JP2006302365A - 光ディスク媒体及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクの記録トラックが延在する方向と直交する方向の記録密度を高める。
【解決手段】円周上に形成されたグルーブ部(23)と該グルーブ部の間のランド部(24)の両方を情報記録部とし、情報記録部は、グルーブ部とランド部の幅が略等しくなるような光ディスク媒体に対して、該グルーブ部と該ランド部の両方にそれぞれ複数の記録トラックを形成して記録再生を行う。幅が拡大した部分(29、30)を設け、この部分から得られるトラッキングエラー信号を用いてオフトラック量の補正を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ディスク媒体及び光ディスク装置に係わるものであり、光ディスク媒体の半径方向に高密度な記録を行うことができる光ディスク媒体及び光ディスク装置に関するものである。
従来の書換可能な光ディスク媒体は、グルーブ部、もしくはグルーブ部の間に形成されたランド部を記録トラックとして情報を記録しており、このような光ディスク媒体の構造において半径方向の記録密度を向上させるためには、ランド部とグルーブ部を一周期としたトラックピッチを小さくする手段がある。しかしながら、ランド部とグルーブ部を狭小な間隔で形成することが困難であること、更には光ディスク装置の光学系仕様である光源波長と対物レンズの開口数から求められる回折限界より狭小なトラックピッチでは、光学系の分解能を超えるために、ランド部とグルーブ部を認識できず、すなわち情報トラックを認識できないために、記録が行えないという問題点があった。
この改善策として、ランド部とグルーブ部の両方を記録トラックとして、見かけ上のトラックピッチを小さくしている光ディスク媒体及び光ディスク装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−176404号公報
近年、光ディスク装置へのさらなる高記録密度化の要求が高まるとともに、超解像と呼ばれる手法による高密度化の研究開発が進められている。超解像とは、上述した光学系の仕様である光源波長と対物レンズの開口数から求められる回折限界より小さな記録マークを検出する手法である。これには種々の方式があるが、基本的には熱に対する非線形効果を示す材料を光ディスク媒体に使用することで、レーザ光が集光照射された箇所に光学的に極小な開口を形成し、回折限界よりも小さな記録マークを検出するようにしたものである。しかしながらこの超解像現象が作用するのは、レーザ光が集光照射された光スポットが移動する方向、すなわち記録トラックが延在する方向であり、これと直交する半径方向には超解像現象が作用しない。従って、記録トラックが延在する方向の記録密度しか向上できないという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、ランド部やグルーブ部のピッチを変えることなく、半径方向の記録密度を向上できる光ディスク媒体を提供するものである。また、第2の目的として、このような光ディスク媒体に記録再生を行える光ディスク装置を提供するものである。
この発明は、円周上に形成されたグルーブ部と該グルーブ部の間のランド部の両方に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめることで情報の記録を行う光ディスク媒体において、グルーブ部とランド部の幅が互いに略等しく情報の記録が行われる情報記録部と、グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつグルーブ部又はランド部が径方向内側又は外側に拡大した箇所を有することを特徴とする光ディスク媒体を提供する。
本発明の光ディスク媒体によれば、光ディスク媒体のグルーブ部及びランド部に部分的に幅を変更した箇所を設けることで、グルーブ部及びランド部ともに複数本の記録トラックを設けて光スポットを記録トラック上に走査することができ、光ディスクの半径方向の記録密度の向上が行えるという効果がある。
本発明は、円周上に形成されたグルーブ部と該グルーブ部の間のランド部の両方、又はグルーブ部の間の箇所(ランド部)に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめることで情報の記録を行う光ディスク媒体に関するものである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図1に示される光ディスク装置は、光ディスク1に情報を書き込んだ光ディスク1から情報を読取ったりするための光ヘッド2を有する。
光ヘッド2は、レーザ光4を出射する半導体レーザ3と、半導体レーザ3からの出射光を平行光に変換するコリメータレンズ5と、光を透過又は反射させるビームスプリッタ6と、ビームスプリッタ6を透過したレーザ光4を光ディスク1上に集光するための対物レンズ7と、対物レンズ7及びビームスプリッタ6を透過した光ディスク1からの反射光を受光するための光検知器8とを有する。
光検知器8は、トラッキングエラー信号を検出するために、光学的にみて光ディスク1の記録トラックが延在する方向と平行な線により2分割された2つの受光部を有し、2つの受光部で受光した光の強度に応じた電気信号を出力する。
光ヘッド2はさらに、対物レンズ7を支持し、駆動するためのアクチュエータ9を備えている。
光ディスク装置はさらに、光検知器8の2つの受光部からの信号の差を求めてトラッキングエラー信号として出力する差動増幅器10と、後述するシステムコントロール部22から制御信号S1が入力され、差動増幅器10からのトラッキングエラー信号の極性を反転してトラッキング制御部12へ出力する極性反転部11とを有する。
ここでトラッキング制御の極性は、トラッキングエラー信号を差動増幅器10からそのままの極性でトラッキング制御部12に入力した場合に、ランド部の記録トラックを選択するものとする。
トラッキング制御部12は、極性反転部11からの出力信号と後述するシステムコントロール部22から制御信号S2が入力され、後述する駆動部21及びトラバース制御部17へトラッキング制御信号を出力する。
加算器13は、光検知器8の2つの受光部からの信号の和を求め、和信号を出力する。
波形整形部14は、加算器13からのアナログ信号を2値化してディジタル信号を出力する。
再生信号処理部15は、波形整形部14からのディジタル信号を受けて、再生データを出力端子へ出力する。
アドレス処理部16は、波形整形部14からディジタル信号が入力され、更にシステムコントロール部22から制御信号S1を入力され、正確なアドレス信号をシステムコントロール部22へ出力する。
トラバース制御部17は、後述するシステムコントロール部22からの制御信号S3により、後述するトラバース駆動機構18に駆動電流を出力する。
トラバース駆動機構18は、光ヘッド2を光ディスク1の半径方向に移動させる。
記録信号処理部19は、記録データSDが入力され、記録信号を後述するレーザ駆動部20に出力する。
レーザ駆動部20は、後述するシステムコントロール部22より制御信号S4を、更に記録信号処理部19により記録信号を入力され、半導体レーザ3に駆動電流を入力する。
駆動部21は、アクチュエータ9に駆動電流を出力する。
システムコントロール部22は、アドレス処理部16からアドレス信号を入力され、極性反転部11、アドレス処理部16、トラッキング制御部12、トラバース制御部17、記録信号処理部19、レーザ駆動部20に制御信号S1乃至S4を出力する。
図2はこの発明の実施の形態1における光ディスク1のグルーブ部とランド部の配置を示す平面図である。図において、ハッチングを施した部分がグルーブ部23であり、グルーブ相互間の白色部(非ハッチング部)がランド部24である。グルーブ部23とランド部24は渦巻き状に形成され、グルーブ部23に沿って1回転すると、極性反転箇所25においてランド部に接続し、ランド部24に沿って1回転すると、グルーブ部23と接続する。
グルーブ部23の幅Wgとランド部24の幅Wlは互いに等しく、互いに隣接するグルーブ部23とランド部24の幅の合計を便宜上、複合幅Wc(=Wg+Wl)と言う。
図3はこの発明の実施の形態1における光ディスク1の記録トラック及びセクタの配置を示す平面図である。26は複数のグルーブ部23とランド部24からなるトラックゾーンであり、図示の例では、内周から外周まで5つのトラックゾーンZ1〜Z5に分割されている。更に記録トラックは円周方向に記録セクタ27の単位で分割されており、各々の記録セクタ27は識別信号部28を含んでいる。
図4はこの発明の実施の形態1における光ディスク1のグルーブ部とランド部の形状の詳細を示す平面図である。各々のグルーブ部23及びランド部24は、基本的に、即ち概して一定の幅で形成されている。この一定の幅で形成された部分を通常部32と呼ぶ。
但し、各記録セクタ単位毎に部分的に幅の異なる右側拡張部(R部)30と左側拡張部(L部)29とが設けられている。
R部30においては、グルーブ部23の一方の側、即ちグルーブ部23に対して相対的に移動する光スポット(LP)から見ると右側、即ち径方向内側(内周側)がグルーブ部23の幅の略半分程度、拡がっている。このR部30が設けられた部分においては、ランド部24は、部分的に光スポットの進行方向に対して左側がグルーブ部23の幅の略半分程度、狭くなっており、隣接するグルーブ部23とランド部24の幅の合計(複合幅Wc)は通常部32と同じである。
L部29においては、グルーブ部23の他方の側、即ちグルーブ部23に対して相対的に移動する光スポット(LP)から見ると左側、即ち径方向外側(外周側)がグルーブ部23の幅の略半分程度、拡がっている。このL部29が設けられた部分においては、ランド部24は、部分的に光スポットの進行方向に対して右側がグルーブ部23の幅の略半分程度、狭くなっており、隣接するグルーブ部23とランド部24の幅の合計(複合幅Wc)通常部32と同じである。
グルーブ部23のR部30を有する部分では、グルーブ部の幅方向の中心が、右側(図4で下側)にずれている。そのずれ量はランド・グルーブ対の合計幅Wcの1/8である。同様に、グルーブ部23のL部29を有する部分では、グルーブ部の幅方向の中心が、左側(図4で上側)にずれている。そのずれ量はランド・グルーブ対の合計幅Wcの1/8である。
さらにまた、光スポットの走査方向に対して識別信号部28の前部もしくは後部、あるいは前後部にはランド部のみで形成されたミラー部31が配置されている。
次に動作について説明する。半導体レーザ3から出射されたレーザ光4は、コリメータレンズ5によって平行光に変換され、ビームスプリッタ6を透過して対物レンズ7によって光ディスク1上に光スポットを形成し、情報の記録もしくは再生が行われる。光ディスク1で反射されたレーザ光4は、対物レンズ7を経てビームスプリッタ6で反射して光検知器8によって受光される。光検知器8は、2つの受光部で受光したレーザ光4の光強度変化を電気信号に変換し、それぞれ差動増幅器10、加算器13に出力する。差動増幅器10は、光検知器8の2つの受光部のそれぞれの出力信号の差信号(トラッキングエラー信号)を出力する。極性反転部11はシステムコントロール部からの制御信号S1によってレーザ光4が集光照射されている記録トラックがグルーブ部かランド部かを判定し、例えばグルーブ部の場合のみ、トラッキングエラー信号の極性を反転する。トラッキング制御部12は入力されたトラッキングエラー信号の大きさに応じて、駆動部21にトラッキング制御信号を出力し、駆動部21はこの信号に応じてアクチュエータ9に駆動電流を印加し、対物レンズ7を記録トラックを横切る方向に位置制御する。これにより、光スポットが正しく記録トラックを走査する。一方、加算器13は、光検知器8からの出力を加算し、和信号として波形整形部14へ出力する。波形整形部14はアナログ波形のデータ信号とアドレス信号を2値化してパルス波形とし、再生信号処理部15及びアドレス処理部16へ出力する。再生信号処理部15は入力された2値化データ信号を復調し、以降誤り訂正処理などを施して再生データとして出力する。アドレス処理部16は入力された2値化アドレス信号を復調し、更に光ディスク1上の位置情報としてアドレスを算出する。システムコントロール部22は、このアドレス情報をもとに、現在光スポットが所望のアドレスにあるかどうかを判断する。トラバース制御部17は、光ヘッド2移送時にシステムコントロール部22からの制御信号S3に応じて、トラバース駆動機構18に駆動電流を印加し、光ヘッド2を目標の記録トラックまで移動させる。記録信号処理部19は、記録時において入力された記録データに誤り訂正符号等を付加し、符号化された記録信号としてレーザ駆動部20に出力する。システムコントロール部22は制御信号S4によってレーザ駆動部20を記録モードに設定し、レーザ駆動部20は記録信号に従って半導体レーザ3に印加する駆動電流を変調する。これによって、光ディスク1上に集光照射された光スポットが記録信号に応じて強度変調され、記録マークが形成される。一方、再生時には制御信号S4によってレーザ駆動部20は再生モードに設定され、半導体レーザ3を一定の光強度となるように駆動する。これにより、記録トラック上の記録マークやアドレスとしてあらかじめ設けられたプリピットの検出が可能となる。
本実施の形態では、図4、図5、図6に示すように、グルーブ部23を二つに分け、各半分を一つの記録トラックとする。即ち、図5に示すように、一つのグルーブ部23内に第1の記録トラックの中心T1及び第2の記録トラックの中心T2が設けられている。同様に、ランド部24を二つに分け、各半分を一つの記録トラックとする。即ち、図5に示すように、一つのランド部24内に第1の記録トラック中心T3及び第2の記録トラック中心T4が設けられている。
グルーブ部23内の第1の記録トラックの中心T1は、グルーブ部23の通常部32の中心線23cと、グルーブ部23の内側の縁(径方向内側に隣接するランド部との境界)23iとの中心に位置し、グルーブ部23内の第2の記録トラックの中心T2は、グルーブ部23の通常部32の中心線23cと、グルーブ部23の外側の縁(径方向外側に隣接するランド部との境界)23eとの中心に位置し、ランド部24内の第1の記録トラックの中心T3は、ランド部24の通常部32の中心線24cと、ランド部24の内側の縁(径方向内側に隣接するグルーブ部との境界)24iとの中心に位置し、ランド部24内の第2の記録トラックの中心T4は、ランド部24の通常部32の中心線24cと、ランド部24の外側の縁(径方向外側に隣接するグルーブ部との境界)24eとの中心に位置する。このように、グルーブ部23やランド部24の幅が従来と同じであるとすれば、上記のように、グルーブ部23、ランド部24の各々に2本の記録トラックを設けることで、径方向の記録密度を2倍にすることができる。
以下、記録トラックT1乃至T4の各々に沿って光スポットを走査させるためのトラッキング制御の方法について説明する。
図5は、通常部32において、グルーブ部23とランド部24を光スポットで横断したときに差動増幅器10の出力側で得られるトラッキングエラー信号TE32を示す。図5の上部には、グルーブ部23及びランド部24が斜視図で示され、図5の下部には、上部のグルーブ部23及びランド部24の横方向の位置に対応する半径方向のずれ(μm)との関係でトラッキングエラー信号TE23が示されている。図5に示す例では、グルーブ部23、ランド部24の各々の幅が0.2μmであり、グルーブ部23及びランド部24の複合幅Wcが0.4μmである。
また、図5の下部のトラッキングエラー信号の変化を求めるための計算に当たっては、半導体レーザ3の波長を400nm、対物レンズ7の開口数を0.85、更にグルーブ部23とランド部24の段差を半導体レーザ3の波長の8分の1と仮定している。
図示のように、このトラッキングエラー信号TE32は、グルーブ部23の中心23cやランド部24の中心24cでゼロなる。従って、グルーブ部23の中心23cに沿うように、或いはランド部24の中心24cに沿うように走査させるためには、トラッキングエラー信号TE23がゼロとなるような制御を行えば良い。
一方、記録トラックT1、T2、T3、T4においては、トラッキングエラー信号TE32は、それぞれA1、A2、A3、A4で示す値を有する。従って、トラッキングエラーTE32がA1、A2、A3、A4で示す値となるように制御を行うことで、光スポットを記録トラックT1、T2、T3、T4に沿って走査させることができる。しかし、A1、A2、A3、A4の値は、レーザ3の発光強度、光ディスク1における反射率、レンズ5、ビームスプリッタ6における光の透過率、反射率、光検知器8の光電変換率などに依存し、前もって正確に知ることができない。しかし、短い時間、光ディスクの狭い範囲(互いに近接する範囲)内に限れば、レーザ3の発光強度、光ディスクの反射率なども略等しいと推定できるので、特定の時刻における、光ディスク上の特定の場所からの反射光によるトラッキングエラー信号TE32の、A1、A2、A3、A4の値が分れば、その時刻から短い時間経過する前の、上記特定の場所の近傍からの反射光によるトラッキングエラー信号TE32は、オフトラック量が変わらなければ変化せず、トラッキングエラー信号TE32に変化があれば、それはオフトラック量の変化によるものと推定できる。
実施の形態2においては、光スポットの走査中に、間欠的に、例えば記録セクタに一度、トラッキングエラーTE32以外の信号によって、オフトラック量がゼロとなるように制御し(以下そのような制御を「基準化」乃至「校正」と呼ぶ)、そのときのトラッキングエラー信号TE32をトラッキングエラー信号の基準値TE32rとして保持し、それ以後次の校正点までの間、トラッキングエラーTE32が上記の基準値を保つように制御を行う。
図4に示したR部30やL部29はそのような校正のために設けられたものである。
尚、A1とA4、A2とA3は同じ値であるが、グルーブ部23が走査されているかランド部24が走査されているかを別途判別することで、グルーブ部23を走査中であれば、A1又はA2の値を維持するように制御を行い、ランド部24を走査中であればA3又はA4の値が維持されるように制御を行う。
図6に、R部30及びL部29におけるとトラッキングエラー信号TE30、TE29を示す。R部30やL部29では、隣接するグルーブ部23とランド部24の幅の合計(複合幅Wc)は変わらず、グルーブ部23とランド部24の幅の比率が異なるが、そのような箇所では、光スポットを径方向に移動させたときに差動増幅器10の出力側に得られるトラッキングエラーTE30、TE29は、図6に示すように、通常部32から得られるトラッキングエラー信号TE32と、周期は等しいが、位相がずれたものとなる。そして、R部30とL部29とでは、位相のずれが互いに異なる。
図示のように、L部29から得られるトラッキングエラー信号TE29は、記録トラックT1、T3において、符号C1、C3で示すようにゼロとなり、R部30から得られるトラッキングエラー信号T30は、記録トラックT2、T4において、符号B2、B4で示すようにゼロとなる。
光スポットが記録トラックT1に沿って走査し、オフトラック量がゼロであるとすれば、R部30においては、トラッキングエラー信号TE30がB1の値(ボトム値)を有し、L部29においては、トラッキングエラー信号TE29がC1の値(ピーク・ボトム間の中間値であり、図ではゼロとして示されている)を有し、通常部32においては、トラッキングエラー信号TE32がA1の値を有する。L部29におけるトラッキングエラー信号TE29はオフセットがない場合には、図示のようにゼロとなる。実際には、オフトラック量は種々の原因で変動するが、その変動を最小に抑えながら、記録トラックT1を走査させるには、L部29において、トラッキングエラー信号TE29からオフセットを除去したものがゼロとなるように、制御を行い、L部29から通常部32に移った直後のトラッキングエラー信号TE32を基準値TE32rとし、それ以降次のセクタまで、トラッキングエラーTE32が基準値TE32rに等しくなるように(あるいはできるだけ近い値に維持されるように)、トラッキング制御を行えば良い。
同様に、光スポットが記録トラックT2に沿って走査し、オフトラック量がゼロであるとすれば、R部30においては、トラッキングエラー信号TE30がB2の値(ピーク・ボトム間の中間値であり、図ではゼロとして示されている)を有し、L部29においては、トラッキングエラー信号TE29がC2の値(ボトム値)を有し、通常部32においては、トラッキングエラー信号TE32がA2の値を有する。R部30におけるトラッキングエラー信号TE30はオフセットがない場合には、図示のようにゼロとなる。オフトラック量の変動を最小に抑えながら、記録トラックT2を走査させるには、R部30において、トラッキングエラー信号TE30からオフセットを除去したものがゼロとなるように制御を行い、R部30から通常部32に移った直後のトラッキングエラー信号TE32を基準値TE32rとし、それ以降次のセクタまで、トラッキングエラーTE32が基準値TE32rに等しくなるように(あるいはできるだけ近い値に維持されるように)、トラッキング制御を行えば良い。
同様に、光スポットが記録トラックT3に沿って走査し、オフトラック量がゼロであるとすれば、R部30においては、トラッキングエラー信号TE30がB3の値(ピーク値)を有し、L部29においては、トラッキングエラー信号TE29がC3の値(ピーク・ボトム間の中間値であり、図ではゼロとして示されている)を有し、通常部32においては、トラッキングエラー信号TE32がA3の値を有する。L部29におけるトラッキングエラー信号TE29はオフセットがない場合には、図示のようにゼロとなる。オフトラック量の変動を最小に抑えながら、記録トラックT3を走査させるには、L部29において、トラッキングエラー信号TE30からオフセットを除去したものがゼロとなるように、制御を行い、L部29から通常部32に移った直後のトラッキングエラー信号TE32を基準値TE32rとし、それ以降次のセクタまで、トラッキングエラーTE32が基準値TE32rに等しくなるように(あるいはできるだけ近い値に維持されるように)、トラッキング制御を行えば良い。
同様に、光スポットが記録トラックT4に沿って走査し、オフトラック量がゼロであるとすれば、R部30においては、トラッキングエラー信号TE30がB4の値(ピーク・ボトム間の中間値であり、図ではゼロとして示されている)を有し、L部29においては、トラッキングエラー信号TE29がC4の値(ピーク値)を有し、通常部32においては、トラッキングエラー信号TE32がA2の値を有する。R部30におけるトラッキングエラー信号TE30はオフセットがない場合には、図示のようにゼロとなる。オフトラック量の変動を最小に抑えながら、記録トラックT2を走査させるには、R部30において、トラッキングエラー信号TE30からオフセットを除去したものがゼロとなるように制御を行い、R部30から通常部32に移った直後のトラッキングエラー信号TE32を基準値TE32rとし、それ以降次のセクタまで、トラッキングエラーTE32が基準値TE32rに等しくなるように(あるいはできるだけ近い値に維持されるように)、トラッキング制御を行う。
トラッキングエラー信号のオフセットは、光検知器8の調整精度や、対物レンズ7の光ディスク1に対する半径方向の位置、更には光ディスク1の半径方向の傾斜等に依存して発生する。このオフセットの除去には、ランド部のみで形成されたミラー部31が利用される。オフセットがなければ、ミラー部31を走査中に差動増幅器10の出力側に得られるトラッキングエラー信号は本来ゼロとなるはずであるので、ミラー部31を走査中に差動増幅器10の出力側に得られるトラッキングエラー信号TE31はオフセットを表す。従って、ミラー部31を走査中に差動増幅器10の出力側で得られたトラッキングエラー信号TE31をオフセットとして保持し、R部30やL部29を走査中に得られるトラッキングエラー信号TE30やTE29から差し引くことで、トラッキングエラー信号TE30やTE29からオフセットを除去した信号が得られる。
図示の例では、ミラー部31がセクタ毎に設けられており、各セクタ内のR部やL部よりも前に配置されているので、光スポットが各セクタを走査する際、最初にミラー部31でオフセット(TE31)を得て保持し、次にR部30やL部29でオフセットを除去したトラッキングエラー信号を生成してそれがゼロとなるような制御を行い、R部30やL部29から通常部32に移った直後のトラッキングエラー信号TE32を基準値TE32rとして保持して、それ以降トラッキングエラー信号TE32がTE32rに一致するように(できるだけ近い値に維持されるように)制御を行う。
以上の動作をセクタ毎に繰り返す。
各セクタの先頭は、識別信号28によって検知される。即ち、光スポットの走査により読取られた信号のなかに予め定められた規則に従う、識別信号28が認識されたら、その部分が各セクタの先頭であると判断する。光スポットが、ミラー部31、R部30、L部29、通常部32のいずれを走査しているかは、識別信号28を走査した後の経過時間(或いは光ディスク上の記録トラックに沿う距離)によって判定される。これには、光ディスクからクロック信号を読み出して、利用することもできる。
また、光スポットが所望の記録トラックを走査しているかどうかも識別信号28を再生することによって判断する。
識別信号28は、図4に示すように各記録トラック(T1、T2、T3、T4の各々)に対して別個に設けられている。
また、図5や図6は、差動増幅器10の出力側に得られるトラッキングエラー信号を示しており、グルーブ部からのトラッキングエラー信号は、極性反転部11で反転された後トラッキング制御部12に入力され、トラッキング制御部12は、極性反転部11で反転された信号に基づいて制御を行う。
以下、上記の動作を、図7〜図9を参照して光スポットが記録トラックを走査する際の順序に沿って説明する。
光スポットが識別信号28の部分を走査すると、その時読取られた信号から識別信号28であることが認識され(S101)、セクタの先頭であることが認識され、タイマーがリセットされる(S102)。
次に、ミラー部31の走査が始まる前に(S103)、トラッキング制御部12は、トラッキング制御をホールドし(S104)、ミラー部31の走査が始まると(S105)、そのときのトラッキングエラー信号TE31をオフセットを表すものとして保持する(S106)。なお、ミラー部31内の特定の位置を走査したときのトラッキングエラー信号TE31をオフセットを表す値FSとして保持してもよく、ミラー部31の走査開始から終了までのトラッキングエラー信号TE31の平均値を求めてこれをオフセットを表す値FSとして保持することとしても良い。
R部30の走査が始まると(S107)、もしも現在走査している記録トラックが記録トラックT2又はT4であれば(S108でYES)、トラッキング制御部12は、そのときのトラッキングエラー信号TE30からオフセットFSを引いたものがゼロになるようにトラッキング制御を行う(S109)。もしも現在走査している記録トラックが記録トラックT1又はT3であれば(S108でNO)、トラッキング制御部12は、トラッキング制御をホールドする(S110)。
R部30から通常部32に移行すると(S111でYES)、もしも現在走査している記録トラックが記録トラックT2又はT4であれば(S112でYES)、トラッキング制御部12は、移行直後のトラッキングエラーTE32を基準値TE32rとして保持する(S113)。そしてその後は通常部32を走査中は、トラッキング制御部12は、トラッキングエラー信号TE32が基準値TE32rに等しくなるように(或いはできるだけ近い値に保たれるように)トラッキング制御を行う(S114)。ステップS112で現在走査している記録トラックがT1又はT3であると(S112でNO)、トラッキング制御部12は、トラッキング制御をホールドする(S115)。
L部30の走査が始まると(S116)、もしも現在走査している記録トラックが記録トラックT1又はT3であれば(S117でYES)、トラッキング制御部12は、そのときのトラッキングエラー信号TE29からオフセットFSを引いたものがゼロになるようにトラッキング制御を行う(S118)。もしも現在走査している記録トラックが記録トラックT2又はT4であれば(S117でNO)、トラッキング制御部12は、トラッキング制御をホールドする(S119)。
L部29から通常部32に移行すると(S120)、もしも現在走査している記録トラックが記録トラックT1又はT3であれば(S121でYES)、トラッキング制御部12は、移行直後のトラッキングエラーTE32を基準値TE32rとして保持する(S122)。そしてその後は通常部32を走査中は、トラッキング制御部12は、トラッキングエラー信号TE32が基準値TE32rに等しくなるように(或いはできるだけ近い値に保たれるように)トラッキング制御を行う(S123)。ステップS120で現在走査している記録トラックがT1又はT3であると(S121でNO)、トラッキング制御部12は、トラッキングエラー信号TE32が保持されている(ステップS113で保持された)基準値TE32rに等しくなるように(或いはできるだけ近い値に保たれるように)トラッキング制御を行う(S123)。このトラッキング制御(S123)は次のセクタの先頭が検出されるまで(S101)続けられる。
以上のように、上記の例では、識別信号28によって走査のタイミングを同期させ、ミラー部31に突入するタイミングではトラッキング制御をホールドさせ、ミラー部31を通過中にオフセット信号の抽出を行い、トラキング制御部12での演算処理にてトラッキングエラー信号のオフセット成分を補正する。次にL部29及びR部30を通過中に得られるトラッキングエラー信号TE29、TE30を用いて、追従すべき記録トラック(T1、T2、T3、T4のいずれか)からのオフトラック成分を補正する。L部29及びR部30を通過後は、オフセット成分及びオフトラック成分が補正されたトラッキングエラー信号の制御値A1〜A4を用いてトラッキング制御が行われる。
上記の実施の形態1によれば、グルーブ部23及びランド部24に部分的にL部29及びR部30を設けることで、グルーブ部23及びランド部24ともに複数本の記録トラックを設けて光スポットを記録トラックに沿って走査させることができる。このため、光ディスクの半径方向の記録密度を向上させることができる。
尚、実施の形態1のトラッキング制御は、グルーブ部23もしくはランド部24の通常部32及とL部29及びR部30で検出されるトラッキングエラー信号に基づいて行うようにしたが、L部29もしくはR部30で検出されるトラッキングエラー信号に基づいて行い、通常部32ではトラッキング制御をホールドする所謂サンプリングサーボの方式としてもよい。
更に、実施の形態1の光ディスクでは、グルーブ部23及びランド部24にそれぞれ2本の記録トラックを設けたが、これを3本以上としてもよい。
更にまた、実施の形態1の光ディスク及び光ディスク装置では、光ディスクのグルーブ部及びランド部の両方の複数本の記録トラックを設けたが、グルーブ部もしくはランド部のどちらか一方にのみ複数本の記録トラックを設けても良い。この場合には、図1における光ディスク装置の極性反転部11は不要となる。
更にまた、実施の形態1の光ディスク及び光ディスク装置では、光ディスクのグルーブ部23及びランド部24に部分的にL部29及びR部30を設け、更にミラー部31を設け、L部29及びR部30を通過した際に、目標とする記録トラックからのオフトラック補正をより正確に行うようにし、更にミラー部31を通過した際に、トラッキングエラー信号に発生するオフセット信号を補正するようにしたが、単純に通常部32のみからなる光ディスク構造、あるいは通常部32とミラー部31を有する光ディスク構造において、光ディスク装置でトラッキング制御を行うことも可能である。この場合、A1〜A4の値としては予め定められた固定値を用い、通常部32を走査中のトラッキングエラー信号がそれらの値に維持されるように(それらの値にできるだけ近い値に維持されるように)トラッキング制御を行うようにしても良く、トラックを横方向にトラバースしたときのトラッキングエラー信号のピーク値、ボトム値を検出し、それに対して所定の係数をかけたものをA1〜A4の値として、通常部32を走査中のトラッキングエラー信号がそれらの値に維持されるように(それらの値にできるだけ近い値に維持されるように)トラッキング制御を行うようにしても良い。
上記の例では、グルーブ部が部分的に径方向に拡大した箇所を有するが、ランド部が部分的に径方向に拡大した部分を有するようにしても良い。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2における光ディスクのグルーブ部及びランド部の構成を示す図である。
図10において、図4と同一箇所もしくは相当箇所には同一符号を付している。SEはL部29と、R部30と、短い通常部32とを有するトラッキングエラー信号抽出部であり、通常部32のみから成り、データの記録再生に用いられるデータ記録部DRとは、ミラー部31によって分離されて配置されている。
トラッキングエラー信号抽出部SEとデータ記録部DRの間に位置するミラー部31は、トラッキングエラー信号抽出部SEと識別信号28の間に位置するミラー部31とは別個のものである。
図10の構成では、光スポットがトラッキングエラー信号抽出部SEを通過している期間のみ、トラッキングエラー信号に基づいて、該トラッキングエラー信号の値をゼロにするように(ゼロに近づけるように)駆動部21に対する信号を変化させる制御を行い、データ記録部DRでは、トラッキング制御をホールドする所謂サンプリングサーボの方式で行われる。
尚、実施の形態2のトラッキング制御は、トラッキングエラー信号抽出部SEを通過する期間のみのトラッキングエラー信号に基づいてサンプリングサーボ方式で行うようにしたが、データ記録部DR内の通常部32で検出されるトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を行うようにしてもよい。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3における光ディスクのグルーブ部とランド部の構造を、トラッキングエラー信号とともに示す図である。図11において、図5と同一箇所もしくは相当箇所には同一符号を付している。
34はグルーブ部23及びランド部24のそれぞれ丁度中央に設けられた熱遮断溝である。記録トラックT1とT2、及びT3とT4はそれぞれ同じ平面内にあるため、記録時の熱が隣接する記録トラックに拡散して、隣接するトラックの記録マークの品質に影響を与える場合が想定される。熱遮断溝34は記録時の熱が隣接する記録トラックへ拡散するのを防ぐように作用する。尚、熱遮断溝34の存在はグルーブ部23とランド部24の幅で決まる周期的なトラック構造に対して、半分の周期を有するトラック構造を与えることになる。この半分の周期、すなわちグルーブ部やランド部の幅の半分の幅が、半導体レーザ3の波長と対物レンズ7の開口数によって決定される回折限界値よりも小さく設定されれば、熱遮断溝34は光学的には検出されないので、トラッキングエラー信号の波形は図5のそれと変わらず、上述したトラッキング制御へ与える影響はない。
本発明の実施の形態1による光ディスク装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における光ディスクのグルーブ部とランド部の配置の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における光ディスクの記録トラックおよびセクタの配置の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における光ディスクのグルーブ部とランド部の形状の詳細の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における光ディスクのグルーブ部とランド部での記録トラックとトラッキングエラー信号の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における光ディスク1のL部29及びR部30とトラッキングエラー信号の関係を示す図である。 実施の形態1の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における光ディスクのトラッキングエラー抽出部の配置の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態3における光ディスクのグルーブ部とランド部での記録トラックとトラッキングエラー信号の関係を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク、 22 システムコントロール部、 23 グルーブ部、 24 ランド部、 29 L部、 30 R部、 31 ミラー部、 32 通常部、 34 熱遮断溝、 DR データ記録部、 SE トラッキング信号抽出部。

Claims (27)

  1. 円周上に形成されたグルーブ部と該グルーブ部の間のランド部の両方に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめることで情報の記録を行う光ディスク媒体において、
    グルーブ部とランド部の幅が互いに略等しく情報の記録が行われる情報記録部と、グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつグルーブ部又はランド部が径方向内側又は外側に拡大した箇所を有することを特徴とする光ディスク媒体。
  2. 円周上に形成されたグルーブ部を有し該グルーブ部の間の箇所に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめることで情報の記録を行う光ディスク媒体において、
    記録が行われる情報記録部と、前記情報記録部とは幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所を有することを特徴とする光ディスク媒体。
  3. 円周上に形成されたグルーブ部と該グルーブ部の間のランド部の両方に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめることで情報の記録を行う光ディスク媒体において、
    グルーブ部とランド部の幅が互いに略等しく情報の記録が行われる情報記録部と、グルーブ部とランド部の幅が部分的に略等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した信号抽出部とを有することを特徴とする光ディスク媒体。
  4. 円周上に形成されたグルーブ部を有し該グルーブ部の間の箇所に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめることで情報の記録を行う光ディスク媒体において、
    記録が行われる情報記録部と、前記情報記録部とは部分的にグルーブ部の幅が異なりかつ径方向内側又は外側に拡大した信号抽出部とを有することを特徴とする光ディスク媒体。
  5. 円周上に形成されたグルーブ部と該グルーブ部の間のランド部の両方を情報記録部とし、該情報記録部に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめる光ディスク媒体に情報の記録を行う光ディスク装置において、
    上記情報記録部は、グルーブ部とランド部の幅が略等しく、該グルーブ部と該ランド部の両方にそれぞれ複数の記録トラックを形成して記録再生を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 円周上に形成されたグルーブ部を有し該グルーブ部の間の箇所を情報記録部とし、該情報記録部に光ビームの照射により局所的光学定数変化、もしくは物理的形状変化を生じせしめる光ディスク媒体に情報の記録を行う光ディスク装置において、
    上記情報記録部に複数の記録トラックを形成して記録再生を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項1に記載の光ディスク媒体を記録再生する光ディスク装置であって、
    該情報記録部の該グルーブ部と該ランド部の両方にそれぞれ複数の記録トラックを形成して記録再生を行い、前記グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつグルーブ部又はランド部が径方向内側又は外側に拡大した箇所にてトラッキングエラー信号を抽出する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項2に記載の光ディスク媒体に記録再生する光ディスク装置であって、
    該情報記録部に複数の記録トラックを形成して記録再生を行い、前記グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつグルーブ部又はランド部が径方向内側又は外側に拡大した箇所にてトラッキングエラー信号を抽出することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項3に記載の光ディスク媒体に記録再生する光ディスク装置であって、
    該情報記録部の該グルーブ部と該ランド部の両方にそれぞれ複数の記録トラックを形成して記録再生を行い、該信号抽出部にてトラッキングエラー信号を抽出することを特徴とする光ディスク装置。
  10. 請求項4に記載の光ディスク媒体に記録再生する光ディスク装置であって、
    該情報記録部に複数の記録トラックを形成して記録再生を行い、該信号抽出部にてトラッキングエラー信号を抽出することを特徴とする光ディスク装置。
  11. 請求項1又は請求項3に記載の光ディスク媒体において、該グルーブ部と該ランド部が延在する方向に、該情報記録部の該グルーブ部及び該ランド部のそれぞれに該グルーブ部及び該ランド部の幅よりも充分小さな幅の溝が形成されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  12. 請求項2又は請求項4に記載の光ディスク媒体において、該グルーブ部が延在する方向に、該情報記録部に該グルーブ部の幅よりも充分小さな幅の溝が形成されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  13. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光ディスク媒体において、グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所、もしくは情報記録部とは幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所、もしくは情報記録部とは部分的にグルーブ部の幅が異なりかつ径方向内側又は外側に拡大した信号抽出部が、上記光ディスク媒体上に集光照射された光スポットの走査する方向に対して、左右のどちらか一方の側にのみ設けられていることを特徴とする光ディスク媒体。
  14. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光ディスク媒体において、グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所、もしくは情報記録部とは幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所、もしくは情報記録部とは部分的にグルーブ部の幅が異なりかつ径方向内側又は外側に拡大した信号抽出部が、上記光ディスク媒体上に集光照射された光スポットの走査する方向に対して、左右の両方にかつ走査する方向において異なる位置に配置されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  15. 請求項1に記載の光ディスク媒体において、該グルーブ部と該ランド部が延在する方向にミラー箇所が配置されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  16. 請求項2に記載の光ディスク媒体において、該グルーブ部が延在する方向にミラー箇所が配置されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  17. 請求項3に記載の光ディスク媒体において、該グルーブ部と該ランド部が延在する方向にミラー箇所が配置されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  18. 請求項4に記載の光ディスク媒体において、該グルーブ部が延在する方向にミラー箇所が配置されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  19. 請求項9に記載の光ディスク装置であって、
    該情報記録部の該グルーブ部と該ランド部から得られるトラッキングエラーに基づいてトラッキング制御を行い、該信号抽出部から得られるトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御のオフセット補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  20. 請求項10に記載の光ディスク装置であって、該情報記録部から得られるトラッキングエラーに基づいてトラッキング制御を行い、該信号抽出部から得られるトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御のオフセット補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  21. 請求項9又は請求項10に記載の光ディスク装置であって、該信号抽出部から得られるトラッキングエラー信号に基づいてサンプリングによるトラッキング制御を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  22. 請求項15に記載の光ディスク媒体を記録再生する光ディスク装置であって、
    前記該情報記録部の該グルーブ部と該ランド部から得られるトラッキングエラーに基づいてトラッキング制御を行い、前記グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつグルーブ部又はランド部が径方向内側又は外側に拡大した箇所から得られるトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御のオフセット補正を行い、
    前記ミラー箇所から得られる信号によって前記トラッキングエラー信号のオフセット成分の補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  23. 請求項16に記載の光ディスク媒体を記録再生する光ディスク装置であって、
    前記情報記録部から得られるトラッキングエラーに基づいてトラッキング制御を行い、前記情報記録部とは幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所から得られるトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御のオフセット補正を行い、
    前記ミラー箇所から得られる信号によって前記トラッキングエラー信号のオフセット成分の補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  24. 請求項15に記載の光ディスク媒体を記録再生する光ディスク装置であって、
    前記該情報記録部の該グルーブ部と該ランド部から得られるトラッキングエラーに基づいてトラッキング制御を行い、前記グルーブ部とランド部の幅が部分的に等しくなくかつグルーブ部又はランド部が径方向内側又は外側に拡大した箇所から得られるトラッキングエラー信号に基づいてサンプリングによるトラッキング制御を行い、
    前記ミラー箇所から得られる信号によって前記トラッキングエラー信号のオフセット成分の補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  25. 請求項16に記載の光ディスク媒体を記録再生する光ディスク装置であって、
    前記情報記録部から得られるトラッキングエラーに基づいてトラッキング制御を行い、前記情報記録部とは幅が部分的に等しくなくかつ径方向内側又は外側に拡大した箇所から得られるトラッキングエラー信号に基づいてサンプリングによるトラッキング制御を行い、
    前記ミラー箇所から得られる信号によって前記トラッキングエラー信号のオフセット成分の補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  26. 請求項17に記載の光ディスク媒体を記録再生する、請求項19又は請求項21に記載の光ディスク装置であって、該ミラー箇所から得られる信号によって前記トラッキングエラー信号のオフセット成分の補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  27. 請求項18に記載の光ディスク媒体を記録再生する、請求項20又は請求項21に記載の光ディスク装置であって、該ミラー箇所から得られる信号によって前記トラッキングエラー信号のオフセット成分の補正を行うことを特徴とする光ディスク装置。
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