JPH08141005A - 歯科用口腔外バキューム装置 - Google Patents
歯科用口腔外バキューム装置Info
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- JPH08141005A JPH08141005A JP6286336A JP28633694A JPH08141005A JP H08141005 A JPH08141005 A JP H08141005A JP 6286336 A JP6286336 A JP 6286336A JP 28633694 A JP28633694 A JP 28633694A JP H08141005 A JPH08141005 A JP H08141005A
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- intake port
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- oral cavity
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- Pending
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Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯科用口腔外バキューム装置の吸気口が、患
者の口腔付近にある時に、バキューム装置を自動的に駆
動し、離れている時は、停止させるようにし、術者がバ
キューム装置に起動，停止のためのスイッチ等を使用し
ないようにする。 【構成】 患者の口腔近傍に移動自在に配置される吸気
口１１と、該吸気口１１及び該吸気口に連続する排気管
１２とを有し、前記吸気口１１を患者の口腔付近に移動
させて、患者の口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排
出する吸気口１１にセンサ２１を具備し、該吸気口１１
が患者の口腔近くに来た時に、該センサ２１によりバキ
ューム装置を作動し、患者の口腔付近の汚染空気を吸
引，排除する。
者の口腔付近にある時に、バキューム装置を自動的に駆
動し、離れている時は、停止させるようにし、術者がバ
キューム装置に起動，停止のためのスイッチ等を使用し
ないようにする。 【構成】 患者の口腔近傍に移動自在に配置される吸気
口１１と、該吸気口１１及び該吸気口に連続する排気管
１２とを有し、前記吸気口１１を患者の口腔付近に移動
させて、患者の口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排
出する吸気口１１にセンサ２１を具備し、該吸気口１１
が患者の口腔近くに来た時に、該センサ２１によりバキ
ューム装置を作動し、患者の口腔付近の汚染空気を吸
引，排除する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科用口腔外バキュー
ム装置、より詳細には、歯科治療において、治療中に患
者の口腔から飛散しかつ患者の口腔近傍に浮遊している
唾液、血液、切削粉等の塵埃を吸引して排気する歯科治
療用の口腔外バキューム装置に関する。
ム装置、より詳細には、歯科治療において、治療中に患
者の口腔から飛散しかつ患者の口腔近傍に浮遊している
唾液、血液、切削粉等の塵埃を吸引して排気する歯科治
療用の口腔外バキューム装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】歯科治療室は外来患者の出入りも多く、
室内を効果的に滅菌・消毒するための注意を怠れば、床
ならびに器械、器具の表面あるいは空気中などに、微生
物が多数残存する可能性があり、歯科治療室が、患者か
ら患者へ、患者から術者へ、あるいは術者から患者へ
と、病原微生物を伝播する場所となってしまうおそれが
ある。一方、人の口腔内には種々雑多な微生物が生息し
ているため、歯科治療がきっかけとなって口腔常在微生
物による２次感染が起こる危険性があり、最近では、黄
色葡萄状球菌による院内感染が注目を集めている。その
ため、歯科治療において、最近、術者を浮遊粉塵や細菌
から守るためにバキューム装置を使用して診療中に患者
の口腔から外部へ漏れる浮遊粉塵や細菌を患者の口元で
キャッチすることが提案されている。
室内を効果的に滅菌・消毒するための注意を怠れば、床
ならびに器械、器具の表面あるいは空気中などに、微生
物が多数残存する可能性があり、歯科治療室が、患者か
ら患者へ、患者から術者へ、あるいは術者から患者へ
と、病原微生物を伝播する場所となってしまうおそれが
ある。一方、人の口腔内には種々雑多な微生物が生息し
ているため、歯科治療がきっかけとなって口腔常在微生
物による２次感染が起こる危険性があり、最近では、黄
色葡萄状球菌による院内感染が注目を集めている。その
ため、歯科治療において、最近、術者を浮遊粉塵や細菌
から守るためにバキューム装置を使用して診療中に患者
の口腔から外部へ漏れる浮遊粉塵や細菌を患者の口元で
キャッチすることが提案されている。
【０００３】図２は、本出願人が先に提案した口腔外バ
キューム装置が適用された歯科治療ユニットの一例を説
明するための図で、図中、１は治療椅子、２はワークテ
ーブル、３はスピットン、４は無影灯（図示せず）用の
アーム、５は給排水用のボックスで、該給排水ボックス
５内には各種の制御弁を有し、該制御弁を開閉して、例
えば、スピットン３に排出される汚物を真空（バキュー
ム）吸引するようにしている。また、１１は吸気口、１
２は該吸気口１１に連続する排気管（ダクト）、１３は
該アーム機構１２を給排水ボックス５に回転自在に取り
付けるための取り付け部材で、この取り付け部材１３の
下方に延長する排気ダクト１４の端部は、床下等に配設
された配管ボックス１０等に導かれ、該配管ボックス内
において、オン・オフ制御される電磁弁に接続され、該
電磁弁を介して図示しないバキュームポンプに導かれて
いる。
キューム装置が適用された歯科治療ユニットの一例を説
明するための図で、図中、１は治療椅子、２はワークテ
ーブル、３はスピットン、４は無影灯（図示せず）用の
アーム、５は給排水用のボックスで、該給排水ボックス
５内には各種の制御弁を有し、該制御弁を開閉して、例
えば、スピットン３に排出される汚物を真空（バキュー
ム）吸引するようにしている。また、１１は吸気口、１
２は該吸気口１１に連続する排気管（ダクト）、１３は
該アーム機構１２を給排水ボックス５に回転自在に取り
付けるための取り付け部材で、この取り付け部材１３の
下方に延長する排気ダクト１４の端部は、床下等に配設
された配管ボックス１０等に導かれ、該配管ボックス内
において、オン・オフ制御される電磁弁に接続され、該
電磁弁を介して図示しないバキュームポンプに導かれて
いる。
【０００４】吸気口１１は、一般的には、治療椅子１を
治療位置（寝位置）に倒した時に患者の口腔近傍に位置
されて使用されるものであり、通常は、患者が治療椅子
１に乗り降りする際等の邪魔にならない位置に待避され
ている。治療椅子１を起倒するには、メモリスイッチを
押すことによって所定の位置に起倒するようにしている
が、この吸気口１１も同様にして所定の位置に移動させ
るようにするとよい。しかし、この吸気口１１を移動さ
せるのに、吸気口の移動に専用のメモリスイッチを設け
るものとすれば、そのための操作が増え、治療作業の効
率を阻害する。
治療位置（寝位置）に倒した時に患者の口腔近傍に位置
されて使用されるものであり、通常は、患者が治療椅子
１に乗り降りする際等の邪魔にならない位置に待避され
ている。治療椅子１を起倒するには、メモリスイッチを
押すことによって所定の位置に起倒するようにしている
が、この吸気口１１も同様にして所定の位置に移動させ
るようにするとよい。しかし、この吸気口１１を移動さ
せるのに、吸気口の移動に専用のメモリスイッチを設け
るものとすれば、そのための操作が増え、治療作業の効
率を阻害する。
【０００５】そのため、吸気口１１の移動を治療椅子１
の移動と関連づけて移動させるようにしている。すなわ
ち、治療椅子１を治療位置に倒すために、メモリスイッ
チを押して、該治療椅子１が所定位置まで倒れると、該
治療椅子１の倒動作の終了に続いて吸気口１１が自動的
に移動を開始し、患者の口腔付近の所定位置まで移動し
て停止するようになっている。この場合の所定位置の決
め方は、前記治療椅子１の倒位置を決める時に同時に行
なわれ、例えば、治療椅子１及び吸気口１１を患者の身
長、体形等に合わせて所定位置に調整し、その状態でメ
モリ設定スイッチを押すと、倒位置におけるこれら治療
椅子１及び吸気口１１の位置が記憶され、以降、治療椅
子１用の倒メモリスイッチを押すと、該治療椅子１の倒
動作に続いて吸気口１１が患者の口腔付近の所望位置に
移動される。
の移動と関連づけて移動させるようにしている。すなわ
ち、治療椅子１を治療位置に倒すために、メモリスイッ
チを押して、該治療椅子１が所定位置まで倒れると、該
治療椅子１の倒動作の終了に続いて吸気口１１が自動的
に移動を開始し、患者の口腔付近の所定位置まで移動し
て停止するようになっている。この場合の所定位置の決
め方は、前記治療椅子１の倒位置を決める時に同時に行
なわれ、例えば、治療椅子１及び吸気口１１を患者の身
長、体形等に合わせて所定位置に調整し、その状態でメ
モリ設定スイッチを押すと、倒位置におけるこれら治療
椅子１及び吸気口１１の位置が記憶され、以降、治療椅
子１用の倒メモリスイッチを押すと、該治療椅子１の倒
動作に続いて吸気口１１が患者の口腔付近の所望位置に
移動される。
【０００６】治療椅子１を起位置（うがい位置）に設定
する時も、同様にして治療椅子１の起位置の設定と同時
に吸気口１１の位置も設定されるが、この場合は、治療
椅子１の起メモリスイッチが押された時に、まず、吸気
口１１が所望の起位置まで移動され、その後に治療椅子
１が起される。１５，１６は、吸気口１１を支持アーム
１２の関節部に設けられたピストン・シリンダーで、こ
れらピストン・シリンダー１５，１６を作動させること
により、排気管１２或いは前述のフレキシブルチューブ
を支えるアームを矢印Ａ及びＢ方向に移動させ、これに
よって、吸気口１１を治療椅子１の移動に連動して所望
の位置へ移動可能にしている。なお、この吸気口１１の
位置を記憶するには、前記ピストン・シリンダー１５，
１６のピストンの移動位置を記憶すればよく、この位置
を記憶，設定することにより、以降、この位置へ自動的
に移動させるようにすることができる。
する時も、同様にして治療椅子１の起位置の設定と同時
に吸気口１１の位置も設定されるが、この場合は、治療
椅子１の起メモリスイッチが押された時に、まず、吸気
口１１が所望の起位置まで移動され、その後に治療椅子
１が起される。１５，１６は、吸気口１１を支持アーム
１２の関節部に設けられたピストン・シリンダーで、こ
れらピストン・シリンダー１５，１６を作動させること
により、排気管１２或いは前述のフレキシブルチューブ
を支えるアームを矢印Ａ及びＢ方向に移動させ、これに
よって、吸気口１１を治療椅子１の移動に連動して所望
の位置へ移動可能にしている。なお、この吸気口１１の
位置を記憶するには、前記ピストン・シリンダー１５，
１６のピストンの移動位置を記憶すればよく、この位置
を記憶，設定することにより、以降、この位置へ自動的
に移動させるようにすることができる。
【０００７】吸気口１１は、基本的には治療椅子１の起
倒に応じた２位置の間を移動すればよいが、術者が義歯
の加工・調整等を行う時は、手元に引き寄せて使用した
い。そのため、排気管１２は、支持部材１３に対して矢
印Ｃ方向に回動自在に取り付けられており、これによっ
て、手動操作にて術者の手元に引き寄せられるようにな
っており、加工作業終了後は、手動操作にて再度患者の
口腔付近に戻されるようになっている。而して、この場
合或いはその他の場合に、吸気口１１の向きを希望の方
向に調整したい場合があるが、そのような場合を考慮し
て、吸気口１１の取り付け部１２ａをフレキシブルチュ
ーブ等で構成し、このフレキシブルチューブ１２ａ部を
用いて吸気口１１を所望の方向に向けるようにしたり、
吸気口１１をユニバーサルジョイントを用いてアーム機
構（吸気ダクト兼用）１２の先端に取り付けるようにす
るとよい。吸気口１１は、前述のようにして患者の口腔
付近に位置された後、吸引・排気動作が開始され、治療
中に飛散する汚液，切削粉等が混入した汚染空気を吸引
・排出するが、この吸引・排出動作は、配管ボックス２
０内の電磁弁をオン，オフすることによって行われる。
倒に応じた２位置の間を移動すればよいが、術者が義歯
の加工・調整等を行う時は、手元に引き寄せて使用した
い。そのため、排気管１２は、支持部材１３に対して矢
印Ｃ方向に回動自在に取り付けられており、これによっ
て、手動操作にて術者の手元に引き寄せられるようにな
っており、加工作業終了後は、手動操作にて再度患者の
口腔付近に戻されるようになっている。而して、この場
合或いはその他の場合に、吸気口１１の向きを希望の方
向に調整したい場合があるが、そのような場合を考慮し
て、吸気口１１の取り付け部１２ａをフレキシブルチュ
ーブ等で構成し、このフレキシブルチューブ１２ａ部を
用いて吸気口１１を所望の方向に向けるようにしたり、
吸気口１１をユニバーサルジョイントを用いてアーム機
構（吸気ダクト兼用）１２の先端に取り付けるようにす
るとよい。吸気口１１は、前述のようにして患者の口腔
付近に位置された後、吸引・排気動作が開始され、治療
中に飛散する汚液，切削粉等が混入した汚染空気を吸引
・排出するが、この吸引・排出動作は、配管ボックス２
０内の電磁弁をオン，オフすることによって行われる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記歯科用口
腔外バキューム装置は、吸気口を患者の口腔付近へ移動
させることについては、所期の通り作動するものである
が、口腔外バキューム装置の起動，停止については、手
動操作によるものが多く、例えば、スイッチ等で起動，
停止するようにすれば、術者の手がこのスイッチに繰り
返し触れ、不衛生である。本発明は、上述のごとき実情
に鑑みてなされたもので、口腔外バキューム装置を自動
的に起動，停止させるようにし、もって術者が起動，停
止のための操作スイッチ等に触れなくてもよいように
し、より衛生的な歯科治療ユニットを提供することを目
的としてなされたものである。
腔外バキューム装置は、吸気口を患者の口腔付近へ移動
させることについては、所期の通り作動するものである
が、口腔外バキューム装置の起動，停止については、手
動操作によるものが多く、例えば、スイッチ等で起動，
停止するようにすれば、術者の手がこのスイッチに繰り
返し触れ、不衛生である。本発明は、上述のごとき実情
に鑑みてなされたもので、口腔外バキューム装置を自動
的に起動，停止させるようにし、もって術者が起動，停
止のための操作スイッチ等に触れなくてもよいように
し、より衛生的な歯科治療ユニットを提供することを目
的としてなされたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、（１）患者の口腔近傍に移動自在に配置
される吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気
管とを有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて
患者の口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯
科用口腔外バキューム装置において、前記吸気口にセン
サを具備し、該吸気口が患者の口腔近くに来た時に、前
記センサによりバキューム装置を作動させるようにした
こと、或いは、（２）患者の口腔近傍に移動自在に配置
される吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気
管とを有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて
患者の口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯
科用口腔外バキューム装置において、前記排気管の傾斜
が所定値以上になった時に作動するスイッチを具備し、
前記吸気口が患者の口腔近くに来た時に、前記スイッチ
により前記バキューム装置を作動するようにしたこと、
或いは、（３）患者の口腔近傍に移動自在に配置される
吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気管とを
有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて患者の
口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯科用口
腔外バキューム装置において、前記アームの傾斜を検出
するセンサを有し、前記吸気口が患者の口腔近くに来た
時に、前記センサの出力により前記バキューム装置を作
動するようにしたこと、或いは、（４）患者の口腔近傍
に移動自在に配置される吸気口と、該吸気口及び該吸気
口に連続する排気管とを有し、前記吸気口を患者の口腔
付近に移動させて患者の口腔近傍に飛散している浮遊物
を吸引排出する歯科用口腔外バキューム装置において、
前記バキューム装置が歯科治療用インスツルメントをイ
ンスツルメントホルダーから引き出した時に作動される
ことを特徴としたものである。
決するために、（１）患者の口腔近傍に移動自在に配置
される吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気
管とを有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて
患者の口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯
科用口腔外バキューム装置において、前記吸気口にセン
サを具備し、該吸気口が患者の口腔近くに来た時に、前
記センサによりバキューム装置を作動させるようにした
こと、或いは、（２）患者の口腔近傍に移動自在に配置
される吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気
管とを有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて
患者の口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯
科用口腔外バキューム装置において、前記排気管の傾斜
が所定値以上になった時に作動するスイッチを具備し、
前記吸気口が患者の口腔近くに来た時に、前記スイッチ
により前記バキューム装置を作動するようにしたこと、
或いは、（３）患者の口腔近傍に移動自在に配置される
吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気管とを
有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて患者の
口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯科用口
腔外バキューム装置において、前記アームの傾斜を検出
するセンサを有し、前記吸気口が患者の口腔近くに来た
時に、前記センサの出力により前記バキューム装置を作
動するようにしたこと、或いは、（４）患者の口腔近傍
に移動自在に配置される吸気口と、該吸気口及び該吸気
口に連続する排気管とを有し、前記吸気口を患者の口腔
付近に移動させて患者の口腔近傍に飛散している浮遊物
を吸引排出する歯科用口腔外バキューム装置において、
前記バキューム装置が歯科治療用インスツルメントをイ
ンスツルメントホルダーから引き出した時に作動される
ことを特徴としたものである。
【００１０】
【作用】歯科用口腔外バキューム装置の吸気口が、患者
の口腔付近にある時に、バキューム装置を自動的に駆動
し、離れている時は、停止させる。
の口腔付近にある時に、バキューム装置を自動的に駆動
し、離れている時は、停止させる。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明によるバキューム装置を具備
した歯科治療ユニットの一実施例を説明するための図
で、図中、２１は吸気口１１又は該吸気口１１の近傍に
設けられた物体検知センサ、２２は該吸気口１１を支持
するアーム又は排気管１２の傾斜によって作動するスイ
ッチ又は該アーム又は排気管１２の傾斜を検知するセン
サで、その他、図２に示した歯科ユニットと同様の作用
をする部分は、図２の場合と同一の参照番号が付してあ
る。
した歯科治療ユニットの一実施例を説明するための図
で、図中、２１は吸気口１１又は該吸気口１１の近傍に
設けられた物体検知センサ、２２は該吸気口１１を支持
するアーム又は排気管１２の傾斜によって作動するスイ
ッチ又は該アーム又は排気管１２の傾斜を検知するセン
サで、その他、図２に示した歯科ユニットと同様の作用
をする部分は、図２の場合と同一の参照番号が付してあ
る。
【００１２】而して、本発明においては、前述のよう
に、吸気口１１又は該吸気口１１の近傍にセンサ２１を
具備し、該センサ２１によって、吸気口１１が患者の口
腔付近に近づいたこと、或いは、遠ざかったことを検知
し、その検知信号によって、バキューム装置を駆動し、
或いは、停止するようにしたものである。すなわち、図
１において、吸気口１１が実線位置Ｉにある時は、バキ
ューム装置が作動しており、点線位置にある時は、停止
している。なお、センサ２１としては、反射型超音波セ
ンサ、赤外線センサ、或いは、患者の体温を検知する温
度センサ等、周知の非接触式のものを用いる。
に、吸気口１１又は該吸気口１１の近傍にセンサ２１を
具備し、該センサ２１によって、吸気口１１が患者の口
腔付近に近づいたこと、或いは、遠ざかったことを検知
し、その検知信号によって、バキューム装置を駆動し、
或いは、停止するようにしたものである。すなわち、図
１において、吸気口１１が実線位置Ｉにある時は、バキ
ューム装置が作動しており、点線位置にある時は、停止
している。なお、センサ２１としては、反射型超音波セ
ンサ、赤外線センサ、或いは、患者の体温を検知する温
度センサ等、周知の非接触式のものを用いる。
【００１３】また、図１において、２２は排気管１２は
該排気管１２を支えるアームが所定角度以下になった時
に、つまり、図の実線位置Ｉにある時はバキューム装置
を作動させ、図の点線位置IIにある時は停止させる、ス
イッチ（例えば、リードスイッチ）、或いは、センサ
（例えば、光センサ，磁気センサ）で、このようなスイ
ッチ、或いは、センサを用いても、吸気口１１が患者の
口腔付近にあることを正確に検出することができる。
該排気管１２を支えるアームが所定角度以下になった時
に、つまり、図の実線位置Ｉにある時はバキューム装置
を作動させ、図の点線位置IIにある時は停止させる、ス
イッチ（例えば、リードスイッチ）、或いは、センサ
（例えば、光センサ，磁気センサ）で、このようなスイ
ッチ、或いは、センサを用いても、吸気口１１が患者の
口腔付近にあることを正確に検出することができる。
【００１４】更に、歯科治療においては、マイクロエン
ジン、エアータービン、スケーラ、シリンジ等、種々の
インスツルメントを使用するが、これらインスツルメン
トは、通常、インスツルメントホルダー内に収納されて
おり、歯科治療時、該インスツルメントホルダーから引
き出して使用する。従って、これらインスツルメントが
インスツルメントホルダーから引き出された時に、口腔
外バキューム装置を作動し（配管ボックス１０内の電磁
弁をオン）、インスツルメントホルダーに戻した時に、
停止（前記電磁弁をオフ）するようにしてよい。この場
合には、勿論、インスツルメントホルダーに各インスツ
ルメントの存在，不存在を検知するセンサ、又は、該イ
ンスツルメントの存在，不存在によって、オン，オフす
るスイッチを設けておき、該センサ又はスイッチによっ
てバキューム装置を起動，停止する。
ジン、エアータービン、スケーラ、シリンジ等、種々の
インスツルメントを使用するが、これらインスツルメン
トは、通常、インスツルメントホルダー内に収納されて
おり、歯科治療時、該インスツルメントホルダーから引
き出して使用する。従って、これらインスツルメントが
インスツルメントホルダーから引き出された時に、口腔
外バキューム装置を作動し（配管ボックス１０内の電磁
弁をオン）、インスツルメントホルダーに戻した時に、
停止（前記電磁弁をオフ）するようにしてよい。この場
合には、勿論、インスツルメントホルダーに各インスツ
ルメントの存在，不存在を検知するセンサ、又は、該イ
ンスツルメントの存在，不存在によって、オン，オフす
るスイッチを設けておき、該センサ又はスイッチによっ
てバキューム装置を起動，停止する。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、術者の手を煩らわすことなく、歯科用口腔外
バキューム装置を作動，停止させることができ、より効
率的に歯科治療を行うことができる。また、バキューム
装置を作動，停止させるために、術者が手に触れるも
の、例えば、手動スイッチ等を必要としないので、より
衛生的な歯科治療ができる。
によると、術者の手を煩らわすことなく、歯科用口腔外
バキューム装置を作動，停止させることができ、より効
率的に歯科治療を行うことができる。また、バキューム
装置を作動，停止させるために、術者が手に触れるも
の、例えば、手動スイッチ等を必要としないので、より
衛生的な歯科治療ができる。
【図１】 本発明による歯科用口腔外バキューム装置が
適用された歯科ユニットの一例を説明するための全体斜
視図である。
適用された歯科ユニットの一例を説明するための全体斜
視図である。
【図２】 従来の歯科ユニットの一例を説明するための
全体斜視図である。
全体斜視図である。
１…治療椅子、２…ワークテーブル、３…スピットン、
４…無影灯のアーム、５…給排水ボックス、１０…配管
ボックス、１１…吸気口、１２…排気管（ダクト）、１
３…アーム支持部材、１４…排気ダクト、１５，１６…
ピストン・シリンダー、２１…センサ、２２…センサ又
はスイッチ。
４…無影灯のアーム、５…給排水ボックス、１０…配管
ボックス、１１…吸気口、１２…排気管（ダクト）、１
３…アーム支持部材、１４…排気ダクト、１５，１６…
ピストン・シリンダー、２１…センサ、２２…センサ又
はスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｃ 17/08 Ａ６１Ｃ 17/04 Ｄ Ａ
Claims (4)
- 【請求項１】 患者の口腔近傍に移動自在に配置される
吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気管とを
有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて患者の
口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯科用口
腔外バキューム装置において、前記吸気口にセンサを具
備し、該吸気口が患者の口腔近くに来た時に、前記セン
サによりバキューム装置を作動させるようにしたことを
特徴とする歯科用口腔外バキューム装置。 - 【請求項２】 患者の口腔近傍に移動自在に配置される
吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気管とを
有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて患者の
口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯科用口
腔外バキューム装置において、前記排気管の傾斜が所定
値以上になった時に作動するスイッチを具備し、前記吸
気口が患者の口腔近くに来た時に、前記スイッチにより
前記バキューム装置を作動するようにしたことを特徴と
する歯科用口腔外バキューム装置。 - 【請求項３】 患者の口腔近傍に移動自在に配置される
吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気管とを
有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて患者の
口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯科用口
腔外バキューム装置において、前記アームの傾斜を検出
するセンサを有し、前記吸気口が患者の口腔近くに来た
時に、前記センサの出力により前記バキューム装置を作
動するようにしたことを特徴とする歯科用口腔外バキュ
ーム装置。 - 【請求項４】 患者の口腔近傍に移動自在に配置される
吸気口と、該吸気口及び該吸気口に連続する排気管とを
有し、前記吸気口を患者の口腔付近に移動させて患者の
口腔近傍に飛散している浮遊物を吸引排出する歯科用口
腔外バキューム装置において、前記バキューム装置が歯
科治療用インスツルメントをインスツルメントホルダー
から引き出した時に作動されることを特徴とする歯科用
口腔外バキューム装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6286336A JPH08141005A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 歯科用口腔外バキューム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6286336A JPH08141005A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 歯科用口腔外バキューム装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000336968A Division JP2001157687A (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 歯科用口腔外バキューム装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141005A true JPH08141005A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17703073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6286336A Pending JPH08141005A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 歯科用口腔外バキューム装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141005A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012075705A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Tokyo Giken:Kk | 歯科用口腔外バキューム装置 |
| JP2012152447A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Osada Res Inst Ltd | 歯科治療装置 |
| JPWO2022049729A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP6286336A patent/JPH08141005A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012075705A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Tokyo Giken:Kk | 歯科用口腔外バキューム装置 |
| JP2012152447A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Osada Res Inst Ltd | 歯科治療装置 |
| JPWO2022049729A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | ||
| WO2022049729A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | タカラベルモント株式会社 | 歯科診療用バキュームの吸引ノズル、歯科診療用バキューム及び歯科診療装置 |
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