JP2004319072A - トラッキング誤差検出装置 - Google Patents

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隆繁 平塚
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Abstract

【課題】 位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することができるトラッキング誤差検出装置を提供する。
【解決手段】 フォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された2系列のデジタル信号に対して、当該デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備えるトラッキング誤差検出装置であって、前記位相差検出回路により検出される2系列のデジタル信号の位相差が、理論上のトラッキング誤差信号の最大値より大きくなる場合には当該位相差検出回路からの出力に制限をかけるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光記録媒体上に光を照射して得られる光スポットのトラッキング誤差を検出するトラッキング誤差検出装置に関する。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Video Disc)に代表されるような凹凸のピットで情報が記録されている光ディスクからトラッキング制御信号を得る方式として、近年位相差法と呼ばれる手法が用いられている。
かかる位相差法の一例として、特許文献1に示すようなものがある。
以下に、かかる特許文献1で示される従来のトラッキング誤差検出装置について図10を用いて説明する。
図10は、従来のトラッキング誤差検出装置の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、従来のトラッキング誤差検出装置は、光スポットの反射光を受光する受光素子を備え、各受光素子の受光量に応じた光電流を出力するフォトディテクタ101と、フォトディテクタ101の光電流出力を電圧信号に変換する第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dで得られた電圧信号から光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列を生成する信号生成器、すなわち第1及び第2の加算器103a、103bと、2つの信号系列から第1及び第2のデジタル信号系列を得る第1及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、入力されたデジタル信号に対して補間処理を施す第1及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1及び第2の補間フィルタ105a、105bによって補間された第1及び第2のデジタル信号系列のゼロクロス点をそれぞれ検出する第1及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、第1のデジタル信号系列のゼロクロス点と第2のデジタル信号系列のゼロクロス点との位相差を検出する位相差検出回路107と、位相差検出回路107から出力される位相比較信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタ(LPF)108とを備える。なお、ここでは、フォトディテクタ101が、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子101a、101b、101c、101dを備え、第1及び第2の加算器103a、103bが、フォトディテクタ101から出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって2系列のデジタル信号を生成するものとする。また、ゼロクロス点とは、入力されたデジタル信号と、当該デジタル信号の平均値等から算出されるデジタル信号のセンターレベルとが交わる点をいうものとする。
次に、かかる従来のトラッキング誤差検出装置の動作について説明する。
先ず、フォトディテクタ101において、光記録媒体(図示せず)のトラック上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受信して、受光量に応じた光電流が出力される。
フォトディテクタ101の出力である光電流は、第1から第4の電流電圧変換回路102a、102b、102c、102dにより、各受光素子毎に電圧信号に変換され、第1の加算器103aにより第1及び第3の電流電圧回路102a、102cの出力が、第2の加算器103bにより第2及び第4の電流電圧回路102b、102dの出力がそれぞれ加算される。
そして、第1及び第2の加算器103a、103bから出力される信号は、第1及び第2のADC104a、104bによってサンプリングクロックを用いて各信号系列の離散化(サンプリング)が行なわれ、第1及び第2のデジタル信号系列に変換される。
その後、第1及び第2のADC104a、104bから出力されるデジタル信号は、補間フィルタ105a、105bに入力され、デジタル信号のサンプリングデータの間の補間データが求められた後、ゼロクロス点検出回路106a、106bにより、補間された2つのデータ系列の立ち上がり、あるいは立ち下がりにおけるゼロクロス点が検出される。なお、補間の方法としては、例えば、ナイキスト補間といった方法があり、また、2つのデータ系列の立ち上がり、あるいは立ち下がりにおけるゼロクロス点の検出方法としては、例えば、補間されたデータ系列における符号の変化点(+→−、あるいは−→+)を求める方法がある。
位相差検出回路107では、ゼロクロス点検出回路106a、106bから出力されるゼロクロス点の情報を用いて、第1及び第2の信号系列の波形におけるゼロクロス点間の距離が求められ、かかるゼロクロス点間の距離に基づいて位相比較信号が検出され、最終的にLPF108により帯域制限が行われてトラッキングサーボ制御に必要な帯域のトラッキング誤差信号が生成される。
次に、前記従来の位相差検出回路107の構成、及び動作について図11、図12を用いてさらに詳しく説明する。
図11は、従来の位相差検出回路107の構成を示すブロック図である。
図11において、位相差検出回路107は、位相差演算部1と、パルス生成部2と、データ更新部3とからなる。
位相差演算部1は、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス情報を元に2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果としてデータ更新部3に順次出力する。
パルス生成部2は、位相比較に用いる各データ系列において、ゼロクロスする位置で、サンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力する。
データ更新部3は、パルス生成部2が出力する位相比較終了パルス毎に、位相差演算部1から順次出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持する。
図12は、位相差検出回路107の動作を説明するための説明図であり、図12に示すように上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(位相比較入力A)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(位相比較入力B)、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス、位相差検出回路107から出力される位相比較出力を示す。
なお、図12中の位相比較入力A及びBに用いられている、○印は第1あるいは第2のADC104a、104bにより求まったサンプリングデータを、△印は第1あるいは第2の補間フィルタ105a、105bにより求まった補間データ系列を、●印及び▲印は、サンプリングデータ系列及び補間データ系列から求めたゼロクロス点を示す。また、図12で説明する位相比較信号は、特定のトラック1本の近傍に注目したもので、位相差を求める2つのデータ系列の立ち下がりにおいて求めたものである。また、補間データの数はn=3としている。
ゼロクロス点検出回路106a、106bからの出力が位相差検出回路107に入力されると、位相差検出回路107では、位相差演算部1により、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス点間の距離を求める演算が行なわれる。また、パルス生成部2では、位相比較に用いる各データ系列(位相比較入力A及びB)がゼロクロスする位置で、サンプリングクロック1クロック分のパルス信号がそれぞれ生成され、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号が位相比較終了パルス(図12の位相比較終了パルス参照)として出力される。
そして、位相差検出回路107のデータ更新部3により、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス毎に、位相差演算部1から出力される位相比較結果を用いた出力データの更新がされるとともに、次の位相比較終了パルスが来るまで出力データの出力レベルが保持される(図12の位相比較出力参照)。
これにより、位相差検出回路107によって図12の位相比較出力に示すような位相比較信号が検出され、かかる位相比較信号に帯域制限を行って得られたトラッキング誤差信号は、特定のトラック1本の近傍に注目した場合にほぼ直線状の信号となる。そして、かかるトラッキング誤差信号を複数のトラックにわたって観測することにより、全体的には図13で示すようなトラック毎に繰り返されるほぼ鋸歯状の波形を得ることができる。
以上のように、従来のトラッキング誤差検出装置では、デジタル信号処理によりトラッキング誤差を検出できるので、アナログ信号処理によるトラッキング誤差検出では対応できなかった光記録再生装置の倍速化及び記録媒体の高密度化に対応することができるとともに、アナログ信号処理に関わる構成を大幅に削減することができ、光記録再生装置の小型化及び低コスト化が実現できる。
特開2001−67690号公報 特開昭63−181126号公報
しかしながら、前述した従来のトラッキング誤差検出装置においては、第1及び第2のADC104a、104bに入力されるアナログ信号の振幅がディフェクト等によって十分得られていない場合や、前記アナログ信号が雑音を有するような場合には、第1及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて、ゼロクロス点を誤って検出してしまい、位相差検出回路107が誤検出をする要因となっていた。
図14は、第1及び第2のADC104a、104bに入力されるアナログ信号の振幅が十分得られていない場合に、従来のトラッキング誤差検出装置により検出されるトラッキング誤差信号を示す図である。
なお、図14は上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(位相比較入力A)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(位相比較入力B)、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス、位相差検出回路107から出力される位相比較出力を示す。
位相比較入力Bに示すように、ディフェクト等によって第1及び第2のADC104a、104bに入力されるアナログ信号の振幅が十分得られていないような場合には、ゼロクロス点検出回路106においてゼロクロス点が正確に検出されず、図14のΔ2に示すような誤った位相差が位相比較結果として検出されることがある。
そして、かかる位相比較結果を用いて、位相差検出回路107のデータ更新部3により生成された位相比較出力は、位相差Δ2が検出されるポイントにおいて、図14の位相比較出力に示すような大きな値を有する位相差信号となり、結果として、LPF108により帯域制限を行って生成されるトラッキング誤差信号の精度が劣化してしまう。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することができるトラッキング誤差検出装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって得られた2系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記位相差検出回路が、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に、前記位相差演算部から順次出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持するデータ更新部と、前記データ更新部からの出力信号が、予め設定した第1の所定の値よりも大きな値であるか否かの判断を行ない、当該データ更新部からの出力信号が前記第1の所定の値よりも大きな場合には、前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するリミット制御部とからなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記リミット制御部の前記第1の所定の値が、再生を行なう光ディスクの最短ピット長とトラックピッチとの関係に基づいて設定されることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって得られた2系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出するエッジ検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備え、前記位相差検出回路は、前記エッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては、該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわないことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記位相差検出回路が、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、前記エッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効か否かを判断する無効エッジキャンセル部と、前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に動作し、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が有効であれば、前記位相差演算部から出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持する一方、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が無効であれば、直前の位相比較終了パルスで出力した出力レベルをそのまま保持するデータ更新部とからなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記エッジ検出回路が、位相差を検出する各ポイントにおいて、先行エッジを含む信号側のエッジ立下り位置から、他の信号の状態を検出し、他の信号のエッジと重なっているか、或いは他の信号レベルが“1”又は“0”である旨の信号を出力するものであり、前記無効エッジキャンセル部は、前記エッジ検出回路からの出力に基づき、他の信号のエッジと重なっている場合、及び他の信号レベルが“1”である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、他の信号レベルが“0”である場合には当該エッジを無効エッジと判断することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記エッジ検出回路が、前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジをそれぞれ検出し、該検出した立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が予め設定した第2の所定の値以下であるか否かを示す信号を出力するものであり、前記無効エッジキャンセル部は、前記エッジ検出回路からの出力に基づき、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値以下である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値より大きい場合には、当該エッジを無効エッジと判断することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する第1の位相差検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する第2の位相差検出回路と、前記第1及び第2の位相差検出回路の出力信号を加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記第1、第2の位相差検出回路が、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に、前記位相差演算部から順次出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持するデータ更新部と、前記データ更新部からの出力信号が、予め設定した第1の所定の値よりも大きな値であるか否かの判断を行ない、当該データ更新部からの出力信号が前記第1の所定の値よりも大きな場合には、前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するリミット制御部とからなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記リミット制御部の前記第1の所定の値が、再生を行なう光ディスクの最短ピット長とトラックピッチとの関係に基づいて設定されることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記4系列のデジタル信号の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出する第1のエッジ検出回路と、前記4系列のデジタル信号の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出する第2のエッジ検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する第1の位相差検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する第2の位相差検出回路と、前記第1及び第2の位相差検出回路の出力信号を加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備え、前記第1の位相差検出回路は、前記第1のエッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわず、前記第2の位相差検出回路は、前記第2のエッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわないことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記第1、第2の位相差検出回路が、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、前記第1又は第2のエッジ検出回路によって検出されるエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効か否かを判断する無効エッジキャンセル部と、前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に動作し、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が有効であれば、前記位相差演算部から出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持する一方、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が無効であれば、直前の位相比較終了パルスで出力した出力レベルをそのまま保持するデータ更新部とからなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記第1、第2のエッジ検出回路が、位相差を検出する各ポイントにおいて、先行エッジを含む信号側のエッジ立下り位置から、他の信号の状態を検出し、他の信号のエッジと重なっているか、或いは他の信号レベルが“1”又は“0”である旨の信号を出力するものであり、前記無効エッジキャンセル部は、前記第1又は第2のエッジ検出回路からの出力に基づき、他の信号のエッジと重なっている場合、及び他の信号レベルが“1”である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、他の信号レベルが“0”である場合には当該エッジを無効エッジと判断することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、前記第1、第2のエッジ検出回路が、前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジをそれぞれ検出し、該検出した立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が予め設定した第2の所定の値以下であるか否かを示す信号を出力するものであり、前記無効エッジキャンセル部は、前記エッジ検出回路からの出力に基づき、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値以下である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値より大きい場合には、当該エッジを無効エッジと判断することを特徴とするものである。
以上説明したように、本発明によるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって得られた2系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備えたことにより、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することが可能となる。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって得られた2系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出するエッジ検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備え、前記位相差検出回路は、前記エッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては、該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわないことにより、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することが可能となる。
また、本発明によるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する第1の位相差検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較行うとともに、得られた位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する第2の位相差検出回路と、前記第1及び第2の位相差検出回路の出力信号を加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備えることにより、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することができるとともに、ディスクに刻まれたピットのピット深さに依存するオフセットの発生を防ぎ、正確なトラッキング誤差信号の検出を行うことを可能にする。
また、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記4系列のデジタル信号の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出する第1のエッジ検出回路と、前記4系列のデジタル信号の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出する第2のエッジ検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する第1の位相差検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する第2の位相差検出回路と、前記第1及び第2の位相差検出回路の出力信号を加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備え、前記第1の位相差検出回路は、前記第1のエッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわず、前記第2の位相差検出回路は、前記第2のエッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわないことにより、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することができるとともに、ディスクに刻まれたピットのピット深さに依存するオフセットの発生を防ぎ、正確なトラッキング誤差信号の検出を行うことを可能にする。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置について、図1、図2を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、フォトディテクタ101と、電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1及び第2の加算器103a、103bと、第1及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路11と、ローパスフィルタ(LPF)108とからなる。なお、本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置の位相差検出回路11以外の各構成要素は、図10を用いて前述した従来のトラッキング誤差検出装置と同じであるため、ここでは、同一の符号を付してその説明を省略する。
位相差検出回路11は、位相差演算部1と、パルス生成部2と、データ更新部3と、リミット制御部4からなる。なお、位相差検出回路11を構成する、位相差演算部1、パルス生成部2、及びデータ更新部3は、図10を用いて説明した前記従来の位相差検出回路107の位相差演算部1、パルス生成部2、及びデータ更新部3と同じものであるため、同一符号を付し、ここでは説明を省略する。
リミット制御部4は、データ更新部3からの出力信号が、予め設定した第1の所定の値よりも大きな値であるか否かの判断を行ない、データ更新部3からの出力信号が前記第1の所定の値よりも大きな場合には、前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するものである。なお、リミット制御部4の前記第1の所定の値は、再生を行なう光ディスクの最短ピット長とトラックピッチとの関係に基づいて任意に設定されるものであり、再生を行なう光ディスクのトラッキング誤差信号の最大値を超えない値に設定するのが望ましい。
次に、本発明による位相差検出回路11の動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1による位相差検出回路11の動作を説明するための説明図であり、図2に示すように上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(位相比較入力A)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(位相比較入力B)、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス、位相差検出回路11から出力される位相比較出力を示す。
図2の位相比較入力A及びBに示す第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bから出力される2系列の信号は、位相差検出回路11の位相差演算部1、及びパルス生成部2に入力され、位相差演算部1では、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス情報を元に位相差Δ1、Δ2、Δ3が順次算出される。一方で、パルス生成部2では、位相比較に用いる各データ系列において、ゼロクロスする位置で、サンプリングクロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルス(図2の位相比較終了パルス参照)として出力する。
そして、データ更新部3では、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス毎に、位相差演算部1から出力される位相比較結果を用いた出力信号の更新がされるとともに、次の位相比較終了パルスが来るまで出力データが保持される(図2の位相比較出力参照)。
最後に、データ更新部3から出力された信号はリミット制御部4に入力され、当該データ更新部3から出力される信号がリミット制御部4が保持する第1の所定の値よりも大きい値となるか否かを判断し、第1の所定の値よりも大きい信号出力については、その第1の所定の値で制限をかけて出力する(図2の位相比較出力参照)。
このように生成された位相比較出力は、最終的にLPF108により帯域制限が行われてトラッキングサーボ制御に必要な帯域のトラッキング誤差信号が生成される。
次に、リミット制御部4で制限をかける際に用いる第1の所定の値について、再生を行なう光ディスクがDVD−ROMの場合を例に挙げて説明する。
図3は、DVD−ROMにおけるピットとトラッキング誤差信号の関係を示したものであり、図3(a)はDVD−ROMにおけるピットとトラックを、図3(b)は図3(a)で示したDVD−ROMのピットから得られるトラッキング誤差信号を示すものである。
DVDの記録符号として用いられている8−16変調符号の場合に、記録再生系で用いられるチャネルクロックの1クロック分を1Tとすると、DVD−ROMのディスク上に形成されるピットは3T〜14Tのパターンから構成され、このピットにおける最小ピット長(3T)は0.27um、トラックピッチは0.74umとなる。そして、図3(a)で示したDVD−ROMのピットから得られるトラッキング誤差信号は、図3(b)に示すように各トラックのセンターにおいて“0”となり、また、トラックとトラックの中間においても“0”となる。また、トラッキング誤差信号が最大となるポイントは、トラックピッチから算出すると、トラックのセンターから0.74um/4≒0.19umのポイントとなり、これはほぼ2Tの距離に相当する。
これに対し、本発明におけるトラッキング誤差検出装置では位相差をゼロクロス点間の距離で直接算出していることから、位相比較結果として得られる値は、トラッキング誤差信号の最大値を超えない値であるはずである。
そのため、DVD−ROM再生時に、DVD−ROMのトラッキング誤差信号の最大値2Tよりも大きな誤差信号が検出されている場合には、当該誤差信号は誤検出されたものであると考えることができる。
そこで、DVD−ROMの再生を行なう場合には、リミット制御部4によって制限をかける際に用いる第1の所定の値を例えば、2Tの位相差とし、データ更新部3からの出力が第1の所定の値として設定した2Tの値よりも大きい場合には、トラッキング誤差信号が最大となる前記2Tの値で制限をかけて出力することにより、誤検出による影響を軽減することができる。
このように、本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置によれば、位相差検出回路11のリミット制御部4によって、位相誤差信号検出における信号振幅に制限をかけることにより、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することが可能となる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置について説明する。
図4は本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4において、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、フォトディテクタ101と、電流電圧変換器102a〜102dと、第1及び第2の加算器103a、103bと、第1及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、エッジ検出回路21と、第1及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路22と、ローパスフィルタ(LPF)108とからなる。なお、本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置のエッジ検出回路21、及び位相差検出回路22以外の各構成要素は、図10を用いて前述した従来のトラッキング誤差検出装置と同じであるため、ここでは、同一の符号を付してその説明を省略する。
エッジ検出回路21は、第1及び第2のADC104a、104bから出力されるデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて位相比較を行うエッジの状態を検出するものであり、かかるエッジの状態検出は、位相差を検出する各ポイントにおいて先行エッジを含む信号側のエッジ位置から、他の信号の状態を検出することにより行なうものとする。なお、エッジ検出回路21は、かかるエッジの状態検出により、エッジが重なっている旨の信号、或いは他の信号レベルが“1”或いは“0”である旨の信号を出力するものとする。
位相差検出回路22は、位相差演算部1と、パルス生成部2と、無効エッジキャンセル部5と、データ更新部6とからなる。なお、位相差検出回路22を構成する、位相差演算部1、及びパルス生成部2は、図10を用いて説明した前記従来の位相差検出回路107の位相差演算部1、及びパルス生成部2と同じものであるため、同一符号を付し、ここでは説明を省略する。
無効エッジキャンセル部5は、エッジ検出回路21からの出力に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効かどうかを判断し、無効と判断されたエッジについては、データ更新部6において、かかるエッジでの位相比較結果の出力更新を行なわないようにするものである。
データ更新部6は、パルス生成部2が出力する位相比較終了パルス毎に動作し、無効エッジキャンセル部5での判断結果が有効であれば、位相差演算部1から出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持する一方、無効エッジキャンセル部5での判断結果が無効であれば、位相差演算部1から出力される位相比較結果を用いた出力データの更新を行わず、直前の位相比較終了パルスで出力した出力レベルをそのまま保持するものである。
次に、無効エッジキャンセル部5において行なう有効エッジか否かの判断についてさらに詳細に説明する。なお、ここでは再生を行なう光ディスクがDVD−ROMである場合を例に挙げて説明する。
図5は、DVD−ROMを再生した際に、位相差を検出するポイントで検出されるエッジの関係を示したものであり、図5(a)は位相差が0の場合を、図5(b)は進み位相が最大の場合を、図5(c)は遅れ位相が最大の場合を示すものである。
DVD−ROMにおけるピットとトラッキング誤差信号の関係は、図3を用いて前述したように、DVD−ROMの場合、トラックピッチから換算されるトラッキングのずれ量の最大値は約2Tである一方で、記録パターンのピット長は最小でも3Tであるため、DVD−ROM再生時において、位相比較を行なう2つの信号の位相差を検出するエッジのうち、先行エッジを含む信号側のエッジ立下り位置からもう一方の信号の状態を検出した場合には、エッジが重なっているか(図5(a))、あるいは、他の信号レベルが“1”(図5(b)、(c))のいずれかの状態となるはずである。そのため、他の信号レベルが“0”の場合には、かかるエッジは誤検出されたものであると判断することができる。そして、このことは、DVD−ROMの場合に限らず、CD−Rや、CD−ROM等の他のメディアを用いた場合であっても同様にいえる。
従って、無効エッジキャンセル部5による位相比較を行なうエッジが有効か否かの判断は、エッジ検出回路21からの出力される信号が、エッジが重なっているか、或いは他の信号レベルが“1”である場合には当該エッジを有効エッジと判断し、他の信号レベルが“0”である場合には当該エッジを無効エッジと判断するようにすればよい。
次に、本発明による位相差検出回路22の動作について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置の無効エッジキャンセル部5の動作を説明するための説明図であり、図6に示すように上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(位相比較入力A)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(位相比較入力B)、無効エッジキャンセル部5において判定を行う際に用いる第1の信号系列の2値化信号(2値化信号A)、無効エッジキャンセル部5において判定を行う際に用いる第2の信号系列の2値化信号(2値化信号B)、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス、位相差検出回路11から出力される位相比較出力を示す。
図6の位相比較入力A及びBに示す第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bから出力される2系列の信号は、位相差検出回路11の位相差演算部1、及びパルス生成部2に入力され、位相差演算部1では、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス情報を元に位相差Δ1、Δ2、Δ3が順次算出される。一方で、パルス生成部2では、位相比較に用いる各データ系列において、ゼロクロスする位置で、サンプリングクロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルス(図6の位相比較終了パルス参照)として出力する。
この時、無効エッジキャンセル部5では、エッジ検出回路21からの出力に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効かどうかの判断を行ない(図6の2値化信号A及びB参照)、判断結果をデータ更新部6に出力する。
そして、データ更新部6では、パルス生成部2から出力される位相比較終了パルス毎に、無効エッジキャンセル部5での判断結果が有効であれば、位相差演算部1から出力される位相比較結果を用いた出力データの更新が行われるとともに、次の位相比較終了パルスが来るまで当該出力データが保持される。一方で、無効エッジキャンセル部5での判断結果が無効であれば、位相差演算部1から出力される位相比較結果を用いた出力データの更新を行わず、直前の位相比較終了パルスで出力した出力レベルをそのまま保持する。これにより、図6の位相比較入力A及びBに示すΔ2の位相差は、データ更新部6において更新されず、データ更新部6からはΔ1、Δ3の位相差が位相比較結果として出力されることとなる(図6の位相比較出力参照)。
これにより、無効エッジキャンセル部5によって無効エッジと判定された箇所においては、直前の位相比較結果の値がデータ更新部6により保持されることとなり、位相差が誤検出されることによる影響を回避することができる。
このように、本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置によれば、位相差検出回路22の無効エッジキャンセル部5によって、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効かどうかを判断し、無効と判断されたエッジについては、データ更新部6において、かかるエッジでの位相比較出力を行なわないようにすることにより、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態2では、エッジ検出回路21が、位相差を検出する各ポイントにおいて、先行エッジを含む信号側のエッジ立下り位置から、他の信号の状態を検出し、無効エッジキャンセル部5が、他の信号のエッジと重なっている場合及び他の信号レベルが“1”である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、他の信号レベルが“0”である場合には当該エッジを無効エッジと判断するものについて説明したが、エッジ検出回路21及び無効エッジキャンセル部5は、エッジ検出回路21が検出した位相比較を行なうエッジの状態に基づいて、無効エッジキャンセル部5が位相比較を行なうエッジの有効・無効を判断するものであれば良く、例えば、エッジ検出回路21が、2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジをそれぞれ検出し、該検出した立ち上がりエッジ同士の間隔或いは立ち下がりエッジ同士の間隔が第2の所定の値(例えば、2T)以下であるか否かを示す信号を検出し、無効エッジキャンセル部5が、立ち上がりエッジ同士の間隔或いは立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値以下である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、立ち上がりエッジ同士の間隔或いは立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値より大きい場合には当該エッジを無効エッジと判断するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態1、及び2では、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1及び第2の加算器により2系列のアナログ信号を生成した後、第1及び第2のADC104a、104bによって2系列のデジタル信号を生成するものについて説明したが、位相差検出回路107に入力される2系列のデジタル信号の生成方式はこれに限られず、例えば、フォトディテクタ101からの各受光素子に対するアナログ信号をADC104によりデジタル信号に変換した後に、2系列のデジタル信号を生成するようにしてもよい。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差検出装置について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。
図7において、本発明にかかるトラッキング誤差検出装置は、光スポットの反射光を受光する受光素子を備え、各受光素子の受光量に応じた光電流を出力するフォトディテクタ101と、フォトディテクタ101の光電流出力を電圧信号に変換する第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dで得られた電圧信号から第1から第4のデジタル信号系列を得る第1から第4のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a〜104dと、入力されたデジタル信号に対して補間処理を施す第1から第4の補間フィルタ105a〜105dと、第1から第4の補間フィルタ105a〜105dによって補間された第1から第4のデジタル信号系列のゼロクロス点をそれぞれ検出する第1から第4のゼロクロス点検出回路106a〜106dと、4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内、所定の2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、位相比較結果を出力する際に、当該位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、該位相比較結果が前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力する第1及び第2の位相差検出回路11a、11bと、第1の位相差検出回路11aからの出力信号と第2の位相差検出回路11bからの出力信号とを加算する加算器109と、加算器109からの出力信号に対して帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタ(LPF)108とからなる。なお、ここでは、フォトディテクタ101が、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子101a、101b、101c、101dを備え、この上に写像される情報トラックの延在する方向は図の矢印の示す方向であるものとする。また、ゼロクロス点とは、入力されたデジタル信号と、当該デジタル信号の平均値等から算出されるデジタル信号のセンターレベルとが交わる点をいう。
次に、第1及び第2の位相差検出回路11a、11bについてさらに詳細に説明する。
第1の位相差検出回路11aは、4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内、ゼロクロス点検出回路106a、及び106bから出力される、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、位相比較結果を出力する際に、当該位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、該位相比較結果が前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するものであり、位相差演算部1aと、パルス生成部2aと、データ更新部3a、リミット制御部4aとにより構成されている。
第2の位相差検出回路11bは、4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内、ゼロクロス点検出回路106c、及び106dから出力される、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、位相比較結果を出力する際に、当該位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、該位相比較結果が前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するものであり、位相差演算部1bと、パルス生成部2bと、データ更新部3b、リミット制御部4bとにより構成されている。
なお、位相差演算部1a、1bと、パルス生成部2a、2bと、データ更新部3a、3bと、リミット制御部4a、4bは、前記実施の形態1において図1を用いて説明した位相差演算部1と、パルス生成部2と、データ更新部3と、リミット制御部4に相当するものであるため、ここでは同一の符号を使って表現することによりその説明を省略する。
次に、位相差法を用いたトラッキング誤差信号の検出について図8を用いて説明する。
位相差法を用いたトラッキング誤差信号の検出では、ピット深さに依存してオフセットが発生することが知られている。
図8は、ピットの深さに依存してトラッキング誤差信号に生ずるオフセットの発生原理を示す図であり、図8(a)は、ピット深さがλ/4でレンズシフト無の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を、図8(b)は、ピット深さがλ/4でレンズシフト有の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を、図8(c)は、ピット深さがλ/4以外でレンズシフト無の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を、図8(d)は、ピット深さがλ/4以外でレンズシフト有の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を示すものである。
なお、フォトディテクタ101は第1から第4の受光素子101a,101b,101c,101dから構成され、この上に写像される情報トラックの延在する方向は図の矢印の示す方向である。
図8(a)、(b)に示すように、ピット深さがλ/4(ここで、λは光ビームの波長を示す)の場合には、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力に位相差は生じないため、フォトディテクタ101を構成する受光素子の対角同士の出力を加算することにより得られる(A+C)信号と(B+D)信号に現れる波形パターンは同じになり、たとえ図8(b)に示すようにレンズシフトが発生してフォトディテクタ上の光スポットが移動したとしても、光スポットがトラック中心上にあるときは(A+C)信号と(B+D)信号の間に発生する位相差は零となる。
これに対し、ピット深さがλ/4と異なる場合には、図8(c)、(d)に示すように、フォーカス状態に応じて変化する位相差が生じ、図8(c)に示すように、フォトディテクタ上の光スポットが移動していない時には、A〜Dの信号の信号振幅が変化しないために(A+C)信号と(B+D)信号に現れる波形パターンは、結果としてフォーカス状態に応じて変化する位相差の影響を受けず、トラッキング誤差信号は零になるが、図8(d)に示すように、レンズシフトによりフォトディテクタ上の光スポットが移動した時には、A〜Dの信号の信号振幅が変化するため、(A+C)信号と(B+D)信号に現れる波形パターンは、フォーカス状態に応じて変化する位相差の影響を受け、トラッキング誤差信号にオフセットが発生してしまう。
そのため、前記実施の形態1、及び2で説明したトラッキング誤差検出装置では、ディスクに刻まれたピットのピット深さがλ/4と異なる場合においては正確にトラッキング誤差信号を検出するために、上記のオフセットをキャンセルするための制御回路を別途設けることが必要となってしまう。
そこで、本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差検出装置では、情報トラックの移動する方向に対して前方、及び後方に位置する2つの受光素子の間、すなわち受光素子101aと101bの間、及び受光素子101cと101dの間には位相差が発生していないことに着目し、情報トラックの移動する方向に対して前方、及び後方に位置する2つの受光素子の間の位相差を用いてトラッキング誤差信号を検出するようにしている。
具体的には、図7に示すように、第1の位相差検出回路11aによって受光素子101aと101bの位相差を、第2の位相差検出回路11bによって受光素子101cと101dの位相差をそれぞれ検出し、加算器109によって第1の位相差検出回路11aの出力信号と第2の位相差検出回路11bの出力信号を加算した後、ローパスフィルタ108により加算器109から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得ることとした。
そして、このようにしてトラッキング誤差信号を検出すると、図8(a)〜(d)から明らかなように、情報トラックの移動する方向に関して前後の受光素子の間、すなわち受光素子101a,101bと受光素子101c,101dの間の出力信号の位相差は影響しなくなり、対物レンズがトラッキング制御のために変位して、その結果光スポットがフォトディテクタ101上で変位してもトラッキング誤差検出のオフセットの変動を抑える事が可能となる。
このように、本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差検出装置によれば、位相誤差信号検出における信号振幅に制限をかけるようにして位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することができるとともに、ディスクに刻まれたピットのピット深さに依存するオフセットの発生を防ぎ、正確なトラッキング誤差信号の検出を行うことが可能になる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4によるトラッキング誤差検出装置について説明する。
図9は、本発明の実施の形態4によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態4によるトラッキング誤差検出装置は、図4で示した実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置におけるエッジ検出回路21、及び位相差検出回路22を、フォトディテクタの情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号と、後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号に対してそれぞれ別途設けたものである。
これにより、無効エッジでの位相比較出力を行なわないようにして位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することができるとともに、ディスクに刻まれたピットのピット深さに依存するオフセットの発生を防ぎ、正確なトラッキング誤差信号の検出を行うことが可能になる。
本発明のトラッキング誤差検出装置は、位相誤差検出時における誤検出の影響を軽減することができ、トラッキング誤差信号の精度を改善することが可能になるため、正確なトラッキング制御を行うための技術として有用である。
本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による位相差検出回路の動作を説明するための説明図である。 DVD−ROMにおけるピットとトラックの関係を示す図である。 図3(a)で示したDVD−ROMのピットから得られるトラッキング誤差信号を示す図である。 本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。 位相差が0の場合のエッジの関係を示した図である。 進み位相が最大の場合のエッジの関係を示した図である。 遅れ位相が最大の場合のエッジの関係を示した図である。 本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置の無効パルスキャンセル部の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。 ピット深さがλ/4でレンズシフト無の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を示す図である。 ピット深さがλ/4でレンズシフト有の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を示す図である。 ピット深さがλ/4以外でレンズシフト無の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を示す図である。 ピット深さがλ/4以外でレンズシフト有の場合の第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dの出力を示す図である。 本発明の実施の形態4によるトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来のトラッキング誤差検出装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来の位相差検出回路の構成を示すブロック図である。 従来の位相差検出回路の動作を説明するための説明図である。 トラッキング誤差検出装置により検出されるトラッキング誤差信号の一例を示す図である。 第1及び第2のADCに入力されるアナログ信号の振幅が十分得られていない場合に、従来のトラッキング誤差検出装置により検出されるトラッキング誤差信号を示す図である。
符号の説明
1、1a、1b 位相差演算部
2、2a、2b パルス生成部
3 データ更新部
4、4a、4b リミット制御部
5、5a、5b 無効エッジキャンセル部
6、6a、6b データ更新部
11、11a、11b、22、22a、22b、107 位相差検出回路
21、21a、21b エッジ検出回路
101a、101b、101c、101d フォトディテクタ
102a、102b、102c、102d 電流電圧変換回路
103a、103b、109 加算器
104a、104b、104c、104d アナログ−デジタル変換器(ADC)
105a、105b、105c、105d 補間フィルタ
106a、106b、106c、106d ゼロクロス点検出回路
108 ローパスフィルタ(LPF)

Claims (14)

  1. 記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって得られた2系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する位相差検出回路と、
    前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備える、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  2. 請求項1に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記位相差検出回路は、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、
    前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、
    前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に、前記位相差演算部から順次出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持するデータ更新部と、
    前記データ更新部からの出力信号が、予め設定した第1の所定の値よりも大きな値であるか否かの判断を行ない、当該データ更新部からの出力信号が前記第1の所定の値よりも大きな場合には、前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するリミット制御部とからなる、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  3. 請求項2に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記リミット制御部の前記第1の所定の値は、再生を行なう光ディスクの最短ピット長とトラックピッチとの関係に基づいて設定される、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  4. 記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号の内、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算する事によって得られた2系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出するエッジ検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する位相差検出回路と、
    前記位相差検出回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備え、
    前記位相差検出回路は、前記エッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては、該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわない、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  5. 請求項4に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記位相差検出回路は、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、
    前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、
    前記エッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効か否かを判断する無効エッジキャンセル部と、
    前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に動作し、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が有効であれば、前記位相差演算部から出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持する一方、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が無効であれば、直前の位相比較終了パルスで出力した出力レベルをそのまま保持するデータ更新部とからなる、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  6. 請求項5に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記エッジ検出回路は、位相差を検出する各ポイントにおいて、先行エッジを含む信号側のエッジ立下り位置から、他の信号の状態を検出し、他の信号のエッジと重なっているか、或いは他の信号レベルが“1”又は“0”である旨の信号を出力するものであり、
    前記無効エッジキャンセル部は、前記エッジ検出回路からの出力に基づき、他の信号のエッジと重なっている場合、及び他の信号レベルが“1”である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、他の信号レベルが“0”である場合には当該エッジを無効エッジと判断する、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  7. 請求項5に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記エッジ検出回路は、前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジをそれぞれ検出し、該検出した立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が予め設定した第2の所定の値以下であるか否かを示す信号を出力するものであり、
    前記無効エッジキャンセル部は、前記エッジ検出回路からの出力に基づき、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値以下である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値より大きい場合には、当該エッジを無効エッジと判断する、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  8. 記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が予め設定した第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する第1の位相差検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行うとともに、得られた位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きい場合には、当該位相比較結果が前記第1の所定の値よりも大きくならないように制限をかけて出力する第2の位相差検出回路と、
    前記第1及び第2の位相差検出回路の出力信号を加算する加算回路と、
    前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備える、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  9. 請求項8に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記第1、第2の位相差検出回路は、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、
    前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、
    前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に、前記位相差演算部から順次出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持するデータ更新部と、
    前記データ更新部からの出力信号が、予め設定した第1の所定の値よりも大きな値であるか否かの判断を行ない、当該データ更新部からの出力信号が前記第1の所定の値よりも大きな場合には、前記第1の所定の値より大きくならないように制限をかけて出力するリミット制御部とからなる、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  10. 請求項9に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記リミット制御部の前記第1の所定の値は、再生を行なう光ディスクの最短ピット長とトラックピッチとの関係に基づいて設定される、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  11. 記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向及び垂直方向に4分割された受光素子から成るフォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列の、デジタル信号と該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出する第1のエッジ検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号を用いて、位相比較を行なうエッジの状態を検出する第2のエッジ検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する第1の位相差検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点の内の、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、位相比較結果を出力する第2の位相差検出回路と、
    前記第1及び第2の位相差検出回路の出力信号を加算する加算回路と、
    前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタとを備え、
    前記第1の位相差検出回路は、前記第1のエッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわず、
    前記第2の位相差検出回路は、前記第2のエッジ検出回路により検出されたエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効であるか否かを判断するとともに、当該判断によって無効と判断されたエッジについては該エッジにおける位相比較結果の出力更新を行なわない、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  12. 請求項11に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記第1、第2の位相差検出回路は、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果として順次出力する位相差演算部と、
    前記2系列のデジタル信号がゼロクロスする位置でサンプリング・クロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した2系列のデジタル信号に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を位相比較終了パルスとして出力するパルス生成部と、
    前記第1又は第2のエッジ検出回路によって検出されるエッジの状態に基づいて、位相比較の対象となるエッジが位相比較を行なうエッジとして有効か否かを判断する無効エッジキャンセル部と、
    前記パルス生成部が出力する位相比較終了パルス毎に動作し、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が有効であれば、前記位相差演算部から出力される位相比較結果を用いて出力データを更新し、次の位相比較終了パルスが来るまで該出力データの出力レベルを保持する一方、前記無効エッジキャンセル部での判断結果が無効であれば、直前の位相比較終了パルスで出力した出力レベルをそのまま保持するデータ更新部とからなる、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  13. 請求項12に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記第1、第2のエッジ検出回路は、位相差を検出する各ポイントにおいて、先行エッジを含む信号側のエッジ立下り位置から、他の信号の状態を検出し、他の信号のエッジと重なっているか、或いは他の信号レベルが“1”又は“0”である旨の信号を出力するものであり、
    前記無効エッジキャンセル部は、前記第1又は第2のエッジ検出回路からの出力に基づき、他の信号のエッジと重なっている場合、及び他の信号レベルが“1”である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、他の信号レベルが“0”である場合には当該エッジを無効エッジと判断する、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  14. 請求項12に記載のトラッキング誤差検出装置において、
    前記第1、第2のエッジ検出回路は、前記2系列のデジタル信号のサンプリングデータの2値化信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジをそれぞれ検出し、該検出した立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が予め設定した第2の所定の値以下であるか否かを示す信号を出力するものであり、
    前記無効エッジキャンセル部は、前記エッジ検出回路からの出力に基づき、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値以下である場合には、当該エッジを有効エッジと判断し、立ち上がり又は立ち下がりエッジ同士の間隔が前記第2の所定の値より大きい場合には、当該エッジを無効エッジと判断する、
    ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
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