JP2010193338A - 任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力信号の周波数および振幅を変えるためには波形データを再構成しなければならず、再構成中は信号を出力することができないという課題があった。また、再構成中に信号を出力するためには波形データを格納したメモリを複数個持たねばならず、構成が複雑なってしまうという課題もあった。本発明はこれらの課題を解決する。
【解決手段】更新信号が入力される毎に偏移設定値だけ出力値が増加する周波数設定部20の出力の間隔で波形データが格納されているルックアップテーブル33を読み出し、この読み出した波形データを乗算器40に入力して利得設定値と乗算して、この乗算した値をDA変換器16に入力してアナログ信号に変換するようにした。また、偏移設定値、利得設定値、周波数設定部の出力の初期値を決める周波数設定値を選択可能にした。波形データを再構成しなくても出力信号の周波数及び振幅を変えることができる。
【選択図】図1
【解決手段】更新信号が入力される毎に偏移設定値だけ出力値が増加する周波数設定部20の出力の間隔で波形データが格納されているルックアップテーブル33を読み出し、この読み出した波形データを乗算器40に入力して利得設定値と乗算して、この乗算した値をDA変換器16に入力してアナログ信号に変換するようにした。また、偏移設定値、利得設定値、周波数設定部の出力の初期値を決める周波数設定値を選択可能にした。波形データを再構成しなくても出力信号の周波数及び振幅を変えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、周波数、振幅の変更が容易で、かつ少ないメモリで任意の周波数、振幅の信号を発生することができる任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置に関するものである。
図8に半導体試験装置の構成の一部を示す。なお、本発明に関係のない部分は記載を省略している。半導体試験装置は被試験半導体に種々の信号を与え、この被試験半導体の出力信号を解析することにより、その良否を判定する装置である。このような半導体試験装置が行う試験には、電源にリップルノイズが重畳したときの被試験半導体の挙動を調べる試験がある。図8は、このような試験を行うための装置の構成である。
図8において、DA変換器10には電圧設定値が入力される。DA変換器10はこの設定値をアナログ信号に変換して出力する。周期信号発生部11は所定の周波数の正弦波信号を出力する。DA変換器10の出力と周期信号発生部11の出力は増幅器12で加算され、被試験半導体13の電源端子に印加される。周期信号発生部11の出力周波数および振幅を変化させることにより、リップルノイズに対する耐性を試験することができる。
図9を用いて、図8の試験装置の動作を説明する。図9(A)はDA変換器10の出力電圧波形である。DA変換器10は2.5Vの直流電圧を出力する。同図(B)は周期信号発生部11の出力波形であり、振幅が±0.2Vの正弦波を出力する。この(A)と(B)は増幅器12で加算される。増幅器12の利得が1であると、(C)に示すように2.5Vの直流に±0.2Vの正弦波が重畳した波形が生成される。
図10に、周期信号発生部11の構成例を示す。周期信号発生部11は種々の周波数および振幅の波形信号を生成しなければならないので、メモリに1周期分の波形データを格納しておき、この波形データを順次読み出してアナログ信号に変換する構成を用いる。
図10(A)において、メモリ15には1周期分の波形データが格納されている。アドレス発生部14はカウンタであり、所定の時間間隔でインクリメントし、一定値になると0に戻るアドレスデータをメモリ15のアドレス端子に出力する。このアドレスデータによって読み出された波形データはDA変換器16でアナログ信号に変換され、増幅器12に出力される。アドレス発生部14がインクリメントする時間間隔を変えることにより、出力周波数を可変することができる。
図10(B)は波形データを格納するメモリを2個用いた例である。アドレス発生部14の出力(アドレスデータ)は、波形データが格納されているメモリ17、18のアドレス端子に入力される。メモリ17、18の出力はスイッチ19で選択され、DA変換器16に入力される。
周期信号発生部11が出力する波形によっては、メモリ15内の波形データを再構成しなければならない場合がある。(A)の構成では波形データを再構成している期間は信号を出力することができないが、(B)ではメモリ17、18を切り替えることにより、波形データの再構成中でも信号を出力することができるという利点がある。
しかしながら、このような周期信号発生部には次のような課題があった。前述したように、図10(A)の構成では出力信号の周波数を変えるためには、アドレスデータの更新時間間隔を変えなければならない。更新時間間隔はアドレス発生部14に入力するクロックの周期を変更することによって変えることができるが、クロックの周期は通常1/n(nは整数)でしか変えることができないので、任意の周波数の周期信号を得ることができないという課題があった。
例えば、メモリ15に256個の波形データが格納されており、アドレス発生部14に入力するクロックの最大周波数を100MHzとすると、出力信号の周波数fは下式になる。
クロック周波数=100MHz/1=100MHz(1分周の場合)
f=100MHz/256=390.625kHz
クロック周波数=100MHz/2=50MHz(2分周の場合)
f=50MHz/256=195.3125kHz
クロック周波数=100MHz/3=33MHz1(3分周の場合)
f=33MHz/256=128.90625kHz
クロック周波数=100MHz/1=100MHz(1分周の場合)
f=100MHz/256=390.625kHz
クロック周波数=100MHz/2=50MHz(2分周の場合)
f=50MHz/256=195.3125kHz
クロック周波数=100MHz/3=33MHz1(3分周の場合)
f=33MHz/256=128.90625kHz
上式からわかるように、出力信号の周波数は離散的な値になり、任意の周波数、例えば200kHzの信号を出力することができない。200kHzの信号を出力するためにはクロック周波数を100MHzとし、500個のデータで1周期となるようにメモリ15の波形データを再構成しなければならない。波形データを再構成している間は信号を出力することができないので、半導体の試験時間が長くなってしまうという課題があった。
図10(B)の構成はメモリを切り替えることができるので、使用しない側のメモリを用いて波形データを再構成することにより、待ち時間を削減することができる。しかし、メモリが2倍必要になるので、コストアップの要因になるという課題があった。
半導体試験装置では、ある周波数の測定結果によって次の周波数を決定しなければならないことがある。このような事前に出力信号の周波数を決定することができない試験では、図10(B)の構成を用いても、やはり波形データの再構成時間が必要になる。
PLL(Phase-locked loop)を用いると、クロック周波数を細かく設定することができるので、アドレス発生部14に入力するクロックの周波数を変えるだけで、任意の周波数の信号を出力することができる。しかし、PLLが新しい周波数にロックするには待ち時間が必要なので、この待ち時間の間は信号を出力することができない。そのため、試験時間を短縮することができないという課題があった。また、周波数を変更してからPLLがロックするまでの過渡状態ではPLLの動作が不安定になるので、その間アドレス発生器14の動作を停止させる機構が必要になり、構成が複雑になってしまうという課題もあった。
また、メモリ15、17、18には出力信号の振幅を含めた波形データが格納されているので、S/N比の高い信号を出力するためには波形データの幅(ビット数)を大きくしなければならず、また振幅のみを変えるときでも波形データを再構成しなければならないという課題もあった。さらに、振幅を徐々に増減しなければならないときは、増減する周期分の波形データをメモリに格納しておかなければならないので、メモリの容量が増大してしまうという課題もあった。
従って本発明の目的は、ごく短時間で出力信号の周波数および振幅を切り替えることができ、かつメモリの使用量を削減することができる任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
更新信号によって偏移設定値を積算して出力する積算部と、この積算部の出力と周波数設定値を加算する加算器で構成され、この加算器の出力値を出力する周波数設定部と、
波形データが格納されたルックアップテーブルを具備し、このルックアップテーブルを前記周波数設定部の出力値の間隔でアクセスして、波形データを出力するDDS部と、
前記DDS部の出力と利得設定値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力をアナログ信号に変換するDA変換器と、
を具備したものである。ルックアップテーブルに格納された波形データを再構成することなく、出力信号の周波数および振幅を変えることができる。
更新信号によって偏移設定値を積算して出力する積算部と、この積算部の出力と周波数設定値を加算する加算器で構成され、この加算器の出力値を出力する周波数設定部と、
波形データが格納されたルックアップテーブルを具備し、このルックアップテーブルを前記周波数設定部の出力値の間隔でアクセスして、波形データを出力するDDS部と、
前記DDS部の出力と利得設定値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力をアナログ信号に変換するDA変換器と、
を具備したものである。ルックアップテーブルに格納された波形データを再構成することなく、出力信号の周波数および振幅を変えることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
選択信号および複数の偏移設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の偏移設定値の1つを選択して出力する偏移設定値選択部を具備し、この偏移設定値選択部の出力を偏移設定値として前記周波数設定部に入力するようにしたものである。選択信号により、偏移設定値を変えることができる。
選択信号および複数の偏移設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の偏移設定値の1つを選択して出力する偏移設定値選択部を具備し、この偏移設定値選択部の出力を偏移設定値として前記周波数設定部に入力するようにしたものである。選択信号により、偏移設定値を変えることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1若しくは請求項2記載の発明において、
選択信号および複数の周波数設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の周波数設定値の1つを選択して出力する周波数設定値選択部を具備し、この周波数設定値選択部の出力を周波数設定値として前記周波数設定部に入力するようにしたものである。選択信号により、周波数設定値を変えることができる。
選択信号および複数の周波数設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の周波数設定値の1つを選択して出力する周波数設定値選択部を具備し、この周波数設定値選択部の出力を周波数設定値として前記周波数設定部に入力するようにしたものである。選択信号により、周波数設定値を変えることができる。
請求項4記載の発明は、
選択信号および複数の周波数設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の周波数設定値の1つを選択して出力する周波数選択部と、
波形データが格納されたルックアップテーブルを具備し、このルックアップテーブルを前記周波数選択部の出力値の間隔でアクセスして、波形データを出力するDDS部と、
前記DDS部の出力と利得設定値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力をアナログ信号に変換するDA変換器と、
を具備したものである。選択信号により、出力信号の周波数を変えることができる。
選択信号および複数の周波数設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の周波数設定値の1つを選択して出力する周波数選択部と、
波形データが格納されたルックアップテーブルを具備し、このルックアップテーブルを前記周波数選択部の出力値の間隔でアクセスして、波形データを出力するDDS部と、
前記DDS部の出力と利得設定値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力をアナログ信号に変換するDA変換器と、
を具備したものである。選択信号により、出力信号の周波数を変えることができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4いずれかに記載の発明において、
複数の利得設定値が入力され、選択信号によって前記複数の利得設定値の1つを選択して出力する利得設定値選択部を具備し、この利得設定値選択部の出力を利得設定値として前記乗算器に入力するようにしたものである。選択信号により、出力信号の振幅を変えることができる。
複数の利得設定値が入力され、選択信号によって前記複数の利得設定値の1つを選択して出力する利得設定値選択部を具備し、この利得設定値選択部の出力を利得設定値として前記乗算器に入力するようにしたものである。選択信号により、出力信号の振幅を変えることができる。
請求項6記載の発明は、
前記偏移設定値選択部、前記周波数設定値選択部、前記利得設定値選択部、前記周波数選択部を、複数の設定値が入力されるセレクタと、更新信号によってこのセレクタの出力を保持するラッチで構成するようにしたものである。簡単にDDS部の動作と同期させることができ、出力波形の乱れを少なくすることができる。
前記偏移設定値選択部、前記周波数設定値選択部、前記利得設定値選択部、前記周波数選択部を、複数の設定値が入力されるセレクタと、更新信号によってこのセレクタの出力を保持するラッチで構成するようにしたものである。簡単にDDS部の動作と同期させることができ、出力波形の乱れを少なくすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項1若しくは請求項6いずれかに記載の発明において、
前記ルックアップテーブルの入力値と切替位相を比較し、これらの値が一致したときに信号を出力するタイミング信号発生部を具備し、このタイミング信号発生部の出力によって前記周波数設定部、または前記偏移設定値選択部、または前記周波数設定値選択部、または前記利得設定値選択部、または前記周波数選択部の少なくとも1つを制御するようにしたものである。設定された周期毎に出力信号の周波数および/または振幅を自動的に変えることができる。
前記ルックアップテーブルの入力値と切替位相を比較し、これらの値が一致したときに信号を出力するタイミング信号発生部を具備し、このタイミング信号発生部の出力によって前記周波数設定部、または前記偏移設定値選択部、または前記周波数設定値選択部、または前記利得設定値選択部、または前記周波数選択部の少なくとも1つを制御するようにしたものである。設定された周期毎に出力信号の周波数および/または振幅を自動的に変えることができる。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、
前記タイミング信号発生部を、前記ルックアップテーブルの入力値と切替位相を比較し、一致したときに信号を出力する位相検出部で構成するようにしたものである。1周期毎に周波数、振幅を変えることができる。
前記タイミング信号発生部を、前記ルックアップテーブルの入力値と切替位相を比較し、一致したときに信号を出力する位相検出部で構成するようにしたものである。1周期毎に周波数、振幅を変えることができる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、
前記タイミング信号発生部は、
前記位相検出部の出力信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値および切替周期が入力され、これらの入力値が一致したときに信号を出力する比較部と、
を具備したものである。周波数、振幅を変える周期数を設定することができる。
前記タイミング信号発生部は、
前記位相検出部の出力信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値および切替周期が入力され、これらの入力値が一致したときに信号を出力する比較部と、
を具備したものである。周波数、振幅を変える周期数を設定することができる。
請求項10記載の発明は、請求項8若しくは請求項9記載の発明において、
前記タイミング信号発生部は、
前記位相検出部の出力または前記比較部の出力を所定の時間遅延する遅延タイマを具備したものである。信号を遅らせて、タイミングを調整することができる。
前記タイミング信号発生部は、
前記位相検出部の出力または前記比較部の出力を所定の時間遅延する遅延タイマを具備したものである。信号を遅らせて、タイミングを調整することができる。
請求項11記載の発明は、請求項7乃至請求項10いずれかに記載の発明において、
前記タイミング信号発生部の出力と更新信号を選択するセレクタを具備したものである。自動的に周波数、振幅を変えるか否かを選択できる。
前記タイミング信号発生部の出力と更新信号を選択するセレクタを具備したものである。自動的に周波数、振幅を変えるか否かを選択できる。
請求項12記載の発明は、
被試験半導体に信号を与え、この被試験半導体の出力信号を解析することにより、その良否を判定する半導体試験装置において、
請求項1乃至請求項11いずれかに記載の任意波形発生装置と、
前記任意波形発生装置の出力と電圧設定値を加算する加算器と、
を具備したものである。波形データを再構成する必要がないので、試験時間を短縮することができる。
被試験半導体に信号を与え、この被試験半導体の出力信号を解析することにより、その良否を判定する半導体試験装置において、
請求項1乃至請求項11いずれかに記載の任意波形発生装置と、
前記任意波形発生装置の出力と電圧設定値を加算する加算器と、
を具備したものである。波形データを再構成する必要がないので、試験時間を短縮することができる。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、および12の発明によれば、更新信号が入力される毎に偏移設定値だけ出力値が増加する周波数設定部の出力の間隔で波形データが格納されているルックアップテーブルを読み出し、この読み出した波形データを乗算器に入力して利得設定値と乗算し、この乗算した値をDA変換器に入力してアナログ信号に変換するようにした。また、偏移設定値、利得設定値、周波数設定部の出力の初期値を決める周波数設定値を選択可能にした。
請求項1,2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、および12の発明によれば、更新信号が入力される毎に偏移設定値だけ出力値が増加する周波数設定部の出力の間隔で波形データが格納されているルックアップテーブルを読み出し、この読み出した波形データを乗算器に入力して利得設定値と乗算し、この乗算した値をDA変換器に入力してアナログ信号に変換するようにした。また、偏移設定値、利得設定値、周波数設定部の出力の初期値を決める周波数設定値を選択可能にした。
ルックアップテーブル内の波形データを再構成しなくても、更新信号を入力するだけで出力信号の周波数および振幅を任意にかつ瞬時に変えることができる。従って、ルックアップテーブル内の波形データを再構成する演算処理および時間が不要になり、簡単な構成で連続して異なった周波数および振幅の信号を出力することができるという効果がある。
図10(B)で説明したように、従来は瞬時に周波数や振幅を切り替えるためには、波形データを格納したメモリを複数個持たなければならなかった。本発明では、1つのルックアップテーブルで瞬時に周波数および振幅を変えることができるので、構成が簡単になるという効果もある。また、乗算器を用いて振幅を変えるようにしたので、波形データのビット数を少なくすることができる。そのため、ルックアップテーブルのサイズを小さくすることができるという効果もある。
また、周波数設定値、および偏移設定値の2つのパラメータを調整するだけで、任意の始点、および変化率で周波数掃引することができるので、制御を大幅に簡略化することができるという効果もある。
さらに、本発明の任意波形発生装置を半導体試験装置に用いると、波形データの再構成による待ち時間をなくすることができる。そのため、試験時間を大幅に短縮することができるという効果もある。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る任意波形発生装置および半導体試験装置の一実施例を示す構成図である。なお、図8および図10と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。この任意波形発生装置は周波数設定部20、DDS部30、乗算器40、およびDA変換器16で構成され、図8の周期信号発生部11に相当する。半導体試験装置では、この任意波形発生装置の出力は増幅部12によってDA変換器10の出力と加算され、被試験半導体13に印加される。
図1において、周波数設定部20は加算器21、23およびラッチ22で構成される。加算器21とラッチ22で積算部を構成している。加算器21には偏移設定値およびラッチ22の出力が入力される。加算器21は入力された2つのデータを加算してラッチ22のD端子に出力する。ラッチ22のイネーブル端子Eには更新信号が入力され、リセット端子Rにはリセット信号が入力される。また、図示していないが、ラッチ22のクロック端子にはクロック信号が入力される。
更新信号が高レベルになると、ラッチ22はクロック信号の立ち上がりでD端子の入力値を保持すると共に、この保持したデータをQ端子から出力する。加算器23にはラッチ22の出力および周波数設定値が入力される。加算器23は入力された2つの値を加算して出力する。
DDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)部30は加算器31、ラッチ32、およびルックアップテーブル(LUT)33で構成される。加算器31には加算器23の出力およびラッチ32の出力が入力される。加算器31は入力された2つのデータを加算し、ラッチ32のD端子に出力する。ラッチ32のクロック端子には、ラッチ22に入力されるクロック信号に同期したクロック信号が入力される。
ラッチ32はこのクロック信号の立ち上がりで加算器31の出力を保持すると共に、この保持したデータを加算器31およびルックアップテーブル33に出力する。ルックアップテーブル33はメモリであり、出力する周期信号の1周期分の波形データが格納される。ルックアップテーブル33は、ラッチ32の出力をアドレスとし、このアドレスに格納されている波形データを乗算器40に出力する。
乗算器40には、ルックアップテーブル33の出力および利得設定値が入力される。乗算器40は、ルックアップテーブル33の出力と利得設定値を乗算してDA変換器16に出力する。DA変換器16は入力されたデジタルデータをアナログ信号に変換する。なお、ラッチ22と32はリセット信号でリセットされる。
次に、この実施例の動作を説明する。なお、ルックアップテーブル33には10,000ポイントの波形データが格納されており、ラッチ32は10nS(100MHz)の周期で加算器31の出力を保持するものとする。
先ず、更新信号を低レベルにし、リセット信号によりラッチ22、32をリセットする。このため、ラッチ22、32の出力は0になる。周波数100kHzの周期信号を出力するときは、周波数設定値に10を、偏移設定値に1をセットする。更新信号が低レベルなのでラッチ22の出力は0を維持する。このため、加算器23の出力は10に固定される。ラッチ32の出力は10nS毎に10ずつ増加し、ルックアップテーブル33に格納された波形データは10おきに読み出される。1周期のデータ数は1,000になるので、出力する周期信号の周波数f1は、
f1=100MHz/1000=100kHz
になる。
f1=100MHz/1000=100kHz
になる。
偏移設定値が1なので、ラッチ22に入力されるクロック信号の1周期の間更新信号を高レベルにすると、ラッチ22の出力は1になる。加算器23の出力は11になり、ルックアップテーブル33に格納されている波形データは11毎に読み出される。1周期のデータ数は909になり、出力する周期信号の周波数f2は、
f2=100MHz/909=110kHz
になる。更新信号を更にクロック信号の1周期間高レベルにすると加算器23の出力は12になり、ルックアップテーブル33に格納されている波形データは12毎に読み出される。出力する周期信号の周波数f3は、
f3=100MHz/833.33=120kHz
になる。
f2=100MHz/909=110kHz
になる。更新信号を更にクロック信号の1周期間高レベルにすると加算器23の出力は12になり、ルックアップテーブル33に格納されている波形データは12毎に読み出される。出力する周期信号の周波数f3は、
f3=100MHz/833.33=120kHz
になる。
同様にして、更新信号を高レベルにする毎に、出力する周期信号の周波数を10kHz単位で増加させることができる。すなわち、更新信号を制御するだけで、ルックアップテーブル33に格納されている波形データを再構成することなく、出力する周期信号を周波数掃引することができる。周波数掃引するときは、掃引周波数の初期値に対応する値を周波数設定値に設定する。なお、周波数設定値を変えることによっても、出力する周期信号の周波数を変えることができる。
また、乗算器40に入力する利得設定値を変えることによって、出力する周期信号の振幅を変えることができる。従って、振幅を変えるときにもルックアップテーブル33に格納されている波形データを再構成する必要がない。この波形データは出力する周期信号の波形が再現できればよいので、図10実施例よりもビット数を少なくすることができる。このため、ルックアップテーブル33のサイズを小さくすることができる。
さらに、更新信号を出力する周期信号の周期の開始点に同期して出力するようにすると、周波数変更時の波形の乱れを最小にすることができる。
なお、更新信号をラッチ22のクロック端子に入力すると、更新信号としてパルス信号を印加するだけで、出力する周期信号の周波数を変えることができる。この場合、更新信号をラッチ32に印加するクロック信号に同期させないと、周波数を変えたときに、出力する周期信号の波形が乱れる恐れがある。
図2に本発明の他の実施例を示す。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図2において、任意波形発生装置は偏移設定値選択部50、周波数設定部20、DDS部30、乗算器40、およびDA変換器16で構成される。なお、ラッチ22、32、52のリセット端子にはリセット信号が入力されるが、記載を省略している。
偏移設定値選択部50はセレクタ51およびラッチ52で構成される。セレクタ51にはn個の偏移設定値1〜nおよび選択信号が入力される。セレクタ51は選択信号を参照して偏移設定値1〜nのいずれかを選択し、この選択した偏移設定値を出力する。ラッチ52のデータ端子Dにはセレクタ51の出力が入力され、イネーブル端子Eには更新信号が入力される。また、ラッチ32に入力されるクロック信号に同期したクロック信号がクロック端子に入力される。ラッチ52は更新信号が高レベルのときにクロック信号の立ち上がりでセレクタ51の出力を保持し、その保持したデータを出力する。
この実施例は、図1実施例に対して、偏移設定値選択部50を用いて偏移設定値を選択できるようにしたものである。このようにすることにより、周波数をより柔軟に変更でき、また途中から変化率が変化する周波数掃引を行うことができる。
図3に、他の実施例を示す。なお、図2と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図3において、任意波形発生装置は偏移設定値選択部50、周波数設定値選択部60、周波数設定部20、DDS部30、乗算器40、およびDA変換器16で構成される。
周波数設定値選択部60はセレクタ61およびラッチ62で構成され、偏移設定値選択部50と同様の構成を有している。セレクタ61には周波数設定値1〜nのn個の周波数設定値および選択信号が入力される。セレクタ61は選択信号を参照して周波数設定値1〜nのいずれかを選択し、選択した周波数設定値を出力する。ラッチ62のデータ端子Dにはセレクタ61の出力が、イネーブル端子Eには更新信号が入力される。またクロック端子にはラッチ32に入力されるクロック信号に同期したクロック信号が入力される。ラッチ62は更新信号が高レベルのときにクロック信号の立ち上がりでセレクタ61の出力を保持し、その保持したデータを出力する。
この実施例は、図2実施例に周波数設定値を選択することができる周波数設定値選択部60を追加したものである。これによって、偏移設定値だけでなく周波数設定値をも選択できるので、さらに複雑な周波数掃引を行うことができるという特徴がある。
図4に更に他の実施例を示す。なお、図3と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図4において、任意波形発生装置は偏移設定値選択部50、周波数設定値選択部60、周波数設定部20、ゲート73、DDS部30、乗算器40、利得設定値選択部70、およびDA変換器16で構成される。
利得設定値選択部70はセレクタ71およびラッチ72で構成され、周波数設定値選択部60と同様の構成を有している。セレクタ71にはn個の利得設定値1〜nおよび選択信号が入力される。セレクタ71は選択信号を参照して利得設定値1〜nのうち1つを択して出力する。ラッチ72のデータ端子Dにはセレクタ71の出力が入力され、イネーブル端子Eには、ゲート73を介して更新信号が入力される。また、クロック端子には、ラッチ32に入力されるクロック信号に同期したクロック信号が入力される。
ラッチ72は、ゲート73の出力が高レベルのときに、クロック信号の立ち上がりでセレクタ71の出力を保持すると共に、この保持したデータを乗算器40に出力する。乗算器40は利得設定値選択部70の出力とルックアップテーブル33の出力を乗算し、DA変換器16に出力する。この実施例は図3実施例に利得設定値選択部70を追加したものであり、乗算器40の利得設定値を予め設定した値から選択することができるという利点がある。
ゲート73には更新信号および利得更新選択信号が入力される。ゲート73は利得更新選択信号が高レベルのときのみ、更新信号をラッチ72に出力する。出力する周期信号の周波数を変更したいが振幅を変更したくないときは、利得更新選択信号を低レベルにして、更新信号がラッチ72に入力されないようにする。
なお、図2〜図4の実施例に限らず、偏移設定値選択部50、周波数設定値選択部60、利得設定値選択部70は自由に組み合わせることができる。すなわち、いずれか1つ、あるいは2つのみ用いてもよく、図4実施例のように3つ同時に用いてもよい。
図5に本発明の他の実施例を示す。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図5において、任意波形発生装置は周波数選択部80、DDS部30、乗算器40、およびDA変換器16で構成される。
周波数設定部選択部80はセレクタ81とラッチ82で構成される。セレクタ81には周波数設定値1〜nのn個の周波数設定値および選択信号が入力される。セレクタ81は、選択信号を参照して周波数設定値1〜nのいずれかを選択し、選択した周波数設定値を出力する。
ラッチ82のデータ端子Dにはセレクタ81の出力が入力され、イネーブル端子Eには更新信号が入力される。また、クロック端子には、ラッチ32に入力されるクロック信号に同期したクロック信号が入力される。ラッチ82は、更新信号が高レベルのときにクロック信号の立ち上がりでセレクタ81の出力を保持し、その保持したデータを加算器31に出力する。DDS部30、乗算器40、DA変換器16の動作は図1実施例と同じなので、説明を省略する。
ルックアップテーブル33に格納されている波形データの数を10,000とし、ラッチ32は10nS周期(100MHz)で加算器31の出力を取り込むとする。周波数設定値として10、11、12を選択すると、出力信号の周波数は図1実施例で説明したようにそれぞれ100kHz、110kHz、120kHzになる。周波数設定値を変えることにより、10kHz単位で出力信号の周波数を可変することができる。
この実施例は、周波数設定値を選択することにより、迅速に出力周波数を大きく変更できるという利点がある。周波数設定値を個々に保存しておかなければならないという欠点はあるが、設定値の数は限定的なので、大きな短所にはならない。また、出力する周期信号の振幅は利得設定値で決定されるので、ルックアップテーブル33のサイズを小さくすることができる。
なお、この実施例に利得設定値選択部70を追加することもできる。このようにすると、出力信号の振幅を簡単に変更することができる。
また、ラッチ52、62,72、82は、設定値をDDS部30の更新周期に同期して変化させるために用いられる。更新信号をDDS部30の更新周期に同期させておけば、イネーブル端子Eではなく、クロック端子に入力することができる。このようにすると、パルスを印加する毎にこれらの設定値を変化させることができる。また、選択信号をDDS部30の更新周期に同期して変化させれば、ラッチ52、62、72、82を省略することもできる。
図6に、利得設定値を変更したときの、出力する周期信号の変化を示す。なお、出力する周期信号の周波数を100kHzとする。この図では、1周期毎に利得を1.0、0.8、0.6、0.4と変化させたときの波形図である。利得設定値の変更だけで出力する周期信号の振幅を変化させることができるので、図6のように1周期毎に振幅を変化させるような複雑な振幅掃引を行うこともできる。なお、利得設定値の変更を周期信号の始点に同期させることにより、歪みのない波形を出力することができる。
図7に他の実施例を示す。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図7において、任意波形発生装置は周波数設定部20、DDS部30、乗算器40、DA変換器16、タイミング信号発生部90、セレクタ95で構成される。タイミング信号発生部90は位相検出部91、カウンタ92、比較器93、遅延タイマ94で構成される。
位相検出部91にはDDS部30内のルックアップテーブル33の入力データおよび切替位相が入力される。位相検出器91の出力はカウンタ92に入力される。比較部93にはカウンタ92のカウント値および切替周期が入力され、遅延タイマ94には比較部93の出力が入力される。また、セレクタ95には遅延タイマ94の出力、更新信号、および選択信号が入力される。セレクタ95は選択信号により遅延タイマ94の出力または更新信号のいずれかを選択し、選択した信号をラッチ22のイネーブル端子Eに出力する。
次に、この実施例の動作を説明する。この実施例は、指定された数の周期が経過すると周波数を変更するようにするものである。なお、セレクタ95が遅延タイマ94の出力を選択するようにしておく。
ルックアップテーブル33の入力データは1周期の間単調に増加し、次の周期の最初で元に戻るアドレスデータである。従って、このアドレスデータによって出力する周期信号の位相を検出することができる。位相検出部91はこの周期信号の位相と切替位相を比較し、一致するとパルスをカウンタ92に出力する。カウンタ92はこのパルスをカウントする。このため、カウンタ92のカウント値は出力する周期信号の周期の数になる。
比較部93はカウンタ92のカウント値と切替周期を比較し、一致するとカウンタ92をリセットすると共に遅延タイマ94にパルスを出力する。遅延タイマ94は比較部93の出力パルスを、設定された一定時間遅延させてセレクタ95に出力する。
遅延タイマ94の出力パルスはラッチ22に入力される。このため、図1で説明したように、出力する周期信号の周波数は偏移設定値に相当する周波数だけ増加する。この実施例によると、一定周期だけ信号を出力すると自動的に周波数を変化させることができるので、ある周波数の測定が終了すると自動的に次の周波数での測定に移行することができる。なお、セレクタ95が更新信号を選択するようにすると、図1実施例と同じ動作を行わせることができる。
また、比較部93の出力パルスを遅延させる必要がないときは、遅延タイマ94を省くことができる。また、1周期で周波数を変化させるときは、カウンタ92、比較部93を省略することもできる。また、この実施例に偏移設定値選択部60、周波数設定値選択部70、利得設定値選択部80を適宜追加することもでき、また図5実施例に適用することもできる。
また、本発明による任意波形発生装置は、半導体試験装置だけでなく、他の用途に用いることもできる。さらに、ルックアップテーブル33に格納する波形データを調整することによって、正弦波だけでなく任意の波形の周期信号を生成することもできる。
10、16 DA変換器
12 増幅器
20 周波数設定部
21、23、31 加算器
22、32、52、62、72、82 ラッチ
30 DDS部
33 ルックアップテーブル
40 乗算器
50 偏移設定値選択部
51、61、71、81、95 セレクタ
60 周波数設定値選択部
70 利得設定値選択部
73 ゲート
80 周波数選択部
90 タイミング信号発生部
91 位相検出部
92 カウンタ
93 比較部
94 遅延タイマ
12 増幅器
20 周波数設定部
21、23、31 加算器
22、32、52、62、72、82 ラッチ
30 DDS部
33 ルックアップテーブル
40 乗算器
50 偏移設定値選択部
51、61、71、81、95 セレクタ
60 周波数設定値選択部
70 利得設定値選択部
73 ゲート
80 周波数選択部
90 タイミング信号発生部
91 位相検出部
92 カウンタ
93 比較部
94 遅延タイマ
Claims (12)
- 更新信号によって偏移設定値を積算して出力する積算部と、この積算部の出力と周波数設定値を加算する加算器で構成され、この加算器の出力値を出力する周波数設定部と、
波形データが格納されたルックアップテーブルを具備し、このルックアップテーブルを前記周波数設定部の出力値の間隔でアクセスして、波形データを出力するDDS部と、
前記DDS部の出力と利得設定値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力をアナログ信号に変換するDA変換器と、
を具備したことを特徴とする任意波形発生装置。 - 選択信号および複数の偏移設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の偏移設定値の1つを選択して出力する偏移設定値選択部を具備し、この偏移設定値選択部の出力を偏移設定値として前記周波数設定部に入力するようにしたことを特徴とする請求項1記載の任意波形発生装置。
- 選択信号および複数の周波数設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の周波数設定値の1つを選択して出力する周波数設定値選択部を具備し、この周波数設定値選択部の出力を周波数設定値として前記周波数設定部に入力するようにしたことを特徴とする請求項1若しくは請求項2記載の任意波形発生装置。
- 選択信号および複数の周波数設定値が入力され、前記選択信号によって前記複数の周波数設定値の1つを選択して出力する周波数選択部と、
波形データが格納されたルックアップテーブルを具備し、このルックアップテーブルを前記周波数選択部の出力値の間隔でアクセスして、波形データを出力するDDS部と、
前記DDS部の出力と利得設定値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力をアナログ信号に変換するDA変換器と、
を具備したことを特徴とする任意波形発生装置。 - 複数の利得設定値が入力され、選択信号によって前記複数の利得設定値の1つを選択して出力する利得設定値選択部を具備し、この利得設定値選択部の出力を利得設定値として前記乗算器に入力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の任意波形発生装置。
- 前記偏移設定値選択部、前記周波数設定値選択部、前記利得設定値選択部、前記周波数選択部は、複数の設定値が入力されるセレクタと、更新信号によってこのセレクタの出力を保持するラッチで構成されることを特徴とする請求項2乃至請求項5いずれかに記載の任意波形発生装置。
- 前記ルックアップテーブルの入力値と切替位相を比較し、これらの値が一致したときに信号を出力するタイミング信号発生部を具備し、このタイミング信号発生部の出力によって前記周波数設定部、または前記偏移設定値選択部、または前記周波数設定値選択部、または前記利得設定値選択部、または前記周波数選択部の少なくとも1つを制御するようにしたことを特徴とする請求項1若しくは請求項6いずれかに記載の任意波形発生装置。
- 前記タイミング信号発生部は、
前記ルックアップテーブルの入力値と切替位相を比較し、一致したときに信号を出力する位相検出部で構成されることを特徴とする請求項7記載の任意波形発生装置。 - 前記タイミング信号発生部は、
前記位相検出部の出力信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値および切替周期が入力され、これらの入力値が一致したときに信号を出力する比較部と、
を具備したことを特徴とする請求項8記載の任意波形発生装置。 - 前記タイミング信号発生部は、
前記位相検出部の出力または前記比較部の出力を所定の時間遅延する遅延タイマを具備したことを特徴とする請求項8若しくは請求項9記載の任意波形発生装置。 - 前記タイミング信号発生部の出力と更新信号を選択するセレクタを具備したことを特徴とする請求項7乃至請求項10いずれかに記載の任意波形発生装置。
- 被試験半導体に信号を与え、この被試験半導体の出力信号を解析することにより、その良否を判定する半導体試験装置において、
請求項1乃至請求項11いずれかに記載の任意波形発生装置と、
前記任意波形発生装置の出力と電圧設定値を加算する加算器と、
を具備したことを特徴とする半導体試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009037476A JP2010193338A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置 |
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JP2009037476A JP2010193338A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置 |
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JP2009037476A Pending JP2010193338A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 任意波形発生装置およびそれを用いた半導体試験装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108073149A (zh) * | 2016-11-11 | 2018-05-25 | 华晨汽车集团控股有限公司 | 时序信号产生装置 |
JP2019207253A (ja) * | 2016-03-18 | 2019-12-05 | アナログ ディヴァイスィズ インク | セグメント化されたピン駆動システム |
-
2009
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JP2021113829A (ja) * | 2016-03-18 | 2021-08-05 | アナログ ディヴァイスィズ インク | セグメント化されたピン駆動システム |
JP7044743B2 (ja) | 2016-03-18 | 2022-03-30 | アナログ ディヴァイスィズ インク | セグメント化されたピン駆動システム |
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