JP2004320986A - ステータ - Google Patents

ステータ Download PDF

Info

Publication number
JP2004320986A
JP2004320986A JP2004080963A JP2004080963A JP2004320986A JP 2004320986 A JP2004320986 A JP 2004320986A JP 2004080963 A JP2004080963 A JP 2004080963A JP 2004080963 A JP2004080963 A JP 2004080963A JP 2004320986 A JP2004320986 A JP 2004320986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
arc
winding
connection terminal
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004080963A
Other languages
English (en)
Inventor
Oswald Kuwert
クバート オズワルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Publication of JP2004320986A publication Critical patent/JP2004320986A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

【課題】 接続構造体を備えるモータ用ステータを、労力や材料の点で可能な限り効率良く、且つ、低コストで製造する。
【解決手段】 ステータ本体部12と、巻線の両終端に内側巻線終端ピン24、及び、外側巻線終端ピン26を有するステータ巻線部22と、各接続部材42、44、46、48は各巻線終端ピン24、26と電力供給源36との間を電気的に接続させる巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84を含んで、複数の素線をより合わせて作成されるストランド材を同様の円弧形状に曲げ加工することで連結環状体50として形成され、各連結環状体50中に各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84が形成される複数の接続部材42、44、46、48を備える接続構造体40とを含む。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ステータの複数のステータ巻線部について、各々を相互に導電接続すると共に電力供給源部と導電接続する接続構造体を備えるモータ用ステータに関する。
従来から、複数の磁極片を有して幾何学的ステータ軸の周囲に配置されるステータ本体部と、巻線の両終端にリード線を有して磁極片に巻き回されるように配置されるステータ巻線部と、ステータ本体部のステータ軸方向の側面に配置されて少なくとも一部がステータ軸の周囲に配置され、その少なくとも一部にはリード線と電力供給源との間を電気的に接続させるために少なくとも1個の接続端子部が設けられた複数の接続部材とを備える接続構造体を含んだモータ用ステータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
欧州特許(EP)出願公開(A2)第0777312号明細書
しかしながら、上記した従来のステータの場合には、その複数の接続部材とこれらに設けられる接続端子部は、例えば、板材料を型抜きすることによって形成されている。しかしながら、これは製造のコストや製造に労力が多く必要になるだけでなく、多大な材料の廃棄物を出すという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、上記した接続構造体を備えるモータ用ステータを、労力や材料の点で可能な限り効率良く、且つ、低コストで製造すること目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のステータは、複数の磁極片を有して幾何学的ステータ軸の周囲に配置されるステータ本体部と、巻線の両終端に内側巻線終端ピン、及び、外側巻線終端ピンを有して磁極片の周囲に対向して配置されるステータ巻線部と、ステータ本体部のステータ軸方向の側面に配置されて少なくとも一部がステータ軸の周囲に配置される複数の接続部材を備えて、その各接続部材の少なくとも一部には各巻線終端ピンと電力供給源との間を電気的に接続させるために設けられる少なくとも1個の巻線接続端子部および電源接続端子部を含む接続構造体とを含むモータ用ステータであって、各接続部材の少なくとも一部は、複数の素線をより合わせて作成されるストランド材を同様の円弧形状に曲げ加工することで連結環状体として形成され、その各連結環状体中に各巻線接続端子部および電源接続端子部がストランド材を変形させることで形成されている。
本発明では、複数の素線をより合わせて作成されるストランド材を用いて一体に成形される接続端子部を含んで少なくとも1個の接続部材を形成する際に、より合わされたストランド材に曲げ加工、及び、成形加工を施すようにしたため、接続部材の作成を従来よりもはるかに容易に実施でき、効率良く、且つ、低コストでステータを製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明し、本発明の特徴並びに本発明がもたらす利点について詳しく説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態のステータの概略構成を示す分解斜視図である。図2は、図1のステータを接続構造体が具備された側から見た上面図である。図3は、図1のステータを図2の矢印Bの方向から見たb−b断面図である。
図1から図3に示されているように、本実施形態のモータ用ステータ10は、複数の磁極片16を有して回転軸でもある幾何学的ステータ軸14の周囲に形成されるステータ本体部12を備える。本実施形態に示されたステータ本体部12では、環状体18は、幾何学的ステータ軸14に向かってラジアル方向に延伸されて設けられ、その環状体18における、幾何学的ステータ軸14と反対の側になる磁極片16には磁極片頭部20が設けられている。
本実施形態のステータ本体部12は、ステータ本体部12をラジアル方向の外側からロータが包むアウターロータ形式のモータ用である。但し、本実施形態の構成、及び、方法は、簡単な変更等で、何ら制限されることなくインナーロータ形式のモータにも適用可能である。
環状体18、及び、磁極片16を具備するステータ本体部12は、例えば、幾何学的ステータ軸14に対して垂直方向(ラジアル方向)に位置し、幾何学的ステータ軸14の方向に互いに絶縁された上で積層される複数枚の薄板から構成される。本実施形態の場合、環状体18は、各々の磁極片16を支持する役割を果たしているだけではなく、組になるように並んで配置された磁極片16の保磁体としても機能する。
特に図1に示されるように、好ましくは、各々の磁極片頭部20と環状体18の間に配置されて各磁極片16を包み込むステータ巻線部22が、各磁極片16に割り当てられる。
特に図1、及び、図3に示されるように、全てのステータ巻線部22は巻線から形成されており、巻線終端ピン24、及び、外側巻線終端ピン26で終端している。巻線終端ピン24、及び、外側巻線終端ピン26は、幾何学的ステータ軸14とおおよそ平行に位置しつつ、ステータ本体部12、及び、ステータ巻線部22からステータ本体部12の一方の側面28側ではみ出し、巻線接続形状部30を形成している。図示されている例では、巻線接続形状部30は、内側ピン配置幾何学的円弧32に位置して幾何学的ステータ軸14に沿う方向に延伸される複数の内側巻線終端ピン24、及び、外側ピン配置幾何学的円弧34に位置して幾何学的ステータ軸14に沿う方向に延伸される複数の外側巻線終端ピン26を含んでいる。
ここで、巻線接続形状部30で隣り合って連続する各内側巻線終端ピン24の相互間隔と、同様に連続している各外側巻線終端ピン26の相互間隔は、隣り合って連続する各磁極片16の間隔により幾何学的ステータ軸14に設定される中心角度に相当する角度から求められる距離(角距離)となる。
巻線接続形状部30の各巻線終端ピン24、26は、ステータ12の側面28側に配置された接続構造体40を介して、互いに接続され、さらに、電力供給源36へ接続される。接続構造体40は、基本的に各内側巻線終端ピン24、及び、各外側巻線終端ピン26の間に配置される複数の接続部材42、44、46、及び、48を含んでいる。
例えば、ステータ巻線部22が星型結線によって互いに接続される場合には、接続構造体40は、図1、及び、図3に示されるように、全てのステータ巻線部22の全ての内側巻線終端ピン24と共通に接続される第1の接続部材42を含んでいる。上記から、第1の接続部材42は、星型結線配置におけるステータ巻線部22の電気的なポテンシャルを設定していることがわかる。但し、例えば、アース接続等の共通接続側であるこの第1の接続部材42を電力供給源36へ接続するために、新たな接続を無理に設ける必要はない。また、ステータ巻線部22の共通接続側を他の方法で接続するのであれば、この第1の接続部材42を、測定手段、及び、/又は、駆動制御の手段として使用するようにしても良い。
図1、及び、図2に示されるように、第2の接続部材44は、例えば、各ステータ巻線部22、22、及び、22の各々の外側巻線終端ピン26、26、及び、26を接続している。
同様に図1、及び、図2に示されるように、第3の接続部材46は、各ステータ巻線部22、22、及び、22の各々の外側巻線終端ピン26、26、及び、26を接続している。
最後に、同様に図1、及び、図2に示されるように、第4の接続部材48は、ステータ巻線部22、22、及び、22の各々の外側巻線終端ピン26、26、及び、26を接続している。
このようにして第2の接続部材44、第3の接続部材46、及び、第4の接続部材48によって、各ステータ巻線部22が3組に分かれた各組、すなわちステータ巻線部22、22、及び、22ステータ巻線部22、22、及び、22と、ステータ巻線部22、22、及び、22が、各1つの電源の位相に対応して並列に接続されることになる。
本実施形態では、ステータ巻線部22から22までが等分の角距離(幾何学的ステータ軸14の中心角度)で配置されるため、1つの電源位相に属して個々に接続された各ステータ巻線部22も互いに等分である内部の角距離を有する。この角距離は、3電源位相のうちの1つの電源位相について隣り合って連続する3個のステータ巻線部22、例えば、22、22、及び、22では、上記したステータ10で隣り合う各ステータ巻線部22の角距離の3倍の角距離に相当する。
図4は、図1の巻線接続端子部が設けられた複数の接続部材を備える接続構造体の拡大図である。
図4では図1の接続構造体40を拡大して示している。接続部材44、46、及び、48の各々は、各接続部材の第1の終端部52から各接続部材の第2の終端部54まで延伸されるストランド材で形成されている。ストランド材は、図4に再び示され、且つ、上記したように第2の接続部材と関連して説明されているように、ストランド材からなる接続部材44、46、及び、48によって個々のステータ巻線部22を選択的に接続することができるように形成される。例えば、第2の接続部材44の場合は、ストランド材が断面円形の丸材であり、この丸材を曲げ加工することで図4で符号50が付与されている連結環状体が形成される。
ストランド材は、同一径又は異なる直径の複数(例えば7〜数10本)の素線を単層又は多層により合わせて作成される線材である。ストランド材で素線を2層以上に重ねて配置する場合のより合わせ方には、(A)各層の素線を同じより角でよる交差よりと、(B)各層の素線が同一ピッチになるように1工程でよる平行よりがある。
(B)平行よりのストランド材のタイプとしては、例えば、(B1)内外層の素線数が同数で内層素線の凹みに太い外層素線が収まるシール形、(B2)太さが大小2種類で内層素線の数の2倍の外層素線を用いて内層素線の隙間を少なくするウォーリントン形、(B3)内層素線の数の2倍の外層素線と共に内層素線と同数で内外層の隙間に配置されるフィラー線とを用いて内層素線の隙間を少なくするフィラー形、(B4)ウォーリントン形とシール形とを組み合わせたウォーリントンシール形等がある。
ストランド材のより合わせ方の他の分類として、上記した(A)、(B)は断面形状が丸形であるが、断面形状が丸形でなくなり(C)線材の外周の少なくとも一部がフラットになるようにストランドが組み立てられるフラット形がある。フラット形のストランド材のタイプとしては、例えば、(C1)三角線か丸線をより合わせて三角にした心材の周囲に外層素線を1層か2層により合わせる三角ストランド形、(C2)断面が蛤程度に楕円形状となった蛤形ストランド形、(C3)断面がさらに偏平になり素線を楕円形により合わせたストランドを繊維心の周囲により合わせたり素線を多層により合わせた心の周囲にストランドをより合わせた平ストランド形(オーバルストランド形)がある。
一方、連結環状体50は、例えば、連結環状体50が配置される幾何学的平面である円弧幾何学的平面66中に位置する4個の円弧片部分58、60、62、及び、64から構成される円弧形状部56を有している。尚、本実施形態における円弧片、円弧形状部あるいは環状体という表現は、厳密な円形状あるいはその一部を示すものではなく、例えば、9角形等の多角形の形状あるいはその一部を含むように広義に解釈されることとする。円弧幾何学的平面66は、幾何学的ステータ軸14に対して垂直方向で連結環状体50が配置される平面であることが望ましい。更に、円弧形状部56には、好ましくは、湾曲した湾曲部76、78、及び、80の形状を取りつつ延伸され、やはり円弧幾何学的平面66中において円弧片部分58、60、62、及び、64に対してラジアル方向外向きにて設けられる巻線接続端子部70、72、及び、74が直接に形成される。湾曲部76、78、及び、80は、円弧片部分58、60、62、及び、64に対して、やはりストランド材を曲げることで直接に、且つ、それらと一体となるように形成される。従って、本実施形態では、巻線接続端子部70、72、74、及び、電源接続端子部84が形成される幾何学的平面である接続端子幾何学的平面132は、円弧幾何学的平面66と同一平面となる。
このようにして、例えば、円弧片部分58に、巻線接続端子部70の湾曲部76が曲げ加工によって直接に形成され、それに続いて、同様に湾曲部78が曲げ加工によって直接に形成されている円弧片部分60が配置され、それに続いて、同様に湾曲部80が曲げ加工によって直接に形成されている円弧片部分62が配置され、それに続いて、円弧片部分64が配置され、円弧片部分64の端部82には、幾何学的ステータ軸14のラジアル方向外向きに接続部材44の第2の終端部54に達する電源接続端子部84がストランド材延伸部86としての形状で曲げ加工によって直接に形成されることが望ましい。ストランド材延伸部86には、例えば、連結環状体50と電力供給源36とを導通させる電気配線等の電気接続手段が接続される差込型接続端子88が取り付けられる。
特に図3に示されるように、円弧形状部56は、モータ各部および全体の容積を小さくする等の省スペースのために、内側巻線終端ピン24と外側巻線終端ピン26の間に配置される。尚、本実施形態では、円弧形状部56は、その各ピン間の中でも外側巻線終端ピン26寄りに配置されているため、湾曲部76、78、及び、80が円弧片部分58、60、62、及び、642からラジアル方向外向きに延伸される寸法は、円弧片部分58、60、62、及び、64が、接続されずに残っている外側巻線終端ピン26、26、26、26、26、26を避けて接続されない程度に大きければ良い。
同一の丸材から形成される巻線接続端子部70、72、及び、74(湾曲部76、78、及び、80)により外側巻線終端ピン26、26、及び、26において好適な接続状態を得るために、湾曲部76、78、及び、80の端子の中央を支持する部分には、外側巻線終端ピン26、26、及び、26に対向して接続部を形成する平坦面部90、92、及び、94が設けられる。各平坦面部は、幾何学的ステータ軸14と略平行であって、同時に、外側巻線終端ピン26、26、及び、26とも略平行な面の部分である。
平坦面部90、92、及び、94は、例えば、円形の断面を有するストランド材を全てすえ込み鍛造(室温下で加圧軸に直角方向に材料を流動させ、1回の圧縮で材料を大きく変形させて断面積を増大させる冷間鍛造の方法)することで最も容易に作ることができる。
図1、及び、図4に示されるように、第3の接続部材46、及び、第4の接続部材48は、基本的に第2の接続部材44と同様の形状に形成されている。但し、特に図3からわかるように、円弧形状部56は、円弧形状部56から見て幾何学的ステータ軸14により近く配置される点が異なる。これにより、巻線接続端子部70、72、72を形成する湾曲部76、78、及び、80は、やはり円弧形状部56の円弧幾何学的平面66中に位置するよう形成されているものの、円弧形状部56の直径が円弧形状部56よりも小さくなるのとは反対に、湾曲部76、78、及び、80がラジアル方向外向きに延伸される寸法はより大きくなる。その結果、湾曲部76、78、及び、80は、外側巻線終端ピン26、26、及び、26にまで到達するようになる。各外側巻線終端ピン26、26、及び、26から幾何学的ステータ軸14までのラジアル方向の間隔は、上記した幾何学的ステータ軸14から外側巻線終端ピン26、26、及び、26までのラジアル方向間隔と同一である。
図1、図3、及び、図4に示されるように、第4の接続部材48では、円弧形状部56は、円弧形状部56から見て幾何学的ステータ軸14に向かって更に内側に配置されているので、巻線接続端子部70、72、74を成す湾曲部76、78、及び、80は、外側巻線終端ピン26、26、及び、26を接続するために、幾何学的ステータ軸14に対するラジアル方向外向きに更に大きく延伸されて形成される。尚、第4の接続部材48においても円弧形状部56と湾曲部76、78、及び、80は、他の接続部材44、46と同様に対応する円弧幾何学的平面66中に配置される。更に、巻線接続端子部70、72、74は、巻線接続端子部70、72、及び、74に対しては、隣り合って連続する巻線終端ピン26....26の間の1つの角距離(角度)分だけ変位して(離れて)おり、又、巻線接続端子部70、72、及び、74に対しては、隣り合って連続する外側巻線終端ピン26....26の間の前記1つの角距離(角度)の2倍分(すなわち、2つの角距離分)だけ変位している。
外側巻線終端ピンとの接続を目的とする第3の連結環状体50の湾曲部76、78、及び、80は、第2の連結環状体50の円弧片部分60、62、及び、64に対して接触しない状態に配置される必要があるため、円弧幾何学的平面66は、円弧幾何学的平面66に対して、幾何学的ステータ軸14の方向に変位(シフト)していなければならない。このため、図3に示されるように、例えば、円弧幾何学的平面66とステータ本体部12との幾何学的ステータ軸14方向の間隔は、円弧幾何学的平面66とステータ本体部12との幾何学的ステータ軸14方向の間隔よりも大きくなるようにする。
上記と同様な理由により、図3に示されるように、第4の連結環状体50の円弧幾何学的平面66とステータ本体部12との幾何学的ステータ軸14方向の間隔は、連結環状体50、及び、連結環状体50に対応する各円弧幾何学的平面66、及び、66とステータ本体部12との幾何学的ステータ軸14方向の間隔よりも更に大きくなるようにする。
接続部材42、44、46、及び、48を互いに相対的に絶縁し、特に、外側巻線終端ピン26と接続する目的において、互いの絶縁状態を保つために、接続部材間絶縁部材100が設けられる。接続部材間絶縁部材100は、絶縁性プラスチック等の成形材料が型により成形された成形体である。接続部材間絶縁部材100は、ステータ本体部12若しくはステータ巻線部22の上部にその底面102を当接させて載置させることができる。接続部材間絶縁部材100には、第2の接続部材44、第3の接続部材46、及び、第4の接続部材48を各々の円弧形状部56、56、及び、56と共に収納できる環状の第1〜第4の環状凹部116、104、106、及び、108を有している。尚、接続部材間絶縁部材100における形状が環状である環状凹部104、106、及び、108には、各々、各円弧幾何学的平面66、66、及び、66中に配置される円弧形状部56、56並びに56が各々当接する第2〜第4の底部110、112、114が設けられている。各底部110、112、114により、各円弧幾何学的平面66、66、及び、66が配置される位置が決定する。
更に、図1、及び、図4に示されるように、第1の接続部材42は、第1の終端部52から第2の終端部54に延伸す円弧形状部56を形成するために、ほとんど閉じた環を構成するように曲げ加工されている。
第1の接続部材42は、ステータ巻線部22の近傍に位置するよう配置されることが望ましい。一方、接続部材間絶縁部材100には、絶縁部材底面102側から接続部材間絶縁部材100の本体側に延伸され、円弧形状部56が挿入される第1環状凹部116を有する。また、第1の接続要素42は、接続部材間絶縁部材100におけるステータ巻線部22から離れている側によってまたがれるように覆われて(オーバーラップ)されている。
このように本実施形態のステータは、複数の磁極片16を有して、幾何学的ステータ軸14の周囲に配置されるステータ本体部12と、巻線の両終端に内側巻線終端ピン24、及び、外側巻線終端ピン26を有して、磁極片16に巻き回されるように配置されるステータ巻線部22と、ステータ本体部12のステータ軸14方向の側面28に配置されて少なくとも一部がステータ軸14の周囲に配置される複数の接続部材42、44、46、48を備えるモータ用ステータである。その各接続部材42、44、46、48の少なくとも一部には各巻線終端ピン24、26と電力供給源36との間を電気的に接続させるために設けられる少なくとも1個の巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84を含む接続構造体40とを含んでいる。そして、各接続部材42、44、46、48の少なくとも一部は、複数の素線をより合わせて作成されるストランド材を同様の円弧形状に曲げ加工することで連結環状体50として形成され、その各連結環状体50中に各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84がストランド材を変形させることで形成されている。
本実施形態では、各接続部材42、44、46、48を巻線終端ピン24、26と好適に接続するために、全ての各連結環状体50には、幾何学的ステータ軸14の周囲に配置される円弧形状部56を有していることが望ましい。
本実施形態の円弧形状部56では、ストランド材を成形することにより、開口して湾曲する環の少なくとも一部の形状が構成される。言い換えるならば、円弧形状部56が完全に環状でなければならないということではなく、例えば、幾何学的ステータ軸14における全周の一部、つまり360°以下、望ましくは270°以下の範囲にまたがるように円弧形状部56が作成されれば良いという意味である。
また、連結環状体50の円弧形状部56は多種多様に形成できることから、本実施形態では、円弧形状部56は、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84により連結された複数の円弧片部分58、60、62、64から構成される。
本実施形態では、ストランド材の断面形状を変形せしめる工程、例えば、すえ込み鍛造工程により、ストランド材の断面を変形させながら巻線接続端子部70、72、74及び電源接続端子部84をストランド材から一体に作成する。これによって、巻線接続端子部70、72、74及び電源接続端子部84をフラッグとして円弧形状部56に直接に成形するのである。
但し、本実施形態では、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84は、前記円弧形状部56を構成している連続するストランド材を曲げ加工することで形成される。これは、接続端子部を形作るために、上記したすえ込み鍛造工程によりストランド材の断面積を大きく変更してしまうのではなく、なるべくストランド材に曲げを施す程度に変形させて各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84を形成するのが良いという意味である。
本実施形態の場合、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84の少なくとも一部は、好適には、円弧形状部56のストランド材を外側に曲げて形成される。つまり、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84を形成するにも、ストランド材の断面積を変更することなく、単に曲げ変形させることで各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84を形成する。その中でも、特に各巻線接続端子部70、72、74では、各々の円弧形状部56のストランド材の一部を外側に基本的に湾曲部状に突出させることにより湾曲部76、78、80が形成される。
本実施形態の電源接続端子部84の少なくとも一部は、円弧形状部56の円弧片部分64の終端部82を突出させたストランド材延伸部86により形成される。
円弧形状部56と対応する各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84の配置については、好適には、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84は、円弧形状部56に対して直角なラジアル方向外向きに延伸されて設けられる。つまり、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84には、円弧形状部56の円弧幾何学的平面66と平行に延伸された部分が設けられる。そして、各巻線接続端子部70、72、74、および電源接続端子部84は、円弧幾何学的平面66中に配置される。このように各接続端子70、72、74、および、84を設けることで、円弧形状部56が接触しない状態で各接続端子70、72、74、および、84が巻線終端ピン24、26に接触できるようになり、且つ、電力供給源36と巻線終端ピン26を接続する際、巻線接続端子部70、72、74が円弧形状部56から離間する形状で延伸されるようになる。
本実施形態では、巻線終端ピンとの好適な接続を得るために、各巻線接続端子部70’、72’、74’は、前記巻線終端ピン24、26と接続するための領域となる一方が平らにされた接続部分である平坦面部90、92、94を含む。本実施形態の場合、平らにされた接続部分と巻線終端ピン24、26との接続は、その接続を確実にするために、例えば、ハンダ付け又は溶接等により接続される。
本実施形態のストランド材は、丸みを帯びた(丸形の)断面を有するものであり、好ましくは丸材であることが望ましい。本実施形態では、これを曲げ加工することにより、円弧形状部56と連結環状体50の各巻線接続端子部70、72、74が形成される。
本実施形態の各接続部材42、44、46、48の少なくとも円弧形状部56を含む一部、望ましくは全部は、内側巻線終端ピン24と外側巻線終端ピン26の間に配置されるようにする。
本実施形態では、互いに相対的である接続構造体40の各接続部材42、44、46、48間の絶縁は、接続構造体40の各接続部材42、44、46、48が、その各接続部材42、44、46、48間を絶縁する接続部材間絶縁部材100の中に配置されるようにすることが望ましい。本実施形態の接続部材間絶縁部材100は、例えば、接続構造体40を受け入れるための環状凹部104、106、108、116を有する成形体として形成される。
このように本実施形態では、ストランド材の関連する部分に曲げ加工、及び、成形を施すことにより、ストランド材から、少なくとも1個の一体に成形された接続端子部を含む連結環状体を作成することから、接続部材を従来よりもはるかに容易になり、労力の点で効率良く作成できる。また、ストランド材を成形することで連結環状体の開口している環の一部を成すよう円弧形状部が形成されるので、連結環状体を作る際の材料消費を抑えることができ、材料の点で効率よく作成できる。また、接続端子部を、円弧形状部を成すストランド材を曲げて形成するので、コストを低減させることができる。また、接続部材が内側巻線終端ピンと外側巻線終端ピンの間に配置されるので、特に、モータ各部および全体の容積を小さくする等の省スペースに有効な一体化を図ることができる。
なお、本実施形態では、ストランド材に丸形の断面を有するものの場合を説明したが、ストランド材としては、例えば、上記したフラット形等の任意の形状であって良く、また、本実施形態では、接続構造体40を、図1及び図3におけるステータ10の上側の側面28側に設ける場合を示したが、接続構造体40は、任意の側に配置して良く、例えば、巻線終端ピン24、26と対応させてステータ10の下側の側面に設けても良い。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態のステータの断面図であり、図3と類似する図である。
図5に示されるように第2の実施形態のステータでは、接続構造体40は、第1の実施形態と同様に構成されている。しかし、本実施形態では、予め成形されている接続部材間絶縁部材100を用いない。本実施形態では、その代わりに、絶縁性を有して硬化する成形材料120(例えば、絶縁性を有するモールド用プラスチック)に、接続構造体40の全体を埋め込んでいる。本実施形態の成形材料は、ステータ本体部12とステータ巻線部22の一方の側面である側面28に直接に、接続構造体40、及び、外側巻線終端ピン26を包含して形成される。
本実施形態のステータ10”’におけるその他の部分は第1の実施形態のステータ10と同様であり、図5では同一の符号を付与している。これらの第1の実施形態と同一の部分の説明については、第1の実施形態における説明を参照すればよいので省略する。
つまり、本実施形態では、第1の実施形態の接続部材間絶縁部材100が、接続構造体40が少なくとも部分的に埋め込まれたモールド用成形材料120を硬化させて形成されたものに置き換えられることになる。
このように本実施形態では、接続部材間絶縁部材が、接続構造体を少なくとも部分的に埋め込んで硬化されたモールド用成形材料で形成されるため、互い絶縁が必要となる接続構造体内の各接続部材42、44、46、48を簡単且つ永続的に絶縁させることができる。さらに、本実施形態の成形材料は、接続構造体40、及び、外側巻線終端ピン26に対して耐腐食性を発揮するだけでなく、リーク電流の原因ともなり、その発生の可能性を完全には否定できない汚染に対する保護の役目も果たすことができるという利点を有する。
<第3の実施形態>
図6は、本発明の第3の実施形態のステータの概略構成を示す分解斜視図であり、図1と類似する図である。図7は、図6のステータの断面図であり、図3、5と類似する図である。
図6、及び、図7に示されるように第3の実施形態のステータ10’では、第1の実施形態によるステータ10と同様な部分には、同一の符号を付与している。従って、これらの第1の実施形態と同様な部分の説明については、第1の実施形態における説明を参照すればよいので省略する。
第3の実施形態では、接続構造体40’は第1の実施形態と同様に機能し、第1の接続部材42’と第2の接続部材44’と第3の接続部材46’と第4の接続部材48’が設けられている。各接続部材42’、44’、46’、48’は、第1の実施形態と同様にストランド材を成形することで形成されるが、各々の連結環状体50’の形成については、以下に説明するように図8に示された差異がある。
図8は、図6に示された巻線接続端子部が設けられた複数の接続部材を備える接続構造体の拡大図である。
第3の実施形態の場合でも、第1の実施形態と同様に、第1の接続部材42’は、第1の終端部52’から第2の終端部54’に延伸される円弧形状部56’として形成されているので、ストランド材の断面形状の相違を除けば、第1の実施形態との基本的な差異を有していない。
図8に示されるように、第2の接続部材44’では、円弧形状部56’を形成する円弧片部分58’、60’、62’、及び、64’は、第1の実施形態における各円弧片部分58、60、62、及び、64と実質的に同様である。これに対して巻線接続端子部70’、72’、及び、74’は、円弧幾何学的平面66’から幾何学的ステータ軸14方向でステータ本体部12と逆側に向けて円弧形状部56’から突出するストランド材段差部130を有している。従って、巻線接続端子部70’、72’、及び、74’は、もはや円弧幾何学的平面66’に位置していない。又、巻線接続端子部70’、72’、及び、74’等の配置される幾何学的平面である接続端子幾何学的平面132’は、幾何学的ステータ軸14方向に間隔をおいて円弧幾何学的平面66’と対向して平行に配置されている。湾曲部76’、78’、及び、80’は、その接続端子幾何学的平面132’中に配置され、もはや円弧幾何学的平面66’には配置されない。巻線接続端子部70’、72’、及び、74’は、第1の実施形態と上記の差異を有している。
上記とは別に、電源巻線接続端子部84’も、接続端子幾何学的平面132’中に配置されており、上記と同様にストランド材段差部134を介して円弧片部分64’の端部82’と連結されている。
第4の接続部材48’は、第2の巻線接続端子部44’と類似しているが、第1の実施形態と同様に円弧形状部56’は、幾何学的ステータ軸14から見て円弧形状部56’の内側方向に対向して配置されている。
更に、第4の接続部材においては、湾曲部76’、78’、及び、80’は、円弧幾何学的平面66’に対して平行な接続端子幾何学的平面132’中にシフトされて配置されている。
接続端子幾何学的平面132’に配置された湾曲部76’、78’、及び、80’と円弧幾何学的平面66との間隔は、実質的に、円弧幾何学的平面66’と湾曲部76’、78’、及び、80’の間隔と同一である。こうすることにより湾曲部76’、78’、及び、80’は、第2の円弧形状部56’を接触しない状態でまたぐことができる。これは特に、湾曲部76’、78’、及び、80’が、湾曲部76’、78’、及び、80’に対して、隣り合って連続する磁極片16間の角距離(角度)に略相当する角変位を有するように配置されているためである。
これと同様に、電源巻線接続端子部84’、及び、84’も、各々の円弧幾何学的平面66’と66’中で、上記した角距離(角度)に略相当する角変位の間隔をおいて配置されている。
本実施形態における第3の接続部材46’は、湾曲部76’、78’、及び、80’、及び、電源巻線接続端子部84’が、円弧幾何学的平面66’と間隔を置いた接続端子幾何学的平面132’中に配置されていることを確認できるようにするために、第2の接続部材44’、又は、第4の接続部材48’と同様な形状に形成されても良い。
第3の接続部材46’は、図8に第3の接続部材46’と関連して示されているように、円弧片部分58’、60’、62’、及び、64’は、特定の端子上側支持部によってまたがれる部分のみ、円弧幾何学的平面66’中に配置されるようにしても良い。すなわち、円弧片部分58’、60’、及び、64’が、巻線接続端子部70’、72’、及び、74’の湾曲部76’、78’、及び、80’によってまたがれる各円弧片部分の下側片部分136のみにおいて、円弧幾何学的平面66’中に配置されるようにしても良い。
また、円弧片部分58’、60’、62’で残った上側片部分138は、接続端子幾何学的平面132’中の湾曲部76’、78’、及び、80’の高さで配置されていても良く、これらの各上側片部分138は、円弧幾何学的平面66’から突出して設けられる各ストランド材段差部140によって下側片部分136と接続される。
図7に示されるように、本実施形態では、上記のように構成させることによって、第1の接続部材42’を除く他の接続部材44’、46’、48’の円弧形状部56’、56’、及び、56’における円弧幾何学的平面66’、66’、及び、66’中に配置される部分を同一のレベルに置くことが可能となり、その各円弧幾何学的平面66’、66’、及び、66’は重なり合うように配置される。その一方で、湾曲部76’、78’、及び、80’は、円弧幾何学的平面66’、66’、及び、66’と間隔をおいて平行に配置されている接続端子幾何学的平面132’、132’、132’中に配置され、その各接続端子幾何学的平面132’、132’、132’も、重なり合うように配置されることが望ましい。
本実施形態による接続構造体40’では、各巻線接続端子部70’、72’、74’および電源接続端子部84’における円弧幾何学的平面66’と略平行に延伸される部分は、円弧幾何学的平面66’から幾何学的ステータ軸14方向に平行に離間して配置される。
本実施形態は、各円弧片部分58’、60’、62’、64’が円弧幾何学的平面66’に配置され、各巻線接続端子部70’、72’、74’、および電源接続端子部84’が、円弧幾何学的平面66’から離間して延伸される部分に形成されることで最も簡単に実現できる。
本実施形態では、選択肢のひとつとして、円弧幾何学的平面66’と略平行に延伸されて設けられる各巻線接続端子部の部分は、円弧幾何学的平面66’から間隔をおいて配置されているが、これは、例えば、各巻線接続端子部70’、72’、74’、および電源接続端子部84’には、円弧形状部56’が配置された円弧幾何学的平面66’から幾何学的ステータ軸14方向に突出するストランド材段差部130、134が設けられることで実現させることができる。上記の選択肢の更なる選択肢として、例えば、巻線接続端子部70’、72’、74’、および電源接続端子部84’を、円弧幾何学的平面66’と間隔をおいて配置されている各円弧片部分58’、60’、62’、64’の各上側片部分138に配置させるようにしても良い。
特に、本実施形態のステータの接続構造体40’を省スペース型にする場合で、巻線接続端子部70’、72’、74’が、円弧幾何学的平面66’と間隔をおいて略平行に延伸されて設けられる部分を有する場合、円弧幾何学的平面66’中に配置された前記各円弧片部分58’、60’、62’、64’には、その他の接続部材の各巻線接続端子部70’、72’、74’、および電源接続端子部84’の少なくとも1個によりまたがれる下側片部分136が設けられると良い。
特に、本実施形態のステータの接続構造体40’を省スペース型にする場合、各接続部材44’、46’、48’の内の少なくとも2個の部材の各巻線接続端子部70’、72’、74’は、各円弧幾何学的平面66’から離間して位置する接続端子幾何学的平面132’の中に少なくとも一部が設けられると良い。
このように本実施形態では、上記のように構成させることによって、少なくとも、一方の接続部材に属する円弧片部分が、接続端子幾何学的平面132’に沿って延伸される他方の接続部材に属する円弧片部分によりまたがれる部分においては、その円弧片部分を、接続端子幾何学的平面132と間隔をおいて配置される円弧幾何学的平面66’中に形成させることが可能となる。この場合、特に、少なくとも2個の接続部材において、一方の接続部材に属する巻線接続端子部が、他方の接続部材に属する各巻線接続端子部70’、72’、74’の隣接端子間の角距離(角度)内に配置されていれば、少なくとも2個の接続部材に属する円弧幾何学的平面66’が重なることが望ましい。
接続部材44’、46’、48’に備えられた巻線接続端子部70’、72’、74’の全てが、角度をずらして、少なくとも部分的に接続端子幾何学的平面132’に沿って形成され、且つ、他の接続部材に属する巻線接続端子部70’、72’、74’にまたがれる円弧片部分の下側片部分136が、接続端子幾何学的平面132’と間隔をおいて配置される各円弧幾何学的平面66’に配置されていれば更に好適である。この場合も、巻線接続端子部70’、72’、74’を備える各接続部材44’、46’、48’の各円弧幾何学的平面66’は、重なることが望ましい。
このように本実施形態接続構造体40’では、任意の接続部材の円弧片部分と、これらをまたぐ他の接続部材に属する巻線接続端子部との間の電気絶縁を用意に実施でき、各巻線接続端子部70’、72’、及び、74’に、円弧形状部56’に属する円弧幾何学的平面66’と平行な接続端子幾何学的平面132’に沿って延伸されて設けられる部分を設けるようにしているので、第1の実施形態よりも更に省スペースにてステータを形成することができる。
<第4の実施形態>
図9は、本発明の第4の実施形態のステータを接続構造体が具備された側から見た上面図であり、図2と類似する図である。図10は、図9のステータを図9の矢印B”の方向から見たb”−b”の断面図であり、図3、5、7と類似する図である。
図9、及び、図10に示されるように第4の実施形態は、基本的な構成である接続部材42”、44”、46”、及び、48”が、第3の実施形態と類似している。
ところで、本実施形態のステータに関して、上記した第1、第2、及び、第3の実施形態に示されたステータ10、10‘’、10”’と同様な部分部分には、同一の符号を付与している。従って、これらの第1の実施形態と同様な部分の説明については、第1の実施形態における説明を参照すればよいので省略する。
図11は、図9の第2の接続部材を図12の矢印Cの方向から見た側面図である。図12は、図9の第2の接続部材を図11の矢印Dの方向から見た底面図である。図13は、図11の第2の接続部材E領域を一部省略して示した拡大側面図である。
図11、及び、図12に示されている第2の接続部材44”の場合のように、本実施形態の接続部材42”、44”、46”、及び、48”は、丸型の断面を有するストランド材を用いた第3の実施形態とは異なり、平型の断面を有するストランド材、特に、板状のストランド材を用いて形成されている。
図11、及び、図12に示される第2の接続部材44”の場合には、ストランド材の円弧部56”は、湾曲した形状ではなく、第1の終端部52”から第2の終端部54”に向けて、直線形状部142、及び、折り曲げ加工部144から構成される円弧片部分58”、60”、62”、及び、64”を形成しつつ延伸されて構成される。本実施形態では、直線形状部142、及び、折り曲げ加工部144を合わせたものが、巻線接続端子部70”、72”、及び、74”と接続される円弧片部分58”、60”、62”、及び、64”を構成し、円弧片部分58”、60”、62”、及び、64”を合わせたものが、連結環状体50”の円弧形状部56”を構成する。
本実施形態では、図11に示されるように、板状のストランド材は、その平坦表面部146が、円弧幾何学的平面66”、ここでは円弧幾何学的平面66”に対して垂直な横方向に沿って配置されている。
本実施形態のように板状のストランド材料を配置して、円弧幾何学的平面66”と距離を置いて一定の間隔に配置される湾曲部76”、78”、及び、80”を設ける場合には、板状のストランド材は、図12、及び、図13に示されるように、各円弧幾何学的平面66”から突出されるストランド材段差部130”を形成するために、ストランド材の長さ方向(設置後のステータ円周方向)150、および、ストランド材の長さ方向(設置後のステータ軸方向)152の双方に対して、斜めに横切る方向に平行に設けられた第1の折り曲げ線148に沿って折り込まれる。このようにして、円弧幾何学的平面66”と垂直な横方向に設けられるストランド材段差部130”は、そのストランド材の長さ方向152が、円弧形状部56”におけるストランド材の長さ方向150に対して垂直な横方向になり、ストランド材の一部から、ストランド材段差部130”の第1の折り曲げ線148と直接に繋がる形状で円弧形状部56”に接続される第1の折り曲げ領域部147が形成される。
本実施形態では、ストランド材を簡単に曲げることによって、円弧幾何学的平面66”に対して垂直な横方向である各ストランド材段差部130”と、円弧幾何学的平面66”と間隔をおいて配置される各湾曲部76”、78”、及び、80”の端子上側支持部154を形成することができる。折り曲げ領域部162は、各湾曲部76”、78”又は80”の端子側面支持部158と端子中央支持部156の双方に対して、斜めに横切る方向に平行に設けられた第2の折り曲げ線160に沿って折り込むことで形成される。端子上側支持部154は、第2の折り曲げ線160を折り込むことで形成される端子中央支持部156によって閉塞される。
端子中央支持部156は、各外側巻線終端ピン26との接続を成すための平面が得られるよう、各湾曲部76”、78”、及び、80”の端子側面支持部158を再度折り込むことによって、巻線終端ピン24、及び、26と略平行に延伸されるように形成される。このように構成することによって、各端子中央支持部156の表面の平面は各外側巻線終端ピン26と平行に配置され、その平面は、各外側巻線終端ピン26との接続に好適である平坦面部90”、92”、94”を成している。
図14は、図9、10の第3の接続部材を示す底面図であり、図12と類似する図である。図15は、図9、10の第4の接続部材を示す底面図であり、図12、14と類似する図である。
図14に示される第3の接続部材46”、及び、図15に示される第4の接続部材48”は、上記した第2の接続部材44”に関して詳細に説明された内容に準拠した構成となっている。それらの相違点は、各円弧幾何学的平面66”と66”から間隔をおいて配置される各湾曲部76”、78”、80”、及び、76”、78”、80”の各端子上側支持部154、154が、外側巻線終端ピン26への到達のため、第3の実施形態に関連して説明されたように、幾何学的ステータ軸14に対するラジアル方向外向きに、より大きな寸法で延伸させて形成される必要があることである。
本実施形態では、上記した各実施形態に用いられた丸型の断面を有するストランド材とは異なり、ストランド材が、平坦な断面形状を有する帯状の平坦材料である。この場合のストランド材は、例えば、長方形の断面を有する薄層、あるいは、線状であっても良い。
本実施形態では、平坦な断面形状を有するストランド材を、円弧幾何学的平面と平行であるように、その平坦な表面部が曲げることで形成している。又、この種の平坦な断面形状を有するストランド材の場合、ストランド材の平坦表面部146が円弧幾何学的平面66”に対して垂直な横方向に配置されるようにすると特に好適である。このようにすることで、同様に円弧幾何学的平面66”中に配置される巻線接続端子部70”、72”、及び、74”を折り曲げ加工することは容易である。
本実施形態では、巻線接続端子部70”、72”、及び、74”における少なくとも各端子上側支持部154が、円弧幾何学的平面66”と間隔をおいて配置される場合には、連結環状体50”の端子上側支持部154を円弧幾何学的平面66”に対して垂直な横方向に形成するために、ストランド材の平坦な表面部146を折り曲げて作った折り曲げ領域部147が設けられることが望ましい。言い換えれば、ストランド材には、円弧幾何学的平面66”から幾何学的ステータ軸14方向に突出するストランド材段差部130”を形成するために、連結環状体50”の平坦表面部146が重ね合わせて折り畳まれる第1の折り曲げ領域部147が設けられることが望ましい。
本実施形態では、更に、特に湾曲部76”、78”、80”の端子中央支持部156の形状で、巻線接続端子部70”、72”、及び、74”に属する接続部を形成するために、平坦なストランド材の表面の平坦部分である平坦表面部146を重ね合わせて折り曲げられることで、第2の折り曲げ領域部162が設けられていると好適である。
本実施形態の場合、連結環状体50”の第1の折り曲げ領域部147および第2の折り曲げ領域部162は、平らな断面を有するストランド材を、ストランド材の長さ方向(設置後のステータ円周方向)に対して垂直な横方向(ステータ軸方向)に重ねて折るために、ストランド材に設けられる第1の折り曲げ線148、第2の折り曲げ線160に沿う方向に各々重ね合わせることで形成することが望ましい。
本実施形態の第1の折り曲げ線148、第2の折り曲げ線160は、好適には、ストランド材の長さ方向150、152に対して斜め方向に横断するように、特に、ストランド材の長さ方向150、152に対して45°に設けられる。
このように本実施形態では、平型の平坦なストランド材を用いて接続構造体40”を形成したので、連結環状体50”を特に省スペース、且つ、低コストで製造できるようになる。
上記したように本発明は、モータのステータに設けられる複数の各巻線間の接続および電源との接続を行う接続構造体およびその中で用いられる接続部材に関し、位相数に応じてストランド材を変形させることで直径が異なる部材が形成され、その際に、ステータの巻線(極)数に対応させて同じ位相となる巻線の終端端子に向けて外周側に突出する端子部が形成されるものである。そして、その突出量は、外周側に配置された直径の大きい接続部材ほど小さく、内周側に配置された直径の小さい接続部材ほど大きく突出されるものである。
従って、上記した各実施形態では、アウターロータ形式のモータのステータにおいて、丸形あるいは平坦な平型の断面形状のストランド材を用いて、すえ込み鍛造して接続構造体を形成する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、インナーロータ形式のモータのステータにも適用でき、位相数や巻線数(極数)の異なるモータのステータにも本発明は適用可能である。さらに、他の断面形状のストランド材を用いてすえ込み鍛造で接続構造体を形成する場合、あるいは、冷間鍛造ではなく加熱を伴うアプセット鍛造で接続構造体を形成する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記した各実施形態における内側巻線終端ピン24、外側巻線終端ピン26、及び、巻線接続形状部30等の表現は、説明の便宜上で用いるもので、巻線の終端部にピン等の特別な部材が設けられなくとも、例えば、自立可能な強度(太さ)の巻線の絶縁被覆を除去して立設させる等でも良い。また、内側巻線終端ピン24、外側巻線終端ピン26も、図示されたように直線形状である必要はなく、曲線やループ形状、折れ曲がり、重ね合わせ等が設けられていても良い。また、最終的に各巻線接続端子部と巻き線終端ピンをはんだ接続する場合には、巻線終端ピンを自立させておかなくてもよくなるので、巻線の強度が少なく自立させられない場合にも本発明は適用可能である。
本発明の第1の実施形態のステータの概略構成を示す分解斜視図である。 図1のステータを接続構造体が具備された側から見た上面図である。 図1のステータを図2の矢印Bの方向から見たb−b断面図である。 図1の巻線接続端子部が設けられた複数の接続部材を備える接続構造体の拡大図である。 本発明の第2の実施形態のステータの断面図であり、図3と類似する図である。 本発明の第3の実施形態のステータの概略構成を示す分解斜視図であり、図1と類似する図である。 図6のステータの断面図であり、図3、5と類似する図である。 図6の巻線接続端子部が設けられた複数の接続部材を備える接続構造体の拡大図である。 本発明の第4の実施形態のステータを接続構造体が具備された側から見た上面図であり、図2と類似する図である。 図9のステータを図9の矢印B”の方向から見たb”−b”の断面図であり、図3、5、7と類似する図である。 図9の第2の接続部材を図12の矢印Cの方向から見た側面図である。 図9の第2の接続部材を図11の矢印Dの方向から見た底面図である。 図11の第2の接続部材E領域を一部省略して示した拡大側面図である。 図9、10の第3の接続部材を示す底面図であり、図12と類似する図である。 図9、10の第4の接続部材を示す底面図であり、図12、14と類似する図である。
符号の説明
10 ステータ
12 ステータ本体部
14 幾何学的ステータ軸
16 磁極片
18 環状体
20 磁極片頭部
22 ステータ巻線部
24 内側巻線終端ピン
26 外側巻線終端ピン
28 ステータ本体部のステータ軸方向側面
30 巻線接続形状部
32 内側ピン配置幾何学的円弧
34 外側ピン配置幾何学的円弧
36 電力供給源
40 接続構造体
42 第1の接続部材
44 第2の接続部材
46 第3の接続部材
48 第4の接続部材
50 連結環状体
52 (接続部材の)第1の終端部
54 (接続部材の)第2の終端部
56 円弧形状部
58 円弧片部分
60 円弧片部分
62 円弧片部分
64 円弧片部分
66 円弧幾何学的平面
70 巻線接続端子部
72 巻線接続端子部
74 巻線接続端子部
76 湾曲部
78 湾曲部
80 湾曲部
82 円弧片部分の端部
84 電源接続端子部
86 ストランド材延伸部
88 差込型接続端子
90 平坦面部
92 平坦面部
94 平坦面部
100 接続部材間絶縁部材
102 絶縁部材底面
104 第2環状凹部
106 第3環状凹部
108 第4環状凹部
110 第2環状底部
112 第3環状底部
114 第4環状底部
116 第1環状凹部
120 成形材料
130 ストランド材段差部
132 接続端子幾何学的平面
134 ストランド材段差部
136 円弧片部分の下側片部分
138 円弧片部分の上側片部分
140 ストランド材段差部
142 直線形状部
144 折り曲げ加工部
146 平坦表面部
147 第1の折り曲げ領域部
148 第1の折り曲げ線
150 ストランド材の長さ方向(設置後のステータ円周方向)
152 ストランド材の長さ方向(設置後のステータ軸方向)
154 端子上側支持部
156 端子中央支持部
158 端子側面支持部
160 第2の折り曲げ線
162 第2の折り曲げ領域部

Claims (29)

  1. 複数の磁極片を有して、幾何学的ステータ軸の周囲に配置されるステータ本体部と、
    巻線の両終端に内側巻線終端ピン、及び、外側巻線終端ピンを有して、前記磁極片の周囲に対向して配置されるステータ巻線部と、
    前記ステータ本体部の前記ステータ軸方向の側面に配置されて少なくとも一部が前記ステータ軸の周囲に配置される複数の接続部材を備え、該各接続部材の少なくとも一部には前記各巻線終端ピンと電力供給源との間を電気的に接続させるために設けられる少なくとも1個の巻線接続端子部および電源接続端子部を含む接続構造体と
    を含むモータ用ステータであって、
    前記各接続部材の少なくとも一部は、複数の素線をより合わせて作成されるストランド材を同様の円弧形状に曲げ加工することで連結環状体として形成され、該各連結環状体中に各巻線接続端子部および電源接続端子部がストランド材を変形させることで形成されている
    ことを特徴とするステータ。
  2. 前記各連結環状体は、前記幾何学的ステータ軸の周囲に配置される円弧形状部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記円弧形状部では、ストランド材により、開口して湾曲する環の少なくとも一部の形状が構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載のステータ。
  4. 前記円弧形状部は、前記各巻線接続端子部および電源接続端子部により連結された複数の円弧片部分から構成される
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のステータ。
  5. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部は、前記円弧形状部を構成している連続するストランド材を曲げ加工することで形成される
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のステータ。
  6. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部の少なくとも一部は、前記円弧形状部のストランド材を外側に曲げて突出させることにより形成される
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のステータ。
  7. 前記各巻線接続端子部は、各々の一部が基本的に湾曲部で形成される
    ことを特徴とする請求項6に記載のステータ。
  8. 前記電源接続端子部の少なくとも一部は、前記円弧形状部の終端部を突出させたストランド材延伸部により形成される
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載のステータ。
  9. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部は、円弧形状部に対して直角なラジアル方向外向きに延伸されて設けられる
    ことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載のステータ。
  10. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部には、前記円弧形状部の円弧幾何学的平面と平行に延伸された部分が設けられる
    ことを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載のステータ。
  11. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部は、前記円弧幾何学的平面中に配置される
    ことを特徴とする請求項10に記載のステータ。
  12. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部における前記円弧幾何学的平面と略平行に延伸される部分は、前記円弧幾何学的平面から前記幾何学的ステータ軸方向に離間して配置される
    ことを特徴とする請求項10に記載のステータ。
  13. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部には、前記円弧形状部が配置された前記円弧幾何学的平面から前記幾何学的ステータ軸方向に突出するストランド材段差部が設けられる
    ことを特徴とする請求項12に記載のステータ。
  14. 前記各巻線接続端子部および電源接続端子部は、前記各円弧片部分において前記円弧幾何学的平面から離間して延伸される部分に形成される
    ことを特徴とする請求項12に記載のステータ。
  15. 前記円弧幾何学的平面中に配置された前記各円弧片部分には、その他の接続部材の各巻線接続端子部および電源接続端子部の少なくとも1個によりまたがれる下側片部分が設けられる
    ことを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載のステータ。
  16. 前記各接続部材の内の少なくとも2個の部材の前記各巻線接続端子部は、前記各円弧幾何学的平面から離間して位置する接続端子幾何学的平面の中に少なくとも一部が設けられる
    ことを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載のステータ。
  17. 前記各巻線接続端子部は、前記巻線終端ピンと接続するための領域となる平坦面部を含む
    ことを特徴とする前記請求項1〜16のいずれか1項に記載のステータ。
  18. 前記ストランド材は、丸型の断面を有する
    ことを特徴とする前記請求項1〜17のいずれか1項に記載のステータ。
  19. 前記ストランド材は、平坦な断面形状を有する
    ことを特徴とする前記請求項1〜18のいずれか1項に記載のステータ。
  20. 前記ストランド材は、帯状の平坦材料である
    ことを特徴とする請求項19に記載のステータ。
  21. 前記平坦な断面形状を有するストランド材の平坦表面部は、前記円弧幾何学的平面に対して垂直な横方向に配置される
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載のステータ。
  22. 前記ストランド材には、前記円弧幾何学的平面から前記幾何学的ステータ軸方向に突出するストランド材段差部を形成するために、前記連結環状体の前記平坦表面部が重ね合わせて折り畳まれる第1の折り曲げ領域部が設けられる
    ことを特徴とする請求項19〜21のいずれか1項に記載のステータ。
  23. 前記ストランド材には、巻線接続端子部の接続領域を形成するために、前記平坦表面部が重ね合わせて折り曲げられる第2の折り曲げ領域部が設けられる
    ことを特徴とする請求項22に記載のステータ。
  24. 前記連結環状体の各第1の折り曲げ領域部、第2の折り曲げ領域部は、ストランド材を長さ方向に対して垂直なステータ軸方向に重ねて折るために、ストランド材に設けられる第1の折り曲げ線、第2の折り曲げ線に沿う方向に重ね合わせることで形成される
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載のステータ。
  25. 前記第1の折り曲げ線、第2の折り曲げ線は、ストランド材の長さ方向に対して斜め方向である
    ことを特徴とする請求項24に記載のステータ。
  26. 前記各接続部材の少なくとも前記円弧形状部を含む一部は、前記内側巻線終端ピンと前記外側巻線終端ピンの間に配置される
    ことを特徴とする、前記請求項1〜25のいずれか1項に記載のステータ。
  27. 前記各接続部材は、該各接続部材間を絶縁する接続部材間絶縁部材の中に配置される
    ことを特徴とする前記請求項1〜26のいずれか1項に記載のステータ。
  28. 前記接続部材間絶縁部材は、絶縁性の成形材料が型により成形された成形体である
    ことを特徴とする請求項27に記載のステータ。
  29. 前記接続部材間絶縁部材は、前記接続構造体が少なくとも部分的に埋め込まれた成形材料が硬化されて形成される
    ことを特徴とする請求項27に記載のステータ。
JP2004080963A 2003-04-17 2004-03-19 ステータ Withdrawn JP2004320986A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE2003118816 DE10318816B4 (de) 2003-04-17 2003-04-17 Stator mit Verschaltungsstruktur für Statorwicklungen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004320986A true JP2004320986A (ja) 2004-11-11

Family

ID=33393889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004080963A Withdrawn JP2004320986A (ja) 2003-04-17 2004-03-19 ステータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2004320986A (ja)
DE (1) DE10318816B4 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006333685A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk モータの集中配電部材
JP2007014083A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材
JP2007068314A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Showa Corp 回転電機
JP2007068313A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Showa Corp 回転電機
JP2007104812A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Yazaki Corp 配電部材
JP2007135339A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 回転電機のステータ用バスバ結合ユニット
JP2007159192A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無刷子電動機及びそれを具備した密閉型圧縮機
JP2008017583A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Honda Motor Co Ltd モータのステータ構造
JP2008029048A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Asmo Co Ltd 整流子、電機子及び直流モータ
JP2009065800A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Honda Motor Co Ltd ステータの中点連結構造
JP2009247038A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd 回転電機
JP2009254157A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Asmo Co Ltd 端子保持装置及びブラシレスモータ
JP2010011690A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Hitachi Ltd 回転電機
JP2010239771A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nidec Sankyo Corp モータ、およびモータ用の環状給電部材の製造方法
JP2010239772A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nidec Sankyo Corp モータ
CN102696167A (zh) * 2009-08-05 2012-09-26 博泽汽车零件哈尔施塔特有限责任两合公司 机动车的电气部件
JP2014023396A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Hitachi Metals Ltd 集配電リング及び電動機
US8686610B2 (en) 2008-07-01 2014-04-01 Mitsubishi Electric Corporation Automotive dynamoelectric stator
CN105308833A (zh) * 2013-02-22 2016-02-03 博泽沃尔兹堡汽车零部件有限公司 电动机尤其是车辆部件的电动机
JP2017225284A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 矢崎総業株式会社 給電リング
EP3534501A4 (en) * 2016-10-31 2020-06-03 Daikin Industries, Ltd. INSULATOR FOR ANCHOR, MOTOR
JP2020528724A (ja) * 2017-07-20 2020-09-24 エー−トラクション ユーロペ ベスローテン フェンノートシャップE−Traction Europe B.V. 端子コネクタを備えたステータ
JP2022018593A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 三菱電機株式会社 回転電機のステータの結線板、回転電機のステータ、回転電機、回転電機のステータの結線板の製造方法、回転電機のステータの製造方法および回転電機の製造方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4743167B2 (ja) 2007-05-29 2011-08-10 トヨタ自動車株式会社 回転電機用端末モジュールおよび回転電機
DE202009000415U1 (de) * 2008-02-12 2009-06-18 Ebm-Papst St. Georgen Gmbh & Co. Kg Elektronisch kommutierter Motor
EP2413478B1 (en) * 2010-07-27 2017-11-22 General Electric Technology GmbH Phase ring assembly
DE102012202131A1 (de) * 2012-02-13 2013-08-14 Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Statoranordnung und elektrische Maschine
DE102012020547A1 (de) * 2012-10-19 2014-04-24 Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg Elektromotor mit Stator
DE102014003055A1 (de) * 2014-03-10 2015-09-10 Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Elektromagnetenstruktur einer elektrischen Maschine
DE102014003873A1 (de) * 2014-03-19 2015-09-24 Minebea Co., Ltd. Stator
EP2924847A1 (de) * 2014-03-28 2015-09-30 Siemens Aktiengesellschaft Zusammengesetzte elektrische Maschine
DE102015102349A1 (de) 2015-02-19 2016-08-25 Minebea Co., Ltd. Stator mit toroidaler Statorwicklung
DE102021202034A1 (de) * 2021-03-03 2022-09-08 Thyssenkrupp Ag Elektromotor für ein Kraftfahrzeug-Lenksystem und Kraftfahrzeug-Lenksystem

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3208893A1 (de) * 1982-03-12 1983-09-22 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Drehstromgenerator mit dreiphasengleichrichter fuer fahrzeuge
DE19544830A1 (de) * 1995-12-01 1997-06-05 Mulfingen Elektrobau Ebm Stator für Elektromotoren
JP2000324739A (ja) * 1999-03-09 2000-11-24 Toyota Motor Corp 回転電機および回転電機のコイルの結線方法
DE19920127C2 (de) * 1999-05-03 2001-05-31 Mannesmann Sachs Ag Stator für eine elektrische Maschine und Verfahren zur Herstellung eines Stators
JP3613262B2 (ja) * 2002-04-26 2005-01-26 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
DE10261611A1 (de) * 2002-12-27 2004-07-08 Robert Bosch Gmbh Verschaltelement für eine Wicklung einer elektrischen Maschine

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4587470B2 (ja) * 2005-05-30 2010-11-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 モータの集中配電部材
JP2006333685A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk モータの集中配電部材
JP2007014083A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材
JP4684023B2 (ja) * 2005-06-29 2011-05-18 住友電装株式会社 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材
JP2007068314A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Showa Corp 回転電機
JP2007068313A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Showa Corp 回転電機
JP2007104812A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Yazaki Corp 配電部材
JP4654103B2 (ja) * 2005-10-05 2011-03-16 矢崎総業株式会社 配電部材
JP2007135339A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 回転電機のステータ用バスバ結合ユニット
JP2007159192A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無刷子電動機及びそれを具備した密閉型圧縮機
JP2008017583A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Honda Motor Co Ltd モータのステータ構造
JP2008029048A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Asmo Co Ltd 整流子、電機子及び直流モータ
JP2009065800A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Honda Motor Co Ltd ステータの中点連結構造
JP2009247038A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd 回転電機
JP2009254157A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Asmo Co Ltd 端子保持装置及びブラシレスモータ
JP2010011690A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Hitachi Ltd 回転電機
US8686610B2 (en) 2008-07-01 2014-04-01 Mitsubishi Electric Corporation Automotive dynamoelectric stator
JP5524837B2 (ja) * 2008-07-01 2014-06-18 三菱電機株式会社 車両用回転電機の固定子
JP2010239771A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nidec Sankyo Corp モータ、およびモータ用の環状給電部材の製造方法
JP2010239772A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nidec Sankyo Corp モータ
KR101506271B1 (ko) 2009-08-05 2015-03-26 브로제 파초이크타일레 게엠바하 운트 콤파니 케이지, 할스타드 자동차의 전기 소자
CN102696167A (zh) * 2009-08-05 2012-09-26 博泽汽车零件哈尔施塔特有限责任两合公司 机动车的电气部件
JP2014023396A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Hitachi Metals Ltd 集配電リング及び電動機
EP2690757A3 (en) * 2012-07-23 2017-05-10 Hitachi Metals, Ltd. Electricity collection and distribution ring and electric motor
CN105308833A (zh) * 2013-02-22 2016-02-03 博泽沃尔兹堡汽车零部件有限公司 电动机尤其是车辆部件的电动机
US10097057B2 (en) 2013-02-22 2018-10-09 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Wuerzburg Electric motor, in particular of a vehicle component
JP2017225284A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 矢崎総業株式会社 給電リング
EP3534501A4 (en) * 2016-10-31 2020-06-03 Daikin Industries, Ltd. INSULATOR FOR ANCHOR, MOTOR
JP2020528724A (ja) * 2017-07-20 2020-09-24 エー−トラクション ユーロペ ベスローテン フェンノートシャップE−Traction Europe B.V. 端子コネクタを備えたステータ
JP7227217B2 (ja) 2017-07-20 2023-02-21 エー-トラクション ユーロペ ベスローテン フェンノートシャップ 端子コネクタを備えたステータ
US11626767B2 (en) 2017-07-20 2023-04-11 E-Traction Europe B.V. Stator with terminal connector
JP2022018593A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 三菱電機株式会社 回転電機のステータの結線板、回転電機のステータ、回転電機、回転電機のステータの結線板の製造方法、回転電機のステータの製造方法および回転電機の製造方法
JP7433153B2 (ja) 2020-07-16 2024-02-19 三菱電機株式会社 回転電機のステータの結線板、回転電機のステータ、回転電機、回転電機のステータの結線板の製造方法、回転電機のステータの製造方法および回転電機の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE10318816B4 (de) 2007-06-28
DE10318816A1 (de) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004320986A (ja) ステータ
JP5471867B2 (ja) 回転電機の固定子
JP5429132B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法および回転電機の固定子
CN110235342B (zh) 用于电机的定子
JP5488421B2 (ja) 回転電機の固定子
US8884489B2 (en) Motor
US7579729B2 (en) Rotary electric machine
KR101799140B1 (ko) 전기 기계를 위한 고정자
JP6394972B2 (ja) 回転電機の固定子
EP2418758A1 (en) Stator and method for manufacturing unit coil used for same
US7239059B2 (en) Stator of rotating electric machine and manufacturing method of the stator
ZA200504846B (en) Poly-phase electromagnetic device having an improved conductor winding arrangement
JP5542921B2 (ja) 電気機械の固定子巻線の製造方法、とりわけ交流発電機の製造方法
JP5531634B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法
CN103138452B (zh) 端部绝缘构件、定子及旋转机
KR20090115952A (ko) 기제조된 집중식 권선의 고정자 슬롯으로의 삽입
JP2016152751A (ja) 回転電機の固定子
CN105981266A (zh) 旋转电机以及旋转电机的线圈的制造方法
JP5621263B2 (ja) 固定子巻線の製造方法及びその製造装置
JP2009033832A (ja) モータ用ステータ
KR101202049B1 (ko) 고정자 및 코일
JPH10508176A (ja) 平型構造導体部品により製造された巻線付き多相電気機械
JP5163278B2 (ja) 回転電機の固定子
US6707215B2 (en) Stator of a rotating electric machine
KR102182249B1 (ko) 고정자 및 고정자 코일의 권선방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060926

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070612