JP2004331539A - 肝臓疾患予防治療剤及び肝臓疾患予防治療用飲食物 - Google Patents

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了士 高柿
Yasunaga Yamaguchi
泰永 山口
Shingo Sadamune
信悟 貞宗
Yoshiharu Igarashi
喜治 五十嵐
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Abstract

【課題】急性及び慢性のウイルス性肝炎、急性及び慢性の薬剤性肝炎、並びに劇症肝炎から選択される少なくともいずれかの肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に好適に使用可能な肝臓疾患予防治療剤、並びに該肝臓疾患予防治療剤を含有する肝臓疾患予防治療用飲食物の提供。
【解決手段】ビサボラン型セスキテルペン類を含有することを特徴とする肝臓疾患予防治療剤である。該ビサボラン型セスキテルペン類が、ショウガ科ウコン属植物に由来する態様、該ビサボラン型セスキテルペン類が、ar−ターメロン、α−ターメロン、β−ターメロンクルロン及びこれらの混合物から選択される少なくとも1種である態様、などが好ましい。また、該ビサボラン型セスキテルペン類を含有することを特徴とする肝臓疾患予防治療用飲食物である。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、医薬品等の分野において、肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に好適に使用可能な肝臓疾患予防治療剤、及び該肝臓疾患予防治療剤を含有する肝臓疾患予防治療用飲食物に関する。なお、本発明において、飲食物とは、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品及び医薬品を幅広く含むものを意味する。
【0002】
【従来の技術】
肝臓は、身体の中の化学工場、貯蔵庫に例えられるように、腸で吸収された様々な栄養素を代謝、貯蔵する他、胆汁の生成や分泌、及び解毒や排泄などの、生命の維持に必要な多くの働きを行っている極めて重要な臓器である。しかし、該肝臓は、不規則な生活、ストレス、ウイルス、薬物、アルコール、栄養不良、肝循環系障害などの様々な因子により障害を受け易く、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、黄疸、肝硬変などの疾患を起こす場合がある。
【0003】
現在までのところ、肝臓疾患を予防、又は治療することを目的とする化学療法のうち、臨床的に認められ、使用可能な肝臓疾患治療剤としては、マロチラート等の数種にとどまっている。
また、肝臓疾患を予防するため、インターフェロンをはじめとする抗ウイルス剤も提供されているが、肝炎ウイルスを確実に排除することはできないため、十分に肝臓疾患を予防することができないという問題がある。
更に、安静療法、輸液療法、ステロイド剤、免疫賦活剤等による薬物療法も提供されているが、これらの療法によっても、肝臓疾患を有効に予防することは困難であり、抗ウイルス剤、ステロイド剤、免疫賦活剤等による薬物療法では却って、重篤な副作用を併発してしまうというおそれがある。
【0004】
一方、従来より、植物又はその抽出物を利用した療法も行われている。肝臓疾患の予防治療効果を有する植物としては、ショウガ科ウコン属(Curcuma属)植物が、古くから使用されている。また、近年、ウコン属植物の肝臓疾患予防治療効果については世界的に研究が進められており、肝臓疾患に対する予防治療効果を発揮する有効成分として、クルクミン等を代表とするクルクミノイドについて報告されている(例えば、特許文献1及び非特許文献1〜4参照)。
【0005】
しかしながら、現在までのところ、前記クルクミノイド以外に、肝臓疾患、特に慢性化した肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に好適に使用可能な安全性の高い肝臓疾患予防治療剤は、未だ提供されていないのが現状である。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−262659号公報
【非特許文献1】
Fd Chem.Toxi.Vol.32,No.3,279,1994
【非特許文献2】
Indian J. Pharm.Sci.54(6),213,1992
【非特許文献3】
Plantamedica,Vol.49,185,1983
【非特許文献4】
Toxicology,107,39,1996
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、急性及び慢性のウイルス性肝炎、急性及び慢性の薬剤性肝炎、並びに劇症肝炎から選択される少なくともいずれかの肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に好適に使用可能な肝臓疾患予防治療剤、並びに該肝臓疾患予防治療剤を含有する肝臓疾患予防治療用飲食物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する手段】
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。即ち、ショウガ科ウコン属植物由来のビサボラン型セスキテルペン類を経口摂取することにより、顕著な肝臓機能の低下抑制効果、及び改善効果が発揮され、急性及び慢性のウイルス性肝炎、急性及び慢性の薬剤性肝炎、並びに劇症肝炎から選択される少なくともいずれかの肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に好適であるという知見である。
【0009】
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。
<1> ビサボラン型セスキテルペン類を含有することを特徴とする肝臓疾患予防治療剤である。
<2> ビサボラン型セスキテルペン類が、ar−ターメロン、α−ターメロン、β−ターメロン、クルロン及びこれらの混合物から選択される少なくとも1種である前記<1>に記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<3> ビサボラン型セスキテルペン類が、ar−ターメロンとα−ターメロンとβ−ターメロンとの混合物であり、これらの混合質量比(ar−ターメロン:α−ターメロン:β−ターメロン)が、1:0.1〜10:0.1〜10である前記<1>から<2>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<4> ビサボラン型セスキテルペン類が、ショウガ科植物に由来する前記<1>から<3>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<5> ショウガ科植物が、ショウガ、ウコン、春ウコン、ガジュツ、クスリウコン、ムラサキガジュツ、オオウコン、マンゴーガジュツ、マンゴージンジャー、ポンツクショウガ、オオヤマショウガ、ニガショウガ、ナンキョウ、リョウキョウ及びバンウコンから選択される少なくとも1種である前記<4>に記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<6> ビサボラン型セスキテルペン類が、ショウガ科ウコン属植物に由来する前記<4>から<5>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<7> クルクミンを含有する前記<1>から<6>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<8> クルクミンがショウガ科ウコン属植物に由来する前記<7>に記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<9> ビサボラン型セスキテルペン類と、クルクミンとの混合質量比(ビサボラン型セスキテルペン類:クルクミン)が、10:1〜10:100である前記<7>から<8>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<10> 更にツェインを含有する前記<1>から<9>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<11> 肝臓疾患が、急性及び慢性のウイルス性肝炎、急性及び慢性の薬剤性肝炎、並びに劇症肝炎から選択される少なくともいずれかである前記<1>から<10>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤である。
<12> 前記<1>から<11>のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤を含有することを特徴とする肝臓疾患予防治療用飲食物である。
【0010】
ここで、前記ビサボラン型セスキテルペン類の生理作用、及び薬理作用については、抗菌作用などについて知られている(例えば、特開2002−145793号公報参照)。しかし、このビサボラン型セスキテルペンが、優れた肝臓疾患の治療予防効果を有することについては全く知られておらず、このことは本発明者の新知見である。
また、前記ビサボラン型セスキテルペンは、高粘度の油状を呈し、そのままでは取り扱いにくいものであり、例えば、クルクミノイドの製造中に支障を来すため、クルクミノイドの製造工程において不要成分として除去され、廃棄されていた。本発明によれば、かかるビサボラン型セスキテルペン類の有効利用を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(肝臓疾患予防治療剤)
本発明の肝臓疾患予防治療剤は、ビサボラン型セスキテルペン類を含有し、更に必要に応じて、クルクミン、ツェイン、その他の成分を含有してなる。
【0012】
−ビサボラン型セスキテルペン類−
前記ビサボラン型セスキテルペン類は、テルペンに属する化合物のうち、炭素数が15である化合物及びその誘導体であり、下記構造式(1)で示す基本炭化水素骨格構造を有する。
【0013】
【化1】
Figure 2004331539
【0014】
前記ビサボラン型セスキテルペン類としては、肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療効果を有するものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、α−ビサボレン、β−ビサボレン、γ−ビサボレン、α−クルクメン、β−クルクメン、ジンギベレン、β−セスキフェランドレン、α−ターメロン、β−ターメロン、ar−ターメロン、クルロン、β−アトラントン、キサントリゾール、などが挙げられ、これらの中でも、肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療効果が高い点からar−ターメロン、α−ターメロン、β−ターメロン、クルロンが特に好適である。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上併用してもよい。
なお、前記ビサボラン型セスキテルペン類が、ar−ターメロンとα−ターメロンとβ−ターメロンとの混合物である場合、これらの混合質量比(ar−ターメロン:α−ターメロン:β−ターメロン)は、1:0.1〜10:0.1〜10が好ましく、1:0.5〜5:0.5〜5がより好ましい。
【0015】
前記ビサボラン型セスキテルペン類は、特に制限はなく、適宜合成したものであってもよいし、天然植物から抽出したものであってもよく、また、市販品であってもよいが、天然植物からの抽出物が安全性及び価格面から好適である。
【0016】
前記天然植物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ショウガ科植物が好適である。
前記ショウガ科植物としては、例えば、ウコン、春ウコン、クスリウコン、バンウコン、オオウコン、カジュツ、ムラサキガジュツ、マンゴーガジュツ等のウコン属植物;ショウガ、マンゴージンジャー、ポンツクショウガ、オオヤマショウガ、ニガショウガ、ナンキョウ、リョウキョウ、などが挙げられる。これらの中でも、ビサボラン型セスキテルペン類を多く含有する点でショウガ科ウコン属植物が特に好ましい。
【0017】
前記抽出材料としてのショウガ科ウコン属植物は、根茎、塊根、及び根を含む地下部が、前記ビサボラン型セスキテルペン類を多く含有している点で好ましい。なお、前記抽出材料は、生のものであってもよいし、乾燥したものであってもよいが、取り扱いの簡便さの点で、乾燥したものが好ましい。
【0018】
前記ショウガ科植物からビサボラン型セスキテルペン類を得る方法としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができるが、例えば、水蒸気蒸留法、圧搾法、溶剤抽出法、などが挙げられ、これらの中でも、溶剤抽出法が好ましい。該溶剤抽出法から得られた抽出物から常法によりビサボラン型セスキテルペン類を精製して単離することができる。
【0019】
前記溶剤抽出方法としては、例えば、公知の抽出装置を用いてショウガ科ウコン属植物と、抽出溶媒との質量比が1:5〜1:15になるように混合し、常温乃至100℃程度の加熱条件下において、緩やかに攪拌しながら可溶性成分を溶出させ抽出液を採取し、該抽出液を濾過又は遠心分離することにより、溶媒を留去し、タール状、ペースト状、又は半固形状の抽出物が得られる。
【0020】
前記抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、水、メタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等のアルコール類;含水アルコール、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセトン、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上併用して使用してもよい。
【0021】
前記ビサボラン型セスキテルペン類の抽出物からの精製手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、順相シリカゲルクロマトグラフィー及び逆相クロマトグラフィーにより処理した後、結晶化させる方法、合成吸着体によるカラムクロマトグラフィー、液−液向流抽出、高速液体クロマトグラフィー、など任意の有機化合物の精製手段を採用して行うことができる。
なお、前記ショウガ科植物から抽出されるビサボラン型セスキテルペン類は、高純度で精製される必要はなく、抽出液、濃縮液、タール状、ペースト状、又は半固形状等の抽出状態で精製されたものであってもよく、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂、液−液交流分配、などの方法により、部分的に精製されたものであってもよい。
【0022】
ここで、本発明のビサボラン型セスキテルペン類としてのar−ターメロン、α−ターメロン、β−ターメロン、及びクルロンを製造する方法の一例について具体的に説明する。
例えば、乾燥したウコンの根及び茎の粗砕物をヘキサンとエタノールとの混合溶媒に投入し、加熱還流下で抽出する。得られた抽出液を減圧下で濃縮し、溶媒を完全に除去してペースト状のウコン抽出物を得る。
次に、得られたウコン抽出物を、メタノールに溶解し、該溶液にシリカゲルを加え、均一に混合し、メタノールを留去した。該溶媒を留去したものを、前記シリカゲルとは異なるシリカゲルカラムに付し、10容量%酢酸エチル含有ヘキサン、及び10容量%クロロホルム含有メタノールを、この順で溶出させて、各溶出物を得た。
得られた10容量%酢酸エチル含有ヘキサン溶出物を濃縮し、セスキテルペン画分を得た。得られたセスキテルペン画分を、逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、65容量%アセトニトリル水溶液により画分したのちに、ar−ターメロンを含む画分を分取した。該ar−ターメロンを含む画分を、減圧下において溶媒を留去して、ar−ターメロンを精製した。
また、α−ターメロンを含む画分、β−ターメロンを含む画分、クルロンを含む画分から同様にしてα−ターメロン、β−ターメロン、クルロンを精製した。なお、前記シリカゲルクロマトグラフィーに代えて、高速液体クロマトグラフィー等を使用することもできる。
【0023】
−クルクミン−
前記クルクミンは、下記構造式(2)で表される橙黄色結晶のジケトン類であり、該クルクミンには各種誘導体が存在する。
【0024】
【化2】
Figure 2004331539
【0025】
前記クルクミンは、適宜合成したものであってもよいし、天然植物から抽出したものであってもよく、また、市販品であってもよいが、天然植物からの抽出物が安全性及び価格面から好適である。
【0026】
前記天然植物としては、前記クルクミンを抽出できる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ショウガ科植物等が挙げられる。前記ショウガ科植物としては、前記ビサボラン型セスキテルペン類と同様のものが挙げられ、これらの中でも、ショウガ科ウコン属植物が、肝臓疾患の予防、又は治療に有効なビサボラン型セスキテルペン類と共に抽出できる点で好ましい。
【0027】
前記肝臓疾患予防治療剤における、ビサボラン型セスキテルペン類と、クルクミンとの混合質量比(ビサボラン型セスキテルペン類:クルクミン)は、10:1〜10:100が好ましく、10:4〜10:40がより好ましく、10:4〜10:20が更に好ましい。
前記ビサボラン型セスキテルペン類とクルクミンとの混合質量比が、10:1未満であると、クルクミンとの相乗効果が得られないことがあり、10:100を超えると、クルクミン単独の場合の効果と大差がなくなってしまうことになる。
なお、ビサボラン型セスキテルペン類とクルクミンとの混合物は、別々に添加混合してもよく、ショウガ科ウコン属植物の抽出物中に含有された状態であってもよい。
【0028】
−その他の成分−
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ツェイン、などが挙げられる。
前記ツェインは、トウモロコシの実の中に含まれているタンパク質の1種であって、α−ツェインのほかβ体及びγ体が知られているが、工業的に分離されて利用されているのはα体だけである。
前記ビサボラン型セスキテルペン類に前記ツェインを添加すると扱いやすい非粘結性の固体となる(例えば、特開平9−111282号公報参照)。
この場合、前記ビサボラン型セスキテルペン類とツェインとの混合質量比(ビサボラン型セスキテルペン類:ツェイン)は、10:5〜10:30が好ましい。
【0029】
前記肝臓疾患予防治療剤の剤形としては、例えば、固形剤、液剤等が挙げられる。
前記固形剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、コーティング法により腸溶性コーティング剤、などが挙げられる。
前記液剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、前記ビサボラン型セスキテルペン類を、乳化剤を用いて水に溶解、及び分散させたもの、前記ビサボラン型セスキテルペン類を、エチルアルコール等の可溶性溶媒に溶解させたのちに、水に溶解させたもの、などが挙げられる。
【0030】
本発明の肝臓疾患予防治療剤の使用方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、医薬品、医薬部外品、食品、飲料、などとして使用することができ、特に飲食物に含有させて後述する本発明の肝臓疾患予防治療用飲食物として好適に使用することができる。
【0031】
本発明の肝臓疾患予防治療剤が有効に予防、又は治療することができる肝臓疾患としては、例えば、急性ウイルス性肝炎、慢性ウイルス性肝炎、急性薬剤性肝炎、慢性薬剤性肝炎、劇症肝炎、などが挙げられる。
【0032】
(肝臓疾患予防治療用飲食物)
本発明の肝臓疾患予防治療用飲食物は、本発明の前記肝臓疾患予防治療剤を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
【0033】
前記飲食物とは、人の健康に危害を加える恐れが少なく、通常の社会生活において、経口又は消化管投与により摂取されるものをいい、行政区分上の食品、医薬品、医薬部外品、などの区分に制限されるものではなく、例えば、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品、医薬品などを幅広く含むものを意味する。
【0034】
前記飲食物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類;カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシ等の水産物;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品;種々の形態の健康・栄養補助食品;錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ等の医薬品、医薬部外品などが挙げられる。なお、前記飲食物は上記例示に限定されるものではない。
【0035】
前記その他の成分としては、前記飲食物を製造するに当り通常用いられる補助的原料又は添加物、などが挙げられる。
前記原料又は添加物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤、などが挙げられる。
【0036】
本発明の肝臓疾患予防治療用飲食物は、日常的に経口摂取することが可能であり、有効成分である前記ビサボラン型セスキテルペン類(更には、クルクミンとの相乗効果)の働きによって肝臓疾患の進行を効果的に抑制し得、これにより、肝臓疾患を予防、又は治療することができる。
【0037】
前記肝臓疾患予防治療用飲食物における本発明の前記肝臓疾患予防治療剤の添加量は、対象となる飲食物の種類に応じて異なり一概には規定することができないが、飲食物本来の味を損なわない範囲で添加すれば良く、各種対象飲食物に対し、通常0.01〜50質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましい。また、顆粒、錠剤又はカプセル形態の飲食物の場合には、通常0.1〜100質量%が好ましく、5〜100質量%がより好ましい。
【0038】
また、本発明の前記肝臓疾患予防治療剤を含有する飲食物の有効成分となるビサボラン型セスキテルペン類の体内への投与量としては、摂取者の年齢、疾病の種類、疾病の程度によって変動するが、例えば、一般成人が摂取するときには、1日当たり0.5〜500mgが好ましく、10〜100mgがより好ましい。なお、前記摂取は、1〜3回に分けて行ってもよい。
【0039】
【実施例】
以下、製造例、実施例及び比較例を示し、本発明について更に具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に何ら制限されるものではない。
【0040】
(製造例1)
−ウコン由来のビサボラン型セスキテルペンの調製−
乾燥したウコンの根及び茎の粗砕物500gをヘキサンとエタノールとの混合溶媒(ヘキサン:エタノール=3:1(容量比))5Lに投入し、加熱還流下で2時間抽出した。
得られた抽出液を減圧下で濃縮し、溶媒を完全に除去してペースト状のウコン抽出物47gを得た。
次に、得られたウコン抽出物30gを、メタノールに溶解し、該溶液にシリカゲル120mLを加え、均一に混合し、メタノールを留去した。該溶媒を留去したものを、前記シリカゲルとは異なるシリカゲルカラム1000mLに付し、10容量%酢酸エチル含有ヘキサン1.2L、及び10容量%クロロホルム含有メタノール1.2Lを、この順で溶出させて、各溶出物を得た。
得られた10容量%酢酸エチル含有ヘキサン溶出物を濃縮し、セスキテルペン画分13.5gを得た。
得られたセスキテルペン画分3.0gを、逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、65容量%アセトニトリル水溶液により画分したのちに、ar−ターメロンを含む画分を分取した。該ar−ターメロンを含む画分を、減圧下において溶媒を留去し、0.9gのar−ターメロンを得た。
また、α−ターメロンを含む画分、β−ターメロンを含む画分から同様にしてα−ターメロン、β−ターメロンを精製した。
【0041】
(製造例2)
−ウコン抽出物の調製−
乾燥したウコンの根及び茎の粗砕物500gを90容量%含水エタノール5Lに投入し、加熱還流下で2時間抽出した。
得られた抽出液を減圧下で濃縮し、溶媒を完全に除去してペースト状のウコン抽出物75gを得た。
得られたウコン抽出物は、ビサボラン型セスキテルペン(例えば、ar−ターメロン、α−ターメロン、及びβ−ターメロンを含有)25質量%、及びクルクミン15質量%を含有している。
【0042】
(実施例1)
−ガラクトサミン誘発試験−
製造例1のウコン由来のビサボラン型セスキテルペン及び製造例2のウコン抽出物を用いて、下記方法によりガラクトサミン誘発試験を行った。
【0043】
なお、下記実施例で用いている略語は次の通りの意味である。
GOT:glutamic oxaloacetic transaminase(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
GPT:glutamic pyruvic transaminase(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)
LDH:lactate dehydrogenase(乳酸デヒドロゲナーゼ)
【0044】
−試験動物−
日本エスエルシー株式会社より4週齢(体重50〜55g)で購入したWistar系雄ラットを一群6匹として、下記ガラクトサミン誘発試験に供した。
【0045】
−ガラクトサミン誘発試験方法−
製造例1のar−ターメロンと、α−ターメロン及びβ−ターメロンとを、混合質量比(ar−ターメロン:α−ターメロン+β−ターメロン)が30:70となるように混合したウコン由来のビサボラン型セスキテルペンを、基本食全体に対して0.1質量%添加した飼料を、前記試験動物の一群に自由摂取させて、飼育した。飼育開始7日目に、体重1kgあたり40mgのガラクトサミン水溶液を、前記試験動物に腹腔内投与し、肝障害を惹起させた。該ガラクトサミン水溶液投与後の試験動物は、引き続き、前記ウコン由来のビサボラン型セスキテルペン含有飼料を自由摂取させて、飼育を継続した。
ガラクトサミンを投与した後、22時間後にネンブタール麻酔下、心臓からの採血を行った。採取した血液を、遠心分離機を用いて2000×Gで、20分間遠心分離し、得られた血漿について、下記測定方法に基づき、GOT、GPT、及びLDHの活性測定を行った。結果を表1に示す。
なお、実験結果は平均値±標準誤差で表示した。各群間の有意差(P<0.05)は、一元配置分散分析(ANOVA)を行った後、Duncanの多重比較検定を用いて検定した。また、等分散でない場合はMann−Whitney検定を用いて検定した。
【0046】
<血漿GOT活性の測定>
測定サンプルとして前述の方法で得た血漿2〜10μLを用い、GOT−UVテストワコー(和光純薬工業株式会社製)を使用してUV−rate法で血漿GOT活性を測定した。測定は340nmでの吸光度変化を経時的に測定することによって行った。
吸光度変化の傾きが直線にならない場合は、サンプルの添加量を吸光度変化の傾きが直線になるまで減らしてから同様に測定し、その添加量に基づいて、それぞれのサンプルのGOT活性値を算出した。なお、GOT活性は国際単位(I.U.)で表した。
<血漿GPT活性の測定>
GPT−UVテストワコー(UV−rate法、和光純薬工業株式会社製)を用いて血漿GOT活性の場合と同様に測定し、GPT活性値を求めた。なお、GPT活性は国際単位(I.U.)で表した。
<血漿LDH活性測定>
LDH−UVテストワコー(UV−rate法、和光純薬工業株式会社製)を用いて血漿GOT活性の場合と同様に測定し、LDH活性値を求めた。なお、LDH活性は国際単位(I.U.)で表した。
【0047】
(実施例2)
実施例1において、ウコン由来のビサボラン型セスキテルペン類を、製造例2のウコン抽出物(ビサボラン型セスキテルペン類25質量%、及びクルクミン15質量%を含有)に代えた以外は、実施例1と同様にしてガラクトサミン誘発試験を行った。得られた血漿についてGOT、GPT、及びLDH活性を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
【0048】
(比較例1)
実施例1において、ウコン由来のビサボラン型セスキテルペン類を含まない基本食に代えた以外は、実施例1と同様にしてガラクトサミン誘発試験を行った。得られた血漿について、GOT、GPT、及びLDH活性を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
【0049】
(比較例2)
対照群として、ガラクトサミン水溶液を投与しない試験動物群について、GOT、GPT、及びLDH活性を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
Figure 2004331539
表中の方文字a〜bは、危険率<0.05で各群間に有意差が確認されたことを示す。
表1の結果から、ビサボラン型セスキテルペン類添加食物、及びウコン抽出物添加食物を、摂取することにより、肝障害の進行が著しく抑制され、肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に有効であることが判る。
【0051】
(実施例3) 錠剤
下記の配合の錠剤を通常の打錠機により製造した。
実施例1のウコン由来のビサボラン型セスキテルペン 20質量部
ツェイン 72質量部
粉糖 80質量部
グリセリン脂肪酸エステル 8質量部
原料の混合と打錠は容易で、呈味が良好であり、優れた肝臓疾患の予防効果、
及び肝臓疾患の治療効果を有する錠剤が得られた。
【0052】
(実施例4) 錠剤
下記の配合の錠剤を通常の打錠機により製造した。
製造例2のウコン抽出物 20質量部
デキストリン 212質量部
結晶セルロース 60質量部
グリセリン脂肪酸エステル 8質量部
原料の混合と打錠は容易で、呈味が良好であり、優れた肝臓疾患の予防効果、及び肝臓疾患の治療効果を有する錠剤が得られた。
【0053】
(実施例5) カプセル剤
常法により、以下の組成を有するカプセル剤を製造した。なお、カプセルとしては1号ハードゼラチンカプセルを使用した。
<1カプセル(1錠200mg)中の組成>
実施例1のウコン由来のビサボラン型セスキテルペン 5mg
コーンスターチ 60.0mg
乳糖 100.0mg
乳酸カルシウム 10.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L) 10.0mg
【0054】
(実施例6) インスタントティー顆粒
下記の配合のインスタントティー顆粒を流動層造粒機により製造した。
実施例1のウコン由来のビサボラン型セスキテルペン 20質量部
オリゴ糖 40質量部
クエン酸 50質量部
砂糖 50質量部
デキストリン 810質量部
原料の混合と流動層造粒機による顆粒化は容易であり、呈味の良好な優れた肝臓疾患の予防効果、及び肝臓疾患の治療効果を有するインスタントティー顆粒が得られた。
【0055】
(実施例7) クッキー
下記に示す配合処方で、クッキーを作成した(焼成温度175℃で13分)。
無塩バター 278.00g
グラニュー糖 222.00g
薄力粉 414.95g
鶏卵 65.00g
アーモンドパウダー 14.0g
ベーキングパウダー 5.0g
バニラフレーバー 1.0g
実施例1のウコン由来のビサボラン型セスキテルペン 0.05g
水 残部
合計 1000.00g
【0056】
【発明の効果】
本発明によると、急性及び慢性のウイルス性肝炎、急性及び慢性の薬剤性肝炎、並びに劇症肝炎から選択される少なくともいずれかの肝臓疾患の予防、及び肝臓疾患の治療に好適に使用可能な肝臓疾患予防治療剤、並びに該肝臓疾患予防治療剤を含有する肝臓疾患予防治療用飲食物を提供できる。

Claims (7)

  1. ビサボラン型セスキテルペン類を含有することを特徴とする肝臓疾患予防治療剤。
  2. ビサボラン型セスキテルペン類が、ar−ターメロン、α−ターメロン、β−ターメロン、クルロン及びこれらの混合物から選択される少なくとも1種である請求項1に記載の肝臓疾患予防治療剤。
  3. ビサボラン型セスキテルペン類が、ショウガ科ウコン属植物に由来する請求項1から2のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤。
  4. クルクミンを含有する請求項1から3のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤。
  5. ビサボラン型セスキテルペン類と、クルクミンとの混合質量比(ビサボラン型セスキテルペン類:クルクミン)が、10:1〜10:100である請求項4に記載の肝臓疾患予防治療剤。
  6. 肝臓疾患が、急性及び慢性のウイルス性肝炎、急性及び慢性の薬剤性肝炎、並びに劇症肝炎から選択される少なくともいずれかである請求項1から5のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の肝臓疾患予防治療剤を含有することを特徴とする肝臓疾患予防治療用飲食物。
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