JP2004329395A - 室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構 - Google Patents

室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構 Download PDF

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Abstract

【課題】室内の天井から懸架するタイプの室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構に関するものであり、該長さ調整機構は少しの回転操作で簡単且つ確実に吊掛棒の調整長さが固定できる調整機構を提供する。
【解決手段】中空形状小ポール13の中空形状大ポール14への緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23はテーパー面を大きなテーパーとして形成し、該テーパー雄ネジ23に螺合する雌ネジ膨縮締付体24はリング形状が割溝27により切断された形状となし、前記中空形状小ポール13の少しの回転によりテーパー雄ネジ23が雌ネジ膨縮締付体24に螺合して膨張し、前記中空形状大ポール12の内周面に圧着接続される室内用物干し等に於ける吊掛棒5の長さ調整機構を供する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
本発明は室内の天井等から懸架するタイプの室内用物干し具等に用いられる吊掛棒の長さ調整機構に関するものである。
【0002】
室内用物干し具等は天井部に吊掛棒の支持具を予め固着しておき、該支持具に着脱自在な吊掛棒を懸架し、該吊掛棒を介して物干し竿や、ドライハンガーなどが吊り下げられて使用される物である。
【0003】
従って必要時には簡単且つ容易に天井の支持具に取り付け可能で、使用後は支持具より懸架される吊掛棒並びに物干し具を速やかに片づけることが出来、特に吊掛棒は小さく折り畳んで片づけられる物が要望されている。
【0004】
また、該吊掛棒は長さを調整出来、物干し具等を使用する人の身長や干し物等の種類等に応じて、物干し竿等の高さを調整するために伸縮自在で長さが調整出来ることが望まれ、希望長さに利用者が設定し、該長さで簡単且つ確実に固定して利用されるものが必要である。而して本発明は、室内用物干し等に於ける吊掛棒の新規な構成を提供するものである。
【0005】
【従来の技術】
室内の天井に支持具を固着し、該支持具に吊掛具を着脱自在に係合、懸架することにより物干し具や観葉植物や絵画等を吊り下げて使用する吊掛装置が種々提案されており、天井に設置される支持具や支持具と吊掛棒との着脱機構は色々な発明が提案されている。
【0006】
しかしながら、前記支持具に懸架される物干し竿やドライハンガーを装架する吊掛棒に関しては、単なる棒材の認識で、天井に設置される支持具に対して着脱可能な係止具を先端に有し、他端は物干し竿やドライハンガーを係着するリング等を有しているだけのものが多かった。
【0007】
室内に設置される物干し具等は、たとえば物干し具についていえば、にわか雨や入梅時等に臨時の洗濯物干場を提供する意味合いが大きく、子供からお年寄りまで、必要時には簡単且つ容易に設置可能で、使用後は、出来るだけ目立たなく片づけることができる室内用物干し具が要望されており、前記要望を満足させるためには、天井部に設置された支持具に対して、物干し位置の高さを決めるために、長さの調整が出来、該長さを簡単且つ容易に固定出来る吊掛棒が必要である。
【0008】
而して、棒状材の長さを伸縮調整し、任意位置において調整した長さを維持して該調整部位を固定したり、該固定を解除する機構として、従来より、図10に示すような機構が知られている。
【0009】
図10に示す従来例は、中空大径棒50と中空小径棒51からなり、中空大径棒50の内径部52に前記中空小径棒51が緩挿接続されており、該中空大径棒50と中空小径棒51からなる長さ可変棒53は、中空大径棒50の内径部52内を中空小径棒51が摺動して出入りすることにより、長さ可変棒53の全体の長さを任意に設定できる。
【0010】
前記長さ可変棒53の中空小径棒51の中空大径棒50への緩挿接続側には、ロック機構54の支持部55が、中空小径棒51の先端部に嵌合固着されている。
【0011】
前記中空小径棒51に固着されたロック機構54の突出先端部56には、雄ネジ57が設けて有り、該雄ネジ57先端部にはストッパー58が設けられている。
【0012】
而して前記支持部55とストッパー58間の雄ネジ57には、摺動子59の雌ネジ部60が螺合されている。
【0013】
前記摺動子59は割溝61を有したリング形状体で、図10に示すように中空大径棒50より中空小径棒51を引き出し、図10の状態で、中空大径棒50を固定し、中空小径棒51を回転させると、突出先端部56の雄ネジ57が摺動子59の雌ネジ部60に螺合推進するため、摺動子59の割溝61が拡がり、該摺動子59の外径部62が、中空大径棒50の内径部52に当接して摩擦抵抗が増大して、中空大径棒50と中空小径棒51の関係が固定される。
【0014】
また前記操作と逆操作をすれば、摺動子59は中空大径棒50の内径部52から離れるので、中空大径棒50内に中空小径棒51を収納したり、該中空小径棒51の出入りにより、長さ可変棒53を得ていた。
【0015】
斯くして、上述した図10の例は、二本の棒状体の端部と端部を直線的につなぐ形で接続固定、または解除する機械的要素の従来例であり、該従来例を本発明の室内用物干し竿等の吊掛棒に利用しょうとすると種々の問題点が発生する。
【0016】
即ち、従来例における中空大径棒50と中空小径棒51の固定機構はスクリュウビス形状の雄ネジ57の螺合により摺動子59を押し拡げ、中空大径棒50の内径部52に当接することで、前記中空大径棒50と中空小径棒51の固定を行っているため、摺動子59を押し拡げるために中空小径棒51の回転距離が大きく、何回も中空小径棒51を回転させなくては成らない。
【0017】
またこの操作は、手で中空大径棒50を固定しながら、片方の手で中空小径棒51を回転させる操作になるので、該操作時に互いの中空棒が振れる事があり、摺動子59の内径部52への当接が確実に行えずに緩むことがあった。
【0018】
更に上述の従来機構にあっては、中空大径棒50と中空小径棒51が延びきって、図10の状態にて該中空大径棒50と中空大径棒51を固定しょうとすると、中空大径棒50と中空小径棒51は、互いに摺動出来るように緩挿された状態で、ガタツキが大きく、特に室内用物干しの吊掛棒のように伸長して下端部を持ち、天井に設けられた支持具に該吊掛棒の上部先端を嵌着操作するような棒状体に使用するには大変不向きであった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、本発明の吊掛棒は、該吊掛棒の伸縮にて長さを調整出来、物干し具等を使用する人の身長や干し物の種類等に応じて、希望長さを利用者が設定し、該長さで簡単且つ確実に長さを固定して利用できるもので、該固定及び解除操作は吊掛棒の少ない回転で強固な固定が行え、また前記操作の少ない回転で固定が解除出来て、吊掛棒の長さの調整や縮小して片づけることの出来る室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供することを目的としている。
【0020】
また、本発明は、二本の棒状体の接続、固定部がガタツキがなく、該二本の棒状体が確実に任意位置で固定出来る室内物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の吊掛棒に於いては、該吊掛棒の先端部に天井にビス等にて固着された支持具に着脱出来る係止具を設け、他端には物干し竿やドライハンガーを係着するリング等を設ける。
【0022】
前記吊掛棒の伸縮固定機構は、中空形状の大ポール内径面に緩挿接続される中空形状の小ポールを設け、該中空形状大ポールと中空形状小ポールは互いに摺動して収納したり出し入れすることで全体の長さを可変可能となし、該中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に伸縮ロックを固着し、該伸縮ロック部材はテーパー雄ネジと該テーパー雄ネジに螺合された雌ネジ膨縮締付体からなり、該伸縮ロック部材は前記中空形状小ポールを任意位置で回転させテーパー雄ネジを雌ネジ膨縮締付体に螺合することにより該雌ネジ膨縮締付体が膨張して前記中空形状大ポール内周面を圧着接続して中空形状大ポールと中空形状小ポールの接続による全体長さを任意に選定して固定出来るように構成した。
【0023】
また、前記の逆操作により中空形状大ポールと中空形状小ポールの固定を解除して中空形状大ポール内に中空形状小ポールを収納したり出し入れすることで全体長さを伸縮可能にした室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構である。
【0024】
従って、前記吊掛棒は伸縮自在な構成として長さ調整が出来、長さを調整することで物干し竿等の高さを可変とする他、天井に取り付けられた高い位置にある支持具の嵌合部に、子供や車椅子利用者のように低い位置からであっても、吊掛棒の長さを調整し、該長さを固定することにより、該吊掛棒の先端部を支持具の嵌合部に容易に嵌合することが出来る。
【0025】
また、本発明の吊掛棒の長さ固定機構は、中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材のテーパー雄ネジはテーパー面を大きなテーパーとして形成し、該テーパー雄ネジに螺合する雌ネジ膨縮締付体はリング形状が割溝により切断された形状となし、前記中空形状小ポールの少しの回転によりテーパー雄ネジが雌ネジ膨縮締付体に螺合して膨張し前記中空形状大ポールの内周面に圧着接続されるよう構成することにより、前記中空形状小ポールの少ない回転で前記中空形状大ポールと中空形状小ポールから成る吊掛棒の長さ固定を簡単且つ確実に行える室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供する。
【0026】
更に、本発明にあっては、中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材のテーパー雄ネジ先端部には中空形状大ポールの内径に嵌合するガイド片が設けてあり、該ガイド片は中空形状大ポール内径面に対して摺動及び回転可能に挿嵌されていて前記中空形状大ポールと中空形状小ポール間のガタツキを防止して、円滑な操作の出来る室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態及び実施例】
本発明の実施の形態を図1及び図2に基づき、該使用の態様例から説明する。図1は本発明の使用の一形態を示す説明図であり、1は天井スラブ、2はスラブ下に懸装された木軸等から成る天井下地材、3は天井下地材に装着された天井、4,4’は嵌合部を有する支持具、5,5’は支持具に着脱自在に懸装される本発明の伸縮自在の吊掛棒、該吊掛棒5,5’の下端部にはリング6,6’を介して物干し竿7が保持されている。尚、8は床を示しており、9,9’は天井下地材2内に構成される補強用裏打ち材を示しており、前記支持具4,4’は天井3を介して天井下地2内の補強裏打ち材9,9’にそれぞれビス、或いは接着等(図示せず)により固着されている。
【0028】
斯くして、本使用例に於いては、天井3に固着された一対の支持具4,4’に、それぞれ本発明の吊掛棒5,5’が着脱自在に懸装されているので、前記吊掛棒5,5’と物干し竿7は不必要時には、支持具4,4’からそれぞれ取り外し片づけることが出来、この場合天井3には、支持具4,4’が残るのみで室内空間は本来の使用目的に沿った快適感が維持出来る。
【0029】
図2は図1と同様に本発明の使用の多の例を示す説明図であり、同一符号は同一構成要を示す。図2に於いて、本発明の吊掛棒5の嵌合部を有した支持具4は天井3を介して天井下地2内に構成される補強用裏打ち材9にビス、接着等(図示せず)により固着されており、該支持具4には伸縮自在の吊掛棒5が着脱自在に懸装されており、該吊掛棒5を介して洗濯バサミ10,10,10・・・が複数個並設されている所謂ドライハンガー11を懸装している。
【0030】
図2の使用例は以上説明の通り、使用する物干しの形態が、図1の物干し竿7の例が必ず一対の支持具4,4’及び吊掛棒5、5’を必要とするのに対して、ドライハンガー11を使用するものであるから支持具4及び吊掛棒5は一個でも、また複数個でも良い。
【0031】
図1及び図2にて説明した本発明の吊掛棒5の嵌合部を有する支持具4,4’の取り付け位置、即ち天井下地材2内に構成される補強用裏打ち材9,9’は、予め計画された位置に十分耐重量を考慮して設けられ、施工者が支持具4,4’まで取り付けてしまうことや、前記補強用裏打ち材9,9’を大きな部材として予め製作しておき、該補強用裏打ち材9,9’の範囲を施工者が明示しておき、後日、居住者が表示範囲内にて、必要に応じ任意に室内用物干し具を一対でも、また、それ以上でも(物干し竿の場合)、又一個でも複数個でも(ドライハンガーの場合)設置出来るのみならず、居住者が、耐重量を考慮して室内の任意の場所にビスや接着等にて簡単に取り付けられることは、言うまでもない。
【0032】
而して、本発明は、図1及び図2にて説明した使用例にて実施され非常に有効な室内用物干しに於ける吊掛棒の長さ調整機構に関するもので、以下図3乃至図9にて本発明の吊掛具の機構を説明する。
【0033】
図3乃至図9の実施例において、図3は本発明の吊掛棒5の全体形状を示す外観図、図4は前記吊掛棒5の主要部形状を示す断面図、図5伸縮ロック部材の外観形状を示す部品図、図6雌ネジ膨縮締付体の外観形状を示す部品図、図7は、図6の断面図、図8は前記テーパ雄ネジと雌ネジ膨縮締付体を組み立てた状態を示す一部断面図、図9は上記テーパー雄ネジと雌ネジ膨縮締付体を中空形状大ポールと中空形状小ポールの緩装接続部に組み込んだ状態を示す要部断面説明図である。
【0034】
図3において、本発明の吊掛棒5は中空形状大ポール12と中空形状小ポール13からなり、中空形状大ポール12の内径孔(図示せず)に中空形状小ポール12が緩挿接続されていて、該吊掛棒5は前記中空形状大ポール12の内径孔に中空形状小ポール13が摺動して出入りすることにより、吊掛棒5の全体の長さを任意に設定出来る。
【0035】
14は前記中空大ポール12の先端部に固定されたジョイントキャップであり、該ジョイントキャップ14は滑り止め切欠部15を有し、中空形状大ポール12の先端部を幾分太めに付加して形成され、長さ調整固定操作時に持ちやすい固定側支持部を構成している。
【0036】
前記中空小ポール13の他端には物干し竿やドライハンガーを懸装するためのリング16がカシメピン17等にて固着されており、また、前記中空形状大ポール12の端部には図1及び図2にて説明した天井に設置される支持具4に着脱自在に嵌着可能な係止部材18がカシメピン19等で固着されている。尚、20は吊掛棒5の長さ調整用マークであり、該マーク20は物干し竿掛けとして2本の吊掛棒5を使用するときに便利である。
【0037】
図4は、前記吊掛棒5の主要部形状を示す断面図であり、中空形状小ポール13の中空形状大ポール12緩挿接続側には、伸縮ロック部材21の支持部22が中空形状小ポール12先端部に嵌合固着する形で設けられている。
【0038】
前記中空形状小ポール13に固着された伸縮ロック部材21の突出先端部は、テーパー雄ネジ23と該テーパー雄ネジ23に螺合された雌ネジ膨縮締付体24からなり、前記中空形状小ポール13の中空形状大ポール12緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23基部及び先端部には中空形状大ポール12の内径に嵌合するガイド片25、26が設けてあり、該ガイド片25、26は前記テーパー雄ネジ23と雌ネジ膨縮締付体24を挟んで両側に設けられ中空形状大ポール12内径面に対して摺動及び回転可能に挿嵌されていて、前記中空形状大ポール12と中空形状小ポール13間のガタツキを防止している。
【0039】
斯くして、前記伸縮ロック部材21のガイド片25、26間に設けられたテーパー雄ネジ23と雌ネジ膨縮締付体24は、前記中空形状小ポール13を任意位置で回転させテーパー雄ネジ23を雌ネジ膨縮締付体24に螺合することにより、該雌ネジ膨縮締付体24が膨張して前記中空形状大ポール12の内周面を圧着接続して中空形状大ポール12と中空ポール小ポール13の接続による全体長さを任意に選定して固定出来るように構成している。
【0040】
図5は伸縮ロック部材21の外観形状を示す部品図で、22は支持部、23はテーパー雄ネジ、25、26はガイド片をそれぞれ示している。
【0041】
図6及び図7は、前記伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23に螺合する雌ネジ膨縮締付体24の形状例を示すもので、図6は、外観図、図7は図6の断面図である。前記雌ネジ膨縮締付体24の形状は、該膨縮締付体24が膨縮可能にリング形状が割溝27により切断された形状となし、前記中空形状小ポール13の少しの回転によりテーパー雄ネジ23が雌ネジ膨縮締付体24に螺合して膨張し、前記中空形状大ポール12の内周面に圧着接続され、該圧着接続がより確実に行われるよう前記接続面28に小突起条29が設けられていることである。
【0042】
図8は、前記伸縮ロック部材21に雌ネジ膨縮締付体24を螺合した状態を示すもので、本発明の特徴として、前記中空形状小ポール13の中空形状大ポール12への緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23はテーパー面を大きなテーパーとして形成する。即ち、図8に示す如く軸芯Sに対するテーパー角αを出来る限り大きく設定して、前記中空形状小ポール13の少しの回転によりテーパー雄ネジ23が雌ネジ膨縮締付体24に螺合して膨張し、前記中空形状大ポール12の内周面に確実に圧着接続されるよう構成した。
【0043】
図9は、図8の伸縮ロック部材21を中空形状小ポール13に固着して設け、該中空形状大ポール12に緩挿接続した状態を示し、前記図4の要部拡大断面図となっている。
【0044】
図9において、中空形状小ポール13の中空形状大ポール12緩挿接続側には、伸縮ロック部材21の支持部22が中空形状小ポール12先端部に嵌合固着する形で設けられている。
【0045】
前記中空形状小ポール13に固着された伸縮ロック部材21の突出先端部は、テーパー雄ネジ23と、該テーパー雄ネジ23に螺合された雌ネジ膨縮締付体24からなり、前記中空形状小ポール13の中空形状大ポール12緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23基部及び先端部には中空形状大ポール12の内径に嵌合するガイド片25、26が設けてある。
【0046】
前記ガイド片25、26は前記テーパー雄ネジ23と雌ネジ膨縮締付体24を挟んで両側に設けられ中空形状大ポール12内径面に対して摺動及び回転可能に挿嵌されていて前記中空形状大ポール12と中空形状小ポール13間のガタツキを防止している。
【0047】
また、前記伸縮ロック部材21のガイド片25、26間に設けられたテーパー雄ネジ23と雌ネジ膨縮締付体24は、前記中空形状小ポール13を任意位置で回転させテーパー雄ネジ23を雌ネジ膨縮締付体24に螺合することにより、該雌ネジ膨縮締付体24が膨張して前記中空形状大ポール12の内周面を圧着接続して中空形状大ポール12と中空ポール小ポール13の接続による全体長さを任意に選定して固定出来るように構成している。
【0048】
而して本発明は、中空形状大ポール12内径面に緩挿接続される中空形状小ポール13を設け、該中空形状大ポール12と中空形状小ポール13は互いに摺動して収納したり出し入れすることにより全体の長さを可変可能となし、該中空形状小ポール13の中空形状大ポール12への緩挿接続側に伸縮ロック部材21を固着し、該伸縮ロック部材21はテーパー雄ネジ23と、該テーパー雄ネジ23に螺合された雌ネジ膨縮締付体24からなり、該伸縮ロック部材21は前記中空形状小ポール13を任意位置で回転させテーパー雄ネジ23を雌ネジ膨縮締付体24に螺合することにより、該雌ネジ膨縮締付体24が膨張して前記中空形状大ポール12内周面を圧着接続して中空形状大ポール12と中空形状小ポール13の接続による全体長さを任意に選定した位置で固定出来るようにし、該前記の逆操作により中空形状大ポール12と中空形状小ポール13の固定を解除して中空形状大ポール12内に中空形状小ポール13を収納したり出し入れすることで全体長さを伸縮可能にした構成を有する。
【0049】
また、本発明は、前記中空形状小ポール13の中空形状大ポール12への緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23はテーパー面を大きなテーパーとして形成し、該テーパー雄ネジ23に螺合する雌ネジ膨縮締付体24はリング形状が割溝27により切断された形状となし、前記中空形状小ポール13の少しの回転によりテーパー雄ネジ23が雌ネジ膨縮締付体24に螺合して膨張し、前記中空形状大ポール13の内周面に圧着接続されるよう構成した。
【0050】
更に、本発明は、前記中空形状小ポール13の中空形状大ポール12への緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材21のテーパー雄ネジ23基部及び先端部には中空形状大ポール12の内径に嵌合するガイド片25、26が設けてあり、該ガイド片25、26は、前記テーパー雄ネジ23を挟んで両側に設けられ中空形状大ポール12内径面に対して摺動及び回転可能に挿嵌されていて前記中空形状大ポール12と中空形状小ポール13間のガタツキを防止しする構成とした。
【0051】
本発明の他の実施例としては、中空形状大ポール内径面に緩挿接続される中空形状の中ポールを設け、該中空形状中ポール内径面に緩挿接続される中空形状小ポールを設ける等前記中空形状ポールの緩挿接続を複数段に構成し、該複数段の中空形状ポールは互いに摺動して収納したり出し入れして全体の長さを可変可能とするように構成し、前記それぞれの緩挿接続部には、本発明の室内用物干しに於ける長さ調整固定機構を設けることも可能である。
【0052】
【発明の効果】
而して、本発明の吊掛棒長さ調整機構は、該吊掛棒の伸縮にて長さを調整出来、物干し具を使用する人の身長や干し物の種類等に応じて、希望長さを利用者が設定し、該長さで簡単且つ確実に長さを固定して利用できるもので、該固定及び解除操作は吊掛棒の少ない回転で強固な固定が行え、また前記操作の少ない回転で固定が解除出来て吊掛棒の長さの調整や縮小して片づけることの出来る室内用物干しに於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供することが出来た。
【0053】
また、本発明は、少ない回転量で吊掛棒の固定が出来ることから、素速く、確実な固定動作、解除動作可能となり、且つ単純な機構で部品数が少ないことから、安価で耐久性の良い室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供することが出来た。
【0054】
更に、本発明にあっては、中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材のテーパー雄ネジ先端部には中空形状大ポールの内径に嵌合するガイド片が設けてあり、該ガイド片は中空形状大ポール内径面に対して摺動及び回転可能に挿嵌されていて前記中空形状大ポールと中空形状小ポール間のガタツキを防止して、円滑な操作の出来る室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の室内用物干し使用例説明図である。
【図2】本発明の他の室内用物干し使用例図である。
【図3】本発明の吊掛棒を示す外観図である。
【図4】吊掛棒の主要部形状を示す断面図である。
【図5】伸縮ロック部材の外観形状を示す部品図である。
【図6】雌ネジ膨縮締付体の外観を示す部品図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】テーパー雄ネジと雌ネジ膨縮締付体を組み立てた状態を示す一部断面図
である。
【図9】伸縮ロック部材を吊掛棒の接続部に組み込んだ状態を示す要部断面説明
図である。
【図10】本発明に関連する従来例説明図である。
【符号の説明】
1 天井スラブ
2 天井下地材
3 天井
4、4’ 支持具
5、5’ 吊掛棒
6、6’ リング
7 物干し竿
8 床
9、9’ 補強用裏打ち材
10 洗濯バサミ
11 ドライハンガー
12 中空形状大ポール
13 中空形状小ポール
14 ジョイントキャップ
15 切欠部
16 リング
17 カシメピン
18 係止部材
19 カシメピン
20 長さ調整マーク
21 伸縮ロック部材
22 支持部
23 テーパー雄ネジ
24 雌ネジ膨縮締付体
25 ガイド片
26 ガイド片
27 割溝
28 接続面
29 小突起条
50 中空大径棒
51 中空小径棒
52 内径部
53 長さ可変棒
54 ロック機構
55 支持部
56 突出先端部
57 雄ネジ
58 ストッパー
59 摺動子
60 雌ネジ部
61 割溝
62 外径部

Claims (4)

  1. 中空形状の大ポール内径面に緩挿接続される中空形状の小ポールを設け、
    該中空形状大ポールと中空形状小ポールは互いに摺動して全体の長さを可変可能となし、
    該中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に伸縮ロック部材を固着し、
    該伸縮ロック部材はテーパー雄ネジと該テーパー雄ネジに螺合された雌ネジ膨縮締付体からなり、
    該伸縮ロック部材は前記中空形状小ポールを任意位置で回転させテーパー雄ネジを雌ネジ膨縮締付体に螺合することにより該雌ネジ膨縮締付体が膨張して前記中空形状大ポール内周面を圧着接続して中空形状大ポールと中空形状小ポールの接続による全体長さを任意に選定して固定出来るようにし、
    該前記の逆操作により中空形状大ポールと中空形状小ポールの固定を解除して中空形状大ポール内に中空形状小ポールを収納したり出し入れすることで全体長さを伸縮可能にしたことを特徴とする室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構。
  2. 前記中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材のテーパー雄ネジはテーパー面を大きなテーパーとして形成し、該テーパー雄ネジに螺合する雌ネジ膨縮締付体はリング形状が割溝により切断された形状となし、前記中空形状小ポールの少しの回転によりテーパー雄ネジが雌ネジ膨縮締付体に螺合して膨張し前記中空形状大ポールの内周面に圧着接続されることを特徴とする請求項1記載の室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整固定機構。
  3. 前記中空形状小ポールの中空形状大ポール緩挿接続側に固着される伸縮ロック部材のテーパー雄ネジ基部及び先端部には中空形状大ポールの内径に嵌合するガイド片が設けてあり、該ガイド片は前記テーパー雄ネジを挟んで両側に設けられ中空形状大ポール内径面に対して摺動及び回転可能に挿嵌されていて前記中空形状大ポールと中空形状小ポール間のガタツキを防止してなる請求項1及び請求項2記載の室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構。
  4. 前記中空形状大ポール内径面に緩挿接続される中空形状の中ポールを設け、該中空形状中ポール内径面に緩挿接続される中空形状小ポールを設ける等前記中空形状ポールの緩挿接続を複数段に構成し、該複数段の中空形状ポールは互いに摺動して収納したり出入れして全体の長さを可変可能とする請求項1乃至請求項3記載の室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構。
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