JP4636601B2 - 継手構造及び棒状製品 - Google Patents

継手構造及び棒状製品 Download PDF

Info

Publication number
JP4636601B2
JP4636601B2 JP2005051880A JP2005051880A JP4636601B2 JP 4636601 B2 JP4636601 B2 JP 4636601B2 JP 2005051880 A JP2005051880 A JP 2005051880A JP 2005051880 A JP2005051880 A JP 2005051880A JP 4636601 B2 JP4636601 B2 JP 4636601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
collet
set screw
joint structure
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005051880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006234119A (ja
Inventor
正一 米山
Original Assignee
正一 米山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正一 米山 filed Critical 正一 米山
Priority to JP2005051880A priority Critical patent/JP4636601B2/ja
Publication of JP2006234119A publication Critical patent/JP2006234119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4636601B2 publication Critical patent/JP4636601B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

本発明は、管や軸棒等といった被継手本体同士を、その端部で接続するための継手構造及び棒状製品に関するものである。
従来より、管や軸棒等といった被継手本体同士を接続するための継手構造として、種々の提案がなされ、また実施されてきている。かかる従来から提案されている継手構造として、例えば、下記特許文献に列挙したものがある。すなわち従来の継手構造としては、被継手本体同士を溶接により直接繋ぎ合わせるものが存在する。また最近では、従来の継手構造として、被継手本体自体にジョイント部を設けるか、あるいは被継手本体同士を他のジョイント部材により外部から繋ぎ合わせるといったものが主流であり、そのジョイント部材の構造について種々の提案が存在する。
しかしながら、溶接による継手構造によると、溶接作業が煩雑であり、しかも厚薄な被継手本体を繋ぎ合わせる場合には、不可能であるかあるいは熟練の技を要することとなる。また、被継手本体自体にジョイント部を設けるか、あるいは被継手本体同士を他のジョイント部材により外部から繋ぎ合わせる継手構造の場合、継手部分が被継手本体よりも外に膨らんで出っ張ってしまい、その膨らみが作業上において非常に不都合を生じる場合があった。詳しくは、複数の配管を並列させる場合に、ジョイント部あるいはジョイント部材が侵入する分だけ間隔を開けて横に並べる必要があり、全体の設置幅が広くなってしまうといった問題があった。さらに、足場の組み上げに継手を使用する場合には、その継手部分の膨らみが邪魔になって作業服を引っ掛けてしまう等、作業者の転倒事故や怪我の原因にもなっている。
特開2005‐3038号公報 特開2004‐204900号公報 特開2004‐197835号公報 特開2004‐183887号公報 特開2003‐287160号公報 特開2003‐254474号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、継手構造として被継手本体同士を繋ぎ合わせる際に、充分な強度を保持しつつ継手部分が被継手本体より外側に膨らむことをなくすることにより、作業効率の向上を図るとともに作業者の安全面にも配慮し、さらには、外観的にも非常にスッキリして見栄えのよい継手構造並びに該継手構造を利用した製品を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、2つの被継手本体同士を繋ぎ合わせる継手構造として、
一方の被継手本体の端部に芯部を一体的に形成し、該芯部にコレット状部材を装着し、該コレット状部材を他方の被継手本体の中空部でカバーし、
前記コレット状部材の複数の片に止めネジをそれぞれ設け、該コレット状部材をカバーする前記他方の被継手本体の前記止めネジに対応する位置に孔を形成し、該孔を介して前記止めネジを被継手本体外部から締め付けて前記コレット状部材を前記芯部から離れる方向に拡げることによって両被継手本体同士を繋ぎ合わせる構成を採用することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記コレット状部材をカバーする被継手本体の中空部をその開口端に向けて窄み形状に成形したことを特徴とする。
請求項3記載の棒状製品は、外周付近に複数の孔を均等に設けて成る位置決め板が一体に形成された芯部にコレット状部材を装着し、該コレット状部材の複数の片に止めネジをそれぞれ設けるとともに、各片に受け溝をそれぞれ設け、
前記コレット状部材を被継手本体の中空部でカバーし、該被継手本体の前記止めネジに対応する位置に孔を形成し、該孔を介して前記止めネジを前記被継手本体外部から締め付けて前記コレット状部材を前記芯部から離れる方向に拡げることによって前記芯部と前記コレット状部材及び前記被継手本体を一体的に固定して成る継手を被継手部材の端部に形成し、
端部に継手が形成された2つの被継手部材の各継手の中間位置に、中間が螺旋状に形成された細棒体を配置して、該細棒体の両端を前記位置決め板に設けた孔から前記コレット状部材の受け溝まで差し込み固定することで、全体として棒状体を構成することを特徴とする。
本発明にかかる継手構造によれば、簡単な構造であって、熟練した技術を要せず誰でも容易に被継手本体同士を繋ぎ合わせることが可能であり、継手作業効率の向上に資する。
また、本発明にかかる継手構造によれば、充分な強度を保持しているとともに継手部分が被継手本体より外側に膨らむことがないため、被継手本体の敷設・組み上げ作業における作業効率を向上させるとともに、作業者の安全面にも非常に有益であり、さらには、従来の継手構造に比してその継手部分が外観的にも非常にスッキリして見栄えのよいものとなる
[継手構造]
本発明にかかる継手構造は、被継手本体4同士をその内部で繋ぎ合わせる構造を採用することにより、継手部分が被継手本体4より外側に膨らまないようにしたことを最大の特徴とする。以下、本発明の参考例と実施形態を図面に基づいて説明する。
<参考例1>
図1は、本発明の参考例1にかかる継手構造を示す斜視図である。該継手構造は。芯部1と、該芯部1に装着されるコレット状部材2と、該コレット状部材をカバーするための中空部5を有する被継手本体4とから構成される。コレット状部材2は、芯部1を通す挿入孔2aを備え、また、コレット状部材2の各片2bには、芯部1に該コレット状部材2を装着・固定するための少なくとも一以上の止めネジ3が備えられている。また、被継手本体4の止めネジ3に対応する位置には、被継手本体4外部から止めネジ3を締付け可能とするための止めネジ3と同数の孔6が設けられている。
芯部1の形状について、特に限定するものではない。すなわち、芯部1の形状について、図1では円柱形状とした場合を示しているが、その外にも用途に応じて多角柱形状や管形状等、種々の形状とすることが可能であって、その効果に変わりはない。図2は、該芯部1を多角柱状とした場合の本参考例にかかる継手構造の断面を示している。
コレット状部材2には、止めネジ3の締付けによって各片2bを芯部1から離れる方向へ拡げるべく、切込み溝2cが設けられている。かかる切込み溝2cについては、コレット状部材2に対し一つのみ設ける態様も考え得るが、継手構造としての強度、応力の分散等を考慮すると、切込み溝2cを少なくとも二以上設けることが望ましい。そして、該切込み溝2cによってコレット状部材2は各片2bに分かれ、全ての片2bを芯部1から離れる方向へ拡げるために、その全ての片2bそれぞれに止めネジ3を設けることとなる。
被継手本体4については、少なくとも芯部1を挿入したコレット状部材2が挿入可能な中空部5を有すること、並びに、コレット状部材2に備えられた止めネジ3を締付けるための孔を設けること以外は、通常用いられてる被継手本体4と特に相違するものではない。すなわち、本参考例にかかる継手構造は、被継手本体4が上記構造さえ備えていれば。中空管の継手として使用したり、軸棒の継手として使用したり等、あらゆる継手構造として利用することが可能である。
かかる継手構造の実施態様として、まず始めにコレット状部材2の挿入孔2aに芯部1が挿入される。次に、被継手本体4が有する中空部5内に、前記芯部1が挿入されたコレット状部材2を挿入する。その際、コレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3の位置と、被継手本体4に設けられている孔6の位置とが合致するように挿入する。かかる状態とした後、被継手本体4に設けられている孔6からコレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3を締付けて、芯部1とコレット状部材2とが装着・固定される。このとき、コレット状部材2の各片2bは、止めネジ3の締付けにより芯部1から離れる方向へ拡がって、該コレット状部材2をカバーしている被継手本体4の中空部5内に当接することとなって、該コレット状部材2と被継手本体4とが固定される。以上の作業を両側から行うことにより、芯部1とコレット状部材2と両被継手本体4とが、全て一体的に固定されることとなる。かかる継手構造の作用状態について、芯部1を円柱形状とした場合の横断面を図3に、芯部1を多角柱形状とした場合の横断面を図4に、両形状における縦断面を図5に示している。
<参考例2>
図6は、本発明の参考例2にかかる継手構造を示す斜視図である。すなわち、図面に示す通り、接続される両被継手本体4の中間位置に、該被継手本体4端部の位置決めを行う位置決め板7を介装した継手構造となっている。
該位置決め板7は、被継手本体4の端部形状と同径・同形状の平板状部材であって、その中心には芯部1を通す挿入孔7aを備えてなる。ただし、図6に示すように、該位置決め板7を単体の部材として設けるのではなく、図7(a)に示すように、芯部1の中央付近に該芯部1と一体成型により設けたり、図7(b)に示す通り、コレット状部材2の端面に該コレット状部材2と一体成形により設けたりする態様も考え得る。
かかる継手構造の実施態様について、位置決め板7を単体の部材として設けた場合を例にとり説明する。まず始めに位置決め板7の挿入孔7aに芯部1が挿入される。次に、コレット状部材2の挿入孔2aに芯部1が挿入され、続けて被継手本体4が有する中空部5内に、前記芯部1が挿入されたコレット状部材2を挿入する。その際、コレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3の位置と、被継手本体4に設けられている孔6の位置とが合致するように挿入する。そしてまた、被継手本体4の開口端4aが位置決め板7に接する状態となる。かかる状態とした後、被継手本体4に設けられている孔6からコレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3を締付けて、芯部1とコレット状部材2とが装着・固定される。このとき、コレット状部材2の各片2bは、止めネジ3の締付けにより芯部1から離れる方向へ拡がって、該コレット状部材2をカバーしている被継手本体4の中空部5内に当接することとなって、該コレット状部材2と被継手本体4とが固定される。以上の作業を両側から行うことにより、芯部1とコレット状部材2と両被継手本体4とが、該両被継手本体4の中間位置に位置決め板7が介装されている状態で、全て一体的に固定されることとなる。また、かかる継手構造の作用状態については、上記同様図3から図5に示す通りである。
<実施の形態1>
図8は、本発明にかかる継手構造の実施の形態1を示す斜視図である。すなわち、図面に示す通り、一方の被継手本体4の端部に芯部1を一体的に設けて、該芯部1にコレット状部材2を装着し、他方の被継手本体4で該コレット状部材2をカバーするようにした継手構造となっている。
かかる構造を採用することにより、一方の被継手本体4について、芯部1を設ける代わりに中空部5や孔6を設ける必要がなくなり、また、実際に作業する場合に、図面に示す通り、他方の被継手本体4を一方の被継手本体4に設けた芯部1に固定するだけで足りるため、作業効率の向上に資することとなる。
かかる継手構造の実施態様として、まず始めにコレット状部材2の挿入孔2aに芯部1が挿入される。次に、被継手本体4が有する中空部5内に、前記芯部1が挿入されたコレット状部材2を挿入する。その際、コレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3の位置と、被継手本体4に設けられている孔6の位置とが合致するように挿入する。かかる状態とした後、被継手本体4に設けられている孔6からコレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3を締付けて、芯部1とコレット状部材2とが装着・固定される。このとき、コレット状部材2の各片2bは、止めネジ3の締付けにより芯部1から離れる方向へ拡がって、該コレット状部材2をカバーしている被継手本体4の中空部5内に当接することとなって、該コレット状部材2と被継手本体4とが固定される。以上の作業を片側から行うことにより、芯部1とコレット状部材2と両被継手本体4とが、全て一体的に固定されることとなる。尚、かかる継手構造の作用状態についての縦断面を、図9に示している。
<実施の形態2>
図10は、本発明にかかる継手構造の実施の形態2を示す部分断面図である。図面に示す通り、被継手本体4の中空部5が、開口部4aに向けて窄み形状に成形されるようにした継手構造となっている。すなわち、被継手本体4内の中空部5の内径について、奥の径n1よりも開口部4aの径n2の方が小さくなるように成形されている(n1>n2)。このとき、開口部4aの径n2については、少なくともコレット状部材2が挿入可能な径を有する必要があることはいうまでもない。尚、図10(a)は被継手本体4全体を開口部4aに向けて窄み形状に成形した場合、図10(b)は被継手本体4の外形はそのままに中空部5内を窄み形状に成形した場合をそれぞれ示している。
かかる構造を採用することにより、図11に示すように、止めネジ3の締付けにより芯部1から離れる方向へ拡がったコレット状部材2の各片2bが被継手本体4の中空部5内に当接した際に、被継手本体4の開口端4aが窄み形状となっていることから決して抜けることがなくなり、芯部1とコレット状部材2と被継手本体4とがより強固に固定されることとなる。
尚、かかる継手構造の実施態様については、上記各実施形態において説明した通りであって、特に違いはない。
図12から図15は、本発明にかかる継手構造の他の実施形態を示す斜視図である。すなわち、図12及び図13は管継手として中に流体を通す際の継手構造、図14は直線上ではなく異なった二方向の被継手本体4同士を繋ぎ合わせるための継手構造、図15は三方向の被継手本体4同士を繋ぎ合わせるための継手構造を示している。
<他の参考例>
図12から図15は、本発明の他の参考例にかかる継手構造を示す斜視図である。すなわち、図12及び図13は管継手として中に流体を通す際の継手構造、図14は直線ではなく異なって二方向の被継手本体4同士を繋ぎ合わせるための継手構造、図15は三方向の被継手本体4同士を繋ぎ合わせるための継手構造をそれぞれ示している。
図14に示す通り、直線ではなく異なった二方向の被継手本体4同士を繋ぎ合わせる場合には、芯部1の形状を該被継手本体4の角度に合わせて屈曲させることで足り、芯部1の形状によって様々な被継手本体の角度に対応することが可能である。
図15に示す通り、三方向の被継手本体4同士を繋ぎ合わせる場合には、芯部1の形状を各方向の被継手本体4が接続可能な形状とすることで足り、その他繋ぎ合わせるべき被継手本体4の数が増えた場合であっても、その芯部1の形状によって対応することが可能である
[棒状製品]
図16は、前記継手構造を利用した棒状製品を示す斜視図である。すなわち、図面に示す通り、芯部1の一端面に位置決め板7を該芯部1と一体的に設けるとともに、該位置決め板7の外周付近に均等に複数の孔7bを設け、かつ、コレット状部材2の各片2bに受け溝2dを設けている。そして、二つの継手の中間位置に中間が螺旋状に形成された細棒体10を配置して、該細棒体10の両端を前記位置決め板7に設けた孔7bからコレット状部材2の受け溝2dまで差し込み固定することで、全体として棒状体を構成させてなる。このとき、位置決め板7に設けた孔7bの数及びコレット状部材2に設けた受け溝2bの数と細棒体10の数とが同数であることは言うまでもない。
尚、細棒体10の太さや螺旋状に形成する際のピッチ幅については特に限定するものではなく、完成した棒状製品の使用目的に応じて、強度等を考慮して決定される。また、該細棒体10を配置する本数についても特に限定はなく、完成した棒状製品の使用目的等に応じて決定される。
かかる構造を採用することにより、非常に軽量でかつ充分な強度を有する棒状製品を得ることができる。すなわち、二つの継手の中間位置に、ただの棒状体や管状体を配置するのではなく、細棒体10を配置していることから、全体として軽量化を実現することが可能である。さらに、該細棒体10は、中間が螺旋状に形成され、しかも、二つの継手間に複数本配置されていることにより、棒状体や管状体に比しても充分な強度を有する。特に、螺旋状細棒体10を複数本組み合わせた本構成によれば、棒状体や管状体に比して適度の弾性力を有し、衝撃や振動を吸収できる耐撓性を合わせ持つこととなる。
かかる継手構造の実施態様として、まず始めにコレット状部材2の挿入孔2aに芯部1が挿入される。次に、配置されるべき複数本の細棒体10の一端を、芯部1と一体的に設けた位置決め板7に設けられている孔7bからコレット状部材2に設けられている受け溝2dまで差し込み装着する。その後、被継手本体4が有する中空部5内に、前記芯部1が挿入され及び細棒体10が装着されたコレット状部材2を挿入する。その際、コレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3の位置と、被継手本体4に設けられている孔6の位置とが合致するように挿入する。かかる状態とした後、被継手本体4に設けられている孔6からコレット状部材2の各片2bに備えられている止めネジ3を締付けて、芯部1とコレット状部材2とが装着・固定される。このとき、コレット状部材2の各片2bは、止めネジ3の締付けにより芯部1から離れる方向へ拡がって、該コレット状部材2をカバーしている被継手本体4の中空部5内に当接することとなって、該コレット状部材2と被継手本体4とが固定される。また、コレット状部材2の受け溝2d上にある細棒体10も、前記各片2bの拡がりによって被継手本体4の中空部5内に当接され固定される。同様の作業を該細棒体10の反対側におけるもう一方の継手についても行うことにより、芯部1とコレット状部材2と被継手本体4と細棒体10とが、全て一体的に固定されることとなる。尚、かかる継手構造の作用状態についての横断面を、図17に示している。
図18及び図19は、上記棒状製品の用途の一例を示す斜視図であり、図18は組立前、図19は組立後を示している。すなわち、二つの継手の中間位置に、細棒体10とは別にワーク部材11が配置されたものとなっている。かかるワーク部材11は、外周にローラ部材12が装備され、該ローラ部材12が複数本配置された螺旋状の細棒体10のピッチ間に位置するように配置されることで、螺旋状に形成された細棒体10の径内を自由に遊動できるものとなっている。このとき、細棒体10の数とワーク部材11に装備するローラ部材12の数とが、同数であることは言うまでもない。かかる構造によれば、図19に示すように、本発明にかかる棒状製品の回転運動がワーク部材11の直線運動に変換され、あるいはその逆も成立し得る、いわば新規な運動方向変換機構を構成することとなる。
尚、細棒体10の太さや螺旋状に形成する際のピッチ幅、さらには該細棒体10を配置する本数については、上記同様、特に限定するものではない。ただし、ワーク部材11の運動安定性や運動精度等を考慮すると、細棒体10は少なくとも三本以上配置され、並びに、それに合わせた数のローラ部材12をワーク部材11に装備させるのが望ましい。
上記用途はあくまで一例であり、その外にも種々様々な用途が考えられる。すなわち、本発明にかかる棒状製品によれば、軽量かつ充分な強度性という効果面を考慮すれば、例えば人が持ち歩くものとして傘や杖、軽量化が望まれる機械や建材等、多種多様のものに応用することが可能である。
本発明にかかる継手構造は、その対象となる継手について限定するものではなく、あらゆる継手に使用可能であって、例えば、管継手、軸継手、リベット継手等、あらゆる継手分野に利用することが可能である。そして、その継手構造を利用した棒状製品についても同様にその用途が限定されるものではなく、軽量かつ充分な強度性という効果面から、多種多様の分野に利用することが可能である。
本発明の参考例1にかかる継手構造を示す斜視図である。 本発明の参考例1にかかる継手構造を示す斜視図である。 本発明の参考例1にかかる継手構造の作用状態を示す横断面図である。 本発明の参考例1にかかる継手構造の作用状態を示す横断面図である。 本発明の参考例1にかかる継手構造の作用状態を示す縦断面図である。 本発明の参考例2にかかる継手構造を示す斜視図である。 本発明の参考例2にかかる継手構に使用する部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる継手構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる継手構造の作用状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2にかかる継手構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2にかかる継手構造の作用状態を示す部分断面図である。 本発明の他の参考例にかかる継手構造の一の使用態様を示す斜視図である。 本発明の他の参考例にかかる継手構造の一の使用態様を示す断面図である。 本発明の他の参考例にかかる継手構造の他の使用態様を示す斜視図である。 本発明の他の参考例にかかる継手構造のさらに他の使用態様を示す斜視図である。 本発明にかかる棒状製品を示す斜視図である。 本発明にかかる棒状製品における継手部分の作用状態を示す横断面図である。 本発明にかかる棒状製品の用途の一例を示す分解斜視図である。 本発明にかかる棒状製品の用途の一例を示す組立斜視図である。
符号の説明
1 芯部
1a 開口端
2 コレット状部材
2a 挿入孔
2b 片
2c 切込み溝
2d 受け溝
3 止めネジ
4 被継手本体
5 中空部
6 孔
7 位置決め板
7a 挿入孔
7b 孔
7c フランジ部
8 パッキン
9 パッキン
10 細棒体
11 ワーク部材
12 ローラ部材

Claims (3)

  1. 2つの被継手本体同士を繋ぎ合わせる継手構造であって、
    一方の被継手本体の端部に芯部を一体的に形成し、該芯部にコレット状部材を装着し、該コレット状部材を他方の被継手本体の中空部でカバーし、
    前記コレット状部材の複数の片に止めネジをそれぞれ設け、該コレット状部材をカバーする前記他方の被継手本体の前記止めネジに対応する位置に孔を形成し、該孔を介して前記止めネジを被継手本体外部から締め付けて前記コレット状部材を前記芯部から離れる方向に拡げることによって両被継手本体同士を繋ぎ合わせることを特徴とする継手構造。
  2. 前記コレット状部材をカバーする被継手本体の中空部をその開口端に向けて窄み形状に成形したことを特徴とする請求項1記載の継手構造。
  3. 外周付近に複数の孔を均等に設けて成る位置決め板が一体に形成された芯部にコレット状部材を装着し、該コレット状部材の複数の片に止めネジをそれぞれ設けるとともに、各片に受け溝をそれぞれ設け、
    前記コレット状部材を被継手本体の中空部でカバーし、該被継手本体の前記止めネジに対応する位置に孔を形成し、該孔を介して前記止めネジを前記被継手本体外部から締め付けて前記コレット状部材を前記芯部から離れる方向に拡げることによって前記芯部と前記コレット状部材及び前記被継手本体を一体的に固定して成る継手を被継手部材の端部に形成し、
    端部に継手が形成された2つの被継手部材の各継手の中間位置に中間が螺旋状に形成された細棒体を配置して、該細棒体の両端を前記位置決め板に設けた孔から前記コレット状部材の受け溝まで差し込み固定することで、全体として棒状体を構成することを特徴とする棒状製品。
JP2005051880A 2005-02-25 2005-02-25 継手構造及び棒状製品 Expired - Fee Related JP4636601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051880A JP4636601B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 継手構造及び棒状製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051880A JP4636601B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 継手構造及び棒状製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006234119A JP2006234119A (ja) 2006-09-07
JP4636601B2 true JP4636601B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=37042004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005051880A Expired - Fee Related JP4636601B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 継手構造及び棒状製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4636601B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100880260B1 (ko) * 2007-11-05 2009-01-28 권영현 단위 파이프의 조립구조로 이루어진 바튼파이프
CN108150497B (zh) * 2018-01-17 2023-09-01 广东电网有限责任公司清远供电局 一种错位固定式驳接结构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935117U (ja) * 1972-06-24 1974-03-28
JPS521972U (ja) * 1975-06-24 1977-01-08
JPS59133807U (ja) * 1983-02-28 1984-09-07 豊田産業株式会社 パイプ継手
JP2004066397A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Nakamura Choko:Kk コレットチャック又はガイドブッシュとその製造方法
JP2004270204A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Jfe Steel Kk 鋼管の継手構造及び鋼管の接合方法
JP2004329395A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Takara Sangyo Kk 室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935117U (ja) * 1972-06-24 1974-03-28
JPS521972U (ja) * 1975-06-24 1977-01-08
JPS59133807U (ja) * 1983-02-28 1984-09-07 豊田産業株式会社 パイプ継手
JP2004066397A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Nakamura Choko:Kk コレットチャック又はガイドブッシュとその製造方法
JP2004270204A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Jfe Steel Kk 鋼管の継手構造及び鋼管の接合方法
JP2004329395A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Takara Sangyo Kk 室内用物干し等に於ける吊掛棒の長さ調整機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006234119A (ja) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5330487B2 (ja) ブレース材
US6276111B1 (en) Structural joint assembly and method therefor
JP2008524044A (ja) 複合ステアリングラック
KR20180107675A (ko) 원터치식 철근 커플러
JP4636601B2 (ja) 継手構造及び棒状製品
KR101708477B1 (ko) 철근연결구
JP2005248699A (ja) 柱鉄筋組立用治具
KR20130092828A (ko) 직선형 및 확장형 콘크리트 파일의 공용 제조용 원심형 거푸집
KR20130134330A (ko) 철근 및 그 철근을 이음하는 철근 이음구
JPS587786B2 (ja) 立体骨組のバ−用のフランジボルト継手
KR102189193B1 (ko) 철근 커플러
KR200390409Y1 (ko) 비닐하우스용 파이프장치
JP2006299576A (ja) 長孔を有する三重管制震ブレース
KR100792556B1 (ko) 철근 이음기
JP5285414B2 (ja) プレキャスト梁の継手構造
JP4202868B2 (ja) 手摺笠木接続装置
JP2003034983A (ja) 二重鋼管型耐震性構造材
KR200398008Y1 (ko) 철근 연결 장치
KR200489582Y1 (ko) 지지력과 결속력을 상승시킨 건축용 앵커 어셈블리
KR101708475B1 (ko) 철근정착장치
JP2000045395A (ja) 連結式単管型構造部材
CN113550964B (zh) 一种型材的直线型连接结构及连接方法
JP5495962B2 (ja) せん断補強筋支持機能付きの機械式鉄筋継手および配筋構造
JP4734305B2 (ja) ナット体固定構造及びナット体固定方法
JP2004137774A (ja) 木材用接合パイプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080527

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees