に含まれる病気の種類を読み取り、適否対応テーブルと照合することにより商品の適否を判定し、不適切な商品の販売を停止したり、その商品が不適切である旨の表示を行うことが記載されている。
【0004】
一方、個人の日常の健康管理の例としては、例えば、特開2002−259570(特許文献2)で開示された健康管理システムおよび情報端末装置がある。
【0005】
この特許文献2においては、利用者が自宅の血圧計等で計測したデータを情報端末装置からインターネットを介してセンターサーバに送り、医師により診察された診断情報をセンターサーバから情報端末装置に送信することが記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−326066号公報(段落[0005]、図1、図2)
【特許文献2】
特開2002−259570号公報(段落[0024]〜[0028]、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に記載の自動販売機においては、ICカードに記録された病気に対して不適切な商品の販売を停止するということは行われているが、ICカードに記録されない程度の症状に対しては何ら考慮されていない。例えば、サイレントキラーと呼ばれる高血圧等の生活習慣病は徐々に進行し自覚することが難しいため、重度の生活習慣病になる前の予備軍(例えば、正常値を超えてはいるが深刻な異常値になる前の境界値)のときに進行しないよう予防,改善することが望ましい。しかし、特許文献1に記載の発明においては、既に罹っている病気に対しての不適切商品の販売停止に留まっており、予備軍のときに改善したり進行しないような商品を推奨して販売するというようなことは行われていない。
【0008】
また、特許文献2に記載の発明においては、日常の健康管理のために高価なバイタルセンサや情報端末装置を自宅に設置しなければならないという問題があり、対象者が限定されてしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、以上の問題を解決する住民の健康管理システム,方法,自動販売機およびプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の住民の健康管理システムは、バイタルセンサが備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機で測定された住民のバイタルデータを住民識別情報とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバが前記住民の罹りつけ医療機関を検索,取得して該当医療機関サーバにバイタルデータを送信する手段と、前記自治体健康管理サーバがバイタルデータを基に前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、前記自動販売機が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【0011】
本発明の第2の住民の健康管理システムは、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機は、バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有し、
前記自治体健康管理サーバは、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得する手段と、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得する手段と、前記罹りつけ医療機関にバイタルデータと住民カード番号を送信する手段とを有し、
前記医療機関サーバは、前記自治体健康管理サーバから送信されたバイタルデータを住民カード番号毎に内部データベースに登録する手段を有する。
【0012】
本発明の第3の住民の健康管理システムは、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機は、バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカと、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、第1レベルの異常値の場合に、前記医療機関サーバに接続し診療予約を行う手段と、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有し、
前記自治体健康管理サーバは、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得する手段と、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得する手段と、前記罹りつけ医療機関にバイタルデータと住民カード番号を送信する手段とを有し、
前記医療機関サーバは、前記自動販売機からの診療予約を受け付け登録する手段と、前記自治体健康管理サーバから送信されたバイタルデータを住民カード番号毎に内部データベースに登録する手段とを有し、
前記緊急時対応端末は、前記自動販売機との間で遠隔診療を行う手段を有する。
【0013】
本発明の第4の住民の健康管理システムは、本発明の第2または第3の住民の健康管理システムにおいて、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入によることを特徴とする。
【0014】
本発明の第5の住民の健康管理システムは、本発明の第2または第3の住民の健康管理システムにおいて、前記住民カードに金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入による支払いか、金融機関口座引き落としによる支払いかを住民に選択させることを特徴とする。
【0015】
本発明の第6の住民の健康管理システムは、本発明の第2,第3,第4または第5の住民の健康管理システムにおいて、前記自治体健康管理サーバにおいて検索,取得する該当住民の医療情報には持病,アレルギーの情報を含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1の自動販売機は、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける自動販売機であって、
バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【0017】
本発明の第2の自動販売機は、自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける自動販売機であって、
バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカと、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、第1レベルの異常値の場合に、前記医療機関サーバに接続し診療予約を行う手段と、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有する。
【0018】
本発明の第3の自動販売機は、本発明の第1または第2の自動販売機において、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入によることを特徴とする。
【0019】
本発明の第4の自動販売機は、本発明の第1または第2の自動販売機において、前記住民カードに金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入による支払いか、金融機関口座引き落としによる支払いかを住民に選択させることを特徴とする。
【0020】
本発明の第1の住民の健康管理方法は、バイタルセンサが備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機で測定された住民のバイタルデータを住民識別情報とともに前記自治体健康管理サーバに送信し、前記自治体健康管理サーバが前記住民の罹りつけ医療機関を検索,取得して該当医療機関サーバにバイタルデータを送信するとともに、バイタルデータを基に前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信し、前記自動販売機が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うことを特徴とする。
【0021】
本発明の第2の住民の健康管理方法は、バイタルセンサとカード読取部が備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機が、挿入された住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を表示して請求するステップと、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にするステップと、測定されたバイタルデータが正常値かを前記自動販売機が判定するステップと、前記自動販売機がバイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得するステップと、バイタルデータと住民カード番号を前記罹りつけ医療機関に送信,蓄積するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信するステップと、前記自動販売機が前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うステップとを有する。
【0022】
本発明の第3の住民の健康管理方法は、バイタルセンサとカード読取部が備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機が、挿入された住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を表示して請求するステップと、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にするステップと、測定されたバイタルデータが正常値かを前記自動販売機が判定するステップと、第1レベルの異常値の場合に、前記自動販売機が前記医療機関サーバに接続し診療予約を行うステップと、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記自動販売機が前記緊急時対応端末に接続し遠隔診療を受診するステップと、前記自動販売機がバイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得するステップと、バイタルデータと住民カード番号を前記罹りつけ医療機関に送信,蓄積するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信するステップと、前記自動販売機が前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うステップとを有する。
【0023】
本発明の第1のプログラムは、バイタルセンサと、カード読取部と、表示部とを備えた自動販売機に適用されるプログラムであって、カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する機能、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする機能、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する機能、バイタルデータ,判定結果をカード番号とともに外部サーバに送信する機能、前記外部サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う機能、をコンピュータに実現させる。
【0024】
本発明の第2のプログラムは、バイタルセンサと、カード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカとを備えた自動販売機に適用されるプログラムであって、カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する機能、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする機能、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する機能、第1レベルの異常値の場合に、外部医療機関サーバに接続し診療予約を行う機能、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、外部緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する機能、バイタルデータ,判定結果をカード番号とともに外部自治体健康管理サーバに送信する機能、前記外部自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う機能、をコンピュータに実現させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、自動販売機10と、自治体健康管理サーバ20と、医療機関サーバ30と、緊急時対応端末40と、これらを相互に接続するインターネットや公衆回線等のネットワーク100とを備えている。
【0027】
自動販売機10は、自治体内の各地域の街頭や施設等の健康管理センターに設置され、健康維持や改善に有効な健康飲食物を販売する販売機であり、主制御部11と、販売制御手段12と、通信インターフェース部13と、バイタルセンサ制御手段14と、バイタルセンサ141と、入出力制御手段15と、カード読取部151と、表示部152と、キーボード153と、カメラ/マイク/スピーカ154と、記憶部16とを備えている。なお、健康維持や改善に有効な健康飲食物とは、例えば血圧が高めの人に対して推奨する血圧抑制効果のある保健用飲料,保健用食品や、ビタミン剤等の栄養補助剤等を意味している。
【0028】
主制御部11は、自動販売機10の全体の制御を行うCPU等の制御部であり、プログラムによりその動作を制御される。販売制御手段12は、投入された料金の判定機能、釣り銭の制御機能や健康飲食物の販売機能を備え、通信インターフェース部13は、インターネットや公衆回線等のネットワーク100との接続制御機能を備えている。バイタルセンサ制御手段14は、血圧、脈拍、体脂肪率、体温等のバイタルデータを測定する各バイタルセンサ141の電源制御機能や、測定されたバイタルデータを主制御部11に送信する機能を備えている。入出力制御手段15は、カード読取部151や表示部152、キーボード153、カメラ/マイク/スピーカ154の各入出力装置の制御を行う機能を備えている。カード読取部151は、ユーザが挿入したICカードからカード番号や生年月日情報等を読み取る機能を備えている。表示部152は、測定されたバイタルデータや、自治体健康管理サーバ20から受信するコメント,推奨飲食物等の情報、医療機関予約時の予約画面、遠隔検診時の映像等を表示する機能を備えている。キーボード153は、医療機関予約時の予約画面上で必要事項を入力する機能を備えている。カメラ/マイク/スピーカ154は遠隔検診時に用いられ、それぞれ映像の撮影、音声受信、音声出力の機能を備えている。
【0029】
記憶部16には、バイタルデータ判定テーブル161と、自治体健康管理サーバテーブル162と、医療機関予約サイトテーブル163と、緊急時対応端末テーブル164とが記憶されている。バイタルデータ判定テーブル161には、血圧等の各バイタルデータの正常値,異常値および緊急異常値のそれぞれの範囲が予め格納されている。ここで、緊急異常値とは異常値よりもさらに正常値から外れた値を意味しており、異常値に比べ診療の緊急性が高いものである。自治体健康管理サーバテーブル162には、自治体健康管理サーバ20にバイタルデータを送信するときの送信先アドレスが格納されている。医療機関予約サイトテーブル163には、診療予約可能な自治体地域内の医療機関のインターネット上の予約サイトのURLや、各医療機関の名称,住所,診療日時等が格納されている。緊急時対応端末テーブル164には、測定データが緊急異常値であったときに遠隔検診を担当する緊急時対応端末40の電話番号やアドレス等の連絡先情報が格納されている。
【0030】
自治体健康管理サーバ20は、市町村や都道府県等の自治体に設置されるサーバ・ワークステーション等の情報処理装置であり、制御部21と、住民健康管理データベース22と、健康飲食物データベース23と、医療機関データベース24とを備えている。
【0031】
制御部21は、例えばCPU等の制御部であり、プログラムによりその動作を制御される。住民健康管理データベース22には、自治体からICカード(住民カード)を発行された住民の健康管理に関する情報が登録されている。登録される内容は、ICカード発行時に予め登録される氏名,住所,性別,生年月日,電話番号,血液型,持病,アレルギーの種類,罹りつけの医療機関等や、住民が自動販売機10でバイタルセンサ141による測定を行う度に送られてくるバイタルデータであり、これらの情報がICカードのカード番号に対応して登録される。健康飲食物データベース23には、自動販売機10に収納,販売される各健康飲食物と各病気との適否が対応付けられて予め登録されている。医療機関データベース24には、住民健康管理データベース22に登録されている住民の罹りつけの医療機関毎に、医療機関サーバ30のアドレスが予め登録されている。
【0032】
医療機関サーバ30は、病院等の医療機関に設置されたサーバ・ワークステーション等の情報処理装置であり、自治体健康管理サーバ20から送られる患者のバイタルデータを患者毎に蓄積し、図示しない医師端末等からの要求によりバイタルデータを提供する機能を備えている。また、ネットワーク100を介した診療予約を受け付ける機能も備えている。
【0033】
緊急時対応端末40は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、カメラ,マイク,スピーカを備え遠隔診療を行う機能を有している。この緊急時対応端末40は遠隔診療を行う医師により使用される端末であり、自治体や医療機関等に設置される。
【0034】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図1および図2を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0035】
最初に、健康管理対象の住民が保有するICカード(住民カード)について説明する。自治体は、住民が一定年齢(例えば40歳)に達すると、ICカードを住民に配布する。このとき、住民から氏名,住所,性別,生年月日,電話番号,血液型,持病,アレルギー,罹りつけの医療機関等の情報を提供してもらい、これらの情報を自治体健康管理サーバ20の住民健康管理データベース22にICカード番号に対応付けて登録しておく。また、ICカードにもICカード番号とこれらの情報を記録して住民に配布する。なお、一定年齢に達しない住民については、申請により有料にてICカードを発行する。
【0036】
次に、図2を参照すると、住民は自由な日時に最寄りの健康管理ステーションに設置されている自動販売機10に立ち寄り、自動販売機10にICカードを挿入する。自動販売機10のカード読取部151はICカードの記録内容を読み取り(ステップA1)、主制御部11はカード読取部151が読み取った生年月日情報から現在の年齢を算出し、住民が無料検診対象者かどうか(例えば40歳以上かどうか)を判断する。無料検診対象者であった場合は、主制御部11はバイタルセンサ制御手段14に全てのバイタルセンサ141への電源供給を開始するよう指示し、表示部152に測定可能状態になったことを表示する(ステップA2)。
【0037】
無料検診対象者でなかった場合は、主制御部11は検診料金を投入するよう表示部152に表示させ、住民が一定料金を投入したことを販売制御手段12が確認すると、主制御部11はバイタルセンサ制御手段14にバイタルセンサ141の電源をONにするよう指示し、表示部152に測定可能状態になったことと備えられているバイタルセンサの種類とを表示する(ステップA3)。
【0038】
住民は、使用するバイタルセンサを表示部152の画面上で例えばタッチすることにより選択する。この場合、複数種類のバイタルセンサを指定してもよい。次に住民は、血圧、脈拍、体脂肪率、体温等のバイタルデータを測定する各バイタルセンサ141により測定を行う(ステップA4)。バイタルセンサ141によるバイタルデータの測定が終了すると、バイタルセンサ制御手段14から主制御部11にその旨通知される。主制御部11は、ステップA4で住民から指定された全てのバイタルセンサによる測定が終了したことを確認すると、バイタルデータ判定テーブル161を参照し、測定されたそれぞれのバイタルデータの値が正常値の範囲内にあるかを判断する(ステップA5)。
【0039】
ステップA5において正常値でないバイタルデータがあった場合は、緊急異常値であるかをバイタルデータ判定テーブル161を参照して判断する(ステップA6)。緊急異常値であった場合は、主制御部11は緊急時対応端末テーブル164から緊急時対応端末40の連絡先情報を読み出してネットワーク100を介してアクセスし、自動販売機10の住民と緊急時対応端末40の医師との間でカメラ/マイク/スピーカ154を用いた遠隔診療を行う。このとき、主制御部11は測定された住民のバイタルデータとICカードから読み取った情報を緊急時対応端末40に送信する。なお、遠隔診療については公知であり、またその詳細を説明することが本発明の主旨でもないためこれ以上の説明は省略する(ステップA7,A8)。緊急時対応端末40で住民に対応する医師は、バイタルデータやICカードからの情報と映像,音声による面談や問診結果とから緊急性を判断し、必要に応じ救急車の手配等の緊急処置を行う(ステップA9)。
【0040】
ステップA6において緊急異常値のバイタルデータが無かった場合は、主制御部11は異常値と判断し、医療機関の診療予約のステップに進む。主制御部11は、医療機関予約サイトテーブル163を参照し、診療予約可能な自治体地域内の医療機関の名称,住所,休診日,診療時間帯等を表示部152に一覧表示し、住民に対して測定値が異常値であるため診療予約するように勧める表示を併せて行う。住民が表示部152の画面上の診療予約不要ボタンを押すと、主制御部11は診療予約不要と判断してステップA12に進む。住民が診療予約を希望する医療機関を表示部152の画面上で選択すると、主制御部11は医療機関予約サイトテーブル163から該当医療機関のインターネット上の予約サイトのURLを取得し、ネットワーク100を介してアクセスする。予約サイトをネットワーク100上に開設している医療機関サーバ30は、予約の受付画面情報を自動販売機10に送信し、自動販売機10においては通信インターフェース部13を介して表示部152に表示する。住民は予約画面上で必要事項をキーボード153から入力し、入力終了後に画面上の送信ボタンを押下することにより、主制御部11は医療機関サーバ30に対して入力された予約画面情報を送信する(ステップA10)。医療機関サーバ30は予約画面情報を受信し、予約が可能であれば自サーバに登録するとともに、予約可能通知を自動販売機10に送信し、住民は表示部152に表示された予約済み情報を、自動販売機10に備えられた図示しないプリンタによりプリントアウトする。また、予約が不可である場合は、医療機関サーバ30はその旨通知し、再入力を要求する。なお、このネットワーク100を介した診療予約については公知であり、また予約の詳細な方法を説明することが本発明の主旨でもないためこれ以上の説明は省略する(ステップA11)。
【0041】
ステップA5,A7またはA10に引き続き、自動販売機10の主制御部11は、測定されたバイタルデータとバイタルデータが正常値と比べてどうなのか(正常値の範囲内、正常値より高い、正常値より低い、等)の情報とを、住民のICカード番号(住民識別情報)とともに自治体健康管理サーバ20に送信する。自治体健康管理サーバ20のアドレスは自治体健康管理サーバテーブル162から取得する。なお、主制御部11は、測定したバイタルデータの値と、正常値か,正常値より高いか,正常値より低いかの判定内容とを、表示部152に表示する(ステップA12)。
【0042】
ICカード番号とバイタルデータを受信した自治体健康管理サーバ20においては、制御部21が住民健康管理データベース22の該当ICカード番号(住民識別情報)に対応付けてバイタルデータを登録する。このとき、バイタルデータを受信した日時情報も併せて登録する。これらの蓄積されたバイタルデータは、例えば、住民がネットワーク100を介して閲覧したり、自治体の統計データとして利用される(ステップA13)。また、制御部21は、該当ICカード番号に対応して住民健康管理データベース22に登録されている罹りつけの医療機関を取得し、この医療機関の医療機関サーバ30のアドレスを医療機関データベース24から取得して、受信したバイタルデータをICカード番号や住民の氏名等の住民識別情報とともに罹りつけの医療機関サーバ30に送信する(ステップA14)。医療機関サーバ30は、受信したバイタルデータをICカード番号や住民の氏名等の住民識別情報に対応付けて受信日時とともに蓄積する。これらの蓄積されたバイタルデータは、例えば、医療機関での診察時に経過データとして利用される(ステップA15)。
【0043】
次に、自治体健康管理サーバ20の制御部21は、受信したバイタルデータが正常値に比べてどうなのか(正常値の範囲内、正常値より高い、正常値より低い、等)の情報により、推奨する飲食物の情報や禁止する飲食物の情報を健康飲食物データベース23から検索する。このとき制御部21は、該当住民の持病やアレルギーの種類を住民健康管理データベース22から取得し、飲食物の情報を健康飲食物データベース23から検索する場合に、バイタルデータの情報に持病やアレルギーの情報を加味して検索することが望ましい。例えば、血圧のバイタルデータが正常値より高く、持病として糖尿病が登録されていたような場合は、まず高血圧の抑制に適した飲食物を検索し、その中から糖尿病に適さないものを検索して除外し、残りを推奨飲食物とする。また、高血圧または糖尿病に適さない飲食物を検索し、それらを禁止飲食物とする。これらの検索が終了すると、制御部21は、推奨飲食物情報と禁止飲食物情報とを自動販売機10に送信する。なお、バイタルデータが正常値であり、持病やアレルギー等も無いような場合は、推奨飲食物も禁止飲食物も無いため、その旨通知する(ステップA16)。
【0044】
自治体健康管理サーバ20から推奨飲食物情報と禁止飲食物情報とを受信した自動販売機10においては、表示部152にそれらの情報を表示するとともに、禁止飲食物以外の飲食物または推奨飲食物に対応する自動販売機上の購入ボタンのみを点灯させ、他の購入ボタンは無効にするよう、主制御部11から販売制御手段12に指示し、販売制御手段12は指示に応じて販売制御を行う。なお、この販売制御については公知であり、この詳細を述べることが本発明の主旨ではないため、これ以上の説明は省略する。また、自治体健康管理サーバ20から推奨飲食物も禁止飲食物も無い旨の通知を受けた場合は、その旨を表示部152に表示するとともに、主制御部11から販売制御手段12への販売制御指示も行わず、処理を終了する。最後に、主制御部11はバイタルセンサ制御手段14を介して全てのバイタルセンサ141への電源供給を停止する(ステップA17)。
【0045】
次に、本発明の他の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0046】
図3は、本発明の他の実施の形態の構成を示す図であり、図1の一実施の形態の構成に比べ、自動販売機10におけるキーボード153と、カメラ/マイク/スピーカ154と、医療機関予約サイトテーブル163と、緊急時対応端末テーブル164と、緊急時対応端末40とが削除されている点が異なっている。
【0047】
また、図4は、本発明の他の実施の形態の動作を示すフローチャートであり、図2の一実施の形態のフローチャートから、ステップA6〜ステップA11を削除したものである。従って、図4のステップB1〜B5は図2のステップA1〜A5に、また、図4のステップB6〜B11は図2のステップA12〜A17に同じである。
【0048】
本実施の形態においては、測定したバイタルデータが正常値でなかった場合に、一実施の形態において行っていた遠隔診療や診療予約の処理を実施せず、自動販売機10で測定したバイタルデータの自治体健康管理サーバ20,医療機関サーバ30への送信,蓄積や、自治体健康管理サーバ20からの推奨飲食物情報,禁止飲食物情報の受信による自動販売機10での販売制御処理を行うものである。
【0049】
以上、本発明の一実施の形態および他の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の形態や応用が可能である。
【0050】
例えば、住民に配布されるICカードの代わりに、例えばブルートゥース(Blue Tooth)通信機能を備えた携帯電話機等の携帯端末を用いるようにしてもよい。この場合、自治体健康管理サーバ20から住民健康管理データベース22に登録された情報を携帯端末にダウンロードして格納し、自動販売機10の通信インターフェース部13にブルートゥース(Blue Tooth)通信機能を設け、携帯端末からブルートゥース通信により住民情報(ICカードの記録内容に相当する情報)を受信することになる。
【0051】
また、本発明の一実施の形態における図2のステップA3、他の実施の形態における図4のステップB3においては、検診料金を自動販売機10への現金の投入により支払っているが、現金支払いか金融機関口座引き落としかを選択させるようにしてもよい。この場合、ICカードまたは携帯端末には金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、自動販売機10の主制御部11はネットワーク100を介して図示しない金融機関サーバに引き落とし要求を行う。
【0052】
また、本発明の一実施の形態においては、測定されたバイタルデータが正常値,異常値,緊急異常値のいずれであるのかを判定し、それぞれの場合の処理を行うようにしたが、正常値か正常値でないかを判定し、それぞれの場合の処理を行うようにしてもよい。例えば、正常値でない場合の処理としては、医療機関の予約または遠隔診療のいずれかを固定して行うようにしてもよいし、住民にいずれかを選択させるようにしてもよいし、両方を行うようにしてもよい。
【0053】
また、自動販売機10には健康維持に有効な健康飲食物だけを収納,販売してもよいし、コーヒー,ジュース等の一般飲料等と一緒に収納,販売するようにしてもよい。
【0054】
また、本発明の一実施の形態および他の実施の形態においては、自動販売機10で販売される健康飲食物は全ての自動販売機10で同じであるものとして説明したが、自動販売機10により異なっていてもよい。この場合には、自動販売機識別番号毎の販売健康飲食物情報を自治体健康管理サーバ20の健康飲食物データベース23に登録しておき、自動販売機10から自治体健康管理サーバ20にバイタルデータを送信するときに自動販売機識別番号を併せて送信することになる。
【0055】
また、本発明の一実施の形態における図2のステップA17、他の実施の形態における図4のステップB11において、自治体健康管理サーバ20から推奨飲食物情報と禁止飲食物情報とを受信した自動販売機10が表示部152にそれらの情報を表示するだけに留め、販売制御を行わないようにしてもよい。または、表示部152への表示を行うことなく販売制御を行うようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明は、自動販売機において測定したバイタルデータに基いて健康維持に有効な健康飲食物をその場で推奨販売するようにしたため、重度の生活習慣病になる前の予備軍のときに進行しないよう予防,改善することができるという効果があるとともに、生活習慣病の発見が促進され住民の病気に対する意識が向上するという効果がある。
【0057】
また、本発明は、自治体内の各地域の街頭や施設等の健康管理センターに設置された自動販売機にバイタルセンサを備えたため、日常の健康管理のために高価なバイタルセンサや情報端末装置を自宅に設置しなくてもよくなるという効果がある。
【0058】
また、本発明は、自動販売機で測定したバイタルデータを自治体健康管理サーバや罹りつけの医療機関に蓄積するようにしたため、住民にとっては通院の必要無しに手軽に健康管理データを蓄積して閲覧でき、また、医療機関においても時系列的に蓄積された健康管理データを診療の参考にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態の構成を示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 自動販売機
11 主制御部
12 販売制御手段
13 通信インターフェース部
14 バイタルセンサ制御手段
141 バイタルセンサ
15 入出力制御手段
151 カード読取部
152 表示部
153 キーボード
154 カメラ/マイク/スピーカ
16 記憶部
161 バイタルデータ判定テーブル
162 自治体健康管理サーバテーブル
163 医療機関予約サイトテーブル
164 緊急時対応端末テーブル
20 自治体健康管理サーバ
21 制御部
22 住民健康管理データベース
23 健康飲食物データベース
24 医療機関データベース
30 医療機関サーバ
40 緊急時対応端末
100 ネットワーク
Claims (15)
- バイタルセンサが備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機で測定された住民のバイタルデータを住民識別情報とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバが前記住民の罹りつけ医療機関を検索,取得して該当医療機関サーバにバイタルデータを送信する手段と、前記自治体健康管理サーバがバイタルデータを基に前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、前記自動販売機が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有することを特徴とする住民の健康管理システム。 - 自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機は、バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有し、
前記自治体健康管理サーバは、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得する手段と、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得する手段と、前記罹りつけ医療機関にバイタルデータと住民カード番号を送信する手段とを有し、
前記医療機関サーバは、前記自治体健康管理サーバから送信されたバイタルデータを住民カード番号毎に内部データベースに登録する手段を有することを特徴とする住民の健康管理システム。 - 自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えた住民の健康管理システムであって、
前記自動販売機は、バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカと、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、第1レベルの異常値の場合に、前記医療機関サーバに接続し診療予約を行う手段と、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有し、
前記自治体健康管理サーバは、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得する手段と、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信する手段と、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得する手段と、前記罹りつけ医療機関にバイタルデータと住民カード番号を送信する手段とを有し、
前記医療機関サーバは、前記自動販売機からの診療予約を受け付け登録する手段と、前記自治体健康管理サーバから送信されたバイタルデータを住民カード番号毎に内部データベースに登録する手段とを有し、
前記緊急時対応端末は、前記自動販売機との間で遠隔診療を行う手段を有することを特徴とする住民の健康管理システム。 - 前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入によることを特徴とする請求項2または3記載の住民の健康管理システム。
- 前記住民カードに金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入による支払いか、金融機関口座引き落としによる支払いかを住民に選択させることを特徴とする請求項2または3記載の住民の健康管理システム。
- 前記自治体健康管理サーバにおいて検索,取得する該当住民の医療情報には持病,アレルギーの情報を含むことを特徴とする請求項2,3,4または5記載の住民の健康管理システム。
- 自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける自動販売機であって、
バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有することを特徴とする自動販売機。 - 自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける自動販売機であって、
バイタルデータを測定するバイタルセンサと、住民カードが挿入されたときに記録内容を読み取るカード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカと、主制御部とを備え、前記主制御部は、住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する手段と、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする手段と、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する手段と、第1レベルの異常値の場合に、前記医療機関サーバに接続し診療予約を行う手段と、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する手段と、バイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信する手段と、前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う手段とを有することを特徴とする自動販売機。 - 前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入によることを特徴とする請求項7または8記載の自動販売機。
- 前記住民カードに金融機関口座引き落としのための情報を予め格納しておき、前記検診料金の支払いは、前記自動販売機への現金の投入による支払いか、金融機関口座引き落としによる支払いかを住民に選択させることを特徴とする請求項7または8記載の自動販売機。
- バイタルセンサが備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機で測定された住民のバイタルデータを住民識別情報とともに前記自治体健康管理サーバに送信し、前記自治体健康管理サーバが前記住民の罹りつけ医療機関を検索,取得して該当医療機関サーバにバイタルデータを送信するとともに、バイタルデータを基に前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信し、前記自動販売機が推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うことを特徴とする住民の健康管理方法。 - バイタルセンサとカード読取部が備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機が、挿入された住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を表示して請求するステップと、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にするステップと、測定されたバイタルデータが正常値かを前記自動販売機が判定するステップと、前記自動販売機がバイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得するステップと、バイタルデータと住民カード番号を前記罹りつけ医療機関に送信,蓄積するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信するステップと、前記自動販売機が前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うステップとを有することを特徴とする住民の健康管理方法。 - バイタルセンサとカード読取部が備えられた自動販売機と、自治体健康管理サーバと、医療機関サーバと、緊急時対応端末と、これらを相互に接続するネットワークとを備えたシステムにおける住民の健康管理方法であって、
前記自動販売機が、挿入された住民カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を表示して請求するステップと、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にするステップと、測定されたバイタルデータが正常値かを前記自動販売機が判定するステップと、第1レベルの異常値の場合に、前記自動販売機が前記医療機関サーバに接続し診療予約を行うステップと、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、前記自動販売機が前記緊急時対応端末に接続し遠隔診療を受診するステップと、前記自動販売機がバイタルデータ,判定結果を住民カード番号とともに前記自治体健康管理サーバに送信するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の罹りつけ医療機関を検索,取得するステップと、バイタルデータと住民カード番号を前記罹りつけ医療機関に送信,蓄積するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信した住民カード番号を基に該当住民の医療情報を検索,取得するステップと、前記自治体健康管理サーバが、受信したバイタルデータ,判定結果および前記医療情報を基に、前記自動販売機で販売されている飲食物の中から推奨飲食物,禁止飲食物を検索,取得して前記自動販売機に送信するステップと、前記自動販売機が前記自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行うステップとを有することを特徴とする住民の健康管理方法。 - バイタルセンサと、カード読取部と、表示部とを備えた自動販売機に適用されるプログラムであって、カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する機能、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする機能、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する機能、バイタルデータ,判定結果をカード番号とともに外部サーバに送信する機能、前記外部サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- バイタルセンサと、カード読取部と、表示部と、カメラ,マイク,スピーカとを備えた自動販売機に適用されるプログラムであって、カードの記録内容に含まれる生年月日情報から年齢を算出し、予め定めた年齢に達していない場合には検診料金を前記表示部に表示して請求する機能、予め定めた年齢に達していた場合または前記検診料金が支払われた場合に前記バイタルセンサを測定可能な状態にする機能、測定されたバイタルデータが正常値かを判定する機能、第1レベルの異常値の場合に、外部医療機関サーバに接続し診療予約を行う機能、前記第1レベルより正常値からさらに外れている第2レベルの異常値の場合に、外部緊急時対応端末に接続し前記カメラ,マイク,スピーカにより遠隔診療を受診する機能、バイタルデータ,判定結果をカード番号とともに外部自治体健康管理サーバに送信する機能、前記外部自治体健康管理サーバから推奨飲食物と禁止飲食物の情報を受信して前記表示部に表示するとともに、これら情報に応じた飲食物の販売制御を行う機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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