JP2004323344A - チタン酸カルシウムおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ペロブスカイト結晶構造を有し、正方柱または正方柱類似の形状を有するチタン酸カルシウム粉末であり、塩基性化合物の存在するアルカリ性溶液中で、飽和溶解度以上のカルシウム塩と酸化チタンゾルを混合、反応させることにより製造することができる。
【選択図】 図2
Description
詳しくは、単結晶で粒径が小さく、分散性に優れ、電気特性に優れたチタン酸カルシウム粉末およびその製造方法に関する。
電子材料に用いられるチタン系複合酸化物粒子を製造する方法としては、固相法、蓚酸法、水熱合成法、アルコシド法などが一般に知られており、これらの合成法の改良が盛んに行われている。
本発明は、以下の構成からなる。
[2]単結晶である前記1に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[3]チタン酸カルシウム結晶の長辺と短辺の比が1.1〜6である前記1または前記2に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[4]長辺が単位格子(010)面に伸びている前記1乃至3のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[5]一次粒子の平均粒径をD1、二次粒子の平均粒径をD2としたときのD2/D1値が1以上3以下である前記1乃至4のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[6]二次粒子の粒度分布において、最小粒径から10%の粒径をD3としたときに、D3/D2値が0.1以上0.9以下である前記1乃至5のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[7]二次粒子の粒度分布において、最小粒径から90%の粒径をD4としたときに、D4/D2値が1.1以上10以下である前記1乃至6のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[8]炭酸カルシウムの含有量が、3質量%以下である前記1乃至7のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[9]比表面積が1〜10m2/gである前記1乃至8のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[10]900℃から1200℃の範囲のいずれかの温度で焼成した場合に、比表面積の減少量が8m2/g以下となる前記1乃至9のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
[11]塩基性化合物の存在するアルカリ性水溶液中に、酸化チタンゾルと飽和溶解度以上のカルシウム塩を投入して反応させる前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末の製造方法。
[12]塩基性化合物の存在するアルカリ性溶液飽和溶解度に対して、10質量倍以上10000質量倍以下の重量のカルシウム塩を投入して反応させる前記11に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[13]カルシウム塩が水酸化物である前記11または12に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[14]反応液中の炭酸基のCO2換算濃度を500ppm以下に制御して反応させる工程を含む前記11乃至13のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[15]100℃以上に煮沸する工程を4時間以上含む前記11乃至14に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[16]室温〜焼成温度の温度範囲で、大気圧下または減圧下で、不純物を蒸発、及び/または熱分解により気体として除去する工程を含む前記11乃至15のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[17]酸化チタンゾルがチタン化合物を酸性溶液中で加水分解して得たものである前記11乃至16のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[18]酸化チタンゾルがブルーカイト型結晶を含有するものである前記11乃至17のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[19]塩基性化合物が、大気圧下または減圧下で、蒸発、昇華、及び/または熱分解により気体となる物質である前記11乃至18のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[20]塩基性化合物が、有機塩基である前記11乃至19のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[21]塩基性化合物が、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドである前記11乃至20のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
[22]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む誘電材料。
[23]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含むペースト。
[24]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含むスラリー。
[25]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む薄膜状形成物。
[26]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む誘電体磁器。
[27]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む焦電体磁器。
[28]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む圧電体磁器。
[29]請求26に記載の誘電体磁器を含むコンデンサ。
[30]前記25乃至29に記載の薄膜状形成物、磁器およびコンデンサから成る群から選ばれる少なくとも1種を含む電子機器。
[31]前記25乃至28に記載の薄膜状形成物または磁器を1種または2種以上含むセンサー。
[32]前記1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を用いた誘電体フィルム。
[33]前記32に記載の誘電体フィルムを用いたコンデンサ。
本発明のチタン酸カルシウムは、ペロブスカイト結晶構造を有し、正方柱または正方柱に似た形状を有し、単結晶であり、超微粒子や凝集粒が少なく、粒度分布がシャープで、分散性に優れているという特徴を有する。
D1=6/ρS (I)
(式中、ρは粒子の真比重、Sは粒子の比表面積である。)
これらの磁器、薄膜状形成物は、コンデンサーの材料、センサーなどに用いられる。
四塩化チタン(住友チタニウム(株)製:純度99.9%)濃度が0.25mol/Lの水溶液を還流冷却器つきの反応器に投入し、塩素イオンの逸出を抑制し、酸性に保ちながら沸点付近まで加熱した。その温度で60分間保持して四塩化チタンを加水分解し、酸化チタンゾル得た。得られた酸化チタンゾルを110℃で乾燥し理学電機(株)製X線回折装置(RAD−B ローターフレックス)で結晶型を調べた結果ブルーカイト型酸化チタンであることがわかった。
分散剤としてポイズ532A(花王株式会社製)0.03%を溶解した水中に、この粉体を分散させた。島津遠心式沈降装置粒度分布測定装置(SA−CP4L型)を用い、最大30μm、最小0.03μmの範囲の粒径分布を重量基準で測定できるように条件を設定し、この粉体の二次粒子の粒度分布を測定した。
実施例1と同様にしてぺロブスカイトのチタン酸カルシウム粉体を得た。この粉体を950℃で2時間保持して焼成した。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、比表面積は3.6m2/gで、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。X線回折スペクトルを図3に示す。焼成による比表面積の減少量は1.1m2/gであった。また、得られた粉体は、走査型電子顕微鏡写真を図4に示すように、正方柱に似た形状を有するものであった。さらに、得られた粉体を透過型電子顕微鏡(日立製作所社製、H−9000UHR)で観察し、加速電圧300kVの条件下制限視野電子線回折を行った。結果を図5に示す。得られた粒子は単結晶であり、解析の結果、長辺方向が(010)面、短辺方向が(101)面であることがわかった。
実施例1と同様にして粒度分布を測定したところ、D1が0.42μm、D2が1.12μm、D3が0.28μm、D4が5.56μmであり、D2/D1=2.7、D3/D2=0.25、D4/D2=4.96であった。
テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド20質量%水溶液(セイケム昭和(株)製)45、6gを純水410.4gを加えて希釈した以外は実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。理論収量に対する実収量の割合は99.7質量%であった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、比表面積は、5.7m2/gで、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。形状は、正方柱状に似た形状であることがわかった。また、単結晶であり、正方柱状粒子の長辺は(010)方向に伸びていることがわかった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.26μm、D2が0.72μm、D3が0.30μm、D4が1.75μmであり、D2/D1=2.8、D3/D2=0.42、D4/D2=2.43であった。
実施例1で合成したブルーカイト型酸化チタンゾルの代わりに市販のアナターゼ型酸化チタンゾル(石原産業(株)製ST−02)を用いた以外は実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。理論収量に対する実収量の割合は99.9質量%であった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、比表面積は、3.9m2/gで、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。形状は、正方柱状に似た形状であることがわかった。また、単結晶であり、正方柱状粒子の長辺は(010)方向に伸びていることがわかった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.38μm、D2が0.69μm、D3が0.17μm、D4が1.08μmであり、D2/D1=1.8、D3/D2=0.25、D4/D2=1.57であった。
水酸化カルシウムを0.296gとした以外は、実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。理論収量に対する実収量の割合は99.9質量%であった。実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体はぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、比表面積は、4.8m2/gで、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。形状は、正方柱状に似た形状であることがわかった。また、単結晶であり、正方柱状粒子の長辺は(010)方向に伸びていることがわかった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.31μm、D2が0.65μm、D3が0.23μm、D4が1.21μmであり、D2/D1=2.1、D3/D2=0.35、D4/D2=1.86であった。
水酸化カルシウムの代わりに塩化カルシウム二水和物(和光純薬(株)製:純度99.9%)58.8gを用いた以外は実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。真空ろ過して得られたケーキの水洗、ろ過を繰り返し、Cl濃度を100ppmとした。その後、真空ろ過して得られたケーキを300℃で5時間乾燥して、乾燥粉末を得た。反応に用いた酸化チタン量と水酸化カルシウム量から算出される理論収量に対する実収量の割合は99.9質量%であった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、比表面積は、4.6m2/gで、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。形状は、正方柱状に似た形状であることがわかった。また、単結晶であり、正方柱状粒子の長辺は(010)方向に伸びていることがわかった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.33μm、D2が0.75μm、D3が0.22μm、D4が1.36μmであり、D2/D1=2.3、D3/D2=0.29、D4/D2=1.81であった。
TMAHの代わりにKOH(和光純薬(株)製特級)を用いた以外は実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。真空ろ過して得られたケーキの水洗、ろ過を繰り返し、K濃度を100ppmとした。その後、真空ろ過して得られたケーキを300℃で5時間乾燥して、乾燥粉末を得た。反応に用いた酸化チタン量と水酸化カルシウム量から算出される理論収量に対する実収量の割合は99.3質量%であった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、比表面積は、4.4m2/gで、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。形状は、正方柱状に似た形状であることがわかった。また、単結晶であり、正方柱状粒子の長辺は(010)方向に伸びていることがわかった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.34μm、D2が0.74μm、D3が0.23μm、D4が1.30μmであり、D2/D1=2.2、D3/D2=0.31、D4/D2=1.76であった。
テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド20質量%水溶液(セイケム昭和製、炭酸根の濃度60ppm以下)を大気中に放置して炭酸基の濃度を6000ppmにした以外は、実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。理論収量に対する実収量の割合は99.9質量%であった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体には、6質量%の炭酸カルシウムが混在することがわかった。BET比表面積は7.2m2/gであった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.20μm、D2が0.80μm、D3が0.20μm、D4が2.10μmであり、D2/D1=4.0、D3/D2=0.25、D4/D2=2.63であった。
水酸化カルシウムを0.0185gとした以外は、実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。理論収量に対する実収量の割合は99.9質量%であった。
実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体はぺロブスカイトのチタン酸カルシウムであることがわかった。得られた粒子の比表面積は、23m2/gで、大部分が球状の微粒子であることがわかった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.065μm、D2が0.6μm、D3が0.04μm、D4が11.0μmであり、D2/D1=9.2、D3/D2=0.06、D4/D2=18.3であった。
TMAHを添加しないかわりに純水368gを用いて実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。このときのpHは7.1であった。理論収量に対する実収量の割合は99.6質量%であった。実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体は、ぺロブスカイトのチタン酸カルシウムに、大量の原料である水酸化カルシウムと酸化チタンが混在することがわかった。
エチレンジアミン四酢酸73gを加え、水酸化カルシウムを溶解させて反応させた以外は同じにして実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。得られた乾燥粉体を900℃で2時間保持してエチレンジアミン四酢酸を分解した。実施例1と同様にして調べたところ得られた粉体はぺロブスカイトのチタン酸カルシウムはほとんど得られていなかった。
反応時間を1時間とした以外は、実施例1と同様の操作でチタン酸カルシウムを合成した。理論収量に対する実収量の割合は99.5質量%であった。得られた粉体のBET比表面積は、27.1m2/gであった。X線回折スペクトル図には、ほんのわずかに原料の酸化チタンと水酸化カルシウムのピークがみられるものの、大部分がペロブスカイト型のチタン酸カルシウムであることがわかった。
走査型電子顕微鏡で観察した粒子形状は、大部分が球状の微粒子であり、正方中状の微粒子はわずかであった。
実施例1と同様にして、粒度分布を測定したところ、D1が0.06μm、D2が0.64μm、D3が0.05μm、D4が11.5μmであり、D2/D1=10.6、D3/D2=0.08、D4/D2=18.0であった。
Claims (33)
- ペロブスカイト結晶構造を有し、正方柱または正方柱類似の形状を有するチタン酸カルシウム粉末。
- 単結晶である請求項1に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- チタン酸カルシウム結晶の長辺と短辺の比が1.1〜6である請求項1または請求項2に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 長辺が単位格子(010)面に伸びている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 一次粒子の平均粒径をD1、二次粒子の平均粒径をD2としたときのD2/D1値が1以上3以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 二次粒子の粒度分布において、最小粒径から10%の粒径をD3としたときに、D3/D2値が0.1以上0.9以下である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 二次粒子の粒度分布において、最小粒径から90%の粒径をD4としたときに、D4/D2値が1.1以上10以下である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 炭酸カルシウムの含有量が、3質量%以下である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 比表面積が1〜10m2/gである請求項1乃至8のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 900℃から1200℃の範囲のいずれかの温度で焼成した場合に、比表面積の減少量が8m2/g以下となる請求項1乃至9のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末。
- 塩基性化合物の存在するアルカリ性水溶液中に、酸化チタンゾルと飽和溶解度以上のカルシウム塩を投入して反応させる請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末の製造方法。
- 塩基性化合物の存在するアルカリ性溶液飽和溶解度に対して、10質量倍以上10000質量倍以下の重量のカルシウム塩を投入して反応させる請求項11に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- カルシウム塩が水酸化物である請求項11または12に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 反応液中の炭酸基のCO2換算濃度を500ppm以下に制御して反応させる工程を含む請求項11乃至13のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 100℃以上に煮沸する工程を4時間以上含む請求項11乃至14に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 室温〜焼成温度の温度範囲で、大気圧下または減圧下で、不純物を蒸発、及び/または熱分解により気体として除去する工程を含む請求項11乃至15のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 酸化チタンゾルがチタン化合物を酸性溶液中で加水分解して得たものである請求項11乃至16のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 酸化チタンゾルがブルーカイト型結晶を含有するものである請求項11乃至17のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 塩基性化合物が、大気圧下または減圧下で、蒸発、昇華、及び/または熱分解により気体となる物質である請求項11乃至18のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 塩基性化合物が、有機塩基である請求項11乃至19のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 塩基性化合物が、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドである請求項11乃至20のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウムの製造方法。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む誘電材料。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含むペースト。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含むスラリー。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む薄膜状形成物。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む誘電体磁器。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む焦電体磁器。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を含む圧電体磁器。
- 請求26に記載の誘電体磁器を含むコンデンサ。
- 請求項25乃至29に記載の薄膜状形成物、磁器およびコンデンサから成る群から選ばれる少なくとも1種を含む電子機器。
- 請求項25乃至28に記載の薄膜状形成物または磁器を1種または2種以上含むセンサー。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチタン酸カルシウム粉末を用いた誘電体フィルム。
- 請求項32に記載の誘電体フィルムを用いたコンデンサ。
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