JP7180839B2 - スパイス、カツオエキス及びコンブエキスを含む組成物 - Google Patents
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[1] しょうが、山椒、ナツメ、フェンネル、高麗人参、甘草、カツオエキス、及びコンブエキスを含む組成物。
[2] しょうが、山椒、ナツメ、フェンネル、高麗人参、及び甘草の抽出物を含む、[1]の組成物。
[3] 粉末状又は液状である、[1]又は[2]の組成物。
[4] 飲食品又は医薬品である、[1]~[3]のいずれかの組成物。
[5] 疲労改善のために用いられる、[1]~[4]のいずれかの組成物。
[6] さらに、テアニン、γ-アミノ酪酸、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、E、アントシアニン、カテキン、アスタキサンチン、ルテイン、クロセチン、β-クリプトキサンチン、生薬や果実又はその抽出物、カプサイシン、カプシエイト、アリシン、セサミン、有機酸又はその塩、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、セレン、クロム、ヨウ素、マンガン、モリブデン、BCAA、L-カルニチン、L-シトルリン、オルニチン、ヒスチジン、イミダゾールペプチド、卵白ペプチド、ローヤルゼリー、還元型コエンザイムQ10、D-リボース、ならびにカフェインからなる群から選択される一又は二以上を含む、[5]の組成物。
[7] 眠気改善のために用いられる、[1]~[4]のいずれかの組成物。
[8] さらに、生薬や果実又はその抽出物、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、クロシン、クロセチン、ジンゲロール、アルギニン、L-テアニン、メントール、カンフル、ボルネオール、シネオール、カルボン、カンフェン、カプサイシン、アリルイソチオシアネート、ジンゲロン、オルニチン、ヒスチジン、β-アラニルロイシン、β-アラニルイソロイシン、シトラール、ピペリン、サンショオール、アリルカラシ油、ならびにカフェインからなる群から選択される一又は二以上を含む、[7]の組成物。
しょうが:50mg~1200mg、好ましくは100mg~800mg、より好ましくは200mg~500mg。
山椒:20mg~500mg、好ましくは40mg~350mg、より好ましくは100mg~200mg。
ナツメ:20mg~500mg、好ましくは40mg~350mg、より好ましくは100mg~200mg。
フェンネル:10mg~300mg、好ましくは20mg~200mg、より好ましくは40mg~120mg。
高麗人参:10mg~300mg、好ましくは20mg~200mg、より好ましくは40mg~120mg。
甘草:5mg~100mg、好ましくは10mg~60mg、より好ましくは20mg~40mg。
カツオエキス:50mg~5000mg、好ましくは50mg~1500mg、より好ましくは100mg~1000mg、さらに好ましくは200mg~600mg。
コンブエキス:20mg~1500mg、好ましくは20mg~500mg、より好ましくは40mg~350mg、さらに好ましくは100mg~200mg。
しょうが:50mg~1200mg、好ましくは100mg~800mg、より好ましくは200mg~500mg。
山椒:20mg~500mg、好ましくは40mg~350mg、より好ましくは100mg~200mg。
ナツメ:20mg~500mg、好ましくは40mg~350mg、より好ましくは100mg~200mg。
フェンネル:10mg~300mg、好ましくは20mg~200mg、より好ましくは40mg~120mg。
高麗人参:10mg~300mg、好ましくは20mg~200mg、より好ましくは40mg~120mg。
甘草:5mg~100mg、好ましくは10mg~60mg、より好ましくは20mg~40mg。
カツオエキス:50mg~5000mg、好ましくは50mg~1500mg、より好ましくは100mg~1000mg、さらに好ましくは200mg~600mg。
コンブエキス:20mg~1500mg、好ましくは20mg~500mg、より好ましくは40mg~350mg、さらに好ましくは100mg~200mg。
(i)しょうが、山椒、ナツメ、フェンネル、高麗人参、又は甘草のいずれか1つ、例えば、しょうが、又は山椒;
(ii)山椒、ナツメ、フェンネル、高麗人参、もしくは、甘草のいずれかと、しょうがの2つ、例えば、山椒としょうが;
(iii)ナツメ、フェンネル、高麗人参、もしくは、甘草のいずれかと、山椒の2つ;
(iv)ナツメ、フェンネル、もしくは、甘草のいずれかと、高麗人参の2つ;
(v)フェンネル、もしくは、甘草のいずれかと、ナツメの2つ;
(vi)フェンネルと、甘草の2つ。
本組成物中には、各スパイス、ならびに、カツオエキス、及びコンブエキスを上記の量で含めることができ、疲労を改善するための用途に、あるいは、眠気を改善するための用途に用いることができる。
粉砕された各種スパイス(しょうが、山椒、ナツメ、フェンネル、高麗人参、及び甘草)の混合物に対して熱水を加えて、95℃にて攪拌しながら抽出を行った。抽出工程の完了後、得られた抽出液を遠心分離にかけて、水溶物と水不溶物とに分け、水溶物(上清)を回収した。得られた上清を真空条件下にて乾燥させ、各種スパイスの混合物に由来する混合抽出物を得た。得られた混合抽出物は、粉砕して粉末とし、スパイスの抽出物として以下の試験組成物の調製に用いた。
適当な大きさに切り分けた生カツオの切り身より抽出された抽出物及び粉砕されたカツオ節より抽出された抽出物を含むカツオエキス(粉末かつお純だし特選(アリアケジャパン株式会社)を、賦形剤等のその他原料と共に以下の表1の割合で混合して調製し、カツオエキス含有組成物として以下の試験組成物に用いた。
粉砕された乾燥コンブより抽出された抽出物を含むコンブエキス(昆布エキスパウダー(日研フード株式会社)を、賦形剤等のその他原料と共に以下の表2の割合で混合して調製し、コンブエキス含有組成物として以下の試験組成物の調製に用いた。
スパイスの抽出物、カツオエキス含有組成物、及びコンブエキス含有組成物とその他原料(賦形剤、砂糖、塩等)とを以下の表3に示す量にて混合して、各試験組成物を調製した。表中の各原料は、一食分(2.3g)当たりに含まれる量(g)にて示す。
さらに、カツオエキスとして、カツオ節の香料部分の抽出物であるカツオ節香料(カツオダシフレーバー(長谷川香料株式会社))を、また、コンブエキスとして、コンブの香料部分の抽出物であるコンブ香料(コンブダシフレーバー(長谷川香料株式会社))を用いた試験組成物も調製した。
1.試験方法
虚症体質の8名の試験対象者(20代~50代の男性4名、及び20代~50代の女性4名)
試験組成物(2.3g)を約90℃のお湯120mLに溶解し、午後2時に摂取した。試験組成物の摂取順はランダムとし、各試験は、1日以上あけて実施し、いずれも同じような業務内容の日に行い、同じ疲労条件になるようにした。
以下の事項は禁止した:疲労改善効果のある医薬、食品の摂取。
試験対象者に、試験開始前(摂取前)、摂取直後、摂取1時間後(午後3時)、及び摂取2時間後(午後4時)に、疲労(倦怠感)、及び眠気の項目について、アンケートを行った。
アンケートでは、各試験対象者に、疲労(倦怠感)、及び眠気についてVAS法による自己評価結果を記入させた。
VAS(Visual Analog Scale)法とは、自覚的症状の程度を数値化して評価する検査である。直線状に、考えられうる最高の状態を右端、最低を左端としてその線分上に自分の状態の程度を示してもらう方法である。主観的な評価のために臨床医学でも広く用いられており、特に同被験者間の投与前後の状態の比較などに使われる。
疲労(倦怠感)について:
各試験組成物の倦怠感に対する効果を図1に示す。
有効成分として、スパイスの抽出物、カツオエキス、及びコンブエキスの組み合わせを含む組成物(P)を摂取した場合、2時間後には他の試験組成物を摂取した時よりも高い倦怠感の改善効果が認められ、その効果は、有効成分として、スパイスの抽出物を単独で含む組成物(S)と比べても高いことが確認された(図1(B))。
各試験組成物の眠気に対する効果を図2に示す。
有効成分として、スパイスの抽出物、カツオエキス、及びコンブエキスの組み合わせを含む組成物(P)を摂取した場合、摂取直後より眠気の改善効果が認められ、2時間後には他の試験組成物を摂取した時よりも高い眠気の改善効果が認められ、特にその効果は、有効成分として、スパイスの抽出物を単独で含む組成物(S)と比べても高いことが確認された(図2(B))。
また、カツオエキス、及びコンブエキスとして香気成分を含む組成物(Q)も、スパイスの抽出物と組み合わせて用いることにより、眠気の改善効果が得られることが確認された(図2(B))。
Claims (5)
- しょうが、山椒、ナツメ、フェンネル、高麗人参、及び甘草の水もしくは熱水、又はそれとエタノールの混合物による抽出物、ならびに、カツオエキス、及びコンブエキスを含む、疲労改善又は眠気改善のために用いられる経口組成物。
- 粉末状又は液状である、請求項1に記載の組成物。
- 飲食品又は医薬品である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 疲労改善のために用いられるものであり、さらに、テアニン、γ-アミノ酪酸、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、E、アントシアニン、カテキン、アスタキサンチン、ルテイン、クロセチン、β-クリプトキサンチン、生薬や果実又はその抽出物、カプサイシン、カプシエイト、アリシン、セサミン、有機酸又はその塩、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、セレン、クロム、ヨウ素、マンガン、モリブデン、BCAA、L-カルニチン、L-シトルリン、オルニチン、ヒスチジン、イミダゾールペプチド、卵白ペプチド、ローヤルゼリー、還元型コエンザイムQ10、D-リボース、ならびにカフェインからなる群から選択される一又は二以上を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
- 眠気改善のために用いられるものであり、さらに、生薬や果実又はその抽出物、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、クロシン、クロセチン、ジンゲロール、アルギニン、L-テアニン、メントール、カンフル、ボルネオール、シネオール、カルボン、カンフェン、カプサイシン、アリルイソチオシアネート、ジンゲロン、オルニチン、ヒスチジン、β-アラニルロイシン、β-アラニルイソロイシン、シトラール、ピペリン、サンショオール、アリルカラシ油、ならびにカフェインからなる群から選択される一又は二以上を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
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'商品情報 からだ、みつめる、スパイス時間。「&Spice(アンドスパイス)」10月5日からLOHACO(ロハコ)で発売', [online], 12-10-2017 uploaded, [Retrieved on 21-06-2022], Retrieved from the internet:<URL: https://www.house-wf.co.jp/news/detail.php?id=1002000164> |
'女性にうれしい「だし」 ダイエット効果や冷え改善も', [online], 14-11-2017 uploaded, [Retrieved on 27-05-2022], Retrieved from the internet:<URL: https://style.nikkei.com/article/DGXMZO23036540S7A101C1000000/> |
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