JP2004321477A - 医療用診療台及び医療用診療台用のフートコントローラ - Google Patents

医療用診療台及び医療用診療台用のフートコントローラ Download PDF

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Abstract

【課題】存在場所を探る不便や、蹴飛ばす不都合無く、術者がどの位置からも足操作できて、真に使い易い歯科診療台のフートコントローラを提供する。
【解決手段】被診療者が着座する歯科用椅子1と、この椅子1の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、駆動型の診療用器具とを備えた歯科診療台のフートコントローラにおいて、姿勢操作機構の駆動状態を司る姿勢制御用コントローラ17、及び診療用器具の駆動状態を司る器具制御用コントローラ16を、足操作式のフートコントローラに構成し、器具制御用の第1フートコントローラ16を、バックレスト11の下方で、かつ、左右中央の位置に固定配置し、姿勢制御用の第2フートコントローラ17の一対を、第1フートコントローラ16の左右で前寄りにおける左右対称位置に固設する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用、眼科用等の医療用診療台及びそれ用のフートコントローラに係り、詳しくは、診療用椅子の昇降や治療用器具のON−OFF等の駆動制御を行うフートコントローラを、医師等の術者が足によって簡単便利に操作できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医科、歯科等に用いられる医療用診療台には、患者が着座する診療用椅子の昇降、バックレストの傾動、診療用器具の駆動制御等を、医師等の診療術者が足の操作で便利に行えるようにしたものがある。このような足操作式のコントローラを備えた医療用診療台の従来例としては、座席の姿勢制御用としてのフートコントローラ(コントローラ)を、診療用椅子を支持する基台にリード線を介して接続連結して、床起き型として装備されたものがあり、例えば、特許文献1に示されたものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平08−322892号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の特許文献1に示された従来技術では、フートコントローラはリード線を半径とするおよそ半円の領域内で移動自在であり、その位置の変更が自在な機能により、術者の位置変更に対応して操作し易い位置フートコントローラを移動できて便利に使えるように企図されている。そして、弛んだリード線に足が絡んだり、引っ掛かったりしなように、リード線を基台側に常時軽く緊張する機能も付加されていた。
【0005】
しかしながら、このような移動型のフートコントローラは使い勝手があまり良くないことが分かってきたのである。先ず、フートコントローラが固定されていないので、踏込みペダル等の被操作部の位置が変化するので、使う際には、フートコントローラをいちいち足で探り当てることになり、却って面倒である。また、足で探り当てるときに、逆に足によってフートコントローラを動かして遠ざけてしまい、うまく探り当てるのに時間が掛って非効率な面もあり、改善の余地が残されていた。
【0006】
従って、本発明の目的は、術者がいちいち存在場所を探り当てる不便や、蹴飛ばしてしまう不都合が無く、しかも、術者の位置が患者の周りで変化しても迷うことなくフートコントローラを探し当てて足操作できるようにして、真に使い易い医療用診療台及び医療用診療台用のフートコントローラを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、基台と、この基台上に昇降自在に設けられた座部及びこの座部の一端に傾動自在に連設されたバックレストよりなる椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台において、
姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラ、又は診療用器具の駆動を司る器具制御用コントローラを、足操作式の第1フートコントローラに構成し、この第1フートコントローラを、バックレストの下方で、かつ、平面視でバックレスト長手方向中心線に対し、左右中央の位置に固定配置してあることを特徴とする。
【0008】
請求項2の構成は、請求項1の構成において、姿勢制御用コントローラ又は器具制御用コントローラのうちの一方を第1フートコントローラに構成し、他方を足操作自在な第2フートコントローラに構成し、この第2フートコントローラを、バックレストの下方で、かつ、バックレスト長手方向中心線に対し、左側及び右側の夫々に固定配置してあることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3の構成は、請求項1又は2の構成において、第1フートコントローラを、踏込み操作自在な被踏部材と、この被踏部材の踏込みに伴って操作されるコントローラ本体とを備えて構成してあることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4の構成は、基台と、この基台上に昇降自在に設けられた座部及びこの座部の一端に傾動自在に連設されたバックレストよりなる椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台において、
姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラ、又は診療器具の駆動を司る器具制御用コントローラを、複数からなる足操作式の第2フートコントローラに構成し、第2フートコントローラを、バックレストの下方で、かつ、平面視でバックレスト長手方向中心線に対し、左側及び右側の夫々に固定配置してあることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5の構成は、請求項4の医療用診療台において、姿勢制御用コントローラ又は器具制御用コントローラのうちの一方を第2フートコントローラに構成し、他方を足操作自在な第1フートコントローラに構成し、この第1フートコントローラを、左右の第2フートコントローラの左右方向での間に配置してあることを特徴とするものである。
【0012】
請求項6の構成は、請求項2,4,5のうちのいずれか一項の医療用診療台であって、
左側及び右側の第2フートコントローラを、平面視でバックレスト長手方向中心線に対して左右対称の位置に設けてあることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7の構成は、請求項2又は5の医療用診療台において、第1フートコントローラが器具制御用コントローラであり、第2フートコントローラが姿勢制御用コントローラであることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8の構成は、請求項7の医療用診療台において、
姿勢操作機構を、座部を昇降させる昇降機構と、バックレストを傾動させる傾動機構とで構成し、第2フートコントローラを、二方向に足操作自在な被操作部を有した複合操作型に構成し、
被操作部の一方向への操作で座部が昇降され、他方向のへの操作でバックレストの傾動が行われるように、操作レバーの左右方向への操作で椅子が昇降されるように、第2フートコントローラと姿勢操作機構とを連係してあることを特徴とするものである。
【0015】
請求項9の構成は、請求項8の医療用診療台において、第2フートコントローラを、前後及び左右に足操作自在な被操作部を有した十字方向の複合操作型に構成し、被操作部の、平面視でバックレスト長手方向中心線に近づく方向の動きで座部が上昇し、被操作部の、平面視でバックレスト長手方向中心線から遠ざかる方向の動きで座部が下降する状態に第2フートコントローラを構成してあることを特徴とするものである。
【0016】
請求項10の構成は、請求項2,5,7〜9のいずれか一項の医療用診療台であって、
第1フートコントローラの位置を、第2フートコントローラの位置よりも、基台に対して後方に寄せてあることを特徴とするものである。
【0017】
請求項11の構成は、請求項1〜10のいずれか一項の医療用診療台において、
第1フートコントローラ又は/及び第2フートコントローラを、基台に配設してあることを特徴とするものである。
【0018】
請求項12の構成は、請求項1,2,4〜11のいずれか一項の医療用診療台であって、
第1又は/及び第2フートコントローラを、コントローラ本体と、足で操作される被操作部とを備えて構成し、この被操作部が、足で操作される被操作具と、コントローラ本体に支持されて被操作具を上端部に設けた操作レバーからなり、操作レバーを移動操作自在に挿通する挿通孔を有した状態でコントローラ本体を覆うカバー体を設けるとともに、
被操作具が操作されない自由状態においては、平面視で被操作具が挿通孔を被うように構成してあることを特徴とするものである。
【0019】
請求項13の構成は、被診療者が乗る椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台用のフートコントローラにおいて、
コントローラ本体と、足で操作される被操作部とを備え、この被操作部が、足で操作される被操作具と、コントローラ本体に支持されて、被操作具を上端部に設けた操作レバーからなり、操作レバーを移動操作自在に挿通する挿通孔を有した状態でコントローラ本体を覆うカバー体を設けるとともに、被操作具が操作されない自由状態においては、平面視で被操作具が挿通孔を被うように構成してあることを特徴とする。
【0020】
請求項14の構成は、請求項13の医療用診療台用のフートコントローラは、診療用器具の駆動を司る器具制御用コントローラであることを特徴とする。
【0021】
請求項15の構成は、請求項13の医療用診療台用のフートコントローラは、姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラであることを特徴とする。
【0022】
請求項16の構成は、請求項13の医療用診療台用のフートコントローラにおいて、
椅子を、被診療者が着座する座部と、この座部に対して傾動自在に支持されたバックレストとを有して構成し、姿勢操作機構を、椅子を昇降させる昇降機構と、バックレストを傾動させる傾動機構とで構成し、フートコントローラを、二方向に操作部の操作が自在な複合操作型に構成し、
操作レバーの一方向への操作で座部が昇降され、操作レバーの他方向への操作でバックレストが傾動されるように構成してあることを特徴とする。
【0023】
請求項17の構成は、請求項16の医療用診療台用のフートコントローラであって、
フートコントローラを、前後及び左右の二方向に足操作自在な被操作部を有した十字方向の複合操作型に構成し、被操作部の一方向への操作で座部が昇降し、他方向への操作でバックレストが傾動するように構成してあることを特徴とする。
【0024】
請求項18の構成は、請求項12の医療用診療台、又は請求項13〜17のいずれか一項の医療用診療台用のフートコントローラにおいて、
被操作具の形状を、円盤形、傘形、伏せ椀形の何れかに設定してあることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。はじめに、図1〜図3には歯科用診療設備の平面図、側面図、及び正面図が、図4にはフートコントローラの配置を示す斜視図が、そして、図5、図6にはフートコントローラの配置構造等に関する平面図と側面図が夫々示されている。この歯科用診療設備は、通常の治療用としてだけでなく、予防診療用としても用いられる。
【0026】
口腔内の予防診療とは、歯等の口腔内の健康状態を検査することであり、全ての歯の状態や、歯茎、舌、口内壁等の種々の状況等を詳細に検査する。この予防診療においては、医師はあらゆる角度から口腔内を診察する必要があるため、倒されたバックレストの周囲を徘徊しながら診察する(図5参照)ことになるとともに、極軽い虫歯の治療や、歯石や歯垢の除去等、場合によっては同時に治療することもある。従って、医師はバックレストの周囲を移動しながら、各種検査器具や治療器具等の診療用器具を用いるという作業を、比較的長時間行うようになる。従って、本発明では、その動き回り乍でも、治療器具の駆動及停止や椅子の昇降といった足によるスイッチ操作を、コントローラを足で探す面倒が無く、簡単で便利に行えるフートコントローラを提供するものである。
【0027】
さて、歯科用診療設備Aは、診療用の椅子1、この椅子1にアーム機構4を介して支持された診療用トレー2、及び椅子1の左サイドに置かれたクライアントキャビネット3とから構成されている。トレー2は、歯科医師等の施術者が術式用具や治療用材料等を置いたりして用いるとともに、各種治療器具5〜8を保持するホルダ9を有している。クライアントキャビネット3は、患者が口を濯いだり、治療後の状況を鏡13で見たりするためのものである。31はデンタルライトである。尚、各図において、Wは左右中心(バックレスト11の長手方向中心)であり、Zは上部枠体14の前後方向中心である。
【0028】
椅子1は、図1〜図5に示すように、患者(被診療者の一例)が着座するシート(座部の一例)10、バックシート(背凭れ)11Aとヘッドレスト11Bとで成るバックレスト11、足を乗せるフートレスト12Aとふくらはぎを沿わして載せることも可能なレッグシート12Bとで成るレッグレスト12を備えて構成されている。シート10は円筒状の上部枠体14に支持されており、この上部枠体14は、フロアに固設された基台15に、昇降機構aを介して駆動昇降自在に支持されている。昇降機構aとしては、油圧や電動によるシリンダ等、種々のものが可能である。
【0029】
バックレスト11は、傾動機構bを介して駆動起上り上昇及び倒れ下降自在にシート10の後端部に支持されるとともに、バックレスト11の倒れ下降に伴ってレッグレスト12が持ち上がり上昇し、バックレスト11の起上り上昇に伴ってレッグレスト12が引退下降するように連動させる連動機構(図示省略)が、上部枠体14内に装備されている。尚、昇降機構aと傾動機構bとを総称して姿勢制御機構Sと呼ぶ。
【0030】
トレー2は、第1アーム4Aと第2アーム4Bとで成る腰折れリンク機構としてのアーム機構4を介して上部枠体14に連結されており、人為操作により、椅子1に対して所望の姿勢が維持されるように関係付けて前後移動するように構成されている。ホルダ9には、3個のエアー駆動型又は電気駆動型の第1〜第3治療器具(診療用器具の一例)5〜7と、バキュームシリンジ8とが引き出し自在に収納されている。これら複数のエアー駆動型の治療器具5〜7及びバキュームシリンジ8は、エアー供給用のホース5a〜7a,8aを介してトレー2に接続されている。
【0031】
次に、エアー駆動型の各種治療器具5〜7、及び診療用椅子1の上下昇降及び傾動昇降を司る操作構造について説明する。これら治療器具5〜8と昇降機構aと傾動機構bとは、図4〜図6に示すように、基台15の後部に装備された3つのフートコントローラ16〜18で操作されるようになっている。即ち、3個の治療器具5〜7の駆動及び停止を司る単一の第1フートコントローラ16は、バックレスト11の下方で、かつ、左右中央の位置に固定配置されており、椅子1の姿勢制御用コントローラである第2フートコントローラ17は、第1フートコントローラ16の左右夫々に対称となる位置で、かつ、第1フートコントローラ16よりも平面視で上部枠体14に近い位置に計2個配置してある。また、バキュームシリンジ8の駆動及び停止を司る第3フートコントローラ18を、左右中央で、かつ、第1フートコントローラ16の直前となる位置に設けてある。
【0032】
第1フートコントローラ16は、図7に示すように、台フレーム15Aに載置固定されたマイクロスイッチ(コントローラ本体の一例)19と、前端の左右向き支点Pで揺動移動自在に台フレーム15Aに支持された略伏せ椀形状の足踏カバー(被踏部材の一例)20とで成る前踏み揺動型に構成されている。
足踏カバー20は、合成樹脂材や鋼板等で形成され、その内側前端部に形成された後方開放型で上下二股形状の軸受部20aに、台フレーム15Aに立設されたステー21を介して横臥支持された支軸22を係入嵌合することで揺動自在に支持されており、マイクロスイッチ19の被操作片19aに対向配置される操作突起20aを、足踏カバー20の内側前端部に一体形成してある。尚、足踏カバー20の形状は、伏せ椀形状に限定されるものではなく、円板状やそれ以外等の種々の形状が可能である。
【0033】
つまり、足踏カバー20を足を乗っけて踏込み操作すれば、足踏カバー20が支点Pで揺動下降し、操作突起20aが被操作片19aを押し下げてマイクロスイッチ19をON操作するのである。足踏カバー20の踏込みを解除すれば、支軸22に巻回装備されたつる巻バネ23の弾性付勢力により、足踏カバー20は図7に示される待機位置に自動復帰し、マイクロスイッチ19もOFFに自動復元される。足踏カバー20は、待機位置においては、台フレーム15に被せられた台カバー15Bの湾曲状の外面と一連の面となるような湾曲形状に形成されている。尚、基台15は、強度を有した支持部材である台フレーム15A、外観部材である台カバー15Bとで構成されている。
【0034】
第3フートコントローラ18は、図7に示すように、台フレーム15A上に固設されたスイッチ本体18aと、これに上下スライド自在に支持されたスイッチ片と、スイッチ片18bに套嵌された円筒形の踏部18cとで構成されており、台カバー15Bに形成された貫通孔15bから踏部18cが突出する状態に配備されている。つまり、足で踏部18cを踏込んで押し下げるとスイッチONとなり、踏込みを解除すれば踏部18cが自動復帰してスイッチOFFとなるように構成されている。
【0035】
第2フートコントローラ17は、図8、図9に示すように、支持体24に球面軸受(自在軸受)25を介して支持された丸棒状の操作レバー26と、支持体24の底面に取付けられた4個のマイクロスイッチ(コントローラ本体の一例)27と、操作レバー26に套嵌された伏せ椀形(円盤形)のペダル(被操作具の一例)28とから、いわゆる十字操作構造に構成されている。支持体24は、取付けステー31を介して台フレーム15Aに固定すると良く、球面軸受25とでコントローラ本体37を構成している。尚、29は球面軸受25の上側間隙を覆うべく操作レバー26に嵌装された蓋部材であり、巻きバネ30によって下方付勢されている。
【0036】
台カバー(コントローラ本体を覆うカバー体の一例)15Bには、操作レバー26を移動操作自在に挿通する操作孔34が形成されており、図8に示すように、ペダル28が傾倒操作されない自由状態においては、平面視でペダル28が操作孔34を被うように構成してある。具体的には、操作孔34の径よりもペダル28の径を大径に設定してある。これにより、操作孔34から、水分、血液、薬液等の液体、塵埃、ゴミといった異物等が浸入する可能性をできるだけ少なくしてある。
【0037】
マイクロスイッチ27は、スイッチ本体27a、スイッチ本体27aに揺動支持された操作アーム27b、及びスイッチ突起27cとを有しており、図9に示すように、各操作アーム27bが、操作レバー26の下端部の周囲近傍に等角度配置されるように、4個のスイッチ本体27aを操作レバー26の軸心に関して均等角度毎に取付けてある。尚、Qは操作レバー26の仮想支点である。
【0038】
4個のマイクロスイッチ27のうち、左右の2個は椅子昇降用に、そして、前後の2個はバックレスト傾動用に夫々設定してある。従って、足でペダル28を操作することにより、操作レバー26を前に傾倒移動させるとバックレスト11が起上り傾動し、後に傾倒移動させるとバックレスト11が倒れ傾動するとともに、操作レバー26を左に傾倒移動させると椅子1が上昇移動し、右に傾倒移動させると椅子1が下降移動するように制御される。
【0039】
ペダル28を伏せ椀形状(円盤形状や傘形状でも良い)に設定してあるので、その上に足を載せ付けて楽に傾倒操作するとか、ペダル28の横端面を押して傾倒操作する等、種々の操作が可能であり、使い易いようにしてある。また、形状の点から、載せた足が滑り難いという利点もある。
【0040】
つまり、図10に示すように、各フートコントローラ16〜18、各治療器具5〜7、バキュームシリンジ8、及び姿勢制御機構Sの夫々を制御装置32に接続して操作系を構成してある。33は、各治療器具5〜7の駆動速度(回転速度等)の調節を行う速度設定器であり、速度設定器33で調節設定された駆動速度による駆動及び停止を第1フートコントローラ16で行う構造である。尚、詳しい構造が割愛するが、三つの診療器具5〜7は、それらのうちの一つがホルダ9から取り出されたら、その取出しに伴ってそれのみが第1フートコントローラ16による駆動制御が可能な活性状態となるように構成されている。
【0041】
治療器具用の第1フートコントローラ16は診療或いは治療中において比較的頻繁に用いられるものであり、椅子姿勢制御用の第2フートコントローラ17は、治療体勢を整えるべく治療開始時や、治療終了に伴う通常姿勢への復帰といった具合に、診療や治療の最初と最後においてのみ使われることが殆どである。そして、歯科の診療や治療、特に歯科の予防診療においては、医師や歯科助手、歯科技工士等の術者が、横臥姿勢の患者頭部の周囲を移動しながら検査、診療、治療等の施術を行う。
【0042】
この場合、最も使用頻度の高い治療器具5〜7用のスイッチである第1フートコントローラ16を、図5に示すように、台座のバックレスト部の下方で、かつ、左右中央の位置に固定配置してあるので、椅子1に向かって平面的に時計を置いたと考えた場合に、医師、助手等の術者dが9時ポジションP9、12時ポジションP12、及び3時ポジションP3のいずれのポジションからもほぼ均等な距離となる位置に第1フートコントローラ16が存在することになる。尚、図5におけるhは患者の頭部である。
【0043】
〔別実施形態〕
〈1〉 第1フートコントローラ16と第2フートコントローラ17を入れ換えて、バックレスト11の下方で、かつ、左右中央の位置に単一の第2フートコントローラ17を固定配置し、それより上部枠体14に近い位置における左右対称の位置に、計2個の第1フートコントローラ16を配置する構成でも良い。
【0044】
〈2〉 右や左といった利き足の使い勝手を考慮して、図11に示すように、左右の第2フートスイッチ17の位置を前後方向にずらして、左右非対称の位置に配置する構成でも良い。図11は、右足でのスイッチ操作に対応させた配置としてあり、左足対応型では左右の位置が逆になる。また、同図に示すように、第1フートスイッチ16を、基第5に取付けるのではなく、少々蹴っても動かないよう、十分に重い支持体35に取付けた状態で、リード線36を介して装備した構成でも良い。つまり、各フートコントローラ16〜18は、実質的に固設状態であれば良い。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の医療用診療台では、歯科診療等の医療用診療においては、椅子に座った姿勢において、顔や頭部等を診療することが多く、その場合、医者等の術者は、被診療者である被術者の頭部の周囲を俳諧するが如くに移動しながら診療を行うことも多い。そこで、請求項1の構成によれば、足操作されるフートコントローラを、バックレストの下方で、かつ、平面視でバックレスト長手方向中心線に対して、左右中央の位置に固定配置したので、術者は被術者の周囲のどの位置に居ても、ほぼフートコントローラから等距離に位置することになり、しかもフートコントローラは固定配置されているから、蹴飛ばしてしまうことなく、簡単にフートコントローラを探り当てることができて、確実に足操作できるようになった。また、3時、9時、12時のポジション等、術者の位置変更如何に拘わらずに、姿勢制御用又は器具制御用のコントローラを、足で探り当てることなく簡単、容易に足操作できるようになり、使い易くて効率の良いものにできた。
【0046】
請求項2の医療用診療台では、姿勢制御用コントローラ又は器具制御用コントローラのうちの一方を第1フートコントローラに構成し、他方を足操作自在な第2フートコントローラに構成し、この第2フートコントローラを、バックレストの下方で、かつ、バックレスト長手方向中心線に対し、左側及び右側の夫々に固定配置したので、術者が被術者の周囲のどの位置に居ても極めて簡単に第1フートコントローラを足操作して、器具の駆動制御又は椅子の姿勢制御が行える。加えて、第1フートコントローラの左右に位置する第2フートコントローラの位置も、第1フートコントローラの位置と感覚的測り易く、つまりは関連付けて覚え易いので、第2フートコントローラの操作もし易い。そして、第2フートコントローラは左右夫々に計2個以上装備してあるから、やはり術者の位置如何に拘らずに操作し易いものとすることができる。
【0047】
請求項3の医療用診療台では、第1フートコントローラを、踏込み操作自在な被踏部材と、この被踏部材の踏込みに伴って操作されるコントローラ本体とを備えて構成したので、術者は被術者の周囲のどの位置に居ても、簡単に第1フートコントローラを探り当て、そして踏みさえすれば容易にコントロール操作できる使い勝手の良いものになった。
【0048】
請求項4の医療用診療台においては、姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラ、又は診療器具の駆動を司る器具制御用コントローラを、複数からなる足操作式の第2フートコントローラに構成し、第2フートコントローラを、バックレストの下方で、かつ、平面視でバックレスト長手方向中心線に対し、左側及び右側の夫々に固定配置してある。例えば、歯科においては、椅子の昇降やバキュームシリンジ等を、歯科医や歯科技工士、或いは歯科助手といった術者が操作するとともに、椅子の右側や左といった具合に、術者の操作する位置はバックレスト周りで種々変化することが多い。その結果、第2フートコントローラが左右の夫々に固定配置状態で存在するので、術者はいずれの位置においても左又は右の第2フートコントローラを容易に操作できるようになるとともに、それらコントローラを蹴飛ばして移動してしまうことが無い点からも使いやすい。
【0049】
請求項5の医療用診療台では、姿勢制御用コントローラ又は器具制御用コントローラのうちの一方を第2フートコントローラに構成し、他方を足操作自在な第1フートコントローラに構成し、この第1フートコントローラを、左右の第2フートコントローラの左右方向での間に配置したので、請求項4の構成による効果に加えて、次のような効果がある。即ち、左右の第2フートコントローラの間に第1フートコントローラが存在するので、術者は被術者の周囲のどの位置に居ても、第1フートコントローラから同じような距離に位置することになり、簡単に第1フートコントローラを探り当てることができて、確実に足操作できるようになった。
【0050】
請求項6の医療用診療台では、左側及び右側の第2フートコントローラを、平面視でバックレスト長手方向中心線に対して左右対称の位置に設けたので、第2フートコントローラが左右対象位置に存在するので、より感覚的に覚え易いものとなり、一層操作し易い状態にすることができる。
【0051】
請求項7の医療用診療台では、主に診療の最初と最後に使われる姿勢制御用の第2フートコントローラを左右夫々に配置し、左右中間には、器具制御用の第1フートコントローラを配置したから、診療の殆どの時間帯で用いられる器具制御を1箇所の第1フートコントローラで簡単、便利に足操作することができるとともに、左右の第2フートコントローラは、医師だけでなく、助手等の補助者といった種々の術者が用い易い点も好ましい。
【0052】
請求項8の医療用診療台では、姿勢操作機構を、座部を昇降させる昇降機構と、バックレストを傾動させる傾動機構とで構成し、第2フートコントローラを、二方向に足操作自在な被操作部を有した複合操作型に構成し、被操作部の一方向への操作で座部が昇降され、他方向のへの操作でバックレストの傾動が行われるように、操作レバーの左右方向への操作で椅子が昇降されるように、第2フートコントローラと姿勢操作機構とを連係したので、一つのフートコントローラで、椅子の二種類の姿勢制御を行えるとともに、別々の操作具を操作する場合に比べて、迅速な操作が可能であり、操作性に優れる便利なものにできた。
【0053】
請求項9の医療用診療台では、第2フートコントローラを、前後及び左右に足操作自在な被操作部を有した十字方向の複合操作型に構成し、被操作部の、平面視でバックレスト長手方向中心線に近づく方向の動きで座部が上昇し、被操作部の、平面視でバックレスト長手方向中心線から遠ざかる方向の動きで座部が下降する状態に第2フートコントローラを構成したので、平面視におけるバックレストの動く方向と操作レバーの動く方向とが合致することになり、操作感覚で分り易く、覚え易い操作形態となる。また、それによって、左右方向の操作では座部の昇降という具合に関連づけて理解することが可能になる。その結果、第2フートコントローラを十字操作型として、座部の昇降とバックレストの傾動という2系統の動きをコントロールできる便利なものとしながら、バックレストの動きと操作レバーの動きとの実際に即した関係付けにより、使い易くて動かし間違いの起き難い操作性に優れる操作手段にできた。
【0054】
請求項10の医療用診療台では、第1フートコントローラの位置を、第2フートコントローラの位置よりも、基台に対して後方に寄せたので、一個の第1フートコントローラをどの位置の術者からも最も届き易い位置に近づけることができ、より便利で使い易いフートコントローラを提供することができた。
【0055】
請求項11の医療用診療台では、第1フートコントローラ又は/及び第2フートコントローラを、基台に配設したので、別体のものとする場合に比べて、動かないようにするための余計な重量を持たせる必要がなく、構造簡単で軽量な状態で取付け固定できるとともに、リード線を外部露出しない構成を容易く採ることができるようになる。
【0056】
請求項12の医療用診療台では、第1又は/及び第2フートコントローラを、コントローラ本体と、足で操作される被操作部とを備えて構成し、この被操作部が、足で操作される被操作具と、コントローラ本体に支持されて被操作具を上端部に設けた操作レバーからなり、操作レバーを移動操作自在に挿通する挿通孔を有した状態でコントローラ本体を覆うカバー体を設けるとともに、被操作具が操作されない自由状態においては、平面視で被操作具が挿通孔を被うように構成したので、次のような効果がある。
【0057】
即ち、操作レバーの先端に設けた被操作具を足操作して操作するのであるが、操作レバーの可動域を確保するためには、操作レバーが貫かれるカバー体の挿通孔をある程度大きなものにする必要があるが、そうなると、その大なる挿通孔からのゴミ、液体、塵埃等の他物が入り込み易くなり、ゴミ詰まりして操作し難くなる等の不都合が生じ易くなる。そこで、請求項12の構成によれば、その大なる挿通孔を、自由状態では平面視において被操作具で隠すことができるので、挿通孔からのゴミ、液体、塵埃等の他物が入り込むことを規制することができ、コントローラ内部をクリーンに保って常に有効な動作を可能とする医療用診療台を提供することができた。
【0058】
請求項13の医療用診療台用のフートコントローラでは、被診療者が乗る椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台用のフートコントローラにおいて、コントローラ本体と、足で操作される被操作部とを備え、この被操作部が、足で操作される被操作具と、コントローラ本体に支持されて、被操作具を上端部に設けた操作レバーからなり、操作レバーを移動操作自在に挿通する挿通孔を有した状態でコントローラ本体を覆うカバー体を設けるとともに、被操作具が操作されない自由状態においては、平面視で被操作具が挿通孔を被うように構成したので、次のような効果がある。
【0059】
即ち、操作レバーの先端に設けた被操作具を足操作して操作するのであるが、操作レバーの可動域を確保するためには、操作レバーが貫かれるカバー体の挿通孔をある程度大きなものにする必要があるが、そうなると、その大なる挿通孔からのゴミ、液体、塵埃等の他物が入り込み易くなり、ゴミ詰まりして操作し難くなる等の不都合が生じ易くなる。そこで、請求項13の構成によれば、その大なる挿通孔を、自由状態では平面視において被操作具で隠すことができるので、挿通孔からのゴミ、液体、塵埃等の他物が入り込むことを規制することができ、コントローラ内部をクリーンに保って常に有効な動作を可能とする医療用診療台用のフートコントローラを提供することができた。
【0060】
そして、そのような効果を奏するフートコントローラとしては、請求項14のように、診療用器具の駆動を司る器具制御用コントローラや、請求項15のように、椅子の姿勢制御を司る姿勢制御用コントローラに設定することが自在である。
【0061】
請求項16の医療用診療台用のフートコントローラでは、椅子を、被診療者が着座する座部と、この座部に対して傾動自在に支持されたバックレストとを有して構成し、姿勢操作機構を、椅子を昇降させる昇降機構と、バックレストを傾動させる傾動機構とで構成し、フートコントローラを、二方向に操作部の操作が自在な複合操作型に構成し、操作レバーの一方向への操作で座部が昇降され、操作レバーの他方向への操作でバックレストが傾動されるように構成したので、一つのフートコントローラで、椅子の二種類の姿勢制御を行えるとともに、別々の操作具を操作する場合に比べて、迅速な操作が可能であり、操作性に優れる便利なものにできた。
【0062】
請求項17の医療用診療台用のフートコントローラでは、フートコントローラを、前後及び左右の二方向に足操作自在な被操作部を有した十字方向の複合操作型に構成し、被操作部の一方向への操作で座部が昇降し、他方向への操作でバックレストが傾動するように構成したので、平面視におけるバックレストの動く方向と操作レバーの動く方向とが合致することになり、操作感覚で分り易く、覚え易い操作形態となる。また、それによって、左右方向の操作では座部の昇降という具合に関連づけて理解することが可能になる。
【0063】
その結果、第2フートコントローラを十字操作型として、座部の昇降とバックレストの傾動という2系統の動きをコントロールできる便利なものとしながら、バックレストの動きと操作レバーの動きとの実際に即した関係付けにより、使い易くて動かし間違いの起き難い操作性に優れる操作手段にできた。そして、請求項18の構成のように、被操作具の形状を、円盤形、傘形、伏せ椀形の何れかに設定すれば、その上に足を載せ付けた楽な状態で軽快な足操作が可能になる点で好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用診療設備の全体平面図
【図2】歯科用診療設備の全体側面図
【図3】歯科用診療設備の全体正面図
【図4】各種フートコントローラの配置を示す診療台下部の背面斜視図
【図5】フートコントローラの配置構造と治療状況を示す平面図
【図6】フートコントローラの配置等を示す側面図
【図7】診療器具用フートコントローラの構造を示す断面図
【図8】診療用椅子の姿勢制御用フートコントローラの構造を示す断面図
【図9】図8のフートコントローラの要部を示す底面図
【図10】各種駆動機構と各種フートコントローラの制御ブロック図
【図11】各フートコントローラの別配置構造を示す要部の平面図
【符号の説明】
1 椅子
5〜7 診療用器具
10 座部
11 バックレスト
15 基台
15B カバー体
16 第1フートコントローラ
17 第2フートコントローラ
19 コントローラ本体
20 被踏部材
26 操作レバー
28 被操作具
34 操作孔
37 コントローラ本体
a 昇降機構
b 傾動機構
S 姿勢操作機構

Claims (18)

  1. 基台と、この基台上に昇降自在に設けられた座部及びこの座部の一端に傾動自在に連設されたバックレストよりなる椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台であって、
    前記姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラ、又は前記診療用器具の駆動を司る器具制御用コントローラを、足操作式の第1フートコントローラに構成し、この第1フートコントローラを、前記バックレストの下方で、かつ、平面視で前記バックレスト長手方向中心線に対し、左右中央の位置に固定配置してある医療用診療台。
  2. 請求項1の医療用診療台であって、
    前記姿勢制御用コントローラ又は前記器具制御用コントローラのうちの一方を前記第1フートコントローラに構成し、他方を足操作自在な第2フートコントローラに構成し、この第2フートコントローラを、前記バックレストの下方で、かつ、前記バックレスト長手方向中心線に対し、左側及び右側の夫々に固定配置してある医療用診療台。
  3. 請求項1又は2の医療用診療台であって、
    前記第1フートコントローラを、踏込み操作自在な被踏部材と、この被踏部材の踏込みに伴って操作されるコントローラ本体とを備えて構成してある医療用診療台。
  4. 基台と、この基台上に昇降自在に設けられた座部及びこの座部の一端に傾動自在に連設されたバックレストよりなる椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台であって、
    前記姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラ、又は前記診療器具の駆動を司る器具制御用コントローラを、複数からなる足操作式の第2フートコントローラに構成し、前記第2フートコントローラを、前記バックレストの下方で、かつ、平面視で前記バックレスト長手方向中心線に対し、左側及び右側の夫々に固定配置してある医療用診療台。
  5. 請求項4の医療用診療台であって、
    前記姿勢制御用コントローラ又は前記器具制御用コントローラのうちの一方を前記第2フートコントローラに構成し、他方を足操作自在な第1フートコントローラに構成し、この第1フートコントローラを、左右の前記第2フートコントローラの左右方向での間に配置してある医療用診療台。
  6. 請求項2,4,5のうちのいずれか一項の医療用診療台であって、
    左側及び右側の前記第2フートコントローラを、平面視で前記バックレスト長手方向中心線に対して左右対称の位置に設けてある医療用診療台。
  7. 請求項2又は5の医療用診療台であって、
    前記第1フートコントローラが前記器具制御用コントローラであり、前記第2フートコントローラが前記姿勢制御用コントローラである医療用診療台。
  8. 請求項7の医療用診療台であって、
    前記姿勢操作機構を、前記座部を昇降させる昇降機構と、前記バックレストを傾動させる傾動機構とで構成し、前記第2フートコントローラを、二方向に足操作自在な被操作部を有した複合操作型に構成し、
    前記被操作部の一方向への操作で前記座部が昇降され、他方向のへの操作で前記バックレストの傾動が行われるように、前記操作レバーの左右方向への操作で前記椅子が昇降されるように、前記第2フートコントローラと前記姿勢操作機構とを連係してある医療用診療台。
  9. 請求項8の医療用診療台であって、
    前記第2フートコントローラを、前後及び左右に足操作自在な被操作部を有した十字方向の複合操作型に構成し、前記被操作部の、平面視で前記バックレスト長手方向中心線に近づく方向の動きで前記座部が上昇し、前記被操作部の、平面視で前記バックレスト長手方向中心線から遠ざかる方向の動きで前記座部が下降する状態に前記第2フートコントローラを構成してある医療用診療台。
  10. 請求項2,5,7〜9のいずれか一項の医療用診療台であって、
    前記第1フートコントローラの位置を、前記第2フートコントローラの位置よりも、前記基台に対して後方に寄せてある医療用診療台。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項の医療用診療台であって、
    前記第1フートコントローラ又は/及び前記第2フートコントローラを、前記基台に配設してある医療用診療台。
  12. 請求項1,2,4〜11のいずれか一項の医療用診療台であって、
    前記第1又は/及び第2フートコントローラを、コントローラ本体と、足で操作される被操作部とを備えて構成し、この被操作部が、足で操作される被操作具と、前記コントローラ本体に支持されて前記被操作具を上端部に設けた操作レバーからなり、前記操作レバーを移動操作自在に挿通する挿通孔を有した状態で前記コントローラ本体を覆うカバー体を設けるとともに、
    前記被操作具が操作されない自由状態においては、平面視で前記被操作具が前記挿通孔を被うように構成してある医療用診療台。
  13. 被診療者が乗る椅子と、この椅子の姿勢を駆動操作する姿勢操作機構と、診療用器具とを備えた医療用診療台用のフートコントローラであって、
    コントローラ本体と、足で操作される被操作部とを備え、この被操作部が、足で操作される被操作具と、前記コントローラ本体に支持されて、前記被操作具を上端部に設けた操作レバーからなり、前記操作レバーを移動操作自在に挿通する挿通孔を有した状態で前記コントローラ本体を覆うカバー体を設けるとともに、前記被操作具が操作されない自由状態においては、平面視で前記被操作具が前記挿通孔を被うように構成してある医療用診療台用のフートコントローラ。
  14. 請求項13の医療用診療台用のフートコントローラは、前記診療用器具の駆動を司る器具制御用コントローラである医療用診療台用のフートコントローラ。
  15. 請求項13の医療用診療台用のフートコントローラは、前記姿勢操作機構の駆動を司る姿勢制御用コントローラである医療用診療台用のフートコントローラ。
  16. 請求項13の医療用診療台用のフートコントローラであって、
    前記椅子を、被診療者が着座する座部と、この座部に対して傾動自在に支持されたバックレストとを有して構成し、前記姿勢操作機構を、前記椅子を昇降させる昇降機構と、前記バックレストを傾動させる傾動機構とで構成し、前記フートコントローラを、二方向に前記操作部の操作が自在な複合操作型に構成し、
    前記操作レバーの一方向への操作で前記座部が昇降され、前記操作レバーの他方向への操作で前記バックレストが傾動されるように構成してある医療用診療台用のフートコントローラ。
  17. 請求項16の医療用診療台用のフートコントローラであって、
    前記フートコントローラを、前後及び左右の二方向に足操作自在な被操作部を有した十字方向の複合操作型に構成し、前記被操作部の一方向への操作で前記座部が昇降し、他方向への操作で前記バックレストが傾動するように構成してある医療用診療台用のフートコントローラ。
  18. 請求項12の医療用診療台、又は請求項13〜17のいずれか一項の医療用診療台用のフートコントローラであって、
    被操作具の形状を、円盤形、傘形、伏せ椀形の何れかに設定してある医療用診療台、又は医療用診療台用のフートコントローラ。
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