JP2004333286A - X線異物検出装置 - Google Patents

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JP2004333286A JP2003129412A JP2003129412A JP2004333286A JP 2004333286 A JP2004333286 A JP 2004333286A JP 2003129412 A JP2003129412 A JP 2003129412A JP 2003129412 A JP2003129412 A JP 2003129412A JP 2004333286 A JP2004333286 A JP 2004333286A
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修平 石黒
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Abstract

【課題】搬入口及び搬出口から漏洩するX線を低減する。
【解決手段】検査室内9に製品通過センサ15を取り付け、さらにこのセンサ15の出力と同期してX線の断続を行なうよう開閉制御部16と開閉機構14を取り付けることで、検査対象物がX線照射位置にあるときだけセンサ15の出力によって開閉機構を開いてX線を照射し、検査対象物がX線照射位置にないときはセンサ15からの出力によって開閉機構14を閉じてX線の照射を遮断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線によって検査対象物内の異物の検出を行なうX線異物検出装置に関し、特に異物検出装置のX線照射機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、生肉や加工食品等の分野においてX線異物検出装置を用いた異物検出が行なわれている。X線を用いた異物検出は、検査対象物にX線を照射し被検査物を透過した透過X線よって検査対象物中に含まれる異物の検出を行なうものである。
【0003】
図3は従来のX線異物検出装置の概略図である。
X線異物検出装置1aはコンベアベルト等の搬送機構6により搬送される検査対象物7に対してX線発生器2からX線8を照射し、透過したX線をラインセンサ等のX線検出器11で検出し、X線照射検出制御部12やX線画像処理部13により画像処理を行なって検査対象物7内の異物を検出している。
【0004】
検査対象物7は搬送機構6により搬入口4から検査室9に搬入され、X線8の照射を受け搬出口5から搬出される。検査室9には常時X線が照射されているため、搬入口4及び搬出口5には、漏洩X線を遮蔽するための鉛ゴム製のノレン10を複数枚多重に備えている。
【0005】
しかし、検査対象物が裸物(非包装品)であるときなどの衛生等の問題でノレン10を検査対象物に直接接触させることができない場合は、ノレンの代わりに防護カバーを取り付け、検査室9と搬入口4及び搬出口5との距離や角度を設けることで漏洩X線を遮蔽することが提案されている(特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−74856号公報(第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のX線異物検出装置においては、搬入口4及び搬出口5に複数枚の鉛ゴム製の遮蔽用ノレン10を備えているが、X線8は常時照射されているので、十分な遮蔽の必要性からノレン10としては複数枚を多重に配置している。そのため検査対象物の搬送の際、ノレン10と検査対象物7の接触抵抗が大きいので、検査対象物7に傷やへこみ等の損傷を与えるという不具合があった。さらに、検査対象物が軽量の場合、ノレン10の接触抵抗によって検査対象物が倒れたり、搬送できなかったりするなどの不具合もあった。
また、ノレンに代えて防護カバーを設ける場合は、大きなスペースを必要とした。
そこで本発明は、搬入口及び搬出口からのX線の漏洩を低減することができ上記の不具合を解決するX線異物検出装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ライン状のX線を照射するX線源と、前記X線源から照射されたX線を検出するように前記X線源に対向して配置されたX線検出器と、検査対象物が前記X線源からのX線を横切るように検査対象物を移動させる搬送機構とを備え、前記X線源からのX線が検査対象物を透過した後の前記X線検出器によるX線検出強度に基づいて検査対象物内の異物の有無を検知するX線異物検出装置であって、検査対象物がX線照射位置を通過する間だけX線を照射するというX線照射制御手段を備えたものである。
【0009】
本発明のX線異物検出装置では、検査室において、検査対象物がX線照射位置を通過している間のみX線を照射することによりX線の漏洩の低減を図ることができるため、例えば遮蔽用ノレンの枚数を削減して検査対象物との接触抵抗を減少させたり、またノレンに代えて防護カバーを設ける場合も、そのサイズを小さくしたりすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のX線異物検出装置において、X線照射を制御する手段は、搬送機構の側方に設けられて検査対象物がX線照射位置にあることを検出するセンサと、前記センサからの信号に基づき、検査対象物がX線照射位置を通過している間はX線を照射し、X線照射位置にないときにはX線を遮断する開閉手段を備えているものを挙げることができる。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の一実施例を示す図であり、(A)は概略構成図、(B)は搬送機構及び製品通過センサを示す斜視図である。
図1(A)において、X線異物検出装置1は、X線源3を備えライン状のX線を発生して検査対象物7に照射するX線発生器2と、検査対象物7を搬送するコンベアベルト式の搬送機構6と、検査対象物7を透過したX線8を検出するために搬送機構6のベルトを介してX線発生器に対向して配置されたラインセンサ11と、検出したX線に基づいて検査対象物7中の異物を検出する検出機構(X線照射検出制御部12及びX線画像処理部13)とを備えている。
【0012】
さらに、このX線異物検出装置1は検査対象物7の通過を検知する製品通過センサ15と、センサ15の信号に基づいて開閉することによりX線を遮断したり照射させたりする開閉機構14と、開閉機構14の開閉を制御する開閉制御部16を備えている。
【0013】
搬送機構6はX線照射位置に検査対象物7を移動させ、検査対象物7にX線8を照射させる機構であり、無端のコンベアベルトとこのコンベアベルトの両端を支持し回転させるローラを備え、搬入口4から搬入した検査対象物7を、X線照射位置を通過させた後、搬出口5へ送り出す構成となっている。
【0014】
X線発生器2は、X線源3とX線源3を被うフード20と、X線をライン状に形成するスリット(図示していない)等を備えていて、X線発生器2は装置本体1の上部に位置し、X線源3のX線発生口は鉛直下向きで、搬送機構6により移動する検査対象物7に対して上方からX線8を照射する。
【0015】
透過X線を検出するラインセンサ11は、搬送機構6のコンベアベルトの下方に固定されており、検査対象物7を透過したX線を検出する。X線画像処理部13はラインセンサ11が検出したX線強度に応じた電気信号を取り込んで画像処理を行い、これによって異物検査を行なう。
【0016】
開閉機構14は、X線源3から発生するX線を断続するものであり、本実施例では円盤回転式シャッターを用いている。円盤回転式シャッターは、図1(A’)に示すように円盤の一部分をくり抜き、遮断部14Bと非遮断部14Aを形成し、回転することでX線照射の制御を行なうものである。
【0017】
開閉機構には円盤回転式のほかに往復式、円筒回転式など、製品通過センサに同期してX線を断続できるものであれば特に限定はされない。
また、開閉機構に代えて、X線発生器2に電気回路を組み込み、X線発生器2自体を製品通過センサ15に同期させてX線照射のON/OFFを行なうようにした電気回路からなる開閉手段であってもよい。
【0018】
図1(B)に示すように、本実施例で用いている製品通過センサ15は、発光素子15Aと受光素子15Bを備え、搬送機構6のコンベアベルトの側方にあって、発光素子15Aから出た光が受光素子15Bで受光されているかどうかで検査対象物がX線照射位置にあるかどうかを検知するものである。図1で検査対象物が左から右方向に搬送されるものとすると、製品通過センサ15はX線照射軸よりも左側に配置されており、検査対象物がX線照射位置に到達する手前で検査対象物を検出する。検査対象物が右から左方向に搬送される場合には、製品通過センサ15はX線照射軸よりも右側に配置されることになる。
【0019】
開閉制御部16は、製品通過センサ15から送信された信号により、開閉機構14(円盤回転式シャッター)を回転させ遮断部14Bもしくは非遮断部14AによりX線を遮断又は非遮断状態にするものである。製品通過センサ15により検査対象物が検出されると、開閉制御部16は搬送機構6のコンベアベルトの搬送速度に応じて検査対象物がX線照射軸に到達する時間を計算し、検査対象物がX線照射軸を通過している間だけX線を照射するように開閉機構14の開閉動作を制御する。
【0020】
図2を参照しながら本実施例の動作を説明する。
図2は搬送機構6上における検査対象物の位置によるX線照射の動作状態図である。
検査対象物7が製品通過センサ15により検出されると、その検出信号が開閉制御部16に送られる。しかし、検査対象物7はまだX線照射軸に到達しておらず、開閉機構14はX線を遮断している状態のままである(図2(A))。
【0021】
開閉制御部16は搬送機構6のコンベアベルトの搬送速度から検査対象物7がX線照射軸に到達する時間を計算し、その時間になると開閉機構14によるX線の遮断を解除し、X線による検査対象物7の異物検出を開始する(図2(B))。
【0022】
検査対象物7が製品通過センサ15の位置を通過したことが検出されると、その検出信号が開閉制御部16に送られる。開閉制御部16は搬送機構6のコンベアベルトの搬送速度から検査対象物7がX線照射軸を通過する時間を計算し、その時間になると開閉機構14によりX線の照射を遮断する(図2(C))。
検査対象物7が製品通過センサ15により検出されるごとに図2(A)〜(C)の動作が繰り返されていく。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、検査対象物がX線照射位置を通過する間だけX線を照射するようにしたので、X線照射時間が短縮され漏洩するX線を低減することができる。
さらに、X線の透視画像を得るためのラインセンサへのX線照射時間の短縮により、ラインセンサの寿命が長くなる。
漏洩するX線が低減するので、遮蔽用のノレンの数量を減らして検査対象物に対する接触抵抗を抑え、へこみや傷などの損傷を軽減することができ、また、X線照射時間の短縮により防護カバーを設ける場合にも従来と比べて小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す概略構成図である。
【図2】同実施例の動作を示す説明図である。
【図3】従来技術を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 X線異物検出装置本体
2 X線発生装置
3 X線源
4 搬入口
5 搬出口
6 搬送機構
7 検査対象物
8 X線
9 検査室
10 遮蔽用ノレン
11 X線検出器
12 X線照射検出制御部
13 X線画像処理部
14 開閉機構
14A シャッター非遮断部
14B シャッター遮断部
15 製品通過センサ
16 開閉制御部
20 フード

Claims (3)

  1. ライン状のX線を照射するX線源と、前記X線源から照射されたX線を検出するように前記X線源に対向して配置されたX線検出器と、検査対象物が前記X線源からのX線を横切るように検査対象物を移動させる搬送機構とを備え、前記X線源からのX線が検査対象物を透過した後の前記X線検出器によるX線検出強度に基づいて検査対象物内の異物の有無を検知するX線異物検出装置において、
    検査対象物がX線照射位置を通過する間だけX線を照射するようにX線照射を制御する手段を備えたことを特徴とするX線異物検出装置。
  2. X線照射を制御する手段は、前記搬送機構の側方に設けられて検査対象物がX線照射位置にあることを検出するセンサと、前記センサからの信号に基づき、検査対象物がX線照射位置を通過している間はX線を照射し、X線照射位置にないときにはX線を遮断する開閉手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
  3. 前記開閉手段はX線照射経路上に設けられたシャッターである請求項2記載のX線異物検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192605A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Ishida Co Ltd X線検査装置
JP2011209155A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Anritsu Sanki System Co Ltd X線検査装置
DE102018204793A1 (de) * 2018-03-28 2019-10-02 Krones Ag Vorrichtung zur Inspektion von leeren oder mit einem Produkt befüllten Verpackungsbehältern

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