JP2004335382A - 多面付けマスク装置及びその組立方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレイ22の両端に複数の溝30を形成しておき、その溝30に第一金属マスク23を構成するテープ状薄板23aを挿入した状態でトレイ22上に、多数のスリットを並べた構造のすだれ部28を備えた第一金属マスク24を乗せ且つ縦方向に張力を付与してトレイ22に固定し、両端の不要部分を除去した後、テープ状薄板23aに張力を付与してたるみを無くし、その状態でトレイ22に固定することで、多面付けマスク装置を組み立てる構成とする。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、有機EL素子製造において有機層やカソード電極を真空蒸着によって形成する際に用いるのに好適な、多面付けマスク装置並びにその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2003−68453号公報
【特許文献2】特開2003−68454号公報
従来、有機EL素子製造において真空蒸着が行われており、その蒸着マスクとして、多数のスリットを備えた開口部(パターン部という)を有する金属薄板が使用されている。そして蒸着に当たってはその蒸着マスクを、前記パターン部よりも大きい開口を備えた剛性の大きい額縁形状のトレイに磁石等によって取り付けていた。しかしながら、近年、パターニングの微細化が進み、パターン部に形成しているスリットが微細になり且つ蒸着マスクの板厚自体も薄くなってくると、蒸着マスクを単にトレイに磁石等を用いて固定しただけでは、パターン部にゆがみやたるみが生じ、スリット精度を維持できなくなるという問題が生じた。そこで、本出願人は先に、蒸着マスクをトレイに取り付けた状態で、その蒸着マスクをパターン部のスリット方向に引張った状態に保持することの可能な蒸着マスクの保持治具を開発した(特許文献1参照)。この保持治具を用いると、パターン部のスリットを構成する細線部分を長手方向に引っ張った状態に保持できるので、スリットを直線状に且つ一定ピッチに保持でき、高精細パターニングが可能であるという利点が得られる。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の蒸着マスクは、1枚の蒸着マスクに1個のパターン部を形成しているのみであるので、生産性が悪いという問題点があった。そこで、生産性を上げるには、図8に示すように、1枚の蒸着マスク1に、多数のスリットを備えたパターン部2を複数個、形成した多面付けマスクを用いれば良いと考えられる。ところが、多数のパターン部2を備えた多面付けマスクでは、その両端を引張って各パターン部2のスリットを引き揃えようとした場合、パターン部と無孔部とで剛性が異なるため、パターン部2にゆがみやたるみが生じ、所望のスリットパターンが得られないという問題があった。
【0004】
そこで、この問題点を解決するものとして、本出願人は先に、蒸着範囲を定める開口を複数個形成した第一金属マスクと多数の微細なスリットを広い面積に形成した第二金属マスクを重ね、各開口とそれに重なるスリットによって有効パターン部を形成する構成とし、これらの第一金属マスクと第二金属マスクをベースプレートに取り付けると共に第二金属マスクをスリット方向に引張った状態に保持することの可能な多面付けマスク装置を開発した(特許文献2参照)。この多面付けマスク装置では、第二金属マスクのほぼ全幅に渡ってスリットを形成しているので、全体を均一に引張ってスリットを平行に揃えることが可能であり、多面付けでありながら高精細パターニングが可能であるという利点が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2に記載の多面付けマスク装置は、第二金属マスクを張力を付加した状態に保持するために、第二金属マスクの一端をベースプレートに対して移動可能なスライダに固定し、そのスライダに圧縮コイルバネでばね力を付与する構造としているため、構造が複雑であるという問題があった。そこで、本発明者らは多面付けマスク装置の構造を簡略化すべく検討の結果、スライダや圧縮コイルバネを用いなくても、第二金属マスクに張力を加えた状態で額縁形状のトレイに直接固定することで、第二金属マスクのスリットを整列させた状態に保持することができることを見出し、図9〜図11に示す多面付けマスク装置5を開発した。この多面付けマスク装置5は、大きい開口10を備えた額縁形状のトレイ6とその表面に重ねて取り付けられる第一金属マスク7及び第二金属マスク8を備えたものであり、その第一金属マスク7は、縦方向(Y−Y方向)に延びる開口11を複数個有し、第二金属マスク8は、多数のスリットを並べて形成した帯状のすだれ部12を複数個、縦方向に適当な間隔をあけて形成しており、各開口11とすだれ部12の重なる領域で所定サイズの有効パターン部13を形成している。なお、本明細書において、縦方向(Y−Y方向)とは、第二金属マスクに形成したスリットの方向を、横方向(X−X方向)とはそのスリットに直交する方向を示すものとする。そして、この多面付けマスク装置5を組み立てるに当たっては、図10(a)に示すように、第一金属マスク7を縦方向に引っ張り、その状態でその両端領域をトレイ6にスポット溶接して固定し(図中、符号14はスポット溶接部を示す)、次いで、図10(b)に示すように、第一金属マスク7の上に第二金属マスク8を乗せ、その第二金属マスク8を縦方向に引っ張り、その状態でその両端領域をトレイ6にスポット溶接して(図中、符号15はスポット溶接部を示す)固定していた。この構成の多面付けマスク装置5は、トレイ6に第一金属マスク7と第二金属マスク8を取り付けた構造であるので、構造が簡単であり、しかも、第二金属マスク8は張力を付与した状態でトレイ6に固定されているので、スリットが平行に整列された状態に維持されており、高精細パターニングが可能であり、また多面付けが可能であるので生産性が良いという利点を有している。
【0006】
ところが、この構成の多面付けマスク装置5にも更に改良すべき点のあることが判明した。すなわち、第二金属マスク8のすだれ部12に形成しているスリットを整列させるには、第二金属マスク8に縦方向の大きい張力を付与することが必要であり、そのため、第二金属マスク8に大きい張力を付与した状態でその第二金属マスク8をトレイ6にスポット溶接して固定した時、トレイ6の剛性が低い場合には、図12に示すように、第二金属マスク8の張力によってトレイ6に矢印方向のたわみが生じることがあり、これによって先に固定していた第一金属マスク7にたるみを生じ、問題となることがあった。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、第一金属マスクや第二金属マスクを、たるみを生じることなく組み立てることができる、構造簡単な且つ高精細パターニングが可能な多面付けマスク装置及びその組立方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべくなされた本発明の多面付けマスク装置は、額縁形状のトレイに、第一金属マスクと第二金属マスクを重ねた状態で且つ縦方向に張力を付与した状態で取り付けることによって、縦横に複数列ずつ配置された複数の有効パターン部を形成する構成とし、その第二金属マスクを、横方向に並んだ有効パターン部の各列に対応する領域に、縦方向のスリットを多数並べた構造のすだれ部を有する構造とし、更に、前記第一金属マスクを、横方向に並んだ有効パターン部と有効パターン部の間の無孔部を形成する複数のテープ状薄板で構成すると共に前記トレイの、前記テープ状薄板を取り付ける位置に、前記テープ状薄板の厚さにほぼ等しい深さで且つトレイの開口から外周に通じる溝を形成し、その溝内に前記テープ状薄板を挿入して取り付ける構成としたものである。この構成により、多面付けマスク装置の組立に当たって、まず、第一金属マスクを構成するテープ状薄板をトレイ表面の溝に通して外側に延び出させ、次いで、第二金属マスクに張力を付与した状態でトレイ表面に固定し、その後、第一金属マスクのテープ状薄板の両端を引張ってそのテープ状薄板に張力を付与し、たるみを無くした状態でトレイ表面に固定するという操作を行うことができる。この際、第一金属マスクに付与する張力は第二金属マスクに付与した張力よりもかなり小さくて良いので、第一金属マスクに張力を付与してトレイ表面に固定した時に、先に固定していた第一金属マスクがたるむということはなく、このため、剛性の低いトレイに対しても第一金属マスク及び第二金属マスクを共にたるみの無い状態で固定することができる。
【0009】
ここで、前記第一金属マスクと第二金属マスクを前記トレイに対して固定する手段として、レーザによるスポット溶接を採用することが好ましい。スポット溶接を用いることで、固定のための部品を必要としないので構造が簡単となり、且つ固定作業を容易に実施できる。
【0010】
本発明の組立方法は、上記した構成の本発明の多面付けマスク装置を組み立てる方法であって、前記第一金属マスクを構成するテープ状薄板として、前記トレイよりも長い長さのテープ状薄板を用意し、該テープ状薄板の両端部分を前記トレイに形成している溝に通して該トレイよりも外側に延び出させ、前記トレイの外側に配置している保持用バーに固定し、次いで、前記第二金属マスクを縦方向に張力を付与した状態で前記トレイ及びテープ状薄板の上に配置し、その両端部分を前記トレイに固定し、その後、前記保持用バーを前記トレイから離れる方向に移動させて前記テープ状薄板に縦方向の張力を加え、この状態で該テープ状薄板を前記トレイに固定し、その後、前記保持用バー及び前記テープ状薄板の不要部分を除去することを特徴とするものであり、この構成により、剛性の低いトレイに対しても第一金属マスク及び第二金属マスクを共にたるみの無い状態で固定することができる。
【0011】
ここで、テープ状薄板の取り付けに使用する保持用バーには複数の調整ボルトを設け、その調整ボルトによって前記トレイと保持用バーの間隔を拡げて前記テープ状薄板に張力を加える構成とすることが好ましい。この構成とすることで、簡単な操作でテープ状薄板に適度な張力を加えることができ、多面付けマスク装置の組立を容易に実施できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の多面付けマスク装置は、蒸着操作用のマスク装置として任意の蒸着に使用できるが、特に精密さを要求される有機EL素子の有機層又はカソード電極の蒸着に用いることが好適である。以下、有機EL素子の有機層又はカソード電極の蒸着に用いる多面付けマスク装置を例にとって本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る多面付けマスク装置21の概略斜視図、図2はその多面付けマスク装置21の概略下面図、図3はその多面付けマスク装置21の分解斜視図である。本実施の形態に係る多面付けマスク装置21は、額縁形状のトレイ22と、そのトレイ22の表面に、縦方向(図3のY−Y方向)に張力を付与した状態で固定された第一金属マスク23及び第二金属マスク24を備えている。第一金属マスク23と第二金属マスク24は、両者を重ね合わせてトレイ22に固定することにより、所定サイズの有効パターン部25を縦横に複数列ずつ配置した構造を形成するものである。トレイ22は、前記第一金属マスク23と第二金属マスク24を縦方向に張力を付与した状態で保持するためのものであり、前記有効パターン部25を配置する領域に開口26を備えている。
【0013】
第一金属マスク23は、横方向に並んだ有効パターン部25と有効パターン部25の間の無孔部を形成する複数のテープ状薄板23aで構成されている。第二金属マスク24は、トレイ22の開口26を覆う大きさの薄板で形成されると共に、横方向に並んだ有効パターン部25の各列に対応する領域に、縦方向のスリットを多数並べた構造のすだれ部28を形成している。かくして、この第一金属マスク23と第二金属マスク24を重ねることにより、縦横にならんだ複数の有効パターン部25を形成できる。図3から良く分かるように、トレイ22は、第一金属マスク23の各テープ状薄板23aを取り付ける位置に、そのテープ状薄板23aの厚さにほぼ等しい深さで且つ開口26から外周に通じる溝30を形成しており、その溝30内にテープ状薄板23aを挿入しうる構成となっている。多面付けマスク装置21を形成するトレイ22、第一金属マスク23、第二金属マスク24はそれぞれ金属材料で形成される。例えば、トレイ22には、SUS304などのステンレス鋼、インバー材などが使用され、第一及び第二金属マスク23、24には、42アロイ、ステンレス鋼、インバー材などが使用される。第一金属マスク23及び第二金属マスク24で形成する有効パターン部25の寸法やその中に形成しているスリットの寸法、各マスクの厚さ等は特に限定するものではないが、代表的なものとして、有効パターン部25の長さL(図2参照)は50〜70mm、幅Wは30〜50mm、スリットの幅は50〜100μm、スリットを構成する金属細線の幅は100〜150μm、第一金属マスク23の厚さは30〜200μm、第二金属マスク24の厚さは30〜200μm等を例示できる。
【0014】
次に、上記構造の多面付けマスク装置21の組立方法を説明する。図4は多面付けマスク装置21を組み立てる前の各構成部品を示す概略斜視図である。組立前には、第一金属マスク23を構成するテープ状薄板23aとして、トレイ22よりも長い長さのテープ状薄板を用意し、そのテープ状薄板23aの両端近傍に、折り曲げることで容易に切断可能な、溝形態などの易切断線32を形成しておく。なお、易切断線32は、テープ状薄板23aに加える引張力には耐え得る強度を備えたものである。また、第二金属マスク24としても、トレイ22上に固定して残す領域よりも長い長さのものを用意し、その両端近傍に、折り曲げることで容易に切断可能な、溝形態などの易切断線33を形成しておく。なお、易切断線33も、第二金属マスク24に加える引張力には耐え得る強度を備えたものである。一方、トレイ22の縦方向の両端の外側には、保持用バー35をトレイ22に対して接近及び離間方向に移動可能な形態で設けておく。この保持用バー35には複数のねじ穴36を形成しており、そのねじ穴36に調整ボルト37を取り付けている。この構造により、この調整ボルト37をねじ込んで行くことで、その調整ボルト37先端でトレイ22を押し、保持用バー35をトレイ22から離れる方向に移動させることができる。
【0015】
組立に当たっては、まず、図5(a)に示すように、第一金属マスク23を形成するテープ状薄板23aをトレイ22の溝30に通して該トレイ22よりも外側に延び出させ、且つ横方向(X−X方向)の位置決めを行う。この位置決めは、溝30をテープ状薄板23aとほぼ同一幅に形成しておき、その溝30にテープ状薄板23aを嵌合させることで行っても良いし、位置決めピンと位置決め穴を用いても良い。また、この位置決めの際、テープ状薄板23aには縦方向(Y−Y方向)の小さい張力を付与してたるみの無い状態としておく。これにより、位置決めを正確に行うことができる。次いで、テープ状薄板23aの両端を保持用バー35に固定する。この固定は、溶接、接着剤による固定、ボルト止め等任意であるが、この実施の形態ではレーザによるスポット溶接により行う(図中、符号38はスポット溶接部を示す)。
【0016】
次に、図5(b)に示すように、トレイ22及び第一金属マスク23の上に第二金属マスク24を配置し、その第二金属マスク24の両端をクランプ(図示せず)で把持し、引っ張ることで第二金属マスク24に縦方向に張力を付与して、各すだれ部28のスリットを平行に引き揃える。この際、各すだれ部28は第二金属マスク24のほぼ全幅に渡って形成されているので、第二金属マスク24の両端を引張ってすだれ部28に大きい張力を加え、スリットを平行に引き揃えても、第二金属マスク24に不安定なゆがみやたわみが生じることはなく、従って、各すだれ部28のスリットが高精細なものであっても正確なパターンに整列させることができる。第二金属マスク24に張力を付与して各スリットを整列させた後、その状態でその第二金属マスク24をトレイ22に対して縦横両方向に位置決めし、次いでトレイ22に固定する。この固定も、溶接、接着剤による固定、ボルト止め等任意であるが、この実施の形態ではレーザによるスポット溶接により行う(図中、符号39はスポット溶接部を示す)。この際、テープ状薄板23aは、その厚さにほぼ等しい深さの溝30内に挿入されているので、その上に乗せた第二金属マスク24はトレイ22の表面及びテープ状薄板23aに密着した状態とすることができる。その後、図5(c)に示すように、第二金属マスク24の両端近傍の易切断線33を利用して、その外側の不要部分を切り離し、除去する。これにより、第二金属マスク24はトレイ22に固定、保持され、第二金属マスク24は張力を付加した状態に維持される。なお、トレイ22には第二金属マスク24に付加していた張力が作用することとなるので、トレイ22は、わずかではあるが変形することとなり、先に張ったテープ状薄板23aにたるみが生じることがある。
【0017】
そこで、テープ状薄板23aを固定している保持用バー35の調整ボルト37をねじ込んで、保持用バー35をトレイ22から離れる方向に移動させ、テープ状薄板23aに張力を付与してたるみを除去する。この時に付与する張力は、テープ状薄板23aのたるみを除去できる程度の小さいものでよく、第二金属マスク24に付与している張力に比べるとはるかに小さいので、トレイ22はほとんど変形しない。従って、第二金属マスク24に付与している張力が小さくなってスリットの整列が乱れるといったことは生じない。テープ状薄板23aのたるみを除去した後、その状態で、第二金属マスク24の上からテープ状薄板23aをトレイ22に固定する。この固定も、溶接、接着剤による固定、ボルト止め等任意であるが、この実施の形態ではレーザによるスポット溶接により行う(図中、符号40はスポット溶接部を示す)。その後、保持用バー35及びそれに固定しているテープ状薄板23aの不要部分を易切断線32を利用して切り離し除去する。以上により、図1、図2に示す構造の多面付けマスク装置21が組み立てられる。
【0018】
得られた多面付けマスク装置21は、多数の有効パターン部25を備えており且つこの有効パターン部25を形成する第一金属マスク23及び第二金属マスク24が共に縦方向の張力を加えた状態に保持されているため、各有効パターン部25の外形が正確な形に保たれると共にスリットが正確に整列された状態となっている。かくして、この多面付けマスク装置21を、有機EL素子の有機層やカソード電極の真空蒸着に用いることにより、高精細なパターンの蒸着を正確に行うことができ、有機EL素子の有機層やカソード電極を品質よく且つ生産性良く形成できる。
【0019】
なお、上記した実施の形態では、第一金属マスク23を形成するテープ状薄板23aをその全長に渡って一定幅としており、図6(a)に示すように、トレイ22に形成した溝30の幅も、そのテープ状薄板23aの幅に等しく設定しているが、テープ状薄板23aの幅は必要に応じ変更してもよい。例えば、図6(b)に示すテープ状薄板23bは、トレイ22に固定する領域の幅を狭くし、トレイ22に形成する溝30bの幅もそれに合わせて狭くしたものである。この構成とすると、トレイ22の溝30bと溝30bとの間隔が広くなり、第二金属マスクの固定に使用可能な領域が広くなって、大きい張力を付加した状態の第二金属マスクを安定して固定することができる。また、上記した実施の形態では、第一金属マスク23のテープ状薄板23aをトレイ22に固定するに際し、第二金属マスク24の上からレーザによるスポット溶接を行っており、第二金属マスク24と第一金属マスク23をスポット溶接部40によりトレイ22に固定しているが、本発明はこの構成に限らず、テープ状薄板23aのみをトレイ22に固定するようにしてもよい。図7はその場合の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、第二金属マスク24をトレイ22よりも短くし、その下に配置したテープ状薄板23aの両端を露出させ、スポット溶接部40によりトレイ22に固定している。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、第一金属マスクと第二金属マスクを重ねることで複数の有効パターン部を形成可能な構成の多面付けマスク装置において、剛性の低いトレイに対しても第一金属マスクと第二金属マスクをたるみの無い状態で固定することができ、各有効パターン部に高精細スリットを形成した場合においてもスリットを正確に整列させた状態に保持できる。かくして、本発明の多面付けマスク装置を用いて蒸着操作を行うことで、高精細パターニングを高品質で且つ生産性良く行うことができ、例えば、有機EL素子の有機層或いはカソード電極を高品質で且つ生産性良く形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多面付けマスク装置の概略斜視図
【図2】図1に示す多面付けマスク装置の概略下面図
【図3】図1に示す多面付けマスク装置を分解して示す概略斜視図
【図4】図1に示す多面付けマスク装置を、組み立てる前の状態で示す概略斜視図
【図5】(a)、(b)、(c)は、図1に示す多面付けマスク装置を組み立てる手順を示す概略斜視図
【図6】(a)は図1の多面付けマスク装置におけるトレイとそれに取り付けたテープ状薄板の一部を示す概略平面図
(b)はトレイとテープ状薄板の変形例を示す、上記(a)と同一部分の概略平面図
【図7】本発明の他の実施の形態を示す概略平面図
【図8】多面付けマスクの1例を示す概略平面図
【図9】先に開発した多面付けマスク装置の分解斜視図
【図10】(a)、(b)は、図9に示す多面付けマスク装置を組み立てる手順を示す概略斜視図
【図11】図9に示す多面付けマスク装置を組み立てた状態で示す概略下面図
【図12】図11に示す多面付けマスク装置の概略断面図
【符号の説明】
21 多面付けマスク装置
22 トレイ
23 第一金属マスク
23a テープ状薄板
24 第二金属マスク
25 有効パターン部
26 開口
28 すだれ部
30 溝
32、33 易切断線
35 保持用バー
36 ねじ穴
37 調整ボルト
38、39、40 スポット溶接部
Claims (4)
- 縦横に複数列ずつ配置された複数の有効パターン部を備えた多面付けマスク装置であって、前記有効パターン部を配置する領域に開口を備えた額縁形状のトレイと、該トレイの表面に、互いに重ねた状態で且つ縦方向に張力を付与した状態で固定され、前記複数の有効パターン部を形成する第一金属マスク及び第二金属マスクとを備え、前記第一金属マスクが、横方向に並んだ有効パターン部と有効パターン部の間の無孔部を形成する複数のテープ状薄板で構成されており、前記第二金属マスクが、前記トレイの開口を覆う大きさの薄板で形成されると共に、横方向に並んだ有効パターン部の各列に対応する領域に、縦方向のスリットを多数並べた構造のすだれ部を形成しており、更に、前記トレイは前記第一金属マスクの各テープ状薄板を取り付ける位置に、前記テープ状薄板の厚さにほぼ等しい深さで且つ前記トレイの開口から外周に通じる溝を形成し、その溝内に前記テープ状薄板を挿入して取り付けていることを特徴とする多面付けマスク装置。
- 前記第一金属マスクと第二金属マスクが前記トレイに対してスポット溶接により固定されていることを特徴とする請求項1記載の多面付けマスク装置。
- 請求項1に記載の多面付けマスク装置を組み立てる方法であって、前記第一金属マスクを構成するテープ状薄板として、前記トレイよりも長い長さのテープ状薄板を用意し、該テープ状薄板の両端部分を前記トレイに形成している溝に通して該トレイよりも外側に延び出させ、前記トレイの外側に配置している保持用バーに固定し、次いで、前記第二金属マスクを縦方向に張力を付与した状態で前記トレイ及びテープ状薄板の上に配置し、その両端部分を前記トレイに固定し、その後、前記保持用バーを前記トレイから離れる方向に移動させて前記テープ状薄板に縦方向の張力を加え、この状態で該テープ状薄板を前記トレイに固定し、その後、前記保持用バー及び前記テープ状薄板の不要部分を除去することを特徴とする多面付けマスク装置の組立方法。
- 前記保持用バーが複数の調整ボルトを備えており、該調整ボルトによって前記トレイと保持用バーの間隔を拡げて前記テープ状薄板に張力を加えることを特徴とする請求項3記載の多面付けマスク装置の組立方法。
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