JP2004226253A - X線異物検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比してより短い時間で防護箱内への人体の侵入を確実に検知してX線照射量を制限することができ、もって防護箱内に手などを挿入しても、X線の被爆量をより少なくすることのできるX線異物検査装置を提供する。
【解決手段】防護箱1の搬入口1aおよび搬出口1bにそれぞれ第1および第2の物体検知手段7および8を設け、防護箱1内で人体が侵入し得ない位置に第3の物体検知手段9を設け、第1と第3の物体検知手段7と9、および、第3と第2の物体検知手段9と8の検知出力の発生間隔から、第1または第2の物体検知手段7および8による検知出力が被検査物によるものか人体によるものかを判別する。
【選択図】 図5
【解決手段】防護箱1の搬入口1aおよび搬出口1bにそれぞれ第1および第2の物体検知手段7および8を設け、防護箱1内で人体が侵入し得ない位置に第3の物体検知手段9を設け、第1と第3の物体検知手段7と9、および、第3と第2の物体検知手段9と8の検知出力の発生間隔から、第1または第2の物体検知手段7および8による検知出力が被検査物によるものか人体によるものかを判別する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はX線異物を検査装置に関し、更に詳しくは、被検査物を搬送装置で搬送しながらX線を照射して得られるX線透過データを用いて、被検査物内の異物の有無を検査する方式のX線異物検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線を用いて物品内部の異物の有無を検査するX線異物検査装置は各種分野において広く用いられており、なかでも食品加工・製造分野においては、PL法やHACCP方式の製造工程の管理対象として重要視されている。
【0003】
食品加工・製造の分野で用いられるX線異物検査装置は、被検査物を搬送装置で搬送しながらX線を照射する方式のものが多用されている。このような搬送装置により搬送しながらX線を照射するX線異物検査装置においては、X線の漏洩を防止するためにステンレス等のX線遮蔽材料からなる防護箱でX線源とX線検出器を覆うとともに、その防護箱には被検査物の搬入口および搬出口を形成し、その搬入口および搬出口を通じて被検査物を搬送装置で搬送することにより、被検察物を順次防護箱内のX線源とX線検出器の間を通過させるように構成される。
【0004】
そして、このような搬入口および搬出口を有する防護箱によってX線源とX線検出器を覆って、搬送装置により被検査物を防護箱内のX線照射領域に導くタイプのX線異物検査装置においては、防護箱内における搬送不良などが発生したとき、本来ならばX線の照射を停止したうえで防護箱内に手を挿入して搬送不良を解消する作業を行うべきところ、オペレータの不注意等により、X線の照射を停止することなく搬入口または搬出口から防護箱内に手を挿入してしまう恐れがある。そこで、このような場合に、手などの人体が防護箱内に挿入されたこと検知して、自動的にX線の照射を停止したり、あるいは人体に影響が及ばない程度に照射量を低下させる対策が講じられている。
【0005】
従来のこの種のX線異物検査装置における防護箱内への人体の挿入を検知する方法としては、防護箱の搬入口および搬出口の近傍に、互いに対向する投光素子と受光素子等からなる物体検知手段を設け、その物体の検知出力が、あらかじめ設定されている一定時間以上継続したときに、その検知領域に被検査物以外の物体、つまり人体が存在していると判別する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−311699号号公報(第3−第6頁,図4,図5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような従来の人体の検知方法によると、物体検知手段による検知出力が発生してからそれが人体を検知した出力であると判別するまでの間に必ず一定時間が必要であり、そのため、防護箱内に挿入された人体はその時間分だけX線を被曝してしまうという問題がある。そこで、この判別に要する時間を短く設定すると、被検査物が搬送方向に比較的長い場合には、その被検査物を人体と誤判別してしまう可能性がある。
【0008】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、従来に比してより短い時間で防護箱内への人体の侵入を確実に検知することができ、もって誤って防護箱内に手などを挿入しても、X線の被爆量より少なくすることのできるX線異物検査装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のX線異物検査装置は、X線遮蔽材料からなり、かつ、被検査物の搬入口および搬出口を備えた防護箱内に、X線源とX線検出器が互いに対向して配置されているとともに、被検査物を上記搬入口を介して防護箱内に搬入してX線源とX線検出器の間を通過させた後に上記搬出口から防護箱外に搬出する搬送装置を備え、上記X線検出器の出力に基づく被検査物のX線透過情報から被検査物内の異物の有無を検査するX線異物検査装置において、上記搬入口と搬出口の近傍の位置、およびこれら搬入口および搬出口を介して人体が侵入し得ない位置にそれぞれ第1と第2、および第3の物体検知手段が配置されているとともに、その各物体検知手段による検知出力と、上記搬送手段による被検査物の搬送速度を用いて、第1と第3、および第3と第2の検知出力の発生間隔から、第1または第2の物体検知手段による検知出力が人体の検知であるか否かを判別する判別手段と、その判別手段により人体の検知であると判別されたときにX線源からのX線量を規定量以下に制御するX線制御手段を備えていることによって特徴づけられる。
【0010】
本発明は、搬送装置による被検査物の搬送速度が一定であることを利用し、搬入口と搬出口の近傍に第1と第2の物体検知手段を設けるほか、防護箱内で人体が挿入し得ない位置に第3の物体検知手段を設け、これらの各物体検知手段による検知出力の発生タイミングから、第1および第2の物体検知手段による検知出力が人体によるもの被検査物によるものかを短時間で確実に判別して所期の目的を達成しようとするものである。
【0011】
すなわち、被検査物が搬入口近傍の第1の物体検知手段の配設位置を通過してから、防護箱内の第3の物体検知手段の配設位置に到達するまでの時間と、防護箱内の第3の物体検知手段の配設位置から、搬出口近傍の第2の物体検知手段の配設位置に到達するまでの時間は、搬送装置による被検査物の搬送速度に基づいてそれぞれに固有の一定の時間t1およびt2となる。
【0012】
搬入口近傍の第1の物体検知手段から検知出力が発生したとき、その検知出力の発生原因は、t1後に第3の物体検知手段による検知出力が発生した場合には被検査物であると判定することができ、t1経過後に第3の物体検知手段の検知出力が発生しない場合には、人体であると判別することができる。従って、搬入口から手などをを挿入した場合には、t1後に人体挿入の検知を行うことができる。
【0013】
一方、搬出口近傍の第2の物体検知手段から検知出力が発生したとき、その検知出力の発生原因は、その発生時点からt2だけ逆上った時点で第3の物体検知手段から検知出力が発生していれば被検査物であると判別することができ、そうでない場合には人体であると判別することができる。時間的に逆上った時点での第3の物体検知手段からの検知出力の有無は、例えば第3の物体検知手段による検知出力を所定時間分逆上って記憶しておくことにより実現することができる。そして、この搬出口近傍の物体検知手段からの検知出力が人体であるか否かは、第3の物体検知手段からの検知出力の記憶内容との照合で判別できるので、搬出口から手などを挿入した場合には瞬時に人体挿入を検知することができる。
【0014】
以上のことから、第3の物体検知手段の配設位置を、人体の挿入が不可能で、かつ、搬入口に可及的に接近した位置としておくことによって、t1を可及的に短くすることができ、被検査物の搬送方向への長さに全く依存することなく、従来に比して人体の挿入を確実かつより速やかに判別することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の正面図で、図2はそのA−A視図である。また、図3には装置の制御システムの構成を表すブロック図を示す。
【0016】
ステンレス等のX線遮蔽材料からなる防護箱1の内部上方にX線源2が配置され、そのX線源2に対向してその下方にはX線検出器3が設けられている。また、これらのX線源2とX線検出器3の間には、被検査物Wを搬送するためのベルトコンベア4が配設されている。防護箱1には、その両側面に搬入口1aと搬出口1bが形成されており、ベルトコンベア4は、その両端部が搬入口1aおよび搬出口1bを介して外部に臨んでいる。そして、防護箱1の外側には、ベルトコンベア4の一端に隣接して搬入用コンベア5が、また、他端に隣接して搬出用コンベア6が設けられている。被検査物Wは、搬入用コンベア5からベルトコンベア4に受け渡されて搬入口1aから防護箱1内に搬入され、X線源2とX線検出器3の間を通過した後、搬出口1bから防護箱1外に搬出されて搬出用コンベア6に受け渡される。なお、図1,図2において10はメンテナンス用の扉である。
【0017】
防護箱1の搬入口1aの近傍に第1の光電センサ7が配置されており、同じく搬出口1bの近傍に第2の光電センサ8が配置されている。また、防護箱1の内部で、搬入口1aおよび搬出口1bのいずれからも手などの人体が侵入し得ない位置に第3の光電センサ9が配置されている。これらの各光電センサ7、8および9は、実際には、例えば投光素子と受光素子、もしくは投受光素子とミラーをベルトコンベア4の上方において当該ベルトコンベア4をその幅方向両端部から挟むように水平方向に互いに対向して配置したものであって、これらの間に物体が存在している場合に、受光素子ないしは投受光素子に光が入射しない状態となることによって物体の存在を検知する公知のものである。
【0018】
これらの各光電センサ7、8および9の出力は、制御装置11の制御部11aに取り込まれる。なお、制御装置11は、実際にはパーソナルコンピュータとその周辺機器を主体とするものであって、実際にはインストールされているプログラムに従って動作するのであるが、図3においては、説明の簡素化のために、そのプログラムが有している主たる機能ごとにブロック図で示している。
【0019】
被検査物WがX線源2とX線検出器3の間のX線照射領域を通過する際の透過X線がX線検出器3によって検出される。X線検出器3の出力は、画像取り込み回路12を介して刻々と制御装置11の画像処理部11bに取り込まれる。画像処理部11bでは、例えば表示器(図示せず)のモニタ画面上に被検査物WのX線透視像を表示するとともに、その画像上に異物をマークして表示するなどの処理を行う。
【0020】
また、X線源2はX線コントローラ13から供給される管電圧および管電流によって駆動制御され、このX線コントローラ13は制御装置11の制御部11aの制御下に置かれている。
【0021】
防護箱1内の人体を挿入し得ない位置に設けられている第3の光電センサ9の出力は、制御部11aに順次取り込まれて記憶部11cに記憶される。その記憶の仕方は、現時点から時間的に逆上る所定時間分を微小間隔ごとに区切った記憶部分を設け、最新の記憶部分に第3の光電センサ9の検知出力の有無情報を記憶し、各記憶部分を経時的にシフトレジスタ状に桁送りしていく方式である。従って、この記憶部11cの記憶内容から、現時点から一定時間だけ逆上った時点で第3の光電センサ9による物体の検知出力があったか否かを知ることができる。
【0022】
各光電センサ7、8および9の配置により、図4に模式的に示すように、第1の光電センサ7と第3の光電センサ9間の距離をL1,第3の光電センサ9と第2の光電センサ8間の距離をL2とすると、ベルトコンベア4は一定の速度で被検査物Wを搬送するので、その速度をvとすると、被検査物Wが第1の光電センサ7を通過してから第3の光電センサ9まで到達する時間は常に一定のt1=L1/vt1となり、第3の光電センサ9を通過してから第2の光電センサ8まで到達する時間についても常に一定のt2=L2/vとなる。
【0023】
制御部11aでは、以下に示す動作によって、防護箱1内に手などの人体が挿入されたときに自動的にX線源2からのX線の照射量を所定量以下に制限する。図5にその動作手順をフローチャートで示す。
【0024】
搬出口1b近傍の第2の光電センサ8からの検知出力が発生したとき、前記した第3の光電センサ9の検知出力を記憶する記憶部11cの記憶内容から、t2前に第3の光電センサ9の検知出力の発生があったか否かを判別し、あった場合には今回の第2の光電センサ8の出力は被検査物Wによるものであると判断して通常の運転を継続するとともに、なかった場合には人体などの挿入があったものとして、直ちにX線コントローラ13に制御信号を供給してX線照射量を規定量以下に制限する。
【0025】
搬入口1a近傍の第1の光電センサ7からの検知出力が発生したとき、t1後に第3の光電センサ9からの検知出力が発生するか否かを判別し、発生した場合には今回の第1の光電センサ7からの検知出力は被検査物Wによるものと判断して通常の運転を継続するとともに、t1後に第3の光電センサ9からの検知出力の発生がない場合には人体などの挿入があったものとして、直ちにX線コントローラ13に制御信号を供給してX線照射量を規定量以下に制限する。
【0026】
以上の本発明の実施の形態において特に注目すべき点は、搬出口1bの近傍の第2の光電センサ8の検知出力が被検査物Wによるものか人体によるものかを瞬時に判別することができる点であり、これにより、第3の光電センサ9の配設位置を、人体が侵入し得ない位置で、かつ、搬入口1aにできるだけ近い位置とすることによって、t1を可及的に短くすることが可能となり、防護箱1内への人体の挿入を確実に、しかも短時間のうちに検知してX線量を制限することができる。
【0027】
ここで、以上の実施の形態においては、搬入口1aの近傍の第1の光電センサ7および搬出口1bの近傍の第2の光電センサ8の各検知出力と、防護箱1内部に1つだけ設けた第3の光電センサ9の検知出力とのそれぞれの時間差により被検査物によるものか人体によるものかを判別した例を示したが、防護箱1内に設ける第3の光電センサを2つ設け、その一方の光電センサの検知出力を第1の光電センサ7の検知出力との比較用に、他方の光電センサの検知出力を第2の光電センサ8の検知出力との比較用に用いることもでき、この場合、搬入口および搬出口それぞれにおける人体の検出を個々に最適化できるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、X線の漏洩を防止するための防護箱の被検査物の搬入口および搬出口の近傍に設けた第1と第2の物体検知手段による検知出力を、これらとは別に防護箱内の人体が侵入し得ない位置に設けた第3の検知手段による検知出力との時間差を用いて、被検査物によるものであるか人体によるものであるかを判別して、人体であると判別した場合にはX線の照射量を規定量以下に自動的に制限するので、従来の一定時間以上にわたって検知出力が継続した時点で人体の挿入を判別する方式に比して、被検査物の搬送方向への長さ等に影響を受けることなく、確実かつより短時間で人体の挿入を検知することが可能となり、その結果、万が一防護箱内に手などを挿入した場合でも、X線の被爆量をより少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の正面図である。
【図2】図1のA−A視図である。
【図3】本発明の実施の形態の装置の制御システムの構成を表すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるベルトコンベア4上での被検査物Wの移動時の各光電センサ7〜9の検知出力の発生タイミングの説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における制御部11aでの人体検知動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 防護箱
1a 搬入口
1b 搬出口
2 X線源
3 X線検出器
4 ベルトコンベア
5 搬入コンベア
6 搬出コンベア
7 第1の光電センサ
8 第2の光電センサ
9 第3の光電センサ
11 制御装置
11a 制御部
11b 画像処理部
11c 記憶部
12 画像取り込み回路
13 X線コントローラ
W 被検査物
【発明の属する技術分野】
本発明はX線異物を検査装置に関し、更に詳しくは、被検査物を搬送装置で搬送しながらX線を照射して得られるX線透過データを用いて、被検査物内の異物の有無を検査する方式のX線異物検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線を用いて物品内部の異物の有無を検査するX線異物検査装置は各種分野において広く用いられており、なかでも食品加工・製造分野においては、PL法やHACCP方式の製造工程の管理対象として重要視されている。
【0003】
食品加工・製造の分野で用いられるX線異物検査装置は、被検査物を搬送装置で搬送しながらX線を照射する方式のものが多用されている。このような搬送装置により搬送しながらX線を照射するX線異物検査装置においては、X線の漏洩を防止するためにステンレス等のX線遮蔽材料からなる防護箱でX線源とX線検出器を覆うとともに、その防護箱には被検査物の搬入口および搬出口を形成し、その搬入口および搬出口を通じて被検査物を搬送装置で搬送することにより、被検察物を順次防護箱内のX線源とX線検出器の間を通過させるように構成される。
【0004】
そして、このような搬入口および搬出口を有する防護箱によってX線源とX線検出器を覆って、搬送装置により被検査物を防護箱内のX線照射領域に導くタイプのX線異物検査装置においては、防護箱内における搬送不良などが発生したとき、本来ならばX線の照射を停止したうえで防護箱内に手を挿入して搬送不良を解消する作業を行うべきところ、オペレータの不注意等により、X線の照射を停止することなく搬入口または搬出口から防護箱内に手を挿入してしまう恐れがある。そこで、このような場合に、手などの人体が防護箱内に挿入されたこと検知して、自動的にX線の照射を停止したり、あるいは人体に影響が及ばない程度に照射量を低下させる対策が講じられている。
【0005】
従来のこの種のX線異物検査装置における防護箱内への人体の挿入を検知する方法としては、防護箱の搬入口および搬出口の近傍に、互いに対向する投光素子と受光素子等からなる物体検知手段を設け、その物体の検知出力が、あらかじめ設定されている一定時間以上継続したときに、その検知領域に被検査物以外の物体、つまり人体が存在していると判別する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−311699号号公報(第3−第6頁,図4,図5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような従来の人体の検知方法によると、物体検知手段による検知出力が発生してからそれが人体を検知した出力であると判別するまでの間に必ず一定時間が必要であり、そのため、防護箱内に挿入された人体はその時間分だけX線を被曝してしまうという問題がある。そこで、この判別に要する時間を短く設定すると、被検査物が搬送方向に比較的長い場合には、その被検査物を人体と誤判別してしまう可能性がある。
【0008】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、従来に比してより短い時間で防護箱内への人体の侵入を確実に検知することができ、もって誤って防護箱内に手などを挿入しても、X線の被爆量より少なくすることのできるX線異物検査装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のX線異物検査装置は、X線遮蔽材料からなり、かつ、被検査物の搬入口および搬出口を備えた防護箱内に、X線源とX線検出器が互いに対向して配置されているとともに、被検査物を上記搬入口を介して防護箱内に搬入してX線源とX線検出器の間を通過させた後に上記搬出口から防護箱外に搬出する搬送装置を備え、上記X線検出器の出力に基づく被検査物のX線透過情報から被検査物内の異物の有無を検査するX線異物検査装置において、上記搬入口と搬出口の近傍の位置、およびこれら搬入口および搬出口を介して人体が侵入し得ない位置にそれぞれ第1と第2、および第3の物体検知手段が配置されているとともに、その各物体検知手段による検知出力と、上記搬送手段による被検査物の搬送速度を用いて、第1と第3、および第3と第2の検知出力の発生間隔から、第1または第2の物体検知手段による検知出力が人体の検知であるか否かを判別する判別手段と、その判別手段により人体の検知であると判別されたときにX線源からのX線量を規定量以下に制御するX線制御手段を備えていることによって特徴づけられる。
【0010】
本発明は、搬送装置による被検査物の搬送速度が一定であることを利用し、搬入口と搬出口の近傍に第1と第2の物体検知手段を設けるほか、防護箱内で人体が挿入し得ない位置に第3の物体検知手段を設け、これらの各物体検知手段による検知出力の発生タイミングから、第1および第2の物体検知手段による検知出力が人体によるもの被検査物によるものかを短時間で確実に判別して所期の目的を達成しようとするものである。
【0011】
すなわち、被検査物が搬入口近傍の第1の物体検知手段の配設位置を通過してから、防護箱内の第3の物体検知手段の配設位置に到達するまでの時間と、防護箱内の第3の物体検知手段の配設位置から、搬出口近傍の第2の物体検知手段の配設位置に到達するまでの時間は、搬送装置による被検査物の搬送速度に基づいてそれぞれに固有の一定の時間t1およびt2となる。
【0012】
搬入口近傍の第1の物体検知手段から検知出力が発生したとき、その検知出力の発生原因は、t1後に第3の物体検知手段による検知出力が発生した場合には被検査物であると判定することができ、t1経過後に第3の物体検知手段の検知出力が発生しない場合には、人体であると判別することができる。従って、搬入口から手などをを挿入した場合には、t1後に人体挿入の検知を行うことができる。
【0013】
一方、搬出口近傍の第2の物体検知手段から検知出力が発生したとき、その検知出力の発生原因は、その発生時点からt2だけ逆上った時点で第3の物体検知手段から検知出力が発生していれば被検査物であると判別することができ、そうでない場合には人体であると判別することができる。時間的に逆上った時点での第3の物体検知手段からの検知出力の有無は、例えば第3の物体検知手段による検知出力を所定時間分逆上って記憶しておくことにより実現することができる。そして、この搬出口近傍の物体検知手段からの検知出力が人体であるか否かは、第3の物体検知手段からの検知出力の記憶内容との照合で判別できるので、搬出口から手などを挿入した場合には瞬時に人体挿入を検知することができる。
【0014】
以上のことから、第3の物体検知手段の配設位置を、人体の挿入が不可能で、かつ、搬入口に可及的に接近した位置としておくことによって、t1を可及的に短くすることができ、被検査物の搬送方向への長さに全く依存することなく、従来に比して人体の挿入を確実かつより速やかに判別することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の正面図で、図2はそのA−A視図である。また、図3には装置の制御システムの構成を表すブロック図を示す。
【0016】
ステンレス等のX線遮蔽材料からなる防護箱1の内部上方にX線源2が配置され、そのX線源2に対向してその下方にはX線検出器3が設けられている。また、これらのX線源2とX線検出器3の間には、被検査物Wを搬送するためのベルトコンベア4が配設されている。防護箱1には、その両側面に搬入口1aと搬出口1bが形成されており、ベルトコンベア4は、その両端部が搬入口1aおよび搬出口1bを介して外部に臨んでいる。そして、防護箱1の外側には、ベルトコンベア4の一端に隣接して搬入用コンベア5が、また、他端に隣接して搬出用コンベア6が設けられている。被検査物Wは、搬入用コンベア5からベルトコンベア4に受け渡されて搬入口1aから防護箱1内に搬入され、X線源2とX線検出器3の間を通過した後、搬出口1bから防護箱1外に搬出されて搬出用コンベア6に受け渡される。なお、図1,図2において10はメンテナンス用の扉である。
【0017】
防護箱1の搬入口1aの近傍に第1の光電センサ7が配置されており、同じく搬出口1bの近傍に第2の光電センサ8が配置されている。また、防護箱1の内部で、搬入口1aおよび搬出口1bのいずれからも手などの人体が侵入し得ない位置に第3の光電センサ9が配置されている。これらの各光電センサ7、8および9は、実際には、例えば投光素子と受光素子、もしくは投受光素子とミラーをベルトコンベア4の上方において当該ベルトコンベア4をその幅方向両端部から挟むように水平方向に互いに対向して配置したものであって、これらの間に物体が存在している場合に、受光素子ないしは投受光素子に光が入射しない状態となることによって物体の存在を検知する公知のものである。
【0018】
これらの各光電センサ7、8および9の出力は、制御装置11の制御部11aに取り込まれる。なお、制御装置11は、実際にはパーソナルコンピュータとその周辺機器を主体とするものであって、実際にはインストールされているプログラムに従って動作するのであるが、図3においては、説明の簡素化のために、そのプログラムが有している主たる機能ごとにブロック図で示している。
【0019】
被検査物WがX線源2とX線検出器3の間のX線照射領域を通過する際の透過X線がX線検出器3によって検出される。X線検出器3の出力は、画像取り込み回路12を介して刻々と制御装置11の画像処理部11bに取り込まれる。画像処理部11bでは、例えば表示器(図示せず)のモニタ画面上に被検査物WのX線透視像を表示するとともに、その画像上に異物をマークして表示するなどの処理を行う。
【0020】
また、X線源2はX線コントローラ13から供給される管電圧および管電流によって駆動制御され、このX線コントローラ13は制御装置11の制御部11aの制御下に置かれている。
【0021】
防護箱1内の人体を挿入し得ない位置に設けられている第3の光電センサ9の出力は、制御部11aに順次取り込まれて記憶部11cに記憶される。その記憶の仕方は、現時点から時間的に逆上る所定時間分を微小間隔ごとに区切った記憶部分を設け、最新の記憶部分に第3の光電センサ9の検知出力の有無情報を記憶し、各記憶部分を経時的にシフトレジスタ状に桁送りしていく方式である。従って、この記憶部11cの記憶内容から、現時点から一定時間だけ逆上った時点で第3の光電センサ9による物体の検知出力があったか否かを知ることができる。
【0022】
各光電センサ7、8および9の配置により、図4に模式的に示すように、第1の光電センサ7と第3の光電センサ9間の距離をL1,第3の光電センサ9と第2の光電センサ8間の距離をL2とすると、ベルトコンベア4は一定の速度で被検査物Wを搬送するので、その速度をvとすると、被検査物Wが第1の光電センサ7を通過してから第3の光電センサ9まで到達する時間は常に一定のt1=L1/vt1となり、第3の光電センサ9を通過してから第2の光電センサ8まで到達する時間についても常に一定のt2=L2/vとなる。
【0023】
制御部11aでは、以下に示す動作によって、防護箱1内に手などの人体が挿入されたときに自動的にX線源2からのX線の照射量を所定量以下に制限する。図5にその動作手順をフローチャートで示す。
【0024】
搬出口1b近傍の第2の光電センサ8からの検知出力が発生したとき、前記した第3の光電センサ9の検知出力を記憶する記憶部11cの記憶内容から、t2前に第3の光電センサ9の検知出力の発生があったか否かを判別し、あった場合には今回の第2の光電センサ8の出力は被検査物Wによるものであると判断して通常の運転を継続するとともに、なかった場合には人体などの挿入があったものとして、直ちにX線コントローラ13に制御信号を供給してX線照射量を規定量以下に制限する。
【0025】
搬入口1a近傍の第1の光電センサ7からの検知出力が発生したとき、t1後に第3の光電センサ9からの検知出力が発生するか否かを判別し、発生した場合には今回の第1の光電センサ7からの検知出力は被検査物Wによるものと判断して通常の運転を継続するとともに、t1後に第3の光電センサ9からの検知出力の発生がない場合には人体などの挿入があったものとして、直ちにX線コントローラ13に制御信号を供給してX線照射量を規定量以下に制限する。
【0026】
以上の本発明の実施の形態において特に注目すべき点は、搬出口1bの近傍の第2の光電センサ8の検知出力が被検査物Wによるものか人体によるものかを瞬時に判別することができる点であり、これにより、第3の光電センサ9の配設位置を、人体が侵入し得ない位置で、かつ、搬入口1aにできるだけ近い位置とすることによって、t1を可及的に短くすることが可能となり、防護箱1内への人体の挿入を確実に、しかも短時間のうちに検知してX線量を制限することができる。
【0027】
ここで、以上の実施の形態においては、搬入口1aの近傍の第1の光電センサ7および搬出口1bの近傍の第2の光電センサ8の各検知出力と、防護箱1内部に1つだけ設けた第3の光電センサ9の検知出力とのそれぞれの時間差により被検査物によるものか人体によるものかを判別した例を示したが、防護箱1内に設ける第3の光電センサを2つ設け、その一方の光電センサの検知出力を第1の光電センサ7の検知出力との比較用に、他方の光電センサの検知出力を第2の光電センサ8の検知出力との比較用に用いることもでき、この場合、搬入口および搬出口それぞれにおける人体の検出を個々に最適化できるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、X線の漏洩を防止するための防護箱の被検査物の搬入口および搬出口の近傍に設けた第1と第2の物体検知手段による検知出力を、これらとは別に防護箱内の人体が侵入し得ない位置に設けた第3の検知手段による検知出力との時間差を用いて、被検査物によるものであるか人体によるものであるかを判別して、人体であると判別した場合にはX線の照射量を規定量以下に自動的に制限するので、従来の一定時間以上にわたって検知出力が継続した時点で人体の挿入を判別する方式に比して、被検査物の搬送方向への長さ等に影響を受けることなく、確実かつより短時間で人体の挿入を検知することが可能となり、その結果、万が一防護箱内に手などを挿入した場合でも、X線の被爆量をより少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の正面図である。
【図2】図1のA−A視図である。
【図3】本発明の実施の形態の装置の制御システムの構成を表すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるベルトコンベア4上での被検査物Wの移動時の各光電センサ7〜9の検知出力の発生タイミングの説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における制御部11aでの人体検知動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 防護箱
1a 搬入口
1b 搬出口
2 X線源
3 X線検出器
4 ベルトコンベア
5 搬入コンベア
6 搬出コンベア
7 第1の光電センサ
8 第2の光電センサ
9 第3の光電センサ
11 制御装置
11a 制御部
11b 画像処理部
11c 記憶部
12 画像取り込み回路
13 X線コントローラ
W 被検査物
Claims (1)
- X線遮蔽材料からなり、かつ、被検査物の搬入口および搬出口を備えた防護箱内に、X線源とX線検出器が互いに対向して配置されているとともに、被検査物を上記搬入口を介して防護箱内に搬入してX線源とX線検出器の間を通過させた後に上記搬出口から防護箱外に搬出する搬送装置を備え、上記X線検出器の出力に基づく被検査物のX線透過情報から被検査物内の異物の有無を検査するX線異物検査装置において、
上記搬入口と搬出口の近傍の位置、およびこれら搬入口および搬出口を介して人体が侵入し得ない位置にそれぞれ第1と第2、および第3の物体検知手段が配置されているとともに、その各物体検知手段による検知出力と、上記搬送手段による被検査物の搬送速度を用いて、第1と第3、および第3と第2の検知出力の発生間隔から、第1または第2の物体検知手段による検知出力が人体の検知であるか否かを判別する判別手段と、その判別手段により人体の検知であると判別されたときにX線源からのX線量を規定量以下に制御するX線制御手段を備えていることを特徴とするX線異物検査装置。
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