JP2004333512A - 波形発生器及び試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い任意の試験波形を生成する。
【解決手段】所望する波形を発生する波形発生器であって、複数の矩形波を生成する矩形波生成部と、複数の矩形波を合成して多値の合成波を生成する波形合成部とを備え、合成波に基づいて所望する波形を発生する。矩形波生成部は、所望する波形に基づいた所望する立ち上がりタイミングで立ち上げ、所望する波形に基づいた所望する立ち下がりタイミングで立ち下げて複数の矩形波を生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、所望する波形を発生する波形発生器および波形発生器を備える試験装置に関する。
アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品を試験する試験装置は、A/D変換部の試験に用いる試験波形を発生する波形発生器を有する。
図1は、従来の波形発生器10を示すブロック図を示す。波形発生器10は、波形メモリ20、基準クロック発生器22、D/A変換部24及び波形出力部26を備える。波形メモリ20は、試験波形を生成するのに用いる試験波形データを格納している。波形メモリ20は、基準クロック発生器から供給される基準クロックのタイミングで、試験波形データをD/A変換部24に出力する。D/A変換部24は、基準クロックのタイミングで試験波形データを電圧値に変換する。波形出力部26は、基準クロックのタイミングでD/A変換部24から供給される電圧値から所定の周波数成分を取り除いて得られる試験波形を出力する。
図2(a)は、図1を用いて説明した波形発生器10が有するD/A変換部24から出力される電圧値を示す。D/A変換部24は、波形メモリ20から供給される試験波形データを電圧値に変換して、変換した電圧値を基準クロックのタイミングで出力する。従って、D/A変換部24は、基準クロックの周期で変化する電圧値を出力する。
図2(b)は、図1を用いて説明した波形発生器10が有する波形出力部26から出力される試験波形を示す。波形出力部26は、図2(a)に示される波形から所定の周波数成分を取り除く処理をして試験波形を出力する。
特開昭52−055854号公報 国際公開第80/02898号パンフレット 特開平04−189003号公報 実開平04−047767号公報
周波数の高い試験波形を発生する場合、従来の波形発生器10は、高速に動作するD/A変換部24を備える必要があった。また、従来の波形発生器10は、試験波形の電圧値に近似させた電圧値を一定時間間隔毎に発生していたので試験波形を精度よく近似することが困難だった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる波形発生器及び試験装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、所望する波形を発生する波形発生器であって、複数の矩形波を生成する矩形波生成部と、複数の矩形波を合成して多値の合成波を生成する波形合成部とを備え、合成波に基づいて所望する波形を発生することを特徴とする波形発生器を提供する。
また、矩形波生成部は、所望する波形に基づいた所望する立ち上がりタイミングで立ち上げ、所望する波形に基づいた所望する立ち下がりタイミングで立ち下げて複数の矩形波を生成してもよく、また、合成波の所定の周波数成分を取り除くフィルタを更に備えてもよい。
また、矩形波生成部は、複数の矩形波のそれぞれの電圧値の情報を格納する波形メモリを有してもよく、また、矩形波生成部は、複数の矩形波のそれぞれの立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングを格納するタイミングメモリと、複数の矩形波のそれぞれの情報とタイミングに基づいて矩形波を出力する矩形波出力部とを更に有してもよい。
また、矩形波生成部は、各々の矩形波の電圧値の情報をそれぞれ格納する複数の波形メモリと、各々の矩形波の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングをそれぞれ格納する複数のタイミングメモリと、出力する矩形波の情報と、出力する矩形波のタイミングとに基づいて矩形波を出力する矩形波出力部とを有してもよい。
また、矩形波出力部は、電圧値の情報をアナログ信号に変換するD/A変換器であってよく、また、タイミングメモリに格納されたタイミングに基づいて、基準クロックを遅延するタイミング調整部を更に有してもよい。
また、複数の矩形波の振幅を所望する波形に基づいてそれぞれ制御する電圧制御部を更に備えてもよく、また、波形合成部は、複数の矩形波の電圧値を演算してもよい。
また、矩形波生成部は、波形メモリに格納された電圧値の情報を、N桁(Nは2以上の整数)のM進数(Mは2以上の整数)に変換し、N桁のM進数に対応する論理値を示す電圧値であるN個の論理電圧値を生成し、論理電圧値を合成部に供給してもよく、また、矩形波生成部は、各々がM値の論理電圧値を生成するN個の矩形波生成器を有し、波形合成部は、K番目(Kは1以上、N以下の整数)の矩形波生成器から供給された論理電圧値を、(1/M)K倍して合成し、所望の波形を発生してもよい。
また、波形合成部は、N個の論理電圧値を入力とする抵抗ラダー回路を有し、N個の矩形波生成器は、各々N個の節点に電気的に接続され、各々の節点は、所定の抵抗値を有する抵抗器を介して接続され、K番目の論理電圧値は、K番目の節点において1/M倍に降圧され、K番目の節点における電圧値は、(K−1)番目の節点において(1/M)倍に降圧されてもよい。
また、波形合成部は、N個の論理電圧値を入力とする抵抗ラダー回路を有し、J番目(Jは1以上、(N−1)以下の整数)の矩形波生成器は、各々(N−1)個の節点に接続され、各々の節点は、所定の抵抗値を有する抵抗器を介して接続され、N番目の矩形波生成器は、(N−1)番目の節点に接続され、N番目の論理電圧値は、(N−1)番目の節点において、論理電圧値の(1/M)倍の電圧値を示し、J番目の論理電圧値は、J番目の節点において1/M倍に降圧され、J番目の節点における電圧値は、(J−1)番目の節点において(1/M)倍に降圧されてもよい。
本発明の第2の形態によると、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品を試験する試験装置であって、複数の矩形波を生成する矩形波生成部と、複数の矩形波を合成して多値の合成波を生成する波形合成部と、合成波に基づいて電気部品の試験に用いる試験波形を発生する波形発生器と、試験波形を電気部品に印加して、試験波形を印加された電気部品の出力値に基づいて電気部品の試験をする試験装置を提供する。
また、矩形波生成部は、所望する波形に基づいた所望する立ち上がりタイミングで立ち上げ、所望する波形に基づいた所望する立ち下がりタイミングで立ち下げて複数の矩形波を生成してもよく、また、合成波の所定の周波数成分を取り除くフィルタを更に備えてもよい。
また、矩形波生成部は、波形メモリに格納された電圧値の情報を、N桁(Nは2以上の整数)のM進数(Mは2以上の整数)に変換し、N桁のM進数に対応する論理値を示す電圧値であるN個の論理電圧値を生成し、論理電圧値を合成部に供給してもよく、また、矩形波生成部は、各々がM値の論理電圧値を生成するN個の矩形波生成器を有し、波形合成部は、K番目(Kは1以上、N以下の整数)の矩形波生成部から供給された論理電圧値を、(1/M)K倍して合成し、所望の波形を発生してもよい。
また、波形合成部は、N個の論理電圧値を入力とする抵抗ラダー回路を有し、N個の矩形波生成器は、各々N個の節点に電気的に接続され、各々の節点は、所定の抵抗値を有する抵抗器を介して接続され、K番目の論理電圧値は、K番目の節点において1/M倍に降圧され、K番目の節点における電圧値は、(K−1)番目の節点において(1/M)倍に降圧されてもよい。
また、波形合成部は、N個の論理電圧値を入力とする抵抗ラダー回路を有し、J番目(Jは1以上、(N−1)以下の整数)の矩形波生成器は、各々(N−1)個の節点に接続され、各々の節点は、所定の抵抗値を有する抵抗器を介して接続され、N番目の矩形波生成器は、(N−1)番目の節点に接続され、N番目の論理電圧値は、(N−1)番目の節点において、論理電圧値の(1/M)倍の電圧値を示し、J番目の論理電圧値は、J番目の節点において1/M倍に降圧され、J番目の節点における電圧値は、(J−1)番目の節点において(1/M)倍に降圧されてもよい。
また、電気部品の直流試験を行う直流試験部と、直流試験部または矩形波生成部のいずれか一方を、波形合成部に電気的に接続する選択部と、矩形波生成部と、波形合成部とを電気的に接続するか否かを切り替える切替部とを更に備えてもよく、また、選択部は、電気部品との間のインピーダンスが最小である矩形波生成器または直流試験部のいずれか一方を、波形合成部に電気的に接続し、切替部は、電気部品との間のインピーダンスが最小である矩形波生成器以外の矩形波生成器と、波形合成部とを電気的に接続するか否かを各々切り替えてもよい。
本発明の第3の形態によると、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有するデバイス部を試験する試験部を有する半導体デバイスであって、複数の矩形波を生成する矩形波生成部と、複数の矩形波を合成して合成波を生成する波形合成部と、合成波に基づいてA/D変換部の試験に用いる試験波形を発生する波形発生器と、試験波形を印加するデバイス部と、試験波形を印加されたデバイス部の出力値に基づいてA/D変換部の試験をする試験部とを備えることを特徴とする半導体デバイスを提供する。
また、矩形波生成部は、所望する波形に基づいた所望する立ち上がりタイミングで立ち上げ、所望する波形に基づいた所望する立ち下がりタイミングで立ち下げて複数の矩形波を生成してもよく、また、合成波の所定の周波数成分を取り除くフィルタを更に備えてもよい。
本発明の第4の形態によると、所望する波形を生成する波形生成方法であって、複数の矩形波を生成するステップと、複数の矩形波を合成して、多値の合成波を生成するステップと、合成波に基づいて所望する波形を発生するステップとを備えることを特徴とする波形生成方法を提供する。
また、複数の矩形波を生成するステップは、所望する波形に基づいた所望する立ち上がりタイミングで矩形波を立ち上げ、所望する波形に基づいた所望する立ち下がりタイミングで矩形波を立ち下げて複数の矩形波を生成するステップを含んでもよい。
また、多値の合成波を生成するステップは、複数の矩形波の電圧値を演算して多値の合成波を生成するステップを含んでもよく、また、多値の合成波を生成するステップの後、合成波の所定の周波数成分を取り除くステップを更に備えてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、精度の高い任意の試験波形を生成することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図3は、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品を試験する試験装置の1つの実施形態を示すブロック図である。ここで、「電気部品」とは、電流又は電圧に応じて所定の作用を行う部品をいい、例えば、IC(Integrated Circuit)やLSI(Large‐Scale Integrated circuit)のような能動素子から成る半導体部品を含み、更に、これら部品を結合して一つのパッケージに収めた部品や、これら部品をプリント基板に装着して所定の機能を実現したブレッドボード等の部品も含む。図3に示される試験装置は、波形発生器30、信号入出力部12及び比較部16を備える。波形発生器30は、被試験デバイス18の試験に用いる試験波形を発生して、試験波形を信号入出力部12に出力する。また、波形発生器30は、試験波形を印加された被試験デバイス18から出力されるべき期待値を比較部16に出力する。信号入出力部12は、波形発生器30から供給された試験波形を被試験デバイス18に印加する。被試験デバイス18は、印加された試験波形に対する出力値を信号入出力部12に出力する。信号入出力部12は、出力値を比較部16に出力する。比較部16は、出力値と期待値とを比較して被試験デバイス18の良否を判定する。
図4は、波形発生器30の1つの実施形態を示すブロック図である。波形発生器30は、基準クロック発生器22、矩形波生成部41、波形合成部42及び波形出力部44を備える。矩形波生成部41は、矩形波生成器40を有する。基準クロック発生器22は、基準クロックを矩形波生成器40に出力する。矩形波生成器40は、基準クロックに基づいてそれぞれ矩形波を生成して波形合成部42に出力する。波形合成部42は、矩形波生成器40から供給される複数の矩形波を合成して、多値の合成波82を波形出力部44に出力する。
例えば、波形合成部42は、それぞれの矩形波の電圧値を加算する加算器であってよい。別の実施形態において波形合成部42は、それぞれの矩形波の電圧値を乗算する乗算器であってよい。更に別の実施形態において波形合成部42は、それぞれの矩形波の電圧値を減算する減算器であってよい。更に別の実施形態において波形合成部42は、それぞれの矩形波を加算、減算、乗算を組み合わせて合成してもよい。
波形出力部44は、合成波82から所定の周波数成分を取り除いて試験波形84を信号入出力部12に出力する。例えば、波形出力部44は、合成波82から所定の周波数成分を取り除くフィルタであってよく、合成波82から高周波成分を取り除くローパスフィルタであってよい。
図5は、矩形波生成器40の1つの実施形態を示すブロック図である。矩形波生成器40−1から40−nは、同様の構成及び機能を有する。矩形波生成器40は、波形メモリ50、タイミング生成部56、矩形波出力部58及び電圧制御部60を備える。タイミング生成部56は、タイミング調整器52及びタイミングメモリ54を有する。
基準クロック発生器22は、基準クロックを波形メモリ50、タイミング調整器52及びタイミングメモリ54に出力する。波形メモリ50は、矩形波の電圧値の情報、すなわち矩形波パターンを格納し、基準クロックのタイミングで矩形波の電圧値の情報を矩形波出力部58に出力する。
矩形波出力部58は、電圧値の情報に基づいて電圧を発生することにより矩形波を発生する。例えば、矩形波出力部58は、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を有してよく、ディジタル信号として供給される電圧値の情報に基づいて電圧を出力する。例えば、電圧値の情報が論理値"1"の時に、矩形波出力部58は正電圧を出力し、電圧値の情報が論理値"0"の時に、矩形波出力部58は0Vを出力する場合、波形メモリ50から論理値"0011100"が基準クロックのタイミングでそれぞれ供給されると、矩形波出力部58は、2クロック分の時間0V、3クロック分の時間正電圧、2クロック分の時間0Vと電圧が変化する矩形波を出力する。
電圧制御部60は、矩形波出力部58が発生する電圧の大きさを制御する。電圧制御部60は、波形メモリ50から供給される論理値に基づいて、矩形波出力部58が発生する電圧を制御することができる。例えば、波形メモリ50から論理値"1"が供給された場合、矩形波出力部58が発生する電圧を5Vに制御することができる。例えば、波形メモリ50から論理値"0011100"が基準クロックのタイミングでそれぞれ供給されると、矩形波出力部58は、0V、0V、5V、5V、5V、0V、0Vの順に電圧値を発生する。
また、別の実施形態において、矩形波出力部58は3値の電圧を発生できることが好ましい。例えば、3値は、正、0、負の電圧であってよい。波形メモリ50は、3値の電圧をそれぞれ異なる2ビットの情報で格納してもよい。
タイミング生成部56は、基準クロック発生器22から供給される基準クロックに基づいて、矩形波出力部58による電圧値を発生させるタイミングを生成する。タイミングメモリ54は、矩形波出力部58が電圧値を変動させるタイミングの情報を格納している。例えば、タイミングの情報は、矩形波の立ち上がりタイミングと、立ち下がりタイミングのそれぞれを指定する情報であってよい。タイミングメモリ54は、基準クロックのタイミングで格納しているタイミングの情報をタイミング調整器52に出力する。タイミング調整器52は、タイミングメモリ54から供給されたタイミングの情報に基づいて、基準クロックを遅延して矩形波出力部58が電圧値を変動させるタイミングを矩形波出力部58に出力する。例えば、タイミング調整器52は、基準クロックをタイミング情報に基づいて遅延する可変遅延回路であってもよい。タイミング調整器52は、基準クロックを基準クロックの周期より小さい時間遅延できることが好ましい。
タイミング生成部56は、矩形波出力部58が電圧値を変動させるタイミングを任意に変えられるので、矩形波出力部58は、任意の時間幅を有する矩形波を出力することができる。
別の実施形態において、矩形波発生部41は、複数の波形メモリ50をまとめた、1つの波形メモリ50を有してもよい。また、矩形波発生部41は、複数のタイミングメモリ54をまとめた、1つのタイミングメモリ54を有してもよい。
図6(a)は、図4を用いて説明した波形発生器30が4つの矩形波生成器40−1、40−2、40−3及び40−4を有する場合のそれぞれの矩形波発生器が発生する矩形波(80−1、80−1、80−1及び80−1)の一例を示す図である。それぞれの矩形波は、試験波形に基づいた電圧値及び時間幅を有する。また、それぞれの矩形波の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングは、基準クロックの周期に依らず調整することができる。
図6(b)は、波形合成部42が図6(a)で示される4つの矩形波の電圧値を加算して得られる合成波82を示す図である。波形合成部42は、それぞれの矩形波を合成して、多値の合成波を生成する。各々の矩形波の時間幅を基準クロックの周期に依らず調整できるので、合成波82の電圧が変動する時間間隔を基準クロックの周期に依らず任意に調整できる。従って、従来の波形発生器10より精度のよい試験波形を生成できる。例えば、基準クロックの周波数を高くしなくとも精度の高い試験波形を生成できる。また、例えば、矩形波出力部58がD/A変換器の場合、従来の波形発生器10が有するD/A変換器24より低速に動作するD/A変換器であっても従来よりも精度の高い試験波形を生成することができる。
図6(c)は、波形出力部44が図6(b)で示される合成波82から所定の周波数成分を取り除く処理をして得られる試験波形84を示す図である。試験波形84は、例えばローパスフィルタであってよく、合成波82から高周波成分を取り除くことで、図6(b)に示されるような波形から試験波形84を生成することができる。図6(b)に示した合成波82が精度よく生成できるので、精度の高い試験波形84が生成できる。また、波形出力部44により所定の周波数成分が取り除かれるので、試験波形84は、合成波82の頂点を結んで得られる波形より低い電圧値の波形になる。従って、図6(a)で示した矩形波の電圧値は、波形出力部44により取り除かれる周波数成分を考慮して設定されることが好ましい。
図7は、複数の矩形波の一例と、それらの矩形波を合成して得られる合成波の一例を示す図である。この図において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧値を表している。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間2から時間7において、電圧値(振幅)1Vを発生して、図7(a)に示される矩形波を生成する。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間3から時間5において、電圧値(振幅)2Vを発生して、図7(b)に示される矩形波を生成する。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間4から時間6において、電圧値(振幅)−1Vを発生して、図7(c)に示される矩形波を生成する。
図7(d)は、図7(a)、(b)で示される矩形波を加算して得られる合成波82を示す。合成波82は、時間2から時間3において電圧値1V、時間3から時間5において電圧値3V、時間5から時間7において電圧値1である。
図7(e)は、図7(a)、(b)、(c)で示される矩形波を加算して得られる合成波82を示す。合成波82は、時間2から時間3において電圧値1V、時間3から時間4において電圧値3V、時間4から時間5において電圧値2V、時間5から時間6において電圧値0V、時間6から時間7において電圧値1Vである。図7(d)、(e)に示されるように、複数の矩形波を合成することで、多値の合成波を複数生成することができる。また、図7において、それぞれの矩形波の立ち上がりタイミングと、立ち下がりタイミングは、一定間隔毎になっているが、別の実施形態においては、それぞれの矩形波の立ち上がりタイミングと、立ち下がりタイミングは、一定間隔毎でなくてもよい。図7に示されるような矩形波を合成することをこの明細書において電圧値方向の合成と呼ぶ。
図8は、複数の矩形波の一例と、それらの矩形波を合成して得られる合成波の一例を示す図である。この図において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧値を表している。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間2から時間3において、電圧値(振幅)1Vを発生して、図8(a)に示される矩形波を生成する。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間3から時間5において、電圧値(振幅)2Vを発生して、図8(b)に示される矩形波を生成する。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間5から時間7において、電圧値(振幅)1Vを発生して、図8(c)に示される矩形波を生成する。
図8(d)は、図8(a)、(b)、(c)で示される矩形波を加算して得られる合成波82を示す。合成波82は、時間2から時間3において電圧値1V、時間3から時間5において電圧値2V、時間5から時間7において電圧値1である。図8(a)、(b)、(c)に示す矩形波のように、一方の矩形波の立ち下がりのタイミングで、他方の矩形波が立ち上がる矩形波を生成してもよい。図8に示されるような矩形波の合成を合成することをこの明細書において時間方向の合成と呼ぶ。
図9は、図7に示した矩形波の電圧値方向の合成と、図8に示した矩形波の時間方向の合成が同時に起こるようにそれぞれの矩形波を発生した場合の合成波を示す図である。この図において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧値を表している。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間2から時間4において、及び時間6から時間7において、電圧値(振幅)1Vを発生して、図9(a)に示される矩形波を生成する。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間3から時間7において、電圧値(振幅)2Vを発生して、図9(b)に示される矩形波を生成する。複数の矩形波生成器(40−1〜40−n)のいずれかは、時間4から時間6において、電圧値(振幅)−1Vを発生して、図9(c)に示される矩形波を生成する。
図9(d)は、図9(a)、(b)、(c)で示される矩形波を加算して得られる合成波82を示す。合成波82は、時間2から時間3において電圧値1V、時間3から時間4において電圧値3V、時間4から時間6において電圧値1、時間6から時間7において電圧値3Vである。図9(a)、(b)、(c)に示す矩形波のように、それぞれの矩形波を生成してもよい。
図10は、図5を用いて説明した矩形波生成器40aの動作をより具体的に説明するのに用いる図である。図10(a)、(b)において、矩形波パターンは、波形メモリ50に格納されている電圧値の情報を示す。タイミングは、矩形波出力部58が電圧値を出力するタイミングを示す。矩形波は、矩形波出力部58から出力される矩形波を示す。タイミング生成部56は、周期TRで供給される基準クロックに基づいてタイミングを発生する。
図10(a)は、基準クロックのタイミングからTAずれたタイミングで、矩形波の立ち上がり、及び立ち下がりを発生する様子を示す図である。矩形波の立ち上がりタイミングと、立ち下がりタイミングであるTAは、タイミングメモリ54に格納されている。
第1の基準クロックが供給されると、タイミングメモリ54は、基準クロックをTA遅延させることを指定する遅延データをタイミング調整器52に出力する。タイミング調整器52は、基準クロックをTA遅延して電圧値を出力するタイミングを矩形波出力部58に出力する。矩形波出力部58は、タイミング調整器52に基準クロックが供給されたタイミングからTA遅延したタイミングで矩形波パターン"1"を出力する。例えば、矩形波パターン"1"は、正の電圧値を生成する。
第1の基準クロックが供給されてから、TR時間後に第2の基準クロックが供給されるとタイミングメモリ54は、基準クロックをTA遅延させることを指定する遅延データをタイミング調整器52に出力する。タイミング調整器52は、基準クロックをTA遅延して電圧値を出力するタイミングを矩形波出力部58に出力する。矩形波出力部58は、タイミング調整器52に基準クロックが供給されたタイミングからTA遅延したタイミングで矩形波パターン"0"を出力する。例えば、矩形波パターン"0"は、0Vの電圧値を生成する。このように、基準クロックのタイミングから任意の時間ずらして矩形波を生成することができる。
図10(b)は、基準クロックのタイミングからTAずれたタイミングで、矩形波の立ち上がりを発生し、基準クロックのタイミングからTBずれたタイミングで、矩形波の立ち下がりを発生する様子を示す図である。
第1の基準クロックが供給されると、タイミングメモリ54は、基準クロックをTA遅延させることを指定する遅延データをタイミング調整器52に出力する。タイミング調整器52は、基準クロックをTA遅延して電圧値を出力するタイミングを矩形波出力部58に出力する。矩形波出力部58は、タイミング調整器52に基準クロックが供給されたタイミングからTA遅延したタイミングで矩形波パターン"1"を出力する。例えば、矩形波パターン"1"は、正の電圧値を生成する。
第1の基準クロックが供給されてから、TR時間後に第2の基準クロックが供給されるとタイミングメモリ54は、基準クロックをTB遅延させることを指定する遅延データをタイミング調整器52に出力する。タイミング調整器52は、基準クロックをTB遅延して電圧値を出力するタイミングを矩形波出力部58に出力する。矩形波出力部58は、タイミング調整器52に基準クロックが供給されたタイミングからTB遅延したタイミングで矩形波パターン"0"を出力する。例えば、矩形波パターン"0"は、0Vの電圧値を生成する。このように、矩形波の立ち上がりタイミングと、立ち下がりタイミングとを基準クロックのタイミングから異なる時間ずらして矩形波を生成することができる。
図11は、矩形波の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングを任意に設定できることにより得られる効果を説明する図である。図11において、実線部分が図1を用いて説明した従来の波形発生器10により生成される試験波形を示し、点線部分が図4を用いて説明した波形発生器30により生成される試験波形を示す。図1を用いて説明した波形発生器10が有するD/A変換器24は、基準クロックが供給されるタイミング(時間間隔一定)で試験波形を近似していたので、生成する試験波形は所望する試験波形に比べてずれてしまう。図4を用いて説明した波形発生器30が有する矩形波生成器(40−1〜40−n)は、それぞれの矩形波の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングを、基準クロックのタイミングに依らず変更できるので精度の高い試験波形を生成することができる。
図12は、波形発生器30の別の実施形態を示すブロック図である。図12において図4と同様の符号を付した構成は、図4を用いて説明した同一の符号を付した構成と同一の機能を有するので詳細な説明を省略する。波形発生器30は、基準クロック発生器22、矩形波生成部41、波形合成部66及び波形出力部44を備える。矩形波生成部41は、矩形波生成器(40−1〜40−n)を有する。波形合成部66は、加算器62及び乗算器64を有する。矩形波生成器(40−1〜40−n)は、それぞれ矩形波を発生して加算器62に出力する。加算器62は、それぞれの矩形波の電圧値を加算して第1合成波90を生成する。乗算器64は、矩形波生成器40aから供給される矩形波と第1合成波90とを乗算して第2合成波92を波形出力部44に出力する。波形出力部44は、第2合成波92から所定の周波数成分を取り除く処理をして試験波形94を出力する。
図13は、図12を用いて説明した波形発生器30が発生する波形の一例を示す図である。図13(a)は、矩形波生成器40aが生成する矩形波86aを示す。矩形波生成器40aは、電圧値1V、電圧値−1Vの矩形波86aを生成する。
図13(b)において、点線で示される波形は、所望する試験波形の絶対値を示す。矩形波生成器(40b、40c及び40d)は、点線で示される波形を生成するための矩形波を生成する。加算器62は、矩形波生成器(40b、40c及び40d)から供給される矩形波を加算して第1合成波90(実線)を生成する。
図13(c)は、矩形波86aと第1合成波90を乗算して得られる第2合成波92(実線)を示す。図13(c)において、点線で示される波形は、所望する試験波形を示す。
図13(d)は、波形出力部44から出力される試験波形94(実線)を示す図である。図13(d)において、点線で示される波形は第2合成波92を示す。本実施形態においては、複数の矩形波を合成して得られた合成波に、矩形波を乗算して所望する試験波形を生成することができる。また、複数の矩形波の立ち上がりタイミングと、立ち下がりタイミングとを基準クロックのタイミングとずらすことができるので、精度の高い試験波形を生成することができる。
図14は、波形発生器30の1つの実施形態を示す。波形発生器30は、基準クロック発生器22、タイミング生成部56、波形メモリ50、矩形波生成部41、選択部90、切替部92、及び波形合成部42を備える。矩形波生成部41は、矩形波を生成する矩形波生成器(40−1〜40−N)を有する。波形合成部42は、抵抗器(80、82、84、86)を有する。また、波形発生器30は、波形合成部42において生成した信号が有する所定の周波数成分だけを取り除くフィルタを更に有してもよい。
基準クロック発生器22は、基準クロックをタイミング生成部56に出力する。タイミング生成部56は、基準クロック発生器22から供給される基準クロックに基づいて、矩形波出力部58による電圧値を発生させるタイミングを生成し、波形メモリ50及び矩形波生成部41に供給する。波形メモリ50は、矩形波の電圧値の情報、すなわち矩形波パターンを格納し、基準クロックのタイミングで矩形波の電圧値の情報を矩形波生成部41に出力する。別の実施例においては、各々の矩形波生成器(40−1〜40−N)が、波形メモリ50及びタイミング生成部56を有してもよい。
矩形波生成部は、波形メモリ50から供給された電圧値の情報を、N桁(Nは2以上の整数)のM進数(Mは2以上の整数)に変換し、N桁のM進数に対応する論理値を示す電圧値であるN個の論理電圧値を生成することが好ましい。本実施例において、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、各々が当該N桁に対応し、各々が当該M進数の論理電圧値を生成する。例えば、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、ディジタル回路試験用のドライバであってよい。矩形波生成部41が、当該電圧値の情報をN桁の3進数に変換する場合には、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、H論理を示す電圧値、L論理を示す電圧値、またはH論理を示す電圧値とL論理を示す電圧値との中点の電圧値のいずれかを選択して出力してよい。また、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、各々が矩形波生成器(40−1〜40−N)の出力電圧を制御する電圧制御部を有してもよい。
波形合成部42は、矩形波生成部41から供給されたN個の論理電圧値を合成する。波形合成部42は、N個の論理電圧値にそれぞれ重みを付けて合成し、波形を生成することが好ましい。例えば、波形合成部42は、K番目(Kは1以上、N以下の整数)の矩形波生成器40−Kから供給された論理電圧値を、(1/M)K倍して合成し、所望の波形を発生してよい。例えば、波形合成部42は、D/A変換器であってもよい。
本実施例において、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、波形メモリの電圧値の情報に基づいて、当該電圧値の情報を3進数変換して論理電圧値を生成し、当該論理電圧値を波形合成部42に供給する。各々の矩形波生成器(40−1〜40−N)は、H論理を示す電圧値、L論理を示す電圧値、またはH論理であるかL論理であるかを検出するためのコンパレータ参照電圧のいずれかを選択することにより、当該電圧値の情報を3進数変換する。
本実施例において、波形合成部42は、3進数変換された当該電圧値の情報のN桁に対応するN個の論理電圧値を入力とし、複数の抵抗器(80、82、84、86)を含む抵抗ラダー回路を有する。このとき、N個の矩形波生成器(40−1〜40−N)は、各々N個の節点(88−1〜88−N)に電気的に接続され、各々の節点(88−1〜88−N)は、所定の抵抗値を有する抵抗器84を介して接続されるのが好ましい。
波形合成部42において、K番目の矩形波生成器(40−K)から供給された論理電圧値は、K番目の節点(88−K)において1/M倍に降圧されるのが好ましく、また、K番目の節点(88−K)における電圧値は、(K−1)番目の節点(88−(K−1))において(1/M)倍に降圧されることが好ましい。
例えば、波形合成部42に含まれる抵抗器(80、82、84、86)は、抵抗器82の抵抗値を3Rとした場合に、抵抗器84の抵抗値は2Rであることが好ましく、また、各々の抵抗器84は、一端が接地されるのが好ましい。このとき、抵抗器80の抵抗値は、矩形波生成器(40−1〜40−N)から、抵抗器80までのインピーダンスの和が3Rになるように設定されるのが好ましく、また、抵抗器86は、被試験デバイスから抵抗器86までのインピーダンスの和が3Rになるように設定されるのが好ましい。例えば、矩形波生成部41と、波形合成部42との間に伝送線が設けられる場合には、当該伝送線のインピーダンスを考慮する。
K番目の矩形波生成器(40−K)から出力された論理電圧値は、K番目の節点(80−K)において1/3倍に降圧され、また、(K−1)番目の節点(80−(K−1))において、当該論理電圧値はさらに1/3倍に降圧される。従って、波形合成部42は、各々の矩形波生成器(40−1〜40−N)が出力する論理電圧値の各々に対して重み付けをして合成し、所望の波形を生成することができる。
図15は、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品である被試験デバイスを試験する試験装置の他の実施形態を示す。当該試験装置は、アナログ回路とディジタル回路が混在する被試験デバイスを試験するミクスドシグナル試験装置であってよい。
試験装置は、試験信号発生部120、信号入出力部12及び比較部16を備える。試験信号発生部120は、被試験デバイスの直流試験を行う直流試験部100および波形発生器30を有する。試験信号発生部120は、ディジタル回路の試験を行うディジタル信号試験装置であってよい。
波形発生器30は、被試験デバイス18の試験に用いる試験波形を発生して、試験波形を信号入出力部12に出力する。また、波形発生器30は、試験波形を印加された被試験デバイス18から出力されるべき期待値を比較部16に出力する。信号入出力部12は、波形発生器30から供給された試験波形を被試験デバイス18に印加する。被試験デバイス18は、印加された試験波形に対する出力値を信号入出力部12に出力する。信号入出力部12は、出力値を比較部16に出力する。比較部16は、出力値と期待値とを比較して被試験デバイス18の良否を判定する。
図16は、波形発生器30の1つの実施形態を示す。波形発生器30は、基準クロック発生器22、タイミング生成部56、波形メモリ50、矩形波生成部41、選択部102、切替部104、及び波形合成部42を備える。矩形波生成部41は、矩形波生成器(40−1〜40−N)を有する。波形合成部42は、抵抗器(90、92、94)を有する。
選択部102は、被試験デバイスと試験信号発生部120との接続状態を試験するコンタクト試験などの直流試験を行う場合に、端子102aに切り替えることにより、直流試験部100と波形合成部42とを接続する。このとき、切替部104はオープンとし、矩形波生成部41と波形合成部42とを接続しないのが望ましい。また、被試験デバイスにアナログ信号を供給し、アナログ信号試験を行う場合に、選択部102は端子102bに切り替え、また、切替部104は短絡することにより、矩形波生成部41と波形合成部42とを接続するのが望ましい。また、選択部102は、被試験デバイスとの間のインピーダンスが最小である矩形波生成器(40−1)または直流試験部100のいずれか一方を、波形合成部42に電気的に接続することが好ましい。このとき、切替部104は、被試験デバイスとの間のインピーダンスが最小である矩形波生成器の矩形波生成器(40−1)と、波形合成部42とを電気的に接続するか否かを各々切り替えることが好ましい。
基準クロック発生器22は、基準クロックをタイミング生成部56に出力する。タイミング生成部56は、基準クロック発生器22から供給される基準クロックに基づいて、矩形波出力部58による電圧値を発生させるタイミングを生成し、波形メモリ50及び矩形波生成部41に供給する。波形メモリ50は、矩形波の電圧値の情報、すなわち矩形波パターンを格納し、基準クロックのタイミングで矩形波の電圧値の情報を矩形波生成部41に出力する。別の実施例においては、各々の矩形波生成器(40−1〜40−N)が、波形メモリ50及びタイミング生成部56を有してもよい。
矩形波生成部は、波形メモリ50から供給された電圧値の情報を、N桁(Nは2以上の整数)のM進数(Mは2以上の整数)に変換し、N桁のM進数に対応する論理値を示す電圧値であるN個の論理電圧値を生成することが好ましい。本実施例において、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、各々が当該N桁に対応し、各々が当該M進数の論理電圧値を生成する。例えば、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、ディジタル回路試験用のドライバであってよい。矩形波生成部41が、当該電圧値の情報をN桁の3進数に変換する場合には、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、H論理を示す電圧値、L論理を示す電圧値、またはH論理を示す電圧値とL論理を示す電圧値との中点の電圧値のいずれかを選択して出力してよい。また、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、各々が矩形波生成器(40−1〜40−N)の出力電圧を制御する電圧制御部を有してもよい。
波形合成部42は、矩形波生成部41から供給されたN個の論理電圧値を合成する。波形合成部42は、N個の論理電圧値にそれぞれ重みを付けて合成し、波形を生成することが好ましい。例えば、波形合成部42は、J番目(Jは1以上、(N−1)以下の整数)の矩形波生成器40−Jから供給された論理電圧値を、(1/M)J倍して合成し、所望の波形を発生してよい。例えば、波形合成部42は、D/A変換器であってもよい。また、矩形波生成器(40−1〜40−N)は、予め、論理電圧値を1/M倍した電圧値を波形合成部42に供給してもよい。

本実施例において、矩形波生成器(40−1〜40−(N−1))は、波形メモリの電圧値の情報に基づいて、当該電圧値の情報を2進数変換して論理電圧値を生成し、当該論理電圧値を波形合成部42に供給する。各々の矩形波生成器(40−1〜40−(N−1))は、H論理を示す電圧値またはL論理を示す電圧値のいずれかを選択することにより、当該電圧値の情報を2進数変換する。また、N番目の矩形波生成器40Nは、当該電圧値の情報に対応する論理電圧値を、1/2倍した降圧論理電圧値を波形合成部42に供給する。別の実施例において、N番目の矩形波生成器40Nは、当該論理電圧値を出力し、当該論理電圧値を他の回路において1/2倍に降圧した降圧論理電圧値を波形合成部42に供給してもよい。
本実施例において、波形合成部42は、2進数変換された当該電圧値の情報のN桁に対応するN個の論理電圧値を入力とし、複数の抵抗器(90、92、94)を含む抵抗ラダー回路を有する。このとき、N個の矩形波生成器(40−1〜40−(N−1))は、各々(N−1)個の節点(96−1〜96−(N−1))に電気的に接続され、各々の節点(96−1〜96−(N−1))は、所定の抵抗値を有する抵抗器92を介して接続されるのが好ましい。
波形合成部42において、J番目の矩形波生成器(40−J)から供給された論理電圧値は、J番目の節点(96−J)において1/M倍に降圧されるのが好ましく、また、J番目の節点(96−J)における電圧値は、(J−1)番目の節点(88−(J−1))において1/M倍に降圧されることが好ましい。
また、N番目の矩形波生成器40Nは、(N−1)番目の節点(96(N−1))に接続されるのが好ましい。そして、N番目の矩形波生成器40Nから出力され、論理電圧値を1/M倍に降圧した降圧論理電圧値は、(N−1)番目の節点(96−(N−1))において、当該降圧論理電圧値の1/M倍の電圧値を示すことが好ましい。
例えば、波形合成部42に含まれる抵抗器(90、92、94)は、抵抗器92の抵抗値をRとした場合に、抵抗器90の抵抗値は、矩形波生成器(40−1〜40−N)から、抵抗器80までのインピーダンスの和が2Rになるように設定されるのが好ましい。また、抵抗器94の抵抗値は、被試験デバイスから抵抗器94までのインピーダンスの和が2Rになるように設定されるのが好ましい。例えば、矩形波生成部41と、波形合成部42との間に伝送線が設けられる場合には、当該伝送線のインピーダンスを考慮する。
J番目の矩形波生成器(40−J)から出力された論理電圧値は、J番目の節点(80−J)において1/2倍に降圧され、また、(J−1)番目の節点(80−(J−1))において、当該論理電圧値はさらに1/2倍に降圧される。また、N番目の矩形波生成器(40−N)から出力された降圧論理電圧値は、(N−1)番目の節点(96−(N−1))において、当該降圧論理電圧値が1/2倍に降圧された電圧値を示す。従って、波形合成部42は、各々の矩形波生成器(40−1〜40−N)が出力する論理電圧値の各々に対して重み付けをして合成し、所望の波形を生成することができる。
図17は、波形合成部42の他の実施形態を示す。波形合成部42は、複数の抵抗器(110、112、114)を有する。矩形波生成部41が、N桁のM進数に対応する論理電圧値を出力する場合に、波形合成部42は、N個の論理電圧値に各々M進の重み付けを行い、論理電圧値を合成して出力する。抵抗器(110、112)の抵抗値は、矩形波生成器(40−1〜40−N)から、抵抗器110までのインピーダンスの和と、抵抗器112の抵抗値との比が、M:M/2となるように設定されるのが好ましい。また、抵抗器114の抵抗値は、被試験デバイスから抵抗器114までのインピーダンスの和と、抵抗器112の抵抗値との比が、M/2:Mとなるように設定されるのが好ましい。即ち、波形合成部42は、インピーダンス整合が取れ、供給されるM値をとり得る論理電圧値に対して、Mの冪乗の重み付けをして合成することができる回路であればよい。
本発明による波形発生器30は、波形合成部42に含まれる抵抗器(90、92、94、110,112、114)は接地されない。そのため、直流試験を行う場合に、直流試験部100において発生した電流を、非常に効率よく被試験デバイスに供給することができる。また、波形発生器30は、波形合成部42と被試験デバイスとの間に、直流試験またはアナログ信号試験のいずれか一方を選択するリレーやスイッチなどの選択部を有しないため、アナログ信号試験を行う場合であっても、当該選択部の影響によるアナログ試験信号の劣化を大幅に低減することができる。さらに、本発明による試験装置は、ディジタル回路試験装置に含まれるドライバを使用して所望のアナログ試験波形を発生することができる。そのため、任意波形発生装置を必要とせず、試験装置を大幅に小型化することができる。
図18は、半導体デバイスが半導体デバイス自身が有するA/D変換部を自己診断する半導体デバイスの1つの実施形態を示すブロック図である。図14において、図3が有する構成と同一の機能を有する構成は、図3の構成と同一の符号を付してある。また、同一の符号を付した構成は、同一の符号を付した構成の機能と同一なので説明を省略する。半導体デバイス38は、被試験デバイス部34及び試験部36を備える。被試験デバイス部34は、A/D変換部32を有する。試験部36は、波形発生器30及び比較部16を有する。
波形発生器30は、A/D変換部32の試験に用いる試験波形を発生して、試験波形をA/D変換部32に印加する。また、波形発生器30は、試験波形を印加されたA/D変換部32から出力されるべき期待値を比較部16に出力する。A/D変換部32は、印加された試験波形に対する出力値を比較部16に出力する。比較部16は、出力値と期待値とを比較してA/D変換部32の良否を判定する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
従来の波形発生器10を示すブロック図である。 図1を用いて説明した波形発生器10が有するD/A変換部24から出力される電圧値を示す。 試験装置を示すブロック図である。 波形発生器30の1つの実施形態を示すブロック図である。 矩形波生成器40aの1つの実施形態を示すブロック図である。 矩形波の一例を示す図である。 矩形波の一例を示す図である。 矩形波の一例を示す図である。 矩形波の一例を示す図である。 図5で説明した矩形波生成器40aの動作を説明するのに用いる図である。 矩形波の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングを任意に設定できることにより得られる効果を説明する図である。 波形発生器30の別の実施形態を示すブロック図である。 図12を用いて説明した波形発生器30が発生する波形の一例を示す図である。 波形発生器30の1つの実施形態を示す。 アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品である被試験デバイスを試験する試験装置の他の実施形態を示す。 波形発生器30の1つの実施形態を示す。 波形合成部42の他の実施形態を示す。 試験部を有する半導体デバイス38を示すブロック図である。
符号の説明
20 波形メモリ
22 基準クロック発生器
24 D/A変換部
26 波形出力部
18 被試験デバイス
30 波形発生器
12 信号入出力部
16 比較器
40a〜n 矩形波発生器
41 矩形波発生部
42 波形合成部
44 波形出力部
80a〜n 矩形波
82 合成波
84 試験波形
50 波形メモリ
52 タイミング調整器
54 タイミングメモリ
56 タイミング生成部
58 矩形波出力部
60 電圧制御部
62 加算器
64 乗算器
66 波形合成部
86a 矩形波
90 第1合成波
92 第2合成波
94 試験波形
80、82、84、86 抵抗器
88―1〜N 接点
100 直流試験部
120 試験信号発生部
102 選択部
102a〜b 端子
104 切替部
90、92、94 抵抗器
96−1〜(N−1) 接点
110、112、114 抵抗器
32 A/D変換部
34 被試験デバイス部
36 試験部
38 半導体デバイス

Claims (4)

  1. アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品を試験する試験装置であって、
    複数の矩形波を生成する複数の矩形波生成器と、
    複数の前記矩形波を合成して多値の合成波を生成する波形合成部と、
    前記合成波に基づいて前記電気部品の試験に用いる試験波形を発生する波形発生器と、
    前記電気部品の直流試験を行う直流試験部と、
    前記電気部品のアナログ試験を行う場合に、一の前記矩形波生成器を前記波形合成部に電気的に接続し、前記直流試験を行う場合に前記一の矩形波生成器に代えて前記直流試験部を前記波形合成部に電気的に接続する選択部と、
    前記電気部品のアナログ信号試験を行う場合に、前記矩形波生成器を前記波形合成部に電気的に接続し、前記直流試験を行う場合に、前記矩形波生成器を前記波形合成部に電気的に接続しない切替部と
    を備え、
    前記試験波形を前記電気部品に印加して、前記試験波形を印加された前記電気部品の出力値に基づいて前記電気部品の試験をする試験装置。
  2. 前記選択部は、前記電気部品との間のインピーダンスが最小である矩形波生成器または前記直流試験部のいずれか一方を、前記波形合成部に電気的に接続し、
    前記切替部は、前記電気部品との間のインピーダンスが最小である矩形波生成器以外の矩形波生成器と、前記波形合成部とを電気的に接続するか否かを各々切り替える
    請求項1に記載の試験装置。
  3. アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部を有する電気部品を試験する試験装置であって、
    複数の矩形波を生成する複数の矩形波生成器と、
    前記複数の矩形波のうち、一の前記矩形波を除く前記矩形波を加算して第1合成波を生成する加算器と、
    前記一の矩形波及び前記第1合成波を乗算して第2合成波を生成する乗算器と、
    前記合成波に基づいて前記電気部品の試験に用いる試験波形を発生する波形発生器と
    を備え、
    前記試験波形を前記電気部品に印加して、前記試験波形を印加された前記電気部品の出力値に基づいて前記電気部品の試験をする試験装置。
  4. 前記加算器は、所望する試験波形の絶対値の波形を生成するための第1合成波を生成し、
    前記乗算器は、前記第1合成波に値が1又は−1である前記一の矩形波を乗算して所望する試験波形を生成するための第2合成波を生成する
    請求項3に記載の試験装置。
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