JP4528301B2 - 直接デジタルシンセサイザの周波数分解能を向上させるための方法および装置 - Google Patents

直接デジタルシンセサイザの周波数分解能を向上させるための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4528301B2
JP4528301B2 JP2006534525A JP2006534525A JP4528301B2 JP 4528301 B2 JP4528301 B2 JP 4528301B2 JP 2006534525 A JP2006534525 A JP 2006534525A JP 2006534525 A JP2006534525 A JP 2006534525A JP 4528301 B2 JP4528301 B2 JP 4528301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
dds
ftw1
ftwn
frequencies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006534525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007536768A (ja
Inventor
バー クシュニック、エリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Publication of JP2007536768A publication Critical patent/JP2007536768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4528301B2 publication Critical patent/JP4528301B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/02Digital function generators
    • G06F1/03Digital function generators working, at least partly, by table look-up
    • G06F1/0321Waveform generators, i.e. devices for generating periodical functions of time, e.g. direct digital synthesizers
    • G06F1/0328Waveform generators, i.e. devices for generating periodical functions of time, e.g. direct digital synthesizers in which the phase increment is adjustable, e.g. by using an adder-accumulator
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31903Tester hardware, i.e. output processing circuits tester configuration
    • G01R31/31907Modular tester, e.g. controlling and coordinating instruments in a bus based architecture
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31917Stimuli generation or application of test patterns to the device under test [DUT]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2101/00Indexing scheme relating to the type of digital function generated
    • G06F2101/04Trigonometric functions

Description

本発明は、周波数分解能を有する高純度基準信号の生成に関し、特に、直接デジタルシンセサイザ(DDS)を用い、信号周波数としてDDS出力に現れた2つまたはそれ以上の接近した間隔の周波数を生成すべく、特定の時間分の特定の値間における周波数チューニングワード(FTW)を切り替えることにより、高周波数分解能を有する高純度基準信号を生成することに関する。
半導体デバイス、特にアナログまたは混合信号デバイスは、多くの場合、高純度基準信号をデバイスに供給すべく、外部の結晶または他の高純度ソースを必要とする。 この基準信号は、RF波形の検出、および/または、デバイスの他のセクションへのクロックの提供に用いることができる高周波数にまで内部で逓倍されることもあり得る。
このような半導体デバイスが試験システムで試験されるとき、試験システムのロードボード上で結晶または高純度ソースを複製して基準信号を被試験デバイス(DUT)に提供するのはまず不可能である。結晶または他の高純度ソースと、試験システムにより制御可能な高純度基準ジェネレータとを置き換えることは、一般的に好ましく、そうすることにより、試験システムは、結晶基準と同期する必要がなくなる。
図1は、先に述べた制御可能な基準信号を提供するよう用いられることができるオープンアーキテクチャ試験システム100の典型的なハイレベル・ブロック図(透視図)である。
図1において、モジュール102は、基準ジェネレータ、デジタルピンカード、アナログカード、デバイス電源(DPS)などのような機能単位、または、波形発生器のような機器であってよい。モジュール102への物理的接続は、スイッチマトリックス・ネットワーク106を含むモジュール接続イネーブラ104を介し得るようにしてよい。スイッチマトリックス・ネットワーク106は、ロジック、トレース、および、ピンを含んでよい。
システムコントローラ108は、一般的に、ユーザのためのインタラクションポイントである。システムコントローラ108は、サイトコントローラ110へのゲートウェイと、マルチサイト/マルチDUT環境におけるサイトコントローラ110の同期とを提供する。システムコントローラ108およびマルチサイトコントローラ110は、マスタ/スレーブ構成で動作する。システムコントローラ108は、システム動作の全体を制御し、かつ、特定のサイトコントローラ110が実行すべき機能を決定する。各サイトコントローラ110は、それ自体でDUT112を試験できる。サイトコントローラ110は、試験サイト114内で様々なモジュール102の動作を制御しかつモニタする。試験サイト114は、単一のDUT112の試験を行うモジュール102の集まりである。サイトコントローラ110は、1つまたは多数の試験サイト114を制御することができる。
先に述べたように、高純度基準信号は、サイトコントローラ110において、基準ジェネレータモジュール(モジュール102の1つ)から供給されてよい。基準ジェネレータモジュールは、例えば1MHzから40MHzの範囲にわたる安定かつ純粋な周波数を生成できる。DUTのいくつかは、0.1Hzかそれより細い分解能の高純度基準信号を必要とする可能性もあるので、基準ジェネレータモジュールは、非常に細い周波数分解能を有する高純度基準信号をさらに提供しなくてはならない。
DDSは、所望の基準信号を提供するよう用いられてきた。一般的に、DDSは、デジタル入力されたFTW(周波数チューニングワード)および正確なクロックにより決定された周波数でデジタル生成された正弦波または余弦波を出力する。図2は、典型的な従来のDDS200を示すブロック図である。従来のDDSでは、NビットのFTW202は、所望の時に位相アキュムレータ210内の加算器208に提供される。FTW202は、基準ジェネレータを新しい周波数にチューニングするとき、あるいは、周波数シフトキーイング(FSK)変調などで周波数を変える以外は変化しない。FTW202は、波形が生成されるクロック204の各周期において進められる増分量(位相増分)または位相度を表わす。(周波数は、単位時間ごとの位相の変化であるため、FTWとは、まさに、所望の出力周波数を生成するために各クロックサイクルにおいて必要な位相増分である。)位相の総蓄積度は、加算器208で合計され、各クロック204においてレジスタ206に格納され、かつ、メモリまたは他のデバイス212によって特定の振幅値に変換されることにより、所望の波形が形成される。例えば、正弦波は、メモリ212内のルックアップテーブルをアドレス指定するため、特定の位相増分度を(加算器208内で)クロック204の各周期でレジスタ206に格納された総蓄積位相度に加え、かつ、総蓄積位相度を用い、各クロックにおける総蓄積位相度を振幅値に変換することにより再生されてよい。
DDSの設計の中には、振幅値の4分の1だけがメモリに格納され、総蓄積位相の4分の1部を決定するために他の技法が用いられるものもある。4分の1部が識別されることにより、テーブルへのアドレス、テーブルの出力の極性、または、その両方が修正され、より適切な振幅を生成することができる。しかしながら、周期の半分、または、周期全体の振幅値が格納されていることもあり得る。また、2つまたはそれ以上のトーンを生成するマルチトーン波形など、正弦波以外の波形が所望される場合、異なる振幅値がテーブルに格納される。他には、位相変換器への2つの位相、1つは正弦波用、1つは余弦波用(正弦および余弦は互いに90度位相シフトされる)を有することが一般的なやり方である。その場合、1つの位相アキュムレータは、振幅変換器に位相をアドレスし、正弦波用および余弦波用の2つの出力が設けられる。
所望の波形のある完全な周期が生成されている場合、360度の位相が追加され、レジスタ206に格納された総蓄積位相度が2^N−1を超え、位相アキュムレータがオーバーフローし、総蓄積位相(レジスタ206の値)は、再びゼロあるいはゼロに近くなる。注意すべき点は、レジスタ206の総蓄積位相がオーバーフローの後消去されないことである。それどころか、レジスタ206内に残されたものから蓄積され続けていく。それによって生成された波形の位相は連続するので、生成された波形には、飛びや途切れがない。
注意すべき点は、レジスタ206におけるすべてのビットがメモリのアドレス指定に使用できるわけではないことである。レジスタ206の重要なMビットだけがメモリ212に格納されたルックアップテーブルに送られることにより、各位相値が振幅値に変換される。変換テーブルが正弦波または余弦波の単一サイクルである場合、位相アキュムレータ210がオーバーフローするたびに、正弦波または余弦波のほぼ1つのサイクルがデジタルアナログ(D/A)コンバータ214に送られている。
この場合、F=[FTW/(2^N)]×Fclk,となる。
Fclkは、クロック204のクロック周波数であり、Fは、DDS出力周波数216である。この式が有効であるのは2^Nにより分割されたFTWは、オーバーフローが生じる前に加算されるべきFTWの数の逆数を提供するからであり、この比率は、各クロック周期で消費される周期の小数部である。この比率がクロック周波数Fclkで乗じられると、Fが得られる。
従来のDDSの周波数分解能は、クロック204の周波数、位相アキュムレータ210内の加算器208あたりにフィードバックされたビット数N、FTWにおけるビット数N、および、メモリ212に格納された位相−振幅ルックアップテーブルにロードされたパターンに依存する。(通常、フィードバックされたビット数とFTWにおけるビット数とは同じである。)一実施例では、FTWがロジック1であって、これがクロックサイクルのたびに蓄積される場合、低周波正弦波が結果として生じる。その後、FTWがロジック2に変更されると、次の最低周波数が生成され、2つの周波数における差がDDSの周波数分解能となる。周波数分解能、または、DDS出力周波数における最小の可能な増分は、以下の式により得られる。
Figure 0004528301
図2のDDS200は、デジタル任意波形発生器に類似している。なぜなら、DDS200も、D/A214を供給するメモリ212と、メモリ212をアドレス指定するためのデバイス(位相アキュムレータ210)とを有しているからである。図2のDDSもデジタルAWGと同様に、基本周波数と、基本周波数をプラスまたはマイナスするクロック周波数の倍数で生じるエイリアスとを生じる。一般的に、エイリアシングは、2^(N−1)より大きいFTW値に対し生じる。エイリアスの振幅は、基礎周波数より減少する。従来のDDSにおいては、バンドパスまたはローパスフィルタは、他のすべての周波数を除去する一方で、所望の周波数を保存するべく用いられる。
48ビットFTWを備える、少なくとも1つの以前から市販されているDDSがある。48ビットFTWは、DDSに高度な分解能を提供する。しかしながら、旧来のDDSは、ビット数の少ない新たに市販されているDDSに比べ、一般的に高価で、消費電力が大きく、高温になり、かつ、場所をとる。アナログデバイスAD9954は、旧来のDDS比べ、低周波数分解能を有するが、比較的安価で、消費電力も少なく、高温にならず、高速で稼動し、かつ、場所をとらない次世代32ビットDDSの例である。
したがって、より低い固有の周波数分解能度を有するDDSから、FTW内のビット数、および、クロック周波数により決定されるような高周波数分解能の基準信号を生成しなければならないということになる。
本発明は、DDSを用い、信号周波数としてDDS出力に現れた2つまたはそれ以上の接近した間隔の周波数を生成すべく、特定の時間分の特定の値間における周波数チューニングワード(FTW)を切り替えることにより、高周波数分解能を有する高純度基準信号を生成することを目的とする。
パターンの繰り返しにおける2つまたはそれ以上の近接した周波数間を切り替えることにより、DDSから得られるはずの高周波数分解能を結果として生じる。交互の周波数の時間加重平均である単一の高純度周波数を生成するDDS出力のため、時間T1でF1が表われ、また、時間T2でF2が表われ、繰り返しパターンの合計期間がT=T1+T2であるようにF1とF2との間でDDS切り替えられる場合、以下の条件が満たされなければならない。
|F1−F2| << π/T
この条件は満たされない場合、交互の周波数のそれぞれに別々にピークが現れる。加えて、側波帯の高さは、周波数の間隔に比例するので、周波数の間隔が狭くなるにつれ、好ましくない側波帯の振幅は減少する。
平均周波数は、期間ごとに分割された1つの期間内で生じる総サイクル数である。特に、T1におけるF1のサイクル数は、T1・F1である。T2におけるF2のサイクル数は、T2・F2である。T1・F1+T2・F2サイクルを生成するのにかかる総時間量は、T1+T2である。したがって、平均周波数は、
Favg=(T1・F1+T2・F2)/(T1+T2)である。
T1およびT2の適切な選択により、Favgは、これら2つの周波数のいずれにも設定でき、DDS周波数分解能は、任意の量だけ向上する。
FTWの周期スイッチングは、FTWメモリを基本のDDSに追加し、かつ、メモリを所望の比率のFTW1およびFTW2で満たすことにより実行してもよい。その後、メモリは、アドレスジェネレータにより環状に連続的に(adr0,adr1,…,adrN,adr0,adr1,…)アドレス指定され、DDS周波数が生成される。他の実施例では、2つの別々のレジスタ、これら2つのレジスタの間を切り替えるマルチプレクサ、および、レジスタが切り替えられるべき時を決定するタイマなどを用いてもよい。さらに他の実施例では、FTWが切り替えられることにより、DDSは、3つまたは4つ、あるいは、それ以上の周波数の間を変えることができる。合成出力周波数Fは、(それぞれの持続時間を考慮に入れた)周波数の平均である。さらに他の実施例では、F1およびF2の持続時間は、所定の時間T内で分割されることもある。期間T内の持続時間T1では、DDSはまだF1を生成しているが、T1は、T1=T1A+T1B+T1CであるT1A、T1B、および、T1Cに分割される。また、DDSは、期間T内の持続時間T2ではまだF2を生成しているが、T2は、T2=T2A+T2B+T2CであるT2A、T2BおよびT2Cに分割される。合成出力周波数Fは、(それぞれの持続時間を考慮した)周波数の平均である。多数の持続時間を利用した場合、期間Tは、効率的に減少し、それ故、側波帯は、ピークから遠くにより低い振幅で現れる。これは、エネルギーがさらにスペクトル外に広がるためである。
オープンアーキテクチャ試験システムの典型的なハイレベル・ブロック図(透視図)である。
典型的な従来のDDSを示すブロック図である。
F1とF2との間を切り替えるDDSを示す典型的な波形図である。F1は、時間T1を表し、F2は、時間T2を表し、出力の合計期間は、T=T1+T2である。
F1とF2との間を切り替えるDDSを別な方法で示す典型的なタイミング図である。F1は、時間T1を表し、F2は、時間T2を表す。出力の合計期間は、T=T1+T2である。
本発明の実施例に従う、DDSが2つの近接した周波数間で切り替えられるときに形成される単一のピークと側波帯とを示す典型的なフーリエスペクトルである。説明の目的でF1とF2との間に比較的大きな周波数間隔が設けられている。
本発明の実施例に従う典型的なDDSを示すブロック図である。
本発明の実施例に従う、期間T内の多数の時間をF1およびF2間で切り替えるDDSの典型的なタイミング図である。F1は、時間T1を表し、F2は、時間T2を表す。出力の合計期間は、T=T1+T2である。
本発明の実施例に従う、DDSが2つの近接する周波数間で切り替えられるときに形成される、ノイズフロアに下がった単一のピークと側波帯とを表す典型的なフーリエスペクトルを示す。
FSKの適用における側波帯で囲まれたF1およびF2における2つの別々のピークを示す典型的な周波数プロットを示す。
FSKの適用における側波帯で囲まれたF1およびF2における2つの別々のピークを示す他の典型的な周波数プロットを示す。
2つの別々の周波数源F1とF2との間を位相が連続しないように切り替えるときに発生する波形の例を示す。この信号のフーリエスペクトルは、本発明のものとは完全に異なる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
また、ここでは、試験システムにおける内容を例に挙げて本発明を説明するが、高周波数分解を有する基準信号を生成するためにDDSを使用するという趣旨であれば、無線送受信機、ベンチ型試験機器、他の研究用機器などにおいても本発明は実施可能である。試験システムの基準信号は一例に過ぎず、本発明の範囲を限定するような解釈をすべきではない。
本発明の実施例は、DDSを用い、信号周波数としてDDS出力に現れた2つまたはそれ以上の接近した間隔の周波数を生成すべく、特定の時間分の特定の値間における周波数チューニングワード(FTW)を切り替えることにより、高周波数分解能を有する高純度基準信号を生成することを目的とする。パターンの繰り返しにおける2つまたはそれ以上の近接した周波数間を切り替えることにより、DDSから得られるはずの高周波数分解能を結果として生じる。近接した周波数の周波数間隔、繰り返しパターンにおける1つの期間内の各周波数の時間分、および、繰り返しパターンの期間は、高周波数解像度をもつ高純度基準信号の生成にすべて関連する。
図3は、本発明の実施例に従い2つの異なる近接した周波数間において位相が連続するようにDDS出力を切替える例を示す。特に、図3は、F1とF2との間のDDSスイッチングを示す典型的な波形図である。F1は、時間T1を示し、F2は、時間T2を示す。繰り返しパターンの合計期間は、T=T1+T2である。時間領域内のこの波形を分析するためには、特定の時間間隔にわたり生じるゼロ交差の数が平均周波数を決定することに留意する。特に、平均周波数は、期間ごとに分割された1つの期間内で生じる総サイクル数である。この期間中、周波数は、2つまたはそれ以上の値の間を切り替えるか、または、周波数内で徐々にシフトしていることもあるが、それでもなお、平均周波数は、合計時間で分割されたサイクル数のままである。特に、T1におけるF1のサイクル数は、T1・F1である。T2におけるF2のサイクル数は、T2・F2である。T1・F1+T2・F2サイクルを生成するのにかかる合計時間は、T1+T2である。したがって、平均周波数は、
Favg=(T1・F1+T2・F2)/(T1+T2)となる。
T1=T2という特殊なケースでは、Favg=(F1+F2)/2となる。平均出力周波数の方程式Favgは、F1およびF2のいずれ値にも有効である。F1およびF2は、DDSの周波数分解能とLSB1つ分異なるFTWに対応する周波数として選ばれることができる。T1およびT2を適切に選択することにより、Favgは、それら2つのいずれの周波数としても設定されることができ、DDS周波数分解能は、任意の分量だけ向上することができる。
注目すべき点は、本発明の実施例において実行されるようなDDSは、位相連続、つまり、周波数が変化しても位相は変化せず、波形に不連続な部分がないことである。図2におけるレジスタ206は、周波数が変化するとリセットされるか、または、レジスタ206がオーバーフローすると、波形に不連続点が生じ、フーリエスペクトルに他のピークが現れる。
図11a−11cは、2つの個別の周波数源F1とF2とを位相が連続しないように切り替えるときに生じる波形およびフーリエスペクトルの例を示す。図11aでは、2つの別々の周波数源F1およびF2が常に流れており、スイッチS1およびS2は、それらの間を周期的に切り替えるよう制御される。図11bは、期間TでF1とF2との間を切り替えるS1およびS2のスイッチ波形S1(t)およびS2(t)を示す。図11aを再び参照すると、スイッチの出力が合算されてOutとなる。図11cは、出力Out(t)の結果を示す。
Out(t)=A・sin(2π・F1・t)・S1(t)+A・sin(2π・F2・t)・S2(t)
=A・sin(2π・F1・t)・S1(t)+A・sin(2π・F2・t)・(1−S1(t))
Aは、信号の振幅に比例する任意の定数である。S1(t)のフーリエ分析により、以下の式が導かれる。
Figure 0004528301
’およびd’は、S1(t)のフーリエ級数展開の係数から導かれる定数である。
これらの方程式から明らかなように、周波数F1とF2とがいかに接近していようとも、F1およびF2における出力スペクトルにおいては、常に2つの識別可能な主周波数がある。そして、2組の側波帯がある。1つは、F1から+/−(1/T)の倍数離れたところにあり、もう1つは、F2から+/−(1/T)の倍数離れたところにある。F1およびF2の相対振幅は、T1/Tの比率に影響される。
このことは、をFavgの主スペクトル線のみを有する出力を生成する際の、DDSの位相蓄積の重要性を示す。2つの周波数間の切替えが互いに近い場合、通常、平均周波数における単一の主スペクトル線は、必ずしも生じない。これがDDSの位相蓄積、または、位相連続スイッチングであり、方程式により、周波数を周期的に切替えるときの単一主スペクトル線を導くことができる。
図4は、本発明に従う、F1とF2との間におけるDDSスイッチングを示す図3の変形例である典型的なタイミング図である。F1は、時間T1を示し、F2は、時間T2を示す。繰り返しパターンの合計期間は、T=T1+T2である。FTWが2つまたはそれ以上の値の間を切り替えることにより、DDS出力は、2つまたはそれ以上の近接した周波数F1とF2との間を位相が連続するように切替えた場合、DDSの出力は、周波数の時間加重平均である単一の周波数のように見える。
DDS出力の速いフーリエ変換が実行された場合、DDS出力は、図5に例示されたフーリエスペクトルのように見える。この場合、平均周波数にピークがあり、ピークから1/Tの倍数分間隔をおいたピークのいずれかの側に第1および第3の側波帯がある。図5のフーリエスペクトルにおける個別の側波帯は、例示の目的のみで生成されたものである。以降説明するように、本発明の実施例は、ノイズフロアに下がった側波帯をもつ基準信号周波数を生成することができる。
交互の周波数の時間加重平均である単一の高純度周波数を生成するDDS出力とすべく、周波数同士の間隔は、π/Tよりも近くなくてはならない。言い換えれば、以下の条件が満たされるべきである。
|F1−F2|<<π/T
2つの周波数同士を繰返し周期Tで分割したπよりも近づけることにより、2つの別々のピークをもつ周波数スペクトルというよりは、むしろ平均周波数における1つだけのピークになる。また、側波帯の高さは、周波数間隔に比例するため、周波数間隔が狭まるにつれ、好ましくない側波帯振幅も減少する。この条件が満たされない場合、交互の周波数のそれぞれにおいて個別のピークが現れるようになる。
図5の例では、F1=120MHz、および、F2=120.01MHzであり、周波数は、T1=T2=1usであり、よってT=2usである矩形波パターン内で切替えられる。上記のように識別された条件が満たされるので、1つだけのピークは、120.005MHz(F1とF2との平均)で現れ、側波帯は、ピークから1/Tの119.505MHzおよび120.505MHzで現れる。F1およびF2の持続時間は、この例ではたまたま等しいので、第2の側波帯は、存在しなくなる。注目すべき点は、図5の例における10kHzの間隔は、本発明において実行する約1Hz以下の間隔よりかなり大きいことである。1Hzの間隔により、側波帯はノイズフロア内になる。
先に述べたように、図5の例では、T1およびT2の持続時間は等しい。しかしながら、本発明の実施例においては、周波数の持続時間は、例えば、F1およびF2のそれぞれが1usの間アクティブな代わりに、F1は1.25usの間アクティブであり、F2は0.75usの間アクティブとし、2つの周波数の時間加重平均である単一のピークは、120.00375MHzで現れるように変更してもよい。このように、周波数の持続時間を変更することにより、DDSの出力周波数は、優れた分解能を伴い変更されることができる。
図6に示された本発明の実施例では、FTWの周期的な切替えは、FTWメモリまたは他の記憶装置600を基本のDDSに追加し、かつ、メモリを所望の比率のFTW1およびFTW2で満たすことにより実行してもよい。その後、メモリ600は、アドレスジェネレータまたは記憶装置コントローラ602により環状(adr0,adr1,…,adrN,adr0,adr1,…)に連続的にアドレス指定されることにより、図4に示すようなDDS周波数を生成することができる。記憶装置およびコントローラの他の実施例は、2つの異なるレジスタ、これら2つの異なるレジスタを切替えるためのマルチプレクサ、レジスタが切替えられるべき時を決定するタイマ、などを含んでもよい。
さらに別の実施例では、FTWが切り替えられることにより、DDSは、それぞれFTW1−FTWNで表され、かつ、持続時間T内の持続時間T1−TNを有する3つまたはそれ以上の周波数F1−FNの間を変更する。合成出力周波数Favgは、以下の方程式で示される周波数の時間加重平均である。
Favg=(T1・F1+T2・F2+...+TN・FN)/(T1+T2+...+TN)
周波数の時間加重平均である単一の高純度周波数を生成するDDS出力とすべく、周波数同士の間隔は、π/Tよりかなり近くなければならない。言い換えれば、F1−FNの任意の2つの周波数間の最大周波数差は、π/Tよりかなり小さくなければならない。
図7に示される本発明のさらに他の実施例では、F1およびF2の持続時間は、所定の時間T内の多数の別々の時間に分割されてよい。図3と比較すると、DDSは期間T内の持続時間T1でF1を生成しているが、T1は、T1A、T1B、および、T1Cに分割される。ここでは、T1=T1A+T1B+T1Cである。また、DDSは期間T内の持続時間T2でF2を生成しているが、T2は、T2A、T2B、および、T2Cに分割される。ここでは、T2=T2A+T2B+T2Cである。合成出力周波数Fは、(各持続時間を考慮に入れた)周波数の平均となる。図4の持続時間が利用された場合、側波帯は、ピークから1/Tの間隔を置くが、図7の多数の持続時間が利用される場合、期間Tは、効率的に減少し、それ故、エネルギーがよりスペクトルの外に広がるので、側波帯はさらにピークから遠ざかり、低振幅を表す。したがって、この技術は、側波帯をさらに低下させるべく用いることができる。
図8は、本発明の実施例のさらに実用的な例である。F1は、120MHzであり、F2は、120.00000009313MHzであり、F1とF2との差は、93.13ミリHzであり、T1=T2=1usであり、合計期間T=2usである。注意すべき点は、側波帯は、ノイズフロアにあるため、120.5MHzでは目に見えないことである。
本発明の実施例においては、先に図8を例示して説明したように、周波数間隔は、単一のピークが周波数の時間加重平均で現れ、すべての側波帯がノイズフロアにあるように選択されることができる。図5の例では、F1とF2との間が大きい周波数差が提供されるので、目に見える側波帯の振幅は、周波数領域分析および記載される方程式を用いることにより確認でき、逆もまた同様である。図5に対し確認された方程式は、側波帯が見えない図8のような実施例において側波帯の振幅を決定するために用いることができる。
以下の周波数領域の分析は、DDSの位相同期、位相アキュムレータが使用されるか、位相アキュムレータの加算器へのフィードバックにおいてNビットすべてが用いられること、メモリ内の位相−振幅ルックアップテーブルは正弦波の単一サイクルで有効であること、DDS出力周波数f(t)は、図4で示されるように2つの値F1とF2との間を周期的に切替えること、を予測する。
DDSは、位相を蓄積し、かつ、その蓄積された位相を振幅出力に変換することにより機能する。このことは、別々の時間領域では、以下のように表される。
Figure 0004528301
ここでは、
DDS_out(n)は、クロックサイクルnにおけるDDSの出力振幅である。
(FTW)は、クロックサイクルkにおけるFTWの値である。
Nは、位相アキュムレータにおけるビット数である。
Aは、任意の振幅スケーリング定数である。
連続する時間領域では、エイリアスを除去するべくDDS出力がローパスフィルタリングされていると仮定されることにより、アナログ方程式は以下のようになる。
Figure 0004528301
ここでは、
DDS_out(t)は、時間tにおけるDDS出力であり、
f(τ)は、時間τにおいてプログラムされた周波数であり、これは、
f(τ)=[(FTW(τ))/(2^N)]・Fclkであり、
Aは、任意の振幅スケーリング定数である。
例えば、一定のFTWに対し、DDSの出力は、単純に、
DDS_out(t)=A・sin(2πf・t)となる。
ここでは、
=[(周波数チューニングワード)/(2^N)]・Fclkである。
変数f(t)は、そのフーリエ組数により表される。
Figure 0004528301
ここでは、
Figure 0004528301
Figure 0004528301
Figure 0004528301
f(t)のフーリエ組数展開式を上記の式Bに置き換えると、DDS_out(t)の方程式は、以下になる。
Figure 0004528301
、aおよびbに置き換え、同類項をまとめると、以下のようになる。
Figure 0004528301
この式の形式は、
Figure 0004528301
ここでは、
Figure 0004528301
注目すべき点は、
Figure 0004528301
であることである。また、[1−cos(2πkT1/T)]の範囲は、T、T1およびkの値に基づき、0から2までである。したがって、Φは、0および(F1−F2)・T・π/3の範囲内となる。a’の最大絶対値は、kが1のときのみ1となる。b’の最大絶対値は、kが1のときのみ−2である。
’およびb’は、共に(1/k)に低下し、kの増加に伴い急速に減少する。
ここで、三角識別sin(α+β)=sinα・cosβ+cosα・sinβを使用する。
Figure 0004528301
そして、
Figure 0004528301
となる。
ここまでは、いかなる近似値もとらない。上記の方程式は、DDS_out(t)の正確な式である。DDSの周波数分解能を向上させるための最も実用的なケースF1およびF2は、非常に近接した周波数である。ほとんどの場合、|F1−F2|<<π/Tであるなら、適切な小さい角度の近似値が正弦および余弦に使用されてよい。(すなわち、sin(x)=x and cos(x)=1forx<<1)|F1−F2|<<π/Tと仮定するなら、
Figure 0004528301
三角関係cosA・sinB=1/2sin(A+B)−1/2sin(A−B)、cosA・cosB=1/2cos(A+B)+1/2cos(A−B)を使用すると、DDS_out(t)は、以下のように表すことができる。
Figure 0004528301
ここでは、
Figure 0004528301
この式は、DDS出力がそこから+/−1/Tの倍数間隔を置いた一連の側波帯を有する周波数Favgの正弦波であることを示す。側波帯の振幅は、所定のTに対し、(F1−F2)・Tと正比例する。(F1−F2)が小さくなるほど、側波帯の振幅も小さくなる。a’およびb’は、(1/k)のように低下するので、最初のわずかな側波帯しか結果として残らない。図8に示すように、実際にDDSを実行する際には、すべての側波帯は、無視できる。
本実施例においては、T=0で周波数F1が零相から開始したと仮定するので、最後のDDS出力にΦが現れているのが注目する点である。Φは、周波数Favgにおいて要求される位相ずれであり、この仮定を確かなものとする。式Bにおける蓄積された位相からこの分析を開始すると、Φは、最終方程式から脱落する。
例えば32ビットFTWおよび400MHzクロックが与えられ、これらの値を周波数分解能の式Aに置き換えると、値は、93ミリHz、または、ほぼ、0.1Hzになる。FTWメモリの128ワードを使用すれば、分解能は、1ミリHz未満にまで向上することができる。
再び図5の例を参照すると、矩形波(すなわちT1=1/2T)では、F1=120MHz、F2=120.01MHz、T=2us、および、f(t)により、F1とF2との間の周波数間隔が大きい10KHzであっても、|F1−F2|<<π/Tである。図5の例における条件を式Dに適用すると、予想通り120.005MHzのDDS出力になる。ここで注目すべき点は、すべてのkに対しa’=0であり、b’=−2,b’=0,b’=−2であることである。。Favg+/−500KHz(すなわち1/(2us))、および、Favg+/−1.5MHz(すなわち3・1/(2us))は、それぞれ、−43.92dBcおよび−63.01dBcになる。これは、図5に示される側波帯と一致する。
図5の例を再び参照する。(F1−F2)〜〜93.13ミリHz、|F1−F2|<<π/Tである。Fclk=400MHzおよび128FTWのメモリアドレスだと、FTWメモリを通じての1サイクルの期間Tの2.56usの使用に都合がよい。それぞれのアドレスは、20nsのDDS周波数、または、8DDSクロックサイクルを制御する。各アドレスは、F1またはF2のいずれかによりロードされ、最終周波数分解能は、728マイクロヘルツである。メモリが64F1値および64F2値でロードされたとき、f(t)は、矩形波であり、第1の側波帯の振幅は、−142.4dBcである。実際のシステムでは、これはささいなことであり、完全に無視してもかまわない。メモリが1つだけのF1値と127F2値によりロードされた場合、第1の側波帯の振幅は、さらに小さく、−174.6dBcである。DDSが周波数シフトキーイング用途における周波数発生器として用いられていることは注目すべき点である。FSKは、デジタル信号を伝送する方法である。ロジック0(低)およびロジック1(高)の2つのバイナリ状態は、それぞれアナログ波形で表される。ロジック0は、ある特定の周波数(例えばF1)の波形で表され、ロジック1は、それとは異なる周波数(例えばF2)の波形で表される。FSKの適用では、2つの周波数間が切替えられることにより、周波数領域においてそれぞれが異なる情報を付帯する2つの別々のピークを生じることが望ましい。例えば、フーリエスペクトルにおける低い方のピークは、ロジック0を表し、高い方のピークは、ロジック1を表してよい。周波数のピークが2つ必要な理由は、それぞれのピークが特定の期間を表し、2つの異なるフィルタが受け手側で使用されるからである。FSKモードで伝送されたデータの受信側は、2つの周波数帯域を見て受信信号がそれぞれロジック1またはロジック0を表すハイバンドまたはローバンドのいずれにあるかを決定する。この方法では、受信信号は、ビットに変換されてデータが受信できるようになる。
図9の典型的なフーリエスペクトルで示すように、FSK適用に用いられるDDSが120MHzの周波数F1と、122MHzの周波数F2との2つの周波数を生成し、周波数は、1マイクロ秒率(1MHz)にF1とF2との間で切替えられ、すると、方程式|F1−F2|<<π/Tは満たされず、その結果、2つの所望のピークが現れる。この場合、フーリエスペクトラムは、120MHzおよび122MHzにおいて2つのピークと、いくつかの側波帯とを含むようになる。先に述べたように、これらのピークは、それぞれが特定の情報を保持しているので、FSKの適用に望ましい。図9は、実際のFSK適用においてF1とF2との間の周波数の差を例として2MHzと示しているが、2つの周波数F1とF2との差は、2つの別々の周波数が生じるのに十分な期間Tにおいて数kHzから数百Hzの範囲に及んでもよい。しかしながら、2つの周波数が重なり合って単一のピークになるほど周波数を近づけることはできない。なぜなら、2つの周波数が重なり合うと、すべての情報が喪失してしまうからである。
図10は、FSKの適用に用いられるDDSの他の典型的なフーリエスペクトルを示す。ここでは、120MHzの周波数F1と122MHzの周波数F2との2つの周波数が生成され、周波数は、F1とF2との間を10マイクロ秒率(100kHz)で切替えられる。
再び、式|F1−F2|<<π/Tは、満たされず、したがって、2つの所望のピークは、多数の側波帯を伴い、120MHzと122MHzとに現れる。
このことは、本発明とは完全に異なる。注目する点は、FSKの適用と比較して周波数は非常に近くなり、式|F1−F2|<<π/Tが満たされ、F1とF2との時間加重平均において単一のピークが生じ、さらに、期間Tにおけるスイッチングのアーチファクトである側波帯が加わることである。FSK適用における2つのピークとは異なり、本発明の実施例において生成される単一のピークは、情報を携えていないが、高純度かつ高分解能周波数源として用いることができる。
以上本発明の実施例をすべて図示し説明したが、本発明の精神または添付クレームの範囲を逸脱せずに種々の変更改造を加えうることは、当業者に明らかなところである。

Claims (9)

  1. 高周波分解能を有する高純度基準信号を生成する方法であって、
    持続時間Tの繰り返しパターンにおいて生成されるN個の周波数F1からFNまでを選択し、かつ、T1からTNまでのNの時間分をTにおけるF1からFNまでのそれぞれの持続時間として選択する段階であって、T1+T2+...+TN=Tであり、周波数F1からFNまでのいずれか2つの間の周波数差はπ/Tよりはるかに小さい段階と、
    F1からFNまでを生成する各クロック周期で必要な位相増分を表すN個の周波数チューニングワードFTW1からFTWNまでをそれぞれ選択する段階と、
    期間Tの繰り返しパターンにおいて持続時間T1からTNのFTW1からFTWNまでの間を切替える段階と、
    各クロック周期において切替えられたFTW1からFTWNまでを受信し、かつ、合計蓄積位相度を蓄積する段階と、
    前記各クロック周期において合計蓄積位相度を基準信号の表現に変換する段階と、を含む方法。
  2. T1からTNまでと、F1からFNまでとをFavg=(T1・F1+T2・F2+...+TN・FN)/(T1+T2+...+TN)であるように選択することにより、周波数Favgの特定の基準信号を生成する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. T1からTNまでは、多数の別々の時間分を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 直接デジタルシンセサイザ(DDS)の周波数分解能を向上させる方法であって、
    持続時間Tの繰り返しパターンにおいて生成されるN個の周波数F1からFNまでを選択し、かつ、T1からTNまでのNの時間分をTにおけるF1からFNまでのそれぞれの持続時間として選択する段階であって、T1+T2+...+TN=Tであり、周波数F1からFNまでのいずれか2つの間の周波数差はπ/Tよりはるかに小さい段階と、
    F1からFNまでを生成する各クロック周期で必要な位相増分を表すN個の周波数チューニングワードFTW1からFTWNまでをそれぞれ選択する段階と、
    前記持続時間Tの繰り返しパターンにおいてT1からTNまでの持続時間に、FTW1からFTWNまでをDDSに適用する段階と、を含む方法。
  5. T1からTNまでと、F1からFNまでとをFavg=(T1・F1+T2・F2+...+TN・FN)/(T1+T2+...+TN)であるように選択することにより、周波数FavgのDDSから特定の基準信号を生成する段階をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. T1からTNまでは、多数の別々の時間分を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 高周波数分解能を有する高純度基準信号を生成するための装置であって、
    F1からFNまでのN個の周波数を生成すべく、各クロック周期で必要な位相増分を表すFTW1からFTWNまでのN個の周波数チューニングワードをそれぞれ格納する第1の記憶装置と、
    持続時間Tの繰り返しパターンでFTW1からFTWNまでを生成するよう前記第1の記憶装置を制御する、前記第1の記憶装置に結合された第1の記憶装置コントローラであって、T1からTNまでは、TにおけるFTW1からFTWNまでの持続時間をそれぞれ表わし、T1+T2+...+TN=Tであり、周波数F1からFNまでのいずれか2つの間の最大周波数差は、π/Tよりはるかに小さい第1の記憶装置コントローラと、
    前記第1の記憶装置に結合され、前記生成されたFTW1からFTWNを受信し、かつ、各クロック周期における合計位相蓄積度を蓄積する位相アキュムレータと、
    前記位相アキュムレータに結合され、前記合計蓄積位相度を各クロック周期における基準信号の表現に変換する第2の記憶装置と、
    を含む装置。
  8. 前記FTW1からFTWNまでを格納する第1の記憶装置は、F1からFNまでにそれぞれ対応し、前記FTW1からFTWNまでを生成するよう前記第1の記憶装置を制御する前記第1の記憶装置コントローラは、持続時間T1からTNまでをそれぞれ有し、前記装置は、Favg=(T1・F1+T2・F2+...+TN・FN)/(T1+T2+...+TN)である周波数を有する基準信号を生成する、請求項7に記載の装置。
  9. 前記FTW1からFTWNまでを生成するよう前記第1の記憶装置を制御する前記第1の記憶装置コントローラは、T1からTNまでのそれぞれの持続時間を有し、T1からTNまでは、多数の別々の時間分を含む、請求項7に記載の装置。
JP2006534525A 2004-05-10 2005-05-09 直接デジタルシンセサイザの周波数分解能を向上させるための方法および装置 Expired - Fee Related JP4528301B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/842,746 US7606849B2 (en) 2004-05-10 2004-05-10 Method and apparatus for improving the frequency resolution of a direct digital synthesizer
PCT/JP2005/008815 WO2005109147A1 (en) 2004-05-10 2005-05-09 Method and apparatus for improving the frequency resolution of a direct digital synthesizer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007536768A JP2007536768A (ja) 2007-12-13
JP4528301B2 true JP4528301B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=34966896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006534525A Expired - Fee Related JP4528301B2 (ja) 2004-05-10 2005-05-09 直接デジタルシンセサイザの周波数分解能を向上させるための方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7606849B2 (ja)
JP (1) JP4528301B2 (ja)
DE (1) DE112005001080T5 (ja)
WO (1) WO2005109147A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006053019A2 (en) 2004-11-08 2006-05-18 Sharpcast, Inc. Method and apparatus for a file sharing and synchronization system
JP2008522505A (ja) * 2004-11-30 2008-06-26 エイエイアイコーポレーション 位相持続アジャイル信号発生方法、機器、およびコンピュータプログラム製品
US20070197169A1 (en) * 2006-02-01 2007-08-23 Viss Marlin E Systems and methods for transmitter and channel characterization
GB2465755A (en) * 2008-11-26 2010-06-02 Qinetiq Ltd FMCW radar system employing a Direct Digital Synthesizer (DDS)
US8754697B2 (en) 2012-05-21 2014-06-17 Raytheon Company Hybrid dual mode frequency synthesizer circuit
US10057318B1 (en) 2012-08-10 2018-08-21 Dropbox, Inc. System, method, and computer program for enabling a user to access and edit via a virtual drive objects synchronized to a plurality of synchronization clients
US9143139B1 (en) * 2013-11-11 2015-09-22 Liming Xiu Microelectronic system using time-average-frequency clock signal as its timekeeper
CN104977713B (zh) 2014-04-03 2017-09-29 财团法人工业技术研究院 扫描镜驱动装置与驱动方法及扫描装置
US9520831B1 (en) * 2014-06-26 2016-12-13 Keysight Technologies, Inc. Method and apparatus for synthesizing signals with phase continuous and phase coherent transitions
US10012694B2 (en) 2016-04-27 2018-07-03 Aai Corporation Enhancing spectral purity in high-speed testing
US10924193B2 (en) 2017-09-29 2021-02-16 International Business Machines Corporation Transmit and receive radio frequency (RF) signals without the use of baseband generators and local oscillators for up conversion and down conversion
US10705556B2 (en) * 2017-09-29 2020-07-07 International Business Machines Corporation Phase continuous signal generation using direct digital synthesis
US11334596B2 (en) 2018-04-27 2022-05-17 Dropbox, Inc. Selectively identifying and recommending digital content items for synchronization
US10686432B2 (en) * 2018-08-24 2020-06-16 Synaptics Incorporated Waveform generation circuit for finely tunable sensing frequency
CN109358698B (zh) * 2018-08-30 2020-03-20 西北大学 一种基于复合频率控制字的直接数字频率合成方法及装置
US11726790B2 (en) * 2019-12-12 2023-08-15 Intel Corporation Processor and instruction set for flexible qubit control with low memory overhead

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4998072A (en) * 1990-02-20 1991-03-05 John Fluke Mfg. Co., Inc. High resolution direct digital synthesizer
US5495505A (en) 1990-12-20 1996-02-27 Motorola, Inc. Increased frequency resolution in a synthesizer
US5694377A (en) * 1996-04-16 1997-12-02 Ltx Corporation Differential time interpolator
US5898325A (en) * 1997-07-17 1999-04-27 Analog Devices, Inc. Dual tunable direct digital synthesizer with a frequency programmable clock and method of tuning
US7302237B2 (en) * 2002-07-23 2007-11-27 Mercury Computer Systems, Inc. Wideband signal generators, measurement devices, methods of signal generation, and methods of signal analysis
US7034624B1 (en) * 2003-12-11 2006-04-25 Analog Devices, Inc. Digitally-realized signal generators and methods

Also Published As

Publication number Publication date
US7606849B2 (en) 2009-10-20
JP2007536768A (ja) 2007-12-13
WO2005109147A1 (en) 2005-11-17
US20050248374A1 (en) 2005-11-10
DE112005001080T5 (de) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4528301B2 (ja) 直接デジタルシンセサイザの周波数分解能を向上させるための方法および装置
CN110199477B (zh) 时钟展频电路、电子设备和时钟展频方法
EP1548543B1 (en) Low jitter direct digital synthesizer
JP5015793B2 (ja) 周波数掃引を生成するためのデジタル周波数シンセサイザおよび方法
JPH0350224B2 (ja)
JPWO2007049365A1 (ja) 試験装置、クロック発生装置、及び電子デバイス
US5929683A (en) Clock generator for generating a system clock causing little electromagnetic interference
JP2009258051A (ja) 擬似目標信号発生装置
JP2018031652A (ja) 模擬目標発生装置及び方法
US6281823B1 (en) Direct digital synthesis using a sine weighted DAC
JP3621681B2 (ja) 波形発生器及び試験装置
US6867625B1 (en) Method and apparatus for high frequency digital carrier synthesis from plural intermediate carrier waveforms
JPH0828614B2 (ja) 位相相関波形の発生方法
JP2504172B2 (ja) フォルマント音発生装置
JP2008232857A (ja) 波形発生器および試験装置
JP3062217B2 (ja) 信号発生方法及び装置
JP3637891B2 (ja) 変調信号発生装置
Moon et al. Low-cost high-speed pseudo-random bit sequence characterization using nonuniform periodic sampling in the presence of noise
JP2545008B2 (ja) 可変周波数信号発生方法
JP4521007B2 (ja) 雑音信号発生装置
US6922089B2 (en) Digital frequency synthesizing circuit and system thereof using interpolation and linear feedback shift register (LFSR)
JP3888154B2 (ja) 変調信号発生装置
JPS6126076B2 (ja)
JP2010193338A (ja) 任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置
JP3109393B2 (ja) 可変周波数発生器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees