JP7175536B2 - 歯科診療用バキュームの吸引ノズル、歯科診療用バキューム及び歯科診療装置 - Google Patents

歯科診療用バキュームの吸引ノズル、歯科診療用バキューム及び歯科診療装置 Download PDF

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Description

本開示は、歯科診療に用いられる歯科診療用バキュームの吸引ノズル、歯科診療用バキューム、及び、歯科診療用バキュームを備えた歯科診療装置に関するものである。
従来、歯科診療で口腔が施術される際、歯等の切削粉塵が飛散し、シリンジから噴射された水が飛沫するため、歯科医師や歯科衛生士等(以下、「施術者」と記す。)は、これらの切削粉塵や飛沫した水滴(以下、「粉塵等」と記す。)をバキュームで吸引する。
例えば、下記特許文献1に記載された発明(以下、「文献公知発明」と記す。)は、歯科診療用椅子の近傍で自立して用いられる遮蔽板と口腔外バキュームを有している。文献公知発明は、キャスター等によって移動し、また、遮蔽板と口腔外バキュームが、フレキシブルホース等で接続されているため、施術者は、任意の位置で遮蔽板及び口腔外バキュームを用いることができる。
文献公知発明の口腔外バキュームも他の口腔外バキュームも、一般的には、漏斗状の吸引口を有しており、吸引口が被施術者の口元に向けられた状態で、口元や胸元に配置される。
特開平8-33659号公報
しかし、上記したとおり、一般的な口腔外バキュームの吸引口は、漏斗状であるため、吸引された水分が水滴となって吸引口の内面に付着すると、水滴が内面を伝って吸引口の縁から滴り落ちる。吸引口は、被施術者の口元に向けられているため、水滴は、被施術者や衣服に付着する可能性があり、このようなことは、衛生的ではない。施術者が水滴を拭き取ることもできるが、施術が中断されてしまう。
本開示は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、水滴が滴り落ちるのを抑止することができる歯科診療用バキュームの吸引ノズル、歯科診療用バキューム及び歯科診療装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、歯科診療において被施術者の口腔外に配置される歯科診療用バキュームの吸引ノズルであって、中空のノズル本体部と、前記ノズル本体部に形成されて前記歯科診療バキュームのホースに接続される接続口部と、前記ノズル本体部のうち、前記被施術者の口元に向けられる対向面において、前記対向面よりも小さく開口された吸引口と、前記ノズル本体部のうち、前記吸引口の下に連接された受部と、を有する、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記ノズル本体部が、筒状であり、前記接続口部と対峙した底部を有する、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記ノズル本体部が、円筒状であり、前記ノズル本体部の直径が、前記接続口部の直径よりも大きく形成され、前記吸引口が、前記ノズル本体部の側面に形成された、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記吸引口が、前記被施術者の口に沿った横長であり、前記吸引口のうち、横長の方向と直交する縦幅が、前記ノズル本体部の直径よりも短い、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、透明又は半透明である、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記ホースが、歯科診療椅子の側方から伸び、自立する支持アームに支持された、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記ホースを支持する支持アームが、前記歯科診療椅子のヘッドレスト又はバックレストに接続され、前記歯科診療椅子に近づく方向又は前記歯科診療椅子から離れる方向に移動可能である、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記歯科診療椅子の正面から背面側に移動可能である、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、前記被施術者の口元を照らす補助ライトが、前記ノズル本体部と前記被施術者の口元との間に配置された、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームは、上記した支持アームを有する歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有し、前記歯科診療用バキュームの吸引ノズルが前記被施術者の口元からから離れたときに吸引を止める制御部を有する、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームは、上記した支持アームを有する歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有し、前記歯科診療用バキュームの吸引ノズルが前記被施術者の口元にあるときに前記歯科診療椅子のバックレストの所定の動作を規制する制御部を有する、
ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療装置は、上記した歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有する、ことを特徴とする。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、歯科診療において被施術者の口腔外に配置されるものであって、中空のノズル本体部と、ノズル本体部に形成されて歯科診療バキュームのホースに接続される接続口部と、ノズル本体部のうち、被施術者の口元に向けられる対向面において、対向面よりも小さく開口された吸引口と、ノズル本体部のうち、吸引口の下に連接された受部と、を有している。この構成により、吸引口から吸引された水分が、ノズル本体部の内面に付着して水滴となった場合であっても、水滴は、受部に溜まる。したがって、歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、水滴が滴り落ちるのを抑止することができる。
図1は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の外観が表された斜視図である。 図2は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置が上方から表された上方図である。 図3は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の外観が表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の斜視図である。 図4は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置が上方から表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の上方図である。 図5は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の外観が表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の斜視図である。 図6は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置が上方から表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の上方図である。 図7は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドの外観斜視図である。 図8は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドが上方から表された上方図である。 図9は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドが側方から表された側方図である。 図10は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドが正面側から表された正面図である。 図11は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドの変形例が上方から表された上方図である。 図12は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドの変形例が側方から表された側方図である。 図13は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置に備えられた歯科診療用衛生シールドの変形例が正面側から表された正面図である。 図14は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の使用状態が側方から表された側方図である。 図15は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の使用状態が上方から表された上方図である。 図16は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の使用状態が側方から表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の側方図である。 図17は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置が上方から表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の上方図である。 図18は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の使用状態が側方から表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の側方図である。 図19は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置が上方から表され、歯科診療用衛生シールドの関節部が稼働した状態の上方図である。 図20は、本開示の実施形態に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルの外観斜視図である。 図21は、本開示の実施形態に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルが上方から表された上方図である。 図22は、本開示の実施形態に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルの使用状態における断面図である。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、ノズル本体部が、筒状であり、接続口部と対峙した底部を有している。この構成により、水滴は、ノズル本体部に漏れなく収容される。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、ノズル本体部が、円筒状であり、ノズル本体部の直径が、接続口部の直径よりも大きく形成され、吸引口が、ノズル本体部の側面に形成されている。すなわち、歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、円筒状であって、横に倒された姿勢で配置され、側面の吸引口が被施術者の口元に向けられる。吸引口の大きさは、ノズル本体部の大きさに依拠するため、仮に、ノズル本体部の大きさが、接続口部と同等であれば、吸引口の大きさは、接続口部の大きさに依拠することになる。本開示では、ノズル本体部の大きさが、接続口部よりも大きいため、吸引口の大きさは、接続口部の大きさに依拠せずに決定され、適切となる。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、吸引口が、被施術者の口に沿った横長であり、吸引口のうち、横長の方向と直交する縦幅が、ノズル本体部の直径よりも短い。すなわち、吸引口の縦幅が、ノズル本体部の直径よりも短いため、受部が形成される。この構成により、受部を有しつつ、被施術者の口元で吸引するうえで適した形状、吸引口において負圧を実現するうえで適した形状となる。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、透明又は半透明である。したがって、施術者は、ノズル本体部の内側に溜まった粉塵等を視認することができ、清掃や交換の有無を判断することができる。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、ホースが、歯科診療椅子の側方から伸び、自立する支持アームに支持されている。水滴が受部に溜まることから、施術者は、水滴が滴り落ちることを気にする必要がないため、手で歯科診療用バキュームの吸引ノズルを支える必要が無い。したがって、歯科診療用バキュームの吸引ノズルを支持アームに支持させて自立させることができる。また、施術者は、不要の場合に支持アームごと歯科診療用バキュームの吸引ノズルを移動させることもできる。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、ホースを支持する支持アームが、歯科診療椅子のヘッドレスト又はバックレストに接続され、歯科診療椅子に近づく方向又は歯科診療椅子から離れる方向に移動可能である。すなわち、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが被施術者の口元から離れることにより、被施術者が起き上がる際、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが被施術者と干渉しない。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、歯科診療椅子の正面から背面側に移動可能である。すなわち、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが歯科診療椅子の背面側に配置されることにより、被施術者が起き上がる際、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが被施術者と干渉しないし、歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、周辺機器とも干渉しない。
本開示に係る歯科診療用バキュームの吸引ノズルは、被施術者の口元を照らす補助ライトが、ノズル本体部と被施術者の口元との間に配置されている。すなわち、補助ライトと被施術者の口元との間には、ノズル本体部や他の機器が存在せず、影となるものがない。したがって、口元が、補助ライトの光で直接照らされる。なお、歯科診療装置が有する既設の照明は、歯科診療用バキュームの吸引ノズルよりも上方に配置されるため、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが、影となる場合がある。
本開示に係る歯科診療用バキュームは、上記した支持アームを有する歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有し、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが被施術者の口元からから離れたときに吸引を止める制御部を有している。したがって、施術者は、不要な場合に、歯科診療用バキュームの吸引ノズルの移動と吸引の停止を別個に操作する必要が無く、便利である。
本開示に係る歯科診療用バキュームは、上記した支持アームを有する歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有し、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが被施術者の口元にあるときに歯科診療椅子のバックレストの所定の動作を規制する制御部を有している。被施術者は、バックレストの動作につられて起き上がる場合があるが、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが被施術者の口元にあるとき、バックレストは動作しないため、被施術者がつられて起き上がることがないし、被施術者が、歯科診療用バキュームの吸引ノズルに当たることも抑止される。また、バックレストが動作しないため、歯科診療用バキュームの吸引ノズルが周辺機器と干渉しない。
本開示に係る歯科診療装置は、上記した歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有している。したがって、歯科診療装置は、上記した歯科診療用バキュームの吸引ノズル及び歯科診療バキュームと同じ効果を奏する。
以下は、本開示の実施形態に係る歯科診療装置の説明である。図1及び図2は、歯科診療椅子用衛生シールド12を有する歯科診療装置1の外観が示されている。以下の説明では、図1に示されているとおり、歯科診療装置1の歯科診療椅子2を基準として、歯科診療椅子2のヘッドレスト6と対面する方向を正面(Front)とし、ヘッドレスト6の裏側に向かう方向を背面(Back)とし、歯科診療椅子2の長手方向においてヘッドレスト6に向かう方向を上方とし(Up)、フットレスト4に向かう方向を(Down)とし、側方をそれぞれ左右側方(Left Side、Right Side)とする。
図1及び図2に示されているとおり、歯科診療装置1は、患者である被施術者P(図14ないし図19参照。)が横たわる歯科診療椅子2と、この歯科診療椅子2に取り付けられた歯科診療椅子用衛生シールド12と、この歯科診療椅子用衛生シールド12と被施術者Pの口元との間に配置されて被施術者Pの口元を照らす補助ライト51と、施術において用いられる各種機器が備えられたカスピダーユニット8と、このカスピダーユニット8に備えられて粉塵等を吸引する歯科診療用バキューム13と、歯科診療椅子用衛生シールド12の姿勢に応じて歯科診療椅子2の所定の動作を規制するシールド用制御部(図示省略。)とを有している。補助ライト51は、ライト用フレキシブルホース59に支持されている。ライト用フレキシブルホース59は、ヘッドレスト6に取り付けられている。歯科診療用バキューム13の吸引ノズル14は、吸引ノズル用フレキシブルホース(図示省略)に支持され、歯科診療椅子用衛生シールド12と被施術者Pの口元との間に配置されている。なお、シールド用制御部が搭載される機器は任意である。したがって、シールド用制御部は、例えば、歯科診療椅子2、カスピダーユニット8、その他の周辺機器に搭載されている。
歯科診療椅子2は、被施術者Pが座るシート3と、このシート3の下部側に連接されて被施術者Pの脚が載せられるフットレスト4と、シート3の上部側に連接されて被施術者Pの上半身が載せられるバックレスト5と、このバックレスト5の上部側に連接されて被施術者Pの頭部が載せられるヘッドレスト6と、シート3の左右側方に配置されて被施術者Pの腕が載せられるアームレスト7とを有している。施術者に操作されることで、歯科診療椅子2は自在に昇降し、バックレスト5は自在に伸縮し、倒れ又は起き、ヘッドレスト6は自在に伸縮し、倒れ又は起き、角度が変化する。歯科診療椅子2の姿勢は、施術者に操作されることで、任意に変化するし、また、予め決定された姿勢に、自動的に変化する。
カスピダーユニット8は、インスツルメント(図示省略。)を保持するアシスタントテーブル9と、被施術者Pが口内に含んだ水を吐き出すためのスピットン10と、被施術者Pに水を提供する給水機11と、被施術者Pの口元を照らすデンタルライト(図示省略。)と、を有している。アシスタントテーブル9に保持されるインスツルメントは、例えば、タービン、マイクロモーター、エアモーター、スケーラー、シリンジ等である。
ここで、歯科診療椅子用衛生シールド12(以下、「シールド12」と記す。)を図面に基づいて説明する。図3及び図4は、シールド12が右方に向けられた状態が示され、図5及び図6は、シールド12が上方に向けられた状態が示されている。図7ないし図10は、シールド12の外観が示されている。図11ないし図13は、シールド12の変形例が示されている。
図1及び図2に示されているとおり、シールド12は、施術者の顔面と被施術者Pの顔面とを隔てて粉塵等を遮るものである。シールド12は、ヘッドレスト6の背面から正面側に伸びたアーム部20と、このアーム部20の先端に取り付けられてヘッドレスト6の正面側に配置されたシールド本体部41とを有している。
アーム部20は、ヘッドレスト6の背面部に連結されて左方に向けて伸びた支持部21と、この支持部21のうちヘッドレスト6と反対側の端部である左端からヘッドレスト6の正面側に向けて伸びたアーム本体部25と、このアーム本体部25と支持部21とを連結する第一関節部材26及び第二関節部材27と、アーム本体部25と連結されたシールド支持部材37とを有している。また、アーム部20は、複数の関節部を有している。関節部は、シールド支持部材37とアーム本体部25とを連結した第一関節部28(図5参照。)、アーム本体部25と第二関節部材27とを連結した第二関節部29、第二関節部材27と第一関節部材26とを連結した第三関節部30、第一関節部材26と支持部21とを連結した第四関節部31、支持部21とヘッドレスト6とを連結した第五関節部32である。したがって、図3ないし図6に示されているとおり、シールド12は、各関節部28,29,30,31,32によって様々な向きに向けられ、様々な姿勢に変化し、様々な位置に配置される。全ての関節部又は特定の関節部は、センサー(図示省略。)が取り付けられている。センサーは、関節部の状態に応じた信号を、シールド用制御部に出力する。
図7ないし図10に示されているとおり、支持部21は、長手の板状である。支持部21の右端は、ヘッドレスト6の背面部に連結され、支持部21の左端は、第一関節部材26及び第二関節部材27を介してアーム本体部25に連結されている。支持部21は、ヘッドレスト6の背面部に連結される基支持片22と、この基支持片22に連接されると共に左上に傾斜した傾斜支持片23と、この傾斜支持片23に連接されると共に上方に立ち上った起立支持片24とを有している。基支持片22は、関節部の一つである第五関節部32によってヘッドレスト6と連結されている。第五関節部32は、ヘッドレスト6の厚み方向である正面方向及び背面方向を軸としている。したがって、支持部21が、第五関節部32を軸として回転すると、アーム部20は、ヘッドレスト6の周囲を回転する。第五関節部32を軸としたアーム部20の可動域は、支持部21がヘッドレスト6から左方に伸びた状態をゼロ度とした場合(図1参照。)、例えば、約180度である。起立支持片24は、関節部の一つである第四関節部31によって第一関節部材26と連結されている。起立支持片24は、第四関節部31を中心とした周囲の二箇所に、係止孔36が形成されている。
第一関節部材26は、第四関節部31及び第三関節部30と、第四関節部31による動作を規制する規制操作部33とを有している。規制操作部33は、操作本体部34と、この操作本体部34が係止する係止孔36とを有している。操作本体部34は、第一関節部材26を左右に貫通した操作軸部45と、第一関節部材26の左側において操作軸部45の左端に取り付けられた操作ハンドル35と、第一関節部材26の内側に配置されて操作軸部45が通されたバネ(図示省略。)とを有している。バネの復元力は、操作軸部45を、右側に押して第一関節部材26の右側に張り出させる。したがって、操作ハンドル35が左側に引っ張られると、操作軸部45が第一関節部材26の内側に引っ込み、操作ハンドル35が解放されると、操作軸部45は、バネの復元力によって、第一関節部材26の右側に張り出す。張り出した操作軸部45は、起立支持片24の係止孔36に挿入される。なお、バネが無い場合、外力によって操作本体部34が操作される。
第四関節部31は、第一関節部材26において、操作本体部34よりも上方に形成され、ヘッドレスト6の幅方向である左右方向を軸としている。第一関節部材26は、起立支持片24の左面に配置され、第四関節部31によって連結されている。したがって、第一関節部材26が、第四関節部31を軸として回転すると、アーム本体部25は、ヘッドレスト6の正面側から外れて頭頂部側に回転する(図5及び図6参照。)。第四関節部31を軸としたアーム本体部25の可動域は、アーム本体部25が垂直に向けられた状態をゼロ度とした場合(図9参照。)、例えば、上方に約90度から約120度である。アーム本体部25の可動域は、規制操作部33によって規制され、決定される。第三関節部30は、第一関節部材26において、第四関節部31よりも前方に形成され、ヘッドレスト6の幅方向である左右方向を軸としている。第一関節部材26は、第三関節部30によって、第二関節部材27と連結されている。
第二関節部材27は、関節部の一つである第二関節部29と、第三関節部30とを有している。第三関節部30は、左右方向を軸としているため、第二関節部材27が、第三関節部30を軸として回転すると、アーム本体部25は、ヘッドレスト6の上下に回転する。第三関節部30を軸としたアーム本体部25の可動域は、アーム本体部25が垂直に向けられた状態をゼロ度とした場合(図9参照。)、例えば、上方に約30度、下方に約30度である。第二関節部29は、第二関節部材27において、第三関節部30よりも前方に形成され、ヘッドレスト6の長さ方向である上下方向を軸としている。第二関節部材27は、第二関節部29によって、アーム本体部25と連結されている。
アーム本体部25は、長手であって、ヘッドレスト6の反対側である外側に向けて湾曲し、又は、屈曲している。アーム本体部25は、関節部の一つである第一関節部28と、第二関節部29とを有している。第二関節部29は、アーム本体部25の背面側端部に形成され、第一関節部28は、アーム本体部25の正面側端部に形成されている。第二関節部29は、上下方向を軸としているため、アーム本体部25が、第二関節部29を軸として回転すると、アーム本体部25は、ヘッドレスト6に対して支持部21と反対側である右方又は支持部21側である左方に回転する(図3及び図4参照。)。第二関節部29を軸としたアーム本体部25の可動域は、垂直方向をゼロ度とした場合(図8参照。)、例えば、右方に約45度、左方に約45度である。アーム本体部25は、第一関節部28によって、シールド支持部材37と連結されている。第一関節部28は、ヘッドレスト6の長さ方向である上下方向を軸としている。
シールド支持部材37は、互いに対面した一対の上下挟持部38,39と、この上挟持部38に取り付けられた開閉ハンドル40と、下挟持部39に形成された第一関節部28とを有している。上下挟持部38,39は、平板状であり、間にシールド本体部41が挟まれる空間が形成されている。開閉ハンドル40は、上下挟持部38,39を上下に貫通し、ネジ構造を有している。シールド本体部41の左端が、上下挟持部38,39によって表裏から挟まれた状態で、開閉ハンドル40が締められると、シールド本体部41は、シールド支持部材37によって支持される。開閉ハンドル40が緩められると、シールド本体部41は、解放され、取り外されて清掃や交換される。
第一関節部28は、上下方向を軸としているため、シールド支持部材37が、第一関節部28を軸として回転すると、シールド本体部41は、ヘッドレスト6に近づく方向又はヘッドレスト6から離れる方向に回転する。第一関節部28を軸としたシールド本体部41の可動域は、シールド本体部41が水平に向けられた状態をゼロ度とした場合(図8参照。)、例えば、正面側に約45度、背面側に約45度である。
シールド本体部41は、例えばA4用紙又はA3用紙程度の大きさの平板状であり、四角形に近似した形状である。詳説すれば、シールド本体部41は、四角形において、右上の角である第一の角42及び左上の角である第二の角43が、それぞれカットされた形状である。シールド本体部41は、透明である。
図11ないし図13に示されているとおり、シールド12は、第二のシールド本体部44が取り付けられる。第二のシールド本体部44は、ほぼ長方形の平板状であり、アーム本体部25の外側に取り付けられている。第二のシールド本体部44は、自在に着脱される。
以上のとおり、シールド12が構成されている。
次に、シールド12の作用と効果を説明する。図14ないし図19は、シールド12の使用状態が示されている。
上記したとおり、本実施形態では、ヘッドレスト6の背面から正面側に伸びたアーム部20と、このアーム部20の先端に取り付けられてヘッドレスト6の正面側に配置されたシールド本体部41とを有している。アーム部20は、ヘッドレスト6の背面部に連結されて左方に向けて伸びた支持部21と、この支持部21のうちヘッドレスト6と反対側の端部である左端からヘッドレスト6の正面側に向けて伸びたアーム本体部25と、このアーム本体部25と支持部21とを連結する第一関節部材26及び第二関節部材27と、アーム本体部25と連結されたシールド支持部材37とを有している(図1参照。)。また、アーム部20は、複数の各関節部28,29,30,31,32を有している(図9参照。)。この構成により、図14ないし図19に示されているとおり、シールド12は、各関節部28,29,30,31,32によって様々な向きに向けられ、様々な姿勢に変化し、様々な位置に配置される。したがって、アーム部20が、施術の妨げとならない位置に伸び、かつ、シールド本体部41が、施術の妨げとならない位置に配置され、シールド12は、施術の妨げとならず、粉塵等を遮って、ウィルスの感染を予防することができる。
本実施形態では、シールド12は、シールド支持部材37とアーム本体部25とを連結した第一関節部28を有し、この第一関節部28は、上下方向を軸としている(図9参照。)。この構成により、シールド支持部材37が、第一関節部28を軸として回転すると、シールド支持部材37は、施術者の顔面に近づく方向又は被施術者Pの顔面から離れる方向に回転する。したがって、施術者に対するシールド本体部41の配置が自在に変化し、施術者の姿勢に応じて、施術の妨げとならない位置であって、かつ、粉塵等を遮ることができる位置に、シールド本体部41が配置される。
本実施形態では、シールド12は、アーム本体部25と第二関節部材27とを連結した第二関節部29を有し、この第二関節部29は、上下方向を軸としているため、アーム本体部25が、第二関節部29を軸として回転すると、アーム本体部25は、ヘッドレスト6に対して支持部21と反対側である右方又は支持部21側である左方に回転する(図16及び図17参照。)。したがって、被施術者Pに対するシールド本体部41の配置が自在に変化し、施術の妨げとならない位置であって、かつ、粉塵等を遮ることができる位置に、シールド本体部41が配置される。
本実施形態では、アーム本体部25は、長手であって、ヘッドレスト6の反対側である外側に向けて湾曲し、又は、屈曲している(図8参照。)。湾曲又は屈曲し始める位置は、被施術者Pの耳よりも正面側である。したがって、シールド本体部41が所望の位置に配置される際、アーム本体部25が被施術者Pの顔面に近づいた場合であっても、アーム本体部25が顔面と干渉しない(図14及び図15参照。)。
本実施形態では、シールド12は、第一関節部材26と第二関節部材27とを連結した第三関節部30を有し、この第三関節部30は、左右方向を軸としているため、第二関節部材27が、第三関節部30を軸として回転すると、アーム本体部25は、ヘッドレスト6の上下に回転する(図14及び図15参照。)。したがって、施術者に対するシールド本体部41の配置が、上下において自在に変化し、施術の妨げとならない位置であって、かつ、粉塵等を遮ることができる位置に、シールド本体部41が配置される。
本実施形態では、シールド12は、第二関節部材27と支持部21とを連結した第四関節部31を有し、この第四関節部31は、左右方向を軸としているため、第一関節部材26が、第四関節部31を軸として回転すると、アーム本体部25は、ヘッドレスト6の正面側から退避して頭頂部側に回転し、シールド本体部の向きが、正面側から外れる(図18及び図19参照。)。したがって、被施術者Pが起き上がる際、シールド本体部41が被施術者Pと干渉しない。
本実施形態では、第一関節部材26は、第四関節部31及びこの第四関節部31による動作を規制する規制操作部33を有している(図8参照。)。規制操作部33は、操作本体部34と、この操作本体部34が係止する係止孔36とを有し、操作本体部34の操作軸部45が、係止孔36に挿入されることで、第四関節部31による動作が規制される。アーム本体部25は、規制操作部33によって、ヘッドレスト6の頭頂部側よりも背面側に回転することが規制されるため、仮に、施術者が、脚をヘッドレスト6の背面側に置いた場合であっても、アーム本体部25が施術者の脚と干渉しない。
本実施形態では、シールド12は、支持部21とヘッドレスト6とを連結した第五関節部32を有している。第五関節部32は、正面方向及び背面方向を軸としているため、支持部21が、第五関節部32を軸として回転すると、アーム部20は、ヘッドレスト6の周囲を回転する。すなわち、アーム部20は、ヘッドレスト6の右側、頭頂部側、左側のいずれにも配置される。したがって、施術者は、被施術者Pに対して左右又は頭頂部のいずれからでも施術することができる。
本実施形態では、支持部21は、長手の板状であり、支持部21の右端が、ヘッドレスト6の背面部に連結され、支持部21の左端が、第一関節部材26及び第二関節部材27を介してアーム本体部25に連結されている。すなわち、アーム本体部25は、支持部21によってヘッドレスト6から離れ、アーム本体部25とヘッドレスト6との間は、施術者の腕が通る程度に空けられている(図15参照。)。したがって、施術者が、被施術者Pの頭頂部側から施術する際、施術者は、腕を被施術者Pの顔面の側方に置くことができ、アーム本体部25が腕と干渉しない。
本実施形態では、シールド本体部41は、四角形において、第一の角42及び第二の角43が、それぞれカットされた形状である。第一の角42は、ヘッドレスト6に対して支持部21と反対側である右側、かつ、ヘッドレスト6の頭頂部側である上側である(図17参照。)。したがって、施術者は、一般的に施術者が座る位置である被施術者Pの右上近傍から、シールド本体部41と干渉せずに身体を近づけて施術することができる。
本実施形態では、シールド12は、アーム本体部25の外側に、第二のシールド本体部44が取り付けられている(図11ないし図13参照。)。この構成により、第二のシールド本体部44は、アーム本体部25の左方において、施術者と被施術者Pとの間に配置される。したがって、例えば、シールド本体部41によって、歯科医師と被施術者Pとが隔てられ、第二のシールド本体部44によって、歯科衛生士と被施術者Pとが隔てられる。
本実施形態では、歯科診療装置1は、歯科診療椅子用衛生シールド12の姿勢に応じて歯科診療椅子2の所定の動作を規制するシールド用制御部を有している。シールド用制御部は、各関節部28,29,30,31,32に取り付けられたセンサーから、各関節部28,29,30,31,32の状態に応じた信号を受信する。シールド用制御部は、アーム本体部25が、ヘッドレスト6の正面側に向けて伸びた位置にあるとき(図14及び図15参照。)、バックレスト5の所定の動作を規制する。ここで、所定の動作は、任意であり、予め設定される。所定の動作は、例えば、バックレスト5が所定の角度を超えて起きる動作等が含まれ、バックレスト5の姿勢を微調整する動作は除かれる。被施術者Pは、バックレスト5の動作につられて起き上がる場合があるが、シールド本体部41がヘッドレスト6の正面側にあるとき、バックレスト5は、所定の動作が規制されているため、被施術者Pがつられて起き上がることがないし、被施術者Pがシールド本体部41に当たることも抑止される。また、バックレスト5が動作しないため、シールド本体部41が周辺機器と干渉しない。
本実施形態では、被施術者Pの口元を照らす補助ライト51が、シールド本体部41と被施術者Pの口元との間に配置されている。すなわち、補助ライト51と被施術者Pの口元との間には、シールド本体部41が存在せず、影となるものがない。したがって、口元が、補助ライト51の光で直接照らされる。また、補助ライト51は、ライト用フレキシブルホース59に支持されているため、自在に移動可能であり、任意の位置で静止する。したがって、施術者は、補助ライト51を施術の妨げとならない任意の位置に向けることができるし、被施術者が起き上がる際に、補助ライト51に当たらない任意の位置に移動することもできる。
本実施形態では、吸引ノズル14は、吸引ノズル用フレキシブルホースに支持され、シールド本体部41と被施術者Pの口元との間に配置されている。吸引ノズル用フレキシブルホースは、ヘッドレスト6、アーム部20又はシールド本体部41に取り付けられている。すなわち、吸引ノズル14は、自在に移動可能であり、任意の位置で静止する。したがって、施術者は、吸引ノズル14を施術の妨げとならない任意の位置に向けることができるし、被施術者Pが起き上がる際に、吸引ノズル14に当たらない任意の位置に移動することもできる。また、吸引ノズル14と被施術者Pの口元との間には、シールド本体部41が存在せず、妨げとなるものがない。したがって、施術者は、適切な施術を行うことができる。また、吸引ノズル14によって粉塵等が吸引されるため、シールド本体部41が粉塵等で汚れることがない。
次に、本開示の実施形態に係る歯科診療用バキューム13及びこの歯科診療用バキューム13の吸引ノズル14を図面に基づいて説明する。図20及び図21は、吸引ノズル14の外観が示されている。図22は、吸引ノズル14の使用状態が示されている。
図14ないし図19に示されているとおり、歯科診療用バキューム13は、歯科診療において被施術者Pの口腔外に配置される吸引ノズル14を有している。歯科診療用バキューム13は、カスピダーユニット8に接続されたホース50と、このホース50に接続された吸引ノズル14と、この吸引ノズル14と被施術者Pの口元との間に配置されて被施術者Pの口元を照らす補助ライト51と、吸引ノズル14の位置に応じて種々の制御をするバキューム用制御部(図示省略。)とを有している。補助ライト51は、ライト用フレキシブルホース59に支持されて自在に移動可能であり、任意の位置に向けられる。バキューム用制御部は、吸引ノズル14の姿勢に応じて吸引を制御する吸引制御部と、歯科診療椅子2の所定の動作を規制する椅子制御部とを有している。なお、バキューム用制御部が搭載される機器は任意である。したがって、バキューム用制御部は、例えば、歯科診療椅子2、カスピダーユニット8、その他の周辺機器に搭載されている。
ホース50は、歯科診療椅子2の左方であって、ヘッドレスト6又はバックレスト5に接続され、又は自立する支持アーム(図示省略。)に支持されている。支持アームは、歯科診療椅子2の背面から正面側に向けて伸び、自在に移動可能であるため、歯科診療椅子2に近づく方向である右方又は歯科診療椅子2から離れる方向である左方にも移動可能である。したがって、吸引ノズル14は、支持アームが移動することに伴い、例えば、ヘッドレスト6やバックレスト5の側方や背面側等の任意の位置に配置される。吸引ノズル14又はホース50は、センサー(図示省略。)が取り付けられている。センサーは、吸引ノズル14の姿勢に応じた信号を、バキューム用制御部に出力する。
図20及び図21に示されているとおり、吸引ノズル14は、ボトル状であって、透明又は半透明である。吸引ノズル14は、中空の円筒状であるノズル本体部52と、このノズル本体部52に形成されてホース50に接続される接続口部53と、この接続口部53と対峙した底部54と、ノズル本体部52のうち、側面に形成された吸引口55と、ノズル本体部52のうち、吸引口55の下に連接された受部56とを有している。
接続口部53は、ホース50の径に応じた形状であり、ノズル本体部52の直径は、接続口部53の直径よりも大きく形成されている。したがって、ノズル本体部52と接続口部53との間は、ノズル本体部52の直径が徐々に大きく形成された拡径部57が形成されている。接続口部53は、ホース50に対する着脱が可能である。
吸引口55は、ノズル本体部52の長手方向である横幅に沿った長孔又は楕円形である。吸引口55の横幅は、被施術者Pの一般的な口の大きさと同等又は一般的な口よりも大きい。吸引口55のうち、長手方向と直交する縦幅は、ノズル本体部52の直径よりも短い。吸引口55の縦幅は、例えば、ノズル本体部52の直径の約3/4以下である。
図22に示されているとおり、吸引ノズル14は、ボトルが横に倒れた状態に似た姿勢で、シールド本体部41の下方であって、被施術者Pの口元に配置される。この姿勢において、被施術者Pの口元に向けられる側は、対向面58であり、この対向面58は、ノズル本体部52の側面である。この対向面58には、対向面58よりも小さく形成された吸引口55があり、この吸引口55は、被施術者Pの口に沿った横長となる。受部56は、対向面58において、吸引口55の下方に配置される。補助ライト51は、被施術者Pの口元であって、吸引口55と対向する位置からズレて吸引の妨げとならない位置に配置されている。
以上のとおり、吸引ノズル14が構成されている。
次に、吸引ノズル14の作用と効果を説明する。
上記したとおり、本実施形態では、吸引ノズル14は、底部54と吸引口55とを有するボトル状であって、中空の円筒状であるノズル本体部52と、このノズル本体部52の側面に形成された吸引口55と、この吸引口55の下に連接された受部56とを有している(図20及び図21参照。)。この構成により、吸引口55から吸引された水分が、ノズル本体部52の内面に付着して水滴となった場合であっても、水滴は、受部56に溜まる。したがって、吸引ノズル14は、水滴が滴り落ちるのを抑止することができる。
本実施形態では、接続口部53は、ホース50の径に応じた形状であり、ノズル本体部52の直径は、接続口部53の直径よりも大きく形成されている。吸引口55の大きさは、ノズル本体部52の大きさに依拠するため、仮に、ノズル本体部52の大きさが、接続口部53と同等であれば、吸引口55の大きさは、接続口部53の大きさに依拠することになる。本実施形態では、ノズル本体部52の大きさが、接続口部53よりも大きいため、吸引口55の大きさは、接続口部53の大きさに依拠せずに決定され、適切となる。
本実施形態では、吸引口55は、対向面58よりも小さく形成されている。具体的には、吸引口55は、ノズル本体部52の長手方向である横幅に沿った長孔又は楕円形であり、長手方向と直交する縦幅が、ノズル本体部52の直径よりも短い(図20及び図21参照。)。すなわち、吸引口55の縦幅が、ノズル本体部52の直径よりも短いため、受部56が形成される。この構成により、受部56を有しつつ、被施術者Pの口元で吸引するうえで適した形状、吸引口55において負圧を実現するうえで適した形状となる。
本実施形態では、接続口部53は、ホース50に対する着脱が可能である。したがって、既設の歯科診療用バキュームのホースに対しても着脱することができる。
本実施形態では、吸引ノズル14は、透明又は半透明である。したがって、施術者は、ノズル本体部52の内側に溜まった粉塵等を視認することができ、清掃や交換の有無を判断することができる。
本実施形態では、支持アームは、ヘッドレスト6又はバックレスト5の近傍から伸び、周辺機器に固定されずに自立している。水滴が受部56に溜まることから、施術者は、水滴が滴り落ちることを気にする必要がないため、手で吸引ノズル14を支える必要が無い。したがって、吸引ノズル14を支持アームに支持させて自立させることができる。また、施術者は、不要の場合に支持アームごと吸引ノズル14を移動させることもできる。
本実施形態では、ホース50は、歯科診療椅子2の左方であって、ヘッドレスト6又はバックレスト5に接続された支持アームに支持されている。支持アームは、自在に移動可能であるため、歯科診療椅子2に近づく方向である右方又は歯科診療椅子2から離れる方向である左方にも移動可能である。したがって、吸引ノズル14は、支持アームが移動することに伴い、例えば、ヘッドレスト6やバックレスト5の側方や背面側等の任意の位置に配置される。すなわち、吸引ノズル14が被施術者Pの口元から離れることにより、被施術者Pが起き上がる際、吸引ノズル14が被施術者Pと干渉しない。また、吸引ノズル14が歯科診療椅子2の背面側に配置されることにより、被施術者Pが起き上がる際、吸引ノズル14が被施術者Pと干渉しないし、吸引ノズル14は、周辺機器とも干渉しない。
本実施形態では、吸引ノズル14と被施術者Pの口元との間に配置されて被施術者Pの口元を照らす補助ライト51を有している(図22参照。)。すなわち、補助ライト51と被施術者Pの口元との間には、吸引ノズル14や他の機器が存在せず、影となるものがない。したがって、口元が、補助ライト51の光で直接照らされる。なお、歯科診療装置1が有する既設のデンタルライトは、吸引ノズル14よりも上方に配置されるため、吸引ノズル14が、影となる場合がある。
本実施形態では、歯科診療用バキューム13は、吸引ノズル14の位置に応じて種々の制御をするバキューム用制御部を有している。バキューム用制御部は、吸引ノズル14又はホース50に取り付けられたセンサーから、吸引ノズル14の姿勢に応じた信号を受信する。バキューム用制御部のうち、吸引制御部は、吸引ノズル14が被施術者Pの口元からから離れたときに吸引を止める。したがって、施術者は、不要な場合に、吸引ノズル14の移動と吸引の停止を別個に操作する必要が無く、便利である。バキューム用制御部のうち、椅子制御部は、吸引ノズル14が、被施術者Pの口元にあるとき、バックレスト5の所定の動作を規制する。ここで、所定の動作は、任意であり、予め設定される。所定の動作は、例えば、バックレスト5が所定の角度を超えて起きる動作等が含まれ、バックレスト5の姿勢を微調整する動作は除かれる。被施術者Pは、バックレスト5の動作につられて起き上がる場合があるが、吸引ノズル14が被施術者Pの口元にあるとき、バックレスト5は、所定の動作が規制されているため、被施術者Pがつられて起き上がることがないし、被施術者Pが吸引ノズル14に当たることも抑止される。また、バックレスト5が動作しないため、吸引ノズル14が周辺機器と干渉しない。
なお、本開示に係る他の実施形態では、関節部は、二つ以上であれば任意である。したがって、他の実施形態は、例えば、第一関節部と第二関節部のみ、第一関節部と第三関節部のみ、第一関節部と第四関節部のみ、第一関節部と第五関節部のみ、第二関節部と第三関節部のみ、第二関節部と第四関節部のみ、第二関節部と第五関節部のみ、第三関節部と第四関節部のみ、第三関節部と第五関節部のみ、第四関節部と第五関節部のみを有している。
本開示は、シールド本体部が、第一関節部を介してアーム本体部と連結されていれさえすればよいため、他の実施形態では、シールド本体部とアーム本体部とが、第一関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態では、シールド支持部材を有していない。又は、他の実施形態では、シールド本体部とシールド支持部材とが一体である。
本開示は、アーム本体部が、第二関節部を介して支持部と連結されていれさえすればよいため、他の実施形態では、アーム本体部と支持部とが、第二関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態は、第一関節部材及び第二関節部材を有していない。又は、他の実施形態では、アーム本体部と第一関節部材とが、第二関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態は、第二関節部材を有していない。
本開示は、アーム本体部が、第三関節部を介して支持部と連結されていれさえすればよいため、他の実施形態では、アーム本体部と支持部とが、第三関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態は、第一関節部材及び第二関節部材を有していない。又は、他の実施形態では、第二関節部材と支持部が、第三関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態は、第一関節部材を有していない。
本開示は、アーム本体部が、第四関節部を介して支持部と連結されていれさえすればよいため、他の実施形態では、アーム本体部と支持部とが、第四関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態は、第一関節部材及び第二関節部材を有していない。又は、他の実施形態では、第二関節部材と支持部とが、第四関節部によって直接連結されている。すなわち、他の実施形態では、第一関節部材を有していない。この場合、規制手段は、第二関節部材に形成されている。
本開示は、支持部が、第五関節部を介してヘッドレストと連結されていれさえすればよいため、他の実施形態では、支持部とヘッドレストの間にリンク機構等の関節部材が介在している。
他の実施形態は、第五関節部を有していない。
他の実施形態は、第三関節部が、ヘッドレストの上下に回転すると共に、ヘッドレストの正面側から退避して頭頂部側にも回転する。この実施形態は、第四関節部を有していない。
本開示では、支持部がヘッドレストの側方に向けて伸びてさえいればよいため、他の実施形態では、バックレストに連結され、ヘッドレストから側方に向けて伸びている。
他の実施形態では、アーム本体部は、直線状であって、湾曲又は屈曲していない。
他の実施形態では、アーム本体部は、ヘッドレストに近接し、施術者の腕が通る程度に離れていない。
他の実施形態は、規制手段を有していない。
他の実施形態では、シールド用制御部が規制するバックレストの所定の動作は、任意で設定される。したがって、例えば、バックレストが、伸縮し、倒れ又は起きる動作、姿勢の微調整等が規制される場合もあるし、一方で、バックレストが伸縮する動作や倒れる動作等は規制されない場合もある。また、シールド用制御部によって、ヘッドレストの動作や歯科診療椅子の昇降等も規制される。
他の実施形態では、シールド用制御部を有していない。
他の実施形態では、シールド本体部の形状は任意であり、例えば、四角形等の多角形、円形、楕円形等である。又は、他の実施形態では、右下の角である第三の角及び左下の角である第四の角が、それぞれカットされた形状である。
他の実施形態は、施術者が施術において利用するドクターテーブルを有している。
他の実施形態は、歯科診療用バキュームを有していない。
他の実施形態は、歯科診療椅子と歯科診療椅子用衛生シールドとから構成され、カスピダーユニット及び歯科診療用バキュームを有していない。
他の実施形態では、アーム部に、モニターや操作パネル等が取り付けられている。
他の実施形態では、シールド本体部の周囲に、透明又は半透明のカーテンが取り付けられている。カーテンは、被施術者の頭部の周囲を遮蔽できる程度の長さであり、施術者の手や吸引ノズルをカーテンの内側に入れられるようにするための切込みが形成されている。
他の実施形態では、補助ライトが、自在に変形しない通常の配管で支持されている。
他の実施形態では、ライト用フレキシブルホースが、アーム部又はシールド本体部に取り付けられている。
他の実施形態は、ライト用フレキシブルホースを有していない。
他の実施形態は、補助ライトを有していない。
他の実施形態は、吸引ノズル用フレキシブルホースを有していない。
他の実施形態は、歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有していない。
吸引ノズルは、吸引口の下に受部を有してさえいればよいため、他の実施形態では、対向面の位置やノズル本体部の形状は、任意である。例えば、他の実施形態は、底部が対向面である。この場合、吸引口は、底部に形成され、底部よりも小さい。したがって、底部において、吸引口の下方に受部が形成される。他の実施形態では、ノズル本体部は、中空の球体、中空の多角柱、フラスコのような中空の三角錐等である。ノズル本体部が球体である場合、対向面において、球体の直径よりも小さい吸引口が形成されていれば、吸引口の下方に受部が形成される。ノズル本体部が多角柱である場合、底部や側面が対向面であり、この対向面において、直径よりも小さい吸引口が形成されていれば、吸引口の下方に受部が形成される。ノズル本体部が三角錐である場合、底部や側面が対向面であり、この対向面において、直径よりも小さい吸引口が形成されていれば、吸引口の下方に受部が形成される。
他の実施形態では、吸引口の直径は、ノズル本体部の直径と同等又はノズル本体部の直径よりも大きい。例えば、ノズル本体部が円筒状であって、吸引口の直径が、ノズル本体部の直径と同等であっても、吸引口が上向きとなる姿勢であれば、対向面において、吸引口の下方に受部が形成される。
他の実施形態では、ノズル本体部の直径は、接続口部の直径と同等又は接続口部の直径よりも小さい。
他の実施形態では、吸引口の横幅及び縦幅は、任意である。
他の実施形態では、吸引口の形状は任意である。例えば、吸引口は、円形、四角等の多角形、縦長の楕円形等である。
他の実施形態は、透明でも半透明でもなく、不透明である。
他の実施形態は、支持アームを有していない。この場合、吸引ノズルは、施術者によって支持される。
他の実施形態は、補助ライトを有していない。
他の実施形態は、吸引制御部と椅子制御部とが別個である。すなわち、バキューム用制御部は、吸引制御部のみを有し、又は、椅子制御部のみを有する。
他の実施形態では、バキューム用制御部が規制するバックレストの所定の動作は、任意で設定される。したがって、例えば、バックレストが、伸縮し、倒れ又は起きる動作、姿勢の微調整等が規制される場合もあるし、一方で、バックレストが伸縮する動作や倒れる動作等は規制されない場合もある。また、バキューム用制御部によって、ヘッドレストの動作や歯科診療椅子の昇降等も規制される。
他の実施形態は、バキューム用制御部を有していない。
他の実施形態は、歯科診療用バキュームを有していない。
他の実施形態は、歯科診療椅子用衛生シールドを有していない。
以上、本開示の実施形態を詳述したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。そして本開示は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 歯科診療装置
2 歯科診療椅子
3 シート
4 フットレスト
5 バックレスト
6 ヘッドレスト
7 アームレスト
8 カスピダーユニット
9 アシスタントテーブル
10 スピットン
11 給水機
12 シールド
13 歯科診療用バキューム
14 吸引ノズル
20 アーム部
21 支持部
22 基支持片
23 傾斜支持片
24 起立支持片
25 アーム本体部
26 第一関節部材
27 第二関節部材
28 第一関節部
29 第二関節部
30 第三関節部
31 第四関節部
32 第五関節部
33 規制操作部
34 操作本体部
35 操作ハンドル
36 係止孔
37 シールド支持部材
38 上挟持部
39 下挟持部
40 開閉ハンドル
41 シールド本体部
42 第一の角
43 第二の角
44 第二のシールド本体部
45 操作軸部
50 ホース
51 補助ライト
52 ノズル本体部
53 接続口部
54 底部
55 吸引口
56 受部
57 拡径部
58 対向面
59 ライト用フレキシブルホース
P 被施術者

Claims (11)

  1. 歯科診療において被施術者の口腔外に配置される歯科診療用バキュームの吸引ノズルであって、
    中空のノズル本体部と、
    前記ノズル本体部に形成されて前記歯科診療バキュームのホースに接続される接続口部と、
    前記ノズル本体部のうち、前記被施術者の口元に向けられる対向面において、前記対向面よりも小さく開口された吸引口と、
    前記ノズル本体部のうち、前記吸引口の下に連接された受部と、を有し、
    前記ノズル本体部が、円筒状であり、
    前記ノズル本体部の直径が、前記接続口部の直径よりも大きく形成され、
    前記吸引口が、前記ノズル本体部の側面に形成された
    ことを特徴とする歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  2. 歯科診療において被施術者の口腔外に配置される歯科診療用バキュームの吸引ノズルであって、
    中空のノズル本体部と、
    前記ノズル本体部に形成されて前記歯科診療バキュームのホースに接続される接続口部と、
    前記ノズル本体部のうち、前記被施術者の口元に向けられる対向面において、前記対向面よりも小さく開口された吸引口と、
    前記ノズル本体部のうち、前記吸引口の下に連接された受部と、を有し、
    前記ノズル本体部が、筒状であり、前記接続口部と対峙した底部を有し、
    前記吸引口が、前記ノズル本体部の側面に形成された
    ことを特徴とする歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  3. 前記吸引口が、前記被施術者の口に沿った横長であり、前記吸引口のうち、横長の方向と直交する縦幅が、前記ノズル本体部の直径よりも短い
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  4. 透明又は半透明である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  5. 前記ホースが、歯科診療椅子の側方から伸び、自立する支持アームに支持された
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  6. 前記ホースを支持する支持アームが、歯科診療椅子のヘッドレスト又はバックレストに接続され、前記歯科診療椅子に近づく方向又は前記歯科診療椅子から離れる方向に移動可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4いずれか1項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  7. 前記歯科診療椅子の正面から背面側に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  8. 前記被施術者の口元を照らす補助ライトが、前記ノズル本体部と前記被施術者の口元との間に配置された
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズル。
  9. 請求項6又は請求項7に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有し、前記歯科診療用バキュームの吸引ノズルが前記被施術者の口元からから離れたときに吸引を止める制御部を有する
    ことを特徴とする歯科診療用バキューム
  10. 請求項又は請求項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有し、前記歯科診療用バキュームの吸引ノズルが前記被施術者の口元にあるときに前記歯科診療椅子のバックレストの所定の動作を規制する制御部を有する、
    ことを特徴とする歯科診療用バキューム。
  11. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載された歯科診療用バキュームの吸引ノズルを有する、
    ことを特徴とする歯科診療装置
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